JPH09216563A - 自動車用操作部材およびその製造方法 - Google Patents

自動車用操作部材およびその製造方法

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JPH09216563A
JPH09216563A JP2524496A JP2524496A JPH09216563A JP H09216563 A JPH09216563 A JP H09216563A JP 2524496 A JP2524496 A JP 2524496A JP 2524496 A JP2524496 A JP 2524496A JP H09216563 A JPH09216563 A JP H09216563A
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JP
Japan
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antibacterial
agent
operating member
antifungal
automobile
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JP2524496A
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Yoshifumi Kamano
芳文 鎌野
Hisashi Sano
久 佐野
Shunichi Takada
俊一 高田
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害微生物の繁殖を防止する清浄な自動車
用操作部材の提供、 【解決手段】 少なくともその表面に抗菌・抗かび性ゼ
オライトを含有する層を有する自動車用操作部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動車などに取付
けられ、乗員が操作あるいは把持などのために操作する
操作部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物による汚染を防止するため
に身体に直接触れる繊維製品や浴室、洗面所あるいは病
室まわりなどの化粧板を抗菌性とする提案がなされてい
る(たとえば特開平7−285140号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ステアリングホィー
ル、シフトノブ等自動車用操作部材は、それに直接手指
が接触するにもかかわらず、自動車室内は密閉された空
間であるためにとくに夏季に直射日光に曝される場合な
どは操作部材の表面温度は85℃程度にまで達すること
があり、反対に冬季には−40℃程度まで降下すること
があり、このような環境下では微生物が繁殖しにくく、
前記サニタリ製品に比べて特に操作部材を抗菌性とする
必要性はないと考えられる。
【0004】しかしながら、自動車走行中は、ステアリ
ングホィール、シフトノブなどの操作部材は常に直接手
指に接触するため、それからの汚れや汗などの分泌物が
付着することは不可避である。これらはかび、細菌など
の微生物の養分となるため操作部材表面にこれらの微生
物が繁殖することとなり、人体への悪影響が懸念され
る。これを防止するため、適宜清掃除菌をすればよい
が、面倒なことである。
【0005】本発明は、こうした実情の下に、かびや細
菌等の有害微生物の繁殖を防止し得てそれ自体が常に清
浄な自動車用操作部材を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、ステアリングホィール、シフトノブ等の表面に
抗菌・抗かび剤を含有する層を設けることが有効である
ことを知見し、本発明に至った。
【0007】すなわち、本発明は、(1)自動車室内に
装着される自動車用操作部材であって、少なくともその
表面に抗菌・抗かび剤を含有する層を有することを特徴
とする自動車用操作部材、(2)さらに最表層に離型剤
層を有することを特徴とする前記(1)記載の自動車用
操作部材、(3)抗菌・抗かび剤を含有する層が操作部
材の操作部の少なくとも一部を覆って貼着されたシート
状部材の少なくとも最表層であることを特徴とする前記
(1)記載の自動車用操作部材、(4)抗菌・抗かび剤
を含有する層が塗料層であり、かつ抗菌・抗かび剤の粒
径が塗膜厚さよりも大きいことを特徴とする前記(1)
又は(3)に記載の自動車用操作部材、(5)前記
(1)又は(2)記載の自動車用操作部材の製造方法で
あって、金型キャビティ面に予め塗布された離型剤上に
抗菌・抗かび剤を含有する被覆層を形成し、次いで必要
に応じてキャビティ内にインサート材を配置した後、樹
脂材料を導入することを特徴とする自動車用操作部材の
製造方法に関する。
【0008】本発明に使用される抗菌・抗かび剤は、特
に制限されるものではない。しかし、すでに述べたよう
に操作部材が配置される自動車室内は駐車中は、高温か
ら低温までの顕著な温度変化があり、しかも特に夏季に
おいては強い日光にも暴露されるというかなり苛酷な環
境下に置かれており、加えて操作部材には走行中は運転
者の手指が直接接触し、それにより摩擦され、しかもそ
の状態が長時間に及ぶという条件下に供されている。そ
のため、使用される抗菌・抗かび剤は、このような使用
条件の下においても安定して抗菌性・抗かび性が継続的
に維持されなくてはならず、また操作部材の構成材料に
変色、しみなどを発生させるものであってはならない。
自動車室内に配設された操作部材は装飾的要素も有する
からである。 さらに、人体に対しては安全性が確保さ
れなくてはならない。
【0009】こうしたことから、本願発明においては、
天然又は合成ゼオライトに抗菌・抗かび性金属イオンを
イオン交換して含有させた抗菌・抗かび性ゼオライトが
最適である。抗菌・抗かび性ゼオライトであれば上記の
要件を十分に満足することができる。ゼオライトにイオ
ン交換により取り込まれる抗菌・抗かび性金属イオンと
しては、抗菌・抗かび活性を有する金属イオンであれば
よいが、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンが好ましく、
より好ましいのは銀イオンである。このような抗菌・抗
かび性ゼオライトは、例えば品川燃料(株)より「ゼオ
ミック」として上市されており、容易に入手することが
できる。本発明において抗菌・抗かび性ゼオライトの粒
径は、例えば0.1〜50ミクロン程度のものが利用で
きる。
【0010】操作部材は、その内部まで含めて全体に抗
菌・抗かび性を付与してもよいが、コスト的に不利であ
り、又通常その必要はない。微生物の繁殖が問題となる
のは操作部材の表面であるから、表面層に抗菌・抗かび
剤を存在させればそれで十分である。しかし、操作部材
を成形する際に、離型剤が使用され、その離型剤が抗菌
・抗かび剤を含む層の上に形成される場合があるが、そ
のような場合であっても、離型剤はワックス状であり、
しかも極めて薄い層であるため菌の通過を許容して抗菌
・抗かび効果は妨害されない。むしろ、抗菌・抗かび剤
含有層を機械的損傷から保護し、また手垢汚れなどの付
着を防ぐように作用する。
【0011】本発明の操作部材は、ステアリングホィー
ルやシフトノブである場合には、通常、硬質の芯材とそ
の芯材を被覆する軟質の被覆部とから構成され、この被
覆層の表面部に抗菌・抗かび剤含有層が形成されてい
る。この場合には芯材をインサート成形して製造するこ
とができる。また別の態様として抗菌・抗かび剤を含有
する樹脂層を最表層とするシート部材を操作部材の操作
部に添着することができる。さらに別の態様として前記
の抗菌・抗かび性ゼオライトを含有する層は、成形され
た操作部材に対して、樹脂と希釈剤と必要により硬化剤
などとともに塗料として塗布することにより形成しても
よく、また、操作部材の成形の際に前記ゼオライト含有
組成物をインモールドコーティングして形成してもよ
い。塗料として塗布する場合、抗菌・抗かび剤の粒径を
塗膜厚さより大きいものを選択した場合、たとえば塗布
厚さを20ミクロン以上とし、抗菌・抗かび剤の粒径を
25〜50ミクロン等とした場合には、塗布面は艶消し
面となり、抗菌剤に艶消し剤の機能をもたせることがで
きる。このような抗菌・抗かび性ゼオライト含有組成物
において、ゼオライトは、樹脂固形分100重量部に対
し、0.1〜10重量%程度添加すれば十分である。ま
た、その樹脂成分としては軟質のポリ塩化ビニル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂等が使用され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づき本発明を実
施例によりさらに詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の操作部材の一実施例を示
す自動車用ステアリングホイール1の平面図である。図
1に示すように握り部であるリム部11とホーンスイッ
チ、エアバッグ装置などを内蔵するパッド12を保持す
るボス部14と、ボス部およびリム部とを連結する複数
のスポーク部15などからなり、図示しないステアリン
グシャフトに嵌着されている。図1におけるリム部11
のA部断面図を図2に示す。パイプ状をなすリム芯金2
1が断面略中央にインサート成形され、そのリム芯金2
1を軟質の被覆部材である発泡ポリウレタン22が覆
い、その表面に抗菌・抗かび性インモールドコート2
3、離型剤24の薄層が形成されている。このようなス
テアリングホイールは、図3、4に示すように成形され
る。
【0014】図3に示すように、開いた金型の製品形成
部(キャビティ)表面にスプレーガン40などで離型剤
24、後述する抗菌・抗かび性インモールドコート23
の順に吹き付け、薄膜を形成する。離型剤24は射出反
応成形に常用されるワックス状物質であり、その形成す
る膜厚はおよそ1ミクロンである。図3は一対の金型の
開いた状態の一方について示したが、他方についても同
様に薄膜を形成する。図4はリム芯金21をインサート
した後、上記金型を閉じて形成される製品形成部(キャ
ビティ)に液状のポリウレタン形成材料液を注入発泡し
た状態の図1におけるステアリングホイール1の同一箇
所(A断面図)を示す金型の断面図である。
【0015】インモールドコーティングは、さきに述べ
たように、シンナーを30重量部と主材としてのウレタ
ン系塗料を100重量部と金属として銀、亜鉛を含有す
る粒径0.6〜2.5μmの抗菌・抗かび性ゼオライト
[品川燃料(株)製ゼオミック]を0.47重量部、さ
らに架橋剤(硬化剤)16重量部からなる。インモール
ドコート23は、リム部11およびスポーク部15表面
に5〜20ミクロン厚みで形成した。
【0016】抗菌作用の確認試験は下記の方法により行
った。
【0017】(1)コントロールは比較対照として菌液の
み、(2)抗菌コート有りはインモールドコートに抗菌剤
を添加したもの、(3)無抗菌コートは抗菌剤を添加しな
いインモールドコート塗布品で、これらの各試料表面に
大腸菌(Echerichiacoli IFO 33
01)および黄色ブドウ球菌(Staphylococ
cus aureus ATCC 6538P)の所定
菌濃度の液を付着させて、所定時間経過後の菌体の増減
を測定した。その試験方法は以下のようにして行なっ
た。
【0018】1.各資料に106cell/mlの菌液
0.5mlを滴下し、35℃で培養 2.滅菌済みリン酸緩衝液にて菌を洗い出す 3.洗い出した試験液中の生菌数を菌数測定用培地を用
いて希釈測定法にて測定その結果、表1に示すように良
好な抗菌効果を確認された。
【0019】
【表1】
【0020】注1.単位は、cells/ml 注2.菌株1は、大腸菌E.coli IFO3301 注3.菌株2は、黄色ブドウ球菌S.aureus A
TCC6538P さらに、ステアリングホイールの使用条件における抗菌
・抗かび作用の耐久性を測定するため、下記の3条件を
各試料毎に順次加え、劣化を促進した状態で菌液を滴下
して試料液を作成し、前記と同様にして生菌数を測定し
た。3条件とは、以下のとおりのものであって、これら
は自動車用ステアリングホイールの耐久性確認実験条件
に準じたものである。
【0021】(1)高温劣化 100℃にて600時間の加熱試験 (2)光劣化 サンシャインカーボンウェザオメータを600時間照射 (3)摩擦劣化 新フォード式摩耗試験機にて、10,000回の摩擦試
験 その結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】注1.単位は、cells/ml 注2.菌株1は、大腸菌E.coli IFO3301 注3.菌株2は、黄色ブドウ球菌S.aureus A
TCC6538P 表2に示すように、これらの劣化促進後における試料の
生菌数測定実験によっても優れた抗菌性を維持してお
り、良好な抗菌効果が確認された。
【0024】ステアリングホイールの軟質樹脂部を形成
するポリウレタンには、通常触媒として亜鉛などの重金
属やイミダゾール系の化合物が用いられ、これらの物質
は微量の「菌体の成育を阻害する作用」が認められてお
り、そのために、抗菌剤を添加しないインモールドコー
ト塗布品においても生菌数の減少が見られるものと考え
られる図8は、インモールドコート23の抗菌剤の分布
状態を説明する図であり、ポリウレタンを注入発泡した
状態の製品(ステアリングホイール)と成型金型の部分
断面を示している。塗布されて流動状態にあるインモー
ルドコート23の塗布直後においては抗菌剤は均一に分
布するが、硬化する過程で抗菌剤が沈降し、金型面側に
密度が高く分布するようになる。従って、発泡ポリウレ
タン22の側には樹脂分リッチな、抗菌剤が比較的希薄
な部分が形成される一方、製品としての表面側になる部
分には濃密な抗菌剤が分布するようになる。従って、上
記の微量の抗菌剤を添加することによっても、効率的に
優れた抗菌効果を発揮できる。
【0025】また、インモールドコート23のさらに表
面に離型剤層が形成されるが、前述のようにこの離型剤
はワックス状であり、極めて薄い層で菌の通過を許容し
て抗菌効果発現を妨害せず、またインモールドコート2
3を機械的損傷から保護して抗菌効果を保持するように
作用し、手垢汚れなどの付着を防ぐように作用する。こ
のように、ステアリングホイールの芯材を被覆する軟質
ポリウレタンの表面に塗膜などのコーティング層を形成
する工程において、予め添加した少量の抗菌剤によっ
て、ステアリングホイール1の操作部の菌の増殖を効果
的に防止することができる。またステアリングホイール
1の操作部に対して、その表面にのみ形成されるインモ
ールドコート23に約1%程度の少量の抗菌剤を添加す
るだけでよく、被覆部材であるポリウレタンに添加する
ものに比べて、抗菌剤が極めて少量で済むためコストア
ップをほとんど招来しない。さらに成形に使用された離
型剤が抗菌作用の持続性を高める。
【0026】本発明の他の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】図5の符号2は前記実施例に類似のステア
リングホイールであって、操作部であるリム部全周とス
ポーク部の少なくとも一部に天然皮革31を貼着縫合し
たものである点が前記ステアリングホイールと異なる。
その他実質的に同一の構成のものは同一の符号を付し
て、説明を省略する。天然皮革は所定の形状に切り取ら
れ、端末を折り返し縫合穴を穿設するなどして、前記の
箇所に取付け縫合される。この天然皮革31には複数の
表面コーティング層を形成してある。すなわち、まず原
皮に所定の着色、目止めなどを施して下地を形成する。
次にアクリルエマルジョン、ウレタンエマルジョンを塗
布し、最後にトップ(最上)層としてウレタン樹脂層を
吹き付けるなどして形成する。このトップ(最上)層に
は上記の実施例と同一のゼオミック(商品名)を樹脂固
形分に対して1重量%添加したウレタン樹脂を3乃至5
ミクロンの厚みで施してある。このトップコートは上記
抗菌・抗かび剤を含む以外は従来の組成と同一である。
【0028】
【表3】
【0029】注1.単位は、cells/ml 注2.菌株1は、大腸菌E.coli IFO3301 注3.菌株2は、黄色ブドウ球菌S.aureus A
TCC6538P
【0030】
【表4】
【0031】注1.単位は、cells/ml 注2.菌株1は、大腸菌E.coli IFO3301 注3.菌株2は、黄色ブドウ球菌S.aureus A
TCC6538P 抗菌効果の確認試験は前記の実施例と同一の方法により
行なった。その結果を表3、4に示す。、表3、表4に
示したように、トップコートに添加した抗菌剤によっ
て、きわめて短時間で成育菌をほぼ完全に殱滅すること
ができ、また実用上十分な耐久性を有する。なお、表
3、4中、(1)コントロールは比較対照として菌液の
み、(2)抗菌コート有りはインモールドコートに抗菌剤
を添加したものを示す。なお、表4は(1)高温劣化、
(2)光劣化、(3)摩擦劣化、以上の(1)〜(3)
を順次単一の試料に実施した試料の抗菌試験結果を示し
ている。また天然皮革には通常の原皮加工工程において
防黴処理が行われており、これが抗菌・抗かび剤ととも
に本実施例の抗菌・抗かび作用確認に用いた細菌の成育
を阻害して、一層効果的に抗菌・抗かび作用を発現して
いる。このような抗菌・抗かび剤を添加したトップコー
トは、前記の最初の実施例からも通常防黴処理を行わな
い合成皮革や樹脂シートなどに対しても有効に作用する
のは自明である。
【0032】本発明のさらに他の実施例を図面を基に説
明する。図6は本発明の実施例であるシフトノブ3で、
図7はそのB部断面図である。シフトパターンを示す銘
板44が上部に設けられた凹部に接着などして取付けら
れる。表皮41は軟質の塩化ビニル樹脂、芯材42はポ
リエステル樹脂、例えばPBT樹脂などで形成され、芯
材42を予め第1の金型で射出成形し、次に表皮41の
成形金型に芯材42をインサートし、芯材42の外側を
覆って一体に表皮41を射出成形してノブ本体3aを形
成する。次に塗料をスプレーガン40などで略均一に塗
布する。この塗料には樹脂固形分100重量に対して実
施例1と同様の抗菌・抗かび剤であって、粒径30ミク
ロン程度のものを2重量%添加してあり、形成される塗
膜43は5乃至20ミクロンである。次に銘板44を取
付ける。このように塗装後の塗膜に対して十分粒径の大
きい抗菌剤を使用したので、表面はマット(艶消し)が
かかったような外観を呈するとともに、抗菌剤は塗膜殻
表面に露出して抗菌作用を発現する。この実施例では前
記の実施例よりも多量の抗菌剤を配合したが、その量は
およそ2%であって、製品価格に及ぼす影響は微少であ
る。また、艶消し剤として通常用いられる二酸化硅素な
どの代わりに抗菌剤であるゼオミックを配合しており、
コストの少なくとも一部を相殺すると同時に艶消しの効
果を得ている。
【0033】この実施例のように、抗菌作用を有する塗
膜を製品成形後に塗布しても、上記インモールドコート
に匹敵する抗菌作用が得られる。
【0034】本発明の操作部材としては、ステアリング
ホイール、シフトノブの外、アシストグリップ、ドアグ
リップ、サンバイザー、コンソールリッド、空調用吹出
口の風向調節または開閉扉操作用などのノブ、ホーンス
イッチ操作部を兼ねるエアバッグ装置のカバー体(図1
のパッド12)などが挙げられる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明によれば、操作部材の表面に抗菌・抗かび剤
含有層を有するので、直接手指などと接触する自動車用
操作部材を常に清浄に維持することができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、離型剤層が
抗菌・抗かび層の保護被覆として作用し、かつその抗生
物活性を阻害することがない。
【0037】請求項3記載の発明によれば、操作部材の
手指が接触する部分のみを効果的に抗菌・抗かび性とす
ることができる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、抗菌・抗か
び剤が同時に艶消し剤としても作用し、表面外観を向上
することができる。
【0039】さらに請求項5記載の製法発明によれば、
抗菌・抗かび剤を自動車操作部材の表面部に高濃度で存
在させることができ、最表層の離型剤層も上記のように
抗菌作用を妨害することなく、むしろ抗菌・抗かび剤の
保護層として機能させることができ、しかもそのような
操作部材を従来のインモールドコーティングの成形装置
をそのまま利用して成形することができ、何ら新たに設
備、工程を要せずに容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車操作部材の一実施例であるステ
アリングホイールの平面図、
【図2】図1のA部断面図、
【図3】図1のステアリングホイールの成形法の説明
図、
【図4】同上説明図、
【図5】本発明の別の実施例を説明する図、
【図6】本発明のさらに別の実施例を説明する図、
【図7】図6のB部断面図、
【図8】図3、4に示すステアリングホイールにおける
抗菌・抗かび剤の分布を説明する図。
【符号の説明】
11 リム部 21 芯金 22 被覆部材 23 抗菌・抗かび性インモールドコート 24 離型剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車室内に装着される自動車用操作部
    材であって、少なくともその表面に抗菌・抗かび剤を含
    有する層を有することを特徴とする自動車用操作部材。
  2. 【請求項2】 さらに最表層に離型剤層を有することを
    特徴とする請求項1記載の自動車用操作部材。
  3. 【請求項3】 抗菌・抗かび剤を含有する層が操作部材
    の操作部の少なくとも一部を覆って貼着されたシート状
    部材の少なくとも最表層であることを特徴とする請求項
    1記載の自動車用操作部材。
  4. 【請求項4】 抗菌・抗かび剤を含有する層が塗料層で
    あり、かつ抗菌・抗かび剤の粒径が塗膜厚さよりも大き
    いことを特徴とする請求項1又は3に記載の自動車用操
    作部材。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の自動車用操作部材
    の製造方法であって、金型キャビティ面に予め塗布され
    た離型剤上に抗菌・抗かび剤を含有する被覆層を形成
    し、次いで必要に応じてキャビティ内にインサート材を
    配置した後、樹脂材料を導入することを特徴とする自動
    車用操作部材の製造方法。
JP2524496A 1996-02-13 1996-02-13 自動車用操作部材およびその製造方法 Pending JPH09216563A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542987A (ja) * 1999-05-03 2002-12-17 オートリブ−イゾデルタ 自動車用ハンドルのようなエレメント及びその準備方法
JP2008037221A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Takehiko Oki ステアリングホイール
CN111676708A (zh) * 2020-06-16 2020-09-18 浙江吉利汽车研究院有限公司 车辆换挡球头表皮及车辆

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