JPH09211102A - 復調分析方法 - Google Patents

復調分析方法

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JPH09211102A
JPH09211102A JP8013934A JP1393496A JPH09211102A JP H09211102 A JPH09211102 A JP H09211102A JP 8013934 A JP8013934 A JP 8013934A JP 1393496 A JP1393496 A JP 1393496A JP H09211102 A JPH09211102 A JP H09211102A
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JP
Japan
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result
processing
band
demodulation
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JP8013934A
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English (en)
Inventor
Shinji Yanai
伸治 屋内
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数領域に変換するFFT処理及び元に戻
す逆FFT処理分の処理量が減らし、結果としてハード
ウェア規模の低減を図り得る復調分析方法を提供する。 【解決手段】 狭帯域信号で変調された広帯域信号は、
ディジタル信号の時系列データとして入力端子31を通
じて、粗FFT処理器32に入力し、この入力信号に対
して、適当な窓乗算を行った後、FFT処理を実施する
ことで粗い分析幅での周波数分割を行い、この周波数分
割された結果を帯域制限器33および周波数分析装置へ
の出力端子39へ出力する。帯域制限器33は粗FFT
処理器32からの周波数分割結果を入力して、周波数領
域でフィルタリング処理を行い、その結果を周波数畳み
込み器34に出力する。次に、周波数畳み込みを実施
し、その結果を精FFT処理器35に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭帯域信号で変調
された広帯域信号の中から、変調信号である狭帯域信号
のみを検出する復調分析方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、狭帯域信号で変調された広帯域信
号の中から、変調信号である狭帯域信号を復調する手法
の一つとして自乗検波方法がある。図2はかかる従来の
自乗検波方法を用いた復調分析装置の構成例である。こ
の図において、1は入力端子、11は帯域制限フィル
タ、12は自乗処理器、2は粗FFT処理器、5は精F
FT処理器、6はパワー算出器、7は積分器、8は出力
端子である。
【0003】ここで、粗FFT処理とは、時系列データ
に対して一定の時間幅で時系列データをオーバーラップ
させながら切り出し、この切り出した時系列データに適
当な窓関数をかけた後、高速フーリエ変換(FFT)に
より、比較的粗い分析幅の周波数ビン(以下、粗ビンと
いう)に周波数分割する処理である。また、精FFT処
理とは、粗FFT処理器により周波数分割された結果
を、各粗ビン毎に時間方向に並べ、この時間方向に並べ
た時系列データに対して、同様に一定の時間幅でオーバ
ーラップさせながら切り出す操作を各粗ビン毎に行い、
この切り出した時系列データに適当な窓関数をかけた
後、2回目のFFTにより、更に細かい分析幅の周波数
ビン(以下、精ビンという)に周波数分割する処理であ
る。粗FFT処理と精FFT処理を組み合わせること
で、等価的に次数の大きなFFT処理を実現することが
できる。以下、FFTにより周波数分割された結果を指
して周波数分割結果と称し、分割した単位のことを周波
数ビン(粗FFT処理の場合は粗ビン、精FFT処理の
場合は精ビン)という。
【0004】図3は従来の帯域制限フィルタの構成図で
ある。図3において、13は入力端子1(図2参照)に
接続されている端子、14はFFT処理器、15は複素
乗算器、16は逆FFT処理器、17は自乗処理器12
(図2参照)に接続されている端子である。動作につい
て説明すると、狭帯域信号で変調された広帯域信号は、
ディジタル信号の時系列データとして入力端子1を通じ
て、帯域制限フィルタ11に入力される。
【0005】帯域制限フィルタ11は入力端子1から入
力された信号に対して、この信号が存在する帯域の選択
と、次段の自乗処理での折り返しを小さくすることを目
的として、フィルタリング処理を実施し、その結果を自
乗処理器12に出力する。ここで、帯域制限フィルタ1
1は、次のいずれかの構成により実現できる。第1の方
法はFIRフィルタ等を用いて入力端子1からの時系列
データを時間領域で直接フィルタリングする方法であ
る。
【0006】第2の方法は図3に示すように、周波数領
域でフィルタリング処理を行う方法である。後者の方法
について説明すると、入力端子1からの時系列データ
は、端子13を通じてFFT処理器14に入力される。
FFT処理器14は端子13から入力された時系列デー
タを、高速フーリエ変換(FFT)の手法を用いて、複
数の周波数ビンに周波数分割を行い、その結果を複素乗
算器15に出力する。複素乗算器15は次式により帯域
制限を行い、その結果を逆FFT処理器16に出力す
る。
【0007】
【数1】
【0008】逆FFT処理器16は、複素乗算器15か
らの帯域制限結果に対して、FFT等を用いて逆フーリ
エ変換を行うことにより、時系列データに戻し、その結
果を端子17を通じて自乗処理器12に出力する。自乗
処理器12は、帯域制限フィルタ11からのフィルタリ
ングされた時系列データに対して、各サンプル毎に自乗
処理を行い、その結果を粗FFT処理器2に出力する。
【0009】粗FFT処理器2は自乗処理器12からの
自乗された時系列データに対して、適当な窓乗算を行っ
た後、FFT処理を実施することで、粗い分析幅での周
波数分割を行い、この周波数分割された結果を精FFT
処理器5に出力する。精FFT処理器5は粗FFT処理
器2からの周波数分割結果を入力し、この周波数分割結
果の中から復調分析を行う周波数範囲に相当する粗ビン
を選択し、各粗ビン毎に、この選択した周波数分割結果
を時間方向に並べ、この時間方向に並べた時系列データ
に対して、適当な窓乗算を行った後、2回目のFFT処
理を実施することで、更に細かい分析幅に周波数分割
し、この分割結果をパワー算出器6に出力する。
【0010】パワー算出器6は精FFT処理器5からの
細かく分割された周波数分割結果に対して、各精ビン毎
のパワーを次式を用いて算出し、その結果を積分器7へ
算出する。
【0011】
【数2】
【0012】積分器7はパワー算出器6からのパワー算
出結果に対して、例えば次式の指数積分を実施すること
により、各精ビン毎に積分処理を行い、その結果を出力
端子8に出力する。
【0013】
【数3】
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の復調分析方法では、以下のような問題点があ
る。復調分析装置は主として信号源の類識別に使用され
るが、類識別を目的とした使用状況においては、復調分
析装置以外にも、通常の周波数分析装置を併用して信号
源の類識別を行う場合が多い。
【0015】この周波数分析装置は、例えば図4に示す
ような構成となり、復調分析装置の一部と同じ構成で実
現できる。しかしながら、従来の復調分析装置では、粗
FFT処理器の入力は自乗処理器の出力であることか
ら、既に自乗検波された信号となり、その結果、周波数
分析装置と復調分析装置の機能の併用は不可能となる。
よって、周波数分析の処理は別途構成しなければなら
ず、結果としてハードウェア規模の増大につながる。
【0016】なお、図4において、22は入力端子、1
8は粗FFT処理器、19は精FFT処理器、20はパ
ワー算出器、21は積分器、23は出力端子である。ま
た、一般的に狭帯域信号で変調された広帯域信号が存在
する帯域は、既知の帯域ではなく、信号源に依存して変
化する。従って、復調分析におけるSN比の改善を図る
ためには、前述した周波数分析装置を用いて、前記広帯
域信号の存在する帯域を確認し、受信した広帯域信号の
帯域に応じて帯域制限フィルタの周波数応答を変化させ
る必要がある。
【0017】しかしながら、帯域制限フィルタに時間領
域のFIRフィルタを適用した場合においては、帯域制
限フィルタの周波数応答の変更は、FIRフィルタのイ
ンパルス応答を変更することとなるため、前記広帯域信
号の帯域に応じて、その応答を変更することは簡単には
できない。一方、図3の構成の周波数領域で帯域制限フ
ィルタを構成した場合に関しては、複素乗算器15によ
る帯域制限フィルタ11の周波数応答は比較的簡単に変
更することはできる。しかしながら、周波数領域に変換
するFFT処理及び元に戻す逆FFT処理分の処理量が
増加し、結果として、ハードウェア規模の増大につなが
る。
【0018】本発明は、上記問題点を除去し、周波数領
域に変換するFFT処理及び元に戻す逆FFT処理分の
処理量を減らし、結果としてハードウェア規模の低減を
図り得る復調分析方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕狭帯域信号で変調された広帯域信号を、自乗検波
方式により復調することで、変調信号である狭帯域信号
を検出する復調分析方法において、前記狭帯域信号で変
調された広帯域信号に対してフーリエ変換を行うことに
より複数の周波数ビンに周波数分割し、この周波数分割
結果に対して周波数畳み込みを行うことにより自乗検波
を行い、この自乗検波結果に対して各周波数ビン毎に再
度フーリエ変換を行うことにより所望の分析幅を得るよ
うにしたものである。
【0020】このように、狭帯域信号で変調された広帯
域信号に対して、まず、粗FFT処理器により粗い分析
幅で周波数分割を実施した後に、この周波数分割結果に
対して周波数畳み込み処理により自乗検波による復調処
理を行うようにしたので、通常の周波数分析装置におけ
る粗FFT処理の機能の削減を図ることができ、結果と
してハードウェア規模の低減を図ることができる。
【0021】〔2〕上記〔1〕記載の復調分析方法にお
いて、前記周波数分割結果に対して周波数領域でのフィ
ルタリング処理を行うことにより復調する帯域の選択を
行い、前記フィルタリング結果に対して周波数畳み込み
を実施するようにしたものである。したがって、上記
〔1〕記載の粗FFT処理の機能の削減に加えて、帯域
制限フィルタにおける周波数領域に変換するFET処理
及び元に戻す逆FFT処理分の処理量を減らし、結果と
して更なるハードウェア規模の低減を図ることができ
る。
【0022】〔3〕狭帯域信号で変調された広帯域信号
を、複数のセンサで構成されるセンサアレイで受信し、
このセンサアレイに対して整相処理によりビームを形成
し、このビームを自乗検波方式により復調することで、
変調信号である狭帯域信号を検出する復調分析方法にお
いて、前記センサアレイで受信した狭帯域信号で変調さ
れた広帯域信号に対して各センサ毎にフーリエ変換を行
うことにより複数の周波数ビンに周波数分割し、この周
波数分割結果を用いて、各周波数ビン毎に周波数領域で
の整相処理を行うことによりビームを形成し、この形成
されたビームに対して周波数畳み込みを行うことにより
自乗検波を行い、この自乗検波の結果に対して各周波数
ビン毎に再度フーリエ変換を行うことにより所望の分析
幅を得るようにしたものである。
【0023】このように、周波数分割結果を用いて各周
波数ビン毎に周波数領域での整相処理を行うことによ
り、ビームを形成し、このビームに対して周波数畳み込
みを実施するようにしたので、通常の周波数分析装置に
おける粗FET処理及び周波数領域整相処理の機能の削
減を図ることができ、結果としてハードウェア規模の低
減を図ることができる。
【0024】〔4〕上記〔3〕記載の復調分析方法にお
いて、前記各センサ毎に周波数分割結果に対して周波数
領域でのフィルタリング処理を行うことにより復調する
帯域の選択を行い、前記フィルタリング結果に対して周
波数領域での整相処理を実施するようにしたものであ
る。 〔5〕上記〔3〕記載の復調分析方法において、前記周
波数領域での整相処理によって形成されたビームに対し
て周波数領域でのフィルタリング処理を行うことにより
復調する帯域の選択を行い、前記フィルタリング結果に
対して周波数畳み込みを実施するようにしたものであ
る。
【0025】上記〔4〕又は〔5〕記載の復調分析方法
によれば、周波数領域整相処理の前又は後ろでフィルタ
処理により帯域制限を実施するようにしたので、上記
〔3〕記載の粗FET処理及び周波数領域整相処理の機
能の削減に加えて、上記〔2〕記載のFET処理及び逆
FET処理分の処理量を削減することができ、結果とし
てハードウェア規模の低減を図ることができる。
【0026】また、上記〔4〕記載の復調分析方法の場
合には、周波数領域整相の前に帯域制限をしていること
から、周波数領域整相処理の処理量の低減を図ることも
できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の第1実
施例を示す復調分析装置の機能ブロック図である。この
図において、31は入力端子、32は粗FFT処理器、
33は帯域制限器、34は周波数畳み込み器、35は精
FFT処理器、36はパワー算出器、37は積分器、3
8は出力端子、39は周波数分析装置への出力端子であ
る。
【0028】ここで、従来技術で説明したように、粗F
FT処理とは、時系列データに対して一定の時間幅で時
系列データをオーバーラップさせながら切り出し、この
切り出した時系列データに適当な窓関数をかけた後、F
FTにより比較的粗い分析幅の周波数ビン(粗ビン)に
周波数分割する処理である。また、精FFT処理とは、
粗FFT処理により周波数分割された結果を各粗ビン毎
に時間方向に並べ、この時間方向に並べた時系列データ
に対して、同様に一定の時間幅でオーバーラップさせな
がら切り出す操作を各粗ビン毎に行い、この切り出した
時系列データに適当な窓関数をかけた後、2回目のFF
Tにより、更に細かい分析幅の周波数ビン(精ビン)に
周波数分割する処理である。粗FFT処理と精FFT処
理を組み合わせることで、等価的に次数の大きなFFT
処理を実現することができる。
【0029】上記した復調分析装置の動作について説明
する。狭帯域信号で変調された広帯域信号は、ディジタ
ル信号の時系列データとして入力端子31を通じて、粗
FFT処理器32に入力される。粗FFT処理器32は
入力端子31から入力された信号に対して、適当な窓乗
算を行った後、FFT処理を実施することで粗い分析幅
での周波数分割を行い、この周波数分割された結果を帯
域制限器33、および周波数分析装置への出力端子39
へ出力する。
【0030】帯域制限器33は粗FFT処理器32から
の周波数分割結果を入力して、周波数領域でフィルタリ
ング処理を行い、その結果を周波数畳み込み器34に出
力する。ここで、帯域制限器33のフィルタリング処理
は、粗FFT処理器32の周波数分割結果の中から、帯
域制限フィルタの通過帯域に相当する粗ビンを選択し、
この選択した周波数分割結果を周波数畳み込み器34に
出力することで実現できる。
【0031】これにより、帯域制限フィルタの通過帯域
の変更が簡単に実現できるようになる。また、図3の複
素乗算器15を用いて、帯域制限フィルタの周波数応答
を設定して(式1)で複素乗算を行い、この複素乗算結
果の通過帯域の部分あるいは全ての帯域を周波数畳み込
み器34に送出しても構わない。周波数畳み込み器34
は帯域制限器33からの帯域制限された周波数分割結果
を入力して、この帯域制限された周波数分割結果の中か
ら復調分析を行う周波数範囲に相当する粗ビンに関して
のみ、次式により周波数畳み込みを実施し、その結果を
精FFT処理器35に出力する。
【0032】
【数4】
【0033】精FFT処理器35は周波数畳み込み器3
4からの周波数畳み込み結果を入力して、各粗ビン毎
に、この周波数分割結果を時間方向に並べ、この時間方
向に並べた時系列データに対して、適当な窓乗算を行っ
た後、2回目のFFT処理を実施することで、さらに細
かい分析幅に周波数分割し、その分割結果をパワー算出
器36に出力する。
【0034】パワー算出器36は、精FFT処理器35
からの細かく分割された周波数分割結果に対して、各精
ビン毎のパワーを(式2)を用いて算出し、その結果を
積分器37へ出力する。積分器37はパワー算出器36
からのパワー算出結果に対して、(式3)の指数積分を
各精ビン毎に実施し、その結果を出力端子38に出力す
る。
【0035】このように第1実施例によれば、狭帯域信
号で変調された広帯域信号に対して、まず、粗FFT処
理器により粗い分析幅で周波数分割を実施した後に、こ
の周波数分割結果に対して周波数領域で帯域制限を行
い、この帯域制限した結果に対して周波数畳み込み処理
により自乗検波による復調処理を行うようにしたので、 (a)前記出力端子39から粗FFT処理器32の出力
を取り出し、図4に示す周波数分析装置の精FFT処理
器19に入力することにより、粗FFT処理器18を削
減したうえで、周波数分析装置を構成することができ
る。
【0036】(b)前記帯域制限器33では、その狭帯
域信号で変調された広帯域信号の存在する帯域に応じ
て、選択する粗ビンの選択範囲を変えることができるの
で、帯域制限フィルタの内部構成を複雑にすることな
く、帯域制限フィルタの周波数応答を簡単に変更するこ
とが可能となる。また、前記帯域制限器33の帯域制限
方法として、図3の複素乗算器15と同様に、帯域制限
フィルタの周波数応答を設定して、前記(式1)で複素
乗算を行う場合に関しても、図3におけるFFT処理お
よび逆FFT処理の機能が不要となるため、ハードウェ
ア規模の低減を図ることができる。
【0037】図5は本発明の第2実施例を示す復調分析
装置の機能ブロック図である。この実施例においては、
第1実施例と同じ部分には同じ符号を付してその説明は
省略する。図5において、31−1,31−2,…,3
1−NはN個のセンサアレイの入力端子、32−1,3
2−2,…,32−Nは粗FFT処理器、33−1,3
3−2,…,33−Nは帯域制限器、40は周波数領域
整相器である。
【0038】第1実施例では、前記狭帯域信号で変調さ
れた広帯域信号をセンサで受信した場合の復調分析の方
法について記載したが、この第2実施例では複数のセン
サアレイで信号を受信し、周波数領域整相器40により
ビームを形成した場合に関して復調分析を行うようにな
っている。図5に示すように、第1実施例とは周波数領
域整相器40までの動作が異なるため、ここでは周波数
領域整相器40までの動作についてのみ説明する。
【0039】前記狭帯域信号で変調された広帯域信号は
複数のセンサで受信され、ディジタル信号として、入力
端子31−1,31−2,…,31−Nを通じて、粗F
FT処理器32−1,32−2,…,32−Nにそれぞ
れ入力される。粗FFT処理器32−1,32−2,
…,32−Nは、入力端子31−1,31−2,…,3
1−Nから入力された信号に対して、適当な窓乗算を行
った後、FFT処理を実施することで、粗い分析幅での
周波数分割を行い、この周波数分割された結果を、帯域
制限器33−1,33−2,…,33−Nへそれぞれ出
力する。
【0040】帯域制限器33−1,33−2,…,33
−Nは、第1実施例と同じように、周波数領域でフィル
タリング処理を行い、その結果を周波数領域整相器40
に出力する。周波数領域整相器40は、帯域制限器33
−1,33−2,…,33−Nからの帯域制限された周
波数分割結果を入力して、各粗ビン毎に(式5)に示す
位相補償処理を実施することで、特定の方位にビームを
形成し、その結果を周波数畳み込み器34に出力する。
【0041】
【数5】
【0042】このように、第2実施例によれば、帯域制
限器の出力に対して周波数領域整相処理を行い、周波数
領域整相により形成されたビームに対して周波数畳み込
みを実施するようにしたので、前記第1実施例の効果に
加えて、帯域制限によって選択された範囲の粗ビンに対
してのみ周波数領域整相処理を実施すればよいことか
ら、整相処理における処理量の低減を図ることができ
る。
【0043】図6は本発明の第3実施例を示す復調分析
装置の機能ブロック図である。第1、第2実施例と同じ
部分には同じ符号を付してその説明は省略する。第2実
施例では、複数のセンサで受信した前記狭帯域信号で変
調された広帯域信号に対して、各センサ毎に粗FFT処
理、および帯域制限処理を実施した後、周波数領域整相
によりビームを形成し、そのビーム出力に対して復調分
析を実施する方法について示したが、この第3実施例で
は粗FFT処理後の出力に対して周波数領域整相により
ビームを形成し、このビーム出力に対して帯域制限を行
った後、復調分析を行うように構成している。
【0044】図6に示すように、第2実施例の場合と
は、帯域制限器33までの動作が異なるため、ここでは
帯域制限器33までの動作についてのみ説明する。前記
狭帯域信号で変調された広帯域信号は複数のセンサで受
信され、ディジタル信号として、入力端子31−1,3
1−2,…,31−Nを通じて、粗FFT処理器32−
1,32−2,…,32−Nにそれぞれ入力される。
【0045】粗FFT処理器32−1,32−2,…,
32−Nは、入力端子31−1,31−2,…,31−
Nから入力された信号に対して、適当な窓乗算を行った
後、FFT処理を実施することで、粗い分析幅での周波
数分割を行い、この周波数分割された結果を周波数領域
整相器40にそれぞれ出力する。周波数領域整相器40
は粗FFT処理器32−1,32−2,…,32−Nか
らの周波数分割結果を入力して、各粗ビン毎に前記(式
5)に示す位相補償処理を実施することで、特定の方位
にビームを形成し、その結果を帯域制限器33および出
力端子39に出力する。
【0046】このように第3実施例によれば、粗FFT
処理器の出力に対して、周波数領域整相処理を行い、周
波数領域整相により形成されたビームに対して帯域制限
を実施するようにしたので、前記第1実施例の効果に加
えて、出力端子39から周波数分析用の出力をとること
により、周波数分析装置における周波数領域整相処理の
機能までも削減することができる。
【0047】なお、第1実施例では、前記狭帯域信号で
変調された広帯域信号を単一センサで受信した場合を例
に挙げて、復調分析装置の動作について説明を行った。
しかしながら、第2実施例や第3実施例のように、前記
狭帯域信号で変調された広帯域信号を複数のセンサアレ
イで受信した場合、次式の時間領域整相処理によりビー
ムを形成し、このビーム出力を入力端子31に入力する
ことで、復調分析装置を構成することもできる。
【0048】
【数6】
【0049】第1実施例、第2実施例および第3実施例
では、いずれも帯域制限器33または33−1,33−
2,…,33−Nが設けられているが、全帯域にわたっ
て復調分析を実施する場合に関しては、それぞれの実施
例において、帯域制限器33または33−1,33−
2,…,33−Nを省略することもできる。第1実施
例、第2実施例および第3実施例では、積分器37は指
数型の積分器を使用した例を用いて説明したが、積分器
37として加算型の積分器を用いることもできる。
【0050】第1実施例、第2実施例および第3実施例
では、粗FFT処理器32または32−1,32−2,
…,32−Nは、通常のFFT処理を使用した例を説明
したが、粗FFT処理器32および32−1,32−
2,…,32−Nとして、特殊なFFTを実施しても、
同様の効果を得ることができる。すなわち、FFTを実
施するサイズをLとすると、LのQ倍(Qは2以上の整
数)の時系列データをオーバラップさせながら切り出
し、この切り出した時系列データに、長さL×Qの適当
な窓関数をかける。この窓関数を乗算した時系列データ
を、x(1),x(2)…,x(L×Q)とすると、次
の加算処理を実施した後、サイズLの通常のFFTを実
施し、その結果を粗FFT処理器32または32−1,
32−2,…,32−Nの出力とする。
【0051】
【数7】
【0052】第2実施例および第3実施例では、周波数
領域整相器40は1方位に関するビームを形成し、この
形成したビーム出力に対して復調分析を実施する例を用
いて説明したが、周波数領域整相器40で複数方位に関
してビームを形成した場合に関しては、周波数領域整相
以後の処理をビーム数分だけ並列に構築することで複数
方位に対する復調分析にも対応することができる。
【0053】また、上記実施例の装置は、集積回路を用
いた個別回路で構成しても構わないし、あるいはディジ
タル・シグナル・プロセッサ(DSP)等でソフト的に
構成しても良い。なお、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可
能であり、それらを本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0054】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、狭帯域信号で変調
された広帯域信号に対して、まず、粗FFT処理器によ
り粗い分析幅で周波数分割を実施した後に、この周波数
分割結果に対して周波数畳み込みを行うことにより自乗
検波を行い、この自乗検波結果に対して各周波数ビン毎
に再度フーリエ変換を行うことにより所望の分析幅を得
るようにしたので、通常の周波数分析装置における粗F
ET処理の機能の削減を図ることができ、結果としてハ
ードウェア規模の低減を図ることができる。
【0055】(2)請求項2記載の発明によれば、前記
周波数分割結果に対して周波数領域でのフィルタリング
処理を行うことにより復調帯域の制限を行うようにした
ので、上記(1)記載の発明の効果に加え、帯域制限フ
ィルタにおける周波数領域に変換するFET処理及び元
に戻す逆FET処理分の処理量を減らし、結果として更
なるハードウェア規模の低減を図ることができる。
【0056】(3)請求項3記載の発明によれば、複数
のセンサで構成されるセンサアレイに関して、各センサ
毎に粗FET処理による周波数分割を行い、この周波数
分割結果に対して周波数領域整相処理によりビームを形
成し、この形成したビームに対して自乗検波による復調
処理を行うようにしたので、通常の周波数分析装置にお
ける粗FET処理及び周波数領域整相処理の機能の削減
を図ることができ、結果としてハードウェア規模の低減
を図ることができる。
【0057】(4)請求項4又は5記載の発明によれ
ば、周波数領域整相処理の前又は後ろでフィルタリング
処理により、帯域制限を実施するようにしたので、上記
(3)記載の発明の効果に加えて、上記(2)記載の発
明の効果と同様に、FET処理及び逆FET処理分の処
理量を削減することができ、結果としてハードウェア規
模の低減を図ることができる。更に、上記(4)記載の
発明においては、周波数領域整相処理の前に帯域制限を
していることから、周波数領域整相処理の処理量の低減
を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す復調分析装置の機能
ブロック図である。
【図2】従来の自乗検波方法を用いた復調分析装置の構
成図である。
【図3】帯域制限フィルタの構成図である。
【図4】周波数分析装置の構成図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す復調分析装置の機能
ブロック図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す復調分析装置の機能
ブロック図である。
【符号の説明】
31 入力端子 31−1,31−2,…,31−N センサアレイの
入力端子 32,32−1,32−2,…,32−N 粗FFT
処理器 33,33−1,33−2,…,33−N 帯域制限
器 34 周波数畳み込み器 35 精FFT処理器 36 パワー算出器 37 積分器 38 出力端子 39 周波数分析装置への出力端子 40 周波数領域整相器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭帯域信号で変調された広帯域信号を、
    自乗検波方式により復調することで、変調信号である狭
    帯域信号を検出する復調分析方法において、(a)前記
    狭帯域信号で変調された広帯域信号に対してフーリエ変
    換を行うことにより複数の周波数ビンに周波数分割し、
    (b)該周波数分割結果に対して周波数畳み込みを行う
    ことにより自乗検波を行い、(c)該自乗検波結果に対
    して各周波数ビン毎に再度フーリエ変換を行うことによ
    り所望の分析幅を得る、ことを特徴とする復調分析方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の復調分析方法において、
    (a)前記周波数分割結果に対して周波数領域でのフィ
    ルタリング処理を行うことにより復調する帯域の選択を
    行い、(b)前記フィルタリング結果に対して周波数畳
    み込みを実施する、ことを特徴とする復調分析方法。
  3. 【請求項3】 狭帯域信号で変調された広帯域信号を、
    複数のセンサで構成されるセンサアレイで受信し、該セ
    ンサアレイに対して整相処理によりビームを形成し、該
    ビームを自乗検波方式により復調することで、変調信号
    である狭帯域信号を検出する復調分析方法において、
    (a)前記センサアレイで受信した狭帯域信号で変調さ
    れた広帯域信号に対して各センサ毎にフーリエ変換を行
    うことにより複数の周波数ビンに周波数分割し、(b)
    該周波数分割結果を用いて、各周波数ビン毎に周波数領
    域での整相処理を行うことによりビームを形成し、
    (c)該形成されたビームに対して周波数畳み込みを行
    うことにより自乗検波を行い、(d)該自乗検波の結果
    に対して各周波数ビン毎に再度フーリエ変換を行うこと
    により所望の分析幅を得る、ことを特徴とする復調分析
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の復調分析方法において、
    (a)前記各センサ毎に周波数分割結果に対して周波数
    領域でのフィルタリング処理を行うことにより復調する
    帯域の選択を行い、(b)前記フィルタリング結果に対
    して周波数領域での整相処理を実施する、ことを特徴と
    する復調分析方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の復調分析方法において、
    (a)前記周波数領域での整相処理によって形成された
    ビームに対して周波数領域でのフィルタリング処理を行
    うことにより復調する帯域の選択を行い、(b)前記フ
    ィルタリング結果に対して周波数畳み込みを実施する、
    ことを特徴とする復調分析方法。
JP8013934A 1996-01-30 1996-01-30 復調分析方法 Withdrawn JPH09211102A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501933A (ja) * 2004-06-07 2008-01-24 株式会社アドバンテスト 広帯域信号解析装置、広帯域周期ジッタ解析装置、広帯域スキュー解析装置、広帯域信号解析方法、及び試験装置システム
JP2013513326A (ja) * 2009-12-08 2013-04-18 エスティー‐エリクソン(フランス)エスエーエス 入射信号で少なくとも1つの通信チャネルを識別する方法及びデバイス
JPWO2022260031A1 (ja) * 2021-06-09 2022-12-15

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WO2022260031A1 (ja) * 2021-06-09 2022-12-15 ローム株式会社 音波処理装置、および超音波システム

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