JPH09218731A - マイクロプロセッサのパワーエスティメータ - Google Patents
マイクロプロセッサのパワーエスティメータInfo
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Abstract
プロセッサにおける命令レベルでの消費電力の評価精度
を向上させることを課題とする。 【解決手段】 この発明は、複数のキャッシュメモリ
2,3,4を備えたマイクロプロセッサの消費電力を、
命令のアセンブラ記述から求めるパワーエスティメータ
において、CPU5で実行される命令がメインメモリ1
から読み込まれる場合の消費電力値とキャッシュメモリ
2,3,4から読み込まれる場合の消費電力値を求め、
命令がメインメモリ1又はいずれのキャッシュメモリ
2,3,4から読み込まれるかを判別し、判別結果にそ
れぞれのメモリに対して求められた消費電力値を対応さ
せて消費電力を求めることを特徴とする。
Description
備えたマイクロプロセッサにおける命令レベルでの消費
電力を、命令のアセンブラ記述から評価するマイクロプ
ロセッサのパワーエスティメータに関する。
集積回路の飛躍的な発展により、電子機器、特にパーソ
ナルコンピュータの小型化及び携帯化が進んでいる。こ
のような傾向において、マイクロプロセッサの処理スピ
ードの向上とともに低消費電力化が極めて重要な課題に
なっている。低消費電力化を達成するにあたっては、マ
イクロプロセッサを設計する際に消費電力を正確に評価
する必要がある。
arad Malik, Andrew Wolfe :“Power Analysis of Embe
dded Software :A First Step towards Software Powe
r Minimization”,IN IEEE-94,PP.384-390(1994)」に記
載されているように、ソフトウェアを含めたマイクロプ
ロセッサの消費電力評価方法が知られている。
ロセッサで実行される際に実行される命令の種類に着目
して消費電力を見積もる手法である。すなわち、マイク
ロプロセッサで実行されるそれぞれ異なる命令毎に予め
消費電力を求めておき、マイクロプロセッサで実行され
るプログラムのアセンブラ記述のレベルで、予め命令毎
に求めておいた消費電力をそれぞれの命令に適用してマ
イクロプロセッサでプログラムが実行された際の総消費
電力量を見積もろうというものである。
マイクロプロセッサにおける従来の消費電力評価方法に
あっては、ソフトウェアを考慮して見積もる手法が知ら
れていた。しかし、この手法においては、マイクロプロ
セッサのキャッシュメモリに関しては考慮されていなか
った。すなわち、消費電力の評価手法において、処理ス
ピードを向上させる観点から階層化された複数のキャッ
シュメモリを備えたマイクロプロセッサと、このような
構成を備えていないマイクロプロセッサとで区別がなさ
れていなかった。
ピードや記憶容量といった構成上の相違によって命令が
アクセスされる際の消費電力が異なる。このため、複数
のキャッシュメモリの内、命令がいずれのキャッシュメ
モリから読み込まれるかによって消費電力が異なること
になる。しかしがら、従来の手法にあっては、すべての
キャッシュメモリにおいて区別することなく同一の消費
電力を用いていたため、マイクロプロセッサの命令レベ
ルでの消費電力を正確に評価することが困難であるとい
った不具合を招いていた。
たものであり、その目的とするところは、複数のメモリ
を備えたマイクロプロセッサにおける命令レベルでの消
費電力の評価精度を向上させたマイクロプロセッサのパ
ワーエスティメータを提供することにある。
に、請求項1記載の発明は、CPU(演算ユニット)
と、前記CPUに読み込まれて実行される命令が格納さ
れる複数のメモリを備えたマイクロプロセッサにおける
命令実行時の消費電力を、実行される命令のアセンブラ
記述から求めるマイクロプロセッサのパワーエスティメ
ータにおいて、前記CPUで実行される命令が前記複数
のメモリから読み込まれる場合の消費電力値を前記メモ
リのそれぞれに対して求める手段と、前記CPUで実行
される命令が前記複数のメモリのいずれのメモリから読
み込まれるかを判別する手段と、読み込まれる命令が格
納されたメモリの判別結果に前記それぞれのメモリに対
して求められた消費電力値を対応させてマイクロプロセ
ッサの消費電力を求める手段とを有して構成される。
イクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、前
記CPUで実行される命令が第1のキャッシュメモリか
ら前記CPUに読み込まれると同時に、前記第1のキャ
ッシュメモリよりも高速で容量が少なくm個の命令を格
納できる第2のキャッシュメモリに第1のキャッシュメ
モリから前記CPUに読み込まれた命令を含んで以降に
続く最大m個の命令が格納され、前記第2のキャッシュ
メモリに格納された命令がすべて実行されるまで前記第
2のキャッシュメモリから前記CPUに命令が読み込ま
れて命令が実行される動作が反復される場合に、前記C
PUで実行される命令が前記第1のキャッシュメモリか
ら読み込まれる場合の第1の消費電力値を求め、前記C
PUで実行される命令が前記第2のキャッシュメモリか
ら読み込まれる場合の第2の消費電力値を求め、命令の
読み込みが開始された後、m命令毎の命令の実行には前
記第1の消費電力値を使用し、他の命令の実行には前記
第2の消費電力値を使用してマイクロプロセッサの消費
電力を求めて構成される。
イクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、ブ
ランチ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一連の命
令の実行順序を変更する命令が実行される場合に、前記
命令の実行が開始された後、m命令毎の命令の実行には
前記第1の消費電力値を使用し、他の命令の実行には前
記第2の消費電力値を使用してマイクロプロセッサの消
費電力を求めて構成される。
イクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、ブ
ランチ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一連の命
令の実行順序を変更する命令の実行が開始された後、前
記命令の次の命令以降に続く0又はm個未満の命令の実
行には前記第2の消費電力値を使用し、その後に続くm
命令毎の命令の実行には前記第1の消費電力値を使用
し、他の命令の実行には前記第2の消費電力値を使用し
てマイクロプロセッサの消費電力を求めて構成される。
イクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、ブ
ランチ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一連の命
令の実行順序を変更する命令の実行が開始されて、前記
命令に続けて記述されている命令を1又は複数個実行し
た後命令順序が変更される場合に、前記命令に続けて記
述されている命令が複数個実行されてm命令毎の命令の
実行には前記第1の消費電力値を使用し、他の命令の実
行には前記第2の消費電力値を使用してマイクロプロセ
ッサの消費電力を求めて構成される。
イクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、ブ
ランチ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一連の命
令の実行順序を変更する命令の実行が開始されて、前記
命令に続けて記述されている命令を複数個実行した後命
令順序が変更される場合に、前記命令に続けて記述され
ている命令が1又は複数個実行されて次の命令以降に続
く0又はm個未満の命令の実行には前記第2の消費電力
値を使用し、その後に続くm命令毎の命令の実行には前
記第1の消費電力値を使用し、他の命令の実行には前記
第2の消費電力値を使用してマイクロプロセッサの消費
電力を求めて構成される。
イクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、前
記CPUで実行される命令の数、ブランチ命令、ジャン
プ命令、例外処理命令等の一連の命令の実行順序を変更
する命令の数ならびに前記メモリの容量に基づいて、前
記メモリから読み込まれる命令の回数を前記それぞれの
メモリに対して求め、前記メモリに対して求められた回
数とこのメモリに対応して求められた消費電力値との積
を前記それぞれのメモリに対して求め、前記それぞれの
メモリに対して求められた回数と消費電力との積の和を
求めてマイクロプロセッサの消費電力を求めて構成され
る。
イクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、前
記CPUで実行される命令の数、ブランチ命令、ジャン
プ命令、例外処理命令等の一連の命令の実行順序を変更
する命令が発生する確率ならびに前記メモリの容量に基
づいて、前記メモリから読み込まれる命令の回数を前記
それぞれのメモリに対して求め、前記メモリに対して求
められた回数とこのメモリに対応して求められた消費電
力値との積を前記それぞれのメモリに対して求め、前記
それぞれのメモリに対して求められた回数と消費電力と
の積の和を求めてマイクロプロセッサの消費電力を求め
て構成される。
施形態を説明する。
係るマイクロプロセッサのパワーエスティメータが消費
電力を評価するマイクロプロセッサの一構成を示す図で
ある。
のパワーエスティメータは、CPU(演算ユニット)
と、CPUに読み込まれて実行される命令が格納される
複数のメモリを備えたマイクロプロセッサにおける命令
実行時の消費電力を、実行される命令のアセンブラ記述
から求めるものであり、CPUで実行される命令が複数
のメモリから読み込まれる場合の消費電力値をメモリの
それぞれに対して求める手段と、CPUで実行される命
令が複数のメモリのいずれのメモリから読み込まれるか
を判別する手段と、読み込まれる命令が格納されたメモ
リの判別結果にそれぞれのメモリに対して求められた消
費電力値を対応させて命令がCPUで実行される際の消
費電力を求める手段とを有しており、マイクロコンピュ
ータを使用した評価用のツールとして実現される。
セッサに含まれる上記メモリは、メインメモリ、キャッ
シュメモリ、バッファメモリ、命令キュー等の様々な種
類のメモリである。
おける消費電力評価の作用を説明するにあたって、理解
を容易にするために、図1に示す構成に対して、図2に
示すようにキャッシュメモリの個数を2つとし、キャッ
シュ6とキャッシュ6より高速なバッファ7とし、バッ
ファ7が読み込める命令数を4とした構成のマイクロプ
ロセッサを用いて説明する。
令が第1のキャッシュメモリとなるキャッシュ6からC
PU5に読み込まれると同時に、キャッシュ6よりも高
速で容量が少なく4個の命令を格納できる第2のキャッ
シュメモリとなるバッファ7にキャッシュ6からCPU
5に読み込まれた命令を含んで以降に続く最大4個の命
令が格納され、バッファ7に格納された命令がすべて実
行されるまでバッファ7からCPU5に命令が読み込ま
れて命令が実行される動作が反復される場合に、CPU
5で実行される命令がキャッシュ6から読み込まれる場
合の第1の消費電力値を求め、CPU5で実行される命
令がバッファ7から読み込まれる場合の第2の消費電力
値を求め、命令の読み込みが開始された後、4命令毎の
命令の実行には第1の消費電力値を使用し、他の命令の
実行には第2の消費電力値を使用してマイクロプロセッ
サの消費電力を求めるようにしたことを特徴とするもの
である。
いて、図3に示すようにCPU5で実行される命令をメ
インメモリ1から読み込むか(ルートA)、キャッシュ
6から読み込むか(ルートB)、又はバッファ7から読
み込むか(ルートC)を区別した消費電力値データを求
めておき、命令が実際に実行される時に、いずれから読
み込まれるかを判断して、それに見合う消費電力値デー
タを使用することによって消費電力値を見積もるように
している。
形態に係るパワーエスティメータを説明する。
上記実施形態の特徴に加えて、ブランチ命令、ジャンプ
命令、例外処理命令等の一連の命令の実行順序を変更す
る命令が実行される場合に、命令の実行が開始された
後、4命令毎の命令の実行には第1の消費電力値を使用
し、他の命令の実行には第2の消費電力値を使用してマ
イクロプロセッサの消費電力を求めるようにしたことを
特徴とするものである。
例えば図4に示す命令群を実行する時は、図5に示すよ
うにループの1巡目ではメインメモリ1から命令をキャ
ッシュ6に保存すると同時に、CPU5で命令を実行す
る。この時、キャッシュ6内には図6に示すように命令
が格納される。
が実行される時、実行命令は、メインメモリ1からでは
なく、キャッシュ6から読み込まれることになる。この
時、実行速度向上のため、図7に示すようにバッファ7
へ一度に4つの命令が同時に読み込まれ(ルートB)、
それ以降、バッファ7内の命令がなくなるまでバッファ
7からCPU5に命令が読み込まれる(ルートC)。
な電力が消費されるキャッシュ6が動作するため、大き
な消費電力となり、ルート(C)を通る場合は、キャッ
シュ6が動作するときよりは小さな電力が消費されるバ
ッファ7が動作するため、小さな消費電力となる。この
ため、このキャッシュ6に既に読み込まれている命令実
行時の消費電力を見積もるために、キャッシュ6から命
令を読み込んだ時の消費電力値と、バッファ7から命令
を読み込んだ時の消費電力値を予め求めておき、図8に
示すように、キャッシュ6から一度にバッファ7へ読み
込む命令数がm(この実施例では4)個ならば、m命令
おきにキャッシュ6から読み込んだ時の消費電力値を使
用し、それ以外の命令に対しては、バッファ7から読み
込んだ時の消費電力値を使用することを特徴としてい
る。
ンプ、ブランチ、例外処理命令等の一連の命令の実行順
序を変更する命令によって、バッファ7に読み込んだ命
令全てを実行せずに、他の命令を実行することになる場
合がある。
図8に示す命令の流れの続きを図9に示すと、ジャンプ
命令によって、バッファ7に読み込まれた命令ではない
命令が実行されることになる。このような場合に対応し
て、m命令おきにキャッシュ6から読み込んだ時の消費
電力値を追加して、ジャンプ、ブランチ、例外処理命令
等が行われた場合、その次に実行される命令の消費電力
値はキャッシュ6から読み込まれた時の値を使用し、そ
れ以降、m命令おきにキャッシュ6から読み込まれた時
の値を使用、それ以外の命令に対しては、バッファ7か
ら読み込んだ時の値を使用するようにしている。
係るパワーエスティメータを説明する。
に示すマイクロプロセッサの消費電力を評価する場合
に、ブランチ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一
連の命令の実行順序を変更する変更命令の実行が開始さ
れた後、変更命令の次の命令以降に続く0又はm個未満
の命令の実行にはバッファ7から読み込まれる場合の消
費電力値(第2の消費電力値)を使用し、その後に続く
m命令毎の命令の実行にはキャッシュメモリ6から読み
込まれる場合の消費電力値(第1の消費電力値)を使用
し、他の命令の実行には前記第2の消費電力値を使用し
てマイクロプロセッサの消費電力を求めるようにしたこ
とにある。
し、jump3は命令3にジャンプする命令を表す)に
示すように、キャッシュメモリに格納された命令を実行
する場合に、請求項3記載の発明の一実施形態では図1
7に示す実行順序にしたがって命令が実行されるのに対
して、この実施形態では図18に示すように、jump
3命令(変更命令)の実行後jump3命令の次の命令
(命令3)はキャッシュメモリ6から読み込まれ、この
命令(命令3)以降の1つの命令(命令4)はバッファ
7から読み込まれ、その後に続く4(=m)命令毎にキ
ャッシュメモリ6から読み込まれる。これは、図16に
示すキャッシュメモリ6からバッファ7への読み込みが
キャッシュメモリ6の1行毎に行われるためである。
係るパワーエスティメータを説明する。
に示すマイクロプロセッサの消費電力を評価し、ブラン
チ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一連の命令の
実行順序を変更する変更命令の実行が開始されて、変更
命令に続けて記述されている命令を1又は複数個実行し
た後命令順序が変更される場合に、変更命令に続けて記
述されている命令が複数個実行されてm命令毎の命令の
実行にはキャッシュメモリから読み込まれる場合の消費
電力値(第1の消費電力値)を使用し、他の命令の実行
にはバッファ7から読み込まれる場合の消費電力値(第
2の消費電力値)を使用してマイクロプロセッサの消費
電力を求めるようにしたことにある。
モリに格納された命令を実行する場合に、図19に示す
ように例えばjump3命令が実行された後1つの命令
(命令8)が実行された後4(=m)命令毎にキャッシ
ュメモリ6から読み込まれる。
係るパワーエスティメータを説明する。
項4ならびに請求項5記載の発明の一実施形態の双方を
同時に実施するようにしたことにあり、図16に示す命
令を実行する場合には、図20に示すような順序にした
がって命令が実行される。
係るパワーエスティメータを説明する。
CPU5で実行される命令の数、ブランチ命令、ジャン
プ命令、例外処理命令等の一連の命令の実行順序を変更
する命令の数ならびにメモリの容量に基づいて、メモリ
から読み込まれる命令の回数をそれぞれのメモリに対し
て求め、メモリに対して求められた回数とこのメモリに
対応して求められた消費電力値との積を前記それぞれの
メモリに対して求め、それぞれのメモリに対して求めら
れた回数と消費電力との積の和を求めてマイクロプロセ
ッサの消費電力を求めるようにしたことを特徴とするも
のである。
したときの消費電力は、図10に示すように、CPU部
9とメモリ部8の消費電力の和として求めることができ
る。すなわち、 (ある実行命令時の消費電力)(X)=(CPU部9の消
費電力)(Y)+(メモリ部8の消費電力)(Z) となる。このうち消費電力(Y)と消費電力(Z)は、
独立して求めることができる。
電力値は、メモリ部8とCPU部9を区別せずに求めて
いた場合、すなわち従来では、図11に示すように基本
消費電力値を求める必要がある。そして、図11を用い
て図8の消費電力を求めると、図12に示すようにな
る。これに対して、メモリ部8とCPU部9を区別して
消費電力値を求めると、すなわちこの実施形態では、図
13に示す基本消費電力値のみを用いればよい。この図
13に示す基本消費電力値を用いて図8の消費電力を求
めると、図14に示すようになり、図12と図14は等
しいことは明らかである。
の種類がb個のCPUの消費電力を求める際、従来では
(a×b)個の基本消費電力値求める必要があった。し
かし、この実施形態では、(a+b)個の基本消費電力
値を求めればよく、予め求めておく消費電力値パターン
数を少なくすることができる。
係るパワーエスティメータを説明する。
CPU1で実行される命令の数、ブランチ命令、ジャン
プ命令、例外処理命令等の一連の命令の実行順序を変更
する命令が発生する確率ならびにメモリの容量に基づい
て、メモリから読み込まれる命令の回数をそれぞれのメ
モリに対して求め、メモリに対して求められた回数とこ
のメモリに対応して求められた消費電力値との積をそれ
ぞれのメモリに対して求め、それぞれのメモリに対して
求められた回数と消費電力との積の和を求めてマイクロ
プロセッサの消費電力を求めるようにしたことを特徴と
するものである。
発生するキャッシュ6からの読み込み数の発生確率を与
えることにより、メモリからの命令読み込み回数を見積
もる方法である。
おいて、記述された命令数が10個、総実行命令数が2
3個の命令群を実行するとき、まず、メインメモリから
命令を読み込む回数が、総記述命令数から9個と判別さ
れ、残り14個に対してブランチ等の発生確率が14.
3%と与えられたならば、(100/14.3)=7回
に1度、イレギュラーのキャッシュ6からの読み込みが
発生すると仮定できる。4命令毎にレギュラーのキャッ
シュ6からの読み込みが行われるため、7命令実行で2
回キャッシュ6から命令を読み込むと見積もることがで
きる。
命令数が23個なので、この命令群を実行すると、2×
2=4回のキャッシュ6からの命令読み込みが行われる
と見積もられ、キャッシュ6から読み込まれる命令11
とバッファ7から読み込まれる命令12となる。
る場合で一般化すると、1回にキャッシュからバッファ
へp個読み込むマイクロプロセッサで、総記述命令数t
個、総実行命令数がq個の命令群を実行するとき、ブラ
ンチ等の発生確率がr%と与えられたならば、イレギュ
ラーのキャッシュからの命令読み込みサイクルsは、s
=(100/r)となり、命令s個に([s/p]+
1)回のキャッシュからの命令読み込みが行われる。こ
のサイクルは命令総数(q−t)から(q−t)/s回
あることが分かる。
/p]+1)によって一般化できる。ただし、ここ
で[]で囲んだ中のわり算は小数点以下切り捨てを表す
([5/2]+[7/4]=2+1=3となる)。
命令を実行する際の消費電力値は、キャッシュ6から読
み込んで実行する場合で560mW、バッファ7から読
み込んで実行する場合で404mWというように、約4
0%の違いが発生する。これを補正することにより、命
令レベルの消費電力見積もりの精度を高めることができ
る。
ば、命令が読み込まれるそれぞれのメモリ毎に求めた消
費電力を使用して命令群がCPUで実行された際の消費
電力を求めるようにしたので、複数のメモリを備えたマ
イクロプロセッサにおける消費電力評価の精度を向上さ
せることができる。
エスティメータで評価されるマイクロプロセッサの一構
成を示す図である。
エスティメータで評価されるマイクロプロセッサの一構
成を示す図である。
読み出しの流れを示す図である。
けるループ1巡目の命令読み込みの流れを示す図であ
る。
けるループ1巡目終了時のキャッシュ内部の命令格納状
態を示す図である。
けるループ2巡目の命令読み込みの流れを示す図であ
る。
を示す図である。
区分けを示す図である。
す図である。
消費電力を求めた一例を示す図である。
本消費電力値の一例を示す図である。
消費電力を求めた一例を示す図である。
示す図である。
実行順序を示す図である。
実行順序を示す図である。
実行順序を示す図である。
実行順序を示す図である。
令群 11 キャッシュ6から読み込まれる命令 12 バッファ7から読み込まれる命令
Claims (8)
- 【請求項1】 CPU(演算ユニット)と、前記CPU
に読み込まれて実行される命令が格納される複数のメモ
リを備えたマイクロプロセッサにおける命令実行時の消
費電力を、実行される命令のアセンブラ記述から求める
マイクロプロセッサのパワーエスティメータにおいて、 前記CPUで実行される命令が前記複数のメモリから読
み込まれる場合の消費電力値を前記メモリのそれぞれに
対して求める手段と、 前記CPUで実行される命令が前記複数のメモリのいず
れのメモリから読み込まれるかを判別する手段と、 読み込まれる命令が格納されたメモリの判別結果に前記
それぞれのメモリに対して求められた消費電力値を対応
させてマイクロプロセッサの消費電力を求める手段とを
有することを特徴とするマイクロプロセッサのパワーエ
スティメータ。 - 【請求項2】 前記CPUで実行される命令が第1のキ
ャッシュメモリから前記CPUに読み込まれると同時
に、前記第1のキャッシュメモリよりも高速で容量が少
なくm個の命令を格納できる第2のキャッシュメモリに
第1のキャッシュメモリから前記CPUに読み込まれた
命令を含んで以降に続く最大m個の命令が格納され、前
記第2のキャッシュメモリに格納された命令がすべて実
行されるまで前記第2のキャッシュメモリから前記CP
Uに命令が読み込まれて命令が実行される動作が反復さ
れる場合に、 前記CPUで実行される命令が前記第1のキャッシュメ
モリから読み込まれる場合の第1の消費電力値を求め、 前記CPUで実行される命令が前記第2のキャッシュメ
モリから読み込まれる場合の第2の消費電力値を求め、 命令の読み込みが開始された後、m命令毎の命令の実行
には前記第1の消費電力値を使用し、他の命令の実行に
は前記第2の消費電力値を使用してマイクロプロセッサ
の消費電力を求めることを特徴とする請求項1記載のマ
イクロプロセッサのパワーエスティメータ。 - 【請求項3】 ブランチ命令、ジャンプ命令、例外処理
命令等の一連の命令の実行順序を変更する命令が実行さ
れる場合に、前記命令の実行が開始された後、m命令毎
の命令の実行には前記第1の消費電力値を使用し、他の
命令の実行には前記第2の消費電力値を使用してマイク
ロプロセッサの消費電力を求めることを特徴とする請求
項2記載のマイクロプロセッサのパワーエスティメー
タ。 - 【請求項4】 ブランチ命令、ジャンプ命令、例外処理
命令等の一連の命令の実行順序を変更する命令の実行が
開始された後、前記命令の次の命令以降に続く0又はm
個未満の命令の実行には前記第2の消費電力値を使用
し、その後に続くm命令毎の命令の実行には前記第1の
消費電力値を使用し、他の命令の実行には前記第2の消
費電力値を使用してマイクロプロセッサの消費電力を求
めることを特徴とする請求項2記載のマイクロプロセッ
サのパワーエスティメータ。 - 【請求項5】 ブランチ命令、ジャンプ命令、例外処理
命令等の一連の命令の実行順序を変更する命令の実行が
開始されて、前記命令に続けて記述されている命令を1
又は複数個実行した後命令順序が変更される場合に、前
記命令に続けて記述されている命令が複数個実行されて
m命令毎の命令の実行には前記第1の消費電力値を使用
し、他の命令の実行には前記第2の消費電力値を使用し
てマイクロプロセッサの消費電力を求めることを特徴と
する請求項2記載のマイクロプロセッサのパワーエステ
ィメータ。 - 【請求項6】 ブランチ命令、ジャンプ命令、例外処理
命令等の一連の命令の実行順序を変更する命令の実行が
開始されて、前記命令に続けて記述されている命令を複
数個実行した後命令順序が変更される場合に、前記命令
に続けて記述されている命令が1又は複数個実行されて
次の命令以降に続く0又はm個未満の命令の実行には前
記第2の消費電力値を使用し、その後に続くm命令毎の
命令の実行には前記第1の消費電力値を使用し、他の命
令の実行には前記第2の消費電力値を使用してマイクロ
プロセッサの消費電力を求めることを特徴とする請求項
2記載のマイクロプロセッサのパワーエスティメータ。 - 【請求項7】 前記CPUで実行される命令の数、ブラ
ンチ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一連の命令
の実行順序を変更する命令の数ならびに前記メモリの容
量に基づいて、前記メモリから読み込まれる命令の回数
を前記それぞれのメモリに対して求め、 前記メモリに対して求められた回数とこのメモリに対応
して求められた消費電力値との積を前記それぞれのメモ
リに対して求め、 前記それぞれのメモリに対して求められた回数と消費電
力との積の和を求めてマイクロプロセッサの消費電力を
求めることを特徴とする請求項1記載のマイクロプロセ
ッサのパワーエスティメータ。 - 【請求項8】 前記CPUで実行される命令の数、ブラ
ンチ命令、ジャンプ命令、例外処理命令等の一連の命令
の実行順序を変更する命令が発生する確率ならびに前記
メモリの容量に基づいて、前記メモリから読み込まれる
命令の回数を前記それぞれのメモリに対して求め、 前記メモリに対して求められた回数とこのメモリに対応
して求められた消費電力値との積を前記それぞれのメモ
リに対して求め、 前記それぞれのメモリに対して求められた回数と消費電
力との積の和を求めてマイクロプロセッサの消費電力を
求めることを特徴とする請求項1記載のマイクロプロセ
ッサのパワーエスティメータ。
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