JPH09212047A - 像保持体からの像形成物質除去装置 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去装置

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JPH09212047A
JPH09212047A JP3744596A JP3744596A JPH09212047A JP H09212047 A JPH09212047 A JP H09212047A JP 3744596 A JP3744596 A JP 3744596A JP 3744596 A JP3744596 A JP 3744596A JP H09212047 A JPH09212047 A JP H09212047A
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peeling
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JP3744596A
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Shigeru Fujita
滋 藤田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像保持体にある程度凝集して付着している像
形成物質の塊から孤立した像形成物質、及び像保持体の
深層部に潜り込んだ像形成物質を除去し、像形成物質の
残像現象の少ない像保持体を再生できる像保持体からの
像形成物質除去装置を提供すること。 【解決手段】 剥離ユニット30において、オフセット
ベルト34における、トナーが付着している転写紙10
面と接する表面部分を、転写紙10の紙繊維の空隙内に
侵入可能な程度の大きさであって、かつ該空隙内に存在
するトナーと接触できる程度の高さの複数の微小突起3
4aを有するように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置によって像形成物質
が付着した像保持体としての転写紙から像形成物質を取
り除く、像保持体からの像形成物質除去装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、表面が繊維質の像保持体としての
転写紙から像形成物質としてのトナーを除去する像保持
体からの像形成物質除去装置としては、例えば、図1に
示すようなトナー除去装置が提案されている。
【0003】図1に示すトナー除去装置の例では、積層
状態で収容しているトナー像が形成された転写紙10を
一枚ずつ分離給紙する図示しない給紙ユニットから送ら
れてきた転写紙10に剥離液を供給する剥離液供給ユニ
ット20と、剥離液が供給された転写紙10からトナー
を剥離する剥離手段としてのトナー剥離ユニット30
と、トナーが剥離された転写紙10を乾燥させる乾燥ユ
ニット40とを備えている。
【0004】そして、図1に示すトナー除去装置におい
ては、トナー像が形成された転写紙10上のトナーは、
トナー剥離ユニット30を通過する際、次のようにして
転写紙10上から剥離される。すなわち、給紙ユニット
から送られてきた転写紙10は、剥離液供給ユニット2
0でトナー像が形成された面(以下、トナー像面とい
う。)に剥離液が均一に供給され、トナー剥離ユニット
30に送られる。そして、トナー剥離ユニット30で、
転写紙10に固着しているトナーが、加熱ローラ35と
剥離材支持体33とからの熱で軟化し、トナー剥離部材
であるトナーオフセットベルト34の表面に付着する。
そして、図示しない分離ローラで転写紙10とオフセッ
トベルト34とが分離される際、オフセットベルト34
の表面に付着したトナーが転写紙10から剥離する。
【0005】また、転写紙10におけるトナーが付着し
ている付着面に対して、表面に凹凸を有する部材を前記
付着面に接触させ、押圧あるいは掻き取りを行なうこと
により、前記付着面に厚く形成されたトナー塊や、黒ベ
タあるいはケイ線などの緻密なパターンのトナー塊を機
械的にクラッシュして、転写紙10とトナーとの付着状
態を不安定にする水溶液を保持させる水溶液をトナー塊
に浸透させやすくしたものが提案されている。また、剥
離と分離とを間欠的かつミクロ的に行なわせるために、
転写紙10の加圧部に不連続部を作る程度に、オフセッ
トベルト34の表面を凹凸を有するように形成したもの
も提案されている。また、像形成物質の剥離効率を向上
させるために、上記剥離部材を複数備え、多段剥離を行
なわせるようにしたものも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、転
写紙10に付着したトナーを転写紙10から除去するト
ナー除去装置では、目視的には転写紙10表面のトナー
が除去されているにもかかわらず、うっすらとした像や
文字が確認できるトナー残像という現象が生じてしまう
ことがある。そして、この現象は、剥離手段を複数設け
たとしても解消することができないという不具合があっ
た。そこで、このトナー残像現象が生じる原因について
本発明者が鋭意研究したところ、以下のことがわかっ
た。すなわち、画像形成装置で転写紙10上に形成され
たトナー像は、転写紙10上で所定の濃度を得るため
に、転写紙10上である程度の厚みを有し、ある程度の
塊としてまとまって凝集しているが、画像形成の過程
で、ある程度凝集しているトナーの周辺にトナー粒子が
飛散し、孤立的に散らばってしまうトナーが存在してお
り、この孤立トナーがトナー残像現象の原因であること
がわかった。この孤立トナーは、図1に示すようなトナ
ー除去装置を用いて転写紙10からの剥離を行なった場
合、図7(a)に示すように、転写紙10上で比較的厚
みのある大きなトナー塊Qが存在すると、図8に示すよ
うに、このトナー塊Qが転写紙10を支えてしまい、剥
離部材としてのトナーオフセットベルト34と密着でき
なくなる。このため、図7(b)に示すように、上記孤
立トナーPが転写紙10上に残留してしまうことがあ
る。しかも、この孤立トナーは、転写紙10の表面繊維
に絡みついていたり、画像形成の際に紙繊維の隙間から
内部に潜り込んでしまったりするものがあるため、オフ
セットベルト34によって転写紙10表面に付着してい
るトナー塊Qのみを転写紙10から剥離しても、オフセ
ットベルト34に接触できない孤立トナーPは剥離する
ことができず、剥離不良となってしまうのである。
【0007】このように、転写紙10表面に付着してい
るトナーを除去する従来のトナー除去装置では、転写紙
10表面に凝集して付着しているトナー塊Qを転写紙1
0から除去することはできるが、紙繊維間の空隙部に潜
り込んだ孤立トナーPまでは除去することができないた
め、単に表面に凹凸を有しているというだけのオフセッ
トベルト34や、オフセットベルト34を単に複数設け
ただけの多段剥離方式を採用したとしても、トナー残像
現象を解消することができないという問題点があった。
なお、本発明の理解のために、転写紙10の表面を走査
型電子顕微鏡写真で撮影した参考写真1の写しと、転写
紙10の紙繊維間に潜り込み、紙繊維に付着したトナー
を走査型電子顕微鏡写真で撮影した参考写真2,3の写
しとをフレキシブルディスクに添付して提出する。これ
らの参考写真の写しは、従来のトナー除去装置における
トナー除去処理後の転写紙10について、同一箇所に付
着している孤立トナーPを、電子顕微鏡の焦点を転写紙
10の表層部から最深部へ順次ずらしながら、それぞれ
500倍の倍率で撮影したものであり、写真中の黒い粒
状のものがトナー粒子である。
【0008】この点、9μm〜25μm程度のいわゆる
大粒径のトナーに対しては、単に表面に凹凸を有してい
るというだけのオフセットベルト34や、オフセットベ
ルト34を単に複数設けただけの多段剥離方式を採用す
ることでも、トナー除去処理後の転写紙10は、実用に
耐えられる程度の剥離品質を得ることができる。
【0009】しかし、画像形成装置開発の一般的な流れ
は、画像形成装置の定着プロセスにおいて転写紙に対す
るトナーの定着速度を早めることによる画像形成速度の
高速化、及び形成された画像の高精細化を目指してお
り、このためには、トナーの粒径をできるだけ小粒径化
することが望ましい。ところが、トナーを小粒径化する
と、画像形成装置の現像プロセスにおいてトナーを現像
剤担持体としての現像ローラ側から潜像担持体としての
感光体側に静電移動させるときや、転写プロセスにおい
てトナーを感光体側から転写紙側に静電移動させるとき
に、該トナーが外部からの力、例えば、空気の流れなど
による力の影響を受けて飛散しやすくなる。しかも、ト
ナーが小粒径化するほどトナーの飛散を制御することが
困難になるため、飛散したトナーが転写紙に孤立して付
着してしまうことは避けられない。更に、小粒径化した
トナーは、転写紙上のトナー塊の周囲に飛散するだけで
なく、転写紙の紙繊維の間から深層部に潜り込みやすく
なるため、トナーが小粒径化するほど、ある程度の凝集
して転写紙に付着しているトナーがしか転写紙から除去
されなくなり、前述のトナー残像が顕著に生じてしまう
という問題点がある。
【0010】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、表面が繊維質の像保
持体にある程度凝集して付着している像形成物質の塊か
ら孤立して付着している像形成物質、及び像保持体の深
層部に潜り込んでいる像形成物質を除去し、像形成物質
の残像現象の少ない像保持体を再生できる像保持体から
の像形成物質除去装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面が繊維質の像保持体に付着
している像形成物質に、像保持体と像形成物質との付着
力より大きい付着力を発揮しうるように表面が構成され
た剥離部材を接触させた後離間させることにより、像保
持体に付着している像形成物質を像保持体から剥離して
取り除く剥離手段を1つあるいは複数有する像保持体か
らの像形成物質除去装置において、少なくとも1つの剥
離手段の剥離部材における、像形成物質が付着している
像保持体面と接する表面部分を、像保持体の繊維の空隙
内に侵入可能な程度の大きさであって、かつ該空隙内に
存在する像形成物質と接触できる程度の高さの複数の微
小突起を有するように形成したことを特徴とするもので
ある。
【0012】この請求項1の発明においては、表面が繊
維質の像保持体上に像形成物質が付着している面と接す
る、剥離部材の表面部分に形成された複数の微小突起
は、像保持体上にある程度凝集して存在する像形成物質
の塊に接触するだけでなく、像保持体上で凝集せず、前
記塊の近傍に飛散している像形成物質にも接触する。ま
た、前記微小突起は、像保持体の繊維間の空隙内に侵入
することができるため、繊維間に潜り込んでいる像形成
物質のように、孤立的に存在している像形成物質にも接
触する。ここで、像保持体上にある程度の塊として凝集
している像形成物質に比して、像保持体上に残像を生じ
させるような像形成物質は、像保持体に対する定着が弱
い状態にある。このため、剥離部材の微小突起が該像形
成物質に接触しさえすれば、容易に像保持体から剥離さ
れる。
【0013】また、請求項2の発明は、表面が繊維質の
像保持体に付着している像形成物質に、像保持体と像形
成物質との付着力より大きい付着力を発揮しうるように
表面が構成された剥離部材を接触させた後離間させるこ
とにより、像保持体に付着している像形成物質を像保持
体から剥離して取り除く複数の剥離手段と、該複数の剥
離手段の各剥離部材の表面から該表面に付着した像形成
物質を、次の剥離処理を行なう前に該表面からそれぞれ
除去する剥離部材クリーニング手段とを有する像保持体
からの像形成物質除去装置において、像形成物質が付着
している像保持体面と接する表面部分を、像保持体の表
面繊維の空隙内に侵入可能な程度の大きさであって、か
つ該空隙内に存在する像形成物質と接触できる程度の高
さの微小突起を複数有するように形成した剥離部材を、
最終剥離用の剥離手段の剥離部材として用いたことを特
徴とするものである。
【0014】この請求項2の発明においては、像形成物
質が付着している、表面が繊維質の像保持体面と接触す
る表面部分に微小突起を有しない剥離部材により像保持
体から像形成物質を剥離する剥離手段で剥離しきれなか
った少量の像形成物質のみを、少なくとも剥離処理の最
終段階に設けられ、前記表面部分に微小突起を有する剥
離部材を備えた剥離手段で像保持体から剥離する。これ
により、像保持体に付着した像形成物質を確実に像保持
体から除去し、剥離部材表面に付着する像形成物質の量
を少なくする。 (以下、余白)
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を転写型の電子写真
複写機によって画像が形成された像保持体から、像形成
物質としての疎水性でかつ熱可撓性の電子写真用トナー
(以下、トナーという)を取り除く像保持体からの像形
成物質除去装置(以下、トナー除去装置という)に適用
した実施形態について説明する。
【0016】まず、本発明を適用できるトナー除去装置
の一例の概略について説明する。図1において、このト
ナー除去装置は、積載状態で収容しているトナー像が形
成された表面が繊維質の像保持体としての転写紙10を
一枚づつ分離給送する図示しない給紙ユニットから送ら
れてきた転写紙10に液を供給する液供給ユニット20
と、液が供給された転写紙10からトナーを剥離する剥
離手段としてのトナー剥離ユニット30と、トナーが除
去された転写紙10を乾燥させ、図示しない紙受けユニ
ットに転写紙10を排出する乾燥ユニット40とを備え
ている。
【0017】上記トナー除去装置において転写紙10
は、給紙ユニットにより、トナー像が形成された面(以
下、トナー像面という)を下に向けた状態で、重送紙が
分離されて一枚の転写紙10のみが液供給ユニット20
に送り出される。この給紙ユニットの具体的な構成及び
動作は電子写真複写機における給紙機構と同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0018】上記液供給ユニット20は、水又は転写紙
10への浸透性を向上させるために界面活性剤を含んだ
水溶液などの液21を転写紙10に供給するものであ
る。図示の例では、液を収容する液容器22と、この液
容器22中の液中に部分的に没するように設けられ回転
によって液を汲み上げて転写紙10のトナー像面に供給
する塗布ローラ23と、紙搬送経路を挟んでこの塗布ロ
ーラ23に対向するように設けられた搬送ローラ24と
を備えている。この塗布ローラ23としては、保液性を
有する材質、例えば、親水性多孔質材質、スポンジなど
からなるローラや、ゴムなどの弾性体又は金属などの剛
体からなるローラなどを用いることができる。
【0019】上記トナー剥離ユニット30は、複数のベ
ルト支持ローラ(以下、支持ローラという)31,32
及び加熱ランプ33a内蔵の加熱支持部材としての加熱
ブロック33に掛け回されたベルト状の剥離部材として
のトナーオフセット用ベルト(以下、オフセットベルト
という)34と、オフセットベルト34を挟んで加熱ブ
ロック33に圧接するように設けられた加熱ランプ35
a内蔵の加圧ローラ35と、オフセットベルト34表面
からトナーを除去する回転ブラシローラ36とを備えて
いる。このオフセットベルト34の少なくとも表面は、
軟化したトナーに対して、転写紙10の表面と該トナー
との付着力より大きい付着力を有する材料で形成されて
いる。例えばベルト自体をアルミ系、銅系、ニッケル系
など金属材料、又は酸化チタンを分散させたポリエチレ
ンテレフタレート(PET)などの高分子系材料で形成
することができる。
【0020】このオフセットベルト34を支持する加熱
ブロック33は、加圧ローラ35との加圧部を通過した
後のベルトの移動方向を急激に変化させて、オフセット
ベルト34からの転写紙10の曲率分離を行わせるよう
になっている。
【0021】また、上記加熱ブロック33及び加圧ロー
ラ35は、転写紙10のトナー像面をオフセットベルト
34に密着させるとともに転写紙10に固着しているト
ナーを加熱して軟化させるものである。
【0022】また、上記回転ブラシローラ36は、オフ
セットベルト34周面に断続的な引っ掻き力を及ぼして
付着トナーを除去するように構成されている。
【0023】上記乾燥ユニット40は、例えば転写紙1
0の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
10を乾燥させるものであり、加熱ランプ41a内蔵の
例えばアルミからなる加熱ドラム41と、複数の支持ロ
ーラ42に掛け渡され、該加熱ドラム41の周面に一定
角度巻きついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト43
とから構成されている。上記紙押圧用ベルト43の材質
としては、耐熱性や通気性を備えた材質、例えばキャン
バス地、木綿地、テトロン地などの布を用いることがで
きる。
【0024】以上の構成において、図示しない給紙ユニ
ットから送られた転写紙10は、液供給ユニット20で
そのトナー像面に液が均一に供給され、トナー剥離ユニ
ット30に送られる。このトナー剥離ユニット30で、
転写紙10に固着しているトナーが加熱ブロック33及
び加圧ローラ35からの加熱で軟化し、図2に示すよう
に、オフセットベルト34表面に付着する。そして加熱
ブロック33端部で転写紙10とオフセットベルト34
から分離する際に、オフセットベルト34表面に付着し
たトナーが転写紙10から剥離し、これにより、転写紙
10からトナーが除去される。トナーが除去された転写
紙10は乾燥ユニット40で乾燥され、図示しない紙受
けユニットに排出される。
【0025】以上の構成によれば、トナーが付着した転
写紙10に液を供給して転写紙10のトナーとの界面部
に液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊
維を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0026】また、転写紙10表面よりトナーを剥離す
る際、加熱ブロック33及び加圧ローラ35によってト
ナーを加熱して軟化させる。これにより、トナーが転写
紙10表面から離れやすくするので、例えば上記表面が
繊維質で構成される転写紙10を用いる場合にも、該繊
維質の損傷を良好に抑えながらトナーを除去できる。
【0027】ここで、本実施形態で用いるトナー剥離ユ
ニット30のオフセットベルト34は、加熱ブロック3
3により熱的に溶融させたトナーと粘着する素材、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、PEEK
のような高分子材料や、ニッケル、銅、アルミニウムな
どの金属の表面に、図3(a),(b)に示すような複
数の微小突起34aを形成している。この微小突起34
aは、転写紙10の紙繊維間の空隙内に侵入可能な程度
の大きさであって、かつ該空隙内に存在する孤立トナー
Pと接触できる程度の高さの微小突起34aを形成して
いる。具体的には、例えば、直径100〜300μm程
度の紙繊維間の空隙領域よりも狭い断面積を有し、か
つ、50〜100μm程度の高さを有するように形成し
ている。そして、オフセットベルト34をトナーが付着
している転写紙10面に密着させると、オフセットベル
ト34表面に形成された微小突起34aが、図4に示す
ように、転写紙10の繊維間の空隙内に侵入し、トナー
塊Qから孤立して該空隙内に潜り込んでいる孤立トナー
Pと接触する。ここで、トナー残像を生じさせる原因と
なる転写紙10上の孤立トナーPは、トナー塊Qよりも
定着が弱い状態で転写紙10に付着していると考えら
れ、転写紙10との物理的な結合力も弱いため、オフセ
ットベルト34が孤立トナーPに接触しさえすれば容易
に転写紙10から剥離できる状態にある。このため、転
写紙10の繊維間の空隙内に侵入させた微小突起34a
を該空隙内に潜り込んだトナーと接触させて剥離するこ
とで、確実に転写紙10からトナーを除去することがで
きる。
【0028】なお、上記実施形態のように、転写紙10
からトナーを剥離する前に、転写紙10とトナーとの付
着力を弱め、不安定化させる不安定化液を転写紙10に
塗布するような装置において、該不安定化液が蒸発した
としても、該不安定化液の有無にかかわらず良好にトナ
ーを転写紙10から剥離することができるという利点が
ある。
【0029】図5は、片面にトナー画像が付着した原稿
からトナーを剥離する多段剥離方式のトナー剥離ユニッ
ト30において、表面に上記微小突起34aを有する剥
離部材としてローラを用いた場合の変形例であり、図6
は、両面にトナー画像が付着した原稿からトナーを剥離
する多段剥離方式のトナー剥離ユニット30において、
表面に上記微小突起34aを有する剥離部材としてロー
ラを用いた場合の変形例である。図5及び図6は、とも
にトナー剥離ユニット30の最終段に、上記図3に示し
たオフセットベルト34に代えて、剥離ローラ38を有
している。
【0030】これにより、微小突起34aを有しないオ
フセットベルト34によって、あらかじめ転写紙10上
に付着している大きなトナー塊Qを剥離してしまうの
で、微小突起34aを有する剥離ローラ38でトナー塊
Qを剥離する前の転写紙10には、ほとんど孤立トナー
Pのみが存在することになる。しかも、転写紙10に付
着している孤立トナーPは量的に極めて少なく、かつ転
写紙10と孤立トナーPとの密着力も弱いため、転写紙
10に塗布された剥離液の量にかかわらず、転写紙10
に潜り込んだ孤立トナーPを転写紙10から剥離するこ
とができる。このため、微小突起34aを有する剥離ロ
ーラ38のみで剥離を行なう場合に比して、微小突起3
4aを有する剥離ローラ38の清掃も容易になる。
【0031】これによれば、剥離ローラ38では、転写
紙10に付着する少量のトナーを剥離するだけなので、
剥離ローラ38上に付着したトナーを該ローラ38から
除去する剥離部材クリーニング手段としてのクリーニン
グローラ39が剥離ローラ38表面を強い力で掻き取ら
なくても、剥離ローラ38表面を清掃することができ、
クリーニングが容易になる。よって、そのクリーニング
力が前段における剥離ローラ38から付着トナーを除去
する力に比して軽くて済むので、剥離ローラ38上の微
小突起34aを損傷してしまうこともなく、経時使用に
おける剥離ローラ38の長寿命化を図ることができる。
また、転写紙10に孤立的に付着している孤立トナーP
の剥離温度は、転写紙10上にある程度の塊として凝集
しているトナー塊Qの剥離温度よりも低い温度で剥離で
きるので、上記変形例のように、剥離手段を複数設け、
多段的に剥離を行なうような場合には、消費エネルギー
の低減化の効果が顕著に得られるという利点がある。
【0032】なお、上記実施形態においては、像保持体
が紙である場合について説明してきたが、キャンバスな
どの布に付着したトナーであっても、良好に剥離するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、像保持体にあ
る程度の塊で付着している像形成物質の近傍に孤立して
存在する像形成物質、すなわち、像保持体の繊維間に潜
り込んだり、繊維上に付着したりしている像形成物質
は、その付着形態から、像保持体との物理的な結合力は
ほとんどなく、前記剥離部材が像形成物質に接触しさえ
すれば容易に除去できる状態にあるので、剥離部材の微
小突起が、像保持体上に残像を生じさせるような像形成
物質に接触しさえすれば、容易に像保持体から剥離され
る。よって、像形成物質が付着している像保持体面と接
触する表面部分に微小突起を有しない剥離部材のみで像
保持体から像形成物質を除去する場合、あるいは、微小
突起を有しない剥離部材のみを多段的に配設して剥離す
る場合に比して、像保持体に残留する像形成物質の量を
低減させることができる。したがって、像保持体上の残
像濃度の低減化を図ることができるという優れた効果が
ある。
【0034】また、請求項2の発明によれば、最終剥離
段階における剥離手段で像保持体から剥離され、剥離部
材表面に付着する像形成物質の量が、前段階の剥離手段
で像保持体から剥離され、剥離部材表面に付着する像形
成物質の量よりも少なくなるので、最終剥離段階におけ
る剥離手段の剥離部材表面を清掃する剥離部材クリーニ
ング手段を、例えば前記剥離部材表面に強い力で押し当
てて該表面から除去することなく、容易に該表面を清掃
することができる。よって、クリーニング力が前段にお
ける剥離部材から像形成物質を除去する力に比して軽く
て済むので、該剥離部材上の微小突起を損傷してしまう
こともなく、経時使用における剥離部材の長寿命化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できるトナー除去装置の概略構成
を示す正面図。
【図2】同トナー除去装置のトナー剥離ユニットの説明
図。
【図3】(a),(b)は、同剥離ユニットに用いられ
るオフセットベルトの表面部における拡大図。
【図4】図3のオフセットベルトの表面に形成された微
小突起によるトナー除去を示す説明図。
【図5】変形例に係るトナー剥離ユニットの概略構成
図。
【図6】他の変形例に係るトナー剥離ユニットの概略構
成図。
【図7】(a)は、トナー除去処理の前に、転写紙にト
ナーが付着している状態を示す説明図。(b)は、従来
装置におけるトナー除去処理の後における転写紙の状態
を示す説明図。
【図8】従来装置におけるニップ領域内でのトナーとオ
フセットベルトとの接触状態を摸式的に示す断面図。
【符号の説明】
10 転写紙 30 トナー剥離ユニット 31 支持ローラ 32 支持ローラ 33 加熱ブロック 33a 加熱ランプ 34 オフセットベルト 34a 微小突起 35 加圧ローラ 35a 加熱ランプ 36 回転ブラシローラ 38 剥離ローラ 39 クリーニングローラ 40 乾燥ユニット 41 加熱ドラム 41a 加熱ランプ 42 支持ローラ 43 紙押圧用ベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が繊維質の像保持体に付着している像
    形成物質に、像保持体と像形成物質との付着力より大き
    い付着力を発揮しうるように表面が構成された剥離部材
    を接触させた後離間させることにより、像保持体に付着
    している像形成物質を像保持体から剥離して取り除く剥
    離手段を1つあるいは複数有する像保持体からの像形成
    物質除去装置において、 少なくとも1つの剥離手段の剥離部材における、像形成
    物質が付着している像保持体面と接する表面部分を、像
    保持体の繊維の空隙内に侵入可能な程度の大きさであっ
    て、かつ該空隙内に存在する像形成物質と接触できる程
    度の高さの複数の微小突起を有するように形成したこと
    を特徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
  2. 【請求項2】表面が繊維質の像保持体に付着している像
    形成物質に、像保持体と像形成物質との付着力より大き
    い付着力を発揮しうるように表面が構成された剥離部材
    を接触させた後離間させることにより、像保持体に付着
    している像形成物質を像保持体から剥離して取り除く複
    数の剥離手段と、該複数の剥離手段の各剥離部材の表面
    から該表面に付着した像形成物質を、次の剥離処理を行
    なう前に該表面からそれぞれ除去する剥離部材クリーニ
    ング手段とを有する像保持体からの像形成物質除去装置
    において、 像形成物質が付着している像保持体面と接する表面部分
    を、像保持体の表面繊維の空隙内に侵入可能な程度の大
    きさであって、かつ該空隙内に存在する像形成物質と接
    触できる程度の高さの微小突起を複数有するように形成
    した剥離部材を、最終剥離用の剥離手段の剥離部材とし
    て用いたことを特徴とする像保持体からの像形成物質除
    去装置。
JP3744596A 1996-01-31 1996-01-31 像保持体からの像形成物質除去装置 Withdrawn JPH09212047A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251726A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 被記録材の画像形成物質除去方法、画像形成物質除去装置および被記録材から画像形成物質を除去するための剥離部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006251726A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 被記録材の画像形成物質除去方法、画像形成物質除去装置および被記録材から画像形成物質を除去するための剥離部材

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