JPH09217394A - 水貯留用タンク - Google Patents
水貯留用タンクInfo
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Abstract
損傷が生じても防火用水等の水の保管空間を確保し、か
つ該保管空間中の水の流出を防止することのできる水貯
留用タンクを提供すること。 【解決手段】 既存の地下埋設型の防火タンク1の内底
部1a及び内周側1bに沿って非透水性内張層としてゴ
ムシート2を配設する。ゴムシート2の内側には、単位
骨格部材である複数の籠状部材3、3…を防火タンク1
の開口部1cから持ち込み、相互を結合してこの内部に
空間保持骨格を作る。この内部空間にパイプ体6を立設
し、開口部1cから突出させ、上端にポンプ装置7を接
続する。
Description
を防火用や散水用等の用途に用いるために貯留保管する
水貯留用タンクに関する。
しては地上又は地下に設置したコンクリート製等のそれ
らが知られている。これらには水道水を入れて保管する
ものや、雨水を導入して保管するものもある。同様に用
いられる木製のタンクも知られているが、これらは小型
のものに限られる。
ト、金属又は板材等で構成されているものであるから、
大型の地震等に伴う揺れ等により一部にひび割れが生じ
たり、場合によっては倒壊する等の損傷を生じ易く、そ
してこのような損傷が生じた場合には、該損傷部から貯
留中の水が流出し、防火用水等の保管を継続することが
できなくなるという問題がある。したがって地震に伴っ
て生じる火災等の際には防火用水が使えなくなると云う
重大な支障の生じる虞のあるものである。
のような防火タンク等の問題点を解決し、強大な地震等
によって周壁の一部又は全部に損傷が生じても防火用水
等の水の保管空間を確保し、かつ該保管空間中の水の流
出を防止することのできる水貯留用タンクを提供するこ
とを解決の課題とするものである。
を有するタンク用空間の少なくとも内底部及び内周側に
可変形性の非透水性内張層を構成し、かつ該非透水性内
張層内に複数の単位骨格部材を充填して空間保持骨格を
構成した水貯留用タンクである。
は水道水等を充填して保管しておけば、強大な地震等に
よってその周壁に破損が生じた場合であっても、単位骨
格部材が完全に壊れて潰れてしまうことまではないの
で、これによって構成される空間保持骨格で水の保管空
間が保持され、かつ非透水性内張層が可変形性であって
周壁が壊れてもこれに穴が開く等のことも容易に生じな
いので、これらの雨水又は水道水等の水は常に確実に保
管が継続され、このような場合に生じる火災等の消火用
水として有効に使用することができる。
散水用水等として利用する領域の必要性を考慮してその
大きさを決定する。またこのタンク用空間を構成する領
域は地下が適当であるが、これを掘り下げて構成する領
域は、特定の場所である必要はない。個人の家庭の庭、
公園、畑、運動場等どのようなところでも不都合ではな
い。盛土をして若干盛り上げたような領域でも不都合で
はない。新しく構成するのではなく、前記タンク用空間
として、既存の防火タンクを利用することとしても良
い。この場合は、既存の防火タンクに地震等によって割
れ等の損傷が生じても水の保管能力を失わないものに構
成することができる。
水性内張層内に延びる汲み出し手段であって、該非透水
性内張層内に貯留してある水を汲み出すことのできる汲
み出し手段を設置することができる。この汲み出し手段
は、前記非透水性内張層の内側に貯留されている水を、
防火等の必要に応じて汲み出すことのできるものであれ
ば、特定のそれに限定されない。手動又は電動等のポン
プ手段を採用することができるが、防火等の実際に有効
に働くためには、適当な容量を持った電動その他の原動
機付のポンプで構成されるものが適当であろう。災害時
に電源又は燃料が失われた場合の対応も考慮すれば、手
動のポンプ手段等も併設するのが適当である。このよう
に構成した場合は、防火のため又は散水その他の必要に
よって水を汲み出すのが容易になる。
の内底部及び内周側にゴムシートを内張することにより
構成することができ、この場合は、ゴムシートが可変形
性ばかりでなく、弾力性も有するので、タンク用空間が
破損した場合にも、よりその非透水性を維持しやすくな
るものである。
ね、並べ、若しくは結合する等により、空間保持骨格を
構成できるものであれば、特定のそれに限定されない。
例えば、この単位骨格部材として籠状部材を構成し、前
記タンク用空間の非透水性内張層の内側の空間内に、複
数の前記籠状部材を上下方向及び縦横方向に連設配置し
て空間保持骨格を構成することもできる。
成であるため、相互の結合が容易で、空間率も高く、か
つ強固であるとともに、水の移動が容易な空間保持骨格
を構成できるものである。
することもでき、この場合は、前記タンク用空間の非透
水性内張層の内側の空間内に、複数の前記四辺形枠体を
上下方向及び縦横方向に連結して空間保持骨格を構成す
ることができる。この場合には、前記籠状部材に構成し
た単位骨格部材より一層空間率を高くすることができ
る。
利のような小片部材を用いることもできる。この場合
は、タンク用空間の内部形状がどのようなものであれ、
自在に対応できるとともに、単に所要量を所定の部位に
投入するだけで構成し得るので、極めて容易にかつ安価
に構成し得るものである。
に基づいて添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1
〜図3は本発明の一実施例を示している。図1は一実施
例を示す概略断面説明図、図2は単位骨格部材である籠
状部材を結合した状態を示す平面説明図、図3は単位骨
格部材である籠状部材の一部切欠正面図である。
を利用したものである。既存の地下埋設型の防火タンク
1の内底部1a及び内周側1bに沿って非透水性内張層
としてゴムシート2を配設する。上記防火タンク1は、
図1に示すように、地面を掘り下げてコンクリートを打
設して構成したものであり、上部に開口部1cを有する
ものである。図1中、GLは地表面である。
材である複数の籠状部材3、3…を前記開口部1cから
持ち込み、図1及び図2に示すように、相互を結合して
この内部に空間保持骨格の構造を作り出す。
に、籠状の容体部の上部の開口部縁から鍔体3aを張出
させ、この鍔体3aの外端から容体部外周と平行にスカ
ート部3bを垂下構成したものである。なお鍔体3a及
びスカート部3bにも透水孔5、5…を開口してあり、
複数のそれらを組立てて空間保持骨格を構成した場合
に、これらの透水孔5、5…を通じて空間保持骨格で保
持されたゴムシート2の内側の空間中を水が流通可能に
なるものである。また上記鍔体3a及びスカート部3b
には、図3に示すように、それぞれボルト孔4、4…を
穿設してある。また籠状部材3、3…の容体部の底部に
も図示していないが、ボルト孔を穿設してある。
すように、防火タンク1の内底部1aに配したゴムシー
ト2上では、該内底部1aに対応する部位の全体にわた
って籠状部材3、3…を下向きにして敷き詰め、側方に
隣接する相互を、鍔体3aの外端に構成したスカート部
3b、3b相互を結合することで、構成する。
は、上向きの籠状部材3、3…を載せ、必要に応じてそ
れらの底部相互を接着剤で固定し、又はボルト・ナット
等により結合固定する。あるいは単に載せるだけとす
る。側方に隣接する籠状部材3、3相互を、鍔体3aに
構成したスカート部3b、3b相互を利用して結合する
のは最下部の籠状部材3、3相互の結合をする場合と同
様である。
には、各々また下向きの籠状部材3、3…を載せ、上下
対面した籠状部材3、3相互は、対面接合状態の鍔体3
a、3a相互を利用して結合固定する。側方に隣接する
籠状部材3、3相互は、鍔体3aの外端のスカート部3
b、3b相互を利用して結合するのは云うまでもない。
周側1bに配したゴムシート2の内側の空間には、その
空間が一杯になるまで、籠状部材3、3…相互を結合し
つつ積み上げて、空間保持骨格を構成する。
2に示すように、上下の籠状部材3、3相互について
は、それらの開口部が相互に対面接合する場合には、相
互の鍔体3a、3aのボルト孔4、4…を利用してボル
ト・ナット等で結合固定し、底部相互が対面接合する場
合は必要に応じて接着剤で結合し、又はボルト・ナット
で結合し、あるいは単に下方のそれに上方のそれを載せ
るだけの結合をする。左右の籠状部材3、3相互の結合
は、相互の鍔体3a、3aの外端から垂下したスカート
部3b、3bを対面させ、かつそれらに穿設してあるボ
ルト孔4、4…を利用してボルト・ナット等で結合固定
する。
に於いて、必要に応じて、対応する位置の単位骨格部材
である籠状部材3、3…の底部等に孔をあけ、これらの
孔を通じてパイプ体6を立設しておくこととする。その
下端開口部は、前記防火タンク1の内底部1aに対応す
る位置のゴムシート2の直上付近とし、上端は開口部1
cから若干立上った高さ位置とする。このパイプ体6の
上端にはポンプ装置7の吸引口を取り付け、吐出口にも
短いパイプ体を取り付ける。上部のパイプ体にはキャッ
プ8を着脱自在に被覆する。こうして汲み出し装置を構
成する。
火タンク1の内底部1a及び内周側1bにゴムシート2
を内張し、かつ該ゴムシート1内に籠状部材3、3…を
組立てて空間保持骨格を構成したものである。また空間
保持骨格を構成する単位骨格部材である籠状部材3、3
…に孔をあけてパイプ体6をその内部に立設し、これに
ポンプ装置7を配して汲み出し装置を構成したものであ
る。それ故、容易かつ簡易に水貯留用タンクを構成し得
るものである。
で防火タンク1の内底部1a及び内周側1bに非透水性
内張層を構成しているので、地震等の際の大きな振動や
揺動、更には地盤の若干のずれ等により防火タンク1に
損傷が生じても、該ゴムシート2は容易に破断等を生じ
ず、かつ内部には単位骨格部材である籠状部材3、3…
により空間保持骨格が構成してあるので、水の保管空間
が確保され、タンクとしての役割を保持し続けることが
できるものである。しかして大地震等の際に伴うことの
多い火災等に対して用水を確保することができるもので
ある。
内側に貯留されている水を汲み出す汲み出し装置を構成
してあるので、その周辺で火災が発生した場合には、前
記キャップ8を取り外してポンプ装置7の吐出側に配し
たパイプ体にホース等を接続して水を汲み出して消火の
用に供することができる。それ以外に、この水貯留用タ
ンク中の水は散水に用いたりすることができる。
で、図4は、空間保持骨格の構成用の四辺形の辺に沿っ
た四辺形枠体を示した正面図であり、図5は、複数本の
上記四辺形枠体を利用して組立てた空間保持骨格の構造
を示す概略斜視図である。
施例で、前記籠状部材3、3…により空間保持骨格を構
成するのに代えて、以上の四辺形枠体9、9を用いて空
間保持骨格を構成するものである。こうして前記実施例
の場合より、より空間率を高めることができる。
棒材を四辺形の辺に沿った形状に組んで構成したもので
あり、前記防火タンク1に内張したゴムシート2の内側
の空間に複数のそれらを持ち込んで、前記実施例と同様
に、それらを組立て空間保持骨格10を構成する。この
空間保持骨格10は、隣接する四辺形枠体9、9の枠辺
相互を重ね合わせ、同時にクランプ手段等によりクラン
プしつつ、図5に示すような構造に組立てるものであ
る。こうして前記実施例と同様の水貯留用タンクを構成
し得ることとなる。
記実施例の籠状部材3、3…を用いて空間保持骨格を構
成した場合より空間率が高くなる利点がある。他の点に
関しては、前記実施例について説明したところと同様で
ある。
非透水性内張層を、前記タンク用空間の内側に配し、か
つその内部に単位骨格部材で空間保持骨格を構成したも
のであるため、地震等でタンクの周壁等を構成するコン
クリート等に破損が生じても可変形性の非透水性内張層
が容易に破損を生ぜず、水密性を保持し、かつ空間保持
骨格が内部のタンク用空間を保持する。したがって地震
等の際にも内部の水を確実に保持し続けることができる
と云う利点を有する。
シートを採用した場合には、弾力性を有するため、地震
等の際にもより破損が生じにくく、タンク用空間の水密
性の保持により有効である。
み出す汲み出し手段を構成してあるので、その周辺で火
災が発生した場合には、これを汲み出して消火の用に供
するのに好都合である。散水用に用いたり、夏季に乾い
た運動場等に散水するために用いたりするのにも便利で
ある。
し、前記タンク用空間の内、前記非透水性内張層の内側
の空間内に、複数の前記籠状部材を上下方向及び縦横方
向に積み重ねて空間保持骨格を構成した場合には、タン
ク用空間の形状がどのようなものであれ、容易にそれに
対応した形状の空間保持骨格を構成することができる。
しかも充分大きな容量の空間率を確保できる。
用いることとし、前記タンク用空間の非透水性内張層の
内側の空間内に、複数の前記四辺形枠体を上下方向及び
縦横方向に連結して空間保持骨格を構成した場合には、
次のような効果が得られる。
小型のものにした場合には、タンク用空間の形状がどの
ようなものであれ、容易にそれに対応して形状の空間保
持骨格を構成することができる。また、例えば、四辺形
枠体のサイズを比較的大型のものにした場合には、容易
に容量の大きなタンク用空間を埋める空間保持骨格を構
成することができる。しかも、いずれにしても、タンク
用空間内に充分大きな容量の水貯留空間を残すこともで
きるものである。
した状態を示す平面説明図。
切欠正面図。
辺に沿った四辺形枠体を示した正面図。
立てた空間保持骨格の構造を示す概略斜視図。
Claims (6)
- 【請求項1】 一部に開口部を有するタンク用空間の少
なくとも内底部及び内周側に可変形性の非透水性内張層
を構成し、かつ該非透水性内張層内に複数の単位骨格部
材を充填して空間保持骨格を構成した水貯留用タンク。 - 【請求項2】 前記タンク用空間として、既存の防火タ
ンクを利用した請求項1の水貯留用タンク。 - 【請求項3】 前記タンク用空間の開口部に、その非透
水性内張層内に延びる汲み出し手段であって、該非透水
性内張層内に貯留してある水を汲み出すための汲み出し
手段を設置した請求項1の水貯留用タンク。 - 【請求項4】 前記非透水性内張層を、前記タンク用空
間の内底部及び内周側にゴムシートを内張することによ
り構成した請求項1、2又は3の水貯留用タンク。 - 【請求項5】 前記単位骨格部材として籠状部材を構成
し、前記タンク用空間の非透水性内張層の内側の空間内
に、複数の前記籠状部材を上下方向及び縦横方向に連設
配置して空間保持骨格を構成した請求項1、2、3又は
4の水貯留用タンク。 - 【請求項6】 前記単位骨格部材として四辺形枠体を用
いることとし、前記タンク用空間の非透水性内張層の内
側の空間内に、複数の前記四辺形枠体を上下方向及び縦
横方向に連結して空間保持骨格を構成した請求項1、
2、3又は4の水貯留用タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04811296A JP3710192B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 水貯留用タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04811296A JP3710192B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 水貯留用タンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09217394A true JPH09217394A (ja) | 1997-08-19 |
| JP3710192B2 JP3710192B2 (ja) | 2005-10-26 |
Family
ID=12794242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04811296A Expired - Lifetime JP3710192B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 水貯留用タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3710192B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001020362A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Shinichiro Hayashi | 路面部に対する雨水の地下浸透構造 |
| JP2001026976A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-01-30 | Shinichiro Hayashi | 溢水防止機能を具えた水路 |
| JP2001032229A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-06 | Shinichiro Hayashi | 海岸の土地造成方法 |
| JP2001090167A (ja) * | 1999-09-27 | 2001-04-03 | Shinichiro Hayashi | 雨水等の貯留浸透用構築物 |
| JP2001123431A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-08 | Shinichiro Hayashi | 溢水防止機能を具えた水路 |
| JP2007314217A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 地下防火水槽及びその補強方法 |
| JP2015183418A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 株式会社Ihi建材工業 | 水槽及び水槽の構築方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4866264B2 (ja) * | 2007-02-20 | 2012-02-01 | 株式会社Ihiインフラシステム | 地中埋設用函体 |
| WO2009153829A1 (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-23 | 株式会社林物産発明研究所 | 地中埋設用函体 |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP04811296A patent/JP3710192B2/ja not_active Expired - Lifetime
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|---|---|
| JP3710192B2 (ja) | 2005-10-26 |
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