JPH0920838A - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
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- JPH0920838A JPH0920838A JP17004795A JP17004795A JPH0920838A JP H0920838 A JPH0920838 A JP H0920838A JP 17004795 A JP17004795 A JP 17004795A JP 17004795 A JP17004795 A JP 17004795A JP H0920838 A JPH0920838 A JP H0920838A
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Abstract
合成ゴムから選ばれる少なくとも1種のゴム(A)10
0重量部と、合成樹脂(B)5〜80重量部とを含有し
てなり、合成樹脂(B)は、(i)DSCで測定された
融点が120℃以上であり、(ii)粘度平均分子量が3
00,000以上であり、(iii) 平均粒子径が1〜5
0μmであることを特徴としている。ゴム(A)と合成
樹脂(B)とは合成樹脂(B)の融点未満の温度で混合
されている。 【効果】 上記ゴム組成物は、機械的強度特性などの加
硫物性に優れ、しかも、圧縮成形、射出成形、注入成形
などの型成形の場合でも、表面光沢度の低い、均一な艶
消し表面を有する加硫ゴム成形体を提供することができ
る。
Description
低い、いわゆる艶消し表面を有する外観に優れた成形体
を形成し得るゴム組成物に関する。
建物、OA機器等、日常生活の至る所で使用されてい
る。ゴムは通常加硫して使用されているが、長期使用し
ているうちに表面の摩耗やブルーム、ブリードにより表
面光沢が著しく低下してくるという問題がある。したが
って、加硫成形時より、表面光沢度の低い、均一な艶消
し表面を有する加硫ゴム成形体が求められていた。
押出機により所定の形状に押出した後に連続加硫する方
法では、配合ゴム中に粒径の大きいカーボンブラックや
無機フィラーを多量に充填することにより加硫ゴム成形
体の表面光沢度を低下させることができる。
入成形のような型成形において加硫する方法では、型の
表面を梨地加工し艶消し状態にすることによって、表面
光沢度の低い加硫ゴム成形体を得ることができる。
消し用の型を繰り返し使用すると、その型表面が汚染に
より徐々に平滑になり、それが転写されると、得られる
加硫ゴム成形体の表面も平滑になる。そこで、型表面を
掃除する意味で研磨していくと、製品寸法が合わなくな
ったり、最初と同じ艶消し状態の型表面を得ることがで
きなくなったりする。また、加硫ゴム成形体の表面を削
ったり、腐食性の強い溶剤に浸積し加硫ゴム成形体の表
面を荒らすなどの二次加工により加硫ゴム成形体の表面
を艶消し状態にする場合には、工程が煩雑化するといっ
た問題が生じる。
度の低い、均一な艶消し表面を有する加硫ゴム成形体を
提供することができるゴム組成物の出現が望まれてい
る。
問題を解決しようとするものであって、機械的強度特性
などの加硫物性に優れ、しかも、圧縮成形、射出成形、
注入成形などの型成形の場合でも、表面光沢度の低い、
均一な艶消し表面を有する加硫ゴム成形体を供給するこ
とができるゴム組成物を提供することを目的としてい
る。
1種のゴム(A)100重量部と、 [II]合成樹脂(B)5〜80重量部とを含有してな
り、合成樹脂(B)は、(i)DSCで測定された融点
が120℃以上であり、(ii)粘度平均分子量が30
0,000以上であり、(iii) 平均粒子径が1〜50
μmであることを特徴としている。
ていてもよい。本発明に係るゴム組成物は、ゴム(A)
と合成樹脂(B)とが合成樹脂(B)の融点未満の温度
で混合されている。
物を合成樹脂(B)の融点以上の温度で加硫して得られ
た成形体の表面グロスが40%以下となることが好まし
い。
ついて具体的に説明する。本発明に係るゴム組成物は、
天然ゴムおよび合成ゴムから選ばれる少なくとも1種の
ゴム(A)と、合成樹脂(B)と、必要に応じて加硫剤
(C)とから構成されている。
合成ゴムである。合成ゴムとしては、具体的には、ポリ
イソプレンゴム、スチレン・ブタジエン共重合体ゴム
(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴ
ム、イソプレン・イソブチレン共重合体ゴム、アクリロ
ニトリル・ブタジエン共重合体ゴム、エチレン・プロピ
レン共重合体ゴム(EPR)、エチレン・プロピレン・
ジエン共重合体ゴム(EPDM)、アクリルゴム、ウレ
タンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、およびこれら
の変性ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ハロゲン
化ポリエチレンなどが挙げられる。
の用途には、EPR、EPDMなどのポリオレフィン系
ゴムが好ましく用いられる。合成樹脂(B) 本発明で用いられる合成樹脂(B)としては、具体的に
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン-1、ポ
リ-4- フェニルブテン-1等のポリオレフィン;ポリビニ
ルメチルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテル等の
ポリエーテル;ナイロン−12、ナイロン−7等のポリ
アミドなどが挙げられる。これらのうち、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンが好ましく用いられる。
SC(示差走査熱量計)で測定された融点が120℃以
上である。融点が120℃未満の合成樹脂は、バンバリ
ーミキサーなどの実用混練機を用いて混合させた際に溶
融し、冷却された後に配合ゴムが加工できなくなる危険
がある。また、融点が120℃未満の合成樹脂を用いて
得られた加硫ゴム成形体は、高温下での性質、たとえば
圧縮永久歪が大きくなる等の熱的特性が悪化する。よっ
て、本発明では、120℃以上の温度で加硫する温度未
満の融点を有する合成樹脂を使用する。
度法(ASTM D2857)による平均分子量(粘度
平均分子量)が300,000以上、好ましくは50
0,000以上、さらに好ましくは1,000,000
以上である。
ることにより、加硫時に合成樹脂が配合ゴムの流れ方向
に偏平したりフローすることなく均一な表面状態を得る
ことができる。よって、合成樹脂の分子量は、高ければ
高い程好ましい。
は、コールターマルチサイザー II(Coulter Electron
ics、Inc.社製)で測定した平均粒子径が1〜50μ
m、好ましくは1〜40μm、さらに好ましくは1〜3
5μmである。
(B)を用いることによって、加硫ゴム成形体表面の凹
凸が微細になり優れた艶消し状態を得ることができる。
本発明においては、合成樹脂(B)は、ゴム(A)10
0重量部に対して、5〜80重量部、好ましくは10〜
70重量部、さらに好ましくは20〜60重量部の割合
で用いられる。
(B)の量が5重量部未満であると、艶消し表面の加硫
ゴム成形体を得ることができない。また、この合成樹脂
(B)の量が80重量部を超えると、配合ゴム(未加
硫)の加工性と加硫ゴム成形体の機械的性質が悪化する
ため好ましくない。
いなくてもよいし、また含有されていてもよい。加硫剤
(C)を含有していない本発明に係るゴム組成物は、加
硫を行なう際に、加硫剤(C)が配合される。
は、イオウ、イオウ化合物および有機過酸化物が挙げら
れる。イオウとしては、具体的には、粉末イオウ、沈降
イオウ、コロイドイオウ、表面処理イオウ、不溶性イオ
ウなどが挙げられる。
イオウ、二塩化イオウ、高分子多硫化物などが挙げられ
る。また、加硫温度で活性イオウを放出して加硫するイ
オウ化合物、たとえばモルフォリンジスルフィド、アル
キルフェノ−ルジスルフィド、テトラメチルチウラムジ
スルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィ
ド、ジメチルジチオカルバミン酸セレンなども使用する
ことができる。中でもイオウが好ましく用いられる。
100重量部に対して、0.1〜10重量部、好ましく
は0.5〜5重量部の割合で用いられる。また、加硫剤
(C)としてイオウ、イオウ化合物を使用するときは、
加硫促進剤を併用することが好ましい。
ロヘキシル-2- ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N-
オキシジエチレン-2- ベンゾチアゾ−ルスルフェンアミ
ド、N,N-ジイソプロピル-2- ベンゾチアゾ−ルスルフェ
ンアミドなどのスルフェンアミド系化合物;2-メルカプ
トベンゾチアゾール、2-(2',4'-ジニトロフェニル)メ
ルカプトベンゾチアゾール、2-(4'- モルホリノジチ
オ)ベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフィド
等のチアゾール系化合物;ジフェニルグアニジン、ジオ
ルソトリルグアニジン、ジオルソニトリルグアニジン、
オルソニトリルバイグアナイド、ジフェニルグアニジン
フタレート等のグアニジン化合物;アセトアルデヒド-
アニリン反応物、ブチルアルデヒド- アニリン縮合物、
ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒドアンモニ
ア等のアルデヒドアミンまたはアルデヒド- アンモニア
系化合物;2-メルカプトイミダゾリン等のイミダゾリン
系化合物;チオカルバニリド、ジエチルチオユリア、ジ
ブチルチオユリア、トリメチルチオユリア、ジオルソト
リルチオユリア等のチオユリア系化合物;テトラメチル
チウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスル
フィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブ
チルチウラムジスルフィド、ペンタメチレンチウラムテ
トラスルフィド等のチウラム系化合物;ジメチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、
ジ-n-ブチルジチオカルバミン酸亜鉛、エチルフェニル
ジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバ
ミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、
ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジメチルジチオカ
ルバミン酸テルル等のジチオ酸塩系化合物;ジブチルキ
サントゲン酸亜鉛等のザンテート系化合物;亜鉛華等の
化合物を挙げることができる。
重量部に対して、0.1〜20重量部、好ましくは0.
2〜10重量部の割合で用いられる。有機過酸化物とし
ては、通常ゴムの過酸化物加硫に使用されるものであれ
ばよい。具体的には、ジクミルパーオキサイド、ジ-t-
ブチルパーオキサイド、ジ-t- ブチルパーオキシ-3,3,5
- トリメチルシクロヘキサン、t-ブチルヒドロパーオキ
サイド、t-ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパ
ーオキサイド、2,5-ジメチル-2,5-ジ(t- ブチルパーオ
キシン)ヘキシン-3、2,5-ジメチル-2,5- ジ(ベンゾイ
ルパーオキシ)ヘキサン、2,5-ジメチル-2,5- モノ(t-
ブチルパーオキシ)- ヘキサン、α,α’- ビス(t-ブ
チルパーオキシ-m-イソプロピル)ベンゼンなどが挙げ
られる。中でも、ジクミルパーオキサイド、ジ-t- ブチ
ルパーオキサイド、ジ-t- ブチルパーオキシ-3,3,5- ト
リメチルシクロヘキサンが好ましく用いられる。これら
の有機過酸化物は、1種または2種以上組み合わせて用
いられる。
して、0.0003〜0.05モル、好ましくは0.0
01〜0.03モルの割合で使用されるが、要求される
物性値に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。
るときは、加硫助剤を併用することが好ましい。加硫助
剤としては、具体的には、イオウ;p- キノンジオキシ
ム等のキノンジオキシム系化合物;ポリエチレングリコ
ールジメタクリレート等のメタクリレート系化合物;ジ
アリルフタレート、トリアリルシアヌレート等のアリル
系化合物;その他マレイミド系化合物;ジビニルベンゼ
ンなどが挙げられる。
化物1モルに対して、0.5〜2モル、好ましくは約等
モルの量で用いられる。その他の成分 本発明に係るゴム組成物には、意図する加硫物の用途、
性能に応じて、ゴム(A)、合成樹脂(B)および加硫
剤(C)の他に、ゴム補強剤、充填剤、軟化剤の種類お
よびその配合量、また加硫助剤などの化合物の種類およ
びその配合量、老化防止剤、加工助剤の種類およびその
配合量、また必要に応じ発泡剤、発泡助剤などの発泡の
ための化合物の種類およびその配合量、脱泡剤、さらに
加硫物を製造する工程を適宜選択できる。
(B)との総量は、意図する加硫物の性能、用途に応じ
て適宜選択できるが、通常20重量%以上、好ましくは
25重量%以上である。 [ゴム補強剤および充填剤]上記ゴム補強剤は、加硫ゴ
ムの引張り強さ、引裂き強さ、耐摩耗性などの機械的性
質を高める効果がある。
は、SRF、GPF、FEF、MAF、HAF、ISA
F、SAF、FT、MT等のカーボンブラック、シラン
カップリング剤などにより表面処理が施されているこれ
らカーボンブラック、シリカ、活性化炭酸カルシウム、
微粉タルク、微粉ケイ酸などが挙げられる。
ことなく、ゴム製品の硬度を高くしたり、コストを引き
下げることを目的として使用される。このような充填剤
としては、具体的には、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸
カルシウム、タルク、クレーなどが挙げられる。
よび配合量は、その用途により適宜選択できるが、これ
らの配合量は、通常、ゴム(A)100重量部に対し
て、最大300重量部、好ましくは最大200重量部で
ある。 [軟化剤]上記軟化剤としては、通常ゴムに使用される
軟化剤を用いることができる。
ラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリ
ン等の石油系軟化剤;コールタール、コールタールピッ
チ等のコールタール系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナ
タネ油、ヤシ油等の脂肪油系軟化剤;トール油;サブ;
蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリン等のロウ類;リシノ
ール酸、パルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸カルシウム、ラウリン酸亜鉛等の脂肪酸および脂
肪酸塩;石油樹脂、アタクチックポリプロピレン、クマ
ロンインデン樹脂等の合成高分子物質などを挙げること
ができる。中でも石油系軟化剤が好ましく用いられ、特
にプロセスオイルが好ましく用いられる。
により適宜選択できるが、その配合量は、通常、ゴム
(A)100重量部に対して、最大150重量部、好ま
しくは最大100重量部である。 [老化防止剤]老化防止剤を使用すれば、さらに材料寿
命を長くすることが可能である。このことは、通常のゴ
ムの場合と同様である。
具体的には、フェニルナフチルアミン、4,4'- (α,α
- ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、N,N'- ジ-2-
ナフチル-p-フェニレンジアミン等の芳香族第二アミン
系安定剤;2,6-ジ-t- ブチル-4- メチルフェノール、テ
トラキス- [メチレン-3-(3',5'- ジ-t- ブチル-4'-ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のフェノ
ール系安定剤;ビス[2-メチル-4- (3-n- アルキルチ
オプロピオニルオキシ)-5-t- ブチルフェニル]スルフ
ィド等のチオエーテル系安定剤;2-メルカプトベンゾイ
ミダゾール等のベンゾイミダゾール系安定剤;ジブチル
ジチオカルバミン酸ニッケル等のジチオカルバミン酸塩
系安定剤;2,2,4-トリメチル-1,2- ジヒドロキノリンの
重合物等のキノリン系安定剤などが挙げられる。これら
の老化防止剤は、単独あるいは2種以上が併用して用い
られる。
0重量部に対して、5重量部以下、好ましくは3重量部
以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応じて
適宜最適量を決定することが望ましい。 [加工助剤]上記加工助剤としては、通常のゴムの加工
に使用される化合物を使用することができる。具体的に
は、リシノール酸、ステアリン酸、パルチミン酸、ラウ
リン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸バリウム、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸
塩、リシノール酸エステル、ステアリン酸エステル、パ
ルチミン酸エステル、ラウリン酸エステル等の高級脂肪
酸エステル類などが挙げられる。
00重量部に対して、10重量部以下、好ましくは5重
量部以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応
じて適宜最適量を決定することが望ましい。 [発泡剤および発泡助剤]本発明に係るゴム組成物は、
上述したように、必要に応じ通常ゴムに使用される発泡
剤および発泡助剤を配合し、成形、発泡、加硫を行うこ
とで得ることができる。
リウム、炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸ア
ンモニウム、亜硝酸アンモニウム等の無機発泡剤;N,N'
- ジメチル-N,N'-ジニトロソテレフタルアミド、N,N'-
ジニトロソペンタメチレンテトラミン等のニトロソ化合
物;アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベンゼ
ン、バリウムアゾジカルボキシレート等のアゾ化合物;
ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒ
ドラジド、p,p'- オキシビス(ベンゼンスルホニルヒド
ラジド)、ジフェニルスルホン-3,3'-ジスルホニルヒド
ラジド等のスルホニルヒドラジド化合物;カルシウムア
ジド、4,4-ジフェニルジスルホニルアジド、p-トルエン
スルホルニルアジド等のアジド化合物などが挙げられ
る。
部に対して、0.5〜30重量部、好ましくは1〜20
重量部の割合で用いられる。必要に応じて、発泡剤と併
用される発泡助剤は、発泡剤の分解温度の低下、分解促
進、気泡の均一化などの作用をする。このような発泡助
剤としては、サリチル酸、フタル酸、ステアリン酸、し
ゅう酸などの有機酸、尿素またはその誘導体などが挙げ
られる。
量部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.
1〜5重量部の割合で用いられるが、要求される物性値
に応じて適宜最適量を決定することが望ましい。 [脱泡剤]配合ゴムを加硫する場合、内包する水分によ
り気泡ができたり、発泡度が異なったりすることがあ
る。これらを防止するために、脱泡剤として酸化カルシ
ウムを添加してもよい。
0重量部に対して、20重量部以下、好ましくは10重
量部以下の割合で用いられるが、要求される物性値に応
じて適宜最適量を決定することが望ましい。
(B)および必要に応じて用いられる上述した加硫剤
(C)、加硫促進剤、加硫助剤、ゴム補強剤、充填剤、
軟化剤、老化防止剤、加工助剤、発泡剤、発泡助剤、脱
泡剤などのゴム配合剤から、一般的なゴム配合物の調製
方法によって調製することができる。
分散をその融点未満の温度で行なうこと、すなわち合成
樹脂(B)が配合ゴム中に連続相を形成せずに分散され
ていることが重要である。
(A)と混合した場合、合成樹脂(B)は、連続相を形
成するかあるいはゴム(A)と相溶し、その結果、一旦
融点以下まで冷却された配合ゴムは粘度が著しく増加す
る。したがって、この配合ゴムは、融点未満、すなわち
120℃未満の温度下でのロール作業等が困難になり、
実際に成形することができなくなる。
加硫の配合ゴム)は、たとえば次のような方法で調製さ
れる。すなわち、バンバリーミキサー、ニーダー、イン
ターミックスのようなインターナルミキサー類により、
ゴム(A)および充填剤、軟化剤などの添加剤を80〜
170℃の温度で3〜10分間混練した後、オープンロ
ールのようなロール類、あるいはニーダーを使用して、
合成樹脂(B)、加硫剤、必要に応じて加硫促進剤また
は加硫助剤、発泡剤を120℃未満の温度下で追加混合
し、ロール温度40〜80℃で5〜30分間混練した
後、分出しすることにより調製することができる。
度が低い場合には、ポリマー、充填剤、軟化剤などとと
もに合成樹脂(B)、加硫剤、加硫促進剤、発泡剤など
を同時に混練してもよい。
は、自動車部品をはじめ種々の用途に用いることがで
き、特に型成形により調製される用途に好適に用いるこ
とができる。
には、通常一般のゴムを加硫するときと同様に、未加硫
の配合ゴムを上述したような方法で一度調製し、次に、
この配合ゴムを意図する形状に成形した後に加硫を行な
えばよい。
ゴムは、種々の成形法により、成形、加硫することがで
きるが、圧縮成形、射出成形、注入成形などの型成形に
より、成形、加硫する場合に最もその特性を発揮するこ
とができる。
未加硫の配合ゴムを型に入れ、型を閉じた後120〜2
70℃の温度で、30秒〜120分加熱することによ
り、目的とする加硫ゴム成形体が得られる。
ト状の配合ゴムをスクリューにより予め設定した量だけ
ポットに供給する。引き続き予備加熱された配合ゴムを
プランジャーにより金型内に1〜20秒で送り込む。配
合ゴムを射出した後120〜270℃の温度で、30秒
〜120分加熱することにより、目的とする加硫ゴム成
形体が得られる。
ポットに入れピストンにより金型内に1〜20秒で注入
する。配合ゴムを注入した後120〜270℃の温度
で、30秒〜120分加熱することにより、目的とする
加硫ゴム成形体が得られる。
合、加硫の際に合成樹脂(B)は融解して、ゴム(A)
や他の配合剤よりも体積膨張が大きくなり、成形後冷却
されてもとの体積に戻ることが重要となる。
の表面グロスは、40%以下であることが好ましい。こ
の表面グロスの測定方法は、実施例において後述する。
と特定の合成樹脂(B)とを特定の割合で含有している
ので、機械的強度特性などの加硫物性に優れ、しかも、
圧縮成形、射出成形、注入成形などの型成形の場合で
も、表面光沢度の低い、均一な艶消し表面を有する外観
に優れた加硫ゴム成形体を提供することができる。
本発明は、これら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例で用いた合成樹脂を、第1表に示す。
ついて行なった引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験お
よびグロス測定試験の試験方法は、次の通りである。 (試験方法) (1)引張試験 長さ135mm、幅120mm、厚み2mmの加硫ゴム
シートからJIS K6301(1989年)に記載し
てある3号型ダンベルで打ち抜いて試験片を得た。
第3項に規定されている方法に従い、測定温度25℃、
引張速度500mm/分の条件で引張試験を行ない、引
張破断点応力(TB )と引張破断点伸び(EB )を測定
した。 (2)硬さ試験 硬さ試験は、厚み2mmの加硫ゴムシートを6枚重ね、
JIS K 6301(1989年)に準拠してスプリン
グ硬さHS(JIS−A硬度)を測定した。 (3)圧縮永久歪試験 直径29mm、高さ12.7mmの加硫したゴムブロッ
クを、JIS K 6301(1989年)第10項に記
載してある方法に従い、圧縮装置に取り付け、試験片の
高さが荷重をかける前の高さの3/4になるよう圧縮
し、金型ごと70℃のギヤーオーブン中に22時間熱処
理した。
し、30分間放冷した後、試験片の高さを測定し、以下
の計算式で圧縮永久歪を算出した。 圧縮永久歪[%]=[(tO − t1)/(tO −
t2)]×100 tO : 試験片の試験前の高さ t1 : 試験片を熱処理し30分放冷した後の高さ t2 : 試験片の測定金型に取り付けた状態での高さ (4)グロス測定試験 加硫ゴムの表面光沢度は、グロスメーター[グロスチェ
ッカIG−310、入射角60°、受光角60°:
(株)堀場製作所製]を、加硫ゴムシートの表面に当て
て測定した。
ノルボルネン三元共重合体[商品名:三井EPT402
1、三井石油化学工業(株)製]100重量部と、亜鉛
華 5重量部と、ステアリン酸 1重量部と、ポリエチ
レングリコール#4000 1重量部と、FEFカーボ
ンブラック[商品名:シーストSO、東海カーボン
(株)製]65重量部と、パラフィン系プロセスオイル
[商品名:ダイアナプロセスPW−380、出光興産
(株)製]40重量部とを1.7リットル容量のバンバ
リーミキサーで5分間混練した。
8インチロールに巻き付けた後、この配合物212重量
部に対し、N-シクロヘキシル-2- ベンゾチアゾリルスル
フェンアミド[商品名:サンセラーCM、三新化学工業
(株)製、加硫促進剤]1.5重量部、ジメチルジチオ
カルバミン酸亜鉛[商品名:サンセラーPZ、三新化学
工業(株)製、加硫促進剤]0.2重量部、ジ-n-ブチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛[商品名:サンセラーBZ、
三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.5重量部、イ
オウ[加硫剤]2.0重量部、および脱泡剤[商品名:
ベスタ18、井上石灰社製]4重量部を加えて8分間混
練し、得られた配合物を放冷した。
0℃で5分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシートを
調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロックは、
180度で10分間加硫して調製した。
て、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス
測定試験を上記方法により行なった。その結果を第2表
に示す。
加える前にポリエチレン[融点:136℃、粘度平均分
子量:1,700,000、平均粒子径:30μm、合
成樹脂(1)]20重量部をロールで加えた以外は、比
較例1と同様に行なった。
量を40重量部にした以外は、実施例1と同様に行なっ
た。
バリーミキサーで添加し、比較例1と同様に混練し、1
45℃の配合物を排出した。この配合物を表面温度が5
0℃の8インチロールに巻き付けたが、配合物が冷却さ
れるに従い、急速に硬化しロール加工できなかった。
りにポリエチレン[融点:136℃、粘度平均分子量:
1,800,000、平均粒子径:25μm、合成樹脂
(2)]を用いた以外は、実施例2と同様に行なった。
りにポリエチレン[融点:136℃、粘度平均分子量:
3,600,000、平均粒子径:150μm、合成樹
脂(3)]を用いた以外は、実施例2と同様に行なっ
た。
りにポリプロピレン[融点:156℃、粘度平均分子
量:450,000、平均粒子径:36μm、合成樹脂
(4)]を用いた以外は、実施例2と同様に行なった。
ない温度で添加し加硫すると、引張強度が低下を招くこ
となくゴムシートの表面グロスが低下することがわかる
(実施例1〜4)。
行なうと加工性が不良であり、合成樹脂の粒径が大きい
とグロス低下の効果が小さいことがわかる(比較例2、
3)。
ポール1502、日本ゼオン(株)製]100重量部
と、亜鉛華 5重量部と、ステアリン酸 1重量部と、
FEFカーボンブラック[商品名:旭#60G、旭カー
ボン(株)製]80重量部と、ナフテン系プロセスオイ
ル[商品名:サンセン4240、日本サン石油(株)
製]60重量部と、フェニル-1- ナフチルアミン[商品
名:ノクラックPA、大内新興化学工業(株)製]1.
5重量部とを1.7リットル容量のバンバリーミキサー
で5分間混練した。
8インチロールに巻き付けた後、この配合物247.5
重量部に対し、ジベンゾチアジルジスルフィド[商品
名:サンセラーDM、三新化学工業(株)製、加硫促進
剤]1.2重量部、N,N'- ジ-o- トリルグアニジン
[商品名:サンセラーDT、三新化学工業(株)製、加
硫促進剤]0.2重量部、およびイオウ[加硫剤]1.
75重量部を加えて8分間混練し、得られた配合物を放
冷した。
0℃で20分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシート
を調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロック
は、160度で30分間加硫して調製した。
て、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス
測定試験を上記方法により行なった。その結果を第3表
に示す。
加える前にポリエチレン[合成樹脂(1)]30重量部
をロールで加えた以外は、比較例1と同様に行なった。
5重量部と、ステアリン酸 1重量部と、FEFカー
ボンブラック[商品名:旭#60G、旭カーボン(株)
製]50重量部と、ナフテン系プロセスオイル[商品
名:サンセン4240、日本サン石油(株)製]20重
量部と、フェニル-1- ナフチルアミン[商品名:ノクラ
ックPA、大内新興化学工業(株)製]1重量部とを
1.7リットル容量のバンバリーミキサーで5分間混練
した。
8インチロールに巻き付けた後、この配合物177重量
部に対し、2-メルカプトベンゾチアゾール[商品名:サ
ンセラーM、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]0.
7重量部、N,N'- ジ-o-トリルグアニジン[商品名:サ
ンセラーDT、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]
0.1重量部、テトラメチルチウラムモノスルフィド
[商品名:サンセラーTS、三新化学工業(株)製、加
硫促進剤]0.1重量部、およびイオウ[加硫剤]2.
5重量部を加えて8分間混練し、得られた配合物を放冷
した。
0℃で20分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシート
を調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロック
は、150度で30分間加硫して調製した。
て、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス
測定試験を上記方法により行なった。その結果を第3表
に示す。
加える前にポリエチレン[合成樹脂(1)]30重量部
をロールで加えた以外は、比較例5と同様に行なった。
ブチル268、日本合成ゴム(株)製]100重量部
と、亜鉛華 5重量部と、ステアリン酸 2重量部と、
HAFカーボンブラック[商品名:旭#70、旭カーボ
ン(株)製]50重量部と、ナフテン系プロセスオイル
[商品名:サンセン4240、日本サン石油(株)製]
25重量部とを1.7リットル容量のバンバリーミキサ
ーで5分間混練した。
8インチロールに巻き付けた後、この配合物181重量
部に対し、ジベンゾチアジルジスルフィド[商品名:サ
ンセラーDM、三新化学工業(株)製、加硫促進剤]
1.0重量部、ジエチルジチオカルバミン酸テルル[商
品名:サンセラーTE−G、三新化学工業(株)製]
1.9重量部、およびイオウ[加硫剤]1.5重量部を
加えて8分間混練し、得られた配合物を放冷した。
0℃で20分間加硫を行なって厚み2mmのゴムシート
を調製した。また、圧縮永久歪試験用のゴムブロック
は、160度で30分間加硫して調製した。
て、引張試験、硬さ試験、圧縮永久歪試験およびグロス
測定試験を上記方法により行なった。その結果を第3表
に示す。
加える前にポリエチレン[合成樹脂(1)]30重量部
をロールで加えた以外は、比較例6と同様に行なった。
温度で添加し融点以上の温度で加硫すると、種々のゴム
においてもグロスが低下することがわかる(実施例5〜
7)。
Claims (5)
- 【請求項1】[I]天然ゴムおよび合成ゴムから選ばれ
る少なくとも1種のゴム(A)100重量部と、 [II]合成樹脂(B)5〜80重量部とを含有してな
り、 合成樹脂(B)は、(i)DSCで測定された融点が1
20℃以上であり、(ii)粘度平均分子量が300,0
00以上であり、(iii) 平均粒子径が1〜50μmで
あることを特徴とするゴム組成物。 - 【請求項2】加硫剤(C)を含有していることを特徴と
する請求項1に記載のゴム組成物。 - 【請求項3】ゴム(A)と合成樹脂(B)とが合成樹脂
(B)の融点未満の温度で混合されていることを特徴と
する請求項1または2に記載のゴム組成物。 - 【請求項4】前記ゴム組成物を合成樹脂(B)の融点以
上の温度で加硫して得られた成形体の表面グロスが40
%以下となることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載のゴム組成物。 - 【請求項5】型加硫成形(圧縮成形、射出成形、注入成
形)用であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載のゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17004795A JP3584086B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17004795A JP3584086B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | ゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0920838A true JPH0920838A (ja) | 1997-01-21 |
| JP3584086B2 JP3584086B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=15897639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17004795A Expired - Lifetime JP3584086B2 (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3584086B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307070A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nhk Spring Co Ltd | 発泡体用樹脂組成物、発泡体、および発泡体の製造方法 |
| JP2015504454A (ja) * | 2011-11-14 | 2015-02-12 | コンティテヒ・エムゲーヴェー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | ゴム組成物およびゴム組成物を含有するホース |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP17004795A patent/JP3584086B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307070A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nhk Spring Co Ltd | 発泡体用樹脂組成物、発泡体、および発泡体の製造方法 |
| JP2015504454A (ja) * | 2011-11-14 | 2015-02-12 | コンティテヒ・エムゲーヴェー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | ゴム組成物およびゴム組成物を含有するホース |
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|---|---|
| JP3584086B2 (ja) | 2004-11-04 |
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