JPH09209992A - 強化プラスチック製の後付け式予旋回槽 - Google Patents

強化プラスチック製の後付け式予旋回槽

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JPH09209992A
JPH09209992A JP1384296A JP1384296A JPH09209992A JP H09209992 A JPH09209992 A JP H09209992A JP 1384296 A JP1384296 A JP 1384296A JP 1384296 A JP1384296 A JP 1384296A JP H09209992 A JPH09209992 A JP H09209992A
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JP
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tank
swirl
pump
reinforced plastic
swivel
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JP1384296A
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Sunao Miyauchi
直 宮内
Shoichi Yonemura
省一 米村
Yoshifumi Yamamoto
宜史 山本
Tarou Shinasue
太郎 品末
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モルタルもしくはコンクリートの打設を不要
にするとともに、強化プラスチックの軽量特性により軽
量化することで、設置作業性を向上させる。 【解決手段】 後付け式予旋回槽2における予旋回槽非
形成域6の下側に、内部に中空部15を設けた膨出部1
8をFRPなどの強化プラスチックの一体成形によって
連設するとともに、ポンプの載置座10,10の下側を
除く予旋回槽形成域5の下側に、FRPなどの強化プラ
スチックの一体成形によって中実部22を形成し、閉塞
部材20を除去した注入口19から中空部15に砂や水
などの比重1以上の物質を充填できるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強化プラスチック
製の後付式予旋回槽に係り、さらに詳しくは、汚水発生
源と下水処理場を結ぶ汚水流下配管系の適所に設置され
るマンホールなどのポンプの吸込水槽の内部において、
その底部に設置される強化プラスチック製の後付け式予
旋回槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5、図6および図7に示す
ように、汚水発生源と下水処理場を結ぶ汚水流下配管系
の適所に設置されるマンホールなどのポンプの吸込水槽
1の底部1A近くに、FRPなどの強化プラスチックに
よって成形された略円盤状の後付け式予旋回槽2を設置
する技術が知られている。この種の後付け式予旋回槽2
は、一般に、2台のポンプP1,P2の吸込口3を各別
に挿入する1対の予旋回槽2A,2B、つまり第1予旋
回槽2Aと第2予旋回槽2Bが一側偏心位置に所定の幅
方向の間隔を有して凹設され、第1予旋回槽2Aと第2
予旋回槽2Bの他側に幅方向にのびて突設された第1仕
切壁4によって、該第1仕切壁4一側の予旋回槽形成域
5と第1仕切壁4の他側に隣接する予旋回槽非形成域6
とに区画され、第1仕切壁4に直交して予旋回槽形成域
5側にのびて第1予旋回槽2Aと第2予旋回槽2Bを各
別に区画する第2仕切壁7が突設されているとともに、
予旋回槽非形成域6と予旋回槽2Aとを互いに連通させ
る流入路8および予旋回槽非形成域6と予旋回槽2Bと
を互いに連通させるの流入路9が形成された構造なって
いる。また、ポンプP1,P2の取付部分13、つまり
吐出ベンド13を載置固定する載置座10,10が設け
られている。
【0003】このような構造の後付け式予旋回槽2を底
部に設置したポンプの吸込水槽1では、2台のポンプP
1,P2が交互に運転される。たとえば、第1のポンプ
P1が運転されることにより、吸込水槽1内の汚水は第
1のポンプP1の吸込口3から吸い上げられ、汚水の水
位が後付け式予旋回槽2の上端レベル以下まで低下した
後は、流入路8を通って第1の予旋回槽2Aに流入して
予旋回しながら第1のポンプP1に吸い上げられる。ま
た、第2のポンプP2が運転されることにより、吸込水
槽1内の汚水は第2のポンプP1の吸込口3から吸い上
げられ、汚水の水位が予旋回槽2の上端レベル以下まで
低下した後は、流入路9を通って第2の予旋回槽2Bに
流入して予旋回しながら第2のポンプP2に吸い上げら
れることになる。
【0004】ところで、略円盤状の後付け式予旋回槽2
は、図8に示すように、載置座10,10をポンプの吸
込水槽1の底部1Aに立設されている架台11に架設し
て仮固定したのち、この架設固定状態で図4および図5
の予旋回槽2とポンプの吸込水槽1の周壁1B内面との
間に形成される隙間14、詳しくは、略円盤状の予旋回
槽2の一端側および他端側とポンプの吸込水槽1の周壁
1B内面との間に形成される隙間14,14から、図6
のポンプの吸込水槽1の周壁1B内面と底部1Aの上面
および予旋回槽2によって囲まれる空間17にモルタル
もしくはコンクリート12を打設して、ポンプの吸込水
槽1の底部1A近くに設置され、打設されモルタルもし
くはコンクリート12の硬化後に、ポンプP1,P2の
吐出ベンド13を載置座10,10に載置して固定す
る。
【0005】ところが、前記空間17の容積が比較的大
きいので、多量のモルタルもしくはコンクリートを必要
とする上、打設時間が長くなるので設置作業性に劣る欠
点を有している。
【0006】一方、前記強化プラスチック製の後付け式
予旋回槽に代えて、コンクリート製のインバートで予旋
回槽を構成する技術も知られている。コンクリート製の
インバートで予旋回槽を構成することによって、モルタ
ルもしくはコンクリートの打設が不要になる。しかし、
インバート自体の重量が相当に重いので、吸込水槽1へ
の搬入設置作業がきわめて困難な欠点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の強化
プラスチック製の後付け式予旋回槽では、吸込水槽の周
壁内面と底部の上面および予旋回槽によって囲まれる空
間の容積が比較的大きいので、多量のモルタルもしくは
コンクリートを必要とし、それだけ打設時間が長くなる
ため設置作業性に劣る。また、コンクリート製のインバ
ートでは、重量が相当に重いので、吸込水槽への搬入設
置作業がきわめて困難である欠点を有している。そこ
で、本発明は、モルタルもしくはコンクリートの打設を
不要にするとともに、強化プラスチックの軽量特性によ
り軽量化を図ることで、設置作業性を向上させることの
できるプラスチック製の後付け式予旋回槽を提供するこ
とを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数台のポンプの吸込口を
各別に挿入する複数の予旋回槽が一側偏心位置に所定の
幅方向の間隔を有して凹設された予旋回槽形成域と、複
数の予旋回槽が形成されていない予旋回槽非形成域とを
有し、前記複数の予旋回槽に各別に対応するポンプの載
置座が予旋回槽形成域に設けられて、ポンプの吸込水槽
の底部に設置される強化プラスチック製の後付式予旋回
槽において、前記予旋回槽非形成域の下側と予旋回槽形
成域におけるポンプの載置座下側を除く下側のいずれか
一方に、前記吸込水槽の底部に着座可能に膨出させて内
部に中空部を設けた膨出部が連設され、この膨出部内の
中空部に比重1以上の物質を充填する注入口が閉塞部材
により開閉可能に上向きに設けられているとともに、前
記予旋回槽非形成域の下側と予旋回槽形成域におけるポ
ンプの載置座下側を除く下側のいずれか他方にモルタル
もしくはコンクリートの打設不要で前記吸込水槽の底部
に着座可能な中実部が形成されていることを特徴とした
ものである。請求項2記載の発明は、複数台のポンプの
吸込口を各別に挿入する複数の予旋回槽が一側偏心位置
に所定の幅方向の間隔を有して凹設された予旋回槽形成
域と、複数の予旋回槽が形成されていない予旋回槽非形
成域とを有し、前記複数の予旋回槽に各別に対応するポ
ンプの載置座が予旋回槽形成域に設けられて、ポンプの
吸込水槽の底部に設置される強化プラスチック製の後付
式予旋回槽において、前記予旋回槽非形成域の下側と予
旋回槽形成域におけるポンプの載置座下側を除く下側
に、前記吸込水槽の底部に着座可能に膨出させて内部に
中空部を設けた膨出部が連設され、この膨出部内の中空
部に比重1以上の物質を充填する注入口が閉塞部材によ
り開閉可能に上向きに設けられていることを特徴とした
ものである。請求項3記載の発明は、前記閉塞部材によ
る前記注入口の閉塞解除時に、前記中空部に充填されて
いる比重1以上の液体を排出させる排出孔が膨出部にお
ける前記吸込水槽の底部に着座する着座部に貫通形成さ
れていることを特徴としたものである。さらに、請求項
4記載の発明は、複数台のポンプの吸込口を各別に挿入
する複数の予旋回槽が一側偏心位置に所定の幅方向の間
隔を有して凹設された予旋回槽形成域と、複数の予旋回
槽が形成されていない予旋回槽非形成域とを有し、前記
複数の予旋回槽に各別に対応するポンプの載置座が予旋
回槽形成域に設けられて、ポンプの吸込水槽の底部に設
置される強化プラスチック製の後付式予旋回槽におい
て、前記予旋回槽非形成域の下側と予旋回槽形成域にお
けるポンプの載置座下側を除く下側にモルタルもしくは
コンクリートの打設不要で前記吸込水槽の底部に着座可
能な中実部が形成されていることを特徴としたものであ
る。
【0009】請求項1記載の発明によれば、吸込水槽に
後付け式予旋回槽を設置した場合、予旋回槽非形成域の
下側と予旋回槽形成域におけるポンプの載置座下側を除
く下側のいずれか一方に形成した膨出部と、予旋回槽非
形成域の下側と予旋回槽形成域におけるポンプの載置座
下側を除く下側の他方に形成した中実部によって、従来
存在していた予旋回槽非形成域および予旋回槽形成域の
下側空間が埋められるので、モルタルもしくはコンクリ
ートの打設が不要になる。また、強化プラスチックの軽
量特性により軽量化を図れる。さらに、ポンプの吸込水
槽の底部に設置したのちに、閉塞部材を除去して注入口
から膨出部内の中空部に比重1以上の物質を充填するこ
とで、後付け式予旋回槽設置後の重量を増大させ、吸込
水槽内に汚水が流入した場合の浮き上がりを防止して、
所定の位置に後付け式予旋回槽を位置決めすることがで
きるとともに、浮力による不要の力が後付け式予旋回槽
にかかるのを防止できる。請求項2記載の発明によれ
ば、吸込水槽に後付け式予旋回槽を設置した場合、予旋
回槽非形成域の下側と予旋回槽形成域におけるポンプの
載置座下側を除く下側に形成した膨出部によって、従来
存在していた予旋回槽非形成域および予旋回槽形成域の
下側空間が埋められるので、モルタルもしくはコンクリ
ートの打設が不要になる。また、強化プラスチックの軽
量特性により軽量化を図れる。さらに、ポンプの吸込水
槽の底部に設置したのちに、閉塞部材を除去して注入口
から膨出部内の中空部に比重1以上の物質を充填するこ
とで、後付け式予旋回槽設置後の重量を増大させ、吸込
水槽内に汚水が流入した場合の浮き上がりを防止して、
所定の位置に後付け式予旋回槽を位置決めすることがで
きるとともに、浮力による不要の力が後付け式予旋回槽
にかかるのを防止できる。請求項3記載の発明によれ
ば、注入口から中空部に充填した比重1以上の液体の充
填状態は、注入口を閉塞部材によって閉塞することによ
り保持できる。一方、後付け式予旋回槽の撤去時に閉塞
部材を除去して注入口の閉塞を解除することにより、該
後付け式予旋回槽を吊り上げるにつれ、中空部に充填さ
れていた比重1以上の液体は、排出孔から膨出部外に徐
々に排出させることができる。請求項4記載の発明によ
れば、吸込水槽に後付け式予旋回槽を設置した場合、予
旋回槽非形成域の下側に存在する中実部とポンプの載置
座下側を除く予旋回槽形成域の下側に存在する中実部に
よって、従来存在していた予旋回槽非形成域および予旋
回槽形成域の下側空間が埋められるので、モルタルもし
くはコンクリートの打設が不要になる。また、強化プラ
スチックの軽量特性により軽量化を図れる。さらに、前
記中実部により後付け式予旋回槽の重量を増大させて吸
込水槽内に汚水が流入した場合の浮力による浮き上がり
を防止して所定の位置に位置決めすることができるとと
もに、浮力による不要の力が後付け式予旋回槽にかかる
のを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、本発明の特徴構成以外
は、図5ないし図8の従来例と同一であるので、これら
の構造および作用説明は省略し同一符号を付しておく。
【0011】図1は請求項1記載の発明の一実施の形態
を示し、この図において、後付け式予旋回槽2における
予旋回槽非形成域6の下側には、内部に中空部15を設
けた膨出部18がFRPなどの強化プラスチックの一体
成形によって連設されている。膨出部18は、その底
部、つまり着座部18Aを吸込水槽1の底部1Aに着座
させた状態で、予旋回槽1を吸込水槽1に設置した場
合、外周立面18Bの一部が吸込水槽1の周壁1Bの内
面に当接する大きさに形成されている。そして、予旋回
槽非形成域6の一部を貫通して中空部15に通じる注入
口19が設けられ、この注入口19は、たとえばプラグ
によってなる閉塞部材20により開閉できるように構成
されている。この閉塞部材20は、注入口19を開閉す
る弁によって構成してもよい。また、着座部18Aに比
較的口径の小さい排出孔21が貫通して形成されてい
る。
【0012】一方、ポンプの載置座10,10の下側を
除く予旋回槽形成域5の下側にFRPなどの強化プラス
チックの一体成形によって中実部22が形成されてい
る。この中実部22は、その底部、つまり着座部22A
を吸込水槽1の底部1Aに着座させた状態で、予旋回槽
1を吸込水槽1に設置した場合、外周立面22Bの一部
が吸込水槽1の周壁1Bの内面に当接する大きさに形成
されている。
【0013】ポンプの載置座10,10は、FRPなど
の強化プラスチックに埋込まれた鋼板、つまり、強化プ
ラスチック製の後付け式予旋回槽にインサート成形され
た鋼板によって構成され、その下面を架台11に架設
し、上面にポンプP1,P2の取付部分13、つまり吐
出ベンド13が載置して固定される。なお、図中23は
アンカーボルトを示し、比較的広面積の座板24を介し
て第1予旋回槽2Aと第2予旋回槽2Bを固定してい
る。
【0014】このような構成であれば、載置座10,1
0をポンプの吸込水槽1の底部1Aに立設されている架
台11に架設し、膨出部18の着座部18Aを吸込水槽
1の底部1Aに着座させるとともに、中実部22の着座
部22Aを吸込水槽1の底部1Aに着座させた予旋回槽
1の設置状態において、予旋回槽非形成域6の下側およ
び予旋回槽形成域5の下側に空間が存在しなくなる。つ
まり、膨出部18と中実部22によって、従来存在して
いた予旋回槽非形成域6および予旋回槽形成域5の下側
の空間17(図8参照)が埋められることになるので、
モルタルもしくはコンクリートの打設が不要になる。こ
のため、従来の強化プラスチック製の後付け式予旋回槽
と比較して設置作業性が向上する。また、強化プラスチ
ックの軽量特性により、従来のコンクリート製のインバ
ートと比較して軽量化されるので、吸込水槽1への搬入
設置作業性が向上する。
【0015】一方、ポンプの吸込水槽1に設置したのち
に、閉塞部材20を除去して注入口19から膨出部18
内の中空部15に、たとえば砂や水などの比重1以上の
物質27を充填し、閉塞部材20で注入口19を閉塞す
ることで、予旋回槽2を設置したのちの重量を増大さ
せ、吸込水槽1内に汚水が流入した場合の浮き上がりを
防止して予旋回槽2を所定の位置に位置決めすることが
できるとともに、浮力による不要の力が後付け式予旋回
槽2にかかるのを防止できる。
【0016】中空部15に充填する物質27として水等
の比重1以上の液体を使用した場合、充填直後に注入口
19を閉塞部材20によって閉塞することにより、水抜
き孔21からの漏れを防止して前記液体の充填状態を保
持することができる。他方、後付け式予旋回槽2の撤去
時に閉塞部材を除去して注入口19の閉塞を解除するこ
とにより、該後付け式予旋回槽2を吊り上げるにつれ、
中空部15に充填されていた比重1以上の液体を排出孔
21から膨出部18外に徐々に排出させることができ
る。これにより、予旋回槽2の重量が軽減されるので、
予旋回槽2の交換作業を容易に行うことができる。すな
わち、吸込水槽1への汚水流入量が増加することなどの
理由によって、ポンプ容量をアップする場合等に際し、
既設の予旋回槽2を除去して、容量アップされた第1の
ポンプP1と第1のポンプP2に対応する第1予旋回槽
2Aと第2予旋回槽2Bを備えた新しい予旋回槽2に交
換する時の既設予旋回槽2の除去作業、つまり予旋回槽
2をマンホールから取出す作業が容易になる。
【0017】図2は請求項1記載の発明の他の実施の形
態を示し、後付け式予旋回槽2におけるポンプの載置座
10,10の下側を除く予旋回槽形成域5の下側に内部
に中空部15を設けた膨出部18がFRPなどの強化プ
ラスチックの一体成形によって連設され、予旋回槽非形
成域6の下側にFRPなどの強化プラスチックの一体成
形によって中実部22が形成されている。このように構
成しても、図1の後付け式予旋回槽2と同様の作用・効
果を奏することができる。
【0018】図3は請求項2記載の発明の一実施の形態
を示し、後付け式予旋回槽2における予旋回槽非形成域
6の下側と予旋回槽形成域5におけるポンプの載置座1
0,10の下側を除く下側に、吸込水槽1の底部1Aに
着座可能に膨出させて内部に中空部15を設けた膨出部
18が連設され、この膨出部18内の中空部15に比重
1以上の物質を充填する注入口19が閉塞部材20によ
り開閉可能に設けられている。膨出部18は、その底
部、つまり着座部18Aを吸込水槽1の底部1Aに着座
させた状態で、予旋回槽1を吸込水槽1に設置した場
合、外周立面18Bの一部が吸込水槽1の周壁1Bの内
面に当接する大きさに形成されている。そして、予旋回
槽形成域5および予旋回槽非形成域6の一部を貫通して
中空部15に通じる注入口19が設けられ、この注入口
19は、たとえばプラグによってなる閉塞部材20によ
り開閉できるように構成されている。この閉塞部材20
は、注入口19を開閉する弁によって構成してもよい。
また、着座部18Aに比較的口径の小さい排出孔21が
貫通して形成されている。
【0019】このような構成であれば、載置座10,1
0をポンプの吸込水槽1の底部1Aに立設されている架
台11に架設し、膨出部18の着座部18Aを吸込水槽
1の底部1Aに着座させた予旋回槽1の設置状態におい
て、予旋回槽非形成域6の下側および予旋回槽形成域5
の下側に空間が存在しなくなる。つまり、膨出部18に
よって、従来存在していた予旋回槽非形成域6および予
旋回槽形成域5の下側の空間17(図8参照)が埋めら
れることになるので、モルタルもしくはコンクリートの
打設が不要になる。このため、従来の強化プラスチック
製の後付け式予旋回槽と比較して設置作業性が向上す
る。また、強化プラスチックの軽量特性により、従来の
コンクリート製のインバートと比較して軽量化されるの
で、吸込水槽1への搬入設置作業性が向上する。
【0020】一方、ポンプの吸込水槽1に設置したのち
に、閉塞部材20を除去して注入口19から膨出部18
内の中空部15に、たとえば砂や水などの比重1以上の
物質27を充填し、閉塞部材20で注入口19を閉塞す
ることで、予旋回槽2を設置したのちの重量を増大さ
せ、吸込水槽1内に汚水が流入した場合の浮き上がりを
防止して予旋回槽2を所定の位置に位置決めすることが
できるとともに、浮力による不要の力が後付け式予旋回
槽2にかかるのを防止できる。
【0021】中空部15に充填する物質27として水等
の比重1以上の液体を使用した場合、充填直後に注入口
19を閉塞部材20によって閉塞することにより、水抜
き孔21からの漏れを防止して前記液体の充填状態を保
持することができる。他方、後付け式予旋回槽2の撤去
時に閉塞部材を除去して注入口19の閉塞を解除するこ
とにより、該後付け式予旋回槽2を吊り上げるにつれ、
中空部15に充填されていた比重1以上の液体を排出孔
21から膨出部18外に徐々に排出させることができ
る。これにより、予旋回槽2の重量が軽減されるので、
予旋回槽2の交換作業を容易に行うことができる。すな
わち、吸込水槽1への汚水流入量が増加することなどの
理由によって、ポンプ容量をアップする場合等に際し、
既設の予旋回槽2を除去して、容量アップされた第1の
ポンプP1と第1のポンプP2に対応する第1予旋回槽
2Aと第2予旋回槽2Bを備えた新しい予旋回槽2に交
換する時の既設予旋回槽2の除去作業、つまり予旋回槽
2をマンホールから取出す作業が容易になる。
【0022】図4は請求項4記載の発明の一実施の形態
を示し、この図において、後付け式予旋回槽2における
ポンプの載置座10,10の下側を除く予旋回槽形成域
5の下側および前記予旋回槽非形成域6の下側にFRP
などの強化プラスチックの一体成形によって中実部2
6,26が形成されている。これら中実部26,26
は、その底部、つまり着座部26Aを吸込水槽1の底部
1Aに着座させた状態で、予旋回槽1を吸込水槽1に設
置した場合、外周立面26Bの一部が吸込水槽1の周壁
1Bの内面に当接する大きさに形成されている。
【0023】このような構成であれば、載置座10,1
0をポンプの吸込水槽1の底部1Aに立設されている架
台11に架設し、中実部26,26の着座部26Aを吸
込水槽1の底部1Aに着座させるるとともに、中実部2
6,26の着座部22Aを吸込水槽1の底部1Aに着座
させた予旋回槽1の設置状態において、予旋回槽非形成
域6の下側および予旋回槽形成域5の下側に空間が存在
しなくなる。つまり、中実部26,26によって、従来
存在していた予旋回槽非形成域6および予旋回槽形成域
5の下側の空間17(図8参照)が埋められることにな
るので、モルタルもしくはコンクリートの打設が不要に
なる。このため、従来の強化プラスチック製の後付け式
予旋回槽と比較して設置作業性が向上する。また、強化
プラスチックの軽量特性により、従来のコンクリート製
のインバートと比較して軽量化されるので、吸込水槽1
への搬入設置作業性が向上する。
【0024】一方、中実部26,26により後付け式予
旋回槽2の重量を増大させて吸込水槽1内に汚水が流入
した場合の浮力による浮き上がりを防止して所定の位置
に位置決めすることができるとともに、浮力による不要
の力が後付け式予旋回槽2にかかるのを防止できる。
【0025】前記各実施の形態では、単一成形の予旋回
槽2を使用して説明しているが、たとえば第2仕切壁7
の上面7Aおよび該上面7Aの延長線上の領域を分割部
として左右に2分割して一体に結合した予旋回槽2ある
いは3以上に分割して一体に結合した予旋回槽2にも適
用できる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、載置座をポンプの吸込水槽の底部に立設されてい
る架台に架設し、膨出部の着座部と中実部の着座部をそ
れぞれ吸込水槽の底部に着座させた予旋回槽の設置状態
において、膨出部と中実部によって、従来の強化プラス
チック製の後付け式予旋回槽に存在していた予旋回槽非
形成域および予旋回槽形成域の下側の空間が埋められる
ことになるので、モルタルもしくはコンクリートの打設
が不要になる。このため、従来の強化プラスチック製の
後付け式予旋回槽と比較して設置作業性が向上する。ま
た、強化プラスチックの軽量特性により、従来のコンク
リート製のインバートと比較して軽量化されるので、吸
込水槽への搬入設置作業性が向上する。さらに、注入口
から膨出部内の中空部に、比重1以上の物質を充填し、
閉塞部材で注入口を閉塞することで、予旋回槽を設置し
たのちの重量を増大させ、吸込水槽内に汚水が流入した
場合の浮き上がりを防止して予旋回槽を所定の位置に位
置決めすることができるとともに、浮力による不要の力
が後付け式予旋回槽にかかるのを防止できる。請求項2
記載の発明は、載置座をポンプの吸込水槽の底部に立設
されている架台に架設し、膨出部の着座部を吸込水槽の
底部に着座させた予旋回槽の設置状態において、膨出部
によって、従来の強化プラスチック製の後付け式予旋回
槽に存在していた予旋回槽非形成域および予旋回槽形成
域の下側の空間が埋められることになるので、モルタル
もしくはコンクリートの打設が不要になる。このため、
従来の強化プラスチック製の後付け式予旋回槽と比較し
て設置作業性が向上する。また、強化プラスチックの軽
量特性により、従来のコンクリート製のインバートと比
較して軽量化されるので、吸込水槽への搬入設置作業性
が向上する。さらに、注入口から膨出部内の中空部に、
比重1以上の物質を充填し、閉塞部材で注入口を閉塞す
ることで、予旋回槽を設置したのちの重量を増大させ、
吸込水槽内に汚水が流入した場合の浮き上がりを防止し
て予旋回槽を所定の位置に位置決めすることができると
ともに、浮力による不要の力が後付け式予旋回槽にかか
るのを防止できる。請求項3記載の発明は、注入口から
中空部に充填した比重1以上の液体の充填状態は、注入
口を閉塞部材によって閉塞することにより保持できる。
また、後付け式予旋回槽の撤去時に閉塞部材を除去して
注入口の閉塞を解除することにより、該後付け式予旋回
槽を吊り上げるにつれ、中空部に充填されていた比重1
以上の液体を排出孔から膨出部外に徐々に排出させるこ
とができる。これにより、プラスチック製の後付け式予
旋回槽の重量が軽減されるので交換作業を容易に行うこ
とができる。請求項4記載の発明は、載置座をポンプの
吸込水槽の底部に立設されている架台に架設し、両中実
部の着座部をそれぞれ吸込水槽の底部に着座させた予旋
回槽の設置状態において、両中実部によって、従来の強
化プラスチック製の後付け式予旋回槽に存在していた予
旋回槽非形成域および予旋回槽形成域の下側の空間が埋
められることになるので、モルタルもしくはコンクリー
トの打設が不要になる。このため、従来の強化プラスチ
ック製の後付け式予旋回槽と比較して設置作業性が向上
する。また、強化プラスチックの軽量特性により、従来
のコンクリート製のインバートと比較して軽量化される
ので、吸込水槽への搬入設置作業性が向上する。さら
に、両中実部により後付け式予旋回槽の重量を増大させ
て吸込水槽内に汚水が流入した場合の浮力による浮き上
がりを防止して所定の位置に位置決めすることができる
とともに、浮力による不要の力が後付け式予旋回槽にか
かるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施の形態を示す拡大
断面図である。
【図2】請求項1記載の発明の他の実施の形態を示す拡
大断面図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施の形態を示す拡大
断面図である。
【図4】請求項4記載の発明の一実施の形態を示す拡大
断面図である。
【図5】後付け式予旋回槽の斜視図である。
【図6】後付け式予旋回槽の平面図である。
【図7】後付け式予旋回槽をポンプ吸込水槽内に設置し
た状態を示す縦断面図である。
【図8】従来の予旋回槽の架設固定状態を示す拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 ポンプの吸込水槽 1A ポンプの吸込水槽の底部 2 後付け式予旋回槽(盤状体) 2A 第1予旋回槽 2B 第2予旋回槽 3 ポンプの吸込口 4 第1仕切壁 5 予旋回槽形成域 6 予旋回槽非形成域 7 第2仕切壁 10 載置座 12 モルタルもしくはコンクリート 15 中空部 18 膨出部 19 注入口 20 閉塞部材 21 注入口 22 中実部 26 中実部 27 比重1以上の物質 P1 ポンプ P2 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 品末 太郎 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のポンプの吸込口を各別に挿入す
    る複数の予旋回槽が一側偏心位置に所定の幅方向の間隔
    を有して凹設された予旋回槽形成域と、複数の予旋回槽
    が形成されていない予旋回槽非形成域とを有し、前記複
    数の予旋回槽に各別に対応するポンプの載置座が予旋回
    槽形成域に設けられて、ポンプの吸込水槽の底部に設置
    される強化プラスチック製の後付式予旋回槽において、
    前記予旋回槽非形成域の下側と予旋回槽形成域における
    ポンプの載置座下側を除く下側のいずれか一方に、前記
    吸込水槽の底部に着座可能に膨出させて内部に中空部を
    設けた膨出部が連設され、この膨出部内の中空部に比重
    1以上の物質を充填する注入口が閉塞部材により開閉可
    能に設けられているとともに、前記予旋回槽非形成域の
    下側と予旋回槽形成域におけるポンプの載置座下側を除
    く下側のいずれか他方にモルタルもしくはコンクリート
    の打設不要で前記吸込水槽の底部に着座可能な中実部が
    形成されていることを特徴とする強化プラスチック製の
    後付け式予旋回槽。
  2. 【請求項2】 複数台のポンプの吸込口を各別に挿入す
    る複数の予旋回槽が一側偏心位置に所定の幅方向の間隔
    を有して凹設された予旋回槽形成域と、複数の予旋回槽
    が形成されていない予旋回槽非形成域とを有し、前記複
    数の予旋回槽に各別に対応するポンプの載置座が予旋回
    槽形成域に設けられて、ポンプの吸込水槽の底部に設置
    される強化プラスチック製の後付式予旋回槽において、
    前記予旋回槽非形成域の下側と予旋回槽形成域における
    ポンプの載置座下側を除く下側に、前記吸込水槽の底部
    に着座可能に膨出させて内部に中空部を設けた膨出部が
    連設され、この膨出部内の中空部に比重1以上の物質を
    充填する注入口が閉塞部材により開閉可能に設けられて
    いることを特徴とする強化プラスチック製の後付け式予
    旋回槽。
  3. 【請求項3】 前記閉塞部材による前記注入口の閉塞解
    除時に、前記中空部に充填されている比重1以上の液体
    を排出させる排出孔が膨出部における前記吸込水槽の底
    部に着座する着座部に貫通形成されていることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の強化プラスチック製
    の後付け式予旋回槽。
  4. 【請求項4】 複数台のポンプの吸込口を各別に挿入す
    る複数の予旋回槽が一側偏心位置に所定の幅方向の間隔
    を有して凹設された予旋回槽形成域と、複数の予旋回槽
    が形成されていない予旋回槽非形成域とを有し、前記複
    数の予旋回槽に各別に対応するポンプの載置座が予旋回
    槽形成域に設けられて、ポンプの吸込水槽の底部に設置
    される強化プラスチック製の後付式予旋回槽において、
    前記予旋回槽非形成域の下側と予旋回槽形成域における
    ポンプの載置座下側を除く下側にモルタルもしくはコン
    クリートの打設不要で前記吸込水槽の底部に着座可能な
    中実部が形成されていることを特徴とする強化プラスチ
    ック製の後付け式予旋回槽。
JP1384296A 1996-01-30 1996-01-30 強化プラスチック製の後付け式予旋回槽 Pending JPH09209992A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307514A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Ebara Kiden Kk ポンプ取付台及びマンホールポンプ装置
RU2716655C2 (ru) * 2015-03-06 2020-03-13 КСБ Акциенгезельшафт Пластмассовая емкость с направляющим поток компонентом

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