JPH09212617A - 磁気カードの真贋認識方法 - Google Patents

磁気カードの真贋認識方法

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JPH09212617A
JPH09212617A JP8038764A JP3876496A JPH09212617A JP H09212617 A JPH09212617 A JP H09212617A JP 8038764 A JP8038764 A JP 8038764A JP 3876496 A JP3876496 A JP 3876496A JP H09212617 A JPH09212617 A JP H09212617A
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JP
Japan
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magnetic card
light
magnetic
light emitting
card
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JP8038764A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Nagura
敏和 名倉
Shoji Aoyanagi
祥二 青柳
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造再生を困難にする。 【解決手段】 カードリーダー/ライター20には、磁
気カード10を挿入すると矢印で示される搬送方向に磁
気カード10を搬送する搬送ベルト22が設けられてお
り、搬送ベルト22の上下を挟んで磁気カードの入口側
にはカード位置検出器24が配置されている。搬送ベル
ト22の上側に2組の発光検出部26,28が設けられ
ている。一方の発光検出部26では発光体(励起光源)
26aと受光体26bが搬送方向に沿って一定の間隔で
配置されており、他方の発光検出部28でも発光体28
aと受光体28bが搬送方向に沿って一定の間隔で配置
されている。磁気カード10は搬送方向に沿った2つの
直線上に発光箇所12をもっており、発光検出部26と
28はそれぞれの直線上の発光箇所12を検出できるよ
うに、互いに異なるそれぞれの発光箇所配列の直線上に
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気的にデータを
記録する磁気記録領域と、特定の波長範囲の励起光によ
り励起されて発光する偽造防止用の少なくとも1個の発
光箇所とをカード基体に備えた磁気カードの真贋を判定
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録を利用した機械読み取り可能な
金券として、テレホンカード、オレンジカード(登録商
標)等の磁気カードが広く流通している。しかしなが
ら、情報を容易に書き換えられるという磁気記録の長所
が、磁気カードでは容易に偽造しうるという短所にな
り、磁気カードの普及に伴ない、偽造防止技術の重要性
が増して来ている。
【0003】具体的な偽造方法として、残高が0円とな
ったプリペイドカードやプレミアムカードを入手し、磁
気情報を再記録することによって磁気カードを偽造再生
することが行われており、このような手法で違法に偽造
再生された磁気カードの不正使用が問題となっている。
【0004】このような偽造再生を防止するため、不可
視化した情報と磁気記録情報を照合して記録媒体の真贋
を確認する方法(特開平4−70394号公報、特開平
4−82797号公報を参照)や、磁気カードにパンチ
穴をあけ透過光の有無で使用か未使用かを確認する方法
が採られてきた。しかし、不可視化した情報と磁気記録
情報を照合して磁気カードの真贋を確認する方法では、
低額カードを高額カードに偽造再生することは防止でき
ても、残高が0円となった磁気カードを本来の額面通り
に偽造再生することは、比較的容易であった。
【0005】また、磁気カードにパンチ穴をあける手法
でも、実用化されているのは磁気記録に使用されていな
い部分に使用後穴をあけ、光が透過することをフォトデ
ィテクターで確認するという方法で磁気カードの使用か
未使用かを判別していたため、遮光性のあるテープ等を
穴の部分に貼付することにより不正再生することが容易
に可能であった。
【0006】磁気記録に使用されている磁気トラック上
に、使用による残高減少にともないパンチ穴をあける方
法も提案されている(特開平4−93295号公報参
照)が、プリペイドカードはカード全面に磁気記録可能
であることを利用して、カードの磁気トラック位置をず
らして再記録することによって偽造再生は可能であっ
た。
【0007】赤外吸収光を利用した不可視化情報部にパ
ンチ穴をあける手法も提案されている(特開平2−17
5193号公報参照)が、パンチ穴を塞ぎ、カーボンブ
ラック等の全波長領域に吸収を持つ顔料等を含むインク
で着色すれば偽造再生は可能であると考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、偽造再生を
困難にする磁気カード認識方法を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明で使用する磁気カ
ードは、磁気的にデータを記録する磁気記録領域と、特
定の波長範囲の励起光により励起されて発光する少なく
とも1個の発光箇所とをカード基体に備え、前記発光箇
所とその周囲とが目視では区別できないように着色され
たものである。特定の発光箇所の発光材料が励起後、受
光体の位置に到達するまで発光強度を維持する発光寿命
を有していることを受光体の検出結果によって判定する
こと、磁気記録データとの照合によって真贋認識を行な
う。目視では検知不可能なように着色されたその発光箇
所又は他の箇所が磁気カード使用度数に応じて開けられ
るパンチ穴の位置になすことによって、偽造再生をより
困難にする。
【0010】パンチ穴上に不可視な発光箇所を設けた場
合は、磁気カードを偽造再生するためには、パンチの打
ち抜き片を入手して穴を埋めることで破壊された発光パ
ターンを修復する必要がある。しかし、万一、打ち抜き
片を入手できた場合でも、打ち抜いた発光物質をパンチ
穴に間違いなく戻す必要があり、不可視の発光物質の設
けられた小さなパンチ破片を用いて偽造再生するのは極
めて困難である。さらに、パンチ穴があけられる発光箇
所を複数設け、それらの発光箇所の励起波長と発光波長
の一方又は両方が異なるように発光物質を選択すること
で、パンチ穴とそれらを埋めるべきパンチ破片との組合
わせを複雑にし、偽造再生を事実上不可能にできる。非
発光箇所にもパンチ穴を開けることによって、偽造再生
をさらに困難にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】発光箇所の磁気カード上での形態
は、パンチ穴径より小さい場合から大きい場合まで種々
考えられるが、パンチ穴を開けた前後で発光の強度差が
ノイズレベル以上で確認できるものであれば特に限定す
るものではない。
【0012】励起光源としては、重水素ランプ、キセノ
ンランプ、水銀ランプ、光変調管、キャピラリランプ、
ホローカソードランプ、発光ダイオード、レーザーダイ
オード、レーザー光線など汎用の光源が使用できる。し
かしながら、装置の小型化、発熱対策、コスト、寿命、
信頼性の面から考えて発光ダイオードの様な小型、省電
力の固体デバイスが好ましい。
【0013】また、発光の検出にはフォトダイオード、
フォトトランジスタ、光電子増倍管などが使用できる
が、光源選択と同様な理由でフォトダイオード、フォト
トランジスタ等の固体デバイスが好ましい。
【0014】複数の発光物質を用いる場合には、異なる
励起波長で同一波長領域の発光をするもの、同じ励起波
長で異なる波長領域の発光をするもの、異なる励起波長
で異なる波長領域の発光をするものなど、励起波長と発
光波長との組合わせにより、励起光源と受光素子がいず
れも複数個の場合、励起光源が複数個で受光素子が共通
の1個の場合、励起光源が共通の1個で受光素子が複数
個の場合というような組合わせを採りうる。
【0015】励起光源を点灯する方法には、 常時点灯方法、及び 点滅方法(励起光源の位置に磁気カードの発光箇所が
来たときには点灯している)がある。
【0016】また、発光箇所からの発光を受光するには
次の2通りの方法がある。 磁気カードが移動中に発光を測定する方法:発光箇所
の発光を検出するのに必要な残光寿命は、励起光源と受
光素子との間の距離と、磁気カードの移動速度とから決
定される。 磁気カードが停止状態で発光を測定する方法:発光箇
所に対し励起光源を点滅させ、励起光源消灯後の発光寿
命から決定される所定の時間後に発光を測定する。 したがって、励起−受光方法の組合わせは以下の表1の
3通りがある。
【0017】
【表1】励起−受光方法の組合わせ
【0018】本発明で使用している発光物質は、一般的
に燐光物質と呼ばれ、基底状態の原子、又は有機化合物
分子もしくは無機化合物分子が光エネルギーによって励
起一重項状態になり、内部転移により励起三重項状態と
なり、続いて基底状態へ戻る過程において余分なエネル
ギーを光として放出するもので、発光の寿命は、10〜
10-3秒である。
【0019】本発明に係わる発光箇所を形成するための
発光物質は、特定波長領域の光を吸収することによって
励起され、特定波長領域の光を出す化合物が挙げられ
る。具体的には、無機発光体としては賦活剤としての不
純物元素を含まないタングステン酸カルシウム(CaW
4)やタングステン酸マグネシウム(MgWO4)等の
純粋型酸素酸塩系化合物、賦活剤として特定の不純物を
所定の少量含有させた塩化カリウム・タリウム(KC
l:Tl)等のハロゲン化物系、硫化ストロンチウム・
サマリウム・セリウム(SrS:Sm:Ce)、硫化亜
鉛カドミウム・銀((Zn,Cd)S:Ag)等の硫化
物系、珪酸亜鉛・マンガン(Zn2SiO4:Mn)、ほ
う酸カドミウム・マンガン(CdB25:Mn)等の賦
活型酸素酸塩系などの無機化合物が使用できる。一方、
蛍光は励起一重項状態から基底状態に戻るときに出る光
であり、発光の寿命は10-7〜10-10秒と短かい。
【0020】本発明で使用される発光物質は、発光強度
が初期発光強度の1/eまで減衰いる時間が500ミリ
秒以下である物質を使用する。発光強度が初期発光強度
の1/eになる時間が500ミリ秒より長い場合は、磁
気カードが読取り装置から排出された後も発光している
ことが起り得る。そして、その発光が可視領域に属する
場合には目視で発光箇所が確認されやすくなり、偽造の
可能性が大きくなるため、好ましくない。なおここで説
明した初期発光強度とは、光源から光を受けている状態
で発光物質が発光しているときの強度である。
【0021】以下に本発明をさらに詳細に記述する。 磁気カードの構成図1に磁気カードの底面図を示す。磁
気カード10は磁気的にデータを記録する磁気記録領域
をカード基体の表側の面に備え、特定の波長範囲の励起
光により励起されて発光する複数の発光箇所12をカー
ド基体の裏面に備えており、カード基体の裏面は発光箇
所12とその周囲とが目視では区別できないように着色
されている。磁気カード全面や一部に蛍光物質による発
光箇所をダミーとして設けることにより、偽造や再生を
より困難にすることができる。具体的には、蛍光物質を
塗布したり、各層や支持体に含有させることが挙げられ
る。
【0022】図2にその断面図の一例を示す。本発明に
かかわる磁気カードの基本的な層構成としては、現在一
般に流通している磁気カードと同一のものがそのまま使
用でき、ここに例示した構成に限定されるものではな
い。
【0023】以下に、その構成に従って本発明の特徴を
含めて説明する。 (支持体)カード基体をなす支持体1はフィルム状ある
いはシート状のポリエステル、ポリエチレン、ナイロン
等のプラスチックフィルム、銅、アルミニウムなどの金
属板、紙、網などを単体あるいは複合体として使用でき
る。特にプラスチックフィルムは、二酸化チタン、炭酸
カルシウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料や、相溶性
の低い有機高分子を混合し不透明化したものや、透明フ
ィルム表面に白色の無機顔料又は有機顔料を含有した塗
工層を設けることによって不透明にしたシートが好まし
い。
【0024】(磁気記録層)支持体1の表側には、支持
体1上に磁気記録領域を構成する磁気記録層2が形成さ
れている。磁気記録層2は、酸化クロム、炭化鉄、金属
鉄、バリウムフェライト等の強磁性体を、ポリウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニルー塩化ビニル共重
合体、セルロース樹脂、エポキシ樹脂等の単体あるいは
混合系樹脂に分散して得られた塗料を支持体1上にグラ
ビアコーティング、ナイフコーティング、印刷等で塗工
後、乾燥硬化して形成されたものである。
【0025】(磁気シールド層)磁気記録層2上には磁
気シールド層3が形成されている。磁気シールド層3
は、センダスト、パーマロイ等の軟磁性材料粉を、ポリ
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル−塩化ビ
ニル共重合体、セルロース樹脂等の単体あるいは混合物
に分散させて得られた塗料を、磁気記録層2上にグラビ
アコーティング、ナイフコーティング、印刷等で塗工
後、乾燥硬化して形成されたものである。磁気シールド
層3は、その中に含有された高透磁性の軟磁性粉が磁気
記録層2の磁束を遮蔽することにより、磁気信号のパタ
ーンが外部に漏れるのを防ぐことを目的として設けられ
たものである。
【0026】(目視能情報記録層)磁気シールド層3上
には目視能情報記録層4が形成されている。目視能情報
記録層4は磁気カードの残高等の情報を、肉眼で確認で
きる文字情報として記録する必要がある場合に限って設
けられる層であり、錫等の蒸着膜を形成し、その膜を熱
破壊して記録するタイプや、ロイコ染料等の感熱発色型
の染料を塗布して記録層を形成し、その層に熱記録する
タイプ等がある。
【0027】(保護層)最上層には保護層5が設けられ
ている。保護層5は磁気記録層2、磁気シールド層3等
を保護するために設けられる層で、ポリビニルアセター
ル、ポリビニルブチラール、アクリル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体、エポキシ樹
脂等の少なくとも1種類の樹脂から形成され、さらにそ
の樹脂層上にアルミニウム、二酸化チタン等の顔料や潤
滑剤等を分散させた塗料やインクの層が形成されたもの
である。保護層5を形成後の表面をスーパーカレンダー
等により平滑化し、磁気ヘッドとの密着性を向上させる
ことが好ましい。
【0028】(通常印刷)通常印刷層6は支持体1の裏
面に形成され、通常印刷層6上には発光パターン層7が
形成されている。通常印刷層6と発光パターン層7を被
って支持体1の裏側の最上層にはOP層(オーバープリ
ンティング層)8が形成されている。通常印刷層6は、
磁気カードに装飾性を持たせるための図柄や、カード使
用約款、機械による読み取りの為の可視バーコード等を
磁気カードに印刷した層である。この通常印刷層6は磁
気記録層の不正防止用の個々の発光箇所の燐光物質の判
別を肉眼では困難にする作用がある。
【0029】(発光パターンの形成)本発明の発光物質
パターン層7で使用する発光物質は、無機系の燐光顔料
である。有機化合物の燐光発生物質も開発されつつある
が、安全性や安定性の点から実用化には至っていない。
本発明で使用される発光物質は、印刷用の樹脂に混ぜ合
わせて発光インクとして使用する。更にインクあるいは
発光物質にエネルギー蓄積型の物質を混入させることで
発光時間を調整することも可能である。
【0030】発光物質を樹脂と混ぜ合わせた発光インク
は、オフセット、グラビア、凹版、シルク印刷等一般に
普及している方法で印刷される。発光物質を設けた部分
にパンチ穴を開ける場合に重要なことは、パンチ穴が開
くところに正確に印刷する必要がある。発光インクは発
光波長が異なる数種類のインクを使用するのが好ましい
が、1色でも目的の遂行が可能である。更に発光インク
と通常インクを混合して使用することも可能である。ま
た発光インクが印刷されない箇所でパンチ穴が開くとこ
ろには、発光物質が印刷されている箇所と同じ色調のダ
ミーのインクで印刷して、偽造再生を困難にすることが
好ましい。
【0031】2箇所以上の場所に発光パターンを設ける
場合、磁気カードの進行方向に対して1直線上に発光パ
ターンを設けることがコストの面で有利になるが、1直
線上に並べる必要はなく、偽造防止の観点からすれば、
直線上に並べずにある程度無秩序に並べてダミーの発光
箇所を設けることなどにより、発光箇所の特定を困難に
させることが好ましい。
【0032】<パンチ穴開け>本発明にかかわる不正使
用防止方法においては、使用による残額減少に伴って発
光物質を設けた部分にパンチ穴をあけることにより判読
がより困難になる。パンチ穴の形状には特に制限はな
く、円形、多角形、星状等が考えられる。また、パンチ
穴の大きさは、発光物質が設けられている部分を切り取
ることにより、その部分の発光による受光体の検出レベ
ルがパンチ穴を開ける前と区別できるようになる大きさ
であればよい。
【0033】<磁気記録情報及び発光信号読み取り機>
図3に、従来のカードリーダー/ライターの磁気記録情
報を読み書きするヘッドに加え、発光情報を確認するた
めの励起光源の発光体及び検出用受光体を加えた例を示
す。カードリーダー/ライター20には、磁気カード1
0を挿入すると矢印で示される搬送方向に磁気カード1
0を搬送する搬送ベルト22が設けられており、搬送ベ
ルト22の上下を挟んで磁気カードの入口側にはカード
位置検出器24が配置されている。
【0034】磁気カード10は発光箇所12が設けられ
た面が上を向くように挿入されるものとする。カード位
置検出器24より奥の位置には、搬送ベルト22の上側
に2組の発光検出部26,28が設けられている。一方
の発光検出部26では発光体(励起光源)26aと受光
体26bが搬送方向に沿って一定の間隔で配置されてお
り、他方の発光検出部28でも発光体28aと受光体2
8bが搬送方向に沿って一定の間隔で配置されている。
この例の磁気カード10は、搬送方向に沿った2つの直
線上に発光箇所12が配置されているので、発光検出部
26と28はそれぞれの直線上の発光箇所12を検出で
きるように、互いに異なるそれぞれの発光箇所配列の直
線上に配置されている。
【0035】カード位置検出器24より奥の位置で、搬
送ベルト22の下側には、磁気カード10に磁気記録情
報を書き込んだり、磁気カード10に書き込まれている
磁気記録情報を読みだしたりするための磁気ヘッド30
が設けられている。図示は省略されているが、使用に応
じて磁気カード10の発光箇所12の位置にパンチ穴を
あける機構も設けられている。
【0036】図4にカードリーダー/ライター20の一
部と磁気カード10を示し、発光箇所を検出する条件を
説明する。磁気カード10の発光箇所12の発光材料が
励起光源で励起されて発光し、その発光が受光体で検出
されることが必要であり、カードリーダー/ライター2
0から排出された後は、仮にその発光が可視領域のもの
であったとしても目視で認識されないようにすることが
好ましい。そのためには、次の条件,を満たしてい
ることが好ましい。ここでは、一直線上に配置された発
光箇所P1〜Piを光源26aと受光体26bとで検出す
るものとする。 L1h/S ≒ Ti1 ≒ (L2h+l1)/S(発光箇所1個目) li+1/S ≒ ti+1+Ti(発光箇所2個目以降) ここで、各記号は次の意味をもち、図4に示されたもの
である。 S:磁気カード10の移動速度 L1h:光源26aと受光体との距離 L2h:光源26aとカード位置検出器24との距離 Ti:光源26a消灯後からの測定時間 l1:磁気カード10の先端から1個目の発光箇所P1
での距離 li+1:発光箇所Pi−Pi+1間の距離 ti:光源26aの発光時間で、t1の開始時間はカー
ド位置検出器24が磁気カード10の先端を検出した時
点 i=1,2,3,……
【0037】
【実施例】
<磁気カードの作成>188μm白色ポリエステルフィ
ルム(ルミラー、東レ製)の片面上に図2で示した構成
のように磁気記録層2等を塗工し、その裏面に図3で示
したように、カード挿入方向に対して幅方向の下端から
6mm、流れ方向の先頭から5mmと10mmの場
所に、表2に示した発光物質とバインダーを混ぜたイン
キで発光箇所を表3の様にオフセット印刷した。表3
で、発光箇所,を2か所に設けたサンプルの場合、
サンプルNo.6はとを磁気カードの幅方向に10
mmずらして配置し、サンプルNo.1,2,4,8で
は発光箇所,を挿入方向に沿った一直線上に配置し
て印刷を行なった。
【0038】
【表2】発光物質の物性
【0039】
【表3】発光物質を設けた磁気カード
【0040】<発光インクの組成> 発光物質:バインダー(SEIKAPRENE 300:大日精化製)
=80:20 発光物質A+Bは発光物質AとBを1:1の比率で混合
し、その混合物をバインダーと同じ比率で混合したもの
を用いた。塗工印刷した磁気カードを85mm×54m
mの大きさに打ち抜き評価に供した。
【0041】<検査装置の作成>
【表4】発光検出部の光源及び受光体 (備考)LED:発光ダイオード PD :フォトダイオード 光源と受光体との間隔で、6mmは発光箇所が励起され
たから20ミリ秒後の発光強度測定に該当し、15mm
間隔は同じく50ミリ秒後の発光強度測定に該当する。
【0042】市販のリーダー/ライター(GMB−80
0;ジェネラルビジネスマシーン社製)を改造して、図
3の組み合わせで、カード位置検知のためのフォトマイ
クロセンサー(EE−SPZ401W−02;オムロン
社製)、光源、受光体を表4のように並べた。発光の検
出は磁気カードが移動(移動速度=300mm/秒)し
ながら検出する方法とした。表4で、検査装置NO.I
とIIは発光検出部NO.1とNO.2を一直線上に配置
し、検査装置NO.IIIでは発光検出部NO.1とN
O.2を磁気カードの幅方向に10mmずらして配置し
た。
【0043】表3の様に作製したサンプルと表4の検査
装置を表5のように組み合わせて使用し、実施例及び比
較例とした。 評価方法は以下のからで行なった。 :発光物質を設けた磁気カードを検査装置で認識でき
るかどうかをオシロスコープで評価した。 :発光箇所に1.2mmのパンチ穴を打ち抜いた後の
カードで、検査装置を通し、で観測された検出パター
ンと異なることをオシロスコープで評価した。 :検査装置を暗室に置き、で出て来た磁気カードの
発光箇所が目視で確認できるかどうか官能評価した。 30℃の環境下で、連続10,000枚磁気カードを
検査した後の検査装置の発熱状態を官能評価した。 これらの評価結果の「判別可」は偽造防止処理が施され
ている磁気カードであると判断されるもの、「判別不
可」は判別できない、すなわち偽造が容易にできるもの
と判断されるものである。
【0044】
【表5】実施例及び比較例とその結果
【0045】
【発明の効果】本発明にかかわる磁気カードの真贋認識
方法は、磁気カード製造時に設けられる、発光物質によ
って発光波長の特異性を鍵に運用する磁気カード使用方
法であり、使用残高の減少に伴って発光領域を破壊して
いくことによって磁気カードを偽造再生することを極め
て困難にするものである。偽造再生のためには、識別の
困難な多数の打ち抜き片の中から正しい打ち抜き片を選
び出し、正しい位置に不可視の打ち抜き片を穴埋めする
必要がある。しかしながら、ブラックライトを照射する
等の通常の方法では判別が殆ど不可能に近い。これらを
同時に満たすことは原理的にほとんど不可能であり、磁
気カードの偽造を容易に防止できる。この方法では現在
一般的に普及しているカードリーダー/ライターにパン
チ穴をあける打ち抜き機と簡単な光源と検出器を追加す
るだけで使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で使用する磁気カードの一例の底面図
である。
【図2】 本発明で使用する磁気カードの一例の概略断
面図である。
【図3】 本発明で使用する磁気カード読取り装置とし
てのカードリーダー/ライターを磁気カードの底面図と
ともに示す概略構成図である。
【図4】 磁気カード読取り条件を説明するために示し
たカードリーダー/ライターの概略構成図と磁気カード
の底面図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 磁気記録層 7 発光物質パターン層 10 磁気カード 12 発光箇所 20 カードリーダー/ライター 26,28 発光検出部 26a,28a 励起光源 26b,28b 受光体 30 磁気ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気的にデータを記録する磁気記録領域
    と、特定の波長範囲の励起光により励起されて発光する
    少なくとも1個の発光箇所とをカード基体に備え、前記
    発光箇所とその周囲とが目視では区別できないように着
    色された磁気カードと、その磁気カードを移動させて磁
    気記録領域に記録されたデータの読出しと前記発光箇所
    の発光の検出とを少なくとも行なう読取り装置とを用い
    た磁気カードの認識方法において、 前記読取り装置の発光検出部は、前記励起光を発生する
    励起光源と前記磁気カードの発光箇所からの発光を検出
    する受光体とを発光箇所を検出する際の磁気カード移動
    方向に沿った直線上で、前記発光箇所が通過する直線上
    に備えており、 前記磁気カードの発光箇所には磁気カードが前記読取り
    装置内を移動して前記励起光源により励起された後、少
    なくとも前記受光体の位置に到達するまでは検出可能な
    発光強度を維持する発光寿命をもつ発光材料が用いられ
    ており、 前記読取り装置により使用に応じて前記磁気カードの磁
    気記録領域のデータを書き替え、前記磁気カードにパン
    チ穴をあけるとともに、磁気記録領域のデータと受光体
    が検出した信号とを照合してその磁気カードの真贋を認
    識することを特徴とする磁気カードの真贋認識方法。
  2. 【請求項2】 前記磁気カードの発光箇所に用いられて
    いる発光材料は、初期発光強度が1/eまで減衰する時
    間が500m秒以下の燐光物質である請求項1に記載の
    磁気カードの真贋認識方法。
  3. 【請求項3】 前記磁気カードの発光箇所が複数個設け
    られている請求項1又は2に記載の磁気カードの真贋認
    識方法。
  4. 【請求項4】 複数個の発光箇所は、前記読取り装置内
    で発光箇所が検出される際の磁気カードの移動方向に沿
    った一直線上に配置されている請求項3に記載の磁気カ
    ードの真贋認識方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008520458A (ja) * 2004-11-23 2008-06-19 オレル フュスリィ ズィヒャーハイツドルック アクチエンゲゼルシャフト 光源と光処理装置とを備えたセキュリティドキュメント
JP2015005777A (ja) * 1998-09-14 2015-01-08 ザ、トラスティーズ オブ プリンストン ユニバーシティ 高効率の電界発光デバイスのための構造

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