JPH09212643A - 三次元物体認識方法及びその装置 - Google Patents

三次元物体認識方法及びその装置

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JPH09212643A
JPH09212643A JP8018613A JP1861396A JPH09212643A JP H09212643 A JPH09212643 A JP H09212643A JP 8018613 A JP8018613 A JP 8018613A JP 1861396 A JP1861396 A JP 1861396A JP H09212643 A JPH09212643 A JP H09212643A
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JP
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JP8018613A
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English (en)
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Nobuyuki Fujiwara
伸行 藤原
Koji Igura
浩司 井倉
Makoto Niwakawa
誠 庭川
Toshikazu Onda
寿和 恩田
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物体が三次元空間内で、どの様な位置姿
勢にあるかをモデルベーストマッチング法を用いて効率
良く認識し得る三次元物体認識方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 入力画像から得られる対象物体の輪郭,
凹凸,模様といった特徴を直線,円弧等で近似した特徴
データを用いてマッチングすることで三次元位置姿勢を
得る場合において、マッチングに用いるモデルの特徴デ
ータもモデル作製時に画像から抽出した特徴データを用
いるとともに、特徴データはステレオ計測等で得られた
三次元位置データを持つものとし、さらに対象物体の三
次元位置姿勢を求めるために必要な3点を形成できる特
徴グループを用いてマッチングを取るようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は三次元物体認識方法
及びその装置に関し、特にモデルベーストマッチング法
による三次元物体認識に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】ロボットに三次元物体を取扱う作業を自
立的に行わせるには、このロボットに目を持たせる必要
がある。例えば、このようにロボットに目を持たせよう
とする場合に、周囲の三次元世界、特に対象物体の三次
元位置姿勢を認識させる必要があり、かかる用途に供す
べく種々の三次元物体認識方法が提案されている。
【0003】この一種としてCADモデルを利用したも
のがある。これは、CADモデルを異なった複数の方向
から見た二次元データである見掛けの形状データを記憶
しておき、この形状データと、同じく二次元データであ
る画像入力データとのマッチングをとるというものであ
る。
【0004】このため、見掛けの形状データを逐次作り
乍らマッチングさせるか、若しくは最初に見掛けの形状
データをマッチングに必要なだけ作っておいてマッチン
グをさせることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如きCADモデ
ルを利用した三次元認識手段においては認識に時間がか
かり、また形状データを保存しておく場合には、モデル
のデータを持っておくだけで大きなメモリ容量を必要と
する。
【0006】また、CADモデルは非常に精密な形状を
持つモデルであるが、実際にカメラから得られるデータ
は撮影状態が良好な場合であっても、レンズの歪み、C
CD素子の出力誤差、A/D変換のズレ、ドットパター
ンによる出力等で精密な形状データを得るのは難かし
い。このため、CADモデルの持つ形状データと、カメ
ラの入力画像から得た形状データとの間にはどうしても
ズレが生じ、両者を一致させることは難かしい。
【0007】このようなズレの防止対策としてレーザー
を使って距離画像を作製し、正確な距離入力データを得
る方式も提案されているが、この場合には、画像入力手
段として汎用されているCCDカメラでなく、レーザー
を使用した特別なハードウェアを構築する必要があるた
め、汎用性に乏しく実用的でない。
【0008】本発明は、上記従来技術に鑑み、対象物体
が三次元空間内で、どの様な位置姿勢にあるかをモデル
ベーストマッチング法を用いて効率良く認識し得る三次
元物体認識方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は、次の点を特徴とする。 1) 入力画像から得られる対象物体の輪郭,凹凸,模
様等の特徴を直線,円弧等で近似したデータであるとと
もにステレオ計測等で得た三次元位置データを有する特
徴データと、対象物体のモデルの三次元位置データを有
する特徴データとのマッチングをとることで対象物体の
三次元位置姿勢を得る三次元物体認識方法において、三
次元位置姿勢を計算するために必要な3点を形成できる
特徴のグループである特徴グループを用いて対象物体の
特徴データとモデルの特徴データとのマッチングをとる
こと。
【0010】2) 1)において、特徴グループの二次
元マッチングを行い、次に特徴グループの対応点から三
次元位置姿勢を計算し、最終的に対象物体の三次元位置
姿勢を検出すること。
【0011】3) 入力画像から得られる対象物体の輪
郭,凹凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似したデー
タであるとともにステレオ計測等で得た三次元位置デー
タを有する特徴データと、対象物体のモデルの三次元位
置データを有する特徴データとのマッチングをとること
で対象物体の三次元位置姿勢を得る三次元物体認識方法
において、三次元位置姿勢を計算するために必要な3点
を形成できる特徴のグループである特徴グループを用い
てこの特徴グループによる二次元マッチングを行なった
後、マッチした各特徴グループの三次元データに基づき
二次元マッチングによりマッチした結果が三次元的にあ
り得るか否かを判断し、対象物体の特徴データとモデル
の特徴データとのマッチングをとること。
【0012】4) 入力画像から得られる対象物体の輪
郭,凹凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似したデー
タであるとともにステレオ計測等で得た三次元位置デー
タを有する特徴データと、対象物体のモデルの三次元位
置データを有する特徴データとのマッチングをとること
で対象物体の三次元位置姿勢を得る三次元物体認識方法
において、三次元位置姿勢を計算するために必要な3点
を形成できる特徴のグループであって特徴として直線を
含む特徴グループを用い、さらに直線上の適当な位置に
ある点を任意に決定するとともにこの任意に決定した点
と一意に決定できる点との三次元的な距離を計算し、こ
の距離を基に各点を対応させて対象物体の特徴データと
モデルの特徴データとのマッチングをとること。
【0013】5) 入力画像から得られる対象物体の輪
郭,凹凸,模様等の特徴を直線,円等で近似したデータ
であるとともにステレオ計測等で得た三次元位置データ
を有する特徴データと、対象物体のモデルの三次元位置
データを有する特徴データとのマッチングをとることで
対象物体の三次元位置姿勢を得る三次元物体認識方法に
おいて、三次元位置姿勢を計算するために必要な3点を
形成できる特徴のグループである特徴グループを用いて
この特徴グループによる二次元マッチングを行なった
後、マッチした各特徴グループの三次元データに基づき
二次元マッチングによりマッチした結果が三次元的にあ
り得るか否かを判断し、さらに直線上の適当な位置にあ
る点を任意に決定するとともにこの任意に決定した点と
一意に決定できる点との三次元的な距離を計算し、この
距離を基に各点を対応させ、対象物体の特徴データとモ
デルの特徴データとのマッチングをとること。
【0014】6) モデルとする対象物体を撮像手段で
撮影して得る入力画像から得られるこの対象物体の輪
郭,凹凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似したデー
タであるとともにステレオ計測等で得た三次元位置デー
タを有する特徴データを抽出する第1の特徴抽出手段
と、特徴抽出手段で抽出した特徴データの中からマッチ
ングに使用する特徴を選択するとともに三次元位置姿勢
計算に必要な3点を形成できる特徴データの組である特
徴グループを選択し得るように形成したモデル作製手段
と、モデル作製手段で形成した特徴グループの情報を他
の特徴の情報とともに記憶しておくモデルメモリと、認
識する対象物体を撮像手段で撮影して得る入力画像から
得られるモデル物体の場合と同様の特徴データを抽出す
る第2の特徴抽出手段と、モデルメモリに記憶されてい
る特徴グループのデータと第2の特徴抽出手段の出力デ
ータとを比較し、両者のマッチングをとる対応付け手段
と、マッチングデータに基づき三次元位置姿勢を検出す
る三次元位置姿勢計算手段とを有すること。
【0015】7) 6)において、対応付け手段は、モ
デルメモリに記憶されている特徴グループのデータと第
2の特徴抽出器の出力データとを比較し、両者の二次元
マッチングを行うように構成したこと。
【0016】8) 6)において、モデル作製手段は特
徴抽出手段で抽出した特徴データの中からマッチングに
使用する特徴を選択するとともに三次元位置姿勢計算に
必要な3点を形成できる特徴データの組である特徴グル
ープを選択し得るように形成するとともに3点の位置デ
ータが三次元的にあり得るか否かの判断に用いる3Dプ
ロパティを選択し得るように形成し、モデルメモリはモ
デル作製手段で形成した特徴グループ及び3Dプロパテ
ィの情報を他の特徴の情報とともに記憶するように形成
し、対応付け手段はモデルメモリに記憶されている特徴
グループのデータと第2の特徴抽出器の出力データとを
比較し、両者の二次元マッチングをとるとともに、その
マッチング結果について3Dプロパティを用いたマッチ
ングをとるように構成したこと。
【0017】9) 6)対応付け手段はモデルメモリに
記憶されている特徴グループのデータと第2の特徴抽出
手段の出力データとを比較するとともに、この比較の際
に特徴として直線を含む特徴グループを用い、さらに直
線上の適当な位置にある点を任意に決定するとともに、
この任意に決定した点と一意に決定できる点との三次元
的な距離を計算し、この距離を基に各点を対応させてマ
ッチングをとるように構成したこと。
【0018】10) 8)において、対応付け手段はモ
デルメモリに記憶されている特徴グループのデータと第
2の特徴抽出手段の出力データとを比較するとともに、
この比較の際に特徴として直線を含む特徴グループを用
い、さらに直線上の適当な位置にある点を任意に決定す
るとともに、この任意に決定した点と一意に決定できる
点との三次元的な距離を計算し、この距離を基に各点を
対応させる機能も、3Dプロパティを用いるマッチング
機能とともに有するように構成したこと。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき詳細に説明する。
【0020】本発明の各実施の形態においては、基本的
にモデルベーストマッチング法を用い、入力画像から得
られる物体の輪郭,凹凸,模様等といった特徴を直線,
円弧等で近似した特徴データを用いてマッチングするこ
とで三次元位置姿勢を得る手法を採る。このとき、マッ
チングに用いるモデルの特徴データもモデル作製時に画
像から抽出した特徴データを用いる。またモデル作製時
の画像及び入力画像より抽出する各特徴データはステレ
オ計測等で得られた三次元位置情報を持つものとする。
【0021】<第1の実施の形態>本形態の基本的な考
え方は次の通りである。すなわち、対象物体の三次元位
置姿勢を求めるためにはモデル上のある3点に対応する
対象物体上の3点が分かれば良い。所定の3点が特定さ
れれば、一つの平面が三次元空間内で一意に定まるから
である。
【0022】そこで、本形態では、対応点の候補となる
3点を形成できる特徴のグループ(以下特徴グループと
称す)を用いてマッチングを取ることにする。
【0023】次に、図1に示すフローチャートに基づき
本形態に係る処理手順を説明する。 1) 対象物体の画像を入力する(ステップS1 )。 2) 対象物体の輪郭,凹凸,模様を直線,円,角の特
徴として抽出して特徴データを作製する(ステップ
2 )。これらの特徴データは三次元データである。 3) 対象物体のモデルは予め特徴データから作製して
おき、同時にモデルを構成する特徴データの中から、三
次元位置姿勢計算に必要な3点を形成できる特徴データ
の組を選択し、特徴グループとして登録しておく(ステ
ップS3 )この作業はオペレータが行なう。 4) 特徴グループの二次元特徴マッチングを行う(ス
テップS4 )。 5) マッチした特徴グループの対応点3点の組を基に
対象物体の三次元位置姿勢を計算する(ステップ
5 )。 6) 対象物体の三次元位置姿勢を得る(ステップ
6 )。
【0024】上述の如く、本形態では、特徴グループに
加える特徴データとして直線,円,角を用いる。これら
の特徴データを図2に示す。図2(a)は直線、図2
(b)は円、図2(c)は角をそれぞれ示し、図中の点
1 ,A2 ,A3 ,A4 は、モデルの特徴データと入力
画像から得た特徴データとの基本的な対応点を示す。各
特徴の三次元変換のために用いる対応点は基本的に直線
の両端の点A1 ,A2 、円の中心点A角の角の点A4
する。
【0025】これらの点A1 〜A4 を用いる特徴グルー
プは種々考えられるが、次の何れかであれば所定の三次
元位置姿勢変化を計算することができる。
【0026】1) 2つの直線を用いて二次元マッチン
グを行い、1つの直線の両端の点A 5 ,A6 ともう一方
の直線の始めの直線から遠い方の一つの端点A7 を用い
て三次元位置姿勢変化を計算する(図3参照)。 2) 2つの直線を用いて二次元マッチングを行い、2
つの直線の共通の垂線と直線との交点の中間点A8 と中
間点A8 より離れた位置にある2つの直線上の端点
9 ,A10を用いて三次元位置姿勢変化を計算する(図
4参照)。 3) 1つの直線と1つの円を用いて二次元マッチング
を行い、直線の両端の点A11,A12と円の中心点A13
用いて三次元位置姿勢変化を計算する(図5参照)。 4) 1つの直線と1つの角を用いて二次元マッチング
を行い、直線の両端の点A14,A15と角の点A16を用い
て三次元位置姿勢変化を計算する(図6参照)。 5) 3つの円を用いて二次元マッチングを行い、円の
中心点A17,A18,A 19を用いて三次元位置姿勢変化を
計算する(図7参照)。 6) 2つの円と1つの角を用いて二次元マッチングを
行い、2つの円の中心点A20,A21と角の点A22を用い
て三次元位置姿勢変化を計算する(図8参照)。 7) 3つの角を用いて二次元マッチングを行い、角の
点A23,A24,A25を用いて三次元位置姿勢変化を計算
する(図9参照)。 8) 2つの角と1つの円を用いて二次元マッチングを
行い、2つの角の点A 26,A27と円の中心点A28を用い
て三次元位置姿勢変化を計算する(図10参照)。
【0027】<第2の実施の形態>本形態は第1の実施
の形態に係る三次元物体認識方法を実現する装置であ
り、図11はそのブロック線図を示す。
【0028】同図に示すように、カメラ1は認識する対
象物体と同一形状のモデルとする対象物体(図示せず)
を撮影し、モデル画像処理部2を介してその画像データ
を特徴抽出器3に供給する。特徴抽出器3は供給された
画像データに基づき、これを構成する直線,円,角を数
値化した特徴要素を抽出する。したがって、特徴抽出器
3が出力する特徴データは直線特徴,円特徴,角特徴を
表わすものであり、何れもステレオ計測等で得られた三
次元位置データを有する。
【0029】モデル作製器4はオペレータの操作によ
り、特徴抽出器3で抽出した特徴データの中からマッチ
ングに使用する直線,円,角のそれぞれの特徴を選択す
るとともに、三次元位置姿勢計算に必要な3点を形成で
きる特徴データの組である特徴グループを選択し、これ
らをモデルメモリ5に記憶しておく。
【0030】カメラ6は対象物体を撮影し、画像処理部
7を介してその画像データを特徴抽出器8に供給する。
特徴抽出器8は供給された画像データに基づき、これを
構成する直線,円,角を数値化した特徴要素を抽出す
る。すなわち、カメラ6、画像処理部7及び特徴抽出器
8は、それぞれカメラ1、モデル画像処理部2及び特徴
抽出器3に対応しており、同一機能を有する。したがっ
て、特徴抽出器8が出力する特徴データも直線特徴,円
特徴,角特徴を表わすものであり、何れもステレオ計測
等で得られた三次元位置データを有する。
【0031】対応付け器9はモデルメモリ5に記憶され
ている特徴グループのデータと特徴抽出器8の出力デー
タとを比較し、両者のマッチングをとる。このマッチン
グ操作によりマッチした特徴グループの対応点3点の組
を基に三次元位置計算器(図示せず)で三次元位置姿勢
を計算する。
【0032】<第3の実施の形態>第1の実施の形態で
はマッチングの効率を上げるため、モデルに登録された
特徴の全てを用いるのではなく、三次元位置姿勢を決定
するために最小限度必要とされる特徴グループを用いて
マッチングを行なうため、マッチした候補が多数出現す
る可能性がある。この場合には、次の処理である三次元
位置姿勢変化を計算する回数が増えるため処理時間が長
くなる。
【0033】また、特徴グループとしての二次元的なマ
ッチング結果が正しくても、二次元的に特徴グループと
似通っているが実際は異なった特徴へマッチしているた
め結果的に得られる特徴グループの三次元的な位置関係
が大きく外れている場合があり、この場合には認識ミス
を生起することがある。ちなみに、この現象は特に対象
物体自身が汚れていたり煩雑な背景になっていたりして
いて入力画像にノイズが多く含まれ、特徴グループの含
む特徴に似通った“ノイズによる特徴”が存在する時顕
著である。
【0034】さらに、ステレオ計測による各特徴の高さ
データの計測ミスによって二次元特徴マッチングは正常
に行える特徴であっても三次元位置姿勢変化を計算する
には適当でないデータを持つ特徴が存在する可能性があ
り、この場合には正しい三次元位置姿勢変化を計算でき
ない場合がある。
【0035】本形態は上述の如き問題点も併せて解消す
るものであり、その基本的な考え方は次の通りである。
すなわち、第1の実施の形態において三次元位置姿勢を
計算する前に、特徴グループの二次元マッチングの結
果、対応点として選ばれた3点の三次元データを基に、
マッチした結果が三次元的にあり得るかどうかを判断す
る。
【0036】このとき、入力画像からの特徴データは既
に三次元データを持っているので、それらのデータも判
断の基準に加える。すなわち、二次元マッチングに用い
たX軸及びY軸の二次元データに加え、二次元マッチン
グの際には使用しなかったZ軸データも加えて判断の基
準とする。
【0037】このように、三次元的にあり得るかどうか
の判断に用いる三次元データを以下「3Dプロパティ」
と呼ぶ。
【0038】具体的な3Dプロパティとしては次の様な
ものが考えられる。 1) 対応点による基本的な3Dプロパティ 三次元位置姿勢変化の計算に用いる3点から次の3Dプ
ロパティが得られる(図12参照)。 i) 3点の三次元位置。 ii) 3点の内、2点の組から作られる直線の三次元的
な長さL1 ,L2 。 iii) 2点の組から作られる直線と鉛直線(Z軸)の
なす角度a,b。 iv) 2点の組から作られる直線の組のなす角度c。
【0039】2) 2直線の組からなる特徴グループに
関する3Dプロパティ 二次元マッチングに用いた特徴グループが2直線の組で
あった場合(平行な2直線を除く)、上記1)の基本的
な3Dプロパティに加えて次の3Dプロパティが得られ
る(図13参照)。 i) 直線の三次元的な長さL3 ,L4 。 ii) 直線を水平面上へ投影した時の交点の位置に関す
る垂直距離d1 。 iii) 直線を水平面上へ投影した時の交点に近い方の
端点間の距離d2 。 iv) 各直線と鉛直線(Z軸)のなす角度e,f。
【0040】上述の如き3Dプロパティを用いた判断で
は次の条件を調べ、これらのうちの1つ又は2つ以上の
組合せが充足されているか否かを基準に判断する。 1) 入力画像から得た対応点の位置関係がモデルデー
タのもつデータと比べて許容範囲内に存在するかどう
か。すなわち、X軸,Y軸に関するデータは合っていて
も、Z軸に関するデータが許容範囲に入っているか否
か。 2) 入力画像から得た対応点の組が作る直線の鉛直線
に対する傾きがモデルデータのもつデータと比べて許容
範囲内に存在するかどうか。 3) 入力画像から得た対応点の組が作る2直線のなす
角がモデルデータのもつデータと比べて許容範囲内に存
在するかどうか。
【0041】このようにして二次元特徴マッチングの結
果の中から3Dプロパティによる判断に合格したものの
みについて三次元姿勢変化を計算する。すなわち、本形
態における処理手順は図14に示すフローチャートで表
わされる。
【0042】同図に示すように、先ず特徴グループを用
いた二次元特徴マッチングを行なう(ステップS11)。
この処理は前記第1の実施の形態のものと同様である。
【0043】次に、3Dプロパティによる特徴グループ
の検査を行ない(ステップS12)、候補を絞った上で三
次元位置姿勢変化の計算を行なう(ステップS13)。
【0044】<第4の実施の形態>本形態は第3の実施
の形態に係る三次元物体認識方法を実現する装置であ
り、図15はそのブロック線図である。本形態は第2の
形態に3Dプロパティを用いたマッチング機能を追加し
たものである。そこで、図11と同一部分に同一番号を
付し重複する説明は省略する。
【0045】モデル作製器14は、図11のモデル作製
器4の機能に加え3Dプロパティに関する情報をモデル
メモリ15に送出する機能も有する。この3Dプロパテ
ィに関する情報は、前述の図12及び図13に示すもの
の全部若しくは一部をオペレータの操作により選択す
る。かくしてモデルメモリ15には、モデルメモリ5の
記憶内容に加え3Dプロパティに関連する情報も記憶さ
れる。
【0046】対応付け器19は、対応付け器9と同様の
二次元マッチングを行ない、この結果マッチするとして
選択された位置データの3Dプロパティを加味したマッ
チング、すなわち第3の形態において説明した3Dプロ
パティを加味したマッチングを行なう。このマッチング
操作によりマッチした特徴グループの対応点、3点の組
を基に三次元位置計算器(図示せず)で三次元位置姿勢
を計算する。
【0047】<第5の実施の形態>第1の実施の形態で
は三次元位置姿勢変化を計算するため、モデルデータの
特徴グループの3点と二次元特徴マッチングによってマ
ッチした特徴グループの3点を対応させる必要がある。
【0048】一方、工業製品は、一般に、直線部分を多
く持つため、特徴グループを作製する特徴としては直線
特徴が特に重要な特徴となる場合が多い。このため、直
線特徴の対応点である直線の両端の三次元位置データは
重要な対応点データである。
【0049】ところが、対象物体自身が汚れていた場
合、煩雑な背景になっていた場合等、入力画像にノイズ
が多く含まれるようなときは画像から適当な直線の三次
元位置データを得ることが困難な場合があり、このまま
では正式なデータとして直線特徴を利用し得ない事態を
招来する虞もある。
【0050】本形態は、上述の如き問題点も併せて解消
すべく直線特徴に関するデータの作製機能をも有するも
のであり、その基本的な考え方は次の通りである。すな
わち、第1の実施の形態において三次元位置姿勢を計算
する前に、直線の端点のデータを得ることが困難な場合
があることを勘案し、直線上の適当な位置にある点を任
意に決定して対応させる。この対応処理は全てのマッチ
ングデータに関して行なう。マッチングデータの中に
は、不正確な直線データを持つものであっても、所定の
許容範囲内に収まっていればマッチングデータとして抽
出されるからである。
【0051】三次元位置姿勢を計算する際の直線特徴の
対応する両端点を決定する方法として、マッチした直線
特徴上の一意に決まる基準点を特徴グループから設定
し、基準点から直線両端点までの距離を計算する。同様
にモデルの直線特徴上にも基準点を設定し、その基準点
からマッチした直線特徴で計算した距離にあるモデルの
直線特徴上の点を新たにモデル直線特徴における対応す
る両端点として設定する。
【0052】こごで、三次元的な距離とは、図16,図
17,図18に示す場合の何れでも良い。
【0053】図16は、2つの直線に共通な垂線と直線
との交点を基準点とし、基準点からマッチした直線の両
端点までの三次元的な距離を計算し、その距離を基に各
点を対応させるものである。
【0054】図17は、円の中心点から直線へ垂線を降
ろし、直線と垂線の交点を基準点とし、この基準点から
マッチした直線の両端点までの三次元的な距離を計算
し、その距離を基に各点を対応させるものである。
【0055】図18は、角の点から直線へ垂線を降ろ
し、直線と垂線の交点を基準点とし、この基準点からマ
ッチした直線の両端点までの三次元的な距離を計算し、
その距離を基に各点を対応させるものである。
【0056】上記第5の実施の形態に係る三次元物体認
識方法を実現する装置は、図11又は図15に示す対応
付け器9,19に直線特徴に関するデータの作製機能を
追加して、図16〜図18に示すように、一意に決定で
きる点から任意に決定した直線上の点までの三次元的な
距離を計算する機能をもたせることにより実現し得る。
【0057】このとき、図15に示す装置の場合は、直
線特徴に関する対応点の設定を行い、ついで3Dプロパ
ティを用いたマッチングを行う。
【0058】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
たように、本発明によれば次の様な効果を得る。 (1) 特徴グループを用いてマッチングを行う簡単な
処理を用いるためモデル全体をマッチングさせる従来の
方法と比べて実行時間が速い。 (2) 実際の入力画像から抽出した特徴データからモ
デルを作製するためCADデータの正確な幾何モデルか
ら作製したモデルを用いる手法に比べてモデルと入力画
像から得られた特徴とが適合する可能性が大きい。 (3) 距離画像が不要なため簡単なシステム構成で処
理を実現できる。 (4) データ構造が簡単なため大きなメモリを必要と
しない。 (5) 二次元特徴マッチングによりマッチした候補に
上がったものから三次元的に適当でないものを排除でき
るため、三次元位置姿勢変化を計算する回数を減少で
き、より高速な処理が実現できる。 (6) 二次元特徴マッチングする特徴グループの特徴
に対して対象物体自身の持つ形の似通った特徴や、汚
れ,煩雑な背景等のノイズによって発生する似通った特
徴への誤ったマッチ結果による認識ミスを防ぐことがで
きる。 (7) ステレオ計測のミスによって正しくない三次元
データを与えられた特徴を二次元的にマッチした候補か
ら排除できるため、正しい三次元位置姿勢変化を計算で
きる。 (8) 入力画像のノイズ等で直線特徴の信頼できる両
端の点を得ることが困難な場合でも三次元位置姿勢変化
の計算に必要な直線特徴の対応点を作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すフローチャー
ト。
【図2】特徴データを概念的に示す説明図。
【図3】二つの直線による特徴グループを概念的に示す
説明図。
【図4】二つの直線による他の特徴グループを概念的に
示す説明図。
【図5】一つの直線と一つの円による特徴グループを概
念的に示す説明図。
【図6】一つの直線と一つの角による特徴グループを概
念的に示す説明図。
【図7】三つの円による特徴グループを概念的に示す説
明図。
【図8】二つの円と一つの角による特徴グループを概念
的に示す説明図。
【図9】三つの角による特徴グループを概念的に示す説
明図。
【図10】二つの角と一つの円による特徴グループを概
念的に示す説明図。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示すブロック線
図。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る3Dプロパ
ティの例を概念的に示す説明図。
【図13】3Dプロパティの他の例を概念的に示す説明
図。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示すフローチャ
ート。
【図15】本発明の第4の実施の形態を示すブロック線
図。
【図16】本発明の第5の実施例に係る対応点の決定方
法の第1の例を概念的に示す説明図。
【図17】本発明の第5の実施例に係る対応点の決定方
法の第2の例を概念的に示す説明図。
【図18】本発明の第5の実施例に係る対応点の決定方
法の第3の例を概念的に示す説明図。
【符号の説明】
1,6 カメラ 3,8 特徴抽出器 4,14 モデル作製器 5,15 モデルメモリ 9,19 対応付け器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恩田 寿和 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像から得られる対象物体の輪郭,
    凹凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似したデータで
    あるとともにステレオ計測等で得た三次元位置データを
    有する特徴データと、対象物体のモデルの三次元位置デ
    ータを有する特徴データとのマッチングをとることで対
    象物体の三次元位置姿勢を得る三次元物体認識方法にお
    いて、 三次元位置姿勢を計算するために必要な3点を形成でき
    る特徴のグループである特徴グループを用いて対象物体
    の特徴データとモデルの特徴データとのマッチングをと
    ることを特徴とする三次元物体認識方法。
  2. 【請求項2】 特徴グループの二次元マッチングを行
    い、次に特徴グループの対応点から三次元位置姿勢を計
    算し、最終的に対象物体の三次元位置姿勢を検出するこ
    とを特徴とする[請求項1]に記載する三次元物体認識
    方法。
  3. 【請求項3】 入力画像から得られる対象物体の輪郭,
    凹凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似したデータで
    あるとともにステレオ計測等で得た三次元位置データを
    有する特徴データと、対象物体のモデルの三次元位置デ
    ータを有する特徴データとのマッチングをとることで対
    象物体の三次元位置姿勢を得る三次元物体認識方法にお
    いて、 三次元位置姿勢を計算するために必要な3点を形成でき
    る特徴のグループである特徴グループを用いてこの特徴
    グループによる二次元マッチングを行なった後、マッチ
    した各特徴グループの三次元データに基づき二次元マッ
    チングによりマッチした結果が三次元的にあり得るか否
    かを判断し、対象物体の特徴データとモデルの特徴デー
    タとのマッチングをとることを特徴とする三次元物体認
    識方法。
  4. 【請求項4】 入力画像から得られる対象物体の輪郭,
    凹凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似したデータで
    あるとともにステレオ計測等で得た三次元位置データを
    有する特徴データと、対象物体のモデルの三次元位置デ
    ータを有する特徴データとのマッチングをとることで対
    象物体の三次元位置姿勢を得る三次元物体認識方法にお
    いて、 三次元位置姿勢を計算するために必要な3点を形成でき
    る特徴のグループであって特徴として直線を含む特徴グ
    ループを用い、さらに直線上の適当な位置にある点を任
    意に決定するとともにこの任意に決定した点と一意に決
    定できる点との三次元的な距離を計算し、この距離を基
    に各点を対応させて対象物体の特徴データとモデルの特
    徴データとのマッチングをとることを特徴とする三次元
    物体認識方法。
  5. 【請求項5】 入力画像から得られる認識する対象物体
    の輪郭,凹凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似した
    データであるとともにステレオ計測等で得た三次元位置
    データを有する特徴データと、対象物体のモデルの三次
    元位置データを有する特徴データとのマッチングをとる
    ことで認識する対象物体の三次元位置姿勢を得る三次元
    物体認識方法において、 三次元位置姿勢を計算するために必要な3点を形成でき
    る特徴のグループである特徴グループを用いてこの特徴
    グループによる二次元マッチングを行なった後、マッチ
    した各特徴グループの三次元データに基づき二次元マッ
    チングによりマッチした結果が三次元的にあり得るか否
    かを判断し、さらに直線上の適当な位置にある点を任意
    に決定するとともにこの任意に決定した点と一意に決定
    できる点との三次元的な距離を計算し、この距離を基に
    各点を対応させ、認識する対象物体の特徴データとモデ
    ルの特徴データとのマッチングをとることを特徴とする
    三次元物体認識方法。
  6. 【請求項6】 モデルとする対象物体を撮像手段で撮影
    して得る入力画像から得られるこの対象物体の輪郭,凹
    凸,模様等の特徴を直線,円弧等で近似したデータであ
    るとともにステレオ計測等で得た三次元位置データを有
    する特徴データを抽出する第1の特徴抽出手段と、 特徴抽出手段で抽出した特徴データの中からマッチング
    に使用する特徴を選択するとともに三次元位置姿勢計算
    に必要な3点を形成できる特徴データの組である特徴グ
    ループを選択し得るように形成したモデル作製手段と、 モデル作製手段で形成した特徴グループの情報を他の特
    徴の情報とともに記憶しておくモデルメモリと、 認識する対象物体を撮像手段で撮影して得る入力画像か
    ら得られるモデルとする対象物体の場合と同様の特徴デ
    ータを抽出する第2の特徴抽出手段と、 モデルメモリに記憶されている特徴グループのデータと
    第2の特徴抽出手段の出力データとを比較し、両者のマ
    ッチングをとる対応付け手段と、 マッチングデータに基づき三次元位置姿勢を検出する三
    次元位置姿勢計算手段とを有することを特徴とする三次
    元物体認識装置。
  7. 【請求項7】 対応付け手段は、モデルメモリに記憶さ
    れている特徴グループのデータと第2の特徴抽出器の出
    力データとを比較し、両者の二次元マッチングを行うよ
    うに構成したことを特徴とする[請求項6]に記載する
    三次元物体認識装置。
  8. 【請求項8】 モデル作製手段は特徴抽出手段で抽出し
    た特徴データの中からマッチングに使用する特徴を選択
    するとともに三次元位置姿勢計算に必要な3点を形成で
    きる特徴データの組である特徴グループを選択し得るよ
    うに形成するとともに3点の位置データが三次元的にあ
    り得るか否かの判断に用いる3Dプロパティを選択し得
    るように形成し、 モデルメモリはモデル作製手段で形成した特徴グループ
    及び3Dプロパティの情報を他の特徴の情報とともに記
    憶するように形成し、 対応付け手段はモデルメモリに記憶されている特徴グル
    ープのデータと第2の特徴抽出器の出力データとを比較
    し、両者の二次元マッチングをとるとともに、そのマッ
    チング結果について3Dプロパティを用いたマッチング
    をとるように構成したことを特徴とする[請求項6]に
    記載する三次元物体認識装置。
  9. 【請求項9】 対応付け手段はモデルメモリに記憶され
    ている特徴グループのデータと第2の特徴抽出手段の出
    力データとを比較するとともに、この比較の際に特徴と
    して直線を含む特徴グループを用い、さらに直線上の適
    当な位置にある点を任意に決定するとともに、この任意
    に決定した点と一意に決定できる点との三次元的な距離
    を計算し、この距離を基に各点を対応させてマッチング
    をとるように構成したことを特徴とする[請求項6]に
    記載する三次元物体認識装置。
  10. 【請求項10】 対応付け手段はモデルメモリに記憶さ
    れている特徴グループのデータと第2の特徴抽出手段の
    出力データとを比較するとともに、この比較の際に特徴
    として直線を含む特徴グループを用い、さらに直線上の
    適当な位置にある点を任意に決定するとともに、この任
    意に決定した点と一意に決定できる点との三次元的な距
    離を計算し、この距離を基に各点を対応させる機能も、
    3Dプロパティを用いるマッチング機能とともに有する
    ように構成したことを特徴とする[請求項8]に記載す
    る三次元物体認識装置。
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