JPH09213361A - 渦巻状極板群の製造方法 - Google Patents

渦巻状極板群の製造方法

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JPH09213361A
JPH09213361A JP8014486A JP1448696A JPH09213361A JP H09213361 A JPH09213361 A JP H09213361A JP 8014486 A JP8014486 A JP 8014486A JP 1448696 A JP1448696 A JP 1448696A JP H09213361 A JPH09213361 A JP H09213361A
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Japan
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separator
electrode plate
sheet
reinforcing
plate group
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JP8014486A
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Koichi Hasaka
浩一 葉坂
Takeshi Saito
健 斉藤
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Furukawa Battery Co Ltd
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Furukawa Battery Co Ltd
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻回初期時にシート状セパレータと補強用セ
パレータとの間に空隙が生じることを抑え、設計通りの
容量を確保することができる渦巻状極板群の製造方法を
提供する。 【解決手段】 シート状セパレータ33のそれぞれの面
33a,33bに正極板31と負極板32を配置したの
ち巻回して渦巻状極板群を製造するに際し、正極板31
の少なくとも巻き始め端部31bが位置するシート状セ
パレータの個所に補強用セパレータ34を配設し、か
つ、この補強用セパレータの配設個所R1 を湾曲形状に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒形密閉電池に
組み込まれる渦巻状極板群の製造方法に関し、更に詳し
くは、極板の巻回作業の初期段階で、当該極板の損傷を
抑制することができ、もって設計基準の容量を有する渦
巻状極板群を製造する方法に関する。
【0002】
【関連する技術】ニッケル−水素二次電池やニッケル−
カドミウム電池のようなアルカリ二次電池は、全体とし
て密閉構造になっていて、その形状には円筒形と角形と
がある。ここで、例えば、円筒形密閉タイプのニッケル
−水素二次電池につき、その構造を図1に基づいて説明
する。
【0003】円筒形のニッケル−水素二次電池は、内部
に極板群3を収容する円筒形有底外装缶1と、極板群3
を収容した後に外装缶1の開口部1aに嵌合装着され、
その開口部1aを密閉する蓋板2とを備えている。円筒
形有底外装缶1は、ニッケルメッキを施した鋼製の円筒
形の有底缶であり、平面視したときの形状が円形状であ
る開口部1aを備えていて、負極の外部端子も兼ねてい
る。
【0004】蓋板2は、中央に正極端子21を備え、平
面視形状が外装缶の開口部1aに適合するような円形状
をなしており、その下面の所定位置には正極端子に接続
されている正極リード板(図示せず)が配設されてい
る。極板群3は、図2に示すように、1枚のシート状の
正極板(ニッケル極)31と、同じく1枚のシート状の
負極板(水素吸蔵合金電極)32との間に電気絶縁性で
保液性を有する1枚のシート状セパレータ33を介在す
るように当接させた状態で渦巻状に巻回された構造にな
っている。この極板群3は、外装缶の開口部1aから挿
入されて外装缶1内に収容される。このため、極板群3
は、全体として、外装缶1の内側形状に適合するように
円柱状に成形されている。
【0005】正極板(ニッケル極)31としては、例え
ば、スポンジ状ニッケルシートのような多孔質導電基材
に、正極活物質として動作する水酸化ニッケルを主体と
する活物質合剤を充填塗布したものが通常用いられてい
る。負極板(水素吸蔵合金電極)32としては、例え
ば、パンチングニッケルシートやニッケルネットのよう
な多孔質導電基材に、水素吸蔵合金粉末とニッケル粉末
のような導電材粉末とポリビニリデンフルオライドのよ
うな結着剤粉末とを所定割合で混合した混合物を塗着し
たものが通常用いられている。
【0006】シート状セパレータ33としては、例え
ば、多孔質の合成樹脂からなるシートが通常用いられて
いる。前記極板群3の組立手順の一例としては、図3に
示すように、まず、シート状セパレータ33の一方の面
33aに正極板31を、他方の面33bに負極板32を
それぞれ面接触状態で配置して極板群前駆体30を形成
する。このとき、正極板31の端部31aと負極板32
の端部32aとがシート状セパレータ33の長手方向に
沿って所定の間隔を置いて各極板を配置する。
【0007】その後、前記間隔33dの略中心部を、軸
方向に沿って割れ目41が形成されている回転軸(以
下、割り軸という)4の前記割れ目41に挟み込む。次
に、前記割り軸4を、その軸心を中心にして矢印Q方向
に回転させていく。すなわち、負極板32が外側に位置
するように巻回される。このように、割り軸4を回転さ
せると、図4の(a),(b),(c),(d)の順に
巻回作業が進められていき、シート状セパレータ33と
ともに、正極板31と負極板32とが巻き込まれてい
く。このようにして、前記極板群前駆体30が渦巻状に
巻回されていき、正極板31と負極板32とが互いの間
にシート状セパレータ33を介在させた状態の渦巻状極
板群が製造される。尚、本発明においては、前記割軸4
の割れ目41に挟み込まれ、巻回作業時の中心軸となる
部分を巻回始点33cという。
【0008】ところで、前記極板群前駆体30の巻回作
業を行う際、図4に示すような巻回初期においては、巻
回時の曲率半径が小さいため、その外周の曲率は高い。
そのため、巻回初期のシート状セパレータ33において
は、大きな負荷がかかることがあり、当該シート状セパ
レータ33が破損する場合がある。特に、図4(a)で
示した正極板31の巻き始め端部31bは、前記巻回初
期に大きなストレスが集中するので、シート状セパレー
タ33では、破損が起こり易くなっている(図4
(c))。
【0009】ここで、シート状セパレータ33の個所3
3eにおいて破損がおこると、シート状セパレータ33
による電気絶縁性が破られてしまい、正極板31が隣接
する負極板32と接触し、短絡事故が発生するおそれが
ある。このようなことから、渦巻状極板群3を製造する
場合には、上記した短絡事故の発生を防止するため、図
5で示したように、シート状セパレータ33における正
極板31の巻き始め端部31bが位置する個所33eに
補強用セパレータ34を配設し、セパレータを二重構造
にする処置が施されている。すなわち、負荷のかかる部
分のセパレータを二重にすることによりセパレータの補
強を行い、巻回にともなうセパレータの破損が防止され
る。ここで、本発明においては、シート状セパレータに
補強用セパレータが配設されている部分を補強用セパレ
ータ配設個所Rという。
【0010】ここで、シート状セパレータに補強用セパ
レータを配設する方法としては、通常、シート状セパレ
ータ33の片面に補強用セパレータ34を超音波溶接機
により溶接する方法が採用されている。このとき、補強
用セパレータ34としては、例えば、図5に示すよう
な、前記したシート状セパレータ33と同じ材質の矩形
状シートが用いられる。この補強用セパレータ34の幅
方向(図中矢印Jに沿う方向)の寸法Hは、シート状セ
パレータ33の幅と略同じ寸法とし、一方、前記幅方向
に直交する方向、すなわち、シート状セパレータの長手
方向に沿う方向の寸法Lは、補強したい範囲をカバーで
きるように任意に設定してかまわない。
【0011】この補強用セパレータ34は、図5に示す
ように、シート状セパレータ33の所定の位置に重ね合
わされたのち、通常、シート状セパレータ33の長手方
向と直交する辺の部分が溶接される。この溶接の手順と
しては、例えば、図6に示すように、シート状セパレー
タ33と補強用セパレータ34とを重ね合わせ、これら
を平坦面51aを有する下部台51に載置し、溶接箇所
34a,34aと適合する当接面52a,52aを有す
る超音波溶接機の超音波ホーン52を当該溶接箇所に押
圧した状態で超音波溶接が施される。したがって、この
時点では、前記シート状セパレータ33と補強用セパレ
ータ34とは平坦な状態で面接触した状態になる。
【0012】以上のようにして、補強用セパレータ配設
個所Rが形成されたシート状セパレータを採用した極板
群前駆体は、図7に示すように、(a),(b),
(c),(d)の順に巻回されていく。この場合、シー
ト状セパレータ33における正極板31の巻き始め端部
31bに対応する個所33eに補強用セパレータ34が
位置するようになるので、当該個所33eは補強され、
巻回初期時における破損は抑制され、もって短絡事故の
発生は抑制される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シート状セ
パレータと補強用セパレータとは、2箇所の溶接箇所3
4a,34aにおいて溶接され、その他の部分は溶接さ
れずに単に面接触した状態にある。すなわち、補強用セ
パレータ34は、平坦な状態で両端部(溶接箇所34
a,34a)のみがシート状セパレータ33に固定され
た状態になっている。このような状態のシート状セパレ
ータ33を用いて渦巻状極板群を製造すると、図8に示
すように、補強用セパレータ配設個所Rの湾曲が進むに
つれて、当該補強用セパレータ34には、矢印P,Pで
示すような、巻回されたセパレータの内周に沿った方向
に圧縮力がはたらく。そして、この圧縮力が大きくなる
と、補強用セパレータ34は、変形し、溶接箇所34
a,34a以外の部分にしわがよってしまい、シート状
セパレータ33から離れてしまうことがある。
【0014】このように、補強用セパレータ34とシー
ト状セパレータ33とが離れると、両者間に空隙Vが生
じ、その結果、正極板と負極板との間の距離(以下、正
負極間距離という)が拡がり、得られた極板群において
は、電極反応が阻害されてしまい、目的とする容量を確
保することが困難となる場合がある。そして、このよう
な極板群を組み込んで電池を製造すると、得られる電池
は、目的とする特性を示さず、また、特性も不安定にな
る。
【0015】本発明は、従来の渦巻状極板群の製造時に
おける上記した問題を解決し、巻回初期時にシート状セ
パレータと補強用セパレータとの間に空隙が生じること
を抑え、設計通りの容量を確保することができる渦巻状
極板群の製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、シート状セパレータのそれぞれの面に
正極板と負極板を配置したのち巻回して渦巻状極板群を
製造するに際し、前記正極板の少なくとも巻き始め端部
が位置するシート状セパレータの個所に補強用セパレー
タを配設し、かつ、前記補強用セパレータの配設個所を
湾曲形状にすることを特徴とする渦巻状極板群の製造方
法が提供される。
【0017】本発明の渦巻状極板群の製造方法において
は、シート状セパレータは、前記巻回時に、単葉状で使
用に供してもよく、また、二つ折りに折りたたまれ、そ
の折り目部分を前記巻回始点として使用に供してもよ
い。本発明による渦巻状極板群の製造方法は、補強用セ
パレータの配設個所を予め湾曲形状にしているので、後
段で行われる巻回作業において、極板群前駆体を高い曲
率で巻回しても補強用セパレータに対し、巻回されたセ
パレータの周面に沿った方向に加わる圧縮力は小さくな
り、補強用セパレータの変形は抑えられる。そのため、
シート状セパレータと補強用セパレータとの間に空隙が
発生することは抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、巻回時に、シート状セパレ
ータを単葉状で使用する場合について説明する。この場
合には、まず、1枚のシート状セパレータの所定位置に
補強用セパレータを配設し、かつ、当該補強用セパレー
タ配設個所を湾曲形状とする工程(以下、工程Aとい
う)と、工程Aにより得られたシート状セパレータの一
方の面に正極板を、他方の面に負極板をそれぞれ面接触
状態で配設して極板群前駆体を製造する工程(以下、工
程Bという)と、前記極板群前駆体を巻回して渦巻状極
板群を製造する工程(以下、工程Cという)とを備えて
いる。
【0019】本発明では、上記した工程A、工程B、工
程Cが順次行われることによって、巻回作業(巻回初
期)において、補強用セパレータに対して、巻回された
セパレータの内周に沿った方向に働く圧縮力を小さくす
ることができ、当該補強用セパレータの変形が抑制され
る。その結果、シート状セパレータと補強用セパレータ
との間に空隙が生じることが抑制され、目的とする容量
を備えた渦巻状極板群が得られる。
【0020】まず、工程Aにおいては、電気絶縁性の樹
脂から成るシート状セパレータが用意される。このシー
ト状セパレータとしては、従来用いられているものであ
れば格別限定されるものではなく、例えば、ナイロン製
のシートなどが用いられる。また、前記シート状セパレ
ータと同様に補強用セパレータとして、電気絶縁性の樹
脂から成る短冊状のセパレータが用意される。
【0021】この補強用セパレータ34の寸法は、図5
で示した場合と同じように、幅方向の寸法Hは、シート
状セパレータ33の幅と略同じ寸法とし、シート状セパ
レータの長手方向に沿う方向の寸法Lは、補強したい範
囲をカバーできるように任意に設定される。つぎに、用
意されたシート状セパレータに補強用セパレータを配設
し、かつ、当該補強用セパレータ配設個所を湾曲形状に
する。
【0022】ここで、シート状セパレータに補強用セパ
レータを湾曲形状に配設する方法の一例を以下に示す。
すなわち、まず、シート状セパレータの一方の面の所定
位置に補強用セパレータを重ね合わせる。そして、図9
に示すように、当接面53aが凸曲面をなす下部台53
に前記重ね合わせ箇所rを載置し重ね合わせ箇所rを湾
曲させる。その後、下部台53の曲面と適合する当接面
54a,54aを有する超音波ホーン54を溶接箇所3
4a,34aに押圧した状態で超音波溶接が施される。
このようにして、前記シート状セパレータ33と補強用
セパレータ34とは湾曲した状態で所定箇所34a,3
4aが溶接され、図10に示すように、湾曲形状の補強
用セパレータ配設個所R1 を有するシート状セパレータ
33が形成される。ここで、前記下部台53の当接面5
3aの曲率半径を任意に設定することにより、補強用セ
パレータ配設個所R1 の曲率を所望の値にすることがで
きる。このとき、当該曲率は、後段で行われる巻回作業
時の巻回初期における極板群外周の曲率に近い値に設定
すると、補強用セパレータに対して、巻回したセパレー
タの内周面に沿った方向に働く圧縮力を小さくすること
ができるので、好適である。
【0023】以上の工程Aが終了したのち、工程Bで
は、まず、従来法により得られた正極板(ニッケル極)
31と負極板(水素吸蔵合金電極)32とを用意し、つ
いで、図11に示すように、工程Aにより得られたシー
ト状セパレータ33の一方の面33aに正極板31を、
他方の面33bに負極板32を面接触状態で配置し、極
板群前駆体30Aを製造する。
【0024】このとき、前記各極板は、互いの端部31
a,32aが前記シート状セパレータの長手方向に沿っ
て所定の間隔を置いて配置され、かつ、正極板31は、
その巻き始め端部31bが前記補強用セパレータ配設個
所R1 と重なるように配置される。このようにして、所
定位置に湾曲形状の補強用セパレータ配設個所R1 を備
えたシート状セパレータに正極板31と負極板32とが
配置されてなる極板群前駆体30Aが形成される(図1
1)。
【0025】つぎに、工程Cに移送され、ここで、工程
Bで得られた極板群前駆体30Aを巻回し、渦巻状極板
群3を製造する。この巻回作業は、極板群前駆体30A
における正極板の端部31aと負極板の端部32aとの
間にあけられた間隔33dの略中心部を巻回始点33c
とし、ここを割り軸4の割れ目41に挟み込み、当該割
り軸4をQ方向に回転させることにより行われる。すな
わち、極板群前駆体30Aは、負極板32が外側に位置
するように巻回される。
【0026】以上のような巻回作業により、図2に示し
たような、正極板31と負極板32との間にシート状セ
パレータ33が介在した状態の渦巻状極板群3が製造さ
れる。このとき、極板群前駆体30Aにおいては、湾曲
した形状の補強用セパレータ配設個所R1 が予め形成さ
れているので、曲率が大きい巻回初期においても、補強
用セパレータ34に対し、巻回されたセパレータの内周
面に沿った方向に働く圧縮力は抑制され、補強用セパレ
ータ34の変形は起こりづらい。その結果、補強用セパ
レータ配設個所R1 においてシート状セパレータ33と
補強用セパレータ34とが離れ、これらセパレータの間
に空隙が生じることは起こりづらくなる。したがって、
正負極間距離が拡がることは抑制される。
【0027】以上のように、工程A,工程B及び工程C
が終了した後、得られた渦巻状極板群は、アルカリ電解
液とともに円筒形有底外装缶に収容され、円筒形ニッケ
ル・水素二次電池が製造される。次に、シート状セパレ
ータを二つ折りにした場合を説明する。この場合には、
例えば、図12に示したように、前記前駆体を二つ折り
にし、その折り目部分を巻回始点33cにして巻回作業
が行われる。この場合にも、正極板の巻き始め端部は、
補強用セパレータ34で補強され、かつ、湾曲形状にな
っているので、前記したと同様の効果を達成することが
できる。
【0028】
【実施例】
実施例1 幅45mm、厚さ0.2mmのナイロン製のシート状セ
パレータと、幅45mm、前記幅方向に直交する方向の
寸法が20mm、厚さ0.1mmのナイロン製の短冊状
補強用セパレータとを用意した。そして、図9に示すよ
うに、シート状セパレータ33と補強用セパレータ34
とを重ね合わせた状態で、曲率半径が5mmの当接面5
3aを有する下部台53に載置した。そして、当該重ね
合わせ箇所rに対し、所定の当接面54aを有する超音
波ホーン54を押圧した状態で溶接箇所34a,34a
を超音波溶接した。このようにして、図10に示すよう
な湾曲した補強用セパレータ配設個所R1 を有するシー
ト状セパレータを製造した。
【0029】つぎに、縦42mm、横70mm、厚さ
0.6mmの正極板(ニッケル極)を従来法に従って製
造し、また、縦42mm、横100mm、厚さ0.4m
mの負極板(水素吸蔵合金電極)を従来法に従って製造
した。そして、図11に示すように、得られた正極板3
1を、その巻き始め端部31bが前記補強用セパレータ
配設個所R1 を覆うようにして、シート状セパレータ3
3の一方の面33aに当接した。更に、シート状セパレ
ータの他方の面33bには、前記正極板の端部31aか
ら前記シート状セパレータ33の長手方向に図11中右
側方向へ20mm離れた位置に端部32aが位置するよ
うに負極板32を当接した。このようにして極板群前駆
体30Aを形成した。
【0030】次に、得られた極板群前駆体30Aにおけ
る正極板の端部31aと負極板の端部32aとの間にあ
けられた間隔33dの略中心部を、図11に示すように
割り軸4に挟み込み、当該割り軸4を矢印Q方向に回転
させるこにより、極板群前駆体30Aを渦巻状に巻回し
た。そして、直径13mm、高さ45mmの円柱形状を
なす渦巻状極板群を製造した。
【0031】次に、ニッケルメッキを施した厚さ0.3
mmの鋼板から成り、内直径13.3mmである円形開
口部を有し、上下方向の寸法が50mmである円筒状有
底外装缶を用意した。そして、前記極板群3を外装缶の
開口部より内部へ挿入し、引き続き、電解液として、K
OHを主成分とするアルカリ水溶液2ccを当該外装缶
に注入した。
【0032】ついで、中央に正極端子を備えており、外
直径13.3mm、厚さが3mmである絶縁体付蓋板に
取付けられている正極リード板と正極タブの他端とを溶
接し、正極板と正極端子とを電気的に接続したのち、前
記蓋板を前記外装缶の開口部に嵌合装着した。尚、負極
タブは、負極端子を兼ねる外装缶に接続した。その後、
前記嵌合部に対しかしめ加工を施し、定格容量1200
mAhの円筒形ニッケル−水素二次電池を10000個
製造した。
【0033】これらの電池につき、温度20℃において
1Cで充放電を2回行って初期活性化処理を行い、つい
で、温度20℃において0.1Cで160%の充電を行
ったのち、温度20℃において1Cで放電を行い、その
ときの放電容量を測定した。得られた各電池の放電容量
の測定値に関しては、全電池の平均値、最大値、最小
値、(最大値)−(最小値)を表1に示した。
【0034】また、放電容量の測定終了後、全電池を解
体し、渦巻状極板群の状態を観察し、補強用セパレータ
配設個所R1 において空隙が生じているか否かを調べ
た。そして、空隙が生じていた電池の個数を計数し、全
電池に対する空隙が生じていた電池の個数の割合を求
め、この割合を空隙発生率(%)として表1に併記し
た。 比較例1 前記実施例1の電池と比較をするため、図5,6に示す
ように、シート状セパレータ33と補強用セパレータ3
4とを平坦な状態で超音波溶接させた、すなわち、重ね
合わせた個所を湾曲形状にしなかったことを除いては、
実施例1と同様にして定格容量1200mAhの円筒形
ニッケル−水素二次電池を10000個製造した。そし
て、実施例1と同様にして、得られた電池の放電容量の
平均値、最大値、最小値、(最大値)−(最小値)、空
隙発生率を求め、その結果を表1に併記した。
【0035】
【表1】
【0036】表1の結果から明らかなように、実施例1
の電池は、放電容量の平均値が1195mAhであり、
定格容量と略同じ値を示している。また、放電容量の最
大値と最小値との差も小さく各電池のばらつきは少な
い。すなわち、実施例1の電池は設計通りの特性を確保
できており、なおかつその特性は安定している。また、
空隙発生率も0%であり渦巻状極板群の補強用セパレー
タ配設個所において空隙の発生は起こっていない。
【0037】以上ように、本発明の渦巻状極板群の製造
方法を採用すると、得られる極板群は、空隙の発生が著
しく抑制されるので、設計通りの容量を確保することが
できる。それに対し、比較例1の電池は、本発明の電池
に比べ、放電容量の平均値が低く、そのばらつきも大き
い。また、空隙の発生率も高くなっている。
【0038】これは、比較例1の電池に組み込んだ極板
群は、補強用セパレータの配設個所に空隙が生じ、正負
極間距離が拡がっており、そのため、電極反応が阻害さ
れ、得られた電池は目的の容量を確保できないとともに
特性が不安定になってしまったためであると考えられ
る。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
渦巻状極板群の製造方法は、シート状セパレータに補強
用セパレータを配設して形成する補強用セパレータ配設
個所を、巻回された状態に近い湾曲形状に予め成形して
いるので、極板群前駆体を渦巻状に巻回していく際に、
巻回されたセパレータの周面に沿った方向に加わる圧縮
力は小さくなり、当該圧縮力による補強用セパレータの
変形は抑えられる。よって、シート状セパレータと補強
用セパレータとの間に空隙が生じることが抑制され、正
負極間距離を設計通りの近接した状態にできるので、本
発明により得られた渦巻状極板群は、良好な状態で電極
反応を進行させることができ、目的とする容量を確保す
ることができる。したがって、本発明の渦巻状極板群の
製造方法を採用すると、特性が設計通りであり、なおか
つ安定している良品電池を得ることができ、電池製造に
おける良品率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒形密閉電池の構成を示す斜視図である。
【図2】渦巻状極板群の構成を示す上視平面図である。
【図3】極板群前駆体の構成を示す斜視図である。
【図4】極板群前駆体の巻回手順を示した、図3におけ
るA矢視図である。
【図5】補強用セパレータ配設個所の斜視図である。
【図6】シート状セパレータと補強用セパレータとの溶
接手順を示す側面図である。
【図7】補強用セパレータ配設個所を有する極板群前駆
体の巻回手順を示した構成図である。
【図8】渦巻状極板群の中心付近を示す平面図である。
【図9】本発明におけるシート状セパレータと補強用セ
パレータとの溶接手順を示す側面図である。
【図10】本発明における補強用セパレータ配設個所の
斜視図である。
【図11】本発明における極板群前駆体の構成を示す斜
視図である。
【図12】本発明における別な態様の極板群前駆体の概
略構成図である。
【符号の説明】
1 円筒形有底外装缶 1a 開口部 2 蓋板 21 正極端子 3 渦巻状極板群 30 極板群前駆体(従来の) 30A 極板群前駆体(本発明におけ
る) 31 正極板 32 負極板 33 シート状セパレータ 34 補強用セパレータ 4 割り軸 51 下部台 52 超音波ホーン 53 下部台(本発明における) 54 超音波ホーン(本発明におけ
る) R 補強用セパレータ配設個所
(平坦な) R1 補強用セパレータ配設個所
(本発明における)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状セパレータのそれぞれの面に正
    極板と負極板を配置したのち巻回して渦巻状極板群を製
    造するに際し、前記正極板の少なくとも巻き始め端部が
    位置するシート状セパレータの個所に補強用セパレータ
    を配設し、かつ、前記補強用セパレータの配設個所を湾
    曲形状にすることを特徴とする渦巻状極板群の製造方
    法。
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