JPH09206854A - 管の押し出し加工装置 - Google Patents

管の押し出し加工装置

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JPH09206854A
JPH09206854A JP3300996A JP3300996A JPH09206854A JP H09206854 A JPH09206854 A JP H09206854A JP 3300996 A JP3300996 A JP 3300996A JP 3300996 A JP3300996 A JP 3300996A JP H09206854 A JPH09206854 A JP H09206854A
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JP
Japan
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curvature
axis
pipe
tube
core
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Application number
JP3300996A
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English (en)
Inventor
Masao Nakamura
雅勇 中村
Shingo Tsukui
慎吾 津久井
Masafumi Shimizu
雅史 清水
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 場所により異なる曲率を有する曲がり管や、
所望曲率をなす高精度の曲がり管を製造できる管の押し
出し加工装置を提供する。 【解決手段】 芯金5の前端に拡径プラグ(加工プラ
グ)6が揺動可能に設けられている。芯金5に外装され
た素管Pを押圧ラム9で押すことにより、素管Pを拡径
プラグ6で拡径させる。拡径された素管Pをガイドロー
ラ20(ガイド手段)で案内することにより、素管Pを
曲げる。当接ローラ56が素管Pの外面に当接してお
り、この当接ローラ56の回転量から、素管Pの送り出
し量が検出される。また、当接ローラ56の拡径プラグ
6方向への変位量から、素管Pの曲率が検出される。ガ
イドローラ20は、移動機構により移動される。マイコ
ロコンピュータを含む制御ユニットが、検出された送り
出し量と曲率に基づいて移動機構を制御し、ガイドロー
ラ20の位置を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯金に外装された
素管を前方へ押し出し、芯金の前端に取り付けた加工プ
ラグで素管を加工する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管の押し出し加工装置は、用途に応じて
様々なものがあるが、例えば、円管を真円度を維持した
まま拡径するとともに曲げる加工装置が開発されてい
る。この拡径,曲げ加工装置では、特公平6−4296
7号公報、特開平5−169145号公報等に開示され
ているように、真っすぐな円管形状の素管を、丸棒状の
芯金に外装し、この素管の後端を押圧ラムにより芯金に
沿って押し出す。芯金の前端には素管の内径より大きい
球形状の拡径プラグ(加工プラグ)が揺動可能に設けら
れており、押し出されてきた素管を塑性変形させて拡径
する。この拡径された素管は、拡径プラグの前方に配置
されたガイド手段に案内されることにより、曲げモーメ
ントを受け、上記拡径プラグ位置で曲げ加工される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の装置では、
ガイド手段の位置制御は行われず、そのため、予め設定
されたガイド手段の位置に対応する曲率の曲がり管しか
製造できなかった。また、所望曲率の曲がり管が得られ
たか否かは、製造後に寸法,形状を計測することにより
チェックしており、生産性が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、
(イ)素管に挿入された状態でこの素管を軸方向に案内
する芯金と、(ロ)芯金の前端に揺動可能に設けられ、
前方に向かって断面積が徐々に大となるとともに最大断
面積での外周長が素管の内周長以上である加工プラグ
と、(ハ)芯金の後端部を支持する後部支持台と、
(ニ)芯金の前端部を素管を介して挿入支持する前部支
持台と、(ホ)芯金に外装された素管の後端を押しなが
ら、前方に移動することにより、素管を加工プラグで加
工させる押圧ラムと、(へ)上記加工プラグの前方に設
けられ加工プラグを通過した素管を案内して素管の曲率
を決定するガイド手段と、を備えた管の押し出し加工装
置において、上記ガイド手段を芯金の軸線と直交する少
なくとも1つの基準軸に沿って移動させる移動機構と、
上記加工プラグからの素管の送り出し量を検出する送り
出し量検出手段と、検出された素管の送り出し量に基づ
いて上記移動機構を制御する制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の(イ)〜
(へ)の構成を備えた管の押し出し加工装置において、
上記ガイド手段を芯金の軸線と直交する少なくとも1つ
の基準軸に沿って移動させる移動機構と、上記加工プラ
グから送り出された素管の基準軸方向の位置を検出する
位置検出手段と、検出された素管の位置に基づいて上記
移動機構を制御する制御手段と、を備えたことを特徴と
する。請求項3の発明は、請求項1の(イ)〜(へ)の
構成を備えた管の押し出し加工装置において、上記ガイ
ド手段を芯金の軸線と直交する少なくとも1つの基準軸
に沿って移動させる移動機構と、上記基準軸と芯金の軸
線とを含む平面上における素管の曲率を検出する曲率検
出手段と、検出された素管の曲率に基づいて上記移動機
構を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の(イ)〜(ヘ)の構成を
備えた管の押し出し加工装置において、上記ガイド手段
を芯金の軸線と直交するとともに互いに直交する第1,
第2の基準軸に沿って移動させる移動機構と、上記第1
基準軸と芯金の軸線とを含む平面上における素管の曲率
を検出する第1曲率検出手段と、上記第2基準軸と芯金
の軸線とを含む平面上における素管の曲率を検出する第
2曲率検出手段と、第1,第2の曲率検出手段で検出さ
れた素管の曲率に基づいて上記移動機構を制御する制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】請求項5の発明は、請求項3または4に記
載の管の押し出し加工装置において、上記曲率検出手段
が、芯金の軸線に沿って並べられるとともに、加工プラ
グから送り出された素管の基準軸方向の位置を検出する
少なくとも3つの位置検出手段と、これら位置検出手段
からの位置情報に基づいて曲率を演算する演算手段とを
含むことを特徴とする。請求項6の発明は、請求項3に
記載の管の押し出し加工装置において、上記曲率検出手
段が、上記加工プラグから送り出された素管を撮影する
撮影手段と、この撮影手段で撮影された素管の像を解析
することにより、素管の曲率を演算する演算手段を含む
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
管の押し出し加工装置を、図面に基づいて説明する。こ
の装置は、円管を拡径しながら曲げることにより、場所
によって曲率の異なる曲がり管を製造するためのもので
ある。図1に示すように、この装置は、ベースフレーム
1上に間隔をおいて配置された後部支持台2と前部支持
台3を備えている。
【0008】上記ベースフレーム1の上方には、丸棒形
状の芯金5が、水平をなして配置されている。この芯金
5は、加工すべき円管形状の素管Pに挿入されてこの素
管Pを軸方向に案内するものである。なお、芯金5の外
径は素管Pの内径より僅かなクリアランス分だけ小さ
い。芯金5の後端部は、後部支持台2に軸方向の移動を
禁じられた状態で支持されている。
【0009】前部支持台3は円管形状のガイドブッシュ
4を備えており、このガイドブッシュ4に上記芯金5の
前端部が挿入されている。このガイドブッシュ4の内径
は、芯金5の外径より大きく、芯金5に外装される素管
Pの外径より僅かなクリアランス分だけ大きい。したが
って、芯金5の前端部は素管Pを介してガイドブッシュ
4に支持されるようになっている。
【0010】芯金5は、ガイドブッシュ4から若干量前
方へ突出している。芯金5の前端には、拡径プラグ6
(加工プラグ)が球面座を利用した連結具7を介して全
方向への揺動可能かつ取り外し可能に装着されている。
この拡径プラグ6は、球形状をなし、その径は素管Pの
内径より大きい。
【0011】ベースフレーム1の上面には、後部支持台
2と前部支持台3との間を芯金5と平行に延びる2本の
レール8が設けられている。これらレール8上を押圧ラ
ム9が移動するようになっている。この押圧ラム9は、
上記芯金5の挿通を許容する構造をなしており、前部に
押圧リング9aを有している。この押圧リング9aの内
径は芯金5の外径より若干大きく、素管Pの外径より小
さい。
【0012】上記押圧ラム9は、一対の油圧シリンダ1
0(駆動機構)により前方に移動されるようになってい
る。これら油圧シリンダ10は、芯金5の左右に配置さ
れ、後部支持台2に水平に固定されている。この油圧シ
リンダ10のロッド11の前端が、押圧ラム9に固定さ
れている。
【0013】次に、本実施例装置の特徴部について説明
する。図1に概略的に示すように、拡径プラグ6の前方
には、後述するように拡径後の素管Pを挟むための一対
のガイドローラ20(ガイド手段)が配置されている。
これらガイドローラ20は、図4,図5に示す移動機構
30により、X,Y,Z軸方向に移動されるようになっ
ている。ここでX軸は芯金2の軸線方向に水平に延び
る。Y軸(第1基準軸)は芯金2と直交して水平に延び
る。Z軸(第2基準軸)は芯金2と直交して垂直に延び
る。
【0014】上記移動機構30は、ベースフレーム1の
前端部に設けられた水平台31と、この水平台31上に
設置された4本のX軸レール32と、このX軸レール3
2上を水平移動するX軸移動台33と、このX軸移動台
33上に設置された2本のY軸レール34と、このY軸
レール34上を水平移動するY軸移動台35と、このY
軸移動台35に垂直に設置された2本のZ軸レール36
(図5にのみ示す)と、このZ軸レール36に沿って移
動するZ軸移動台37とを備えている。
【0015】上記Z軸移動台37は、図5に示すよう
に、コ字形をなし、上記一対のガイドローラ20を支持
する。詳述すると、一対のガイドローラ20は、上下ブ
ラケット21,22の両端部に互いに離れて回転可能に
支持されている。これらガイドローラ20の回転軸線L
0は、垂直をなす。一対のガイドローラ20は、拡径後
の素管Pの左右部の外形状に略合致した鼓形状をなして
いる。上記ブラケット21,22は、その中央部でZ軸
移動台37に回動可能に支持されている。このブラケッ
ト21,22の回動軸線L1も、垂直をなす。回動軸線
L1は、一対の回転軸線L0間に配置されており、より
具体的には一対の回転軸線L0を結ぶ線の中心に位置し
ている。
【0016】上記移動機構30において、X軸移動台3
3は、水平台31に設置されたモータ40と、X軸方向
に延びるとともにモータ40によって回転されるボール
ネジ軸41と、X軸移動台33に取り付けられるととも
に上記ボールネジ軸41に螺合されるナット42によ
り、X軸方向に移動される。
【0017】上記移動機構30において、Y軸移動台3
5は、X軸移動台33に設置されたモータ43と、Y軸
方向に延びるとともにモータ43によって回転されるボ
ールネジ軸44と、Y軸移動台35に取り付けられると
ともに上記ボールネジ軸44に螺合されるナット45に
より、Y軸方向に移動される。
【0018】上記移動機構30において、Z軸移動台3
7は、Y軸移動台35の上面に設置されたモータ46
と、Z軸方向に延びるとともにモータ46によって回転
されるボールネジ軸47と、Z軸移動台37に取り付け
られるとともに上記ボールネジ軸47に螺合されるナッ
ト48により、Z軸方向に移動される。
【0019】図6に示すように、上記移動機構30のモ
ータ40,43,46は、コンピュータを含む制御ユニ
ット49(制御手段,演算手段)により、フィードバッ
ク制御されるようになっている。フィードバック制御の
ために提供される検出情報は、第1群の検出ユニット5
0A,50B,50Cと、第2群の検出ユニット50
H,50I,50Jと、CCDカメラ60(撮影手段)
とから得られる。
【0020】図1(B)に示すように第1群の検出ユニ
ット50A,50B,50Cは、Y軸方向の素管Pの位
置を検出するためのものであり、芯金5の軸線方向に並
んでいる。図1(A)に示すように第2群の検出ユニッ
ト50H,50I,50Jは、Z軸方向の素管Pの位置
を検出するためのものであり、芯金5の軸線方向に並ん
でいる。第1群における1つの検出ユニット50Aは、
その外に素管Pの送り出し量を検出する機能も備えてい
る。
【0021】次に、上記第1群における1つの検出ユニ
ット50Aについて図2,図3を参照しながら説明す
る。この検出ユニット50Aは、送り出し量検出手段お
よび位置検出手段を構成するものであり、ベースフレー
ム1に図示しない部材を介して固定された水平をなすメ
インフレーム51を有している。このメインフレーム5
1にはY軸方向に延びるレール52が固定されている。
このレール52にはY軸方向に移動可能に支持フレーム
53が装着されている。この支持フレーム53は拡径プ
ラグ6の真横に配置されており、そのY軸方向の移動可
能な範囲は、拡径プラグ6が変位する範囲より若干大き
い。
【0022】上記メインフレーム51には、エアシリン
ダ55(付勢手段)が取り付けられている。このエアシ
リンダ55はY軸方向に延び、そのロッド55aの先端
は、支持フレーム53の先端に設けられた水平板部53
aに連結されている。このエアシリンダ55により、支
持フレーム53はY軸方向に付勢されている。
【0023】上記支持フレーム53の水平板部53aに
は、当接ローラ56(当接部材)が回転可能に支持され
るとともに、ロータリエンコーダ57が取り付けられて
いる。当接ローラ56の回転軸線L2は、垂直(Z軸方
向)に延びる。ロータリエンコーダ57は、当接ローラ
56の回転量を検出し、この検出情報を上記制御ユニッ
ト49に送るようになっている。
【0024】上記支持フレーム53のY軸方向の位置
(すなわち当接ローラ56の位置、ひいては素管Pの位
置)は、リニアゲージ58により検出されるようになっ
ている。このリニアゲージ58は、Y軸方向に延びるゲ
ージ板58aと、このゲージ板58aに沿ってスライド
する読み取り器58bとを有している。ゲージ板58a
は、メインフレーム51に固定されたブラケット59a
に取り付けられている。読み取り器58bは、支持フレ
ーム53と一緒に移動するようになっている。すなわ
ち、読み取り器58bには係合板59bが取り付けられ
ている。他方、支持フレーム53にはブラケット59c
を介してピン59dが取り付けられている。これら係合
板59bとピン59dの係合により、読み取り器58b
が支持フレーム53と連動するようになっている。読み
取り器58bは、ゲージ板58aに付された光学的また
は磁気的な位置表示を読み取り、この位置検出情報を上
記制御ユニット49に送るようになっている。
【0025】他の検出ユニット50B,50C,50
H,50I,50Jは、ロータリーエンコーダを備えて
いないが、その他の構造は、上述した検出ユニット50
Aと同様の構成であるので、その詳細な構造は省略し、
図1,図2において当接ローラ56だけを図示する。な
お、後述するように素管Pが曲げられた状態でも、すべ
ての当接ローラ56が常に素管Pに当接するように、芯
金5の軸線方向における当接ローラ56間の距離は十分
に短く、当接ローラ56の幅は十分に広く設定されてい
る。
【0026】上記CCDカメラ60は、メインフレーム
51から離間しこのメインフレーム51と真っ正面に対
峙して配置されている。このCCDカメラ60の映像情
報も、上記制御ユニット49に送られる。
【0027】上記構成の装置による素管Pの曲げ加工を
順を追って説明する。最初は、ガイドローラ20を支持
するブラケット21,22の回転軸線L1が芯金5の軸
線と交差するとともに、ガイドローラ20が芯金5の軸
線と同じ高さになるように、Z軸移動台37が位置決め
されている。
【0028】素管Pの芯金5への装着前に、押圧ラム9
は図1に示すように、後部支持台2の近傍位置まで後退
している。拡径プラグ6は予め芯金5の前端から外され
ている。この状態で、捨て管P’と加工対象の素管Pと
をこの順に芯金5の前端から装着する。この捨て管P’
は、素管Pと同一の内外径を有する円管からなり、その
長さL’(図1参照)は、押圧ラム9が最前位置にある
時の押圧リング9aの前面と、拡径プラグ6の中心との
間の距離に相当する。
【0029】上記捨て管P’と素管Pとを芯金5に装着
した後、芯金5の前端に拡径プラグ6を装着する。その
後、油圧シリンダ10を駆動させて、押圧ラム9を前進
させる。この際、押圧ラム9の押圧リング9aが捨て管
P’を介して素管Pの後端を押し、芯金5に沿って前方
へ移動させる。素管Pの前端が拡径プラグ6に当たる
と、それ以後、上記押圧力により素管Pの拡径がなされ
る。
【0030】上記拡径された素管Pの前端が一対のガイ
ドローラ20間に入り込んだ後に、制御ユニット49が
移動機構30のモータ43を駆動することにより、Y軸
移動台35を徐々にY軸方向に移動させる。また、この
Y軸方向の移動量に対応してモータ40を駆動してX軸
移動台33をX軸方向に移動させることにより、拡径プ
ラグ6とブラケット21,22の回動軸線L1との距離
をほぼ一定にする。そして、Z軸移動台37を所望の曲
率が得られる位置で停止する。以後、素管Pはこの所定
位置のガイドローラ20に案内されて進む。素管Pに
は、一方のガイドローラ20に当たることより常時曲げ
力が働いており、上記拡径プラグ6での拡径に伴う塑性
変形の際に、この曲げ力により曲げられる。その結果、
所望の曲率を有する拡径された断面円形の曲がり管が得
られる。
【0031】なお、拡径プラグ6は揺動可能であるの
で、ガイドローラ20で決定された曲率に応じて振れ角
度すなわち変位量が決定され、素管Pに不必要な力が付
与されず、円滑な曲げ加工がなされる。また、ブラケッ
ト21,22が回動して、一対のガイドローラ20を結
ぶ線の傾きが、素管Pの向きに追従するので、素管Pと
の無理な干渉がなく、円滑に素管Pを案内することがで
きる。
【0032】上記曲げ加工の過程での第1群の検出ユニ
ット50Aの作用を説明する。検出ユニット50Aの支
持フレーム53は加工プラグ6の真横に位置しており、
エアシリンダ55によりY軸方向に付勢されている。そ
のため、当接ローラ56は、加工プラグ6に向かって付
勢されており、この加工プラグ6に素管Pの周壁を介し
て当たっている。素管Pが押圧ラム9に押されて拡径プ
ラグ6で拡径され、この拡径プラグ6から送り出される
と、それに伴い素管Pの外面に当たっている当接ローラ
56も回転する。この回転量がロータリーエンコーダ5
7で検出される。検出された当接ローラ56の回転量
は、素管Pの送り出し量を表している。
【0033】ところで、素管Pの送り出し量は、押圧ラ
ム9の移動量にほぼ対応するものである。しかし、拡径
プラグ6での素管Pの塑性変形に起因して、素管Pの長
さが少し変化するため、上記対応関係は、厳密には一致
しないのである。それ故、本実施例のように、上記拡径
プラグ6で加工された後の素管Pの送り出し量を、この
素管Pの送り出しに応じて転動する当接ローラ56の回
転量に基づいて直接検出するのが好ましいのである。
【0034】第1群の検出ユニット50A,50B,5
0Cの当接ローラ56の位置は、素管Pの曲げ(芯金5
の軸線とY軸とを含む平面、水平面上での曲げ)に対応
している。制御ユニット49では、この3つの位置情報
に基づいて素管Pの曲率(水平面上での曲率)を演算す
る。このように、検出ユニット50A,50B,50C
の3つのリニアゲージ58と制御ユニット49で、第1
の曲率検出手段が構成されている。
【0035】同様に、第2群の検出ユニット50H,5
0I,50Jの当接ローラ56の位置は、素管Pの曲げ
(芯金5の軸線とZ軸とを含む平面、すなわち垂直面上
での曲げ)に対応している。制御ユニット49では、こ
の3つの位置情報に基づいて素管Pの曲率(垂直面上で
の曲率)を演算する。このように、検出ユニット50
A,50B,50Cの3つのリニアゲージ58と制御ユ
ニット49で、第2の曲率検出手段が構成されている。
【0036】また、CCDカメラ60では、拡径プラグ
6からガイドローラ20までの素管Pが撮影される。こ
の映像情報は制御ユニット49に送られ、この制御ユニ
ット49で画像解析され、その曲率(芯金5の軸線とY
軸とを含む平面、すなわち垂直面上での曲率)が演算さ
れる。このように、CCDカメラ60と制御ユニット4
9で、更にもう一つの曲率検出手段が構成されている。
【0037】上記制御ユニット49では、検出ユニット
50A,50B,50Cから得られた曲率と、素管Pの
映像情報から得られた曲率とを照合しながら、素管Pの
実際の水平面上での曲率を決定する。すなわち、一方の
曲率情報を主情報として用い、他方の曲率情報を上記主
情報が正しい情報か否かをチェックするための補助情報
として用いる。なお、位置情報から得られる曲率と映像
情報から得られる情報のいずれか一方だけを用いて曲率
を決定してもよい。
【0038】制御ユニット49では、演算された平面上
での曲率と所望の曲率とを比較し、その偏差に応じてモ
ータ40,43を駆動し、ガイドローラ20の位置を微
調節する。このように曲率情報のフィードバック制御に
より、所望の曲率を正確に得ることができる。
【0039】さらに、制御ユニット49は、ロータリエ
ンコーダ57からの上記素管Pの送り出し量情報に基づ
き、モータ40,43を制御してガイドローラ20の位
置を変えることにより、場所によって曲率が異なる曲が
り管を製造する。例えばS字形の曲がり管,直管部を含
む曲がり管等を自在に製造することができる。しかも、
上記検出曲率に基づくフィードバック制御により、すべ
ての場所で高精度に所望曲率を得ることができる。
【0040】第2群の検出ユニット50H,50I,5
0Jからの位置情報は、送り出された素管Pの垂直方向
の曲がりやうねりをなくすために用いられる。すなわ
ち、素管Pの電縫部等の影響で、拡径プラグ6がZ軸方
向にふらつくことがあり、そのため、垂直方向に予期し
ない曲がりやうねりが生じる可能性がある。この曲がり
(曲率)は上記3つの検出ユニット50H,50I,5
0Jからの位置情報に基づいて制御ユニット49で演算
される。制御ユニット49は演算された曲率に基づいて
モータ46を制御してZ軸移動台37を移動し、ガイド
ローラ20の高さを微調節することにより、垂直方向の
曲がりやうねりをなくす。
【0041】素管Pの後端が拡径プラグ6を半分越えた
時に、この素管Pの加工が終了する。この加工により得
られた曲がり管を、拡径プラグ6から抜き取る。次に、
油圧シリンダ10を縮めて押圧ラム9を後退させ、前端
が拡径プラグ6を半分くわえた状態の捨て管P’を芯金
5に沿って若干後退させる。次に、拡径プラグ6を芯金
5から外し、さらに、捨て管P’を芯金5から抜き取る
ことにより、加工の全工程が終了する。
【0042】本発明は上記実施例に制約されず、種々の
形態が可能である。例えば、上記実施例では、水平面上
に2次元的に曲げ加工をしたが、3次元で曲げ加工して
もよい。この場合には、ガイドローラ20の水平面上で
の位置調節のみならず、上記検出ユニット50H,50
I,50Jからフィードバックされた位置情報に基づい
て垂直面上の曲率を演算し、この曲率が垂直面での所望
曲率になるように、ガイドローラ20を高さ調節する。
上記実施例は、拡径された直管を製造するために用いて
もより、この場合、ガイドローラ20の位置をY軸方
向,Z軸方向に微調節することにより、両軸方向の曲が
りやうねりを防止することができる。
【0043】また、上記水平面上,垂直面上の曲率は、
拡径プラグ6のY軸方向,Z軸方向の変位量(素管Pの
Y軸方向,Z軸方向の位置)に基づいて演算してもよ
い。すなわち、前述したように上記拡径プラグ6は揺動
可能であり、素管Pの曲げに応じてY軸方向,Z軸方向
に変位する。第1群の検出ユニット40A,第2群の検
出ユニット40Hの当接ローラ56はこの拡径プラグ6
の変位に応じて変位する。それ故、リニアゲージ58で
検出される支持フレーム53の変位量すなわち当接ロー
ラ56の変位量は、この拡径プラグ6の変位量を表して
いる。リニアゲージ58で検出された拡径プラグ6の変
位量情報は、拡径プラグ6での素管Pでの曲げ変形の曲
率に対応している。制御ユニット49では、この変位量
に基づいて素管Pの水平面上の曲率と垂直面上の曲率を
演算する。この場合、上記リニアゲージ58と制御ユニ
ット49で、曲率検出手段が構成されている。なお、拡
径プラグ6の変位量ではなく素管Pの拡径プラグ6近傍
のY軸方向の位置,Z方向の位置に基づいて曲率を演算
してもよい。この場合には、検出ユニット50B,50
Iの位置情報が用いられる。
【0044】制御ユニット49は、上記検出ユニット5
0A,50B,50C,50H,50I,50Jからの
位置情報から、曲率を演算せずに直接モータ40,4
3,47を制御してもよい。
【0045】素管の送り出し量検出手段は、CCDカメ
ラ等の撮影手段と、コンピュータ(演算手段)で構成し
てもよい。この場合、加工プラグから送り出された素管
をCCDカメラで撮影する。この素管の外面には自然に
または意識的に模様が付されており、この模様の移動の
様子が映像となってコンピュータに送られる。コンピュ
ータでは、画像解析して上記模様の移動量を演算し、ひ
いては素管の送り出し量を演算する。なお、素管の送り
出し量検出手段は、押圧ラムの移動量を検出するだけで
足る場合もある。
【0046】上記実施例では、素管の送り出し量検出手
段と曲率検出手段の両者を装備していたが、いずれか一
方だけでもよい。曲率検出手段だけの場合には、全長に
わたって一定の曲率をなす曲がり管を高精度に製造する
ことができる。
【0047】本発明は、素管の断面形状を楕円や多角形
に変える加工を行う装置にも適用できる。この場合、断
面形状の周長さは、変わらなくてもよいし長くなっても
よい。加工プラグは、前方に向かって断面積が徐々に大
となるとともに、最大断面積での外周長が素管の内周長
以上とする。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、素管の送り出し量に基づいてガイド手段の位置
を制御することにより、場所によって異なる曲率の曲が
り管等、変化に富んだ所望形状の曲がり管を製造するこ
とができる。請求項2の発明によれば、検出された素管
の位置情報に基づいてガイド手段の位置をフィードバッ
ク制御することにより、所望の曲率の管を高精度に製造
することができる。請求項3の発明によれば、検出され
た素管の曲率情報に基づいてガイド手段の位置をフィー
ドバック制御することにより、所望の曲率の管を高精度
に製造することができる。請求項4に発明によれば、平
面上に所望の曲率の管を高精度に製造できるばかりか、
この平面と直交する方向の曲がりをなくすか、あるいは
所望曲率にすることができる。請求項5の発明によれ
ば、3つ以上の位置検出手段からの位置情報に基づい
て、曲率を正確に検出でき、ひいては、所望の曲率の管
を高精度に製造することができる。請求項6の発明によ
れば、撮影手段を用いることにより、比較的安価な構成
でありながら曲率を正確に検出でき、ひいては所望の曲
率の管を高精度に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態をなす管の押し出し加工
装置を、一部断面にして概略的に示すものであり、
(A)は側面図、(B)は平面図である。
【図2】同装置の検出ユニットおよびその関連部を概略
的に示す拡大平断面図である。
【図3】同検出ユニットの詳細な構成を示す正面図であ
る。
【図4】同装置に用いられるガイドローラ移動機構を示
す平面図である。
【図5】図4中V方向から見た図である。
【図6】ガイドローラ移動機構の制御のためのブロック
図である。
【符号の説明】
P 素管 2 後部支持台 3 前部支持台 5 芯金 6 拡径プラグ(加工プラグ) 9 押圧ラム 20 ガイドローラ(ガイド手段) 30 移動機構 49 制御ユニット(制御手段、演算手段) 50A 検出ユニット(送り出し量検出手段、位置検出
手段) 50B,50C,50H,50I,50J 検出ユニッ
ト(位置検出手段) 60 CCDカメラ(撮影手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)素管に挿入された状態でこの素管を
    軸方向に案内する芯金と、(ロ)芯金の前端に揺動可能
    に設けられ、前方に向かって断面積が徐々に大となると
    ともに最大断面積での外周長が素管の内周長以上である
    加工プラグと、(ハ)芯金の後端部を支持する後部支持
    台と、(ニ)芯金の前端部を素管を介して挿入支持する
    前部支持台と、(ホ)芯金に外装された素管の後端を押
    しながら、前方に移動することにより、素管を加工プラ
    グで加工させる押圧ラムと、(へ)上記加工プラグの前
    方に設けられ加工プラグを通過した素管を案内して素管
    の曲率を決定するガイド手段と、 を備えた管の押し出し加工装置において、上記ガイド手
    段を芯金の軸線と直交する少なくとも1つの基準軸に沿
    って移動させる移動機構と、上記加工プラグからの素管
    の送り出し量を検出する送り出し量検出手段と、検出さ
    れた素管の送り出し量に基づいて上記移動機構を制御す
    る制御手段と、を備えたことを特徴とする管の押し出し
    加工装置。
  2. 【請求項2】請求項1の(イ)〜(へ)の構成を備えた
    管の押し出し加工装置において、上記ガイド手段を芯金
    の軸線と直交する少なくとも1つの基準軸に沿って移動
    させる移動機構と、上記加工プラグから送り出された素
    管の基準軸方向の位置を検出する位置検出手段と、検出
    された素管の位置に基づいて上記移動機構を制御する制
    御手段と、を備えたことを特徴とする管の押し出し加工
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1の(イ)〜(へ)の構成を備えた
    管の押し出し加工装置において、上記ガイド手段を芯金
    の軸線と直交する少なくとも1つの基準軸に沿って移動
    させる移動機構と、上記基準軸と芯金の軸線とを含む平
    面上における素管の曲率を検出する曲率検出手段と、検
    出された素管の曲率に基づいて上記移動機構を制御する
    制御手段と、を備えたことを特徴とする管の押し出し加
    工装置。
  4. 【請求項4】請求項1の(イ)〜(ヘ)の構成を備えた
    管の押し出し加工装置において、上記ガイド手段を芯金
    の軸線と直交するとともに互いに直交する第1,第2の
    基準軸に沿って移動させる移動機構と、上記第1基準軸
    と芯金の軸線とを含む平面上における素管の曲率を検出
    する第1曲率検出手段と、上記第2基準軸と芯金の軸線
    とを含む平面上における素管の曲率を検出する第2曲率
    検出手段と、第1,第2の曲率検出手段で検出された素
    管の曲率に基づいて上記移動機構を制御する制御手段
    と、を備えたことを特徴とする管の押し出し加工装置。
  5. 【請求項5】上記曲率検出手段が、芯金の軸線に沿って
    並べられるとともに、加工プラグから送り出された素管
    の基準軸方向の位置を検出する少なくとも3つの位置検
    出手段と、これら位置検出手段からの位置情報に基づい
    て曲率を演算する演算手段とを含むことを特徴とする請
    求項3または4に記載の管の押し出し加工装置。
  6. 【請求項6】上記曲率検出手段が、上記加工プラグから
    送り出された素管を撮影する撮影手段と、この撮影手段
    で撮影された素管の像を解析することにより、素管の曲
    率を演算する演算手段を含むことを特徴とする請求項3
    に記載の管の押し出し加工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106424226A (zh) * 2016-11-10 2017-02-22 佛山市南海新达高梵实业有限公司 一种管体加工用的高精度加工机构和加工工艺

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