JPH09217636A - 電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制御装置 - Google Patents

電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制御装置

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JPH09217636A
JPH09217636A JP8328755A JP32875596A JPH09217636A JP H09217636 A JPH09217636 A JP H09217636A JP 8328755 A JP8328755 A JP 8328755A JP 32875596 A JP32875596 A JP 32875596A JP H09217636 A JPH09217636 A JP H09217636A
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internal combustion
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JP8328755A
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Masahiko Hibino
雅彦 日比野
Ichiro Hosoya
伊知郎 細谷
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気加熱式触媒装置を加熱する際に、内燃機
関の回転数の変動を抑えつつ十分な電力供給ができる内
燃機関の制御装置を提供する。 【解決手段】 内燃機関1により駆動される発電機2、
機関1の吸気系に配設され機関の吸入空気量を可変する
吸気量可変手段7、発電機2により充電されるバッテリ
8と発電機2とからなる電源から電力供給され機関1の
排気系に配設される電気加熱式触媒装置EHC4、およ
び発電機2の界磁量を可変して発電機2の発電量を可変
する発電量可変手段7、を備え、EHC4を活性状態に
する間、吸気量可変手段3により吸入空気量を増大させ
るとともに、発電量可変手段7により発電機2の発電量
を増大させる。また吸入空気量の増大開始よりも発電機
2の界磁量の増大開始を所定時間だけ遅らせるか、また
は吸入空気量の増大および発電機2の界磁量の増大を徐
々に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気加熱式触媒装置
を有する内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気通路に排気浄化触媒を設
け、排気中のHC、CO、NOx等の有害物質を浄化す
る技術が知られている。一般に、この排気浄化触媒は活
性温度以上に達しないと排気浄化能力を発揮しない。通
常、排気浄化触媒は内燃機関の排気により加熱され、徐
々に温度上昇して上記活性温度に到達するが、機関の冷
間始動時等では排気温度が低く排気浄化触媒が活性温度
に到達するのに時間を要する。このため機関の冷間始動
後排気温度が上昇するまでの間、排気の浄化が不十分に
なる。
【0003】それゆえ内燃機関の排気ガスを早期に浄化
するため機関始動時に触媒担体を電気ヒータ等により加
熱することにより短時間で触媒温度を活性温度まで上昇
させるようにした電気加熱式触媒装置(EHC; Electr
ically Heated Catalysts )が提案されている。この種
の電気加熱式触媒装置の例としては、例えば特開平5−
179939号公報に開示されたものがある。この電気
加熱式触媒装置は、バッテリから電気ヒータへ電力が供
給されるように構成されているが、電気ヒータが作動す
る際に大量の電力を消費するために、電源であるバッテ
リに電圧降下が生じる。この電圧降下を抑えるために、
特開平6−101459号公報には、アイドリング運転
状態の検出および電気加熱式触媒装置の加熱作動の検出
を行い、アイドリング運転時に電気加熱式触媒装置の加
熱作動を検出した場合に、吸気系に設けた吸入空気量調
節手段、例えば電子スロットルまたはアイドリングスピ
ードコントロール(ISC)により吸入空気量を増大さ
せる技術が開示されている。この技術によれば、吸入空
気量が増大されると内燃機関の空燃比制御により吸入空
気量に応じて燃料噴射量も増大されて、内燃機関の出力
(トルク)が上昇するとともにその回転数も上昇する。
そして、内燃機関の回転数が上昇することによって、内
燃機関により駆動されている発電機の発電量も増大し、
この発電量の増加によってバッテリの電圧降下が補われ
ることになる。なお、上記した技術は、バッテリから電
気ヒータへ電力供給が行われる構成しか開示していない
が、前記した発電機から直接電気ヒータへ電力を供給す
るものにおいても、電気ヒータの消費電力が大きいこと
から、電気加熱式触媒装置を加熱作動する場合に、上記
した技術と同様に発電機の発電量を増大させるべく内燃
機関の回転数を上昇させることを実施することも考えら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た技術では、内燃機関の回転数が当然ながら通常の回転
数よりも高くなるために、運転者にとって違和感となる
という問題がある。特に、電気加熱式触媒装置が電気ヒ
ータにより加熱されるのは、通常機関始動時、すなわち
アイドリング状態であることが多く、微妙な回転数の違
いも運転者は感じやすい。上記問題をより明確にするた
め以下に図を用いて具体的に説明する。
【0005】図15は従来技術による電気加熱式触媒装
置を有する内燃機関の制御装置の概略構成図である。図
15に示す従来技術の制御装置は、内燃機関(以下、単
に機関と記す)1により駆動される発電機2と、機関1
の吸気系に配設され機関1の吸入空気量を可変する吸気
量可変手段3と、機関1の排気系に配設され発電機2か
ら電力が供給される電気加熱式触媒装置4と、を有す
る。また、機関1の排気系の電気加熱式触媒装置4の下
流には電気的加熱によらず機関1からの排気により加熱
される三元触媒4aが設けられている。吸気量可変手段
3としては、アクセルペダル操作または制御装置5の制
御によりステッピングモータを正逆回転させて吸入空気
量を増減する電子スロットルまたは後述するアイドリン
グスピードコントロールISC装置、等が使用される。
制御装置5は、例えばCPU、ROM、RAM、入力イ
ンターフェース回路、出力インターフェース回路および
これらを相互通信可能に接続するバスラインから構成さ
れるマイクロコンピュータシステムとしての電子制御ユ
ニットECUにより構成される。
【0006】また上記従来技術による内燃機関の制御装
置は、例えば機関1の水温センサ(図示せず)の検出温
度やクランク角センサ(図示せず)の出力信号から算出
される機関の回転数に基づき、電気加熱式触媒装置4が
活性状態であるか否かを判別するEHC活性状態判別手
段6と、発電機2の界磁量を可変することにより発電機
2の発電量を可変する通常レギュレータと呼ばれる発電
量可変手段7と、EHC活性状態判別手段6が電気加熱
式触媒装置4は非活性状態であると判別したときにのみ
発電機2から電気加熱式触媒装置4に電力を供給するよ
う切り替える電力供給切替手段19と、を備える。バッ
テリ8には常時発電機2から電力が供給される。またバ
ッテリ8は、制御装置ECU5、発電量可変手段7およ
び車両に必要な他の負荷に電力を供給する。また、発電
量可変手段7は負荷変動等によりバッテリの電圧降下を
補うよう発電機2の界磁電流を増量補正する。この界磁
電流の補正は通常界磁電流の通電時間をデューティ制御
して行う。
【0007】上記従来技術による内燃機関の制御装置
は、さらに、EHC活性状態判別手段6により、電気加
熱式触媒装置4が非活性状態であると判別されたときに
は、吸気量可変手段3により吸入空気量を増大させる。
しかるに発電機2はバッテリ8にも電力供給をしている
ので、バッテリ8が破壊されないように発電機2の界磁
電流を抑制して発電機2の出力電圧を約15V以下に抑
えるように発電量可変手段7により制御されている。一
方、EHC活性状態判別手段6により電気加熱式触媒装
置4が活性状態であると判別されたときには、発電機2
による電気加熱式触媒装置4への電力供給は電力供給切
替手段9により遮断される。図15に示す上記従来技術
による内燃機関の制御装置によるエンジン回転数制御に
ついてタイムチャートを用いて以下に説明する。
【0008】図16は従来技術によるエンジン回転数制
御を示すタイムチャートである。なお本図の説明におい
て、発電機2をオルタネータ2、吸気量可変手段3をI
SC3、電気加熱式触媒装置4をEHC4、制御装置5
をECU5、EHC活性状態判別手段6を活性判別手段
6、発電量可変手段7をレギュレータ7、電力供給切替
手段19を制御リレー19と記す。また本図において横
軸は時間を示し、時刻t1 からt10の間にEHC4が非
活性状態になった場合を示す。活性判別手段6は時刻t
1 に水温が35°C以下に下がったことを検出し、EC
U5はオルタネータ2の電力をバッテリ8と電気加熱式
触媒装置4の両方に供給するよう制御リレー19を切り
替えると同時にISC3のスロットル弁(後述する)開
度を開き吸入空気量(以下吸気量と記す)を所定量増大
させる。すると時刻t1 からt2までの間機関1の吸気
量が増大し、増大した吸気量に応じて空燃比制御により
燃料噴射量が増大し、機関1の発生トルクが増大し、エ
ンジン回転数NEが高くなるとともに時刻t1 からEH
C4へ電力供給されるのでバッテリ8の負荷が大とな
り、バッテリ8の電圧が降下する。時刻t2 にはレギュ
レータ7がバッテリ8の電圧降下を補うべく界磁電流を
増大する。これによりバッテリ8の電圧は時刻t2 から
時刻t3 までに元の電圧に戻る。またエンジン回転数N
Eも時刻t2 から時刻t3 までにオルタネータ2の発電
量が増大した分だけ機関1の負荷が大となるので下がる
が、時刻t3 のエンジン回転数は時刻t1 よりも高くな
る。
【0009】その後、活性判別手段6は時刻t10に水温
が35°Cを越えたことを検出し、ECU5はオルタネ
ータ2から電気加熱式触媒装置4への電力供給を遮断す
るように制御リレー19を切り替えると同時にISC3
の開度を閉じ吸気量を所定量減少させる。すると時刻t
10からt11までの間機関1の吸気量が減少し、減少した
吸気量に応じて空燃比制御により燃料噴射量が減少し、
機関1の発生トルクが減少し、エンジン回転数NEが低
くなるとともに時刻t10からEHC4へ電力供給されな
くなるのでバッテリ8の負荷が小となり、バッテリ8の
電圧が上昇する。時刻t12にはレギュレータ7がバッテ
リ8の電圧上昇を補うべく界磁電流を減少する。これに
よりバッテリ8の電圧は時刻t11から時刻t12までに元
の電圧に戻る。またエンジン回転数NEも時刻t11から
時刻t12までにオルタネータ2の発電量が減少した分だ
け機関1の負荷が小となるので上がり、元のエンジン回
転数に戻る。すなわち時刻t1 からt12の間、アイドリ
ング時のエンジン回転数が通常より高くなることが判
る。それゆえ本発明は上記問題を解決し、電気加熱式触
媒装置を加熱する際に、内燃機関の回転数の変動を抑え
つつ十分な電力供給を行うことのできる電気加熱式触媒
装置を有する内燃機関の制御装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制
御装置は、内燃機関により駆動される発電機と、該発電
機により充電されるバッテリと、前記内燃機関の機関回
転数を可変する機関回転数可変手段と、前記発電機又は
前記バッテリから電力を供給される電気加熱式触媒と、
前記発電機の発電量を可変する発電量可変手段と、を備
えた電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制御装置に
おいて、前記電気加熱式触媒に電力を供給している間、
前記機関回転数可変手段により機関回転数を増大させる
とともに、前記発電量可変手段により前記発電機による
発電量を増大させることを特徴とする。請求項1に記載
の電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制御装置は、
電気加熱式触媒を活性状態にするため電気加熱式触媒に
電力を供給している間、機関回転数可変手段により機関
回転数を増大させるとともに、発電量可変手段により前
記発電機による発電量を増大させることにより電気加熱
式触媒を早期に活性化するとともに機関の負荷を増大さ
せる。そして、機関の回転数が低下するのを防止すべく
機関回転数可変手段として、例えば吸気量を可変するこ
とにより吸入空気量を増大させ燃料噴射量を増大させ機
関のトルクを増大させる。その結果、機関の回転数が一
定に保たれる。
【0011】請求項2に記載の電気加熱式触媒装置を有
する内燃機関の制御装置は、請求項1に記載の構成の他
に、発電量可変手段が発電機の界磁量を可変することに
より発電機の発電量を可変し、内燃機関の制御装置は内
燃機関の吸入空気量の増大開始よりも発電機の界磁量の
増大開始を所定時間だけ遅らせるよう構成される。請求
項2に記載の電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制
御装置は、このように機関の吸入空気量を増大させるア
クチュエータが作動してから増大した吸入空気が機関の
気筒内に供給されるまでには時間遅れが生じ、増大した
吸入空気とそれに応じて増大した燃料噴射量とによる機
関の発生トルクの増大も遅れるので、発電機の界磁量の
増大開始を機関の吸入空気量の増大開始よりも遅らせ、
機関の発生トルクが増大された後に発電機の界磁量を増
大して機関の負荷を増大させることにより、機関の回転
数をほとんど低下させることなく電気加熱式触媒を早期
に活性化することができる。
【0012】請求項3に記載の電気加熱式触媒装置を有
する内燃機関の制御装置は、請求項1または2に記載の
構成の他に、発電量可変手段が発電機の界磁量を可変す
ることにより発電機の発電量を可変し、内燃機関の制御
装置は内燃機関の吸入空気量の増大および発電機の界磁
量の増大を徐々に行うよう構成される。請求項3に記載
の電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制御装置は、
このように機関の吸入空気量を徐々に増大させるととも
に燃料噴射量を徐々に増大させては機関の発生トルクを
徐々に増大させ、機関の発生トルクの増大に応じて発電
機の界磁量を徐々に増大させて機関の負荷を徐々に増大
するので、機関の回転数を変動させることなく電気加熱
式触媒を早期に活性化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例の基本構成
図である。図15に示す従来技術による電気加熱式触媒
装置を有する内燃機関の制御装置の構成と比べて、本発
明による実施例の電気加熱式触媒装置を有する内燃機関
の制御装置の構成は、電力供給切替手段9と、制御装置
ECU4による制御と、発電機2の出力が電力供給切替
手段9を介してバッテリ8または電気加熱式触媒装置4
の何れか一方に切り替え接続される点とが異なるが、そ
の他の構成は実質的に同一である。本実施例の電力供給
切替手段9は、電気加熱式触媒装置4が非活性状態のと
き発電機2から電気加熱式触媒装置4へ電力供給し、電
気加熱式触媒装置4が活性状態のとき発電機2からバッ
テリ8へ電力供給するよう接続される。また本実施例の
吸気量可変手段3には後述するアイドリングスピードコ
ントロールISC装置が採用される。そして本実施例で
は本発明による内燃機関1の機関回転数を可変する機関
回転数可変手段は吸気量可変手段3により吸気量(吸入
空気量)を可変することにより実行する。
【0014】本発明の実施例による内燃機関の制御装置
5は、さらにEHC活性状態判別手段6により、電気加
熱式触媒装置4が非活性状態であると判別されたときに
は、吸気量可変手段3により吸入空気量を増大させると
ともに、発電量可変手段7により発電機2の発電量を増
大させる。このとき発電機2はバッテリ8に電力供給を
しないので、バッテリ8が破壊されないように発電機2
の界磁電流を抑制して発電機2の出力電圧を約15V以
下に抑える必要が無く、出力電圧を例えば20〜30V
まで高くすることができる。その結果、電気加熱式触媒
装置4を早期に活性化することができる。一方、EHC
活性状態判別手段6により電気加熱式触媒装置4が活性
状態であると判別されたときには、電力供給切替手段9
により発電機2による電力供給は電気加熱式触媒装置4
からバッテリ8へ切り替えられ、電気加熱式触媒装置4
を早期加熱する必要がなくなるので発電機2の出力電圧
は発電量可変手段7による界磁電流の調整により約15
V以下に抑えられる。
【0015】ここで、前述したISC装置について以下
に簡単に説明する。図2は、ISC装置の構成の概略を
示す図である。図2において21は機関、22は機関2
1の吸気通路、23は吸気通路に配置されたスロットル
弁、24はエアフローメータ、25はサージタンクを示
す。また、26はスロットル弁23をバイパスしてスロ
ットル弁23とエアフローメータ24の間の吸気通路と
サージタンク25とを接続するバイパス通路である。バ
イパス通路26には、ステッピングモータ等のアクチュ
エータ27により駆動されるISC弁28が設けられて
いる。また、ISC弁28のアクチュエータ27はEC
U5の出力インターフェース回路に接続されており、E
CU5からの制御信号によりアクチェータ27を介して
ISC弁28の開度を制御することによりスロットル弁
23とは独立して機関吸入空気量が制御される。
【0016】次に、図1に示す本発明による実施例の電
気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制御装置において
実施した4つのエンジン回転数制御についてタイムチャ
ートとフローチャートを用いて以下に説明する。
【0017】図3、図4、図5および図6は機関始動後
の第一エンジン回転数制御に係り、図3はタイムチャー
ト、図4はメインルーチンで実行する処理のフローチャ
ート、図5および図6は32msec割込ルーチンで実行す
る処理のフローチャートである。図3以降のタイムチャ
ートにおいて横軸は時間を示す。また図3以降の説明に
おいて、発電機2をオルタネータ2、吸気量可変手段3
をISC3、電気加熱式触媒装置4をEHC4、制御装
置5をECU5、EHC活性状態判別手段6を活性判別
手段6、発電量可変手段7をレギュレータ7、電力供給
切替手段9を制御リレー9と記す。また図4以降のフロ
ーチャートにおいてSに続く数字はステップ番号を示
す。以下、図1、図3、図4、図5および図6を相互参
照しつつ説明する。
【0018】メインルーチンは数msec毎に実行され、メ
インルーチンのフローチャートにおけるステップS1で
はEHC総作動時間カウンタCEHCを25sec に、E
HC通電開始時間カウンタCEHCONを10に、EH
C通電終了時間カウンタCEHCOFを10に設定す
る。ステップS2では、EHC6の作動条件が成立して
いるか否かを、エンジン回転数NEがNE≧400RP
Mかつエンジン水温THWが−10°C≦THW≦35
°Cを満足するか否かにより判別し、その判別結果がY
ESのときはステップS3へNOのときはステップS4
へ進む。ステップS3ではEHC通電スタートフラグX
EHCSTをセットし、かつISCの開弁量の増分IS
CSTEPを5ステップに設定する。ステップS4では
XEHCSTをリセットする。これらの設定データは割
込ルーチンで使用される。次いで、ステップS3および
ステップS4の処理後、本エンジン回転数制御以外に係
る機関1のメインルーチンの処理へ移行する。次に割込
ルーチンを説明する。
【0019】32msec割込ルーチンのフローチャートに
おけるステップS11ではISCの目標開度を計算す
る。このISC弁の目標開度は通常、機関1の現在の水
温THWや回転数NEなどに基づいて算出される。ステ
ップS12〜S17では、EHC作動条件が成立してい
るか否かをXEHCSTのフラグで判別し、成立のとき
(タイムチャートにおける時刻t1 )からCEHCのカ
ウンタ値を本割込ルーチンの処理周期毎にその周期32
msecづつ減算し、EHC作動条件が成立した時刻t1
ISC目標開度を5ステップ加算して開弁する。以下に
ステップS12〜S17を個々に説明する。
【0020】ステップS12ではEHC通電スタートフ
ラグXEHCSTがリセットされているか否かを判別
し、その判別結果がYESのときはステップS14へ、
NOのときはステップS13へ進む。ステップS13で
はEHC総作動時間カウンタCEHCが0か否かを判別
し、その判別結果がYESのときはステップS16へ、
NOのときはステップS15へ進む。ステップS14で
はオルタネータ2への界磁電流の制御を通常のバッテリ
8へ電力供給する場合の界磁電流抑制制御に設定した後
に、制御リレー9をEHC4側からバッテリ8側に切り
替え、本割込ルーチンを終了する。ステップS15では
CEHC(sec )−32(msec)を計算し、その計算結
果を新たなCEHCとする。但し、計算結果が負になっ
たときは0とする。ステップS16ではステップS13
で本割込ルーチン実行開始後25秒経過したと判別され
たのでXEHCSTフラグを0にリセットし、ステップ
S14へ進んで前記ステップS14の処理を実行する。
これはEHC4を25秒間連続的に通電するとEHC4
は活性状態になることが実験的に確かめられているから
である。ステップS17ではステップS11で計算した
ISC弁の目標開度にステップS3で設定したISCS
TEPすなわち5ステップを加算して新たなISC弁の
目標開度を設定するとともにその開度にISC弁を開弁
する。この時がタイムチャートにおける時刻t1 に相当
する。
【0021】次にステップS18〜S20では、現在の
ISC開度が目標開度に到達したらカウンタCEHCO
Nにより時刻t1 から320msecが経過したことを確認
する。以下にステップS18〜S20を個々に説明す
る。ステップS18では現在のISC弁の開度がISC
目標開度と一致するか否かを判別してその判別結果がY
ESのときはステップS19へNOのとはステップS1
4へ進む。ステップS19ではCEHCON=0か否
か、すなわち本割込処理ルーチンが10回実行されたか
(320msec経過したか)否かを判別し、その判別結果
がYESのときはステップS21へ進み、NOのときは
ステップS20へ進む。ステップS20ではEHC通電
開始時間カウンタCEHCON−1を計算しその計算結
果を新たなCEHCONとし、ステップS14へ進む。
【0022】ステップS21で時刻t1 から20秒経過
したか否かを確認し、その確認結果がNOのとき、すな
わち時刻t1 から320msec経過した時刻t2 から時刻
1から20秒経過した時刻t3 に至るまではステップ
S22へ進み、その確認結果がYESのとき、すなわち
時刻t1 から20秒経過した時刻t3 にはステップS2
3でISC目標開度を5ステップ分閉弁し、さらに時刻
3 から320msec経過した時刻t4 には先に説明した
ステップS14を実行する。すなわちステップS14で
オルタネータ2への界磁電流を抑制する制御に設定した
後に、制御リレー9をEHC4側からバッテリ8側に切
り替える。以下にステップS21〜S27を個々に説明
する。ステップS21ではEHC総作動時間カウンタC
EHCがCEHC<5(sec)か否かを判別し、その判
別結果がYESのときはステップS23へ、NOのとき
はステップS22へ進む。このCEHC<5(sec )の
成立は時刻t1 から20秒経過したことを意味する。
【0023】ステップS22では制御リレー9をバッテ
リ8側からEHC4側に切り替えた後に、オルタネータ
2への界磁電流の制御を通常のバッテリ8へ電力供給す
る場合の制御を解除して界磁電流を増加し、本割込ルー
チンを終了する。このステップS22で制御リレー9は
バッテリ8側からEHC4側に切り替えられる。この時
が時刻t1 から320msec経過したタイムチャートにお
ける時刻t2 に相当する。このように時刻t1 にISC
3の開弁量が増大してから320msec経過後には機関1
の気筒内に供給される吸気量はISC3の開弁量の増大
に相当する量だけ増大し、その増大した吸気量に応じて
空燃比制御により燃料噴射量が増量され、これらの吸気
量と燃料噴射量が機関1の気筒内に供給され、機関1の
発生トルクが増大する。次いで時刻t2 にオルタネータ
2からEHC4に電力供給するとともにレギュレータ7
によりオルタネータ2の界磁電流を増大させて機関1の
負荷を増大させてもISC弁の開弁量の増大により機関
1の発生トルクが増大しているので機関1の回転数NE
が高くなることはない。しかしながら実際は時刻t1
らt2 までの間に徐々に機関1の気筒内に吸気量が増大
しそれに応じてエンジン回転数NEも徐々に増大し、時
刻t2 にはオルタネータ2の発電量が急激に増大するの
で機関1の負荷が増大しエンジン回転数NEが運転者に
違和感を与えない程度ではあるが少しだけ下降する。時
刻t2 にはまたエンジン回転数NEが下降した分に応じ
てステップS11のISCの目標開度の計算結果も減量
側に変化する。
【0024】ステップS23ではステップS11で計算
したISC弁の目標開度からステップS3で設定したI
SCSTEPすなわち5ステップを減算して新たなIS
C弁の目標開度を設定するとともにその開度にISC弁
を閉弁する。この時がタイムチャートにおける時刻t3
に相当する。ステップS24では現在のISC弁の開度
がISC目標開度と一致するか否かを判別してその判別
結果がYESのときはステップS25へNOのとはステ
ップS22へ進む。ステップS25ではCEHCOF=
0か否か、すなわち本割込処理ルーチンが時刻t3 から
10回実行されたか(時刻t3 から320msec経過した
か)否かを判別し、その判別結果がYESのときはステ
ップS27へ進み、NOのときはステップS26へ進
む。ステップS26ではEHC通電終了時間カウンタC
EHCOF−1を計算しその計算結果を新たなCEHC
OFとし、ステップS22へ進む。すなわち時刻t 3
ら320msecが経過した時刻t4 に先に説明したステッ
プS14の処理を実行する。ステップ27ではXEHC
STを0にリセットしステップS14へ進む。
【0025】このように時刻t3 にISC3の開弁量が
減少してから32msec経過後には機関1の気筒内に供給
される吸気量はISC3の開弁量の減少に相当する量だ
け減少し、その減少した吸気量に応じて空燃比制御によ
り燃料噴射量が減量され、これらの吸気量と燃料噴射量
が機関1の気筒内に供給され、機関1の発生トルクが減
少する。次いで時刻t4 にオルタネータ2からEHC4
への電力供給を停止するとともにバッテリ8への電力供
給を開始し、かつレギュレータ7による界磁電流抑制制
御に設定してオルタネータ2の界磁電流が減少し機関1
の負荷を減少させてもISC弁の開弁量の減量により機
関1の発生トルクが減少しているので、機関1の回転数
NEが低くなることはない。しかしながら実際は時刻t
3 からt 4 までの間に徐々に機関1の気筒内の吸気量が
減少しそれに応じてエンジン回転数NEも徐々に下降
し、時刻t4 にはオルタネータ2の発電量が急激に減少
するので機関1の負荷が減少しエンジン回転数NEが運
転者に違和感を与えない程度ではあるが少しだけ上昇す
る。時刻t4 にはまたエンジン回転数NEが上昇した分
に応じてステップS11のISCの目標開度の計算結果
も増量側に変化して元の開弁に戻る。
【0026】図7、図8、図9および図10は機関始動
後の第二エンジン回転数制御に係り、図7はタイムチャ
ート、図8はメインルーチンで実行する処理のフローチ
ャート、図9および図10は32msec割込ルーチンで実
行する処理のフローチャートである。図8に示すフロー
チャートは図4に示すフローチャートとステップS1と
S3のみが異なる。図8のフローチャートにおけるステ
ップS1では、EHC総作動時間カウンタCEHCを2
5sec に、EHC通電開始時間カウンタCEHCONを
10に、EHC通電終了時間カウンタCEHCOFを1
0に、オルタネータ界磁トランジスタオン時間カウンタ
TTRONを0msecに設定する。このカウンタの設定値
は20msecのデューティ周期で通電されるオルタネータ
の界磁電流の通電時間を示す。ステップS3ではISC
の開弁量ISCSTEPを1ステップに設定する。
【0027】図9に示すフローチャートにおけるステッ
プS12〜S16は図5に示すフローチャートと同一で
あるので説明を省略する。図5に示すステップS11は
図9においては削除される。ステップS12〜S17で
は、EHC作動条件が成立しているか否かをXEHCS
Tのフラグで判別し、成立のとき(タイムチャートにお
ける時刻t1 )からCEHCのカウンタ値を本割込ルー
チンの処理周期毎にその周期32msecづつ減算し、EH
C作動条件が成立した時刻t1 からその周期32msec毎
にISC目標開度を1ステップづつ加算して開弁する。
具体的にはISC弁を駆動するステッピングモータのパ
ルス信号を1パルスづつ時刻t1 から割込ルーチンの処
理周期である32msec毎に入力して開弁を開始し時刻t
3 に終了する。一方、時刻t1 から320msec経過した
時刻t2 に制御リレー7をバッテリ8側からEHC4側
に切り替えて徐々に、すなわちデューティ周期20msec
でデューティ制御される界磁電流の通電時間を0.4ms
ecづつ割込ルーチンの処理周期である32msec毎に加算
して界磁電流の増加を開始し、予め設定した上限デュー
ティ比に到達する時刻t4 に終了する。ここでは図10
に示すフローチャートにおけるステップS20でTTR
ON=20msecを判別して時刻t4 を決めていることか
ら上限デューティ比は100%に設定されていることが
判る。仮に時刻t2 で下限デューティ比0%であり時刻
4 に上限デューティ比100%に到達したとすると、
時刻t2 から時刻t4 まで(0.4/20)×32(ms
ec)=1.6sec かかる。
【0028】その後、ステップS22〜S27では、ス
テップS22で本割込ルーチン実行開始後から22.5
秒経過したことを判別し、その時刻t5 から本割込処理
周期32msec毎にステップS24でISC目標開度を1
ステップ分づつ減算して閉弁し、時刻t5 から320ms
ecが経過したことをステップS25で確認した時刻t 6
からステップS27を本割込処理周期32msecに実行す
ることにより徐々に界磁電流を減少し、デューティ周期
20msecでデューティ制御される界磁電流の通電時間を
0.4msecづつ割込ルーチンの処理周期である32msec
毎に減算して界磁電流の減少を開始し、適切なデューテ
ィ比に到達する時刻t8 に終了する。以下にステップS
17〜S27を個々に説明する。
【0029】図9のフローチャートにおけるステップS
17では制御リレー9をバッテリ8側からEHC4側に
切り替えた後に、オルタネータ2への界磁電流の制御を
通常のバッテリ8へ電力供給する場合の制御を解除して
界磁電流を増加し、ステップS18へ進む。図10のフ
ローチャートにおけるステップS18ではEHC総作動
時間カウンタCEHCがCEHC>22.5(sec )か
否かを判別し、その判別結果がYESのときはステップ
S18Aへ、NOのときはステップS22へ進む。CE
HC>22.5(sec )の成立は本割込ルーチン実行開
始後からから2.5秒経過したことを意味する。ステッ
プ18Aではオルタネータ界磁トランジスタオン時間カ
ウンタTTRONが15msec以上か否かを判別し、その
判別結果がYESのとき、すなわちt1からt3 までは
ステップS19へ進み、その判別結果がNOのとき、す
なわちt 3 経過後はステップS20へ進む。ここで、t
3 はt2 から1.2sec 経過した時刻である。ステップ
S19ではISC弁の目標開度にステップS3で設定し
たISCSTEPすなわち1ステップを加算して新たな
ISC弁の目標開度を設定するとともにその開度にIS
C弁を開弁する。この時がタイムチャートにおける時刻
1 に相当する。
【0030】ステップS20ではオルタネータ界磁トラ
ンジスタオン時間カウンタTTRONが20msecか否か
を判別し、その判別結果がYESのときは本割込ルーチ
ンを終了し、NOのときはステップS21へ進む。ステ
ップS21ではTTRON=TTRON+0.4(mse
c)を計算し本割込ルーチンを終了する。
【0031】このステップS17で制御リレー9はバッ
テリ8側からEHC4側に切り替えられる。この時が時
刻t1 から320msec経過したタイムチャートにおける
時刻t2 に相当する。このように時刻t1 にISC3の
開弁量が徐々に増大開始してから320msec経過後には
機関1の気筒内に供給される吸気量はISC3の開弁量
の増大に相当する量だけ徐々に増大し、その増大した吸
気量に応じて空燃比制御により燃料噴射量が増量され、
これらの吸気量と燃料噴射量が機関1の気筒内に供給さ
れ、機関1の発生トルクが徐々に増大する。次いで時刻
2 からオルタネータ2からEHC4に電力供給すると
ともにレギュレータ7によりオルタネータ2の界磁電流
を徐々に増大させて機関1の負荷を徐々に増大させて
も、ISC弁の開弁量が徐々に増大して機関1の発生ト
ルクが徐々に増大するので機関1の回転数NEが高くな
ることはない。このように時刻t1 からt3 までの間に
徐々に機関1の気筒内に吸気量が増大し、その吸気量に
応じてエンジン回転数NEも徐々に増大し、時刻t1
らt3 までの間に対し320msecの時間遅れの時刻t 2
からt4 までの間、オルタネータ2の発電量が徐々に増
大するので機関1の負荷が徐々に増大しエンジン回転数
NEが運転者に違和感を与えることはなくなる。
【0032】ステップS22ではEHC総作動時間カウ
ンタCEHCがCEHC<2.5(sec )か否かを判別
し、その判別結果がYESのときはステップS23へ、
NOのときは本割込ルーチンを終了する。CEHC<
2.5(sec )の成立は本割込ルーチン実行開始後から
22.5秒経過したことを意味する。ステップS23で
はオルタネータ界磁トランジスタオン時間カウンタTT
RONが0msecか否かを判別し、その判別結果がYES
のときは本割込ルーチンを終了し、その判別結果がNO
のときはステップS23Aへ進む。ステップS23Aで
はTTRONが5msec以上か否かを判別し、その判別結
果がYESのとき、すなわちt5 からt7 まではステッ
プS24へ進み、その判別結果がNOのとき、すなわち
7 経過後はステップS5へ進む。ここで、t7 はt6
から1.2sec 経過した時刻である。ステップS24で
はISC弁の目標開度にステップS3で設定したISC
STEPすなわち1ステップを減算して新たなISC弁
の目標開度を設定するとともにその開度にISC弁を閉
弁する。この時がタイムチャートにおける時刻t5 に相
当する。すなわち時刻t5 からISC3を徐々に閉弁す
る。ステップS25ではCEHCOF=0か否か、すな
わち本割込処理ルーチンが時刻t5 から10回実行され
たか(時刻t5 から320msec経過したか)否かを判別
し、その判別結果がNOのときはステップS26へ進
み、YESのときはステップS27へ進む。すなわち時
刻t5 から320msec経過した時刻t6 からオルタネー
タの界磁を徐々に減らす。ステップS26ではEHC通
電終了時間カウンタCEHCOF−1を計算しその計算
結果を新たなCEHCOFとし、本割込ルーチンを終了
する。ステップS27ではTTRON=TTRON−
0.4(msec)を計算し、本割込ルーチンを終了する。
【0033】このように時刻t5 にISC3の開弁量が
減少開始してから32msec経過後の時刻t6 には機関1
の気筒内に供給される吸気量はISC3の開弁量の減少
に相当する量だけ減少し、その減少した吸気量に応じて
空燃比制御により燃料噴射量が減量され、これらの吸気
量と燃料噴射量が機関1の気筒内に供給され、機関1の
発生トルクが減少する。次いで時刻t8 にはオルタネー
タ2からEHC4への電力供給を停止するとともにバッ
テリ8への電力供給を開始し、かつレギュレータ7によ
る界磁電流抑制制御に設定する。すると、オルタネータ
2の界磁電流の減少が開始され機関1の負荷が減少され
る。ところがISC弁の開弁量は減量されており、した
がって機関1の発生トルクは減少しているので、機関1
の回転数NEは低くなることはない。このように時刻t
5 からt7 までの間に徐々に機関1の気筒内の吸気量を
減少し、その吸気量に応じてエンジン回転数NEも徐々
に下降し、時刻t5 からt7 までの間に対し320msec
の時間遅れの時刻t6 からt8 までの間、オルタネータ
2の発電量は徐々に減少するので機関1の負荷は徐々に
減少しエンジン回転数NEが運転者に違和感を与えるこ
とはなくなる。
【0034】図11、図12および図13は機関始動時
の第一エンジン回転数制御に係り、図11はタイムチャ
ート、図12はメインルーチンで実行する処理のフロー
チャート、図13は32msec割込ルーチンで実行する処
理のフローチャートである。図11の(イ)に一点鎖線
で示すように、機関始動時の第一エンジン回転数制御
は、ISC弁を機関始動時には全開位置のまま保持し所
定時間経過後機関始動時の全開位置から徐々に目標開度
に向かうよう設定する。図12に示すフローチャートは
図4に示すフローチャートとステップS1とS3のみが
異なる。図12のフローチャートにおけるステップS1
では、EHC総作動時間カウンタCEHCを25sec
に、EHC通電開始時間カウンタCEHCONを10
に、EHC通電終了時間カウンタCEHCOFを10
に、EHC設定フラグXEHCSETをオンに、EHC
ディレイタイマEHCDLYを2sec または500msec
に設定する。ステップS3ではEHC通電スタートフラ
グXEHCSTをオンに設定する。EHCディレイタイ
マEHCDLYは下記に基づいて設定する。図11の上
段に符号(イ)で示す一点鎖線のISC開度曲線を得る
ISC弁から気筒までの距離が通常より長い場合は、I
SC弁を機関始動時から全開位置のまま保持させる時間
を通常より長く設定するため、例えばEHCDLYを2
(sec )に設定する。図11の上段に符号(ハ)で示す
実線のISC開度曲線を得るISC弁から気筒までの距
離が通常の長さの場合は、ISC弁を機関始動時から全
開位置のまま保持させる時間を通常の長さに設定するた
め、例えばEHCDLYを500(msec)に設定する。
これは先に説明したようにISC弁を通過した吸入空気
が、機関の吸気口に到達しその吸気量に応じて噴射され
る燃料噴射量とともに気筒内へ吸引されて機関の発生ト
ルクを増大させるまでの間は、ISC弁からの吸気量を
減少させずに機関始動時の発生トルクをできるだけ大き
くしておきたいからである。また後述する(ロ)の場合
もEHCDLYを500(msec)に設定する。
【0035】図13に示すフローチャートにおけるステ
ップS11、S12およびS14は図5に示すフローチ
ャートと同一であるので説明を省略する。図13のフロ
ーチャートにおけるステップS13ではステップS12
でEHC通電スタートフラグXEHCSTがオンと判別
されたので、EHC設定フラグXEHCSETがオンか
オフかを判別する。この時が図11に示すタイムチャー
トの時刻t1 に相当する。この時刻t1 はエンジンがか
けられECU5にスタート信号STAが入力された時で
もある。ステップS12でXEHCSTがオンと判別さ
れた本割込ルーチンの第1回目の処理周期ではXEHC
SETはオンであるのでステップS16、次いでS17
へ進むが、第2回目の処理周期以降は第1回目の処理周
期でXEHCSETがオフとされるのでステップS15
へ進む。ステップS12でXEHCSTがオフと判別さ
れたときは、ステップS13Aへ進み、ステップS13
AではISC目標開度をステップS11で計算したIS
C目標開度に設定し、ステップS14へ進む。第1回目
の処理周期において、ステップS16ではEHCディレ
イタイマEHCDLYを(イ)の場合は2sec に、
(ハ)の場合は500msecに設定する。次いでステップ
S17ではXEHCSETをオフとし、ステップS15
へ進む。第1回目の処理周期のステップS17でXEH
CSETをオフとしたので第2回目以降の処理周期にお
いてはステップS13の判別結果がNOとなり、ステッ
プS15へ進む。
【0036】ステップS15ではEHCDLYが0(ms
ec)か否かを判別し、その判別結果がYESのとき、す
なわち(イ)の場合は時刻t1 から2sec 経過後の時刻
3に、(ハ)の場合は時刻t1 から500msec経過後
の時刻t2 に、ステップS20へ進み、現在のISC速
度をそのままとするとともにISCの目標開度をステッ
プS11で計算したISCの目標開度にステップS3で
設定したISCSTEPすなわち5ステップを加算して
新たなISC弁の目標開度を設定するとともにその開度
に開弁し、ステップS21へ進む。ステップS15の判
別結果がNOのとき、すなわち(イ)の場合は時刻t1
から2sec が経過するまでの時刻t3 までの間、(ハ)
の場合は時刻t1 から500msecが経過するまでの時刻
2 までの間、ステップS18へ進み、ステップS18
ではEHCDLY=EHCDLY−32(msec)、すな
わち(イ)の場合は2000−32(msec)を計算し、
(ハ)の場合は500−32(msec)を計算し、ステッ
プS19へ進む。ステップS19では現在のISC速度
をそのままとするとともにISCの目標開度をISC全
開位置に保持し、本割込ルーチンを終了する。このIS
C速度はISC弁を開閉駆動するステッピングモータの
駆動パルスの周期を変えることにより変更する。
【0037】次いでステップS21では制御リレー9を
バッテリ8側からEHC4側に切り替えるた後に、オル
タネータ2への界磁電流の制御を通常のバッテリ8へ電
力供給する場合の界磁電流抑制制御を解除して界磁電流
を増加し、本割込ルーチンを終了する。
【0038】このように第1エンジン回転数制御は、I
SC弁から機関の吸気口までの長さに応じて、(ハ)の
場合には時刻t1 から500msec後に、(イ)の場合に
は時刻t1 から2sec 後に、ISC3の開弁量を減少開
始する。それゆえ、ISC弁から機関1の気筒内に供給
される吸気量とその吸気量に応じた燃料噴射量とが機関
1の気筒内に供給され、気筒内で燃焼して発生する機関
1のトルクは、(ハ)の場合には時刻t1 から500ms
ec後の時刻t2 まで、(イ)の場合には時刻t 1 から2
sec 後の時刻t3 まで最大とすることができる。その結
果、エンジンは回転し、次いで(ハ)の場合には時刻t
2 から、(イ)の場合には時刻t3 から、ISC弁が目
標開度に向けて閉弁を開始し、(ハ)の場合には時刻t
3 に、(イ)の場合には時刻t4 に、目標開度に到達す
る。
【0039】(ハ)の場合には時刻t2 以降に、(イ)
の場合には時刻t3 以降に、オルタネータ2からEHC
4に電力供給するとともにレギュレータ7によりオルタ
ネータ2の界磁電流を増大させて機関1の負荷を増大さ
せるとともにEHC4を早期加熱する。ISC弁の開度
が全開位置から目標開度に到達するまでの間、ISC弁
の開弁による吸気量に基づく機関の発生トルクとオルタ
ネータ2の界磁電流の増大による機関1の負荷とがバラ
ンスして、機関1の回転数NEを高くすることなく一定
に保たれる。それゆえエンジン回転数NEが通常より高
くなって運転者に違和感を与えることはない。なお
(イ)の場合の時刻t4 以降、および(ハ)の場合の時
刻t3 以降は、先に説明した機関始動後のエンジン回転
数制御に従うので説明を省略する。
【0040】図11、図12および図13は機関始動時
の第二エンジン回転数制御に係り、図11はタイムチャ
ート、図12はメインルーチンで実行する処理のフロー
チャート、図13は32msec割込ルーチンで実行する処
理のフローチャートである。図11の上段に符号(ロ)
で示す二点鎖線のISC開度曲線を得るISC弁から気
筒までの距離が通常より長い場合は、ISC弁の開度を
機関始動時の全開位置から通常より時間をかけて目標開
度に向かうように設定する。また機関始動時の第二エン
ジン回転数制御は、図12のメインルーチンのステップ
S1において、EHCディレイタイマEHCDLYを5
00msecに設定するが、この点のみが機関始動時の第一
エンジン回転数制御と異なる。機関始動時の第二エンジ
ン回転数制御の図14に示すフローチャートは、機関始
動時の第一エンジン回転数制御の図13に示すフローチ
ャートとステップS18〜S23の処理が異なる点を除
いて実質的に同一である。したがって図14のフローチ
ャートにおけるこれらのステップの処理について以下に
説明する。
【0041】図14のフローチャートにおけるステップ
S13A、S18およびS20において、ISC速度は
一定であり、ステップS15ではEHCDLYが0(ms
ec)か否かを判別し、その判別結果がYESのときは時
刻t1 から500msec経過したことが確認され、時刻t
2 にステップS18へ進み、現在のISC速度をそのま
まとするとともにISCの目標開度をステップS11で
設定した目標開度にステップS3で設定したISCST
EPすなわち5ステップを加算して新たな目標開度を設
定し、ステップS23へ進む。その判別結果がNOのと
きはステップS19へ進む。ステップS19ではEHC
DLY=EHCDLY−32(msec)、すなわち(イ)
の場合は2000−32(msec)を計算し、(ハ)の場
合は500−32(msec)を計算し、ステップS20へ
進む。ステップS20では現在のISC速度をその1/
2の速度に設定するとともにISCの目標開度をステッ
プS11で計算したISCの目標開度にステップS3で
設定したISCSTEPすなわち5ステップを加算して
新たな目標開度を設定し、ステップS21へ進む。IS
C速度をその1/2の速度に設定するすることにより図
11の上段(ロ)に二点鎖線で示すようにISC弁の閉
弁速度が遅くなりISC弁が全開からステップS11で
設定した目標開度に到達するまでの時間は、ISC速度
を現在速度のままとする(ハ)で示す場合と比べて長く
なり、(ロ)の場合の到達時刻t4 は(ハ)の場合の到
達時刻t3 より遅くなる。次いでステップS23では制
御リレー9はバッテリ8側からEHC4側に切り替えら
れ、オルタネータ2への界磁電流の制御を通常のバッテ
リ8へ電力供給する場合の界磁電流抑制制御を解除して
界磁電流を増加する。この制御リレー9が切り替えられ
る時は時刻t2 に相当する。
【0042】ステップS21ではオルタネータ界磁トラ
ンジスタオン時間カウンタTTRONが20msecか否か
を判別し、その判別結果がYESのときはステップS2
3へ進み、NOのときはステップS22へ進む。ステッ
プS22ではTTRON=TTRON+0.4(msec)
を計算しステップS23へ進む。これらのステップS2
1およびS22によりオルタネータ2の界磁電流は徐々
に増大され、機関の負荷が急激に増大することはなくな
る。
【0043】このように第2エンジン回転数制御は、I
SC弁から機関の吸気口までの長さに応じて、ISC弁
の開弁速度を、(ハ)の場合には変更せずに、(ロ)の
場合には1/2の速度に変更して、ISC3の開弁量を
減少し、(ハ)の場合には時刻t2 から時刻t3 まで
に、(ロ)の場合には時刻t2 から時刻t4 までにIS
C弁を全開位置から目標開度に閉弁する。それゆえ、I
SC弁から機関1の気筒内に供給される吸気量とその吸
気量に応じた燃料噴射量とが機関1の気筒内に供給さ
れ、気筒内で燃焼して発生する機関1のトルクは、
(ハ)の場合も(ロ)の場合も時刻t1 から500msec
後の時刻t2 まで最大とすることができる。その結果、
エンジンは回転し、次いで(ハ)の場合も(ロ)の場合
も時刻t2 から、ISC弁が目標開度に向けて閉弁を開
始し、(ハ)の場合には時刻t3 に、(ロ)の場合には
時刻t4 に、目標開度に到達する。(ハ)の場合も
(ロ)の場合も時刻t2 以降、オルタネータ2からEH
C4に電力供給するとともにレギュレータ7によりオル
タネータ2の界磁電流を徐々に増大させて機関1の負荷
を徐々に増大させる。ISC弁の開度が全開位置から目
標開度に到達するまでの間、ISC弁の開弁による吸気
量に基づく機関の発生トルクとオルタネータ2の界磁電
流の増大による機関1の負荷とがバランスして、機関1
の回転数NEは高くなることなく一定に保たれる。それ
ゆえエンジン回転数NEが通常より高くなって運転者に
違和感を与えることはない。なお(イ)の場合の時刻t
4 以降、および(ハ)の場合の時刻t3 以降は、先に説
明した機関始動後のエンジン回転数制御に従うので説明
を省略する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気加熱式触媒装置を作動させる際に、内燃機関の回転数
の変動を抑えつつ十分な電力供給を行うことができるの
で、運転者に違和感を感じさせることを避けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本構成図である。
【図2】ISC装置の構成の概略を示す図である。
【図3】機関始動後の第一エンジン回転数制御を示すタ
イムチャートである。
【図4】メインルーチンで実行する機関始動後の第一エ
ンジン回転数制御の処理のフローチャートである。
【図5】割込ルーチンで実行する機関始動後の第一エン
ジン回転数制御の処理の前半フローチャートである。
【図6】割込ルーチンで実行する機関始動後の第一エン
ジン回転数制御の処理の後半フローチャートである。
【図7】機関始動後の第二エンジン回転数制御を示すタ
イムチャートである。
【図8】メインルーチンで実行する機関始動後の第二エ
ンジン回転数制御の処理のフローチャートである。
【図9】割込ルーチンで実行する機関始動後の第二エン
ジン回転数制御の処理の前半フローチャートである。
【図10】割込ルーチンで実行する機関始動後の第二エ
ンジン回転数制御の処理の後半フローチャートである。
【図11】機関始動時の第一と第二エンジン回転数制御
を示すタイムチャートである。
【図12】メインルーチンで実行する機関始動時の第一
と第二エンジン回転数制御の処理のフローチャートであ
る。
【図13】割込ルーチンで実行する機関始動時の第一エ
ンジン回転数制御の処理のフローチャートである。
【図14】割込ルーチンで実行する機関始動時の第二エ
ンジン回転数制御の処理のフローチャートである。
【図15】従来技術による電気加熱式触媒装置を有する
内燃機関の制御装置の概略構成図である。
【図16】従来技術によるエンジン回転数制御を示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1、21…内燃機関 2…発電機(オルタネータ) 3…吸気量可変手段(ISC) 4…電気加熱式触媒装置(EHC) 5…制御装置(ECU) 6…EHC活性状態判別手段(活性判別手段) 7…発電量可変手段(レギュレータ) 8…バッテリ 9、19…電力供給切替手段(制御リレー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 41/04 ZAB 9523−3G F02D 41/04 ZAB 315 315 H02P 9/04 H02P 9/04 J 9/14 9/14 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関により駆動される発電機と、該
    発電機により充電されるバッテリと、前記内燃機関の機
    関回転数を可変する機関回転数可変手段と、前記発電機
    又は前記バッテリから電力を供給される電気加熱式触媒
    と、前記発電機の発電量を可変する発電量可変手段と、
    を備えた電気加熱式触媒装置を有する内燃機関の制御装
    置において、 前記電気加熱式触媒に電力を供給している間、前記機関
    回転数可変手段により機関回転数を増大させるととも
    に、前記発電量可変手段により前記発電機による発電量
    を増大させることを特徴とする電気加熱式触媒装置を有
    する内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記発電量可変手段が前記発電機の界磁
    量を可変することにより該発電機の発電量を可変し、 前記内燃機関の制御装置は、前記内燃機関の吸入空気量
    の増大開始よりも前記発電機の界磁量の増大開始を所定
    時間だけ遅らせる請求項1に記載の電気加熱式触媒装置
    を有する内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記発電量可変手段が前記発電機の界磁
    量を可変することにより該発電機の発電量を可変し、 前記内燃機関の制御装置は、前記内燃機関の吸入空気量
    の増大および前記発電機の界磁量の増大を徐々に行う請
    求項1または2に記載の電気加熱式触媒装置を有する内
    燃機関の制御装置。
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