JPH09210281A - 電気融着継手 - Google Patents
電気融着継手Info
- Publication number
- JPH09210281A JPH09210281A JP8015091A JP1509196A JPH09210281A JP H09210281 A JPH09210281 A JP H09210281A JP 8015091 A JP8015091 A JP 8015091A JP 1509196 A JP1509196 A JP 1509196A JP H09210281 A JPH09210281 A JP H09210281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer cylinder
- thermoplastic resin
- creep test
- joint
- inner cylinder
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- Pending
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Surface Heating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】積層成形した複数の樹脂層からなる外筒を有す
る電気融着継手で信頼性の高いものを提供する。 【解決手段】外筒を構成する複数の樹脂層間の全周ノッ
チ式引っ張りクリープ試験でのある応力における破断時
間が、電気融着継手を熱可塑性樹脂製のパイプと電気融
着した状態での融着界面の全周ノッチ式引っ張りクリー
プ試験での同じ応力における破断時間と同等以上の電気
融着継手である。
る電気融着継手で信頼性の高いものを提供する。 【解決手段】外筒を構成する複数の樹脂層間の全周ノッ
チ式引っ張りクリープ試験でのある応力における破断時
間が、電気融着継手を熱可塑性樹脂製のパイプと電気融
着した状態での融着界面の全周ノッチ式引っ張りクリー
プ試験での同じ応力における破断時間と同等以上の電気
融着継手である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カ゛ス、水などの供
給に用いる熱可塑性樹脂製パイプを接続するための電気
融着継手、特に肉厚の大きい大口径の電気融着継手に関
するものである。
給に用いる熱可塑性樹脂製パイプを接続するための電気
融着継手、特に肉厚の大きい大口径の電気融着継手に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂製パイプ、例えばポリエチ
レン製パイプがガスや水の配管として広く使われるよう
になってきた。1982年にガス事業法の改正によりポ
リエチレン製パイプを都市ガス埋設配管に使えるように
なった。ポリエチレン製パイプの接続は、当初ヒータに
よるヒートフュージョン工法が用いられてきたが、大型
で高価な融着機と大きな接合スペースを要し、また作業
者の熟練に頼る等施工信頼性確保の点からも問題があっ
た。そこで、電気融着(エレクトロ・フュージョン)継
手の導入が検討され、1989年のJIS改正で電気融
着継手の規格が制定され、継手寸法、性能の指針が出来
た。それ以来、電気融着継手が広く使われるようになっ
てきた。
レン製パイプがガスや水の配管として広く使われるよう
になってきた。1982年にガス事業法の改正によりポ
リエチレン製パイプを都市ガス埋設配管に使えるように
なった。ポリエチレン製パイプの接続は、当初ヒータに
よるヒートフュージョン工法が用いられてきたが、大型
で高価な融着機と大きな接合スペースを要し、また作業
者の熟練に頼る等施工信頼性確保の点からも問題があっ
た。そこで、電気融着(エレクトロ・フュージョン)継
手の導入が検討され、1989年のJIS改正で電気融
着継手の規格が制定され、継手寸法、性能の指針が出来
た。それ以来、電気融着継手が広く使われるようになっ
てきた。
【0003】ガス用の電気融着継手の肉厚は、継手の呼
び径が大きくなるに従い厚くなっている。100Aの継
手(呼び口径100mmのパイプ用の継手、以下同様)
では中央部の肉厚は少なくとも13.1mm,150A
の継手では少なくとも18.8mm、200Aの継手で
は少なくとも24.5mmとなっている。電気融着継手
は、熱可塑性樹脂製パイプを受け入れるための通孔を持
った熱可塑性樹脂で作られた内筒と、内筒に巻いた通電
発熱体と、内筒の外側を鋳包むように成形された外筒か
らなるもの、また内筒を被覆した通電発熱体の電線を筒
状に巻いたもので作り、その外側を鋳包むように成形し
た外筒からなるものなどが通常であるが、内筒の厚さは
小さいためにこの外筒の厚さも継手の呼び口径が大きく
なるに従い厚くなる。100Aの継手では10.4m
m、150Aでは16.0mm、200Aで22.8m
mとなっている。この外筒は射出成形で作られるので、
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂は射出成形時の温度は
250℃前後であり、金型内で十分冷却した後で取り出
すが、その温度は90℃以下になるまで金型内で保持さ
れなければ、成形品の内部に引け巣などが発生してしま
う。
び径が大きくなるに従い厚くなっている。100Aの継
手(呼び口径100mmのパイプ用の継手、以下同様)
では中央部の肉厚は少なくとも13.1mm,150A
の継手では少なくとも18.8mm、200Aの継手で
は少なくとも24.5mmとなっている。電気融着継手
は、熱可塑性樹脂製パイプを受け入れるための通孔を持
った熱可塑性樹脂で作られた内筒と、内筒に巻いた通電
発熱体と、内筒の外側を鋳包むように成形された外筒か
らなるもの、また内筒を被覆した通電発熱体の電線を筒
状に巻いたもので作り、その外側を鋳包むように成形し
た外筒からなるものなどが通常であるが、内筒の厚さは
小さいためにこの外筒の厚さも継手の呼び口径が大きく
なるに従い厚くなる。100Aの継手では10.4m
m、150Aでは16.0mm、200Aで22.8m
mとなっている。この外筒は射出成形で作られるので、
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂は射出成形時の温度は
250℃前後であり、金型内で十分冷却した後で取り出
すが、その温度は90℃以下になるまで金型内で保持さ
れなければ、成形品の内部に引け巣などが発生してしま
う。
【0004】ポリエチレンの熱伝導率は0.34W・m
-1・K-1であり、鋼のそれの50W・m-1・K-1と比較
すると1/100以下で断熱材と言うほど熱伝導が悪い
ので、成形金型を水冷してもポリエチレンの成形品は冷
却するのに時間がかかる。250℃で射出成形したもの
を90℃まで冷却するのに、外筒部分の厚さが6.8m
mである75Aの継手では170秒であるが、100A
では330秒、150Aでは520秒、200Aでは8
00秒もかかっている。そこで、電熱線を巻いた内筒の
外側に鋳包む外筒を成形するときに、厚い外筒を一度に
成形するのではなく、外筒を多層に分けて積層しながら
成形することが同じ出願人から提案されている。例え
ば、150Aの継手の場合、外筒の厚さは16.0mm
であるがこれを8mmづつの2層とすることによって各
層の冷却時間を160秒とすることが出来る。このよう
にして成形することで成形時間を大幅に短縮できる。
-1・K-1であり、鋼のそれの50W・m-1・K-1と比較
すると1/100以下で断熱材と言うほど熱伝導が悪い
ので、成形金型を水冷してもポリエチレンの成形品は冷
却するのに時間がかかる。250℃で射出成形したもの
を90℃まで冷却するのに、外筒部分の厚さが6.8m
mである75Aの継手では170秒であるが、100A
では330秒、150Aでは520秒、200Aでは8
00秒もかかっている。そこで、電熱線を巻いた内筒の
外側に鋳包む外筒を成形するときに、厚い外筒を一度に
成形するのではなく、外筒を多層に分けて積層しながら
成形することが同じ出願人から提案されている。例え
ば、150Aの継手の場合、外筒の厚さは16.0mm
であるがこれを8mmづつの2層とすることによって各
層の冷却時間を160秒とすることが出来る。このよう
にして成形することで成形時間を大幅に短縮できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、ポリエチ
レンなどの熱可塑性樹脂を多層成形、すなわち固化した
熱可塑性樹脂層の上に、溶融した熱可塑性樹脂を射出成
形すると、下層の固化した熱可塑性樹脂層の表面は金型
面と接触したときに急激に冷却されているのでアモルフ
ァス化する傾向がある。このようにアモルファス化した
熱可塑性樹脂層の上に熱可塑性樹脂を射出成形した場
合、重ね合わせた両層間で十分に溶け合わない場合があ
る。この溶け合いが十分に行われていない場合は、層間
から剥離することもある。しかし、溶け合いが十分に行
われていない場合であっても、その層間の引張降伏強さ
を測定すると、溶け合いが十分に行われたものの層間の
引っ張り降伏強さと大きな差がないものがあり、引っ張
り降伏強さの測定では層間の信頼性が高いものかどうか
を判断できないものであった。そこで、本発明では、順
次積層成形した複数の樹脂層からなる外筒を有する電気
融着継手で、信頼性の高いもを提供することを目的とし
ている。
レンなどの熱可塑性樹脂を多層成形、すなわち固化した
熱可塑性樹脂層の上に、溶融した熱可塑性樹脂を射出成
形すると、下層の固化した熱可塑性樹脂層の表面は金型
面と接触したときに急激に冷却されているのでアモルフ
ァス化する傾向がある。このようにアモルファス化した
熱可塑性樹脂層の上に熱可塑性樹脂を射出成形した場
合、重ね合わせた両層間で十分に溶け合わない場合があ
る。この溶け合いが十分に行われていない場合は、層間
から剥離することもある。しかし、溶け合いが十分に行
われていない場合であっても、その層間の引張降伏強さ
を測定すると、溶け合いが十分に行われたものの層間の
引っ張り降伏強さと大きな差がないものがあり、引っ張
り降伏強さの測定では層間の信頼性が高いものかどうか
を判断できないものであった。そこで、本発明では、順
次積層成形した複数の樹脂層からなる外筒を有する電気
融着継手で、信頼性の高いもを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気融着継手
は、融着すべき熱可塑性樹脂製パイプを受け入れるため
の通孔を有する熱可塑性樹脂で作った内筒と、この内筒
の通孔面近くに設けた通電発熱体と、前記内筒外面を鋳
包むように成形した熱可塑性樹脂からなる外筒を有する
もので、この外筒は順次積層成形した複数の樹脂層から
なり、これら複数の樹脂層間のある応力における全周ノ
ッチ式引っ張りクリープ試験での破断時間は、この電気
融着継手を熱可塑性樹脂製パイプと電気融着した状態で
の融着界面の同じ応力における全周ノッチ式引っ張りク
リープ試験での破断時間と同等以上であることを特徴と
するものである。また、外筒を構成する複数の樹脂層間
の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での応力−破断時
間が5MPaの応力で破断するまでの時間が100時間
以上となるものもよい。また、外筒を構成する樹脂層が
2層以上のものに適している。
は、融着すべき熱可塑性樹脂製パイプを受け入れるため
の通孔を有する熱可塑性樹脂で作った内筒と、この内筒
の通孔面近くに設けた通電発熱体と、前記内筒外面を鋳
包むように成形した熱可塑性樹脂からなる外筒を有する
もので、この外筒は順次積層成形した複数の樹脂層から
なり、これら複数の樹脂層間のある応力における全周ノ
ッチ式引っ張りクリープ試験での破断時間は、この電気
融着継手を熱可塑性樹脂製パイプと電気融着した状態で
の融着界面の同じ応力における全周ノッチ式引っ張りク
リープ試験での破断時間と同等以上であることを特徴と
するものである。また、外筒を構成する複数の樹脂層間
の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での応力−破断時
間が5MPaの応力で破断するまでの時間が100時間
以上となるものもよい。また、外筒を構成する樹脂層が
2層以上のものに適している。
【0007】
【発明の実施の形態】通常電気融着継手の信頼性は熱間
内圧クリープ試験によって評価されている。電気融着継
手にポリエチレン製パイプを融着してそのパイプの他端
を密封したものを80℃の温水中に保持する。このパイ
プと電気融着継手の中に0.75MPaの圧力を加えて
30時間、あるいは0.63MPaの圧力を加えて72
時間維持して、割れその他の欠点を生じないこととJI
SK6775(1989)では規定されている。しか
し、更に高い信頼性を要求するために、0.75MPa
の圧力で1000時間耐えるかどうかを試験している。
内圧クリープ試験によって評価されている。電気融着継
手にポリエチレン製パイプを融着してそのパイプの他端
を密封したものを80℃の温水中に保持する。このパイ
プと電気融着継手の中に0.75MPaの圧力を加えて
30時間、あるいは0.63MPaの圧力を加えて72
時間維持して、割れその他の欠点を生じないこととJI
SK6775(1989)では規定されている。しか
し、更に高い信頼性を要求するために、0.75MPa
の圧力で1000時間耐えるかどうかを試験している。
【0008】本発明のように、外筒が順次積層成形した
複数の樹脂層からなる電気融着継手で、複数の樹脂層間
のある応力における全周ノッチ式引っ張りクリープ試験
での破断時間がこの電気融着継手を熱可塑性樹脂製パイ
プと電気融着した状態での融着界面の同じ応力における
全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での破断時間よりも
長いか、ほぼ同じもの、および外筒を構成する複数の樹
脂層間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での応力−
破断時間が5MPaの応力で破断するまでの時間が10
0時間以上のものは、上記した熱間内圧クリープ試験に
耐えて、また引張試験での伸びも500%以上で信頼性
のあるものであった。
複数の樹脂層からなる電気融着継手で、複数の樹脂層間
のある応力における全周ノッチ式引っ張りクリープ試験
での破断時間がこの電気融着継手を熱可塑性樹脂製パイ
プと電気融着した状態での融着界面の同じ応力における
全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での破断時間よりも
長いか、ほぼ同じもの、および外筒を構成する複数の樹
脂層間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での応力−
破断時間が5MPaの応力で破断するまでの時間が10
0時間以上のものは、上記した熱間内圧クリープ試験に
耐えて、また引張試験での伸びも500%以上で信頼性
のあるものであった。
【0009】
実験1 呼び口径150Aの電気融着継手の一部を断面図で示す
ものが図1である。ポリエチレン樹脂で作った内筒1の
外周に螺旋状に溝が付けられていてその螺旋溝に通電発
熱体の電線2が埋め込まれている。この内筒を鋳包むよ
うに第一の外筒層31、更にそれに積層された第二の外
筒層32があり、これら第一の外筒層31と第二の外筒
層32で外筒3を構成している。内筒1の厚さは5.5
mm、第一の外筒層31と第二の外筒層32はともに8
mmである。その成形条件は、第一の外筒層31を成形
後、第一の外筒層の表面温度が23℃のものと60℃の
ものについて、第二の外筒層32の成形をポリエチレン
樹脂の温度250℃、保持圧83MPaで第一の外筒層
を鋳包んだ。
ものが図1である。ポリエチレン樹脂で作った内筒1の
外周に螺旋状に溝が付けられていてその螺旋溝に通電発
熱体の電線2が埋め込まれている。この内筒を鋳包むよ
うに第一の外筒層31、更にそれに積層された第二の外
筒層32があり、これら第一の外筒層31と第二の外筒
層32で外筒3を構成している。内筒1の厚さは5.5
mm、第一の外筒層31と第二の外筒層32はともに8
mmである。その成形条件は、第一の外筒層31を成形
後、第一の外筒層の表面温度が23℃のものと60℃の
ものについて、第二の外筒層32の成形をポリエチレン
樹脂の温度250℃、保持圧83MPaで第一の外筒層
を鋳包んだ。
【0010】この電気融着継手の第一と第二の外筒層の
樹脂層間の引張試験及び全周ノッチ式引っ張りクリープ
試験をした結果を下表に示す。第一の外筒層の表面温度
が23℃であったものは、全周ノッチ式引っ張りクリー
プ試験値が電気融着界面(EF界面)よりも劣り、伸び
も500%以下であった。しかし第一の外筒層の表面温
度が60℃であったものは、全周ノッチ式引っ張りクリ
ープ試験値がEF界面よりも大で、伸びが700%以上
であった。
樹脂層間の引張試験及び全周ノッチ式引っ張りクリープ
試験をした結果を下表に示す。第一の外筒層の表面温度
が23℃であったものは、全周ノッチ式引っ張りクリー
プ試験値が電気融着界面(EF界面)よりも劣り、伸び
も500%以下であった。しかし第一の外筒層の表面温
度が60℃であったものは、全周ノッチ式引っ張りクリ
ープ試験値がEF界面よりも大で、伸びが700%以上
であった。
【0011】 引張試験 表面温度 全周ノッチ式引っ張りクリープ試験値 での伸び 23℃ 5.07MPaで7時間 450% 23℃ 5.17MPaで0.6時間 190% 60℃ 4.78MPaで363時間 720% 60℃ 5.71MPaで102時間 710% EF界面 6.13MPaで49時間 −
【0012】電気融着継手をポリエチレン製パイプ4、
4’に電気融着した状態を図2に断面で示しているが、
その第一の外筒層31と第二の外筒層32の積層部分お
よびEF界面を各々含むように15mm×15mm×1
6mm長さのサイコロ状試験片5を切り出して全周ノッ
チ式引っ張りクリープ試験片とした。その試験片の両端
に図3(a)に示すように引っ張り代6をバット融着で
取り付け、図3(b)のようにビード部を切り落とした
後、図3(c)のように評価対象となる2層間の界面に
沿ってレザーノッチを入れた。この試験片について80
℃の温水中で同図(d)のように引っ張り荷重を加え、
破断するまでの時間及び破断部面積を測定し、応力−破
断時間の関係を調べた。破断部の面積は図3(e)に示
す斜線部の寸法から(a+c)(b+d)/4として求
めた。
4’に電気融着した状態を図2に断面で示しているが、
その第一の外筒層31と第二の外筒層32の積層部分お
よびEF界面を各々含むように15mm×15mm×1
6mm長さのサイコロ状試験片5を切り出して全周ノッ
チ式引っ張りクリープ試験片とした。その試験片の両端
に図3(a)に示すように引っ張り代6をバット融着で
取り付け、図3(b)のようにビード部を切り落とした
後、図3(c)のように評価対象となる2層間の界面に
沿ってレザーノッチを入れた。この試験片について80
℃の温水中で同図(d)のように引っ張り荷重を加え、
破断するまでの時間及び破断部面積を測定し、応力−破
断時間の関係を調べた。破断部の面積は図3(e)に示
す斜線部の寸法から(a+c)(b+d)/4として求
めた。
【0013】実験2 実験1と同様にして呼び口径150Aの3層成形電気融
着継手を32個作成した。第二の外筒層32を射出成形
したときの樹脂温度は240〜250℃、その時の第一
の外筒層31の表面温度は50〜80℃であった。この
電気融着継手の第一と第二の外筒層間の全周ノッチ式引
っ張りクリープ試験をした結果を図4のグラフに応力と
破断時間の関係で示した。同じグラフ上にEF界面での
全周ノッチ式引っ張りクリープ試験結果を実線で示し
た。外筒の層間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験値
はいずれもEF界面のそれよりも大であることが判る。
着継手を32個作成した。第二の外筒層32を射出成形
したときの樹脂温度は240〜250℃、その時の第一
の外筒層31の表面温度は50〜80℃であった。この
電気融着継手の第一と第二の外筒層間の全周ノッチ式引
っ張りクリープ試験をした結果を図4のグラフに応力と
破断時間の関係で示した。同じグラフ上にEF界面での
全周ノッチ式引っ張りクリープ試験結果を実線で示し
た。外筒の層間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験値
はいずれもEF界面のそれよりも大であることが判る。
【0014】
【発明の効果】本発明のように、外筒が順次積層成形し
た複数の樹脂層からなる電気融着継手で、複数の樹脂層
間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験である応力にお
ける破断時間がこの電気融着継手を熱可塑性樹脂製パイ
プと電気融着した状態での融着界面の全周ノッチ式引っ
張りクリープ試験での同じ応力における破断時間よりも
長いか、ほぼ同じもの、および外筒を構成する複数の樹
脂層間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での応力−
破断時間が5MPaの応力で破断するまでの時間が10
0時間以上のものは、ガスや水などを供給するための大
口径の熱可塑性樹脂製のパイプを接続する継手として適
したものである。
た複数の樹脂層からなる電気融着継手で、複数の樹脂層
間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験である応力にお
ける破断時間がこの電気融着継手を熱可塑性樹脂製パイ
プと電気融着した状態での融着界面の全周ノッチ式引っ
張りクリープ試験での同じ応力における破断時間よりも
長いか、ほぼ同じもの、および外筒を構成する複数の樹
脂層間の全周ノッチ式引っ張りクリープ試験での応力−
破断時間が5MPaの応力で破断するまでの時間が10
0時間以上のものは、ガスや水などを供給するための大
口径の熱可塑性樹脂製のパイプを接続する継手として適
したものである。
【図1】本発明の電気融着継手の一部分を示す断面図。
【図2】本発明の電気融着継手とパイプを融着した状態
の一部分を示す断面図及び試験片の斜視図。
の一部分を示す断面図及び試験片の斜視図。
【図3】全周ノッチ式引っ張りクリープ試験の説明図。
【図4】全周ノッチ式引っ張りクリープ試験結果を示す
両対数グラフ。
両対数グラフ。
1 内筒 2 通電発熱体 3 外筒 31 第一の外筒層 32 第二の外筒層 4、4’ パイプ 5 試験片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穴水 孝 東京都新宿区納戸町21市ヶ谷納戸ハイデン ス404 (72)発明者 吉井 崇朗 東京都北区赤羽南1−10−3東京ガス赤羽 独身寮910号
Claims (2)
- 【請求項1】融着すべき熱可塑性樹脂製パイプを受け入
れるための通孔を有する熱可塑性樹脂で作った内筒、こ
の内筒の通孔面近くに設けた通電発熱体、内筒外面を鋳
包むように成形された熱可塑性樹脂からなる外筒からな
る電気融着継手において、前記外筒は順次積層形成した
複数の樹脂層からなり、この複数の樹脂層間の全周ノッ
チ式引っ張りクリープ試験での破断時間は、この電気融
着継手を熱可塑性樹脂製パイプと電気融着した状態での
融着界面の同じ応力における全周ノッチ式引っ張りクリ
ープ試験の破断時間と同等以上であることを特徴とする
電気融着継手。 - 【請求項2】融着すべき熱可塑性樹脂製パイプを受け入
れるための通孔を有する熱可塑性樹脂で作った内筒、こ
の内筒の通孔面近くに設けた通電発熱体、内筒外面を鋳
包むように成形された熱可塑性樹脂からなる外筒からな
る電気融着継手において、前記外筒は順次積層形成した
複数の樹脂層からなり、この複数の樹脂層間の全周ノッ
チ式引っ張りクリープ試験での応力−破断時間は、5M
Paの応力で破断するまでの時間が100時間以上であ
ることを特徴とする電気融着継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8015091A JPH09210281A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 電気融着継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8015091A JPH09210281A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 電気融着継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09210281A true JPH09210281A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11879183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8015091A Pending JPH09210281A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 電気融着継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09210281A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105387512A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-09 | 北京中科联众科技股份有限公司 | 一种碳热轨电暖系统 |
| CN105423404A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-23 | 北京中科联众科技股份有限公司 | 碳热轨生产线及生产方法 |
| CN105423405A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-23 | 北京中科联众科技股份有限公司 | 碳纤维热轨接头保护装置 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP8015091A patent/JPH09210281A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105387512A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-09 | 北京中科联众科技股份有限公司 | 一种碳热轨电暖系统 |
| CN105423404A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-23 | 北京中科联众科技股份有限公司 | 碳热轨生产线及生产方法 |
| CN105423405A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-23 | 北京中科联众科技股份有限公司 | 碳纤维热轨接头保护装置 |
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