JPH09216269A - 共押出建築外装化粧材 - Google Patents
共押出建築外装化粧材Info
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- JPH09216269A JPH09216269A JP8024343A JP2434396A JPH09216269A JP H09216269 A JPH09216269 A JP H09216269A JP 8024343 A JP8024343 A JP 8024343A JP 2434396 A JP2434396 A JP 2434396A JP H09216269 A JPH09216269 A JP H09216269A
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- JP
- Japan
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- coating layer
- acrylic resin
- decorative material
- building exterior
- exterior decorative
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- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐候性が優れ、しかも木目調の意匠性を有す
る共押出建築外装化粧材、つまり樹脂押出形材を提供す
る。 【解決手段】 無着色又は着色した熱可塑性樹脂と、耐
候性に優れ且つ着色したアクリル系樹脂とを共押出して
熱可塑性樹脂基材11の表面にアクリル系樹脂被覆層1
2を積層形成し且つ該被覆層の表面を平坦にするととも
に、基材と被覆層との境界面13を凹凸となすことによ
って前記被覆層の厚さを不均一にし、被覆層の厚い部分
が濃色、被覆層の薄い部分が淡色となる木目調を発現さ
せてなる。
る共押出建築外装化粧材、つまり樹脂押出形材を提供す
る。 【解決手段】 無着色又は着色した熱可塑性樹脂と、耐
候性に優れ且つ着色したアクリル系樹脂とを共押出して
熱可塑性樹脂基材11の表面にアクリル系樹脂被覆層1
2を積層形成し且つ該被覆層の表面を平坦にするととも
に、基材と被覆層との境界面13を凹凸となすことによ
って前記被覆層の厚さを不均一にし、被覆層の厚い部分
が濃色、被覆層の薄い部分が淡色となる木目調を発現さ
せてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共押出建築外装化
粧材に関する。更に詳しくは、長期間における変退色の
小さい、即ち耐候性の優れた、木目調の意匠性を有する
樹脂押出形材であり、建築の外装化粧材用途や窓枠用途
に用いるものである。
粧材に関する。更に詳しくは、長期間における変退色の
小さい、即ち耐候性の優れた、木目調の意匠性を有する
樹脂押出形材であり、建築の外装化粧材用途や窓枠用途
に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクリル系樹脂を積層した低発泡
塩化ビニル系樹脂押出形材及びその製造方法について
は、たとえば鐘淵化学工業『サイマール』パンフレット
(1994年9月発行)、倉敷紡績『超木』パンフレッ
ト(1993年4月発行)、特開平4−25428号公
報等に、記載されているものが知られている。これら
は、易施工性、非腐食性、耐候性に優れていることか
ら、近年、建築外装化粧材用途に広く用いられるように
なってきた。
塩化ビニル系樹脂押出形材及びその製造方法について
は、たとえば鐘淵化学工業『サイマール』パンフレット
(1994年9月発行)、倉敷紡績『超木』パンフレッ
ト(1993年4月発行)、特開平4−25428号公
報等に、記載されているものが知られている。これら
は、易施工性、非腐食性、耐候性に優れていることか
ら、近年、建築外装化粧材用途に広く用いられるように
なってきた。
【0003】しかしながら、その表面柄の意匠性は、ホ
ワイト、ブラウン、ブラック等の単色で濃淡のない単調
なものであり、木造の建築家屋に合うような木目調の化
粧材は提供されてなかった。
ワイト、ブラウン、ブラック等の単色で濃淡のない単調
なものであり、木造の建築家屋に合うような木目調の化
粧材は提供されてなかった。
【0004】一方、基材の表面に木目柄のフィルム、シ
ート、テープ等を張り合わせて木目調の意匠性を発現さ
せる方法はあるが、耐候性を必要とする建築外装材分野
では、接着性、変退色性に問題があり、耐候性に優れた
木目調の化粧材の提供が望まれいた。
ート、テープ等を張り合わせて木目調の意匠性を発現さ
せる方法はあるが、耐候性を必要とする建築外装材分野
では、接着性、変退色性に問題があり、耐候性に優れた
木目調の化粧材の提供が望まれいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のごと
き実情に鑑みてなされたものであり、即ち耐候性が優
れ、しかも木目調の意匠性を有する共押出建築外装化粧
材、つまり樹脂押出形材を提供するものである。
き実情に鑑みてなされたものであり、即ち耐候性が優
れ、しかも木目調の意匠性を有する共押出建築外装化粧
材、つまり樹脂押出形材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、セルカプ
ロセスにおける共押出成形実験において、着色したアク
リル系樹脂を、無着色又は着色した低発泡塩化ビニル系
樹脂押出形材の表面に不均一な厚みで積層すると、アク
リル系樹脂の積層が厚い部分では、アクリル系樹脂被覆
層の色が深い色調(濃色)を呈し、アクリル系樹脂の積
層が薄い部分では、アクリル系樹脂被覆層の色が浅い色
調(淡色)を呈する現象を見出した。この現象は、深い
海の色がダークブルー、浅い海の色がコバルトブルーに
視覚される現象に共通するものである。この場合、基材
となる低発泡塩化ビニル系樹脂は無着色でもまた着色し
たものでも、外観目視上において濃淡の発現に大きな影
響は及ぼさないが、淡色であることが望ましい。このア
クリル系樹脂を不均一厚に積層するとともに、表面層の
色を調整すると、驚くべきことに、低発泡塩化ビニル系
押出形材に表面が木目調を発現することを発見し、本発
明に至った。
ロセスにおける共押出成形実験において、着色したアク
リル系樹脂を、無着色又は着色した低発泡塩化ビニル系
樹脂押出形材の表面に不均一な厚みで積層すると、アク
リル系樹脂の積層が厚い部分では、アクリル系樹脂被覆
層の色が深い色調(濃色)を呈し、アクリル系樹脂の積
層が薄い部分では、アクリル系樹脂被覆層の色が浅い色
調(淡色)を呈する現象を見出した。この現象は、深い
海の色がダークブルー、浅い海の色がコバルトブルーに
視覚される現象に共通するものである。この場合、基材
となる低発泡塩化ビニル系樹脂は無着色でもまた着色し
たものでも、外観目視上において濃淡の発現に大きな影
響は及ぼさないが、淡色であることが望ましい。このア
クリル系樹脂を不均一厚に積層するとともに、表面層の
色を調整すると、驚くべきことに、低発泡塩化ビニル系
押出形材に表面が木目調を発現することを発見し、本発
明に至った。
【0007】即ち、本発明は、前記課題を解決するため
に、無着色又は着色した熱可塑性樹脂と、耐候性に優れ
且つ着色したアクリル系樹脂とを共押出して熱可塑性樹
脂基材の表面にアクリル系樹脂被覆層を積層形成し且つ
該被覆層の表面を平坦にするとともに、基材と被覆層と
の境界面を凹凸となすことによって前記被覆層の厚さを
不均一にし、被覆層の厚い部分が濃色、被覆層の薄い部
分が淡色となる木目調を発現させてなる共押出建築外装
化粧材を提供するものである。
に、無着色又は着色した熱可塑性樹脂と、耐候性に優れ
且つ着色したアクリル系樹脂とを共押出して熱可塑性樹
脂基材の表面にアクリル系樹脂被覆層を積層形成し且つ
該被覆層の表面を平坦にするとともに、基材と被覆層と
の境界面を凹凸となすことによって前記被覆層の厚さを
不均一にし、被覆層の厚い部分が濃色、被覆層の薄い部
分が淡色となる木目調を発現させてなる共押出建築外装
化粧材を提供するものである。
【0008】ここで、セルカプロセスとは、発泡剤を含
んだ樹脂材料が押出機で可塑化混練されて押出ダイに送
られると、そのダイに設けられたマンドレルによって空
洞部を作った樹脂材料の外周部はキャリブレーターに押
しつけられ、その外周部は直ちに冷却されるので殆ど発
泡せず、高密度の表皮層を形成するが、中心部はマンド
レルによって作られた空洞部分が発泡した材料によって
次第に満たされて、内部ほど発泡倍率の高い成形品を得
ることができる成形法のことである。
んだ樹脂材料が押出機で可塑化混練されて押出ダイに送
られると、そのダイに設けられたマンドレルによって空
洞部を作った樹脂材料の外周部はキャリブレーターに押
しつけられ、その外周部は直ちに冷却されるので殆ど発
泡せず、高密度の表皮層を形成するが、中心部はマンド
レルによって作られた空洞部分が発泡した材料によって
次第に満たされて、内部ほど発泡倍率の高い成形品を得
ることができる成形法のことである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の共押出建築外装化粧材
は、無着色又は着色した熱可塑性樹脂と、耐候性に優れ
且つ着色したアクリル系樹脂とを、その境界面に凹凸を
設けて共押出したものである。この凹凸は、押出方向と
直交する断面において形成され、押出方向に沿って伸び
ている。そして、熱可塑性樹脂基材に積層されたアクリ
ル系樹脂被覆層の表面は、平坦になっているので、境界
面の凹凸の存在によって被覆層に部分的に厚みの厚い部
分と薄い部分が形成されている。
は、無着色又は着色した熱可塑性樹脂と、耐候性に優れ
且つ着色したアクリル系樹脂とを、その境界面に凹凸を
設けて共押出したものである。この凹凸は、押出方向と
直交する断面において形成され、押出方向に沿って伸び
ている。そして、熱可塑性樹脂基材に積層されたアクリ
ル系樹脂被覆層の表面は、平坦になっているので、境界
面の凹凸の存在によって被覆層に部分的に厚みの厚い部
分と薄い部分が形成されている。
【0010】前記基材となる熱可塑性樹脂としては、塩
化ビニル系樹脂を用いることがコスト面で好ましく、更
には低発泡性の塩化ビニル系樹脂を用いれば、軽量にな
って取扱いが容易であるとともに、施工時における切削
加工性や釘打ち性が良好になるので最も好ましい。
化ビニル系樹脂を用いることがコスト面で好ましく、更
には低発泡性の塩化ビニル系樹脂を用いれば、軽量にな
って取扱いが容易であるとともに、施工時における切削
加工性や釘打ち性が良好になるので最も好ましい。
【0011】本発明の建築外装化粧材としての低発泡塩
化ビニル系樹脂押出形材の表面には、前述の如く着色し
たアクリル系樹脂を不均一厚に積層している。その積層
厚みは、0.1〜2mmであり、より好ましくは、0.
1〜1mmである。かかる積層厚みが0.1mmを下回
る場合は、透過光が塩化ビニル系樹脂に達しやすく、塩
化ビニル系樹脂が劣化を起こす可能性が高くなり、2m
mを上回る場合は、切削加工及び/又は釘打ち加工にお
いて、アクリル系樹脂表面にひびが入る等の悪影響を及
ぼす。また、前記アクリル系樹脂は、アクリル系樹脂に
艶消し剤を添加して艶消し性を付与したものでも良い
が、艶消し剤を含まないものが濃色淡色の差がはっきり
と出易く、更には紫外線吸収剤を適宜添加しても良い。
化ビニル系樹脂押出形材の表面には、前述の如く着色し
たアクリル系樹脂を不均一厚に積層している。その積層
厚みは、0.1〜2mmであり、より好ましくは、0.
1〜1mmである。かかる積層厚みが0.1mmを下回
る場合は、透過光が塩化ビニル系樹脂に達しやすく、塩
化ビニル系樹脂が劣化を起こす可能性が高くなり、2m
mを上回る場合は、切削加工及び/又は釘打ち加工にお
いて、アクリル系樹脂表面にひびが入る等の悪影響を及
ぼす。また、前記アクリル系樹脂は、アクリル系樹脂に
艶消し剤を添加して艶消し性を付与したものでも良い
が、艶消し剤を含まないものが濃色淡色の差がはっきり
と出易く、更には紫外線吸収剤を適宜添加しても良い。
【0012】前記の艶消し性とは、建築外装化粧材とし
ての風合いを保つためには、表面光沢度3〜40%(J
IS Z 8741、入射角60°、反射角60°)が
望ましい。
ての風合いを保つためには、表面光沢度3〜40%(J
IS Z 8741、入射角60°、反射角60°)が
望ましい。
【0013】本明細書にいう艶消し剤の種類及び/又は
添加量は、光沢度に合わせて調整することが出来る。
添加量は、光沢度に合わせて調整することが出来る。
【0014】本発明に用いられるアクリル系樹脂の代表
例としては、ポリメチルメタクリレートが挙げられる
が、メチルアクリレート−ブチルアクリレート共重合
体、メチルメタクリレート−スチレン共重合体、アクリ
レート−メタクリレート系のグラフト共重合体等のメタ
クリル酸エステルの重合体及び共重合体等が挙げられ
る。
例としては、ポリメチルメタクリレートが挙げられる
が、メチルアクリレート−ブチルアクリレート共重合
体、メチルメタクリレート−スチレン共重合体、アクリ
レート−メタクリレート系のグラフト共重合体等のメタ
クリル酸エステルの重合体及び共重合体等が挙げられ
る。
【0015】本明細書にいう紫外線吸収剤とは、ペンゾ
トリアゾール系、たとえば2−(2−ヒドロキシ−5−
メチル−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ハイドロ−5′−tert−オクチルフェニ
ル)−ベンソトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−
3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕
−2H−ベンゾトリアゾール等、HALS系、たとえば
コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン等、があげられる。
トリアゾール系、たとえば2−(2−ヒドロキシ−5−
メチル−フェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ハイドロ−5′−tert−オクチルフェニ
ル)−ベンソトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−
3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕
−2H−ベンゾトリアゾール等、HALS系、たとえば
コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン等、があげられる。
【0016】前記の紫外線吸収剤の使用量は、アクリル
系樹脂組成や艶消し剤等の添加剤の種類及び/又は量、
あるいは着色した色調、更には低発泡塩化ビニル系樹脂
押出形材の色調等によって異なるが、通常、アクリル系
樹脂中に0.1〜3%の添加が好ましい。更には、0.
5〜2%がより好ましい。紫外線吸収剤が0.1%を下
回ると、建築外装材としての耐候性が保たれなくなり、
3%を上回ると押出成形時に、アクリル系樹脂表面への
紫外線吸収剤の析出が激しくなり、表面が汚れ、建築外
装化粧材としての価値がなくなる傾向となる。
系樹脂組成や艶消し剤等の添加剤の種類及び/又は量、
あるいは着色した色調、更には低発泡塩化ビニル系樹脂
押出形材の色調等によって異なるが、通常、アクリル系
樹脂中に0.1〜3%の添加が好ましい。更には、0.
5〜2%がより好ましい。紫外線吸収剤が0.1%を下
回ると、建築外装材としての耐候性が保たれなくなり、
3%を上回ると押出成形時に、アクリル系樹脂表面への
紫外線吸収剤の析出が激しくなり、表面が汚れ、建築外
装化粧材としての価値がなくなる傾向となる。
【0017】本発明に用いられる低発泡塩化ビニル系樹
脂押出形材の原料である低発泡性塩化ビニル系樹脂組成
物は、アクリル系樹脂表面層の木目調の意匠性を妨げな
い限り、必要に応じて適宜調整して使用できる。
脂押出形材の原料である低発泡性塩化ビニル系樹脂組成
物は、アクリル系樹脂表面層の木目調の意匠性を妨げな
い限り、必要に応じて適宜調整して使用できる。
【0018】押出成形装置としては、従来からプラスチ
ック加工に用いられている汎用の押出機、単軸押出機、
二軸押出機等を用い、アクリル系樹脂及び低発泡性塩化
ビニル系樹脂組成物の加工性にあわせて適宜選定利用す
ればよい。賦形装置としては、セルカプロセル用異形共
押出金型を使用することが望ましい。特に、共押出部に
おいては、アクリル系樹脂の厚みの不均一な積層を発現
させるために、リップ部を波形又は矩形状凹凸形にす
る。
ック加工に用いられている汎用の押出機、単軸押出機、
二軸押出機等を用い、アクリル系樹脂及び低発泡性塩化
ビニル系樹脂組成物の加工性にあわせて適宜選定利用す
ればよい。賦形装置としては、セルカプロセル用異形共
押出金型を使用することが望ましい。特に、共押出部に
おいては、アクリル系樹脂の厚みの不均一な積層を発現
させるために、リップ部を波形又は矩形状凹凸形にす
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。図
1は本発明の共押出建築外装化粧材の製造方法を示すも
のであり、低発泡性塩化ビニル系樹脂組成物1とアクリ
ル系樹脂2がそれぞれの押出機から溶融供給されたもの
を、押出ダイ3内で合流させ、押出ダイ3から押し出す
と同時に表面にアクリル系樹脂の積層された発泡を行っ
た。ここで、アクリル系樹脂の押出スリット4を構成す
るリップ部には、図2に示すように波状凹凸5が形成さ
れ、押出ダイ3にはマンドレル6が設けられている。そ
して、発泡物は、押出ダイ3から押し出されると同時
に、冷却用の金型(キャリブレーター7)にて冷却固化
される。この際、前記マンドレル6によって発生する空
洞部分8は、低発泡性塩化ビニル系樹脂組成物1が発泡
することによって次第に満たされる。そして、表層部は
高密度で、内部ほど発泡倍率の高い外装化粧材10が得
られる(図3参照)。
1は本発明の共押出建築外装化粧材の製造方法を示すも
のであり、低発泡性塩化ビニル系樹脂組成物1とアクリ
ル系樹脂2がそれぞれの押出機から溶融供給されたもの
を、押出ダイ3内で合流させ、押出ダイ3から押し出す
と同時に表面にアクリル系樹脂の積層された発泡を行っ
た。ここで、アクリル系樹脂の押出スリット4を構成す
るリップ部には、図2に示すように波状凹凸5が形成さ
れ、押出ダイ3にはマンドレル6が設けられている。そ
して、発泡物は、押出ダイ3から押し出されると同時
に、冷却用の金型(キャリブレーター7)にて冷却固化
される。この際、前記マンドレル6によって発生する空
洞部分8は、低発泡性塩化ビニル系樹脂組成物1が発泡
することによって次第に満たされる。そして、表層部は
高密度で、内部ほど発泡倍率の高い外装化粧材10が得
られる(図3参照)。
【0020】図3において、符号11は塩化ビニル系樹
脂基材、12はアクリル系樹脂被覆層を示し、その境界
面13には波状の凹凸が形成され、前記被覆層12の厚
みが部分的に不均一になっている。この境界面13にお
ける凹凸の発生は、前記押出スリット4のリップ部に設
けた波状凹凸5に起因している。即ち、この波状凹凸5
の凹部(スリット空間が広い)を通過するアクリル系樹
脂量は、波状凹凸5の凸部(スリット空間が狭い)を通
過するアクリル系樹脂量より多く、しかも波状凹凸5を
通過後は平坦面9によって規制されているので、波状凹
凸5の凹部を通過したアクリル系樹脂が溶融状態の塩化
ビニル系樹脂の内部により深く侵入するため、境界面1
3に凹凸が形成されるのである。
脂基材、12はアクリル系樹脂被覆層を示し、その境界
面13には波状の凹凸が形成され、前記被覆層12の厚
みが部分的に不均一になっている。この境界面13にお
ける凹凸の発生は、前記押出スリット4のリップ部に設
けた波状凹凸5に起因している。即ち、この波状凹凸5
の凹部(スリット空間が広い)を通過するアクリル系樹
脂量は、波状凹凸5の凸部(スリット空間が狭い)を通
過するアクリル系樹脂量より多く、しかも波状凹凸5を
通過後は平坦面9によって規制されているので、波状凹
凸5の凹部を通過したアクリル系樹脂が溶融状態の塩化
ビニル系樹脂の内部により深く侵入するため、境界面1
3に凹凸が形成されるのである。
【0021】図4は、境界面13の凹凸(アクリル系樹
脂被覆層12の厚さ)と、表面に発現する木目調の関係
を示したものであり、被覆層12の厚さが厚い部分では
着色された被覆層12が深い色調の濃色(例えば茶褐
色)を呈し、被覆層12の厚さが薄い部分では着色され
た被覆層12が浅い色調の淡色(例えば淡い黄土色)を
呈するのである。この押出方向に沿って伸びた濃淡の帯
の幅及び間隔は、境界面13の凹凸の凹部又は凸部の幅
及び間隔によって変化し、この変化がよりいっそう木目
調を際立たせるのである。ここで言う木目調とは、柾目
調のことであり、スジ状、スリット状とも言えるもので
ある。尚、被覆層12となるアクリル系樹脂に艶消し剤
及び/又は紫外線吸収剤を添加した場合には、その添加
量によっては前述の濃淡が逆に発現することもある。
脂被覆層12の厚さ)と、表面に発現する木目調の関係
を示したものであり、被覆層12の厚さが厚い部分では
着色された被覆層12が深い色調の濃色(例えば茶褐
色)を呈し、被覆層12の厚さが薄い部分では着色され
た被覆層12が浅い色調の淡色(例えば淡い黄土色)を
呈するのである。この押出方向に沿って伸びた濃淡の帯
の幅及び間隔は、境界面13の凹凸の凹部又は凸部の幅
及び間隔によって変化し、この変化がよりいっそう木目
調を際立たせるのである。ここで言う木目調とは、柾目
調のことであり、スジ状、スリット状とも言えるもので
ある。尚、被覆層12となるアクリル系樹脂に艶消し剤
及び/又は紫外線吸収剤を添加した場合には、その添加
量によっては前述の濃淡が逆に発現することもある。
【0022】次に、実際に本発明の外装化粧材を製造し
た実施例と比較例を以下に示す。
た実施例と比較例を以下に示す。
【0023】(実施例1)アクリル系樹脂は、サンデュ
レン樹脂SD001(鐘淵化学工業製)、艶消し剤とし
ての高架橋アクリル樹脂(積水化学工業製)、紫外線吸
収剤としてチヌビン234(チバガイギー製)、ベージ
ュ系顔料を100:6:1:10の割合で混合してペレ
ット化した。
レン樹脂SD001(鐘淵化学工業製)、艶消し剤とし
ての高架橋アクリル樹脂(積水化学工業製)、紫外線吸
収剤としてチヌビン234(チバガイギー製)、ベージ
ュ系顔料を100:6:1:10の割合で混合してペレ
ット化した。
【0024】低発泡性塩化ビニル系樹脂組成物は、主に
塩化ビニル樹脂(重合度700)、発泡剤としてアゾジ
カルボンアミド及び重炭酸ナトリウム、無機物としてタ
ルクを、10:0.08:0.08:20の比で、ドラ
イブレンドした。
塩化ビニル樹脂(重合度700)、発泡剤としてアゾジ
カルボンアミド及び重炭酸ナトリウム、無機物としてタ
ルクを、10:0.08:0.08:20の比で、ドラ
イブレンドした。
【0025】アクリル系樹脂を単軸押出機、低発泡性塩
化ビニル樹脂組成物を二軸押出機で、それぞれ溶融・押
出を行い、共押出金型内で共押出し、セルカプロセスに
て成形し、木目調の低発泡塩化ビニル系押出形材を得
た。
化ビニル樹脂組成物を二軸押出機で、それぞれ溶融・押
出を行い、共押出金型内で共押出し、セルカプロセスに
て成形し、木目調の低発泡塩化ビニル系押出形材を得
た。
【0026】得られた低発泡塩化ビニル系押出形材の耐
候性を、アイスーパー(岩崎電気製)を用いて、200
時間の促進劣化試験を実施して調べたところ、外観上に
おける変化は見受けられなかった。
候性を、アイスーパー(岩崎電気製)を用いて、200
時間の促進劣化試験を実施して調べたところ、外観上に
おける変化は見受けられなかった。
【0027】(実施例2)アクリル系樹脂として、サン
デュレン樹脂SD001(鐘淵化学工業製)、紫外線吸
収剤としてチヌビン234(チバガイギー製)、顔料と
してイソインドリノン、ペリンレッド、カーボンブラッ
クを、それぞれ100:1:0.5:0.1:0.05
の割合で混合してペレット化した。その他は実施例1と
同様にして木目調の低発泡塩化ビニル系押出形材を得
た。
デュレン樹脂SD001(鐘淵化学工業製)、紫外線吸
収剤としてチヌビン234(チバガイギー製)、顔料と
してイソインドリノン、ペリンレッド、カーボンブラッ
クを、それぞれ100:1:0.5:0.1:0.05
の割合で混合してペレット化した。その他は実施例1と
同様にして木目調の低発泡塩化ビニル系押出形材を得
た。
【0028】前記同様に、得られた低発泡塩化ビニル系
押出形材の耐候性を、アイスーパーを用いて、200時
間の促進劣化試験を実施して調べたところ、外観上にお
ける変化は見受けられなかった。しかも、木目調の濃色
淡色の発現は、実施例1よりもはっきりとしていた。
押出形材の耐候性を、アイスーパーを用いて、200時
間の促進劣化試験を実施して調べたところ、外観上にお
ける変化は見受けられなかった。しかも、木目調の濃色
淡色の発現は、実施例1よりもはっきりとしていた。
【0029】(比較例)実施例1のアクリル系樹脂か
ら、紫外線吸収剤及び艶消し剤を除いて、その他は、実
施例1と同様の方法で、低発泡塩化ビニル系押出形材を
得た。また、実施例1と同様の耐候性の促進試験を実施
したところ、全体的に黒ずんで外観性の悪化が顕著であ
った。
ら、紫外線吸収剤及び艶消し剤を除いて、その他は、実
施例1と同様の方法で、低発泡塩化ビニル系押出形材を
得た。また、実施例1と同様の耐候性の促進試験を実施
したところ、全体的に黒ずんで外観性の悪化が顕著であ
った。
【0030】
【発明の効果】本発明の共押出建築外装化粧材によれ
ば、長期間における変退色の小さい艶消し性のアクリル
樹脂表面を有した、即ち耐候性のすぐれた、木目調の意
匠性を有し、木造の建築家屋用の外装化粧材や窓枠用と
して用いるのに好適である。
ば、長期間における変退色の小さい艶消し性のアクリル
樹脂表面を有した、即ち耐候性のすぐれた、木目調の意
匠性を有し、木造の建築家屋用の外装化粧材や窓枠用と
して用いるのに好適である。
【図1】本発明の共押出建築外装化粧材の製造装置の一
部を示す簡略断面図である。
部を示す簡略断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】本発明の外装化粧材の押出方向と直交する方向
の断面図である。
の断面図である。
【図4】同じく外装化粧材の塩化ビニル系樹脂基材とア
クリル系樹脂被覆層との境界面の凹凸と、表面に発現す
る木目調の関係を示す説明図である。
クリル系樹脂被覆層との境界面の凹凸と、表面に発現す
る木目調の関係を示す説明図である。
1 低発泡性塩化ビニル系樹脂組成物 2 アクリル系樹脂 3 押出ダイ 4 押出スリット 5 波状凹凸 6 マンドレル 7 キャリブレーター 8 空洞部分 9 平坦面 10 外装化粧材 11 塩化ビニル系樹脂基材 12 アクリル系樹脂被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 B32B 27/18 Z 27/30 27/30 A 101 101 33/00 33/00 // B29K 27:06 33:00 B29L 9:00 31:10
Claims (5)
- 【請求項1】 無着色又は着色した熱可塑性樹脂と、耐
候性に優れ且つ着色したアクリル系樹脂とを共押出して
熱可塑性樹脂基材の表面にアクリル系樹脂被覆層を積層
形成し且つ該被覆層の表面を平坦にするとともに、基材
と被覆層との境界面を凹凸となすことによって前記被覆
層の厚さを不均一にし、被覆層の厚い部分が濃色、被覆
層の薄い部分が淡色となる木目調を発現させてなること
を特徴とする共押出建築外装化粧材。 - 【請求項2】 表面に積層されたアクリル系樹脂が紫外
線吸収剤を0.1〜3%含有し、且つ被覆層の厚みが
0.1mmから2.0mmの間で不均一に積層された請
求項1記載の共押出建築外装化粧材。 - 【請求項3】 表面に積層されたアクリル系樹脂が艶消
し剤を1%以上含有してなる請求項1又は2記載の共押
出建築外装化粧材。 - 【請求項4】 前記基材となる熱可塑性樹脂が、塩化ビ
ニル系樹脂である請求項1、2又は3何れかに記載の共
押出建築外装化粧材。 - 【請求項5】 前記塩化ビニル系樹脂が、低発泡性の塩
化ビニル系樹脂である請求項4記載の共押出建築外装化
粧材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8024343A JPH09216269A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 共押出建築外装化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8024343A JPH09216269A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 共押出建築外装化粧材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09216269A true JPH09216269A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12135550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8024343A Pending JPH09216269A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 共押出建築外装化粧材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09216269A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6534592B1 (en) | 1999-06-17 | 2003-03-18 | Rohm And Haas Company | Capstock composition and process providing weatherability, reduced gloss, and high impact |
| JP2004175467A (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-24 | Murazumi Kogyo Kk | フィルム用芯管 |
| JP2006056153A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 擬竹及びその製造方法 |
| JP2006116732A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Shin Nikkei Co Ltd | 廃材樹脂のリサイクル方法、樹脂積層材の成形方法、及び樹脂積層材 |
| JP2008238716A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Fujisawa Denko Kk | アルミ調樹脂押出材,アルミ調樹脂製品及びアルミ調樹脂押出材の製造方法 |
| JP2010184498A (ja) * | 2010-04-19 | 2010-08-26 | Shin Nikkei Co Ltd | 廃材樹脂のリサイクル方法、及び樹脂積層材の成形方法 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP8024343A patent/JPH09216269A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6534592B1 (en) | 1999-06-17 | 2003-03-18 | Rohm And Haas Company | Capstock composition and process providing weatherability, reduced gloss, and high impact |
| JP2004175467A (ja) * | 2002-11-25 | 2004-06-24 | Murazumi Kogyo Kk | フィルム用芯管 |
| JP2006056153A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Fukuvi Chem Ind Co Ltd | 擬竹及びその製造方法 |
| JP2006116732A (ja) * | 2004-10-19 | 2006-05-11 | Shin Nikkei Co Ltd | 廃材樹脂のリサイクル方法、樹脂積層材の成形方法、及び樹脂積層材 |
| JP2008238716A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Fujisawa Denko Kk | アルミ調樹脂押出材,アルミ調樹脂製品及びアルミ調樹脂押出材の製造方法 |
| JP2010184498A (ja) * | 2010-04-19 | 2010-08-26 | Shin Nikkei Co Ltd | 廃材樹脂のリサイクル方法、及び樹脂積層材の成形方法 |
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