JPH09210582A - ヒートパイプ - Google Patents
ヒートパイプInfo
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- JPH09210582A JPH09210582A JP8106293A JP10629396A JPH09210582A JP H09210582 A JPH09210582 A JP H09210582A JP 8106293 A JP8106293 A JP 8106293A JP 10629396 A JP10629396 A JP 10629396A JP H09210582 A JPH09210582 A JP H09210582A
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- heat
- container
- heat pipe
- heating
- heat radiating
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 局部的な発熱源からの熱輸送を効率よく行う
ことができ、かつ非動作時にコンテナが厚さ方向に変形
しないヒートパイプを提供する。 【解決手段】 コンテナ12の内部に真空脱気した状態
で凝縮性流体を作動流体13として封入したヒートパイ
プにおいて、コンテナ12が、平坦な加熱部12aと、
この加熱部12aと対向するように離隔しかつそれより
も面積の広い放熱部12bと、この加熱部12aより面
積の広い放熱部12bと、これら加熱部12aと放熱部
12bとのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに連結
する側壁部12cとによって中空偏平状に形成されてい
る。また、加熱部12aの内面と放熱部12bの内面と
の間に、剛体からなる支柱71が配置されている。
ことができ、かつ非動作時にコンテナが厚さ方向に変形
しないヒートパイプを提供する。 【解決手段】 コンテナ12の内部に真空脱気した状態
で凝縮性流体を作動流体13として封入したヒートパイ
プにおいて、コンテナ12が、平坦な加熱部12aと、
この加熱部12aと対向するように離隔しかつそれより
も面積の広い放熱部12bと、この加熱部12aより面
積の広い放熱部12bと、これら加熱部12aと放熱部
12bとのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに連結
する側壁部12cとによって中空偏平状に形成されてい
る。また、加熱部12aの内面と放熱部12bの内面と
の間に、剛体からなる支柱71が配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平面部を備えた
小型発熱体の冷却に適したヒートパイプに関するもので
ある。
小型発熱体の冷却に適したヒートパイプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近では、パーソナルユースのコンピュ
ータ(以下、パソコンという。)の分野において、ノー
トブックタイプやサブノートブックタイプのいわゆる携
帯型パソコンの普及が著しい。この種のパソコンは、携
帯性を主要目的としているから、小形化および軽量化が
強く望まれており、したがって当然、パソコンの内部空
間において冷却装置が占有するスペースも極めて限定さ
れている。また一方で、多機能化や処理速度の向上に伴
って演算処理装置の出力が年々増大されており、したが
って、この演算処理装置が発する熱量も増大している。
そこで従来、冷却装置として熱輸送能力に優れるヒート
パイプが使用されている。
ータ(以下、パソコンという。)の分野において、ノー
トブックタイプやサブノートブックタイプのいわゆる携
帯型パソコンの普及が著しい。この種のパソコンは、携
帯性を主要目的としているから、小形化および軽量化が
強く望まれており、したがって当然、パソコンの内部空
間において冷却装置が占有するスペースも極めて限定さ
れている。また一方で、多機能化や処理速度の向上に伴
って演算処理装置の出力が年々増大されており、したが
って、この演算処理装置が発する熱量も増大している。
そこで従来、冷却装置として熱輸送能力に優れるヒート
パイプが使用されている。
【0003】図10は、昭和60年10月25日に日本
国内で頒布された書籍「実用ヒートパイプ」(日刊工業
新聞社発)に記載されているパソコン用ヒートパイプの
一例を示している。このヒートパイプ1はいわゆる平板
型ヒートパイプであり、コンテは断面矩形に形成され、
そのコンテナの図10での下側の面が加熱部1aとさ
れ、かつ上側の面が放熱部1bとされている。この放熱
部1bの外部には、多数の放熱フィン1cが設けられて
いる。また、コンテナの内部には、真空となるよう吸引
された後、水等の凝縮性の作動流体3のみが所定量封入
されている。なお、コンテナの材料としては、熱伝導性
や加工性の観点から例えば銅が採用されている。
国内で頒布された書籍「実用ヒートパイプ」(日刊工業
新聞社発)に記載されているパソコン用ヒートパイプの
一例を示している。このヒートパイプ1はいわゆる平板
型ヒートパイプであり、コンテは断面矩形に形成され、
そのコンテナの図10での下側の面が加熱部1aとさ
れ、かつ上側の面が放熱部1bとされている。この放熱
部1bの外部には、多数の放熱フィン1cが設けられて
いる。また、コンテナの内部には、真空となるよう吸引
された後、水等の凝縮性の作動流体3のみが所定量封入
されている。なお、コンテナの材料としては、熱伝導性
や加工性の観点から例えば銅が採用されている。
【0004】他方、プリント基板4上に形成された回路
の所定の箇所には、中央演算処理装置(以下、CPUと
いう)2が電気的に接続されて取付けられており、また
そのCPU2の上面には、ヒートパイプ1が加熱部1a
を密着させて取付けられている。
の所定の箇所には、中央演算処理装置(以下、CPUと
いう)2が電気的に接続されて取付けられており、また
そのCPU2の上面には、ヒートパイプ1が加熱部1a
を密着させて取付けられている。
【0005】このヒートパイプ1では、前記回路に通電
されてCPU2が発熱し、その熱によって加熱部1aが
昇温した際に、封入されている作動流体3が加熱されて
蒸気となり、この作動流体3の蒸気が上方に移動して低
温の放熱部1bおいて凝縮する。さらに、作動流体3の
蒸発潜熱の状態で運ばれた熱は、放熱部1bの外部に設
けられた放熱フィン1cから放散される。したがって、
放熱フィン1cを、パソコンのケース内に備えられた冷
却ファン(図示せず)による冷却風の流路に臨ませるこ
とによってより効率よく放散させることができる。
されてCPU2が発熱し、その熱によって加熱部1aが
昇温した際に、封入されている作動流体3が加熱されて
蒸気となり、この作動流体3の蒸気が上方に移動して低
温の放熱部1bおいて凝縮する。さらに、作動流体3の
蒸発潜熱の状態で運ばれた熱は、放熱部1bの外部に設
けられた放熱フィン1cから放散される。したがって、
放熱フィン1cを、パソコンのケース内に備えられた冷
却ファン(図示せず)による冷却風の流路に臨ませるこ
とによってより効率よく放散させることができる。
【0006】このように、CPU2の冷却にヒートパイ
プ1を使うことによって、蒸発潜熱の状態で大量の熱輸
送が可能となり、そのため、CPU2の冷却を効果的に
行うことができる。その結果、CPU2の過熱によるパ
ソコンの作動不能や機能低下等の発生を防止することが
できる。
プ1を使うことによって、蒸発潜熱の状態で大量の熱輸
送が可能となり、そのため、CPU2の冷却を効果的に
行うことができる。その結果、CPU2の過熱によるパ
ソコンの作動不能や機能低下等の発生を防止することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヒートパイ
プ1によれば、その実質的な熱伝導率が極めて高いこと
に加えて、発熱源であるCPU2に対して広い面積で直
接接触するから、CPU2の冷却効率を向上させること
が可能である。しかしながら、そのコンテナが矩形断面
の中空体であるために、CPU2との接触面積を広くで
きる半面、放熱部1bの面積が相対的に小さくなってし
まう。
プ1によれば、その実質的な熱伝導率が極めて高いこと
に加えて、発熱源であるCPU2に対して広い面積で直
接接触するから、CPU2の冷却効率を向上させること
が可能である。しかしながら、そのコンテナが矩形断面
の中空体であるために、CPU2との接触面積を広くで
きる半面、放熱部1bの面積が相対的に小さくなってし
まう。
【0008】すなわち、作動流体3は加熱部1aにおい
ては液体であるから、加熱部1aはCPU2の上面とほ
ぼ等しい面積であれば充分である。しかしながら、放熱
部1bでは作動流体3は蒸気となっていて、その体積が
極端に増大しているから、放熱部1bが加熱部1aと同
一面積の従来のヒートパイプ1では、作動流体3の蒸気
が直接接触する放熱部1bの面積が相対的に小さくな
り、その結果、放熱量が少なくなって、実質的な冷却能
力が制限される不都合があった。
ては液体であるから、加熱部1aはCPU2の上面とほ
ぼ等しい面積であれば充分である。しかしながら、放熱
部1bでは作動流体3は蒸気となっていて、その体積が
極端に増大しているから、放熱部1bが加熱部1aと同
一面積の従来のヒートパイプ1では、作動流体3の蒸気
が直接接触する放熱部1bの面積が相対的に小さくな
り、その結果、放熱量が少なくなって、実質的な冷却能
力が制限される不都合があった。
【0009】前述の通り、ヒートパイプはコンテナの内
部を真空脱気した状態で作動流体を封入した構成である
から、外部入熱がない状態、すなわち非動作状態では、
当然、コンテナの内部圧力は真空圧となっている。しか
しながら、上記の平板型ヒートパイプでは、対向する加
熱部1aと放熱部1bが共に面積の大きい平板状に形成
されているばかりか、これらの部材が金属としては軟ら
かい部類に入る銅からなるため、非動作時にコンテナが
厚さ方向に変形するおそれが多分にあった。
部を真空脱気した状態で作動流体を封入した構成である
から、外部入熱がない状態、すなわち非動作状態では、
当然、コンテナの内部圧力は真空圧となっている。しか
しながら、上記の平板型ヒートパイプでは、対向する加
熱部1aと放熱部1bが共に面積の大きい平板状に形成
されているばかりか、これらの部材が金属としては軟ら
かい部類に入る銅からなるため、非動作時にコンテナが
厚さ方向に変形するおそれが多分にあった。
【0010】さらに、上記の平板型ヒートパイプでは、
コンテナ内部の底面側から上面側に向けて液相の作動流
体を運ぶ手段が備えられていないため、CPU2がヒー
トパイプの上側に位置することとなった場合、液相の作
動流体を加熱部に供給できず、ヒートパイプが動作しな
いため、冷却作用を得ることができない。換言すれば、
いわゆるトップヒートモードでは動作しない不都合があ
った。
コンテナ内部の底面側から上面側に向けて液相の作動流
体を運ぶ手段が備えられていないため、CPU2がヒー
トパイプの上側に位置することとなった場合、液相の作
動流体を加熱部に供給できず、ヒートパイプが動作しな
いため、冷却作用を得ることができない。換言すれば、
いわゆるトップヒートモードでは動作しない不都合があ
った。
【0011】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、局部的な発熱源からの熱輸送を効率よく行うこと
ができ、かつ非動作時でもコンテナが変形せず、またト
ップヒートモードでも動作するヒートパイプを提供する
ことを目的としている。
ので、局部的な発熱源からの熱輸送を効率よく行うこと
ができ、かつ非動作時でもコンテナが変形せず、またト
ップヒートモードでも動作するヒートパイプを提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の課
題を解決するための手段として、請求項1の発明は、コ
ンテナの内部に真空脱気した状態で凝縮性流体を作動流
体として封入したヒートパイプにおいて、前記コンテナ
が、平坦な加熱部と、この加熱部と対向するように離隔
しかつ該加熱部より面積の広い放熱部と、これら加熱部
と放熱部とのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに連
結する側壁部とによって中空偏平状に形成されるととも
に、前記加熱部の内面と前記放熱部の内面との間に、実
質的な剛体からなる支柱が配置されていることを特徴と
するものである。
題を解決するための手段として、請求項1の発明は、コ
ンテナの内部に真空脱気した状態で凝縮性流体を作動流
体として封入したヒートパイプにおいて、前記コンテナ
が、平坦な加熱部と、この加熱部と対向するように離隔
しかつ該加熱部より面積の広い放熱部と、これら加熱部
と放熱部とのそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに連
結する側壁部とによって中空偏平状に形成されるととも
に、前記加熱部の内面と前記放熱部の内面との間に、実
質的な剛体からなる支柱が配置されていることを特徴と
するものである。
【0013】また、請求項2の発明は、上記の構成に加
え、前記支柱をウィック材によって形成したものであ
る。
え、前記支柱をウィック材によって形成したものであ
る。
【0014】さらに、請求項3の発明は、請求項2の構
成に加えて、コンテナの内面に多孔質の溶射皮膜を形成
したものである。
成に加えて、コンテナの内面に多孔質の溶射皮膜を形成
したものである。
【0015】請求項1の発明のヒートパイプでは、コン
テナのうちの加熱部を加熱することによって、内部に封
入された作動流体が蒸発する。この作動流体蒸気は、内
部圧力の低い放熱部側に向けて流動し、放熱部の内面で
熱を奪われて凝縮する。すなわち、放熱部の外面から外
部に向けて熱が放散される。その場合、蒸発部の面積に
対して凝縮部の面積が広いから、大量の蒸気が放熱部の
内面に接触し、作動流体蒸気の放熱・凝縮量が増大す
る。そのために、熱輸送能力の高いヒートパイプとする
ことができる。
テナのうちの加熱部を加熱することによって、内部に封
入された作動流体が蒸発する。この作動流体蒸気は、内
部圧力の低い放熱部側に向けて流動し、放熱部の内面で
熱を奪われて凝縮する。すなわち、放熱部の外面から外
部に向けて熱が放散される。その場合、蒸発部の面積に
対して凝縮部の面積が広いから、大量の蒸気が放熱部の
内面に接触し、作動流体蒸気の放熱・凝縮量が増大す
る。そのために、熱輸送能力の高いヒートパイプとする
ことができる。
【0016】また、加熱部と放熱部とが剛体からなる支
柱によって内側から支持されているから、ヒートパイプ
が動作しておらずにその内部圧力が真空圧であっても、
厚さ方向すなわち加熱部と放熱部とが接近する方向にコ
ンテナが変形しない。
柱によって内側から支持されているから、ヒートパイプ
が動作しておらずにその内部圧力が真空圧であっても、
厚さ方向すなわち加熱部と放熱部とが接近する方向にコ
ンテナが変形しない。
【0017】また、請求項2に記載したように、ウィッ
ク材によって支柱を形成すれば、凝縮して放熱部の内面
に付着した液相作動流体のうちの大半が、ウィック材の
毛細管圧力によって傾斜側壁部の内面等を経由すること
なく加熱部の内面まで直接的に運ばれる。したがって、
加熱部側を放熱部側に対して下方に配置したボトムヒー
トモードでも、あるいはその反対に配置したトップヒー
トモードでも蒸発部となる加熱部の内面に必要量の液相
作動流体が確実に供給される。
ク材によって支柱を形成すれば、凝縮して放熱部の内面
に付着した液相作動流体のうちの大半が、ウィック材の
毛細管圧力によって傾斜側壁部の内面等を経由すること
なく加熱部の内面まで直接的に運ばれる。したがって、
加熱部側を放熱部側に対して下方に配置したボトムヒー
トモードでも、あるいはその反対に配置したトップヒー
トモードでも蒸発部となる加熱部の内面に必要量の液相
作動流体が確実に供給される。
【0018】さらに、請求項3に記載したように、コン
テナの内部壁面が溶射皮膜によって多孔質化されていれ
ば、例えばトップヒートモードであっても、溶射皮膜に
おいて生じる毛細管圧力によって加熱部の広範囲に液相
作動流体が拡散させられて保持される。換言すれば、多
孔質の溶射皮膜が形成によって、作動流体が滴下せずに
保持される。したがって、作動流体の蒸発・凝縮サイク
ルが活発に行われる。
テナの内部壁面が溶射皮膜によって多孔質化されていれ
ば、例えばトップヒートモードであっても、溶射皮膜に
おいて生じる毛細管圧力によって加熱部の広範囲に液相
作動流体が拡散させられて保持される。換言すれば、多
孔質の溶射皮膜が形成によって、作動流体が滴下せずに
保持される。したがって、作動流体の蒸発・凝縮サイク
ルが活発に行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】先ず、請求項2および請求項3の
発明にかかるヒートパイプを、パソコンのCPU冷却用
ヒートパイプに適用した実施例を図面を参照して説明す
る。図1ないし図4はこの発明の一実施例を示すもの
で、このヒートパイプ11は、コンテナ12の形状が中
空で高さの低いほぼ四角錐台のような形状を呈してい
る。
発明にかかるヒートパイプを、パソコンのCPU冷却用
ヒートパイプに適用した実施例を図面を参照して説明す
る。図1ないし図4はこの発明の一実施例を示すもの
で、このヒートパイプ11は、コンテナ12の形状が中
空で高さの低いほぼ四角錐台のような形状を呈してい
る。
【0020】より具体的には、このコンテナ12は、一
辺が約30mmのほぼ正方形で平坦面とされた加熱部12
aと、一辺が約60mmのほぼ正方形で加熱部12aの約
4倍の面積を有しており、また加熱部12aの上方に5
mm程度離間して平行に対向する放熱部12bと、この放
熱部12bの4つの辺とそれぞれ対応する加熱部12a
の4つの各辺とを連結する4つの傾斜側壁部12cとに
よって構成される銅などからなる金属製密閉容器であ
る。また、コンテナ12の内部には、真空脱気した状態
で例えば純水やアルコール等の凝縮性流体が作動流体1
3として所定量封入されている。
辺が約30mmのほぼ正方形で平坦面とされた加熱部12
aと、一辺が約60mmのほぼ正方形で加熱部12aの約
4倍の面積を有しており、また加熱部12aの上方に5
mm程度離間して平行に対向する放熱部12bと、この放
熱部12bの4つの辺とそれぞれ対応する加熱部12a
の4つの各辺とを連結する4つの傾斜側壁部12cとに
よって構成される銅などからなる金属製密閉容器であ
る。また、コンテナ12の内部には、真空脱気した状態
で例えば純水やアルコール等の凝縮性流体が作動流体1
3として所定量封入されている。
【0021】そして、コンテナ12の内壁面には、その
全域に亘って所定の厚さの溶射皮膜70が形成されてい
る。この溶射皮膜70は、溶射条件を適宜に設定するこ
とにより、粒子同士の間に気孔を備えた多孔構造となっ
ている。したがって、溶射皮膜70は、毛細管圧力を生
じさせるようになっている。また、ここで使用される溶
射材料としては、セラミックスや金属あるいはそれらを
混合したサーメット等のいずれでもよいが、それ自体が
熱伝導性および耐熱性に優れ、かつ長期に亘って作動流
体と接触させても溶解しないものが好ましい。なお、溶
射方法としては、プラズマ溶射法やガス溶射法あるいは
アーク溶射法など従来知られている方法を採用すること
ができる。
全域に亘って所定の厚さの溶射皮膜70が形成されてい
る。この溶射皮膜70は、溶射条件を適宜に設定するこ
とにより、粒子同士の間に気孔を備えた多孔構造となっ
ている。したがって、溶射皮膜70は、毛細管圧力を生
じさせるようになっている。また、ここで使用される溶
射材料としては、セラミックスや金属あるいはそれらを
混合したサーメット等のいずれでもよいが、それ自体が
熱伝導性および耐熱性に優れ、かつ長期に亘って作動流
体と接触させても溶解しないものが好ましい。なお、溶
射方法としては、プラズマ溶射法やガス溶射法あるいは
アーク溶射法など従来知られている方法を採用すること
ができる。
【0022】また、コンテナ12の内部には、一例とし
て角柱状のブロックに加工した焼結金属からなる複数個
のスペーサウィック71が加熱部12aの内面と放熱部
12bの内面との間に挟まれた状態に、かつ加熱部12
aにおける平面上での四隅および中央位置の合計5箇所
に備えられている。したがって、それぞれのスペーサウ
ィック71が毛細管圧力によって加熱部12a側から放
熱部12b側に、あるいは放熱部12b側から加熱部1
2a側に液相作動流体13を輸送する液流路となってい
る。また一方で、スペーサウィック71同士の間に形成
された空隙部72が蒸気流路となっている。
て角柱状のブロックに加工した焼結金属からなる複数個
のスペーサウィック71が加熱部12aの内面と放熱部
12bの内面との間に挟まれた状態に、かつ加熱部12
aにおける平面上での四隅および中央位置の合計5箇所
に備えられている。したがって、それぞれのスペーサウ
ィック71が毛細管圧力によって加熱部12a側から放
熱部12b側に、あるいは放熱部12b側から加熱部1
2a側に液相作動流体13を輸送する液流路となってい
る。また一方で、スペーサウィック71同士の間に形成
された空隙部72が蒸気流路となっている。
【0023】なお、焼結金属に替わるスペーサウィック
71の材料としては、金網を積層したものやパンチング
メタル、発泡金属、フェルトメタル、多孔質セラミック
スブロック、不織布等の毛細管圧力を生じるものを採用
することができ、好ましくは圧縮強度の高いものが使用
される。
71の材料としては、金網を積層したものやパンチング
メタル、発泡金属、フェルトメタル、多孔質セラミック
スブロック、不織布等の毛細管圧力を生じるものを採用
することができ、好ましくは圧縮強度の高いものが使用
される。
【0024】そして、上記構造のヒートパイプ11は、
面積の小さい下側の加熱部12aとCPU16の上面と
が密着した状態に配設されている。したがって、この場
合、ヒートパイプ11の動作態様としては、ボトムヒー
トモードとなっている。なお、CPU16は、パソコン
内の回路基板15上に形成されたプリント配線(図示せ
ず)の所定の位置に接続されて取付けられている。そし
て、ヒートパイプ11は、ホルダ17によって回路基板
15上に支持されている。
面積の小さい下側の加熱部12aとCPU16の上面と
が密着した状態に配設されている。したがって、この場
合、ヒートパイプ11の動作態様としては、ボトムヒー
トモードとなっている。なお、CPU16は、パソコン
内の回路基板15上に形成されたプリント配線(図示せ
ず)の所定の位置に接続されて取付けられている。そし
て、ヒートパイプ11は、ホルダ17によって回路基板
15上に支持されている。
【0025】つぎに、上記構成の実施例の作用について
説明する。パソコンの使用に伴う通電によってCPU1
6が発熱すると、その熱がヒートパイプ11のCPU1
6と接している下部の加熱部12aに伝達される。そし
て、コンテナ12の底部に溜まっている作動流体13が
加熱されて蒸発する。したがって、この実施例では加熱
部12aの内面が蒸発部73となっている。
説明する。パソコンの使用に伴う通電によってCPU1
6が発熱すると、その熱がヒートパイプ11のCPU1
6と接している下部の加熱部12aに伝達される。そし
て、コンテナ12の底部に溜まっている作動流体13が
加熱されて蒸発する。したがって、この実施例では加熱
部12aの内面が蒸発部73となっている。
【0026】蒸気となった作動流体13は、空隙部72
を経由して低温の放熱部12bに向けて流動し、放熱部
12bの内面で熱を奪われて凝縮する。したがって、こ
の放熱部12bの内面がヒートパイプ11としての凝縮
部74となる。すなわち、作動流体13の蒸気がCPU
16の発生した熱を蒸発潜熱として輸送し、その熱は放
熱部12bにおいて凝縮する際に放出される。そして、
放出された熱は、放熱部12bからパソコンケースの内
部に放散される。
を経由して低温の放熱部12bに向けて流動し、放熱部
12bの内面で熱を奪われて凝縮する。したがって、こ
の放熱部12bの内面がヒートパイプ11としての凝縮
部74となる。すなわち、作動流体13の蒸気がCPU
16の発生した熱を蒸発潜熱として輸送し、その熱は放
熱部12bにおいて凝縮する際に放出される。そして、
放出された熱は、放熱部12bからパソコンケースの内
部に放散される。
【0027】他方、凝縮した作動流体13は、毛細管圧
力によって放熱部12bの内面に形成された溶射皮膜7
0に保持され、各スペーサウィック71の上端面に吸い
上げられる。そして、加熱部12aの内壁面側まで輸送
される。すなわち、溶射皮膜70が形成されていること
によって、作動流体13の一部が、凝縮部74から滴下
せずに各スペーサウィック71を経由するようになって
いる。
力によって放熱部12bの内面に形成された溶射皮膜7
0に保持され、各スペーサウィック71の上端面に吸い
上げられる。そして、加熱部12aの内壁面側まで輸送
される。すなわち、溶射皮膜70が形成されていること
によって、作動流体13の一部が、凝縮部74から滴下
せずに各スペーサウィック71を経由するようになって
いる。
【0028】このように、上記ヒートパイプ11では、
その放熱部12bの面積が、加熱部12aの面積の約4
倍の広さに形成されているため、大量の蒸気を凝縮させ
ることができ、熱輸送能力が高くなる。そのため、CP
U16の大量の発熱に対しても優れた冷却性能を発揮
し、その結果、CPU16の過熱を確実に防止すること
ができる。また特に、スペーサウィック71によって加
熱部12aと放熱部12bとが内側から支持されている
から、例えばヒートパイプ13が動作していずに、内部
圧力が真空圧になっても、コンテナ12が変形すること
がない。
その放熱部12bの面積が、加熱部12aの面積の約4
倍の広さに形成されているため、大量の蒸気を凝縮させ
ることができ、熱輸送能力が高くなる。そのため、CP
U16の大量の発熱に対しても優れた冷却性能を発揮
し、その結果、CPU16の過熱を確実に防止すること
ができる。また特に、スペーサウィック71によって加
熱部12aと放熱部12bとが内側から支持されている
から、例えばヒートパイプ13が動作していずに、内部
圧力が真空圧になっても、コンテナ12が変形すること
がない。
【0029】つぎに図5は、ヒートパイプ11の動作態
様をトップヒートモードとした例を示す図である。すな
わち、ここではコンテナ12のうち放熱部12bが加熱
部12aに対して下方に配置されている。すなわち、図
1に示すヒートパイプ11の上下を反転した状態になっ
ている。加熱部12aの外面には、CPU16が適宜の
手段によって取り付けられている。また、このヒートパ
イプ11は図示しないホルダによって回路基板15の上
に支持されている。
様をトップヒートモードとした例を示す図である。すな
わち、ここではコンテナ12のうち放熱部12bが加熱
部12aに対して下方に配置されている。すなわち、図
1に示すヒートパイプ11の上下を反転した状態になっ
ている。加熱部12aの外面には、CPU16が適宜の
手段によって取り付けられている。また、このヒートパ
イプ11は図示しないホルダによって回路基板15の上
に支持されている。
【0030】したがって、ヒートパイプ11が動作して
いない状態では、コンテナ12に封入された液相作動流
体13の大半は、各スペーサウィック71の毛細管圧力
によって放熱部12bの内面側から吸い上げられて、各
スペーサウィック71に保持されるとともに、溶射皮膜
70の毛細管圧力によって加熱部12aの内面のほぼ全
域に広げられて保持されている。
いない状態では、コンテナ12に封入された液相作動流
体13の大半は、各スペーサウィック71の毛細管圧力
によって放熱部12bの内面側から吸い上げられて、各
スペーサウィック71に保持されるとともに、溶射皮膜
70の毛細管圧力によって加熱部12aの内面のほぼ全
域に広げられて保持されている。
【0031】この状態で、CPU16が発熱すると、そ
の熱が加熱部12aに伝達され、作動流体13が蒸発す
る。したがって、ここに示す例においても上記実施例と
同様に加熱部12aの内面が蒸発部73となる。蒸気と
なった作動流体13は、空隙部72を通じて下方の放熱
部12bに向けて流動し、その放熱部12bの内面で熱
を奪われて凝縮する。したがって、その加熱部12aの
内面がコンテナ12のうちの凝縮部74となっている。
放熱部12b側に輸送されたCPU16の熱は、放熱部
12bの外面からパソコンケースの内部に放散される。
その結果、CPU16が冷却される。
の熱が加熱部12aに伝達され、作動流体13が蒸発す
る。したがって、ここに示す例においても上記実施例と
同様に加熱部12aの内面が蒸発部73となる。蒸気と
なった作動流体13は、空隙部72を通じて下方の放熱
部12bに向けて流動し、その放熱部12bの内面で熱
を奪われて凝縮する。したがって、その加熱部12aの
内面がコンテナ12のうちの凝縮部74となっている。
放熱部12b側に輸送されたCPU16の熱は、放熱部
12bの外面からパソコンケースの内部に放散される。
その結果、CPU16が冷却される。
【0032】また、再度液相になった作動流体13は、
放熱部12bの内面に形成された溶射皮膜70を介して
各スペーサウィック71の下端部側に吸い上げられ、各
スペーサウィック71の毛細管圧力によって加熱部12
aの内面側に送られる。すなわち、傾斜側壁部12cの
内面を経由せずに加熱部12aの内面側に運ばれる。そ
の作動流体13は、溶射皮膜70の毛細管圧力によって
各スペーサウィック71の上端面から吸い上げられると
ともに、蒸発部73の全体に分散される。その際に、液
相の作動流体13は溶射皮膜70によって保持され、加
熱部12aの内面から滴下しない。そして、蒸発部73
に供給された作動流体13は、再度加熱されて蒸発し、
上述したサイクルと同様のサイクルを継続する。
放熱部12bの内面に形成された溶射皮膜70を介して
各スペーサウィック71の下端部側に吸い上げられ、各
スペーサウィック71の毛細管圧力によって加熱部12
aの内面側に送られる。すなわち、傾斜側壁部12cの
内面を経由せずに加熱部12aの内面側に運ばれる。そ
の作動流体13は、溶射皮膜70の毛細管圧力によって
各スペーサウィック71の上端面から吸い上げられると
ともに、蒸発部73の全体に分散される。その際に、液
相の作動流体13は溶射皮膜70によって保持され、加
熱部12aの内面から滴下しない。そして、蒸発部73
に供給された作動流体13は、再度加熱されて蒸発し、
上述したサイクルと同様のサイクルを継続する。
【0033】このように、上下方向に対向した凝縮部7
4から蒸発部73に向けて液相作動流体13を直接供給
でき、その場合、実効蒸発部面積が広く、かつ凝縮した
作動流体13がスペーサウィック71に速やかに供給さ
れるから、トップヒートモードでも良好に熱輸送して、
CPU16を冷却することができる。換言すれば、傾斜
させた状態を含むいずれの動作態様でもCPU16の冷
却に適用することができる。また、加熱部12aと放熱
部12bとが複数個のスペーサウィック71によって内
側から支持されているため、ヒートパイプ11の内部圧
力が真空状態、すなわち非動作状態でも、加熱部12a
および放熱部12bに窪むような変形が生じない。換言
すれば、コンテナ12が厚さ方向に変形することが未然
に防止される。
4から蒸発部73に向けて液相作動流体13を直接供給
でき、その場合、実効蒸発部面積が広く、かつ凝縮した
作動流体13がスペーサウィック71に速やかに供給さ
れるから、トップヒートモードでも良好に熱輸送して、
CPU16を冷却することができる。換言すれば、傾斜
させた状態を含むいずれの動作態様でもCPU16の冷
却に適用することができる。また、加熱部12aと放熱
部12bとが複数個のスペーサウィック71によって内
側から支持されているため、ヒートパイプ11の内部圧
力が真空状態、すなわち非動作状態でも、加熱部12a
および放熱部12bに窪むような変形が生じない。換言
すれば、コンテナ12が厚さ方向に変形することが未然
に防止される。
【0034】つぎに、図6および図7を参照して請求項
1の発明にかかる実施例について説明する。ここに示す
例は、ウィック材(スペーサウィック71)に替えてコ
ンテナ12と一体構成の支柱を加熱部12aと放熱部1
2bとを内側から支持する部材として用いた例である。
なお、既に説明した部材については、その詳細な説明を
省略する。このヒートパイプ11においても、コンテナ
12は中空で高さの低いほぼ四角錐台のような形状をな
している。すなわち、図1に示すヒートパイプ11とほ
ぼ同じ形状となっている。なお、コンテナ12の内面に
は、溶射皮膜は形成されていない。
1の発明にかかる実施例について説明する。ここに示す
例は、ウィック材(スペーサウィック71)に替えてコ
ンテナ12と一体構成の支柱を加熱部12aと放熱部1
2bとを内側から支持する部材として用いた例である。
なお、既に説明した部材については、その詳細な説明を
省略する。このヒートパイプ11においても、コンテナ
12は中空で高さの低いほぼ四角錐台のような形状をな
している。すなわち、図1に示すヒートパイプ11とほ
ぼ同じ形状となっている。なお、コンテナ12の内面に
は、溶射皮膜は形成されていない。
【0035】コンテナ12の内部のうち、加熱部12a
における平面上での中心箇所と四隅と各辺の中間箇所に
は、一例として小径の円柱状をなす支柱75が備えられ
ている。したがって、支柱75はここでは合計9本設け
られている。より具体的には、これらの支柱75は、そ
れぞれ基端部が放熱部12bの内面と一体に形成され、
また先端部が加熱部12aの内面に密着している。すな
わち、これらの支柱75は、コンテナ12と同じ銅など
の実質的な剛体からなっている。
における平面上での中心箇所と四隅と各辺の中間箇所に
は、一例として小径の円柱状をなす支柱75が備えられ
ている。したがって、支柱75はここでは合計9本設け
られている。より具体的には、これらの支柱75は、そ
れぞれ基端部が放熱部12bの内面と一体に形成され、
また先端部が加熱部12aの内面に密着している。すな
わち、これらの支柱75は、コンテナ12と同じ銅など
の実質的な剛体からなっている。
【0036】ここで、ヒートパイプ11製造手順の一例
について簡単に説明すると、予め加熱部12aおよび傾
斜側壁部12cと放熱部12bとを別部材として作成・
加工する。その場合、加熱部12aを放熱部12bに組
み付けた状態での両者の間隔よりも支柱75の長さを若
干長めに形成する。そして、開口を上側に向けて設置し
た加熱部12aに対して放熱部12bを被せ、その外側
から圧力を加える。すると、各支柱75の先端部(下端
部)が加熱部12aの内壁面に突き当てられ、かつ軸線
方向に押し潰される。その結果、各支柱75の端面が加
熱部12aに密着する。そして、互いに接合する加熱部
12の縁部と傾斜側壁部12cの縁部とを溶接して密閉
するとともに、ヒートパイプ化する。
について簡単に説明すると、予め加熱部12aおよび傾
斜側壁部12cと放熱部12bとを別部材として作成・
加工する。その場合、加熱部12aを放熱部12bに組
み付けた状態での両者の間隔よりも支柱75の長さを若
干長めに形成する。そして、開口を上側に向けて設置し
た加熱部12aに対して放熱部12bを被せ、その外側
から圧力を加える。すると、各支柱75の先端部(下端
部)が加熱部12aの内壁面に突き当てられ、かつ軸線
方向に押し潰される。その結果、各支柱75の端面が加
熱部12aに密着する。そして、互いに接合する加熱部
12の縁部と傾斜側壁部12cの縁部とを溶接して密閉
するとともに、ヒートパイプ化する。
【0037】このように、上記構成のヒートパイプ11
では、加熱部12aと放熱部12bとが複数本の支柱7
5によって内側から支持されているため、ヒートパイプ
11の内部圧力が真空状態、すなわち非動作状態でも、
平板体から形成されて共に撓みやすい構成の加熱部12
aおよび放熱部12bには窪みが生じない。換言すれ
ば、コンテナ12が厚さ方向に変形することがない。ま
た、各支柱75がコンテナ12と同じ材料からなり、し
かも互いに充分な間隔を有して配置されているために、
作動流体13による熱輸送作用が何等阻害されない。
では、加熱部12aと放熱部12bとが複数本の支柱7
5によって内側から支持されているため、ヒートパイプ
11の内部圧力が真空状態、すなわち非動作状態でも、
平板体から形成されて共に撓みやすい構成の加熱部12
aおよび放熱部12bには窪みが生じない。換言すれ
ば、コンテナ12が厚さ方向に変形することがない。ま
た、各支柱75がコンテナ12と同じ材料からなり、し
かも互いに充分な間隔を有して配置されているために、
作動流体13による熱輸送作用が何等阻害されない。
【0038】なお、上記実施例では、加熱部12aと一
体に形成した円柱状の支柱を例示したが、要は、支柱は
加熱部と放熱部を内側から支持し、より好ましくは作動
流体の循環を阻害しない構成であればよく、例えば、基
端部を放熱部12bと一体に形成した構成であっても、
また当然、独立した部材として構成することもできる。
また、支柱の形状および設置本数、レイアウト等は適宜
設定することができる。
体に形成した円柱状の支柱を例示したが、要は、支柱は
加熱部と放熱部を内側から支持し、より好ましくは作動
流体の循環を阻害しない構成であればよく、例えば、基
端部を放熱部12bと一体に形成した構成であっても、
また当然、独立した部材として構成することもできる。
また、支柱の形状および設置本数、レイアウト等は適宜
設定することができる。
【0039】また、特には図示しないが、各支柱の外周
部に金属メッシュを巻き付けたり、あるいは各支柱の外
周面に長さ方向に延びるグルーブを形成し、支柱に沿っ
て毛細管圧力が生じるように構成すれば、上記第一実施
例と同様にトップヒートモードでもヒートパイプが動作
するようになる。
部に金属メッシュを巻き付けたり、あるいは各支柱の外
周面に長さ方向に延びるグルーブを形成し、支柱に沿っ
て毛細管圧力が生じるように構成すれば、上記第一実施
例と同様にトップヒートモードでもヒートパイプが動作
するようになる。
【0040】上記各実施例においては、ヒートパイプ1
1のコンテナ12の形状が偏平な四角錐形状を例示した
が、コンテナは他の形状であってもよい。例えば図6に
示すコンテナ17は、小さい正方形の加熱部27aと大
きな面積の正方形の放熱部27bとが、垂直側壁27c
と、これに連続する傾斜側壁27dとによって連結され
て、全体として断面五角形に形成されている。
1のコンテナ12の形状が偏平な四角錐形状を例示した
が、コンテナは他の形状であってもよい。例えば図6に
示すコンテナ17は、小さい正方形の加熱部27aと大
きな面積の正方形の放熱部27bとが、垂直側壁27c
と、これに連続する傾斜側壁27dとによって連結され
て、全体として断面五角形に形成されている。
【0041】また図7に示すコンテナ28は、下側の加
熱部28aが、上側の放熱部28bの中央から外れて位
置する構造となっている。このように形成することによ
って、例えばパソコン内でのCPU16の設置場所の上
方空間が狭く、かつ特定方向だけに空間が存在している
場合にも、周囲の部品と干渉することなくヒートパイプ
11を設置することができる。
熱部28aが、上側の放熱部28bの中央から外れて位
置する構造となっている。このように形成することによ
って、例えばパソコン内でのCPU16の設置場所の上
方空間が狭く、かつ特定方向だけに空間が存在している
場合にも、周囲の部品と干渉することなくヒートパイプ
11を設置することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
ヒートパイプは、コンテナを平坦な加熱部と、この加熱
部と対向するように離隔しかつそれよりも面積の広い放
熱部と、両者のそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに
連結する側壁部とによって中空偏平状に形成するととも
に、加熱部の内面と放熱部の内面との間に実質的な剛体
からなる支柱を配置したので、従来のヒートパイプに対
して局部的な発熱源からの熱輸送能力を大幅に向上させ
ることができるばかりか、非動作時にコンテナが厚さ方
向に変形することを防止できる。
ヒートパイプは、コンテナを平坦な加熱部と、この加熱
部と対向するように離隔しかつそれよりも面積の広い放
熱部と、両者のそれぞれの周縁部を全周に亘って互いに
連結する側壁部とによって中空偏平状に形成するととも
に、加熱部の内面と放熱部の内面との間に実質的な剛体
からなる支柱を配置したので、従来のヒートパイプに対
して局部的な発熱源からの熱輸送能力を大幅に向上させ
ることができるばかりか、非動作時にコンテナが厚さ方
向に変形することを防止できる。
【0043】また、支柱をウィック材によって形成すれ
ば、トップヒートモードで動作させることができる。
ば、トップヒートモードで動作させることができる。
【0044】さらに、請求項3のヒートパイプでは、コ
ンテナの内面に多孔質の溶射皮膜が形成されているの
で、溶射皮膜の毛細管圧力によって加熱部の内面の広範
囲に液相作動流体が保持され、その結果、熱輸送能力を
より向上させることができる。
ンテナの内面に多孔質の溶射皮膜が形成されているの
で、溶射皮膜の毛細管圧力によって加熱部の内面の広範
囲に液相作動流体が保持され、その結果、熱輸送能力を
より向上させることができる。
【図1】この発明のヒートパイプの一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】CPUに取り付けた状態を示す正面図である。
【図4】ボトムヒートモードとされたヒートパイプを示
す概略図である。
す概略図である。
【図5】トップヒートモードとされたヒートパイプを示
す概略図である。
す概略図である。
【図6】支柱を備えたヒートパイプを示す平面図であ
る。
る。
【図7】図7は図6のVII−VII線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図8】コンテナ形状の他の例を示す断面図である。
【図9】コンテナ形状のさらに他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図10】従来技術の一例を示す図である。
11…ヒートパイプ、 12…コンテナ、 12a…加
熱部、 12b…放熱部、 12c…傾斜側壁部、 1
3…作動流体、 70…溶射皮膜、 71…スペーサウ
ィック、 75…支柱。
熱部、 12b…放熱部、 12c…傾斜側壁部、 1
3…作動流体、 70…溶射皮膜、 71…スペーサウ
ィック、 75…支柱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 祐士 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 長谷川 仁 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 永田 雅克 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 後藤 和彦 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内
Claims (3)
- 【請求項1】 コンテナの内部に真空脱気した状態で凝
縮性流体を作動流体として封入したヒートパイプにおい
て、 前記コンテナが、平坦な加熱部と、この加熱部と対向す
るように離隔しかつ該加熱部より面積の広い放熱部と、
これら加熱部と放熱部とのそれぞれの周縁部を全周に亘
って互いに連結する側壁部とによって中空偏平状に形成
されるとともに、前記加熱部の内面と前記放熱部の内面
との間に、剛体からなる支柱が配置されていることを特
徴とするヒートパイプ。 - 【請求項2】 前記支柱がウィック材によって形成され
ていることを特徴とする請求項1に記載のヒートパイ
プ。 - 【請求項3】 前記コンテナの内面に多孔質の溶射皮膜
が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヒ
ートパイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8106293A JPH09210582A (ja) | 1995-12-01 | 1996-04-03 | ヒートパイプ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-338270 | 1995-12-01 | ||
| JP33827095 | 1995-12-01 | ||
| JP8106293A JPH09210582A (ja) | 1995-12-01 | 1996-04-03 | ヒートパイプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09210582A true JPH09210582A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=26446412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8106293A Pending JPH09210582A (ja) | 1995-12-01 | 1996-04-03 | ヒートパイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09210582A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11287578A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-19 | Fujikura Ltd | 平板状ヒートパイプの製造方法 |
| US6986384B2 (en) * | 1999-08-18 | 2006-01-17 | Agilent Technologies, Inc. | Cooling apparatus for dissipating heat from a heat source |
| JP2011247543A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Kiko Kagi Kofun Yugenkoshi | 平板式ヒートパイプ構造及びその製造方法 |
| WO2020026908A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社村田製作所 | ベーパーチャンバー |
| WO2022071483A1 (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-07 | 日本電産株式会社 | 熱伝導ユニットおよび冷却装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49116647A (ja) * | 1973-03-12 | 1974-11-07 | ||
| JPS63269543A (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ヒ−トパイプ式均熱台 |
| JPH0621290A (ja) * | 1991-12-02 | 1994-01-28 | Sun Microsyst Inc | コンパクト3次元電子装置の冷却装置 |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8106293A patent/JPH09210582A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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| JPH0621290A (ja) * | 1991-12-02 | 1994-01-28 | Sun Microsyst Inc | コンパクト3次元電子装置の冷却装置 |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11287578A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-19 | Fujikura Ltd | 平板状ヒートパイプの製造方法 |
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| WO2020026908A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社村田製作所 | ベーパーチャンバー |
| JPWO2020026908A1 (ja) * | 2018-07-31 | 2020-08-06 | 株式会社村田製作所 | ベーパーチャンバー |
| US11359869B2 (en) | 2018-07-31 | 2022-06-14 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Vapor chamber |
| WO2022071483A1 (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-07 | 日本電産株式会社 | 熱伝導ユニットおよび冷却装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
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