JPH09211116A - ミリ波レーダ搭載車両 - Google Patents
ミリ波レーダ搭載車両Info
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- JPH09211116A JPH09211116A JP8035750A JP3575096A JPH09211116A JP H09211116 A JPH09211116 A JP H09211116A JP 8035750 A JP8035750 A JP 8035750A JP 3575096 A JP3575096 A JP 3575096A JP H09211116 A JPH09211116 A JP H09211116A
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- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S13/00—Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
- G01S13/88—Radar or analogous systems specially adapted for specific applications
- G01S13/93—Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
- G01S13/931—Radar or analogous systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/02—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00
- G01S7/03—Details of HF subsystems specially adapted therefor, e.g. common to transmitter and receiver
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- G01S2013/93271—Sensor installation details in the front of the vehicles
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- Remote Sensing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 グランドクラッタを受けないミリ波レーダ搭
載車両を提供する。また、未整備路面上での車両のピッ
チングに影響されることなく、複数無人車両のフリート
運行化に寄与できるミリ波レーダ搭載車両も提供する。 【解決手段】 ミリ波送受信アンテナ2を車両1前面に
設け、送信アンテナ2aから車両1前方へ発射した送信
波3aの物体4での反射波3bを受信アンテナ2bで受
信することにより車両1と物体4との距離L及び相対速
度Vを探知するミリ波レーダを搭載した車両において、
アンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ2
を地表から約1〜2mの高さhに、かつアンテナビーム
中心Cが水平角βで約−4°以上に設けた。
載車両を提供する。また、未整備路面上での車両のピッ
チングに影響されることなく、複数無人車両のフリート
運行化に寄与できるミリ波レーダ搭載車両も提供する。 【解決手段】 ミリ波送受信アンテナ2を車両1前面に
設け、送信アンテナ2aから車両1前方へ発射した送信
波3aの物体4での反射波3bを受信アンテナ2bで受
信することにより車両1と物体4との距離L及び相対速
度Vを探知するミリ波レーダを搭載した車両において、
アンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ2
を地表から約1〜2mの高さhに、かつアンテナビーム
中心Cが水平角βで約−4°以上に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に未整備路面を
走行する建設車両に好適なミリ波レーダ搭載車両に関す
る。
走行する建設車両に好適なミリ波レーダ搭載車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高速道路上での運転者の不注意や判断ミ
スによる衝突事故防止策として、車両に超音波センサ、
レーザレーダ、赤外線レーダ、画像センサ、電波レーダ
等を搭載する試みがなされている。ところが超音波セン
サはノイズ音の影響を受け、レーザレーダや赤外線レー
ダは天候(雨、霧、雪)や粉塵の影響を受け、画像セン
サは処理技術が複雑等の欠点があり実用性に乏しい。こ
れに対し電波レーダは天候の影響を受けないため船舶や
航空機では多用されているものの、車両に搭載するには
路面や環境物からのクラッタを受けるため満足なものが
ないのが実情である。但しミリ波レーダはマイクロ波レ
ーダ等と較べ、より短波長であるために送受信アンテナ
をより小さくでき(車載が容易となる)、アンテナビー
ム幅をより狭くでき(環境物からのクラッタを受け難く
なる)、またドップラ周波数による物体との相対速度を
より高精度で探知できる等の利点がある。
スによる衝突事故防止策として、車両に超音波センサ、
レーザレーダ、赤外線レーダ、画像センサ、電波レーダ
等を搭載する試みがなされている。ところが超音波セン
サはノイズ音の影響を受け、レーザレーダや赤外線レー
ダは天候(雨、霧、雪)や粉塵の影響を受け、画像セン
サは処理技術が複雑等の欠点があり実用性に乏しい。こ
れに対し電波レーダは天候の影響を受けないため船舶や
航空機では多用されているものの、車両に搭載するには
路面や環境物からのクラッタを受けるため満足なものが
ないのが実情である。但しミリ波レーダはマイクロ波レ
ーダ等と較べ、より短波長であるために送受信アンテナ
をより小さくでき(車載が容易となる)、アンテナビー
ム幅をより狭くでき(環境物からのクラッタを受け難く
なる)、またドップラ周波数による物体との相対速度を
より高精度で探知できる等の利点がある。
【0003】即ちミリ波レーダ搭載車両はミリ波送受信
アンテナを車両前面に設け、送信アンテナから車体前方
へ発射した送信波の物体での反射波を受信アンテナで受
信することにより、車両と物体との距離及び相対速度を
探知するものである。尚、データ処理としてパルス方
式、2周波数CW方式、FM−CW方式等が用いられ、
複数物体の同時探知に際しては、フィルタバンクや周波
数解析法が採用される。また車両でのミリ波送受信アン
テナの装着位置は、車両前面で地表から70cm程度と
されている。
アンテナを車両前面に設け、送信アンテナから車体前方
へ発射した送信波の物体での反射波を受信アンテナで受
信することにより、車両と物体との距離及び相対速度を
探知するものである。尚、データ処理としてパルス方
式、2周波数CW方式、FM−CW方式等が用いられ、
複数物体の同時探知に際しては、フィルタバンクや周波
数解析法が採用される。また車両でのミリ波送受信アン
テナの装着位置は、車両前面で地表から70cm程度と
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のミリ波
送受信アンテナの装着位置(地表から70cm程度)
は、いずれも路面が舗装整備された高速道路上を高速走
行する車両を対象としたものであり、未整備路面を走行
する建設車両等を対象としていない。それ故、建設車両
等に対して上記従来技術をそのまま転用すると、次のよ
うな問題が生ずる。
送受信アンテナの装着位置(地表から70cm程度)
は、いずれも路面が舗装整備された高速道路上を高速走
行する車両を対象としたものであり、未整備路面を走行
する建設車両等を対象としていない。それ故、建設車両
等に対して上記従来技術をそのまま転用すると、次のよ
うな問題が生ずる。
【0005】(1)未整備路面を走行する車両は、路面
の凹凸やうねりによってピッチングやローリングを生ず
る。ローリングによる影響は例えば送受信アンテナを夫
々略正方形とすれば解消できる。ところがピッチングに
よる影響はアンテナ形状だけでは解消できず、不規則な
グランドクラッタを受けるようになり、満足な物体探知
を行うことができない。
の凹凸やうねりによってピッチングやローリングを生ず
る。ローリングによる影響は例えば送受信アンテナを夫
々略正方形とすれば解消できる。ところがピッチングに
よる影響はアンテナ形状だけでは解消できず、不規則な
グランドクラッタを受けるようになり、満足な物体探知
を行うことができない。
【0006】(2)建設現場、鉱山、採石現場等での走
行路はコースが一定であるのが普通である。このため複
数無人車両のフリート運行の研究が盛んである。このフ
リート運行では、車両が予めテーチングで得たコースデ
ータを記憶しておくか又は車両に対して外部から通信に
よってコースデータを都度与える。ところが未整備路面
では、天候(雨、雪)や土質等の違いによって例えば車
輪のスリップ率等が大きく異なる。このため仮に車輪等
の回転速度等を検出して距離や車速のデータを得たとし
ても、これらは不定値となってしまう。このためコース
データだけではフリート運行できない。例えばある距離
を走行して右折するとのコースデータを有るとしても、
ある距離すら正確に探知できないからである。勿論、G
PSによって車両の位置や高度を確認する方法もある
が、山影やトンネル内では衛星に対して影内となるた
め、車両の位置や高度を探知できないことは良く知られ
るところである。
行路はコースが一定であるのが普通である。このため複
数無人車両のフリート運行の研究が盛んである。このフ
リート運行では、車両が予めテーチングで得たコースデ
ータを記憶しておくか又は車両に対して外部から通信に
よってコースデータを都度与える。ところが未整備路面
では、天候(雨、雪)や土質等の違いによって例えば車
輪のスリップ率等が大きく異なる。このため仮に車輪等
の回転速度等を検出して距離や車速のデータを得たとし
ても、これらは不定値となってしまう。このためコース
データだけではフリート運行できない。例えばある距離
を走行して右折するとのコースデータを有るとしても、
ある距離すら正確に探知できないからである。勿論、G
PSによって車両の位置や高度を確認する方法もある
が、山影やトンネル内では衛星に対して影内となるた
め、車両の位置や高度を探知できないことは良く知られ
るところである。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点及び要請
に鑑み、グランドクラッタを受けることなく、未整備路
面上での車両のピッチングに影響されることなく、複数
無人車両のフリート運行化に寄与できるミリ波レーダ搭
載車両を提供することを目的とする。
に鑑み、グランドクラッタを受けることなく、未整備路
面上での車両のピッチングに影響されることなく、複数
無人車両のフリート運行化に寄与できるミリ波レーダ搭
載車両を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するため本発明に係わるミリ波レーダ搭載車両の第1発
明は、図1を参照して説明すれば、ミリ波送受信アンテ
ナ2を車両1前面に設け、送信アンテナ2aから車両1
前方へ発射した送信波3aの物体4での反射波3bを受
信アンテナ2bで受信することにより車両1と物体4と
の距離L及び相対速度Vを探知するミリ波レーダを搭載
した車両において、 ・アンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ
2を地表から約1〜2mの高さhに、かつアンテナビー
ム中心Cが水平角βで約−4°以上(尚、水平から下向
きをマイナスとした。以下同じ)に設けたことを特徴と
している。
するため本発明に係わるミリ波レーダ搭載車両の第1発
明は、図1を参照して説明すれば、ミリ波送受信アンテ
ナ2を車両1前面に設け、送信アンテナ2aから車両1
前方へ発射した送信波3aの物体4での反射波3bを受
信アンテナ2bで受信することにより車両1と物体4と
の距離L及び相対速度Vを探知するミリ波レーダを搭載
した車両において、 ・アンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ
2を地表から約1〜2mの高さhに、かつアンテナビー
ム中心Cが水平角βで約−4°以上(尚、水平から下向
きをマイナスとした。以下同じ)に設けたことを特徴と
している。
【0009】上記第1発明によれば、詳細は後述するよ
うに、自ずとグランドクラッタを探知しなくなる。この
ため探知された反射波の反射強度のピーク値を総て何ら
かの物体として取り扱うことができるようになる。
うに、自ずとグランドクラッタを探知しなくなる。この
ため探知された反射波の反射強度のピーク値を総て何ら
かの物体として取り扱うことができるようになる。
【0010】また第2発明は、図4及び図5を参照して
説明すれば、ミリ波送受信アンテナ2を車両1前面に設
け、送信アンテナ2aから車両1前方へ発射した送信波
3aの物体4での反射波3bを受信アンテナ2bで受信
することにより車両1と物体4との距離L及び相対速度
Vを探知するミリ波レーダを搭載した車両において、 ・地表から約1〜2mの高さhに設けられ、かつアンテ
ナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ2と、 ・車両1のピッチング角θp を検出するピッチング角検
出手段21と、 ・ミリ波送受信アンテナ2を上下回転させるアンテナ回
転手段22と、 ・ピッチング角検出手段21からの検出信号を受けてア
ンテナビーム中心Cが少なくとも水平角βで約−4°以
上となるように、ミリ波送受信アンテナ2を上下回転さ
せる信号をアンテナ回転手段22に入力する制御手段2
3とを有することを特徴としている。
説明すれば、ミリ波送受信アンテナ2を車両1前面に設
け、送信アンテナ2aから車両1前方へ発射した送信波
3aの物体4での反射波3bを受信アンテナ2bで受信
することにより車両1と物体4との距離L及び相対速度
Vを探知するミリ波レーダを搭載した車両において、 ・地表から約1〜2mの高さhに設けられ、かつアンテ
ナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ2と、 ・車両1のピッチング角θp を検出するピッチング角検
出手段21と、 ・ミリ波送受信アンテナ2を上下回転させるアンテナ回
転手段22と、 ・ピッチング角検出手段21からの検出信号を受けてア
ンテナビーム中心Cが少なくとも水平角βで約−4°以
上となるように、ミリ波送受信アンテナ2を上下回転さ
せる信号をアンテナ回転手段22に入力する制御手段2
3とを有することを特徴としている。
【0011】上記第2発明によれば、上記第1発明と同
様、グランドクラッタを受けることなく対物探知でき
る。さらに制御手段23がピッチング角検出手段21か
らの検出信号を受けてアンテナビーム中心Cが少なくと
も水平角βで約−4°以上となるように、ミリ波送受信
アンテナ2を上下回転させる信号をアンテナ回転手段2
2に入力するため、車両のピッチングに影響されること
なく自動的に対物探知を行うことができる。
様、グランドクラッタを受けることなく対物探知でき
る。さらに制御手段23がピッチング角検出手段21か
らの検出信号を受けてアンテナビーム中心Cが少なくと
も水平角βで約−4°以上となるように、ミリ波送受信
アンテナ2を上下回転させる信号をアンテナ回転手段2
2に入力するため、車両のピッチングに影響されること
なく自動的に対物探知を行うことができる。
【0012】また、図1及び図5を参照して説明すれ
ば、上記第1発明又は第2発明の構成のミリ波レーダ搭
載車両において、 ・予めコースデータAを記憶する記憶部231と、 ・探知した複数物体P3が一部又は総てが重畳すると
き、この重畳物体P3を抽出する抽出部232と、 ・抽出部232で抽出した重畳物体P3と、記憶部23
1で記憶したコースデータAとを照合して重畳物体P3
を特定する特定部233とを有することを特徴としてい
る。
ば、上記第1発明又は第2発明の構成のミリ波レーダ搭
載車両において、 ・予めコースデータAを記憶する記憶部231と、 ・探知した複数物体P3が一部又は総てが重畳すると
き、この重畳物体P3を抽出する抽出部232と、 ・抽出部232で抽出した重畳物体P3と、記憶部23
1で記憶したコースデータAとを照合して重畳物体P3
を特定する特定部233とを有することを特徴としてい
る。
【0013】上記第3発明によれば、上記第1発明を基
礎としているため、グランドクラッタを受けることな
い。又は上記第2発明を基礎としているため、グランド
クラッタを受けることなく、かつ未整備路面上での車両
のピッチングに影響されることもない。しかも、探知し
た複数物体P3が一部又は総てが重畳しているときに
は、抽出部232がこの重畳物体P3を抽出し、特定部
233において、重畳物体P3を記憶部231で予め記
憶したコースデータAから特定するので、重畳物体P3
が例えば上り坂なのであるのか、カーブでの立ち上がり
崖であるのか、又は単体物体が前方へ連続して存在した
ものなのかを、天候(雨、雪)や土質等の違いによって
左右されることなく区分できる。即ち探知物体ごとの最
適な動作(例えば減速、制動、操舵、変速等の動作情
報)を車両自体に与えることができる。このため、建設
現場、鉱山、採石現場等での複数無人車両によるフリー
ト運行に適用すれば、このフリート運行を確実に行うこ
とができる。
礎としているため、グランドクラッタを受けることな
い。又は上記第2発明を基礎としているため、グランド
クラッタを受けることなく、かつ未整備路面上での車両
のピッチングに影響されることもない。しかも、探知し
た複数物体P3が一部又は総てが重畳しているときに
は、抽出部232がこの重畳物体P3を抽出し、特定部
233において、重畳物体P3を記憶部231で予め記
憶したコースデータAから特定するので、重畳物体P3
が例えば上り坂なのであるのか、カーブでの立ち上がり
崖であるのか、又は単体物体が前方へ連続して存在した
ものなのかを、天候(雨、雪)や土質等の違いによって
左右されることなく区分できる。即ち探知物体ごとの最
適な動作(例えば減速、制動、操舵、変速等の動作情
報)を車両自体に与えることができる。このため、建設
現場、鉱山、採石現場等での複数無人車両によるフリー
ト運行に適用すれば、このフリート運行を確実に行うこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態及び実施例】第1例を図1〜図4及
び図6〜図8を参照して説明する。図1に示すように、
車両1は前面中心上にミリ波送受信アンテナ2を装着し
ている。ミリ波送受信アンテナ2は、図4に示すよう
に、送信アンテナ2aと受信アンテナ2bとを隣接配置
した一体構成としてあり、送信アンテナ2aから車両前
方へ送信波3aを発射し、物体4に衝突して反射した反
射波3b(いわゆる後方散乱波)を受信アンテナ2bで
受信し、これにより車両1と物体4との距離L及び相対
速度Vを探知するミリ波レーダを車載している。
び図6〜図8を参照して説明する。図1に示すように、
車両1は前面中心上にミリ波送受信アンテナ2を装着し
ている。ミリ波送受信アンテナ2は、図4に示すよう
に、送信アンテナ2aと受信アンテナ2bとを隣接配置
した一体構成としてあり、送信アンテナ2aから車両前
方へ送信波3aを発射し、物体4に衝突して反射した反
射波3b(いわゆる後方散乱波)を受信アンテナ2bで
受信し、これにより車両1と物体4との距離L及び相対
速度Vを探知するミリ波レーダを車載している。
【0015】ミリ波は波長λが1〜10mm(即ち、3
00〜30GHz)の電磁波であるが、本例では波長λ
≒5mm(59.5GHz)のものを用い、FM−CW
方式のもとFFT(高速フーリエ変換)による周波数解
析を行っている。
00〜30GHz)の電磁波であるが、本例では波長λ
≒5mm(59.5GHz)のものを用い、FM−CW
方式のもとFFT(高速フーリエ変換)による周波数解
析を行っている。
【0016】FM−CW方式は、図2に示すように、ミ
リ波(搬送波)を信号波(本例では三角波)で変調し、
送信波3aと受信波3bとをミキシングしてビート周波
数fb1、fb2を得、その後、次の一般式(1)、(2)
により車両1と物体4との距離L及び相対速度Vを探知
している。 L=C・(fb2+fb1)/(8ΔF・fm ) ・・・・・・・・(1) V=C・(fb2−fb1)/4fo ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 尚、Cは光速、fb1は同図2で示される「増加側のビー
ト周波数」、fb2は同図2で示される「減少側のビート
周波数」、ΔFは周辺周波数(本例では75MHz)、
fm は前記三角波の周波数(本例では781.25kH
z)、fo は前記ミリ波の周波数(59.5GHz)で
ある。
リ波(搬送波)を信号波(本例では三角波)で変調し、
送信波3aと受信波3bとをミキシングしてビート周波
数fb1、fb2を得、その後、次の一般式(1)、(2)
により車両1と物体4との距離L及び相対速度Vを探知
している。 L=C・(fb2+fb1)/(8ΔF・fm ) ・・・・・・・・(1) V=C・(fb2−fb1)/4fo ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 尚、Cは光速、fb1は同図2で示される「増加側のビー
ト周波数」、fb2は同図2で示される「減少側のビート
周波数」、ΔFは周辺周波数(本例では75MHz)、
fm は前記三角波の周波数(本例では781.25kH
z)、fo は前記ミリ波の周波数(59.5GHz)で
ある。
【0017】ところで上記図2の説明は物体4が単一の
場合であるが、物体4を複数探知するには、さらに周波
数解析やフィルタバンク等の処理を行う。本例ではFF
Tを採用している。
場合であるが、物体4を複数探知するには、さらに周波
数解析やフィルタバンク等の処理を行う。本例ではFF
Tを採用している。
【0018】即ち受信波3aは、物体4との距離L、物
体への方向(即ち、ミリ波送受信アンテナ2から見たア
ンテナビーム中心Cと物体4方向とのずれ角)、物体4
の有効反射面積等により、その受信強度〔−dB〕(発
信波3aの強度に対する受信波3bの強度低下度)が異
なる。
体への方向(即ち、ミリ波送受信アンテナ2から見たア
ンテナビーム中心Cと物体4方向とのずれ角)、物体4
の有効反射面積等により、その受信強度〔−dB〕(発
信波3aの強度に対する受信波3bの強度低下度)が異
なる。
【0019】そこでFFTでは、受信強度〔−dB〕に
所定の閾値を設け、この閾値よりも大きな受信強度〔−
dB〕の受信波3bのビート周波数を抽出している。こ
のように閾値を設定し、複数のピーク値を受信波3bの
中から抽出することにより複数物体4夫々についての距
離L及び相対速度Vを探知できる。
所定の閾値を設け、この閾値よりも大きな受信強度〔−
dB〕の受信波3bのビート周波数を抽出している。こ
のように閾値を設定し、複数のピーク値を受信波3bの
中から抽出することにより複数物体4夫々についての距
離L及び相対速度Vを探知できる。
【0020】このようなミリ波送受信アンテナ2を、建
設現場、鉱山、採石現場等の未整備路面を走行する大型
ダンプトラック等の車両1に搭載するために、本例では
車幅、走行速度、制動距離等を勘案し、次の要求を満足
するものとした。 〔第1要求〕前方約10m先に立つ人(背丈1.5m〜
2m)を探知できること 〔第2要求〕前方約100mの同車両を探知できること 〔第3要求〕図3に示すように、遠方探知幅Wが車幅B
の約1.2〜1.4倍程度であること(尚、例機1の車
幅Bは約3mの鉱山用ダンプトラックであり、この場
合、W≒3.6〜4.2mが望まれる。尚、例機1は鉱
山用ダンプトラックとしては極めて小型であり、例えば
車格がより大きいダンプトラック、例えば120トン級
程度ともとなると、B≒7mとなる。この場合は上記ミ
リ波送受信アンテナ2をそのまま採用するとなると、車
両前面で左右方向へ3〜4m離間した位置に1個づつ
(計2個)のミリ波送受信アンテナ2を設置するのがよ
い。) 〔第4要求〕車両1のラジエータ前面に装着することを
考慮し(即ち、ラジエータの冷却能力(即ち、ヒートバ
ランス)を下げないようにするために)、ミリ波送受信
アンテナ2を小型化すること 〔第5要求〕対物探知に際し、グランドクラッタを受け
ないこと
設現場、鉱山、採石現場等の未整備路面を走行する大型
ダンプトラック等の車両1に搭載するために、本例では
車幅、走行速度、制動距離等を勘案し、次の要求を満足
するものとした。 〔第1要求〕前方約10m先に立つ人(背丈1.5m〜
2m)を探知できること 〔第2要求〕前方約100mの同車両を探知できること 〔第3要求〕図3に示すように、遠方探知幅Wが車幅B
の約1.2〜1.4倍程度であること(尚、例機1の車
幅Bは約3mの鉱山用ダンプトラックであり、この場
合、W≒3.6〜4.2mが望まれる。尚、例機1は鉱
山用ダンプトラックとしては極めて小型であり、例えば
車格がより大きいダンプトラック、例えば120トン級
程度ともとなると、B≒7mとなる。この場合は上記ミ
リ波送受信アンテナ2をそのまま採用するとなると、車
両前面で左右方向へ3〜4m離間した位置に1個づつ
(計2個)のミリ波送受信アンテナ2を設置するのがよ
い。) 〔第4要求〕車両1のラジエータ前面に装着することを
考慮し(即ち、ラジエータの冷却能力(即ち、ヒートバ
ランス)を下げないようにするために)、ミリ波送受信
アンテナ2を小型化すること 〔第5要求〕対物探知に際し、グランドクラッタを受け
ないこと
【0021】上記要求を満足するため本例では、図1に
示されるミリ波の広がり(即ち、アンテナビーム幅θ)
に着目した。次式(3)はこのアンテナビーム幅θの一
般式である。 θ≒70・λ/D ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) 上式(3)は、アンテナ利得が最大であるアンテナビー
ム中心Cでの前記最大アンテナ利得の半値(1/2)ま
での角度であり、Dは送信アンテナ3aと受信アンテナ
3bとの夫々のアンテナ有効長さである。尚、本例での
ミリ波送受信アンテナ2は、前記図4に示す通り、送信
アンテナ2a及び受信アンテナ2bは共に正方形の平面
アンテナであり、容器寸法を含めて外形100mm×2
00mm、夫々のD≒85mmである。従って本例では
算術上(即ち、上記(3)によれば)θ≒4°となって
いる。
示されるミリ波の広がり(即ち、アンテナビーム幅θ)
に着目した。次式(3)はこのアンテナビーム幅θの一
般式である。 θ≒70・λ/D ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) 上式(3)は、アンテナ利得が最大であるアンテナビー
ム中心Cでの前記最大アンテナ利得の半値(1/2)ま
での角度であり、Dは送信アンテナ3aと受信アンテナ
3bとの夫々のアンテナ有効長さである。尚、本例での
ミリ波送受信アンテナ2は、前記図4に示す通り、送信
アンテナ2a及び受信アンテナ2bは共に正方形の平面
アンテナであり、容器寸法を含めて外形100mm×2
00mm、夫々のD≒85mmである。従って本例では
算術上(即ち、上記(3)によれば)θ≒4°となって
いる。
【0022】ところで上式(3)によれば、θ=3°で
はD≒117mm、さらにθ=2°ではD≒177mm
となってしまう。即ちアンテナビーム幅θを狭くしよう
とすると、ミリ波送受信アンテナ2は巨大化してしま
い、上記第4要求を満足できないばかりか、発信波3a
及び受信波3bの直線性が増してゆくため、ミリ波送受
信アンテナ2を例えば上下左右方向へ走査しなければ、
人や前方車両を探知できなくなる(即ち、上記第1〜3
要求を達成できなくなる)。勿論、ミリ波送受信アンテ
ナ2を下向きに走査させると、グランドクラッタの影響
を受けるようになるため上記第5要求も達成できなくな
る。
はD≒117mm、さらにθ=2°ではD≒177mm
となってしまう。即ちアンテナビーム幅θを狭くしよう
とすると、ミリ波送受信アンテナ2は巨大化してしま
い、上記第4要求を満足できないばかりか、発信波3a
及び受信波3bの直線性が増してゆくため、ミリ波送受
信アンテナ2を例えば上下左右方向へ走査しなければ、
人や前方車両を探知できなくなる(即ち、上記第1〜3
要求を達成できなくなる)。勿論、ミリ波送受信アンテ
ナ2を下向きに走査させると、グランドクラッタの影響
を受けるようになるため上記第5要求も達成できなくな
る。
【0023】一方、仮にθ=5°ではD≒70mm、さ
らにθ=6°ではD≒58mmとなってしまう。即ちア
ンテナビーム幅θを広げようとすると、ミリ波送受信ア
ンテナ2は小型化するが(即ち、上記第4要求は満足す
るが)、アンテナビーム幅θが広くなるため、グランド
クラッタを受けるばかりか、走行路外の物体までも探知
するようになり、結局第1〜3要求も第5要求も達成で
きなくなる。
らにθ=6°ではD≒58mmとなってしまう。即ちア
ンテナビーム幅θを広げようとすると、ミリ波送受信ア
ンテナ2は小型化するが(即ち、上記第4要求は満足す
るが)、アンテナビーム幅θが広くなるため、グランド
クラッタを受けるばかりか、走行路外の物体までも探知
するようになり、結局第1〜3要求も第5要求も達成で
きなくなる。
【0024】即ち、前記アンテナビーム幅θは総括的に
見て約4°(略4±0.5°)が好ましい。但しこれだ
けでは、上記要求を完全に満足しているとは言えず、次
のように、さらに限定する必要がある。
見て約4°(略4±0.5°)が好ましい。但しこれだ
けでは、上記要求を完全に満足しているとは言えず、次
のように、さらに限定する必要がある。
【0025】第1に、ミリ波送受信アンテナ2を地表か
らの高さhを種々変更して見ると、図6に示すように、
満足な結果が得られなくなる。同図6には、ミリ波送受
信アンテナ2を地表からの高さhをh3=0.7m、h
5=1m、h7=2m、h8=2.5mに設けた場合
の、夫々の最大探知幅W、探知可能領域S3、S5、S
7、S8及び最大探知長さL3、L5、L7、L8を記
載してある。即ち同図6から明らかなように、最大探知
幅Wは余り変化ないが(即ち、第3要求を満足している
が)、探知可能領域S3、S5、S7、S8及び最大探
知長さL3、L5、L7、L8は大きく変化している
(即ち、第1、2、5要求を達成でないものが含まれ
る。尚、第4要求は、既に満足されている)。これらの
内、上記第1、2、5要求を満足しているのは、h5=
1m及び高さh7=2mである。即ち、アンテナビーム
幅θを約4°としたときの地表からの高さhは、約0.
9〜2.1mが好ましいことが分かる。
らの高さhを種々変更して見ると、図6に示すように、
満足な結果が得られなくなる。同図6には、ミリ波送受
信アンテナ2を地表からの高さhをh3=0.7m、h
5=1m、h7=2m、h8=2.5mに設けた場合
の、夫々の最大探知幅W、探知可能領域S3、S5、S
7、S8及び最大探知長さL3、L5、L7、L8を記
載してある。即ち同図6から明らかなように、最大探知
幅Wは余り変化ないが(即ち、第3要求を満足している
が)、探知可能領域S3、S5、S7、S8及び最大探
知長さL3、L5、L7、L8は大きく変化している
(即ち、第1、2、5要求を達成でないものが含まれ
る。尚、第4要求は、既に満足されている)。これらの
内、上記第1、2、5要求を満足しているのは、h5=
1m及び高さh7=2mである。即ち、アンテナビーム
幅θを約4°としたときの地表からの高さhは、約0.
9〜2.1mが好ましいことが分かる。
【0026】図7は、上記第5要求の満足度をより明確
に示す図である。同図7には、上記同様アンテナビーム
幅θが4°のミリ波送受信アンテナ2を、車両1の前面
中心上に、h1=0.4m、h2=0.6m、h4=
0.8m、h5=1m、h6=1.5m、h7=2mに
設けると共に、夫々を水平角β(β1=0°(水平)、
β2=−4°、β3=−6°)に設け、車両1を側面か
ら見たときのグランダクラッタの影響を示してある。同
図7に示す通り、β1=0°の状態でグランダクラッタ
としての受信波3bの最大受信強度が−31dB以下ま
で落ちているのは、h4=0.8m(点β1h4)、h
5=1m(点β1h5)、h6=1.5m(点β1h
6)、h7=2mの(β1h7)のミリ波送受信アンテ
ナ2だけである。またβ2=−4°の状態では、h5=
1m(点β2h5)、h6=1.5m(点β2h6)、
h7=2m(点β2h7)だけである。さらにβ3=−
6°の状態では、グランダクラッタとしての受信波3b
の最大受信強度が−31dB以下まで落ちるものは何も
ない。
に示す図である。同図7には、上記同様アンテナビーム
幅θが4°のミリ波送受信アンテナ2を、車両1の前面
中心上に、h1=0.4m、h2=0.6m、h4=
0.8m、h5=1m、h6=1.5m、h7=2mに
設けると共に、夫々を水平角β(β1=0°(水平)、
β2=−4°、β3=−6°)に設け、車両1を側面か
ら見たときのグランダクラッタの影響を示してある。同
図7に示す通り、β1=0°の状態でグランダクラッタ
としての受信波3bの最大受信強度が−31dB以下ま
で落ちているのは、h4=0.8m(点β1h4)、h
5=1m(点β1h5)、h6=1.5m(点β1h
6)、h7=2mの(β1h7)のミリ波送受信アンテ
ナ2だけである。またβ2=−4°の状態では、h5=
1m(点β2h5)、h6=1.5m(点β2h6)、
h7=2m(点β2h7)だけである。さらにβ3=−
6°の状態では、グランダクラッタとしての受信波3b
の最大受信強度が−31dB以下まで落ちるものは何も
ない。
【0027】即ちh=約0.9〜2.1mに設置された
ミリ波送受信アンテナ2では、水平角βを0〜−4°
(即ち、β≧約−4°)とさえしておけば、受信波3b
の受信強度は常に−31dB以下であることが分かる。
そして追加説明すると、この受信強度−31dBは、ア
ンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ2を
h=1〜2mとし、かつアンテナビーム中心Cを水平角
β≒−4°として車体前方約20〜100mで得られる
グランドクラッタの全受信強度のピーク値として自ずと
現れる値である。言い換えれば、この値(−31dB)
以下の受信強度は、総てグランドクラッタと見做してよ
いことになる。
ミリ波送受信アンテナ2では、水平角βを0〜−4°
(即ち、β≧約−4°)とさえしておけば、受信波3b
の受信強度は常に−31dB以下であることが分かる。
そして追加説明すると、この受信強度−31dBは、ア
ンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ2を
h=1〜2mとし、かつアンテナビーム中心Cを水平角
β≒−4°として車体前方約20〜100mで得られる
グランドクラッタの全受信強度のピーク値として自ずと
現れる値である。言い換えれば、この値(−31dB)
以下の受信強度は、総てグランドクラッタと見做してよ
いことになる。
【0028】図8は、上記第1要求の満足度をより明確
に示す図である。同図8には、アンテナビーム幅θが4
°のミリ波送受信アンテナ2を、水平(β1=0°)、
高さh(h5=1m、h6=1.5m、h7=2m)に
設け、車両前方10m及び20mに立つ人(背丈1.5
m)を探知した図である。同図8に示す通り、10m先
に立つ人であれば、h7=2mでは、グランドクラッタ
(−31dB)からぎりぎりではあるが探知できる。仮
に背丈が1.8m位あれば、対人探知に何ら支障は生じ
ない。そしてh>2mとなると、探知できなくなる。他
のh5=1m及びh6=1.5mでの対人探知は全く支
障ない。一方、20m先に立つ人であれば、総ての高さ
h(h5=1m、h6=1.5m、h7=2m)におい
て対人探知できることが分かる。
に示す図である。同図8には、アンテナビーム幅θが4
°のミリ波送受信アンテナ2を、水平(β1=0°)、
高さh(h5=1m、h6=1.5m、h7=2m)に
設け、車両前方10m及び20mに立つ人(背丈1.5
m)を探知した図である。同図8に示す通り、10m先
に立つ人であれば、h7=2mでは、グランドクラッタ
(−31dB)からぎりぎりではあるが探知できる。仮
に背丈が1.8m位あれば、対人探知に何ら支障は生じ
ない。そしてh>2mとなると、探知できなくなる。他
のh5=1m及びh6=1.5mでの対人探知は全く支
障ない。一方、20m先に立つ人であれば、総ての高さ
h(h5=1m、h6=1.5m、h7=2m)におい
て対人探知できることが分かる。
【0029】以上の試験成績及び説明から明らかなよう
に、アンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテ
ナ2を、地表から約1〜2mの高さhに、かつアンテナ
ビーム中心Cが水平角βで約−4°以上に設けると、上
記総ての第1〜5要求を満足でき、複数の物体探知を完
全に行えるようになる。
に、アンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテ
ナ2を、地表から約1〜2mの高さhに、かつアンテナ
ビーム中心Cが水平角βで約−4°以上に設けると、上
記総ての第1〜5要求を満足でき、複数の物体探知を完
全に行えるようになる。
【0030】第2例を図4及び図5に示す。上記第1例
から明らかなように、アンテナビーム幅が約4°のミリ
波送受信アンテナ2を地表から約1〜2mの高さhに設
け、かつアンテナビーム中心Cが水平角βで約−4°以
上に設けると、図7に示すように、自ずとグランドクラ
ッタの影響分〔−31dB〕が直線状になって現れ、こ
の−31dBを閾値として、この閾値よりも受信波強度
が大きなものだけを抽出すれば、これらは総て物体とな
る。第2例はこの上記第1例の結果に基づき、図4及び
図5に示すように、車両1のピッチング角θp を検出す
るピッチング角検出手段なる水準器21と、ミリ波送受
信アンテナ2をラジエータグリル上で車体前方に向かっ
て上下方向に回転θudさせるアンテナ回転手段22と、
水準器21からの検出信号を受けてアンテナビーム中心
Cが少なくとも水平角βで約−4°以上となるように、
ミリ波送受信アンテナ2を上下回転−θp (このマイナ
ス符号は反対向きの意味であり、例えばピッチンングに
よってβ=−6°となれば、このβ=−6°のマイナス
に対してマイナス方向、即ち上向き。以下同じ)させる
信号をアンテナ回転手段22に入力するマイコン等でな
る制御手段23とを備えたものである。
から明らかなように、アンテナビーム幅が約4°のミリ
波送受信アンテナ2を地表から約1〜2mの高さhに設
け、かつアンテナビーム中心Cが水平角βで約−4°以
上に設けると、図7に示すように、自ずとグランドクラ
ッタの影響分〔−31dB〕が直線状になって現れ、こ
の−31dBを閾値として、この閾値よりも受信波強度
が大きなものだけを抽出すれば、これらは総て物体とな
る。第2例はこの上記第1例の結果に基づき、図4及び
図5に示すように、車両1のピッチング角θp を検出す
るピッチング角検出手段なる水準器21と、ミリ波送受
信アンテナ2をラジエータグリル上で車体前方に向かっ
て上下方向に回転θudさせるアンテナ回転手段22と、
水準器21からの検出信号を受けてアンテナビーム中心
Cが少なくとも水平角βで約−4°以上となるように、
ミリ波送受信アンテナ2を上下回転−θp (このマイナ
ス符号は反対向きの意味であり、例えばピッチンングに
よってβ=−6°となれば、このβ=−6°のマイナス
に対してマイナス方向、即ち上向き。以下同じ)させる
信号をアンテナ回転手段22に入力するマイコン等でな
る制御手段23とを備えたものである。
【0031】尚、本例でのアンテナ回転手段22は、ス
テップモータの軸端に設けたピニオンにラックを噛合さ
せてラックを前後移動可能とし、このラックの前端をユ
ニバーサルジョイントを介してミリ波送受信アンテナ2
に固設したものである。従って制御器23はステップモ
ータに対し駆動信号を送ると、この信号量に応じた角度
だけミリ波送受信アンテナ2は上下回転−θp するよう
になる。
テップモータの軸端に設けたピニオンにラックを噛合さ
せてラックを前後移動可能とし、このラックの前端をユ
ニバーサルジョイントを介してミリ波送受信アンテナ2
に固設したものである。従って制御器23はステップモ
ータに対し駆動信号を送ると、この信号量に応じた角度
だけミリ波送受信アンテナ2は上下回転−θp するよう
になる。
【0032】第2例によれば、車両1が未整備路面を走
行して路面の凹凸やうねりによってピッチングθp して
も、ピッチング角検出手段21がピッチング角θp を検
出し、このピッチング角θp を制御手段23に入力し、
制御手段23がアンテナ回転手段22に対してアンテナ
ビーム中心Cが少なくとも水平角βで約−4°以上とな
るように、ミリ波送受信アンテナ2を上下回転−θp さ
せるため、車両1はピッチングしてもグランドクラッタ
の影響を受けることがなくなる。
行して路面の凹凸やうねりによってピッチングθp して
も、ピッチング角検出手段21がピッチング角θp を検
出し、このピッチング角θp を制御手段23に入力し、
制御手段23がアンテナ回転手段22に対してアンテナ
ビーム中心Cが少なくとも水平角βで約−4°以上とな
るように、ミリ波送受信アンテナ2を上下回転−θp さ
せるため、車両1はピッチングしてもグランドクラッタ
の影響を受けることがなくなる。
【0033】第3例を図1、図5、図9に示す。上記第
1及び第2例によれば、ミリ波レーダはグランドクラッ
タの影響を受けることなく、複数物体4夫々との距離L
と相対速度Vとを探知できる。ところがミリ波レーダだ
けでは、探知した物体4が何物であるか特定できない。
そこで本第3例では、前記図5の制御手段23に記憶部
231と、抽出部232と、特定部233とを付加した
ものである。詳しくは図1に示す通りである。
1及び第2例によれば、ミリ波レーダはグランドクラッ
タの影響を受けることなく、複数物体4夫々との距離L
と相対速度Vとを探知できる。ところがミリ波レーダだ
けでは、探知した物体4が何物であるか特定できない。
そこで本第3例では、前記図5の制御手段23に記憶部
231と、抽出部232と、特定部233とを付加した
ものである。詳しくは図1に示す通りである。
【0034】車両1を無人とし、かつ複数車両をフリー
ト運行させる場合で考える。車両1を規定コースA上を
走行させ、コースデータAを予めテーチングさせること
により記憶部231に、直線コースA1、コーナA2、
上り坂A3、下り坂A4、交差点A5、排土位置A6等
と、夫々での距離Lや最適車速Vo等を記憶させてお
く。
ト運行させる場合で考える。車両1を規定コースA上を
走行させ、コースデータAを予めテーチングさせること
により記憶部231に、直線コースA1、コーナA2、
上り坂A3、下り坂A4、交差点A5、排土位置A6等
と、夫々での距離Lや最適車速Vo等を記憶させてお
く。
【0035】抽出部232は次の通りである。ミリ波レ
ーダにおける探知物体の距離分解性能ΔLは、次の一般
式(4)で与えられる(本例ではΔL=2mとなる)。 ΔL=C/2ΔF ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
ーダにおける探知物体の距離分解性能ΔLは、次の一般
式(4)で与えられる(本例ではΔL=2mとなる)。 ΔL=C/2ΔF ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
【0036】従って図9に示すように、仮に20m先に
物体P1が、また47m先に物体P2が、さらにまた6
5m先から遠方まで重畳した物体P3があるものとす
る。尚、P1〜P3は互いに2m以上(即ち、距離分解
性能ΔL以上)互いに離間しているため、個別に探知で
きる。即ち物体P1までの距離Lは19〜21mに、物
体P2までの距離Lは46〜48mに、物体P3の始端
までの距離Lは64〜66mの精度となる。この場合、
物体P1、P2は、同図9に示すように、夫々1個のピ
ーク値で現れるから、車両1での対応動作信号Sは、減
速又は停止のいずれかを採用すれば何ら問題は起きな
い。尚、同図9は、縦軸を受信波3bの受信強度〔−d
B〕とし、一方横軸をビート周波数としているが、同図
9に補記したように、横軸は、上記(1)式から明らか
なように、ビート周波数(fb2+fb1)は距離Lに比例
するため、横軸を距離Lとしてもよい。
物体P1が、また47m先に物体P2が、さらにまた6
5m先から遠方まで重畳した物体P3があるものとす
る。尚、P1〜P3は互いに2m以上(即ち、距離分解
性能ΔL以上)互いに離間しているため、個別に探知で
きる。即ち物体P1までの距離Lは19〜21mに、物
体P2までの距離Lは46〜48mに、物体P3の始端
までの距離Lは64〜66mの精度となる。この場合、
物体P1、P2は、同図9に示すように、夫々1個のピ
ーク値で現れるから、車両1での対応動作信号Sは、減
速又は停止のいずれかを採用すれば何ら問題は起きな
い。尚、同図9は、縦軸を受信波3bの受信強度〔−d
B〕とし、一方横軸をビート周波数としているが、同図
9に補記したように、横軸は、上記(1)式から明らか
なように、ビート周波数(fb2+fb1)は距離Lに比例
するため、横軸を距離Lとしてもよい。
【0037】一方、物体P3が同図9に示すように実際
は上り坂A3であるとしても、谷間でのカーブA7の崖
面、カーブのガードレール、また上記P1、P2のよう
な単体が例えば1m内に前方に向かって連続して立って
いる場合も、物体P3のように探知されるため、ミリ波
レーダだけでは物体P3を上り坂A3と特定することは
できない。さらに、物体P3が仮にカーブや単なる複数
単体の林立であるならば、概ね車両1を減速させるだけ
で良い。ところが物体P3が仮に上り坂であるならば、
車両1を減速させると同時に、変速機の速度段を落とす
動作も行わせるのが普通である。ところが例機1がミリ
波レーダだけを搭載した無人車であるならば、このよう
に物体に応じた対応を行うことができない。
は上り坂A3であるとしても、谷間でのカーブA7の崖
面、カーブのガードレール、また上記P1、P2のよう
な単体が例えば1m内に前方に向かって連続して立って
いる場合も、物体P3のように探知されるため、ミリ波
レーダだけでは物体P3を上り坂A3と特定することは
できない。さらに、物体P3が仮にカーブや単なる複数
単体の林立であるならば、概ね車両1を減速させるだけ
で良い。ところが物体P3が仮に上り坂であるならば、
車両1を減速させると同時に、変速機の速度段を落とす
動作も行わせるのが普通である。ところが例機1がミリ
波レーダだけを搭載した無人車であるならば、このよう
に物体に応じた対応を行うことができない。
【0038】そこで抽出部232は、物体P1〜P3を
探知したとき、先ず重畳物体P3を他の単体P1、P2
から切り離して抽出するものとした。
探知したとき、先ず重畳物体P3を他の単体P1、P2
から切り離して抽出するものとした。
【0039】そして特定部233は、前記抽出部232
が抽出した重畳物体P3と、前記記憶部231が記憶し
ているコースデータAとを照合することにより、詳しく
は既走行分の履歴データも参照することにより、重畳物
体P3を「上り坂A3である」と特定し、車両1に対し
減速と変速を行わせる。
が抽出した重畳物体P3と、前記記憶部231が記憶し
ているコースデータAとを照合することにより、詳しく
は既走行分の履歴データも参照することにより、重畳物
体P3を「上り坂A3である」と特定し、車両1に対し
減速と変速を行わせる。
【0040】即ち第3例によれば、複数無人車両のフリ
ート運行を確実に実施できるようになる。尚、本第3例
では、前記図5の制御手段23に記憶部231と、抽出
部232と、特定部233とを付加したが、これらは別
途備えたフリート制御用のマイコン等でなる制御器(図
示せず)内に収めてもよい。
ート運行を確実に実施できるようになる。尚、本第3例
では、前記図5の制御手段23に記憶部231と、抽出
部232と、特定部233とを付加したが、これらは別
途備えたフリート制御用のマイコン等でなる制御器(図
示せず)内に収めてもよい。
【図1】発明に係わるミリ波レーダ搭載車両の側面図で
ある。
ある。
【図2】FM−CW方式の説明グラフである。
【図3】発明に係わるミリ波レーダ搭載車両の上視図で
ある。
ある。
【図4】発明に係わるミリ波送受信アンテナの正面図で
ある。
ある。
【図5】発明に係わるミリ波送受信アンテナの側面図で
ある。
ある。
【図6】発明に係わるミリ波送受信アンテナの特性図で
ある。
ある。
【図7】発明に係わるミリ波送受信アンテナの特性図で
ある。
ある。
【図8】発明に係わるミリ波送受信アンテナの特性図で
ある。
ある。
【図9】発明に係わるミリ波送受信アンテナの特性図で
ある。
ある。
1 車両 2 ミリ波送受信アンテナ 2a 送信アンテナ 2b 受信アンテナ 21 ピッチング角検出手段 22 アンテナ回転手段 23 制御手段 231 記憶部 P3 複数物体(重畳物体) 232 抽出部 233 特定部 3a 送信波 3b 反射波 4 物体 A コースデータ C アンテナビーム中心 h 地表からのミリ波送受信アンテナ高さ L 距離 V 相対速度 θ アンテナビーム幅 θp 車両のピッチング角 β アンテナビーム中心の水平角
Claims (3)
- 【請求項1】 ミリ波送受信アンテナ2を車両1前面に
設け、送信アンテナ2aから車両1前方へ発射した送信
波3aの物体4での反射波3bを受信アンテナ2bで受
信することにより車両1と物体4との距離L及び相対速
度Vを探知するミリ波レーダを搭載した車両において、 ・アンテナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ
2を地表から約1〜2mの高さhに、かつアンテナビー
ム中心Cが水平角βで約−4°以上に設けたことを特徴
とするミリ波レーダ搭載車両。 - 【請求項2】 ミリ波送受信アンテナ2を車両1前面に
設け、送信アンテナ2aから車両1前方へ発射した送信
波3aの物体4での反射波3bを受信アンテナ2bで受
信することにより車両1と物体4との距離L及び相対速
度Vを探知するミリ波レーダを搭載した車両において、 ・地表から約1〜2mの高さhに設けられ、かつアンテ
ナビーム幅θが約4°のミリ波送受信アンテナ2と、 ・車両1のピッチング角θp を検出するピッチング角検
出手段21と、 ・ミリ波送受信アンテナ2を上下回転させるアンテナ回
転手段22と、 ・ピッチング角検出手段21からの検出信号を受けてア
ンテナビーム中心Cが少なくとも水平角βで約−4°以
上となるように、ミリ波送受信アンテナ2を上下回転さ
せる信号をアンテナ回転手段22に入力する制御手段2
3とを有することを特徴とするミリ波レーダ搭載車両。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のミリ波レーダ搭載
車両において、 ・予めコースデータAを記憶する記憶部231と、 ・探知した複数物体P3が一部又は総てが重畳すると
き、この重畳物体P3を抽出する抽出部232と、 ・抽出部232で抽出した重畳物体P3と、記憶部23
1で記憶したコースデータAとを照合して重畳物体P3
を特定する特定部233とを有することを特徴とするミ
リ波レーダ搭載車両。
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| JP8035750A JPH09211116A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ミリ波レーダ搭載車両 |
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP8035750A JPH09211116A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ミリ波レーダ搭載車両 |
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