JPH0920420A - 移送装置 - Google Patents

移送装置

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JPH0920420A
JPH0920420A JP16772995A JP16772995A JPH0920420A JP H0920420 A JPH0920420 A JP H0920420A JP 16772995 A JP16772995 A JP 16772995A JP 16772995 A JP16772995 A JP 16772995A JP H0920420 A JPH0920420 A JP H0920420A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向性部品の位置決めを迅速にすると共に、
移送装置を簡略化して安価な移送装置。 【解決手段】 方向性部品10が移送されて受け部28
に受け入れられた場合には、方向性部品10が磁石36
の磁力線SNに沿って位置決めされる。即ち、磁石36
が方向性部品10を引出して位置決め,維持するので、
従来のように、リニアフィーダー20と移送部材26と
の間に配置されるアクチュエータを不要にでき、そのス
ペースも不要とできると共に、定期点検や調整等のメン
テナンスも不要とできる。従って、方向性部品10の位
置決めを迅速にできると共に、移送装置を簡略化して安
価にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立て作業等の工
程に先立って部品を特定の方向に揃えて次工程へ移送す
る移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品組立ての際に、円形や球形で
なく、特定の方向に揃えて次工程へと送る必要性のある
部品、すなわち、方向性を有する方向性部品を用いる場
合がある。例えばコイルのターミナル(「端子」ともい
う)は略円柱状に形成された軸部と、この軸部へ同軸的
に大径の頭部が連続し、この頭部からさらに径方向外方
に向かって突設された軸部の直径よりも短い幅の凸部と
を有する。この方向性部品は、組付け時に凸部を所定方
向に向かせた状態で組付ける必要があるため、パーツフ
ィーダー内へ凸部が略搬送方向側に向く状態で多数の方
向性部品を列状に載せて上流側から下流側へと移送する
移送装置が用いられる場合がある。
【0003】ところが、パーツフィーダーのガイド内で
方向性部品が回転可能であるため、凸部が下方側の方向
性部品の周面と当接して凸部が移送方向と異なる方向に
向いた状態で移送される。すなわち、方向性部品の凸部
を正確に特定方向に向けて次工程に移送するためには、
パーツフィーダーとこのパーツフィーダーから部品を取
出して方向性部品を位置決めするためのステーションと
の間に空気式アクチュエータ,例えば電磁弁と空気圧シ
リンダを配置して方向性部品を挟持する等の動作で凸部
を所定方向へ向かせ、位置決めしていた。従って、空気
式アクチュエータをパーツフィーダーとステーションと
の間に配置する必要があり、その設置スペースを必要と
すると共に位置決めに時間がかかり、アクチュエータの
定期点検や調整等のメンテナンスを必要としていた。ま
た、アクチュエータの接触により部品に傷が生じないよ
うにアクチュエータの送り力の調整も必要になる。
【0004】なお、磁力吸着により部品を位置決めする
装置も提案されているが、適用部品が棒状に限られると
共に、軸回りの位置決めができなかったり(特開平1−
117121号),位置決めのためには適用部品の端部
のみを磁性体にする必要があった(特開平5−2296
34号,特開平5−92809号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事実を考
慮し、方向性部品の位置決めを迅速にすると共に、移送
装置を簡略化して安価な移送装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移送装置
は、磁性材料で形成された方向性部品を、特定方向へ向
けて次工程へ移送する移送装置であって、移送方向側に
配置され、前記方向性部品を受け入れる受け部と、前記
受け部近傍に配置され、前記方向性部品が前記受け部に
受け入れられた場合に前記方向性部品を磁力線に沿わせ
て位置決めする磁石と、を有することを特徴とする。
【0007】この発明では、方向性部品が受け部に受け
入れられると、磁力で磁力線方向に沿った配置になり位
置決めされて次工程へ移送される。方向性部品は磁力線
に沿った平面上で見た場合に、長手方向が磁力線に沿っ
た方向に配列されるので、突起等を搬送方向へ向けて送
る方向性部品は長手方向であるこの突起の突出方向を搬
送方向へ向けて搬送できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4には、本発明の一実施
形態が示されている。図1は移送装置の要部を示す斜視
図、図2は本実施形態の作用を説明する概略した平面
図、図3は本実施形態の方向性部品を示す図である。
【0009】図1に示される如く、略円柱状の小部品で
ある方向性部品10を移送するための移送装置は、その
上流側(図1の右上方向)に図示しない部品供給部が配
置されており、この部品供給部から直線レール状のリニ
アフィーダー20へ方向性部品10が下流側(矢印A方
向)へと供給される。ここで、方向性部品とは円形や球
形でなく、頭部より幅寸法の小さい突起部を有する部品
を言い、移送装置でこの方向性部品が特定の方向へ向け
て次工程へと送られる。
【0010】図3(A),(B)に示される如く、磁性
材料としての軟鋼材料で形成された方向性部品としての
コイルの端子,すなわち方向性部品10は、軸部12の
一端側(図3BのUP方向)に中空大径部13が同軸的
に連結されている。この大径部13の先端には径方向外
方に向かって突設された板状頭部14とこの頭部14か
らさらに特定方向の径方向外方に向かって突設された突
起部としての略T字状凸部16が形成されている。即
ち、方向性部品10は、図3Aの平面形状において円形
ではない異形形状であり、頭部14から半径方向(図3
のW1方向)へ凸部16が延設され、長手方向(W1方
向)の寸法が幅方向(W2方向)の寸法である頭部14
の直径D1よりも凸部16の長さD3分だけ長く形成さ
れている。凸部16の幅D2は頭部14の直径D1より
も小さく形成されている。方向性部品10は、頭部14
の軸心から凸部16の幅方向中央を通った対称軸(図3
の対称軸線PL)を中心として線対称に形成されてい
る。また、この方向性部品10は組立工程の都合上、凸
部16を前方へ向けて搬送するようになっている。
【0011】図1に示される、リニアフィーダー20
は、図示しない支持部材により支持され,方向性部品1
0を移送方向(図1の矢印A方向)である上流側から下
流側へ向かって送る略T字形の送り溝22が直線状に形
成されている。この送り溝22は、その移送方向Aと直
交する方向の幅寸法が方向性部品10の大径部13の外
径D4(図3B参照)より若干だけ長くなるように形成
されている。また、リニアフィーダー20の送り溝22
上部(図1の矢印UP方向)両端には、方向性部品10
の頭部14を受け入れる浅いガイド部24が送り溝22
に沿って形成されている。このガイド部の上面に方向性
部品10の頭部14が載置され図示しない部品供給部か
ら方向性部品10が順次下流側へと送られることにより
方向性部品10が送り溝22に沿って移送される。方向
性部品10は、上流側から押し込まれることにより順次
矢印A方向へと送られるが、リニアフィーダー20を傾
斜させて方向性部品10を自重で矢印A方向へ送る等の
他の送り手段を用いてもよい。なお、図1に示される如
く、方向性部品10がガイド部24に載置された状態で
は、方向性部品10の頭部14上面とリニアフィーダー
20の上面とが面一にすなわち、同一高さになってい
る。また、送り溝22の深さは、方向性部品10の軸心
方向の長さLH(図3B参照)より長くなるか、送り溝
22がリニアフィーダー20を貫通して軸部12の下部
がリニアフィーダー20の下方向へ突出している。
【0012】リニアフィーダー20の移送方向側には、
金属,合成樹脂等の非磁性体で形成された切離しユニッ
トである円柱状の移送部材26が配置されている。この
移送部材26の上部(図1の矢印UP方向)には受け部
28が形成されており、この受け部28は方向性部品1
0を受け入れ,位置決め保持するようになっている。
【0013】受け部28は軸心が垂直とされた円柱形で
あり、係合溝30および浅溝状のガイド部32が形成さ
れており、この係合溝30およびガイド部32はリニア
フィーダー20の送り溝22およびガイド部24と略同
一の縦断面形状とされている。受け部28は、リニアフ
ィーダー20から移送されてくる方向性部品10を受け
入れ易くするために、図示位置ではこのガイド部32が
リニアフィーダー20のガイド部24と同じ高さに配置
されている。また、図1に示される如く、方向性部品1
0がリニアフィーダー20から移送部材26へ移動する
際、方向性部品10の頭部14がガイド部24と32と
に跨がるように、移送部材26はリニアフィーダー20
に対して近接して配置されるべく、受け部28は平面形
状において外部一部が接線方向と平行に切欠かれた切除
部28Aを有し、この切除部28Aがリニアフィーダー
20の端面20Aへ接近している。さらに、係合溝30
は受け部28の周面から軸心までに亘って形成され、半
円弧面である端縁31で終端して図4に示されるように
大径部13の1/2外周と接するようになっている。ガ
イド部32は受け部28の外周から略中央にかけては同
一幅であるが、先端は移送方向(矢印A方向)に向かっ
て略3角形状の先細り状になるように幅狭部32Aが形
成されている。受け部28に引き込まれてきた方向性部
品10の凸部16がこの幅狭部32Aに予め干渉される
ことにより大径部13と端縁31との衝突が緩衝され
る。また、凸部16が幅狭部32Aに干渉されているこ
とにより、移送部材26の移動時の方向性部品10の回
転によるズレを防ぐ。
【0014】ガイド部32の上面に方向性部品10の頭
部14が載置されて移送される。なお、係合溝30,ガ
イド部32の幅寸法,深さ寸法は、リニアフィーダーの
送り溝22,ガイド部24と同一である。
【0015】図4に示されるように、係合溝30の端縁
31の移送方向側で方向性部品10が送られてきた場合
に、方向性部品10の大径部13に対応する位置に段付
穴34が形成されている。この断面円形の段付穴34は
端縁31から受け部28の周面へ抜けるように受け部2
8の放射方向へ移送方向に沿って直線状に形成され、受
け部28の頂面よりも若干だけ下側(矢印UP方向と逆
方向)の位置に形成されている。また、段付穴34は、
端縁31側の小径部38Aと大径部38Bとが同心状に
連通されており、大径部38Bは例えば直径4ミリメー
トルよりも若干だけ径大に形成されている。小径部38
Aの長さは、大径部38Bに比べて短くなっている。
【0016】大径部38B内には、その小径部38A側
に円柱形状の永久磁石(以下単に「磁石」という)36
が配置されている。即ち、磁石36は、小径部38Aの
長さだけ移送方向側(矢印A方向)に配置されている。
また、小径部38Aは、磁石36の磁力が強すぎて方向
性部品10が位置決めされる前に磁石36に付くのを防
ぐものである。
【0017】磁石36は、この実施形態では直径4ミリ
メートル,長さ4ミリメートル程度に形成されており、
受け部28の周面側から大径部38B内に挿入される。
磁石36の長さは大径部38Bよりも短く、磁石36の
一端を小径部38A側の端縁に当接させるように受け部
28の周面側から大径部38B内にその一部が挿入され
た図4に示すセットビス40で磁石36を固定する。な
お、磁石36の取付構造は、圧入等であってもよい。
【0018】なお、本実施形態の磁石36は永久磁石の
例であるが、電磁式を用いてもよい。また、本実施形態
では、磁石36が方向性部品10の移送方向に沿って直
線位置に配置された例であるが、磁石36は方向性部品
10の凸部16を別の方向へ向ける場合には、その方向
に配置するように取付を変更すればよい。また、磁石3
6の設置位置は図4に示されるように段付穴34内に配
置された方向性部品10の移送方向前方であるが、横方
向等の他の場所であってもよく、また使用個数も複数で
あってもよい。
【0019】移送部材26は、下端部に設けられた図示
しない水平軸(矢印A方向と平行)を介してモータ等の
駆動源へ連結され、移送方向Aに対して直交する面内
(図1の矢印RL方向)で回転されて図1の部品受取位
置から,部品取出し位置へ移動して方向性部品10が次
工程のために受け部28から取出される。この部品取出
し位置への移動は図1の状態から水平方向等の他の方向
へ移動するものであってもよい。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。図示
しない部品供給部からリニアフィーダー20へ方向性部
品10が順次送られることにより方向性部品10は凸部
16が移送方向側に向いた状態で送り溝22に沿って移
送される。この移送は、方向性部品10が上流から下流
へと押圧されることにより行われる。従って、図1,2
に示される如く、上流側の方向性部品10の凸部16が
下流側の方向性部品10の頭部14の外周と当接変位し
て凸部16が移送方向から若干ずれた方向に向いた状態
(移送方向に対して±15°程度のずれ)で移送され
る。
【0021】上流側の方向性部品10に押圧されて受け
部28まで移送されてリニアフィーダー20の端にある
方向性部品10は、さらに押されて,又は磁石36の磁
力により吸引されて係合溝30へと移動する。この場
合、方向性部品10は凸部16が移送方向側に向いた状
態となっており、かつ、凸部16の方向(図3のW1方
向)がこの方向と直交する方向(図3のW2方向)より
長く形成されているので、図2に示されるように、凸部
16が磁力線SNに倣う状態即ち方向性部品10の移送
方向(図2のA方向)の方向と同一方向に向かう状態と
なる。この場合の位置決め精度は移送方向に対して±
0.5°程度の誤差に収まる。
【0022】本実施形態の方向性部品10は強磁性体と
しての軟鋼を磁性材料としているので、弱い磁界でも容
易に磁化されうる。また、この磁気双極子となった方向
性部品10は、磁界の中では、磁気誘導されて磁石36
に引きつけられると共に、方向性部品10は磁界の向き
に沿うまで偶力が作用して軸部12の軸心を中心として
回転する。本実施形態では、方向性部品10が円柱状に
形成され半円弧状の端縁31内に配置されているので、
磁界の影響を受けた場合に、方向性部品10が回転し易
く容易に方向が変えられる。
【0023】なお、移送部材26が図示しない水平軸で
移送方向Aに対して直交する方向(図1の矢印RL方
向)へ回転されても、移送部材26に保持された方向性
部品10は、方向性部品10に磁力又は磁力線が作用し
ているので、クランプ効果があり受け部28から離脱し
て落下したり、位置がズレたれすることがない。この回
転後に、図示しない部品圧入位置で方向性部品10が一
定の方向性をもって組付けられる。即ち、部品圧入位置
において、方向性部品10の大径部38Bの中空部に対
向して図示しないコイルの軸材の突起が位置され、移送
部材26が移動することより中空部内に突起が圧入され
る。
【0024】本実施形態においては、磁石36が方向性
部品10を位置決め,維持するので、従来のように、パ
ーツフィーダー20と移送部材26との間に配置される
方向性部品10の凸部16を所定方向へ向かせ凸部16
等を挟持して位置決めするためのアクチュエータを不要
にでき、そのスペースも不要とできると共に、定期点検
や調整等のメンテナンスも不要とできる。従って、本実
施形態においては、方向性部品10の位置決めを迅速に
できる共に、移送装置を簡略化することにより設備投資
を軽減でき、移送装置が安価になる。
【0025】なお、上記実施形態の方向性部品10は、
円形の頭部14から突設された凸部16を形成した例で
あるが、方向性部品はこれに限定されず、幅寸法と長さ
寸法が異なる例えば平面形状が矩形,三角形,長円形等
であれば適用できる。磁石36の形状は、本実施形態の
円柱形状に限定されず、角柱形状等の他の形状であって
も、同様に適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、方向性部品の位置決めを迅速にすると共に、移送装
置を簡略化して安価にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る移送装置の要部を示
す斜視図である。
【図2】図1の方向性部品の移送状態を示す概略平面図
である。
【図3】本実施形態に係る移送装置により移送される方
向性部品を示し、(A)は平面図,(B)は側面図であ
る。
【図4】方向性部品の位置決めされた状態を示す図1の
IV−IV線に相当する断面図である。
【符号の説明】
10 方向性部品 28 受け部 36 磁石 SN 磁力線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料で形成された方向性部品を、特
    定方向へ向けて次工程へ移送する移送装置であって、 移送方向側に配置され、前記方向性部品を受け入れる受
    け部と、 前記受け部近傍に配置され、前記方向性部品が前記受け
    部に受け入れられた場合に前記方向性部品を磁力線に沿
    わせて位置決めする磁石と、 を有することを特徴とする移送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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