JPH09212068A - ホログラムの製造方法 - Google Patents

ホログラムの製造方法

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JPH09212068A
JPH09212068A JP4543696A JP4543696A JPH09212068A JP H09212068 A JPH09212068 A JP H09212068A JP 4543696 A JP4543696 A JP 4543696A JP 4543696 A JP4543696 A JP 4543696A JP H09212068 A JPH09212068 A JP H09212068A
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JP
Japan
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light
photosensitive material
exposure step
hologram
lens
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JP4543696A
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English (en)
Inventor
Emiko Hirayama
恵美子 平山
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズを含まずに周辺部の回折効率を中央部
より低減させたホログラムの製造方法の提供。 【解決手段】 第1発明の第2露光工程で,第1露光工
程で露光された感光材51の光路の前方に間隔dを置い
て周辺部の光の透過率が大きい透光部材11を配置し,
透光部材11と光源21との間には光の散乱体22を配
置し,透光部材11を透過した光を感光材51の干渉縞
に照射し干渉縞の強度に変化を与える。第2発明では,
遮光部と透光部とからなるマスク部材と感光材との間に
レンズを配置し,感光材とレンズとの間の距離を変化さ
せ,感光材の周辺部における光の強度を変化させて上記
干渉縞の強度に変化を与える。第3発明では,マスク部
材のフーリエ変換光学系を感光材の前方に配置して露光
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,ヘッドアップディスプレイ等に
用いるのに好適な周辺部の回折効率を中央部より低減さ
せたホログラム素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】速度等の運転に必要な情報と外界の光景と
を,視線を動かすことなくウィンドシールド上に重ねて
同時に視認することのできるヘッドアップディスプレイ
が提案されている。図18に示すように,ヘッドアップ
ディスプレイ90は,表示器92から放射された信号光
35を透明なホログラムコンバイナ91で回折,反射
し,回折光36により表示像80を前方に視認すると同
時に,透過する外光81によって外景を視認することが
できる。
【0003】このとき,ホログラムコンバイナ91は特
定の波長域を選択的に回折(反射)するから,表示像8
0は上記選択波長域に色着けされ,ホログラムコンバイ
ナ91を透過した光からは上記選択波長域が除かれ外景
が色着いて見える。また,外部の人がウィンドシールド
のホログラムコンバイナ91を見た場合には,外光81
のうち上記選択波長域の光だけが異なった方向に反射さ
れるからホログラムコンバイナ91が周囲とは異なった
色に色着いて見え,観者に違和感を与えるという不具合
が生ずる。
【0004】そこで,出願人は,特開平2−27370
2号公報に示すように,ホログラムコンバイナ91の周
辺部の回折効率を中央部よりも小さくすることにより,
ホログラムコンバイナ91の周縁部と周りとの反射特性
の差異を減少させ,これによってホログラムコンバイナ
91を目立たないようにし違和感を低減させるという方
法を提案している。
【0005】そして,同公報において,上記のように周
辺部の回折効率を低減したホログラムを製作する方法と
して,感光材の全面に所望の干渉縞をほぼ一定の効率で
形成した後,このホログラムの直前にほぼ密着して以下
に述べるフィルターを配置して再度露光を行うという方
法を提示している。
【0006】このフィルターは,周辺部の光の透過率を
中央部よりも大きくしたフィルター(図2,図3参照)
であり,このフィルターを透過した光は周辺部で強いた
め,フィルターを透過した光をホログラムに照射する
と,ホログラムに形成された干渉縞のコントラスト(強
さ)は周辺部で中央部よりも減少することとなり,その
結果,周辺部の回折効率が低下する。
【0007】そして,上記ホログラムコンバイナを製作
する場合には,透明度の高いホログラム素子が要求とさ
れるから,感光材には,例えば,重クロム酸ゼラチン等
が用いられ,フィルターには銀塩フィルムをレーザー光
によりパターン処理したものや印刷法によりパターン形
成したもの等が用いられる。
【0008】
【解決しようとする課題】しかしながら,フィルターを
用いて周辺部の回折効率を低減する上記ホログラムの製
作方法には,次のような問題点がある。それは,製作し
たホログラムの周辺の回折効率の低減部において,再生
光が散乱されるという意外な現象が生ずることである。
即ち,ホログラムに再生用の光を照射すると,ホログラ
ムに記録される像は平滑な物体であるにもかかわらず,
周辺部の回折光に散乱光がかなり含まれるという現象を
生ずる。
【0009】そのため,例えば,これをヘッドアップデ
ィスプレイのホログラムコンバイナとして用いた場合に
は,運転者がホログラムコンバイナを通して見る外景
は,周辺部において若干透明性に欠けて見にくくなると
いう問題がある。本発明は,かかる従来の問題点に鑑み
てなされたものであり,ノイズを含まないように周辺部
の回折効率を中央部より低減させることの出来るホログ
ラムの製造方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】上記した従来方法によれば,第2露
光工程時に用いるフィルターの透光部分を透過した光に
微小な濃淡の縞模様もしくは斑点模様(ドット)が存在
し,この光の濃淡の有無によって感光材の光化学反応が
大きく異なり,該感光材の膜厚に変化が生ずる。その結
果,感光材そのものの表面に凹凸が形成されたり,感光
材内部に屈折率のむらが発生し,ホログラムの周辺部の
回折光に散乱光が含まれるという現象が発生するものと
考えられる。
【0011】本発明者は,上記した考察を基に,以下の
発明を想到するに到った。即ち,請求項1及び請求項2
に記載の発明においていは,2回露光するに際して,第
2露光工程時には,第1露光工程で露光された感光材の
光路前方に間隔を置いて周辺部の光の透過率が中央部よ
りも大なる透光部材を配置し,この透光部材と光源との
間に配置した光散乱体を経て透光部材を通過した光を第
1露光で形成された干渉縞に照射して該干渉縞の強度に
変化を与えることを特徴としている。
【0012】このような方法によれば,散乱体によって
多方向に向かう角度の多様な光が発生してこの光が透光
部材に入射することと,該透光部材と感光材との間に間
隔が設定されていることと相まって,感光材に入射する
光はその濃淡のむらが薄められて消滅し,非常にむらの
少ないものとなる。従って,ホログラムの周辺部の回折
光に散乱光が生じることが回避され,鮮明な像が得られ
る。
【0013】請求項3ないし請求項5記載の発明におい
ては,第1露光工程で露光された感光材に対して,周辺
部について光を透過するマスク部材を配置し,且つ該マ
スク部材と感光材との間にレンズを配置して該レンズと
感光材との距離を変化させる点を第2露光工程の特徴と
している。このような方法によれば,レンズの作用によ
り感光材り周辺部に対する光の強度が連続的に変化し,
光の濃淡は生じない。よって,ホログラムの周辺部の回
折光に散乱光が生ずることが回避され,鮮明な像が得ら
れる。
【0014】請求項6に記載の発明においては,周辺部
の光の透過率が中央部よりも大なるマスク部材と感光材
との間に,該マスク部材から出射した光の内から高次の
周波数成分を遮断するフーリエ変換光学系を配置した点
を第2露光工程の特徴としている。このような方法によ
れば,マスク部材の透過光に微小な濃淡があっても,そ
のような高次の周波数成分は,フーリエ変換光学系でカ
ットされることになり,感光材に入射する光には濃淡の
ない成分となる。よって,ホログラムの周辺部の回折光
に散乱光が生ずることが回避され,鮮明な像が得られ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本例は,周辺部の回折効率を中央部より低減させたホロ
グラム素子の製造方法であって,その露光工程は,図4
に示すように,感光材の全面に所望の干渉縞をほぼ一定
の効率で形成する第1の露光工程(ステップ601)
と,上記第1露光工程で露光された感光材を再度露光す
る第2の露光工程(ステップ602)とからなり,上記
2つの露光工程の後に現像処理を行う(ステップ60
3)。
【0016】そして,第2露光工程では,図1に示すよ
うに,第1露光工程で露光された感光材51の光路の前
方に間隔dを置いて周辺部の光の透過率が中央部よりも
大きい透光部材(マスクフィルム)11を配置し,更
に,この透光部材(マスクフィルム)11と光源21と
の間には光の散乱体22を配置し,この散乱体22を経
て透光部材11を透過した光を感光材51の干渉縞に照
射し干渉縞の強度に変化を与える。
【0017】それぞれについて,以下に説明を補足す
る。本例は,ヘッドアップディスプレイのホログラムコ
ンバイナに用いるホログラム素子を製造する例であり,
感光材51は,透明度の高い重クロム酸ゼラチンであ
る。この感光材51をソーダガラス等からなるガラス基
板52に塗布し,屈折率調整液を介してカバーガラス5
3でシールし,これらを一体化した感光体50を形成す
る。そして,第1露光工程において,例えば,波長51
4.5nmのレーザー光を露光エネルギー150mJ/
cm2 にて,感光材51に照射して,凹面鏡等をホログ
ラムとして記録する。
【0018】次に,第2露光工程では,感光材51にホ
ログラムを形成した感光体50の前面側に,透光部材と
してのマスクフィルム11を反対側に貼付した厚めのガ
ラス12(板厚5mm,ソーダガラス等)を装着し,マ
スクフィルム11と光源21との間に散乱体22を配置
する。なお,上記マスクフィルム11は,例えば,印刷
法によりパターンを形成した銀塩フィルムまたはレーザ
ー光線によりパターンを形成した銀塩フィルムなどがあ
り,散乱体22には,すりガラスやオパールガラス等か
らなる拡散板などがある。そして,透光部材と感光材5
1との間の間隔d(図1)は5mm以上取ることが好ま
しい。
【0019】光源21は,白色光を放射するランプ(キ
セノンランプ等)又はレーザー光源であり,放射光31
は発散光でも平行光でもよいが,平行光の方が好まし
い。白色光を用いる場合は,13〜14J/cm2 位の
強度とする。散乱体22は,メッシュが♯120である
すりガラスである。
【0020】マスクフィルム11は,図2に示す形状を
有し,図2の寸法記号L,aに対応して図3に示すよう
な透過率を有している。即ち,中央部の透過率は0であ
り,縁端部に向かって透過率が漸増する。このような条
件で露光を行うことにより,第1露光工程で形成された
干渉縞のコントラストは,周辺部に向かうに従って減少
し,回折効率が漸減する。
【0021】なお,前記の従来のホログラムの回折光に
含まれていた散乱光は,ホログラムに記録したフィルタ
ーの組織構造に起因するものと思われる。即ち,図16
または図17に示すように,フィルター95,96の組
織を模式的に拡大し図示すれば,光を通しにくいドット
状の要素951〜953や帯状の要素961〜963
が,その大きさ(幅)と密度とを縁端部に向かって漸減
することにより,マクロとして光の透過率が漸増すると
考えることができる。
【0022】そして,これによって発生する光の濃淡の
むらが,人の視覚の分解能以上であれば知覚され,分解
能以下であれば知覚されないと考えられる。そして,上
記人の分解能は,角度にして1/60°(1分)程度で
ある。それ故,目と表示画面との距離をD(図7)とし
たとき,画面(図7,符号43ホログラムコンバイナ)
上における濃淡のむらの幅は,D×tan(1/60
°)以下にすることが望ましい。
【0023】一方,本例では,放射光31は散乱体22
において拡散光32となり色々な角度でマスクフィルム
11に入射し,更に,マスクフィルム11と感光材51
との間が離れている。そのため,マスクフィルム11に
微小な透過率のむらがあったとしても,感光材51に達
した段階では平均化されて,人が感知できるような光の
むらとなって現れない。そのため,感光材51の干渉縞
には,マスクフィルム11の透過率の微小なむらが反映
されず,その結果,ホログラムの再生光には,散乱光が
含まれない。
【0024】こうして製造されたホログラム55は,図
5に示すように,高い回折効率を示す第1領域551と
回折効率が縁端に向かって漸減する第2領域552から
なり,散乱ノイズ光のないホログラムとなる。図6は,
本方法によって製作したホログラム55のヘイズ率(符
号61)と従来の方法によって製作したホログラムのヘ
イズ率(符号62)とを図示したものであり,同図から
分かるように,0.5〜1.0%あったヘイズ率が0.
2%前後まで減少させることが出来た。
【0025】そして,このようにして製作したホログラ
ム55をホログラムコンバイナに使用してヘッドアップ
ディスプレイを構成することにより,好ましい効果を得
ることができる。即ち,図7に示すように,ヘッドアッ
プディスプレイ40は,車両のダッシュボード99の上
面に配置され,表示器41から放射された信号光35
は,ミラー42で反射されて,ホログラムコンバイナ4
3に入射する。そして,ホログラムコンバイナ43で回
折された回折光36によって観者85は,ホログラムコ
ンバイナ43(ウィンドシールド98)の後方に虚像と
しての表示像80を視認することができる。
【0026】そして,ホログラムコンバイナ43の回折
効率は,周辺部において小さく,縁端部では特に小さく
なっている。それ故,外部の人がホログラムコンバイナ
43を見たときに,ホログラムコンバイナ43の縁端部
とウィンドシールド98との光学的な特性に差が少な
く,ホログラムコンバイナ43が特に目立つということ
がなく,違和感を感じさせなくなる。
【0027】なお,ヘッドアップディスプレイ40に用
いるホログラムコンバイナ43の場合には,通常用いら
れる大きさ,即ちホログラム55の大きさが,縦60m
m,横128.5mm程度のとき,図5に示したホログ
ラム55の回折効率の漸減領域552の幅xは,5〜1
0mmとすることが好ましい。上記大きさのホログラム
について,被験者16名に対して官能テストを行った結
果を図8に示す。これは,一対比較法によってどちらの
ホログラムの縁端部(エッジ)が気にならないかどうか
を,一対の各組み合わせについて質問した結果をデータ
処理したものである。同図から分かるように,漸減領域
552の幅x=5〜10mmとした場合に,高い好感度
が得られるようになる。
【0028】また,同様に,ヘッドアップディスプレイ
40に用いるホログラムコンバイナ43の場合には,回
折効率漸減領域552の外端部の回折効率,即ち回折効
率の最小値は,25%前後にすることが好ましい。高回
折領域551の回折領域は,90%程度であり,これを
回折効率漸減領域552の縁端部に向かって漸減させた
場合に,どの程度の回折効率の変化(傾き)に好感度が
得られるかを,同様に一対比較法によって被験者16名
に対して官能テストを行った。図9はその結果を示すも
のであり,ホログラムコンバイナ端部の最小回折効率を
25%前後とすることが最も高い好感度が得られること
を示している。
【0029】上記のように周辺部の回折効率を中央部よ
り低減させたホログラム素子は,ヘッドアップディスプ
レイに用いて効果的であるが,好ましい用途はこれに限
定されるものではなく,例えば,透明なショウウィンド
ウに配置するホログラムを用いた表示装置等にも用いる
ことができる。
【0030】実施形態例2 本例は,請求項3の発明の実施形態例である。本例の第
2露光工程では,図10に示すように,感光材51の光
路の前方に,中央部を中心にした一定の範囲について光
を遮断しその周辺部からは光を透過するマスク部材12
を配置し,更に,このマスク部材12と感光材51との
間に凸レンズ23を配置し,感光材51と凸レンズ23
との間の距離を変化させ,感光材51の周辺部における
光33の強度を変化させて感光材51の干渉縞の強度に
変化を与える。同図において,符号211は,光源21
から放射された発散光310を平行光に変換するコリメ
ートレンズである。
【0031】凸レンズ23は,直径200mmの大きさ
で,焦点距離は200mmである。また,マスク部材1
2の光の透過率は,図11に示すように,場所によって
2値的に急変する。そして,感光材51上での遮光(マ
スク)部の大きさが最小となる位置に凸レンズ23を置
き,凸レンズ23を感光材51から徐々に離して行く。
その結果,感光材51の周辺部だけに光33が当たり,
その光量は周辺部程大きくなる。
【0032】その結果,実施形態例1のホログラム55
と同様に周辺部の回折効率を中央部より低減させたホロ
グラム素子を得ることができる。そして,マスクフィル
ム11等を用いずレンズ23によって光の強度を変化さ
せるから,感光材51に達する光33に微細な濃淡等が
生ずることは無い。その他については,実施形態例1と
同様である。
【0033】実施形態例3 本例は,請求項6の発明の実施形態例である。本例の第
2露光工程では,図12に示すように,感光材51の光
路の前方に,周辺部の光の透過率が中央部よりも大きい
マスクフィルム11(図3)を透過した光の高次の空間
周波数成分を遮断するフーリエ変換光学系13を配置す
る。更に,感光材51の位置を,高次の空間周波数成分
を遮断して形成される空間結像の位置とし,マスクフィ
ルム11にレーザー光381(または白色光)を入射
し,感光材51の干渉縞の強度に変化を与える。
【0034】即ち,レーザー光381を点光源45(ピ
ンホール)から発散放射し,これをコリメートレンズ4
6を介して平行光382に変換し,マスクフィルム11
に照射する。そして,マスクフィルム11は,フーリエ
変換光学系13を構成する集光レンズ47の焦点距離の
位置に配置されており,集光レンズ47の集光(焦点)
位置には,スリット(空間フィルタ)48が配置されス
リット48の開口サイズによってフーリエ変換特性を決
定する。そして,スリット48を出た光384は,コリ
メートレンズ49を介して平行な光39となり,コリメ
ートレンズ49の焦点距離の位置には感光材51が配置
されている。
【0035】同図の記号fは,レンズ47,49の焦点
距離を示す。また,図13はマスク部材12の透過光3
83の強度,図14はスリット48の透過光384の強
度,図15は感光材51に照射される光39の強度分布
をそれぞれ模式的に示したものである。そして,スリッ
ト48の形状と開口の大きさによって容易に空間周波数
のカットオフ値を決定することができる。
【0036】そして,フーリエ変換光学系13からは,
高次の回折光が除去され,低次の回折光のみによる照射
光が感光材51の干渉縞に加えられる。その結果,感光
材51の干渉縞には透過率の微小な濃淡は発生しない。
また,感光材51に照射される光は,高次の回折光が除
去されることからマスクフィルム11における境界部の
光の強度の変化の度合いよりもなだらかに強度が変化す
るようになる。
【0037】即ち,マスクフィルム11を透光率が境界
部を境にして2値的にオンオフに急変するものにした場
合に,フーリエ変換光学系13の遮断周波数を変化させ
ることにより,境界部における変化の程度を2値的な変
化ではなく緩やかな変化に変えることが出来る。そし
て,その緩やかな変化の程度は,開口部のサイズを変え
る方法により遮断周波数を変えることによって,調整す
ることができる。
【0038】即ち,スリット48の穴径を変更すること
により,フーリエ変換光学系13のカットオフ周波数を
容易に変化させることができる。従って,特性を変化さ
せるために色々な種類のマスクフィルム11を用意する
必要がない。上記のように,本例では周辺部に向かって
感光材51の干渉縞の強度はなだらかに低減するように
なる。そして,その変化の態様は,スリット48の穴径
を変更することにより,容易に調整することができる。
その他については,実施形態例1と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の第2露光工程における光学系の
配置図。
【図2】図1の透光部材(マスクフィルム)の斜視図。
【図3】図1の透光部材(マスクフィルム)の透過率の
変化態様を示す図。
【図4】実施形態例1の製造工程のフロー図。
【図5】実施形態例1で製作されるホログラムコンバイ
ナの斜視図。
【図6】実施形態例1で製作されたホログラムと従来方
法で製作されたホログラムのヘイズ率を示す図。
【図7】実施形態例1のホログラムコンバイナを用いた
ヘッドアップディスプレイのシステム構成図。
【図8】図5のホログラムコンバイナの回折効率の低減
領域の幅xを変化させてヘッドアップディスプレイを構
成した場合における好感度の官能検査の結果を示す図。
【図9】図5のホログラムコンバイナの回折効率の低減
領域のミニマム回折効率を変化させてヘッドアップディ
スプレイを構成した場合における好感度の官能検査の結
果を示す図。
【図10】実施形態例2の第2露光工程における光学系
の配置図。
【図11】図10のマスク部材の透過率の変化態様を示
す図。
【図12】実施形態例3の第2露光工程における光学系
の配置図。
【図13】図13のマスク部材の透過光の強度を模式的
に示した図。
【図14】図13のスリット部材の透過光の強度を模式
的に示した図。
【図15】図13の感光材への照射光の強度を模式的に
示した図。
【図16】中央部分で光を遮断し周辺部に行くに従って
透過率が大きい透光部材の遮光要素を模式的に図示した
図(遮光要素がドット状である場合)。
【図17】中央部分で光を遮断し周辺部に行くに従って
透過率が大きい透光部材の遮光要素を模式的に図示した
図(遮光要素が帯状である場合)。
【図18】従来のヘッドアップディスプレイのシステム
構成例。
【符号の説明】
11...透光部材(マスクフィルム), 21...光源, 22...散乱体, 51...感光材,

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周辺部の回折効率を中央部より低減させ
    たホログラム素子の製造方法であって,その露光工程
    は,感光材の全面に所望の干渉縞をほぼ一定の効率で形
    成する第1の露光工程と,上記第1露光工程で露光され
    た感光材を再度露光する第2の露光工程とからなり,第
    2露光工程では,第1露光工程で露光された感光材の光
    路の前方に間隔を置いて周辺部の光の透過率が中央部よ
    りも大きい透光部材を配置し,更に,この透光部材と光
    源との間には光の散乱体を配置し,この散乱体を経て上
    記透光部材を透過した光を上記干渉縞に照射し干渉縞の
    強度に変化を与えることを特徴とするホログラムの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記透光部材は,印
    刷法によりパターンを形成したフィルムまたはレーザー
    光線によりパターンを形成したフィルムであり,前記散
    乱体は,すりガラスやオパールガラス等からなる拡散板
    であることを特徴とするホログラムの製造方法。
  3. 【請求項3】 周辺部の回折効率を中央部より低減させ
    たホログラム素子の製造方法であって,その露光工程
    は,感光材に所望の干渉縞をほぼ一定の効率で形成する
    第1の露光工程と,上記第1露光工程で露光された感光
    材を再度露光する第2の露光工程とからなり,第2露光
    工程では,上記第1露光工程で露光された感光材の光路
    の前方に,中央部を中心にした一定の範囲について光を
    遮断しその周辺部からは光を透過するマスク部材を配置
    し,更に,このマスク部材と上記感光材との間にレンズ
    を配置し,上記感光材とレンズとの間の距離を変化さ
    せ,上記感光材の周辺部における光の強度を変化させて
    上記干渉縞の強度に変化を与えることを特徴とするホロ
    グラムの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において,前記第2露光工程に
    おけるレンズは凸レンズであり,前記感光材とレンズと
    の間の距離を,感光材上における前記マスク部材の遮光
    部の像が最小となる位置を最小値として連続的に変化さ
    せることを特徴とするホログラムの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3において,前記第2露光工程に
    おけるレンズは凹レンズであり,前記感光材とレンズと
    の間の距離を,感光材上における前記マスク部材の遮光
    部の像が最小となる位置を最小値として連続的に変化さ
    せることを特徴とするホログラムの製造方法。
  6. 【請求項6】 周辺部の回折効率を中央部より低減させ
    たホログラム素子の製造方法であって,その露光工程
    は,感光材に所望の干渉縞をほぼ一定の効率で形成する
    第1の露光工程と,上記第1露光工程で露光された感光
    材を再度露光する第2の露光工程とからなり,第2露光
    工程では,周辺部の光の透過率が中央部よりも大きいマ
    スク部材を透過した光を,上記第1露光工程で露光され
    た感光材の前方に配置されたフーリエ変換光学系により
    高次の空間周波数成分を遮断して且つフーリエ変換光学
    系により形成された空間結像の位置に感光材を配置し,
    上記フーリエ変換光学系を透過した光を上記感光材に照
    射して干渉縞の強度に変化を与えることを特徴とするホ
    ログラムの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6597477B2 (en) 1998-07-07 2003-07-22 Denso Corporation Hologram screen and a method of producing the same
KR100437763B1 (ko) * 2001-05-23 2004-06-26 엘지전자 주식회사 광 확산기 제조방법

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