JPH09205742A - 電動車両用回転電機 - Google Patents

電動車両用回転電機

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JPH09205742A
JPH09205742A JP8011479A JP1147996A JPH09205742A JP H09205742 A JPH09205742 A JP H09205742A JP 8011479 A JP8011479 A JP 8011479A JP 1147996 A JP1147996 A JP 1147996A JP H09205742 A JPH09205742 A JP H09205742A
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JP
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electric vehicle
stator core
electric machine
axle
electric
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JP8011479A
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English (en)
Inventor
Shoichi Kawamata
昭一 川又
Fumio Tajima
文男 田島
Yutaka Matsunobu
豊 松延
Ryozo Masaki
良三 正木
Suetaro Shibukawa
末太郎 渋川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、回転電機の回転軸と車両の車
軸が一体方式の程度にコンパクトで、しかも、モータ単
体の着脱の容易な電動車両用回転電機を提供するにあ
る。 【解決手段】固定子鉄心4には、固定子巻線5が巻回さ
れ、固定子鉄心4の中に回転自在に支承された永久磁石
型回転子6とを有している。固定子鉄心4は、固定子巻
線5が巻回されたトルク発生部4Aと、固定子巻線5が
巻回されていない非トルク発生部4Bを備え、非トルク
発生部4Bの固定子鉄心4の磁極部4bを回転子6に近
接配置して、回転電機の外周面の軸方向に電動車両の車
軸が収納可能な切り欠き部13を設け、この切り欠き部
13に、電動車両の車軸14を配置するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車両用回転電
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動車両用回転電機としては、電
気自動車に搭載する回転電機の例として、例えば、EV
S−77,12.07の「THE DEVELOPME
NTOF THE ECOSTAR POWERTRA
IN」の第3図に記載されているように、電気自動車の
車軸と回転電機の回転軸を一体化する構成が知られてい
る。
【0003】しかしながら、かかる一体形構成は、回転
電機をコンパクトに構成できる反面では、回転電機の故
障時やメンテナンス時に、モータ単体での着脱が容易で
ないものであった。
【0004】また、例えば、特開昭61−173641
号公報に記載のように、回転電機の回転軸と電車の車軸
を別体として、モータ単体の着脱を容易にするととも
に、モータフレームと固定子鉄心の一部に切り欠き部を
設け、モータの中心と車軸の中心の距離を小さくしよう
とすることも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−1736
41号公報に記載の方法では、モータ単体の着脱を容易
にするとともに、コンパクト化を図るものであるが、そ
のコンパクト化には、以下の理由で限界がある。
【0006】即ち、ここで使用されているモータは、誘
導電動機であるため、固定子巻線を巻回する凸極部は、
固定子の全周に亘って均等に配置しないと回転しないた
め、固定子の一部に切り欠き部を設けるとしても、その
切り欠き量はそれほど大きくできないものであり、コン
パクト化に限界があるものである。
【0007】特開昭61−173641号公報に記載の
ものにおいては、電車の台車に設置される誘導電動機で
あるため、電動機の取付スペースは、電気自動車に比べ
て大きいため、誘導電動機のフレームと固定子鉄心の一
部に切り欠き部を設ける程度でも十分である。しかしな
がら、電気自動車においては、回転電機の取付スペース
が電車に比べて小さいため、よりコンパクト化が要求さ
れる。
【0008】本発明の目的は、回転電機の回転軸と車両
の車軸が一体方式の程度にコンパクトで、しかも、モー
タ単体の着脱の容易な電動車両用回転電機を提供するに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、固定子巻線が巻回された固定子鉄心と、
この固定子鉄心の中に回転自在に支承された回転子とを
有し、この回転子の回転力により電動車両を駆動する電
動車両用回転電機において、上記回転子として、永久磁
石型の回転子を用い、上記固定子鉄心は、上記固定子巻
線が巻回されたトルク発生部と、固定子巻線が巻回され
ていない非トルク発生部を備え、この非トルク発生部の
固定子鉄心を上記回転子に近接配置して、上記回転電機
の外周面の軸方向に電動車両の車軸が収納可能な開口部
を設け、この開口部に電動車両の車軸或いは電動車両の
構成部品の一部が配置可能なように構成するようにした
ものであり、かかる構成とすることにより、回転電機の
回転軸と車両の車軸が一体方式の程度にコンパクトで、
しかも、モータ単体の着脱を容易にし得るものとなる。
【0010】上記電動車両用回転電機において、好まし
くは、上記開口部は、略凹部形状の切り欠き部であるよ
うにしたものである。
【0011】上記電動車両用回転電機において、好まし
くは、上記開口部は、上記固定子鉄心の外周形状を略半
円形として形成するようにしたものである。
【0012】上記電動車両用回転電機において、好まし
くは、上記開口部を覆う周壁カバーを設けるようにした
ものであり、かかる構成により、異物の回転電機内への
侵入を防止し得るものとなる。
【0013】上記電動車両用回転電機において、好まし
くは、さらに、上記固定子鉄心を両端から挟み込むとと
もに、上記回転子を支承するエンドブラケットを備え、
このエンドブラケットの形状を、上記略半円形状の固定
子鉄心の外周形状と同一とするようにしたものである。
【0014】上記電動車両用回転電機において、好まし
くは、上記開口部に、電動車両の構成部品の一部を配置
するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る電動車両用回転電機について、図1〜図4を用いて説
明する。図1は、本発明の一実施の形態による電動車両
用回転電機の断面図であり、図2は、本発明の一実施の
形態による電動車両用回転電機の車軸への取付状態を示
す斜視図であり、図3は、エンドブラケットを外した状
態での図1の側面図であり、図4は、本発明の一実施の
形態による電動車両用回転電機の車軸への取付状態を示
す正面図である。
【0016】電動車両用として、特に、電気自動車を例
にとって説明する。
【0017】図1において、回転電機1の固定子2は、
ハウジング9と固定子鉄心4と固定子巻線5から構成さ
れている。ハウジング9は、図の下方側に開口部を有す
る切り欠き部131を設けてある。切り欠き部131の
詳細については、図2若しくは図3を用いて後述する。
固定子鉄心4は、ハウジング9の内面に固定されてお
り、ハウジング9の切り欠き部131と同一面で形成さ
れた凹部形状の切り欠き部13を有している。固定子巻
線5は、固定子鉄心4の凸極に巻回されており、多相の
固定子巻線を構成している。また、固定子鉄心4には、
固定子巻線5の発熱による温度上昇を防止するための冷
却機構12が設けられている。冷却機構12は、例え
ば、固定子鉄心4の軸方向に貫通した穴を複数個形成
し、その穴に冷却水を流入して固定子巻線5の冷却を行
う。
【0018】一方、回転子3は、積層回転子鉄心7とシ
ャフト8で構成されている。回転子鉄心7は、永久磁石
6が挿入された、例えば、積層珪素鋼板から構成されて
いる。シャフト8は、ベアリング11,111を介し
て、エンドブラケット10,101に回転自在に取り付
けられている。エンドブラケット10,101には、固
定子鉄心4の切り欠き部13と同一形状で形成された切
り欠き部132,133を設けてある。
【0019】ここで、固定子鉄心4,ハウジング9及び
エンドブラケット10,101の各切り欠き部13,1
31及び132,133は、回転電機1の軸方向に同一
面に形成されている。
【0020】図2は、図1に示した電気自動車用回転電
機を電気自動車の車軸に搭載する手順を示す一部概略斜
視図である。
【0021】図2において、回転電機1のハウジング9
内には、固定子鉄心4が取り付けてある。ハウジング9
は、図の下方側に開口部を有する切り欠き部131を有
している。各固定子巻線5は、固定子鉄心4の凸極4a
毎に巻回される集中巻が施される。なお、固定子巻線5
は端部で断面した状態を示している。固定子鉄心4は、
ハウジング9の切り欠き部131と同一面で形成された
凹部形状の切り欠き部13を有している。固定子鉄心4
には、固定子巻線5の発熱による温度上昇を防止するた
めの冷却機構12が設けられている。
【0022】一方、シャフト8に固定された積層回転子
鉄心7には、永久磁石6が挿入されており、回転子を構
成している。シャフト8は、ベアリング11を介して、
エンドブラケット10,101に回転自在に取り付けら
れる。エンドブラケット10,101には、固定子鉄心
4の切り欠き部13と同一形状で形成された切り欠き部
132,133を設けてある。なお、一方のエンドブラ
ケット10は、ハウジング9から軸方向に外した状態で
図示している。
【0023】固定子鉄心4に設けられた切り欠き部13
は、電気自動車の車軸等が配置される大きさを有してい
る。また、固定子鉄心4の略凹部状の切り欠き部13に
併せて、エンドブラケット10,101は、切り欠き部
132を有し、ハウジング9は、切り欠き部131を有
しており、電気自動車の車軸14が配置されるべく大き
さを有している。
【0024】以上のように構成されているの回転電機1
は、開口部を下にして、矢印の方向に降下させて、切り
欠き部132,131,13の中に車軸14を配置する
ように搭載される。
【0025】次に、図3を用いて、電気自動車の車軸へ
の回転電機の搭載状態を説明する。
【0026】固定子鉄心4は、3相の固定子巻線5を巻
回した部分と巻回しない部分に分けられている。固定子
巻線5は、例えば、図示したように、3相の9個の凸極
4aの部分に巻回されている。固定子鉄心4の固定子巻
線5は、それぞれ位相の異なる回転磁界を発生するよう
に巻かれており、固定子巻線5を巻回した部分が、固定
子に回転磁界を作る。固定子巻線5を巻回した固定子鉄
心5は、固定子巻線4に流れる電流と回転子3の永久磁
石6との間の電磁力によって、積極的に駆動トルクを発
生するトルク発生部4Aを構成する。
【0027】固定子巻線5を巻回しない部分には、電気
自動車の車軸等が配置される前記切り欠き部131を形
成している。固定子巻線5を巻回しない部分は、回転子
3との間に積極的なトルクは発生せず、いわゆる非トル
ク発生部4Bを構成している。非トルク発生部4Bの磁
極部4bの内周面は、固定子鉄心4と同じギャップを介
して回転子3の周囲を覆うように配置し、電気自動車の
車軸等が配置される前記切り欠き部131を構成してい
る。非トルク発生部4Bの磁極部4bは、磁気通路を形
成する部分であるため、磁極部4bの厚みt2は、トル
ク発生部4Aの凸極の先端の厚みt1以上の厚さとして
ある。
【0028】永久磁石回転子を用いる本実施の形態にあ
っては、以上説明したように、固定子巻線5を巻回しな
い非トルク発生部4Bを形成しても回転に影響は少な
い。特に、電気自動車用の回転電機においては、通常3
000rpm程度以上で回転して使用し、最高回転数
は、13000rpm程度で使用するため問題はない。
しかしながら、従来技術のような誘導電動機において
は、固定子巻線は、固定子の全周に亘って均等に配置す
る必要があるため、本実施の形態のような、固定子巻線
5を巻回しない部分を設けることができない。従って、
切り欠き部を形成するとしても、固定子鉄心の外周の一
部にしか形成できず、回転電機本体のコンパクト化にも
限界がある。それに対して、本実施の形態では、電気自
動車の車軸を収納できる大きさの切り欠き部を設けるこ
とができる。
【0029】ここで、一例を示すと、出力30kWの永
久磁石回転子型の電動機においては、その外径は、約2
00mmφである。一方、車軸14の外径は、40mm
φである。図示した状態では、切り欠き部131の幅W
は、車軸14を十分に収納できる70mmを確保でき
る。また、半径方向においても、車軸14を十分に収納
できる40mmを確保できる。従って、切り欠き部13
1の中には、車軸を十分に収納でき、車軸と電動機の回
転軸を一体化した構成と同じサイズにすることができ
る。
【0030】また、固定子鉄心4の略凹部状の切り欠き
部13に併せて、エンドブラケット10,101の切り
欠き部132,133及びハウジング9の切り欠き部1
31が設けられ、電気自動車の車軸14が配置されるべ
く大きさを有している。回転電機1は、開口部である切
り欠き部131の中に車軸14を配置するように搭載さ
れる。
【0031】尚、図示していないが、回転電機1は、電
気自動車の所定場所に取付固定される。
【0032】図4は、図2に示した回転電機を電気自動
車に搭載した例を示すものである。回転電機1は、その
下方に切り欠き部13を有しており、この切り欠き部1
3内に車軸14を収納している。回転電機1のシャフト
8には、伝達機構であるギア19Aが取付られている。
また、車軸14にもギア19Bが取り付けられている。
ギア19Aとギア19Bが係合して、回転電機1の回転
力をギア19A,19Bを介して、車軸14に伝達し、
車輪16,161を回転駆動することができる。
【0033】従来の切り欠き部を有しない外形が円筒形
状の回転電機1’においては、図中に2点鎖線で示した
ように車軸14から離して取付ざるをえないのに対し
て、本実施の形態による回転電機においては、高さHの
分だけ低く取り付けることができるため、車両スペー
ス,即ち、電気自動車の室内スペースの増大等に効果が
ある。
【0034】本実施の形態によれば、電動車両用回転電
機を回転電機の回転軸と車両の車軸が一体方式の程度に
コンパクトで、しかも、モータ単体の着脱の容易にする
ことができる。
【0035】次に、本発明の他の実施の形態による電動
車両用回転電機について、図5〜図9を用いて説明す
る。図5は、本発明の他の実施の形態による電動車両用
回転電機の断面図であり、図6は、本発明の他の実施の
形態による電動車両用回転電機の車軸への取付状態を示
す斜視図であり、図7は、エンドブラケットを外した状
態での図5の側面図であり、図8は、本発明の他の実施
の形態による電動車両用回転電機の車軸への第1の取付
状態を示す正面図であり、図9は、本発明の他の実施の
形態による電動車両用回転電機の車軸への第2の取付状
態を示す正面図である。
【0036】本実施の形態が、前述した電気自動車用回
転電機と異なるところは、固定子鉄心の形状を略半円形
状とし、半円形状の直線部分で形成される固定子鉄心の
側面の外周平面部に近接して電気自動車用の車軸を配置
したところにある。
【0037】図5において、回転電機1の固定子2は、
ハウジング9と固定子鉄心4と固定子巻線5から構成さ
れている。ハウジング9は、図の下方側に外周平面部1
51を設けてある。外周平面部151の詳細について
は、図6若しくは図7を用いて後述する。固定子鉄心4
は、ハウジング9の内面に固定されており、ハウジング
9の外周平面部151と同一面で形成された凹部形状の
外周平面部15を有している。固定子巻線5は、固定子
鉄心4の凸極に巻回されており、多相の固定子巻線を構
成している。また、固定子鉄心4には、固定子巻線5の
発熱による温度上昇を防止するための冷却機構12が設
けられている。冷却機構12は、例えば、固定子鉄心4
の軸方向に貫通した穴を複数個形成し、その穴に冷却水
を流入して固定子巻線5の冷却を行う。
【0038】一方、回転子3は、積層回転子鉄心7とシ
ャフト8で構成されている。回転子鉄心7は、永久磁石
6が挿入された、例えば、積層珪素鋼板から構成されて
いる。シャフト8は、ベアリング11,111を介し
て、エンドブラケット10,101に回転自在に取り付
けられている。エンドブラケット10,101には、固
定子鉄心4の外周平面部15と同一形状で形成された外
周平面部152,153を設けてある。
【0039】ここで、固定子鉄心4,ハウジング9及び
エンドブラケット10,101の各外周平面部15,1
51及び152,153は、回転電機1の軸方向に同一
面に形成されている。
【0040】図6は、図5に示した電気自動車用回転電
機を電気自動車の車軸に搭載する手順を示す一部概略斜
視図である。
【0041】図6において、回転電機1のハウジング9
内には、固定子鉄心4が取り付けてある。ハウジング9
は、図の下方側に外周平面部151を有している。各固
定子巻線5は、固定子鉄心4の凸極4a毎に巻回される
集中巻が施される。なお、固定子巻線5は、端部で断面
した状態を示している。固定子鉄心4は、ハウジング9
の外周平面部151と同一面で形成された略半円形状の
外周平面部15を有している。固定子鉄心4には、固定
子巻線5の発熱による温度上昇を防止するための冷却機
構12が設けられている。
【0042】一方、シャフト8に固定された積層回転子
鉄心7には、永久磁石6が挿入されており、回転子を構
成している。シャフト8は、ベアリング11を介して、
エンドブラケット10,101に回転自在に取り付けら
れる。エンドブラケット10,101には、固定子鉄心
4の外周平面部15と同一形状で形成された外周平面部
152,153を設けてある。なお、一方のエンドブラ
ケット10は、ハウジング9から軸方向に外した状態で
図示している。
【0043】固定子鉄心4に設けられた外周平面部15
は、電気自動車の車軸等が配置される大きさを有してい
る。また、固定子鉄心4の外周平面部15に併せて、エ
ンドブラケット10,101は、外周平面部152を有
し、ハウジング9は、外周平面部151を有しており、
電気自動車の車軸14が配置されるべく大きさを有して
いる。
【0044】以上のように構成されているの回転電機1
は、開口部を下にして、矢印の方向に回転電機1を降下
させて、外周平面部152,151,15の中に車軸1
4を配置するように搭載される。
【0045】次に、図7を用いて、電気自動車の車軸へ
の回転電機の搭載状態を説明する。
【0046】固定子鉄心4は、3相の固定子巻線5を巻
回した部分と巻回しない部分に分けられている。固定子
巻線5は、例えば、図示したように、3相の9個の凸極
4aの部分に巻回されている。固定子鉄心4の固定子巻
線5は、それぞれ位相の異なる回転磁界を発生するよう
に巻かれており、固定子巻線5を巻回した部分が、固定
子に回転磁界を作る。固定子巻線5を巻回した固定子鉄
心5は、固定子巻線4に流れる電流と回転子3の永久磁
石6との間の電磁力によって、積極的に駆動トルクを発
生するトルク発生部4Aを構成する。
【0047】固定子巻線5を巻回しない部分には、電気
自動車の車軸等が配置される前記外周平面部151を形
成している。固定子巻線5を巻回しない部分は、回転子
3との間に積極的なトルクは発生せず、いわゆる非トル
ク発生部4Bを構成している。非トルク発生部4Bの磁
極部4bは、固定子鉄心4と同じギャップを介して回転
子3の周囲を覆うように配置し、電気自動車の車軸等が
配置される前記外周平面部151を構成している。非ト
ルク発生部4Bの磁極部4bは、磁気通路を形成する部
分であるため、磁極部4bの厚みは、トルク発生部4A
の凸極の先端の厚み以上の厚さとしてある。
【0048】永久磁石回転子を用いる本実施の形態にあ
っては、以上説明したように、固定子巻線5を巻回しな
い非トルク発生部4Bを形成しても回転に影響は少な
い。特に、電気自動車用の回転電機においては、通常3
000rpm程度以上で回転して使用し、最高回転数
は、13000rpm程度で使用するため問題はない。
従って、本実施の形態では、電気自動車の車軸を収納で
きる大きさの外周平面部を設けることができる。
【0049】回転電機の外径寸法は、例えば、30kW
の電動機の場合、外径が約200mmφであったが、本
実施の形態のように、外周平面部を設けることにより、
車軸の寸法(40mmφ)相当分を削除できるため、幅
200mm、高さ160mm程度にコンパクト化するこ
とができる。その結果、本体の重量を軽量化することが
できる。電気自動車用の電動機においては、特に、小型
軽量のニーズが大きく、かかるニーズにマッチしたもの
とすることができる。
【0050】また、固定子鉄心4の外周平面部15に併
せて、エンドブラケット10,101の外周平面部15
2,153及びハウジング9の外周平面部151が設け
られ、電気自動車の車軸14が配置されるべく大きさを
有している。回転電機1は、開口部である外周平面部1
51に車軸14を配置するように搭載される。
【0051】尚、図示していないが、回転電機1は電気
自動車の所定場所に取付固定される。
【0052】図8は、図6に示した回転電機を電気自動
車に搭載した例を示すものである。
【0053】回転電機1は、その下方に外周平面部15
を有しており、この外周平面部15の側に車軸14を配
置している。回転電機1のシャフト8には、伝達機構で
あるギア19Aが取付られている。また、車軸14にも
ギア19Bが取り付けられている。ギア19Aとギア1
9Bが係合して、回転電機1の回転力をギア19A,1
9Bを介して、車軸14に伝達し、車輪16,161を
回転駆動することができる。
【0054】従来の切り欠き部等を有しない外形が円筒
形状の回転電機1’においては、図中に2点鎖線で示し
たように車軸14から離して取付ざるをえないのに対し
て、本実施の形態による回転電機においては、高さHの
分だけ低く取り付けることができるため、車両スペー
ス,即ち、電気自動車の室内スペースの増大等に効果が
ある。
【0055】図9は、図6に示した回転電機を電気自動
車に搭載した別の例を示すものである。
【0056】回転電機1は、その上方に外周平面部15
を有しており、この外周平面部15の側に電気自動車の
構成部品、例えば、電気自動車の床部を配置している。
回転電機1のシャフト8には、伝達機構であるギア19
Aが取付られている。また、車軸14にもギア19Bが
取り付けられている。ギア19Aとギア19Bが係合し
て、回転電機1の回転力をギア19A,19Bを介し
て、車軸14に伝達し、車輪16,161を回転駆動す
ることができる。
【0057】従来の切り欠き部等を有しない外形が円筒
形状の回転電機1’においては、図中に2点鎖線で示し
たように車軸14から離して取付ざるをえないのに対し
て、本実施の形態による回転電機においては、高さHの
分だけ低く取り付けることができるため、車両スペー
ス,即ち、電気自動車の室内スペースの増大等に効果が
ある。
【0058】また、外周平面部15を利用して、電気自
動車の構成部品で、特に、平面部を有する電気自動車の
床面に取り付けることができるため、既存の部品(軸周
り)をそのまま使用できる。即ち、ギア19A,19B
等については、従来と同じ外径や歯数の部品を使用する
ことが可能となる。
【0059】本実施の形態によれば、電動車両用回転電
機を回転電機の回転軸と車両の車軸が一体方式の程度に
コンパクトで、しかも、モータ単体の着脱の容易にする
ことができる。
【0060】また、回転電機の外径寸法を小さくでき、
小型軽量化が図れる。
【0061】また、車両スペースの増大が図れる。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態による電
動車両用回転電機について、図10を用いて説明する。
図10は、本発明の第3の実施の形態による電動車両用
回転電機の断面図である。
【0063】本実施の形態が、図3に示す電気自動車用
回転電機と異なるところは、略凹部状切り欠き部13に
沿って周壁カバー17を設けたところにある。
【0064】回転電機1のハウジング9内には、固定子
鉄心4が取り付けてある。ハウジング9は、図の下方側
に開口部を有する切り欠き部131を有している。各固
定子巻線5は、固定子鉄心4の凸極4a毎に巻回される
集中巻が施される。なお、固定子巻線5は端部で断面し
た状態を示している。固定子鉄心4は、ハウジング9の
切り欠き部131と同一面で形成された凹部形状の切り
欠き部13を有している。さらに、略凹部状切り欠き部
13に沿って周壁カバー17を設けてある。固定子鉄心
4には、固定子巻線5の発熱による温度上昇を防止する
ための冷却機構12が設けられている。
【0065】一方、シャフト8に固定された積層回転子
鉄心7には、永久磁石6が挿入されており、回転子を構
成している。
【0066】固定子鉄心4に設けられた切り欠き部13
は、電気自動車の車軸等が配置される大きさを有してい
る。また、固定子鉄心4の略凹部状の切り欠き部13に
併せて、エンドブラケットは、切り欠き部を有し、ハウ
ジング9は、切り欠き部131を有しており、電気自動
車の車軸14が配置されるべく大きさを有している。
【0067】以上のように構成されているので、回転電
機1は、切り欠き部131,13の中に車軸14を配置
するように搭載される。
【0068】周壁カバー17を設けることによって、走
行時における砂利、鉄くず等の異物が略凹部状切り欠き
部15から侵入するのを防ぐことができる。
【0069】尚、周壁カバー17は、回転電機1の軸方
向全体に設けてもよいが、エンドブラケットとハウジン
グ9の間にだけ設けてもよい。
【0070】更に、周壁カバー19をエンドブラケット
と一体に構成してもよい。この場合、新たに周壁カバー
17を取り付ける必要がないので、組立性の向上が図れ
る。
【0071】次に、本発明の第4の実施の形態による電
動車両用回転電機について、図11を用いて説明する。
図11は、本発明の第4の実施の形態による電動車両用
回転電機の断面図である。
【0072】本実施の形態が、図3の電気自動車用回転
電機と異なるところは、ハウジングを取り除いたところ
にある。
【0073】各固定子巻線5は、固定子鉄心4の凸極4
a毎に巻回される集中巻が施される。なお、固定子巻線
5は端部で断面した状態を示している。固定子鉄心4
は、凹部形状の切り欠き部13を有している。さらに、
略凹部状切り欠き部13に沿って周壁カバー17を設け
てある。固定子鉄心4には、固定子巻線5の発熱による
温度上昇を防止するための冷却機構12が設けられてい
る。
【0074】一方、シャフト8に固定された積層回転子
鉄心7には、永久磁石6が挿入されており、回転子を構
成している。
【0075】固定子鉄心4に設けられた切り欠き部13
は、電気自動車の車軸等が配置される大きさを有してい
る。また、固定子鉄心4の略凹部状の切り欠き部13に
併せて、エンドブラケットは、切り欠き部を有してお
り、電気自動車の車軸14が配置されるべく大きさを有
している。
【0076】以上のように構成されているので、回転電
機1は、切り欠き部13の中に車軸14を配置するよう
に搭載される。
【0077】周壁カバー17を設けることによって、走
行時における砂利、鉄くず等の異物が略凹部状切り欠き
部15から侵入するのを防ぐことができる。
【0078】尚、周壁カバー17は、回転電機1の軸方
向全体に設けてもよいが、エンドブラケットとハウジン
グ9の間にだけ設けてもよい。
【0079】更に、周壁カバー19をエンドブラケット
と一体に構成してもよい。この場合、周壁カバー17の
効果と共に、固定子鉄心4とエンドブラケット10,1
01の周り止めの効果を得ることが出来る。
【0080】また、回転電機1を外周からも冷却する場
合など固定子鉄心の冷却効果が向上すると共に、回転電
機1の軽量化を図ることができる。
【0081】以上の例では、電動車両用として、電気自
動車の例で説明したが、電車等の永久磁石回転電機を搭
載する車両に適用しても同様の効果を得ることができ
る。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、電動車両用回転電機
を、回転電機の回転軸と車両の車軸が一体方式の程度に
コンパクトにでき、しかも、モータ単体の着脱の容易な
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による電動車両用回転電
機の断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態による電動車両用回転電
機の車軸への取付状態を示す斜視図である。
【図3】エンドブラケットを外した状態での図1の側面
図である。
【図4】本発明の一実施の形態による電動車両用回転電
機の車軸への取付状態を示す正面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態による電動車両用回転
電機の断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による電動車両用回転
電機の車軸への取付状態を示す斜視図である。
【図7】エンドブラケットを外した状態での図4の側面
図である。
【図8】本発明の他の実施の形態による電動車両用回転
電機の車軸への取付状態を第1の例を示す正面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施の形態による電動車両用回転
電機の車軸への取付状態を第2の例を示す正面図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態による電動車両用
回転電機の断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態による電動車両用
回転電機の断面図である。
【符号の説明】
1…回転電機 2…固定子 3…回転子 4…固定子鉄心 4a…凸極 4b…磁極部 4A…トルク発生部 4B…非トルク発生部 5…固定子巻線 6…永久磁石 7…回転子鉄心 8…軸 9…ハウジング 10,101…エンドブラケット 11,111…ベアリング 12…冷却機構 13…凹部状切り欠き部 14…車軸 15…外周平面部 17…周壁カバー 18…電気自動車の構成部品 19…ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正木 良三 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 渋川 末太郎 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子巻線が巻回された固定子鉄心と、 この固定子鉄心の中に回転自在に支承された回転子とを
    有し、 この回転子の回転力により電動車両を駆動する電動車両
    用回転電機において、 上記回転子として、永久磁石型の回転子を用い、 上記固定子鉄心は、上記固定子巻線が巻回されたトルク
    発生部と、固定子巻線が巻回されていない非トルク発生
    部を備え、 この非トルク発生部の固定子鉄心を上記回転子に近接配
    置して、上記回転電機の外周面の軸方向に電動車両の車
    軸が収納可能な開口部を設け、 この開口部に電動車両の車軸或いは電動車両の構成部品
    の一部が配置可能なように構成したことを特徴とする電
    動車両用回転電機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動車両用回転電機にお
    いて、 上記開口部は、略凹部形状の切り欠き部であることを特
    徴とする電動車両用回転電機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電動車両用回転電機にお
    いて、 上記開口部は、上記固定子鉄心の外周形状を略半円形と
    して形成されたことを特徴とする電動車両用回転電機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電動車両用回転電機にお
    いて、 上記開口部を覆う周壁カバーを設けたことを特徴とする
    電動車両用回転電機。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電動車両用回転電機にお
    いて、さらに、 上記固定子鉄心を両端から挟み込むとともに、上記回転
    子を支承するエンドブラケットを備え、 このエンドブラケットの形状を、上記略半円形状の固定
    子鉄心の外周形状と同一としたことを特徴とする電動車
    両用回転電機。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電動車両用回転電機にお
    いて、 上記開口部に、電動車両の構成部品の一部を配置するよ
    うに構成したことを特徴とする電動車両用回転電機。
JP8011479A 1996-01-26 1996-01-26 電動車両用回転電機 Pending JPH09205742A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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