JPH09210824A - 静電容量形圧力センサ - Google Patents

静電容量形圧力センサ

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JPH09210824A
JPH09210824A JP2083896A JP2083896A JPH09210824A JP H09210824 A JPH09210824 A JP H09210824A JP 2083896 A JP2083896 A JP 2083896A JP 2083896 A JP2083896 A JP 2083896A JP H09210824 A JPH09210824 A JP H09210824A
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JP
Japan
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diaphragm
pressure sensor
fixed electrode
substrate
electrode
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JP2083896A
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English (en)
Inventor
Katsumichi Ueyanagi
勝道 上▲やなぎ▼
Tomoaki Gotou
友彰 後藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】センサ感度の向上,および組立構造面での改良
を図った静電容量形圧力センサを提供する。 【解決手段】表面中央に可動電極部3bを形成したシリ
コンのダイアフラム3と、該ダイアフラムの可動電極部
と微小ギャップを隔てた対向面に固定電極2bを形成し
てダイアフラムの周縁部上面に接合した固定電極基板2
と、ダイアフラムを搭載してその周縁部下面に接合した
基台1とで圧力センサを構成し、ダイアフラムを背面側
から固定電極基板に向けて加圧する方向に測定圧力Pを
加え、固定/可動電極間の静電容量変化を検出して圧力
測定を行う。これにより初期容量に対する変化容量の値
が高まってセンサ感度が向上する。また、固定電極はス
ルーホール2dを介して基板の上面側に引出し、一方、
ダイアフラムと基台との間の接合半田5を基台側に引出
して配線用のワイヤ6をボンディングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば都市ガス用
のインテリジェント・ガスメータに組み込んで使用する
外形寸法がミリオーダである小形サイズの静電容量形圧
力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】気体あるいは流体の圧力を測定する圧力
センサとして静電容量形圧力センサが周知であり、昨今
ではダイアフラムの加工に半導体の微細加工技術(マイ
クロマシニング)を応用した小形の圧力センサの開発が
進んでいる。図10は相対圧力を測定する静電容量形圧
力センサの従来構成図であり、1はセラミック基板より
なる基台、2は基台1の上に搭載した固定電極基板、3
は固定電極基板2の上に対向配置した可動電極を兼ねた
シリコン製のダイアフラムである。なお、基台1は圧力
検出回路などを搭載して例えば都市ガス用のインテリジ
ェント・ガスメータなどに組み込んだ回路基板であり、
その基板一部に前記の圧力センサを装備してガス圧を測
定するようにしている。
【0003】前記の構成では、固定電極基板2がダイア
フラム3の取付け基台も兼ねており、ガラス基板(熱膨
張係数がシリコンと同等なパイレックス,テンパックス
など)2aに対して、ダイアフラム3との対向面に導電
膜をメタライズして固定電極2bを形成してなり、その
基板中央部には矢印のように測定圧力Pをダイアフラム
3へ導く導圧孔2cが開口している。また、ダイアフラ
ム3は、シリコン板に厚肉の周縁部3a,中央の可動電
極部3b,および周縁部3aと可動電極部3bとの間を
連ねた薄肉部3cをウエットエッチング加工により形成
したもので、その可動電極部3bと前記固定電極2bと
の間に微小なギャップ4を確保するように、可動電極部
3bの表面が周縁部3aの端面よりも一段引っ込んで加
工されており、かつ固定電極基板2に対してダイアフラ
ム3の周縁部3aを重ね合わせて接合されている。
【0004】かかる構成の静電容量形圧力センサの動作
原理は周知であり、導圧孔2cを通じて測定圧力Pをダ
イアフラム3に加えると、ダイアフラム3が撓んで固定
電極2bと可動電極3bとの間のギャップ4が拡大する
方向に変化し、このギャップ変化に対応して固定電極/
可動電極間の静電容量が変化する。そこで、固定電極,
可動電極を介して検出した電極間の容量変化を電圧ある
いは周波数に変換することにより、被測定圧力が相対圧
として測定される。
【0005】ここで、固定電極/可動電極間の静電容量
はギャップに半比例し、次記の式により与えられる。
【0006】
【数1】C=C0 ( 1+ΔC/C0 ) 但し、C:測定容量,C0 :初期容量,ΔC:変化容量 上式から判るように、初期容量C0 に対する変化容量Δ
Cの比(ΔC/C)が大きいほど圧力センサの感度が高
く、このために測定圧力の加圧によるダイアフラム3の
撓みが大きくなるように、実際の製品ではダイアフラム
3の薄肉部3cの肉厚を10〜40μm程度に薄く加工
して製作するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構成の圧力センサでは、測定圧力Pを固定電極基板2
とダイアフラム3との間のギャップ内に導入するように
しているので、測定圧力を加わえると固定電極2bと可
動電極3bとの間のギャップ4が広がって電極間の静電
容量が減少する方向に変化する。
【0008】このように、ギャップ4を広げる方向に測
定圧力を加えるように固定電極基板2,ダイアフラム3
を配置した従来構成の圧力センサでは、図11に示すセ
ンサ特性図から判るように、ダイアフラムの厚さをかな
り薄くしても初期容量に対する固定電極/可動電極間の
容量変化が小さく、圧力センサとしての高い感度が得ら
れないといった問題がある。なお、図11の特性図は、
図10に示した構造の圧力センサを対象に、ダイアフラ
ム3に形成した薄肉部3cの外径を4.22mm,内径を2.
42mmとしてその肉厚を様々に変えたものについて、初
期容量C0 ,定格圧力(300mmH2 O)を加えた際の
容量Cm ,および変化容量ΔC(ΔC=C0 −Cm )の
関係を表したものである。
【0009】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、ダイアフラムと固定電極基板との配置を変える
ことによりセンサ感度の向上させ、併せて組立構造面で
も改良を図った静電容量形圧力センサを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、表面中央に可動電極を形成したシ
リコンのダイアフラムと、該ダイアフラムの可動電極と
微小ギャップを隔てた対向面に固定電極を形成してダイ
アフラムの上面側周縁部に接合した固定電極基板と、ダ
イアフラムを搭載してその下面側周縁部と接合した基台
とからなり、ダイアフラムを背面側から固定電極基板に
向けて加圧する方向に測定圧力を加え、固定/可動電極
間の静電容量変化を検出して圧力測定を行うよう構成す
るものとする。
【0011】上記の構成により、圧力センサに対して測
定圧力を加えると、ダイアフラムは固定電極と可動電極
との間のギャップが狭まるように撓んで固定電極/可動
電極間の静電容量が増加する方向に変化する。これによ
り、従来構成のものと較べて初期容量に対する容量変化
が大きくなり、センサ感度が向上する。また、本発明
は、前記構成を基本として次記のような具体的態様で圧
力センサを構成することができる。
【0012】1)ダイアフラムを、シリコン板に厚肉の
周縁部を残してその内側に可動電極部,薄肉部をプラズ
マエッチング加工により形成する。このプラズマエッチ
ング加工は、異方性ウエットエッチング法に較べてサイ
ドエッチングが小さく、高アスペクト比(加工深さ/加
工幅)の加工が得られるので、このプラズマエッチング
加工法を採用することにより、小形サイズのシリコンチ
ップに対してダイアフラムの微細なパターンを高いエッ
チング精度で加工できる。
【0013】2)固定電極基板を、ガラス基板に導電膜
をメタライズして固定電極を形成したもので構成し、該
固定電極基板とシリコン製のダイアフラムの周縁部との
間を静電接合する。 3)固定電極基板を、セラミック基板に導電膜をメタラ
イズして固定電極を形成したもので構成し、シリコン製
のダイアフラム周縁部の接合面にシリコン酸化膜を成膜
した上で、前記固定電極基板とダイアフラムの周縁部と
の間を静電接合する。
【0014】4)固定電極基板をシリコン基板であり、
該固定電極基板とシリコン製のダイアフラムの周縁部と
の間をシリコン酸化膜を介して直接接合する。 前記2)〜4)項のように、接着層を介さずに静電接
合,直接接合法でダイアフラムの周縁部と固定電極基板
との間を接合することにより、初期容量を決定する重要
なパラメータである固定電極/可動電極間の初期ギャッ
プを高い寸法精度で製作,管理することができる。
【0015】5)前項2),または3)の構成におい
て、固定電極基板に対し固定電極に連ねて導電膜をメタ
ライズしたスルーホールを形成し、該スルーホールを介
して固定電極基板の上面側にワイヤ接続用の電極を引出
す。 6)前項4)の構成において、シリコン製の固定電極基
板の上面に導電膜をメタライズしてワイヤ接続用の電極
部を形成する。
【0016】7)シリコン製ダイアフラムと基台との間
を半田接合した上で、この半田層をダイアフラム側方の
基台上に引出して可動電極に対応するワイヤ接続用の電
極を形成する。 8)前項2),または3)の構成において、固定電極基
板の周縁一部にダイアフラムの周縁部に達する切欠部を
形成するとともに、該切欠部に露呈するダイアフラムの
周縁部に導電膜をメタライズして可動電極に対応するワ
イヤ接続用の電極を形成する。
【0017】9)前項2),または3)の構成におい
て、固定電極基板の一部にダイアフラムの周縁部に達す
るスルーホールを形成するとともに、該スルーホールに
メタライズした導電膜を基板上面側に引出して可動電極
に対応するワイヤ接続用の電極を形成する。 前記5)〜9)項のようにして固定電極,可動電極に対
するワイヤ接続用の電極(ボンディングパッド)を固定
電極基板の上面,あるいは基板上に引出し形成しておく
ことにより、該電極と検出回路との間を配線するワイヤ
ボンディングが楽に行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体化実施例を図
面に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図10
に対応する同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕図1,図2は本発明の請求項1ないし3に
対応する実施例の構成図であり、まず基本的な組立構造
として、セラミック基板である基台1の上面に平坦面を
下面側に向けてシリコンで作られた平板形のダイアフラ
ム3,および固定電極基板2をこの順序に積み重ね、基
台1の開口穴を通じてダイアフラム3の背面側に測定圧
力Pを加えるようにして静電容量形圧力センサを構成し
ている。
【0019】ここで、ダイアフラム3は、例えば厚さ3
00μmのシリコンチップにプラズマエッチング加工を
施し、シリコンチップの周域に厚さ300μmの厚肉な
周縁部3aを残してその内側に厚さ290〜299μm
となるようエッチング加工された凸状の可動電極部3
b、および肉厚が10〜40μm程度にエッチング加工
された薄肉部3cを形成して製作される。なお、プラズ
マエッチング加工には、例えば特開平2−280324
号公報に開示さている加工法が採用できる。
【0020】そして、ダイアフラム3は平坦面を下面に
向けてその周縁部3aと基台1との間の接合面が半田5
により接合する。また、この場合に接合半田5の一部を
基台1の上面に引出して可動電極に対応するワイヤ接続
用の電極(ボンディングパッド)を形成し、ここにワイ
ヤ6をボンディングして基板1に搭載した検出回路(図
示せず)との間の配線を行うようにしている。なお、可
動電極部3a,薄肉部3cは、図2(a)で示すような
方形状パターン、あるいは図2(b)で示すように円形
状パターンで形成することができる。
【0021】一方、固定電極基板2は、ダイアフラム3
と同じ外形の厚肉なガラス基板2aに導電膜をメタライ
ズし、ダイアフラム3の可動電極部3bと微小ギャップ
4を隔てて対面する固定電極2bが形成されている。ま
た、この固定電極2bはガラス基板2aの中央部に穿孔
したスルーホール(内面に導電膜がメタライズされてい
る)2dを介して基板の上面側に引出し、この引出し部
分に形成したワイヤ接続用の電極にワイヤ6をボンディ
ングして検出回路(図示せず)との間の配線を行うよう
にしいてる。そして、この固定電極基板2をダイアフラ
ム3に接合する際には、固定電極基板2の周縁部をダイ
アフラム3の周縁部3aの上に重ね合わせた上で、温度
300〜600℃に加熱し、この状態で固定電極基板2
とダイアフラム3との間に400〜1000Vの電圧を
印加して両者間を静電接合する。なお、この組立状態で
は、固定電極基板2の固定電極2bとダイアフラム3の
可動電極部3bとの間には1〜10μmの初期ギャップ
4が確保される。また、前記したスルーホール2dを通
じて固定電極/可動電極間のギャップ4が大気圧に開放
されている。
【0022】かかる構成で、ダイアフラム3に対して背
面側から測定圧力Pを矢印方向に加えると、ダイアフラ
ム3は可動電極部3bが固定電極基板2の固定電極2b
へ近づいてギャップ4を狭める方向に撓む。これによ
り、図10の従来構成の場合とは逆に、固定電極/可動
電極間の静電容量が増大する方向に変化する。ところ
で、前記構成の圧力センサにつき、ダイアフラム3に形
成した薄肉部3cの外径を4.22mm,内径を2.42mm、
固定電極/可動電極間の初期ギャップ4を2μmとし
て、300mmH2 Oの定格測定圧力Pを加えた条件で、
ダイアフラムの厚さを様々に変えた場合のセンサ特性を
図9に示す。なお、図中に表した記号は図11の特性図
に示した記号と同じであり、C0 は固定電極/可動電極
間の初期容量、Cm は定格圧力(300mmH2 O)を加
えた際の容量、ΔC(ΔC=C0 −Cm )は変化容量を
表している。
【0023】この特性図から判るように、ダイアフラム
の厚さを同じとしても、図11に示した従来構成のセン
サ特性と較べて初期容量C0 に対する容量変化ΔC/C
0 の値が遥かに大きな値となるので、これにより圧力セ
ンサとして高いセンサ感度が得られる。なお、図9に示
したセンサ特性は、以下述べる各実施例についても当て
はまる。
【0024】〔実施例2〕図3は先記した実施例1の構
造一部を変更した応用実施例を示すものであり、ダイア
フラム3は可動電極部3bと周縁部3aとが同じ肉厚に
作られているのに対して、固定電極基板2のダイアフラ
3との対向面には深さ1〜10μm程度を凹所2eを形
成してここに固定電極2bを成膜形成し、可動電極部3
bとの間に所定の初期ギャップ4を確保するように構成
している。
【0025】〔実施例3〕図4は先記した実施例1の構
成を基本として、ダイアフラム3からの電極引出し構造
を変えた本発明の請求項9に対応する応用実施例を示す
ものである。この実施例においては、固定電極基板2の
周縁一部にダイアフラム3の周縁部3aの上面に達する
切欠部2fを形成するとともに、この切欠部2fに露呈
するダイアフラム周縁部3aの上面に導電膜をメタライ
ズしてワイヤ接続用の電極(ボンディングパッド)3d
を形成し、ここにワイヤ6をボンディングして検出回路
との間の配線を行うようにしている。
【0026】〔実施例4〕図5は実施例3とさらに異な
る本発明の請求項10に対応する応用実施例を示すもの
である。この実施例においては、図4における切欠部2
fに変えて、固定電極基板2の周縁一部にダイアフラム
3の周縁部3aに達する可動電極引出し用のスルーホー
ル2gを形成するとともに、このスルーホール2gの壁
面にダイアフラム3の周縁部上面と電気的に接触し合う
導電膜をメタライズし、かつこの導電膜をガラス基板2
aの上面側に引出してダイアフラム3の可動電極に対応
するワイヤ接続用の電極2hを形成したものである。
【0027】〔実施例5〕図6は本発明の請求項4に対
応する実施例の構成図であり、図1に示した実施例1の
構成を基本として、固定電極基板2にセラミック基板2
iが採用されている。そして、この固定電極基板2とダ
イアフラム3との間を接合するためには、ダイアフラム
3の周縁部3aの上面にシリコン酸化膜7をあらかじめ
形成しておき、両者を重ね合わせ、真空中で加圧して両
者間を直接接合する。
【0028】なお、シリコン酸化膜による直接接合法
は、SOI(Silicon-On-Insulator)ウエハの接合技術
を応用したものである。なお、前記シリコン酸化膜7の
代わりに接合面に低融点ガラスをスパッタして静電接合
することも可能である。 〔実施例6〕図7は固定電極基板にシリコン基板2jを
採用し、さらにその上面に導電膜をメタライズしてワイ
ヤ接続用電極(ボンディングパッド)2kを形成した本
発明の請求項5,7に対応する実施例を示すものであ
る。
【0029】この実施例においては、シリコン基板2j
とシリコン製ダイアフラム3との間を接合するために、
シリコン基板2jの接合面,およびダイアフラム周縁部
3aの上面を鏡面に仕上加工した上で、いずれか一方の
接合面にシリコン酸化膜7を形成し、真空中で加圧して
直接接合するものとする。また、ダイアフラム3の可動
電極部3bとシリコン基板2との間の対向面に所定のギ
ャップ4を確保するには、前記したシリコン酸化膜7の
膜厚を1〜10μmに設定して接合するか、あるいはダ
イアフラム3の可動電極部3bを周縁部3aの高さより
もギャップ4に見合う分だけ低めるようにエッチング加
工を施すことで初期ギャップを精度よく形成できる。
【0030】上記のようにシリコン基板2jを採用する
ことにより、同じ材料で固定電極基板2,およびダイア
フラム3が作製できるほか、固定電極基板2に対して先
記の各実施例のように可動電極部3bとの対向面に固定
電極2bを形成する必要がなく、その分だけコストが低
減する。なお、図7は相対圧力測定用の圧力センサとし
て、シリコン基板2jの中央に大気側に開放した貫通穴
2mを開口しているが、図8のように貫通穴のないシリ
コン基板を採用し、かつ固定電極基板2とダイアフラム
3との間のギャップ空間を真空にしてその周縁部を封止
することにより、絶対圧力の測定が行える。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、次記の効果を奏する。 1)固定電極基板に対向するダイアフラムを基台上に搭
載し、従来の圧力センサとは逆に、固定電極/可動電極
間のギャップが狭まるように測定圧力をダイアフラムの
背面側から加えるように構成したので、固定電極/可動
電極間の初期容量に対する変化容量の値が高く、これに
より圧力センサとしてのセンサ感度が向上する。
【0032】2)また、ダイアフラムの可動電極部,薄
肉部をプラズマエッチング法で加工することにより、従
来のウエットエッチング加工に較べて微細なパターンを
高精度で加工できる。 3)また、固定電極基板の材質,および固定電極基板と
シリコン製のダイアフラムとの接合に関して、請求項3
〜5の各項に記載の構成を採用することにより、固定電
極/可動電極間の初期容量を決定する上で重要なパラメ
ータとなる初期ギャップを高精度に管理できる。
【0033】5)さらに、固定電極,可動電極の外部引
出しに関して、請求項6〜10の各項に記載の構成を採
用することにより、圧力センサの本体と検出回路との間
を接続するワイヤのボンディングが楽に行えるなどの利
点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する静電容量形圧力セ
ンサの構成断面図
【図2】図1におけるダイアフラムの平面図であり、
(a),(b)は可動電極部のパターンが方形状,円形状
である場合の平面図
【図3】本発明の実施例2に対応する静電容量形圧力セ
ンサの構成断面図
【図4】本発明の実施例3に対応する静電容量形圧力セ
ンサの構成断面図
【図5】本発明の実施例4に対応する静電容量形圧力セ
ンサの構成断面図
【図6】本発明の実施例5に対応する静電容量形圧力セ
ンサの構成断面図
【図7】本発明の実施例6に対応する静電容量形圧力セ
ンサの構成断面図
【図8】図7の応用実施例である絶対圧力測定用圧力セ
ンサの構成断面図
【図9】本発明の実施例で得られるセンサ特性図
【図10】従来における静電容量形圧力センサの構成断
面図
【図11】図10の構成によるセンサ特性図
【符号の説明】
1 基台 2 固定電極基板 2a ガラス基板 2b 固定電極 2d スルーホール 2f 切欠部 2g スルーホール 2i セラミック基板 2h,2k ワイヤ接続用電極(ボンディングパッド) 2j シリコン基板 3 ダイアフラム 3a 周縁部 3b 可動電極部 3c 薄肉部 3d ワイヤ接続用電極(ボンディングパッド) 4 ギャップ 5 半田 6 ワイヤ 7 シリコン酸化膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面中央に可動電極部を形成したシリコン
    のダイアフラムと、該ダイアフラムの可動電極部と微小
    ギャップを隔てた対向面に固定電極を形成してダイアフ
    ラムの周縁部上面に接合した固定電極基板と、ダイアフ
    ラムを搭載してその周縁部下面に接合した基台とからな
    り、ダイアフラムを背面側から固定電極基板に向けて加
    圧する方向に測定圧力を加え、固定/可動電極間の静電
    容量変化を検出して圧力測定を行うことを特徴とする静
    電容量形圧力センサ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の圧力センサにおいて、ダイ
    アフラムは、シリコン板に厚肉の周縁部を残してその内
    側に可動電極部,薄肉部をプラズマエッチングにより形
    成したものであることを特徴とする静電容量形圧力セン
    サ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の圧力センサにおいて、固定
    電極基板が、ガラス基板に導電膜をメタライズして固定
    電極を形成したものであり、該固定電極基板とダイアフ
    ラムの周縁部との間を静電接合したことを特徴とする静
    電容量形圧力センサ。
  4. 【請求項4】請求項1記載の圧力センサにおいて、固定
    電極基板がセラミック基板に導電膜をメタライズして固
    定電極を形成したものであり、ダイアフラム周縁部の接
    合面にシリコン酸化膜を成膜した上で、前記固定電極基
    板とダイアフラムの周縁部との間を静電接合したことを
    特徴とする静電容量形圧力センサ。
  5. 【請求項5】請求項1記載の圧力センサにおいて、固定
    電極基板がシリコン基板であり、該固定電極基板とダイ
    アフラムの周縁部との間をシリコン酸化膜を介して直接
    接合したことを特徴とする静電容量形圧力センサ。
  6. 【請求項6】請求項3,または4記載の圧力センサにお
    いて、固定電極基板に対し固定電極に連ねて導電膜をメ
    タライズしたスルーホールを形成し、該スルーホールを
    介して固定電極基板の上面側にワイヤ接続用の電極を引
    出したことを特徴とする静電容量形圧力センサ。
  7. 【請求項7】請求項5記載の圧力センサにおいて、固定
    電極基板の上面に導電膜をメタライズしてワイヤ接続用
    の電極部を形成したことを特徴とする静電容量形圧力セ
    ンサ。
  8. 【請求項8】請求項1記載の圧力センサにおいて、ダイ
    アフラムと基台との間を半田接合した上で、この半田層
    をダイアフラム側方の基台上に引出して可動電極に対応
    するワイヤ接続用の電極を形成したことを特徴とする静
    電容量形圧力センサ。
  9. 【請求項9】請求項3,または4記載の圧力センサにお
    いて、固定電極基板の周縁一部にダイアフラムの周縁部
    に達する切欠部を形成するとともに、該切欠部に露呈す
    るダイアフラムの周縁部に導電膜をメタライズして可動
    電極に対応するワイヤ接続用の電極を形成したことを特
    徴とする静電容量形圧力センサ。
  10. 【請求項10】請求項2,または3記載の圧力センサに
    おいて、固定電極基板の一部にダイアフラムの周縁部に
    達するスルーホールを形成するとともに、該スルーホー
    ルにメタライズした導電膜を基板上面側に引出して可動
    電極に対応するワイヤ接続用の電極を形成したことを特
    徴とする静電容量形圧力センサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002500961A (ja) * 1998-01-09 2002-01-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング マイクロメカニックな構造エレメント
JP2007508563A (ja) * 2003-10-15 2007-04-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 装置、システム及び電気素子
JP2009300098A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Alps Electric Co Ltd 容量センサ
CN104677528A (zh) * 2015-03-13 2015-06-03 中国电子科技集团公司第二十四研究所 一种电容式压力传感器及其制备方法

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