JPH09209094A - 飽和鉄損の低いリアクトル鉄心 - Google Patents
飽和鉄損の低いリアクトル鉄心Info
- Publication number
- JPH09209094A JPH09209094A JP1341496A JP1341496A JPH09209094A JP H09209094 A JPH09209094 A JP H09209094A JP 1341496 A JP1341496 A JP 1341496A JP 1341496 A JP1341496 A JP 1341496A JP H09209094 A JPH09209094 A JP H09209094A
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- JP
- Japan
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- iron loss
- saturated
- reactor core
- reactor
- low saturated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パルス的に急峻に飽和励磁しても、飽和鉄損
の低いリアクトル鉄心を提供する。 【解決手段】 Siを4〜7wt%含む高珪素鋼板を用い
るようにした。
の低いリアクトル鉄心を提供する。 【解決手段】 Siを4〜7wt%含む高珪素鋼板を用い
るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス的に急峻に
飽和励磁されるリアクトル鉄心に関する。
飽和励磁されるリアクトル鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチングデバイスの大容量化
に伴い、インバータ電源を組み込んだ電源も大容量化が
進み、様々な電源機器分野に採用されるようになってい
る。また、これらの、スイッチングデバイスの通電初期
段階で過電流が流れると、素子を破壊するおそれがあ
り、過電流阻止のために過飽和リアクトルを用いてい
る。この過飽和リアクトルとしては、例えば、GTO
(gate turn−off thyristor)
を用いたインバータのGTO保護用アームリアクトルな
どが最もよく知られている。
に伴い、インバータ電源を組み込んだ電源も大容量化が
進み、様々な電源機器分野に採用されるようになってい
る。また、これらの、スイッチングデバイスの通電初期
段階で過電流が流れると、素子を破壊するおそれがあ
り、過電流阻止のために過飽和リアクトルを用いてい
る。この過飽和リアクトルとしては、例えば、GTO
(gate turn−off thyristor)
を用いたインバータのGTO保護用アームリアクトルな
どが最もよく知られている。
【0003】従来、このような用途では、リアクトルの
コアがパルス的に急峻に飽和励磁されることから、高周
波特性に優れ、なおかつ飽和励磁損失が低い材料、例え
ばパーマロイやフェライトが用いられていた。
コアがパルス的に急峻に飽和励磁されることから、高周
波特性に優れ、なおかつ飽和励磁損失が低い材料、例え
ばパーマロイやフェライトが用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーマ
ロイやフェライトを用いたものは、高周波特性や飽和励
磁損失特性は優れているが、パーマロイは非常に高価で
あり、フェライトは小型のものは安価であるが電源容量
を大きくしようとすると、飽和磁束密度が低いためコア
のサイズも大型化せざるを得ず、急激な価格上昇を招
き、昨今の電源の大型化に対処できないという問題点が
あった。
ロイやフェライトを用いたものは、高周波特性や飽和励
磁損失特性は優れているが、パーマロイは非常に高価で
あり、フェライトは小型のものは安価であるが電源容量
を大きくしようとすると、飽和磁束密度が低いためコア
のサイズも大型化せざるを得ず、急激な価格上昇を招
き、昨今の電源の大型化に対処できないという問題点が
あった。
【0005】また、一般的な珪素鋼板は安価であり、飽
和磁束密度も高くコアサイズを小型化できるものの、パ
ルス的に急峻に飽和励磁したときの鉄損が非常に大きい
ため、コアの温度が上昇し過ぎ使用できないという問題
点があった。
和磁束密度も高くコアサイズを小型化できるものの、パ
ルス的に急峻に飽和励磁したときの鉄損が非常に大きい
ため、コアの温度が上昇し過ぎ使用できないという問題
点があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、パルス的に急峻に飽和励磁し
ても、飽和鉄損の低いリアクトル鉄心を提供することを
目的とする。
めになされたものであり、パルス的に急峻に飽和励磁し
ても、飽和鉄損の低いリアクトル鉄心を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様に係る飽
和鉄損の低いリアクトル鉄心は、Siを4〜7wt%含む
高珪素鋼板を用いるものである。
和鉄損の低いリアクトル鉄心は、Siを4〜7wt%含む
高珪素鋼板を用いるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】この実施形態は、安価な珪素鋼板
を用いてパルス的に急峻に飽和励磁したときにも、飽和
鉄損の低いリアクトル鉄心を提供するため研究を重ね、
その結果、鋼板中の珪素量を特定の範囲に規定した材料
を用いることで、パルス的に急峻に飽和励磁されるリア
クトルの鉄損を極めて低くすることができることを見出
したものである。
を用いてパルス的に急峻に飽和励磁したときにも、飽和
鉄損の低いリアクトル鉄心を提供するため研究を重ね、
その結果、鋼板中の珪素量を特定の範囲に規定した材料
を用いることで、パルス的に急峻に飽和励磁されるリア
クトルの鉄損を極めて低くすることができることを見出
したものである。
【0009】次に、この実施形態について、詳細に説明
する。通常、パルス的に急峻に飽和励磁されるリアクト
ルでは、鉄心の磁化も急激に変化するため、鉄心として
は、高周波鉄損が低い材料でなくてはならない。珪素鋼
板の場合、Si量が高いほど、固有抵抗が高くなるので
高周波鉄損は低減できるが、Si量が7%を越えるもの
は機械的に非常に脆く実用的でない。したがって、Si
量の上限値を7%とする。
する。通常、パルス的に急峻に飽和励磁されるリアクト
ルでは、鉄心の磁化も急激に変化するため、鉄心として
は、高周波鉄損が低い材料でなくてはならない。珪素鋼
板の場合、Si量が高いほど、固有抵抗が高くなるので
高周波鉄損は低減できるが、Si量が7%を越えるもの
は機械的に非常に脆く実用的でない。したがって、Si
量の上限値を7%とする。
【0010】ここで、図1に電流矩形波条件、繰り返し
周波数50Hz、励磁磁界4000A/m にて飽和励磁され
たときの、無方向性珪素鋼板(板厚0.1mm )にて測定し
たSi量に対する鉄損特性を示す。
周波数50Hz、励磁磁界4000A/m にて飽和励磁され
たときの、無方向性珪素鋼板(板厚0.1mm )にて測定し
たSi量に対する鉄損特性を示す。
【0011】この、図1に示す特性からSi量を4%以
上とすれば、飽和励磁鉄損が極めて低く抑えられること
が理解できる。したがって、Si量を4〜7%に規定し
た珪素鋼板を用いれば、飽和励磁したときのリアクトル
鉄心の温度上昇を低く抑えられることとなり、より好ま
しくはSi量を5〜7%にすればよい。また、さらによ
り好ましくは、鉄損特性及び騒音特性が特に優れたSi
量6.0〜7.0%とすることが好ましい。
上とすれば、飽和励磁鉄損が極めて低く抑えられること
が理解できる。したがって、Si量を4〜7%に規定し
た珪素鋼板を用いれば、飽和励磁したときのリアクトル
鉄心の温度上昇を低く抑えられることとなり、より好ま
しくはSi量を5〜7%にすればよい。また、さらによ
り好ましくは、鉄損特性及び騒音特性が特に優れたSi
量6.0〜7.0%とすることが好ましい。
【0012】
【実施例】ここで、表1に示すような珪素鋼板を用意
し、巻鉄心CS25に加工後、800℃×2時間の歪み
取り焼鈍を施し、ワニスを含浸、乾燥してから切断し
て、厚さ0.1mm のスペーサを2ヶ所に入れてカットコア
を作成し、この作成したカットコアに巻き数22の巻き
線を施し、磁気特性を測定した。
し、巻鉄心CS25に加工後、800℃×2時間の歪み
取り焼鈍を施し、ワニスを含浸、乾燥してから切断し
て、厚さ0.1mm のスペーサを2ヶ所に入れてカットコア
を作成し、この作成したカットコアに巻き数22の巻き
線を施し、磁気特性を測定した。
【0013】
【表1】
【0014】図2は、表1に示すそれぞれの鋼板につい
て、電流矩形波条件、繰り返し周波数50Hzで励磁した
ときの励磁磁界に対する鉄損特性を示した図である。図
2の測定結果から、鋼板Aはもちろんのこと、高周波鉄
損の低い鋼板Bと比較しても、本発明により規定された
材料(Si量6.5%)を用いたリアクトルでは、鉄損
値が極めて低くなることが確かめられた。
て、電流矩形波条件、繰り返し周波数50Hzで励磁した
ときの励磁磁界に対する鉄損特性を示した図である。図
2の測定結果から、鋼板Aはもちろんのこと、高周波鉄
損の低い鋼板Bと比較しても、本発明により規定された
材料(Si量6.5%)を用いたリアクトルでは、鉄損
値が極めて低くなることが確かめられた。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、Siを
4〜7wt%含む高珪素鋼板を用いるようにしたので、パ
ルス的に急峻に飽和励磁しても、飽和鉄損が極めて低く
なるという効果を有する。
4〜7wt%含む高珪素鋼板を用いるようにしたので、パ
ルス的に急峻に飽和励磁しても、飽和鉄損が極めて低く
なるという効果を有する。
【図1】電流矩形波条件、繰り返し周波数50Hz、励磁
磁界4000A/m にて飽和励磁されたときの、無方向性
珪素鋼板(板厚0.1mm )にて測定したSi量に対する鉄
損特性を示す図である。
磁界4000A/m にて飽和励磁されたときの、無方向性
珪素鋼板(板厚0.1mm )にて測定したSi量に対する鉄
損特性を示す図である。
【図2】表1に示すそれぞれの鋼板について、電流矩形
波条件、繰り返し周波数50Hzで励磁したときの励磁磁
界に対する鉄損特性を示した図である。
波条件、繰り返し周波数50Hzで励磁したときの励磁磁
界に対する鉄損特性を示した図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 Siを4〜7wt%含む高珪素鋼板を用い
たことを特徴とする飽和鉄損の低いリアクトル鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1341496A JPH09209094A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 飽和鉄損の低いリアクトル鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1341496A JPH09209094A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 飽和鉄損の低いリアクトル鉄心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209094A true JPH09209094A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11832483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1341496A Pending JPH09209094A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 飽和鉄損の低いリアクトル鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09209094A (ja) |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP1341496A patent/JPH09209094A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030422 |