JPH0920540A - 高流動コンクリート配合組成物 - Google Patents

高流動コンクリート配合組成物

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JPH0920540A
JPH0920540A JP16494995A JP16494995A JPH0920540A JP H0920540 A JPH0920540 A JP H0920540A JP 16494995 A JP16494995 A JP 16494995A JP 16494995 A JP16494995 A JP 16494995A JP H0920540 A JPH0920540 A JP H0920540A
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JP
Japan
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reducing agent
shrinkage reducing
group
concrete
cement
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JP16494995A
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English (en)
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Tsutomu Yamakawa
勉 山川
Hiromi Osaki
浩美 大崎
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/40Compounds containing silicon, titanium or zirconium or other organo-metallic compounds; Organo-clays; Organo-inorganic complexes
    • C04B24/42Organo-silicon compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/20Resistance against chemical, physical or biological attack
    • C04B2111/29Frost-thaw resistance
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料分離抵抗性に優れ、乾燥収縮が少なく、
しかも凍結融解抵抗性に優れ、防水性にも優れた高流動
コンクリートを提供する。 【構成】 増粘剤として、非イオン性セルロースエーテ
ル、微生物発酵多糖類およびアクリル系増粘剤から選ば
れる1種または2種以上を用い、また、収縮低減剤とし
て、末端変性ポリオキシアルキレン化合物及び/又はポ
リオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを添加
した高流動コンクリート配合組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート打設の
際、バイブレーターなどによる振動締固めをすることな
く、打設が可能な高充填性、流動性を有し、しかも、材
料分離、材料沈降が少なく、乾燥収縮によるひび割れが
少なく、防水性に優れ、かつ耐凍害性に優れた高品質、
高耐久性コンクリート構造体を構築し得る高流動コンク
リート配合組成物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリートは、砂利、砂などの
骨材にセメント結合材と水、更に必要に応じて減水剤、
AE剤などの混和剤を添加して攪拌混合することにより
製造される。このような材料組成のコンクリートを複雑
な部位に打設(充填)しようとする時には、コンクリー
トを隅々まで行きわたらせるためにバイブレーター、突
き棒などによる締固めの工程が必要であった。この作業
は熟練を要し、その熟練度や施工方法によってできるコ
ンクリート構造体の品質が左右されていた。
【0003】この工程を省き、締固め不要のコンクリー
トとするために流動化剤又は減水剤を多量に添加し、高
流動化することが考えられ、既に実用化されている。こ
のコンクリートは、材料分離(骨材とセメントペース
ト、モルタルの分離)、材料沈降(骨材の沈降)を抑制
するために、特公平3−237049号公報に開示され
ているように、セメント結合材などの粉体量を500k
g/m3 程度以上とすること、特公平5−147995
号公報のようにいわゆる増粘剤(分離低減剤)を用いる
などの改良がなされている。
【0004】これら高流動コンクリートは、一般に、セ
メントペースト量、モルタル量が多いので、乾燥収縮が
大きく、硬化体にひび割れが発生する場合がある。これ
が高流動コンクリートの欠点となる場合もあり、これら
の高流動コンクリートを用い、意匠上の点から打放しコ
ンクリートとする場合に外観上、特に問題となる場合が
多い。また、高粉体系高流動コンクリートのように粉体
量を多くした場合、発熱を抑えるために高炉スラグ微粉
末などが併用される。しかし、高炉スラグ微粉末を添加
すると、乾燥収縮はさらに大きくなる傾向にある。
【0005】この乾燥収縮を小さくするためには、いわ
ゆる低級アルコールアルキレンオキシド付加物や、ポリ
エーテルなどを主成分とする収縮低減剤が有効である。
しかし、これらの中にはコンクリートに対する消泡効果
をもつものもあるので、これらの収縮低減剤の添加によ
ってコンクリートの含有空気量が低下し、凍結融解抵抗
性などの耐久性が低下する場合があった。
【0006】また、耐久性を高めるための重要な手段の
ひとつとして、外部からの水分侵入を防ぐことが挙げら
れる。この対策として、防水剤を塗布し、コンクリート
表面に防水層をつくることが挙げられる。このような防
水剤としてアルコキシシラン類やオルガノポリシロキサ
ンを塗布する方法が開示されている(特開平1−160
886号公報、特開平2−16186号公報及び特開平
2−150477号公報)。
【0007】これらの方法は防水層がコンクリートの表
面にごく薄く存在するだけなので、塗布してしばらくの
間は防水効果があるが、時間の経過によって防水性が低
下してしまうという欠点がある。このため、内添型防水
剤としてこれらのアルコキシシラン類やオルガノポリシ
ロキサンを使用することも考えられる。しかし、これら
の内添型防水剤の使用によって、防水性は確保できるが
圧縮強度が低下するという新たな欠点が生まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、高流動
コンクリートにおいて、流動性が高く、分離防止効果を
保ち、耐久性を維持しつつ、乾燥収縮を小さくすること
は困難な技術であった。したがって、本発明の目的は、
乾燥収縮が少なく、分離低減効果に優れ、しかも防水効
果に優れた締固め不要コンクリートを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、高流動コンクリート配合組成物
であって、セメントなどの水硬性粉体物質、骨材、水、
ならびに高性能減水剤、高性能AE減水材、AE減水
剤、AE剤などから選ばれる1種又は2種以上の混和剤
を含有するコンクリートに、増粘剤及び収縮低減剤を必
須成分として含有することを特徴とする。さらに請求項
2に記載の発明は、高流動コンクリート用収縮低減剤で
あり、末端に加水分解性基を有した末端シリル変性ポリ
オキシアルキレン化合物であって、後述する一般式
(1)で示される化合物からなる。請求項3に記載の発
明は、高流動コンクリート用収縮低減剤であり、ポリオ
キシアルキレン変性オルガノポリシロキサンであって、
後述する一般式(2)で示される化合物からなる。請求
項4に記載の発明は、請求項1に記載の高流動コンクリ
ート配合組成物において、収縮低減剤が請求項2の収縮
低減剤と請求項3の収縮低減剤であることを特徴とす
る。
【0010】この高流動コンクリート配合組成物は、増
粘剤として非イオン性セルロースエーテル、微生物発酵
多糖類及びアクリル系増粘剤から選ばれる1種又は2種
以上を含み、収縮低減剤として末端変性ポリオキシアル
キレン化合物及び/又はポリオキシアルキレン変性オル
ガノポリシロキサンが添加された、流動性の指標である
スランプフロー値が45〜80cmのコンクリートであ
る。
【0011】高充填性・高流動性及び材料分離の少ない
コンクリートを得るためには、非イオン性セルロースエ
ーテル、微生物発酵多糖類又はアクリル系などの増粘剤
を添加し、系全体の粘性を上げることが必要である。増
粘剤の好ましい添加量は、コンクリート1m3 当たり、
0.010kg〜3kgである。増粘剤の種類及びコン
クリート配合などによって、増粘剤の好ましい添加量は
異なる。
【0012】この非イオン性セルロースエーテルとして
は、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロー
ス及びヒドロキシアルキルアルキルセルロースが挙げら
れる。アルキルセルロースとしては、例えば、メチルセ
ルロース(MC)などが用いられる。ヒドロキシアルキ
ルセルロースとしては、例えば、ヒドロキシエチルセル
ロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(H
PC)などが用いられる。ヒドロキシアルキルアルキル
セルロースとしては、例えば、ヒドロキシエチルメチル
セルロース(HEMC)、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルエチルセルロ
ース(HEEC)などが用いられる。これらの中で、ヒ
ドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルアル
キルセルロースが特に好ましい。
【0013】これらは1種又は2種以上の混合物として
使用することができる。また、その粘度は特に限定され
ないが、1%粘度が100〜50,000cPであるこ
とが望ましい。粘度が100cP以下では必要なレオロ
ジー特性が得られない。また、50,000cP以上は
経済的に工業的生産が困難である。
【0014】また、微生物発酵多糖類としては、ウエラ
ンガム、ラムザンガム、ジェランガム、キサンタンガ
ム、プルラン、カードラン、エルシナン、デキストラ
ン、スクレログルカン、シゾフィラン、スクシノグルカ
ン、ヒアルロン酸、レバン、アセタン、ムタン、ニゲラ
ンなどが挙げられる。これらの中で、特に好ましいの
は、菌体番号Alcaligenes ATCC 31555の菌種によって産
出するウエランガム(Welan gum) 、菌体番号Alcaligene
s ATCC 31961の菌種によって産出するラムザンガム(Rha
msan gum) 、菌体番号Pseudomonas ATCC 31461の菌種に
よって産出するジェランガム(Gellan gum)、β−1,3
グルカンであるカードランである。
【0015】さらに、アクリル系増粘剤としては、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド、スルホン
化ポリアクリルアミドなどが挙げられるが、好ましくは
スルホン化ポリアクリルアミドである。
【0016】一方、乾燥収縮、凍結融解抵抗性、防水性
を満足する高流動コンクリート配合組成物を得るため
に、本発明者らは鋭意検討した結果、末端に加水分解性
基を有した末端シリル変性ポリオキシアルキレン化合物
又はポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン
化合物を収縮低減剤として添加することが有効であるこ
とを見い出した。すなわち、本発明に好適な収縮低減剤
は、下記の一般式(1)で示される末端シリル変性ポリ
オキシアルキレン化合物、及び/又は、一般式(2)で
示されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキ
サンである。本発明の収縮低減剤の望ましい添加量は、
単位セメント量に対して、0.1%〜20%であり、特
に0.5%〜5%が好ましい。本発明では、一般式
(1)の化合物と一般式(2)の化合物とからなる群か
ら選ばれた1種又は2種以上の化合物を収縮低減剤とし
て用いることができる。
【0017】
【化3】 式中のR1 は炭素数1〜4のアルキル基、R2 は炭素数
1〜10のアルキル基及びアリール基から選ばれる1種
又は複数種の基、R3 は炭素数1〜10のアルキル基及
びアリール基から選ばれる1種もしくは複数種の基、又
は−SiR4 5 6 (R4 〜R6 はそれぞれ炭素数1
〜10のアルキル基及びアリール基から選ばれる1種又
は複数種の基)である。pは1〜3の整数、qは2〜1
0の整数、aは0又は自然数、bは自然数、a+bは1
〜20の整数である。−〔(CH2 CH2 O)a ( CH
2 CH(CH3 )O)b 〕−中の−(CH2CH2 O)
−と−(CH2 CH(CH3 )O)−の配列順序は任意
である。
【0018】
【化4】 (aは0〜4の整数、b及びcは0以上の整数、R15
水素原子、炭素数1〜15の一価炭化水素基もしくはア
シル基)であって、m及びnは0又は正の整数であり、
ポリオキシアルキレン基を1分子中に少なくとも1個有
する。
【0019】一般式(1)で示される末端シリル変性ポ
リオキシアルキレン化合物は、例えば、
【0020】
【化5】
【0021】
【化6】 (上記の各式において、x及びyは1〜10の整数)が
挙げられる。
【0022】本発明では、高い流動性を得るために、混
和剤として減水剤の添加が必須であり、高性能減水剤、
高性能AE減水剤、AE減水剤などが使用できる。この
減水剤としては、高縮合トリアジン系化合物、メラミン
スルホン酸塩のホルマリン縮合物、ポリカルボン酸塩系
誘導体、変性リグニンスルホン酸塩系化合物、アミノス
ルホン酸系高分子化合物、ナフタレンスルホン酸塩のホ
ルマリン縮合物、イソプレン系化合物などが挙げられ
る。増粘剤として非イオン性セルロースエーテルを用い
た場合には、上記の減水剤のうち、高縮合トリアジン系
化合物(NL−4000(ポゾリス物産製))、メラミ
ンスルホン酸塩のホルマリン縮合物(SMF(日産化学
工業製))、ポリカルボン酸塩系誘導体(SP−8S
(ポゾリス物産製))、イソプレン系化合物(ダイナフ
ロー(日本合成ゴム製)が好ましい。減水剤の望ましい
添加量は、単位セメント量に対して、0.1%〜10%
であり、より好ましくは0.5%〜5%である。
【0023】使用される水硬性粉体物質としては、ポル
トランドセメント、混合セメント、特殊セメントなどか
ら選ばれる1種又は2種以上の混合物を挙げることがで
きる。ポルトランドセメントとしては、例えば、普通ポ
ルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸
熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメント、
超早強ポルトランドセメントなどが挙げられる。混合セ
メントとしては、例えば、高炉セメント、シリカセメン
ト、フライアッシュセメントが挙げられる。特殊セメン
トとしては、例えば、アルミナセメント、膨張セメント
が挙げられる。これら水硬性粉体物質として、もっとも
好ましいのは高炉セメント、普通ポルトランドセメン
ト、フライアッシュセメントである。
【0024】本発明による高流動コンクリート配合組成
物の代表的組成を示すと、次の通りである。 高炉セメントB種 250〜600kg/m3 骨材 1600〜1900kg/m3 水 160〜185kg/m3 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.01〜2.0kg/m3 収縮低減剤 0.02〜60 kg/m3 高性能AE減水剤 5〜20 l/m3 AE剤 5〜800g/m3
【0025】また、このうち特に好ましい組成は次の通
りである。 高炉セメントB種 400〜550kg/m3 骨材 1500〜1800kg/m3 水 165〜180kg/m3 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.05〜0.5kg/m3 収縮低減剤 0.10〜20 kg/m3 高性能AE減水剤 6〜15 l/m3 AE剤 10〜500g/m3
【0026】本発明のコンクリート組成物は、常法に従
って製造することができ、例えば、生コンプラントある
いは現場において、水硬性粉体物質、骨材、水、増粘
剤、収縮低減剤、高性能減水剤などを添加すると共に、
AE剤を添加し、攪拌混合することによって製造され
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の具体的態様を実施例及び比較
例により説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。なお、実施例1〜6及び比較例1〜7において
使用した材料、試験方法などは以下のとおりである。
【0028】まず、本発明のコンクリート配合組成物の
流動性、空気量、材料分離、乾燥収縮率及び凍結融解抵
抗性を調べた。 1.増粘剤 増粘剤として、実施例1及び比較例3、4は非イオン性
セルロースエーテルであるヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースを、比較例2はイオン性セルロースエーテルで
あるカルボキシメチルセルロースを、実施例2は微生物
発酵多糖類であるウエランガムを、実施例3はアクリル
系増粘剤であるスルホン化ポリアクリルアミドをそれぞ
れ0. 05kg/m3 添加したものである。なお、比較
例1は増粘剤を添加しなかった例である。 1)非イオン性セルロースエーテル:ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース(濃度1%の粘度6,500cP、
信越化学工業製、表中HPMCと略す) 2)イオン性セルロースエーテル:カルボキシメチルセ
ルロース(濃度1%の粘度5,000cP、第一工業製
薬製、表中CMCと略す) 3)微生物発酵多糖類:ウエランガム(濃度1%の粘度
4,500cP、ケルコ社製、表中WEと略す) 4)アクリル系増粘剤:スルホン化ポリアクリルアミド
(濃度0.5%の粘度50cP、三共化成工業製、表中
SuPAAmと略す) 2.セメント:高炉セメントB種(日本セメント株式会
社製) 3.細骨材:信濃川産川砂、吸水率1.98%、表乾比
重2.60、粗粒率2.82 4.粗骨材:下濁川産砕石、最大粒径20mm、吸水率
1.88%、表乾比重2.63、粗粒率6.72 5.減水剤:レオビルドSP−8HS(ポリカルボン酸
系、ポゾリス物産製) 6.収縮低減剤:実施例1から3及び比較例2では下記
のように合成した収縮低減剤を10. 0Kg/m3 添加
した。 (合成例)ポリオキシアルキレン類として、末端にアリ
ル基及びブチル基を有し、主鎖が平均分子量約800の
ポリオキシプロピレン96gと、塩化白金酸の触媒溶液
0.05mlとを、攪拌機及び冷却器を備えた300m
lのガララスコに入れ、約90℃に加熱した。次に、水
素ケイ素化合物としてトリメトキシシラン29.2gを
1時間かけて滴下し、90℃で3時間反応させた。残存
するトリメトキシシラン及び他の揮発分を減圧にて留去
し、106.6gの液体を得た。この液体をNMR(核
磁気共鳴装置)を用いて分析したところ、得られた化合
物の末端は主として、(CH3O)3SiCH2CH2CH2O-であること
がわかった。また、比較例4では、 ポリプロピレングリコール、試薬1級、HO(C3H6O)4H を収縮低減剤として10.0kg/m3 添加した。比較
例1、3は収縮低減剤無添加の例である。 7.コンクリート配合: 水セメント比 35.0% 細骨材率 50.0% セメント 500kg/m3 細骨材 790kg/m3 粗骨材 799kg/m3 水 175kg/m3 増粘剤 上記の通り 収縮低減剤 上記の通り 減水剤 表1の通り 8.混練:7.に示された材料のうち、セメントと細骨
材、粗骨材及び増粘剤をパン式強制練りミキサーに入
れ、1分間混合し、次いで、水、減水剤及び収縮低減剤
を入れ、3分間混練後、測定及び硬化体の作製を行なっ
た。 9.スランプフロー:水中不分離性コンクリート・マニ
ュアル、付録1、水中不分離性コンクリートの試験、ス
ランプフロー試験に準じた。(JIS A 1101 コンクリー
トのスランプ試験に準じて行い、5分後の拡がりを測定
した。) 10.乾燥収縮率:JIS A 1129のコンパレーター方法の規
定に従い、試験体の長さを測定した後、20±1℃、60±
5%RHの環境下に保存した。7日間経過後と28日間
経過後に長さを再度測定し、基準長さに対する収縮率を
求めた。 11.凍結融解抵抗性:試験体を材齢14日間、水中標準
養生し、これをJIS A 6204、付属書2コンクリートの凍
結融解試験方法に準じて、凍結融解サイクルを300回
実施した後の相対動弾性係数で示した。 12. 空気量:JIS A 1128、まだ固まらないコ
ンクリートの空気量の圧力による試験方法に準じて測定
した。以上の結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】実施例1〜3及び比較例2は、6.の合成
例に示した本発明の収縮低減剤を添加した高流動コンク
リートである。比較例1,3は、収縮低減剤無添加の高
流動コンクリートである。比較例4は、収縮低減剤とし
て、ポリプロピレングリコールを添加した高流動コンク
リートである。コンクリートの材料分離を目視で観察し
た結果、下記のように分類した。 ○;材料分離なし、△;やや分離ぎみ、×;材料分離
【0031】実施例1は、増粘剤として非イオン性のセ
ルロースエーテル、実施例2は、微生物発酵多糖類、実
施例3は、アクリル系増粘剤を用いた場合である。表1
から明らかなように、実施例1〜3は、いずれも流動性
に優れ、材料分離がなく、しかも乾燥収縮率が低く、凍
結融解抵抗性にも優れる。これらに対して、比較例1〜
4は乾燥収縮率に劣る。比較例1は、増粘剤及び収縮低
減剤無添加のもので、やや骨材分離抵抗性に劣る。比較
例2は、増粘剤としてイオン性セルロースエーテルであ
るカルボキシメチルセルロースを添加した場合である。
カルボキシメチルセルロースはセメント系では増粘せ
ず、凝集させる作用があるため、これを添加されたコン
クリートは流動性に劣る。比較例3は、増粘剤として非
イオン性のセルロースエーテルを用い、収縮低減剤無添
加のもので、乾燥収縮率に劣る。
【0032】また、本発明のコンクリート配合組成物の
防水性を調べるために、以下のように吸水比を求めた。 13.吸水比:下記の配合のセメントモルタルを混練し、
これを40×40×160mmに成型し、JIS A 1404に
従い、乾燥させた試験体と24時間水に浸漬させた試験
体との重量比から吸水量を求め、増粘剤及び収縮低減剤
無添加のもの(プレーン)の吸水量を1とし、数値化し
たものである。数値が小さいほど防水性が高いことを示
す。 セメントモルタル配合: 普通ポルトランドセメント 100重量部 珪砂 300重量部 水 50重量部 増粘剤 下記の通り 収縮低減剤 下記の通り 減水剤 2重量部 増粘剤として、実施例4及び比較例6、7は非イオン性
セルロースであるヒドロキシプロピルメチルセルロース
を、実施例5は微生物発酵多糖類であるウエランガム
を、実施例6はアクリル系増粘剤であるスルホン化ポリ
アクリルアミドを、それぞれ水に対して2%添加した。
比較例5は増粘剤無添加のものである。収縮低減剤とし
て、実施例4〜6は6. の合成例で示した本発明の収縮
低減剤を添加し、比較例7はポリプロピレングリコール
をそれぞれセメントに対して2. 0%添加したものであ
る。比較例5、6は収縮低減剤無添加の例である。以上
の結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】実施例4〜6は、本発明の収縮低減剤を添
加したセメントモルタルである。比較例5,6は、収縮
低減剤無添加のセメントモルタルである。比較例7は、
収縮低減剤として、ポリプロピレングリコールを添加し
たセメントモルタルである。
【0035】実施例4〜6は吸水比の小さいことからわ
かるように、防水性に優れる。比較例5は増粘剤及び収
縮低減剤無添加のセメントモルタルであり、比較例6は
増粘剤として非イオン性セルロースエーテルを添加し、
収縮低減剤無添加のセメントモルタルである。比較例
5、6ともに防水性に劣る。比較例7は増粘剤として非
イオン性のセルロースエーテルを用い、収縮低減剤とし
てポリプロピレングリコールを添加したものであるが、
防水性に劣る。
【0036】
【発明の効果】上記したところから明らかなように、本
発明によれば、高流動コンクリートに増粘剤及び収縮低
減剤を添加することにより、材料分離抵抗性に優れ、乾
燥収縮が少なく、しかも凍結融解抵抗性に優れ、防水性
にも優れた高流動コンクリートを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 103:60 111:62

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメントなどの水硬性粉体物質、骨材、
    水、ならびに高性能減水剤、高性能AE減水剤、AE減
    水剤、AE剤などから選ばれる1種又は2種以上の混和
    剤を含有するコンクリートに、増粘剤及び収縮低減剤を
    必須成分として含有することを特徴とする高流動コンク
    リート配合組成物。
  2. 【請求項2】 下記の一般式(1)で示される末端に加
    水分解性基を有した末端シリル変性ポリオキシアルキレ
    ン化合物からなる高流動コンクリート用収縮低減剤。 【化1】 〔式中のR1 は炭素数1〜4のアルキル基、R2 は炭素
    数1〜10のアルキル基及びアリール基から選ばれる1
    種又は複数種の基、R3 は炭素数1〜10のアルキル基
    及びアリール基から選ばれる1種もしくは複数種の基、
    又は−SiR45 6 (R4 〜R6 はそれぞれ炭素数
    1〜10のアルキル基及びアリール基から選ばれる1種
    又は複数種の基)である。pは1〜3の整数、qは2〜
    10の整数、aは0又は自然数、bは自然数、a+bは
    1〜20の整数である。 −〔(CH2 CH2 O)a ( CH2 CH(CH3 )O)
    b 〕−中の−(CH2CH2 O)−と−(CH2 CH
    (CH3 )O)−の配列順序は任意である。〕
  3. 【請求項3】 下記の一般式(2)で示されるポリオキ
    シアルキレン変性オルガノポリシロキサンからなる高流
    動コンクリート用収縮低減剤。 【化2】 (aは0〜4の整数、b及びcは0以上の整数、R15
    水素原子、炭素数1〜15の一価炭化水素基もしくはア
    シル基)であって、m及びnは0又は正の整数であり、
    ポリオキシアルキレン基を1分子中に少なくとも1個有
    する。〕
  4. 【請求項4】 上記収縮低減剤が請求項2の収縮低減剤
    と請求項3の収縮低減剤とから成る群より選ばれた少な
    くとも1種以上の収縮低減剤であることを特徴とする請
    求項1の高流動コンクリート配合組成物。
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