JPH09211410A - 液晶表示装置 - Google Patents
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- JPH09211410A JPH09211410A JP8015152A JP1515296A JPH09211410A JP H09211410 A JPH09211410 A JP H09211410A JP 8015152 A JP8015152 A JP 8015152A JP 1515296 A JP1515296 A JP 1515296A JP H09211410 A JPH09211410 A JP H09211410A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の液晶パネルを解像性を低下させずに境
界を目立たなく並列させて1:1の大型表示を行う液晶
表示装置。 【解決手段】 複数の液晶表示パネル各々の構成が、液
晶表示パネルの背面から平行光又はその近似光をパネル
面に略垂直に入射して照明する平行光照明光源と、液晶
パネル1と、液晶パネル1のセル又はピクセル2毎に配
置された収束レンズからなるレンズアレー4とからな
り、並列合成された複数の液晶表示パネルの前面に投影
スクリーン5が配置され、投影スクリーン5に対して液
晶パネル1がそれぞれ傾斜角を付して配置され、液晶パ
ネル1と投影スクリーン5との距離が、セル又はピクセ
ル2毎の収束レンズからの射出光が投影スクリーン5に
対して広がりを持つ位置に設置されている。
界を目立たなく並列させて1:1の大型表示を行う液晶
表示装置。 【解決手段】 複数の液晶表示パネル各々の構成が、液
晶表示パネルの背面から平行光又はその近似光をパネル
面に略垂直に入射して照明する平行光照明光源と、液晶
パネル1と、液晶パネル1のセル又はピクセル2毎に配
置された収束レンズからなるレンズアレー4とからな
り、並列合成された複数の液晶表示パネルの前面に投影
スクリーン5が配置され、投影スクリーン5に対して液
晶パネル1がそれぞれ傾斜角を付して配置され、液晶パ
ネル1と投影スクリーン5との距離が、セル又はピクセ
ル2毎の収束レンズからの射出光が投影スクリーン5に
対して広がりを持つ位置に設置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に、複数の液晶パネルを並列させてより大型の1
個の液晶表示装置としたものにおいて、液晶セル又はピ
クセルからの射出光束を個別にスクリーン面に投影する
ことによって複数の液晶パネルの境界を目立たなくして
一体画像が得られるようにした大型液晶表示装置に関す
る。
し、特に、複数の液晶パネルを並列させてより大型の1
個の液晶表示装置としたものにおいて、液晶セル又はピ
クセルからの射出光束を個別にスクリーン面に投影する
ことによって複数の液晶パネルの境界を目立たなくして
一体画像が得られるようにした大型液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般の液晶表示装置は、画素電極を形成
した2枚の平面基板間に液晶を充填し、その間の電圧の
印加によって液晶分子の配向を制御して光のスイッチン
グを行わせ、画像表示を行う装置である。この技術は精
細緻密であり、大型の表示装置を単一液晶パネルで構成
することは、技術的にも経済的にも困難であることが知
られている。その解決法として、小型液晶表示装置をレ
ンズ光学系によって投影スクリーン面に拡大投影する方
法が採用され、市販される段階に至っている。
した2枚の平面基板間に液晶を充填し、その間の電圧の
印加によって液晶分子の配向を制御して光のスイッチン
グを行わせ、画像表示を行う装置である。この技術は精
細緻密であり、大型の表示装置を単一液晶パネルで構成
することは、技術的にも経済的にも困難であることが知
られている。その解決法として、小型液晶表示装置をレ
ンズ光学系によって投影スクリーン面に拡大投影する方
法が採用され、市販される段階に至っている。
【0003】この拡大投影法に対し、近年、複数の小型
液晶パネルを継ぎ合わせて大面積表示体を得ようとする
方法が発表されている。これには2種あり、1つは、液
晶パネルの端面を精密に研磨し、互いに正確に繋ぎ合わ
せてその繋ぎ目を判別できなくしつつ1枚の大型パネル
を作製する方法であり、他は、複数の小型パネルを適当
な狭い間隔で並列し、平行光を用いて液晶パネル背面か
ら照明し、各液晶パネルが表示した画像を多数の小型レ
ンズを配列させたレンズアレーを用いて等倍投影し、そ
れを凹型フレネルレンズを用いて若干の拡大率でスクリ
ーン面に投影して表示する方法であり、拡大することに
よって各液晶パネルの端面が正確に重なるように調整で
きるので、各パネルの繋ぎ目を目立たなくできる特徴を
持っている(前者は、Asia Display’9
5,proceedings−p.201:Large
Area Liqid Cristal Displ
ayRealized by Tilling of
Four Back Panelsに、後者は、同pr
oceedings−p.197:LCD Multi
−Panel Display−1995,10,16
〜18開催−に記載されている。)。
液晶パネルを継ぎ合わせて大面積表示体を得ようとする
方法が発表されている。これには2種あり、1つは、液
晶パネルの端面を精密に研磨し、互いに正確に繋ぎ合わ
せてその繋ぎ目を判別できなくしつつ1枚の大型パネル
を作製する方法であり、他は、複数の小型パネルを適当
な狭い間隔で並列し、平行光を用いて液晶パネル背面か
ら照明し、各液晶パネルが表示した画像を多数の小型レ
ンズを配列させたレンズアレーを用いて等倍投影し、そ
れを凹型フレネルレンズを用いて若干の拡大率でスクリ
ーン面に投影して表示する方法であり、拡大することに
よって各液晶パネルの端面が正確に重なるように調整で
きるので、各パネルの繋ぎ目を目立たなくできる特徴を
持っている(前者は、Asia Display’9
5,proceedings−p.201:Large
Area Liqid Cristal Displ
ayRealized by Tilling of
Four Back Panelsに、後者は、同pr
oceedings−p.197:LCD Multi
−Panel Display−1995,10,16
〜18開催−に記載されている。)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置の表示画
像は、直視型で見る限り、次第に高品質化し、CRTと
同レベルに達するにようになってきた。しかし、直視型
で大型化できれば、薄型なので高品質壁掛けテレビ等の
用途は広いが、前述したように、大型化が困難である。
したがって、拡大投影方式のものが製作されたのである
が、レンズ系で拡大投影する場合、特に高倍率拡大投影
では、解像性が低下し、画質が劣化せざるを得ない問題
点を保有する。
像は、直視型で見る限り、次第に高品質化し、CRTと
同レベルに達するにようになってきた。しかし、直視型
で大型化できれば、薄型なので高品質壁掛けテレビ等の
用途は広いが、前述したように、大型化が困難である。
したがって、拡大投影方式のものが製作されたのである
が、レンズ系で拡大投影する場合、特に高倍率拡大投影
では、解像性が低下し、画質が劣化せざるを得ない問題
点を保有する。
【0005】一方、液晶パネル端面を正確に付け合わせ
て1枚の大型パネルとする方法では、液晶表示装置が直
視型であるので、画質そのものは一般表示体と同様に高
品質に保持できるのであるが、製造に精細な技術を要
し、生産性が低く高価となる欠点がある。
て1枚の大型パネルとする方法では、液晶表示装置が直
視型であるので、画質そのものは一般表示体と同様に高
品質に保持できるのであるが、製造に精細な技術を要
し、生産性が低く高価となる欠点がある。
【0006】また、複数枚の液晶パネルを並列させレン
ズアレーで画像投影する方法では、若干の拡大率はある
ものの略等倍投影されており、その点では上記高倍率拡
大投影法よりも有利である。しかし、各単位パネルに形
成されている画像をレンズアレーで投影する方法は、レ
ンズアレーの単位レンズで小分割投影された画像を再合
成して全画像を表示する方法なので、レンズアレーの各
レンズは正確に同一焦点距離を持ち正確に配列されてい
る必要があるから、その製造は自ずと難しいものとな
る。もし構成レンズに不均一なものがあれば、そのレン
ズによる投影像は他のレンズの投影像と異なった結像と
なって全体の画像を乱すことになる。
ズアレーで画像投影する方法では、若干の拡大率はある
ものの略等倍投影されており、その点では上記高倍率拡
大投影法よりも有利である。しかし、各単位パネルに形
成されている画像をレンズアレーで投影する方法は、レ
ンズアレーの単位レンズで小分割投影された画像を再合
成して全画像を表示する方法なので、レンズアレーの各
レンズは正確に同一焦点距離を持ち正確に配列されてい
る必要があるから、その製造は自ずと難しいものとな
る。もし構成レンズに不均一なものがあれば、そのレン
ズによる投影像は他のレンズの投影像と異なった結像と
なって全体の画像を乱すことになる。
【0007】また、この方法では、原理的に拡大投影法
と同じように、レンズによる画像の結像光学系を用いて
いるので、表示画像から投影画像に到る光路長はレンズ
の焦点距離によって理論的に定まり、その光路長を変化
させることができないので、装置全体として厚い構造を
とらざるを得ない。すなわち、薄型化が不可能である。
と同じように、レンズによる画像の結像光学系を用いて
いるので、表示画像から投影画像に到る光路長はレンズ
の焦点距離によって理論的に定まり、その光路長を変化
させることができないので、装置全体として厚い構造を
とらざるを得ない。すなわち、薄型化が不可能である。
【0008】以上のように、従来のものは、現在最も要
望されている安価でかつ高品質画像を得る薄型の大型液
晶表示装置として何れも不十分なもので、この要望を満
足させ得るものではない。
望されている安価でかつ高品質画像を得る薄型の大型液
晶表示装置として何れも不十分なもので、この要望を満
足させ得るものではない。
【0009】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、複数の液晶パネ
ルを解像性を低下させずに境界を目立たなく並列させて
1:1の大型表示を行う液晶表示装置を提供することで
ある。
みてなされたものであり、その目的は、複数の液晶パネ
ルを解像性を低下させずに境界を目立たなく並列させて
1:1の大型表示を行う液晶表示装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の液晶表示装置は、複数の液晶表示パネルを並列合成
してより大型の1枚の液晶表示用パネルとした液晶表示
装置において、前記の複数の液晶表示パネル各々の構成
が、液晶表示パネルの背面から平行光又はその近似光を
パネル面に略垂直に入射して照明する平行光照明光源
と、液晶パネルと、該液晶パネルの液晶セル又は液晶ピ
クセル毎にパネル面に直接又は接近して配置された収束
レンズからなるレンズアレーとからなり、前記の並列合
成された複数の液晶表示パネルの前面に投影スクリーン
が配置され、前記投影スクリーンに対して前記液晶パネ
ルがそれぞれ傾斜角を付して配置され、前記液晶パネル
と前記投影スクリーンとの距離が、液晶セル又は液晶ピ
クセル毎の前記収束レンズからの射出光が前記投影スク
リーンに対して広がりを持つ位置に設置されていること
を特徴とするものである。
明の液晶表示装置は、複数の液晶表示パネルを並列合成
してより大型の1枚の液晶表示用パネルとした液晶表示
装置において、前記の複数の液晶表示パネル各々の構成
が、液晶表示パネルの背面から平行光又はその近似光を
パネル面に略垂直に入射して照明する平行光照明光源
と、液晶パネルと、該液晶パネルの液晶セル又は液晶ピ
クセル毎にパネル面に直接又は接近して配置された収束
レンズからなるレンズアレーとからなり、前記の並列合
成された複数の液晶表示パネルの前面に投影スクリーン
が配置され、前記投影スクリーンに対して前記液晶パネ
ルがそれぞれ傾斜角を付して配置され、前記液晶パネル
と前記投影スクリーンとの距離が、液晶セル又は液晶ピ
クセル毎の前記収束レンズからの射出光が前記投影スク
リーンに対して広がりを持つ位置に設置されていること
を特徴とするものである。
【0011】この場合、投影スクリーンは、液晶セル又
は液晶ピクセル単位からの光束を横切る面が光拡散性で
あることが望ましい。
は液晶ピクセル単位からの光束を横切る面が光拡散性で
あることが望ましい。
【0012】また、投影スクリーンの面とレンズアレー
との距離の差を少なくするために、傾斜配置の液晶パネ
ルに対応して、投影スクリーンを均一な厚さを有する曲
面スクリーンとしてもよく、また、投影スクリーンを目
視側の面のみを平坦面とし、液晶パネル側の面を曲面と
し、その曲面を光拡散性として、外観的に平坦な投影ス
クリーンとしてもよい。
との距離の差を少なくするために、傾斜配置の液晶パネ
ルに対応して、投影スクリーンを均一な厚さを有する曲
面スクリーンとしてもよく、また、投影スクリーンを目
視側の面のみを平坦面とし、液晶パネル側の面を曲面と
し、その曲面を光拡散性として、外観的に平坦な投影ス
クリーンとしてもよい。
【0013】また、投影スクリーンはグレー色とするこ
とが望ましい。
とが望ましい。
【0014】さらに、投影スクリーンの投影面に投影さ
れた液晶セル又は液晶ピクセルの隣接部に光束を阻害し
ない範囲で黒色境界線を設けるようにしてもよい。
れた液晶セル又は液晶ピクセルの隣接部に光束を阻害し
ない範囲で黒色境界線を設けるようにしてもよい。
【0015】また、液晶セル又は液晶ピクセル単位に存
在する収束レンズは、液晶セル又はピクセルを透過した
光を設定した焦点位置に集光させるか、又は、少なくと
もその液晶セル又は液晶ピクセルの寸法以内に光束が存
在するように構成されることが望ましい。
在する収束レンズは、液晶セル又はピクセルを透過した
光を設定した焦点位置に集光させるか、又は、少なくと
もその液晶セル又は液晶ピクセルの寸法以内に光束が存
在するように構成されることが望ましい。
【0016】また、レンズアレーが液晶セル又は液晶ピ
クセルの列単位で、レンチキュラーレンズ状に形成する
こともできる。
クセルの列単位で、レンチキュラーレンズ状に形成する
こともできる。
【0017】また、平行光照明光源は、例えば、照明光
源を液晶パネル背面に並列配置させるか、又は、導光板
の端部に設置して平行光又はその近似光を得るような構
成になっていてもよい。
源を液晶パネル背面に並列配置させるか、又は、導光板
の端部に設置して平行光又はその近似光を得るような構
成になっていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】前記した従来の方法の中、複数の
液晶パネルを並列させ投影する方法において、原理的に
結像レンズ光学系の光路長は一定であるから、同一レン
ズを使用する限り、光路長を変化させることができな
い。実用的に表示装置の厚さをできる限り薄くすること
が望ましいが、前記の文献によると、最小光路長(最も
薄型の装置)は、実用的に1:1投影がよいとの結論を
得ている。しかし、この投影法は、元画像をスクリーン
面に結像投影するものであるので、この光路長を更に短
くしてより薄型の装置とすることはできない。
液晶パネルを並列させ投影する方法において、原理的に
結像レンズ光学系の光路長は一定であるから、同一レン
ズを使用する限り、光路長を変化させることができな
い。実用的に表示装置の厚さをできる限り薄くすること
が望ましいが、前記の文献によると、最小光路長(最も
薄型の装置)は、実用的に1:1投影がよいとの結論を
得ている。しかし、この投影法は、元画像をスクリーン
面に結像投影するものであるので、この光路長を更に短
くしてより薄型の装置とすることはできない。
【0019】本発明は、以下に説明する原理に基づき、
上記のような結像レンズ系を用いずに、液晶パネルのセ
ル又はピクセルからの光をそれぞれ独立に集光し、その
集光光束の中に投影スクリーンを配置することによっ
て、著しく薄型の液晶表示装置を作製することができる
ことを見出し、新規な原理に基づく薄型の液晶表示装置
を発明したものである。
上記のような結像レンズ系を用いずに、液晶パネルのセ
ル又はピクセルからの光をそれぞれ独立に集光し、その
集光光束の中に投影スクリーンを配置することによっ
て、著しく薄型の液晶表示装置を作製することができる
ことを見出し、新規な原理に基づく薄型の液晶表示装置
を発明したものである。
【0020】以下、本発明の液晶表示装置の構成原理を
図を参照にして説明する。図1は、本発明の集光光束を
利用する方法において、液晶パネルのR,G,B各セル
毎に集光レンズを設けて得られた光束群の集光前の光路
内に投影スクリーンを配置した光路図である。R,G,
Bセル2が規則的に配置されてなる液晶パネル1の背面
から平行光3を用いて透過照明を行う。図1の場合、平
行光3は、前記のLCD Multi−Panel D
isplayに記載されているように、平行配置の蛍光
管6と透明なコーン状の導光部を持つ導光管シート7と
を用いて得ている。液晶パネル1内に形成されている3
原色セル2、すなわち、赤色セル(R)、緑色セル
(G)、青色セル(B)は、各セルに該当する3原色の
カラーフィルターの何れかを設けることによって形成さ
れる。したがって、各カラーセルR,G,Bは、一般の
セル構成要素を全て含んだものである。カラー画像を液
晶パネル1に表示するためには、各セル2に電圧を印加
したときの液晶分子の配向変化を利用し、液晶層の両側
に配置した偏光板(用いない場合もある)との協働作用
による光スイッチング機能により、平行照明光3を透過
又は遮蔽する作用を電気的に制御して行うことは周知で
ある。
図を参照にして説明する。図1は、本発明の集光光束を
利用する方法において、液晶パネルのR,G,B各セル
毎に集光レンズを設けて得られた光束群の集光前の光路
内に投影スクリーンを配置した光路図である。R,G,
Bセル2が規則的に配置されてなる液晶パネル1の背面
から平行光3を用いて透過照明を行う。図1の場合、平
行光3は、前記のLCD Multi−Panel D
isplayに記載されているように、平行配置の蛍光
管6と透明なコーン状の導光部を持つ導光管シート7と
を用いて得ている。液晶パネル1内に形成されている3
原色セル2、すなわち、赤色セル(R)、緑色セル
(G)、青色セル(B)は、各セルに該当する3原色の
カラーフィルターの何れかを設けることによって形成さ
れる。したがって、各カラーセルR,G,Bは、一般の
セル構成要素を全て含んだものである。カラー画像を液
晶パネル1に表示するためには、各セル2に電圧を印加
したときの液晶分子の配向変化を利用し、液晶層の両側
に配置した偏光板(用いない場合もある)との協働作用
による光スイッチング機能により、平行照明光3を透過
又は遮蔽する作用を電気的に制御して行うことは周知で
ある。
【0021】平行照明光3は液晶パネル1の構成要素で
ある各原色セル2を透過し、該当する色光となる。例え
ば、赤色セル(R)の透過光は赤色光となる。平行透過
光に乱れがなければ、各原色セル2の透過光は液晶パネ
ル1のR,G,Bセルの配列を乱すことはないから、全
く同じ配列でかつ明確に分離した状態のR,G,B光束
としてパネル1外に射出される。
ある各原色セル2を透過し、該当する色光となる。例え
ば、赤色セル(R)の透過光は赤色光となる。平行透過
光に乱れがなければ、各原色セル2の透過光は液晶パネ
ル1のR,G,Bセルの配列を乱すことはないから、全
く同じ配列でかつ明確に分離した状態のR,G,B光束
としてパネル1外に射出される。
【0022】この光束を遮る位置に液晶パネル1と平行
に投影スクリーン5を置くと、そのスクリーン5面上に
光束が投影され、投影面の反対側から明るい投影像を見
ることができる。この場合、完全平行光が透過してくる
とすれば、理論的にスクリーン5と液晶パネル1との距
離(スクリーン距離)が任意の位置であっても、常に液
晶パネル1と同一の投影像が得られることになる。
に投影スクリーン5を置くと、そのスクリーン5面上に
光束が投影され、投影面の反対側から明るい投影像を見
ることができる。この場合、完全平行光が透過してくる
とすれば、理論的にスクリーン5と液晶パネル1との距
離(スクリーン距離)が任意の位置であっても、常に液
晶パネル1と同一の投影像が得られることになる。
【0023】しかし、実際には完全な平行光照明は不可
能であるし、液晶パネル1も若干の光拡散性があるか
ら、透過光束は乱れ、隣接セルと影響し合って光の加色
混合を生じると共に、互いのセル境界が不鮮明になる。
ここで、液晶パネル1から投影スクリーン5までの距離
が大きいと、光束の乱れのためにセル境界が乱され、液
晶パネル1のセル配列は再現できなくなる。そのため、
液晶パネル1で電気的光スイッチングを行っても、スク
リーン5の投影面では解像性が劣化し、その作用が明確
に現れないことも生じる。この状態では、最早液晶パネ
ル1に表示した画像は再現できず、投影像が不鮮明にな
って実用に供することができなくなる。
能であるし、液晶パネル1も若干の光拡散性があるか
ら、透過光束は乱れ、隣接セルと影響し合って光の加色
混合を生じると共に、互いのセル境界が不鮮明になる。
ここで、液晶パネル1から投影スクリーン5までの距離
が大きいと、光束の乱れのためにセル境界が乱され、液
晶パネル1のセル配列は再現できなくなる。そのため、
液晶パネル1で電気的光スイッチングを行っても、スク
リーン5の投影面では解像性が劣化し、その作用が明確
に現れないことも生じる。この状態では、最早液晶パネ
ル1に表示した画像は再現できず、投影像が不鮮明にな
って実用に供することができなくなる。
【0024】そこで、本発明により、各原色セル2の射
出面に1個の収束レンズが位置するように収束レンズ群
4を配置し、各収束レンズの特性を射出光を再度平行光
にするコリメートレンズとするか、又は、正屈折力によ
り特定の焦点に集光するようにすることで、上記の問題
点を容易に解決できる。
出面に1個の収束レンズが位置するように収束レンズ群
4を配置し、各収束レンズの特性を射出光を再度平行光
にするコリメートレンズとするか、又は、正屈折力によ
り特定の焦点に集光するようにすることで、上記の問題
点を容易に解決できる。
【0025】図1では、平行光を得るよりも製造上容易
な方法として、R,G,B各セル2面に凸レンズを配置
し、その各レンズ毎に同一距離にある焦点Pに集光させ
るように設計し、光束の射出形状を円錐(コーン)状に
して、その集光コーン内の位置に投影スクリーン5を液
晶パネル1と平行に配置する。スクリーン5は光束を横
切り透過散乱するので、光束の投影面積部の明るい像が
各セル毎に得られる。光束は集光型のコーン状であるか
ら、隣接するセル間には光が達せず、したがって暗部と
なるので、明るい像間の境界は明確に分離される。この
状態は、液晶パネル1の各構成セル2を光スイッチング
すると、その効果がスクリーン5面上に完全に再現でき
ることを意味する。すなわち、液晶パネル1に表示され
た画像が1:1の大きさで投影スクリーン5面上に再現
できることを意味する。スクリーン5の位置を液晶パネ
ル1により近付けた位置(スクリーン−3)又はより離
した位置(スクリーン−1)においても、スクリーン5
の面に形成される光束の明るい投影部面積は変化する
が、隣接セルの境界は明確に区別されており、表示効果
は全く同一である。
な方法として、R,G,B各セル2面に凸レンズを配置
し、その各レンズ毎に同一距離にある焦点Pに集光させ
るように設計し、光束の射出形状を円錐(コーン)状に
して、その集光コーン内の位置に投影スクリーン5を液
晶パネル1と平行に配置する。スクリーン5は光束を横
切り透過散乱するので、光束の投影面積部の明るい像が
各セル毎に得られる。光束は集光型のコーン状であるか
ら、隣接するセル間には光が達せず、したがって暗部と
なるので、明るい像間の境界は明確に分離される。この
状態は、液晶パネル1の各構成セル2を光スイッチング
すると、その効果がスクリーン5面上に完全に再現でき
ることを意味する。すなわち、液晶パネル1に表示され
た画像が1:1の大きさで投影スクリーン5面上に再現
できることを意味する。スクリーン5の位置を液晶パネ
ル1により近付けた位置(スクリーン−3)又はより離
した位置(スクリーン−1)においても、スクリーン5
の面に形成される光束の明るい投影部面積は変化する
が、隣接セルの境界は明確に区別されており、表示効果
は全く同一である。
【0026】図1から分かるように、光束コーン内のス
クリーン5の位置によってスクリーン面に明るく投影さ
れる個々のセル2の光束の面積が異なってくる。スクリ
ーン5の位置がレンズ焦点Pに近い程個々の光束の面積
が小さく、液晶パネル1に近い程大きくなり、原セル2
の面積に近付く。一方、光の強度は投影面積が小さい程
集光されて強くなり、投影面積が大きい程弱くなるのは
当然である。したがって、本発明においては、セル2の
光量(光の強さ×面積)がスクリーン5の位置が(スク
リーン−1)でも(スクリーン−2)でも(スクリーン
−3)でも同じであると言える。これは、投影スクリー
ン5を目視する一般的なマクロ的観察では、スクリーン
5の位置によって表示画像の明るさに変化がないことを
意味する。
クリーン5の位置によってスクリーン面に明るく投影さ
れる個々のセル2の光束の面積が異なってくる。スクリ
ーン5の位置がレンズ焦点Pに近い程個々の光束の面積
が小さく、液晶パネル1に近い程大きくなり、原セル2
の面積に近付く。一方、光の強度は投影面積が小さい程
集光されて強くなり、投影面積が大きい程弱くなるのは
当然である。したがって、本発明においては、セル2の
光量(光の強さ×面積)がスクリーン5の位置が(スク
リーン−1)でも(スクリーン−2)でも(スクリーン
−3)でも同じであると言える。これは、投影スクリー
ン5を目視する一般的なマクロ的観察では、スクリーン
5の位置によって表示画像の明るさに変化がないことを
意味する。
【0027】また、表示はセル2単位の合成によって行
われるのであるから、スクリーン5面上で明確にセル分
離がされた投影画像は、液晶パネル1に表示された原画
像と全く同等であると言える。すなわち、従来の画像投
影方式の画像は必ず解像性の低下を伴うが、本発明の場
合には、解像性が原画像と同じであると言う大きな特徴
を有している。したがって、本発明の光束投影方式を用
いれば、液晶パネル1と投影スクリーン5の距離を小さ
くでき、得られる投影画像は原表示画像の解像性を低下
させない薄型液晶表示装置の製作が可能となる。
われるのであるから、スクリーン5面上で明確にセル分
離がされた投影画像は、液晶パネル1に表示された原画
像と全く同等であると言える。すなわち、従来の画像投
影方式の画像は必ず解像性の低下を伴うが、本発明の場
合には、解像性が原画像と同じであると言う大きな特徴
を有している。したがって、本発明の光束投影方式を用
いれば、液晶パネル1と投影スクリーン5の距離を小さ
くでき、得られる投影画像は原表示画像の解像性を低下
させない薄型液晶表示装置の製作が可能となる。
【0028】図1において、焦点Pの外側に投影スクリ
ーン5が位置する場合には、光束が逆円錐状になるか
ら、スクリーンが離れるに従って光束断面面積が次第に
大きくなるが、隣接セルの境界が明確に存在する限り、
上記効果と同じである。しかし、隣接セルが重複する程
大きくなると、上記効果は次第に減じる。このような位
置の調節は実際上難しいので、焦点P以内に投影スクリ
ーン5を設置する方が簡単である。
ーン5が位置する場合には、光束が逆円錐状になるか
ら、スクリーンが離れるに従って光束断面面積が次第に
大きくなるが、隣接セルの境界が明確に存在する限り、
上記効果と同じである。しかし、隣接セルが重複する程
大きくなると、上記効果は次第に減じる。このような位
置の調節は実際上難しいので、焦点P以内に投影スクリ
ーン5を設置する方が簡単である。
【0029】セル単位に収束レンズを配置するレンズ群
4では、R,G,Bセルが平行直線的なストライプ配列
の場合でも、あるいは、千鳥配列、デルタ配列等、どの
配列の表示パネルにも対応できる。
4では、R,G,Bセルが平行直線的なストライプ配列
の場合でも、あるいは、千鳥配列、デルタ配列等、どの
配列の表示パネルにも対応できる。
【0030】図1のセル単位に配置するレンズ群4の構
成を、図2のように、隣接するR,G,Bの組からなる
ピクセル22単位に配置する構成にすることもできる。
レンズ透過光は同様にコーン状なので、そのコーン内に
スクリーン5を置けば、隣接するピクセル22は上記同
様に明確に区別される。また、コーン状光束は、R,
G,Bセル全てを透過してくるときは投影面で当然R,
G,B3原色を含むから、光の加色混合によって白色と
なる。もし、セルBが遮蔽されていれば、R+Gとなり
イエロー光となり、セルGが遮蔽されていれば、マゼン
タ光となる。セルG及びセルBが遮蔽されていれば、赤
色光となるから、1つのピクセル22の光束内で多色発
色機能を発揮する。
成を、図2のように、隣接するR,G,Bの組からなる
ピクセル22単位に配置する構成にすることもできる。
レンズ透過光は同様にコーン状なので、そのコーン内に
スクリーン5を置けば、隣接するピクセル22は上記同
様に明確に区別される。また、コーン状光束は、R,
G,Bセル全てを透過してくるときは投影面で当然R,
G,B3原色を含むから、光の加色混合によって白色と
なる。もし、セルBが遮蔽されていれば、R+Gとなり
イエロー光となり、セルGが遮蔽されていれば、マゼン
タ光となる。セルG及びセルBが遮蔽されていれば、赤
色光となるから、1つのピクセル22の光束内で多色発
色機能を発揮する。
【0031】図1では、セル2単位であったので、隣接
セルの重複は好ましくなかったが、図2では、ピクセル
22単位なので、その単位内でのセル重複による色光の
混合があっても、本来ピクセル22単位で画線や色画像
が形成されるのが表示の原理であるから、問題は起こら
ない。RGB単位の中で選択された色光によって得られ
る1次色(原色)、2次色(2色混合)、3次色(3色
混合)は、他のRGB単位ピクセル22の1次色、2次
色、3次色と正常に組み合わさって全体として目的の色
画像を得ることができる。また、解像性については、画
像構成がピクセル22単位で行われるので、投影ピクセ
ルに変化がない限り、原画像と同様に再現できる。した
がって、図2のようにピクセル22単位のレンズ群44
を設け、ピクセル22単位の光束コーンを用いても、上
記のセル単位の方式と同様な効果が得られる。
セルの重複は好ましくなかったが、図2では、ピクセル
22単位なので、その単位内でのセル重複による色光の
混合があっても、本来ピクセル22単位で画線や色画像
が形成されるのが表示の原理であるから、問題は起こら
ない。RGB単位の中で選択された色光によって得られ
る1次色(原色)、2次色(2色混合)、3次色(3色
混合)は、他のRGB単位ピクセル22の1次色、2次
色、3次色と正常に組み合わさって全体として目的の色
画像を得ることができる。また、解像性については、画
像構成がピクセル22単位で行われるので、投影ピクセ
ルに変化がない限り、原画像と同様に再現できる。した
がって、図2のようにピクセル22単位のレンズ群44
を設け、ピクセル22単位の光束コーンを用いても、上
記のセル単位の方式と同様な効果が得られる。
【0032】図2の場合は、ピクセル22単位の個別レ
ンズは図1の場合に比較して当然大きくなるから、レン
ズ群44を設計製造するのが容易となる利点を持ち、ス
クリーン5への投影効果は理論的に図1のセル2単位に
個別レンズを配置する場合と同じであると言う特徴が生
まれる。
ンズは図1の場合に比較して当然大きくなるから、レン
ズ群44を設計製造するのが容易となる利点を持ち、ス
クリーン5への投影効果は理論的に図1のセル2単位に
個別レンズを配置する場合と同じであると言う特徴が生
まれる。
【0033】R,G,Bセル2又はピクセル22がスト
ライプ配列であれば、セル2又はピクセル22毎のレン
ズ群でなく、1本の棒状レンズ群(レンチキュラーレン
ズあるいはカマボコレンズ)とすることができる。この
場合には、レンチキュラーレンズと平行方向のセル2又
はピクセル22の境界は不鮮明となるので、若干の解像
性及び画質低下を伴うが、実用上許容し得る程度である
し、レンズ群作製に対しては著しく容易かつ安価である
利点がある。
ライプ配列であれば、セル2又はピクセル22毎のレン
ズ群でなく、1本の棒状レンズ群(レンチキュラーレン
ズあるいはカマボコレンズ)とすることができる。この
場合には、レンチキュラーレンズと平行方向のセル2又
はピクセル22の境界は不鮮明となるので、若干の解像
性及び画質低下を伴うが、実用上許容し得る程度である
し、レンズ群作製に対しては著しく容易かつ安価である
利点がある。
【0034】次に、以上のような図1又は図2のような
構成の表示パネルを複数並列配置してなる本発明の大型
液晶表示装置の基本構造を説明する。大型液晶装置の基
本的要求仕様は、薄型であり、かつ、複数の表示パネル
の並列配置において互いの繋ぎ目が画像観察時に邪魔に
ならないことである。この繋ぎ目が認識できない構造が
最も望ましい。
構成の表示パネルを複数並列配置してなる本発明の大型
液晶表示装置の基本構造を説明する。大型液晶装置の基
本的要求仕様は、薄型であり、かつ、複数の表示パネル
の並列配置において互いの繋ぎ目が画像観察時に邪魔に
ならないことである。この繋ぎ目が認識できない構造が
最も望ましい。
【0035】前記したように、従来、適当な間隔をあけ
てパネルを並列し、各パネル上にレンズ系を設けてパネ
ル(表示画像)を拡大し、スクリーン面上で隣接パネル
の表示画像のみを互いに継ぎ合わせ、パネル間の間隔を
消去して継ぎ目を目立たなくする方法がある(前記のL
CD Multi−Panel Display)。こ
の場合のパネル拡大率は1.2倍と報告されている。
てパネルを並列し、各パネル上にレンズ系を設けてパネ
ル(表示画像)を拡大し、スクリーン面上で隣接パネル
の表示画像のみを互いに継ぎ合わせ、パネル間の間隔を
消去して継ぎ目を目立たなくする方法がある(前記のL
CD Multi−Panel Display)。こ
の場合のパネル拡大率は1.2倍と報告されている。
【0036】上記で説明した本発明の集光光束内にスク
リーンを配置する場合には、1:1投影となるから、ス
クリーンと液晶パネルを平行に配置する限り、隣接パネ
ル間隔は保存されてパネル画像の繋ぎ合わせができな
い。そこで、図3に示すように、投影スクリーン5と一
定の傾斜角度を持つようにそれぞれの液晶パネルL1 ,
L2 ,・・・Ln を並列すると、各パネルのスクリーン
5面上での表示画像の端部を互いに正確に接触させるこ
とができる(図3において、液晶セル2及びレンズ群4
は一部のみしか図示していない。)。
リーンを配置する場合には、1:1投影となるから、ス
クリーンと液晶パネルを平行に配置する限り、隣接パネ
ル間隔は保存されてパネル画像の繋ぎ合わせができな
い。そこで、図3に示すように、投影スクリーン5と一
定の傾斜角度を持つようにそれぞれの液晶パネルL1 ,
L2 ,・・・Ln を並列すると、各パネルのスクリーン
5面上での表示画像の端部を互いに正確に接触させるこ
とができる(図3において、液晶セル2及びレンズ群4
は一部のみしか図示していない。)。
【0037】この隣接するパネルL1 ,L2 がスクリー
ン5となす角度は、隣接パネルの有効表示画像端間の距
離及びスクリーン5とその画像端部との距離によって定
まる。図3は、スクリーン5と表示画像端の距離が50
mmの場合(液晶パネル1がL1 ,L2 の位置:A)
と、100mmの場合(液晶パネル1がL1 ’,L2 ’
の位置:B)との場合に、画像端部間の距離を10mm
に設定したときの状態を重ねて例示したものである。図
3から分かるように、スクリーン5−パネル1の間隔が
Aの2倍のとき(B)、スクリーン5に対するパネル1
の傾斜角度はBがAの1/2となり、スクリーン5とパ
ネル1の間隔が大きい程その角度は小さくなる。
ン5となす角度は、隣接パネルの有効表示画像端間の距
離及びスクリーン5とその画像端部との距離によって定
まる。図3は、スクリーン5と表示画像端の距離が50
mmの場合(液晶パネル1がL1 ,L2 の位置:A)
と、100mmの場合(液晶パネル1がL1 ’,L2 ’
の位置:B)との場合に、画像端部間の距離を10mm
に設定したときの状態を重ねて例示したものである。図
3から分かるように、スクリーン5−パネル1の間隔が
Aの2倍のとき(B)、スクリーン5に対するパネル1
の傾斜角度はBがAの1/2となり、スクリーン5とパ
ネル1の間隔が大きい程その角度は小さくなる。
【0038】図3はパネル1の2面付けの場合の断面を
示しているが、3枚のパネル1を直線的に縦あるいは横
に並列する場合は、中心部のパネル1をスクリーン5と
平行にし、両端部のパネル1を傾斜させればよい。ま
た、4枚、5枚と同様の方法で連結して行くためには、
外側に行く程パネル1とスクリーン5の距離が小さくな
るから、順次大きな傾斜角に変えるか又は階段状に段差
を設け外側に位置するパネル1の端部を内側パネルの端
部よりスクリーン5から離すことによって繋ぎ目を最小
に調節することができる。
示しているが、3枚のパネル1を直線的に縦あるいは横
に並列する場合は、中心部のパネル1をスクリーン5と
平行にし、両端部のパネル1を傾斜させればよい。ま
た、4枚、5枚と同様の方法で連結して行くためには、
外側に行く程パネル1とスクリーン5の距離が小さくな
るから、順次大きな傾斜角に変えるか又は階段状に段差
を設け外側に位置するパネル1の端部を内側パネルの端
部よりスクリーン5から離すことによって繋ぎ目を最小
に調節することができる。
【0039】一方、スクリーン距離の調節は、スクリー
ン5の面を曲面状に仕上げることによって容易に可能で
ある。スクリーン5の曲面加工はプレス加工やインジェ
クション加工で可能である。この場合、スクリーン5を
均一な厚さのシート状に仕上げた湾曲スクリーンとする
か、又は、観察側面が平坦で入射側の面のみを凸の曲面
状にする2つの方法がある。何れも湾曲面が光散乱面で
あり、曲率もそれ程大きくないので、正常画像として目
視できること、及び、スクリーン距離調節ができるの
で、平坦スクリーンの装置よりも大型化ができる利点が
ある。また、大型表示装置の場合には、観察者に凹面を
向けた湾曲スクリーンは視感的にむしろ好ましい効果を
与えることがよく知られている。
ン5の面を曲面状に仕上げることによって容易に可能で
ある。スクリーン5の曲面加工はプレス加工やインジェ
クション加工で可能である。この場合、スクリーン5を
均一な厚さのシート状に仕上げた湾曲スクリーンとする
か、又は、観察側面が平坦で入射側の面のみを凸の曲面
状にする2つの方法がある。何れも湾曲面が光散乱面で
あり、曲率もそれ程大きくないので、正常画像として目
視できること、及び、スクリーン距離調節ができるの
で、平坦スクリーンの装置よりも大型化ができる利点が
ある。また、大型表示装置の場合には、観察者に凹面を
向けた湾曲スクリーンは視感的にむしろ好ましい効果を
与えることがよく知られている。
【0040】ここで、パネル1とスクリーン5の間隔
は、スクリーン5の中心部が最も離れ、外側に行く程近
付いてくるので、各パネルに形成されている集光レンズ
からの光束コーンの投影像の面積が異なっている。図1
又は図2で説明したように、同一焦点距離のレンズ群
4、44であれば、光束コーンの投影像の大小に関わら
ず、セル又はピクセル毎の光量は同じなので、スクリー
ン面での表示像の明るさは同じである。したがって、ス
クリーン5の中心部も外周部も投影面での光の分布は均
一でムラ等は観察されない。すなわち、複数パネルをス
クリーンに対して傾斜並列する本発明の大型液晶表示装
置は、元パネルの表示画像を劣化させることなく大型表
示を行うことができることを示している。
は、スクリーン5の中心部が最も離れ、外側に行く程近
付いてくるので、各パネルに形成されている集光レンズ
からの光束コーンの投影像の面積が異なっている。図1
又は図2で説明したように、同一焦点距離のレンズ群
4、44であれば、光束コーンの投影像の大小に関わら
ず、セル又はピクセル毎の光量は同じなので、スクリー
ン面での表示像の明るさは同じである。したがって、ス
クリーン5の中心部も外周部も投影面での光の分布は均
一でムラ等は観察されない。すなわち、複数パネルをス
クリーンに対して傾斜並列する本発明の大型液晶表示装
置は、元パネルの表示画像を劣化させることなく大型表
示を行うことができることを示している。
【0041】次に、本発明の大型液晶表示装置に使用し
得る部材について述べる。投影用スクリーン5について
は、光束を投影してスクリーン面で光らせる必要がある
から、投影面は光散乱性でなければならない。一般に
は、半透明の布や紙あるいは市販の透明ガラスやプラス
チック板(アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニ
ール樹脂、その他の樹脂製)の一面に白色顔料等を塗布
した半透明板等の利用が最も安価であるが、透明なガラ
スやプラスチック板又はシートの一面を粗面化したもの
(機械的粗面化品、化学的粗面化品等)、透明板面に光
の屈折率の異なる微粒粉を結合剤と共に塗布したもの、
あるいは、微細なガラスビーズを同様に塗布したもの等
が使用できる。光散乱面は、スクリーン内側、外側何れ
の面でもよいが、内側面に形成しておく方が光束の屈折
や界面反射等を考慮する必要がなく、また、外力による
機械的擦過傷等を防御できるので、より好ましい。
得る部材について述べる。投影用スクリーン5について
は、光束を投影してスクリーン面で光らせる必要がある
から、投影面は光散乱性でなければならない。一般に
は、半透明の布や紙あるいは市販の透明ガラスやプラス
チック板(アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニ
ール樹脂、その他の樹脂製)の一面に白色顔料等を塗布
した半透明板等の利用が最も安価であるが、透明なガラ
スやプラスチック板又はシートの一面を粗面化したもの
(機械的粗面化品、化学的粗面化品等)、透明板面に光
の屈折率の異なる微粒粉を結合剤と共に塗布したもの、
あるいは、微細なガラスビーズを同様に塗布したもの等
が使用できる。光散乱面は、スクリーン内側、外側何れ
の面でもよいが、内側面に形成しておく方が光束の屈折
や界面反射等を考慮する必要がなく、また、外力による
機械的擦過傷等を防御できるので、より好ましい。
【0042】投影面の画像コントラストを上げるには、
純白色スクリーンよりも多少グレーのものの方が視感的
に適しており、濃度で0.2〜0.5程度にグレーに着
色しておくと有効である。また、より好ましくは、スク
リーン5の投影面にセル又はピクセル単位で黒色の境界
(ブラックマトリクス)を形成しておき、投影光束をそ
の黒色境界線内に投影するようにアライメントすれば、
全体として上記のグレー着色の効果と、種々の原因から
発生が懸念される迷光を吸収遮断するので、一層良好な
画質の表示画像が得られる。
純白色スクリーンよりも多少グレーのものの方が視感的
に適しており、濃度で0.2〜0.5程度にグレーに着
色しておくと有効である。また、より好ましくは、スク
リーン5の投影面にセル又はピクセル単位で黒色の境界
(ブラックマトリクス)を形成しておき、投影光束をそ
の黒色境界線内に投影するようにアライメントすれば、
全体として上記のグレー着色の効果と、種々の原因から
発生が懸念される迷光を吸収遮断するので、一層良好な
画質の表示画像が得られる。
【0043】次に、液晶パネル1のセル又はピクセル毎
に透過光を集光するレンズ(凸レンズ)群(レンズアレ
ー)が必要であるが、レンズ群の作製に2種類の方法が
ある。1つは、必要な大きさで定められた焦点距離の曲
率を有するレンズプレス型を作製してプラスチックシー
トをプレス成形したり、インジェクション成形してレン
ズシートとする方法、他は、液晶パネル面(一般には、
ガラス面)に光硬化性や熱硬化性樹脂等の透明硬化性樹
脂を塗布し、上記のレンズプレス型をセル又はピクセル
配列と正確にアライメントし、光又は熱等で硬化させた
後、型板を剥離する方法である。
に透過光を集光するレンズ(凸レンズ)群(レンズアレ
ー)が必要であるが、レンズ群の作製に2種類の方法が
ある。1つは、必要な大きさで定められた焦点距離の曲
率を有するレンズプレス型を作製してプラスチックシー
トをプレス成形したり、インジェクション成形してレン
ズシートとする方法、他は、液晶パネル面(一般には、
ガラス面)に光硬化性や熱硬化性樹脂等の透明硬化性樹
脂を塗布し、上記のレンズプレス型をセル又はピクセル
配列と正確にアライメントし、光又は熱等で硬化させた
後、型板を剥離する方法である。
【0044】前者の方法は大量生産が可能で安価なレン
ズシートを得ることができるが、一般に熱がかかるの
で、プレス型の熱膨張率により室温時のレンズシートの
寸法変化が起こるから、材料やプレス条件等を正確に調
節する必要がある。また、レンズシートを正確にパネル
側とアライメントして固定しなければならない。
ズシートを得ることができるが、一般に熱がかかるの
で、プレス型の熱膨張率により室温時のレンズシートの
寸法変化が起こるから、材料やプレス条件等を正確に調
節する必要がある。また、レンズシートを正確にパネル
側とアライメントして固定しなければならない。
【0045】一方、後者は特に光硬化性樹脂を用いると
室温でも硬化可能であり、最初のアライメントが正確な
ら型を剥離除去してもほとんど狂いが発生することがな
く、有利である。型板が金属等のように不透明体で形成
されているときには、パネル側から光を当てることがで
き、ガラスのような透明体で形成されているときには、
それを透して光硬化することができる(2P法として知
られている。)。しかし、大量生産性は前者の方法より
劣る。なお、光硬化法では、すでにアクリル系感光性樹
脂やその他の適性樹脂が多く市販されており、それらを
選択利用することができる。
室温でも硬化可能であり、最初のアライメントが正確な
ら型を剥離除去してもほとんど狂いが発生することがな
く、有利である。型板が金属等のように不透明体で形成
されているときには、パネル側から光を当てることがで
き、ガラスのような透明体で形成されているときには、
それを透して光硬化することができる(2P法として知
られている。)。しかし、大量生産性は前者の方法より
劣る。なお、光硬化法では、すでにアクリル系感光性樹
脂やその他の適性樹脂が多く市販されており、それらを
選択利用することができる。
【0046】また、スクリーン5の投影画像を目視する
場合には、光の物理量だけでは論じられない心理的影響
等により画質の良否が決定されるが、例えば大型画面の
中央と周辺の画質の間題等において、もし必要ならば、
レンズ群4、44の曲率を中心部と周辺部で異なるよう
に連続的に変化させて設計加工することも可能である。
場合には、光の物理量だけでは論じられない心理的影響
等により画質の良否が決定されるが、例えば大型画面の
中央と周辺の画質の間題等において、もし必要ならば、
レンズ群4、44の曲率を中心部と周辺部で異なるよう
に連続的に変化させて設計加工することも可能である。
【0047】液晶パネル1を照明する平行光3を得る装
置あるいは部材については、前記のLCD Multi
−Panel Displayに記載されている、蛍光
管の平行配列と透明なコーン状の導光部を持つ導光管構
造体の多重反射とを利用して平行光を得る方法が利用で
きる。平行光の平行性をより良くする方法は、その技術
範囲で行うことができる。
置あるいは部材については、前記のLCD Multi
−Panel Displayに記載されている、蛍光
管の平行配列と透明なコーン状の導光部を持つ導光管構
造体の多重反射とを利用して平行光を得る方法が利用で
きる。平行光の平行性をより良くする方法は、その技術
範囲で行うことができる。
【0048】また、一般の小型液晶表示体に用いられて
いる細い蛍光管をガラスやアクリル板の端部に取り付け
たエッジライト型バックライトも、光の効率的利用のた
めにプリズム様の加工をしたり、マイクロレンズ群を付
加したりの工夫が行われており、平行光としてかなり質
の良い出力光が得られるようになってきており、それら
の中から選択利用することができる。
いる細い蛍光管をガラスやアクリル板の端部に取り付け
たエッジライト型バックライトも、光の効率的利用のた
めにプリズム様の加工をしたり、マイクロレンズ群を付
加したりの工夫が行われており、平行光としてかなり質
の良い出力光が得られるようになってきており、それら
の中から選択利用することができる。
【0049】上述のように、本発明の大型液晶表示装置
作製のための技術及び部材は確立されているので、本発
明の基本原理を用いることによって、目的の大型液晶表
示装置の作製が容易にできる。
作製のための技術及び部材は確立されているので、本発
明の基本原理を用いることによって、目的の大型液晶表
示装置の作製が容易にできる。
【0050】以上説明した本発明においては、複数の液
晶パネルを並列して1:1の大型表示を行うことを目的
としているが、液晶セル又は液晶ピクセル単位で透過光
の光束を形成させ、その光束の投影像を投影スクリーン
面上に投影配列させることを原理としているので、基本
的に解像性の低下が起こらず、直視型の液晶表示装置と
同様な画質の表示画像が得られること、及び、結像レン
ズ系を用いないので、レンズの歪曲収差等の影響がな
く、隣接パネル画像の縁端部の直線が変化せず、互いの
接合を精密かつ目立たない状態にすることができる。
晶パネルを並列して1:1の大型表示を行うことを目的
としているが、液晶セル又は液晶ピクセル単位で透過光
の光束を形成させ、その光束の投影像を投影スクリーン
面上に投影配列させることを原理としているので、基本
的に解像性の低下が起こらず、直視型の液晶表示装置と
同様な画質の表示画像が得られること、及び、結像レン
ズ系を用いないので、レンズの歪曲収差等の影響がな
く、隣接パネル画像の縁端部の直線が変化せず、互いの
接合を精密かつ目立たない状態にすることができる。
【0051】また、液晶セル又は液晶ピクセル単位の透
過光束を利用することは、画像投影光学系を利用する方
法に比べて、光路長が著しく短縮できる利点があり、大
型表示装置の厚さ(奥行き)を縮めて薄型装置とするこ
とができる。
過光束を利用することは、画像投影光学系を利用する方
法に比べて、光路長が著しく短縮できる利点があり、大
型表示装置の厚さ(奥行き)を縮めて薄型装置とするこ
とができる。
【0052】また、液晶セル又は液晶ピクセル単位の光
束を得るための加工製造は、一般的に個々の液晶パネル
毎に行われており、完成されたパネルを機械的に正確に
並列固定することによって装置が完成するため、大型化
が極めて容易である。
束を得るための加工製造は、一般的に個々の液晶パネル
毎に行われており、完成されたパネルを機械的に正確に
並列固定することによって装置が完成するため、大型化
が極めて容易である。
【0053】さらに、比較的小型の表示パネルを利用す
るので、パネル自体の製造歩留まりが高く、安価であ
り、それを用いるので大型表示装置も使用する表示パネ
ルに準じて安価に製造できる利点がある。また、個々の
液晶パネルの設計如何によっては、個別の表示装置用と
大型表示装置用とを兼用することができるので、生産上
極めて有利となる。
るので、パネル自体の製造歩留まりが高く、安価であ
り、それを用いるので大型表示装置も使用する表示パネ
ルに準じて安価に製造できる利点がある。また、個々の
液晶パネルの設計如何によっては、個別の表示装置用と
大型表示装置用とを兼用することができるので、生産上
極めて有利となる。
【0054】
【実施例】以下、本発明の液晶表示装置の実施例1〜3
につい詳しく説明する。 [実施例1]有効表示面積が210mm×160mm、
額縁部(非表示部)4mmの透過光カラー表示用ガラス
液晶パネル2枚を用い、それぞれの長辺部を隣接させて
2倍の大きさ(210mm×320mm)の液晶表示装
置を作製した。
につい詳しく説明する。 [実施例1]有効表示面積が210mm×160mm、
額縁部(非表示部)4mmの透過光カラー表示用ガラス
液晶パネル2枚を用い、それぞれの長辺部を隣接させて
2倍の大きさ(210mm×320mm)の液晶表示装
置を作製した。
【0055】まず、投影用スクリーンとして、透明ガラ
ス板の一面に市販の自色塗料を若干のトルエンで希釈し
て均一に回転塗布・乾燥して、厚さ2μmの半透明膜を
形成させたものを用いた。
ス板の一面に市販の自色塗料を若干のトルエンで希釈し
て均一に回転塗布・乾燥して、厚さ2μmの半透明膜を
形成させたものを用いた。
【0056】液晶パネルは上記の大きさで、セルピッチ
は110μm×330μmであり、カラーフィルターは
R,G,Bが順次帯状に配列されたストライプ型のもの
を用いた。液晶の駆動方式に制約はないが、TFT方式
とした。
は110μm×330μmであり、カラーフィルターは
R,G,Bが順次帯状に配列されたストライプ型のもの
を用いた。液晶の駆動方式に制約はないが、TFT方式
とした。
【0057】液晶パネル上にセル単位で微小レンズ群を
形成させるために、焦点距離が80mmになるように設
計した球面レンズ群が得られる金属製のプレス型を、線
膨張係数がガラス基板と近似しているインバー材(主成
分:Fe,Ni、その他)を用いて切削作製し、その表
面を滑らかに研磨した。
形成させるために、焦点距離が80mmになるように設
計した球面レンズ群が得られる金属製のプレス型を、線
膨張係数がガラス基板と近似しているインバー材(主成
分:Fe,Ni、その他)を用いて切削作製し、その表
面を滑らかに研磨した。
【0058】次いで、プレス型の凹凸面に透明な熱硬化
性アクリル樹脂を塗布し、液晶パネルのセル位置とプレ
ス型のレンズ位置とをアライナーを用いて正確に位置合
わせしながら、パネルのガラス面と密着させ、そのまま
90℃で一夜放置して硬化させ、冷却した後、パネルと
プレス型を剥離した。この操作によってパネルのガラス
面に焦点距離80mmのアクリル樹脂製微小レンズ群が
形成できた。
性アクリル樹脂を塗布し、液晶パネルのセル位置とプレ
ス型のレンズ位置とをアライナーを用いて正確に位置合
わせしながら、パネルのガラス面と密着させ、そのまま
90℃で一夜放置して硬化させ、冷却した後、パネルと
プレス型を剥離した。この操作によってパネルのガラス
面に焦点距離80mmのアクリル樹脂製微小レンズ群が
形成できた。
【0059】次に、上記半透明ガラススクリーンと液晶
パネルが固定できる治具を作製し、まずそれにスクリー
ンを固定し、次いで、図1に示したように、パネル面を
スクリーンの散乱面から50mm離し、2枚のパネルの
隣接辺を10mmとして平行に配置した。
パネルが固定できる治具を作製し、まずそれにスクリー
ンを固定し、次いで、図1に示したように、パネル面を
スクリーンの散乱面から50mm離し、2枚のパネルの
隣接辺を10mmとして平行に配置した。
【0060】次いで、2枚のパネルの反対辺部を正確に
かつ徐々にスクリーンに近付けながら同時に移動させ
て、2つのパネルの表示画像端が一致するように調節し
て固定した。このときのパネルの傾斜角はスクリーンに
対し5/50=0.100であり、角度はtanα=
0.100であるから、α≒5°43′と計測され、計
算値と一致した。このとき、各パネルの外側の辺をスク
リーンへ近付ける実測距離(x)は約16mmであった
(160×tanα=x,x=160×0.100=1
6(mm))。すなわち、スクリーン距離が、パネルの
中央端部で50mmであるのに対し、周辺端部では約3
4mmとなった。
かつ徐々にスクリーンに近付けながら同時に移動させ
て、2つのパネルの表示画像端が一致するように調節し
て固定した。このときのパネルの傾斜角はスクリーンに
対し5/50=0.100であり、角度はtanα=
0.100であるから、α≒5°43′と計測され、計
算値と一致した。このとき、各パネルの外側の辺をスク
リーンへ近付ける実測距離(x)は約16mmであった
(160×tanα=x,x=160×0.100=1
6(mm))。すなわち、スクリーン距離が、パネルの
中央端部で50mmであるのに対し、周辺端部では約3
4mmとなった。
【0061】上記の治具を用いてスクリーンと2枚のパ
ネルを上記のように固定して構成した装置の各パネル側
から平行光を照射して、スクリーンに投影された表示画
像を観察した。平行光は前記した公知の多重反射を利用
した20mmの厚さの導光板を用い、同様にその背面に
蛍光灯を平行配列させて光源とした。また、液晶パネル
は透明状態に固定しておいた。
ネルを上記のように固定して構成した装置の各パネル側
から平行光を照射して、スクリーンに投影された表示画
像を観察した。平行光は前記した公知の多重反射を利用
した20mmの厚さの導光板を用い、同様にその背面に
蛍光灯を平行配列させて光源とした。また、液晶パネル
は透明状態に固定しておいた。
【0062】スクリーン面に投影された光の状態を顕徴
鏡で観察すると、光の輝点の羅列として観察され、輝点
と輝点の間は暗く明確に区別され、セル単位の光束コー
ンを横切ったスクリーン面に各単位セルが投影されてい
ることが分かった。また、スクリーンの中央部と周辺部
では輝点の大きさに明らかな差があり、中心部で小さく
周辺部で大きく認められた。しかし、投影されたスクリ
ーンを1〜2mの距離から目視し、全体の輝度分布を感
覚的に観察したところ、明るさの変化は認められなかっ
た。したがって、投影輝点の大きさに差はあっても、各
輝点の光量は等しいとの上記で述べた通りの結論を得
た。
鏡で観察すると、光の輝点の羅列として観察され、輝点
と輝点の間は暗く明確に区別され、セル単位の光束コー
ンを横切ったスクリーン面に各単位セルが投影されてい
ることが分かった。また、スクリーンの中央部と周辺部
では輝点の大きさに明らかな差があり、中心部で小さく
周辺部で大きく認められた。しかし、投影されたスクリ
ーンを1〜2mの距離から目視し、全体の輝度分布を感
覚的に観察したところ、明るさの変化は認められなかっ
た。したがって、投影輝点の大きさに差はあっても、各
輝点の光量は等しいとの上記で述べた通りの結論を得
た。
【0063】次に、液晶パネルに画像表示して投影する
と同時に、別の同じ液晶パネルに同一画像を表示させ、
直視観察して両者を比較した。観察画像は解像性チャー
ト画像であったが、両者共同一の解像性を示した。ま
た、通常画像(風景、人物等)でも比較したが、両者共
解像性には差が認められなかった。しかし、直視型に比
して本実施例のものはややコントラストが劣ると感じた
が、これは投影面の光散乱による迷光の発生とスクリー
ン自体が純白なので、暗部の黒色度が低下していること
によるものと結論した。
と同時に、別の同じ液晶パネルに同一画像を表示させ、
直視観察して両者を比較した。観察画像は解像性チャー
ト画像であったが、両者共同一の解像性を示した。ま
た、通常画像(風景、人物等)でも比較したが、両者共
解像性には差が認められなかった。しかし、直視型に比
して本実施例のものはややコントラストが劣ると感じた
が、これは投影面の光散乱による迷光の発生とスクリー
ン自体が純白なので、暗部の黒色度が低下していること
によるものと結論した。
【0064】[実施例2]実施例1において、微小レン
ズ群を液晶パネルのガラス基板と同質の透明ガラス基板
(厚さ0.7mm)面に作製した。プレス型は実施例1
と同じだが、レンズ材料として汎用の光硬化性アクリル
系の透明感光性樹脂を用いた。プレス型面に剥離用のシ
リコーン処理をした後、感光性樹脂を塗布し、空気泡の
混入に注意しながら上記ガラス基板面と密着し、はみ出
した樹脂を除去し、ガラス基板の反対面から紫外線露光
を行い、光硬化させてプレス型を剥離除去した。
ズ群を液晶パネルのガラス基板と同質の透明ガラス基板
(厚さ0.7mm)面に作製した。プレス型は実施例1
と同じだが、レンズ材料として汎用の光硬化性アクリル
系の透明感光性樹脂を用いた。プレス型面に剥離用のシ
リコーン処理をした後、感光性樹脂を塗布し、空気泡の
混入に注意しながら上記ガラス基板面と密着し、はみ出
した樹脂を除去し、ガラス基板の反対面から紫外線露光
を行い、光硬化させてプレス型を剥離除去した。
【0065】このレンズ群の形成されたガラス基板と液
晶パネル相互のセルとレンズの位置を正確に合わせ、上
記感光性樹脂を接着剤として光接着させた。形成された
レンズ群付き液晶パネルを2枚用いて実施例1の装置を
作り、同様なテストをしたところ、全く同じ効果が得ら
れた。
晶パネル相互のセルとレンズの位置を正確に合わせ、上
記感光性樹脂を接着剤として光接着させた。形成された
レンズ群付き液晶パネルを2枚用いて実施例1の装置を
作り、同様なテストをしたところ、全く同じ効果が得ら
れた。
【0066】[実施例3]実施例2において、3枚の液
晶パネルを用い、レンチキュラーレンズ群による表示装
置の作製を行った。プレス型は、1本のレンチキュラー
レンズ(円筒レンズ)はR,G,Bのピクセル単位で形
成し、その曲面の焦点距離を80mmに設定して平行切
削して作製した。レンチキュラーレンズの配列ピッチ
は、ピクセルピッチ330μmに合わせた。切削表面を
予め剥離材処理した後、実施例1と同様の感光性樹脂を
塗布し、同様に0.7mm厚の透明ガラス基板と密着
し、はみ出した樹脂を除去した後に、ガラス基板背面か
ら紫外線露光して硬化させ、プレス型を剥離してレンチ
キュラーレンズシートを作製した。
晶パネルを用い、レンチキュラーレンズ群による表示装
置の作製を行った。プレス型は、1本のレンチキュラー
レンズ(円筒レンズ)はR,G,Bのピクセル単位で形
成し、その曲面の焦点距離を80mmに設定して平行切
削して作製した。レンチキュラーレンズの配列ピッチ
は、ピクセルピッチ330μmに合わせた。切削表面を
予め剥離材処理した後、実施例1と同様の感光性樹脂を
塗布し、同様に0.7mm厚の透明ガラス基板と密着
し、はみ出した樹脂を除去した後に、ガラス基板背面か
ら紫外線露光して硬化させ、プレス型を剥離してレンチ
キュラーレンズシートを作製した。
【0067】このレンチキュラーレンズシートを液晶パ
ネルのR,G,Bのピクセル列と正確に位置合わせし、
上記感光性樹脂を接着剤として光を照射して硬化させて
接着させた。この液晶パネルを3枚用意し、スクリーン
の中央に1枚、左右に各々1枚を配置した。中央の1枚
はスクリーンとの距離50mmでかつ平行に設置し、左
右の各1枚は隣接するパネル有効画像端から10mmに
なるように配置し、左右各パネルを中央のパネルに対し
て11°26′の角度に傾斜させて固定した。実作業で
は正確な角度出しは難しいので、スクリーン面の投影像
を見ながら継ぎ目が目立たないように調節した。
ネルのR,G,Bのピクセル列と正確に位置合わせし、
上記感光性樹脂を接着剤として光を照射して硬化させて
接着させた。この液晶パネルを3枚用意し、スクリーン
の中央に1枚、左右に各々1枚を配置した。中央の1枚
はスクリーンとの距離50mmでかつ平行に設置し、左
右の各1枚は隣接するパネル有効画像端から10mmに
なるように配置し、左右各パネルを中央のパネルに対し
て11°26′の角度に傾斜させて固定した。実作業で
は正確な角度出しは難しいので、スクリーン面の投影像
を見ながら継ぎ目が目立たないように調節した。
【0068】本実施例では、左右のパネル端のスクリー
ンの距離が18mm程度に近付いたが、表示画像に影響
はなかった。また、より多くのパネル連結を考慮してス
クリーンの湾曲化を試みた。この場合、スクリーンの材
質をガラスから3mm厚のプラスチックとした。基本的
に、パネルとスクリーンの距離を略50mmに合わせる
と、画像の接合部で折れ目ができて目立つので、スムー
ズに湾曲するように中心部を平坦に、接合部付近から外
側に向かって曲面とし、左右パネルの外辺が40〜50
mm離れるように調整した非球面の湾曲面とした。この
曲面はグレー色の半透明状にして投影面とした。
ンの距離が18mm程度に近付いたが、表示画像に影響
はなかった。また、より多くのパネル連結を考慮してス
クリーンの湾曲化を試みた。この場合、スクリーンの材
質をガラスから3mm厚のプラスチックとした。基本的
に、パネルとスクリーンの距離を略50mmに合わせる
と、画像の接合部で折れ目ができて目立つので、スムー
ズに湾曲するように中心部を平坦に、接合部付近から外
側に向かって曲面とし、左右パネルの外辺が40〜50
mm離れるように調整した非球面の湾曲面とした。この
曲面はグレー色の半透明状にして投影面とした。
【0069】この方法によって得られた表示画像は良好
であり、特に目視側に凹面となっているので、むしろ平
坦スクリーンよりも視感的に良好と認められた。また、
このスクリーンの目視側の湾曲面を透明樹脂を用いて平
坦化しても同様であった。
であり、特に目視側に凹面となっているので、むしろ平
坦スクリーンよりも視感的に良好と認められた。また、
このスクリーンの目視側の湾曲面を透明樹脂を用いて平
坦化しても同様であった。
【0070】また、スクリーン面にピクセルの投影寸法
に合わせてブラックマトリクスを形成して投影表示した
が、若干の解像性とコントラストの向上が認められた。
に合わせてブラックマトリクスを形成して投影表示した
が、若干の解像性とコントラストの向上が認められた。
【0071】このレンチキュラーレンズを使用した装置
の場合は、全体的に実施例1、2の表示画像よりもやや
解像性が低下したが、これはレンチキュラーレンズでは
光束の収束が点でなく長手方向の線になるため、その方
向のピクセル境界が実施例1、2程明確に現れないため
であると推測された。しかし、十分実用可能な画質であ
つた。本実施例によって複数枚の液晶パネルを並列に配
置しながら連結し、スクリーンを適宜湾曲化することに
より、大型表示装置を作製できることが明確になった。
の場合は、全体的に実施例1、2の表示画像よりもやや
解像性が低下したが、これはレンチキュラーレンズでは
光束の収束が点でなく長手方向の線になるため、その方
向のピクセル境界が実施例1、2程明確に現れないため
であると推測された。しかし、十分実用可能な画質であ
つた。本実施例によって複数枚の液晶パネルを並列に配
置しながら連結し、スクリーンを適宜湾曲化することに
より、大型表示装置を作製できることが明確になった。
【0072】以上、本発明の液晶表示装置を原理の説明
といくつかの実施例の説明に基づいて説明してきたが、
本発明はこれらに限定されず種々の変形が可能である。
といくつかの実施例の説明に基づいて説明してきたが、
本発明はこれらに限定されず種々の変形が可能である。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液晶表示装置によると、基本的に解像性の低下が起こ
らず、直視型の液晶表示装置と同様な画質の表示画像が
得られる。また、隣接液晶パネル画像の縁端部の直線が
変化せず、互いの接合を精密かつ目立たない状態にする
ことができる。また、大型化が極めて容易であり、大型
表示装置の厚さ(奥行き)を縮めて薄型装置とすること
ができる。さらに、安価に製造できる利点がある。
の液晶表示装置によると、基本的に解像性の低下が起こ
らず、直視型の液晶表示装置と同様な画質の表示画像が
得られる。また、隣接液晶パネル画像の縁端部の直線が
変化せず、互いの接合を精密かつ目立たない状態にする
ことができる。また、大型化が極めて容易であり、大型
表示装置の厚さ(奥行き)を縮めて薄型装置とすること
ができる。さらに、安価に製造できる利点がある。
【図1】本発明により並列接合される各液晶表示パネル
の1例の構成を示す光路図である。
の1例の構成を示す光路図である。
【図2】並列接合される液晶表示パネルの他の例の構成
を示す光路図である。
を示す光路図である。
【図3】本発明により複数枚の液晶表示パネルを並列配
置する場合の構成を説明するための図である。
置する場合の構成を説明するための図である。
1…液晶パネル 2…セル 3…平行光 4…収束レンズ群 5…投影スクリーン 6…蛍光管 7…導光管シート 22…ピクセル 44…収束レンズ群 L1 ,L2 ,L1 ’,L2 ’…液晶パネル(の位置)
Claims (9)
- 【請求項1】 複数の液晶表示パネルを並列合成してよ
り大型の1枚の液晶表示用パネルとした液晶表示装置に
おいて、前記の複数の液晶表示パネル各々の構成が、液
晶表示パネルの背面から平行光又はその近似光をパネル
面に略垂直に入射して照明する平行光照明光源と、液晶
パネルと、該液晶パネルの液晶セル又は液晶ピクセル毎
にパネル面に直接又は接近して配置された収束レンズか
らなるレンズアレーとからなり、前記の並列合成された
複数の液晶表示パネルの前面に投影スクリーンが配置さ
れ、前記投影スクリーンに対して前記液晶パネルがそれ
ぞれ傾斜角を付して配置され、前記液晶パネルと前記投
影スクリーンとの距離が、液晶セル又は液晶ピクセル毎
の前記収束レンズからの射出光が前記投影スクリーンに
対して広がりを持つ位置に設置されていることを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記投影スクリーンは、液晶セル又は液
晶ピクセル単位からの光束を横切る面が光拡散性である
ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記投影スクリーンの面と前記レンズア
レーとの距離の差を少なくするために、前記の傾斜配置
の液晶パネルに対応して、前記投影スクリーンを均一な
厚さを有する曲面スクリーンとしたことを特徴とする請
求項1又は2記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記投影スクリーンの面と前記レンズア
レーとの距離の差を少なくするために、前記の傾斜配置
の液晶パネルに対応して、前記投影スクリーンを目視側
の面のみを平坦面とし、液晶パネル側の面を曲面とし、
該曲面を光拡散性として、外観的に平坦な投影スクリー
ンとしたことを特徴とする請求項1又は2記載の液晶表
示装置。 - 【請求項5】 前記投影スクリーンをグレー色としたこ
とを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の液晶
表示装置。 - 【請求項6】 前記投影スクリーンの投影面に投影され
た液晶セル又は液晶ピクセルの隣接部に光束を阻害しな
い範囲で黒色境界線を設けたことを特徴とする請求項1
から5の何れか1項記載の液晶表示装置。 - 【請求項7】 液晶セル又は液晶ピクセル単位に存在す
る前記収束レンズは、液晶セル又はピクセルを透過した
光を設定した焦点位置に集光させるか、又は、少なくと
も該液晶セル又は液晶ピクセルの寸法以内に光束が存在
するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
液晶表示装置。 - 【請求項8】 前記レンズアレーが液晶セル又は液晶ピ
クセルの列単位で、レンチキュラーレンズ状に形成され
ていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項9】 前記平行光照明光源は、照明光源を前記
液晶パネル背面に並列配置させるか、又は、導光板の端
部に設置して平行光又はその近似光を得るような構成に
なっていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8015152A JPH09211410A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8015152A JPH09211410A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09211410A true JPH09211410A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11880836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8015152A Pending JPH09211410A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09211410A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012252113A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | ウェハレンズの製造方法 |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP8015152A patent/JPH09211410A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012252113A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Konica Minolta Advanced Layers Inc | ウェハレンズの製造方法 |
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