JPH09209039A - 深絞り性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
深絞り性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法Info
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- JPH09209039A JPH09209039A JP4661796A JP4661796A JPH09209039A JP H09209039 A JPH09209039 A JP H09209039A JP 4661796 A JP4661796 A JP 4661796A JP 4661796 A JP4661796 A JP 4661796A JP H09209039 A JPH09209039 A JP H09209039A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高強度で且つプレス成形性、深絞り性に優
れ、自動車用内板等として使用される高強度冷延鋼板。 【解決手段】 重量%で、C:0.001〜0.01、
Si:2.0以下、P:0.05〜0.20、Mn:
1.0〜4.0、Mo:0.005〜0.5、Cu:
0.5〜2.5、Ni:0〜1.0,S:0.02以
下、Al:0.005〜0.1、N:0.007以下、
B:0.0005〜0.003を含み、更にTi:
〔(48/12)×C+(48/14)×N+(48×
32)×S〕〜0.10、Nb:0.01〜0.1及び
V:0.01〜0.1の1種以上を含む鋼スラブに、熱
延仕上げ温度をAr3変態点以上、仕上げ圧延後の平均
冷却速度を20℃/秒以上、熱延巻取り温度を450〜
650℃とする熱間圧延を施し、冷間圧延後、800〜
920℃で焼鈍してから析出処理温度までの平均冷却速
度を5〜120℃/秒として再結晶焼鈍し、続いて40
0〜650℃、0.5〜10分の析出熱処理を施す深絞
り性に優れた鋼板製造法。
れ、自動車用内板等として使用される高強度冷延鋼板。 【解決手段】 重量%で、C:0.001〜0.01、
Si:2.0以下、P:0.05〜0.20、Mn:
1.0〜4.0、Mo:0.005〜0.5、Cu:
0.5〜2.5、Ni:0〜1.0,S:0.02以
下、Al:0.005〜0.1、N:0.007以下、
B:0.0005〜0.003を含み、更にTi:
〔(48/12)×C+(48/14)×N+(48×
32)×S〕〜0.10、Nb:0.01〜0.1及び
V:0.01〜0.1の1種以上を含む鋼スラブに、熱
延仕上げ温度をAr3変態点以上、仕上げ圧延後の平均
冷却速度を20℃/秒以上、熱延巻取り温度を450〜
650℃とする熱間圧延を施し、冷間圧延後、800〜
920℃で焼鈍してから析出処理温度までの平均冷却速
度を5〜120℃/秒として再結晶焼鈍し、続いて40
0〜650℃、0.5〜10分の析出熱処理を施す深絞
り性に優れた鋼板製造法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度で且つプレス成
形性,深絞り性に優れ、自動車用内板等として使用され
る高強度冷延鋼板を製造する方法に関する。
形性,深絞り性に優れ、自動車用内板等として使用され
る高強度冷延鋼板を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用鋼板として、安全性,車体重量
の軽減,素材使用量の削減等から高強度鋼板が広く使用
されている。この種の自動車用鋼板は、厳しい成形加工
が施されることから、良好なプレス加工性,特に深絞り
性の指標であるランクフォード値が高いことが要求され
る。高強度冷延鋼板については、従来から多くの提案が
されている。たとえば、特開昭62−205231号公
報では、低炭素鋼にSi,Mn及びPを添加し、熱間圧
延の条件を適正化することによって、490N/mm2
級以上の高強度を得ている。しかしながら、ランクフォ
ード値が1.0程度に過ぎず、深絞り性に劣る鋼材であ
った。この点、特公昭62−34804号公報では、極
低炭素鋼にTiを添加したものをベースとして少量のM
nを添加し、且つ冷延及び焼鈍条件を適正化することに
よって深絞り性を改善している。この方法によるとき、
約2.0のランクフォード値が得られるが、強度が39
0N/mm2 以下と低くなっている。また、特開平2−
173242号公報では、Ti及びNbを複合添加した
極低炭素鋼にMn及びPを添加した加工用冷延鋼板が開
示されている。しかし、この方法で製造された鋼板の強
度も、440N/mm2 以下と低い値になっている。
の軽減,素材使用量の削減等から高強度鋼板が広く使用
されている。この種の自動車用鋼板は、厳しい成形加工
が施されることから、良好なプレス加工性,特に深絞り
性の指標であるランクフォード値が高いことが要求され
る。高強度冷延鋼板については、従来から多くの提案が
されている。たとえば、特開昭62−205231号公
報では、低炭素鋼にSi,Mn及びPを添加し、熱間圧
延の条件を適正化することによって、490N/mm2
級以上の高強度を得ている。しかしながら、ランクフォ
ード値が1.0程度に過ぎず、深絞り性に劣る鋼材であ
った。この点、特公昭62−34804号公報では、極
低炭素鋼にTiを添加したものをベースとして少量のM
nを添加し、且つ冷延及び焼鈍条件を適正化することに
よって深絞り性を改善している。この方法によるとき、
約2.0のランクフォード値が得られるが、強度が39
0N/mm2 以下と低くなっている。また、特開平2−
173242号公報では、Ti及びNbを複合添加した
極低炭素鋼にMn及びPを添加した加工用冷延鋼板が開
示されている。しかし、この方法で製造された鋼板の強
度も、440N/mm2 以下と低い値になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法で鋼板を高
強度化しようとするとランクフォード値が低くなり、鋼
板の成形性が劣化する。逆に、成形性を改良するために
ランクフォード値を上げると、強度が不足する傾向を示
す。このように相反する傾向を示す強度及びランクフォ
ード値を共に改善する方法は、これまでのところ実用化
されていない。そのため、強度及びランクフォード値の
何れか一方に重点をおいた鋼材の選択が余儀なくされ
る。本発明は、このような問題を解消すべく案出された
ものであり、強度及びランクフォード値に大きく影響を
及ぼすCu析出物の形態及び熱延板の金属組織を制御す
ることにより、自動車用等の鋼板として要求される49
0N/mm2 以上の高強度を持ち、且つランクフォード
値が1.4以上を示す深絞り性に優れた高強度冷延鋼板
を得ることを目的とする。
強度化しようとするとランクフォード値が低くなり、鋼
板の成形性が劣化する。逆に、成形性を改良するために
ランクフォード値を上げると、強度が不足する傾向を示
す。このように相反する傾向を示す強度及びランクフォ
ード値を共に改善する方法は、これまでのところ実用化
されていない。そのため、強度及びランクフォード値の
何れか一方に重点をおいた鋼材の選択が余儀なくされ
る。本発明は、このような問題を解消すべく案出された
ものであり、強度及びランクフォード値に大きく影響を
及ぼすCu析出物の形態及び熱延板の金属組織を制御す
ることにより、自動車用等の鋼板として要求される49
0N/mm2 以上の高強度を持ち、且つランクフォード
値が1.4以上を示す深絞り性に優れた高強度冷延鋼板
を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の高強度冷延鋼板
製造方法は、その目的を達成するため、C:0.001
〜0.01重量%,Si:2.0重量%以下,P:0.
05〜0.20重量%,Mn:1.0〜4.0重量%,
Mo:0.005〜0.5重量%,Cu:0.5〜2.
5重量%,Ni:0〜1.0重量%,S:0.02重量
%以下,Al:0.005〜0.1重量%,N:0.0
07重量%以下,B:0.0005〜0.003重量%
を含み、更にTi:[(48/12)×%C+(48/
14)×%N+(48/32)×%S]〜0.10重量
%,Nb:0.01〜0.1重量%及びV:0.01〜
0.1重量%の1種又は2種以上を含む鋼スラブに、熱
延仕上げ温度をAr3 変態点以上,仕上げ圧延後の平均
冷却速度を20℃/秒以上,熱延巻取り温度を450〜
650℃とする熱間圧延を施し、冷間圧延後、連続焼鈍
設備に搬入し、焼鈍温度800〜920℃,焼鈍温度か
ら析出処理温度までの平均冷却速度を5〜120℃/秒
とする再結晶焼鈍を施し、続いて処理温度400〜65
0℃,処理時間0.5〜10分の析出熱処理を施すこと
を特徴とする。また、同じ組成をもつ鋼スラブを同様に
再結晶焼鈍した後、処理温度300〜650℃,処理時
間0.5分〜5時間の析出熱処理を施すこともできる。
再結晶焼鈍と析出熱処理の間で、鋼板に調質圧延又は製
品加工を施すことも可能である。
製造方法は、その目的を達成するため、C:0.001
〜0.01重量%,Si:2.0重量%以下,P:0.
05〜0.20重量%,Mn:1.0〜4.0重量%,
Mo:0.005〜0.5重量%,Cu:0.5〜2.
5重量%,Ni:0〜1.0重量%,S:0.02重量
%以下,Al:0.005〜0.1重量%,N:0.0
07重量%以下,B:0.0005〜0.003重量%
を含み、更にTi:[(48/12)×%C+(48/
14)×%N+(48/32)×%S]〜0.10重量
%,Nb:0.01〜0.1重量%及びV:0.01〜
0.1重量%の1種又は2種以上を含む鋼スラブに、熱
延仕上げ温度をAr3 変態点以上,仕上げ圧延後の平均
冷却速度を20℃/秒以上,熱延巻取り温度を450〜
650℃とする熱間圧延を施し、冷間圧延後、連続焼鈍
設備に搬入し、焼鈍温度800〜920℃,焼鈍温度か
ら析出処理温度までの平均冷却速度を5〜120℃/秒
とする再結晶焼鈍を施し、続いて処理温度400〜65
0℃,処理時間0.5〜10分の析出熱処理を施すこと
を特徴とする。また、同じ組成をもつ鋼スラブを同様に
再結晶焼鈍した後、処理温度300〜650℃,処理時
間0.5分〜5時間の析出熱処理を施すこともできる。
再結晶焼鈍と析出熱処理の間で、鋼板に調質圧延又は製
品加工を施すことも可能である。
【0005】
【作用】本発明者等は、析出強化元素であるCuを含む
極低炭素鋼について、強度,ランクフォード値に及ぼす
Cu析出物の形態及び金属組織の影響を調査した。その
結果、極低炭素鋼に析出強化元素としてのCu,焼入れ
性を向上させる元素としてのMn,Moを含有させ、適
正条件下の熱間圧延及び焼鈍を施すことにより、490
N/mm2 以上の高強度で且つ1.4以上のランクフォ
ード値をもつ鋼板が得られることを見い出した。本発明
が対象とする鋼組成は、Cuを含む極低炭素鋼に焼入れ
性を向上させるMn及びMoを含ませている。この鋼の
熱延仕上げ温度,仕上げ圧延後の平均冷却速度,熱延巻
取り温度を制御するとき、強い熱延集合組織が形成され
る。熱延集合組織は、冷延集合組織の発達を促進させ、
更に焼鈍時に形成される{554}<225>方位の再
結晶集合組織の集積度を高める。
極低炭素鋼について、強度,ランクフォード値に及ぼす
Cu析出物の形態及び金属組織の影響を調査した。その
結果、極低炭素鋼に析出強化元素としてのCu,焼入れ
性を向上させる元素としてのMn,Moを含有させ、適
正条件下の熱間圧延及び焼鈍を施すことにより、490
N/mm2 以上の高強度で且つ1.4以上のランクフォ
ード値をもつ鋼板が得られることを見い出した。本発明
が対象とする鋼組成は、Cuを含む極低炭素鋼に焼入れ
性を向上させるMn及びMoを含ませている。この鋼の
熱延仕上げ温度,仕上げ圧延後の平均冷却速度,熱延巻
取り温度を制御するとき、強い熱延集合組織が形成され
る。熱延集合組織は、冷延集合組織の発達を促進させ、
更に焼鈍時に形成される{554}<225>方位の再
結晶集合組織の集積度を高める。
【0006】また、Cu析出物の析出が促進される温度
範囲に熱延巻取り温度を設定しているので、熱延巻取り
時に粗大なCu析出物が析出する。粗大化したCu析出
物は、焼鈍時の再結晶集合組織である{554}<22
5>方位への集積度を更に向上させる作用を呈する。熱
延中の粗大化したCu析出物は、冷間圧延後に高温焼鈍
を施し、一旦マトリックスに固溶させる。固溶したCu
は、均熱後の冷却速度,析出処理温度及び析出処理時間
を制御することにより、冷延焼鈍板に微細な化合物とし
て析出し、鋼板を高強度化する。また、焼鈍温度をAc
1 変態点以上に設定するとき、冷延焼鈍板のミクロ組織
がポリゴナルフェライトと擬ベイナイトとの複合組織又
は擬ベイナイトの単相組織となり、一層の高強度化が図
られる。
範囲に熱延巻取り温度を設定しているので、熱延巻取り
時に粗大なCu析出物が析出する。粗大化したCu析出
物は、焼鈍時の再結晶集合組織である{554}<22
5>方位への集積度を更に向上させる作用を呈する。熱
延中の粗大化したCu析出物は、冷間圧延後に高温焼鈍
を施し、一旦マトリックスに固溶させる。固溶したCu
は、均熱後の冷却速度,析出処理温度及び析出処理時間
を制御することにより、冷延焼鈍板に微細な化合物とし
て析出し、鋼板を高強度化する。また、焼鈍温度をAc
1 変態点以上に設定するとき、冷延焼鈍板のミクロ組織
がポリゴナルフェライトと擬ベイナイトとの複合組織又
は擬ベイナイトの単相組織となり、一層の高強度化が図
られる。
【0007】以下、本発明で使用する鋼材に含まれる合
金成分,含有量,製造条件等を説明する。 C:0.001〜0.01重量% 深絞り性や延性を向上させる上で低いC含有量ほど好ま
しく、TiC,NbC等の炭窒化物及びTi4 C2 S2
等の炭硫化物となって固定される。また、C含有量を下
げるとき、Cの固定に必要なTi,Nb等の添加量も少
なくすることができる。C含有量が0.01重量%を超
えると、Cの固定に必要なTi,Nb等の添加量が著し
く増加し、コスト高になるばかりでなく、ランクフォー
ド値に対しても悪影響を及ぼす。しかし、C含有量を
0.001重量%より低くするためには、製造工程にお
ける製造コストが増大する。 Si:2.0重量%以下 鋼板の強度を高める上で有効な合金元素である。しか
し、2.0重量%を超えるSi含有量では、延性及びラ
ンクフォード値が低下する傾向を示す。
金成分,含有量,製造条件等を説明する。 C:0.001〜0.01重量% 深絞り性や延性を向上させる上で低いC含有量ほど好ま
しく、TiC,NbC等の炭窒化物及びTi4 C2 S2
等の炭硫化物となって固定される。また、C含有量を下
げるとき、Cの固定に必要なTi,Nb等の添加量も少
なくすることができる。C含有量が0.01重量%を超
えると、Cの固定に必要なTi,Nb等の添加量が著し
く増加し、コスト高になるばかりでなく、ランクフォー
ド値に対しても悪影響を及ぼす。しかし、C含有量を
0.001重量%より低くするためには、製造工程にお
ける製造コストが増大する。 Si:2.0重量%以下 鋼板の強度を高める上で有効な合金元素である。しか
し、2.0重量%を超えるSi含有量では、延性及びラ
ンクフォード値が低下する傾向を示す。
【0008】P:0.05〜0.20重量% 鋼板の強度を向上させると共に、鋼板の耐食性を改善す
る作用を呈する。これら作用を発現させるためには、
0.05重量%以上のP含有量が必要である。しかし、
0.20重量%を超える多量のPが含まれると、二次加
工割れが著しく促進される。 Mn:1.0〜4.0重量% 焼入れ硬化性を向上させる合金元素である。また、Mn
含有によって仕上げ圧延後の冷却速度は比較的小さくて
も、熱延板のミクロ組織が擬ベイナイト組織を呈し、擬
ベイナイト組織形成に伴う強い熱延集合組織が形成され
る。この強い熱延集合組織が冷延集合組織の発達を促進
させ、更に焼鈍時に形成される{554}<225>方
位をもつ再結晶集合組織の集積度を高める。この作用を
得るためには1.0重量%以上のMn含有が必要である
が、4.0重量%を超えて多量のMnが含まれると延性
が大きく低下する。
る作用を呈する。これら作用を発現させるためには、
0.05重量%以上のP含有量が必要である。しかし、
0.20重量%を超える多量のPが含まれると、二次加
工割れが著しく促進される。 Mn:1.0〜4.0重量% 焼入れ硬化性を向上させる合金元素である。また、Mn
含有によって仕上げ圧延後の冷却速度は比較的小さくて
も、熱延板のミクロ組織が擬ベイナイト組織を呈し、擬
ベイナイト組織形成に伴う強い熱延集合組織が形成され
る。この強い熱延集合組織が冷延集合組織の発達を促進
させ、更に焼鈍時に形成される{554}<225>方
位をもつ再結晶集合組織の集積度を高める。この作用を
得るためには1.0重量%以上のMn含有が必要である
が、4.0重量%を超えて多量のMnが含まれると延性
が大きく低下する。
【0009】Mo:0.005〜0.5重量% Mnと同様に焼入れ硬化性を向上させる作用を呈する。
また、Mo含有によって仕上げ圧延後の冷却速度は比較
的小さくても、熱延板のミクロ組織が擬ベイナイト組織
を呈し、擬ベイナイト組織形成に伴う強い熱延集合組織
が形成される。この強い熱延集合組織が冷延集合組織の
発達を促進させ、更に焼鈍時に形成される{554}<
225>方位をもつ再結晶集合組織の集積度を高める。
この作用を得るためには0.005重量%以上のMo含
有が必要であるが、0.5重量%を超えて多量のMoが
含まれると延性が大きく低下する。 Cu:0.5〜2.5重量% 鋼板の強度を高める上で有効な合金元素であり、0.5
重量%以上の含有量でその作用が顕著になる。しかし、
2.5重量%を超える多量のCuが含まれると、延性が
大きく低下する。Cu含有量の好ましい範囲は、1.0
〜2.0重量%である。
また、Mo含有によって仕上げ圧延後の冷却速度は比較
的小さくても、熱延板のミクロ組織が擬ベイナイト組織
を呈し、擬ベイナイト組織形成に伴う強い熱延集合組織
が形成される。この強い熱延集合組織が冷延集合組織の
発達を促進させ、更に焼鈍時に形成される{554}<
225>方位をもつ再結晶集合組織の集積度を高める。
この作用を得るためには0.005重量%以上のMo含
有が必要であるが、0.5重量%を超えて多量のMoが
含まれると延性が大きく低下する。 Cu:0.5〜2.5重量% 鋼板の強度を高める上で有効な合金元素であり、0.5
重量%以上の含有量でその作用が顕著になる。しかし、
2.5重量%を超える多量のCuが含まれると、延性が
大きく低下する。Cu含有量の好ましい範囲は、1.0
〜2.0重量%である。
【0010】Ni:0〜1.0重量% Cu添加鋼において、熱間赤熱脆性を防止するために必
要に応じて添加される合金成分である。一般には、Cu
添加量の1/2以上のNiを添加することが好ましい。
しかし、非常に高価な元素であることから、Niを添加
する場合でも鋼材コストの上昇を抑制するために上限を
1.0重量%に設定する。 S:0.02重量%以下 Mnと結合して非金属介在物を形成し、プレス加工時に
加工割れ等の欠点を発生させる有害元素である。そのた
め、本発明においては、S含有量の上限を0.02重量
%に規制した。 Al:0.005〜0.1重量% 脱酸剤として添加される合金元素であり、0.005重
量%以上が必要である。しかし、0.1重量%を超える
多量のAl含有は、Al2 O3 等の介在物を増加させる
原因であり、また加工性及び表面品質を劣化させる。
要に応じて添加される合金成分である。一般には、Cu
添加量の1/2以上のNiを添加することが好ましい。
しかし、非常に高価な元素であることから、Niを添加
する場合でも鋼材コストの上昇を抑制するために上限を
1.0重量%に設定する。 S:0.02重量%以下 Mnと結合して非金属介在物を形成し、プレス加工時に
加工割れ等の欠点を発生させる有害元素である。そのた
め、本発明においては、S含有量の上限を0.02重量
%に規制した。 Al:0.005〜0.1重量% 脱酸剤として添加される合金元素であり、0.005重
量%以上が必要である。しかし、0.1重量%を超える
多量のAl含有は、Al2 O3 等の介在物を増加させる
原因であり、また加工性及び表面品質を劣化させる。
【0011】N:0.007重量%以下 固溶Nとして残存すると、深絞り性を劣化させる有害元
素である。そのため、TiNとして析出させ、固溶Nを
減少させることが要求される。しかし、N含有量が増加
するとTiNの析出量が増加し、{554}再結晶集合
組織の発達を抑制する。したがって、本発明において
は、N含有量の上限を0.007重量%に規定した。 B:0.0005〜0.003重量% 結晶粒界にPよりも優先的に偏析し、Pによる粒界脆化
を抑制する作用を呈する。この作用は、0.0005重
量%以上のB含有で発現される。しかし、0.003重
量%を超える多量のB含有では、粒成長が阻害され、鋼
板のランクフォード値や延性が低下する欠点が現れる。
素である。そのため、TiNとして析出させ、固溶Nを
減少させることが要求される。しかし、N含有量が増加
するとTiNの析出量が増加し、{554}再結晶集合
組織の発達を抑制する。したがって、本発明において
は、N含有量の上限を0.007重量%に規定した。 B:0.0005〜0.003重量% 結晶粒界にPよりも優先的に偏析し、Pによる粒界脆化
を抑制する作用を呈する。この作用は、0.0005重
量%以上のB含有で発現される。しかし、0.003重
量%を超える多量のB含有では、粒成長が阻害され、鋼
板のランクフォード値や延性が低下する欠点が現れる。
【0012】Ti:[(48/12)×%C+(48/
14)×%N+(48/32)×%S]〜0.10重量
% {554}<225>方位の再結晶集合組織の発達に有
害なS,N及びCを固定する作用を呈する。Tiを添加
する場合、S,N及びCを固定する上から、その含有量
の下限を[(48/12)×%C+(48/14)×%
N+(48/32)×%S]に規定する。しかし、Ti
添加による作用は0.10重量%で飽和し、それ以上添
加してもTi増量に見合った効果がみられない。 Nb,V:0.01〜0.1重量% S,N及びCを固定する作用を呈し、{554}方位を
もつ再結晶集合組織の発達素促進させる。Nb,Vの作
用は、0.01重量%以上の含有量で発現するが、0.
10重量%で飽和し、それ以上添加しても増量に見合っ
た効果がみられない。本発明が対象とする鋼は、転炉,
電気炉等で所定の成分に調整した溶鋼をRH設備等で脱
ガス処理した後、連続鋳造によってスラブに製造され
る。このスラブをそのまま直送し、或いは一旦冷却して
冷片とした後で再加熱し、熱延工程に送られる。
14)×%N+(48/32)×%S]〜0.10重量
% {554}<225>方位の再結晶集合組織の発達に有
害なS,N及びCを固定する作用を呈する。Tiを添加
する場合、S,N及びCを固定する上から、その含有量
の下限を[(48/12)×%C+(48/14)×%
N+(48/32)×%S]に規定する。しかし、Ti
添加による作用は0.10重量%で飽和し、それ以上添
加してもTi増量に見合った効果がみられない。 Nb,V:0.01〜0.1重量% S,N及びCを固定する作用を呈し、{554}方位を
もつ再結晶集合組織の発達素促進させる。Nb,Vの作
用は、0.01重量%以上の含有量で発現するが、0.
10重量%で飽和し、それ以上添加しても増量に見合っ
た効果がみられない。本発明が対象とする鋼は、転炉,
電気炉等で所定の成分に調整した溶鋼をRH設備等で脱
ガス処理した後、連続鋳造によってスラブに製造され
る。このスラブをそのまま直送し、或いは一旦冷却して
冷片とした後で再加熱し、熱延工程に送られる。
【0013】熱間圧延:熱間圧延では、熱延仕上げ温度
をAr3 変態点以上,仕上げ圧延後の平均冷却速度を2
0℃/秒以上,熱延巻取り温度を450〜650℃に設
定する。熱延条件をこのように制御することにより、強
い熱延集合組織が形成される。強い熱延集合組織は、冷
延集合組織の発達を促進させ、更に焼鈍時に形成される
{554}<225>方位をもつ再結晶集合組織の集積
度を高める作用を呈する。また、Cuの析出が促進され
る温度範囲に熱延巻取り温度を設定しているので、熱延
巻取り時に粗大なCu析出物が析出する。粗大化したC
u析出物は、焼鈍時の再結晶集合組織である{554}
<225>方位への集積度を更に高める。
をAr3 変態点以上,仕上げ圧延後の平均冷却速度を2
0℃/秒以上,熱延巻取り温度を450〜650℃に設
定する。熱延条件をこのように制御することにより、強
い熱延集合組織が形成される。強い熱延集合組織は、冷
延集合組織の発達を促進させ、更に焼鈍時に形成される
{554}<225>方位をもつ再結晶集合組織の集積
度を高める作用を呈する。また、Cuの析出が促進され
る温度範囲に熱延巻取り温度を設定しているので、熱延
巻取り時に粗大なCu析出物が析出する。粗大化したC
u析出物は、焼鈍時の再結晶集合組織である{554}
<225>方位への集積度を更に高める。
【0014】再結晶焼鈍:熱延後の鋼板は、通常の条件
下で酸洗・冷間圧延され、連続焼鈍工程に送られる。焼
鈍温度は、ランクフォード値に有効な再結晶集合組織を
生成させるため、また粗大化したCu析出物をマトリッ
クスに再固溶させるため、800℃以上に設定される。
特に、焼鈍温度をAc1変態点以上にすると、冷延焼鈍板
のミクロ組織がポリゴナルフェライトと擬ベイナイトの
複合組織又は擬ベイナイトの単相組織を呈し、一層の高
強度化が図られる。しかし、920℃を超える高温の焼
鈍温度では、通常の連続焼鈍設備を使用した生産が困難
になる。焼鈍温度に均熱された鋼板は、冷却過程におい
て粗大なCu析出物の生成を防止するため、5℃/秒以
上の速度で冷却される。しかし、冷却速度が120℃/
秒を超えると、通常の連続焼鈍設備を用いた生産が困難
になる。
下で酸洗・冷間圧延され、連続焼鈍工程に送られる。焼
鈍温度は、ランクフォード値に有効な再結晶集合組織を
生成させるため、また粗大化したCu析出物をマトリッ
クスに再固溶させるため、800℃以上に設定される。
特に、焼鈍温度をAc1変態点以上にすると、冷延焼鈍板
のミクロ組織がポリゴナルフェライトと擬ベイナイトの
複合組織又は擬ベイナイトの単相組織を呈し、一層の高
強度化が図られる。しかし、920℃を超える高温の焼
鈍温度では、通常の連続焼鈍設備を使用した生産が困難
になる。焼鈍温度に均熱された鋼板は、冷却過程におい
て粗大なCu析出物の生成を防止するため、5℃/秒以
上の速度で冷却される。しかし、冷却速度が120℃/
秒を超えると、通常の連続焼鈍設備を用いた生産が困難
になる。
【0015】析出熱処理:Cu析出処理は、連続焼鈍設
備で再結晶焼鈍を施し、続いて析出処理温度まで冷却し
析出処理を施す工程,連続焼鈍説部で再結晶焼鈍を施
し、200℃以下まで冷却した後、連続焼鈍・バッチ焼
鈍設備で析出処理を施す工程,及び連続焼鈍設備で再結
晶焼鈍を施し、200℃以下まで冷却し、鋼板に調質圧
延又は成形加工を施した後、連続焼鈍・バッチ焼鈍設備
で析出処理を施す工程で行われる。析出処理条件は、連
続焼鈍タイプの設備を使用する場合では析出処理温度4
00〜650℃,析出処理時間0.5〜10分、バッチ
焼鈍タイプの設備を使用する場合では析出処理温度30
0〜650℃,析出処理温度0.5分〜5時間に設定す
る。析出処理の条件設定は、鋼中へのCuの固溶及び粗
大なCu析出物の析出を防止するために、このような範
囲で定められる。
備で再結晶焼鈍を施し、続いて析出処理温度まで冷却し
析出処理を施す工程,連続焼鈍説部で再結晶焼鈍を施
し、200℃以下まで冷却した後、連続焼鈍・バッチ焼
鈍設備で析出処理を施す工程,及び連続焼鈍設備で再結
晶焼鈍を施し、200℃以下まで冷却し、鋼板に調質圧
延又は成形加工を施した後、連続焼鈍・バッチ焼鈍設備
で析出処理を施す工程で行われる。析出処理条件は、連
続焼鈍タイプの設備を使用する場合では析出処理温度4
00〜650℃,析出処理時間0.5〜10分、バッチ
焼鈍タイプの設備を使用する場合では析出処理温度30
0〜650℃,析出処理温度0.5分〜5時間に設定す
る。析出処理の条件設定は、鋼中へのCuの固溶及び粗
大なCu析出物の析出を防止するために、このような範
囲で定められる。
【0016】
実施例1:表1の組成をもつ鋼種番号1〜16の鋼を溶
製し、スラブ加熱温度1250℃,仕上げ温度920
℃,仕上げ温度から熱延巻取り温度までの平均冷却速度
20℃/秒,熱延巻取り温度550℃の条件で熱間圧延
を施し、板厚4mmの熱延板を製造した。
製し、スラブ加熱温度1250℃,仕上げ温度920
℃,仕上げ温度から熱延巻取り温度までの平均冷却速度
20℃/秒,熱延巻取り温度550℃の条件で熱間圧延
を施し、板厚4mmの熱延板を製造した。
【0017】
【0018】得られた熱延板を酸洗した後、板厚1mm
まで圧延率75%で冷間圧延を施した。次いで、焼鈍温
度850℃,均熱時間60秒,焼鈍温度から析出処理温
度までの平均冷却速度40℃/秒の条件下で再結晶焼鈍
を施し、引き続いて析出処理温度550℃,析出処理時
間1分の熱処理を施した。その後、伸び率約1%の調質
圧延をし、JIS5号試験片で引張り試験を行った。試
験結果を示す表2にみられるように、本発明に従った鋼
種番号1〜12の鋼は、490N/mm2 以上の強度を
示し、強度・延性バランスに優れ、1.4以上の高いラ
ンクフォード値を持っていた。これに対し、鋼種番号1
3〜16の鋼では、Mn,Mo,Cu,C及びTiの含
有量が本発明で規定した範囲を外れることから、ランク
フォード値が大きく低下していた。
まで圧延率75%で冷間圧延を施した。次いで、焼鈍温
度850℃,均熱時間60秒,焼鈍温度から析出処理温
度までの平均冷却速度40℃/秒の条件下で再結晶焼鈍
を施し、引き続いて析出処理温度550℃,析出処理時
間1分の熱処理を施した。その後、伸び率約1%の調質
圧延をし、JIS5号試験片で引張り試験を行った。試
験結果を示す表2にみられるように、本発明に従った鋼
種番号1〜12の鋼は、490N/mm2 以上の強度を
示し、強度・延性バランスに優れ、1.4以上の高いラ
ンクフォード値を持っていた。これに対し、鋼種番号1
3〜16の鋼では、Mn,Mo,Cu,C及びTiの含
有量が本発明で規定した範囲を外れることから、ランク
フォード値が大きく低下していた。
【0019】
【0020】実施例2:表1の鋼種番号2,7,9,1
3,15の鋼から、実施例1と同じ条件下で熱延板を製
造した。得られた熱延板を酸洗した後、板厚1mmまで
圧延率75%で冷間圧延した。次いで、焼鈍温度850
℃,均熱時間60秒の処理を施した後、焼鈍温度から2
00℃以下まで平均冷却速度40℃/秒で冷却した。そ
の後、500℃×3時間の析出熱処理を施した。次い
で、伸び率約1%の調質圧延を施し、JIS5号試験片
で引張り試験を行った。試験結果を示す表3にみられる
ように、本発明に従った鋼種番号2,7,9は、490
N/mm2 以上の強度を示し、強度・延性バランスに優
れ、1.4以上の高いランクフォード値をもっていた。
これに対し、鋼種番号13,15の比較例では、Mn,
Mo及びCuの含有量が本発明で規定した範囲を外れる
ことから、ランクフォード値が大きく低下していた。
3,15の鋼から、実施例1と同じ条件下で熱延板を製
造した。得られた熱延板を酸洗した後、板厚1mmまで
圧延率75%で冷間圧延した。次いで、焼鈍温度850
℃,均熱時間60秒の処理を施した後、焼鈍温度から2
00℃以下まで平均冷却速度40℃/秒で冷却した。そ
の後、500℃×3時間の析出熱処理を施した。次い
で、伸び率約1%の調質圧延を施し、JIS5号試験片
で引張り試験を行った。試験結果を示す表3にみられる
ように、本発明に従った鋼種番号2,7,9は、490
N/mm2 以上の強度を示し、強度・延性バランスに優
れ、1.4以上の高いランクフォード値をもっていた。
これに対し、鋼種番号13,15の比較例では、Mn,
Mo及びCuの含有量が本発明で規定した範囲を外れる
ことから、ランクフォード値が大きく低下していた。
【0021】
【0022】実施例3:表1に示した鋼種番号5の鋼を
使用し、表4の条件下で熱間圧延を施し、酸洗後、圧延
率75%で冷間圧延し、次いで表4の条件下で再結晶焼
鈍及び析出熱処理を施した。次いで、次いで、伸び率約
1%の調質圧延を施し、JIS5号試験片で引張り試験
を行った。試験結果を示す表5にみられるように、本発
明に従って製造したAグループの鋼板では、490N/
mm2 以上の強度を示し、1.4以上の高いランクフォ
ード値をもっていた。これに対し、Bグループの鋼板
(B1,B2)では、熱延条件又は焼鈍条件が本発明で
規定した範囲を外れることから、ランクフォード値が大
きく低下していた。B3,B4の鋼板では、析出熱処理
条件が本発明で規制した範囲を外れることから、強度が
大きく低下していた。
使用し、表4の条件下で熱間圧延を施し、酸洗後、圧延
率75%で冷間圧延し、次いで表4の条件下で再結晶焼
鈍及び析出熱処理を施した。次いで、次いで、伸び率約
1%の調質圧延を施し、JIS5号試験片で引張り試験
を行った。試験結果を示す表5にみられるように、本発
明に従って製造したAグループの鋼板では、490N/
mm2 以上の強度を示し、1.4以上の高いランクフォ
ード値をもっていた。これに対し、Bグループの鋼板
(B1,B2)では、熱延条件又は焼鈍条件が本発明で
規定した範囲を外れることから、ランクフォード値が大
きく低下していた。B3,B4の鋼板では、析出熱処理
条件が本発明で規制した範囲を外れることから、強度が
大きく低下していた。
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、焼入れ性向上元素Mn,Mo及び析出強化元素Cu
を添加し、熱延条件及び焼鈍条件を設定することによ
り、焼鈍時に形成される{554}<225>方位をも
つ再結晶集合組織の集積度を高め、高強度で且つランク
フォード値の高い鋼板を製造している。このようにして
得られた高強度鋼板は、深絞り性等の優れた加工性を活
用し、自動車用鋼板を始めとする広範な分野で構造材,
部材等として使用される。
は、焼入れ性向上元素Mn,Mo及び析出強化元素Cu
を添加し、熱延条件及び焼鈍条件を設定することによ
り、焼鈍時に形成される{554}<225>方位をも
つ再結晶集合組織の集積度を高め、高強度で且つランク
フォード値の高い鋼板を製造している。このようにして
得られた高強度鋼板は、深絞り性等の優れた加工性を活
用し、自動車用鋼板を始めとする広範な分野で構造材,
部材等として使用される。
Claims (3)
- 【請求項1】 C:0.001〜0.01重量%,S
i:2.0重量%以下,P:0.05〜0.20重量
%,Mn:1.0〜4.0重量%,Mo:0.005〜
0.5重量%,Cu:0.5〜2.5重量%,Ni:0
〜1.0重量%,S:0.02重量%以下,Al:0.
005〜0.1重量%,N:0.007重量%以下,
B:0.0005〜0.003重量%を含み、更にT
i:[(48/12)×%C+(48/14)×%N+
(48/32)×%S]〜0.10重量%,Nb:0.
01〜0.1重量%及びV:0.01〜0.1重量%の
1種又は2種以上を含む鋼スラブに、熱延仕上げ温度を
Ar3 変態点以上,仕上げ圧延後の平均冷却速度を20
℃/秒以上,熱延巻取り温度を450〜650℃とする
熱間圧延を施し、冷間圧延後、連続焼鈍設備に搬入し、
焼鈍温度800〜920℃,焼鈍温度から析出処理温度
までの平均冷却速度を5〜120℃/秒とする再結晶焼
鈍を施し、続いて処理温度400〜650℃,処理時間
0.5〜10分の析出熱処理を施す深絞り性に優れた高
強度冷延鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の組成をもつ鋼スラブに、熱延
仕上げ温度をAr3変態点以上,仕上げ圧延後の平均冷
却速度を20℃/秒以上,熱延巻取り温度を450〜6
50℃とする熱間圧延を施し、冷間圧延後、連続焼鈍設
備で焼鈍温度800〜920℃,焼鈍温度から200℃
以下までの平均冷却速度を5〜120℃/秒とする再結
晶焼鈍を施した後、処理温度300〜650℃,処理時
間0.5分〜5時間の析出熱処理を施す深絞り性に優れ
た高強度冷延鋼板の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1の組成をもつ鋼スラブに、熱延
仕上げ温度をAr3変態点以上,仕上げ圧延後の平均冷
却速度を20℃/秒以上,熱延巻取り温度を450〜6
50℃とする熱間圧延を施し、冷間圧延後、連続焼鈍設
備で焼鈍温度800〜920℃,焼鈍温度から200℃
以下までの平均冷却速度を5〜120℃/秒とする再結
晶焼鈍を施し、得られた鋼板に調質圧延又は製品加工を
施した後、処理温度300〜650℃,処理時間0.5
分〜5時間の析出熱処理を施す深絞り性に優れた高強度
冷延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4661796A JPH09209039A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 深絞り性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4661796A JPH09209039A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 深絞り性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209039A true JPH09209039A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12752267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4661796A Pending JPH09209039A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 深絞り性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09209039A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003057928A1 (fr) * | 2002-01-14 | 2003-07-17 | Usinor | Procede de fabrication d'un produit siderurgique en acier au carbone riche en cuivre, et produit siderurgique ainsi obtenu |
| EP1580289A4 (en) * | 2002-12-05 | 2006-02-01 | Jfe Steel Corp | NON-ORIENTED MAGNETIC STEEL PLATE AND METHOD OF MANUFACTURING THEREOF |
| CN100354445C (zh) * | 2002-12-05 | 2007-12-12 | 杰富意钢铁株式会社 | 无方向性电磁钢板及其制造方法 |
| KR100946065B1 (ko) * | 2002-12-26 | 2010-03-10 | 주식회사 포스코 | 자동차 외판용 초고강도 냉연강판 제조방법 |
| KR100985322B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2010-10-04 | 주식회사 포스코 | 가공성이 우수한 고강도 냉연강판과 그 제조방법 |
| KR101008104B1 (ko) * | 2003-10-02 | 2011-01-13 | 주식회사 포스코 | 가공성이 우수한 120kgf/㎟급 초고강도 강 및 그제조방법 |
| US8097094B2 (en) * | 2003-10-06 | 2012-01-17 | Nippon Steel Corporation | High-strength electrical steel sheet and processed part of same |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP4661796A patent/JPH09209039A/ja active Pending
Cited By (11)
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| WO2003057928A1 (fr) * | 2002-01-14 | 2003-07-17 | Usinor | Procede de fabrication d'un produit siderurgique en acier au carbone riche en cuivre, et produit siderurgique ainsi obtenu |
| FR2834722A1 (fr) * | 2002-01-14 | 2003-07-18 | Usinor | Procede de fabrication d'un produit siderurgique en acier au carbone riche en cuivre, et produit siderurgique ainsi obtenu |
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