JPH09207233A - 耐候安定化されたガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物を使用した車輌外装部品 - Google Patents
耐候安定化されたガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物を使用した車輌外装部品Info
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- JPH09207233A JPH09207233A JP8017984A JP1798496A JPH09207233A JP H09207233 A JPH09207233 A JP H09207233A JP 8017984 A JP8017984 A JP 8017984A JP 1798496 A JP1798496 A JP 1798496A JP H09207233 A JPH09207233 A JP H09207233A
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Abstract
性に優れ、屋外での長期使用に好適な車輌用ステップ、
ルーフラックレッグおよびバッテリートレイを提供す
る。 【解決手段】ステップ、ルーフラックレッグおよびバッ
テリートレイの少なくともその主要部を(A)ポリオレ
フィン樹脂中で、樹脂強化用連続ガラス繊維束を引抜き
ながら、該ガラス繊維束に該樹脂を含浸し、切断して得
られる繊維方向の長さ2〜100mmのペレットであっ
て、該ガラス繊維が実質的にペレットと同一長さで平行
に整列し、ガラス繊維含有率が15〜75wt%のガラ
ス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレット、(B)ポリ
オレフィン樹脂、(C)酸化防止剤、(D)光安定剤、
および(E)紫外線吸収剤を含有するガラス長繊維強化
ポリオレフィン組成物から形成することにより、上記課
題を解決する。
Description
性、その他の諸特性に優れ、屋外での長期使用に好適な
車輌用ステップ、ルーフラックレッグおよびバッテリー
トレイに関する。
リプロピレン樹脂は、機械的強度、耐熱性、成形性に優
れているため、各種工業部品に広く使われている。特
に、連続した繊維を引抜きながら樹脂を含浸する、いわ
ゆる引抜き法によって得られる長繊維強化ポリオレフィ
ン樹脂は、ガラス繊維のチョップドストランドと樹脂を
押出機あるいは成形機で混練して得られる短繊維強化ポ
リオレフィン樹脂にくらべて、衝撃強度、クリープ特
性、振動疲労特性に優れた長所がある。さらに、引抜き
法で製造された長繊維強化ポリオレフィン樹脂は、ガラ
ス繊維が同一方向に配列されているため、きわめて高密
度にガラス繊維を充填させることができる特徴がある。
このようなガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂の特性
を利用して、自動車部品、電気製品の部品などを溶融成
形して製造することが行われているが、長期間屋外で使
用されると、使用時の熱、酸素および光の作用により劣
化し、その機械的特性が著しく低下する場合がある。
スチックとして安価であり、しかも広く用いられている
ためプラスチックの材質を統一すればリサイクル性の向
上が期待されている。ところがポリオレフィン樹脂は、
使用時の熱、酸素、および光の作用により劣化し実用に
耐えなくなる欠点を有している。この点を改良するため
に従来より様々な努力がなされ、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、光安定化剤等の耐候剤を添加する技術が開示され
ている。
リオレフィン100重量部に、特定のヒンダードアミン
化合物、特定の高分子量フェノール系化合物および特定
の亜リン酸エステル系化合物をそれぞれ0.1〜1重量
部配合してなる安定化されたポリオレフィン組成物が記
載される。特開昭62−4733号公報には、ポリオレ
フィン100重量部および無機フィラー1〜100重量
部からなる組成物に、(1) ベンゾトリアゾール系または
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤0.01〜0.5重量
部、(2) ヒンダードアミン系またはフェニルベンゾエー
ド系光安定剤0.01〜1重量部および(3) 有機リン系
化合物0.01〜1重量部を含有する組成物が開示され
ている。特開平3−265638号公報には、特定のヒ
ンダードピペリジンを含有する安定化されたポリプロピ
レン樹脂組成物が開示されている。特開平6−2120
32号公報には、結晶性ポリオレフィン及び/又はオレ
フィン系エラストマーを含有するポリオレフィン樹脂1
00重量部に対して(a) ヒンダードフェノール系酸化防
止剤0.05〜0.20重量部と、(b) リン系酸化防止
剤0.05〜0.20重量部と、(c) 紫外線吸収剤0.
10〜0.50重量部と(d) N−O−R型又はN−CO
−R型のヒンダードアミン系光安定剤0.10〜0.5
0重量部とを含有する組成物が開示されている。
ップとしては、従来、踏み面と自動車本体に取り付ける
ためのカバーとが別個に成形されており、カバーには、
ボルト穴が数箇所あり、所定のボルト穴をボルト締めす
ることにより、自動車本体に取り付けるとともに、他の
ボルト穴には踏み面がボルト締めで固定される。カバー
は、一般的には樹脂組成物が多く、例えばスタンパブル
シートから形成されている。また、踏み面は、アルミや
亜鉛のダイカスト、あるいは樹脂組成物からできてい
る。ダイカスト製の場合は、これにボルト穴があり、こ
れによりカバーと結合させている。樹脂製の場合は、ス
タンパブルシートの場合、カバーと一体で成形し、コス
トダウンが図られている。また、自動車等のルーフに設
けられるルーフラックレッグとしては、ガラス繊維入り
のナイロンやダイカスト等の金属等により形成されてい
る。バッテリーを室外に取り付けられる場合、バッテリ
ーを収納するバッテリートレイについては、金属あるい
は、スタンパブルシートにより形成されている。
レフィン樹脂では、耐候性の程度が不充分であり、自動
車等の車輌の外装部品であるステップ、ルーフラックレ
ッグおよびバッテリトレイとして当然に要求される長期
間の使用や過酷な条件に耐えることができない。例え
ば、紫外線を多量に含んだ直射日光に暴露される条件で
10年以上、色の変化を含めた外観上の変化がなく、し
かも諸特性が保持されるといった耐候性が充分でなかっ
た。そのため添加剤の量を増やそうとするとポリオレフ
ィン樹脂の特性が損なわれるという問題があった。
スト等の金属製の場合は部品点数が増え、組立を行う労
力が必要となるためコスト的に割高になるという欠点が
あり、スタンパブルシートの場合は、外観上問題があ
り、金型コストが高く、また、成型時サイクルタイムが
長いという欠点がある。また、従来のガラス繊維入りの
ナイロン製、あるいはダイカスト等の金属製のルーフラ
ックレッグでは、複雑形状を一体成形(射出成形)する
ことができず、また、比重も高く、コスト高になってし
まうという欠点がある。また、金属製ああるいは、ポリ
プロピレン製の従来のバッテリートレイにおいても、上
記同様の欠点が生じる。
術における問題点を解決し、耐候性に優れているので外
装部品として当然に要求される色等の外観上の変化が極
めて少なく、強度等の諸特性が保持される。また、衝撃
強度が高いので壊れにくく、しかも衝撃モードがヒビが
入るが、割れにくいので長期使用に対して信頼性の高い
車輌用ステップ、ルーフラックレッグおよびバッテリー
トレイを提供することにある。また、本発明の他の目的
は、一体成形することができ、しかも短繊維強化エンジ
ニアリングプラスチックが従来品の場合、それに比較し
て低比重であるためコスト低減と軽量化が図れ、また成
形収縮率が短繊維強化エンジニアリングプラスチックに
近いので、それ用の金型を修正し、使用することができ
るので設備コストを最小限にすることができ、さらに汎
用プラスチックがベース樹脂なのでリサイクル性を向上
することができる車輌用ステップ、ルーフラックレッグ
およびバッテリートレイを提供しようとする。
乗降の際に足を掛ける踏み面と、前記踏み面を自動車本
体に取り付けるためのカバーとから構成されるステップ
であって、前記ステップは、少なくともその主要部が、
(A)ポリオレフィン樹脂中で、樹脂強化用連続ガラス
繊維束を引抜きながら、該ガラス繊維束に該樹脂を含浸
し、切断して得られる繊維方向の長さ2〜100mmの
ペレットであって、該ガラス繊維が実質的にペレットと
同一長さで平行に整列し、ガラス繊維含有率が15〜7
5wt%のガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレッ
ト、(B)ポリオレフィン樹脂、(C)酸化防止剤、
(D)光安定剤、および(E)紫外線吸収剤を含有する
ガラス長繊維強化ポリオレフィン組成物から形成される
ことを特徴とする車輌用ステップを提供する。また、前
記ガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物に、さら
に、好ましくは、カーボンブラックと硫化亜鉛との両方
またはいずれか一方を含有し、この場合、前記酸化防止
剤、前記光安定剤、前記紫外線吸収剤、必要により硫黄
系化合物、およびカーボンブラックと硫化亜鉛との両方
またはいずれか一方の総重量が、ポリオレフィン樹脂の
100重量部に対して1.0〜8.0重量部含有するこ
とが必要である。
フに取り付けられるルーフラックレッグであって、前記
ルーフラックレッグは、少なくともその主要部が、
(A)ポリオレフィン樹脂中で、樹脂強化用連続ガラス
繊維束を引抜きながら、該ガラス繊維束に該樹脂を含浸
し、切断して得られる繊維方向の長さ2〜100mmの
ペレットであって、該ガラス繊維が実質的にペレットと
同一長さで平行に整列し、ガラス繊維含有率が15〜7
5wt%のガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレッ
ト、(B)ポリオレフィン樹脂、(C)酸化防止剤、
(D)光安定剤、および(E)紫外線吸収剤を含有する
ガラス長繊維強化ポリオレフィン組成物から形成される
ことを特徴とする車輌用ルーフラックレッグまた、前記
ガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物に、さら
に、好ましくは、カーボンブラックと硫化亜鉛との両方
またはいずれか一方を含有し、この場合、前記酸化防止
剤、前記光安定剤、前記紫外線吸収剤、必要により硫黄
系化合物、およびカーボンブラックと硫化亜鉛との両方
またはいずれか一方の総重量が、ポリオレフィン樹脂の
100重量部に対して1.0〜8.0重量部含有するこ
とが必要である。
テリーを収納するバッテリートレイであって、前記バッ
テリートレイは、少なくともその主要部が、(A)ポリ
オレフィン樹脂中で、樹脂強化用連続ガラス繊維束を引
抜きながら、該ガラス繊維束に該樹脂を含浸し、切断し
て得られる繊維方向の長さ2〜100mmのペレットで
あって、該ガラス繊維が実質的にペレットと同一長さで
平行に整列し、ガラス繊維含有率が15〜75wt%の
ガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレット、(B)
ポリオレフィン樹脂、(C)酸化防止剤、(D)光安定
剤、および(E)紫外線吸収剤を含有するガラス長繊維
強化ポリオレフィン組成物から形成されることを特徴と
する車輌用バッテリートレイまた、前記ガラス長繊維強
化ポリオレフィン樹脂組成物に、さらに、好ましくは、
カーボンブラックと硫化亜鉛との両方またはいずれか一
方を含有し、この場合、前記酸化防止剤、前記光安定
剤、前記紫外線吸収剤、必要により硫黄系化合物、およ
びカーボンブラックと硫化亜鉛との両方またはいずれか
一方の総重量が、ポリオレフィン樹脂の100重量部に
対して1.0〜8.0重量部含有することが必要であ
る。
とは、大型乗用車やトラック等のキャビン(室内)が高
い所に位置している場合、このような車の乗降の際に使
用する、車輌に取り付けられる踏み台をいう。通常、ト
ラック等ではドアの外部下方(屋外)に取り付けられて
おり、外気にさらされるために耐候性が必要とされる。
本発明のステップは、基本的には、車輌の乗降の際に足
を掛けるための平板状の踏み面と、この踏み面を自動車
本体に固定するとともに、足を踏み面に踏み入れるため
の空間を確保し、この汚れやすい部分の自動車外板を腐
食から防止するするカバーとから構成され、少なくとも
その主要部が所定のガラス長繊維強化ポリオレフィン組
成物から形成されていればよい。形状は特に限定される
ものではないが、踏み面は、足を掛ける部分であるの
で、滑りにくいように凹凸形状が施されているが好まし
く、例えば、波形状の凹凸や格子状の凹凸等の種々の模
様形状が挙げられる。一方、車体へ固定されるための取
付け部を有し、カバーは、基本的には、踏み面の側面を
取り囲むような形状の板状部材であり、踏み面と結合す
ることで少なくともその一面が開放した筐体を構成する
ものであればよい。本発明のステップの形状を図1
(a),(b)に示す。図1(a)は、一体成形により
作製したステップの斜視図を、図1(b)は、一体成形
された本発明のステップの荷重応力値のシュミレーショ
ン解析に用いたモデルを示している。ステップは、人が
昇降するため、200kgfの静的荷重で破壊しないこ
と、また200kgf以下の荷重の場合でも、160k
gfの荷重を繰り返し5万回掛けても、破壊しないこと
が求められる。また、たわみ量についても、200kg
fの静的荷重で最大たわみ量が4mm以下であることが
求められる。
場合は、踏み面とカバーとのそれぞれに、相互に対応し
たボルト穴が数箇所設けられ、ボルトにより踏み面がカ
バーに結合される。さらに、カバーには別のボルト穴が
数箇所設けられ、ボルトにより車輌本体に結合される。
また、このようなボルト穴を有していなくても、かしめ
等で機械的に固定されたり、接着剤により車輌本体に接
着すればよく、この場合は、部品数低減が図れる点で好
ましい。また、本発明におけるガラス長繊維強化ポリオ
レフィン組成物は一体成形が可能であるので、一体成形
により作製すれば、部品数低減と労力削減により大幅な
コストダウンを実現することができるので、特に好まし
い。
物を固定し移送する際に、複数本のレール(ルーフラッ
ク)上、あるいはこのレールを利用して、荷物を固定さ
せるが、このレールを車体に固定させる支柱部をいう。
本発明のルーフラックレッグの形状は、円柱状、板状等
の任意の形状の組であって、少なくともその主要部が所
定のガラス長繊維強化ポリオレフィン組成物から形成さ
れていればよく、形状は特に限定されるものではない。
ルーフラックレッグは、荷物の重量が加わるため、耐候
性とともに、高い機械的強度が必要とされる。
収納するバッテリートレイであって、通常、自動車の外
部に設置されるものをいう。本発明のバッテリートレイ
は、少なくともその一面が開放した筐体であり、設置さ
れるバッテリーの底部の形状にあわせて任意の形の平板
状であってもよいが、バッテリーの取り外しが容易な程
度に側面を有していてもよい。少なくともその主要部が
所定のガラス長繊維強化ポリオレフィン組成物から形成
されていればよく、また、形状は特に限定されるもので
はない。バッテリートレイは、バッテリーの重量が常に
加わるため、耐候性とともに、高い機械的強度が必要と
される。
クレッグおよびバッテリートレイは、以下で説明するガ
ラス長繊維樹脂組成物から形成されるために、耐候性に
優れているので、日光を直接受けて長期に使用されて
も、その外観色調の変化が少ないので意匠性が損なわれ
ない。また、長期間かなりな重量が加わり、さらに長期
間外気にさらされても機械的強度等の特性の劣化が少な
いので、長期間重量が加わるステップ、ルーフラックレ
ッグやバッテリートレイの耐用年数を長くすることがで
きる。
フラックレッグおよびバッテリートレイを形成するガラ
ス長繊維樹脂組成物について説明する。 (A)本発明に用いるガラス繊維強化ポリオレフィン樹
脂ペレット(A)は、少なくともポリオレフィン樹脂中
で、樹脂強化用連続ガラス繊維束を引抜きながら該繊維
束に該樹脂を含浸させ、切断して得られる繊維方向の長
さ2〜100、好ましくは3〜50mmのペレットであ
って、該ガラス繊維が実質的にペレットと同一長さで平
行に整列し、ガラス繊維含有率が15〜75wt、好ま
しくは30〜70wt%のガラス長繊維強化ポリオレフ
ィン樹脂ペレットである。
−ガラス、S−ガラス、C−ガラス、AR−ガラス、T
−ガラス、D−ガラスおよびR−ガラス等であり、通常
は、複数のガラスフィラメントを集めた束を、コイル状
に巻きとった、いわゆるガラスロービングの形態をして
いる。ガラス繊維径は、3〜40μmのものが適してい
る。3μm未満では、同一ガラス含有量にする場合、相
対的にガラス繊維数が増すため樹脂の含浸が困難とな
り、40μmを越えると成形品の表面外観が著しく悪化
する。最適なガラス繊維径は9〜20μmである。
グ剤を含む表面処理剤で表面処理されていてもよい。カ
ップリング剤としては、アミノシラン、エポキシシラ
ン、アミドシラン、アジドシラン、アクリルシランのよ
うなシランカップリング剤、チタネート系カップリング
剤およびこれらの混合物が利用できる。これらのうち、
アミノシランとエポキシシランがよく、特にアミノシラ
ンカップリング剤が好ましい。
チレン、プロピレン、ブテン、4−メチルペンテン等の
単独重合体並びに共重合体、さらには酢酸ビニル、アク
リル酸、アクリル酸エステル、無水マレイン酸等の極性
モノマーとのランダム、ブロックまたはグラフト共重合
体も含まれる。また、これらの重合体にエチレン−α−
オレフィン系共重合体ゴム、イソプレンゴム、イソブチ
レンゴム等の合成ゴムを半重量%未満添加した組成物も
含まれる。具体的には、高圧法エチレン単独重合体、同
エチレン−プロピレン共重合体、低圧法エチレン単独重
合体、同エチレン−プロピレン共重合体、同エチレン−
1−ブテン共重合体、同エチレン−1−ヘキセン共重合
体、中圧法エチレン共重合体、高圧法エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、プロピレン単独重合体、プロピレン−エ
チレンのランダムまたはブロック共重合体などがある。
なかでも、結晶性プロピレン系重合体、特にポリプロピ
レンがより著しい効果を有する。
体のほか、プロピレンを主体としてエチレン成分を含む
共重合体、例えばプロピレン−エチレンブロック共重合
体、プロピレンとエチレン−プロピレンゴムとのブロッ
ク共重合体などであってもよい。これらのなかでも後
者、特にエチレン成分を含むブロック共重合体が好まし
く用いられる。エチレン成分を含む共重合体を用いる場
合、エチレン成分は、共重合体の重量を基準として通常
20重量%以下の範囲で含まれる。本発明で対象とする
ポリプロピレン樹脂は、このようなポリプロピレンにさ
らにα−オレフィン系共重合体ゴムを含有してもよい。
ここでいうα−オレフィン系共重合体ゴムとは、2種以
上のα−オレフィンを共重合させて得られるゴム状高分
子であり、共重合成分となるα−オレフィンは、例えば
炭素数2〜12のものである。α−オレフィン系共重合
体ゴムのなかでも好ましいものは、エチレンと他のα−
オレフィンとの共重合体ゴムである。エチレンの共重合
相手となるα−オレフィンは、例えば炭素数3〜12の
ものであり、具体的にはプロピレン、1−ブテン、1−
ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテン、およびそれらの混合物などが例示される
が、なかでもプロピレンまたは1−ブテンが好ましい。
化ポリオレフィンは、数千〜数万本のフィラメントから
なるガラス繊維を引抜きながらポリオレフィン樹脂を完
全に含浸させ、親水性であるガラス繊維と、非極性であ
るポリオレフィン樹脂とのぬれ性を改善する方法は、米
国特許4479998号、4549920号、および4
559262号公報に記載され、本発明の成分(A)は
これらの方法で製造されたものであってもよい。また、
例えば、特開平5−17631号公報には溶融樹脂の含
浸を容易にするために、ASTM D−1238(荷
重:2.16kg、温度:230℃)の方法で測定した
メルトフローレート30g/10分以上の低粘度ポリプ
ロピレンを用いる方法、特公平3−25340号公報に
はきわめて低分子量の樹脂を含浸させる方法、および特
開平3−181528号公報にはぬれ性を改善するた
め、ガラス繊維を表面処理するとともに、変性ポリプロ
ピレン樹脂を使う方法があり、本発明の成分(A)はこ
れらの方法で製造されてもよい。
フィン樹脂ペレット(A)は、強化用連続ガラス繊維を
引抜きながら、ポリオレフィン樹脂をガラス繊維に含浸
した後、繊維を引抜く方向と直角方向に切断することに
より得られる。樹脂を含浸する方法はいかなる方法を用
いても良い。例えば、ポリオレフィン樹脂のエマルジョ
ンをガラス繊維に含浸し被覆付着後、乾燥させる方法、
ポリオレフィン樹脂の粉末懸濁液をガラス繊維に付着さ
せ、乾燥後加熱溶融含浸させる方法、ガラス繊維を帯電
させて、ポリオレフィン樹脂粉末を付着させた後、加熱
溶融含浸させる方法、溶媒に溶かしたポリオレフィン樹
脂をガラス繊維に含浸後、溶媒を除去する方法、ポリオ
レフィンの連続繊維とガラスの連続繊維の混合繊維を加
熱し、溶融したポリオレフィン樹脂を含浸させる方法ま
たは加熱溶融したポリオレフィン樹脂を、バー、ロー
ル、ダイス上でガラス繊維を開繊させながら含浸させる
方法等のいずれでもよい。これらの方法のうち、装置お
よびプロセスの簡便さから、加熱溶融したポリオレフィ
ン樹脂を、バー、ロール、ダイス上でガラス繊維を開繊
させながら含浸する方法が最も好ましい。
は、ガラス繊維がペレットと同一長さで平行に整列した
状態で存在する。該ペレットには、ガラス繊維が15〜
75重量%含有され、またペレット長さは、繊維方向に
2〜100mmである。ガラス繊維含有率が15重量%
未満では、マスターバッチとしての利点が生かせないた
め、経済的に不利になる上、希釈後の成形品の製品適用
範囲が狭くなることから、工業的価値が減ずる。75重
量%を越えると、樹脂の含浸が十分に行えず、製造が極
めて困難となる。この好ましいガラス繊維含有率は、1
5〜75重量%である。ペレット長さは、2mm未満で
あると成形品中のガラス繊維長が短かくなり、強度、特
に衝撃強度が低下する。100mmを越えると長繊維強
化の特長である高強度、高衝撃、耐クリープ性、耐振動
疲労性がさらに改善されることはなく、かえって射出成
形、押出し成形時のホッパー内でのつまりや、ポリオレ
フィン樹脂との混合品で偏析が起こるので好ましくな
い。好ましいペレット長さは3〜50mmである。ペレ
ット形状は、長さが2〜100mmであればどのような
形状でも良く、例えば切断面が円形、だ円形、四角形で
もよい。また、切断面の長手方向の長さは、アスペクト
比(ペレット長さと切断面長さの比)が1〜10、より
好ましくは2〜5になるのが好ましい。
は、樹脂強化用ガラス繊維を含まないものをいい、ガラ
ス長繊維強化ポリオレフィン樹脂のペレット(A)と混
合する希釈用ポリオレフィン樹脂(B)であり、構成単
位としてオレフィンを70重量%以上含むものをいい、
例示すると、成分(A)で説明したポリオレフィンの他
にプロピレンホモポリマー、プロピレンと共重合可能な
ビニル基含有モノマー30重量%未満とプロピレン70
重量%以上からなる共重合体およびこれらの混合物があ
る。共重合体の例としては、エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合
体、プロピレン−ブテン共重合体、プロピレン−EPD
M共重合体があげられる。
ン−プロピレン共重合体やプロピレン−EPDM共重合
体は溶融粘度が高く、ガラス繊維への含浸が困難なた
め、これらの樹脂のガラス長繊維強化溶融成形品の製造
が難しい。従って本発明の低粘度範囲のポリオレフィン
樹脂ペレット(A)とこれら高衝撃共重合体用のポリプ
ロピレン樹脂(B)との混合物を用いるとこれらの樹脂
のガラス長繊維強化成形品を製造するための有効な手段
である。
フィン樹脂ペレット(A)と希釈用のポリオレフィン樹
脂(B)の混合比率は、マスターバッチペレット(A)
/ポリオレフィン樹脂(B)=10/90〜90/10
(重量比)である。マスターバッチの混合比率が5重量
%未満であると、希釈後の成形品中のガラス繊維含有率
が低過ぎるため長繊維強化成形品の、高強度、高衝撃性
の特長を十分に発揮できない。ステップについては、剛
性と強度が必要なため、より好ましくは、ガラス含有量
が35%以上が良い。
は、特に限定はないが、粉末状、ペレット状が好まし
い。さらに好ましくは、マスターバッチペレット(A)
の大きさ、形状に近いものが好ましい。両ペレットのサ
イズが極端に異なると、溶融成形時に、ホッパー内で分
離する欠点がある。好ましいポリオレフィン樹脂(B)
の形状は、2〜5mmの粒状または直径が1〜5mmで
長さ1〜10mmの円筒状である。
は、フェノール系化合物またはリン系化合物であり、フ
ェノール系化合物として2,6−ジ−t−ブチル−4−
メチルフェノール、1,3,5−トリス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレー
ト、テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル〕メタ
ン等が挙げられ、中でもヒンダードフェノール系化合物
が好ましく、例えば2,6−ジ−t−ブチル−p−クレ
ゾール、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフ
ェノール、ステアリル(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジステアリル
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ホスホネート、2,2’−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス
(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、ビス
〔3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェ
ニル)ブチリックアシッド〕グリコールエステル、4,
4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−m−クレゾー
ル)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4−s
ec−ブチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,
3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニル)ブタン、ビス〔2−t−ブチル−4−メ
チル−6−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メ
チルベンジル)フェニル〕テレフタレート、1,3,5
−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−t
−ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,
6−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリス〔(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オニルオキシエチル〕イソシアヌレート、テトラキス
〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、2−t−ブ
チル−4−メチル−6−(2’−アクリロイルオキシ−
3’−t−ブチル−5’−メチルベンジル)フェノー
ル、3,9−ビス(1’,1’−ジメチル−2’−ヒド
ロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピ
ロ〔5,5〕ウンデカン、ビス〔β−(3−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネー
ト等が挙げられる。これらのうちでは、1,3,5−ト
リス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−t−ブ
チルベンジル)イソシアヌレート、テトラキス〔メチレ
ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕メタンなどが好ましい。
イト、アルキルアリルホスファイト、アリルホスファイ
ト、アルキルホスフォナイト、アリルホスフォナイト等
のリン系安定剤を挙げることができ、具体的にはジステ
アリルペンタエリスリトールジホスファイト、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、テ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,
4’−ビフェニレンホスフォナイト、ビス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェニル)ペンタエリスリトール−ジホスファイト、1,
1,3−トリス(2−メチル−4−ジトリデシルホスフ
ァイト−5−t−ブチルフェニル)ブタンなどを例示す
ることができる。
系化合物の配合量は、樹脂成分の合計100重量部に対
して、0.2〜2.5重量部、好ましくは0.3〜2.
0重量部である。ヒンダードフェノール系化合物とリン
酸化合物の重量比は、1/10〜10/1の範囲がよ
く、好ましくは1/5〜5/1の範囲がよい。
物またはフェニルベンゾエート系光安定剤が挙げられ、
なかでもヒンダードアミン系またはフェニルベンゾエー
ト系光安定剤の例としては、例えばビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)セパケート、コハ
ク酸とN−(2−ヒドロキシプロピル)−2,2,6,
6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとの縮合
物、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)、1,2,3,4−ブタンテトラカルボキ
シレート、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと1,
2−ジブロモエタンとの重縮合物、ビス(2,2,6,
6−テトラメチルピペリジル)アジペート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチルピペリジル)フマレート、ポ
リ〔〔6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イ
ミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル〕
〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ〕ヘキサメチレン〔(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)イミノ〕〕、2,4−ジ−t−
ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンゾエート、4−オクチルフェニル−3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、n−ヘキ
サデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾエートなどが挙げられる。これらの添加量は樹脂成
分の合計100重量部に対して、0.2〜3.0重量部
である。これ未満では効果が発揮されず、上限を超える
と不経済であるほかにブリード等の問題を起こす。特に
好ましい配合量は0.3〜2.0重量部である。
リチル酸誘導体、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾエート系のもの等が挙げられる。これらの
中では、ベンゾトリアゾール系、およびベンゾエート系
のものが好ましい。ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収
剤としては、例えば2−(3−t−ブチル−5−メチル
−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキ
シ5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−アミルフェニ
ル)ベンゾトリアゾールなどを挙げることができる。ベ
ンゾエート系の紫外線吸収剤としては、例えば2,4−
ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなどを挙げ
ることができる。
合計100重量部に対して、0.05〜3.0重量部、
好ましくは0.1〜2.0重量部である。紫外線吸収剤
の配合量が0.05重量部未満では、耐候性が十分でな
く、また0.3重量部を超えてもそれに見合う効果の向
上が得られない。
は、好ましくは含硫黄エステル系化合物であり、ペンタ
エリスリトールテトラ(β−アルキルチオプロピオン酸
エステル)、ジラウリル、チオジプロピオネート、ペン
タエリスリトールテトラキス(3−ドデシルチオプロピ
オネート)が好ましい。
ッグおよびバッテリートレイは、塗装によらないで、黒
色またはグレイに着色することができ、本発明を適用す
る自動車等の車輌の色彩に合わせて、美観が良好となる
ような色を選択すればよい。黒色に着色する場合は、カ
ーボンブラックを添加することによって行うことがで
き、塗装により行うよりも耐候性に優れる点で好まし
い。配合量は樹脂成分の合計100重量部に対して、
0.2〜2.5重量部、好ましくは0.3〜2.0重量
部である。カーボンブラックの配合量がこの範囲である
と、耐候性に効果がある。
を用いる場合は、(C)酸化防止剤、(D)光安定剤、
(E)紫外線吸収剤および場合により含有される硫黄系
化合物の合計含有量は、カーボンブラックの量と合計し
て、樹脂成分の合計100重量部に対して、好ましくは
1.0〜8.0重量部、さらに好ましくは1.2〜6.
0重量部とする。この理由はカーボンブラックが、光を
吸収するため、耐候性が向上するからである。
として硫化亜鉛を用いたカーボンブラック/硫化亜鉛か
ら得られたグレイ用顔料を用いると、衝撃強度の低下が
小さくてすむので好ましい。白色顔料として一般的な酸
化チタンを用いることもできるが、ガラス繊維に傷をつ
け、耐衝撃性が低下するので好ましくない。
ッグおよびバッテリートレイの製造方法は、(A)ガラ
ス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレット、(B)ポリ
オレフィン樹脂、(C)酸化防止剤、(D)光安定剤、
(E)紫外線吸収剤およびその他の必要な添加剤をすべ
て同時に混練して製造してもよい。好ましくは成分
(C),(D),(E)はポリプロピレンや高密度ポリ
エチレン等のオレフィン樹脂をベースとしたマスターペ
レット中に混練しておき、これを任意のタイミングで本
発明の組成物の製造時に加える。成分(C),(D),
(E)を含有するマスターペレットは、予め成分(A)
と混練してから成分(B)と混練してもよいし、成分
(A)と成分(B)を混練する際に加えてもよい。
ための染料・顔料、高級脂肪酸、高級脂肪酸金属塩、高
級脂肪酸のアミド、ワックス類等の滑剤などを添加する
ことができる。
ッグおよびバッテリートレイは、通常の射出成形機、イ
ンジェクション−プレス成形機、単軸押出機、2軸押出
機、加熱プレス成形機、押出成形、中空押出成形等によ
って行う。ルーフラックレッグについては、中空射出成
形法である、ガスアシスト成形あるいはガスインジェク
ション成形により軽量化が図れる。
形品中の残存繊維長は、平均長(メディアン長さ)が
0.8〜10、好ましくは1.0〜8.0mmである。
0.8mm未満では長繊維強化成形品の特徴である高強
度、高弾性率、優れたクリープ特性および振動疲労特性
を十分に発揮することができない。また10mmを越え
ると前記長繊維強化成形品の特長がさらに改善されるこ
ともなく、かえって表面外観が悪くなり好ましくない。
しくは1.0〜8.0mmを維持するためには、本発明
の溶融成形用混合物は比較的緩い溶融成形条件、すなわ
ち混練力を弱くし、溶融樹脂に加わる剪断力を小さくす
る必要がある。例えば深溝のスクリューを使用し、スク
リューの背圧を0〜3kg/cm2 とできるだけ小さく
するか、スクリュー回転数を小さくするなどの工夫が必
要である。本発明の組成物は、このように混練力が弱く
ても、ガラス繊維は十分に分散する。
グおよびバッテリートレイについて具体的に説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、当業界で
公知および使用されているいかなる設計の物であっても
よい。
明する。本発明はこれらの具体例に限定されない。
0%ガラス長繊維含有ポリプロピレン樹脂:川崎製鉄
(株)製)50重量部とMIが50のポリプロピレンペ
レット(直径3mmの粒状)48重量部とカーボンブラ
ックを30重量%含有の低密度ポリエチレン2重量部、
表1(実施例)に記載の添加成分をポリオレフィン樹脂
総量に対して、表1に示すような添加量となるようにポ
リプロピレン樹脂ペレットに混合し、射出成形温度24
0℃、金型温度60℃の条件で射出成形し、ASTM準
拠の1号試験片を得た。得られた成形品の曲げ強度(A
STM)と曲げ弾性率(ASTM)を測定した。結果を
表1に示す。
(50%ガラス長繊維含有ポリプロピレン樹脂:川崎製
鉄(株)製)50重量部とMIが45のポリプロピレン
ペレット(直径3mmの粒状)と、カーボンブラックを
30重量%含有の低密度ポリエチレン、ポリプロピレン
の総量に対し、表2に示すような添加量となるように添
加剤をポリプロピレン樹脂ペレットに混合し、射出成形
温度240℃、金型温度60℃の条件で射出成形し、A
STM準拠の1号試験を得た。表2で得られた実施例5
〜10の成形品は、下記の耐候性促進試験2000時間
の時点で、ガラスの浮きは観察されず、曲げ強度も促進
試験を開始する前のそれぞれの試験片と比べて2000
HR経過時において85%以上を保持していた。
し、ASTM G−53に準拠して紫外線蛍光ランプに
よる促進耐候性試験を500時間、1000時間、15
00時間それぞれ行った結果を示す。照射条件は8時
間、ブラックパネル温度が70℃で2.7w/m2 の紫
外線を照射し、次に4時間、ブラックパネル温度が50
℃のスチーム条件下に暗黒保持するサイクルを1サイク
ルとして繰り返した。保持率は促進耐候性試験後の強度
を初期強度で除し%表示した。GF浮きは、板材の表面
を200倍にした際にガラス繊維の浮きが認められるか
否かで判断した。
ものである。
(65%ガラス長繊維含有ポリプロピレン樹脂:川崎製
鉄(株))と230℃、2.16kgでのメルトフロー
インデックス(MI値)が40のエチレンゴムが2%の
ブロックポリプロピレンとカーボンブラック30重量%
含有の低密度ポリエチレン、ポリオレフィン類の総量に
対し、表4に示すような添加量となるように添加剤をブ
ロックポリプロピレンに混合し、射出成形温度240
℃、金型温度60℃の条件で、ASTM準拠の1号試験
片を得た。表4で得られた実施例11〜15の成形品
は、上記の耐候促進試験2000時間の時点でガラスの
浮きは、観察されず、曲げ強度も促進試験を開始する前
のそれぞれの試験片に比べて2000時間経過において
85%以上を保持していた。
材料を用いて、実施例1と同様にしてポリプロピレンペ
レットを混合し、この混合物から、本発明の図2、図3
に示すルーフラックレッグおよびバッテリートレイを作
製し、以下の基本的な特性について試験および評価を行
った。
け、雰囲気温度85±2℃×5時間暴露した。その後、
クラッキング、変色、変形、収縮、光沢の変化、ベタつ
き、硬度の変化、ふくれ、取付部のガタ、緩み等につい
て商品性を損なう程度の欠陥の有無を評価した。
態に取付け、以下の〜を1サイクルとして、5サイ
クル繰り返した。 −30±2℃×7.5 時間 室温 ×0.5 時間以上 80±2℃×15.5時間 室温 ×0.5 時間以上 −30±2℃×7.5 時間 室温 ×0.5 時間以上 49±1℃、相対湿度98%以上×15.5時間 室温 ×0.5 時間以上 その後、クラッキング、変色、変形、収縮、光沢の変
化、ベタつき、硬度の変化、ふくれ、表面剥離、取付部
のガタ、緩み等について商品性を損なう程度の欠陥の有
無を評価した。なお、変形および収縮の評価は、前述の
熱変形性の試験と同様の基準により、評価を行った。
耐候性の試験および評価を行った。
け、室温および−30±2℃で、0.5kg、直径50
mmの鋼球を300mmの高さから垂直に自由落下させ
た。その後、商品性を損なうクラッキング、変形、取付
部のガタ、緩み、白化等について商品性を損なう程度の
欠陥の有無を評価した。
ーモサイクル性、耐候性、耐衝撃性のいずれにおいて
も、商品性を損なう程度の欠陥は生じなかった。
用いて、実施例11と同様にしてポリプロピレンペレッ
トを混合し、この混合物から、本発明の図1に示すステ
ップを作製し、実施例17と同様にして、基本的な評価
を行ったが、いずれにおいても問題はなかった。さら
に、ステップについては、以下の試験を追加した。
0kgf荷重を掛けて、破壊しなかった。
200kgfの荷重をかけたところ、最大のタワミ量が
4mm以下であった。
を繰り返し5万回掛けたのちでもステップは、破壊しな
かった。
およびバッテリートレイは、塗装によらないで着色する
ことができ、かつ、耐候性に優れることから、色等の外
観上の変化を極めて少なくすることができ、美観を長期
間維持することができる。また、強度、弾性等の諸特性
に優れるとともに、上記耐候性より、その強度および弾
性を長期間維持し、耐用年数を長くすることができる。
低減と、労力削減とを図ることができ、成形時の巾方向
の収縮率が従来品と同程度で小さいことから、従来の成
形用金型をそのまま使用することができ、しかも、従来
の短繊維強化エンジニアリングプラスチック成形品に比
して低比重であるため、大幅な低コスト化を実現するこ
とができる。また、汎用プラスチックがベース樹脂なの
でリサイクル性を向上することができる。
説明する図である。(a)は斜視図を、(b)は荷重応
力値のシュミレーション解析に用いたモデルを示す図で
ある。
す図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】車輌の乗降の際に足を掛ける踏み面と、前
記踏み面を自動車本体に取り付けるためのカバーとから
構成されるステップであって、 前記ステップは、少なくともその主要部が、 (A)ポリオレフィン樹脂中で、樹脂強化用連続ガラス
繊維束を引抜きながら、該ガラス繊維束に該樹脂を含浸
し、切断して得られる繊維方向の長さ2〜100mmの
ペレットであって、該ガラス繊維が実質的にペレットと
同一長さで平行に整列し、ガラス繊維含有率が15〜7
5wt%のガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレッ
ト、 (B)ポリオレフィン樹脂、 (C)酸化防止剤、 (D)光安定剤、および (E)紫外線吸収剤を含有するガラス長繊維強化ポリオ
レフィン組成物から形成されることを特徴とする車輌用
ステップ。 - 【請求項2】車輌のルーフに取り付けられるルーフラッ
クレッグであって、 前記ルーフラックレッグは、少なくともその主要部が、 (A)ポリオレフィン樹脂中で、樹脂強化用連続ガラス
繊維束を引抜きながら、該ガラス繊維束に該樹脂を含浸
し、切断して得られる繊維方向の長さ2〜100mmの
ペレットであって、該ガラス繊維が実質的にペレットと
同一長さで平行に整列し、ガラス繊維含有率が15〜7
5wt%のガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレッ
ト、 (B)ポリオレフィン樹脂、 (C)酸化防止剤、 (D)光安定剤、および (E)紫外線吸収剤を含有するガラス長繊維強化ポリオ
レフィン組成物から形成されることを特徴とする車輌用
ルーフラックレッグ。 - 【請求項3】車輌のバッテリーを収納するバッテリート
レイであって、 前記バッテリートレイは、少なくともその主要部が、 (A)ポリオレフィン樹脂中で、樹脂強化用連続ガラス
繊維束を引抜きながら、該ガラス繊維束に該樹脂を含浸
し、切断して得られる繊維方向の長さ2〜100mmの
ペレットであって、該ガラス繊維が実質的にペレットと
同一長さで平行に整列し、ガラス繊維含有率が15〜7
5wt%のガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂ペレッ
ト、 (B)ポリオレフィン樹脂、 (C)酸化防止剤、 (D)光安定剤、および (E)紫外線吸収剤を含有するガラス長繊維強化ポリオ
レフィン組成物から形成されることを特徴とする車輌用
バッテリートレイ。 - 【請求項4】前記ガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂
組成物に、さらに、カーボンブラックと硫化亜鉛との両
方またはいずれか一方を含有し、前記酸化防止剤、前記
光安定剤、前記紫外線吸収剤、必要により硫黄系化合
物、およびカーボンブラックと硫化亜鉛との両方または
いずれか一方の総重量が、ポリオレフィン樹脂の100
重量部に対して1.0〜8.0重量部である請求項1に
記載の車輌用ステップ。 - 【請求項5】前記ガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂
組成物に、さらに、カーボンブラックと硫化亜鉛との両
方またはいずれか一方を含有し、前記酸化防止剤、前記
光安定剤、前記紫外線吸収剤、必要により硫黄系化合
物、およびカーボンブラックと硫化亜鉛との両方または
いずれか一方の総重量が、ポリオレフィン樹脂の100
重量部に対して1.0〜8.0重量部である請求項2に
記載の車輌用ルーフラックレッグ。 - 【請求項6】前記ガラス長繊維強化ポリオレフィン樹脂
組成物に、さらに、カーボンブラックと硫化亜鉛との両
方またはいずれか一方を含有し、前記酸化防止剤、前記
光安定剤、前記紫外線吸収剤、必要により硫黄系化合
物、およびカーボンブラックと硫化亜鉛との両方または
いずれか一方の総重量が、ポリオレフィン樹脂の100
重量部に対して1.0〜8.0重量部である請求項3に
記載の車輌用バッテリートレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01798496A JP3635143B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 耐候安定化されたガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物を使用した車輌外装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01798496A JP3635143B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 耐候安定化されたガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物を使用した車輌外装部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207233A true JPH09207233A (ja) | 1997-08-12 |
| JP3635143B2 JP3635143B2 (ja) | 2005-04-06 |
Family
ID=11958995
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01798496A Expired - Lifetime JP3635143B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 耐候安定化されたガラス長繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物を使用した車輌外装部品 |
Country Status (1)
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