JPH09209927A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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Publication number
JPH09209927A
JPH09209927A JP8013216A JP1321696A JPH09209927A JP H09209927 A JPH09209927 A JP H09209927A JP 8013216 A JP8013216 A JP 8013216A JP 1321696 A JP1321696 A JP 1321696A JP H09209927 A JPH09209927 A JP H09209927A
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JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
groove
compressor
peripheral surface
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8013216A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Taruya
知二 樽谷
Tetsuyuki Kamitoku
哲行 神徳
Kiichi Ideto
紀一 出戸
Suzuko Nakano
鈴子 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP8013216A priority Critical patent/JPH09209927A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動シャフトの加工が簡単で製作コストを低
減することができるとともに、駆動シャフトの軸支部を
含む周辺機構を効果的に潤滑することができる圧縮機を
提供する。 【解決手段】 駆動シャフト17の外周面に、軸線方向
へ延びる直線状の溝31を形成する。冷媒ガスにミスト
状に分散された潤滑油が、駆動シャフト17上の溝31
を介して、駆動シャフト17の軸支部を含む周辺機構に
供給されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮機に係り、特
に駆動シャフトの周辺機構への潤滑構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機においては、ハウジング
の中心に駆動シャフトが回転可能に挿通支持されてい
る。そのハウジングの一部を構成するシリンダブロック
には、複数のシリンダボアが同一円周上に所定間隔おき
で形成されている。そのシリンダボア内には、ピストン
が往復動可能に収容されている。駆動シャフト上には、
カムプレートとしての斜板が固定され、駆動シャフトの
回転に伴い、この斜板を介してピストンが往復動される
ようになっている。
【0003】この種の圧縮機においては、特にシリンダ
ブロックに対する駆動シャフトの軸支部に潤滑油を供給
して、その軸支部を潤滑する必要がある。このため、例
えば特開平3−47488号公報には、駆動シャフトの
外周面にその端部から螺旋状の溝を形成し、冷媒ガスに
ミスト状に分散された潤滑油がこの螺旋状の溝を通して
軸支部に供給されるように構成した圧縮機が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記公報に
記載の圧縮機においては、駆動シャフトの外周面に螺旋
状の溝を形成する必要があるため、加工が面倒で製作コ
ストが高くなるという問題があった。
【0005】また、片頭ピストン式可変容量圧縮機にお
いては、必要に応じてクランク室内に吐出圧領域の圧力
を導入して、ピストンの両端面間に作用する差圧により
斜板の傾角を変更して、吐出容量を変更可能なように構
成されている。このため、クランク室内の圧力を正確に
制御する必要があって、クランク室が冷媒ガスの吸入通
路の一部を構成しない。そして、このクランク室内に潤
滑油が供給されるのは、ピストンの圧縮動作にともなう
ブローバイガスと、吐出容量変更のために吐出圧領域か
ら導入される冷媒ガスとに同伴される場合に限られる。
従って、クランク室内の潤滑油量が不足しがちになる。
特に、駆動シャフトの後端側のスラスト荷重を支持する
ための軸支部をなすスラストベアリングは、そのスラス
トベアリングに至るクランク室からの通路の開口面積が
狭く、潤滑条件が非常に厳しいという問題点があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、駆動シャフトの加工が簡単で製作コスト
を低減することができるとともに、駆動シャフトの軸支
部を含む周辺機構を効果的に潤滑することができる圧縮
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の圧縮機の発明では、ハウジング
の中心に駆動シャフトを回転可能に挿通支持し、前記ハ
ウジングの一部を構成するシリンダブロックのシリンダ
ボア内にはピストンを往復動可能に収容し、前記駆動シ
ャフト上にはピストンを往復動させるためのカムプレー
トを固定した圧縮機において、前記駆動シャフトの外周
面には、軸線方向へ延びる直線状の溝を形成したもので
ある。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の圧縮機において、前記駆動シャフトは一対のラジア
ルベアリングを介して前記ハウジングに回転可能に支持
し、前記溝は各ラジアルベアリングと対応する部分へ延
びるように形成したものである。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の圧縮機において、前記ラジアルベアリングはプレー
ンベアリングから構成したものである。請求項4に記載
の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮機に
おいて、前記溝は駆動シャフトに対するカムプレートの
締結部へ延びるように形成したものである。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載の圧縮機において、前記駆動シャフト
は鍛造により製作したものである。請求項6に記載の発
明では、請求項1〜5のいずれかに記載の圧縮機におい
て、前記駆動シャフトの前端部外周面と、その外周面に
対向するハウジングの内周面との間にリップシールを配
設し、前記溝はリップシールの近傍まで延びるように形
成したものである。
【0011】従って、請求項1に記載の圧縮機の運転時
には、駆動シャフトの回転に伴い、冷媒ガスにミスト状
に分散された潤滑油が、駆動シャフト上に軸線方向へ延
長形成された直線状の溝を通して、駆動シャフトの軸支
部を含む周辺機構に供給される。このため、駆動シャフ
ト上の溝の加工が簡単で製作コストを低減することがで
きるとともに、駆動シャフトの軸支部を含む周辺機構を
効果的に潤滑することができる。また、駆動シャフトに
溝を形成することにより、駆動シャフトが軽量化され
る。
【0012】請求項2に記載の圧縮機においては、駆動
シャフト上の溝を通して、駆動シャフトを支持する一対
のラジアルベアリングに潤滑油が十分に供給される。こ
のため、各ラジアルベアリングを効果的に潤滑すること
ができる。
【0013】請求項3に記載の圧縮機においては、ラジ
アルベアリングがプレーンベアリングから構成されてい
る。このため、軸受構造の簡素化を図ることができる。
請求項4に記載の圧縮機においては、駆動シャフト上の
溝が、駆動シャフトに対するカムプレートの締結部に延
びている。このため、カムプレートによりクランク室が
2室に区分されても、その両室間で駆動シャフト上の溝
を介して、潤滑油を含む冷媒ガスを円滑に流通させるこ
とができる。そして、クランク室内の各摺動部に効果的
に潤滑油を供給することができる。また、駆動シャフト
の両端のラジアルベアリングの一方のみが潤滑不足にな
るおそれがほとんどなく、駆動シャフトのハウジングに
対する安定した相対回転が確保される。
【0014】請求項5に記載の圧縮機においては、駆動
シャフトが鍛造により製作されている。このため、駆動
シャフトの製作に際して、その外周面に軸線方向へ延び
る直線状の溝を同時に形成することができ、駆動シャフ
トの製作が簡単でコストを低減することができる。
【0015】請求項6に記載の圧縮機においては、駆動
シャフト上の溝が、駆動シャフトの前端部外周面と、そ
の外周面に対向するハウジングの内周面との間に配設さ
れたリップシールの近傍にまで延びている。このため、
リップシールに対しても潤滑油を供給することができ
て、そのリップシールを有効に潤滑及び冷却することが
できる。そして、リップシールの耐久性を向上すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、この発明を両頭ピストン式圧縮
機に具体化した第1実施形態を、図1及び図2に基づい
て詳細に説明する。
【0017】図1に示すように、ハウジングの一部を構
成する一対のシリンダブロック11は、対向端縁におい
て互いに接合されている。同じくハウジングの一部を構
成するフロントハウジング12は、シリンダブロック1
1の前端面にバルブプレート13を介して接合されてい
る。同じくハウジングの一部を構成するリヤハウジング
14は、シリンダブロック11の後端面にバルブプレー
ト13を介して接合されている。そして、前記シリンダ
ブロック11、フロントハウジング12及びリヤハウジ
ング14はアルミニウムまたはアルミニウム合金により
形成されている。
【0018】複数の通しボルト15は、前記フロントハ
ウジング12から両シリンダブロック11及びバルブプ
レート13を通してリヤハウジング14のネジ孔16に
螺合されている。そして、これらの通しボルト15によ
り、フロントハウジング12及びリアハウジング14が
シリンダブロック11の両端面に締結固定されて、圧縮
機のハウジングが形成されている。
【0019】駆動シャフト17は、前記シリンダブロッ
ク11及びフロントハウジング12の中心に、一対のラ
ジアルベアリング18を介して回転可能に支持されてい
る。その駆動シャフト17の前端部外周面と、その外周
面に対向するフロントハウジング12の内周面との間に
は、リップシール19が介装されている。そして、この
駆動シャフト17は、図示しないクラッチを介して、同
じく図示しないエンジン等の外部駆動源に作動連結され
て、その外部駆動源により回転駆動される。
【0020】複数のシリンダボア20は、前記駆動シャ
フト17と平行に延びるように、各シリンダブロック1
1の両端部間に同一円周上で所定間隔おきに貫通形成さ
れている。両頭型のピストン21は各シリンダボア20
内に往復動可能に嵌挿支持され、それらの両端面とバル
ブプレート13との間において、各シリンダボア20内
には圧縮室22が形成される。
【0021】クランク室23は、前記両シリンダブロッ
ク11の中間内部に区画形成されている。このクランク
室23内には、カムプレートとしての斜板24がその締
結部としてのボス部24aにおいて駆動シャフト17に
嵌合固定されている。斜板24の外周部は、一対の半球
状のシュー25を介してピストン21が係留されてい
る。そして、駆動シャフト17が回転されるとき、この
斜板24を介してピストン21が往復動される。一対の
スラストベアリング26は、斜板24のボス部24aの
両端面と各シリンダブロック11の内端面との間に介装
され、このスラストベアリング26を介して、斜板24
が両シリンダブロック11間に挟着保持されている。
【0022】吸入室27は、前記フロントハウジング1
2及びリヤハウジング14内の外周部に環状に区画形成
され、前記両シリンダブロック11に形成された吸入通
路11aを介して、前記クランク室23に連通されてい
る。そして、クランク室23は、図示しない吸入口を介
して外部冷媒回路に接続される。吐出室28は、フロン
トハウジング12及びリヤハウジング14内の内周部に
環状に区画形成され、図示しない吐出マフラー及び吐出
口を介して外部冷媒回路に接続される。
【0023】吸入弁機構29は前記各バルブプレート1
3に形成され、ピストン21の往復動時に、この吸入弁
機構29により、両吸入室27から各シリンダボア20
の圧縮室22内に冷媒ガスが吸入される。吐出弁機構3
0は各バルブプレート13に形成され、ピストン21の
往復動時に、この吐出弁機構30により、各シリンダボ
ア20の圧縮室22内で圧縮された冷媒ガスが両吐出室
28に吐出される。
【0024】次に、前記駆動シャフト17の周辺機構の
潤滑構成について詳述する。図1及び図2に示すよう
に、複数の直線状の溝31は、駆動シャフト17の外周
面に所定角度間隔おきで形成され、軸線方向へ平行に延
びている。そして、この実施形態では、駆動シャフト1
7が冷間鍛造により製作され、その製作に際して外周面
に複数の溝31が同時に形成されている。
【0025】また、前記各ラジアルベアリング18は、
駆動シャフト17の外周面と、その外周面と対向するシ
リンダブロック11の内周面との間に介装された円管状
のプレーンベアリングから構成されている。そして、前
記駆動シャフト17上の溝31が、これらのラジアルベ
アリング18の内周面と対応するように延長形成されて
いる。さらに、駆動シャフト17上の溝31は、斜板2
4のボス部24aの内周面と対応するように延長形成さ
れている。このため、斜板24によりクランク室23が
前後の2室23a,23bに区分されていても、その両
室23a,23bが各溝31を介して連通されるように
なっている。そして、駆動シャフト17上の溝31は、
前記リップシール19と対応する部分の近傍まで延長形
成されている。
【0026】次に、前記のように構成された圧縮機の動
作を説明する。さて、この圧縮機において、図示しない
エンジン等の外部駆動源により駆動シャフト17が回転
されると、斜板24を介して各ピストン21がシリンダ
ボア20内で往復動される。それにより、図示しない外
部冷媒回路から吸入孔を介して冷媒ガスがクランク室2
3に導入され、クランク室23内の冷媒ガスは吸入通路
11aを介して両吸入室27に供給される。両吸入室2
7内の冷媒ガスは、吸入弁機構29を介して各シリンダ
ボア20の圧縮室22内に吸入され、その圧縮室22内
で圧縮される。また、圧縮された冷媒ガスは、各シリン
ダボア20の圧縮室22内から吐出弁機構30を介して
両吐出室28に吐出される。両吐出室28に吐出された
高圧の圧縮冷媒ガスは、図示しない吐出通路、吐出マフ
ラー及び吐出孔を介して外部冷媒回路に供給される。
【0027】この圧縮機の運転時には、駆動シャフト1
7の回転に伴い、冷媒ガスにミスト状に分散された潤滑
油が、駆動シャフト17上の各溝31を通して両ラジア
ルベアリング18及びリップシール19といった摺動部
に供給される。従って、両ラジアルベアリング18及び
リップシール19を効果的に潤滑することができる。
【0028】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (a) この圧縮機においては、駆動シャフト17の外
周面に軸線方向へ延びる直線状の溝31が形成されてい
る。このため、駆動シャフトに螺旋状の溝を形成した従
来構成とは異なり、駆動シャフト17の加工が簡単で製
作コストを低減することができる。また、溝31を複数
本形成したことにより、駆動シャフト17が軽量化され
て、ひいては圧縮機の軽量化を図ることもできる。
【0029】(b) この圧縮機においては、駆動シャ
フト17を支持するラジアルベアリング18がプレーン
ベアリングから構成されている。また、駆動シャフト1
7上に形成された溝31は、各ラジアルベアリング18
と対応する部分へ延びるように形成されている。このた
め、軸受構造の簡素化を図ることができるにも拘らず、
各ラジアルベアリング18に対し溝31を介して潤滑油
を十分に供給することができて、各ラジアルベアリング
18が効果的に潤滑される。従って、駆動シャフト17
の軸支部の摩耗が低減されるとともに、その軸支部にお
ける焼き付き等の不具合が起こりにくいものとなる。
【0030】(c) この圧縮機においては、斜板24
によりクランク室23が前後の2室23a,23bに区
分されている。ここで、駆動シャフト17上の溝31
が、斜板24のボス部24aの内周面に沿って延長形成
されている。このため、その両室23a,23b間で駆
動シャフト17上の溝31を介して、潤滑油を含む冷媒
ガスが斜板24により邪魔されることなく円滑に流動さ
れる。従って、クランク室23内の各摺動部に潤滑油を
効果的に供給することができる。また、駆動シャフト1
7の両端のラジアルベアリング18の一方のみが潤滑不
足になるおそれがほとんどない。従って、駆動シャフト
17の両シリンダブロック11に対する安定した相対回
転が確保される。
【0031】(d) この圧縮機においては、駆動シャ
フト17が鍛造により製作されている。このため、駆動
シャフト17の製作に際して、その外周面に軸線方向へ
延びる溝31を同時に形成することができる。従って、
駆動シャフト17の製作が簡単でコストを低減すること
ができる。
【0032】(e) この圧縮機においては、駆動シャ
フト17上の溝31が、駆動シャフト17の前端部外周
面に配設されたリップシール19との対応部分の近傍に
まで延びている。このため、リップシール19に対して
も潤滑油を供給することができて、そのリップシール1
9を有効に潤滑及び冷却することができる。従って、リ
ップシール19の耐久性を向上することができて、クラ
ンク室23内の冷媒ガスの漏出防止効果をより長期間確
保することができる。
【0033】(第2実施形態)次に、この発明を片頭ピ
ストン式可変容量圧縮機に具体化した第2実施形態を図
3に基づいて説明する。
【0034】さて、この第2実施形態においては、駆動
シャフト17がシリンダブロック11及びフロントハウ
ジング12の中心に、外レースと内レースと複数のコロ
とを備えた一対の転がりベアリングによりなるラジアル
ベアリング33を介して回転可能に支持されている。そ
の駆動シャフト17の後端には、駆動シャフト17のス
ラスト方向荷重を支持するためのスラストベアリング3
4が接合配置されている。このスラストベアリング34
は、バネ35を介してバルブプレート13に支持されて
いる。
【0035】前記フロントハウジング12の内部には、
クランク室23が形成されている。このクランク室23
内には、回転支持体36がその締結部としてのボス部3
6aにおいて駆動シャフト17上に一体回転可能に支持
されている。この回転支持体36には、ヒンジ機構37
を介して斜板38が傾動可能かつ前記駆動シャフト17
と同期回転可能に支持されている。斜板38の外周部に
は、一対の半球状のシュー25を介して、シリンダブロ
ック11のシリンダボア20内に往復動可能に挿嵌され
た片頭型のピストン39が係留されている。すなわち、
回転支持体36とヒンジ機構37と斜板38とからカム
プレートが構成されている。
【0036】前記クランク室23は、給気通路40を介
して吐出圧領域を構成するリヤハウジング14内の吐出
室28に連通されている。給気通路40の途中には、そ
の給気通路40を開閉するための容量制御弁41が配設
されている。そして、必要に応じて容量制御弁41が開
度が変更されて、吐出室28内の高圧の冷媒ガスがクラ
ンク室23内に供給され、クランク室23の圧力が制御
される。また、クランク室23内の必要以上の圧力に相
当する冷媒ガスを吸入室27に還元するための放圧通路
は、ラジアルベアリング33及びスラストベアリング3
4の隙間、シリンダブロック11内の軸受室42、バル
ブプレート13及びリヤハウジング14に形成された通
路43により構成されている。そして、クランク室23
の圧力と吸入圧との差圧に応じて、斜板38の傾角が変
更されて吐出容量が制御されるようになっている。な
お、この第2実施形態の圧縮機においては、クランク室
23内の圧力を正確に制御する必要があって、クランク
室23が外部冷媒回路からの冷媒ガスの吸入通路の一部
を構成しない。
【0037】この第2実施形態においても、前述した第
1実施形態と同様に、駆動シャフト17の外周面に複数
の直線状の溝31が所定角度間隔おきで形成され、軸線
方向へ平行に延びている。そして、圧縮機の運転時に、
クランク室23内の冷媒ガスにミスト状に分散された潤
滑油が、これらの溝31を通して前記ラジアルベアリン
グ33、スラストベアリング34及びリップシール19
に供給されるようになっている。
【0038】従って、この第2実施形態においても、前
述した第1実施形態とほぼ同様に、駆動シャフト17の
加工が簡単で製作コストを低減することができるととも
に、駆動シャフト17の軸支部を含む周辺機構を効果的
に潤滑することができる。
【0039】従来では、前記軸支部の中でも潤滑条件の
特に厳しい駆動シャフト17の後端のスラストベアリン
グ34の潤滑を図るために、例えばシリンダブロック1
1に軸受室42からクランク室23内へ開口する給油孔
等の給油機構を別途形成していた。ところが、この第2
実施形態によれば、そのような給油機構を別途形成する
ことなく、スラストベアリング34を充分に潤滑するこ
とができて、構造を簡素化することができる。
【0040】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) 前記第1実施形態の圧縮機において、ラジアル
ベアリング18を省略して、駆動シャフト17をシリン
ダブロック11またはフロントハウジング12の支持孔
に直接回転可能に支持するように構成すること。
【0041】(2) 前記第1実施形態の圧縮機におい
て、駆動シャフト17を支持するラジアルベアリング1
8を、外レースと、内レースと、複数のコロとを備えた
転がりベアリングから構成すること。
【0042】このように構成すれば、転がりベアリング
のコロが駆動シャフト17上の溝31に落ち込むのを防
止することができる。 (3) 前記第1及び第2実施形態の圧縮機において、
駆動シャフト17を支持するラジアルベアリング18、
33を、外レースと複数のコロとを備えた転がりベアリ
ングから構成し、各コロを駆動シャフト17上の溝31
に回転自在に収容配置すること。
【0043】(4) 前記第1実施形態の圧縮機におい
て、駆動シャフト17上の溝31にキーを嵌挿して、カ
ムプレートとしての斜板24のボス部24aを駆動シャ
フト17に回り止め固定するように構成すること。
【0044】次に、前記実施形態から把握される技術的
思想について述べる。 (1) 前記駆動シャフトの後端にはその駆動シャフト
のスラスト荷重を支持するためのスラストベアリングを
接合配置し、前記カムプレートの傾角を変更することに
よって吐出容量を変えるようにした請求項1、2、5、
6のいずれかに記載の圧縮機。
【0045】このように構成した場合、駆動シャフト後
端にスラストベアリングが接合配置された可変容量圧縮
機において、潤滑条件の非常に厳しいそのスラストベア
リングに、駆動シャフト上の溝を通じて充分に潤滑油を
供給することができる。従って、別途給油機構を設ける
必要がなく、構造の簡素化を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、駆動シャフト上の溝の加工が簡単で製作コ
ストを低減することができるとともに、駆動シャフトの
軸支部を含む周辺機構を効果的に潤滑することができ
る。また、駆動シャフトを軽量化することができて、ひ
いては圧縮機の軽量化につながる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、駆動シャ
フト上の溝を通してラジアルベアリングに潤滑油を十分
に供給することができて、そのラジアルベアリングを効
果的に潤滑することができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、ラジアル
ベアリングをプレーンベアリングから構成して、軸受構
造の簡素化を図ることができる。請求項4に記載の発明
によれば、カムプレートによりクランク室が2室に区分
されても、その両室間で駆動シャフト上の溝を介して、
潤滑油を含む冷媒ガスを円滑に流通させることができ
て、クランク室内の各摺動部に効果的に潤滑油を供給す
ることができる。また、駆動シャフトの両端のラジアル
ベアリングの一方のみが潤滑不足になるおそれがほとん
どなく、駆動シャフトのハウジングに対する安定した相
対回転が確保される。
【0049】請求項5に記載の発明によれば、駆動シャ
フトを鍛造により製作する際に、その外周面に軸線方向
へ延びる直線状の溝を同時に形成することができ、駆動
シャフトの製作が簡単でコストを低減することができ
る。
【0050】請求項6に記載の発明によれば、駆動シャ
フトの端部外周に配設したリップシールに対しても潤滑
油を供給することができて、そのリップシールを有効に
潤滑及び冷却することができる。そして、リップシール
の耐久性を向上することができて、クランク室内の冷媒
ガスの漏出防止効果をより長期間確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の圧縮機を示す断面図。
【図2】 図1の2−2線における部分拡大断面図。
【図3】 第2実施形態の圧縮機を示す断面図。
【符号の説明】
11…ハウジングの一部を構成するシリンダブロック、
12…ハウジングの一部を構成するフロントハウジン
グ、14…ハウジングの一部を構成するリヤハウジン
グ、17…駆動シャフト、18、33…ラジアルベアリ
ング、19…リップシール、20…シリンダボア、2
1、39…ピストン、23…クランク室、24…カムプ
レートとしての斜板、24a、36a…締結部としての
ボス部、31…溝、36…カムプレートの一部を構成す
る回転支持体、37…カムプレートの一部を構成するヒ
ンジ機構、38…カムプレートの一部を構成する斜板。
フロントページの続き (72)発明者 中野 鈴子 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの中心に駆動シャフトを回転
    可能に挿通支持し、前記ハウジングの一部を構成するシ
    リンダブロックのシリンダボア内にはピストンを往復動
    可能に収容し、前記駆動シャフト上にはピストンを往復
    動させるためのカムプレートを固定した圧縮機におい
    て、 前記駆動シャフトの外周面には、軸線方向へ延びる直線
    状の溝を形成した圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記駆動シャフトは一対のラジアルベア
    リングを介して前記ハウジングに回転可能に支持し、前
    記溝は各ラジアルベアリングと対応する部分に延びてい
    る請求項1に記載の圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記ラジアルベアリングはプレーンベア
    リングから構成した請求項2に記載の圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記溝は駆動シャフトに対するカムプレ
    ートの締結部に延びるように形成した請求項1〜3のい
    ずれかに記載の圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記駆動シャフトは鍛造により製作した
    請求項1〜4のいずれかに記載の圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記駆動シャフトの前端部外周面と、そ
    の外周面に対向するハウジングの内周面との間にリップ
    シールを配設し、前記溝はリップシールの近傍まで延び
    るように形成した請求項1〜5のいずれかに記載の圧縮
    機。
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