JPH09209932A - 真空排気装置 - Google Patents
真空排気装置Info
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- JPH09209932A JPH09209932A JP4039296A JP4039296A JPH09209932A JP H09209932 A JPH09209932 A JP H09209932A JP 4039296 A JP4039296 A JP 4039296A JP 4039296 A JP4039296 A JP 4039296A JP H09209932 A JPH09209932 A JP H09209932A
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Abstract
し到達圧力が10-1Pa以下である真空排気装置で、真
空排気室の大気開放を自由に行い、真空ポンプの実質的
な排気性能を低下させず、水分子の排気性能を高める。 【解決手段】 真空排気室を排気する真空ポンプとして
ターボ分子ポンプ19を備え、到達圧力が10-1Pa以下
である真空排気装置であって、真空排気室の排気動作を
制御する仕切り弁としてクライオ弁体13を備え、このク
ライオ弁体は、ターボ分子ポンプの側に水分子を排気す
るのに適した温度に冷却された冷却パネル16を備え、か
つ真空排気室の側に常温の弁体部15を備えるように構成
される。ターボ分子ポンプの代わりにクライオポンプ30
を使用することも可能である。
Description
し、特に、10-1Pa以下の到達圧力を必要とする真空
排気装置に適した、高い排気性能を有するクライオター
ボの改良構造、および当該改良構造をさらに発展させた
構造に関する。
という)を10-1Pa以下の圧力に減圧すると、当該真
空排気室の壁面に付着していたガス分子、すなわち主に
水分子が真空排気室の内部に放出される。従って、真空
排気室を10-1Pa以下の圧力により短時間に真空排気
するためには、水分子に対する排気速度が大きい真空ポ
ンプを用いることが必要となる。
る装置の真空ポンプには、一般的に、クライオポンプま
たはターボ分子ポンプが使用される。
に由来する利点と欠点が存在する。クライオポンプで
は、水分子に対する排気速度が大きいという利点がある
反面、ため込み式の真空ポンプであるので、ある時点で
ため込んだ気体を再放出してリフレッシュしてやらなけ
ればならず、長期間連続して使用し続けることはできな
いという欠点を有する。またターボ分子ポンプでは、気
体輸送式の真空ポンプであるので、長期間連続使用でき
る利点を有する反面、水分子に対する排気速度がクライ
オポンプに劣るという欠点を有する。
て、上記のクライオポンプとターボ分子ポンプの各々の
欠点を補った、図9に示すようなクライオターボと呼ば
れる複合型の真空ポンプが使用される場合もある。
0の内部空間である真空排気室51の排気口部52にタ
ーボ分子ポンプ53を取り付ける。ターボ分子ポンプ5
3はニップル54を介して排気口部52に取り付けら
れ、従って、ターボ分子ポンプ53は、ニップル54の
下流側に取り付けられる。ニップル54の内部には、約
55Kから160K程度の温度に冷却された筒型冷却パ
ネル55が備えられる。かかる構成において、水分子の
排気は主に筒型冷却パネル55で行われ、その他の気体
はターボ分子ポンプ53により排気される。従って、水
分子に対する排気速度を向上させると共に、長期間連続
使用可能な真空ポンプが実現される。
ル54に取り付けられた冷凍機56により所定の温度に
冷却される。また57は排気口部52に設けられる例え
ば円板状の仕切り弁、58は補助ポンプである。
す。図10において、図9で説明した要素と実質的に同
一のものには同一の符号を付している。この装置構成で
は、前述したものと同様な冷却パネル55を真空排気室
51の内部に設けた構造となっている。この装置によっ
ても、水分子の排気は冷却パネル55で行い、水分子の
排気速度を大きくすることと、ターボ分子ポンプ53に
よる長期間連続使用できることを両立させている。
では、次のような問題が提起される。
3の上流側に水分子捕獲用の冷却パネル55を設けたた
め、この部分のコンダクタンスが低下し、本来ターボ分
子ポンプ53が持っている排気速度等の性能が充分に発
揮できなくなるという問題がある。
ンプ53の排気性能を阻害するようなことはないもの
の、真空排気室51を大気開放する場合に、真空排気室
内を大気側と同じ条件とすることから、冷却パネル55
を常温まで昇温しなければならず、真空排気室51を大
気開放するのに時間がかかるという問題がある。
することにあり、真空排気室を排気する真空ポンプとし
てターボ分子ポンプやクライオポンプを使用し、到達圧
力が10-1Pa以下である真空排気装置において、真空
排気室の大気開放を自由に行えると共に、真空ポンプの
実質的な排気性能を低下させることなく水分子に対する
排気性能を向上させた真空排気装置を提供することにあ
る。
プを使用せずクライオポンプを使用する真空排気装置に
おいても、当該クライオポンプの冷凍機と、真空排気室
の開口部に備えられた弁部材の構造とを組み合わせ、上
記目的に記載された同様な排気性能を達成することがで
きる真空排気装置を提供することにある。
真空排気装置は、上記目的を達成するため、次のように
構成される。
ーボ分子ポンプを備え、到達圧力が10-1Pa以下であ
る真空排気装置であって、真空排気室の排気口に、ター
ボ分子ポンプ側に水分子を排気するのに適した温度に冷
却された冷却パネルを設けかつ真空排気室側に常温の弁
体部を設けた弁部材(以下「クライオ弁体」という)を
備え、このクライオ弁体は真空排気室の排気動作を制御
する仕切り弁として開閉動作するように構成される。か
かる構成において、ターボ分子ポンプの代わりにクライ
オポンプを使用することも可能である。
室の排気口に仕切り弁として上記構造を有するクライオ
弁体を装着した。従って、当該クライオ弁体を閉じる場
合、真空排気室側に面する弁体部は常温であるので、真
空排気室を大気開放する場合における冷却パネルの昇温
に起因する従来の問題が解消される。また真空排気室を
排気する場合、クライオ弁体を排気位置に変位させる
と、真空排気室と真空ポンプの間を、排気性能を損なわ
ない望ましいコンダクタンスとなるように開放すること
ができる。この状態でターボ分子ポンプ等によって真空
排気室の排気を行うと、水分子に対して高い排気能力を
持つ冷却パネルが真空排気室内に露出し、そのため、タ
ーボ分子ポンプ等の排気能力に相乗的に作用し、水分子
に対する排気速度を大きくすることができる。またクラ
イオ弁体の外形は、従来の仕切り弁に比較して、著しく
大きくするものではないので、真空排気装置に対する形
状的な制約を大きくするものではない。さらに、ターボ
分子ポンプ等の上流側のコンダクタンスを低下させ、真
空ポンプの排気性能を低下させることはない。
度は、水が凝縮しかつ他の気体が凝縮しない温度である
ことが好ましい。さらに、他の気体が窒素や酸素やアル
ゴンである場合には、冷却パネルの冷却温度は55〜1
60Kの範囲に含まれる温度であることが好ましい。こ
の温度範囲は、他の気体の種類に応じて変更し得るもの
である。この構成では、他の気体の排気性能を低下させ
ることなく、水の排気性能を高く維持することができ
る。
オ弁体は摺動機構等の位置変位機構で移動自在に支持さ
れ、この位置変位機構は、クライオ弁体を密閉位置と排
気位置のうちのいずれかに変位させるように構成され
る。摺動機構によってクライオ弁体が上下動する場合に
は、密閉位置は下限位置であり、排気位置は最も開放さ
れた上限位置あるいはその任意の中間位置である。クラ
イオ弁体を適切な排気位置に設置できるようにすること
によって、排気時に最適なコンダクタンスを設定するす
ることができる。
オ弁体は真空排気室内に設けられ、上記の排気位置は真
空排気室内に設定される。
材を介して冷凍手段に接続されるように構成される。冷
凍手段は真空排気室の外側に配置されることが好まし
い。冷凍手段の一例としてはよく知られた冷凍機である
が、これに限定されるものではない。
くは、変形自在性を有する部材、または剛性を有する部
材で形成される。かかる変形自在性を有する伝熱部材に
よれば、クライオ弁体がその位置を変位させるときに柔
軟に対応することができる。またクライオ弁体の構造や
動作を適切に変更することによって、伝熱部材として剛
性を有するものを用いることができる。
は断熱部材で結合され、冷却パネルと弁体部の間に断熱
性の空間が形成されることが好ましい。この構成では、
冷却パネルと弁体部の各々の温度を望ましい温度状態に
保持することができる。
れる構成において、冷却パネルは、クライオポンプに含
まれる冷凍機で冷却されるように構成することもでき
る。この構成によれば、冷却パネルを冷却するための冷
凍機を特別に設ける必要がなくなる。
を添付図面に基づいて説明する。
第1の実施形態を示す。図1は真空排気装置の概略構成
を示す部分縦断面図、図2は図1中の要部を示し、クラ
イオ弁体が気密保持位置(下限の全閉位置)に変位した
状態を示す拡大縦断面図、図3はクライオ弁体が望まし
い排気位置(例えば上限の全開位置)に変位した状態を
示す拡大縦断面図である。
真空排気され、その内部に真空排気室が形成される。真
空容器11の下壁の例えば中央部には円形の開口部12
が形成され、開口部12の外側に真空ポンプ装置部が装
備される。開口部12の内側の真空容器内の箇所には弁
部材13が設けられる。この弁部材13は、以下の説明
では、その構造上の特徴から「クライオ弁体」と呼ぶこ
ととする。クライオ弁体13は開口部12の直径よりも
大きな直径を有する仕切り弁部材で、例えばよく知られ
た摺動機構(図示せず)によって支持され、この摺動機
構によって開口部12に対して接近したり(図示例では
下動)あるいは離れたり(図示例では上動)するように
設けられている。摺動機構はクライオ弁体13の位置を
変位させる位置変位機構の一例であり、位置変位機構自
体の構成は任意である。図1と図2は、クライオ弁体1
3が下方に変位し、クライオ弁体13の外周部が、開口
部12の周縁部に、当該周縁部に設けたシール部材(O
リング)14を介して接触し、開口部12を閉じた状態
を示している。このときクライオ弁体13は下限位置に
存在し、密閉状態を作る。他方、図3は、クライオ弁体
13は上方に変位し、開口部12を開放している。この
図示例では、クライオ弁体13は上限位置に存在し、最
も開放された排気位置に設定されている。図3中の距離
aは、クライオ弁体13の摺動範囲である。なお、クラ
イオ弁体13の排気位置は、上限位置に限定されない。
中間的な開放状態である位置であっても排気位置として
用いることもできる。
態を有する弁体部15と、この弁体部15の、開口部1
2側の表面(図中、下面)に形成された円形凹所15a
の内部に配置された冷却パネル16とから構成される。
当該凹所15aの直径は開口部12の直径とほぼ等し
い。冷却パネル16は、銅等の熱伝導良好な物質により
形成され、断熱材で作られた冷却パネル保持体17を介
して弁体部15に固定される。凹所15aに固定された
冷却パネル16は、弁体部15の下面から突出すること
なく、凹所15a内に収容される。弁体部15と冷却パ
ネル16の間には、相対的に狭い空間が形成される。
プ装置部は、開口部12の下側周縁部に取り付けられた
冷凍機取付け用のニップル18と、このニップル18の
下部に固定されるターボ分子ポンプ19と、ニップル1
8の筒状の側方突起部18aに取り付けられた冷却パネ
ル用冷凍機20と、ドライポンプや油回転ポンプ等の補
助ポンプ24とから構成される。真空容器11とニップ
ル18との間、ニップル18の側方突起部18aと冷凍
機20との間には、それぞれ、シール部材21,22が
介設される。冷凍機20の先部20aは、側方突起部1
8aの内部スペースを通ってニップル18の内部空間ま
で延びている。
は、伝熱部材23によって冷凍機20の上記先部20a
に接続される。冷却パネル16と冷凍機20とは、伝熱
部材23によって熱接触が良好な状態に保たれる。この
伝熱部材23は、例えば銅製繊維を用いて作られ、熱伝
導が良好で、かつクライオ弁体13の上下の位置変位に
対して十分に対応できる長さと自由度を持っている。伝
熱部材23は、クライオ弁体13の位置に応じて自由に
変形するという変形自由性を有している。伝熱部材23
の状態に関し、図1と図2では最も撓んだ状態を示し、
図3では最も延びた状態を示している。
を真空排気する必要がないときには、図1または図2に
示すように、クライオ弁体13は下限位置にあり、弁体
部15がシール部材14に接触して開口部12を閉じ、
これにより真空容器11と真空ポンプ装置部との間は気
密に保持される。他方、真空容器11の内部空間を真空
排気する必要がある場合には、クライオ弁体1は例えば
摺動機構によって所定の上方位置(望ましくは上限位
置)まで変位され、これによって開口部12が開かれ、
真空容器11の内部空間すなわち真空排気室がターボ分
子ポンプ19等によって真空排気される。
ネル16と弁体部15の間の空間部は、真空容器11の
内部を真空排気するときには当然真空となる。またクラ
イオ弁体13が閉じた状態では、当該空間部は、ターボ
分子ポンプ19等により排気されて真空となっているた
め、真空断熱部として作用する。従って、冷凍機20と
伝熱部材23の作用で冷却パネル16を例えば55〜1
60Kの温度に冷却しても、真空断熱部として働く上記
空間部によって弁体部15を常温を保つことが可能であ
る。
程度の低温に冷却すべきかということについては、他の
気体が例えば窒素、酸素、アルゴン等である場合には、
次のように設定することが望ましい。
Pa程度であり、真空排気装置として10-4Pa程度の
圧力に到達することが必要なものであれば、冷却パネル
16の温度は160K以下でよい。しかしながら、実際
には、10-4Paよりもさらに低い圧力を必要とする場
合が多い。このような場合を想定すると、冷却パネル1
6の温度は、水の平衡蒸気圧が10-9Pa以下となる1
20K以下とすることが望ましい。
縮すると、凝縮した気体の固有の平衡蒸気圧特性に基づ
く、冷却パネル16の温度でのその気体の平衡蒸気圧に
よって、真空容器11の内部圧力が決定される。それ故
に、冷却パネル16の温度は、水以外の気体が凝縮しな
いようにする、すなわち、例えば、通常主に排気される
気体であるところの窒素や酸素やアルゴン等の気体が凝
縮しないようにするため、それらの平衡蒸気圧が100
Pa以上となる55K以上の温度に設定する必要があ
る。
する場合には、まず最初に、油回転ポンプやドライポン
プ等の粗引きポンプ(上記の補助ポンプ24に対応)に
よって10Paから数10Paまで粗引き排気を行い、
その後に、仕切り弁を開いて、ターボ分子ポンプやクラ
イオポンプによって真空排気を行う。このことを本実施
形態について述べれば、真空容器11の内部空間は補助
ポンプ24で10Paから数10Paまで粗引き排気さ
れ、その後に、クライオ弁体13を開いて、ターボ分子
ポンプ19によって真空排気が行われる。従って、クラ
イオ弁体13を開くと、その冷却パネル16は、10か
ら数10Paの圧力の真空容器11の内部空間に変位す
ることになる。このとき、真空容器11の内部空間内に
存在する気体の分圧が、冷却パネル16の温度における
その気体の平衡蒸気圧より高いと、冷却パネル16にそ
の気体が凝縮することになる。このため、冷却パネル1
6の温度は、主に排気する気体の平衡蒸気圧が10から
数10Paよりも高い圧力であること、例えば100P
a以上の圧力であることを基準として、55K以上とす
る必要がある。
体13に設けられた冷却パネル16が水分子のみを有効
に排気するようにするためには、その温度を55〜12
0Kの範囲に含まれる温度に保つことが必要である。ま
た、真空排気装置の圧力条件が10-4Pa程度である場
合であって、他の気体が通常主に排気される気体である
ところの窒素や酸素やアルゴン等である場合には、55
〜160Kの範囲に含まれる温度であることが好まし
い。かかる温度範囲は、他の気体の種類に応じて変化し
得るものである。
仕切り弁であるクライオ弁体13が排気位置である例え
ば上限位置に変位したときは、クライオ弁体13の冷却
パネル16は、この冷却パネル16の径と同じ吸気口径
をもつクライオポンプとほぼ同等の排気速度にて水分子
を排気する能力を有することになる。また、その他の気
体は、ターボ分子ポンプ19の本来の排気性能を低下さ
せることなく当該ターボ分子ポンプ19により排気され
る。このため、本実施形態による真空排気装置は、クラ
イオポンプ並の水分子に対する排気性能と、ターボ分子
ポンプ本来の排気性能を発揮することができる。
装置の第2の実施形態を説明する。この実施形態では、
真空ポンプとしてクライオポンプのみを使用し、前述の
クライオ弁体13と組合せて構成しているこのクライオ
ポンプ30の内部構造は一般的なものである。図4にお
いて、前記実施形態で説明した要素と実質的に同一の要
素には同一の符号を付している。
に対応させて、クライオポンプ30のポンプ容器31が
シール部材32を介して取り付けられる。図中、ポンプ
容器31の下壁にはシール部材33を介して冷凍機34
が取り付けられ、ポンプ容器31の内部には、冷凍機3
4の後述する第1冷凍ステージに箇所で支持された、開
口部12に対向するルーバ35を備える輻射シールド3
6が設けられる。冷凍機34の上端部には、さらにクラ
イオコンデンセーションパネル37と、クライオソープ
ションパネル38が取り付けられる。冷凍機34におけ
る部分39は第1冷凍ステージ、部分40は第2冷凍ス
テージである。上記輻射シールド36は、冷凍機34の
第1冷凍ステージ39の箇所に良好な熱接触状態で結合
されている。
じであり、クライオ弁体13は摺動自在に設けられ、冷
却パネル16は伝熱部材23を介して輻射シールド36
の上縁部に接続される。図4で、クライオ弁体13は上
限の排気位置に変位した状態を示す。
の通り一般的なものであるが、クライオコンデンセーシ
ョンパネル37とクライオソープションパネル38は、
第2冷凍ステージ40に熱接触良好に接続されており、
10〜15K程度の温度に冷却される。クライオコンデ
ンセーションパネル37によって窒素、酸素、アルゴン
等の気体を排気し、クライオソープションパネル38に
よって水素等を排気する。また、輻射シールド36およ
びルーバ35は、第1冷凍ステージ40に熱接触良好に
接続されており、55〜80K程度に冷却される。輻射
シールド36とルーバ35は、第2冷凍ステージ40、
並びにクライオソープションパネル38およびクライオ
コンデンセーションパネル37を輻射熱から保護し、さ
らに、水を排気する。
1冷凍ステージ39は55〜80K程度に冷却されてい
るため、これに接続される部材すなわち輻射シールド3
6あるいはルーバ35と、クライオ弁体13の冷却パネ
ル16とを、伝熱部材23で接続することにより、冷却
パネル16を冷却するための特別な冷凍機を必要としな
い。このように、容易な改良で、水に対する排気速度が
非常に大きい真空排気装置を実現できる。
の冷却パネル16を弁体部15の凹所15a内に設ける
ようにした。しかし、ターボ分子ポンプ19やクライオ
ポンプ30におけるクライオ弁体13側の構造に余裕が
ある場合には、図5に示すように、冷却パネル16を弁
体部15の下面より突き出た構造で設けることもでき
る。この構造によれば、クライオ弁体13が排気位置に
変位したとき、冷却パネル16への水分子の入射頻度が
格段に高くなり、水分子の排気性能がより一層向上す
る。
部側に冷却パネル16を冷却するための冷凍機を設置し
ているが、冷凍機を気密構造にしてクライオ弁体13の
上側に装着しても同じ効果を得ることができる。
ネル16を冷却する冷凍機として、GMサイクルやJT
効果、あるいはパルスチューブ方式等を利用した冷凍機
を使用することもできる。また他の冷凍手段として、上
記のごとき冷凍機の代わりに、液体窒素等の冷媒を循環
するような方式により冷却しても同様の効果を達成でき
る。
図6〜図8に示す。各図において、(a)は全閉位置の
状態、(b)は全開位置の状態を示す。なお各図の構造
において、前述の実施形態とは異なり、冷凍機を取り付
けるためのニップルを使用しない構造となっている。
体13の動作が全閉と全開の何れかの状態でしか使用し
ない場合を前提とし、(a)に示す全閉位置、および
(b)に示す全開位置で冷凍機に接触するように構成さ
れる。
体13の摺動範囲がかなり広く、クライオ弁体13を閉
じたときに、前述の銅製繊維で形成された伝熱部材23
においてそのたるみが問題となるような場合を前提と
し、熱伝導性が良好な金属等を用いて多関節型構造にて
構成される。
の棒状に形成し、冷凍機20に接続された熱接触良好な
滑り保持部材41によって保持されるように構成され
る。
取り付けるためのニップル18を設けた構造を示した
が、ニップルは必須の構造物ではなく、冷凍手段のサイ
ズに応じて、より小型のものを使用したり、または全く
設けないようにすることもできる。
れば、真空排気室の仕切り弁として、真空ポンプ装置部
側に水分子を排気するのに適した温度に冷却された冷却
パネル、真空排気室側に常温の弁体部を備えたクライオ
弁体を設けるようにしたため、真空排気室の大気開放を
自由に行えると共に、真空ポンプの排気性能を低下させ
ることなく水分子に対する排気性能を向上させることが
できる。
概略構成を示す部分縦断面図である。
位置(下限の全閉位置)に変位した状態を示す拡大縦断
面図である。
態を示す拡大要部縦断面図である。
してクライオポンプを使用した図1と同様な図である。
図である。
ある。
断面図である。
断面図である。
る。
である。
ネル 38 クライオソープションパネル 39 第1冷凍ステージ 41 第2冷凍ステージ
Claims (13)
- 【請求項1】 真空排気室を排気するターボ分子ポンプ
を備え、到達圧力が10-1Pa以下である真空排気装置
において、 前記真空排気室の排気口に、前記ターボ分子ポンプの側
に水分子を排気するのに適した温度に冷却された冷却パ
ネルを設けかつ前記真空排気室の側に常温の弁体部を設
けた弁部材を備え、この弁部材は前記真空排気室の排気
動作を制御する仕切り弁として開閉動作することを特徴
とする真空排気装置。 - 【請求項2】 前記ターボ分子ポンプの代わりにクライ
オポンプが使用されることを特徴とする請求項1記載の
真空排気装置。 - 【請求項3】 前記冷却パネルの冷却温度は、水が凝縮
しかつ他の気体が凝縮しない温度であることを特徴とす
る請求項1または2記載の真空排気装置。 - 【請求項4】 前記冷却パネルの冷却温度は55〜16
0Kの範囲に含まれる温度であることを特徴とする請求
項3記載の真空排気装置。 - 【請求項5】 前記弁部材は位置変位機構で移動自在に
支持され、この位置変位機構は、前記弁部材を密閉位置
と排気位置のうちのいずれかに変位させることを特徴と
する請求項1または2記載の真空排気装置。 - 【請求項6】 前記弁部材は前記真空排気室の内部に設
けられ、前記排気位置は前記真空排気室内に設定される
ことを特徴とする請求項5記載の真空排気装置。 - 【請求項7】 前記冷却パネルは伝熱部材を介して冷凍
手段に接続されることを特徴とする請求項1または2記
載の真空排気装置。 - 【請求項8】 前記冷凍手段は、前記真空排気室の外側
に配置されることを特徴とする請求項7記載の真空排気
装置。 - 【請求項9】 前記冷凍手段は冷凍機であること特徴と
する請求項7または8記載の真空排気装置 - 【請求項10】 前記伝熱部材は変形自在性を有する部
材で形成されることを特徴とする請求項7記載の真空排
気装置。 - 【請求項11】 前記伝熱部材は剛性を有する部材で形
成されることを特徴とする請求項7記載の真空排気装
置。 - 【請求項12】 前記冷却パネルと前記弁体部は断熱部
材で結合され、前記冷却パネルと前記弁体部の間に断熱
性の空間が形成されることを特徴とする請求項1または
2記載の真空排気装置。 - 【請求項13】 前記冷却パネルは、前記クライオポン
プに含まれる冷凍機で冷却されることを特徴とする請求
項2記載の真空排気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04039296A JP3604228B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 真空排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04039296A JP3604228B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 真空排気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209932A true JPH09209932A (ja) | 1997-08-12 |
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|---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-02-02 JP JP04039296A patent/JP3604228B2/ja not_active Expired - Fee Related
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