JPH09206286A - 核磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

核磁気共鳴イメージング装置

Info

Publication number
JPH09206286A
JPH09206286A JP8015916A JP1591696A JPH09206286A JP H09206286 A JPH09206286 A JP H09206286A JP 8015916 A JP8015916 A JP 8015916A JP 1591696 A JP1591696 A JP 1591696A JP H09206286 A JPH09206286 A JP H09206286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
gradient magnetic
eddy current
gradient
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8015916A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Maekawa
晃伸 前川
Akihiro Ishikawa
亮宏 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP8015916A priority Critical patent/JPH09206286A/ja
Publication of JPH09206286A publication Critical patent/JPH09206286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜磁場中心より対称な位置における渦電流
の影響を測定・観察できるようにする。 【解決手段】 被測定傾斜磁場の方向で、傾斜磁場中心
に対して対称な位置に2個の渦電流測定用サンプル4、
4′を置き、渦電流測定用パルスシーケンスを実行して
NMR信号を発生させ、NMR信号をフーリェ変換器1
2でフーリェ変換して周波数情報を得て、データ処理機
構13で2個のサンプル4、4′の傾斜磁場中心より対
称位置における周波数情報を取り出し、表示器14に表
示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はNMR(核磁気共
鳴)現象を利用してイメージングやスペクトロスコピー
測定を行う核磁気共鳴イメージング装置、特に、傾斜磁
場により発生する渦電流を測定する機能を有する核磁気
共鳴イメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】核磁気共鳴イメージング装置(MRI装
置)では、被検体の断層像を観測するために、被検体を
超電導マグネット等によって作り出される静磁場中に置
き、静磁場方向と直角な面内で回転する高周波磁場を加
え、被検体の特定原子核密度分布によるNMR信号を得
るようにしている。また、NMR信号に空間的位置情報
を付加すると共に被検体の撮影方向や断層面を選択する
ため、静磁場に重畳するX、Y、Zの直交3軸の各方向
に磁場強度が傾斜している傾斜磁場Gx、Gy、Gzを
パルス状に発生させる。なお、傾斜磁場の発生は傾斜磁
場電源より傾斜磁場コイルに電流を与えるようにしてい
る。傾斜磁場Gx、Gy、Gzの各々はパルス状である
ため、静磁場発生用の超電導マグネットの恒温槽(例え
ば、恒温槽を構成するシールド材、超電導マグネットを
支持する支持部材、フレーム等)などの傾斜磁場コイル
の周辺に配置されている導体構造物に渦電流が誘起され
る。この渦電流によって、Gx、Gy、Gzの各コイル
に流す電流波形をパルス波形としても、実際に生じる磁
場の波形は理想的な傾斜磁場に対し歪んだものとなる。
例えば、傾斜磁場コイルに矩形電流パルスを印加する間
並びにその後、傾斜磁場の指数関数形の上昇及び減衰が
観察される。
【0003】したがって、MRI装置を適正に作動させ
るためには、このような渦電流の影響による傾斜磁場の
歪みを補償する必要がある。そのためにこの種MRI装
置では、傾斜磁場電源内に調整自在の指数関数形減衰部
品(通常コンデンサや抵抗)を含む電流波形整形回路が
設けられており、これによりGx、Gy、Gzの各コイ
ルに流す電流波形を、渦電流の影響を考慮した波形とし
て理想的な傾斜磁場が得られるようにしている。この電
流波形整形回路による電流波形の調整による渦電流補償
調整のため、渦電流の影響を測定する必要がある。
【0004】そこで従来は、この渦電流の影響による傾
斜磁場の歪みを測定するために、傾斜磁場コイル中の勾
配ゼロの点より、一定の距離に小さなNMR動作サンプ
ルを置き、このサンプルの少なくとも1つの次元の軸線
に沿って勾配パルスを印加し、該勾配パルスを印加して
から予定の時間内に前記サンプルにRF励起パルスを照
射してNMR信号を発生させ、前記勾配パルスを印加し
てからの合計時間の関数として前記NMR信号の位相を
測定し、測定された位相を前記勾配パルスのインパルス
応答に対して関係づけ、該インパルス応答を用いて、勾
配磁場による渦電流を観測している(特開昭62−18
9057)。
【0005】ところが、超電導(静磁場)マグネットお
よび傾斜磁場コイルの形状、ないし両者の実際の製作
上、機械的に非対称になる誤差が避けられないことか
ら、磁場系の中心から対称な位置でかならずしも同じ渦
電流による磁場が生じていることは限らないことから、
傾斜磁場中心より左右等距離で発生する渦電流の影響を
測定し、それぞれのバランスを観察しながら、傾斜磁場
電源内に設置された電流波形整形回路の調節自在の指数
関数減衰部品を使用し、傾斜磁場コイルに印加される電
流を整形する必要がある。そのために、従来では、調整
しようとする傾斜磁場系の方向に、中心から数cm程度離
れた位置に小さなサンプルを配置して上記のような測定
を行ない、それに基づき渦電流補償調整を行ない、その
後は中心から同じ距離だけ逆方向に離れた位置にサンプ
ルを置いて再度同様に測定し、渦電流補償調整を行な
い、双方ともバランス良く調整された状態にするように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにサンプルを傾斜磁場中心から対称な位置に交互に
置き換えながら渦電流の影響の測定・観察、ならびに渦
電流補償調整を繰り返えし行なうのでは、渦電流の測定
ないし補償に手間と時間がかかると共に、傾斜磁場中心
より左右等距離における渦電流の影響を同時に測定・観
察できないので、左右のバランスをとる調整が非常に困
難である、という問題があった。
【0007】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
のであって、渦電流測定用サンプルを左右交互に置き換
えることなく、傾斜磁場中心より対称な位置における渦
電流の影響の測定・観察を同時に行ない、これによって
両位置でのバランスの良い渦電流補償調整を一挙に行な
うことを可能とする、核磁気共鳴イメージング装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明における核磁気共鳴イメージング装置に
おいては、所定の傾斜磁場方向で磁場中心から等距離の
対称位置に渦電流測定用サンプルを配置し、傾斜磁場発
生手段の渦電流補償用の波形整形回路で波形整形度合が
調整されるごとに渦電流測定用パルスシーケンスを実行
し、それにより受信された前記サンプルからのNMR信
号を周波数解析し、その周波数解析結果を表示するよう
にしたことが特徴となっている。
【0009】この構成によれば、傾斜磁場発生手段の波
形整形回路の調整部品(通常抵抗、および、コンデン
サ)の調整で波形整形度合が調整されるごとに調整用パ
ルスシーケンスが実行され、その都度、磁場中心から等
距離の対称位置に配置された両渦電流測定用サンプルか
らのNMR信号が受信され、受信されたNMR信号は、
周波数解析手段で周波数解析される。この周波数解析に
より傾斜磁場による渦電流の影響が共鳴周波数に対する
周波数のズレとして現れる。
【0010】したがって、周波数解析結果を表示するこ
とで磁場中心から左右等距離で発生する渦電流の影響が
同時に測定・観測でき、渦電流測定時に周波数のズレが
最小値となった波形整形度合の調整値に傾斜磁場発生手
段の渦電流補償用の波形整形回路の調整部品を設定する
ことで渦電流の影響を補償、すなわち、渦電流による傾
斜磁場の歪みを補正でき、その補償も短時間で、且つ、
正確に行い得る。なお、周波数解析手段による周波数解
析としては、デジタル化されたNMR信号をフーリェ変
換して、周波数情報を取り出し、その周波数情報のピー
ク値を検出するとか、フーリェ変換された周波数情報の
ピーク値を検出せずに信号強度のコントラストとするよ
うにしてもよい。
【0011】これにより、2個の渦電流測定用サンプル
の周波数情報を取り出し、それを表示することで、磁場
中心より等距離における渦電流の影響を把握できる。ま
た、磁場中心より等距離における渦電流の影響を把握で
きるようにするには、2個の渦電流測定用サンプルのN
MR信号を区別して識別表示することが不可欠であり、
このためには、2個の渦電流測定用サンプルの大きさを
異ならしめるとか、一方が水で他方が油のように共鳴周
波数の異なるサンプルとし、NMR信号の周波数情報の
ピーク値、ないし、NMR信号の周波数情報に強度差を
持たせるようにすればよい。
【0012】さらに、表示に際しては、周波数情報のピ
ーク値を検出する場合には、そのまま表示するか、2個
の渦電流測定用サンプルのNMR信号をより明確に識別
表示するために、2個の渦電流測定用サンプルのピーク
値の信号強度の差に応じて色別表示するようにしてもよ
く、また、周波数情報のピーク値を検出しない場合に
は、信号強度のコントラストとして表示するようにすれ
ばよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい一実施
例について図面を参照しながら説明する。この発明の一
実施例にかかるMRI装置は図1に示すように構成され
ている。図1に示すMRI装置において、1は一様な静
磁場を発生する超電導マグネットで、その内側にNMR
信号に空間的位置情報を付加するための一様静磁場に重
畳する傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイル2が設置さ
れている。この傾斜磁場コイル2は3組のコイルよりな
り、その各々により、X、Y、Zの3軸方向に磁場強度
がそれぞれ傾斜する3つの傾斜磁場Gx、Gy、Gzが
発生させられる。
【0014】傾斜磁場コイル2の各組のコイルには、傾
斜磁場電源7から所定波形の電流(電流パターン)がそ
れぞれ供給される。傾斜磁場波形発生器5は、所望電流
波形(電流パターン)のGs、Gr、Gpパルスを作成
するために必要なGx、Gy、Gzについてのパルス波
形の電流パターンを発生し、電流波形整形回路6に送
る。電流波形整形回路6は、渦電流の影響を相殺(補
償)するため、傾斜磁場波形発生器5の電流パターンを
整形し、傾斜磁場電源7に送る。傾斜磁場電源7は波形
整形されたパルス波形の電流を増幅してGx、Gy、G
zの3組のコイルにそれぞれ供給する。なお、傾斜磁場
コイル2、傾斜磁場波形発生器5、電流波形整形回路
6、傾斜磁場電源7でもってこの発明における傾斜磁場
発生手段を構成している。
【0015】静磁場及び傾斜磁場が発生する傾斜磁場コ
イル2の内側には、撮影時には被検体(通常人体)に、
渦電流の測定時には渦電流測定用サンプル(以下、サン
プルという)4、4′にRF励起パルスを照射しNMR
現象を起こさせると共に、特定原子核密度分布による被
検体、ないし、サンプル4、4′で発生したNMR信号
を受信するための高周波磁界送受信コイル(以下、RF
コイルという)3が配置されている。RFコイル3は発
振器8に接続されており、それより発生した高周波パル
スが供給されてRF励起パルスを照射する。
【0016】また、RFコイル3には、NMR信号を受
信する受信器10、受信されたNMR信号をデジタルデ
ータに変換するA/D変換器11が受信系として接続さ
れている。デジタルデータはフーリェ変換器12でフー
リェ変換されてデータ処理機構13に送られる。データ
処理機構13はフーリェ変換後のデータのピーク値を検
出し、2個のサンプルの磁場中心より等距離における周
波数情報を取り出し、その周波数情報は表示器14に送
られ表示される。なお、フーリェ変換器12、データ処
理機構13は、この発明における周波数解析手段に相当
する。
【0017】9は被検体の断層画像を再構成するための
データを収集する撮像用パルスシーケンスと、渦電流測
定するためのデータを収集する渦電流測定用パルスシー
ケンスを実行するのに必要な種々の命令を送信系、受信
系及び傾斜磁場発生系に送るタイミングコントローラで
ある。すなわち、傾斜磁場波形発生器5、発振器8等に
命令を送り、RFパルスと傾斜磁場パルスの発生タイミ
ング及びRFパルス、傾斜磁場パルスの波形を制御す
る。
【0018】渦電流測定時に使用される2個のサンプル
4、4′は、水や油などのNMR現象を起こす特定原子
核を有する物質で、渦電流測定時に前記高周波磁界送受
信コイル3の内側に、磁場勾配中心(一般には、傾斜磁
場コイル2の幾何的中心)より、高周波磁界送受信コイ
ル3の感度をそこなわないよう左右等距離(例えば右に
80mm、左に80mm)に置かれる。この2個のサンプル
4、4′は、より正確な位置からのNMR信号を得るた
め、できるだけ小型のものを使用するのが望ましい。ま
た、これらサンプル4、4′は、大きさが等しくてもよ
いし、どちらかが大きくどちらかが小さいような異なっ
た大きさのものを使用しても、水と油のように共鳴周波
数の異なる物質を使用してもよい。
【0019】これら左右サンプル4、4′による違いは
データ処理機構13による周波数データ処理(NMR信
号の周波数解析)に現れる。超電導マグネット1の恒温
槽等の傾斜磁場コイルの周辺に配置されている周辺の導
体構造物に発生する渦電流は、傾斜磁場の変化する瞬間
に発生する。この渦電流は磁場の変化を妨げる方向に磁
場を発生させるので、パルス状の電流波形を傾斜磁場コ
イル2に加えると、電流波形の立ち上がりと立ち下がり
の部分で指数関数的に電流波形がなまる。この電流波形
のなまりを上記電流波形整形回路6によって強制的に整
形する。電流波形整形回路6は、周知のようにポテンシ
ョメータや可変抵抗器と可変コンデンサよりなり、この
調整部品の値を変化させることによって、傾斜磁場電源
7に出力する電流波形の形状を整形することができる。
【0020】この整形された電流波形により、傾斜磁場
は整形された電流波形に従い発生する。このように電流
波形整形回路6を調整して渦電流の影響を相殺するよう
に傾斜磁場波形発生器5より出力される電流波形を整形
することが渦電流の補償なのであるが、渦電流の影響
は、磁場中心より左右等距離の位置において、均等に現
れるわけではなく、超電導マグネット1や傾斜磁場コイ
ル2の形状等によっては、左右どちらかに渦電流の影響
が強く出る。そこで渦電流の補正を行なう時は、左右の
バランスを観察しながら、電流波形整形回路6で電流波
形の整形を行う必要がある。
【0021】この発明では、渦電流の測定時に2個のサ
ンプルを使用し、傾斜磁場による渦電流の影響を両サン
プルから得られるNMR信号に反映させ、且つ、得られ
たNMR信号を周波数解析することによって、磁場中心
より左右等距離における渦電流の影響を同時に測定・観
察することが可能となり、対称な2点でのバランスの良
い渦電流補償調整が行な得る。つぎに、渦電流の影響の
測定動作、ならびに、電流波形整形回路6による渦電流
補償調整について説明する。渦電流の測定に先立ち、2
個のサンプル4、4′が測定しようとする傾斜磁場方向
で、磁場中心に対し左右等距離の対称な位置に配置され
る。図1ではGxを測定するため、X方向に配置されて
いる。
【0022】渦電流の測定時には、タイミングコントロ
ーラ9が図2(イ)に示すタイミング信号を傾斜磁場波
形発生器5と発振器8に送る。タイミング信号を受けた
傾斜磁場波形発生器5と発振器8は、図2(ロ)に示す
ようなタイミングで電流波形と高周波パルスを発生し、
この図2の渦電流測定用パルスシーケンスは、電流波形
整形回路6で電流波形の整形度合が、例えば所定のステ
ップ量で変化される毎に繰り返えし実行される。傾斜磁
場波形発生器5より出力された電流波形は、電流波形整
形回路6を経て傾斜磁場電源7より傾斜磁場コイル2に
電流が供給される。これにより、傾斜磁場コイル2は電
流波形に従った傾斜磁場を発生する。
【0023】図2(a)に示す電流波形に従った電流が
供給されると、その立上がりと立ち下がりの部分で傾斜
磁場は、渦電流の影響によるなまりが生じる。図2
(b)に示すようなタイミングでは、電流の立ち下がり
直後に発振器8より高周波パルスを発生している。発振
器8によって出力された高周波パルスは、RFコイル3
によって高周波磁界となる。サンプルは、前記高周波磁
界によってNMR現象を起こし、高周波磁界を止めた瞬
間より高周波エネルギーを放出する。この高周波エネル
ギーをRFコイル3がアンテナとなり、受信器10がN
MR信号として受信する。これによって2個のサンプル
4、4′の傾斜磁場発生直後より渦電流の影響が消える
までのNMR信号を得ることができる。このNMR信号
には、渦電流の影響が周波数のずれとして含まれてい
る。
【0024】受信器10によって得られたNMR信号
は、A/D変換器11によって図2(c)に示すような
サンプリング間隔でデジタルデータに変換され、このデ
ータをフーリェ変換器12がフーリェ変換によって周波
数データに変換する。この周波数データ(周波数情報)
は、サンプル4、4′の大きさによって帯域を持つの
で、データ処理機構13によって各サンプル4、4′の
周波数データの最大値を検出し、2個のサンプル4、
4′の磁場中心より等距離における周波数情報を取り出
す。データ処理機構13によって得られた周波数情報を
表示器14によって表示し、傾斜磁場による磁場勾配中
心より左右等距離の渦電流の状態を把握する。この表示
データを元に周波数のズレが最小となる波形整形度合に
電流波形整形回路6を調節することで、渦電流による傾
斜磁場の歪みを補正、すなわち、対称点での渦電流補償
調整をバランス良く一挙に行なうことができる。
【0025】図3に磁場勾配中心より左右Xmmの距離に
置いた大きさの異なるサンプル4と、サンプル4′より
得られるNMR信号をフーリェ変換した時の結果を示
す。図3に示されるようにフーリェ変換後の各サンプル
より得られたNMR信号は、磁場勾配中心における中心
周波数fよりそれぞれΔfずれた周波数データとなる。
これは、図4に示すように、磁場勾配中心からの距離に
比例して渦電流の影響が大きくなることによって、+X
mmと−Xmmに置いたサンプルの共鳴周波数がずれること
が原因となる。渦電流の無い状態では、サンプルの共鳴
周波数は、図3に示すfの位置にくる。このことは、A
/D変換器11がNMR信号を取り込むA/Dサンプリ
ングが進につれ2個のサンプルによるNMR信号の周波
数スペクトルが、中心周波数に近づくことになる。ここ
でこの周波数のずれが中心周波数に近づく様子を表示器
14によって表示すれば渦電流の影響を測定・観察する
ことができる。
【0026】磁場勾配中心より左右等距離に置ける渦電
流の影響を、表示器によって同時に表示する方法には、
いくつか考えられるが、実施例においてはその表示すべ
きNMR信号の周波数データをデータ処理機構13で処
理する。図3に示すようなサンプルを使用した場合、デ
ータ処理機構13は、+Xmmと−Xmmの位置を正確につ
かむため、サンプル4とサンプル4′の周波数データの
ピーク値を取り出し、これを表示器14に送る。周波数
データのピーク値を検出するには、信号強度を周波数の
関数として周波数の微分を取ることによって、ピーク値
を得ることができる。
【0027】また、左右のサンプルによるピーク値を区
別するため、図3に示すような大きさの異なる2個のサ
ンプルを使用し、各周波数データのピーク値の信号強度
に差をつけるとか、この差を色で表現するなどの方法に
よって、+Xmmと−Xmmにおける渦電流の影響を区別し
表示する。左右のNMR信号を区別する方法としては、
前記実施例の他に、水と油をサンプルとして組み合わ
せ、その共鳴周波数による違いをデータ処理機構13に
よって処理し、表示すればよい。また、左右2個のサン
プルを同じ大きさにし、データ処理機構13において周
波数データのピークを探さず、フーリェ変換したデータ
をそのまま表示し、信号強度のコントラストとして表現
することもできる。いずれの場合にせよサンプルには、
できるだけ小型のものを使用することが望ましい。
【0028】さらに、傾斜磁場発生手段の電流波形整形
回路の波形整形度合を自動的に変更し、変更毎に渦電流
測定用パルスシーケンスを実行する手段を設けると共に
周波数ズレの最小の波形整形度合の調整値を検索する手
段を設ければ、自動的に渦電流補償調整が行な得る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の核磁気
共鳴イメージング装置によれば、測定しようとする傾斜
磁場の方向で対称な2点での渦電流の影響を同時に測定
・観察でき、対称点での渦電流補償調整をバランス良く
一挙に行なうことが可能となる。そのため、渦電流補償
調整の時間を短縮し、作業を容易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る核磁気共鳴イメー
ジング装置の構成を示すブロック図。
【図2】渦電流測定用パルスシーケンスを示すタイムチ
ャート。
【図3】渦電流測定用サンプルとNMR信号との関係を
示す図。
【図4】傾斜磁場勾配と渦電流による傾斜磁場勾配との
関係を示す図。
【符号の説明】
1:超電導マグネット 2:傾斜磁
場コイル 3:高周波磁界送受信コイル(RFコイル) 4、4′:渦電流測定用サンプル 5:傾斜磁
場波形発生器 6:電流波形整形回路 7:傾斜磁
場電源 8:発振器 9:タイミ
ングコントローラ 10:受信器 11:A/
D変換器 12:フーリェ変換器 13:デー
タ処理機構 14:表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場を発生する手段と、所定の方向に
    磁場強度が傾斜している傾斜磁場を前記静磁場に重畳し
    て発生する傾斜磁場コイルを有する傾斜磁場発生手段
    と、磁場中にRF励起パルスを照射するRF照射手段
    と、NMR信号を受信する受信手段とを備え、前記傾斜
    磁場発生手段は傾斜磁場コイルに印加する電流波形を整
    形する渦電流補償用の波形整形回路を有する核磁気共鳴
    イメージング装置であって、所定の傾斜磁場方向で磁場
    中心から等距離の対称位置に置かれた渦電流測定用サン
    プルと、前記波形整形回路で波形整形度合が調整される
    ごとに渦電流測定用パルスシーケンスを実行する手段
    と、渦電流測定用パルスシーケンスの実行により受信さ
    れた前記サンプルからNMR信号を周波数解析する手段
    と、周波数解析結果を表示する手段とを備えたことを特
    徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
JP8015916A 1996-01-31 1996-01-31 核磁気共鳴イメージング装置 Pending JPH09206286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8015916A JPH09206286A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 核磁気共鳴イメージング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8015916A JPH09206286A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 核磁気共鳴イメージング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09206286A true JPH09206286A (ja) 1997-08-12

Family

ID=11902110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8015916A Pending JPH09206286A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 核磁気共鳴イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09206286A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251984A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Etsuo Ban 磁界変調法連続波hf帯磁気共鳴装置を用いたフリーラジカル測定装置および同装置によるラジカル化学反応の経時変化測定方法
JP2013176672A (ja) * 2007-12-20 2013-09-09 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176672A (ja) * 2007-12-20 2013-09-09 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP2012251984A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Etsuo Ban 磁界変調法連続波hf帯磁気共鳴装置を用いたフリーラジカル測定装置および同装置によるラジカル化学反応の経時変化測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0538668B1 (en) Correction of signal distortion in an NMR apparatus
KR100481740B1 (ko) 와전류들에의해유도된공간적및시간적으로변화하는자계들을측정하고보상하는방법
JP5213849B2 (ja) 時間シーケンスのスピン励起による磁気共鳴
JP2015039635A (ja) 種々の形式のシムコイルを使用する磁気共鳴トモグラフィシステムの特に患者に適応した静磁場均一化方法
US10656227B2 (en) Magnetic resonance examination system with field probes
JPWO2004004563A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び渦電流補償導出方法
JP2003180655A (ja) Mr装置中の対象の位置を測定する方法、並びに、かかる方法を行うためのカテーテル及びmr装置
CA1258882A (en) Method and apparatus for rapid nmr imaging
EP0112663B1 (en) Nuclear magnetic resonance methods and apparatus
US4931733A (en) Method and apparatus for determining shim coil current in nuclear magnetic resonance imaging
US5451877A (en) Method for the compensation of eddy currents caused by gradients in a nuclear magnetic resonance apparatus
US5068610A (en) Mri method and device for fast determination of the transverse relaxation time constant t2
KR20130135776A (ko) 자기 공명 기법에서 측정 볼륨 내의 검사 대상의 대상-특정 b1 분포를 결정하는 방법, 자기 공명 시스템, 컴퓨터 프로그램, 및 전자적으로 판독가능한 데이터 매체
EP0161366A2 (en) Nuclear magnetic resonance methods and apparatus
EP0124108B1 (en) Correction circuit for a static magnetic field of an nmr apparatus and nmr apparatus for utilizing the same
US4646023A (en) Nuclear magnetic resonance imaging
JPS62189056A (ja) 磁界の均質性を改善する方法
JPH09206286A (ja) 核磁気共鳴イメージング装置
EP3447519A1 (en) A method and apparatus for gradient delay measurement of a magnetic resonance imaging system
US5015955A (en) Magnetic resonance methods
EP2699921B1 (en) Determining positions of a magnetic field probe in a magnetic resonance measurement
JPH09192116A (ja) 核磁気共鳴検査装置
JP3454865B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
GB2357851A (en) Correcting linear field inhomogeneities
JPH0489032A (ja) Nmr装置