JPH09212889A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JPH09212889A JPH09212889A JP1909196A JP1909196A JPH09212889A JP H09212889 A JPH09212889 A JP H09212889A JP 1909196 A JP1909196 A JP 1909196A JP 1909196 A JP1909196 A JP 1909196A JP H09212889 A JPH09212889 A JP H09212889A
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- Japan
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- objective lens
- thin
- driving device
- hinge
- lens driving
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 温度変化による各ヒンジ部26…の膨張ある
いは収縮で生じる対物レンズ13の位置変動を防止し、
光学的な性能の劣化の少ない対物レンズ駆動装置8を簡
素な構成で低コストにて提供する。 【解決手段】 対物レンズ駆動装置8には、対物レンズ
13、および、対物レンズ13を保持するドラム14、
並びに、支点軸12によってベース11に固定されると
共に、上記対物レンズ13をフォーカシング方向および
トラッキング方向に変位できるように弾性変形する各ヒ
ンジ部26…とを備えた支持体20が設けられ、上記支
持体20には、上記各ヒンジ部26…の温度変化による
膨張、収縮を相殺するように、温度変化に伴って上記各
ヒンジ部26…とは逆方向に膨張、収縮する各薄肉部2
9…がさらに設けられている。
いは収縮で生じる対物レンズ13の位置変動を防止し、
光学的な性能の劣化の少ない対物レンズ駆動装置8を簡
素な構成で低コストにて提供する。 【解決手段】 対物レンズ駆動装置8には、対物レンズ
13、および、対物レンズ13を保持するドラム14、
並びに、支点軸12によってベース11に固定されると
共に、上記対物レンズ13をフォーカシング方向および
トラッキング方向に変位できるように弾性変形する各ヒ
ンジ部26…とを備えた支持体20が設けられ、上記支
持体20には、上記各ヒンジ部26…の温度変化による
膨張、収縮を相殺するように、温度変化に伴って上記各
ヒンジ部26…とは逆方向に膨張、収縮する各薄肉部2
9…がさらに設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式情報記録再
生装置に使用される光ピックアップの対物レンズ駆動装
置に関するものである。
生装置に使用される光ピックアップの対物レンズ駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式情報記録再生装置に使用さ
れる光ピックアップにおいて、光ビームは対物レンズを
通して光ディスクの記録面に集束される。その対物レン
ズは、光ビームが光ディスクの記録面における目標トラ
ックに集束され、そのトラックを正確にトレースするよ
うに、光ディスクからの反射光の検出変化量に応じて制
御される対物レンズ駆動装置に搭載されている。
れる光ピックアップにおいて、光ビームは対物レンズを
通して光ディスクの記録面に集束される。その対物レン
ズは、光ビームが光ディスクの記録面における目標トラ
ックに集束され、そのトラックを正確にトレースするよ
うに、光ディスクからの反射光の検出変化量に応じて制
御される対物レンズ駆動装置に搭載されている。
【0003】上記対物レンズ駆動装置に搭載された対物
レンズは、光軸に平行な方向、即ち、光ディスクの記録
面に垂直なフォーカシング方向と、光軸に直交する方
向、即ち、光ディスクの記録面に平行なトラッキング方
向との二方向に駆動される。
レンズは、光軸に平行な方向、即ち、光ディスクの記録
面に垂直なフォーカシング方向と、光軸に直交する方
向、即ち、光ディスクの記録面に平行なトラッキング方
向との二方向に駆動される。
【0004】このような対物レンズ駆動装置では、前記
の記録面の各トラックを正確にトレースするために、上
記対物レンズを、その中心軸と光軸とに間にズレが発生
しないように駆動する必要がある。
の記録面の各トラックを正確にトレースするために、上
記対物レンズを、その中心軸と光軸とに間にズレが発生
しないように駆動する必要がある。
【0005】そこで、従来より、上記対物レンズを搭載
したドラムを支持する対物レンズ駆動用支持体の一部分
を局部的に薄肉とすることにより関節(ヒンジ)を設
け、このヒンジの屈曲性を利用してリンク機能を付与す
ることで上記対物レンズの中心軸と上記光軸との間のズ
レの発生を回避する対物レンズ駆動装置が知られてい
る。
したドラムを支持する対物レンズ駆動用支持体の一部分
を局部的に薄肉とすることにより関節(ヒンジ)を設
け、このヒンジの屈曲性を利用してリンク機能を付与す
ることで上記対物レンズの中心軸と上記光軸との間のズ
レの発生を回避する対物レンズ駆動装置が知られてい
る。
【0006】このような対物レンズ駆動装置に設けられ
た対物レンズ駆動用支持体の構成について、図7〜図9
に基づいて以下に説明する。上記対物レンズ駆動用支持
体(以下支持体と記す)30は、図7(a)〜(c)に
示すように、上下に対向する一対の板状のリンク部31
・31’と、支持体30を後述するベースに固定するた
めの固定部32と、略正方形板状の可動垂直板33とを
備えている。このとき、上記リンク部31・31’は、
相互に平行が維持されており、かつ、上記可動垂直板3
3は前記光軸に対してほぼ平行となっている。
た対物レンズ駆動用支持体の構成について、図7〜図9
に基づいて以下に説明する。上記対物レンズ駆動用支持
体(以下支持体と記す)30は、図7(a)〜(c)に
示すように、上下に対向する一対の板状のリンク部31
・31’と、支持体30を後述するベースに固定するた
めの固定部32と、略正方形板状の可動垂直板33とを
備えている。このとき、上記リンク部31・31’は、
相互に平行が維持されており、かつ、上記可動垂直板3
3は前記光軸に対してほぼ平行となっている。
【0007】上記固定部32は、内部に突出部34を有
する凹形状をなし、上記突出部34には、ベースに設け
られた支点軸を挿入固定するための固定孔35が設けら
れている。また、上記リンク部31・31’は、略円弧
状の底辺部を有する略二等辺三角形の平板で、各頂部
は、ヒンジ部36・36’を介して上記可動垂直板33
の上部中央、および下部中央にそれぞれ連結されてい
る。さらに、上記リンク部31の2つの底角部は、ヒン
ジ部37・37を介して、固定部32の突出部34がリ
ンク部31の底辺部と対向するように、上記固定部32
の上部両端に連結されている。一方、リンク部31’の
2つの底角部は、ヒンジ部37’・37’を介して、上
記固定部32の下部両端に連結されている。
する凹形状をなし、上記突出部34には、ベースに設け
られた支点軸を挿入固定するための固定孔35が設けら
れている。また、上記リンク部31・31’は、略円弧
状の底辺部を有する略二等辺三角形の平板で、各頂部
は、ヒンジ部36・36’を介して上記可動垂直板33
の上部中央、および下部中央にそれぞれ連結されてい
る。さらに、上記リンク部31の2つの底角部は、ヒン
ジ部37・37を介して、固定部32の突出部34がリ
ンク部31の底辺部と対向するように、上記固定部32
の上部両端に連結されている。一方、リンク部31’の
2つの底角部は、ヒンジ部37’・37’を介して、上
記固定部32の下部両端に連結されている。
【0008】上記各ヒンジ部36・36’・37・37
・37’・37’は、可撓性を有するように薄肉に形成
されている。
・37’・37’は、可撓性を有するように薄肉に形成
されている。
【0009】従って、上記ヒンジ部37・37’が図8
に示すように上方向、即ち、矢印Aにて示すリンク部3
1側に屈曲すると、リンク部31・31’は対物レンズ
を水平のまま矢印A方向に移動させる平行リンクとして
機能する。これにより、リンク部31・31’は、上記
ヒンジ部37・37’を軸として、可動垂直板33側ほ
ど上方に傾く平行四辺形となるように変形し、可動垂直
板33を矢印A方向に平行移動させる。一方、上記ヒン
ジ部37・37’が下方向、即ち、図中、二点鎖線で示
すように矢印Bにて示すリンク部31’側に屈曲する
と、リンク部31・31’は対物レンズを水平のまま矢
印B方向に移動させる平行リンクとして機能する。これ
により、リンク部31・31’は、上記ヒンジ部37・
37’を軸として、可動垂直板33側ほど下方に傾く平
行四辺形となるように変形し、可動垂直板33を矢印B
方向に平行移動させる。
に示すように上方向、即ち、矢印Aにて示すリンク部3
1側に屈曲すると、リンク部31・31’は対物レンズ
を水平のまま矢印A方向に移動させる平行リンクとして
機能する。これにより、リンク部31・31’は、上記
ヒンジ部37・37’を軸として、可動垂直板33側ほ
ど上方に傾く平行四辺形となるように変形し、可動垂直
板33を矢印A方向に平行移動させる。一方、上記ヒン
ジ部37・37’が下方向、即ち、図中、二点鎖線で示
すように矢印Bにて示すリンク部31’側に屈曲する
と、リンク部31・31’は対物レンズを水平のまま矢
印B方向に移動させる平行リンクとして機能する。これ
により、リンク部31・31’は、上記ヒンジ部37・
37’を軸として、可動垂直板33側ほど下方に傾く平
行四辺形となるように変形し、可動垂直板33を矢印B
方向に平行移動させる。
【0010】また、ヒンジ部36・36’が図9に示す
ようにリンク部31・31’の側辺部方向、即ち、矢印
C方向あるいは矢印D方向に屈曲すると、可動垂直板3
3は上記ヒンジ部36・36’を支点として矢印C方向
あるいは矢印D方向に回動する。
ようにリンク部31・31’の側辺部方向、即ち、矢印
C方向あるいは矢印D方向に屈曲すると、可動垂直板3
3は上記ヒンジ部36・36’を支点として矢印C方向
あるいは矢印D方向に回動する。
【0011】尚、上記リンク部31・31’、固定部3
2、可動垂直板33、各ヒンジ部36・36’・37・
37・37’・37’(以下、各ヒンジ部36…と記
す)は、合成樹脂で一体成形されている。
2、可動垂直板33、各ヒンジ部36・36’・37・
37・37’・37’(以下、各ヒンジ部36…と記
す)は、合成樹脂で一体成形されている。
【0012】このように、上記各ヒンジ部36…の可撓
性を利用し、対物レンズ駆動装置の対物レンズ駆動方向
であるフォーカシング方向に上記矢印AB方向を、トラ
ッキング方向に上記矢印CD方向をそれぞれ対応させた
ものが、いわゆる樹脂ヒンジ方式の対物レンズ駆動機構
(アクチュエータ)である。
性を利用し、対物レンズ駆動装置の対物レンズ駆動方向
であるフォーカシング方向に上記矢印AB方向を、トラ
ッキング方向に上記矢印CD方向をそれぞれ対応させた
ものが、いわゆる樹脂ヒンジ方式の対物レンズ駆動機構
(アクチュエータ)である。
【0013】次に、上記樹脂ヒンジ方式を用いた対物レ
ンズ駆動装置の対物レンズ駆動機構を図6(a)・
(b)に示す。上記対物レンズ駆動装置のベース41は
両サイドに段差41a・41bが形成された板状をな
し、ベース41の中央から段差41a寄りの位置には、
光ビームを透過させるための開口部41cが穿設されて
いる。一方、ベース41の中央から段差41b寄りの位
置には、上記支持体30の固定孔35にベース41に設
けられた支点軸42を挿入することで支持体30が固定
され、この支持体30の可動垂直板33には、対物レン
ズ43を搭載したドラム44が取り付けられている。ま
た、ドラム44における上記開口部41cの対向位置に
は、前記光ビームが通過するための貫通孔44aが穿設
されている。
ンズ駆動装置の対物レンズ駆動機構を図6(a)・
(b)に示す。上記対物レンズ駆動装置のベース41は
両サイドに段差41a・41bが形成された板状をな
し、ベース41の中央から段差41a寄りの位置には、
光ビームを透過させるための開口部41cが穿設されて
いる。一方、ベース41の中央から段差41b寄りの位
置には、上記支持体30の固定孔35にベース41に設
けられた支点軸42を挿入することで支持体30が固定
され、この支持体30の可動垂直板33には、対物レン
ズ43を搭載したドラム44が取り付けられている。ま
た、ドラム44における上記開口部41cの対向位置に
は、前記光ビームが通過するための貫通孔44aが穿設
されている。
【0014】さらに、上記のように対物レンズ43を搭
載したドラム44を駆動するために、フォーカシング用
コイル45・45’やトラッキング用コイル46・46
・46’・46’が上記ドラム44に設けられ、上記各
コイルに駆動力を発生させるための磁場を生成する磁気
回路が前記光ピックアップ内に設置されている。
載したドラム44を駆動するために、フォーカシング用
コイル45・45’やトラッキング用コイル46・46
・46’・46’が上記ドラム44に設けられ、上記各
コイルに駆動力を発生させるための磁場を生成する磁気
回路が前記光ピックアップ内に設置されている。
【0015】従って、上記樹脂ヒンジ方式を用いれば、
ドラム44は、上記磁気回路の電磁力により上記各ヒン
ジ部36…が弾性変形することで、所定位置に支持され
ることになる。
ドラム44は、上記磁気回路の電磁力により上記各ヒン
ジ部36…が弾性変形することで、所定位置に支持され
ることになる。
【0016】上記光ピックアップの調整は、上記ドラム
44に対物レンズ43を取り付ける際に、前記光ビーム
の光軸に対し対物レンズ43が最適な位置となるよう
に、例えば上記光軸と対物レンズ43の中心軸とを合わ
せるようにして行われる。このため、上記対物レンズ4
3の中心軸、上記貫通孔44aの中心軸、前記開口部4
1cの中心軸がほぼ一直線上になるように配置されてい
る。
44に対物レンズ43を取り付ける際に、前記光ビーム
の光軸に対し対物レンズ43が最適な位置となるよう
に、例えば上記光軸と対物レンズ43の中心軸とを合わ
せるようにして行われる。このため、上記対物レンズ4
3の中心軸、上記貫通孔44aの中心軸、前記開口部4
1cの中心軸がほぼ一直線上になるように配置されてい
る。
【0017】このように調整された光ピックアップで
は、高温から低温、また、低温から高温という具合に、
温度が変化する環境下においても、上述したように、上
記対物レンズ43の中心軸が上記光軸に対して変化、つ
まりズレを生じないことが望ましい。
は、高温から低温、また、低温から高温という具合に、
温度が変化する環境下においても、上述したように、上
記対物レンズ43の中心軸が上記光軸に対して変化、つ
まりズレを生じないことが望ましい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記樹
脂ヒンジ方式による対物レンズ駆動機構は、支持体30
に樹脂を用いているため、量産可能で低コスト等の点で
利点も多い反面、温度によって支持体30が変形すると
いう問題点を有している。
脂ヒンジ方式による対物レンズ駆動機構は、支持体30
に樹脂を用いているため、量産可能で低コスト等の点で
利点も多い反面、温度によって支持体30が変形すると
いう問題点を有している。
【0019】特に、上記各ヒンジ部36…は熱による影
響を受けやすく、高温では膨張し、低温では収縮する。
響を受けやすく、高温では膨張し、低温では収縮する。
【0020】従って、例えば高温時には、図10(a)
・(b)に示すように、上記支持体30が固定部32に
よってベース41に固定されていることから、上記各ヒ
ンジ部36…は熱膨張により、各ヒンジ部36…の伸び
を妨げない方向、即ち、矢印Eで示す段差41a側に向
かって伸びる。このとき、上記各ヒンジ部36…が熱膨
張により矢印E方向に伸びることから、上記対物レンズ
43の中心軸は上記光軸に対して矢印E方向に変動す
る。
・(b)に示すように、上記支持体30が固定部32に
よってベース41に固定されていることから、上記各ヒ
ンジ部36…は熱膨張により、各ヒンジ部36…の伸び
を妨げない方向、即ち、矢印Eで示す段差41a側に向
かって伸びる。このとき、上記各ヒンジ部36…が熱膨
張により矢印E方向に伸びることから、上記対物レンズ
43の中心軸は上記光軸に対して矢印E方向に変動す
る。
【0021】つまり、図6(a)・(b)に示すよう
に、光ピックアップの調整時における上記対物レンズ4
3の中心軸、貫通孔44aの中心軸、開口部41cの中
心軸を通る仮想平面とベース41の段差41a端部との
間の距離をd1 とし、図10(a)・(b)に示すよう
に高温時における上記対物レンズ43の中心軸および貫
通孔44aの中心軸を通る仮想平面とベース41の段差
41a端部との間の距離をd2 とすると、上記d1 とd
2 との間には距離d3 分だけズレが生じる。即ち、高温
時には、上記各ヒンジ部36…の伸びを積算した量(距
離)d3 だけ対物レンズ43の保持位置が矢印E方向に
変動する。これにより、上記対物レンズ43の中心軸と
ベース41の段差41a端部との間の距離がd3 だけ縮
まり、これに伴って、上記対物レンズ43の中心軸と、
開口部41cの中心軸で示される光軸との間には、距離
d3 分だけズレが生じる。このため、上記d3 が大きく
なると、光ピックアップの性能を劣化させ、トラッキン
グサーボが外れたり、音飛びの原因となる。
に、光ピックアップの調整時における上記対物レンズ4
3の中心軸、貫通孔44aの中心軸、開口部41cの中
心軸を通る仮想平面とベース41の段差41a端部との
間の距離をd1 とし、図10(a)・(b)に示すよう
に高温時における上記対物レンズ43の中心軸および貫
通孔44aの中心軸を通る仮想平面とベース41の段差
41a端部との間の距離をd2 とすると、上記d1 とd
2 との間には距離d3 分だけズレが生じる。即ち、高温
時には、上記各ヒンジ部36…の伸びを積算した量(距
離)d3 だけ対物レンズ43の保持位置が矢印E方向に
変動する。これにより、上記対物レンズ43の中心軸と
ベース41の段差41a端部との間の距離がd3 だけ縮
まり、これに伴って、上記対物レンズ43の中心軸と、
開口部41cの中心軸で示される光軸との間には、距離
d3 分だけズレが生じる。このため、上記d3 が大きく
なると、光ピックアップの性能を劣化させ、トラッキン
グサーボが外れたり、音飛びの原因となる。
【0022】一方、低温時には、上記各ヒンジ部36…
が収縮するため、対物レンズ43の保持位置は、段差4
1b側、即ち、矢印F方向に向かって変動する。このた
め、上記対物レンズ43の中心軸と光軸との間にはズレ
が生じ、このズレが大きくなると、光ピックアップの性
能を劣化させる原因となる。
が収縮するため、対物レンズ43の保持位置は、段差4
1b側、即ち、矢印F方向に向かって変動する。このた
め、上記対物レンズ43の中心軸と光軸との間にはズレ
が生じ、このズレが大きくなると、光ピックアップの性
能を劣化させる原因となる。
【0023】しかも、近年、上記光ピックアップの使用
温度範囲の拡大が求められている。ところが、上記使用
温度範囲を拡大した場合、上記対物レンズ駆動装置にお
ける上記各ヒンジ部36…の膨張量あるいは収縮量が増
加する。この結果、上記対物レンズ43の中心軸と光軸
との間のズレが大きくなり、光ピックアップの性能に悪
影響を及ぼすことが考えられる。
温度範囲の拡大が求められている。ところが、上記使用
温度範囲を拡大した場合、上記対物レンズ駆動装置にお
ける上記各ヒンジ部36…の膨張量あるいは収縮量が増
加する。この結果、上記対物レンズ43の中心軸と光軸
との間のズレが大きくなり、光ピックアップの性能に悪
影響を及ぼすことが考えられる。
【0024】このため、温度変化によるヒンジ部の膨張
あるいは収縮で生じる対物レンズの位置変動を防止する
ことができる対物レンズ駆動装置が求められている。
あるいは収縮で生じる対物レンズの位置変動を防止する
ことができる対物レンズ駆動装置が求められている。
【0025】尚、上記問題点を解決するために、例えば
特開平5−325239号広報では、光ピックアップを
支持するガイド軸の軸押さえ(ガイド軸押さえ)に所定
の熱膨張率を有する樹脂を使用し、シャーシに固着され
ている上記ガイド軸押さえの固着点とガイド軸押さえの
貫通孔までの距離をlb 、上記ガイド軸押さえの熱膨張
率をa1 とし、支持体の支持点から対物レンズの位置ま
での距離をla 、上記支持体の熱膨張率をa2 とすると
き、lb ・a1 ≒la ・a2 となるように調整すること
で、対物レンズの位置変動を防止する方法が開示されて
いる。
特開平5−325239号広報では、光ピックアップを
支持するガイド軸の軸押さえ(ガイド軸押さえ)に所定
の熱膨張率を有する樹脂を使用し、シャーシに固着され
ている上記ガイド軸押さえの固着点とガイド軸押さえの
貫通孔までの距離をlb 、上記ガイド軸押さえの熱膨張
率をa1 とし、支持体の支持点から対物レンズの位置ま
での距離をla 、上記支持体の熱膨張率をa2 とすると
き、lb ・a1 ≒la ・a2 となるように調整すること
で、対物レンズの位置変動を防止する方法が開示されて
いる。
【0026】しかしながら、上記広報に記載の方法を用
いた場合、ガイド軸押さえの固着点とガイド軸押さえの
貫通孔までの距離および支持体の支持点から対物レンズ
の位置までの距離等の細かな調整が必要であり、調整に
時間がかかると共に、コストアップは避け難い。
いた場合、ガイド軸押さえの固着点とガイド軸押さえの
貫通孔までの距離および支持体の支持点から対物レンズ
の位置までの距離等の細かな調整が必要であり、調整に
時間がかかると共に、コストアップは避け難い。
【0027】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、温度変化によるヒンジ部の膨張あるい
は収縮で生じる対物レンズの位置変動を防止し、光学的
な性能の劣化の少ない対物レンズ駆動装置を簡素な構成
で低コストにて提供することにある。
で、その目的は、温度変化によるヒンジ部の膨張あるい
は収縮で生じる対物レンズの位置変動を防止し、光学的
な性能の劣化の少ない対物レンズ駆動装置を簡素な構成
で低コストにて提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
対物レンズ駆動装置は、上記の課題を解決するために、
(1)記録媒体の記録面に光ビームを集束するための対
物レンズ、および、(2)上記対物レンズを保持するた
めの保持手段(例えばドラム)、並びに、(3)ベース
に設けられた支点軸に固定された固定端(例えば、支点
軸を挿入するための固定孔を有する固定部)と、固定端
の反対側に設けられ、上記保持手段と連結された揺動端
(例えば、光軸に平行な板状の可動垂直板)と、上記固
定端と揺動端とを連結すると共に、上記揺動端が上記対
物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向
に変位できるように弾性変形する薄肉樹脂からなるヒン
ジ部とを備えた支持手段(例えば、上記ヒンジ部等と共
に樹脂で一体成形されたリンク機能を有する支持体)と
を有する対物レンズ駆動装置であって、上記支持手段
に、上記ヒンジ部の温度変化による膨張、収縮を相殺す
るように、温度変化に伴って上記ヒンジ部とは逆方向に
膨張、収縮する薄肉部がさらに設けられていることを特
徴としている。
対物レンズ駆動装置は、上記の課題を解決するために、
(1)記録媒体の記録面に光ビームを集束するための対
物レンズ、および、(2)上記対物レンズを保持するた
めの保持手段(例えばドラム)、並びに、(3)ベース
に設けられた支点軸に固定された固定端(例えば、支点
軸を挿入するための固定孔を有する固定部)と、固定端
の反対側に設けられ、上記保持手段と連結された揺動端
(例えば、光軸に平行な板状の可動垂直板)と、上記固
定端と揺動端とを連結すると共に、上記揺動端が上記対
物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向
に変位できるように弾性変形する薄肉樹脂からなるヒン
ジ部とを備えた支持手段(例えば、上記ヒンジ部等と共
に樹脂で一体成形されたリンク機能を有する支持体)と
を有する対物レンズ駆動装置であって、上記支持手段
に、上記ヒンジ部の温度変化による膨張、収縮を相殺す
るように、温度変化に伴って上記ヒンジ部とは逆方向に
膨張、収縮する薄肉部がさらに設けられていることを特
徴としている。
【0029】上記の構成によれば、温度変化により、支
点軸を軸として上記揺動端側に膨張するか、あるいは、
上記固定端側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記
薄肉部が膨張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温
度変化による膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による
膨張、収縮によって相殺することができる。このため、
上記支持手段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成に
より、温度の変化によって対物レンズの保持位置が変動
することを防止することができる。従って、対物レンズ
の中心軸と光軸との間のズレの発生を防止し、高低温で
の光ピックアップの性能の劣化を防止することができる
対物レンズ駆動装置を低コストにて提供することができ
る。
点軸を軸として上記揺動端側に膨張するか、あるいは、
上記固定端側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記
薄肉部が膨張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温
度変化による膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による
膨張、収縮によって相殺することができる。このため、
上記支持手段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成に
より、温度の変化によって対物レンズの保持位置が変動
することを防止することができる。従って、対物レンズ
の中心軸と光軸との間のズレの発生を防止し、高低温で
の光ピックアップの性能の劣化を防止することができる
対物レンズ駆動装置を低コストにて提供することができ
る。
【0030】本発明の請求項2記載の対物レンズ駆動装
置は、上記の課題を解決するために、(1)記録媒体の
記録面に光ビームを集束するための対物レンズ、およ
び、(2)上記対物レンズを保持するための保持手段、
並びに、(3)ベースに設けられた支点軸に固定された
固定端と、固定端の反対側に設けられ、上記保持手段と
連結された揺動端と、上記固定端と揺動端とを連結する
と共に、上記揺動端が上記対物レンズをフォーカシング
方向およびトラッキング方向に変位できるように弾性変
形する薄肉樹脂からなるヒンジ部とを備えた支持手段と
を有する対物レンズ駆動装置であって、上記固定端に、
上記支点軸を介して揺動端と対向するように薄肉部がさ
らに設けられていることを特徴としている。
置は、上記の課題を解決するために、(1)記録媒体の
記録面に光ビームを集束するための対物レンズ、およ
び、(2)上記対物レンズを保持するための保持手段、
並びに、(3)ベースに設けられた支点軸に固定された
固定端と、固定端の反対側に設けられ、上記保持手段と
連結された揺動端と、上記固定端と揺動端とを連結する
と共に、上記揺動端が上記対物レンズをフォーカシング
方向およびトラッキング方向に変位できるように弾性変
形する薄肉樹脂からなるヒンジ部とを備えた支持手段と
を有する対物レンズ駆動装置であって、上記固定端に、
上記支点軸を介して揺動端と対向するように薄肉部がさ
らに設けられていることを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、上記薄肉部が、上記
固定端に、上記支点軸を介して揺動端と対向するように
設けられていることで、温度変化により、支点軸を軸と
して上記揺動端側に膨張するか、あるいは、上記固定端
側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記薄肉部が膨
張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温度変化によ
る膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による膨張、収縮
によって相殺することができる。このため、上記支持手
段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成により、温度
の変化によって対物レンズの保持位置が変動することを
防止することができる。従って、対物レンズの中心軸と
光軸との間のズレの発生を防止し、高低温での光ピック
アップの性能の劣化を防止することができる対物レンズ
駆動装置を低コストにて提供することができる。
固定端に、上記支点軸を介して揺動端と対向するように
設けられていることで、温度変化により、支点軸を軸と
して上記揺動端側に膨張するか、あるいは、上記固定端
側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記薄肉部が膨
張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温度変化によ
る膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による膨張、収縮
によって相殺することができる。このため、上記支持手
段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成により、温度
の変化によって対物レンズの保持位置が変動することを
防止することができる。従って、対物レンズの中心軸と
光軸との間のズレの発生を防止し、高低温での光ピック
アップの性能の劣化を防止することができる対物レンズ
駆動装置を低コストにて提供することができる。
【0032】本発明の請求項3記載の対物レンズ駆動装
置は、上記の課題を解決するために、請求項1または2
記載の対物レンズ駆動装置において、上記薄肉部がトラ
ッキング方向に薄い板状に形成されていることを特徴と
している。
置は、上記の課題を解決するために、請求項1または2
記載の対物レンズ駆動装置において、上記薄肉部がトラ
ッキング方向に薄い板状に形成されていることを特徴と
している。
【0033】上記の構成によれば、上記薄肉部がトラッ
キング方向に薄い板状をなしているため、フォーカシン
グ方向には充分な剛性を有している。また、トラッキン
グ方向においても、上記薄肉部が板状に形成されている
ため、上記弾性変形可能なヒンジ部と比べると充分な剛
性を有している。このため、上記薄肉部は、フォーカシ
ング方向およびトラッキング方向の何れの方向に駆動し
ても屈曲しない。従って、上記薄肉部は、上記揺動端の
動作に影響をもたらすことなく、対物レンズの保持位置
の変動を防止することができる。
キング方向に薄い板状をなしているため、フォーカシン
グ方向には充分な剛性を有している。また、トラッキン
グ方向においても、上記薄肉部が板状に形成されている
ため、上記弾性変形可能なヒンジ部と比べると充分な剛
性を有している。このため、上記薄肉部は、フォーカシ
ング方向およびトラッキング方向の何れの方向に駆動し
ても屈曲しない。従って、上記薄肉部は、上記揺動端の
動作に影響をもたらすことなく、対物レンズの保持位置
の変動を防止することができる。
【0034】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。ま
ず、本発明に係る対物レンズ駆動装置を組み込んだ光学
式情報記録再生装置の構成例を概略的に説明する。図5
に示すように、上記光学式情報記録再生装置は、例え
ば、光ディスク1を回転駆動するモータ2と、光ディス
ク1の記録面1aに光ビームを照射すると共に光ディス
ク1からの反射光を取込む光ピックアップ3とを備えて
いる。
いし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。ま
ず、本発明に係る対物レンズ駆動装置を組み込んだ光学
式情報記録再生装置の構成例を概略的に説明する。図5
に示すように、上記光学式情報記録再生装置は、例え
ば、光ディスク1を回転駆動するモータ2と、光ディス
ク1の記録面1aに光ビームを照射すると共に光ディス
ク1からの反射光を取込む光ピックアップ3とを備えて
いる。
【0035】上記光ピックアップ3は、レーザ光源4と
偏向ミラー5と対物レンズ6とを有しており、上記レー
ザ光源4は上記の光ビームを発生し、上記偏向ミラー5
は上記光ビームを反射し、上記対物レンズ6は上記光ビ
ームを上記記録面1aに集光する。
偏向ミラー5と対物レンズ6とを有しており、上記レー
ザ光源4は上記の光ビームを発生し、上記偏向ミラー5
は上記光ビームを反射し、上記対物レンズ6は上記光ビ
ームを上記記録面1aに集光する。
【0036】上記のレーザ光源4と偏向ミラー5とはハ
ウジング7内に配設される一方、対物レンズ6は、偏向
ミラー5と光ディスク1との間、かつ、上記光ビーム上
に位置した後述する対物レンズ駆動装置8により保持さ
れている。
ウジング7内に配設される一方、対物レンズ6は、偏向
ミラー5と光ディスク1との間、かつ、上記光ビーム上
に位置した後述する対物レンズ駆動装置8により保持さ
れている。
【0037】また、上記光ピックアップ3は、前記記録
面1aに平行で、かつ、上記光ビームの光軸と直交する
光ディスク1の径方向、つまりトラッキング方向に、リ
ニアモータ等の駆動手段(図示せず)を備えた送り機構
9によって移動されるようになっている。
面1aに平行で、かつ、上記光ビームの光軸と直交する
光ディスク1の径方向、つまりトラッキング方向に、リ
ニアモータ等の駆動手段(図示せず)を備えた送り機構
9によって移動されるようになっている。
【0038】次に、上記の対物レンズ駆動装置8につい
て、図1〜図3に基づいて説明する。上記対物レンズ駆
動装置8のベース11は両サイドに段差11a・11b
が形成された板状で、前記ハウジング7の一部を構成し
ている。
て、図1〜図3に基づいて説明する。上記対物レンズ駆
動装置8のベース11は両サイドに段差11a・11b
が形成された板状で、前記ハウジング7の一部を構成し
ている。
【0039】上記ベース11の中央から段差11a寄り
の位置には、光ビームを透過させるための開口部11c
が穿設されている。一方、ベース11の中央から段差1
1b寄りの位置には、リンク機能を有する支持手段とし
ての対物レンズ駆動用支持体(以下、支持体と記す)2
0の固定部(固定端)22に設けられた固定孔25に、
ベース11に設けられた支点軸12を挿入することで支
持体20が固定されている。
の位置には、光ビームを透過させるための開口部11c
が穿設されている。一方、ベース11の中央から段差1
1b寄りの位置には、リンク機能を有する支持手段とし
ての対物レンズ駆動用支持体(以下、支持体と記す)2
0の固定部(固定端)22に設けられた固定孔25に、
ベース11に設けられた支点軸12を挿入することで支
持体20が固定されている。
【0040】上記支持体20は、図2(a)・(b)お
よび図3に示すように、主として、上下に対向する一対
の板状のリンク部21・21’と、支持体20を上記ベ
ース11に固定するための固定部22と、略正方形板状
の可動垂直板(揺動端)23とを備えている。このと
き、上記リンク部21・21’は、相互に平行が維持さ
れており、かつ、上記可動垂直板23は前記光軸に対し
てほぼ平行となっている。
よび図3に示すように、主として、上下に対向する一対
の板状のリンク部21・21’と、支持体20を上記ベ
ース11に固定するための固定部22と、略正方形板状
の可動垂直板(揺動端)23とを備えている。このと
き、上記リンク部21・21’は、相互に平行が維持さ
れており、かつ、上記可動垂直板23は前記光軸に対し
てほぼ平行となっている。
【0041】上記固定部22は、内部に突出部24を有
する凹形状をなし、上記突出部24の先端近傍には、ベ
ース11に設けられた支点軸12を挿入固定するための
固定孔25が設けられている。このとき、上記固定部2
2における突出部24の連結箇所には、固定孔25に対
向する位置、即ち、支持体20をベース11に固定した
ときの支点軸12に対向する位置に、後述する各ヒンジ
部と同様の大きさの開口部を有する貫通孔28・28が
設けられている。これにより、突出部24は、トラッキ
ング方向に薄い(後述する各ヒンジ部と同様の厚みを有
する)略長方形の板状をなすと共にトラッキング方向に
直行する方向、即ち、矢印EF方向(図1(b)参照)
の長さが後述する各ヒンジ部の矢印EF方向の長さと同
様の長さを有する薄肉部29・29・29により支持さ
れている。
する凹形状をなし、上記突出部24の先端近傍には、ベ
ース11に設けられた支点軸12を挿入固定するための
固定孔25が設けられている。このとき、上記固定部2
2における突出部24の連結箇所には、固定孔25に対
向する位置、即ち、支持体20をベース11に固定した
ときの支点軸12に対向する位置に、後述する各ヒンジ
部と同様の大きさの開口部を有する貫通孔28・28が
設けられている。これにより、突出部24は、トラッキ
ング方向に薄い(後述する各ヒンジ部と同様の厚みを有
する)略長方形の板状をなすと共にトラッキング方向に
直行する方向、即ち、矢印EF方向(図1(b)参照)
の長さが後述する各ヒンジ部の矢印EF方向の長さと同
様の長さを有する薄肉部29・29・29により支持さ
れている。
【0042】また、上記リンク部21・21’は、略円
弧状の底辺部を有する略二等辺三角形の平板で、各頂部
は、ヒンジ部26・26’を介して上記可動垂直板23
の上部中央、および下部中央にそれぞれ連結されてい
る。さらに、上記リンク部21の2つの底角部は、ヒン
ジ部27・27を介して、固定部22の突出部24がリ
ンク部21の底辺部と対向するように、上記固定部22
の上部両端に連結されている。一方、リンク部21’の
2つの底角部は、ヒンジ部27’・27’を介して、上
記固定部22の下部両端に連結されている。
弧状の底辺部を有する略二等辺三角形の平板で、各頂部
は、ヒンジ部26・26’を介して上記可動垂直板23
の上部中央、および下部中央にそれぞれ連結されてい
る。さらに、上記リンク部21の2つの底角部は、ヒン
ジ部27・27を介して、固定部22の突出部24がリ
ンク部21の底辺部と対向するように、上記固定部22
の上部両端に連結されている。一方、リンク部21’の
2つの底角部は、ヒンジ部27’・27’を介して、上
記固定部22の下部両端に連結されている。
【0043】また、上記ヒンジ部26・26’・27・
27・27’・27’は、可撓性を有するように薄肉に
形成されている。従って、上記ヒンジ部27・27’の
可撓性により、上記リンク部21・21’は、上記ヒン
ジ部27・27’を軸として、可動垂直板23側ほど上
方に傾く平行四辺形となるように変形し、可動垂直板2
3を、上記光軸との平行度を維持しながら、矢印AB方
向、即ち、光軸に平行なフォーカシング方向に移動でき
るようになっている。
27・27’・27’は、可撓性を有するように薄肉に
形成されている。従って、上記ヒンジ部27・27’の
可撓性により、上記リンク部21・21’は、上記ヒン
ジ部27・27’を軸として、可動垂直板23側ほど上
方に傾く平行四辺形となるように変形し、可動垂直板2
3を、上記光軸との平行度を維持しながら、矢印AB方
向、即ち、光軸に平行なフォーカシング方向に移動でき
るようになっている。
【0044】また、上記ヒンジ部27・27’の可撓性
により、上記可動垂直板23は、上記ヒンジ部27・2
7’を支点として矢印CD方向、つまり、光軸に直交す
るトラッキング方向に回動可能となっている。
により、上記可動垂直板23は、上記ヒンジ部27・2
7’を支点として矢印CD方向、つまり、光軸に直交す
るトラッキング方向に回動可能となっている。
【0045】このとき、上記薄肉部29・29・29
(以下、各薄肉部29…と記す)は、上述したようにト
ラッキング方向に薄い略長方形の板状をなしているた
め、フォーカシング方向には充分な剛性を有している。
また、上記各薄肉部29…は、トラッキング方向におい
ても、点形状に近いヒンジ部27・27’と比べると充
分な剛性を有している。このため、上記薄肉部29…
は、フォーカシング方向およびトラッキング方向の何れ
の方向に駆動しても屈曲しない。従って、上記各薄肉部
29…は、上記可動垂直板23の動作に影響をもたらす
ものではない。
(以下、各薄肉部29…と記す)は、上述したようにト
ラッキング方向に薄い略長方形の板状をなしているた
め、フォーカシング方向には充分な剛性を有している。
また、上記各薄肉部29…は、トラッキング方向におい
ても、点形状に近いヒンジ部27・27’と比べると充
分な剛性を有している。このため、上記薄肉部29…
は、フォーカシング方向およびトラッキング方向の何れ
の方向に駆動しても屈曲しない。従って、上記各薄肉部
29…は、上記可動垂直板23の動作に影響をもたらす
ものではない。
【0046】尚、上記支持体20を構成するリンク部2
1・21’、固定部22、可動垂直板23、ヒンジ部2
6・26’・27・27・27’・27’(以下、各ヒ
ンジ部26…と記す)、各薄肉部29…は、熱可塑性の
合成樹脂による一体成型により成型されている。上記支
持体20に用いられる合成樹脂としての素材は、特に限
定されるものではないが、各ヒンジ部26…が柔軟性や
耐久性を必要とするため、常温で柔軟なバネ材として機
能するものが望ましい。
1・21’、固定部22、可動垂直板23、ヒンジ部2
6・26’・27・27・27’・27’(以下、各ヒ
ンジ部26…と記す)、各薄肉部29…は、熱可塑性の
合成樹脂による一体成型により成型されている。上記支
持体20に用いられる合成樹脂としての素材は、特に限
定されるものではないが、各ヒンジ部26…が柔軟性や
耐久性を必要とするため、常温で柔軟なバネ材として機
能するものが望ましい。
【0047】また、上記支持体20の可動垂直板23に
は、図1(a)・(b)に示すように、対物レンズ13
を搭載した保持手段としてのドラム14が取り付けられ
ている。上記のドラム14は、中空部を有する略板状に
形成され、上記中空部内に上記支持体20および対物レ
ンズ13を囲むように、上記可動垂直板23の側壁に取
り付けられている。このとき、上記支持体20、およ
び、上記ドラム14は、上記各ヒンジ部26…が弾性変
形可能となるように、ベース11に対して浮いた状態で
支持されている。
は、図1(a)・(b)に示すように、対物レンズ13
を搭載した保持手段としてのドラム14が取り付けられ
ている。上記のドラム14は、中空部を有する略板状に
形成され、上記中空部内に上記支持体20および対物レ
ンズ13を囲むように、上記可動垂直板23の側壁に取
り付けられている。このとき、上記支持体20、およ
び、上記ドラム14は、上記各ヒンジ部26…が弾性変
形可能となるように、ベース11に対して浮いた状態で
支持されている。
【0048】さらに、上記ドラム14のレンズ取付部に
は、前記開口部11cの対向位置に、前記光ビームが通
過するための貫通孔14aが穿設され、上記対物レンズ
13の中心軸、上記貫通孔14aの中心軸、前記開口部
11cの中心軸がほぼ一直線上になるように配置されて
いる。
は、前記開口部11cの対向位置に、前記光ビームが通
過するための貫通孔14aが穿設され、上記対物レンズ
13の中心軸、上記貫通孔14aの中心軸、前記開口部
11cの中心軸がほぼ一直線上になるように配置されて
いる。
【0049】また、上記ヒンジ部26・26’の回動軸
および光軸を含む仮想平面を挟んで相対する上記ベース
11の両側部、即ち、ベース11において、上記段差1
1a・11bが互いに対向する方向の側方位置には、外
側より一対の外ヨーク15・15’、マグネット16・
16’、内ヨーク17・17’が並設されている。そし
て、これら外ヨーク15、マグネット16、内ヨーク1
7、および、外ヨーク15’、マグネット16’、内ヨ
ーク17’によって各磁気回路がそれぞれ形成されてい
る。
および光軸を含む仮想平面を挟んで相対する上記ベース
11の両側部、即ち、ベース11において、上記段差1
1a・11bが互いに対向する方向の側方位置には、外
側より一対の外ヨーク15・15’、マグネット16・
16’、内ヨーク17・17’が並設されている。そし
て、これら外ヨーク15、マグネット16、内ヨーク1
7、および、外ヨーク15’、マグネット16’、内ヨ
ーク17’によって各磁気回路がそれぞれ形成されてい
る。
【0050】また、上記ドラム14の両側部には、上記
各磁気回路における磁場内にそれぞれ位置すると共にマ
グネット16・16’の磁束と直交するように、フォー
カシングコイル18・18’と、上記フォーカシングコ
イル18・18’の外側にそれぞれ装着された一対のト
ラッキングコイル19・19’とが配設されている。
各磁気回路における磁場内にそれぞれ位置すると共にマ
グネット16・16’の磁束と直交するように、フォー
カシングコイル18・18’と、上記フォーカシングコ
イル18・18’の外側にそれぞれ装着された一対のト
ラッキングコイル19・19’とが配設されている。
【0051】そして、上記フォーカシングコイル18・
18’に通電するとフォーカシング方向に、トラッキン
グコイル19・19’に通電するとトラッキング方向に
それぞれ電磁力が発生する。この場合、前述した各ヒン
ジ部26…の可撓性により、ドラム14全体がフォーカ
シング方向あるいはトラッキング方向にそれぞれ駆動さ
れる。従って、上記ドラム14は、上記の各ヒンジ部2
6…が弾性変形して所定位置に支持されることになる。
18’に通電するとフォーカシング方向に、トラッキン
グコイル19・19’に通電するとトラッキング方向に
それぞれ電磁力が発生する。この場合、前述した各ヒン
ジ部26…の可撓性により、ドラム14全体がフォーカ
シング方向あるいはトラッキング方向にそれぞれ駆動さ
れる。従って、上記ドラム14は、上記の各ヒンジ部2
6…が弾性変形して所定位置に支持されることになる。
【0052】次に、上記対物レンズ駆動装置8を用いた
場合の温度変化に伴う各ヒンジ部26…の膨張あるいは
収縮と、対物レンズ13の保持位置との関係を、図1お
よび図4を用いて以下に説明する。
場合の温度変化に伴う各ヒンジ部26…の膨張あるいは
収縮と、対物レンズ13の保持位置との関係を、図1お
よび図4を用いて以下に説明する。
【0053】上記各ヒンジ部26…は、例えば高温時に
は、図4(a)・(b)に示すように、上記支持体20
が固定部22によってベース11に固定されていること
から、熱膨張により、各ヒンジ部26…の膨張を妨げな
い方向に伸びる。つまり、例えば、従来の対物レンズ駆
動装置に用いられている支持体と同様、矢印Eで示す段
差11a側に伸びる。ところが、上記支持体20には、
各薄肉部29…が設けられていることから、上記各薄肉
部29…も熱により膨張する。このとき、上記各薄肉部
29…は、上記固定部22における突出部24の連結箇
所に、支点軸12を介して可動垂直板23に対向するよ
うに設けられているため(つまり、上記各薄肉部29…
が支点軸12を介して段差11aと反対側に設けられて
いるため)、上記各薄肉部29…の膨張を妨げない方
向、即ち、矢印Eで示す方向と逆方向である矢印F方向
に向かって伸びる。このため、各ヒンジ部26…は、上
記各薄肉部29…の矢印F方向への膨張に伴って、矢印
F方向に引っ張られて伸びる。この結果、伸びの積算量
が相殺され、対物レンズ13の変動量は従来と比較して
かなり小さくなる。
は、図4(a)・(b)に示すように、上記支持体20
が固定部22によってベース11に固定されていること
から、熱膨張により、各ヒンジ部26…の膨張を妨げな
い方向に伸びる。つまり、例えば、従来の対物レンズ駆
動装置に用いられている支持体と同様、矢印Eで示す段
差11a側に伸びる。ところが、上記支持体20には、
各薄肉部29…が設けられていることから、上記各薄肉
部29…も熱により膨張する。このとき、上記各薄肉部
29…は、上記固定部22における突出部24の連結箇
所に、支点軸12を介して可動垂直板23に対向するよ
うに設けられているため(つまり、上記各薄肉部29…
が支点軸12を介して段差11aと反対側に設けられて
いるため)、上記各薄肉部29…の膨張を妨げない方
向、即ち、矢印Eで示す方向と逆方向である矢印F方向
に向かって伸びる。このため、各ヒンジ部26…は、上
記各薄肉部29…の矢印F方向への膨張に伴って、矢印
F方向に引っ張られて伸びる。この結果、伸びの積算量
が相殺され、対物レンズ13の変動量は従来と比較して
かなり小さくなる。
【0054】以下に、上記の効果をさらに具体的に説明
する。例えば、図1(a)・(b)に示すように、光ピ
ックアップの調整時における上記対物レンズ13の中心
軸、貫通孔14aの中心軸、開口部11cの中心軸を通
る仮想平面とベース11の段差11a端部との間の距離
をd1 とし、固定部22の段差11b側の端部22aと
ベース11の段差11a端部との間の距離をh1 とす
る。一方、図4(a)・(b)に示すように、高温時に
おける上記対物レンズ13の中心軸および貫通孔14a
の中心軸を通る仮想平面とベース11の段差11a端部
との間の距離をd4 とし、固定部22の段差11b側の
端部22aとベース11の段差11a端部との間の距離
をh2 とする。上記d1 とd4 、h1 とh2 とを比較す
ると、図4(a)に示すように、h1 とh2 との間に
は、わずかにズレが生じているが、上記d1 とd4 はd
1 ≒d4 となる。即ち、高温時には、上記各薄肉部29
…が膨張し、固定部22の端面22aの位置は変動する
ものの、対物レンズ13の保持位置はほとんど変動しな
い。このため、対物レンズ13の光軸に対するズレを抑
え、光ピックアップの性能の劣化を防止することが可能
となる。
する。例えば、図1(a)・(b)に示すように、光ピ
ックアップの調整時における上記対物レンズ13の中心
軸、貫通孔14aの中心軸、開口部11cの中心軸を通
る仮想平面とベース11の段差11a端部との間の距離
をd1 とし、固定部22の段差11b側の端部22aと
ベース11の段差11a端部との間の距離をh1 とす
る。一方、図4(a)・(b)に示すように、高温時に
おける上記対物レンズ13の中心軸および貫通孔14a
の中心軸を通る仮想平面とベース11の段差11a端部
との間の距離をd4 とし、固定部22の段差11b側の
端部22aとベース11の段差11a端部との間の距離
をh2 とする。上記d1 とd4 、h1 とh2 とを比較す
ると、図4(a)に示すように、h1 とh2 との間に
は、わずかにズレが生じているが、上記d1 とd4 はd
1 ≒d4 となる。即ち、高温時には、上記各薄肉部29
…が膨張し、固定部22の端面22aの位置は変動する
ものの、対物レンズ13の保持位置はほとんど変動しな
い。このため、対物レンズ13の光軸に対するズレを抑
え、光ピックアップの性能の劣化を防止することが可能
となる。
【0055】一方、低温時には、高温時とは逆に、上記
各ヒンジ部26…が矢印F方向に向かって収縮するが、
上記各薄肉部29…が矢印E方向に向かって収縮するた
め、上記各ヒンジ部26…の矢印F方向への収縮による
積算量が相殺され、対物レンズ13の保持位置の変動を
抑えることができる。
各ヒンジ部26…が矢印F方向に向かって収縮するが、
上記各薄肉部29…が矢印E方向に向かって収縮するた
め、上記各ヒンジ部26…の矢印F方向への収縮による
積算量が相殺され、対物レンズ13の保持位置の変動を
抑えることができる。
【0056】このように、本発明の対物レンズ駆動装置
8を用いれば、各ヒンジ部26…の温度による膨張収縮
の変化を、支点軸12を挟んで逆方向に膨張収縮する各
薄肉部29…を設けるだけで容易に相殺することができ
るので、簡素な構成により、高低温での光ピックアップ
の性能の劣化を防止することができる。
8を用いれば、各ヒンジ部26…の温度による膨張収縮
の変化を、支点軸12を挟んで逆方向に膨張収縮する各
薄肉部29…を設けるだけで容易に相殺することができ
るので、簡素な構成により、高低温での光ピックアップ
の性能の劣化を防止することができる。
【0057】尚、本実施の形態では、上記各薄肉部29
…の矢印EF方向の長さを、各ヒンジ部26…の矢印E
F方向の長さと同様の長さを有するとし、上記各薄肉部
29…の厚みを、各ヒンジ部26…の厚みと同様の厚み
を有するとしたが、上記各薄肉部29…の矢印EF方向
の長さや厚み等は、対物レンズ13の保持位置の変動を
防止することができるように組み合わせて設定すればよ
く、特に限定されるものではない。また、上記各薄肉部
29…の個数も特に限定されるものではなく、支持体2
0およびドラム14を安定して保持することができれば
よい。
…の矢印EF方向の長さを、各ヒンジ部26…の矢印E
F方向の長さと同様の長さを有するとし、上記各薄肉部
29…の厚みを、各ヒンジ部26…の厚みと同様の厚み
を有するとしたが、上記各薄肉部29…の矢印EF方向
の長さや厚み等は、対物レンズ13の保持位置の変動を
防止することができるように組み合わせて設定すればよ
く、特に限定されるものではない。また、上記各薄肉部
29…の個数も特に限定されるものではなく、支持体2
0およびドラム14を安定して保持することができれば
よい。
【0058】何れにしても、上記各薄肉部29…が、支
点軸12を挟んで各ヒンジ部26…と逆方向に膨張収縮
するため、支点軸12を介して可動垂直板23と対向す
る位置に上記各薄肉部29…を設けるだけで、各ヒンジ
部26…の膨張収縮の変化を相殺することができる。こ
のため、対物レンズ13の保持位置にズレが生じたとし
ても従来と比較してかなり小さなズレに抑えることがで
きる。但し、上記対物レンズ13の保持位置の変動をさ
らに防止するためには、上述したように、上記各薄肉部
29…の矢印EF方向の長さや厚み等を調整することに
よって、例えば、支点軸12を支点とした各ヒンジ部2
6…の矢印E方向への膨張の積算量と上記各薄肉部29
…の矢印F方向への膨張の積算量とが等しくなるように
調整することが望ましい。
点軸12を挟んで各ヒンジ部26…と逆方向に膨張収縮
するため、支点軸12を介して可動垂直板23と対向す
る位置に上記各薄肉部29…を設けるだけで、各ヒンジ
部26…の膨張収縮の変化を相殺することができる。こ
のため、対物レンズ13の保持位置にズレが生じたとし
ても従来と比較してかなり小さなズレに抑えることがで
きる。但し、上記対物レンズ13の保持位置の変動をさ
らに防止するためには、上述したように、上記各薄肉部
29…の矢印EF方向の長さや厚み等を調整することに
よって、例えば、支点軸12を支点とした各ヒンジ部2
6…の矢印E方向への膨張の積算量と上記各薄肉部29
…の矢印F方向への膨張の積算量とが等しくなるように
調整することが望ましい。
【0059】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の対物レンズ駆動
装置は、以上のように、記録媒体の記録面に光ビームを
集束するための対物レンズ、および、上記対物レンズを
保持するための保持手段、並びに、ベースに設けられた
支点軸に固定された固定端と、固定端の反対側に設けら
れ、上記保持手段と連結された揺動端と、上記固定端と
揺動端とを連結すると共に、上記揺動端が上記対物レン
ズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に変位
できるように弾性変形する薄肉樹脂からなるヒンジ部と
を備えた支持手段を有する対物レンズ駆動装置であっ
て、上記支持手段に、上記ヒンジ部の温度変化による膨
張、収縮を相殺するように、温度変化に伴って上記ヒン
ジ部とは逆方向に膨張、収縮する薄肉部がさらに設けら
れている構成である。
装置は、以上のように、記録媒体の記録面に光ビームを
集束するための対物レンズ、および、上記対物レンズを
保持するための保持手段、並びに、ベースに設けられた
支点軸に固定された固定端と、固定端の反対側に設けら
れ、上記保持手段と連結された揺動端と、上記固定端と
揺動端とを連結すると共に、上記揺動端が上記対物レン
ズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に変位
できるように弾性変形する薄肉樹脂からなるヒンジ部と
を備えた支持手段を有する対物レンズ駆動装置であっ
て、上記支持手段に、上記ヒンジ部の温度変化による膨
張、収縮を相殺するように、温度変化に伴って上記ヒン
ジ部とは逆方向に膨張、収縮する薄肉部がさらに設けら
れている構成である。
【0060】上記の構成によれば、温度変化により、支
点軸を軸として上記揺動端側に膨張するか、あるいは、
上記固定端側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記
薄肉部が膨張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温
度変化による膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による
膨張、収縮によって相殺することができる。このため、
上記支持手段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成に
より、温度の変化によって対物レンズの保持位置が変動
することを防止することができる。従って、対物レンズ
の中心軸と光軸との間のズレの発生を防止し、高低温で
の光ピックアップの性能の劣化を防止することができる
対物レンズ駆動装置を低コストにて提供することができ
るという効果を奏する。
点軸を軸として上記揺動端側に膨張するか、あるいは、
上記固定端側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記
薄肉部が膨張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温
度変化による膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による
膨張、収縮によって相殺することができる。このため、
上記支持手段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成に
より、温度の変化によって対物レンズの保持位置が変動
することを防止することができる。従って、対物レンズ
の中心軸と光軸との間のズレの発生を防止し、高低温で
の光ピックアップの性能の劣化を防止することができる
対物レンズ駆動装置を低コストにて提供することができ
るという効果を奏する。
【0061】本発明の請求項2記載の対物レンズ駆動装
置は、以上のように、記録媒体の記録面に光ビームを集
束するための対物レンズ、および、上記対物レンズを保
持するための保持手段、並びに、ベースに設けられた支
点軸に固定された固定端と、固定端の反対側に設けら
れ、上記保持手段と連結された揺動端と、上記固定端と
揺動端とを連結すると共に、上記揺動端が上記対物レン
ズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に変位
できるように弾性変形する薄肉樹脂からなるヒンジ部と
を備えた支持手段を有する対物レンズ駆動装置であっ
て、上記固定端に、上記支点軸を介して揺動端と対向す
るように薄肉部がさらに設けられている構成である。
置は、以上のように、記録媒体の記録面に光ビームを集
束するための対物レンズ、および、上記対物レンズを保
持するための保持手段、並びに、ベースに設けられた支
点軸に固定された固定端と、固定端の反対側に設けら
れ、上記保持手段と連結された揺動端と、上記固定端と
揺動端とを連結すると共に、上記揺動端が上記対物レン
ズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に変位
できるように弾性変形する薄肉樹脂からなるヒンジ部と
を備えた支持手段を有する対物レンズ駆動装置であっ
て、上記固定端に、上記支点軸を介して揺動端と対向す
るように薄肉部がさらに設けられている構成である。
【0062】上記の構成によれば、上記薄肉部が、上記
固定端に、上記支点軸を介して揺動端と対向するように
設けられていることで、温度変化により、支点軸を軸と
して上記揺動端側に膨張するか、あるいは、上記固定端
側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記薄肉部が膨
張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温度変化によ
る膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による膨張、収縮
によって相殺することができる。このため、上記支持手
段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成により、温度
の変化によって対物レンズの保持位置が変動することを
防止することができる。従って、対物レンズの中心軸と
光軸との間のズレの発生を防止し、高低温での光ピック
アップの性能の劣化を防止することができる対物レンズ
駆動装置を低コストにて提供することができるという効
果を奏する。
固定端に、上記支点軸を介して揺動端と対向するように
設けられていることで、温度変化により、支点軸を軸と
して上記揺動端側に膨張するか、あるいは、上記固定端
側に収縮する上記ヒンジ部とは逆方向に上記薄肉部が膨
張、収縮する。このため、上記ヒンジ部の温度変化によ
る膨張、収縮を上記薄肉部の温度変化による膨張、収縮
によって相殺することができる。このため、上記支持手
段に上記薄肉部を設けるだけの簡素な構成により、温度
の変化によって対物レンズの保持位置が変動することを
防止することができる。従って、対物レンズの中心軸と
光軸との間のズレの発生を防止し、高低温での光ピック
アップの性能の劣化を防止することができる対物レンズ
駆動装置を低コストにて提供することができるという効
果を奏する。
【0063】本発明の請求項3記載の対物レンズ駆動装
置は、以上のように、請求項1または2の構成に加え
て、上記薄肉部がトラッキング方向に薄い板状に形成さ
れている構成である。
置は、以上のように、請求項1または2の構成に加え
て、上記薄肉部がトラッキング方向に薄い板状に形成さ
れている構成である。
【0064】上記の構成によれば、上記薄肉部がトラッ
キング方向に薄い板状をなしているため、フォーカシン
グ方向には充分な剛性を有している。また、トラッキン
グ方向においても、上記薄肉部が板状に形成されている
ため、上記弾性変形可能なヒンジ部と比べると充分な剛
性を有している。このため、上記薄肉部は、フォーカシ
ング方向およびトラッキング方向の何れの方向に駆動し
ても屈曲しない。従って、上記薄肉部は、上記揺動端の
動作に影響をもたらすことなく、対物レンズの保持位置
の変動を防止することができるという効果を併せて奏す
る。
キング方向に薄い板状をなしているため、フォーカシン
グ方向には充分な剛性を有している。また、トラッキン
グ方向においても、上記薄肉部が板状に形成されている
ため、上記弾性変形可能なヒンジ部と比べると充分な剛
性を有している。このため、上記薄肉部は、フォーカシ
ング方向およびトラッキング方向の何れの方向に駆動し
ても屈曲しない。従って、上記薄肉部は、上記揺動端の
動作に影響をもたらすことなく、対物レンズの保持位置
の変動を防止することができるという効果を併せて奏す
る。
【図1】本発明の一実施の形態に係る対物レンズ駆動装
置の全体構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)
は(a)のZ−Z線断面図である。
置の全体構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)
は(a)のZ−Z線断面図である。
【図2】上記対物レンズ駆動装置における支持体の構成
を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図3】図2に示す支持体の構成を示す斜視図である。
【図4】上記対物レンズ駆動装置の高温時における対物
レンズの保持位置および支持体の固定部の端面の位置の
変化を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)
のW−W線断面図である。
レンズの保持位置および支持体の固定部の端面の位置の
変化を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)
のW−W線断面図である。
【図5】上記対物レンズ駆動装置を備えた光学式情報記
録再生装置の概略構成を示す模式図である。
録再生装置の概略構成を示す模式図である。
【図6】従来の対物レンズ駆動装置の全体構成を示す図
であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線断
面図である。
であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線断
面図である。
【図7】図6に示す対物レンズ駆動装置における支持体
の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図、(c)は斜視図である。
の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図、(c)は斜視図である。
【図8】図7に示す支持体のヒンジ部の屈曲と可動垂直
板の移動方向との関係を示す説明図である。
板の移動方向との関係を示す説明図である。
【図9】図7に示す支持体のヒンジ部の屈曲と可動垂直
板の移動方向との関係を示す他の説明図である。
板の移動方向との関係を示す他の説明図である。
【図10】図7に示す対物レンズ駆動装置の高温時にお
ける対物レンズの保持位置の変化を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は(a)のY−Y線断面図であ
る。
ける対物レンズの保持位置の変化を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は(a)のY−Y線断面図であ
る。
11 ベース 12 支点軸 13 対物レンズ 14 ドラム(保持手段) 20 支持体(支持手段) 21 リンク部 21’ リンク部 22 固定部(固定端) 23 可動垂直板(揺動端) 26 ヒンジ部 26’ ヒンジ部 27 ヒンジ部 27’ ヒンジ部 29 薄肉部
Claims (3)
- 【請求項1】記録媒体の記録面に光ビームを集束するた
めの対物レンズ、および、上記対物レンズを保持するた
めの保持手段、並びに、ベースに設けられた支点軸に固
定された固定端と、固定端の反対側に設けられ、上記保
持手段と連結された揺動端と、上記固定端と揺動端とを
連結すると共に、上記揺動端が上記対物レンズをフォー
カシング方向およびトラッキング方向に変位できるよう
に弾性変形する薄肉樹脂からなるヒンジ部とを備えた支
持手段を有する対物レンズ駆動装置であって、 上記支持手段に、上記ヒンジ部の温度変化による膨張、
収縮を相殺するように、温度変化に伴って上記ヒンジ部
とは逆方向に膨張、収縮する薄肉部がさらに設けられて
いることを特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】記録媒体の記録面に光ビームを集束するた
めの対物レンズ、および、上記対物レンズを保持するた
めの保持手段、並びに、ベースに設けられた支点軸に固
定された固定端と、固定端の反対側に設けられ、上記保
持手段と連結された揺動端と、上記固定端と揺動端とを
連結すると共に、上記揺動端が上記対物レンズをフォー
カシング方向およびトラッキング方向に変位できるよう
に弾性変形する薄肉樹脂からなるヒンジ部とを備えた支
持手段を有する対物レンズ駆動装置であって、 上記固定端に、上記支点軸を介して揺動端と対向するよ
うに薄肉部がさらに設けられていることを特徴とする対
物レンズ駆動装置。 - 【請求項3】上記薄肉部がトラッキング方向に薄い板状
に形成されていることを特徴とする請求項1または2記
載の対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01909196A JP3318180B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01909196A JP3318180B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09212889A true JPH09212889A (ja) | 1997-08-15 |
| JP3318180B2 JP3318180B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=11989802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01909196A Expired - Fee Related JP3318180B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 対物レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3318180B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009008256A (ja) * | 2007-06-08 | 2009-01-15 | Vat Holding Ag | 脚部要素を有する真空ゲートバルブ |
| CN116300050A (zh) * | 2023-02-15 | 2023-06-23 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种稳光程的超高精度倾斜镜 |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP01909196A patent/JP3318180B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009008256A (ja) * | 2007-06-08 | 2009-01-15 | Vat Holding Ag | 脚部要素を有する真空ゲートバルブ |
| KR101454409B1 (ko) * | 2007-06-08 | 2014-10-27 | 배트 홀딩 아게 | 림부재를 가지는 진공 게이트 밸브 |
| CN116300050A (zh) * | 2023-02-15 | 2023-06-23 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种稳光程的超高精度倾斜镜 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3318180B2 (ja) | 2002-08-26 |
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