JPH09210916A - 異物検査装置及び異物検査方法 - Google Patents

異物検査装置及び異物検査方法

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JPH09210916A
JPH09210916A JP8045408A JP4540896A JPH09210916A JP H09210916 A JPH09210916 A JP H09210916A JP 8045408 A JP8045408 A JP 8045408A JP 4540896 A JP4540896 A JP 4540896A JP H09210916 A JPH09210916 A JP H09210916A
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Fumitomo Hayano
史倫 早野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マスク表面のうち検査しようとする領域の2次
元形状によつては検査できないことがあつた。 【解決手段】マスク表面のうち検査しようとする領域の
2次元形状と、保護薄膜の存在による物理的な制約によ
り定まる実際に検査できる領域の2次元形状とに基づい
て、マスクを該マスクを含む平面内で回転させ、マスク
の光ビームの走査方向に対する相対的な位置関係を変更
する回転手段を設ける。必要な検査領域や保護薄膜の形
状に応じた最適な位置でマスクを異物検査でき、また検
査時間をより短縮できる異物検査装置を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異物検査装置及び方
法に関し、例えばマスク表面に対する異物の付着の有無
を検査する異物検査装置及び方法に適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体露光工程においては、マスクやレ
チクル等の表面に塵埃等の異物が付着したまま露光が行
なわれるとウエハに欠陥が生じるおそれがあるため、図
10に示す構成の異物検査装置1を用いて露光前に予め
異物の有無を検査するようになされている。因に図10
には、検査対象であるレチクル2の表面に保護薄膜(以
下、ペリクルという)3が装着されたレチクル2の例を
示す。ここでペリクル3は異物がレチクル2の表面に直
接付着する頻度を少なくするためのものであり、薄膜3
Aとフレーム3Bとによつて構成されている。因にペリ
クル3は不図示の接着剤を介してレチクル2に装着され
ている。
【0003】さて異物検査装置1は、このようにペリク
ル3で保護されたレチクル2が載置台4上に載置される
と、当該レチクル2を載置した載置台4を駆動部5によ
つてY方向に移動させ、当該移動方向と直交する方向に
走査されるレーザ光によつてレチクル2の表面を走査す
ることにより異物の有無を検査する。なお載置台4のY
方向に対する移動量はリニアエンコーダ等でなる測長器
6によつて測長され、測定結果に基づいて移動速度が一
定になるよう制御されるようになされている。またレチ
クル2の表面を走査する走査ビームL2はレーザ等の光
源7から射出された光ビームL1をガルバノミラースキ
ヤナーやポリゴンミラースキヤナー等でなる光偏向走査
器8によつて偏向し、走査レンズ9を介してレチクル2
の表面に集光することによつて得られる。このとき走査
ビームL2のレチクル2上での軌跡は走査線10と呼ば
れ、この構成例ではX方向と一致している。
【0004】異物検査装置1はこの走査ビームL2が走
査線10上にある異物11を走査する際に発生される異
物11からの散乱光L3を載置台4の周辺に配置された
2つ受光レンズ12、13を介して光電検出器14、1
5に入射させることにより異物11の有無を検査するの
である。なお光電検出器14、15はフオトマルチプラ
イヤー等でなる。異物検査装置1はこのように2つの光
電検出器14、15が光を受光した時点における測長器
6の測長信号によつて異物11のY方向の位置を特定
し、またその際における光偏光走査器8のポジシヨン信
号(ミラーの偏向角に対応した電気信号)等によつて異
物11のX方向の位置を特定するようになされている。
【0005】ところでレチクル2上には当然のことなが
ら回路パターン16が存在し、この回路パターン16か
らも回析光L4が発生する。そこで異物検査装置1はこ
の回析光L4と散乱光L3の特徴の違いを利用し、散乱
光L3のみを反射光の中から区別して検出するようにな
されている。すなわち異物11で反射された散乱光L3
はほぼ等方的にあらゆる方向に散乱光を発生するのに対
し、回路パターン16で反射された回析光L4は指向性
があるという性質を利用する。
【0006】異物検査装置1は2つの光電検出器の両方
ともあるレベル以上の光を受光したら異物11からの散
乱光L3であると判別し、いずれか一方の光電検出器の
みがあるレベル以上の光を受光したのであれば回路パタ
ーン16からの回析光L4であると判別することにより
レチクル2上にある異物11だけを検出できようになさ
れている。このように異物11の検出能力は異物とパタ
ーンとの弁別がどれだけできるかによる。
【0007】そこで実際の異物検査装置1では、なるべ
く回路パターン16で反射された回析光L4が来ないよ
うに走査ビームL2の入射角(走査ビームL2とレチク
ル2の法線とのなす角)と、これを受光する光電検出器
14、15とを配置することが望ましい。具体的には入
射角を大きくし(すなわちレチクル2に対して走査ビー
ムL2がほとんど水平になるようにし)、さらに光電検
出器14、15を走査ビームL2が入射される側寄りに
斜めに配置することが好ましい。なぜならレチクル2の
回路パターン16で発生される回析光L4は次数の低い
正反射側や透過側で強いため、入射角を大きくして後方
(入射側)から受光するようにすれば回析光L4のうち
高い次数のものしか受光されないからである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの構成の異
物検査装置1では、フレーム3Bの影になつて走査ビー
ムL2で照射できない領域2Aやフレーム3Bが壁にな
つて反射光を遮るため反射光が光電検出器14、15に
到達し得ない領域2B及び2Cができるという問題があ
つた。さらにまた異物検査装置1では、走査ビームL2
がレチクル2の表面、裏面及び薄膜3Aの表面で多重反
射してレチクル2の端面エツジやフレーム3Bに当たつ
て異物検出の障害となる光(以下、逆光という)を発生
し、検査不可となる領域2Dがフレーム3Bの内側近傍
に生じて検査領域を制限するという問題があつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、可能な限り広い検査領域を確保し、かつ検査時間を
短縮することができる異物検査装置及び方法を提案しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、マスク表面のうち検査しようとす
る領域の2次元形状と、保護薄膜の存在による物理的な
制約により定まる実際に検査できる領域の2次元形状と
に基づいて、マスクを該マスクを含む平面内で回転さ
せ、マスクの光ビームの走査方向に対する相対的な位置
関係を変更する回転手段を設ける。これにより必要な検
査領域や保護薄膜の形状に応じた最適な位置でマスクを
異物検査でき、また検査時間を短縮できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0012】(1)異物検査方法 一般に、異物検査に要する検査時間は検査領域の移動方
向(図10ではY方向)についての長さと駆動部5によ
るレチクル2の送り速度とによつて定まると考えること
ができる。従つて検査領域のY方向の長さが 100〔mm〕
であり、送り速度が 1〔mm/sec〕であるならば、検査時
間は 100〔mm〕÷ 1〔mm/sec〕= 100〔 sec〕になる。
このうち送り速度は光偏向走査器8の走査周期と走査ビ
ームL2のレチクル2上の光スポツト径とで定まり、光
スポツト径が小さければ小さいほど送り速度がゆつくり
になつてしまうので光スポツト径を大きくすることが検
査時間を短縮する上で有効である。
【0013】ところが光スポツト径は装置ごと固有値を
とるため、検査時間は走査周期に依存すると考えられ
る。しかしこの走査周期についても、レチクル2の検査
領域のうちX方向(走査ビームL2の走査方向)の幅が
小さければ走査周期も小さくなつて送り速度が速くなる
かというと、現実には限界があり検査時間の短縮ができ
なかつた。これは光偏向走査器8として用いられるガル
バノミラースキヤナーやポリゴンミラースキヤナーの偏
向角を小さくしても走査周期は大して短縮できないから
である。以上のことから、走査時間は検査領域のX方向
の幅でなくY方向の長さによつて左右され、Y方向の長
さに比例することが分かる。すなわちY方向の長さが短
くなるような向きにレチクル2を回転して設置すれば検
査時間の短縮を実現することができる。
【0014】図1にその様子を示す。ただし図1の図
中、X方向及びY方向はそれぞれ図10に示すX方向及
びY方向に対応しているものとする。まず図1(A)に
示すように長方形形状のフレーム3Bが装着されたレチ
クル2の検査領域AR1(図中斜線で示す)を検査した
い場合、図1(A)に示すように検査領域AR1の長手
方向がY方向と平行になるように配置するよりも図1
(B)に示すように長手方向がX方向と平行になるよう
に配置する方が検査領域AR1のY方向の長さを短くで
きる。すなわち図1(B)に示すように配置すれば検査
時間を短縮することができる。
【0015】以上は検査時間を優先する場合におけるレ
チクル2の配置方法であるが、検査時間よりも検査でき
る検査領域の確保を優先したい場合には前述のような配
置は必ずしも得策と言えない。このような場合の例を図
2に示す。例えば図2(A)に示すように、検査領域A
R1が斜線で示す領域であるのに対して検査可能領域A
R2が破線で囲まれた領域の場合、検査領域AR1のう
ち破線の外側にある領域AR11及びAR12は検査で
きない領域となる。
【0016】しかしながら図2(B)に示すようにレチ
クル2を90〔°〕回転させて向きを換えれば、破線で示
す検査可能領域AR2の内側に検査領域AR1を全て含
めることができている。この場合、図2(B)の配置は
図2(A)の配置よりもY方向の検査領域AR1の長さ
が長くなるので検査時間は余分にかかることになるが、
検査領域AR1の全面についての検査が可能になつてい
る。このように検査時間を優先するのか、それとも検査
できる領域の確保を優先するのかによつて、そのレチク
ル2を配置すべき向きも異なるのであるが、いずれの配
置でも検査領域AR1が検査可能領域AR2に含まれな
い場合には次に説明する異物検査方法が必要になる。こ
の異物検査方法を図3〜図5を例に説明する。
【0017】まず図3に示すようにレチクル2が配置さ
れた場合、検査したい領域である検査領域AR1はフレ
ーム3Bの内側からΔx=6〔mm〕、Δy=9〔mm〕の
ところに位置し、また検査可能領域AR2はフレーム3
Bの内側からΔX=5〔mm〕、ΔY=10〔mm〕のところ
に位置しているためY方向の各両端部分の幅 1〔mm〕
(=ΔY−Δy)の領域部分は検査できない領域にな
る。この場合には図4に示すようにレチクル2を90
〔°〕回転させて配置することが考えられるが、この例
の場合には検査可能領域AR2に検査領域AR1を含め
ることはできない。
【0018】そこで本願に係る異物検査方法では、図5
に示すように、レチクル2の各辺が走査ビームL2に対
して斜めになるようにレチクル2を時計回転方向に角度
θだけ回転させることにより検査領域AR1の全面が検
査可能領域AR2に含まれるようにする。この例の場
合、角度θはθ= tan-1(ΔX/ΔY)=26.6〔°〕で
ある。このときフレーム3の内側から検査可能領域AR
2までの距離(ΔX´、ΔY′)はΔX′=ΔX cosθ
=4.47〔mm〕、ΔY′=ΔY cosθ=8.94〔mm〕とな
り、フレーム3の内側から検査領域AR1までの距離
(Δx、Δy)を与えるΔx=6〔mm〕、Δy=9〔m
m〕より小さな値となり、検査領域AR1が検査可能領
域AR2に含まれていることが分る
【0019】ただし検査時間は図5におけるY方向の長
さLで定まるため、検査領域AR1の幅をX、Yとする
と、検査時間は長さL=X sinθ+Y cosθ=0.45X+
0.89Yを走査周期で割つた時間分だけかかることにな
る。このとき長さLは検査領域AR1の短辺より長く長
辺より短いため、その検査時間は短辺をY方向になるよ
うに配置した場合よりも時間がかかり、長辺をX方向に
なるように配置した場合よりも短時間で済む。なおΔX
及びΔYは走査ビームL2の入射角や光電検出器8の配
置等によつて決まる異物検査装置に固有の値である。
【0020】(2)第1の実施例 図10との対応部分に同一符号を付して示す図6に、異
物検査装置21の全体構成を示す。この異物検査装置2
1には、前項で説明したように、レチクル2をXY平面
内で角度θだけ回転させてその向きを変えるための回転
機構が備えられている。すなわち異物検査装置21は、
レチクル2を載置したままの状態でXY平面内で回転さ
せる回転テーブル22と、この回転テーブル22を駆動
する駆動部23とによつて構成される。
【0021】ここで円盤状の回転テーブル22と駆動部
23とはそれぞれY方向に移動可能な平板状の載置台4
上に載置されており、それぞれ駆動部23の軸23Aに
形成されたねじ山とねじ溝との噛み合わせによつて連結
されるようになされている。因にねじ溝は回転テーブル
22の円周に沿つて形成されており、軸23Aの回転量
に応じた移動量だけねじ溝が軸方向に送られることによ
り回転テーブル22を回転させる駆動力を作用できるよ
うになされている。なお回転テーブル22の回転量及び
該回転量に見合つた軸23Aの回転数は回転量決定装置
24において算出されるものとする。
【0022】以上の構成において、異物検査装置21は
次の手順で異物検査を実行する。まず異物検査装置21
は異物検査の実行に先だつて異物検査に最適なレチクル
2の配置を決定する処理を開始する。このとき異物検査
装置21は検査領域AR1の全面を検査できる配置を優
先的に探し、全面を検査できる位置が分かつた場合には
少しでも検査時間を短縮できる向きを探す。
【0023】このとき異物検査装置21は回転量決定装
置24を用いる。回転量決定装置24は入力装置25か
ら入力される諸条件(すなわちフレーム3Bの寸法、走
査ビームL2の入射角、光電検出器14、15の配置
等)に基づいて回転角が 0〔°〕の場合における検査可
能領域AR2のフレーム内壁からの距離(ΔX、ΔY)
を求め、さらに検査領域AR1のフレーム内壁からの距
離(Δx、Δy)を入力装置25から入力して保持す
る。
【0024】このように初期条件の設定作業が終了する
と、回転量決定装置24は図7に示す手順に従い回転テ
ーブル22の回転量を決定する作業に移る。回転量決定
装置24はステツプSP2において検査領域AR1を与
えるフレーム内側からの距離(Δx、Δy)と検査可能
領域AR2を与えるフレーム内側からの距離(ΔX、Δ
Y)とを比較する。このときX方向の距離及びY方向の
距離のいずれについても検査領域AR1の値の方が大き
い場合には、現時点でのレチクル2の向きで検査領域A
R1の全体が検査可能領域AR2に含まれると判定し、
肯定結果を得てステツプSP3に進む。
【0025】このステツプSP3は所望の検査領域AR
1の全面を検査できるという条件の下で検査時間が少し
でも短くなる方向を確定するために必要な判定ステツプ
である。すなわち回転量決定装置24はΔxとΔY、Δ
yとΔXとを比較する。このときΔx及びΔyがΔX及
びΔYに対して大きい値となる場合には、レチクル2を
90〔°〕回転させても検査領域AR1が検査可能領域A
R2に含まれると判定されるため、肯定結果を得てステ
ツプSP4に進む。
【0026】このように回転角が 0〔°〕であつても90
〔°〕であつても検査領域AR1が検査可能領域AR2
に含まれることが分かると、回転量決定装置24は当該
ステツプSP4において、検査領域AR1の2辺X及び
Yのうち短辺を判別し、短辺がレチクル2の駆動方向
(すなわちY方向)になるように設定して当該処理を終
了する。一方、ステツプSP3において否定結果が得ら
れた場合には、レチクル2を現在の向きから90〔°〕回
転させると検査領域AR1が検査可能領域AR2からは
み出すことが分かるので、回路決定装置24は当該ステ
ツプSP6においてレチクル2のあるべきは位置は 0
〔°〕であると設定する。
【0027】これに対して、ステツプSP2において否
定結果が得られ、現在の向き(すなわち 0〔°〕)では
検査領域AR1が検査可能領域AR2に含まれていない
ことが分かつた場合には、回転量決定装置24はステツ
プSP7に移つてレチクル2の向きを90〔°〕回転させ
た場合に検査領域AR1が検査可能領域AR2に含まれ
ることになるか否かの判定処理に移る。このとき肯定結
果が得られた場合には、レチクル2を90〔°〕回転させ
れば検査領域AR1を検査可能領域AR2に含めること
ができるのでステツプSP8でこの向きをレチクル2の
向きとして設定する。
【0028】ところがステツプSP7においても否定結
果が得られ、長方形状の検査領域AR1の回転角度を 0
〔°〕としても90〔°〕としても検査領域AR1を検査
可能領域AR2に含めることができないことが分かつた
場合には、回転量決定装置24は検査可能領域AR2を
広げて検査領域AR1の全部又はほとんどが含まれるよ
うにするためステツプSP9においてレチクル2を回転
させる角度θを tan-1(ΔX/ΔY)に設定する。
【0029】このようにレチクル2の向きが決定される
と、回転量決定装置24は駆動部23に駆動信号を与え
て軸23Aを駆動し、レチクル2の向きが決定された角
度θになるように回転テーブル22を回転させて回転テ
ーブル22の位置決め作業を終了する。かかる後、異物
検査装置21は走査ビームL2でレチクル2の表面を走
査させながら駆動部5によつて載置台4をY方向に駆動
し、必要な検査領域AR1の検査を実行する。
【0030】以上の構成によれば、レチクル2をXY平
面内で自由に回転できる回転テーブル22上に載置した
ことにより、ペリクル3のフレーム3Bや各種光学系の
配置の関係から回転テーブル22に載置された直後の向
きではレチクル2の検査領域AR1が検査可能領域AR
2に含まれないような場合でも向きを変えて検査可能領
域AR2に含めるようにできる。これにより検査範囲の
広い異物検査装置を実現することができる。またレチク
ル2の検査領域AR1が検査可能領域AR2に含まれて
いる場合にはより検査時間が短くて済むようにレチクル
2の向きを変更できる。
【0031】(3)第2の実施例 図6との対応部分に同一符号を付して示す図8に本発明
に係る異物検査装置の第2実施例を示す。この図8に示
す異物検査装置31は図6に示した異物検査装置21と
はレチクル2を回転させる回転手段の機構が異なること
を除いて同様の構成を有している。
【0032】すなわちこの異物検査装置31は、レチク
ル2を載置する載置台4の上面にレチクル2を回転させ
る回転手段を搭載するのではなく、載物台4ごとレチク
ル2を回転させるようになされている。このため載置台
4の根本部分に軸を固定し、当該軸を駆動部32で駆動
することにより載置台4をXY平面内で回動できるよう
になされている。なお駆動部32はX方向駆動部33に
取付られており、またX方向駆動部33はY方向駆動部
34に取り付けられている。従つてこの異物検査装置3
1はレチクル2をX方向及びY方向にそれぞれ平行移動
でき、XY平面内で回転移動できるようになされてい
る。これ以外は第1の実施例の場合と同様に動作する。
【0033】以上の構成によれば、レチクル2を2又形
状の載置台4に載置したままXY平面での平行移動及び
回転移動ができることにより、搬送系との間でレチクル
2を受け渡しする他、ペリクル3のフレーム3Bや各種
光学系の配置の関係から回転テーブル22に載置された
直後の向きではレチクル2の検査領域AR1が検査可能
領域AR2に含まれないような場合でも確実に検査可能
領域AR2に含めるようにできるように向きを変えるこ
とができる。これにより検査範囲の広い異物検査装置を
実現することができる。またレチクル2の検査領域AR
1が検査可能領域AR2に含まれている場合にはより検
査時間が短くて済むようにレチクル2の向きを変更でき
る。
【0034】(4)第3の実施例 図6との対応部分に同一符号を付して示す図9に本発明
に係る異物検査装置の第3実施例を示す。この図9に示
す異物検査装置41は図6に示した異物検査装置21と
はレチクル2をY方向に平行移動させる載置台4とXY
平面内で回転させる回転手段が別々に構成されているこ
とを特徴とする。
【0035】すなわちこの異物検査装置41は、レチク
ル2を載置する載置台4A、4BとしてはY方向への移
動機能のみであり、XY平面内の回転は載置台4A、4
BのZ方向上方に設けられている回転部42が分担す
る。回転部42は不図示の駆動部によりZ方向に移動し
得るようになされ、その下面に取り付けられている爪4
2Aによつてレチクル2を持ち上げた後、駆動部43で
レチクル2の向きを変えるようになされている。なお回
転によつて向きの変更が終了した後、回転部42は付図
示の駆動部により再び下降され、載置台4A、4B上に
レチクル2を載置するという動作を繰り返すようになさ
れている。これ以外は第1の実施例の場合と同様に動作
する。
【0036】以上の構成によれば、回転部42を用いて
レチクル2をXY平面で回転移動させることができるこ
とにより、ペリクル3のフレーム3Bや各種光学系の配
置の関係から回転テーブル4A、4Bに載置された直後
の向きではレチクル2の検査領域AR1が検査可能領域
AR2に含まれないような場合でも向きを変えて検査可
能領域AR2に含めるようにできる。これにより検査範
囲の広い異物検査装置を実現することができる。またレ
チクル2の検査領域AR1が検査可能領域AR2に含ま
れている場合にはより検査時間が短くて済むようにレチ
クル2の向きを変更できる。
【0037】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、回転テーブル22として
円盤形状のものを用いる場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、楕円形等その形状は円形に限らない。
また上述の実施例においては、回転部42を載置台4
A、4B上に載置されたレチクル2の向きを変えるだけ
に用いる場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、レチクルストツク部との間でレチクル2を搬送する
搬送手段と兼用する場合についても適用し得る。
【0038】すなわち回転部42は、回転機能以外に、
載物台4A、4B上への受けわたしのためのZ方向駆動
機構、及び不図示のレチクルストツク部からのレチクル
取り出しのための、X又はY方向駆動機構を兼ねる。こ
れにより回転部42は、レチクルストツク部からレチク
ルを取り出した後、レチクル向き決定処理手順に従い、
レチクルを所定の向きにむけて、載物台に載せる。異物
検査実行後は、回転部42は今と逆の動作を行つて、レ
チクルを前記レチクルストツク部へ戻す。もちろん前記
X又はY方向駆動機構は、別に独立させた搬送機構とし
ても良いことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、マスクを
該マスクを含む平面内で回転させ、マスクの光ビームの
走査方向に対する相対的な位置関係を変更する回転手段
を設けたことにより、必要な検査領域や保護薄膜の形状
に応じた最適な位置でマスクを異物検査でき、また検査
時間をより短縮できる異物検査装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査時間の短縮を実現するマスクの配置の説明
に供する略線図である。
【図2】検査領域と検査可能領域の関係を示す略線図で
ある。
【図3】検査領域が検査可能領域に含まれない場合の例
を示す略線図である。
【図4】検査領域が検査可能領域に含まれない場合の例
を示す略線図である。
【図5】本発明による異物検査方法の原理を示す略線図
である。
【図6】本発明による異物検査装置の一実施例を示す略
線図である。
【図7】本発明による異物検査方法の説明に供するフロ
ーチヤートである。
【図8】本発明による異物検査装置の一実施例を示す略
線図である。
【図9】本発明による異物検査装置の一実施例を示す略
線図である。
【図10】従来用いられている異物検査装置の構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1、21、31、41……異物検査装置、2……レチク
ル、3……ペリクル、3A……薄膜、3B……フレー
ム、4……載置台、5……駆動部、6……測長器、7…
…光源、8……光偏向走査器、9……走査レンズ、10
……走査線、11……異物、12、13……受光レン
ズ、14、15……光電検出器、16……回路パター
ン、22……回転テーブル、23、32、43……駆動
部、24……回転量決定装置、25……入力装置、33
……X方向駆動部、34……Y方向駆動部、42……回
転部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスク表面に異物が付着しないよう保護薄
    膜が装着されてなる前記マスク表面を光ビームで走査す
    ることにより前記マスクの表面状態を光学的に検査する
    ようになされた異物検査装置において、 前記マスクを載置する載置台と、 前記マスク表面のうち検査しようとする領域の2次元形
    状と、前記保護薄膜の存在による物理的な制約により定
    まる実際に検査できる領域の2次元形状とに基づいて、
    前記マスクを該マスクを含む平面内で回転させ、前記マ
    スクの前記光ビームの走査方向に対する相対的な位置関
    係を変更する回転手段と、 前記検査時、前記マスク及び前記載置台を前記光ビーム
    の走査方向に対して所定方向に相対移動させる移動手段
    とを具えることを特徴とする異物検査装置。
  2. 【請求項2】前記回転手段は、前記載置台上に前記マス
    クを載置したままの状態で前記載置台を回転移動させ、
    前記マスクの前記光ビームの走査方向に対する相対的な
    位置関係を変更することを特徴とする請求項1に記載の
    異物検査装置。
  3. 【請求項3】前記回転手段は、前記マスクのみを前記載
    置台に対して独立に回転移動させ、前記マスクの前記光
    ビームの走査方向に対する相対的な位置関係を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の異物検査装置。
  4. 【請求項4】前記回転手段は、矩形形状でなる前記保護
    薄膜の直交する2辺のうち1辺が前記光ビームの走査方
    向に対して平行となる状態から斜めになるように回転移
    動させることを特徴とする請求項1に記載の異物検査装
    置。
  5. 【請求項5】マスク表面に異物が付着しないよう保護薄
    膜が装着されてなる前記マスク表面を光ビームで走査す
    ることにより、前記マスクの表面状態を光学的に検査す
    る異物検査方法において、 前記マスク表面のうち検査しようとする領域の2次元形
    状と、前記保護薄膜の存在による物理的な制約により定
    まる実際に検査できる領域の2次元形状とに基づく判別
    処理により、矩形形状でなる前記保護薄膜の直交する2
    辺のうちいずれか一方の1辺を前記光ビームの走査方向
    と平行になるようにしても前記検査しようとする領域が
    前記実際に検査できる領域に含まれないことが判別され
    た場合、 前記検査しようとする領域の2次元形状と前記実際に検
    査できる領域の2次元形状に応じて一意に定まる所定角
    転量だけ、前記マスクを該マスクを含む平面内で回転さ
    せ、前記マスクの前記光ビームの走査方向に対する相対
    的な位置関係を変更しその後、前記マスクを前記光ビー
    ムの走査方向に対して所定方向に相対移動させて前記マ
    スク表面を光学的に検査することを特徴とする異物検査
    方法。
  6. 【請求項6】前記マスク表面のうち検査しようとする領
    域の2次元形状と、前記保護薄膜の存在による物理的な
    制約により定まる実際に検査できる領域の2次元形状と
    に基づく判別処理により、矩形形状でなる前記保護薄膜
    の直交する2辺のうちいずれか一方の1辺を前記光ビー
    ムの走査方向と平行になるようにしても前記検査しよう
    とする領域が前記実際に検査できる領域に含めることが
    できると判別された場合、 前記2辺のうち長さの短い方の一辺が前記走査方向に対
    して直交する方向になるように前記マスクの位置決めし
    た後、 前記マスクを前記光ビームの走査方向に対して所定方向
    に相対移動させて前記マスク表面を光学的に検査するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の異物検査方法。
JP8045408A 1996-02-06 1996-02-06 異物検査装置及び異物検査方法 Pending JPH09210916A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013228214A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Atel Corp マクロ観察装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013228214A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Atel Corp マクロ観察装置

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