JPH09215374A - 多相直流モータ装置とその位相調整および初期化方法 - Google Patents

多相直流モータ装置とその位相調整および初期化方法

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JPH09215374A
JPH09215374A JP16532896A JP16532896A JPH09215374A JP H09215374 A JPH09215374 A JP H09215374A JP 16532896 A JP16532896 A JP 16532896A JP 16532896 A JP16532896 A JP 16532896A JP H09215374 A JPH09215374 A JP H09215374A
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motor
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stator
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Hung D Vu
ハング・ディー・ヴー
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    • H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00—Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/20—Arrangements for starting
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    • H—ELECTRICITY
    • H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/06—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices
    • H02K29/12—Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices using detecting coils using the machine windings as detecting coil

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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多相ブラシレス直流モータ装置に、高分解能
を有する位置検出機能と、位相調整および初期化機能を
もたせる。 【解決手段】 多相ブラシレス直流モータ装置の位相調
整および初期化は、センサコイル38に磁気的に結合さ
れた該モータ82の位相コイル38’が、トルクを発生
しない整流角度において励磁されている間に、一体化さ
れたフィードバックコイル38からの信号の振幅変化を
とらえることにより、停止状態において達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一体化された位置
検出コイルを有する多相ブラシレス直流モータ装置とそ
の位相調整および初期化方法に関し、本発明に関連する
ホーバー(Horber)の米国特許第4,687,961 号およびホ
ーバー他の米国特許第5,329,195 号に記載され、かつク
レームされている多相ブラシレス直流モータとその初期
化方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】前述したホーバーおよびホーバー他の特
許のモータは、各モータ相サイクルに関連している2つ
の回転子フィードバックサイクルを有することに特徴づ
けられている。従って、フィードバック信号は、前記モ
ータの相サイクルの正弦波の正の半サイクル、または負
の半サイクルに調整され、起動時におけるこの関係の決
定は、正しい動作方向への該モータの整流を可能にする
ために必須なことである。この位相調整が起動時に正し
く決定されない場合には、前記モータは、勿論悪い方向
に動作し、システムダウンに至ることがある。
【0003】従来、このモータの種の位相調整は、最初
にとらえたフィードバック位置から固定された+90゜
の電気角のモータ相整流に、リニアランプ電流(linear
rampcurrent)を加えることにより達成されていた。ト
ルク力を加えた状態(少なくとも2゜の回転子の機械的
動作が必要である)のもとで回転子を回転して、連続し
たフィードバック位置をサンプリングし、それらの関係
を互いに測定して、それにより位相調整を行っていた。
しかしながら、多くの状況においては、起動時における
前記モータ軸のどのような動きも好ましくなく、または
実際に耐えられないか、不可能なものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、例えばカサッ
ト(Cassat)の米国特許第4,992,710 号および第5,001,
405 号、ダンフィールド(Dunfield)の米国特許第5,02
8,852 号、ダンフィールド他の米国特許第5,254,914
号、およびスクワイヤーズ他(Squires et al)の欧州特
許第0 251 785 号に記載されているように、モータ軸の
動きなしにモータ初期化手順を行っていた。
【0005】しかしながら、これらの特許の技術は、そ
こに記載されているモータ構造に特有なものであり、本
発明のモータを特徴づけている一体化検出コイルを使用
しても、有効に機能することはできなかった。さらに、
従来の方法は、選択した方向に、これらの特定のモータ
の整流を疑いもなく可能にしているが、これらの方法で
は、本発明の前記モータ装置とその位相調整および初期
化方法によってもたらされるようなダイナミックで、か
つ高分解能な位置検出機能を得ることはできないという
問題点があった。
【0006】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、高分解能を有する位置
検出機能を備えるとともに、位相調整および初期化機能
を備えたを多相直流モータ装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、多相ブラシレス直流
モータ装置の位相調整および初期化を行うことができる
多相直流モータ装置の位相調整および初期化方法を提案
することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、前述した特徴
および利点を有するとともに、さらに、動作および性能
が、極めてダイナミックでかつ信頼性があり、設計や実
施が比較的容易な多相直流モータ装置とその位相調整お
よび初期化方法を提供、提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、独特な構成の制御手段を有する多相直流モ
ータ装置とその位相調整および初期化方法により容易に
得られる。すなわち、該モータは、相互に間隔をあけて
設けられた極素子が配列されている磁性材料からなる固
定子と、少なくともいくつかの極素子上に互いに別々に
巻回された複数の相コイルと、そのように巻回された複
数のセンサコイルとを有する。いくつかの実施例では、
該相コイルおよびセンサコイルは同じ極素子上に巻回さ
れている。
【0010】第1の接続手段は、前記相コイルを相互接
続して、少なくとも2つのモータ相コイルを形成可能と
し、第2の接続手段は、前記センサコイルを相互接続し
て、少なくとも2つのセンサ回路を形成可能とし、前記
各センサコイルは、前記固定子を介して、少なくとも1
つの相コイルに磁気結合されている。
【0011】また、前記モータは、相互に間隔をあけて
設けられた極素子が配列されている電機子を有し、この
極素子は、前記配列において交互の位置における極素子
に正および負の極性を与えるように、少なくとも一時的
に磁化され得る。該電機子は、前記固定子に対して相対
的に移動するように取り付けられ、それらの極素子は前
記固定子の極素子を通過して物理的かつ磁気的に近接し
て移動するようになっている。
【0012】少なくとも1つの電源が、前記モータ固定
子の前記第1および第2の接続手段に電気的に接続され
て、直流電流を供給する。制御手段が前記少なくとも1
つの電源および前記第2の接続手段に動作的に接続さ
れ、少なくとも前記第1の接続手段に供給される電流を
制御している。通常、電流は固定周波数回路からなる別
の電源から、前記第2の接続手段に常に供給される。
【0013】前記制御手段は、次のステップを実行する
ように構成されている。 (a) 前記電機子の位置を示す前記2つのセンサ回路
からフィードバック信号を発生するように、前記センサ
コイルの励磁用に前記少なくとも1つの電源から電流を
送出し、(b) 前記フィードバック信号を検出し、
(c) 前記検出したフィードバック信号を使用して、
前記電機子の位置を決定し、(d) 前記モータをトル
ク平衡状態に維持し、前記電機子を前記位置に固定的に
維持するような整流角度にて、前記相コイルの励磁用に
前記少なくとも1つの電源から電流を送出し、(e)
前記(d)の位相コイル励磁ステップの間における、フ
ィードバック信号の変化を測定し、(f) 前記測定さ
れたフィードバック信号の変化を使用して、整流角度の
実際の値を決定する。
【0014】多くの場合、前記制御手段は、さらに、次
のステップを実行するように構成されている。(g)
前記整流角度の決定した実際の値を使用して、前記モー
タの相極性を決定し、(h) 前記決定したモータ相極
性を使用して、前記電機子を選択した方向に移動させる
ような整流角度で、前記相コイルの励磁用に前記少なく
とも1つの電源から電流を送出するように制御する。
【0015】前記(h)のステップの整流角度は、通常
前記(d)のステップの前記整流角度から90゜異なっ
ている。
【0016】また、本発明の前記目的は、電機子が移動
しない場合の起動時において、記載した特徴を有する多
相直流モータ装置の位相調整および初期化方法を提供す
ることにより達成される。この方法の実行には、前記制
御手段によって、前述した一連のステップが行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を詳しく説明する。まず、添付図面の図
1を参照すると、本発明の位相調整および初期化ルーチ
ンが適用されている多相直流モータの構成要素が図示さ
れている。該モータは前述したホーバー他の米国特許第
5,329,195 号に更に詳しく説明されているので、その特
徴の限られた説明だけが必要である。
【0018】全体的に10で示されている回転子は、軸
方向で反対方向に延出している軸部20(1つのみが示
されている)を有する円筒形コア18と、該コア18の
表面に、接着剤などによって固着され、該コア18に沿
って長手方向(軸方向)に延出するように配列され、ひ
とつの列に形成された高エネルギの永久磁石24とから
構成されている。前記各磁石24は、それらの各極性が
配列内で交互になるように配設され、サマリウム/コバ
ルトの合金で形成されることが好ましい。
【0019】全体的に12で示されている固定子は、鋼
板を型抜きして形成され、軸方向に積層された多数の薄
板(1つのみが図示されている)を有し、該薄板の各々
は前記固定子12の環状の本体素子26と、その内周に
等間隔位置で半径方向内側に延出している24個の極素
子34とから構成されている。図1から分かるように、
積層された薄板は協同して固定子12の極素子34を形
成する(便宜のため、固定子12の部分およびこれらが
形成される薄板の素子は同じ符号が付せられている)。
【0020】前記固定子12の各極素子34は、2つの
コイル38,38’(詳しくは、センサコイル38、位
相またはトルクコイル38’)を有する。これらのコイ
ル38,38’は各極素子34に隣接して配設されると
ともに、通常のように絶縁紙または合成樹脂材で各極素
子34から絶縁されている。前記コイル38,38’
は、図示のように巻回され相互に接続されている。さら
に詳しくは、CT1およびCT2で示されている2つの
センサ回路端部があり、これらは互いに電気的に並行に
あり、S1およびS2で示す接続点で連結されている。
前記センサ回路端部CT1を有する組のすべてのコイル
38は、奇数番目の固定子極素子34に一方の方向に巻
回され、前記センサ回路端部CT2を有する組のすべて
のコイル38は、偶数番目の極素子に反対の方向に巻回
されている。前記2組のセンサコイル38は、そのコイ
ル巻線の外側または内側端部に隣接する小さな円の位置
で示すように反対方向の磁束を発生する。
【0021】前記センサ回路端部CT1およびCT2用
の端子48および50が接続されている接続点は、各組
のセンサコイル38を2つの等しい数のサブセットに分
けている。前記センサコイル38の各組の極素子34
を、交互に互いに介在させていることに加えて、各コイ
ル38のサブセットの極素子34も、前記固定子本体素
子26の回りで交互に設けられている。
【0022】前記相またはトルクコイル38’につい
て、1’,2’,5’,6’,9’,10’,13’,
14’,17’,18’,21’および22’の番号が
付されている前記固定子極素子34に巻回された前記相
コイル38’は、「A」で示される第1の相として直列
に接続され、残りの極素子34に巻回された前記相コイ
ル38’は、「B」で示される第2の相として相互接続
されている。各相グループA,Bの極素子34は隣接し
た対として配設され、この対の極素子34に巻回された
前記相コイル38’は、該相が励磁されたときに、磁束
が前記対の極素子34を通る矢印で示す経路に従って、
互いに反対方向に巻回されて、これらを磁気的に結合し
ている。
【0023】前記固定子12の配線は、各極素子34が
トルク極およびセンサ極として機能するようになってい
ることが、前述の記載から理解される。図示した特定の
配列構成は、前記回転子10の位置の非常に高レベルの
分解能、従って極めて正確な位置情報を可能とすること
に加えて、前記固定子12が等しい電圧の2つの位相で
動作し、かつ前記センサコイル38による2チャンネル
のフィードバック信号を発生するように接続されている
場合、前記モータの動力と検出機能との両方において、
最適な磁気的平衡を可能としている。
【0024】それにも拘らず、ここに説明した最小の規
準を満足する他の設計および構成のモータが、実現可能
であるように、前述したホーバーの特許の固定子のよう
な、固定子が本発明の実施において使用されることが好
ましい。
【0025】図2は、本モータを使用した装置の機能を
説明する構成図である。このモータ、すなわちセンサモ
ータ82用の電力は、電力増幅器84によって供給され
る。この電力増幅器84は、直流電圧で動作し、ライン
62,64を介してそれぞれ端子40,46に接続さ
れ、図示のように電流調整用の小ループを有するHA お
よびHB で示す各相のHブリッジで構成されている。該
Hブリッジは電力用電界効果トランジスタを使用するこ
とが有利であり、代表的には20kHzのチョッピング
周波数で動作する。
【0026】前記モータ82のセンサチャンネル用の端
子52,54は、ライン66,68を介して、直流電力
を出力するセンサ励磁器70に接続されている。このセ
ンサ励磁器70もまたHブリッジ形式のものであり、代
表的には所定の100kHzの一定周波数で動作し、そ
れぞれ2チャンネルの前記センサ回路端部CT1および
CT2の対のセンサコイル38に、常時交流電流を供給
する。
【0027】また、前記センサ励磁器70は同期検出器
72と同期している。該同期検出器72は、ライン7
4,76を介して、前記モータ82の端子48および5
0に接続され、前記センサチャンネルからの信号に対し
て反転機能を有し、可変振幅の信号レベル電圧をマイク
ロコントローラ(78)の位置デコーダ78aに供給す
る。
【0028】この位置デコーダ78aは、装置に一体化
された「マイクロコントローラ」であるマイクロプロセ
ッサ78の機能を有する。このマイクロプロセッサ78
は、インテル(Intel)の80C196チップなどである
ことが有利であり、図示のように相互接続されたフィー
ドバックモニタ78b、初期フィードバック78c、信
号微分器78d、および整流制御ロジック78eの機能
を有する。そして、マイクロプロセッサ78からの信号
は、制御用の端子94より装置内へ入力される指令信号
と、前記回転子10の位置とに従って、所望のモータ動
作を行うのに適当なパルス幅変調およびコイル励磁のた
めに、ライン90および92を介して、前記電力増幅器
84のHブリッジHA およびHB を制御する。
【0029】図1から分かるように、前記端子48およ
び50で検出されたフィードバック信号電圧の振幅は、
前記センサコイル38のインダクタンスに依存するとと
もに、前記回転子10の永久磁石24によって影響され
るように、前記極素子34における磁束を表わしてい
る。しかしながら、本発明の基本は、励磁された前記相
コイル38’からの磁束が、前記センサコイル38のイ
ンダクタンス、従ってこれらのセンサコイル38から得
られる信号に対して、意味のある影響を与えていること
が理解できる。
【0030】本発明においては、フィードバック位置が
分かると、整流は0゜または180゜で行われ、回転子
(電機子)10にトルクは発生しない。しかしながら、
90゜の整流と違って、このような整流角度における前
記相コイル38’の励磁は、フィードバック信号に比例
する振幅変化として反映され、前記フィードバック信号
がモータ位相の正弦波の正または負の半サイクルに調整
されたかどうかによって、増加または減少する。いずれ
の場合も、停止状態におけるフィードバック信号は、モ
ータが選択されたいずれかの方向に動作するように、正
しく整流するのに必要な位相調整情報を提供する。
【0031】これらの原理と該原理を実施するために実
行されるステップが、図3ないし図7に示されている。
図4、図5および図6のなかで丸で囲んだ数字「1」,
「2」および「3」は、図示のフローチャートの連続点
を示すものである。図7において、曲線Mはモータ位相
サイクルを示すとともに、曲線FBは2つのフィードバ
ックサイクルを示し、その一方のフィードバックサイク
ルは、前記モータ位相サイクルの正の半サイクル(0゜
から180゜)の間に発生し、他方は、その負の半サイ
クル(180゜から360゜)に発生する。
【0032】図3を参照して分かるように、モータ位相
位置および安定性は、フィードバック信号の読みにより
フェーズ「T1」で測定、確認され、2つのフィードバ
ック信号の和は絶対振幅「A」を有する。前記フェーズ
「T1」の間、図2のマイクロプロセッサ78によって
実行されるステップのシーケンスが、図4に示されてい
る。
【0033】図4において、前記回転子10の軸が動作
しないことが一度確認され(すなわち、外部から加えら
れる力によって動かないことが確認され)、フィードバ
ック信号が定められた限度(例えば、最大許容値の約2
0%ないし80%、代表的には1ないし4ボルト)内に
あることが測定されると、フェーズ「T2」に入り、初
期化ルーチンは、図5で説明するシーケンスに従って継
続される。
【0034】さらに詳しくは、整流位相角は、フィード
バック位置に基づいて−90゜シフトされ(代わりに、
正の90゜シフトを行うこともできる)、フィードバッ
ク信号FBが、図7に示すモータ位相サイクルMの正弦
波の正の半サイクルに調整された場合には、0゜の整流
角を発生し、該フィードバック信号FBが前記モータ位
相サイクルMの負の半サイクルに調整された場合には、
180゜の整流角を発生する。それから、モータ電流は
0から増加し、最終的にはトルクを発生しない角度にお
いて、最大トルクの75%を表す値に増大する。このよ
うな状態において、若干の軸の動きが発生することがあ
るが、これは位置更新ステップによって調整される。
【0035】また、図3に示すように、前記フィードバ
ック信号の振幅の増加は、0゜における整流、従ってモ
ータ位相サイクル波の正(0゜から180゜まで)の半
サイクルへの調整を示しているのに対して、前記フィー
ドバック信号の振幅の減少は、前記モータ位相サイクル
波の負(180゜から360゜まで)の半サイクルへの
調整を示している。それから、相電流は0に減少して、
得られた情報を適切に合わせるため、シーケンスは繰り
返す。
【0036】図6に示す第1のステップは、図3のフェ
ーズ「T3」に相当し、残りのステップは初期化を適確
に完了し、相コイルの±90゜の整流を行って、前記モ
ータを補正方向に動かす。図3の3%の大きさの変化に
対する基準は、1%の変化が、多くの場合における意味
のある情報に対する実際のしきい値を表しているが、あ
る程度任意の値である。
【0037】図4ないし図6のフローチャートは単なる
例示であるが、本発明を実施する最良モードを表してい
るものと見なされる。例えば、図4の点線で示す矩形内
のシーケンスは、軸の動きに対する保証が、他の手段で
得られる場合には必要でなく、位相位置変更(ほとんど
整流に等しい)は、例えば位置更新ステップに続くよう
なシーケンスのどこかで発生する。
【0038】図5に示される1%の電流レベル出力の増
加と、出力電流時の75%の上限とは、ある程度任意で
あり、適宜、変更することができる。両フィードバック
信号を加算して、フィードバック値の全体の変化を算定
することは、一般的には本質でなく、サイクルの繰り返
しは望ましいが、すべての場合に必要ではない。
【0039】以上は、2相のモータ装置について図示し
て説明したが、本発明の概念は、他の多相モータ装置に
も同様に適用可能である。当業者に明らかなように、特
定の変更は勿論行われなければならないであろうし、設
けられた各相に独立に電力を制御することも勿論可能で
ある。また、ここに記載し、限定した概念は、リニアモ
ータ、回転モータおよび動作制御システムに適用可能で
あり、本技術は前記モータ装置の位相調整および初期化
以外のために、例えばモータ位置を連続的に測定するた
めに使用することができる。また、当業者に明らかなよ
うに、特許請求の範囲から逸脱することなく、本発明の
前記装置および方法に対して他の変更を行うことも勿論
可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
多相直流モータ装置とその位相調整および初期化方法に
よれば、該モータに一体化された検出コイルなどを有す
るので、該多相直流モータ装置に、高分解能を有する位
置検出機能と、位相調整および初期化を行う機能とをも
たせることができるとともに、動作および性能が、極め
てダイナミックでかつ信頼性が高く、また設計および実
施が比較的容易であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す多相直流モータ装
置の該モータ固定子および回転子の分解端面図であり、
該固定子の概略的な巻線接続を示す図である。
【図2】本発明を実施した動作制御される前記モータ装
置の構成を示す図である。
【図3】本発明によって実行される初期化ルーチン中、
加えられる相電流振幅および該相電流に応答したフィー
ドバック信号振幅を示す図である。
【図4】本発明の前記モータ装置とその位相調整および
初期化方法によって実行される初期化ルーチンの一例を
示すフローチャートである。
【図5】図4のフローチャートに続くフローチャートで
ある。
【図6】図5のフローチャートに続くフローチャートで
ある。
【図7】本発明を実施した前記モータ装置の特性である
モータ位相とフィードバックサイクルとの関係を示す図
である。
【符号の説明】
10 回転子 12 固定子 20 軸部 24 永久磁石 34 極素子 38 センサコイル 38’相コイル(またはトルクコイル) 70 センサ励磁器 78 マイクロプロセッサ(マイクロコントローラ) 82 センサモータ 84 電力増幅器 S1,S2 接続点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に間隔をあけて設けられている極素
    子が配列された磁性材料からなる固定子と、前記極素子
    のうちの少なくともいくつかの上に互いに別々に巻回さ
    れた複数の相コイルと、前記極素子のうちの少なくとも
    いくつかの上に互いに別々に巻回され、各々は前記固定
    子を介して、前記相コイルの少なくとも1つに磁気結合
    される複数のセンサコイルと、少なくとも2つのモータ
    相コイルを形成するように、前記相コイルを相互に接続
    する第1の接続手段と、少なくとも2つのセンサ回路を
    形成するように、前記センサコイルを相互に接続する第
    2の接続手段と、相互に間隔をあけて設けられた極素子
    が配列された電機子であって、該極素子は、前記配列に
    おける交互の位置の該極素子に正および負の極性を与え
    るように、少なくとも一時的に磁化可能であるととも
    に、前記固定子に対して相対的に移動するように取り付
    けられ、前記電機子の極素子は前記固定子の極素子を通
    過して物理的かつ磁気的に近接して移動する電機子と、
    前記第1および第2の接続手段に電気的に接続され、直
    流電流を供給する少なくとも1つの電源と、前記少なく
    とも1つの電源および前記第2の接続手段に電気的に接
    続され、前記少なくとも1つの電源によって、少なくと
    も前記第1の接続手段に供給される電流を制御する制御
    手段であって、該制御手段は、 (a) 前記電機子の位置を示す前記2つのセンサ回路
    からフィードバック信号を発生するように、前記センサ
    コイルの励磁用に前記少なくとも1つの電源から電流を
    送出し、 (b) 前記フィードバック信号を検出し、 (c) 前記検出したフィードバック信号を使用して、
    前記電機子の位置を決定し、 (d) 前記モータをトルク平衡状態に維持し、前記電
    機子を前記位置にほぼ固定的に維持するような整流角度
    にて、前記相コイルの励磁用に前記少なくとも1つの電
    源から電流を送出し、 (e) 前記(d)の相コイル励磁ステップの間におけ
    る、前記フィードバック信号の変化を測定し、 (f) 前記測定されたフィードバック信号の変化を使
    用して、前記整流角度の実際の値を決定するように制御
    する制御手段とからなることを特徴とする多相直流モー
    タ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、さらに、 (g) 前記整流角度の前記決定した実際の値を使用し
    て、前記モータの相極性を決定し、 (h) 前記決定したモータ相極性を使用して、前記電
    機子を選択した方向に移動させるような整流角度で、前
    記相コイルの励磁用に前記1つの電源から電流を送出す
    るように制御することを特徴とする請求項1に記載の多
    相直流モータ装置。
  3. 【請求項3】 前記(h)のステップの前記整流角度
    は、前記(d)のステップの前記整流角度から90゜異
    なっていることを特徴とする請求項2に記載の多相直流
    モータ装置。
  4. 【請求項4】 電機子が動作していない場合の起動時に
    おける多相直流モータ装置の位相調整および初期化方法
    であって、 前記モータは、相互に間隔をあけて設けられている極素
    子が配列された磁性材料からなる固定子と、少なくとも
    2つのモータ相コイルとして、前記固定子の極素子のう
    ちの少なくともいくつかの上に互いに別々に巻回された
    複数の相コイルと、少なくとも2つのセンサ回路とし
    て、前記固定子の極素子のうちの少なくともいくつかの
    上に互いに別々に巻回され、各々は前記固定子を介し
    て、前記相コイルの少なくとも1つに磁気結合される複
    数のセンサコイルと、相互に間隔をあけて設けられた極
    素子が配列された電機子であって、該極素子は前記配列
    における交互の位置の該極素子に正および負の極性を与
    えるように少なくとも一時的に磁化可能であるととも
    に、前記固定子に対して移動するように取り付けられ、
    前記電機子の極素子は前記固定子の極素子を通過して物
    理的かつ磁気的に近接して移動する電機子と、制御手段
    とを有し、前記方法は、前記制御手段により、 (a) 起動時に、前記電機子の位置を示すフィードバ
    ック信号を前記2つのセンサ回路から発生するように、
    前記センサコイルの励磁用に電流を送出し、 (b) 前記フィードバック信号を検出し、 (c) 前記検出したフィードバック信号を使用して、
    前記電機子の起動位置を決定し、 (d) 前記モータをトルク平衡状態に維持し、前記電
    機子を起動位置にほぼ固定的に維持するような整流角度
    で、前記相コイルの励磁用に電流を送出し、 (e) 前記(d)の相コイル励磁ステップの間におけ
    る、前記フィードバック信号の変化を測定し、 (f) 前記測定されたフィードバック信号の変化を使
    用して、前記整流角度の実際の値を決定することを特徴
    とする多相直流モータ装置の位相調整および初期化方
    法。
  5. 【請求項5】 前記制御手段により、さらに、 (g)前記整流角度の前記決定した実際の値を使用し
    て、前記モータの相極性を決定し、 (h) 前記決定したモータ相極性を使用して、前記電
    機子を選択した方向に移動させるような整流角度で、前
    記相コイルの励磁用に電流を送出することを特徴とする
    請求項4に記載の多相直流モータ装置の位相調整および
    初期化方法。
  6. 【請求項6】 前記(h)のステップの前記整流角度
    は、前記(d)のステップの前記整流角度から90゜異
    なることを特徴とする請求項5に記載の多相直流モータ
    装置の位相調整および初期化方法。
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