JPH09206113A - プラスチック製ガイドレスバックル - Google Patents

プラスチック製ガイドレスバックル

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JPH09206113A
JPH09206113A JP31109396A JP31109396A JPH09206113A JP H09206113 A JPH09206113 A JP H09206113A JP 31109396 A JP31109396 A JP 31109396A JP 31109396 A JP31109396 A JP 31109396A JP H09206113 A JPH09206113 A JP H09206113A
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pressing
male member
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JP31109396A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tokuda
美生 徳田
Masako Araki
雅子 荒木
Takaharu Minowa
敬治 美濃羽
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Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結,分離操作を容易、円滑に行え成形用金
型を簡潔に構成することのできるプラスチック製ガイド
レスバックルを提供すること。 【解決手段】 押圧体15,係合部16を有する一対の
可撓アーム14および挿入軸方向へ延設された中央アー
ム17を有する雄部材10と、一対の可撓アーム14,
中央アーム17を収容可能な筒状部25を有し、筒状部
25の側壁27に開口し係合部16と係合可能な係合縁
33を有する一対の窓部32を備えベルト連結部側から
筒状部25内に挿入軸方向へ突設された受容体35を有
する雌部材20と、よりなり、受容体35が、中央アー
ム先端部17aが嵌入可能な保持部36と、保持部36
の開口に連続し筒状部25の開口部28方向へ拡開形成
され挿入される中央アーム17を保持部36方向へ誘導
可能な導入部37と、を備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雄部材と雌部材とよ
りなるプラスチック製ガイドレスバックルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルト連結用のプラスチック製バ
ックルにおいて、雄部材の雌部材への斜め挿入を防ぐた
め、雌部材側に雄部材の挿入用案内部を設ける構成が提
案されている。
【0003】このようなバックルの一例として、特公平
4−31683号公報に開示されたバックルがあげられ
る。このバックルによれば、雄部材のベルト連結部に一
対の差込みアームが平行して突設され、中間に挿入軸方
向に延びる中央アームが設けられ、雌部材の筒状部に
は、その中央アームを真っ直ぐに受け入れるガイド溝が
縦断して設けられている。
【0004】この構成の雌部材へ雄部材を挿入すると、
中央アームがガイド溝に摺接して案内され、雄部材は真
っ直ぐに進入して連結される。また分離するときも、同
様にガイド溝と中央アームとの摺接により、雄部材が真
っ直ぐに抜き出される。
【0005】また、実公昭57−18970号公報に開
示されたバックルによれば、雌部材の筒状部内の中央部
に、挿入軸方向に延びる壁状の動揺防止結合片が設けら
れ、雄部材の一対の差込みアーム間にはΩ字状の線条体
が設けられている。この構成の雌部材へ雄部材を挿入す
ると、動揺防止結合片と線条体とが嵌合して、両側の差
込み片と筒状部との間の傾き等が防止されて連結される
ように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来構成のプラスチック製バックルにおいては、例えば、
前者のガイド溝を備えたものは、ガイド溝と中央アーム
とが、雄部材の挿入方向に平行な直線構造であるため、
連結、または分離の開始から完了まで、ガイド溝と中央
アームとは摺接動作をしていることになる。したがっ
て、雄部材と雌部材との着脱を円滑にするためには、中
央アームとガイド溝とを平行に保ちながら挿入、抜脱操
作を行う必要がある。一般に、挿入開始時においては、
雄部材の挿入方向が不安定になり易く、手さぐり状態で
の連結操作が難しいという問題があった。
【0007】また、後者の動揺防止結合片を備えたたも
のは、雌部材の筒状部内に薄い壁状の結合片を必要と
し、雄部材には、一対の差込みアーム間に繊細な線条体
を必要とするため、雌部材および雄部材の成形用金型の
構造が複雑化し、金型の耐久性を低下させるおそれがあ
った。また、分離時において、一対の差込みアームが両
側から押圧されると、その押圧力は上記線条体を介して
結合片を挟圧し、雄部材の抜脱の抵抗力となり、軽快な
分離をすることができないという問題があった。
【0008】この発明は上記にかんがみてなされたもの
であり、その目的とするところは、連結および分離の操
作を容易、円滑に行うことができるとともに、成形用金
型を簡潔に構成することができるプラスチック製ガイド
レスバックルを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、第1の発明のプラス
チック製ガイドレスバックルは、押圧体および係合部を
有する一対の可撓アームを備えその一対の可撓アーム間
の中央に挿入軸方向へ延びて設けられた中央アームを有
する雄部材と、前記一対の可撓アームおよび中央アーム
を収容可能な筒状部を有し、その筒状部の相対する側壁
に開口し前記係合部と係合可能な係合縁を有する一対の
窓部を備えベルト連結部側から前記筒状部内に挿入軸方
向へ突設された受容体を有する雌部材と、よりなり、前
記受容体が、連結状態の前記雄部材の中央アームの先端
部が嵌入可能な保持部と、前記保持部の開口に連続する
とともに前記筒状部の開口部方向へ拡開形成された導入
部と、を備え、前記導入部が、挿入される前記中央アー
ムと当接して該中央アームを前記保持部へ誘導可能に形
成されてなる、ことを特徴とするプラスチック製ガイド
レスバックルである。
【0010】第2の発明のプラスチック製ガイドレスバ
ックルは、押圧体および係合部を有する一対の可撓アー
ムを備えその一対の可撓アーム間の中央に挿入軸方向へ
延びて設けられた中央アームを有する雄部材と、前記一
対の可撓アームおよび中央アームを収容可能な筒状部を
有し、その筒状部の相対する側壁に開口し前記係合部と
係合可能な係合縁を有する一対の窓部を備えベルト連結
部側から前記筒状部内に挿入軸方向へ突設された受容体
を有する雌部材と、よりなり、前記受容体が、連結状態
の前記雄部材の中央アームの先端部が嵌入可能な保持部
と、前記保持部の開口に連続するとともに前記筒状部の
開口部方向へ拡開形成され、挿入される前記中央アーム
と当接して該中央アームを前記保持部へ誘導可能な導入
部と、前記導入部の外方に設けられるとともに前記ベル
ト連結部から前記開口部方向へ先窄まり形成され、連結
状態で内方へ撓んだ前記押圧体と当接して当該押圧体を
前記筒状部の開口部方向へ誘導可能な摺接部と、を備え
てなる、ことを特徴とするプラスチック製ガイドレスバ
ックルである。
【0011】第3の発明のプラスチック製ガイドレスバ
ックルは、一対の可撓アームおよびその一対の可撓アー
ム間の中央に挿入軸方向へ延びて設けられた中央アーム
を有し、前記可撓アームが、先端部に係合端部を有する
押圧腕部とその押圧腕部の中間部より分岐し当該押圧腕
部の内方にほぼ平行して延設され先端部に係合部を有す
る係合腕部とを備えた雄部材と、前記一対の可撓アーム
の一部および中央アームを収容可能な筒状部を有し、前
記筒状部は、基部の側部内側に設けられ前記係合端部と
係合可能な係合突部と相対する側壁に開口し前記係合部
と係合可能な係合縁を有する一対の窓部とを備えるとと
もにベルト連結部側から前記筒状部内に挿入軸方向へ突
設された受容体を有する雌部材と、よりなり、前記受容
体が、連結状態の前記雄部材の中央アームの先端部が嵌
入可能な保持部と、前記保持部の開口の外方に連続する
とともに前記筒状部の開口部方向へ拡開形成され、挿入
される前記中央アームと当接して該中央アームを前記保
持部へ誘導可能な導入部と、を備えてなる、ことを特徴
とするプラスチック製ガイドレスバックルである。
【0012】第4の発明では、請求項3記載のプラスチ
ック製ガイドレスバックルであって、前記一対の可撓ア
ームの押圧腕部が、連結状態において、前記雌部材の筒
状部側壁の外方を経由して該雌部材のベルト連結部側ま
で延びるとともに、前記係合端部が前記係合突部に係合
して、前記雄部材と雌部材とが連続面状に連結されてな
る、ことを特徴とするプラスチック製ガイドレスバック
ルである。
【0013】第5の発明のプラスチック製ガイドレスバ
ックルは、一対の可撓アームおよびその一対の可撓アー
ム間の中央に挿入軸方向へ延びて設けられた中央アーム
を有し、前記可撓アームが、延設された滑面部を有する
押圧腕部とその押圧腕部の中間部より分岐し当該押圧腕
部の内方にほぼ平行して延設され先端部に係合部を有す
る係合腕部とを備えた雄部材と、前記一対の可撓アーム
の一部および中央アームを収容可能な筒状部を有し、前
記筒状部は、基部の側部内側に設けられ前記押圧腕部の
滑面部が弾接可能な弾接部と相対する側壁に開口し前記
係合部と係合可能な係合縁を有する一対の窓部とを備え
るとともにベルト連結部側から前記筒状部内に挿入軸方
向へ突設された受容体を有する雌部材と、よりなり、前
記受容体が、連結状態の前記雄部材の中央アームの先端
部が嵌入可能な保持部と、前記保持部の開口の外方に連
続するとともに前記筒状部の開口部方向へ拡開形成さ
れ、挿入される前記中央アームと当接して該中央アーム
を前記保持部へ誘導可能な導入部と、を備え、前記一対
の可撓アームの押圧腕部が、連結状態において、前記雌
部材の筒状部側壁の外方を経由して該雌部材のベルト連
結部側まで延びるとともに、前記押圧腕部の滑面部が前
記雌部材の弾接部に弾接して、前記押圧腕部と雌部材の
側部とが連続面状に連結されてなる、ことを特徴とする
プラスチック製ガイドレスバックルである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施態様を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1〜6は本発明の第1実施態様を示し、
このプラスチック製ガイドレスバックルは、押圧体1
5,係合部16を有する一対の可撓アーム14および中
央アーム17を有する雄部材10と、一対の窓部32を
備えた筒状部25を有する雌部材20と、よりなり、雌
部材20には受容体35が設けられて構成されている。
【0016】雄部材10は、材料自体がばね弾性を有す
る合成樹脂材、例えば、ナイロン樹脂からなり、ベルト
連結部11に連設された基部12に、挿入軸X1 方向へ
平行して延びる左右対称的な一対の可撓アーム14と、
その可撓アーム14,14間の中央に挿入軸X1 方向へ
延びる中央アーム17とを備えて形成されている。
【0017】可撓アーム15は、先端部に外側が弓形状
に形成された押圧体15が設けられ、押圧体15の基部
12側には、後述する係合縁33に係合可能な係合部1
6が形成されている。また押圧体15の先端には、雌部
材20の側部23の内側に弾力的に当接可能な先端部1
5aが形成されている。そして、係合部16から先端部
15aの先端までの長さ、すなわち押圧体15の長さL
1 (図1参照)は、窓部32の長さL2 よりも長く形成
されている。
【0018】中央アーム17は、半円形状の先端部17
aを有し基部12より楔形状に突出して形成され、その
基部12寄りには、挿入軸X1 方向へ延びる案内部1
8,18が突設されている。なお、中央アーム17の長
さは、可撓アーム14の長さと同じ程度か、やや長めに
設定されることが望ましい。
【0019】雌部材20は、雄部材10と同様なナイロ
ン樹脂からなり、ベルト連結部21に連設された基部2
2に、挿入軸X2 方向へ延びる筒状部25が連設され、
その側壁27,27には一対の窓部32を備えて形成さ
れている。
【0020】筒状部25は、対向する幅広の面壁26,
26と、内面側が開口部28へ向かって末広がり状に相
対する側壁27,27とにより角筒状に形成されてい
る。開口部28は、雄部材10の基部12が嵌入可能に
形成され、開口部28の面壁26,26の内側には、そ
れぞれ案内部18と嵌合可能な案内溝30,30が設け
られている。
【0021】側壁27,27の基部22側には、外方
(挿入軸X2 に直交する方向の外側)へ貫通した窓部3
2,32が対向して設けられており、側壁27の窓部3
2寄り端縁は、挿入される雄部材10の係合部16が係
合可能な係合縁33を形成し、基部22の側部23の窓
部32側端縁は窓縁34を形成している。また筒状部2
5には、基部22側より挿入軸X2 方向に突出するとと
もに、挿入軸X2 を軸とした対称的形状の受容体35が
設けられている。
【0022】受容体35は、本実施態様では、基部22
側に設けられ挿入軸X2 に沿って平行、若しくは先細状
に延びる保持部36と、保持部36の開口に連続して開
口部28方向へ拡開状に対称して設けられた湾曲面状の
導入部37,37と、導入部37の外側に設けられ基部
22から導入部37の先端部37aへ向けて先窄りの傾
斜面状の摺接部38,38とから構成されている。な
お、導入部37は直線的な傾斜面でもよく、摺接部38
は湾曲状に形成されてもよい。また受容体35は、保持
部36と導入部37とにより構成してもよい。また、符
号39は補強用のリブであり、40はベルトである。
【0023】このように構成されたプラスチック製ガイ
ドレスバックルは、図1に示すように、雄部材10と雌
部材20とを対向させ、可撓アーム14,14を開口部
28より筒状部25内へ挿入して連結される。
【0024】このとき、雄部材10の挿入軸X1 が、雌
部材20の挿入軸X2 に対して斜めに挿入されると、一
方の可撓アーム14が筒状部25内へ深く入り、他方の
可撓アーム14が浅く入る。そのため、一方の可撓アー
ム14の基部12寄りが一方の側壁27に当接し、他方
の可撓アーム14の先端部15a寄りが他方の側壁27
内面側に当接する。中央アーム17は、挿入軸X2 に斜
めの状態で、先端部17aが受容体35の先端部37
a,37a間の前面に到達する(図4参照)。
【0025】雄部材10を更に挿入すると、中央アーム
17の先端部17aが導入部37の湾曲面に接触し挿入
力により、先端部17aが導入部37に摺接しながら保
持部36方向へ移動する。移動につれて、雄部材10の
挿入軸X1 の雌部材20の挿入軸X2 に対する斜め角度
が順次減少し、ついには、両者の挿入軸X1,2 がほぼ一
致する適正な挿入姿勢となる。そして、先端部17aが
保持部36内に嵌入し、続いて、可撓アーム14の係合
部16が係合縁33に係合する。
【0026】また、挿入が進むにつれて、可撓アーム1
4の押圧体15は側壁27の内周壁に当接し、両可撓ア
ーム14は弾性により内側へ撓み、係合部16が係合縁
33を通過すると、両可撓アーム14は、撓みにより保
持されていた弾発力で外方へ拡開して、係合状態にな
る。なお、雄部材10の斜め挿入は、本態様による実験
において、片側約30度の斜め挿入角度を修正して、円
滑かつ適正に連結することが確認された。
【0027】連結状態において、中央アーム17は、先
端部17aが保持部36に嵌合し、案内部18,18が
案内溝30,30に嵌合している。また可撓アーム14
の先端部15aは、雌部材20の側壁23の窓縁34内
面側に弾性的に当接している。それにより、連結状態の
雄部材10,雌部材20の外周は、段差および溝等のな
い円滑な形状を呈し(図5参照)、布片,釣糸等のくい
込みを防止し、可撓アーム14が布片,釣糸等により外
方へ引張り出されるのを防止している。
【0028】両者の連結状態を解除するには、可撓アー
ム14,14の押圧体15,15を親指と人差し指とで
互いに内方(図6の矢印P方向)へ押圧する。これによ
り、両可撓アーム14が内側へ撓み、それぞれの係合部
16を内側へ移動させて係合部16と係合縁33との係
合が解除されるとともに、可撓アーム14の先端が摺接
部38に接触する。
【0029】この接触により、可撓アーム14は、摺接
部38の傾斜面に誘導されて開口部28方向へ移動し、
両押圧体15と両側壁27の内面側との接触による弾発
力が加わって、雄部材10は、抜脱方向へ付勢されて雌
部材20より分離される。なお、摺接部38は、片側の
可撓アーム14のみに押圧力が加えられたとき、必要以
上の撓みを阻止して可撓アーム14の損傷、および雄部
材10の雌部材20からの抜脱を防止している。
【0030】図7〜11は、この発明の第2の実施態様
を示し、4点係合による連結構造に特徴を有する。な
お、以下の説明では上述の実施態様と同一または同等な
構成要素は同一符号を付して説明を省略する。
【0031】この第2実施態様のプラスチック製ガイド
レスバックルの雄部材10は、それぞれ2股状に形成さ
れた一対の可撓アーム14を備え、それに対応する雌部
材20は、係合縁33,33に加え係合突部24,24
を備えて両者が挿入軸方向に4点で係合するように構成
されている。
【0032】雄部材10の可撓アーム14は、基部12
から挿入軸X1 方向へ突設されるとともに可撓性を有す
る押圧腕部14aと、押圧腕部14aの長さ方向の中間
部位より内側へ分岐状に形成されて、挿入軸X1 方向に
延び、かつ押圧腕部14aよりも短い係合腕部14bと
を備えて形成されている。
【0033】押圧腕部14a,係合腕部14bは共に可
撓性を備え、押圧腕部14aの先端には、係合突部24
に係合可能な係合端部15bが外方向へ突出して形成さ
れている。また係合腕部14bの先端には、係合縁33
に係合可能な係合部16が外方向へ突出して設けられて
いる。なお、図例では係合端部15bの突出長より係合
部16の突出長が大きいものを示したが、その逆、また
は両者がほぼ同じ大きさに形成されてもよい。また、押
圧腕部14aの先端部内側と係合腕部14bの先端部外
側とを、挿入軸X1 に直交する方向へ延びる薄板状また
は棒状の連結部材で連結して、押圧腕部14aの押圧に
より両者が一体に動作するように形成してもよい。
【0034】雌部材20は、基部22の幅員が筒状部2
5の幅員より大きく形成され、その両側部23,23の
内側に、挿入軸X2 に直交する方向へ突出した係合突部
24,24が設けられている。この係合突部24はベル
ト連結部21側から貫設された孔24aにより形成され
ている。なお、係合突部24は、他の構成により形成さ
れた突起部,係合用溝,係合用孔等であってもよい。ま
た、押圧腕部14a,係合腕部14bの両先端部間を連
結部材で連結した場合は、側壁27に連結部材進入用の
溝が設けられるとともに、面壁26,26間を連続する
壁状体が設けられる。
【0035】この第2実施態様のプラスチック製ガイド
レスバックルによれば、雄部材10の挿入時に、押圧腕
部14aが側壁27の外方を覆うようにして進出し、係
合腕部14bは側壁27の内方を進出して、係合端部1
5b,15bおよび係合部16,16が、それぞれ係合
突部24,24および係合縁33,33に同時に係合し
て、4点で雄部材10と雌部材20とが連結される。
【0036】そのため、連結使用時に、雄部材10と雌
部材20との間の分離方向への引張強度が倍加されると
ともに、両者間に回動やひねりの外力が加わったり、一
方の可撓アーム14のみが押圧された場合でも、複数箇
所で係合して連結状態を安定して保持することができ
る。また押圧腕部14aが、筒状部25の側壁27外方
を経由して、その先端部が側部23内側に嵌入するとと
もに、係合端部15bが係合突部24に係合しているの
で、雄部材10のベルト連結部11から雌部材20のベ
ルト連結部21まで、段差および溝等のない滑らかな連
続面が形成される(図10参照)。従って、布片,釣糸
等のまつわり付きを回避して、布片,釣糸等のくい込み
を防止し、それらによる可撓アーム14の外方へ引張り
出されるのを防止している。なお、雄部材10挿入時の
斜め挿入に対しては、第1実施態様と同様の作用、効果
を奏する。
【0037】また、連結を解除するには、雌部材20の
基部22まで延びた長い押圧腕部14aの操作により、
軽い押圧操作力で係合端部15bと係合突部24との係
合が解除されるとともに、分岐された係合腕部14bが
ほぼ同時的に内方へ移動し、係合部16と係合縁33と
の係合が解除される。さらに、連結状態において、押圧
腕部14aが筒状部25の側壁27外方を覆うように位
置しているので、押圧腕部14aの操作が容易にでき
る。
【0038】図12〜16は、この発明の第3の実施態
様を示す。
【0039】この第3実施態様のプラスチック製ガイド
レスバックルの雄部材10は、2股状に形成された一対
の可撓アーム14にそれぞれ滑面部14cを有して形成
され、対応する雌部材20は、弾接部31,31を備え
て構成されている。
【0040】雄部材10の可撓アーム14は、基部12
から挿入軸X1 方向へ突設されるとともに可撓性を有す
る押圧腕部14aと、押圧腕部14aの長さ方向の中間
部位より内側へ分岐状に形成されて、挿入軸X1 方向に
延び、かつ押圧腕部14aよりも短い係合腕部14bと
を備えて形成されている。
【0041】押圧腕部14aは、挿入軸X1 方向の中央
部が外方へ緩やかに湾出した曲線状に形成され、その先
端に雌部材20の弾接部31に弾力的に当接可能で、円
滑表面の滑面部14cが形成されている。
【0042】雌部材20は、ベルト連結部21に隣接す
る基部22の幅員が、筒状部25の幅員より大きく形成
され、その両側部23,23の内側に、それぞれ窪み状
の弾接部31,31が設けられている。
【0043】この第3実施態様のプラスチック製ガイド
レスバックルによれば、雄部材10の挿入時に、押圧腕
部14aが側壁27の外方を覆うようにして進出し、係
合腕部14bは側壁27の内方を進出して、係合部1
6,16が係合縁33,33に係合するとともに、滑面
部14c,14cが側部23,23の内側に進入し、か
つ上記係合と同時に弾接部31,31へ弾力的に当接す
る。
【0044】従って、雄部材10のベルト連結部11か
ら雌部材20の基部22,ベルト連結部21まで、段
差、溝等のない滑らかな連続面が形成される(図15参
照)。また、雄部材10挿入時の斜め挿入に対しては、
第1実施態様と同様の作用、効果を奏する。
【0045】連結を解除するには、例えば、親指と人差
し指とで、図16の矢印P方向に押圧腕部14a,14
aを挟むように押圧することにより、係合腕部14b,
14bが内方へ移動し、係合部16,16と係合縁3
3,33との係合が解除される。
【0046】このとき、押圧腕部14a,14aが内側
に撓み、可撓アーム14,14の弾発力が作用して雄部
材10は、抜脱方向へ移動する。この弾発力は、押圧操
作している親指,人差し指と滑面部14c,14cとの
間でも連続的に作用し、雄部材10は、抜脱方向へ付勢
されて雌部材20より弾出分離される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラスチ
ック製ガイドレスバックルによれば、雄部材に中央アー
ムを設け、対応する雌部材に受容体を設けた構成なの
で、斜めに挿入された雄部材の挿入姿勢を受容体により
修正して、適正な挿入姿勢で連結することができ、手さ
ぐりで連結するときや、急いで連結するときにおいて
も、円滑かつ適確に連結することができる。
【0048】また、バックルの連結を解除するときに、
可撓アームが受容体の摺接部に接触して抜脱方向へ誘導
されるので、雄部材を軽快かつ円滑に分離することがで
きる。また摺接部は、可撓アームの必要以上の撓みを防
止して、その損傷を防止するとともに片側のみの押圧に
よるバックルの分離を防止している。
【0049】さらに、従来例のように、雌部材の筒状部
内を縦断する長いガイド溝、もしくは壁状の動揺防止結
合片やそれに対応する雄部材側の線条体等の形成を省略
でき、バックルの構成を簡易化して、それらを成形する
金型の構成を簡潔化し、金型費用を低減するとともに、
金型の耐久性を向上することができる。
【0050】また、可撓アームに押圧腕部と係合腕部と
を備え、雄部材と雌部材とを4点で係合する構成によ
り、バックルの分離方向への引張り強度を倍加できると
ともに、連結時のバックルに、回動やひねりの外力が加
わったり、一方の可撓アームが押圧されても、連結状態
を安定して保持することができる。また、長い押圧腕部
の操作で、押圧腕部,係合腕部の係合を解除でき、連結
解除を小さい操作力で軽快に行うことができる。
【0051】また、可撓アームの先端部が雌部材のベル
ト連結部側の側部内面に当接することにより、連結状態
のバックルは、着用者への接触部位、および外周部に段
差や溝等がない円滑な形状に形成され、装着による違和
感を軽減し、布片,釣糸等のくい込みを防止することが
できる。さらに、そのくい込みに起因する可撓アームの
外方への引張られ折損等を防止することができ、しか
も、筒状体の側壁を可撓アームが外方から覆うので、二
重の側壁構造を構成して筒状体に加わる大きな外力に耐
久できる効果を奏する。
【0052】また、請求項5記載のプラスチック製ガイ
ドレスバックルによれば、上記効果に加え、連結を解除
するとき、雄部材を滑らかに弾出、分離する効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様のプラスチック製ガイド
レスバックルの離脱状態における正面図。
【図2】図1の雄部材の側面図。
【図3】図1の雌部材の正面断面図。
【図4】第1実施態様におけるバックルの連結過程を示
す正面図。
【図5】同じくバックルの連結状態を示す一部切欠正面
図。
【図6】同じくバックルの連結解除操作を示す一部切欠
正面図。
【図7】本発明の第2実施態様のプラスチック製ガイド
レスバックルの離脱状態における正面図。
【図8】図7の雄部材の側面図。
【図9】図7の雌部材の正面断面図。
【図10】第2実施態様におけるバックルの連結状態を
示す一部切欠正面図。
【図11】同じくバックルの連結解除操作を示す一部切
欠正面図。
【図12】本発明の第3実施態様のプラスチック製ガイ
ドレスバックルの離脱状態における正面図。
【図13】図12の雄部材の側面図。
【図14】図12の雌部材の正面断面図。
【図15】第3実施態様におけるバックルの連結状態を
示す一部切欠正面図。
【図16】同じくバックルの連結解除操作を示す一部切
欠正面図。
【符号の説明】
10 雄部材 14 可撓アーム 14a 押圧腕部 14b 係合腕部 14c 滑面部 15 押圧体 15a 先端部 15b 係合端部 16 係合部 17 中央アーム 20 雌部材 23 側部 24 係合突部 25 筒状部 27 側壁 31 弾接部 32 窓部 33 係合縁 34 窓縁 35 受容体 36 保持部 37 導入部 38 摺接部
フロントページの続き (72)発明者 荒木 雅子 愛知県名古屋市緑区尾崎山1丁目415 シ ャトレ緑ヶ丘103号室 (72)発明者 美濃羽 敬治 岐阜県武儀郡武儀町中之保4455

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧体および係合部を有する一対の可撓
    アームを備えその一対の可撓アーム間の中央に挿入軸方
    向へ延びて設けられた中央アームを有する雄部材と、 前記一対の可撓アームおよび中央アームを収容可能な筒
    状部を有し、その筒状部の相対する側壁に開口し前記係
    合部と係合可能な係合縁を有する一対の窓部を備えベル
    ト連結部側から前記筒状部内に挿入軸方向へ突設された
    受容体を有する雌部材と、よりなり、 前記受容体が、連結状態の前記雄部材の中央アームの先
    端部が嵌入可能な保持部と、 前記保持部の開口に連続するとともに前記筒状部の開口
    部方向へ拡開形成された導入部と、を備え、 前記導入部が、挿入される前記中央アームと当接して該
    中央アームを前記保持部へ誘導可能に形成されてなる、 ことを特徴とするプラスチック製ガイドレスバックル。
  2. 【請求項2】 押圧体および係合部を有する一対の可撓
    アームを備えその一対の可撓アーム間の中央に挿入軸方
    向へ延びて設けられた中央アームを有する雄部材と、 前記一対の可撓アームおよび中央アームを収容可能な筒
    状部を有し、その筒状部の相対する側壁に開口し前記係
    合部と係合可能な係合縁を有する一対の窓部を備えベル
    ト連結部側から前記筒状部内に挿入軸方向へ突設された
    受容体を有する雌部材と、よりなり、 前記受容体が、連結状態の前記雄部材の中央アームの先
    端部が嵌入可能な保持部と、 前記保持部の開口に連続するとともに前記筒状部の開口
    部方向へ拡開形成され、挿入される前記中央アームと当
    接して該中央アームを前記保持部へ誘導可能な導入部
    と、 前記導入部の外方に設けられるとともに前記ベルト連結
    部から前記開口部方向へ先窄まり形成され、連結状態で
    内方へ撓んだ前記押圧体と当接して当該押圧体を前記筒
    状部の開口部方向へ誘導可能な摺接部と、を備えてな
    る、 ことを特徴とするプラスチック製ガイドレスバックル。
  3. 【請求項3】 一対の可撓アームおよびその一対の可撓
    アーム間の中央に挿入軸方向へ延びて設けられた中央ア
    ームを有し、 前記可撓アームが、先端部に係合端部を有する押圧腕部
    とその押圧腕部の中間部より分岐し当該押圧腕部の内方
    にほぼ平行して延設され先端部に係合部を有する係合腕
    部とを備えた雄部材と、 前記一対の可撓アームの一部および中央アームを収容可
    能な筒状部を有し、 前記筒状部は、基部の側部内側に設けられ前記係合端部
    と係合可能な係合突部と相対する側壁に開口し前記係合
    部と係合可能な係合縁を有する一対の窓部とを備えると
    ともにベルト連結部側から前記筒状部内に挿入軸方向へ
    突設された受容体を有する雌部材と、よりなり、 前記受容体が、連結状態の前記雄部材の中央アームの先
    端部が嵌入可能な保持部と、前記保持部の開口の外方に
    連続するとともに前記筒状部の開口部方向へ拡開形成さ
    れ、挿入される前記中央アームと当接して該中央アーム
    を前記保持部へ誘導可能な導入部と、を備えてなる、 ことを特徴とするプラスチック製ガイドレスバックル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプラスチック製ガイドレ
    スバックルであって、 前記一対の可撓アームの押圧腕部が、連結状態におい
    て、前記雌部材の筒状部側壁の外方を経由して該雌部材
    のベルト連結部側まで延びるとともに、 前記係合端部が前記係合突部に係合して、前記雄部材と
    雌部材とが連続面状に連結されてなる、 ことを特徴とするプラスチック製ガイドレスバックル。
  5. 【請求項5】 一対の可撓アームおよびその一対の可撓
    アーム間の中央に挿入軸方向へ延びて設けられた中央ア
    ームを有し、 前記可撓アームが、延設された滑面部を有する押圧腕部
    とその押圧腕部の中間部より分岐し当該押圧腕部の内方
    にほぼ平行して延設され先端部に係合部を有する係合腕
    部とを備えた雄部材と、 前記一対の可撓アームの一部および中央アームを収容可
    能な筒状部を有し、 前記筒状部は、基部の側部内側に設けられ前記押圧腕部
    の滑面部が弾接可能な弾接部と相対する側壁に開口し前
    記係合部と係合可能な係合縁を有する一対の窓部とを備
    えるとともにベルト連結部側から前記筒状部内に挿入軸
    方向へ突設された受容体を有する雌部材と、よりなり、 前記受容体が、連結状態の前記雄部材の中央アームの先
    端部が嵌入可能な保持部と、前記保持部の開口の外方に
    連続するとともに前記筒状部の開口部方向へ拡開形成さ
    れ、挿入される前記中央アームと当接して該中央アーム
    を前記保持部へ誘導可能な導入部と、を備え、 前記一対の可撓アームの押圧腕部が、連結状態におい
    て、前記雌部材の筒状部側壁の外方を経由して該雌部材
    のベルト連結部側まで延びるとともに、 前記押圧腕部の滑面部が前記雌部材の弾接部に弾接し
    て、前記押圧腕部と雌部材の側部とが連続面状に連結さ
    れてなる、 ことを特徴とするプラスチック製ガイドレスバックル。
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