JPH09217419A - 鉄骨部材の補強構造 - Google Patents
鉄骨部材の補強構造Info
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- JPH09217419A JPH09217419A JP4955696A JP4955696A JPH09217419A JP H09217419 A JPH09217419 A JP H09217419A JP 4955696 A JP4955696 A JP 4955696A JP 4955696 A JP4955696 A JP 4955696A JP H09217419 A JPH09217419 A JP H09217419A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現場での溶接作業を必要とせず、しかも高い
精度で容易に、かつ短時間に施工することができる鉄骨
部材の補強構造を得る。 【解決手段】 鉄骨部材3の補強すべき箇所を、少なく
とも2分割されて全体として筒状の補強部材5を構成す
る分割部材5a、5bによって囲繞し、これら分割部材
5a、5b同士を締結部材6で一体化させて補強部材5
を構成するとともに、当該補強部材5と上記鉄骨部材3
との間に充填材10を充填した。
精度で容易に、かつ短時間に施工することができる鉄骨
部材の補強構造を得る。 【解決手段】 鉄骨部材3の補強すべき箇所を、少なく
とも2分割されて全体として筒状の補強部材5を構成す
る分割部材5a、5bによって囲繞し、これら分割部材
5a、5b同士を締結部材6で一体化させて補強部材5
を構成するとともに、当該補強部材5と上記鉄骨部材3
との間に充填材10を充填した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建造物や建築
物を構成する鉄骨部材を補強するための補強構造に関す
るものである。
物を構成する鉄骨部材を補強するための補強構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄塔などの構造物や建築物の架
構を構成する鉄骨部材において、その耐力不足の部位を
補強する場合には、もっぱら補強すべき鉄骨部材の一部
分あるいは全長にわたって、鋼板やアングル材等の補強
部材を添わせて溶接・一体化することにより行なってい
た。
構を構成する鉄骨部材において、その耐力不足の部位を
補強する場合には、もっぱら補強すべき鉄骨部材の一部
分あるいは全長にわたって、鋼板やアングル材等の補強
部材を添わせて溶接・一体化することにより行なってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の鉄骨部材の補強構造にあっては、現場で上記
鋼板等の溶接を行なっているために、作業姿勢等の作業
条件が悪く、よって施工精度に劣るとともに、強度上の
欠陥が生じやすいという問題点があり、さらに溶接作業
のみならず当該溶接作業に付帯する養生作業等に多大の
手間と時間とを要し、その施工が非能率であるという問
題点があった。さらにまた、複数の鉄骨部材間に跨がっ
て座屈防止材を掛け渡して当該部位を補強する場合に
は、別途現場にて上記鉄骨部材間あるいは上記鋼板間に
座屈防止材を溶接する必要が生じ、一層施工に多くの手
間および時間を要するとともに、当該部位における外観
が極めて悪くなってしまうという問題点があった。
うな従来の鉄骨部材の補強構造にあっては、現場で上記
鋼板等の溶接を行なっているために、作業姿勢等の作業
条件が悪く、よって施工精度に劣るとともに、強度上の
欠陥が生じやすいという問題点があり、さらに溶接作業
のみならず当該溶接作業に付帯する養生作業等に多大の
手間と時間とを要し、その施工が非能率であるという問
題点があった。さらにまた、複数の鉄骨部材間に跨がっ
て座屈防止材を掛け渡して当該部位を補強する場合に
は、別途現場にて上記鉄骨部材間あるいは上記鋼板間に
座屈防止材を溶接する必要が生じ、一層施工に多くの手
間および時間を要するとともに、当該部位における外観
が極めて悪くなってしまうという問題点があった。
【0004】本発明は、上記従来の鉄骨部材の補強構造
が有する課題を有効に解決すべくなされたもので、現場
での溶接作業を必要とせず、しかも高い精度で容易に、
かつ短時間に施工することができる鉄骨部材の補強構造
を提供することを目的とするものである。
が有する課題を有効に解決すべくなされたもので、現場
での溶接作業を必要とせず、しかも高い精度で容易に、
かつ短時間に施工することができる鉄骨部材の補強構造
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る鉄骨部材の補強構造は、鉄骨部材の補強すべき箇
所を、少なくとも2分割されて全体として筒状の補強部
材を構成する分割部材によって囲繞し、これら分割部材
同士を締結部材で一体化させて上記補強部材を構成する
とともに、当該補強部材と上記鉄骨部材との間に充填材
を充填してなることを特徴とするものである。ここで、
請求項2に記載の発明は、上記締結部材が、上記分割部
材の両端部に配設された半割の帯状部材と、これら帯状
部材同士を締結するボルトおよびナットとを有してな
り、かつ上記補強部材の少なくとも下端部に、当該補強
部材と上記鉄骨部材との間を塞ぐ底板を取付けたことを
特徴とするものである。
に係る鉄骨部材の補強構造は、鉄骨部材の補強すべき箇
所を、少なくとも2分割されて全体として筒状の補強部
材を構成する分割部材によって囲繞し、これら分割部材
同士を締結部材で一体化させて上記補強部材を構成する
とともに、当該補強部材と上記鉄骨部材との間に充填材
を充填してなることを特徴とするものである。ここで、
請求項2に記載の発明は、上記締結部材が、上記分割部
材の両端部に配設された半割の帯状部材と、これら帯状
部材同士を締結するボルトおよびナットとを有してな
り、かつ上記補強部材の少なくとも下端部に、当該補強
部材と上記鉄骨部材との間を塞ぐ底板を取付けたことを
特徴とするものである。
【0006】また、請求項3に記載の本発明に係る鉄骨
部材の補強構造は、複数の鉄骨部材に跨がって当該鉄骨
部材を補強する鉄骨部材の補強構造であって、複数の上
記鉄骨部材に、請求項1または2に記載の補強部材を取
付け、少なくとも一対の上記補強部材間に連結部材を介
装するとともに、各補強部材と上記鉄骨部材との間に充
填材を充填してなることを特徴とするものである。
部材の補強構造は、複数の鉄骨部材に跨がって当該鉄骨
部材を補強する鉄骨部材の補強構造であって、複数の上
記鉄骨部材に、請求項1または2に記載の補強部材を取
付け、少なくとも一対の上記補強部材間に連結部材を介
装するとともに、各補強部材と上記鉄骨部材との間に充
填材を充填してなることを特徴とするものである。
【0007】請求項1ないし3のいずれかに記載の発明
によれば、予め工場等において上記分割部材や締結部材
を製作しておき、現場において上記分割部材によって鉄
骨部材の補強すべき箇所に対向配置し、締結部材によっ
て一体化して補強部材を構成した後に、これら補強部材
と鉄骨部材との間に充填材を充填して当該鉄骨部材を補
強しているので、従来の補強構造のような現場での溶接
作業を必要とせず、かつ現場での作業に精度を要しない
ため、作業時間と施工に要する手間とを大幅に削減する
ことができる。特に、請求項2に記載の発明にあって
は、締結部材として、汎用の帯状部材とボルトおよびナ
ットとを用いているので、安価でかつ取り扱いが簡易で
あるとともに、上記補強部材の少なくとも下端部に底板
を取付けているので、硬化性の充填材を用いた場合に、
注入時の漏れを容易に防止することができて施工性が向
上する。
によれば、予め工場等において上記分割部材や締結部材
を製作しておき、現場において上記分割部材によって鉄
骨部材の補強すべき箇所に対向配置し、締結部材によっ
て一体化して補強部材を構成した後に、これら補強部材
と鉄骨部材との間に充填材を充填して当該鉄骨部材を補
強しているので、従来の補強構造のような現場での溶接
作業を必要とせず、かつ現場での作業に精度を要しない
ため、作業時間と施工に要する手間とを大幅に削減する
ことができる。特に、請求項2に記載の発明にあって
は、締結部材として、汎用の帯状部材とボルトおよびナ
ットとを用いているので、安価でかつ取り扱いが簡易で
あるとともに、上記補強部材の少なくとも下端部に底板
を取付けているので、硬化性の充填材を用いた場合に、
注入時の漏れを容易に防止することができて施工性が向
上する。
【0008】また、請求項3に記載の発明によれば、複
数の鉄骨部材に跨がって当該鉄骨部材を補強する場合
に、予め工場等において、一の鉄骨部材に取付ける分割
部材と他の鉄骨部材に取付ける分割部材とに連結部材の
両端部を接合して一体化させたものを製造しておき、現
場において上記連結部材の両端部に接合した分割部材
を、それぞれ対応する鉄骨部材の外周に位置させ、これ
に他の分割部材を対向配置して締結部材で一体化した後
に、鉄骨部材との間に充填材を充填することにより、先
に構築した上記鉄骨部材との精度上の取合いが不要とな
り、かつ現場における溶接作業も必要としないため、同
様に短時間で、また少ない労力で上記鉄骨部材の補強を
行なうことができる。ちなみに、この補強構造によれ
ば、充填材が充填された各補強部材によって、各鉄骨部
材の当該部分の断面二次モーメントを増大させて剛性を
高めることができるとともに、さらに補強部材間に介装
した連結部材によって鉄骨部材間の圧縮耐力を向上さ
せ、もって上記鉄骨部材の座屈耐力を向上させることが
できる。
数の鉄骨部材に跨がって当該鉄骨部材を補強する場合
に、予め工場等において、一の鉄骨部材に取付ける分割
部材と他の鉄骨部材に取付ける分割部材とに連結部材の
両端部を接合して一体化させたものを製造しておき、現
場において上記連結部材の両端部に接合した分割部材
を、それぞれ対応する鉄骨部材の外周に位置させ、これ
に他の分割部材を対向配置して締結部材で一体化した後
に、鉄骨部材との間に充填材を充填することにより、先
に構築した上記鉄骨部材との精度上の取合いが不要とな
り、かつ現場における溶接作業も必要としないため、同
様に短時間で、また少ない労力で上記鉄骨部材の補強を
行なうことができる。ちなみに、この補強構造によれ
ば、充填材が充填された各補強部材によって、各鉄骨部
材の当該部分の断面二次モーメントを増大させて剛性を
高めることができるとともに、さらに補強部材間に介装
した連結部材によって鉄骨部材間の圧縮耐力を向上さ
せ、もって上記鉄骨部材の座屈耐力を向上させることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2および図4は、本発明
の鉄骨部材の補強構造を、図3に示す鉄塔1の脚部を構
成するアングル材からなる鉄骨部材2、3、4の補強構
造に適用した一実施形態を示すもので、図中符号5a、
5bが円筒状の補強部材5を構成する分割部材であるこ
の分割部材5a、5bは、内径が上記鉄骨部材2〜4の
外法寸法よりも大きな円形の鋼管を半割にしたもので、
その内周表面には凹凸加工が施されている。また、上下
方向および斜め方向に延在する鉄骨部材3、4に取付け
られる上記分割部材5a、5bの下端部には、それぞれ
当該分割部材5a、5bと上記鉄骨部材3、4との間を
塞ぐ底板7が接合されている。そして、これら分割部材
5a、5bは、それぞれ鉄骨部材2〜4の所定位置に対
向配置され、上下端部に設けられた締結部材6によって
一体化されて補強部材5とされている。
の鉄骨部材の補強構造を、図3に示す鉄塔1の脚部を構
成するアングル材からなる鉄骨部材2、3、4の補強構
造に適用した一実施形態を示すもので、図中符号5a、
5bが円筒状の補強部材5を構成する分割部材であるこ
の分割部材5a、5bは、内径が上記鉄骨部材2〜4の
外法寸法よりも大きな円形の鋼管を半割にしたもので、
その内周表面には凹凸加工が施されている。また、上下
方向および斜め方向に延在する鉄骨部材3、4に取付け
られる上記分割部材5a、5bの下端部には、それぞれ
当該分割部材5a、5bと上記鉄骨部材3、4との間を
塞ぐ底板7が接合されている。そして、これら分割部材
5a、5bは、それぞれ鉄骨部材2〜4の所定位置に対
向配置され、上下端部に設けられた締結部材6によって
一体化されて補強部材5とされている。
【0010】ここで、上記締結部材6は、上記分割部材
5a、5bの外周を囲繞する半割の帯状部材6a、6b
と、これら帯状部材6a、6bの両端部に形成されて相
対向する平板状の締結部6c同士を締結するボルト8お
よびナットとから構成されたものであり、上記帯状部材
6a、6bは、互いの締結部6cが上記分割部材5a、
5bの接合部に対して円周方向に90゜ずれた位置にな
るように取付けられている。さらに、隣接する上記鉄骨
部材2〜4に取付けられた補強部材5の互いに対向する
側の分割部材5a、5a間には、それぞれ座屈防止材
(連結部材)9が介装されている。この座屈防止材9
は、円形の鋼管からなるもので、その両端部が予め上記
分割部材5a側に接合されて一体化されている。そし
て、上記各補強部材5内の鉄骨部材2〜4との間には、
モルタル(充填材)10が充填されている。
5a、5bの外周を囲繞する半割の帯状部材6a、6b
と、これら帯状部材6a、6bの両端部に形成されて相
対向する平板状の締結部6c同士を締結するボルト8お
よびナットとから構成されたものであり、上記帯状部材
6a、6bは、互いの締結部6cが上記分割部材5a、
5bの接合部に対して円周方向に90゜ずれた位置にな
るように取付けられている。さらに、隣接する上記鉄骨
部材2〜4に取付けられた補強部材5の互いに対向する
側の分割部材5a、5a間には、それぞれ座屈防止材
(連結部材)9が介装されている。この座屈防止材9
は、円形の鋼管からなるもので、その両端部が予め上記
分割部材5a側に接合されて一体化されている。そし
て、上記各補強部材5内の鉄骨部材2〜4との間には、
モルタル(充填材)10が充填されている。
【0011】次いで、このような構成からなる補強構造
を鉄骨部材2〜4に取付ける方法について説明すると、
予め工場等において、円形の鋼管を切断することにより
分割部材5a、5bを製作し、次いで上記鉄骨部材2〜
4に取付ける分割部材5a…に、それぞれ座屈防止材
(連結部材)9…の各端部を接合して一体化させる。そ
して、鉄骨部材2〜4を構築した後に、現場において、
一体化した上記座屈防止材9…および分割部材5a…を
上記鉄骨部材2〜4に配設し、各分割部材5aを、各々
対応する鉄骨部材2〜4の外周に位置させる。次いで、
それぞれの鉄骨2〜4の、上記分割部材5aの反対側か
ら他方の分割部材5bを対向配置し、互いの両端部に帯
状部材6a、6bを巻回して、締結部6c、6c同士を
ボルト8およびナットで締め付けることにより一体化し
て補強部材5とした後に、この補強部材5内にモルタル
10を充填して固化させる。
を鉄骨部材2〜4に取付ける方法について説明すると、
予め工場等において、円形の鋼管を切断することにより
分割部材5a、5bを製作し、次いで上記鉄骨部材2〜
4に取付ける分割部材5a…に、それぞれ座屈防止材
(連結部材)9…の各端部を接合して一体化させる。そ
して、鉄骨部材2〜4を構築した後に、現場において、
一体化した上記座屈防止材9…および分割部材5a…を
上記鉄骨部材2〜4に配設し、各分割部材5aを、各々
対応する鉄骨部材2〜4の外周に位置させる。次いで、
それぞれの鉄骨2〜4の、上記分割部材5aの反対側か
ら他方の分割部材5bを対向配置し、互いの両端部に帯
状部材6a、6bを巻回して、締結部6c、6c同士を
ボルト8およびナットで締め付けることにより一体化し
て補強部材5とした後に、この補強部材5内にモルタル
10を充填して固化させる。
【0012】以上の構成からなる鉄骨部材の補強構造に
おいては、先ずモルタル10が充填された各補強部材5
によって、各鉄骨部材2〜4の当該部分の断面二次モー
メントを増大させて剛性を高めることができる。この際
に、特に分割部材5a、6bの内周表面に凹凸加工を施
しているので、補強部材5とモルタルとの付着性に優
れ、よって補強部材5と鉄骨部材2〜4との一体性を大
幅に向上させることができる。加えて、補強部材5…間
に介装した座屈防止材9…によって鉄骨部材2〜4間の
圧縮耐力を向上させることができ、これにより上記鉄骨
部材2〜4の座屈耐力を向上させることができる。ま
た、上記補強構造によれば、これを施工するに際して、
予め工場等において分割部材5a、5bの製作および分
割部材5aと座屈防止剤9との接合・一体化を行なって
おくことができるため、現場における溶接作業を必要と
せず、短時間に鉄骨部材2〜4への取付け作業を行なう
ことができる。しかも、これら分割部材5a、5bおよ
び座屈防止材9を取付ける際に、先に構築した上記鉄骨
部材2〜4との精度上の取合いが不要となるため、少な
い労力で上記鉄骨部材の補強を行なうことができる。
おいては、先ずモルタル10が充填された各補強部材5
によって、各鉄骨部材2〜4の当該部分の断面二次モー
メントを増大させて剛性を高めることができる。この際
に、特に分割部材5a、6bの内周表面に凹凸加工を施
しているので、補強部材5とモルタルとの付着性に優
れ、よって補強部材5と鉄骨部材2〜4との一体性を大
幅に向上させることができる。加えて、補強部材5…間
に介装した座屈防止材9…によって鉄骨部材2〜4間の
圧縮耐力を向上させることができ、これにより上記鉄骨
部材2〜4の座屈耐力を向上させることができる。ま
た、上記補強構造によれば、これを施工するに際して、
予め工場等において分割部材5a、5bの製作および分
割部材5aと座屈防止剤9との接合・一体化を行なって
おくことができるため、現場における溶接作業を必要と
せず、短時間に鉄骨部材2〜4への取付け作業を行なう
ことができる。しかも、これら分割部材5a、5bおよ
び座屈防止材9を取付ける際に、先に構築した上記鉄骨
部材2〜4との精度上の取合いが不要となるため、少な
い労力で上記鉄骨部材の補強を行なうことができる。
【0013】なお、上記実施形態においては、補強部材
として、半割の分割部材5a、5bを対向配置すること
により、全体として円筒状をなす補強部材を用いた場合
についてのみ説明したが、これに限るものではなく、不
等分の2丁の分割部材を用いたり、さらには3分割の分
割部材を用いてもよい。また、その形状についても円筒
状に限らず、角筒状の補強部材を用いてもよい。さら
に、座屈防止材(連結部材)9についても、上述した円
形の鋼管の他、アングル材や角形鋼管、溝形鋼、H形鋼
等の各種の鋼材を使用することが可能である。
として、半割の分割部材5a、5bを対向配置すること
により、全体として円筒状をなす補強部材を用いた場合
についてのみ説明したが、これに限るものではなく、不
等分の2丁の分割部材を用いたり、さらには3分割の分
割部材を用いてもよい。また、その形状についても円筒
状に限らず、角筒状の補強部材を用いてもよい。さら
に、座屈防止材(連結部材)9についても、上述した円
形の鋼管の他、アングル材や角形鋼管、溝形鋼、H形鋼
等の各種の鋼材を使用することが可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし3
のいずれかに記載の発明によれば、予め工場等において
上記分割部材や締結部材を製作しておくことにより、従
来の補強構造のような現場での溶接作業を必要とせず、
かつ現場での作業に精度を要しないため、作業時間と施
工に要する手間とを大幅に削減することができる。ま
た、請求項2に記載の発明によれば、締結部材が安価で
取り扱いが簡易であるとともに、上記底板により、硬化
性の充填材を用いた場合に注入時の漏れを容易に防止す
ることができて施工性が向上する。さらに、請求項3に
記載の発明によれば、複数の鉄骨部材に跨がって当該鉄
骨部材を補強する場合に、充填材が充填された各補強部
材によって、各鉄骨部材の当該部分の剛性を高めること
ができ、かつ補強部材間に介装した連結部材によって鉄
骨部材間の圧縮耐力を向上させて上記鉄骨部材の座屈耐
力を向上させることができるとともに、施工に際して
は、先に構築した上記鉄骨部材との精度上の取合いが不
要となり、かつ現場における溶接作業も必要としないた
め、同様に短時間で、また少ない労力で上記鉄骨部材の
補強を行なうことができる。
のいずれかに記載の発明によれば、予め工場等において
上記分割部材や締結部材を製作しておくことにより、従
来の補強構造のような現場での溶接作業を必要とせず、
かつ現場での作業に精度を要しないため、作業時間と施
工に要する手間とを大幅に削減することができる。ま
た、請求項2に記載の発明によれば、締結部材が安価で
取り扱いが簡易であるとともに、上記底板により、硬化
性の充填材を用いた場合に注入時の漏れを容易に防止す
ることができて施工性が向上する。さらに、請求項3に
記載の発明によれば、複数の鉄骨部材に跨がって当該鉄
骨部材を補強する場合に、充填材が充填された各補強部
材によって、各鉄骨部材の当該部分の剛性を高めること
ができ、かつ補強部材間に介装した連結部材によって鉄
骨部材間の圧縮耐力を向上させて上記鉄骨部材の座屈耐
力を向上させることができるとともに、施工に際して
は、先に構築した上記鉄骨部材との精度上の取合いが不
要となり、かつ現場における溶接作業も必要としないた
め、同様に短時間で、また少ない労力で上記鉄骨部材の
補強を行なうことができる。
【図1】本発明の鉄骨部材の補強構造の一実施形態を示
す要部の正面図である。
す要部の正面図である。
【図2】図1の補強部材部分の平面図である。
【図3】図1の補強構造が適用される鉄塔の脚部を示す
正面図である。
正面図である。
【図4】図3のA部の拡大図である。
2、3、4 鉄骨部材 5 補強部材 5a、5b 分割部材 6 締結部材 6a、6b 帯状部材 8 ボルト 9 座屈防止材(連結部材) 10 モルタル(充填部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄骨部材の補強すべき箇所を、少なくと
も2分割されて全体として筒状の補強部材を構成する分
割部材によって囲繞し、これら分割部材同士を締結部材
で一体化させて上記補強部材を構成するとともに、当該
補強部材と上記鉄骨部材との間に充填材を充填してなる
ことを特徴とする鉄骨部材の補強構造。 - 【請求項2】 上記締結部材は、上記分割部材の両端部
に配設された半割の帯状部材と、これら帯状部材同士を
締結するボルトおよびナットとを備えてなるとともに、
上記補強部材の少なくとも下端部に、当該補強部材と上
記鉄骨部材との間を塞ぐ底板を取付けたことを特徴とす
る請求項1に記載の鉄骨部材の補強構造。 - 【請求項3】 複数の鉄骨部材を補強する鉄骨部材の補
強構造であって、複数の上記鉄骨部材に、請求項1また
は2に記載の補強部材を取付け、少なくとも一対の上記
補強部材間に連結部材を介装するとともに、各補強部材
と上記鉄骨部材との間に充填材を充填してなることを特
徴とする鉄骨部材の補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4955696A JPH09217419A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 鉄骨部材の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4955696A JPH09217419A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 鉄骨部材の補強構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09217419A true JPH09217419A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12834485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4955696A Pending JPH09217419A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | 鉄骨部材の補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09217419A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008143275A1 (ja) * | 2007-05-24 | 2008-11-27 | Keigo Ishii | 鉄骨開断面構造部材の補強金具 |
| JP2009243173A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 腐食箇所を有する鋼管部材の補強方法及び当該方法に使用する補強バンド |
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1996
- 1996-02-13 JP JP4955696A patent/JPH09217419A/ja active Pending
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