JPH092154A - バックミラー - Google Patents
バックミラーInfo
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- JPH092154A JPH092154A JP7175486A JP17548695A JPH092154A JP H092154 A JPH092154 A JP H092154A JP 7175486 A JP7175486 A JP 7175486A JP 17548695 A JP17548695 A JP 17548695A JP H092154 A JPH092154 A JP H092154A
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- JP
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- mirror
- moving body
- stator
- rearview mirror
- angle
- Prior art date
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- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミラー角度調整機能及び雨滴除去機能を有
し、部品点数を削減してコストが低廉なバックミラーを
提供することを目的とする。 【構成】 バックミラーにおいて、基準面から全方向に
傾動して角度を変化できるように保持されたミラー10
と、前記基準面とほぼ平行な面上を移動する移動体22
と、前記移動体22と面接触するように設けられ、その
接触面に発生する振動により前記移動体を所定の方向に
直線的に往復駆動する第1のステータと、前記移動体2
2と面接触するように設けられ、その接触面に発生する
振動により前記移動体を前記第1のステータによる駆動
方向とは非平行の方向に、直線的に往復駆動する第2の
ステータと、前記移動体22の平面的動きを、前記ミラ
ー10を傾斜させる動きに変換する位置角度変換手段
と、を有することを特徴とする。
し、部品点数を削減してコストが低廉なバックミラーを
提供することを目的とする。 【構成】 バックミラーにおいて、基準面から全方向に
傾動して角度を変化できるように保持されたミラー10
と、前記基準面とほぼ平行な面上を移動する移動体22
と、前記移動体22と面接触するように設けられ、その
接触面に発生する振動により前記移動体を所定の方向に
直線的に往復駆動する第1のステータと、前記移動体2
2と面接触するように設けられ、その接触面に発生する
振動により前記移動体を前記第1のステータによる駆動
方向とは非平行の方向に、直線的に往復駆動する第2の
ステータと、前記移動体22の平面的動きを、前記ミラ
ー10を傾斜させる動きに変換する位置角度変換手段
と、を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックミラーに関し、特
に超音波アクチュエータを駆動源としてミラーの角度調
整が出来るバックミラーに関する。
に超音波アクチュエータを駆動源としてミラーの角度調
整が出来るバックミラーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、車両等のバックミラーにおいて、ミラーハウジング
内にミラーの角度変更のための電動駆動手段を備え、運
転者が遠隔操作によりミラーの角度調整が出来る形式の
ものが広く用いられてきた。
り、車両等のバックミラーにおいて、ミラーハウジング
内にミラーの角度変更のための電動駆動手段を備え、運
転者が遠隔操作によりミラーの角度調整が出来る形式の
ものが広く用いられてきた。
【0003】この形式のバックミラーとしては例えば実
開昭63−189749号公報にかかるドアミラーが開
示されていて、このドアミラーのように、一般にはミラ
ーの駆動手段として直流電磁モータが広く用いられてき
た。
開昭63−189749号公報にかかるドアミラーが開
示されていて、このドアミラーのように、一般にはミラ
ーの駆動手段として直流電磁モータが広く用いられてき
た。
【0004】しかし、この直流電磁モータを用いてミラ
ーの角度調整を行う形式のドアミラーは、構成部品数が
多く高価なものであるという問題点を有していた。
ーの角度調整を行う形式のドアミラーは、構成部品数が
多く高価なものであるという問題点を有していた。
【0005】すなわち、この従来のドアミラーは、ミラ
ーの上下の角度調整と左右の角度調整を個別に行うため
に2つの電磁モータを備えていた。また、それぞれの電
磁モータは、モータの回転を減速しトルクアップするの
ためのギヤ類、モータの回転運動を直線運動に変換する
ためのために設けられた雄ねじ部材と駆動スクリュー、
等に連結されていた。
ーの上下の角度調整と左右の角度調整を個別に行うため
に2つの電磁モータを備えていた。また、それぞれの電
磁モータは、モータの回転を減速しトルクアップするの
ためのギヤ類、モータの回転運動を直線運動に変換する
ためのために設けられた雄ねじ部材と駆動スクリュー、
等に連結されていた。
【0006】このため、従来のドアミラーでは部品点数
が多く、製造コストを削減することが困難であった。
が多く、製造コストを削減することが困難であった。
【0007】また、これらの多くの部材をミラーハウジ
ング内の限られたスペースに収めることは大変に困難で
あり、この点に関しても従来のドアミラーは問題を抱え
ていた。
ング内の限られたスペースに収めることは大変に困難で
あり、この点に関しても従来のドアミラーは問題を抱え
ていた。
【0008】さらに、近年ではミラーハウジング内に超
音波アクチュエータを具備し、バックミラーのミラー表
面に付着する雨滴を超音波振動で落とす形式のバックミ
ラーが普及しつつある。
音波アクチュエータを具備し、バックミラーのミラー表
面に付着する雨滴を超音波振動で落とす形式のバックミ
ラーが普及しつつある。
【0009】しかし、この雨滴除去機能を前述したミラ
ーの角度調節ができる従来のバックミラーに備える場
合、ミラーハウジング内には既に多くの部材が組み込ま
れているため、さらに雨滴除去のための超音波アクチュ
エータを組み入れるのは大変に困難であった。
ーの角度調節ができる従来のバックミラーに備える場
合、ミラーハウジング内には既に多くの部材が組み込ま
れているため、さらに雨滴除去のための超音波アクチュ
エータを組み入れるのは大変に困難であった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、ミラー角度調整機能
及び雨滴除去機能を有し、部品点数を削減してコストが
低廉なバックミラーを提供することにある。
めになされたもので、その目的は、ミラー角度調整機能
及び雨滴除去機能を有し、部品点数を削減してコストが
低廉なバックミラーを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
るため、請求項1記載の発明は、バックミラーにおい
て、基準面から全方向に傾動して角度を変化できるよう
に保持されたミラーと、前記基準面とほぼ平行な面上を
移動する移動体と、前記移動体と面接触するように設け
られ、その接触面に発生する振動により前記移動体を所
定の方向に直線的に往復駆動する第1のステータと、前
記移動体と面接触するように設けられ、その接触面に発
生する振動により前記移動体を前記第1のステータによ
る駆動方向とは非平行の方向に、直線的に往復駆動する
第2のステータと、前記移動体の平面的動きを、前記ミ
ラーを傾斜させる動きに変換する位置角度変換手段と、
を有することを特徴とする。
るため、請求項1記載の発明は、バックミラーにおい
て、基準面から全方向に傾動して角度を変化できるよう
に保持されたミラーと、前記基準面とほぼ平行な面上を
移動する移動体と、前記移動体と面接触するように設け
られ、その接触面に発生する振動により前記移動体を所
定の方向に直線的に往復駆動する第1のステータと、前
記移動体と面接触するように設けられ、その接触面に発
生する振動により前記移動体を前記第1のステータによ
る駆動方向とは非平行の方向に、直線的に往復駆動する
第2のステータと、前記移動体の平面的動きを、前記ミ
ラーを傾斜させる動きに変換する位置角度変換手段と、
を有することを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のバ
ックミラーにおいて、前記位置角度変換手段は、前記ミ
ラーの平行移動を阻止するとともに該ミラーの傾動を許
容する規制部と、前記移動体に設けられて該移動体の平
行移動の力を前記ミラーに作用させるとともに該ミラー
を傾動可能に支持する支持部と、を有することを特徴と
する。
ックミラーにおいて、前記位置角度変換手段は、前記ミ
ラーの平行移動を阻止するとともに該ミラーの傾動を許
容する規制部と、前記移動体に設けられて該移動体の平
行移動の力を前記ミラーに作用させるとともに該ミラー
を傾動可能に支持する支持部と、を有することを特徴と
する。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載のバ
ックミラーにおいて、前記規制部は、前記ミラーの側方
に設けられ、前記支持部は、前記規制部よりも前記ミラ
ーの裏面方向にずれた位置に設けられることを特徴とす
る。
ックミラーにおいて、前記規制部は、前記ミラーの側方
に設けられ、前記支持部は、前記規制部よりも前記ミラ
ーの裏面方向にずれた位置に設けられることを特徴とす
る。
【0014】請求項4記載の発明は、バックミラーにお
いて、ミラーと連結され該ミラーとは反対側に曲面を備
える移動体と、前記移動体の前記曲面と面接触するよう
に設けられ、その接触面に発生する振動により前記移動
体を前記曲面に沿って所定の方向に往復駆動する第1の
ステータと、前記移動体の前記曲面と面接触するように
設けられ、その接触面に発生する振動により前記移動体
を前記曲面に沿って前記第1のステータによる駆動方向
とは非平行の方向に往復駆動する第2のステータと、を
有することを特徴とする。
いて、ミラーと連結され該ミラーとは反対側に曲面を備
える移動体と、前記移動体の前記曲面と面接触するよう
に設けられ、その接触面に発生する振動により前記移動
体を前記曲面に沿って所定の方向に往復駆動する第1の
ステータと、前記移動体の前記曲面と面接触するように
設けられ、その接触面に発生する振動により前記移動体
を前記曲面に沿って前記第1のステータによる駆動方向
とは非平行の方向に往復駆動する第2のステータと、を
有することを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載のバ
ックミラーにおいて、前記移動体に設けられ、前記ミラ
ーを角度変更自在に支持する傾斜結合手段をさらに有
し、前記ミラーは、前記傾斜結合手段を介して前記移動
体に取り付けられることを特徴とする。
ックミラーにおいて、前記移動体に設けられ、前記ミラ
ーを角度変更自在に支持する傾斜結合手段をさらに有
し、前記ミラーは、前記傾斜結合手段を介して前記移動
体に取り付けられることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5のいずれかに記載のバックミラーにおいて、前記第
1のステータと前記第2のステータとは、それぞれの駆
動方向が互いに直交して、十文字状に配置されることを
特徴とする。
項5のいずれかに記載のバックミラーにおいて、前記第
1のステータと前記第2のステータとは、それぞれの駆
動方向が互いに直交して、十文字状に配置されることを
特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1から請求
項5のいずれかに記載のバックミラーにおいて、前記第
1のステータは、駆動方向が平行となる一対の第1駆動
部からなり、前記第2のステータは、駆動方向が平行と
なる一対の第2駆動部からなり、前記第1駆動部と第2
駆動部とが直角に配置されることを特徴とする。
項5のいずれかに記載のバックミラーにおいて、前記第
1のステータは、駆動方向が平行となる一対の第1駆動
部からなり、前記第2のステータは、駆動方向が平行と
なる一対の第2駆動部からなり、前記第1駆動部と第2
駆動部とが直角に配置されることを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項1から請求
項7のいずれかに記載のバックミラーにおいて、前記第
1のステータと前記第2のステータの少なくとも一方の
発する振動により、前記移動体を介して前記ミラーを振
動させることを特徴とする。
項7のいずれかに記載のバックミラーにおいて、前記第
1のステータと前記第2のステータの少なくとも一方の
発する振動により、前記移動体を介して前記ミラーを振
動させることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明によれば、前記第1のステ
ータと前記移動体とは所定の方向への移動をするリニア
型振動モータを構成し、前記第2のステータと前記移動
体とは他の方向への移動をする振動モータを構成する。
これら、非平行な2つの方向への移動手段として構成さ
れた前記第1のステータ及び前記第2のステータによ
り、前記移動体は所定の基準面との平行面を移動するこ
とが出来る。
ータと前記移動体とは所定の方向への移動をするリニア
型振動モータを構成し、前記第2のステータと前記移動
体とは他の方向への移動をする振動モータを構成する。
これら、非平行な2つの方向への移動手段として構成さ
れた前記第1のステータ及び前記第2のステータによ
り、前記移動体は所定の基準面との平行面を移動するこ
とが出来る。
【0020】そして、前記移動体の前記平行面内におけ
る位置を、前記位置角度変換手段にてミラーの角度のず
れに変換する。
る位置を、前記位置角度変換手段にてミラーの角度のず
れに変換する。
【0021】こうすれば、超音波アクチュエータを用い
てバックミラーにおけるミラーの角度調節をすることが
出来る。
てバックミラーにおけるミラーの角度調節をすることが
出来る。
【0022】請求項2記載の発明によれば、前記ミラー
は前記規制部によって平行移動が規制されているが、こ
の規制部はミラーの傾動を許容するものである。このた
め、前記支持部によって前記移動体の平行移動の力がミ
ラーに加えられると、ミラーの許容される動きは傾動だ
けであるのでこの方向にミラーは動くこととなる。
は前記規制部によって平行移動が規制されているが、こ
の規制部はミラーの傾動を許容するものである。このた
め、前記支持部によって前記移動体の平行移動の力がミ
ラーに加えられると、ミラーの許容される動きは傾動だ
けであるのでこの方向にミラーは動くこととなる。
【0023】請求項3記載の発明によれば、前記移動体
が平行移動しようとするときには前記ミラーの側部が前
記規制部に当接する。このとき、本発明においては、前
記移動体が平行移動の力を前記ミラーに作用させる作用
点は、ミラーの側方に設けられた規制部よりもミラーの
裏面方向にずれた位置にあるので、該ミラーにはモーメ
ントが発生する。
が平行移動しようとするときには前記ミラーの側部が前
記規制部に当接する。このとき、本発明においては、前
記移動体が平行移動の力を前記ミラーに作用させる作用
点は、ミラーの側方に設けられた規制部よりもミラーの
裏面方向にずれた位置にあるので、該ミラーにはモーメ
ントが発生する。
【0024】このため前記移動体が平行移動するときに
は、前記ミラーが角度変更して従動し、前記移動体の平
面的動きを前記ミラーを傾斜させる動きに変換すること
が出来る。
は、前記ミラーが角度変更して従動し、前記移動体の平
面的動きを前記ミラーを傾斜させる動きに変換すること
が出来る。
【0025】請求項4記載の発明によれば、前記移動体
における前記第1又は第2のステータとの接触面は曲面
となるように形成されているため、該移動体はその曲面
に沿った方向に空間的にその向きを変更しながら移動す
ることができる。従って、該移動体に連結された前記ミ
ラーは、該移動体の向きに従ってその角度を変更するこ
とができる。
における前記第1又は第2のステータとの接触面は曲面
となるように形成されているため、該移動体はその曲面
に沿った方向に空間的にその向きを変更しながら移動す
ることができる。従って、該移動体に連結された前記ミ
ラーは、該移動体の向きに従ってその角度を変更するこ
とができる。
【0026】請求項5記載の発明によれば、前記ミラー
は前記傾斜結合手段を介して前記移動体に連結支持され
る。従って、前記ステータの駆動力によってミラー角度
を変更することが可能となるとともに、前記第1又は第
2のステータの駆動力によらずとも前記ミラーを手動で
角度変更することができる。
は前記傾斜結合手段を介して前記移動体に連結支持され
る。従って、前記ステータの駆動力によってミラー角度
を変更することが可能となるとともに、前記第1又は第
2のステータの駆動力によらずとも前記ミラーを手動で
角度変更することができる。
【0027】請求項6又は請求項7記載の発明によれ
ば、前記第1のステータ及び前記第2のステータは、前
記移動体の駆動方向が直交しているので、例えば、一方
のステータにより上下方向に移動し、他方のステータに
より左右方向に移動することが出来る。
ば、前記第1のステータ及び前記第2のステータは、前
記移動体の駆動方向が直交しているので、例えば、一方
のステータにより上下方向に移動し、他方のステータに
より左右方向に移動することが出来る。
【0028】そして、位置角度変換手段によって、前記
ミラーの角度を変更することが出来る。
ミラーの角度を変更することが出来る。
【0029】請求項8記載の発明によれば、前記第1の
ステータと前記第2のステータの少なくとも一方の発す
る振動を前記移動体を介して前記ミラーに伝導させる。
ステータと前記第2のステータの少なくとも一方の発す
る振動を前記移動体を介して前記ミラーに伝導させる。
【0030】こうすれば、特別に超音波アクチュエータ
を構成に加えることなく、ミラー角度変更に用いる超音
波アクチュエータを利用して、雨天時にバックミラーに
付着した雨滴等を振動により振り落とすことが出来る。
を構成に加えることなく、ミラー角度変更に用いる超音
波アクチュエータを利用して、雨天時にバックミラーに
付着した雨滴等を振動により振り落とすことが出来る。
【0031】
【実施例】本発明の実施例について図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0032】まず、本実施例のバックミラーの構成につ
いて説明する。図1は本実施例のバックミラーを示す断
面図である。
いて説明する。図1は本実施例のバックミラーを示す断
面図である。
【0033】同図に示すバックミラーは、ミラー10の
側部と裏面側とがミラーハウジング12に覆われてな
り、このミラーハウジング12の内部にミラー角度変更
のための機構と雨滴除去のための機構とが備えられてい
る。
側部と裏面側とがミラーハウジング12に覆われてな
り、このミラーハウジング12の内部にミラー角度変更
のための機構と雨滴除去のための機構とが備えられてい
る。
【0034】ミラーハウジング12におけるミラー10
と対向する内面には、防振ゴム14が接着して固定され
ていて、さらに防振ゴム14にはステータ16が接着し
て固定されている。このステータ16は圧電素子18と
振動弾性体20とを有し、圧電素子18に高周波交流電
圧を印加することにより振動弾性体20の表面に振動が
発生する仕組みである。前記防振ゴム14はこの振動が
ミラーハウジング12側へ伝導することを抑止してい
る。
と対向する内面には、防振ゴム14が接着して固定され
ていて、さらに防振ゴム14にはステータ16が接着し
て固定されている。このステータ16は圧電素子18と
振動弾性体20とを有し、圧電素子18に高周波交流電
圧を印加することにより振動弾性体20の表面に振動が
発生する仕組みである。前記防振ゴム14はこの振動が
ミラーハウジング12側へ伝導することを抑止してい
る。
【0035】前記ステータ16の上部には前記振動弾性
体20の表面に発生する振動により直線方向に駆動され
る移動体22が配置されている。この移動体22と前記
ステータ16によりいわゆるリニア型振動モータが構成
されている。また、移動体22には、その平面的動きを
ミラーの傾動に変換して伝達する支持部24を介してミ
ラーホルダー26が支持され、このミラーホルダー26
にミラー10が取り付けられている。
体20の表面に発生する振動により直線方向に駆動され
る移動体22が配置されている。この移動体22と前記
ステータ16によりいわゆるリニア型振動モータが構成
されている。また、移動体22には、その平面的動きを
ミラーの傾動に変換して伝達する支持部24を介してミ
ラーホルダー26が支持され、このミラーホルダー26
にミラー10が取り付けられている。
【0036】図2は、前記支持部24を示す分解斜視図
である。同図に示すように、移動体22は前記ミラー1
0の配置される側に、曲面の一部を内側面とする凹部2
8を有している。また、この凹部28の底面の中央には
支柱部30が設けられている。
である。同図に示すように、移動体22は前記ミラー1
0の配置される側に、曲面の一部を内側面とする凹部2
8を有している。また、この凹部28の底面の中央には
支柱部30が設けられている。
【0037】また前記ミラーホルダー26の移動体22
側には、前記移動体22の前記凹部28の側面の曲率半
径をその外径とする球殻を、ほぼ平行の2面で切り取っ
て環状とした形状の爪部32が設けられていて、該爪部
32の外側面と前記移動体22の前記凹部28の内側面
とが接して配置されている。
側には、前記移動体22の前記凹部28の側面の曲率半
径をその外径とする球殻を、ほぼ平行の2面で切り取っ
て環状とした形状の爪部32が設けられていて、該爪部
32の外側面と前記移動体22の前記凹部28の内側面
とが接して配置されている。
【0038】さらに前記凹部28の底面に設けられた支
柱部30には、前記爪部32の内径を外径とする球を2
面で切り取った球帯状の押止部材34が挿通されてい
て、その外側面と前記爪部32の内側面とが接してい
る。この押止部材34は、前記支柱部30の頭部に設け
られたコイルスプリング36及びネジ38によって押圧
されている。なお、同図に示すコイルスプリング36は
図3に示すように板バネ40に変更してもよい。
柱部30には、前記爪部32の内径を外径とする球を2
面で切り取った球帯状の押止部材34が挿通されてい
て、その外側面と前記爪部32の内側面とが接してい
る。この押止部材34は、前記支柱部30の頭部に設け
られたコイルスプリング36及びネジ38によって押圧
されている。なお、同図に示すコイルスプリング36は
図3に示すように板バネ40に変更してもよい。
【0039】また、ミラーホルダー26にはその側端に
突起部42を備えていて、その突起部42を前記ミラー
ハウジング12の開口部周囲に設けられた溝44にはめ
込み、前記ミラー10のミラーハウジング12からの脱
落を防止している次に、前記移動体22の駆動手段であ
る前記ステータ16についてさらに詳細に説明する。図
4は、ステータ16を分解した状態を示す斜視図であ
り、(a)は振動弾性体20を示し、(b)は圧電素子
18の表面に所定の電極が設けられた状態を示す。
突起部42を備えていて、その突起部42を前記ミラー
ハウジング12の開口部周囲に設けられた溝44にはめ
込み、前記ミラー10のミラーハウジング12からの脱
落を防止している次に、前記移動体22の駆動手段であ
る前記ステータ16についてさらに詳細に説明する。図
4は、ステータ16を分解した状態を示す斜視図であ
り、(a)は振動弾性体20を示し、(b)は圧電素子
18の表面に所定の電極が設けられた状態を示す。
【0040】これらの図に示すように、ステータ16
は、例えばセラミックスなどの圧電体を用いて偏平薄型
かつ十字状に形成された圧電素子18と、該圧電素子1
8の片側面に積層された振動弾性体20とを有してい
て、両者は接着剤を介して一体的に固定されている。そ
して、このステータ16は前記防振ゴム14の上に固定
されている。
は、例えばセラミックスなどの圧電体を用いて偏平薄型
かつ十字状に形成された圧電素子18と、該圧電素子1
8の片側面に積層された振動弾性体20とを有してい
て、両者は接着剤を介して一体的に固定されている。そ
して、このステータ16は前記防振ゴム14の上に固定
されている。
【0041】図4(a)に示す前記振動弾性体20は圧
電素子18に生じた超音波振動を効率よく伝導するよう
に、例えば銅合金等を用いて形成されている。そして、
前記圧電素子18に所定の単相交流電圧(駆動電圧)を
印加することにより、前記振動弾性体20の移動体対向
面46には、定在波が発生する。
電素子18に生じた超音波振動を効率よく伝導するよう
に、例えば銅合金等を用いて形成されている。そして、
前記圧電素子18に所定の単相交流電圧(駆動電圧)を
印加することにより、前記振動弾性体20の移動体対向
面46には、定在波が発生する。
【0042】また、前記振動弾性体20の移動体対向面
46の上には移動体22の移動方向に沿って複数の突起
部48が設けられている。
46の上には移動体22の移動方向に沿って複数の突起
部48が設けられている。
【0043】これら各突起部48は、前記定在波の腹と
節の中間位置に形成され、このことによって、突起部4
8に接する前記移動体22を直線方向に駆動するよう構
成されている。詳しくは後述する。
節の中間位置に形成され、このことによって、突起部4
8に接する前記移動体22を直線方向に駆動するよう構
成されている。詳しくは後述する。
【0044】また、前記移動体22は前記突起部48に
所定の圧力で接するように設けられている。従って、振
動弾性体20の表面に発生する超音波の弾性振動による
駆動力は移動体22へ伝達され、この移動体22は所定
方向に直線的に駆動されることになる。なお、この楕円
振動を移動体22へ効率よく伝達するために図示しない
摩擦材を備えるようにしてもよい。この摩擦材は、移動
体22の振動弾性体20側に接着固定される。
所定の圧力で接するように設けられている。従って、振
動弾性体20の表面に発生する超音波の弾性振動による
駆動力は移動体22へ伝達され、この移動体22は所定
方向に直線的に駆動されることになる。なお、この楕円
振動を移動体22へ効率よく伝達するために図示しない
摩擦材を備えるようにしてもよい。この摩擦材は、移動
体22の振動弾性体20側に接着固定される。
【0045】また、図4(b)に示すように前記圧電素
子18は、表面に所定の電極が設けられ、それらに電圧
を印加することにより振動を発生するものである。図5
は、この圧電素子18をさらに詳しく説明する平面図で
あり、(a)はその表面を示し、(b)はその裏面を示
し、(c)は分極の領域を示す。
子18は、表面に所定の電極が設けられ、それらに電圧
を印加することにより振動を発生するものである。図5
は、この圧電素子18をさらに詳しく説明する平面図で
あり、(a)はその表面を示し、(b)はその裏面を示
し、(c)は分極の領域を示す。
【0046】この圧電素子18の表面側には、図5
(a)に示すように十字状の突出する各辺上に表面電極
18U、18D、18R、18L、18Fが設けられ、
それらは、例えば銀、ニッケル等を被覆することにより
形成されている。さらに、圧電素子18の裏面側には、
図5(b)に示すよう圧電素子の裏面全体を被覆する表
面電極18Gが同様に形成されている。
(a)に示すように十字状の突出する各辺上に表面電極
18U、18D、18R、18L、18Fが設けられ、
それらは、例えば銀、ニッケル等を被覆することにより
形成されている。さらに、圧電素子18の裏面側には、
図5(b)に示すよう圧電素子の裏面全体を被覆する表
面電極18Gが同様に形成されている。
【0047】また、図5(c)に示すように前記圧電素
子18には、移動体22の移動方向に沿って十字形状の
各辺に3個の分極領域18U−1、18U−2、……、
18L−3が形成され、中央にはフィードバック領域1
8FBが形成されている。各辺上において、隣接する各
分極領域は、互いに分極方向が異なるように形成され
る。なお、同図において符号「+」,「−」は、圧電素
子の表面側の極を示している。
子18には、移動体22の移動方向に沿って十字形状の
各辺に3個の分極領域18U−1、18U−2、……、
18L−3が形成され、中央にはフィードバック領域1
8FBが形成されている。各辺上において、隣接する各
分極領域は、互いに分極方向が異なるように形成され
る。なお、同図において符号「+」,「−」は、圧電素
子の表面側の極を示している。
【0048】また、フィードバック領域18FBは、前
記電極18Fからフィードバック用電圧を取り出すため
の分極領域であり、圧電素子18に発生する振動の周波
数や振幅等の情報が取り出され、これらの各情報は駆動
制御や回転数制御等の各種の制御に用いられる。
記電極18Fからフィードバック用電圧を取り出すため
の分極領域であり、圧電素子18に発生する振動の周波
数や振幅等の情報が取り出され、これらの各情報は駆動
制御や回転数制御等の各種の制御に用いられる。
【0049】次に、移動体対向面46に発生する定在波
と突起部48との位置関係について説明する。
と突起部48との位置関係について説明する。
【0050】図6は、ステータ16の動作原理を示す説
明図であり、図5(c)におけるA−A線に沿った断面
図を示す。
明図であり、図5(c)におけるA−A線に沿った断面
図を示す。
【0051】図6(a)には、各分極領域と各突起部4
6との位置関係が示されている。同図に示すように、突
起部46は、L相の分極領域18L−1〜18L−3に
おける図中左寄りの位置、及び分極領域18R−1〜1
8R−3における図中右よりの位置にそれぞれ設けられ
ている。
6との位置関係が示されている。同図に示すように、突
起部46は、L相の分極領域18L−1〜18L−3に
おける図中左寄りの位置、及び分極領域18R−1〜1
8R−3における図中右よりの位置にそれぞれ設けられ
ている。
【0052】図6(b)には、圧電素子18の分極領域
18L−1〜18L−3に単相交流電圧を印加した場合
におけるステータ22の移動体対向面46の振動の様子
が示されており、同図に示すように、第1の定在波が発
生する。
18L−1〜18L−3に単相交流電圧を印加した場合
におけるステータ22の移動体対向面46の振動の様子
が示されており、同図に示すように、第1の定在波が発
生する。
【0053】図6(c)には、圧電素子18のR相分極
領域に単相交流電圧を印加した場合におけるステータ2
2の移動体対向面46の振動の様子が示されている。同
図に示すように、R相分極領域に単相交流電圧を印加し
た場合には、第2の定在波が発生する。
領域に単相交流電圧を印加した場合におけるステータ2
2の移動体対向面46の振動の様子が示されている。同
図に示すように、R相分極領域に単相交流電圧を印加し
た場合には、第2の定在波が発生する。
【0054】同図(b),(c)に示すよう、実施例の
ステータ16では、分極領域18L−1〜18L−3に
単相交流電圧を印加した場合と、分極領域18R−1〜
18R−3に単相交流電圧を印加した場合とでは、ステ
ータ16の移動体対向面46上には異なる位相の第1,
第2の定在波振動が発生する。本発明者の検討によれ
ば、この定在波は、圧電素子18の振動に起因する梁の
撓みに対応する曲げ振動によって発生するものと推測さ
れる。
ステータ16では、分極領域18L−1〜18L−3に
単相交流電圧を印加した場合と、分極領域18R−1〜
18R−3に単相交流電圧を印加した場合とでは、ステ
ータ16の移動体対向面46上には異なる位相の第1,
第2の定在波振動が発生する。本発明者の検討によれ
ば、この定在波は、圧電素子18の振動に起因する梁の
撓みに対応する曲げ振動によって発生するものと推測さ
れる。
【0055】また、前記各突起部48は、図6(b)に
示す第1の定在波の腹に対し、その左側近傍(位相が4
5°ずれた位置)に位置するよう形成されている。ま
た、この突起部48は、図4(c)に示す第2の定在波
の腹に対し右側近傍(位相が45°ずれた位置)に位置
するよう形成されている。
示す第1の定在波の腹に対し、その左側近傍(位相が4
5°ずれた位置)に位置するよう形成されている。ま
た、この突起部48は、図4(c)に示す第2の定在波
の腹に対し右側近傍(位相が45°ずれた位置)に位置
するよう形成されている。
【0056】以上の構成のステータ16を用いて移動体
22を図6(a)において左方向へ駆動する場合には、
圧電素子18の分極領域18L−1〜18L−3へ単相
交流電圧を印加する。これにより、ステータ16の移動
体対向面46には、図6(b)に示すような第1の定在
波の超音波振動が発生する。このとき圧電素子18の表
面側の極が「+」である分極領域18L−1、18L−
3が伸びるときは移動体22を図中左方向に押出すよう
に作用し、縮むときには移動体22から離れる。一方、
突起部48は圧電素子18の表面側の極が[−]である
分極領域18L−2が伸びるときは移動体22を図中左
方向に押出すように作用し、縮むときには移動体22か
ら離れる。このように、2つのグループの突起部が交互
に動作し、移動体22を順方向に駆動することになる。
22を図6(a)において左方向へ駆動する場合には、
圧電素子18の分極領域18L−1〜18L−3へ単相
交流電圧を印加する。これにより、ステータ16の移動
体対向面46には、図6(b)に示すような第1の定在
波の超音波振動が発生する。このとき圧電素子18の表
面側の極が「+」である分極領域18L−1、18L−
3が伸びるときは移動体22を図中左方向に押出すよう
に作用し、縮むときには移動体22から離れる。一方、
突起部48は圧電素子18の表面側の極が[−]である
分極領域18L−2が伸びるときは移動体22を図中左
方向に押出すように作用し、縮むときには移動体22か
ら離れる。このように、2つのグループの突起部が交互
に動作し、移動体22を順方向に駆動することになる。
【0057】また、移動体22を図中の右方向へ駆動す
る場合には、圧電素子18の分極領域18R−1〜18
R−3に対して単相交流電圧を印加してやればよい。こ
れにより、ステータ16には、図6(c)に示すような
第2の定在波の超音波振動が発生する。このとき、突起
部48はステータ16の「+」の分極領域18R−1、
18R−3が伸びるときには、移動体22を図中右方向
に押出すように作用し、縮むときには、移動体22から
離れる。一方、突起部48はステータ16の「−」の分
極領域18R−2が伸びるときには移動体22を図中右
方向に押出すように作用し、縮むときには移動体22か
ら離れる。このように、2つのグループの突起部が交互
に動作し、移動体22を図中右方向に逆方向駆動するこ
とになる。
る場合には、圧電素子18の分極領域18R−1〜18
R−3に対して単相交流電圧を印加してやればよい。こ
れにより、ステータ16には、図6(c)に示すような
第2の定在波の超音波振動が発生する。このとき、突起
部48はステータ16の「+」の分極領域18R−1、
18R−3が伸びるときには、移動体22を図中右方向
に押出すように作用し、縮むときには、移動体22から
離れる。一方、突起部48はステータ16の「−」の分
極領域18R−2が伸びるときには移動体22を図中右
方向に押出すように作用し、縮むときには移動体22か
ら離れる。このように、2つのグループの突起部が交互
に動作し、移動体22を図中右方向に逆方向駆動するこ
とになる。
【0058】このように、実施例のステータ16によれ
ば、単相交流電圧を印加する分極領域を切替えること
で、移動体22を図中右方向および左方向の双方向駆動
することができる。
ば、単相交流電圧を印加する分極領域を切替えること
で、移動体22を図中右方向および左方向の双方向駆動
することができる。
【0059】以上は、図5(c)におけるL−R方向に
関する説明であったが、図5(c)におけるU−D方向
に関しても同様の動作原理により、ステータ16は、図
5(c)中にて上下方向に移動体22を双方向駆動する
ことが出来る。従って、前記移動体22はL−R方向、
及びU−D方向の両方向について、双方向に移動するこ
とが出来る。
関する説明であったが、図5(c)におけるU−D方向
に関しても同様の動作原理により、ステータ16は、図
5(c)中にて上下方向に移動体22を双方向駆動する
ことが出来る。従って、前記移動体22はL−R方向、
及びU−D方向の両方向について、双方向に移動するこ
とが出来る。
【0060】図7は移動体22の移動方向と前記電極1
8U、18D、18R、18Lへの通電パターンとの対
応関係を示す表である。移動体22を図5中、上側に駆
動するためには電極18Uに高周波交流電圧を印加し、
下側に駆動するためには電極18Dに高周波交流電圧を
印加すればよい。また、移動体22を図5中、右側に駆
動するためには電極18Rに高周波交流電圧を印加し、
左側に駆動するためには電極18Lに高周波交流電圧を
印加すればよい。
8U、18D、18R、18Lへの通電パターンとの対
応関係を示す表である。移動体22を図5中、上側に駆
動するためには電極18Uに高周波交流電圧を印加し、
下側に駆動するためには電極18Dに高周波交流電圧を
印加すればよい。また、移動体22を図5中、右側に駆
動するためには電極18Rに高周波交流電圧を印加し、
左側に駆動するためには電極18Lに高周波交流電圧を
印加すればよい。
【0061】さらに、前記移動体22は、ステータ16
の各辺の駆動力の組み合わせにより斜め方向へ移動する
ことも出来る。すなわち、電極18R及び電極18Uに
同時に高周波電圧を印加することにより移動体22は右
斜め上方向へ駆動される。同様に前記移動体22は、電
極18R及び電極18Dに同時に高周波電圧を印加する
ことにより右斜め下方向へ、電極18L及び電極18U
に同時に高周波電圧を印加することにより左斜め上方向
へ、電極18L及び電極18Dに同時に高周波電圧を印
加することにより左斜め下方向へ、それぞれ駆動され
る。
の各辺の駆動力の組み合わせにより斜め方向へ移動する
ことも出来る。すなわち、電極18R及び電極18Uに
同時に高周波電圧を印加することにより移動体22は右
斜め上方向へ駆動される。同様に前記移動体22は、電
極18R及び電極18Dに同時に高周波電圧を印加する
ことにより右斜め下方向へ、電極18L及び電極18U
に同時に高周波電圧を印加することにより左斜め上方向
へ、電極18L及び電極18Dに同時に高周波電圧を印
加することにより左斜め下方向へ、それぞれ駆動され
る。
【0062】そして、このような移動体22の動きは、
支持部24を介して、ミラー10を傾けるように伝達さ
れる。具体的には、次の作用によりミラー10は駆動さ
れる。
支持部24を介して、ミラー10を傾けるように伝達さ
れる。具体的には、次の作用によりミラー10は駆動さ
れる。
【0063】図8は、前記ステータ16により前記移動
体22を図1において上側に移動させた状態を示す図で
ある。同図において、まず前記電極18Uに高周波交流
電圧を印加し移動体22を図中上方に駆動する。このと
き、移動体22に連結した前記ミラーホルダー26は、
その突起部42にて前記ミラーハウジング12の溝44
の側面に当接し、ミラー10の平行移動が阻止される。
体22を図1において上側に移動させた状態を示す図で
ある。同図において、まず前記電極18Uに高周波交流
電圧を印加し移動体22を図中上方に駆動する。このと
き、移動体22に連結した前記ミラーホルダー26は、
その突起部42にて前記ミラーハウジング12の溝44
の側面に当接し、ミラー10の平行移動が阻止される。
【0064】また、ミラー10は移動体22と連結され
ていて法線方向への動きが抑制されている。このため、
前記ミラー10の自由度は角度に関するものだけであ
る。
ていて法線方向への動きが抑制されている。このため、
前記ミラー10の自由度は角度に関するものだけであ
る。
【0065】ここで、移動体22の凹部28の側面がミ
ラーホルダー26の爪部32に作用する作用点45か
ら、作用方向、すなわち移動体22が移動しようとする
方向への延長した位置と、前記ミラーホルダー26の突
起部42と前記ミラーハウジング12の溝44との当接
点とは、ずれた位置にあるため、該ミラーホルダー26
にはミラー10の法線方向を図中下方に変更する向きの
モーメントが発生する。
ラーホルダー26の爪部32に作用する作用点45か
ら、作用方向、すなわち移動体22が移動しようとする
方向への延長した位置と、前記ミラーホルダー26の突
起部42と前記ミラーハウジング12の溝44との当接
点とは、ずれた位置にあるため、該ミラーホルダー26
にはミラー10の法線方向を図中下方に変更する向きの
モーメントが発生する。
【0066】このように、前記移動体22の移動方向と
前記ミラー10の法線方向の角度変化は互いに逆向きと
なって、前記移動体22の移動に対して、前記ミラー1
0が角度変更して従動する。
前記ミラー10の法線方向の角度変化は互いに逆向きと
なって、前記移動体22の移動に対して、前記ミラー1
0が角度変更して従動する。
【0067】こうして、前記移動体22の平面的動きを
前記ミラー10を傾斜させる動きに変換することが出来
るため、本実施例のバックミラーは利用者が前記各電極
18U、18D、18R、18Lへの駆動電圧印加を離
隔操作することにより、容易にミラー10の角度調整が
出来る。
前記ミラー10を傾斜させる動きに変換することが出来
るため、本実施例のバックミラーは利用者が前記各電極
18U、18D、18R、18Lへの駆動電圧印加を離
隔操作することにより、容易にミラー10の角度調整が
出来る。
【0068】以上説明したように、本実施例のバックミ
ラーはミラー10の角度調整のための駆動手段として移
動体22がミラー10の基準位置にほぼ平行な面内を自
在に移動する一体のリニア型超音波モータを用いて、ミ
ラー10を全方向に角度調整できる。
ラーはミラー10の角度調整のための駆動手段として移
動体22がミラー10の基準位置にほぼ平行な面内を自
在に移動する一体のリニア型超音波モータを用いて、ミ
ラー10を全方向に角度調整できる。
【0069】このため、従来の直流電磁モータを駆動源
とする形式のものに比して、バックミラーの外径寸法を
小型化することが出来る。また、本発明者らの検討によ
れば、従来のバックミラーに比して構成部品数を約半分
にすることが出来る。
とする形式のものに比して、バックミラーの外径寸法を
小型化することが出来る。また、本発明者らの検討によ
れば、従来のバックミラーに比して構成部品数を約半分
にすることが出来る。
【0070】このようにして、バックミラーのミラーハ
ウジングを小型化して車両等に用いれば、従来のミラー
ハウジングによる運転手座席から死角を減らし、視界を
広げることが出来る。
ウジングを小型化して車両等に用いれば、従来のミラー
ハウジングによる運転手座席から死角を減らし、視界を
広げることが出来る。
【0071】また、本実施例のバックミラーは、ミラー
の斜め方向への角度変更も容易に行うことが出来る。す
なわち、従来ミラーの斜め方向への角度変更は上下方向
と左右方向の角度変更を複数回組み合わせて行っていた
のに対し、本実施例のバックミラーにおいては、前記移
動体がミラーの基準位置にほぼ平行な面内を斜め方向へ
も移動することができるため、ミラーの斜め方向への角
度変更も直接的に行うことが出来る。
の斜め方向への角度変更も容易に行うことが出来る。す
なわち、従来ミラーの斜め方向への角度変更は上下方向
と左右方向の角度変更を複数回組み合わせて行っていた
のに対し、本実施例のバックミラーにおいては、前記移
動体がミラーの基準位置にほぼ平行な面内を斜め方向へ
も移動することができるため、ミラーの斜め方向への角
度変更も直接的に行うことが出来る。
【0072】さらに、本実施例のバックミラーは前記ス
テータの発する振動を利用してミラー面に付着した雨滴
等を振り落とすことが出来る。
テータの発する振動を利用してミラー面に付着した雨滴
等を振り落とすことが出来る。
【0073】すなわち、図1に示すようにミラー10
は、ミラーホルダ26と移動体22とを介してステータ
16と繋がっていて、ステータ16の発する超音波振動
はミラー10面に伝導する。したがって、雨滴除去のた
めに特別に超音波振動の発生源を設けることなく、ミラ
ー10面に付着した雨滴を除去することが出来る。
は、ミラーホルダ26と移動体22とを介してステータ
16と繋がっていて、ステータ16の発する超音波振動
はミラー10面に伝導する。したがって、雨滴除去のた
めに特別に超音波振動の発生源を設けることなく、ミラ
ー10面に付着した雨滴を除去することが出来る。
【0074】また、ミラー10の角度を変更することな
くステータ16を駆動し、ミラー10面に付着した雨滴
を除去するためには、ステータ16の各電極18U、1
8D、18R、18Lに印加する電圧を細かく切り替え
て、前記移動体22が微少な距離の往復移動をするよう
にすればよい。
くステータ16を駆動し、ミラー10面に付着した雨滴
を除去するためには、ステータ16の各電極18U、1
8D、18R、18Lに印加する電圧を細かく切り替え
て、前記移動体22が微少な距離の往復移動をするよう
にすればよい。
【0075】例えば、前記移動体22が左右に微少に往
復運動するように、ステータ16の前記電極18R、1
8Lへの電圧の供給を交互に行えばよい。あるいは、電
極18R、18Lへの電圧の供給を同時に行って、移動
体を右方向へ駆動しようとする力と左方向へ駆動しよう
とする力とが釣り合うようにしてもよい。このようにす
れば、利用者が知覚出来ない程度のミラーの角度変更を
するだけで、ミラー10面に付着した雨滴を除去するこ
とが出来る。
復運動するように、ステータ16の前記電極18R、1
8Lへの電圧の供給を交互に行えばよい。あるいは、電
極18R、18Lへの電圧の供給を同時に行って、移動
体を右方向へ駆動しようとする力と左方向へ駆動しよう
とする力とが釣り合うようにしてもよい。このようにす
れば、利用者が知覚出来ない程度のミラーの角度変更を
するだけで、ミラー10面に付着した雨滴を除去するこ
とが出来る。
【0076】こうして、本実施例のバックミラーは特別
に超音波の発生源を設けることなく、ミラー10の角度
調整のための圧電素子18を利用して、ミラー10面の
雨滴を除去することが出来る。
に超音波の発生源を設けることなく、ミラー10の角度
調整のための圧電素子18を利用して、ミラー10面の
雨滴を除去することが出来る。
【0077】なお、上記バックミラーは上記した形態に
限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能
である。
限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能
である。
【0078】図9は前記ステータ16の変更例を示し、
(a)は振動弾性体20の変更例にかかる振動弾性体2
0aを示す斜視図であり、(b)はその圧電素子18a
を示す斜視図である。
(a)は振動弾性体20の変更例にかかる振動弾性体2
0aを示す斜視図であり、(b)はその圧電素子18a
を示す斜視図である。
【0079】これらの図に示すステータは、例えばセラ
ミックスなどの圧電体を用いて偏平薄型かつ四角状に形
成された圧電素子18aと、該圧電素子18aの片側面
に積層された振動弾性体20aとを有していて、両者は
接着剤を介して一体的に固定されている。
ミックスなどの圧電体を用いて偏平薄型かつ四角状に形
成された圧電素子18aと、該圧電素子18aの片側面
に積層された振動弾性体20aとを有していて、両者は
接着剤を介して一体的に固定されている。
【0080】図9(a)に示す前記振動弾性体20aの
移動体対向面46aの上には四角形状の各辺での移動体
22の移動方向に沿って複数の突起部48aが設けられ
ている。
移動体対向面46aの上には四角形状の各辺での移動体
22の移動方向に沿って複数の突起部48aが設けられ
ている。
【0081】また、図9(b)に示す前記圧電素子18
aは、各辺にて2種類の電極51A、51B、…、54
A、54Bが3枚づつ交互に設けられ、各隅にはフィー
ドバック用電極50Fが設けられ、それらに対応して、
圧電素子18aには複数の分極領域が設けられている。
aは、各辺にて2種類の電極51A、51B、…、54
A、54Bが3枚づつ交互に設けられ、各隅にはフィー
ドバック用電極50Fが設けられ、それらに対応して、
圧電素子18aには複数の分極領域が設けられている。
【0082】図10はこの分極の領域を示す平面図であ
り、四角形状の各辺の脇には前記振動弾性体20aに設
けられた突起部48aの位置が示されている。
り、四角形状の各辺の脇には前記振動弾性体20aに設
けられた突起部48aの位置が示されている。
【0083】同図において、四角形状の各辺にはそれぞ
れ6つの分極領域が設けられていて、2つずつを1組と
して各組の分極方向が異なるように形成されている。例
えば、分極領域61A(+)、61B(+)で一つの組
を作り、隣の分極領域61A(−)、61B(−)とは
分極方向が異なるようになっている。なお、同図におい
て符号「+」,「−」は、圧電素子の表面側の極を示
し、符号「A」、「B」は、別々の駆動電圧が印加され
ることを示している(以下、符号Aを付した分極領域を
「A相分極領域」、符号Bを付した分極領域を「B相分
極領域」という)。また、フィードバック領域60FB
は、前記フィードバック用電極50Fからフィードバッ
ク用電圧を取り出すための分極領域である。
れ6つの分極領域が設けられていて、2つずつを1組と
して各組の分極方向が異なるように形成されている。例
えば、分極領域61A(+)、61B(+)で一つの組
を作り、隣の分極領域61A(−)、61B(−)とは
分極方向が異なるようになっている。なお、同図におい
て符号「+」,「−」は、圧電素子の表面側の極を示
し、符号「A」、「B」は、別々の駆動電圧が印加され
ることを示している(以下、符号Aを付した分極領域を
「A相分極領域」、符号Bを付した分極領域を「B相分
極領域」という)。また、フィードバック領域60FB
は、前記フィードバック用電極50Fからフィードバッ
ク用電圧を取り出すための分極領域である。
【0084】上記分極領域の形成された各辺において、
前記突起部48aは前記各組の境界に対応する位置に設
けられている。
前記突起部48aは前記各組の境界に対応する位置に設
けられている。
【0085】図11は、この変更例にかかるステータの
動作原理を示す説明図である図11(a)は、各分極領
域と各突起部48aとの位置関係が示されている。同図
に示すように、突起部48aは、同一の分極方向でA相
とB相の分極領域の境界位置に対応する位置にそれぞれ
設けられている。
動作原理を示す説明図である図11(a)は、各分極領
域と各突起部48aとの位置関係が示されている。同図
に示すように、突起部48aは、同一の分極方向でA相
とB相の分極領域の境界位置に対応する位置にそれぞれ
設けられている。
【0086】図11(b)は、圧電素子18aのA相分
極領域64A(+)、64A(−)に単相交流電圧を印
加した場合におけるステータの移動体対向面46aの振
動の様子が示されており、同図に示すように、第1の定
在波が発生する。
極領域64A(+)、64A(−)に単相交流電圧を印
加した場合におけるステータの移動体対向面46aの振
動の様子が示されており、同図に示すように、第1の定
在波が発生する。
【0087】図11(c)は、圧電素子18aのB相分
極領域64B(+)、64B(−)に単相交流電圧を印
加した場合におけるステータの移動体対向面46aの振
動の様子が示されており、同図に示すように、第2の定
在波が発生する。
極領域64B(+)、64B(−)に単相交流電圧を印
加した場合におけるステータの移動体対向面46aの振
動の様子が示されており、同図に示すように、第2の定
在波が発生する。
【0088】同図(b),(c)に示すように、ステー
タでは、A相分極領域64A(+)、64A(−)に単
相交流電圧を印加した場合と、B相分極領域64B
(+)、64B(−)に単相交流電圧を印加した場合と
では、ステータの移動体対向面46a上には異なる位相
の第1,第2の定在波振動が発生する。
タでは、A相分極領域64A(+)、64A(−)に単
相交流電圧を印加した場合と、B相分極領域64B
(+)、64B(−)に単相交流電圧を印加した場合と
では、ステータの移動体対向面46a上には異なる位相
の第1,第2の定在波振動が発生する。
【0089】また、前記突起部48aは、図11(b)
に示す第1の定在波の腹に対し、その図中右側近傍に位
置するよう形成されている。また、この突起部48a
は、図11(c)に示す第2の定在波の腹に対し図中左
側近傍に位置するよう形成されている。
に示す第1の定在波の腹に対し、その図中右側近傍に位
置するよう形成されている。また、この突起部48a
は、図11(c)に示す第2の定在波の腹に対し図中左
側近傍に位置するよう形成されている。
【0090】以上の構成のステータを用いて移動体22
を図11(a)にて右方向へ駆動する場合には、圧電素
子18aのA相分極領域64A(+)、64A(−)へ
単相交流電圧を印加する。これにより、ステータの移動
体対向面46aには、図11(b)に示すような第1の
定在波の超音波振動が発生する。このとき「A+」領域
が伸びるときは移動体22を図中右方向に押出すように
作用し、縮むときには移動体22から離れる。一方、突
起部48aはステータの「A−」領域が伸びるときは移
動体22を図中右方向に押出すように作用し、縮むとき
には移動体22から離れる。このように、2つのグルー
プの突起部48aが交互に動作し、移動体22を順方向
に駆動することになる。
を図11(a)にて右方向へ駆動する場合には、圧電素
子18aのA相分極領域64A(+)、64A(−)へ
単相交流電圧を印加する。これにより、ステータの移動
体対向面46aには、図11(b)に示すような第1の
定在波の超音波振動が発生する。このとき「A+」領域
が伸びるときは移動体22を図中右方向に押出すように
作用し、縮むときには移動体22から離れる。一方、突
起部48aはステータの「A−」領域が伸びるときは移
動体22を図中右方向に押出すように作用し、縮むとき
には移動体22から離れる。このように、2つのグルー
プの突起部48aが交互に動作し、移動体22を順方向
に駆動することになる。
【0091】また、移動体22を図中の左方向へ駆動す
る場合には、圧電素子18aのB相分極領域64B
(+)、64B(−)に対して単相交流電圧を印加して
やればよい。これにより、ステータには、図11(c)
に示すような第2の定在波の超音波振動が発生する。こ
のとき、突起部48aはステータの「B+」領域が伸び
るときには、移動体22を図中左方向に押出すように作
用し、縮むときには、移動体22から離れる。一方、突
起部48aはステータの「B−」領域が伸びるときには
移動体22を図中左方向に押出すように作用し、縮むと
きには移動体22から離れる。このように、2つのグル
ープの突起部48aが交互に動作し、移動体22を図中
左方向に逆方向駆動することになる。
る場合には、圧電素子18aのB相分極領域64B
(+)、64B(−)に対して単相交流電圧を印加して
やればよい。これにより、ステータには、図11(c)
に示すような第2の定在波の超音波振動が発生する。こ
のとき、突起部48aはステータの「B+」領域が伸び
るときには、移動体22を図中左方向に押出すように作
用し、縮むときには、移動体22から離れる。一方、突
起部48aはステータの「B−」領域が伸びるときには
移動体22を図中左方向に押出すように作用し、縮むと
きには移動体22から離れる。このように、2つのグル
ープの突起部48aが交互に動作し、移動体22を図中
左方向に逆方向駆動することになる。
【0092】このように、実施例のステータによれば、
単相交流電圧を印加する分極領域を切替えることで、移
動体22を図中右方向および左方向の双方向駆動するこ
とができる。
単相交流電圧を印加する分極領域を切替えることで、移
動体22を図中右方向および左方向の双方向駆動するこ
とができる。
【0093】図12は移動体22の移動方向と前記電極
への通電の方法との対応関係を示す表である。移動体2
2を図10中上側に駆動するためには電極51B、53
Bに高周波交流電圧を印加し、下側に駆動するためには
電極51A、53Aに高周波交流電圧を印加すればよ
い。また、移動体22を図10中右側に駆動するために
は電極52A、54Aに高周波交流電圧を印加し、左側
に駆動するためには電極52B、54Bに高周波交流電
圧を印加すればよい。
への通電の方法との対応関係を示す表である。移動体2
2を図10中上側に駆動するためには電極51B、53
Bに高周波交流電圧を印加し、下側に駆動するためには
電極51A、53Aに高周波交流電圧を印加すればよ
い。また、移動体22を図10中右側に駆動するために
は電極52A、54Aに高周波交流電圧を印加し、左側
に駆動するためには電極52B、54Bに高周波交流電
圧を印加すればよい。
【0094】さらに、前記移動体22は、各辺の駆動手
段の組み合わせにより斜め方向へ移動することも出来
る。すなわち、電極51B、52Aに同時に高周波電圧
を印加することにより移動体22は右斜め上方向へ駆動
される。同様に前記移動体22は、電極51A、52A
に同時に高周波電圧を印加することにより右斜め下方向
へ、電極51B、52Bに同時に高周波電圧を印加する
ことにより左斜め上方向へ、電極51A、52Bに同時
に高周波電圧を印加することにより左斜め下方向へ、そ
れぞれ駆動される。
段の組み合わせにより斜め方向へ移動することも出来
る。すなわち、電極51B、52Aに同時に高周波電圧
を印加することにより移動体22は右斜め上方向へ駆動
される。同様に前記移動体22は、電極51A、52A
に同時に高周波電圧を印加することにより右斜め下方向
へ、電極51B、52Bに同時に高周波電圧を印加する
ことにより左斜め上方向へ、電極51A、52Bに同時
に高周波電圧を印加することにより左斜め下方向へ、そ
れぞれ駆動される。
【0095】以上の構成、作用のステータを前記ステー
タ16の代わりに用いても本実施例のバックミラーを好
適に駆動することが出来る。
タ16の代わりに用いても本実施例のバックミラーを好
適に駆動することが出来る。
【0096】また、上記のバックミラーにおいては、ス
テータ16はミラーハウジング12に防振ゴム14を介
して取り付けられていたが、本バックミラーを車両等に
取り付けるには、車両に直接取り付けてもよい。
テータ16はミラーハウジング12に防振ゴム14を介
して取り付けられていたが、本バックミラーを車両等に
取り付けるには、車両に直接取り付けてもよい。
【0097】図13は本実施例のバックミラーの取付変
更例を示す図である。同図において、ステータ16は防
振ゴム14を介して車両側に取り付けられたブラケット
52に固定されている。こうしても、本バックミラーの
取付を好適に行うことが出来る。
更例を示す図である。同図において、ステータ16は防
振ゴム14を介して車両側に取り付けられたブラケット
52に固定されている。こうしても、本バックミラーの
取付を好適に行うことが出来る。
【0098】さらに、上記バックミラーでは移動体22
をステータ16に押圧する手段を特に設けていなかった
が、図14に示すようにミラーハウジング12に固定さ
れたガイド54にスプリング56を取り付けて、移動体
22をステータ16に押圧することが好ましい。このス
プリング56は、ステータ16側には固定されておら
ず、ステータ16が移動すると圧接したまま摺動するよ
うになっている。
をステータ16に押圧する手段を特に設けていなかった
が、図14に示すようにミラーハウジング12に固定さ
れたガイド54にスプリング56を取り付けて、移動体
22をステータ16に押圧することが好ましい。このス
プリング56は、ステータ16側には固定されておら
ず、ステータ16が移動すると圧接したまま摺動するよ
うになっている。
【0099】図15は、本実施例のバックミラーのさら
に別の変更例を示す図である。図1にかかるバックミラ
ーにおいてステータ16と移動体22とが互いに平面で
面接触していたのに対して、同図に示すバックミラーに
おいては、ステータ60と移動体62とは互いに曲面で
面接触している。
に別の変更例を示す図である。図1にかかるバックミラ
ーにおいてステータ16と移動体22とが互いに平面で
面接触していたのに対して、同図に示すバックミラーに
おいては、ステータ60と移動体62とは互いに曲面で
面接触している。
【0100】このようにするため、移動体62における
ステータ60との接触面は、球面の一部である球面接触
面64として形成されている。一方、ステータ60の振
動弾性体66は、ステータ16の振動弾性体20と比し
て、突起部68の長さが中央から外側に向かって徐々に
長くなって、前記移動体62の球面接触面64に接触す
るように形成されていることを特徴としている。
ステータ60との接触面は、球面の一部である球面接触
面64として形成されている。一方、ステータ60の振
動弾性体66は、ステータ16の振動弾性体20と比し
て、突起部68の長さが中央から外側に向かって徐々に
長くなって、前記移動体62の球面接触面64に接触す
るように形成されていることを特徴としている。
【0101】また、図1にかかるバックミラーに設けら
れた支持部24は、本変更例では傾斜結合手段70とし
て流用されている。そして、ミラーホルダー72の周囲
にはミラーホルダー26のように突起部42が設けられ
ておらず、ミラーハウジング74の開口部周囲にも、ミ
ラーハウジング12のように溝44が設けられていな
い。そうして、ミラーホルダー72がミラーハウジング
74に当接しないように構成されている。
れた支持部24は、本変更例では傾斜結合手段70とし
て流用されている。そして、ミラーホルダー72の周囲
にはミラーホルダー26のように突起部42が設けられ
ておらず、ミラーハウジング74の開口部周囲にも、ミ
ラーハウジング12のように溝44が設けられていな
い。そうして、ミラーホルダー72がミラーハウジング
74に当接しないように構成されている。
【0102】その他の部材は図1にかかるバックミラー
と同一であるので、同一の符号を付して説明を省略す
る。
と同一であるので、同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0103】以上の構成の本変更例のバックミラーにお
いては、前記ステータ60が起動されて移動体62が駆
動されると、該移動体62はステータ60の突起部68
に接触しながら移動する。本変更例においては、ミラー
ホルダー72がミラーハウジング74に当接しないよう
に構成されているため、傾斜結合手段70がミラーホル
ダー72と移動体62とを傾動自在に保持結合している
にも関わらず、前記移動体62を駆動されてもミラーホ
ルダー72に力が作用しないので、ミラーホルダ72は
移動体62と一体となって移動する。
いては、前記ステータ60が起動されて移動体62が駆
動されると、該移動体62はステータ60の突起部68
に接触しながら移動する。本変更例においては、ミラー
ホルダー72がミラーハウジング74に当接しないよう
に構成されているため、傾斜結合手段70がミラーホル
ダー72と移動体62とを傾動自在に保持結合している
にも関わらず、前記移動体62を駆動されてもミラーホ
ルダー72に力が作用しないので、ミラーホルダ72は
移動体62と一体となって移動する。
【0104】したがって、本変更例のバックミラーにお
いては移動体62が移動した場合、該移動体62に保持
されたミラーは角度が変更される。
いては移動体62が移動した場合、該移動体62に保持
されたミラーは角度が変更される。
【0105】ここで、傾斜結合手段70は手動によって
のみミラーホルダー72の傾斜角度を変更することがで
きるものであり、前記ステータ60の電気的不良等の不
測の事態にも手動によって応急対処することができると
いう効果を有する。
のみミラーホルダー72の傾斜角度を変更することがで
きるものであり、前記ステータ60の電気的不良等の不
測の事態にも手動によって応急対処することができると
いう効果を有する。
【0106】以上のように、ステータ60と移動体62
との接触面を球面とすることによっても、移動体62を
ミラー10の傾動に変換することができる。
との接触面を球面とすることによっても、移動体62を
ミラー10の傾動に変換することができる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記第1及び第2のステータを用いてミラー角度調整、
及び雨滴除去を簡単に行うことができる。さらに、部品
点数が比較的少なくて済み、安価なものとすることがで
きる。
前記第1及び第2のステータを用いてミラー角度調整、
及び雨滴除去を簡単に行うことができる。さらに、部品
点数が比較的少なくて済み、安価なものとすることがで
きる。
【0108】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のバックミラーを示す断面図である。
【図2】本実施例のバックミラーの位置角度変換手段を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】本実施例のバックミラーの位置角度変換手段の
変更例を示す断面図である。
変更例を示す断面図である。
【図4】本実施例のバックミラーのステータを示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本実施例のバックミラーの圧電素子を示す平面
図であり、(a)は表面に電極が設けられた状態を示
し、(b)は裏面に電極が設けられた状態を示し、
(c)は分極の領域を示す。
図であり、(a)は表面に電極が設けられた状態を示
し、(b)は裏面に電極が設けられた状態を示し、
(c)は分極の領域を示す。
【図6】本実施例のバックミラーのステータの動作原理
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図7】本実施例のバックミラーの移動体の移動方向
と、電圧を印加すべき電極との対応を示す。
と、電圧を印加すべき電極との対応を示す。
【図8】本実施例のバックミラーの作用を示す断面図で
ある。
ある。
【図9】本実施例のバックミラーのステータの変更例を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図10】本実施例のバックミラーの圧電素子の変更例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図11】本実施例のバックミラーの変更例にかかるス
テータの動作原理を示す説明図である。
テータの動作原理を示す説明図である。
【図12】本実施例のバックミラーの移動体の移動方向
と、変更例にかかるステータにおける電圧を印加すべき
電極との対応を示す。
と、変更例にかかるステータにおける電圧を印加すべき
電極との対応を示す。
【図13】本実施例のバックミラーの取り付け変更例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図14】本実施例のバックミラーにおいて移動体をス
テータに押圧する例を示す断面図である。
テータに押圧する例を示す断面図である。
【図15】本実施例のバックミラーのさらに別の変更例
を示す図である。
を示す図である。
10 ミラー 16 ステータ(第1のステータ、第2のステータ) 18a、20a ステータ(第1駆動部、第2駆動部) 22 移動体 24 支持部 44 溝(規制部) 45 作用点 64 球面接触面(曲面) 70 傾斜結合手段
フロントページの続き (72)発明者 橋本 進 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内
Claims (8)
- 【請求項1】 バックミラーにおいて、 基準面から全方向に傾動して角度を変化できるように保
持されたミラーと、 前記基準面とほぼ平行な面上を移動する移動体と、 前記移動体と面接触するように設けられ、その接触面に
発生する振動により前記移動体を所定の方向に直線的に
往復駆動する第1のステータと、 前記移動体と面接触するように設けられ、その接触面に
発生する振動により前記移動体を前記第1のステータに
よる駆動方向とは非平行の方向に、直線的に往復駆動す
る第2のステータと、 前記移動体の平面的動きを、前記ミラーを傾斜させる動
きに変換する位置角度変換手段と、 を有することを特徴とするバックミラー。 - 【請求項2】 請求項1記載のバックミラーにおいて、 前記位置角度変換手段は、 前記ミラーの平行移動を阻止するとともに該ミラーの傾
動を許容する規制部と、 前記移動体に設けられて該移動体の平行移動の力を前記
ミラーに作用させるとともに該ミラーを傾動可能に支持
する支持部と、 を有することを特徴とするバックミラー。 - 【請求項3】 請求項2記載のバックミラーにおいて、 前記規制部は、前記ミラーの側方に設けられ、 前記支持部は、前記規制部よりも前記ミラーの裏面方向
にずれた位置に設けられることを特徴とするバックミラ
ー。 - 【請求項4】 バックミラーにおいて、 ミラーと連結され該ミラーとは反対側に曲面を備える移
動体と、 前記移動体の前記曲面と面接触するように設けられ、そ
の接触面に発生する振動により前記移動体を前記曲面に
沿って所定の方向に往復駆動する第1のステータと、 前記移動体の前記曲面と面接触するように設けられ、そ
の接触面に発生する振動により前記移動体を前記曲面に
沿って前記第1のステータによる駆動方向とは非平行の
方向に往復駆動する第2のステータと、 を有することを特徴とするバックミラー。 - 【請求項5】 請求項4記載のバックミラーにおいて、 前記移動体に設けられ、前記ミラーを角度変更自在に支
持する傾斜結合手段をさらに有し、 前記ミラーは、前記傾斜結合手段を介して前記移動体に
取り付けられることを特徴とするバックミラー。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
のバックミラーにおいて、 前記第1のステータと前記第2のステータとは、それぞ
れの駆動方向が互いに直交して、十文字状に配置される
ことを特徴とするバックミラー。 - 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
のバックミラーにおいて、 前記第1のステータは、駆動方向が平行となる一対の第
1駆動部からなり、 前記第2のステータは、駆動方向が平行となる一対の第
2駆動部からなり、 前記第1駆動部と第2駆動部とが直角に配置されること
を特徴とするバックミラー。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
のバックミラーにおいて、 前記第1のステータと前記第2のステータの少なくとも
一方の発する振動により、前記移動体を介して前記ミラ
ーを振動させることを特徴とするバックミラー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175486A JPH092154A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | バックミラー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175486A JPH092154A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | バックミラー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH092154A true JPH092154A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15996892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7175486A Withdrawn JPH092154A (ja) | 1995-06-19 | 1995-06-19 | バックミラー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH092154A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0887679A3 (en) * | 1997-06-23 | 2000-05-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Inclination adjusting device for light controlling element used in optical scanner |
| EP2208643A1 (de) | 2009-01-16 | 2010-07-21 | Robert Bosch GmbH | Verstellvorrichtung |
| JP2011005916A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両の前側方視認装置 |
| JP2017149383A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用視認装置 |
-
1995
- 1995-06-19 JP JP7175486A patent/JPH092154A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0887679A3 (en) * | 1997-06-23 | 2000-05-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Inclination adjusting device for light controlling element used in optical scanner |
| EP2208643A1 (de) | 2009-01-16 | 2010-07-21 | Robert Bosch GmbH | Verstellvorrichtung |
| JP2011005916A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Honda Motor Co Ltd | 車両の前側方視認装置 |
| JP2017149383A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用視認装置 |
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