JPH09210011A - 建機の油圧回路 - Google Patents

建機の油圧回路

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JPH09210011A
JPH09210011A JP2078096A JP2078096A JPH09210011A JP H09210011 A JPH09210011 A JP H09210011A JP 2078096 A JP2078096 A JP 2078096A JP 2078096 A JP2078096 A JP 2078096A JP H09210011 A JPH09210011 A JP H09210011A
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一善 有井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向の不平衡力(流体力)によってスプー
ルが押し戻されて制御弁の最大開度ができないとか、パ
イロット圧と流体力とが拮抗してスプールがハンチング
するといった、パイロット操作式故の問題を解消させ
る。 【解決手段】 旋回用油圧モータ45の制御弁35を、
パイロット操作式のスプール型流量制御弁に構成し、こ
れら両者を接続する給排油路56に、油圧モータ45か
らの戻り油路に対して作用する外部絞り54を設ける。
スプール35Sに絞り路部分と連通路部分とで成る第2
ランド形成して、旋回用制御弁35の内部絞り35qを
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホウやクレ
ーンといった建機の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スプール型の流量制御弁は、弁
を通る流れがある場合、スプールとポートとの位置関係
によっては軸方向に不平衡力を生ずるが、静的には完全
な油圧平衡が得られるので、比較的小さい操作力で作動
することができる。従って、高圧大容量の流体を容易に
扱い得るとともに、弁の軸方向に数個のポートが配置で
きることから方向切換弁には特に好適なものであり、バ
ックホウ等において多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年では軽い操作力で
軽快に操縦できるようにするべく、建機ではパイロット
圧で制御弁を切換操作するパイロット操作式のものが多
い。ところが、パイロット操作式では、前述した軸方向
の不平衡力、すなわち流体力(フローフォース)によっ
てスプールが押し戻されて、最大開度付近でスプールに
作用する流体力にパイロット圧が負けてしまい、操作レ
バーを最大操作しているにも拘らずに制御弁は最大開度
にならないことがあった。又、弁開度によってはパイロ
ット圧と流体力とが拮抗し、スプールがハンチングを起
こすこともあった。本発明の目的は、上記不都合を改善
し、長所の多いパイロット操作式のスプール弁を良好に
使用できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的達成のために本発明は、パイロット操
作式のスプール型流量制御弁と油圧アクチュエータとの
接続油路における流量制御弁外の部分に絞りを設けてあ
ることを特徴とするものである。
【0005】又、油圧アクチュエータが、掘削作業装置
を備えた旋回台の旋回駆動用油圧モータであるというも
のである。
【0006】〔作用〕請求項1の構成によれば、詳しく
は実施形態の項で説明するが、制御弁外に存在する外部
絞りによって制御弁内での油圧を降下させることができ
るから、制御弁を最大操作したときのスプールに作用す
る流体力よりもパイロット圧が勝るようにすることが可
能になり、従って、操作レバーを最大操作しているのに
制御弁が全開とならないことが解消され、必ず全開にで
きるようになる。又、それによってパイロット圧と流体
力との拮抗によるハンチングも解消され、良好に油圧ア
クチュエータを駆動できるようになる。
【0007】請求項2の構成では、次のような作用があ
る。すなわち、旋回用の流量制御弁は、旋回台のふらつ
きや傾斜地における振り降ろし旋回での自重移動を抑制
する等のために、通常、作動油の戻り油路に作用する絞
りを制御弁内に設けてあるので、その内部絞りによって
前述したスプールへの流体力が顕著に発生する。対策と
しては、パイロット圧を旋回用制御弁でのみ高くするこ
と(実際には中立復帰バネを弱くすることになる)が考
えられるが、そうなると、他の制御弁との部品間違いの
おそれが高く、組付上から実現が難しいものである。従
って、旋回用油圧回路に請求項1の構成を採るこで、そ
れによる前述した作用も顕著に発生して良好な旋回挙動
が得られるようになる。
【0008】〔効果〕請求項1及び2に記載のいずれの
油圧回路でも、弁がハンチングするとか最大開度になら
ないという、スプール流体力によって生じるパイロット
操作式故の不都合を、その現象を的確に熟知しての弁外
部に絞りを設ける簡単な改造で対処でき、経済的に改善
することがた。
【0009】請求項2の構成では、特に前述した不都合
おそれの顕著な旋回用制御弁を良好に機能する状態へ効
果的に改善することができた。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に建機の一例である小旋回
型のバックホウが示され、1は掘削作業装置、2は旋回
台、3は走行機台、4はクローラ走行装置、28はドー
ザであり、掘削作業装置1は、ブーム5、アーム6、バ
ケット7等を備えるとともに、ブーム5は、基端側ブー
ム5xと先端側ブーム5zとを、中間ブーム5yで連結
した平行オフセット構造に構成されている。
【0011】図2に油圧回路の概略が示され、ドーザシ
リンダ用制御弁29、バケットシリンダ7c用制御弁3
0、左走行モータ31用制御弁32、ブームシリンダ5
c用制御弁9、アームシリンダ6c用制御弁10、右走
行モータ33用制御弁34、旋回モータ45用制御弁3
5、オフセットシリンダ36用制御弁37、サービス用
制御弁38が備えられている。運転部44における座席
46の前側に、十字操作型の操作レバー47,48が配
置されており、一方がブーム−バケット用であり、他方
はアーム−旋回用である。
【0012】図4に示すように、操作レバー47,48
の操作量検出用の各ポテンショメータ49,50,5
1,52が制御装置26に接続され、電気的に各パイロ
ット弁9A,10A,30A,35Aを操作する構造で
ある。そして、各制御弁に対して、負荷圧よりも僅かに
高い圧力でもって吐出される可変容量型の油圧ポンプ8
を備えたロードセンシングシステム(以下、LS/Sと
略称する)と、騒音や省エネルギーの点で好ましいオー
トアイドルシステム(以下、AI/Sと略称する)とを
備えてあり、以下に説明する。
【0013】図2における仮想線で囲まれたブームシリ
ンダ5cとアームシリンダ6cとに関する部分を抜粋し
た主要部の原理回路図が図3に示され、8はエンジン1
9で駆動される前述した可変容量型の油圧ポンプ、13
は油圧ポンプ8の単位時間当たりの吐出油量を可変設定
する流量調節機構である。流量調節機構13は、メイン
ポンプ8の吐出圧で作動する馬力制御シリンダ13A
と、調節ポンプ18で駆動される流量制御シリンダ13
Bとで構成されている。
【0014】又、調節シリンダ13に対する圧力補償型
の流量調節弁14が設けてある。11はブーム用で12
はアーム用の各コンペンセータ(圧力補償弁)であり、
ブーム用制御弁9とアーム用制御弁10における供給側
油路に絞り弁9s,10sが装備されている。尚、ブー
ム用及びアーム用の制御弁9,10以外の各制御弁2
9,30,32,34,35,37,38の弁構造(操
作構造は除く)は全てブーム用及びアーム用の制御弁
9,10と基本的には同じものである。
【0015】各コンペンセータ11,12は、各供給側
絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手側に位置し、
かつ、各アクチュエータ5c,6cに対する圧油供給上
手側に配置されている。そして、各コンペンセータ1
1,12に対する圧油供給下手側であり、かつ、各アク
チュエータ5c,6cに対する圧油供給上手側部分と各
コンペンセータ11,12のバネ側油室とを連通する低
圧側油路11t,12tを設けてある。
【0016】各コンペンセータ11,12に対する圧油
供給上手側であり、かつ、各供給側油路の絞り弁9s,
10sに対する圧油供給下手側部分と、各コンペンセー
タ11,12の反バネ側油室とを連通する高圧側油路1
1k,12kを設けてある。各コンペンセータ11,1
2に、流路断絶側に付勢する圧縮バネ17が備えられた
定差減圧弁に構成され、これによってアフターオリフィ
ス型のロードセンシング回路を構成してある。
【0017】流量制御弁14のバネ側油室14xと各供
給側絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手側部分と
を連通する第1低圧側油路14tを設けてあり、各低圧
側油路11t,12tに第1低圧側油路14tが連通し
ている。各制御弁9,10の供給ポート9p,10pに
連通される第2油路15と、流量制御弁14におけるバ
ネ側油室14xと反対側の油室とを専用の接続油路16
で連通してある。又、流量制御弁14の切換わり時にお
ける調節シリンダ13に対する圧は、油圧ポンプ8とと
もにエンジン駆動される専用の調節ポンプ18で賄うよ
うに構成してある。つまり、第1油路14tと、制御弁
9,10の各供給ポート9p,10pに連通する第2油
路15との差圧を所定値に維持するように調節シリンダ
13を操作する流量制御弁14を設けて負荷制御手段A
が構成されている。
【0018】そして、エンジン回転数を人為操作によっ
て調節設定するアクセルレバー24の操作量を電気的に
検出する第1ポテンショメータ25と、ガバナー20の
ガバナレバー21を駆動操作するギヤードモータ22
と、ブームシリンダ5c等の油圧アクチュエータが作動
しているか否かを検出する作動検出手段Dとを備え、油
圧アクチュエータの停止時にはエンジン回転数をアイド
リング側に変更操作するとともに、油圧アクチュエータ
の作動時にはエンジン回転数をアクセルレバー24によ
る設定値に操作するように、第1ポテンショメータ25
とギヤードモータ22とを連係するアクセル制御手段C
を備えてある。
【0019】すなわち、ガバナレバー21の操作位置を
検出するフィードバック用の第2ポテンショメータ2
7、ギヤードモータ22、前述した第1低圧側油路14
tの圧を検出する第1圧力スイッチ23、及び、第1ポ
テンショメータ25を連係するアクセル制御手段Cを制
御装置26に備えてある。
【0020】つまり、アイドリング位置iにあるハンド
アクセルレバー24を操作して、作業状態におけるエン
ジン回転数(通常はフルアクセル位置mにセットするこ
とが多い)を設定し、作業状態であればその設定回転数
が維持され、非作業時(無負荷時)にはアクセルレバー
24が位置mにセットされたままとしながらエンジン回
転数をアイドリング状態に落とすのである。この場合で
は、第1圧力スイッチ23によって作動検出手段Dが構
成されている。
【0021】又、絞り弁9s,10sの絞り量を変更調
節可能な調節手段Bを設け、エンジン回転数が高められ
るとブームシリンダ5c等の油圧アクチュエータの駆動
速度が速くなり、エンジン回転数が低められると油圧ア
クチュエータの駆動速度が遅くなるように、第2ポテン
ショメータ27と調節手段Bとを連係する速度制御手段
Eを制御装置26に備えてある。
【0022】調節手段Bは、各コンペンセータ11,1
2がわの各低圧油路11t,12tと第1低圧油路14
tとを電磁高速応答弁28を介して接続させることから
構成されている。そして、電磁高速応答弁28は、通常
位置bでは各低圧側油路14t,11t,12tを連通
し、高圧位置aではコンペンセータがわの両低圧側油路
11t,12tと高圧がわの第2油路15とが連通油路
21aによって連通される2位置切換弁構造に構成され
ている。
【0023】電磁高速応答弁28の作動によってコンペ
ンセータ11,12の低圧側油路11t,12tに作用
する油圧をアクチュエータ5c,6cの負荷圧とポンプ
の吐出圧との中間値に設定できて、コンペンセータ1
1,12による差圧維持作用によってコンペンセータ1
1,12への供給圧を、電磁高速応答弁28が通常位置
bにある場合よりも高めるようになる。すると、第1低
圧側油路14tと油圧ポンプ18の吐出圧との差圧を一
定に維持する機能上、コンペンセータ11,12の上手
側にある絞り弁9s,10sでの差圧低めるように、す
なわち絞り弁9s,10sの絞り量を小さく、つまりは
制御弁9,10の開度を小さくするように制御され、そ
の結果、アクチュエータ5c,6cへの供給油量が減じ
られて駆動速度が遅くなるのである。この作用は、負荷
圧とポンプ差圧との差圧に基づく制御構造上、負荷が変
動しても維持される。
【0024】逆に、コンペンセータ11,12への供給
圧を低くすると、絞り弁9s,10sでの差圧高めるよ
うに、すなわち絞り弁9s,10sの絞り量を大きく、
すなわち制御弁9,10の開度を大きくするように制御
され、アクチュエータ5c,6cへの供給油量が増大し
て駆動速度が速くなる。
【0025】そして、エンジン19の回転数を検出する
第2ポテンショメータ27と、電磁高速応答弁28と、
間欠作動時間のデューティー比を可変調節する設定器3
9と、自動制御モードと手動制御モードとの切換スイッ
チ40とを制御装置26に接続して、コンペンセータ1
1,12での分圧を変更設定するように構成されてい
る。つまり、前記分圧の変更によって、絞り弁9s,1
0sの開度を変更調節可能な調節手段Bが構成されてい
るのである。調節手段Bは、高圧位置aに復帰付勢され
る電磁高速応答弁28を、油圧ポンプ8の吐出油路であ
る高圧油路に接続させる通常位置bに操作するための通
電を間欠的に行う間欠作動と、その間欠時間を可変設す
るな間欠制御を行う機能を有している。
【0026】速度制御手段Eの作用を説明すれば、先
ず、切換スイッチ40を自動制御モードに操作して電磁
高速応答弁28への通電を間欠的に行わせるとともに、
その間欠時間の1サイクル中における通電時間割合、す
なわちデューティー比をエンジン19の回転数が低いと
小にするように連係される。これにより、掘削作業中に
旋回速度を遅くしたいといった場合にはアクセルレバー
24を操作してエンジン回転数を低くすれば良く、逆に
駆動速度を速くしたい場合にはエンジン回転数を高くす
れば良い。
【0027】又、アクチュエータの駆動速度を意図的に
変更したい場合には、切換スイッチ40を手動操作モー
ドに操作して、第2ポテンショメータ27と制御装置2
6との連係を絶つ。すると、デューティー比が設定器3
9によって決定される状態になり、その設定器39の人
為操作によってコンペンセータ11,12への供給圧
を、アクチュエータ5c,6cの負荷圧とポンプ吐出圧
との間の任意の値に設定でき、アクチュエータ5c,8
cの駆動速度をエンジン回転数とは無関係に調節するこ
とができる。
【0028】次に、旋回用の油圧回路部分について説明
する。旋回用油圧モータ45、及び旋回用の流量制御弁
35部分の油圧回路が図5に、かつ、その制御弁35の
説明用モデル断面図が図6に夫々示されている。中立状
態の図6において、35pは第2油路15に連通するポ
ンプポート、35tはタンクポート、35c,35cは
油圧モータ45に連通する給排油路であるとともに、入
力ポート53pと排出ポート53h,53hとを備えた
コンペンセータ(前述したコンペンセータ11,12と
同じもの)53を備えている。そして。スプール35S
両端の油圧室35u,35uは、パイロット弁35Aの
給排ポート35b,35bに連通している。尚、35m
はパイロット圧の供給ポート、35nはタンクポートで
ある。
【0029】しかして、旋回用パイロット弁35Aを操
作(電磁式又は機械式)して、例えば図6中左側の油圧
室35uにパイロット圧を作用させると、スプール35
Sが図中右方に移動して図7に示す状態に移行する。つ
まり、ポンプポート35pからの圧油が第1ランドR1
とコンペンセータ5と一方の給排油路35cとを通って
旋回モータ45に供給され、その戻り油は他方の給排油
路35cからスプール35Sに形成された第2ランドR
2 を経てタンクポート35tに流れるようになる。尚、
排出ポート53hに対向する位置に描かれたポートは、
第1油路14tに連通する差圧取り出し用の検出ポート
35kである。
【0030】ここで、第1ランドR1 は、そこを通る圧
油流量から理論上必要とされる流路面積よりも少し狭く
なる状態に形成されており、これがLS/Sにおける差
圧を生じさせる制御弁内の絞り弁(前述した絞り弁9
s,10sと同じ)35sに相当するものである。又、
第2ランドR2 は、半径方向幅の広い連通路部分ra
と、半径方向幅の狭い絞り路部分rbとから成り(図
8,9参照)、旋回モータ45からの戻り油路に対する
内部絞り(ふらつきや自重移動の抑制用)35qを構成
している。
【0031】図7に示す状態では、図中左側の第1ラン
ドR1 と左右の第2ランドR2,R2に油の流れが存在し
ており、左側の第2ランドR2 ではコンペンセータ53
から旋回モータ45への流れは連通路部分raを通るの
で圧力降下が殆ど無いのに対し、図8に示すように、右
側の第2ランドR2 では旋回モータ45からタンクポー
ト35pへの戻り流れは絞り路部分rbを通ることにな
り、給排油路35cとタンクポート35pには大きな圧
力差(例えば100kg/cm2)が生じるようになる。する
と、右側の第2ランドR2 におけるスプール軸方向での
面積差、すなわち絞り路部分rbでの受圧面積の差によ
ってスプール35Sには矢印イ方向のフローフォース
(流体力)が作用することになる。
【0032】このとき、第1ランドでもその絞り作用に
よるフローフォースが考えられるが、その絞り弁35s
での圧力降下はごく僅か(数kg/cm2)であって、事実上
無視できるものである。しかして、パイロット圧によっ
て矢印ロ方向に操作されているスプール35Sに、その
矢印ロ方向とは反対の矢印イ方向に強力なフローフォー
スが作用するので、このまま(絞り54の無い従来の油
圧回路のこと)ではパイロット圧がフローフォースに負
けてしまい、ポンプ圧の強さ如何によっては図8に示す
ように、パイロット弁35Aをフル操作しても旋回用制
御弁35のスプール35Sが最大ストローク(図8に仮
想線で示す位置)しないことが生じるのである。
【0033】そこで、図5に示すように、旋回モータ4
5と制御弁35とを接続する一対の給排油路(外部配
管)56,56夫々に、旋回モータ45への圧供給のみ
許容するチェック弁55と絞り54とを並列にして介装
してある。つまり、旋回モータ45からの戻り油の圧を
大きく降下させてから制御弁35に戻すことにより、前
述した第2ランドR2 でのフローフォースの絶対値を大
きく減じて最大パイロット圧よりも小さくし、スプール
35Sの最大ストローク状態(図7の状態)を現出でき
るようにしてあるのである。この外部絞り54の存在に
より、旋回台2の旋回起動及び停止時のショックを軽減
するスローリターン回路も構成されることになる。
【0034】制御弁35の内部絞り35qは、比較的流
量が少ないときでも絞り作用するものであるが、外部絞
り54は最大操作領域において有効な絞り作用が出れば
良いものである。従って、一般的な旋回速度で旋回させ
ているときには実質上内部絞りだけが作用しており、両
絞り35q,54による絞りが効き過ぎて意図する速度
が出ない、といった不都合が生じないようになってい
る。尚、図6、図7では意図的に省略してあるが、実際
にはいずれかの油圧室35uに、スプール35Sを中立
位置に戻すためのバネ機構が存在している。
【0035】〔別実施形態〕図9に示すように、絞り路
部分rbの無い第2ランドR2 を備えた構造の制御弁で
も、図示のように、操作量が少しのときではタンクポー
ト35tと第2ランドとの開通部分で絞り作用が発生す
ることになるので、その付近でパイロット圧とフローフ
ォースとが拮抗してスプール35Sがハンチングを起こ
すことが考えられるのである。従って、この場合でも外
部絞り54を設けることで、その不都合を解消できるよ
うになる。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】油圧回路の概略全体図
【図3】AI/S付きLS/Sの原理を示す部分油圧回
路図
【図4】制御ブロック図
【図5】油圧回路における旋回モータ関係の部分図
【図6】旋回用制御弁のモデル構造を示す中立状態での
断面図
【図7】パイロット圧が作用したときの旋回用制御弁の
状態を示すモデル断面図
【図8】図6に示す制御弁の第2ランド部分の拡大断面
【図9】第2ランドの別構造を示す断面図
【符号の説明】
1 掘削作業装置 2 旋回台 35 スプール型流量制御弁 45 油圧アクチュエータ 54 絞り 56 接続油路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット操作式のスプール型流量制御
    弁(35)と油圧アクチュエータ(45)との接続油路
    (56)における前記流量制御弁(35)外の部分に絞
    り(54)を設けてある建機の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記油圧アクチュエータ(45)が、掘
    削作業装置(1)を備えた旋回台(2)の旋回駆動用油
    圧モータである請求項1に記載の建機の油圧回路。
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