JPH09216165A - 複合材研削工具 - Google Patents
複合材研削工具Info
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- JPH09216165A JPH09216165A JP2529396A JP2529396A JPH09216165A JP H09216165 A JPH09216165 A JP H09216165A JP 2529396 A JP2529396 A JP 2529396A JP 2529396 A JP2529396 A JP 2529396A JP H09216165 A JPH09216165 A JP H09216165A
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 研削粉の排出を容易にして研削面の目詰まり
を防ぎ、加工熱の発散性を向上して工具寿命の延長を図
る。 【解決手段】 側面研削部11aに基端から端面まで延
びる右ねじり研削粉排除溝13と左ねじり傾斜溝14を
形成し、端面研削部12aに側面研削部の研削粉排除溝
13,14に連なる研削粉排除溝16を設け、端面に軸
線方向に延びる中心孔15を設ける。
を防ぎ、加工熱の発散性を向上して工具寿命の延長を図
る。 【解決手段】 側面研削部11aに基端から端面まで延
びる右ねじり研削粉排除溝13と左ねじり傾斜溝14を
形成し、端面研削部12aに側面研削部の研削粉排除溝
13,14に連なる研削粉排除溝16を設け、端面に軸
線方向に延びる中心孔15を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、航空機
に使用される複合材成形品の外形研削仕上げに用いられ
る複合材研削工具に関する。
に使用される複合材成形品の外形研削仕上げに用いられ
る複合材研削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機に使用される複合材成形品、たと
えば、繊維強化プラスチック系複合材を研削加工するた
めの複合材切削工具として、図4および図5に示すよう
に、エンドミル本体1の研削部の端面2および側面3に
ダイヤモンド粒子を電着して研削面2aおよび3aを形
成するとともに、研削部の側面3に3っの研削粉排除の
ための断面矩形状の溝4を軸線に対してほぼ30度の右
ねじれ角度で基端側から端面まで延びるように形成した
エンドミルは、実開平2−82461号公報に記載され
ている。
えば、繊維強化プラスチック系複合材を研削加工するた
めの複合材切削工具として、図4および図5に示すよう
に、エンドミル本体1の研削部の端面2および側面3に
ダイヤモンド粒子を電着して研削面2aおよび3aを形
成するとともに、研削部の側面3に3っの研削粉排除の
ための断面矩形状の溝4を軸線に対してほぼ30度の右
ねじれ角度で基端側から端面まで延びるように形成した
エンドミルは、実開平2−82461号公報に記載され
ている。
【0003】複合材切削工具として、図6および図7に
示すように、エンドミル本体5の先端部を半球状6と
し、この半球状面6aに隣接する円筒側面7に溝8を形
成し、半球状面6aに砥粒9を付着したボールエンドミ
ルは、実開昭63−193613号公報に記載されてい
る。
示すように、エンドミル本体5の先端部を半球状6と
し、この半球状面6aに隣接する円筒側面7に溝8を形
成し、半球状面6aに砥粒9を付着したボールエンドミ
ルは、実開昭63−193613号公報に記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ダイヤモンド粒子を電
着したエンドミルは、側面に形成した研削粉排除溝の溝
面積が少ない上に、研削粉排除溝の断面形状が矩形であ
るため、研削粉排除溝の壁面が研削粉の吹き溜まりにな
り、堆積した研削粉により研削面が目詰まりすることで
研削力が低下したり、端面に研削粉排除溝が形成されて
いないため、研削粉が排出されにくく目詰まりにより研
削力が低下し、また、研削時に発生する熱により、繊維
強化プラスチック積層板の樹脂が溶融したり、被研削材
の表面が燃焼したりし、エンドミル本体に付着した溶融
樹脂が冷却により硬化すると、その樹脂をエンドミル本
体から除去することができず、エンドミルの耐用年数が
短くなってしまう。
着したエンドミルは、側面に形成した研削粉排除溝の溝
面積が少ない上に、研削粉排除溝の断面形状が矩形であ
るため、研削粉排除溝の壁面が研削粉の吹き溜まりにな
り、堆積した研削粉により研削面が目詰まりすることで
研削力が低下したり、端面に研削粉排除溝が形成されて
いないため、研削粉が排出されにくく目詰まりにより研
削力が低下し、また、研削時に発生する熱により、繊維
強化プラスチック積層板の樹脂が溶融したり、被研削材
の表面が燃焼したりし、エンドミル本体に付着した溶融
樹脂が冷却により硬化すると、その樹脂をエンドミル本
体から除去することができず、エンドミルの耐用年数が
短くなってしまう。
【0005】また、ダイヤモンド粒子を電着したエンド
ミルでは、繊維強化プラスチック積層板を研削した場
合、積層板の表面層に繊維の剥離が発生しやすく、強度
低下や疲労破壊の原因となったり、被研削面に毛羽立ち
が発生し研削面の品質を阻害する原因となる。
ミルでは、繊維強化プラスチック積層板を研削した場
合、積層板の表面層に繊維の剥離が発生しやすく、強度
低下や疲労破壊の原因となったり、被研削面に毛羽立ち
が発生し研削面の品質を阻害する原因となる。
【0006】半球状面に砥粒を付着したボールエンドミ
ルは、研削粉排除溝にねじれ角がなく、研削粉排除溝の
断面形状が矩形であるため、研削粉排除溝の壁面に研削
粉の吹き溜まりができ、堆積した研削粉により目詰まり
して研削力が低下したり、端面に研削粉排除溝が形成さ
れていないため、研削粉が排出されにくく目詰まりして
研削力が低下し、また、研削時に発生する熱により繊維
強化プラスチック積層板の樹脂が溶融し、エンドミル本
体に付着した溶融樹脂が冷却により硬化すると、その樹
脂をエンドミル本体から除去することができず、エンド
ミルの耐用年数が短くなってしまう。
ルは、研削粉排除溝にねじれ角がなく、研削粉排除溝の
断面形状が矩形であるため、研削粉排除溝の壁面に研削
粉の吹き溜まりができ、堆積した研削粉により目詰まり
して研削力が低下したり、端面に研削粉排除溝が形成さ
れていないため、研削粉が排出されにくく目詰まりして
研削力が低下し、また、研削時に発生する熱により繊維
強化プラスチック積層板の樹脂が溶融し、エンドミル本
体に付着した溶融樹脂が冷却により硬化すると、その樹
脂をエンドミル本体から除去することができず、エンド
ミルの耐用年数が短くなってしまう。
【0007】本発明は上記した点を考慮してなされたも
ので、研削面の目詰まりを防いで耐用年数を長くすると
ともに、高品質かつ高能率の研削仕上げ加工を行なう、
複合材研削工具を提供することを目的とする。
ので、研削面の目詰まりを防いで耐用年数を長くすると
ともに、高品質かつ高能率の研削仕上げ加工を行なう、
複合材研削工具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複合材研削工具
は、複合材研削工具本体の側面研削部に同じ傾斜角度の
右ねじり方向の研削粉排除溝と左ねじり方向の研削粉排
除溝を設けたことで、研削粉排除溝のエッジにより被研
削材に加えられる力が上下交互になるので、被研削材の
表面層を剥がす方向の力のみを受け続けることがなくな
り、被研削面の剥がれや毛羽立ちを抑えるとともに、被
研削材の研削粉を上下方向あるいは半径方向に排出し、
端面研削部に複合材研削工具の回転方向と反対方向に傾
斜する研削粉排除溝を設けたことで、加工により生じる
研削粉を研削粉排除溝を通して容易に排出し、端面に孔
を設けたことで放熱面積が増大して冷却性が改善され
る。
は、複合材研削工具本体の側面研削部に同じ傾斜角度の
右ねじり方向の研削粉排除溝と左ねじり方向の研削粉排
除溝を設けたことで、研削粉排除溝のエッジにより被研
削材に加えられる力が上下交互になるので、被研削材の
表面層を剥がす方向の力のみを受け続けることがなくな
り、被研削面の剥がれや毛羽立ちを抑えるとともに、被
研削材の研削粉を上下方向あるいは半径方向に排出し、
端面研削部に複合材研削工具の回転方向と反対方向に傾
斜する研削粉排除溝を設けたことで、加工により生じる
研削粉を研削粉排除溝を通して容易に排出し、端面に孔
を設けたことで放熱面積が増大して冷却性が改善され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1および図2において、符号10
は複合材研削工具(エンドミル)本体を示し、この複合
材研削工具本体10の側面11および端面12に側面研
削部11aおよび端面研削部12aが形成されている。
この側面研削部11aは、研削工具本体10の側面11
にダイヤモンド粒子を電着することで形成され、端面研
削部12aは、研削工具本体10の端面12にダイヤモ
ンド粒子を電着することで形成される。
参照して説明する。図1および図2において、符号10
は複合材研削工具(エンドミル)本体を示し、この複合
材研削工具本体10の側面11および端面12に側面研
削部11aおよび端面研削部12aが形成されている。
この側面研削部11aは、研削工具本体10の側面11
にダイヤモンド粒子を電着することで形成され、端面研
削部12aは、研削工具本体10の端面12にダイヤモ
ンド粒子を電着することで形成される。
【0010】上記複合材研削工具本体10の側面研削部
11aには、複合材研削工具本体10の回転軸線に対し
て略30度の右ねじれ角の傾斜溝13と回転軸線に対し
て略30度の左ねじれ角の傾斜溝14が周方向に等間隔
を置いて配置されている。基端から端面まで延びるよう
に形成されている。側面研削部11aの軸方向長さは、
右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14が基端と端面
で一致するような長さに設定されている。したがって、
側面研削部11aには右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾
斜溝14により仕切られた複数の研削面が形成される。
11aには、複合材研削工具本体10の回転軸線に対し
て略30度の右ねじれ角の傾斜溝13と回転軸線に対し
て略30度の左ねじれ角の傾斜溝14が周方向に等間隔
を置いて配置されている。基端から端面まで延びるよう
に形成されている。側面研削部11aの軸方向長さは、
右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14が基端と端面
で一致するような長さに設定されている。したがって、
側面研削部11aには右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾
斜溝14により仕切られた複数の研削面が形成される。
【0011】複合材研削工具本体10の側面研削部11
aに設けた右ねじれ傾斜溝13は、断面形状が幅2mm
〜2.5mmで深さ1mm〜2mmの円弧状である。同
様に、左ねじれ傾斜溝14も、断面形状が幅2mm〜
2.5mmで深さ1mm〜2mmの円弧状である。側面
研削部11aに設けた右ねじれ傾斜溝13の溝数と左ね
じれ傾斜溝14の溝数は、右ねじれ傾斜溝13と左ねじ
れ傾斜溝14の占める全面積が側面研削部11aの全面
積の約40%を占めるように設定される。右ねじれ傾斜
溝13と左ねじれ傾斜溝14の占める全面積が側面研削
部11aの全面積の約40%を占めるように設定したの
は、右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の占める
全面積が側面研削部11aの全面積の20%に満たない
場合、目詰まりによる工具寿命の低下が大きく、右ねじ
れ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の占める全面積が側
面研削部11aの全面積の60%を超える場合には、砥
粒の磨滅による寿命の低下が大きく、右ねじれ傾斜溝1
3と左ねじれ傾斜溝14の占める全面積が側面研削部1
1aの全面積の約40%を占めた場合に最良の研削結果
が得られたことが実験結果により分かったからである。
aに設けた右ねじれ傾斜溝13は、断面形状が幅2mm
〜2.5mmで深さ1mm〜2mmの円弧状である。同
様に、左ねじれ傾斜溝14も、断面形状が幅2mm〜
2.5mmで深さ1mm〜2mmの円弧状である。側面
研削部11aに設けた右ねじれ傾斜溝13の溝数と左ね
じれ傾斜溝14の溝数は、右ねじれ傾斜溝13と左ねじ
れ傾斜溝14の占める全面積が側面研削部11aの全面
積の約40%を占めるように設定される。右ねじれ傾斜
溝13と左ねじれ傾斜溝14の占める全面積が側面研削
部11aの全面積の約40%を占めるように設定したの
は、右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の占める
全面積が側面研削部11aの全面積の20%に満たない
場合、目詰まりによる工具寿命の低下が大きく、右ねじ
れ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の占める全面積が側
面研削部11aの全面積の60%を超える場合には、砥
粒の磨滅による寿命の低下が大きく、右ねじれ傾斜溝1
3と左ねじれ傾斜溝14の占める全面積が側面研削部1
1aの全面積の約40%を占めた場合に最良の研削結果
が得られたことが実験結果により分かったからである。
【0012】図1および図2に示す実施の形態では、複
合材研削工具本体10は、側面研削部11aの外径が2
5mm、右ねじれ傾斜溝13が8本、左ねじれ傾斜溝1
4が8本である。なお、右ねじれ傾斜溝13および左ね
じれ傾斜溝14の壁面にはダイヤモンド粒子が電着され
ていない。
合材研削工具本体10は、側面研削部11aの外径が2
5mm、右ねじれ傾斜溝13が8本、左ねじれ傾斜溝1
4が8本である。なお、右ねじれ傾斜溝13および左ね
じれ傾斜溝14の壁面にはダイヤモンド粒子が電着され
ていない。
【0013】一方、上記複合材研削工具本体10の端面
には、図2に示すように、端面から側面研削部11aの
基端に対応する部分まで延びる中心孔15が穿設されて
いる。また、端面研削部12aには中心孔15から半径
方向に右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の結合
部まで延びる複数の研削粉排除溝16が形成されてい
る。この研削粉排除溝16は複合材研削工具の回転方向
と反対方向に傾斜している。研削粉排除溝16の傾斜角
度は、複合材研削工具本体10の回転軸線を通る線に対
して約45度である。研削粉排除溝16の数は、右ねじ
れ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の結合部の数に対応
している。端面研削部12aに設けた研削粉排除溝16
は、右ねじれ傾斜溝13および左ねじれ傾斜溝14と同
様に、断面形状が円弧状で、外周縁において約2mmの
幅である。この幅は半径に比例している。端面研削部1
2aに設けた中心孔15の直径は、中心孔15の面積と
研削粉排除溝16の全面積の和が端面の全面積の約40
%を占めるように設定される。なお、中心孔15の壁面
と研削粉排除溝16の壁面にはダイヤモンド粒子が電着
されていない。
には、図2に示すように、端面から側面研削部11aの
基端に対応する部分まで延びる中心孔15が穿設されて
いる。また、端面研削部12aには中心孔15から半径
方向に右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の結合
部まで延びる複数の研削粉排除溝16が形成されてい
る。この研削粉排除溝16は複合材研削工具の回転方向
と反対方向に傾斜している。研削粉排除溝16の傾斜角
度は、複合材研削工具本体10の回転軸線を通る線に対
して約45度である。研削粉排除溝16の数は、右ねじ
れ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14の結合部の数に対応
している。端面研削部12aに設けた研削粉排除溝16
は、右ねじれ傾斜溝13および左ねじれ傾斜溝14と同
様に、断面形状が円弧状で、外周縁において約2mmの
幅である。この幅は半径に比例している。端面研削部1
2aに設けた中心孔15の直径は、中心孔15の面積と
研削粉排除溝16の全面積の和が端面の全面積の約40
%を占めるように設定される。なお、中心孔15の壁面
と研削粉排除溝16の壁面にはダイヤモンド粒子が電着
されていない。
【0014】研削粉排除溝16の傾斜角度を約45度と
したのは以下の理由による。すなわち、基端部の研削粉
は、遠心力による半径方向の速度と工具の回転による接
線方向速度の合成方向に進むので、溝のねじれ角を回転
の向きに対して大きく設定した場合、回転による速度差
がより利用できるので、溝の中の研削粉は、排出されや
すくなるが、溝に集められる研削粉はすくなくなる。研
削面と溝から排出される研削粉の量から、適当なねじれ
角を実験により求めると、30度〜60度が適切で、特
に、略45度が最も望ましい値であった。
したのは以下の理由による。すなわち、基端部の研削粉
は、遠心力による半径方向の速度と工具の回転による接
線方向速度の合成方向に進むので、溝のねじれ角を回転
の向きに対して大きく設定した場合、回転による速度差
がより利用できるので、溝の中の研削粉は、排出されや
すくなるが、溝に集められる研削粉はすくなくなる。研
削面と溝から排出される研削粉の量から、適当なねじれ
角を実験により求めると、30度〜60度が適切で、特
に、略45度が最も望ましい値であった。
【0015】つぎに、複合材研削工具を用いて繊維強化
プラスチック系複合材を研削加工する場合について説明
する。
プラスチック系複合材を研削加工する場合について説明
する。
【0016】複合材研削工具が作動すると、回転する側
面研削部11aにより複合材が研削されるが、複合材を
研削する時に発生する研削粉は、側面研削部11aに設
けた右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14に沿って
上下方向および半径方向に排出される。側面研削部11
aに設けた右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14は
断面形状が円弧状であるから、溝に導入される研削粉は
吹き溜まりを作らずに滑らかに排出され、研削粉による
目詰まりが発生しない。
面研削部11aにより複合材が研削されるが、複合材を
研削する時に発生する研削粉は、側面研削部11aに設
けた右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14に沿って
上下方向および半径方向に排出される。側面研削部11
aに設けた右ねじれ傾斜溝13と左ねじれ傾斜溝14は
断面形状が円弧状であるから、溝に導入される研削粉は
吹き溜まりを作らずに滑らかに排出され、研削粉による
目詰まりが発生しない。
【0017】側面研削部11aに設けた右ねじれ傾斜溝
13と左ねじれ傾斜溝14は、傾斜方向および傾斜角度
が複合材研削工具の回転軸線に対して対称であるから、
溝の角により複合材は上下方向から交互に研削され、複
合材表面の剥がれや繊維の毛羽立ちが抑えられ、繊維の
方向により研削が困難で剥がれや毛羽立ちが生じやすい
場合でも、研削工具を変更することなく回転の向きで対
応することができ、高品質の研削面を能率よく得ること
ができる。
13と左ねじれ傾斜溝14は、傾斜方向および傾斜角度
が複合材研削工具の回転軸線に対して対称であるから、
溝の角により複合材は上下方向から交互に研削され、複
合材表面の剥がれや繊維の毛羽立ちが抑えられ、繊維の
方向により研削が困難で剥がれや毛羽立ちが生じやすい
場合でも、研削工具を変更することなく回転の向きで対
応することができ、高品質の研削面を能率よく得ること
ができる。
【0018】また、研削の際に発生する熱は、研削粉や
研削工具表面から放出されるが、溝面積の増加による研
削粉の排出性の改善と表面積の増加による放熱面積の増
加に加え、中心孔15には強制冷却風による吸い出し効
果による空気の出入りで中心孔15の壁面から熱が放出
され、冷却効果が向上する。
研削工具表面から放出されるが、溝面積の増加による研
削粉の排出性の改善と表面積の増加による放熱面積の増
加に加え、中心孔15には強制冷却風による吸い出し効
果による空気の出入りで中心孔15の壁面から熱が放出
され、冷却効果が向上する。
【0019】一方、回転する端面研削部12aにより複
合材が研削されるが、複合材を研削する時に発生する研
削粉は、研削粉排除溝16に集められ、この研削粉排除
溝16に沿って排出されるが、研削粉排除溝16は正の
すくい角を持つように回転の向きを選んで使用すること
で、研削粉は滑らかに排出される。また、回転速度が小
さいために、目詰まりを起こしていた中心部に中心孔1
5を設けたことで、目詰まりによる研削工具の寿命が断
たれることがない。
合材が研削されるが、複合材を研削する時に発生する研
削粉は、研削粉排除溝16に集められ、この研削粉排除
溝16に沿って排出されるが、研削粉排除溝16は正の
すくい角を持つように回転の向きを選んで使用すること
で、研削粉は滑らかに排出される。また、回転速度が小
さいために、目詰まりを起こしていた中心部に中心孔1
5を設けたことで、目詰まりによる研削工具の寿命が断
たれることがない。
【0020】また、研削の際に発生する熱は、研削粉や
研削工具表面から放出されるが、溝による研削粉の排出
性の改善と中心孔15による放熱面積の増大により排出
量が増加する。
研削工具表面から放出されるが、溝による研削粉の排出
性の改善と中心孔15による放熱面積の増大により排出
量が増加する。
【0021】以上述べたように本発明によれば、側面研
削部に同じ傾斜角度の右ねじり方向の断面円弧の研削粉
排除溝と左ねじり方向の断面円弧の研削粉排除溝を設け
たことで、研削粉の排出が改善され研削面の目詰まりを
防ぐことができることに加え研削粉排除溝のエッジによ
り被研削材に加えられる力が上下交互になるので、被研
削材の表面層を剥がす向きの力のみを受け続けることが
なくなり、被研削面の剥がれや毛羽立ちを抑えることが
できる。また、溝の数を増加し中心孔を開設したことで
放熱面積が増大し、冷却性が改善される。
削部に同じ傾斜角度の右ねじり方向の断面円弧の研削粉
排除溝と左ねじり方向の断面円弧の研削粉排除溝を設け
たことで、研削粉の排出が改善され研削面の目詰まりを
防ぐことができることに加え研削粉排除溝のエッジによ
り被研削材に加えられる力が上下交互になるので、被研
削材の表面層を剥がす向きの力のみを受け続けることが
なくなり、被研削面の剥がれや毛羽立ちを抑えることが
できる。また、溝の数を増加し中心孔を開設したことで
放熱面積が増大し、冷却性が改善される。
【0022】また、端面研削部に複合材研削工具の回転
方向と反対方向に傾斜する研削粉排除溝を設けたこと
で、加工により生じる研削粉を研削粉排除溝を通して容
易に排出でき、端面に孔を設けたこと低速部で除去さ
れ、研削面の目詰まりを防ぐことができる。
方向と反対方向に傾斜する研削粉排除溝を設けたこと
で、加工により生じる研削粉を研削粉排除溝を通して容
易に排出でき、端面に孔を設けたこと低速部で除去さ
れ、研削面の目詰まりを防ぐことができる。
【図1】本発明による複合材研削工具の側面図。
【図2】本発明による複合材研削工具の端面図。
【図3】本発明による複合材研削工具の端面の一部を拡
大して示す図。
大して示す図。
【図4】従来のエンドミルの側面図。
【図5】図4の端面図。
【図6】従来のボールエンドミルの側面図。
【図7】図6の端面図。
10 複合材研削工具 11 側面 11a 側面研削部 12 端面 12a 端面研削部 13 右ねじり研削粉排除溝 14 左ねじり傾斜溝 15 中心孔
Claims (5)
- 【請求項1】複合材研削工具本体の端面および側面にダ
イヤモンド粒子を電着して研削部を形成するとともに、
端面に軸線方向に延びる孔を設け、側面研削部に基端か
ら端面まで延びる研削粉排除溝を形成し、上記研削粉排
除溝は、断面円弧状をなしかつ軸線に対して等しいねじ
り角の右ねじり傾斜溝と左ねじり傾斜溝から形成され、
複合材研削工具本体の端面に、端面に形成された孔と側
面研削部に形成された研削粉排除溝とを結ぶ研削粉排除
溝を設け、この研削粉排除溝は複合材研削工具の回転方
向と反対方向に傾斜していることを特徴とする複合材研
削工具。 - 【請求項2】研削粉排除溝の右ねじり方向の傾斜角度と
左ねじり方向の傾斜角度が略30度であることを特徴と
する請求項1に記載の複合材研削工具。 - 【請求項3】端面に設けた研削粉排除溝の傾斜角度が略
45度であることを特徴とする請求項1に記載の複合材
研削工具。 - 【請求項4】側面研削部に設けた研削粉排除溝の全面積
が側面研削部の全面積の略40%であることを特徴とす
る請求項1に記載の複合材研削工具。 - 【請求項5】端面に設けた孔の面積と研削粉排除溝の面
積の和が端面の全面積の略40%であることを特徴とす
る請求項1に記載の複合材研削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2529396A JPH09216165A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 複合材研削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2529396A JPH09216165A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 複合材研削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09216165A true JPH09216165A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12161979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2529396A Pending JPH09216165A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 複合材研削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09216165A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014168821A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Tatsu Kioka | 高強度繊維で補強してなる繊維強化プラスチック板の切断方法 |
| KR101465097B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2014-11-26 | 엘오엘 주식회사 | 다이캐스팅 리플렉터 트리밍 및 브러쉬 융합장치 |
| JP2019069482A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 日鉄住金防蝕株式会社 | 回転研削工具、その製造方法およびそれを用いた素地調整方法 |
| CN110842801A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-28 | 长春工业大学 | 一种基于仿生思想的结构化砂轮 |
| CN114193342A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-18 | 长春工业大学 | 一种基于组合仿生思想的结构化砂轮 |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP2529396A patent/JPH09216165A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014168821A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Tatsu Kioka | 高強度繊維で補強してなる繊維強化プラスチック板の切断方法 |
| KR101465097B1 (ko) * | 2013-09-27 | 2014-11-26 | 엘오엘 주식회사 | 다이캐스팅 리플렉터 트리밍 및 브러쉬 융합장치 |
| JP2019069482A (ja) * | 2017-10-06 | 2019-05-09 | 日鉄住金防蝕株式会社 | 回転研削工具、その製造方法およびそれを用いた素地調整方法 |
| CN110842801A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-28 | 长春工业大学 | 一种基于仿生思想的结构化砂轮 |
| CN114193342A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-18 | 长春工业大学 | 一种基于组合仿生思想的结构化砂轮 |
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