JPH09209473A - 免震構造物の防火区画壁 - Google Patents

免震構造物の防火区画壁

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JPH09209473A
JPH09209473A JP1793796A JP1793796A JPH09209473A JP H09209473 A JPH09209473 A JP H09209473A JP 1793796 A JP1793796 A JP 1793796A JP 1793796 A JP1793796 A JP 1793796A JP H09209473 A JPH09209473 A JP H09209473A
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JP
Japan
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partition wall
wall
seismic isolation
fireproof partition
groove
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Withdrawn
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JP1793796A
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Inventor
Takeshi Morita
武 森田
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】免震構造物の防火区画壁は構造物の可動部分に
おいて、地震時に防火区画が破壊されないことが要求さ
れる。 【解決手段】構造体の上部31と下部32との間に免震
装置51が設けられた免震階50の防火区画壁10であ
って、構造体の上部31、下部32のいずれか一方に、
同他方に向けて並列状態に突出し、それぞれの間に溝状
空間13を形成するよう設けられた一方の壁体11、1
2と、他方に、一方に向けて一方の壁体11、12と平
行に突出し、溝上空間13に位置するよう設けられた他
方の壁体14とを備え、溝状空間13内に、他方の壁体
14が浸漬される状態に液体15が充填されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免震構造物の防火
区画壁の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築構造物においては、地震の被
害をくいとめるために積層ゴム等の免震装置を備えた免
震構造物が多く建てられるようになっている。従来の免
震構造物の例としては、図5から図11に示すものが提
案されている。図5において免震構造物30は、多層建
築物であり、中間階には、上層階(構造物の上部)31
と下層階(構造物の下部)32の間に免震装置を介装し
た免震階50を備えている。エレベーターシャフト33
は、上層階31と一体とされて免震階50を貫いて設け
られている。免震階50には、図9に示すように、免震
装置51が、上層階31と下層階32との間に設けられ
た柱52の上部52aと下部52bの間に介装されてい
る。また、防火対策上必要な部位には、防火区画壁54
が設けられている。防火区画壁54は、上層階31側か
ら下方に突出する上部区画壁55と、下層階32側から
上方に突出する下部区画壁56に分割されており、上部
区画壁55と下部区画壁56との間に、シール部材57
が装着されている。シール部材57は、セラミックファ
イバーブランケットなどが使用され、下部区画壁56に
接触するよう、上部区画壁55に装着されている。
【0003】上記の免震構造物において、例えば地震荷
重や風荷重などの外力が作用した場合には、免震構造物
30が、特に免震階50を境目にして上層階31と下層
階32が水平方向に相対変位を生じる。すなわち、この
相対変位をエレベーターシャフト33の位置を例にとっ
て説明すると、エレベーターシャフト33は、平常時、
図5、図6に示す位置にある。ところが、地震などの外
力作用時には、図7、図8の図中矢印F方向に変位す
る。したがって、エレベーターシャフト33の位置で判
るように、上層階31が下層階32に対して相当寸法、
水平方向に相対変位する。この際、免震装置が変形する
ことにより上層階31と下層階32が相対変位して、上
層階31に作用する地震力を弱めて免震効果を生じてい
る。
【0004】また、防火区画壁54は、下層階32に対
して上層階31が変位する場合、図10のように、免震
装置51の水平変位へ追従して上部区画壁55が下部区
画壁56に対して変位する。そして、シール部材57
が、下部区画壁56との接触を維持することで、防火区
画壁における気体の漏洩を阻止して、防火区画を独立さ
せ、火災時における類焼を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
免震構造物においては、図10のように、上部区画壁5
5が下部区画壁56にたいして変位することが繰り返さ
れると、シール部材57が、下部区画壁56の表面によ
って擦られて摩耗することにより、気体の漏洩を阻止す
ることができなくなる場合があった。また、水平変位の
大きな地震時には、図11のように、上部区画壁55は
下部区画壁56に対して大きく変位をする。その結果、
防火区画壁54は、何等対策を講じなかった場合、シー
ル部材57と下部区画壁56との離間が生じることで、
防火区画が破壊されてしまい、火災の類焼を防止するこ
とができなくなるなどの問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、気体の漏洩を防ぎ、防火区画の破壊を
防止して、火災の類焼を確実に防止することのできる免
震構造物の防火区画壁の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の防火区画壁で
は、上記課題を解決するため、以下の構成を採用した。
すなわち、請求項1記載の免震構造物の防火区画壁は、
構造体の上部と下部との間に免震装置が設けられた免震
階の防火区画壁であって、前記構造体の下部に、上方に
向けて並列状態に突出し、それぞれの間に溝状空間を形
成するよう設けられた一方の壁体と、前記構造体の上部
に、下方に向けて該一方の壁体と平行に突出し、前記溝
上空間に位置するよう設けられた他方の壁体とを備えて
なり、前記溝状空間内に、前記他方の壁体が浸漬される
状態に液体が充填されていることを特徴とする。請求項
2記載の免震構造物の防火区画壁は、前記液体が、不揮
発性、不燃性、不凍性の性質を有することを特徴とす
る。これら請求項1および請求項2記載の免震構造物の
防火区画壁では、地震等の外力が構造物に加わった場合
に、一方の壁体の間で他方の壁体が相対変位をする。こ
の際、他方の壁体は、液体の中で相対変位する。その場
合、防火区画壁の両側が液体の存在によって連通するこ
とがない。これによって、防火区画の破壊が生じること
がない。
【0008】請求項3記載の免震構造物の防火区画壁
は、前記液体の量を検出する検出手段と、該検出手段の
出力に基づいて前記液体の量を一定に保つ制御手段とを
備えたことを特徴とする。この免震構造物の防火区画壁
では、蒸発等で液体が減量しても、適宜補充されるの
で、常に一定量の液体が維持される。これによって、防
火区画の破壊が生じることがない。
【0009】請求項4記載の免震構造物の防火区画壁
は、構造体の上部と下部との間に免震装置が設けられた
免震階の防火区画壁であって、前記構造体の上部、下部
のいずれか一方に、同他方に向けて並列状態に突出し、
それぞれの間に溝状空間を形成するよう設けられた一方
の壁体と、前記他方に、前記一方に向けて該一方の壁体
と平行に突出し、前記溝上空間に位置するよう設けられ
た他方の壁体とを備えてなり、前記他方の壁体の先端
に、前記溝状空間底面との間の間隙を塞ぐ可撓性を有す
るシール部材を固定したことを特徴とする。この免震構
造物の防火区画壁では、地震等の外力が構造物に加わっ
た場合に、一方の壁体の間で他方の壁体が相対変位をす
る。その場合、シール部材が常に溝状空間の底部に接し
ているため、防火区画壁の両側が連通することがない。
これによって、防火区画の破壊が生じることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態を表す断面図である。図において、図9に示す構成
要素と同一の要素には同一符号を付しその説明は省略す
る。図1において、免震階50の防火上必要な位置に
は、防火区画壁10が設置されている。防火区画壁10
は、下層階32側に固定された壁体11、12と、上層
階31側に固定された壁体14を備えている。壁体11
と壁体12は、上方へ向けて平行に突出しており、それ
ぞれの間に溝状空間13が形成されている。壁体14
は、壁体11、12と平行に下方へ向けて突出してい
る。また、溝状空間13内部には、壁体14が浸漬され
る状態となるよう、液体15が充填されている。液体1
5には、不揮発性、不燃性、不凍性の性質を持つ液体を
用いる。
【0011】このように、防火区画壁10は、3重の壁
体を備えた構造となっており、溝状空間13が、液体1
5で充填されているため、壁体14と溝状空間13底部
との間隙が閉塞された状態となっている。また、壁体1
1と壁体12の先端部は上層階31側に接合しておら
ず、壁体14の先端部も溝状空間13の底面に接合して
いない。そして、壁体14は溝状空間13の内部で変位
可能であり、上層階31と下層階32とが相対的に変位
しても、壁体14の先端が液体15の液面より下側に位
置し、防火区画壁10の一方の側と他方の側との閉塞状
態が維持されるようになっている。
【0012】上記の構成からなる免震構造物の防火区画
壁においては、例えば、地震荷重や風荷重などの外力が
作用した場合に、免震階50の免震装置51が、上層階
31と下層階32の相対変位を許して、上層階31に作
用する外力を弱める。そしてこの際、防火区画壁10に
おいては、溝状空間13内において、壁体11、12に
対して壁体14が相対変位する。この場合、溝状空間1
3内には、液体15が充填されており、かつ、壁体14
は液体15に浸漬されているため、双方の壁体の相対変
位によっても、防火区画壁10の一方の側と他方の側の
気体の遮断状態が破壊されることがない。したがって、
地震により火災が発生した場合にも、防火区画壁10の
一方の側と他方の側とで炎、熱気、煙等の流通が確実に
遮断され、火災の類焼が確実に防止される。また、上記
の防火区画壁10は、液体15として、不揮発性、不燃
性、不凍性の性質を持つ液体を用いたため、液体15の
蒸発、液体15の凍結等を防止することができ、長期間
に亙って、防火区画壁としての機能を維持することがで
きる。なお、壁体11と壁体14との間の寸法、壁体1
2と壁体14の間の寸法、および壁体14先端と溝状空
間13の底面との間の寸法を適切に設定すれば、地震の
水平方向、および垂直方向の振幅が極めて大きい場合に
も、防火区画の破壊が防止される。
【0013】図2は、本発明の第2の実施の形態を示す
ものであって、第1の実施の形態と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。この構成が図1に示
す実施の形態と異なる点は、液体15の量を常に一定に
する装置を設けた点である。すなわち、この構成におい
ては、図2に示すように、防火区画壁10の溝状空間1
3には、充填された液体15の液量を検出するための検
出装置16が設けられ、防火区画壁10の外側には、液
体15の量を調節するためのポンプ17が設けられ、ポ
ンプ17の近傍には、液体15の補充液を備蓄しておく
タンク18が設けられている。上記の構成からなる防火
区画壁においては、例えば、経時変化によって液体15
が蒸発等することにより一定量減少した場合には、検出
装置16が液体15の減少を検出して信号を出力する。
そして、ポンプ17は、検出装置16が出力した信号に
基づいて、タンク18から液体15の補充液を溝状空間
13に補充する。したがって、この構成においては、液
体15の液量が一定に維持されることになり、防火区画
壁10の一方の側と他方の側の気体の遮断状態を確実に
維持することができる。その他、上記の実施の形態と同
様の作用効果が得られる。
【0014】図3は、本発明の第3の実施の形態を示す
ものであって、第1の実施の形態と同一の構成要素には
同一の符号を付して説明を省略する。この構成が図1に
示す実施の形態と異なる点は、溝状空間13に液体15
を充填していないこと、および、壁体14の先端に溝状
空間13の底面と摺接するように可撓性を持ったシール
部材19を設けたことである。この構成においては、上
層階31が下層階32に対して変位しても、壁体14の
先端に設けたシール部材19が、溝状空間13内部の底
面に摺接しており、防火区画壁10の一方の側と、他方
の側とは閉塞状態が維持されるようになっている。ま
た、シール部材19は、可撓性を持っているため、壁体
14の変位が繰り返されても摩耗して気体が漏洩してし
まうことを確実に防止することができる。その他、上記
の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0015】なお、上記実施の形態では、免震構造物の
下層階32側に溝状空間13が形成されるよう防火区画
壁10を設置したが、図4に示すように、上層階31側
に溝状空間13が形成される防火区画壁10を設置して
も同様の作用効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。請求項1記載の免震構造物の防火区画壁によ
れば、地震など外力が作用した場合には、他方の壁体が
溝状空間内で変位できるため、防火区画が破壊されるこ
とを防止することができ、充填された液体が溝状空間内
部の間隙を閉塞するため、防火区画壁における気体の漏
洩を防ぐことができ、火災の類焼を防止することができ
る。請求項3記載の免震構造物の防火区画壁によれば、
液体の量を一定に保つ手段を講じたことで、防火区画壁
としての機能低下を防止することができる。請求項4記
載の免震構造物の防火区画壁においては、可撓性を有す
るシール部材が溝状空間内部の間隙を閉塞するため、火
災が発生した場合には、発生する高温ガスの流出を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態として示した免震
構造物の防火区画壁の断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態として示した免震
構造物の防火区画壁の断面図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態として示した免震
構造物の防火区画壁の断面図である。
【図4】 本発明の第3の実施の形態の変形例を示す免
震構造物の防火区画壁の断面図である。
【図5】 免震構造物の側断面を表した模式図である。
【図6】 図5の符号A−Aにおける免震構造物の平断
面図である。
【図7】 地震時における免震構造物の側断面を表した
模式図である。
【図8】 図6の符号A−Aにおける免震構造物の平断
面図である。
【図9】 従来の免震構造物の防火区画壁の拡大断面図
である。
【図10】地震時において変位した従来の免震構造物の
防火区画壁の断面図である。
【図11】地震時において大きく変位した従来の免震構
造物の防火区画壁の断面図である。
【符号の説明】
31…上層階(構造物の上部) 32…下層階(構造物の下部) 50…免震階 51…免震装置 10…防火区画壁 11、12、14…壁体 13…溝状空間 15…液体 16…検出装置 17…ポンプ 18…タンク 19…シール部材 51…免震装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造体の上部と下部との間に免震装置が
    設けられた免震階の防火区画壁であって、前記構造体の
    下部に、上方に向けて並列状態に突出し、それぞれの間
    に溝状空間を形成するよう設けられた一方の壁体と、前
    記構造体の上部に、下方に向けて該一方の壁体と平行に
    突出し、前記溝上空間に位置するよう設けられた他方の
    壁体とを備えてなり、前記溝状空間内に、前記他方の壁
    体が浸漬される状態に液体が充填されていることを特徴
    とする免震構造物の防火区画壁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防火区画壁において、前
    記液体が、不揮発性、不燃性、不凍性の性質を有するこ
    とを特徴とする免震構造物の防火区画壁。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の防火区画壁にお
    いて、前記液体の量を検出する検出手段と、該検出手段
    の出力に基づいて前記液体の量を一定に保つ制御手段と
    を備えたことを特徴とする免震構造物の防火区画壁。
  4. 【請求項4】 構造体の上部と下部との間に免震装置が
    設けられた免震階の防火区画壁であって、前記構造体の
    上部、下部のいずれか一方に、同他方に向けて並列状態
    に突出し、それぞれの間に溝状空間を形成するよう設け
    られた一方の壁体と、前記他方に、前記一方に向けて該
    一方の壁体と平行に突出し、前記溝上空間に位置するよ
    う設けられた他方の壁体とを備えてなり、前記他方の壁
    体の先端に、前記溝状空間底面との間の間隙を塞ぐ可撓
    性を有するシール部材を固定したことを特徴とする免震
    構造物の防火区画壁。
JP1793796A 1996-02-02 1996-02-02 免震構造物の防火区画壁 Withdrawn JPH09209473A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001073473A (ja) * 1999-03-09 2001-03-21 Sekisui Chem Co Ltd 免震建築物の出入り口構造、及び該出入り口構造を備えたユニット式免震建物並びに建物ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001073473A (ja) * 1999-03-09 2001-03-21 Sekisui Chem Co Ltd 免震建築物の出入り口構造、及び該出入り口構造を備えたユニット式免震建物並びに建物ユニット

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