JPH09207737A - 車両の運動制御装置 - Google Patents

車両の運動制御装置

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JPH09207737A
JPH09207737A JP33455596A JP33455596A JPH09207737A JP H09207737 A JPH09207737 A JP H09207737A JP 33455596 A JP33455596 A JP 33455596A JP 33455596 A JP33455596 A JP 33455596A JP H09207737 A JPH09207737 A JP H09207737A
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control
wheel
braking force
vehicle
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JP33455596A
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English (en)
Inventor
Kenji Toutsu
憲司 十津
Yoshiyuki Yasui
由行 安井
Masanobu Fukami
昌伸 深見
Takayuki Ito
孝之 伊藤
Norio Yamazaki
憲雄 山崎
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンチスキッド制御を含む種々の運動制御に
関し、段差路あるいは悪路への進入時等には車両の運動
制御を直ちに終了させ得るようにする。 【解決手段】 車両の状態に応じて各車輪に対する制動
力を制御する制動力制御手段BCを備え、運動状態判定
手段VMの出力に基づき第1及び第2のパラメータ(例
えば、車輪加速度及びスリップ率)を設定し、これらに
従い、制動力制御手段BCを駆動するための制御指標
を、制御指標設定手段DAにより運動状態判定手段VM
の出力に応じて設定する。この制御指標を制御量演算手
段CAにて積算し制御量を演算する。そして、制御指標
が所定値以上となったときに開始手段STによって制動
力制御を開始し、制御指標が所定の領域内にあり、且つ
制御量が所定量以下のときに終了手段EDによって制動
力制御を終了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の運動制御装置に
関し、特に少くともアンチスキッド制御機能を具備した
車両の運動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンチスキッド制御装置において
は、例えば特開平5−85336号公報に記載のよう
に、制動中に車両のジャンプやロール等が発生すると、
早めにアンチスキッド制御を開始してしまうことがあっ
た。これに対し、同公報においては、車両の荷重を測定
し、荷重が低くなるにつれ制御開始感度を鈍くするよう
に設定することとし、制動中にジャンプしたり、旋回し
たりした場合における瞬間的な荷重の減少によりアンチ
スキッド制御が開始されないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記アンチ
スキッド制御をはじめ、ブレーキペダル操作に起因した
制動状態とは無関係に車両の運動状態に応じて各車輪に
対する制動力を制御し、車両の走行安定性を維持する運
動制御装置が提案されている。このような運動制御装置
においても、例えば段差のある路面あるいは悪路を走行
中に、例えばブレーキ操作が行なわれると、前述のよう
に早期にアンチスキッド制御が開始し、直ぐには制御が
終了しない状態となる。これに対処するため、従来は、
前掲の公報に記載のように、段差路あるいは悪路走行時
にはアンチスキッド制御の開始感度を鈍くし、直ちには
アンチスキッド制御が開始しないように設定することと
している。
【0004】しかし、前掲の公報に記載の装置では、段
差路あるいは悪路走行の判定は車両の荷重変動に基づい
て行なわれるので、通常の路面走行時におけるアンチス
キッド制御の開始に遅れが生じないようにすることは容
易ではない。これに対し、アンチスキッド制御の開始を
早くすべく開始条件を緩くすると、段差路あるいは悪路
走行時にアンチスキッド制御が直ちに開始することにな
る。結局、開始条件の設定のみで対処することは困難と
言わざるを得ない。このような状況は、アンチスキッド
制御に限らず、オーバーステア抑制制御及びアンダース
テア抑制制御を含む制動操舵制御、前後制動力配分制御
等の種々の運動制御においても同様である。
【0005】そこで本発明は、車両の運動制御装置にお
いて、アンチスキッド制御を含む種々の運動制御に関
し、段差路あるいは悪路への進入時等には車両の運動制
御を直ちに終了させ得るようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、図1に構成の概要を示したように、車両
の運動状態を判定する運動状態判定手段VMと、車両の
各車輪FR,FL,RR,RLに対し少くともブレーキ
ペダルBPの操作に応じて制動力を付与すると共に、運
動状態判定手段VMの出力に応じて各車輪に対する制動
力を制御する制動力制御手段BCを備えた車両の運動制
御装置において、運動状態判定手段VMの出力に基づい
て設定する少くとも第1のパラメータ及び第2のパラメ
ータに従い、制動力制御手段BCを駆動するための制御
指標を、運動状態判定手段VMの出力に応じて設定する
制御指標設定手段DAと、運動状態判定手段VMの出力
に応じて変動する制御指標を積算して制御量を演算する
制御量演算手段CAと、制御指標を所定値と大小比較し
所定値以上と判定したときに制動力制御手段BCによる
制御を開始する開始手段STと、制御指標が、第1のパ
ラメータ及び第2のパラメータに基づいて設定する所定
の領域内にあり、且つ制御量が所定量以下のときに、制
動力制御手段BCによる制御を終了させる終了手段ED
とを備えることとしたものである。
【0007】上記運動状態判定手段VMは、請求項2に
記載のように、各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検
出手段(代表してWSで表す)と、車輪速度検出手段W
Sの検出車輪速度に基づき各車輪の車輪加速度を演算す
る車輪加速度演算手段WAと、車輪速度検出手段WSの
検出車輪速度に基づき各車輪のスリップ率を演算するス
リップ率演算手段SPとを含むものとし、車輪加速度演
算手段WAが演算した車輪加速度を第1のパラメータと
し、スリップ率演算手段SPが演算したスリップ率を第
2のパラメータとするとよい。
【0008】また、上記制御指標設定手段DAは、請求
項3に記載のように、車輪加速度及びスリップ率を夫々
X軸及びY軸とし、所定の制御モードに応じて設定する
基準車輪加速度及び基準スリップ率に基づき、X軸及び
Y軸の座標面に各車輪の制御基準を設定し、各車輪の車
輪加速度及びスリップ率によって定まるX軸及びY軸の
座標面上の点から制御基準までの距離を、制御指標とす
ることができる。
【0009】而して、上記運動制御装置は各車輪の制動
時のロックを防止するアンチスキッド制御機能をはじめ
種々の制御機能を有している。そして、この制動力制御
は、制御指標が所定値以上となったときに開始され、制
御量が所定量に達したときには終了するように構成され
ているので、連続した円滑な制御を行なうことができる
と共に、段差路あるいは悪路への進入時等には、仮に車
両の運動制御が開始しても直ちに終了させることができ
る。従って、アンチスキッド制御を含む種々の運動制御
に対し、制御前後の特定制御モード等を設定する必要は
ない。尚、駆動力制御を含む場合にも同様に処理され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。図2は本発明の運動制御
装置の一実施形態を示すもので、本実施形態のエンジン
EGはスロットル制御装置TH及び燃料噴射装置FIを
備えた内燃機関で、スロットル制御装置THにおいては
アクセルペダルAPの操作に応じてメインスロットルバ
ルブMTのメインスロットル開度が制御される。また、
電子制御装置ECUの出力に応じて、スロットル制御装
置THのサブスロットルバルブSTが駆動されサブスロ
ットル開度が制御されると共に、燃料噴射装置FIが駆
動され燃料噴射量が制御されるように構成されている。
本実施形態のエンジンEGは変速制御装置GS及びディ
ファレンシャルギヤDFを介して車両後方の車輪RL,
RRに連結されており、所謂後輪駆動方式が構成されて
いるが、本発明における駆動方式をこれに限定するもの
ではない。
【0011】次に、制動系については、車輪FL,F
R,RL,RRに夫々ホイールシリンダWfl,Wf
r,Wrl,Wrrが装着されており、これらのホイー
ルシリンダWfl等にブレーキ液圧制御装置PCが接続
されている。尚、車輪FLは運転席からみて前方左側の
車輪を示し、以下車輪FRは前方右側、車輪RLは後方
左側、車輪RRは後方右側の車輪を示しており、本実施
形態では前輪の液圧制御系と後輪の液圧制御系に区分さ
れた前後配管が構成されているが、所謂X配管としても
よい。ブレーキ液圧制御装置PCはブレーキペダルBP
の操作に応じて駆動され、各車輪毎のホイールシリンダ
液圧を制御するもので、種々の態様のものを用いること
ができる。本実施形態では例えば図10に示すように構
成されるが、これについては後述する。
【0012】図2に示すように、車輪FL,FR,R
L,RRには車輪速度センサWS1乃至WS4が配設さ
れ、これらが電子制御装置ECUに接続されており、各
車輪の回転速度、即ち車輪速度に比例するパルス数のパ
ルス信号が電子制御装置ECUに入力されるように構成
されている。更に、ブレーキペダルBPが踏み込まれた
ときオンとなるブレーキスイッチBS、車両前方の車輪
FL,FRの舵角δf を検出する前輪舵角センサSS
f、車両の横加速度を検出する横加速度センサYG及び
車両のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサYS等が
電子制御装置ECUに接続されている。ヨーレイトセン
サYSにおいては、車両重心を通る鉛直軸回りの車両回
転角(ヨー角)の変化速度、即ちヨー角速度(ヨーレイ
ト)が検出され、実ヨーレイトγとして電子制御装置E
CUに出力される。
【0013】尚、従動輪側の左右の車輪(本実施形態で
は車両前方の車輪FL,FR)の車輪速度差Vfd(=V
wfr −Vwfl )に基づき実ヨーレイトγを推定すること
ができるので、車輪速度センサWS1及びWS2の検出
出力を利用することとすればヨーレイトセンサYSを省
略することができる。更に、車輪RL,RR間に舵角制
御装置(図示せず)を設けることとしてもよく、これに
よれば電子制御装置ECUの出力に応じてモータ(図示
せず)によって車輪RL,RRの舵角を制御することも
できる。
【0014】本実施形態の電子制御装置ECUは、図2
に示すように、バスを介して相互に接続されたプロセシ
ングユニットCPU、メモリROM,RAM、入力ポー
トIPT及び出力ポートOPT等から成るマイクロコン
ピュータCMPを備えている。上記車輪速度センサWS
1乃至WS4、ブレーキスイッチBS、前輪舵角センサ
SSf、ヨーレイトセンサYS、横加速度センサYG等
の出力信号は増幅回路AMPを介して夫々入力ポートI
PTからプロセシングユニットCPUに入力されるよう
に構成されている。また、出力ポートOPTからは駆動
回路ACTを介してスロットル制御装置TH及びブレー
キ液圧制御装置PCに夫々制御信号が出力されるように
構成されている。マイクロコンピュータCMPにおいて
は、メモリROMは図4乃至図6に示したフローチャー
トを含む種々の処理に供するプログラムを記憶し、プロ
セシングユニットCPUは図示しないイグニッションス
イッチが閉成されている間当該プログラムを実行し、メ
モリRAMは当該プログラムの実行に必要な変数データ
を一時的に記憶する。尚、スロットル制御等の各制御毎
に、もしくは関連する制御を適宜組合せて複数のマイク
ロコンピュータを構成し、相互間を電気的に接続するこ
ととしてもよい。
【0015】図3は上記マイクロコンピュータCMPの
処理機能を示したブロック図で、ブロックB1では車輪
速度センサWS1乃至WS4の出力信号に基づき各車輪
速度Vw** (**は車輪FL,FR,RL,RR を代表して表す)及
び車輪加速度DVw** が演算され、これらに基づきブロ
ックB2にて各車輪毎に推定車体速度Vso**が演算され
る。また、ブロックB3ではヨーレイトセンサYS、横
加速度センサYG、前輪舵角センサSSf等の出力信号
に基づき各種車両状態量の推定演算が行なわれ、ブロッ
クB4では各車輪について以下の各制御の開始又は終了
の処理が行なわれる。尚、各制御における個々の開始又
は終了の処理は、機能ブロックとして区別して記載した
が、後述するアンチスキッド制御時の開始又は終了の処
理と同様、連続した制御の一環として行なわれる。
【0016】而して、先ずブロックB5では制動操舵制
御が行なわれる。即ち、車両旋回時に、車両の安定性及
びコーストレース性を確保するように、ブロックB51
にてオーバーステア抑制制御が行なわれ、ブロックB5
2にてアンダーステア抑制制御が行なわれる。前者のオ
ーバーステア抑制制御は、車両旋回時に過度のオーバー
ステアとなるのを防止するため、ブロックB53を経て
ブロックB9にてブレーキ液圧制御装置の電磁弁(後
述)のソレノイドを駆動制御することにより、例えば旋
回外側前輪に制動力を付与し、車両を旋回外側に操向す
るものである。後者のアンダーステア抑制制御は、車両
旋回時に過度のアンダーステアとなるのを防止するた
め、例えば旋回外側前輪及び後二輪に制動力を付与し、
車両を旋回内側に操向しつつ減速するものである。尚、
必要に応じブロックB54を経てブロックB10にてス
ロットルが駆動制御され、車両の旋回運動が維持され
る。
【0017】また、ブロックB6ではアンチスキッド制
御が行なわれ、車両制動時に、車輪のロックを防止する
ように、各車輪に付与する制動力が制御される。尚、こ
のアンチスキッド制御については後に詳細に説明する。
ブロックB7では前後輪の制動力配分制御が行なわれ、
車両の制動時に車両の安定性を維持するように、後輪に
付与する制動力の前輪に付与する制動力に対する配分が
制御される。尚、これらのブロックB6,B7における
制御を実行するため、ブロックB9にてソレノイドが駆
動処理され、ブレーキ液圧制御が行なわれる。
【0018】そして、ブロックB8ではトラクション制
御が行なわれる。即ち、ブロックB81にて、車両駆動
時に駆動輪のスリップを防止するように、駆動輪に対し
制動力が付与されると共に、ブロックB82及びブロッ
クB10にてスロットル制御が行なわれ、これらの制御
によって駆動輪に対する駆動力が制御される。
【0019】上記のように構成された本実施形態におい
ては、電子制御装置ECUによりアンチスキッド制御等
の一連の処理が行なわれ、イグニッションスイッチ(図
示せず)が閉成されると例えば図4乃至図6等のフロー
チャートに対応したプログラムの実行が開始する。図4
は車両の運動制御の一例としてアンチスキッド制御の処
理を示すもので、先ずステップ100において、マイク
ロコンピュータCMPが初期化され、各種の演算値がク
リアされた後、車輪速度センサWS1乃至WS4の検出
信号が読み込まれる。尚、必要に応じ、前輪舵角センサ
SSfの検出信号(舵角δf )、ヨーレイトセンサYS
の検出信号(実ヨーレイトγ)及び横加速度センサYG
の検出信号(即ち、実横加速度であり、Gyaで表す)が
読み込まれる。
【0020】次にステップ200にてアンチスキッド制
御の許可又は終了の判別が行なわれた後、ステップ30
0に進み図5及び図6に示すように液圧制御モードが設
定される。続いて、ステップ400において左右輪干渉
制御モードが設定され、ステップ500において前後輪
干渉制御モードが設定される。そして、ステップ600
に進みステップ300で設定された液圧制御モードに基
づき、且つステップ400,500に基づく補正処理が
行なわれ、例えばスリップ率サーボ制御により各車輪の
ブレーキ液圧が制御される。
【0021】尚、上記の左右輪干渉制御モードは、前輪
側左右何れか一方の車輪に関しアンチスキッド制御が開
始したとき、他方の車輪はパルス増圧制御モードとし制
動力の上昇を緩やかにするというものである。例えばス
プリット路面を走行中に、一方の車輪が低摩擦係数路面
で他方の車輪が高摩擦係数路面にあるときにブレーキ操
作を行なうと、低摩擦係数路面側の車輪が先にロック傾
向となる。従って、低摩擦係数路面側の一方の車輪につ
いてはロックしないように減圧されるが、高摩擦係数路
面側の他方の車輪にブレーキ操作に応じたブレーキ液圧
が付与されると高摩擦係数路面側の車輪に大きな制動力
が加わるので、車両が回転するおそれがある。このた
め、高摩擦係数路面側の他方の車輪に対してはパルス増
圧制御として緩やかに制動力を増大させることとし、当
該他方の車輪に対してはアンチスキッド制御に移行する
前に、予め制動力を減ずる方向の制御を行なうものであ
る。従って、制動操舵制御が左右の車輪に制動力を付与
して車両のヨーモーメントを制御するものであるのに対
し、左右輪干渉制御モードにおいてはアンチスキッド制
御時に左右の車輪に付与する制動力を減じて車両のヨー
モーメントを制御するものである。
【0022】また、前後輪干渉制御モードは、前輪側の
車輪がロック傾向にあってアンチスキッド制御が開始し
た時点で、次には後輪側の車輪がロック傾向となると予
測しブレーキ液圧の急上昇を抑えようとするものであ
る。即ち、前輪側の一方の車輪に関しアンチスキッド制
御が開始したときには、後輪側の左右同一側の車輪はパ
ルス増圧モードとし制動力が緩やかに増大するように制
御するというモードで、後輪側は徐々に制動力を増加さ
せてロックを防止し安定方向の制御を行なうものであ
る。
【0023】図5及び図6は上記ステップ300のブレ
ーキ液圧制御モード設定の処理内容を示すもので、ステ
ップ301において、車輪速度センサWS1乃至WS4
の検出信号に基づき各車輪の車輪速度Vw** が演算され
ると共に、ステップ302にてこれらが微分されて車輪
加速度DVw** が演算される。続いて、ステップ303
にて各車輪の車輪速度Vw** に基づき車体速度が推定さ
れ、各車輪毎に推定車体速度Vso**が求められる(例え
ば、MAX[Vw**]として求められる)。更に、ステ
ップ304において、上記ステップ303で求められた
推定車体速度Vso**が微分されて各車輪の推定車体加速
度DVso**が求められる。また、上記ステップ301及
び303で求められた各車輪の車輪速度Vw** と推定車
体速度Vso**に基づき、各車輪の車輪スリップ率Sa**
がSa** =(Vso**−Vw** )/Vso**として求められ
る。
【0024】そして、ステップ302にて求められた車
輪加速度DVw** がG**としてX軸とされ、ステップ3
05にて求められたスリップ率Sa** がY軸とされて図
7に示す制御マップが構成され、この制御マップに従っ
て制御モードが設定される。制御マップは図7に示すよ
うに、例えば制御目標とする(Go** ,So** )を原点
としたX,Y座標上に、この原点を含む制御基準の線分
を中心に、二本の平行線が形成され、これらの線分によ
って四つの領域RI,RD,GI,GDに区画されてい
る。
【0025】上記原点を規定する基準車輪加速度Go**
は推定車体速度Vso**を微分した推定車体加速度DVso
**に不感帯(制御中でないときはΔGd )を付加した値
であり、基準スリップ率So** は制御モード(例えば、
アンチスキッド制御、制動操舵制御等)に応じたスリッ
プ率に不感帯(制御中でないときはΔSd )を付加した
値である。これらの不感帯は制御状態に応じて可変とさ
れており、例えば制動操舵制御時には夫々ΔSb ,ΔG
b に設定される。尚、制御中でないときの不感帯ΔSd
,ΔGd に代えて、制御中でない場合において、液圧
制御モードが急減圧のときには緩減圧、緩減圧のときに
は緩増圧、緩増圧のときには急増圧というように、液圧
制御モードを変更することとしてもよい。これによって
所謂NVHを低減することができる。
【0026】而して、ステップ306において、図7の
制御マップに基づき、ステップ302及びステップ30
5で求められた車輪加速度DVw** とスリップ率Sa**
に応じて、制御指標たる制御の深さD**が求められる。
即ち、制御の深さD**は、図7の原点を通る制御基準の
線分に対する垂線の足の長さに等しい。換言すれば、制
御基準の線分からの距離に等しい。図7において、制御
基準の一方側の領域GIはパルス増圧モードで、領域R
Iは急増圧モードである。これに対し、制御基準の他方
側の領域GDはパルス減圧モードであり、領域RDは急
減圧モードである。領域GI,GDにおいては制御パル
ス信号の周期Tb 及びオン時間が設定され、周期Tb は
制御の深さD**に基づいて、例えばTb =Kb −Kc ・
D**として演算される(但し、Kb ,Kc は定数)。
【0027】更に、ステップ307において制御の深さ
D**が積分され、制御量Id**が求められる。続いて、
ステップ308において、制御の深さD**が図7に示す
所定の安定領域SRを含む領域SZ内に存在する時間T
z が、所定時間Tc (例えば、0.2 sec)以上か否か
が判定され、制御の深さD**が領域SZ外に存在すると
き、及び領域SZ内に存在する時間が所定時間Tc 未満
であるときにはそのままステップ310以降に進むが、
所定時間Tc 以上経過したと判定されるとステップ30
9にて制御量Id**がクリア(0)される。
【0028】次に、図6のステップ310に進み、アン
チスキッド制御(ABS)が許可状態にあるか否かが判
定され、許可されていなければステップ326に進みA
BS中フラグがリセット(0)されて図4のルーチンに
戻るが、許可されていればステップ311以降に進み制
御モードの設定が行なわれる。ステップ311では所定
の車輪(**)に関しアンチスキッド制御が開始しているか
否かが判定され、開始していなければ、ステップ312
にて開始判定が行なわれる。即ち、制御の深さD**が所
定の深さDs と比較され、これより大となっていれば、
ステップ313に進み車輪(**)に関しアンチスキッド制
御中であることを示すABS中フラグがセット(1)さ
れ、ステップ314にて制御の深さD**に応じた制御モ
ードが出力される。具体的には、図7のマップにおい
て、そのときの制御の深さD**の先端が位置する液圧モ
ード(例えば、図7の例では急減圧)に設定され、例え
ばパルス減圧又はパルス増圧モードのときには、制御の
深さD**に応じて前述のように制御パルス信号の周期T
bが求められる。そして、ステップ315に進みパルス
増圧もしくは急増圧の継続時間Tiが所定時間Teと比
較され、所定時間Te以下であればそのままメインルー
チンに戻り制御が継続されるが、所定時間Teを経過し
たときにはステップ326に進みABS中フラグがリセ
ット(0)される。
【0029】一方、制御の深さD**が所定の深さDs に
達していない場合にはステップ316に進み、更に所定
の深さDp (<Ds )と比較され、これより大であると
きには、ステップ317にて例えば所定の事前制御モー
ドが設定され、所定の深さDp にも達していなければス
テップ326に進みABS制御中フラグがリセット
(0)される。尚、ステップ317において事前制御モ
ードとすることなく、ステップ314と同様にそのとき
の制御の深さD**に応じた制御モードに設定することと
してもよい。
【0030】ステップ311において、車輪(**)に関す
るアンチスキッド制御前ではなく既に制御が開始してい
ると判定されたときには、ステップ321以降に進み終
了判定が行なわれる。先ず、ステップ321において、
制御量εが演算される。この制御量εは、アンチスキッ
ド制御の開始後Δt時間の間の制御の深さD**の積分値
(∫D**dtであって、ステップ307にてId**とし
て求められる)の合計値(∫D**dt・Δt)から、必
要に応じバイアス分Bd を減じた値に、所定の係数Kd
を乗じたもので、いわば制御エネルギーに相当するもの
である。尚、この制御量εとしては、マスタシリンダ液
圧Pmと、ホイールシリンダ液圧Pwの差に所定の係数
Kp を乗じた値Kp (Pm −Pw )を用いることもでき
る。
【0031】そして、ステップ322にて制御の深さD
**が所定の安定領域SR(図7の斜線部)内に存在する
と判定され、且つステップ323,324において制御
量εが終了判定基準の所定量εe以下であると判定され
たときに、車輪(**)に対するアンチスキッド制御が終了
とされ、ステップ326にてABS中フラグがリセット
(0)される。即ち、ステップ323にて制御量εが継
続判定基準の所定量εc以上と判定されると、ステップ
314に進み制御の深さD**に応じた液圧制御が継続さ
れる。制御量εが継続判定基準の所定量εcを下回って
いる場合には、ステップ324に進み終了判定基準の所
定量εeと比較され、これを超えておればステップ32
5にて終了制御用のパルス増圧パターンに設定された
後、ステップ326にてABS中フラグがリセットされ
る。従って、制御の深さD**が所定の深さDsより大と
なっている時間が長い場合にはアンチスキッド制御が継
続されることとなる。尚、制御の深さD**が安定領域S
R外にある場合にはステップ314に進み、制御の深さ
D**に応じた液圧制御が継続される。
【0032】図7乃至図9を参照して本実施形態による
制御状況を説明すると、制御の深さD**は常時演算され
ている。二点鎖線で示す非制御状態(NC)において
も、制御の深さD**は常時演算されており(前述のステ
ップ306)、点CPで所定の深さDs を越えると自動
的にアンチスキッド制御に移行する(ステップ312,
313)。この後、図7に破線で示すように制御目標に
収斂し前述のステップ326にて制御終了とされるま
で、アンチスキッド制御が継続される。
【0033】尚、後輪側の左右制動力配分制御、制動力
によるトラクション制御、制動操舵制御においても、上
記と同様の制御が可能であり、駆動力の制御にも同様に
適用可能である。結局、制動力制御及び駆動力制御を含
め、車両運動全体に上記の制御を適用し、所望の制御を
行なうことができる。
【0034】図10は上記実施形態におけるブレーキ液
圧制御装置PCの一例を示すもので、マスタシリンダM
C及び液圧ブースタHBがブレーキペダルBPの操作に
応じて駆動される。液圧ブースタHBには補助液圧源A
Pが接続されており、これらはマスタシリンダMCと共
に低圧リザーバRSに接続されている。
【0035】補助液圧源APは、液圧ポンプHP及びア
キュムレータAccを有する。液圧ポンプHPは電動モー
タMによって駆動され、低圧リザーバRSのブレーキ液
を昇圧して出力し、このブレーキ液が逆止弁CV6を介
してアキュムレータAccに供給され、蓄圧される。電動
モータMは、アキュムレータAcc内の液圧が所定の下限
値を下回ることに応答して駆動され、またアキュムレー
タAcc内の液圧が所定の上限値を上回ることに応答して
停止する。尚、アキュムレータAccと低圧リザーバRS
との間にはリリーフバルブRVが介装されている。而し
て、アキュムレータAccから所謂パワー液圧が適宜液圧
ブースタHBに供給される。液圧ブースタHBは、補助
液圧源APの出力液圧を入力し、マスタシリンダMCの
出力液圧をパイロット圧として、これに比例したブース
タ液圧に調圧するもので、これによってマスタシリンダ
MCが倍力駆動される。
【0036】マスタシリンダMCと車両前方のホイール
シリンダWfr,Wflの各々を接続する前輪側の液圧
路には、電磁切換弁SA1及びSA2が介装されてお
り、これらは制御通路Pfr及びPflを介して夫々電
磁開閉弁PC1,PC5及び電磁開閉弁PC2,PC6
に接続されている。また、液圧ブースタHBとホイール
シリンダWrl等の各々を接続する液圧路には電磁開閉
弁SA3、給排制御用の電磁開閉弁PC1乃至PC8が
介装されており、後輪側には比例減圧弁PVが介装され
ている。そして、電磁開閉弁STRを介して補助液圧源
APが電磁開閉弁SA3の下流側に接続されている。
【0037】前輪側液圧系において、電磁開閉弁PC1
及びPC2は電磁開閉弁STRに接続されている。電磁
開閉弁STRは2ポート2位置の電磁開閉弁であり、非
作動時の閉位置では遮断状態で、作動時の開位置では電
磁開閉弁PC1及びPC2を直接アキュムレータAccに
連通する。電磁切換弁SA1及び電磁切換弁SA2は3
ポート2位置の電磁切換弁で、非作動時は図10に示す
第1位置にあってホイールシリンダWfr,Wflは何
れもマスタシリンダMCに連通接続されているが、ソレ
ノイドコイルが励磁され第2位置に切換わると、ホイー
ルシリンダWfr,Wflは何れもマスタシリンダMC
との連通が遮断され、夫々電磁開閉弁PC1及びPC
5、電磁開閉弁PC2及びPC6と連通する。
【0038】これら電磁開閉弁PC1及びPC2に対し
て並列に逆止弁CV1及びCV2が接続されており、逆
止弁CV1の流入側が制御通路Pfrに、逆止弁CV2
の流入側が制御通路Pflに夫々接続されている。逆止
弁CV1は、電磁切換弁SA1が作動位置(第2位置)
にある場合において、ブレーキペダルBPが開放された
ときには、ホイールシリンダWfrのブレーキ液圧を液
圧ブースタHBの出力液圧の低下に迅速に追従させるた
めに設けられたもので、液圧ブースタHB方向へのブレ
ーキ液の流れは許容されるが逆方向の流れは阻止され
る。尚、逆止弁CV2についても同様である。
【0039】次に、後輪側液圧系について説明すると、
電磁開閉弁SA3は2ポート2位置の電磁開閉弁で、非
作動時には図10に示す開位置にあって、電磁開閉弁P
C3,PC4は比例減圧弁PVを介して液圧ブースタH
Bと連通する。このとき、電磁開閉弁STRは閉位置と
され、アキュムレータAccとの連通が遮断される。電磁
開閉弁SA3が作動時の閉位置に切換えられると、電磁
開閉弁PC3,PC4は液圧ブースタHBとの連通が遮
断され、比例減圧弁PVを介して電磁開閉弁STRに接
続され、この電磁開閉弁STRが作動時にアキュムレー
タAccと連通する。
【0040】また、電磁開閉弁PC3及びPC4に対し
て並列に逆止弁CV3及びCV4が接続されており、逆
止弁CV3の流入側がホイールシリンダWrrに、逆止
弁CV4の流入側がホイールシリンダWrlに夫々接続
されている。これらの逆止弁CV3,CV4は、ブレー
キペダルBPが開放されたときには、ホイールシリンダ
Wrr,Wrlのブレーキ液圧を液圧ブースタHBの出
力液圧の低下に迅速に追従させるために設けられたもの
で、電磁開閉弁SA3方向へのブレーキ液の流れが許容
され逆方向の流れは阻止される。更に、逆止弁CV5が
電磁開閉弁SA3に並列に設けられており、電磁開閉弁
SA3が閉位置にあるときにも、ブレーキペダルBPに
よる踏み増しが可能とされている。
【0041】上記電磁切換弁SA1,SA2及び電磁開
閉弁SA3,STR並びに電磁開閉弁PC1乃至PC8
は前述の電子制御装置ECUによって駆動制御されるこ
とによって、各ホイールシリンダ内のブレーキ液圧が急
増圧、パルス増圧(緩増圧)、パルス減圧(緩減圧)、
急減圧、及び保持状態とされ、前述のアンチスキッド制
御を初めとする各種制御が行なわれる。尚、ブレーキペ
ダルBPが操作されていない状態で行なわれる制動操舵
制御時には、液圧ブースタHB及びマスタシリンダMC
からはブレーキ液圧が出力されないので、電磁切換弁S
A1,SA2が第2位置とされ、電磁開閉弁SA3が閉
位置とされ、そして電磁開閉弁STRが開位置とされ
る。これにより、補助液圧源APの出力パワー液圧が電
磁開閉弁STR並びに開状態の電磁開閉弁PC1乃至P
C8を介してホイールシリンダWfr等に供給され得る
状態となるので、車両の運転状態に応じて電磁開閉弁P
C1乃至PC8を適宜開閉駆動することによって各ホイ
ールシリンダ内のブレーキ液圧を調整することができ
る。
【0042】尚、本実施形態ではスリップ率によって制
御することとしているので、高価な圧力センサを必要と
することなく、安価な装置を提供することができるが、
マスタシリンダ及びホイールシリンダの液圧検出用の圧
力センサが装着されている場合には、前述のようにマス
タシリンダ液圧とホイールシリンダ液圧の差(Pm −P
w )に基づいて制御量εを求めることもできる。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の車両の運動制御
装置においては、運動状態判定手段の出力に基づいて設
定する少くとも第1のパラメータ及び第2のパラメータ
に従い、制動力制御手段を駆動するための制御指標を、
運動状態判定手段の出力に応じて設定すると共に、運動
状態判定手段の出力に応じて変動する制御指標を積算し
て制御量を演算し、制御指標を所定値と大小比較し所定
値以上と判定したときに制動力制御を開始し、制御指標
が、第1のパラメータ及び第2のパラメータに基づいて
設定する所定の領域内にあり、且つ制御量が所定量以下
のときに、制動力制御を終了させるように構成されてい
るので、段差路あるいは悪路への進入時等において、車
両の運動制御の何れの制御モードが開始しても直ちに終
了させることができる。従って、通常の運動制御時にお
ける制御開始に影響を与えることなく、全ての運動制御
を円滑に行なうことができる。
【0044】請求項2に記載の運動制御装置において
は、車輪加速度演算手段が演算した車輪加速度を第1の
パラメータとし、スリップ率演算手段が演算したスリッ
プ率を第2のパラメータとするように構成されており、
基本的には車輪速度を検出するのみで制御指標を演算す
ることができるので、演算処理を容易に行なうことがで
き、安価に構成することができる。
【0045】請求項3に記載の運動制御装置において
は、車輪加速度及びスリップ率を夫々X軸及びY軸と
し、所定の制御モードに応じて設定する基準車輪加速度
及び基準スリップ率に基づき、X軸及びY軸の座標面に
各車輪の制御基準を設定し、各車輪の車輪加速度及びス
リップ率によって定まるX軸及びY軸の座標面上の点か
ら制御基準までの距離を、制御指標とするように構成さ
れているので、全ての制御モードに対して単一の制御指
標で処理することができ、小さなメモリ容量で迅速な処
理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の運動制御装置の概要を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の運動制御装置の一実施形態の全体構成
図である。
【図3】本発明の運動制御装置の一実施形態の機能ブロ
ック図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるアンチスキッド制
御の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態における制御モード設定の
ための処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における制御モード設定の
ための処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態におけるアンチスキッド制
御の制御マップを示すグラフである。
【図8】本発明の一実施形態におけるアンチスキッド制
御時の摩擦係数−スリップ率特性を示すグラフである。
【図9】本発明の一実施形態におけるアンチスキッド制
御の制御状況を示すグラフである。
【図10】本発明の一実施形態におけるブレーキ液圧制
御装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
BP ブレーキペダル BS ブレーキスイッチ MC マスタシリンダ HB 液圧ブースタ Wfr,Wfl,Wrr,Wrl ホイールシリンダ WS1〜WS4 車輪速度センサ FR,FL,RR,RL 車輪 PC ブレーキ液圧制御装置 ST サブスロットルバルブ EG エンジン GS 変速制御装置 YS ヨーレイトセンサ YG 横加速度センサ FI 燃料噴射装置 DF ディファレンシャルギヤ SSf 前輪舵角センサ CMP マイクロコンピュータ IPT 入力ポート OPT 出力ポート ECU 電子制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 孝之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 山崎 憲雄 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・ニューハード株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運動状態を判定する運動状態判定
    手段と、前記車両の各車輪に対し少くともブレーキペダ
    ルの操作に応じて制動力を付与すると共に、前記運動状
    態判定手段の出力に応じて前記各車輪に対する制動力を
    制御する制動力制御手段を備えた車両の運動制御装置に
    おいて、前記運動状態判定手段の出力に基づいて設定す
    る少くとも第1のパラメータ及び第2のパラメータに従
    い、前記制動力制御手段を駆動するための制御指標を、
    前記運動状態判定手段の出力に応じて設定する制御指標
    設定手段と、前記運動状態判定手段の出力に応じて変動
    する前記制御指標を積算して制御量を演算する制御量演
    算手段と、前記制御指標を所定値と大小比較し所定値以
    上と判定したときに前記制動力制御手段による制御を開
    始する開始手段と、前記制御指標が、前記第1のパラメ
    ータ及び第2のパラメータに基づいて設定する所定の領
    域内にあり、且つ前記制御量が所定量以下のときに、前
    記制動力制御手段による制御を終了させる終了手段とを
    備えたことを特徴とする車両の運動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記運動状態判定手段が、前記各車輪の
    車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、該車輪速度検
    出手段の検出車輪速度に基づき前記各車輪の車輪加速度
    を演算する車輪加速度演算手段と、前記車輪速度検出手
    段の検出車輪速度に基づき前記各車輪のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段とを含み、前記車輪加速度演
    算手段が演算した車輪加速度を前記第1のパラメータと
    し、前記スリップ率演算手段が演算したスリップ率を前
    記第2のパラメータとするように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の車両の運動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御指標設定手段は、前記車輪加速
    度演算手段およびスリップ率演算手段が演算した車輪加
    速度及びスリップ率を夫々X軸及びY軸とし、所定の制
    御モードに応じて設定する基準車輪加速度及び基準スリ
    ップ率に基づき、前記X軸及びY軸の座標面に前記各車
    輪の制御基準を設定し、前記各車輪の車輪加速度及びス
    リップ率によって定まる前記X軸及びY軸の座標面上の
    点から前記制御基準までの距離を、前記制御指標とする
    ように構成したことを特徴とする請求項2記載の車両の
    運動制御装置。
JP33455596A 1995-11-30 1996-11-30 車両の運動制御装置 Pending JPH09207737A (ja)

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JP7-337832 1995-11-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062520A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Komatsu Ltd アンチロックブレーキシステム制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007062520A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Komatsu Ltd アンチロックブレーキシステム制御装置

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