JPH0921876A - 改良型ガンマ・カメラ撮像システム - Google Patents

改良型ガンマ・カメラ撮像システム

Info

Publication number
JPH0921876A
JPH0921876A JP14117596A JP14117596A JPH0921876A JP H0921876 A JPH0921876 A JP H0921876A JP 14117596 A JP14117596 A JP 14117596A JP 14117596 A JP14117596 A JP 14117596A JP H0921876 A JPH0921876 A JP H0921876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
transmission
radiation
source
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14117596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4028903B2 (ja
Inventor
Steven M Jones
スティーブン・エム・ジョンズ
Michael J Janicki
マイケル・ジョイ・ジャニキー
Thomas F Lang
トーマス・エフ・ラング
R Liebig John
ジョン・アール・リービッグ
Keenan Brown J
ジェイ・キーナン・ブラウン
Xiaohan Wang
クシャオハン・ワング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADAC Laboratories Inc
Original Assignee
ADAC Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/439,222 external-priority patent/US5596197A/en
Priority claimed from US08/439,111 external-priority patent/US5629971A/en
Priority claimed from US08/439,134 external-priority patent/US5552606A/en
Priority claimed from US08/438,834 external-priority patent/US5598003A/en
Application filed by ADAC Laboratories Inc filed Critical ADAC Laboratories Inc
Publication of JPH0921876A publication Critical patent/JPH0921876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4028903B2 publication Critical patent/JP4028903B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/161Applications in the field of nuclear medicine, e.g. in vivo counting
    • G01T1/1615Applications in the field of nuclear medicine, e.g. in vivo counting using both transmission and emission sources simultaneously
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • A61B6/037Emission tomography
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/161Applications in the field of nuclear medicine, e.g. in vivo counting
    • G01T1/164Scintigraphy
    • G01T1/1641Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions using one or several scintillating elements; Radio-isotope cameras
    • G01T1/1642Static instruments for imaging the distribution of radioactivity in one or two dimensions using one or several scintillating elements; Radio-isotope cameras using a scintillation crystal and position sensing photodetector arrays, e.g. ANGER cameras

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の身体の特定の大きさおよび体型を考慮
することによって、透過データの収集時に使用される放
射線に対する患者の照射時間を最小限に抑える。 【解決手段】 所定の継続時間にわたる透過前走査に続
いて、第2の透過走査フェーズを実行する。この結果得
られる対象に関するカウント密度(Cm)が生成され調
査される。最小カウント密度を有する部分が判定され、
透過検査に関する必要最小限のカウント数を表す値が与
えられる。それにより、透過時間が求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核医学の分野に関
する。詳細には、本発明は改良型ガンマ・カメラ撮像シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】非一様光子減衰は、シングル・フォトン
ECT(SPECT)カメラ・システムを使用して収集
される画像の定量的精度に影響を及ぼす重要な因子であ
り、病変検出に関するこのようなシステムの感度を低減
させることがある。非一様光子減衰は、放射性医薬品を
含む器官からの放射に干渉し、それを部分的に吸収する
ことによって画像をひずませる。SPECTシステム内
の光子減衰は、病変の誤検出または非検出をもたらす恐
れがある画像アーチファクトおよびその他のひずみも導
入することによって画像を劣化させる傾向がある。光子
減衰の影響は、胸郭に起因する非一様減衰の結果として
心臓調査において特に複雑である。
【0003】非一様減衰補正分布を生成する方法として
トランスミッション(透過)CT(TCT)を使用する
ことができる。透過画像データは、既知の放射線源(た
とえば、線、またはシート、またはフラッド)を使用し
て収集される。透過走査では、放射線源が、所望の対象
または患者を通して、結合されたシンチレーション検出
器の方へ送られる。放射フィールドが患者よりもずっと
大きい場合、放射線源を直接、検出器に放射させ、シン
チレーション検出器で高いカウント・レートをもたらす
ことができる。直接放射線を受ける検出器の部分を、検
出器の非妨害部分と呼ぶ。大きな非妨害検出器領域を許
容すると不利である。なぜなら、その結果カウント・レ
ートが増加するために画像が劣化する恐れがあり、場合
によっては、(たとえば、パルス蓄積のために)事象検
出電子機器および事象検出プロセスが過負荷を受け、動
作が一時的に停止することがある。このような高いカウ
ント・レートは、ガンマ・カメラの信号検出・処理回路
に負荷を与えることによって撮像システムの撮像性能を
低減させる傾向がある。
【0004】従来技術では、固定「ボウタイ(bow ti
e) 」フィルタが透過動作用の線源と共に使用された。
ボウタイ・フィルタは、走査中の対象の妨害を受けない
検出器領域にわたってカウント・レートを減少させるの
に使用される。しかし、患者の身体の大きさが様々であ
るために検出器上にそれぞれの異なる寸法の非妨害領域
が形成されるので、固定ボウタイ・フィルタを使用する
と不利である。固定ボウタイ・フィルタは、患者の分散
を考慮に入れず、さらに、新しいフィルタを設置するた
めの交換作業を必要とするので不利である。
【0005】また、ECT走査時に、対象のそれぞれの
異なる部分が、それぞれの異なる回転角度で検出器の視
野内に入り、したがって、検出器のそれぞれの異なる部
分は、それぞれの異なるECT角度で線源に対して非妨
害部分となる。その場合、患者の身体の大きさが様々で
あることを考慮に入れ、透過セッション中には所与のE
CT回転角度に対して検出器のそれぞれの異なる非妨害
部分がもたらされることも考慮に入れるシステムを提供
すると有利である。
【0006】また、心臓撮像などある種のSPECT撮
像応用例では、器官の寸法が小さいために高解像度画像
マトリックス(たとえば、小さな画素寸法を有するも
の)によって心臓(またはその他の器官)を撮像するこ
とが望ましい。十分に小さな画素寸法を得るために通
常、小視野検出器が使用される。たとえば、物理的視野
が16インチ(40.64cm)×16インチ、15イ
ンチ(38.1cm)×15インチ、13インチ(3
3.02cm)×13インチである検出器が使用され
る。
【0007】しかし、前述の非一様減衰を補正するため
に、患者の身体の透過マップが得られる。全身を撮像す
るには、大型の検出器の全視野(たとえば、20インチ
(50.8cm)×15インチ(38.1cm))が必
要である。したがって、SPECTと透過撮像の両方を
SFOV(小視野)検出器によって行う際、あるいはこ
の両方をLFOV(大視野)検出器によって行う際には
問題がある。大視野を透過と放出の両方に使用する場
合、画素が大きくなりすぎ、放出データに関しては画像
解像度が失われる。
【0008】この問題に対する1つの解決策は、同じ小
視野を使用して放出データと透過データの両方を得るこ
とである。しかし、適当な透過マップを求めて放出デー
タを補正するには、小視野で撮像された身体の部分だけ
でなく全身に関する透過情報も必要なので、この手法に
は問題がある。すなわち、透過データが切り取られるよ
うになる。身体が切り取られると、アーチファクトが導
入され、このアーチファクトは、基本的にエラーが生じ
る可能性がある複雑で厄介な補正アルゴリズムで対処し
なければならない。この手法では、透過データは、透過
画像を得るために使用している検出器の視野よりも身体
の方が大きいことを考慮に入れるように補正される。こ
の補正は、切り取り補正と呼ばれ、身体の輪郭の既知の
形状を仮定し、この仮定を特殊アルゴリズムと共に使用
して、検出器の視野の外側にある身体の部分では透過デ
ータがどのようであったかが算出される。
【0009】前述の手法はいくつかの欠点を有する。透
過マップを作成するために使用されるデータは不完全で
あり、かつ身体の輪郭情報に必要な精度は完全に理解さ
れているわけではない。このために通常、画像が劣化す
ることがある。また、この種の透過切り取り補正では、
患者を極めて慎重に位置決めする必要があり、そのた
め、セットアップ時間が長くなる。この透過補正手法が
高度の画像雑音を受けやすいことも完全に理解されてい
るわけではない。したがって、放出データを補正するた
めに使用される非一様減衰補正因子を向上させるために
切り取られない透過情報を収集することが望ましい。
【0010】通常、心筋SPECTでは減衰補正を使用
しないので、患者の胸部が広く、あるいは横隔膜が心臓
の上方に存在する場合、医師が病変を正確に診断するの
は困難である。何人かの調査者は、身体の輪郭の内側に
一様な密度を仮定する減衰マップを使用した。しかし、
一様なマップは、再構成画像にアーチファクトを導入す
る傾向があった。胸部、肺、横隔膜のための非一様減衰
を補正するために、何人かの調査者および製造業者は、
ガンマ・カメラ検出器に対向する位置に取り付けられた
放射性核種透過源を使用して各患者ごとの減衰係数を直
接測定している。次いで、この係数を反復再構成プロセ
スと共に使用して非一様減衰を補正することができる。
【0011】放出検査と同時に透過検査を実施すること
ができる。透過検査をSPECT放出検査とは別に実施
する場合、透過データを収集するために追加データ獲得
時間が必要であり、透過データ収集および放出データ収
集はデータ収集セッション間の患者(たとえば「対
象」)の移動のために位置ずれが生じやすい。他の利点
を挙げると、透過データと放出データの両方を同時に得
ることによって位置ずれの影響が低減される。単一のシ
ンチレーション検出器を有するガンマ・カメラの場合、
シンチレーション検出器の視野に結合されたスライディ
ング窓または「バンド」を使用して線源と共に移動し、
ガンマ・カメラが、検出される透過光子と放出光子を区
別できるようにするのを助けることが知られている。た
とえば、引用によって本明細書に編入された「A Scanni
ng Line Source for Simultaneous Emission and Trans
mission Measurements in SPECT」(Patrick Tan 等、J
ournalof Nuclear Medicine、第34巻第10号、19
93年10月)と題する論文を参照されたい。この文献
は、単一の走査線源を単一の移動検査バンドと共に使用
することを開示している。
【0012】しかし、Tan 等によって提示されたこの解
決策は、2つのシンチレーション検出器を使用する(た
とえば、二重ヘッド検出器システム内の)放出検査での
「側方散乱」または「クロストーク」を適切に考慮して
いない。放出検査時のクロストークによって、(たとえ
ば、コンプトン散乱によって生じる)対象から散乱する
透過光子が検出され、シンチレーション検出器によって
誤って放出光子として検出される。二重検出器ガンマ・
カメラでは、所与の検出器に結合された線源から放出さ
れる透過光子が(たとえば、散乱後に)他方の検出器に
よって誤って妥当な放出光子として検出されることがあ
る。これが発生するのは、散乱した光子が散乱角度の関
数としてエネルギーを失い、エネルギー・レベルを変化
させるからである。クロストークは対象から散乱する放
出光子のために発生することもある。二重ヘッド・ガン
マ・カメラでは、クロストークの影響は、検出されたデ
ータに対して後処理操作を実行することによって対処さ
れる。この後処理操作は時間がかかり、完全に正確であ
るわけではない。したがって、横散乱する光子の検出を
なくすることによってそのような後処理ステップを不要
にすると有利である。
【0013】単一のガンマ・カメラ検出器に結合された
単一のスライディング検出窓を使用しても、二重検出器
システム中のクロストークはほとんど防止されない。ク
ロストークのための放出光子の誤った検出を実際上なく
する二重検出器カメラ・システム内で動作できるシステ
ムが必要である。
【0014】ECT運動時に所望の対象の運動を追跡す
るように設計された追跡ズーム領域(たとえば窓領域)
を使用する二重検出器ガンマ・カメラ・システムもあ
る。このシステム内では、検出器が対象の周りでのEC
T運動を通じて回転するにつれて検出器のズーム領域が
変化する。1994年4月19日に発行され、本出願人
に譲渡され、追跡ズーム領域について論じた、「Appara
tus and Method for Automatic Tracking of a Zoomed
Scan Area in a Medical Camera System」と題する米国
特許第5304806号を参照されたい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】透過データを放出デー
タの収集と同時に収集するかどうかにかかわらず、患者
は一般に、透過データを収集するために追加放射線を照
射される。患者の身体の大きさおよび体型に応じて、必
要最小限の量の透過データを収集するためにそれぞれの
異なる量の透過放射線が必要である。システムは、患者
の体型や身体の大きさにはかかわらずに必要最小限の量
を得るために過度の透過放射線を患者に照射する。患者
の身体の特定の大きさおよび体型の影響を考慮すること
によって、透過データの収集時に使用される放射線に対
する患者の照射時間を実際上最小限に抑えることができ
るシステムが必要である。
【0016】
【課題を解決するための手段】透過検査のために対象ご
とに最小放射線照射時間を決定する走査速度手順および
方法を記述する。前走査と、それに続く第2の透過走査
フェーズを含む2回の追加走査フェーズが実行される。
第1の走査は、対象の上方で放射線源を使用して実行さ
れる透過前走査からなる。この前走査は、高速であり、
所定の継続時間(Tp)にわたって行われる。次いで、
この結果得られる、対象に関連するカウント密度が生成
され調査される。最小カウント密度(Cm)を有する部
分が判定され、透過検査に関する必要最小限のカウント
数を表す値(Co)がえられる。前述のことから、シス
テムによって透過時間(Ts)が求められ、第2の透過
フェーズ(マルチパス透過フェーズ)が継続時間Tsに
わたって実行される。算出された継続時間Tsは、対象
に関連するカウント密度分布が対象の各部分上で少なく
ともCmカウント密度を含むように透過データを収集す
るために必要な最小照射継続時間を表す。
【0017】本発明の他の態様は、検出器の大視野を使
用して透過情報を収集し、同じ検出器の小視野窓を使用
して放出データを収集する方法および装置である。シス
テムは、シンチレーション検出器の大視野を使用して、
走査中の全身に関する透過データを収集する。そのよう
な技法は、非切り取り減衰係数を得ることによって放出
データの定量的性能を向上させる。小視野窓の放出デー
タは、高解像度画像画素を使用して(たとえば、特定の
器官の)放出データが処理されるように収集される。大
視野を使用して透過データを収集するので、透過データ
に関する撮像画素は放出データよりも解像度が低い。放
出データは、ECT走査時にロービング(roving)・ズ
ーム技法を使用して収集することができる。放出ズーム
窓の水晶における既知の位置、および身体の全視野透過
走査と器官のより小さなロービング電子視野放射走査と
のそれぞれの異なる画素寸法を考慮に入れるように、計
算によって透過データが調整される。
【0018】本発明の他の態様は可変フィルタ構造であ
り、この構造では、放射線源と共に使用すべき構造内に
収納されたフィルタの集合からそれぞれの異なる寸法お
よび形状のフィルタが自動的に選択され設置される。線
源は通常、減衰補正係数を収集するために透過走査用に
使用される。好ましい実施態様では線源が使用され、特
定のフィルタが回転して設置位置に収まることができる
ように一連のフィルタ(たとえば、それぞれの異なる寸
法の金属製フィルタ)が中央ジャンクションに回転可能
に取り付けられる。フィルタは、設置されると、線源か
ら放出される放射線を減衰させ、シンチレーション検出
器の普通なら妨害されない領域上に放射される放射線を
減少させるように働く。それぞれの異なる寸法のフィル
タを使用して、それぞれの異なる大きさの身体を有する
患者に適応し、かつECT透過走査時にそれぞれの異な
る回転角度ごとに検出器のそれぞれの異なる非妨害部分
に適応することが望ましい。システムは、フィルタが与
える妥当な身体の輪郭(例えば、プロファイル)情報を
自動的に選択する処理インテリジェンスを含む。
【0019】本発明の他の態様は、2つの線源および2
つの検出器によって透過走査セッションおよび放出走査
セッションを実行する機構および方法であり、この場
合、2つのスライディング透過検出窓を使用して透過光
子と放出光子が区別される。透過データと放出データは
同時に収集することができる。このシステムでは、二重
透過検出窓がそれぞれ、特定の線源に結合され、結合さ
れた線源に同期して移動する。さらに、2つの線源およ
び2つの検出窓はすべて、走査中の対象の長軸の方向へ
同期的に移動し、所与の位置で、すべてのものが対象の
長軸に対して横方向へ広がる所与の空間平面内に位置す
る。この構造内では、システムは、検出器によって検出
されるクロストーク(たとえば、所与の検出器によって
検出される散乱光子放射であるが、検出器の結合された
線源から放射されたものではないクロストーク)の量を
実際上減少させることができる。また、このシステムの
構造は実際上、(たとえば、心臓検査に使用される)検
出器表面を横切る追跡ズーム領域を使用するシステムと
共に動作する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の下記の詳細な説明では、
本発明を完全に理解してもらうために多数の特定の詳細
について述べる。しかし、当業者には、このような特定
の詳細なしで本発明を実施できることが自明であろう。
他の例では、本発明の各形態を不必要に曖昧にしないよ
うに、周知の方法、手順、構成要素、回路については詳
しく説明していない。下記の議論から明らかなように、
特に明記されないかぎり、本発明全体にわたって、「処
理」、「計算」、「算出」、「判定」、「表示」などの
語を使用する本発明のコンピュータ・システムの機能に
関係する議論が、コンピュータ・システムのレジスタ内
で物理(電子)量として表されたデータを処理し、同様
にコンピュータ・システム・メモリまたはレジスタ内で
物理量として表される他のデータに変換するプログラム
を実行するコンピュータ・システムまたは類似の電子計
算装置の動作を指すことが理解されよう。
【0021】I.非一様減衰補正システム 本発明の実施形態は、ガンマ・カメラ撮像を向上させる
ために使用される非一様減衰補正係数の収集、生成、使
用に関するものである。核医学ガンマ・カメラによって
撮像される核患者が異なるので(たとえば、それぞれの
異なる大きさを有するそれぞれの異なる体型など)、所
望の器官を囲む組織・骨構造は各患者ごとに異なる。こ
の周りの組織・骨構造は、撮像される領域内に分布する
放射性医薬品からの放射を減衰させる。放射の減衰は、
それぞれの異なる組織および骨の減衰係数が異なるので
非一様である。放射減衰によって、画像中のカウント密
度が非一様に減少する。この減衰のために、実際には健
康な組織が撮像されているときに誤ってアーチファクト
が識別されることがあり、逆もまた同様である。アーチ
ファクトが誤って病変と診断された場合、患者に痛みを
与え、場合によっては危険な(たとえば、健康上の危険
を伴う)身体内への措置が取られる恐れがある。
【0022】患者の身体の減衰マップが知られている場
合、身体のために生じる非一様減衰を補償することがで
きる。透過走査によって、ガンマ・カメラおよび処理コ
ンピュータ・システムは、特定の対象の非一様減衰マッ
プを生成することができる。この非一様減衰マップは、
シンチレーション検出器の各回転角度ごとに得ることが
でき、そのため、再構成アルゴリズムは各角度ごとの減
衰マップを使用することができる。一般に、透過走査時
には、走査すべき患者を通して既知の放射線源かっら放
出され、次いで、その放射線がシンチレーション検出器
によって検出される。ガンマ・カメラのコンピュータ・
システムは、放射線源から放出された放射線の強度を測
定し、対象を通してそれぞれの異なるECT角度で放射
される放射線の強度を測定して、身体のそれぞれの異な
る部分の非一様放射線減衰の程度を判定することができ
る。この非一様放射線減衰の程度から、周知の方法およ
び手順を使用して身体の非一様減衰補正マップを求める
ことができる。非一様減衰補正マップを使用して、放出
検査時に収集される放出画像データが補正される。
【0023】本発明の実施形態は、放出画像データを向
上させるために非一様減衰補正係数を生成する際に使用
すべき透過データの収集および使用を改良することに関
するものである。
【0024】A.検出器システム 本発明の実施形態の検出器システムを図1に示す。これ
は二重ヘッド実施形態であるが、本発明は、単一ヘッド
実施形態またはその他のマルチヘッド実施形態内でも同
様に有効に動作することができる。この二重ヘッド実施
態様に関しては、2つのシンチレーション検出器10お
よび12が(たとえば、ガントリ・リング50間の)ガ
ントリ内に設置され、ガントリ・リング50の中心の周
りで回転することができる。各シンチレーション検出器
は、結晶層と光電子増倍管アレイとを含み、各PMT
は、PMT自体中のガンマ相互作用に応答して結晶層に
よって放出される光エネルギーに応答して別々のチャネ
ル信号を生成する。図1に示したように、検出器は互い
に対して90°の角度に配置されている。ガントリ・リ
ング50内にテーブル(図示せず)が置かれ、患者はそ
の上に乗る。次いで、検出器からのチャネル信号が、信
号処理ハードウェア120へ送信され、画像処理(補正
を含む)のためにコンピュータ・システム112へ送信
される。図4を参照されたい。
【0025】図1の検出器10および12は、光電子増
倍管からの信号を、検出された各事象の空間座標および
事象エネルギーを表すディジタル信号に変換する事象検
出回路を含むことができる。この論理機構は、外部に配
置することもできる(たとえば、図4の信号処理ハード
ウェア120を参照されたい)。補正、分析、記憶、画
像生成のために、検出器によって事象または「カウン
ト」がコンピュータ・システム112に報告される。検
出器は、患者から放出された放射(たとえば放出画像デ
ータ)を収集し報告することができ、かつ、線源からの
放射線(透過画像データ)を収集し報告することもでき
る。透過データは特に、患者に起因する(たとえば、心
臓検査での胸部領域)非一様減衰を補償する減衰補償分
布を生成するために使用される。
【0026】各シンチレーション検出器ごとに(コリメ
ータを含む)別々の線状の放射線源が取り付けられ結合
される。たとえば、線源アセンブリ22が検出器12に
結合され、線源アセンブリ20が検出器10に結合され
る。また、線源アセンブリ22がレール24上に取り付
けられ、線源アセンブリ22の基部が、図のようにレー
ル24の長軸に沿って移動し、対応する検出器の視野を
横切って変位(「走査」)することができる。同様に、
線源アセンブリ20がレール26上に取り付けられ、線
源アセンブリ20の基部が、図のようにレール26の長
軸に沿って移動し、対応する検出器の視野を横切って変
位(「走査」)することができる。検出器がガントリ・
リング50の中心の周りで回転するとき、結合された放
射線源が同じ形態および角度で回転することが理解され
よう。線源は、患者を照射して、その患者用のメモリに
記憶される非一様減衰補正マップを生成するための透過
データを収集するために本発明によって使用される。非
一様減衰補正マップは、やはり本発明の検出器10およ
び12によって収集される放出データの非一様減衰を補
償するために使用される。
【0027】シンチレーション検出器10および12
は、図2に示した位置(180°配向)に来るようにガ
ントリ50の周りで回転することができる。図2は、格
納位置にある線源アセンブリ22および20も示す。
【0028】図3は、本発明の一実施形態の走査線源ア
センブリ22の例示的な設計の断面図をさらに詳しく示
すものである(線源アセンブリ20も同様である)。放
射線源またはロッドは22bとして示されている。放射
線は、小さなアパーチャを通して放出され、次いで、放
出される放射線の量を変化させるように回転するシャッ
タ22aを通過する。放射線は、シャッタ22aの両側
面上の小さな開口部を通過することができる。放射線は
次いで、スロット(コリメータ)22cを介して放出さ
れる。本発明の範囲内で、Tc99mを充填された線
源、あるいはGd153、またはAm241、またはC
o57を使用する線源を含め、それぞれの異なるタイプ
の線源22bを使用することができる。一般に、透過源
は、放出源とは異なる光電ピーク・エネルギーのもので
あるべきである。本明細書でさらに詳しく論じるよう
に、本発明の様々な実施形態は、線源アセンブリ内に空
間放射線フィルタを含む。
【0029】B.コンピュータ・プロセッサ・システム ガンマ・カメラ検出器10および12から供給された画
像情報を処理するために本発明によって使用される汎用
コンピュータ112の構成要素を示す図4を参照する。
汎用コンピュータ・システム112は、画像処理機能
(たとえば、放出データおよび透過データの処理)を実
行することができる。コンピュータ・システム112
は、システム内で情報を伝達するアドレス・データ・バ
ス100と、命令を実行し情報を処理するためにバス1
00に結合された中央プロセッサ101と、中央プロセ
ッサ101用の情報および命令を記憶するためにバス1
00に結合されたランダム・アクセス・メモリ102
と、プロセッサ101用の静的情報および命令を記憶す
るためにバス100に結合された読取り専用メモリ10
3と、画像情報および命令を記憶するためにバス100
に結合された磁気ディスクまたは光ディスクおよびディ
スク・ドライブなどのデータ記憶装置104と、コンピ
ュータ・ユーザに情報を表示するためにバス100に結
合されたディスプレイ105と、情報および選択された
コマンドを中央プロセッサ101に伝達するためにバス
100に結合された英数字キーとファンクション・キー
とを含む英数字入力装置106と、ユーザ入力情報およ
び選択されたコマンドを中央プロセッサ101に伝達す
るためにバスに結合されたカーソル制御装置(データ入
力装置106の一部)と、選択されたコマンドをプロセ
ッサ101に伝達するためにバス100に結合された通
信装置108とを備える。バス100にハードコピー装
置(たとえばプリンタ)を結合することもできる。
【0030】本発明のコンピュータ・システム112と
共に使用される図4のディスプレイ105は、液晶装置
でも、陰極管でも、ユーザが認識できるグラフィック画
像および英数字を作成するのに適したその他のディスプ
レイでもよい。カーソル制御装置によって、コンピュー
タ・ユーザは、ディスプレイ105の表示画面上で可視
記号(ポインタ)の2次元移動を動的に通知することが
できる。当技術分野では、所与の方向の移動または変位
方法を通知することができるトラックボール、フィンガ
・パッド、マウス、ジョイスティック、英数字入力装置
105上の特殊キーを含め、カーソル制御装置の多数の
実施態様が知られている。
【0031】図4のコンピュータ・システム112は、
ガンマ検出器10および12から信号処理ハードウェア
回路120を介してインタフェース108へデータを入
力させる。信号処理ハードウェア120は、増幅回路、
および検出器からのチャネル信号を、コンピュータ・シ
ステム112へ送信するディジタル・データに変換する
アナログ・ディジタル変換回路を有する。検出器10お
よび12からのチャネル信号情報が、実行する撮像セッ
ションのタイプに応じて、コンピュータ・システム11
2によってカウント密度情報に変換され、マトリックス
形でコンピュータのメモリ102内に記憶されることが
理解されよう。これは、透過データにも放出データにも
当てはまる。コンピュータ・メモリ102には非一様減
衰補正マップも記憶される。信号処理ハードウェア12
0は、光電子増倍管出力を、検出された事象に関する空
間座標データおよび事象エネルギーに変換する。類似の
空間座標内の事象は、画像情報を生成しカウント密度情
報を形成するためにコンピュータ・システムのメモリ1
02内にまとめて「配置される」。
【0032】この画像情報は、N行×N列のマトリック
スの形で収集される。検出器の有効視野の寸法、ならび
に特定のマトリックスの行および列の数によって、マト
リックスの画素の「寸法」が定義される。画素は、マト
リックスの1つのセルまたは「bin」に対応する。画
像マトリックスは一般に、それぞれの異なるECT角度
で収集され、次いで、断層撮像再構成を使用して再構成
が実行され、器官の3次元画像が生成される。
【0033】コンピュータ・システム112がガントリ
・リング50上の検出器の移動も制御し、線源20およ
び22の移動を制御するために線源運動制御装置も制御
することが理解されよう。
【0034】シンチレーション検出器10、12はシン
チレーション事象を非常に正確に報告することができる
が、コンピュータ・システム112は、基準マトリック
ス寸法(たとえば、64×64、128×128、51
2×512、1024×1024)に応じてデータを収
集し解釈する。これらの寸法はプログラムすることがで
きる。さらに、所与のマトリックス寸法を検出器の視野
のある部分に割り振ることができる。たとえば、心臓の
検査では、心臓をカバーする検出器の視野の領域のみに
512×512マトリックスを割り振ることができる。
したがって、検出された相互作用のエネルギーおよび位
置に関するデータをシンチレーション検出器から受信し
たとき、この情報は、検出器が報告した相互作用の位置
に対応する妥当なマトリックス項目に「bin」(たと
えば、配置)される。検出器が報告したカウント情報は
メモリ102内に配置され、そこから画像データが取り
出される。これは、透過データにも放出データにも当て
はまる。
【0035】II.走査速度実施形態 本発明は走査速度実施形態を含み、この実施形態では、
透過データを収集するために走査線源20および22か
ら放出される放射線に照射される最小照射時間が患者ご
とに決定される。患者はそれぞれ、身体の厚さが異な
り、患者の身体が厚ければ厚いほど、透過放射線減衰が
生じるため、十分な透過データを収集するにはより多く
の放射線を患者に照射する必要がある。しかし、本発明
は、患者ごとの照射時間を短縮するために、十分な透過
画像データを得るのに必要な最小放射線量を求める。患
者の健康を促進するには、患者に対するこの照射時間を
短縮すると有利である。非一様減衰補正マップが本発明
によって適切に求められ(かつ、このデータを算出する
いくつかの異なる方法が存在する)るようにするには、
患者の画像マトリックスの各基本bin(「セル」また
は「画素」)が、透過照射の結果としてある最小数のカ
ウントを収集しなければならない。本発明のガンマ・カ
メラ・システムは、前走査フェーズからの報告された透
過データを使用し、かつ放射線の最初の照射線量を知
り、患者の非一様減衰補正マップを求めることができ
る。前述の情報に基づいて減衰補正マップを算出する機
構はよく知られている。
【0036】透過照射の結果としてbin当たり最小カ
ウント数よりも多くのカウントが存在すれば、非一様減
衰補正分布を適切に算出することができるが、患者は、
透過データを収集するために不必要な放射線量を照射さ
れる。本発明のこの実施形態は、透過放射線を患者に不
必要に照射しないようにするために必要な特定の放射線
量(たとえば、照射時間)を求めるものである。
【0037】一般に、前述のことを行うために、本発明
は2つの異なる透過走査シーケンスまたは「フェーズ」
を実行する。第1のフェーズまたは「前走査」フェーズ
が実行される。このフェーズは、前走査の結果として測
定される最小カウント密度を得るために行われる低放射
線量の高速の単一パス走査である。本発明の好ましい実
施形態の下では前走査フェーズに単一パス走査を使用す
るが、本発明の範囲内で複数の走査パスを構想すること
ができる。前走査フェーズの情報によって、通常の透過
走査、すなわち第2の透過走査フェーズの継続時間が決
定される。通常の透過走査を使用して、非一様減衰補正
マップが生成される。下記でこのプロセスについてさら
に詳しく説明する。本発明の好ましい実施形態の下で
は、第2または「通常の」透過走査フェーズはマルチパ
ス走査フェーズであることが理解されよう。
【0038】本発明のこの実施形態の処理200は、汎
用コンピュータ・システム112を介して実行され、図
6に関して図示されている。プロセス200の議論内で
は図5および図7を参照する。プロセス200が開始
し、第1の論理ブロック205で、データ入力装置10
6から既知の値が入力される。論理ブロック205で入
力される既知の値は、(1)bin当たりの必要最小限
のカウント数Co(最小カウント密度とも呼ばれる)と
(2)前走査透過放射の時間Tpとからなる。非一様減
衰補正分布を算出するためのbin当たり必要最小限カ
ウント数は、所望の非一様減衰補正マップのタイプと実
行する走査のタイプに応じて異なる。本発明のこの実施
形態は実際上、いくつかの異なるタイプの走査に基づい
ていくつかの異なるタイプの減衰分布を生成するように
動作できるので、特定の最小カウント数はない。しか
し、本明細書で開示した実施形態に関しては、例示的な
最小カウント数は20ないし30である(たとえば、C
o=20ないし30)。
【0039】また、一実施形態では、前走査照射継続時
間は、実行する前走査のタイプと所望の非一様減衰補正
マップのタイプに応じてプログラムすることができる。
開示した例示実施形態に関しては、この値は5秒ないし
15秒の範囲である(Tp=5ないし15)。論理ブロ
ック205で、値CoおよびTpをデフォルト値として
コンピュータ・システム112にプログラムすることが
でき、したがって、これらのデフォルトを変更しない限
りデータ入力は必要ないことが理解されよう。
【0040】論理ブロック205で、患者はテーブル上
に乗り、ガントリ・リング50と共に配置される。シン
チレーション検出器は、患者のそれぞれの異なる画像を
撮像するように構成される。これは、いくつかの異なる
方法で行うことができ、例示的な構造が図5に示されて
いる。図5に示したように、この図は、(Z軸に沿って
位置する患者5の頭部にある)検出器システムのガント
リ・リング構造50から見た図である。シンチレーショ
ン検出器10および12は互いに直角に配置され、検出
器10は頂部に検出器12は側方に位置する。線源アセ
ンブリ20は、検出器10の表面が上方のXZ平面内に
ある間、Z軸に沿って患者を走査する。
【0041】透過検出領域10aは、走査線源アセンブ
リ20が軸Zに沿って走行する際にコリメートされた放
射線を受け取る。領域10aは、アセンブリ20に同期
して走査を行う。同様に、線源アセンブリ22は、検出
器12がYZ平面にある間、Z軸に沿って患者を走査す
る。透過検出領域12aは、走査線源アセンブリ22が
軸Zに沿って走行する際にコリメートされた放射線を受
け取る。領域12aはアセンブリ22に同期して移動す
る。前走査動作中、走査線源が完全にZ軸に沿って移動
して患者5に照射するのに必要な時間は前走査時間Tp
である。したがって、選択した時間が短ければ短いほ
ど、線源は前走査中、より速く移動し、選択した時間が
長ければ長いほど、線源は前走査中、より遅く移動す
る。前走査の後、2つの線源20および22は再び通常
の透過走査時に患者5を走査する。
【0042】再び図6を参照すると、患者5がガントリ
に配置され、時間Tpが選択された状態で、本発明は論
理ブロック210で、コンピュータ・システム112の
制御の下で、線源22および20を、Z軸に沿って移動
しながら患者に照射することによって患者を前走査す
る。検出器12および10は、透過データを収集し、領
域10aおよび12aを介してコンピュータ・システム
112に報告する。論理ブロック210の前走査が完了
すると、コンピュータ・システム112は、第1のカウ
ント密度情報を記憶し、次いで論理ブロック215で、
この透過データを分析して、透過照射の結果としての最
小測定カウント密度Cmを求める。
【0043】図7は、例示的な透過マップを示し、かつ
カウント密度対患者プロファイルを示すものである。コ
ンピュータ・システム112は、「前走査」透過マップ
をメモリ102に記憶する。マップはディスク104に
記憶することもできる。通常、患者の側部は、最も減衰
される部分であり、したがって最小測定カウント密度C
mを含む。患者の身体は縁部の方が薄いので、カウント
密度はプロファイルのこのような部分の方が大きい。患
者の身体は中心部の方が厚いので、カウント密度はこの
ような領域の方が小さい。患者プロファイル241の結
果は、図7に示したようにU字形「前走査」透過マップ
になる。当技術分野では、透過マップを算出するいくつ
かの異なる方法および機構が知られており、いくつかの
異なるマップを生成できることが理解されよう。たとえ
ば、(ECT運動で透過データを収集することによっ
て)3次元空間で透過マップを算出することができ、患
者のプロファイルに基づいて透過マップを提示すること
ができる。「前走査」透過データを提示する方法にはか
かわらずに、本発明は論理ブロック215で、透過放射
を最も減衰させる患者の部分を判定する。この部分での
「前走査」透過マップのカウント密度は、前走査によっ
て測定された最小カウント密度Cmである。したがって
論理ブロック215で、「前走査」透過マップ241が
測定され、最低測定カウント密度Cmがメモリ102に
記録される。
【0044】論理ブロック220で、本発明は、その非
一様減衰補正係数を生成するために使用される通常の透
過走査を行うのに必要な最小走査時間を算出する。下記
の関係が使用される。 Tp/Cm = Ts/Co
【0045】前走査透過照射時間(Tp)の照射時間と
この前走査透過に関する最小測定カウント密度(Cm)
との比は、通常の透過照射を行うのに必要な最小時間
(Ts)と通常の透過照射を行うのに必要な最小カウン
ト密度(Co)との比に等しくなるべきである。論理ブ
ロック205で値CoおよびTpが入力される。論理ブ
ロック215で値Cmが算出される。前述の関係は下記
のように書き直すことができる。 Ts = Co・Tp/Cm
【0046】コンピュータ・システム112は論理ブロ
ック220で、前述の手順を実行して、通常の透過照射
走査時間Tsによって必要最小限カウント密度Coが得
られるのを確実にするのに必要な最小照射時間Tsを算
出する。この時間Tsにおいて、透過データを最も減衰
させる患者の部分で、十分な非一様減衰補正マップを生
成するために透過データに必要な最小カウントを収集す
ることができる。
【0047】論理ブロック225で、本発明のコンピュ
ータ・システム112は、(論理ブロック210で実行
した走査と同様な)患者の通常の透過走査フェーズを実
行するよう検出器システムに命令するが、通常の透過走
査は照射時間Tsを使用して行われる。前述のように、
第2または「通常の」透過走査フェーズは、患者の周り
の様々な回転角度にわたるマルチパス走査フェーズであ
る。この通常の透過照射の結果、検出器10および12
によってそれぞれの異なる投影角度で透過データが収集
され、論理ブロック230で通常の透過マップ(第2の
カウント密度)が生成される。この透過マップから得た
非一様減衰補正分布を使用して、患者から収集された放
出画像データが補正される。非一様減衰補正マップはメ
モリ102に記憶される。
【0048】前述の手順を使用すると、通常の透過照射
時に患者5は必要最小限の放射線量を照射される。それ
ぞれの異なる患者の身体の厚さは異なるので、これは有
利である。すべての患者に対して1つの照射線量を使用
する場合、比較的身体の小さな患者が不必要に長い時間
にわたって透過照射を受け、あるいは、比較的身体の大
きな患者が使用可能な減衰補正マップを提示するのに十
分な照射を受けない。したがって、本発明は患者ごとに
最適な照射線量を判定するので、各患者は十分な非一様
減衰補正分布を生成するのに必要な最小透過線量を受け
る。
【0049】前述の手順は、検出器および患者に対する
既知または所与の角度関係で患者を横切る単一の透過走
査に対して使用することができる。しかし、この技法
は、ECT運動を使用する透過セッション内で(各角度
ごとに)必要な最小透過照射継続時間を判定することを
含むように拡張される。本発明のこの態様では、線源2
0と線源22の両方によって(継続時間Tpの)前走査
が実行され、前走査中に所与の対象の前方次元および横
方向次元の両方に関する最小測定カウント値が求められ
る。言い換えると、前走査時に、Cm(前方)およびC
m(横方向)を各シンチレーション検出器から1つずつ
得ることができる。前述のカウント密度を前走査Tp継
続時間で除することによって、前方次元と横方向次元の
両方に関してカウント・レートを求めることができる。
これらのカウント・レートをCr(前方)およびCr
(横方向)として表す。なお、前方とは患者の胸から背
への厚さ方向であり、横方向とは患者の幅方向である。 Cr(前方)= Cm(前方)/Tp Cr(横方向)= Cm(横方向)/Tp
【0050】横方向測定カウント・レートおよび前方測
定カウント・レートと共に、対象の身体の輪郭(たとえ
ば、対象の断面プロファイル)に基づいて、コンピュー
タ・システム112により、幾何学を使用して、ECT
走査の各回転角度ごとに特定の透過カウント・レートを
求めることができる。所与の角度でのこのカウント・レ
ートは、その所与の角度での身体に対する透過率であ
る。このカウント・レートをCr(i)と表すことがで
きる。この場合、(i)は、所与のECT走査角度に対
する回転角度である。各角度ごとのカウント・レートC
r(i)は、輪郭情報を介して供給できる対象の幅およ
び長さに依存する。いくつかの周知の技法を使用して身
体の輪郭データを得ることができる。
【0051】各ECT角度iごとのカウント・レートC
r(i)が与えられ、所与の透過走査に必要な最小カウ
ント数Coが与えられた場合、コンピュータ・システム
112は、下記の関係に従って各ECT角度での透過に
必要な最小時間を算出することができる。 Ts(i)=Co/Cr(i)
【0052】次いで、各角度ごとの透過継続時間Ts
(i)がコンピュータ・システム112のメモリ102
に記憶される。所与の回転角度iに関しては、本発明は
継続時間Ts(i)の間しか患者に透過放射線を照射し
ない。このプロセスは、各回転角度が完了するまで継続
する。この情報に基づいて、コンピュータ・システム1
12によって(周知の方法および手順を使用して)再構
成が実行され、対象の3次元透過マップが生成される。
このことから、各回転角度ごとに完全な非一様減衰補正
マップが導かれる。本発明のこの実施形態は、それぞれ
の異なる透過照射の数(たとえば、各回転角度ごとに1
回)のために患者の透過照射線量を減少させるうえで特
に有利である。
【0053】本発明の範囲内で、前述の動作の代替動作
として、すべてのECT角度にわたって一様な走査速度
を適用することもできることが理解されよう。
【0054】前述のECT技法を使用する本発明の一実
施形態は、90°に配向させた2つの検出器10、12
を使用し、かつ両方の線源20、22を使用して、各検
出器によってそれぞれ前方透過情報および横方向透過情
報が同時に収集されるように患者に沿って走査を行う。
そのような場合、線源は患者の長軸に沿った前走査中に
同時に患者に放射される。次いで、検出器の透過マップ
から値Cm(横方向)およびCm(前方)を算出するこ
とができる。前述のように、この情報を使用して、検出
器対の各回転角度ごとに最小透過継続時間を得ることが
できる。次いで、各角度ごとの通常の透過走査を実行す
ることができる。
【0055】III.可変ライン・フィルタ実施形態 本発明は、線源アセンブリ20および22内で使用され
る可変ライン・フィルタの実施形態を含む。議論上、本
明細書では線源アセンブリ22の詳細を例示するが、こ
の議論が線源20にも同様に当てはまることが理解され
よう。本発明のこの実施形態では、線源アセンブリ内の
線源を囲むように回転可能に取り付けられたいくつかの
異なる形状のフィルタを使用する。制御装置によって、
透過走査中にシンチレーション・カメラのそれぞれの異
なる投影角度ごとに所定の位置へ回転させることができ
る特定の線源フィルタを選択することができる。
【0056】図8を参照すると、線源アセンブリ22の
概略図(断面)が示されている。線源22bは、アセン
ブリの中央に示されており、この線源22bはそれぞれ
の異なるフィルタ302および301によって囲まれて
いる。配向のためにコリメータ・スリット22cが示さ
れている。フィルタ302および301は、線源226
の周りで設置位置へ回転できるように取り付けられる。
図8は、設置位置にあるフィルタ302を示す。制御装
置が、それぞれの異なるフィルタを設置できるように線
源の周りでのフィルタの回転を制御する。図のように、
フィルタ302はフィルタ301よりも寸法が大きく、
したがって設置時により大きなフィルタ能力を提供す
る。フィルタ301および302は楔形(たとえば、端
部が厚く、中央部が薄い)のものとして示されている
が、フィルタは本発明の範囲内の任意の一般的形状また
はプロファイルを使用することができる。
【0057】設置されたフィルタの目的は、透過線源2
2bの一部が、撮像中の対象5を越えてシンチレーショ
ン検出器12に直接放射されたときに発生する高い検出
カウント・レートを減少させることである。図8に示し
たように、フィルタは楔フィルタであり、検出器の視野
の外側で最も厚く、内側(中心部)の方へ厚さが減少し
ていき、中心部では、撮像中の対象5を貫通するために
最大束を有する必要がある。線源のそれぞれの異なる部
分が直接、検出器に照射されるそれぞれの異なる放出投
影では、必要に応じて異なる形状のフィルタが設置位置
へ回転する。これによって、対象5の外側の方へカウン
ト・レートが減少され、同時に、対象の内側での必要な
貫通が可能になる。したがって、本発明は、走査中にそ
れぞれの異なる投影角度を通過するため、検出器のそれ
ぞれの異なる部分(非妨害部分)が直接線源へ照射され
るECT走査時には、一定のフィルタが不利であること
を認識している。
【0058】図9は、本発明の簡略化線源アセンブリ2
2の他の断面図を示す。図のように、線源22bは可変
寸法および可変形状の4つのフィルタ301、302、
304、307によって囲まれる。フィルタどうしは、
線源22bの周りで(時計回りまたは逆時計回りに)回
転できるように回転可能に取り付けられる。使用時の任
意の一時点には1つのフィルタしか設置されない。線源
アセンブリ22にはコリメート・スリット22cも示さ
れている。フィルタ302も設置位置に示されている。
【0059】図10は、本発明のこの実施形態の走査線
源アセンブリ22のより詳しい断面図を示す。図のよう
に、アセンブリ22は上方カバー22dと下方カバー2
2fとを有している。上方カバー22dによって囲まれ
る鉛遮蔽22eがある。シャッタ・アセンブリは、鋼製
配管22acを囲む鉛遮蔽22abで構成される。配管
22acは、鉛遮蔽22abに対して回転できるように
回転可能に取り付けられる。同じことが遮蔽22abに
も当てはまり、遮蔽22abは配管22acに対して旋
回することができる。線源アセンブリ22のコリメート
・スリット22cも示されている。
【0060】図10はさらに、制御ジャンクション31
0によって囲まれた線源22bの断面図を示す。Tc9
9mが充填された線源、あるいはGd153、またはA
m241、またはCo57を使用する線源を含め、いく
つかの異なるタイプの線源22bを本発明のこの実施形
態の範囲内で使用することができる。複数のフィルタ3
01、304、302、307は、制御ジャンクション
310に取り付けられ、このように、線源22bを囲む
ように回転可能に取り付けられる。フィルタを線源22
bを囲むように回転可能に取り付けるいくつかの周知の
方法があり、図10に示した実施態様が例示的なもので
あることを理解されたい。下方カバー22fは鉛遮蔽2
2gを囲んでいる。フィルタは、線源22bから放出さ
れる放射線を減衰させるいくつかの異なる材料で構成す
ることができ、そのような1つの材料は銅である。さら
に、制御ジャンクション310に取り付けることができ
るフィルタの数は変えることができ、その数はフィルタ
の寸法および物理特性のための制約しか受けず、本明細
書中の2つおよび4つのフィルタの例示が例示的なもの
に過ぎないことを理解されたい。
【0061】フィルタ301は、設置位置に示されてお
り、制御ジャンクション310は、必要に応じて他のフ
ィルタを設置するように回転する。設置されたフィルタ
301は、線源22bからの放射線がシャッタ・アセン
ブリ22abおよび22acを通過する前にこの放射線
を減衰させるように働く。次いで、この放射線は線源ア
センブリ22から放出される前にスリット22cによっ
てコリメートされる。本発明の代替実施形態では、シャ
ッタ・アセンブリ22abおよび22acの後方の、シ
ャッタ・アセンブリとコリメート・スリット22cとの
間にフィルタ構造を配置できることが理解されよう。そ
のような代替実施形態では、設置されたフィルタ以外の
残りのフィルタが、透過に干渉しないように位置決めさ
れている間、設置されたフィルタに放射線が照射され
る。
【0062】図11は、(頂部に見える)下方カバー2
2fから見た線源アセンブリ22の外形図である。上方
カバー22dも示されている。アセンブリ22の側部に
は2つの制御ロッド314および312が結合される。
制御ロッド312は、シャッタ・アセンブリ22abお
よび22acに結合され、シャッタ・アセンブリの開閉
(または部分的開放)を制御する。制御ロッド314
は、フィルタ・アセンブリの制御ジャンクション310
に結合され、制御ジャンクション310の回転を制御す
る。したがって、制御ロッド314は、線源22bの周
りでのフィルタの回転を制御し、特定のフィルタの設置
を制御する。制御ロッド312と制御ロッド314は共
に、それぞれ、別々のコンピュータ制御式モータ312
aおよび314aによって始動される。アクチュエータ
の多数の異なる実施形態を本発明の範囲内で矛盾なしに
使用できるが、例示的なモータ312aおよび314a
は、時計回りにも逆時計回りにも回転することができ、
コンピュータ・システム112などのコンピュータ・シ
ステムからディジタル的に制御されるステッパ・モータ
設計のものでよい。前述の実施態様の下では、シャッタ
・アセンブリ22abおよび22acとフィルタ・アセ
ンブリは共にコンピュータ制御される。
【0063】可変フィルタの使用法 下記では、本発明の可変フィルタ構造のこの実施形態の
使用法について説明する。この実施形態は、ECT検査
で使用することも、あるいは(全身走査など)ECT運
動を必要としない検査で使用することもできる。ECT
運動を必要としない透過検査では、対象の妨害を受けな
い検出器の量を求めるために走査中の対象を評価するこ
とができ、この量に基づいて、検出器のこの非妨害部分
を補償する適当な寸法および形状のフィルタを選択する
ことができる。次いで、手動で、あるいはコンピュータ
制御の下で、線源アセンブリ22またはアセンブリ20
および22内に妥当なフィルタが設置される。身体の輪
郭情報(下記参照)を使用することによって、対象の妨
害を受けない検出器の量を求めることができる。
【0064】図12は、本発明の可変フィルタ実施形態
をECT走査に使用することを表す処理フロー350を
示す。プロセスは論理ブロック354から開始し、対象
の形状が判定され、身体の輪郭情報が得られる。走査中
の対象のプロファイルを得る方法および装置は、「PROX
IMITY DETECTOR FOR BODY CONTOURING SYSTEM OF A MED
ICAL CAMERA」と題し、米国特許第5376796号と
して1994年12月27日に発行された米国特許出願
第07/981833号で開示されている。この特許を
引用によって本明細書に編入する。この特許は、身体の
プロファイル・データをまとめることによって走査すべ
き対象に関する身体の輪郭情報を構成することを開示す
るものである。しかし、身体の輪郭を得るための前述の
方法および装置が例示的なものに過ぎず、そのようなデ
ータを収集するいくつかの異なる周知の方法があること
が理解されよう。いずれの場合も、身体の輪郭情報は通
常、将来使用するために呼び出せるようにコンピュータ
・システムのメモリ(たとえばRAM102)に記憶さ
れる。
【0065】図12の論理ブロック356で、ECT走
査セッション中に、コンピュータ・システム112は、
シンチレーション検出器の特定の回転角度に関する、線
源アセンブリ(たとえば、アセンブリ22)が放射する
透過走査中に対象の妨害を受けない検出器(たとえば1
2)の量を求める。この量を求めるには、対象の既知の
身体の輪郭およびシンチレーション検出器の回転角度が
与えられた場合に、周知の幾何学的手順を使用する。こ
の結果は次式のように表すことができる。 Xunobstructed=F(theta,con
tour)
【0066】上式で、Xunobstructedは、
透過中に対象の妨害を受けない検出器の視野の量であ
り、thetaは現回転角度であり、contourは
走査中の身体の部分に関する身体の輪郭データベース情
報である。前述の手順では、ガントリ構造の構成(たと
えば、対象に対する検出器の位置)と走査中の対象の位
置が知られていると仮定している。回転角度および輪郭
データが与えられた場合に、検出器の非妨害部分を算出
するのに必要なプロセスはよく知られており、本発明の
範囲内でいくつかの異なる幾何学的関係を矛盾なしに使
用することができる。
【0067】次いで図12の論理ブロック358で、本
発明は、検出器の非妨害部分を補償し、検出器の視野の
非妨害部分上のカウント密度を最小限に抑えるために設
置すべき最も妥当なフィルタを選択するようコンピュー
タ・システム112に命令する。たとえば、ECT回転
角度が小さく、対象の側部が走査されている場合、検出
器の非妨害部分は大きく、比較的厚い面を有するフィル
タが使用される。あるいは、ECT回転角度が大きく、
対象の前部を走査している場合、比較的薄くより小さな
面を有するフィルタが選択される。妨害部分用の列と対
応するフィルタ・タイプ用の列とを有するデータベース
をメモリ104内に構築することができる。コンピュー
タ・システム112は次いで、密な合致が発生するま
で、検出器の視野の算出された非妨害部分(Xunob
structed)と適切なデータベース列を比較す
る。次いで、コンピュータ・システムはデータベースの
対応する項目に基づいて、使用すべき妥当なフィルタを
選択する。選択されたフィルタは、検出器の非妨害部分
に対するカウント・レートを最小限に抑えるが、妨害さ
れる検出器部分には対象を通して十分なカウント・レー
トをもたらすフィルタである。
【0068】図12の論理ブロック360で、コンピュ
ータ・システム112は、制御ロッド314を回転さ
せ、妥当な(たとえば、選択された)フィルタが設置さ
れるように制御ジャンクション310を始動するようモ
ータ314aに命令する。妥当なフィルタが選択できる
ように制御ジャンクション310上にフィルタが設置さ
れる順序を示すフィルタ順序データベースをコンピュー
タ・システム112が記憶していることが理解されよ
う。さらに、フィルタのタイプと、制御ジャンクション
内のフィルタの位置を自動的に報告するために識別回路
を使用することもできる。2進コード化を使用するその
ような識別回路は、当技術分野でよく知られている。
【0069】次いで論理ブロック362で、本発明は、
妥当なフィルタを使用して必要な透過を実行するよう線
源アセンブリ(たとえば22)に命令する。次いで、シ
ャッタ・アセンブリ22ab、22acを開放すること
ができる。次いで論理ブロック364で、本発明は、さ
らにECT回転角度が必要かどうかを判定する。そうで
ない場合、プロセスは論理ブロック368で終了する。
そうである場合、プロセス350は論理ブロック366
に流れ、検出器(たとえば12)が新しい回転角度に位
置決めされるようにガントリ50が始動され、次いで、
論理ブロック356が新しいtheta値と共に再開さ
れる。
【0070】プロセス350の実行時に、可変フィルタ
を使用して対象の透過マップが収集される。次いで、こ
の透過マップは、放出検査時にシンチレーション検出器
によって収集される画像データを補正するために使用で
きる1組の非一様減衰補正係数を構成するために本発明
によって使用することができる。この1組の減衰補正係
数を使用して、対象の身体によってもたらされる放出放
射線の非一様減衰が補正される。
【0071】IV.二重線源およびスライディング二重
透過検出窓 二重シンチレーション検出器環境での透過走査および放
出走査時の側方散乱(またはクロストーク)の影響を軽
減する本発明の実施形態について説明する。本発明の実
施形態は、透過データと放出データが同時に収集される
前述のシステム内でも動作する。本発明のこの実施形態
では、2つのスライディング透過検出窓が使用され、2
つの走査線源アセンブリ20および22(走査線源とも
呼ぶ)と共に検出器表面を横切って移動する。透過検出
窓は、電子的に生成され、検出器の視野内の特定の領域
を特定するために使用される。本発明の実施形態内の下
記のすべての議論では、各検出器(たとえば、検出器1
0および12)がコリメートされ、さらに、本発明のこ
の実施形態が(1)同時放出/透過走査、または(2)
順次放出/透過走査を実行するガンマ・カメラ内で実施
できることを仮定している。
【0072】2つの線源および2つのスライディング窓
は同期的に移動して検出器の視野を走査し、所与の位置
では、すべて単一の空間平面内に位置する(たとえば、
2つの線源の長軸および2つの透過検出窓の長さが単一
の空間平面内で整列する)。この空間平面は対象または
走査中の患者の長軸に対して横方向に広がっている。特
に、図1のガンマ・カメラ構造を考えた場合、この空間
平面は2つのガントリ・リング50を通過する軸に垂直
である。この二重線源走査構成を使用した場合に、線源
から放出されるクロストークまたは散乱放射線は、その
線源に結合されていない検出器(たとえば、線源に直接
面していない検出器)では放出データとして検出されな
い。第2に、放出クロストークの影響も軽減される。
【0073】検出器10および12の視野内に特定され
るスライディング透過窓は、透過放射線のエネルギー・
レベル内の光子のみを検出するようにコンピュータ・シ
ステム112によってプログラムされる。窓内で検出さ
れる放射線レベルの光子はカメラ・システムによって無
視される。シンチレーション検出器内に窓領域を電子的
に特定する能力は当技術分野ではよく知られている。た
とえば、1994年4月19日に発行され、本発明の出
願人に譲渡され、追跡ズーム領域または「ロービング」
ズーム領域について論じた、「Apparatus and Method f
or Automatic Tracking of a Zoomed Scan Area in a M
edical Camera System」と題する米国特許第53048
06号を参照されたい。知られているように、検出器の
視野内に窓領域を特定させ、視野領域を横切って移動さ
せることができ、獲得処理によって、窓内のシンチレー
ション検出器が検出する何らかのデータを収集すること
も、あるいは無視することもできる。
【0074】本発明の横配向二重線源走査・二重透過検
出窓構成を図13A−Cに示す。検出器10および12
は90°構成で示されている。検出器10は、線源アセ
ンブリ20に結合されていると言われ、検出器12は、
線源アセンブリ22に結合されていると言われる。光子
放射を検出器表面にコリメートするために各検出器10
および12の前方に別々のコリメータ425が位置して
いる。前述のように、各線源アセンブリ20および22
はそれ自体のコリメート・スリットを有する。透過窓領
域412は、検出器12の視野(FOV)内に配置さ
れ、線源アセンブリ22に対応する。この窓領域412
は、Y軸に沿った検出器12の視野の長さだけ広がり、
(X軸に沿った)幅は、線源アセンブリ22から放出さ
れたコリメートされた透過放射線を検出する(かつ含
む)のに十分な大きさである。線源アセンブリ22の長
軸は、前述のようにY軸に沿って延びている。別の透過
窓領域410も、検出器10の視野(FOV)内に配置
され、線源アセンブリ20に対応する。この窓領域41
0はZ軸に沿って検出器410の視野の長さだけ広が
り、(X軸に沿った)幅は、線源アセンブリ20から放
出されたコリメートされた透過放射線を検出する(かつ
含む)のに十分な大きさである。線源アセンブリ20の
長軸は、前述のようにZ軸に沿って延びている。
【0075】透過放射線を収集するために、線源アセン
ブリ20および22は、X軸に沿って移動し、検出器1
0および12の透過検出窓内で検出される透過放射線に
よって対象を走査する。線源アセンブリが互いに同期し
てX軸に沿って移動するにつれて、結合された透過窓領
域410および412もX軸に沿って、それらに結合さ
れた線源アセンブリに同期して移動する。
【0076】線源アセンブリおよび透過検出窓のX軸に
沿った進行を図13A−Cに示す。Aでは、2つの線源
20、22および2つの透過検出窓410、412はX
軸に沿った所定の(開始)位置に示されている。Bでは
2つの線源および透過検出窓は次の(中間)X軸位置に
示されている。Cでは2つの線源および透過検出窓は他
の(最終)X軸位置に示されている。実際上、電子機器
では、透過検出窓410、412は、検出器FOVを横
切って線源に同期して走査され、透過データを受け入
れ、放出エネルギー・レベル内の光子放射を拒否するた
めの2つの空間受け入れ窓を生成する。透過走査動作
は、検出器のFOVを横切って逆方向へ、たとえば図1
3CからAへと行うこともできることが理解されよう。
【0077】(図4の)コンピュータ・システム112
が、透過検出窓410、412を特定し、透過走査時に
検出器10および12の表面に沿ってこの検出窓を変位
させ、あるいは走査するようにプログラムされることが
理解されよう。透過検出窓を特定し、そのような窓を検
出器の視野に沿って走査することは、たとえば前述の
「A Scanning Line Source for Simultaneous Emission
and Transmission Measurements in SPECT」と題する
文献でTan 等によって教示されたように、当技術分野で
はよく知られている。
【0078】この構成では、X軸に沿った任意の点で、
2つの線源20および22ならびに2つの透過検出窓4
10および412は空間YZ平面内に位置する。本発明
の横線源アセンブリのX軸に沿った位置にかかわらず
に、2つの走査線源20および22の長軸ならびに2つ
の透過検出窓410および412の長軸は、単一のYZ
空間平面内に残る。たとえば、図13を参照されたい。
【0079】この構成の下では、二重線源アセンブリお
よび二重透過検出窓の長軸は、走査中の対象(たとえ
ば、X軸に沿っていると仮定する)の長軸に垂直(長軸
に対して横方向に広がっている)な空間YZ平面内にあ
る。したがって、本発明の構成を「横」透過構成と呼
ぶ。
【0080】走査中には、線源から透過放射線が放出さ
れ、この透過放射線が、所望の対象を通過した後にシン
チレーション検出器によって検出される。同時に、対象
から放出放射線が放出され、検出器によって検出され
る。本発明内では、透過放射線を使用して、走査中の対
象の非一様減衰補正マップが作成される。透過検出窓4
10および412内では透過光子(たとえば、透過エネ
ルギー範囲内で検出される光子)しか検出されない。透
過検出窓内では放出光子(たとえば、放出エネルギー範
囲内で検出される光子)は無視される。線源と検出器の
コリメートおよび本発明の構成のために、透過検出窓4
10および412の外側では透過光子は検出されない。
透過検出窓410および412内では透過情報が検出さ
れ収集されるが、検出器のFOVの残りの部分は放出デ
ータを検出し収集する。
【0081】図14は、本発明の横構成がどのように、
放出画像を汚染する透過光子の側方散乱の影響を実際上
なくするかを示すものである。基本的に、(本発明の構
成内の)線源コリメートおよび検出器コリメートでは、
(1)非散乱透過光子が放射線源に結合された検出器の
透過検出窓に当たり、(2)側方散乱透過光子は、放射
線源(たとえば、直交線源)に結合されていない検出器
の透過検出窓で検出される。たとえば、線源20によっ
て放射された非散乱透過光子は透過検出窓410内で検
出され、線源20によって放射された散乱透過光子は透
過検出窓412内で検出され、線源22から放出された
透過光子の場合はこの逆になる。前述のことは、透過検
出窓が(図14の平面に出入りする方向の)X軸に沿っ
て同期的に走査されるので線源および透過検出窓の位置
にはかかわらずに正しい。
【0082】本発明の範囲内で様々な光子放射源を使用
することができる。例示的な実施態様は、放出放射線源
としてTI201(100keV)を使用し、透過放射
線源としてGd153(72keV)を使用することで
ある。図14は、本発明の検出器構成の(YZ平面で
の)断面図を示す。本発明の構成は、TI透過検出窓4
10および412内のGd散乱を拒否する。線源22お
よび20の側面図が示され、検出器10および12は9
0°構成で示されている。前述のように、検出器はそれ
ぞれコリメートされている。
【0083】線源22から経路436に沿って100k
eV透過光子(Gd153)が放出され、対象5内で側
方散乱すると、結合されていない透過検出窓410内
(たとえば直交検出器内)で検出される。線源22から
放出された透過放射線は、結合された検出窓412によ
って検出されるべき(たとえば、光子散乱がない)なの
で、検出窓410は線源22には結合されない。本発明
の構成のために、この側方散乱光子は強制的に窓410
内で検出され、そうでない場合は検出器のコリメータに
よって吸収されて検出器10ではまったく検出されな
い。(1つの散乱事象しか発生しないと仮定すると)検
出器10内にも検出器12内にも、透過検出窓以外に側
方散乱透過光子が到達できる位置はない。
【0084】対象5内の散乱によって、透過光子のエネ
ルギーが低減され、したがって、この散乱は、透過検出
窓410内で(放出エネルギー・レベルの)72keV
の範囲で検出される。しかし、本発明では、窓412は
透過エネルギー・レベル(たとえば100keV)の光
子にしか応答しない。したがって、(TI201カウン
トを有する)この散乱透過光子は、透過検出窓によって
拒否され、検出器10では記録されない。検出器10の
FOV内の他の位置で検出されたTI201光子は妥当
な放出光子として記録される。光子が図14の(YZ)
平面から側方散乱した場合、検出器10のコリメートの
ために、光子は検出器10では検出されないであろうこ
とが理解されよう。また、線源22がコリメートされる
ので、非散乱透過光子は検出器12の窓412の外側で
は検出されない。
【0085】図14によって示したように、経路438
によって示した線源20から放出された透過放射線(1
00keV)の結果として側方散乱が発生することもあ
る。透過光子は、対象5を通して側方散乱し、本発明の
構成のために、側方散乱光子は、結合されていない検出
窓412内で検出される。しかし、散乱後、光子はエネ
ルギーを失い、72keVエネルギーの光子となる。窓
412は透過エネルギー・レベル(この例では100k
eV)の光子にしか応答せず、したがってこの側方散乱
光子は無視される。側方散乱光子は、図14のYZ平面
内に残らなかった場合は、検出器12のコリメータによ
って止められ、まったく検出されなかったであろう。検
出器12のFOVの残りの部分は、72keVエネルギ
ー・レベルの放出放射線を自由に検出し収集することが
できる。線源22および検出器12がコリメートされる
ので、窓412の外側では非散乱透過光子は検出されな
い。線源20がコリメートされるので、窓410の外側
では非散乱透過光子は検出されない。
【0086】本発明の結果として、側方散乱透過光子
は、放出データを収集する検出器の領域の内側に当たる
ことはできない。これによって、二重検出器ガンマ・カ
メラの放出画像内の側方散乱透過データの汚染が実際上
なくなる。散乱透過光子が透過検出窓の内側に当たる
と、本発明のデータ獲得電子機器(たとえば、回路12
0またはコンピュータ・システム112)によってエネ
ルギーが区別されるために散乱光子は実際上なくなる。
【0087】放出画像では、線源20および22から放
出された側方散乱光子が、(1)(それぞれ)結合され
ていない検出器領域412および410の内側に当た
り、したがって無視され、あるいは(2)検出器のコリ
メータによって吸収され、まったく検出されないので、
側方散乱汚染は発生しない。さらに、散乱しない(線源
によって放出された)透過放射線は、結合された透過検
出窓410および412内で検出され、放出画像を汚染
することはない。本発明内では、側方散乱のための影響
を推定し軽減するために追加測定を実施する必要はな
い。
【0088】図14Bは、図14Aの構成の結果として
検出された光子のエネルギー分布を示す。図14Bに示
したように、陰影付きの領域404は、放出Gd光ピー
クと散乱放射を表す。図のように、散乱分布は、透過T
I窓に収まる。TI光ピーク分布403も示されてい
る。
【0089】走査線源システムが、TI201(167
keV)を放出光子として使用するシステムのGd窓で
TI散乱を実際上拒否し、透過用にGd153(100
keV)が使用される本発明の実施態様が図15に示さ
れている。この構成では、放出クロストークの影響が軽
減される。この結果得られるGd透過画像では実際上、
放出側方散乱汚染は発生しない。たとえば、放出光子
は、対象5から散乱し、経路434をたどり、エネルギ
ーを失う。放出光子は次いで、透過検出窓410の内側
に当たり、エネルギー・レベルが透過100keV光子
となる。しかし、検出窓410の内側の透過Gdカウン
ト・レートは、167keV放出側方散乱からの下方散
乱よりもはるかに高い。線源コリメートおよび検出器コ
リメートによって、非散乱透過放射線は必ず、透過検出
窓自体が結合された検出器の透過検出窓の内側に当た
る。透過検出窓の内側で発生するGdカウントは受け入
れられ、透過検出窓の外側に線源コリメート手段無効G
d光子が存在するので、可動透過検出窓の外側のGdカ
ウントは拒否される。
【0090】図15Bは、図15Aの構成の結果として
検出された光子のエネルギー分布を示す。図15Bに示
したように、陰影付きの領域402は、TI光ピークと
散乱放射を表す。図のように、散乱分布は、透過Gd窓
に収まる。Gd光ピーク分布401も示されている。
【0091】図16AおよびBは、本発明の横透過検出
窓構成が、透過検出窓の軸方向配向でない側方散乱を低
減するうえで有利であることを示すものである。軸方向
配向とは、検出窓の長軸および患者の長軸がX軸に沿っ
た位置にあることを意味する。図16Aは、線源および
透過検出窓の長軸を患者に対して横方向に配置させた本
発明の構成を示す。図16Bは、線源および透過検出窓
の長軸を患者に対して軸方向に配置させた本発明の構成
を示す。どちらの構成でも、例示的な実施態様では、放
出放射線源用にTI201を使用し、透過放射線源とし
てGd153を使用する。
【0092】たとえば、図16Aは、YZ平面で透過検
出窓に沿って切られた本発明の透過構成の断面図を示
す。本発明内では、線源および透過検出窓の長軸は対象
に対して横方向(たとえば、X軸に垂直)に配向させ
る。前述のように、検出器12と検出器10は互いに垂
直に配置され、窓412および410は断面の配向のた
めに検出器表面に沿って延びる。透過光子は、線源22
から経路482に沿って放出され、図16Aの平面内で
散乱し、検出器10の窓410内で検出される。前述の
ように、この透過光子は、透過窓410が透過エネルギ
ー・レベルの光子にしか応答しないため、透過データか
らは除外される。
【0093】しかし、透過検出窓の長軸を対象の軸方向
に(たとえば、X軸に沿って)配向させるものと仮定す
る。この場合も、(YZ平面内の)図16Bの断面図
は、検出器10と検出器12が90°に配向しているこ
とを示すが、検出器12に結合された透過検出窓の断面
は領域472として表示されている。検出器10に結合
された透過検出窓の断面は474として示されている。
これらの透過検出窓472および474の長軸は図16
Bのページに出入りする方向へ延びる。この断面図で
は、線源22も、図のように円に見える。経路484を
たどる透過光子が対象5から散乱すると仮定すると、こ
の光子は検出器10に当たることができるが、透過検出
窓474に当たるとは限らない。図16Bに示したよう
に、側方散乱光子は、検出器10のFOVの放出記録部
分の内側に当たる。この場合、散乱のための光子からの
エネルギー損失によって散乱のエネルギー・レベルが放
出エネルギー・レベルに低下するので、透過光子が誤っ
て放出光子として検出される。したがって、横走査線源
および横配向可動透過検出窓を使用した場合、軸方向配
置透過検出窓内では側方散乱汚染はなくならない。これ
が、本発明が横走査線源および横配向可動透過検出窓を
使用する1つの理由であり、こうすれば、側方散乱汚染
は実際上なくなる。
【0094】本発明の横二重透過線源走査構成は、汚染
を受けない(たとえば、側方散乱汚染を受けない)透過
データを収集するために使用される。本発明によって収
集された透過データまたは「カウント」は、コンピュー
タ・システム112(図4)のメモリ102などのコン
ピュータ・メモリに記憶される。透過データは、コンピ
ュータ・プロセッサ101によって、周知の手順を使用
して非一様減衰補正係数に変換される。この非一様減衰
補正係数も、図4のメモリ102や、場合によってはメ
モリ104などのコンピュータ・メモリに記憶される。
前述のように、非一様減衰補正係数は、走査中の対象か
らの非一様減衰を補償するようにガンマ・カメラ・シス
テムから収集された放出データを補正するために、コン
ピュータ・プロセッサ101によって周知の手順で使用
される。
【0095】A.ズーム追跡との組合せ 本発明の横二重スライディング検出窓・二重透過線源シ
ステムの実施形態は、(たとえば、心臓検査などで)特
定の所望の器官の詳細な画像を与えるズーム追跡窓と共
に有利に使用される。二重検出器システム内のズーム追
跡実施態様の詳細は、1994年4月19日に発行さ
れ、本発明の出願人に譲渡された、「Apparatus and Me
thod for Automatic Tracking of a Zoomed Scan Area
in a Medical Camera System」と題する米国特許第53
04806号に記載されている。この開示によれば、検
出器電子機器またはコンピュータ・システム、あるいは
その両方のデータ獲得プロセス内で各検出器ごとのFO
V内に特殊なズーム窓(または領域)が特定される。こ
の窓は、撮像中の患者の特定の器官、たとえば心臓に合
致する検出器の視野をカバーするように特定される。検
出器電子機器は、ズーム窓内で検出された放出放射線の
ための画像の拡大を行う。
【0096】検出器が、ECT移動の下で対象のを横切
ると、ズーム窓は、心臓(またはその他の所望の器官)
が中心のくるようにし、かつ各ズーム窓のFOV内に収
まったままになるように、検出器の表面に対して変位
(「移動」)する。ズーム窓は実際上、各ECT回転角
度ごとに心臓を追跡する。このズーム窓は、追跡中の器
官(たとえば心臓)から放出放射線を検出する。ズーム
窓が検出器のFOV全体よりも小さいので、ガンマ・カ
メラの画像レンダリング能力をズーム窓上に合焦するこ
とができ、その結果得られる画像生成品質が向上する
(たとえば、解像度が増加する)。ズーム窓内に特定さ
れる画素の寸法は実際上、完全FOV寸法に対して減少
させることができる。
【0097】図17は、横二重検出器透過窓・二重線源
走査構成と共にズーム追跡を実施することを示すもので
ある。そのような場合、ズーム窓452および454
は、検出器の表面上に特定され、対象の周りでの検出器
10および12のECT回転が行われたときに、矢印4
52aおよび454aで示したように上下して所望の対
象を追跡する。所与の角度で、ズーム窓は固定されたま
まであり、各角度間にしか移動しないことが理解されよ
う。例示的な構成では、特定の検出器のFOVの面積は
およそ51cm×31cmであり、特定のズーム窓の面
積は30cm×30cmまたは38cm×38cmであ
ってよい。検出器10および12は、各回転角度ごとに
ズーム領域452および454内でのみ放出データ(た
とえばカウント)を電子的に収集する。検出器10およ
び12のFOV全体が放出放射線を検出することができ
るが、ズーム窓(領域)内で検出された放射線のみが記
憶され画像再構成に使用されることが理解されよう。
【0098】本発明のこの態様によれば、2つのロービ
ング・ズーム窓内で放出データが収集されるのと同時
に、走査透過検出窓410および412内で透過データ
も収集される。例示的な実施態様は、放出放射線源用に
TI201を使用し、透過放射線源としてGd153を
使用することである。図17には示していないが、2つ
の走査線源も存在し、前述のように2つの透過検出窓に
同期して移動する。各回転角度ごとに、横透過検出窓
は、前述のように矢印412aおよび410aに従って
検出器のFOVを横切って走査し、透過データを収集す
る。各回転角度ごとに、ズーム窓452および454は
新しい空間位置へ移動して所望の対象を追跡する。しか
し、走査透過検出窓412および410とは異なり、所
与の回転角度で、ズーム窓452および44は、次の回
転角度に入るまで固定されたままである。
【0099】本発明の透過検出窓410および412
は、透過エネルギー・レベルの光子のみを報告し、検出
されたその他の光子、たとえば、(1)散乱した透過光
子および(2)散乱しない放出光子の結果として生じる
放出エネルギー・レベルの光子を拒否する。ズーム領域
452および454は、線源および検出器のコリメート
のために、無効な透過データは2つの透過検出窓410
および412の外側に当たるはずなので、放出光子を報
告する。
【0100】図17に示したように、透過検出窓410
および412は、それらに結合された検出器のFOVを
横切って走査する際に、ズーム窓452および454に
部分的に合致することが可能である。こうなったとき
に、透過検出窓と重複するズーム窓の領域(たとえば4
52bおよび454b)は透過検出窓として働き、放出
エネルギー・レベルの光子を拒否するように働く。領域
452bおよび領域454bは実際上、透過エネルギー
・レベルの光子を収集し、放出光子を拒否する。しか
し、透過検出窓はシンチレーション検出器のFOVを横
切って移動するので、この状態は一時的なものである。
【0101】図18および図19は、ロービング・ズー
ム追跡窓と共に使用される本発明の走査透過線源実施形
態によって実行される処理タスク510の流れ図を示
す。例示的な実施態様は、放出放射線源用にTI201
を使用し、透過放射線源としてGd153を使用するこ
とである。処理は論理ブロック512から開始し、患者
がガンマ・カメラ・システム(たとえば、図1に示した
システム)に配置され、ガンマ・カメラが初期構成され
初期設定される。2つの検出器10および12は、患者
の周りで90°の角度に配向される。論理ブロック51
2で、所望の対象(たとえば心臓)を位置付けるために
ズーム領域が寸法および最初の配置に対して初期定義さ
れる。これは、(前述の)米国特許第5304806号
に記載された手順および機構によって行うことができ
る。論理ブロック514で、検出器がまだ開始角度に位
置していない場合、検出器がガントリ構造によってEC
T検査に関する第1の角度に回転される。論理ブロック
516で、最初の回転角度に対してて各検出器ごとにズ
ーム窓(領域)の位置が算出される。これは、米国特許
第5304806号に記載された手順および機構によっ
て行うことができる。
【0102】論理ブロック518で、2つの走査線源ア
センブリ20および22が各検出器のFOVを横切って
走査して患者に放射線を照射し、検出器に結合された透
過検出窓が、結合された線源に同期して走査を行う。こ
のプロセスは、図13A−Cに示した構成を使用して行
われる。走査速度はプログラム可能であるが、この構成
向けの例示的な走査速度は1cm/秒である。患者に対
する放射線照射量を減少するためにこのステップ中に
(前述のように前走査継続時間に基づいて)走査速度の
計算を行うことができることが理解されよう。
【0103】論理ブロック520は論理ブロック518
と同時に行われる。論理ブロック520で、本発明は透
過検出窓(たとえば410および412)内の透過エネ
ルギー・レベルの光子(100keV)を検出し報告す
る。同時に、ロービング・ズーム領域(たとえば452
および454)内の放出エネルギー・レベルの光子(た
とえば72keV)が検出され報告されるが、ロービン
グ・ズーム領域内の透過エネルギー・レベルの光子は拒
否される(あるいは、線源および検出器のコリメートの
ためにまったく検出されない)。
【0104】論理ブロック522で、透過検出窓410
および412内の放出エネルギー・レベルの光子(たと
えば72keV)が拒否される(たとえば、この光子は
側方散乱の結果として生じたものである可能性があ
る)。側方散乱透過光子はこのステップ中になくなる。
論理ブロック522が論理ブロック520と同時に実行
されることが理解されよう。論理ブロック524で、本
発明は、透過検出窓が検出器表面のFOVを横切って走
査する際に透過検出窓の一部がズーム窓と重複するかを
検査する。そうである場合、論理ブロック526で、重
複する領域中の透過エネルギー・レベルの光子が検出さ
れ報告され、重複する領域内の放出エネルギー・レベル
の光子が拒否される。この重複は実際上、純粋な透過検
出窓の一部とみなされる。処理は次いで、論理ブロック
528へ流れる。論理ブロック524で、重複がない場
合、処理は論理ブロック528へ流れる。論理ブロック
524および論理ブロック526が実際上、論理ブロッ
ク522と同時に実行できることが理解されよう。
【0105】論理ブロック528で、所与のECT角度
に関する透過走査動作および放出走査動作が完了し、妥
当な透過画像データおよび放出画像データがコンピュー
タ・システム112に記憶され、その後他の角度で測定
する必要があるかどうか判断される。他のECT回転角
度が必要である(たとえば、ECTセッションが完了し
ていない)場合、論理ブロック530で、ガントリ構造
が検出器10および12を新しい回転角度へ回転させら
れ、論理ブロック516が再開される。
【0106】ECT回転角度が完了した場合、ECTデ
ータ獲得セッションは終了する。論理ブロック532
で、各ECT回転角度ごとに収集された透過データに基
づいて非一様減衰補正マップが生成される。論理ブロッ
ク534で、患者の身体の非一様減衰を補正するため
に、論理ブロック534で生成された非一様減衰補正マ
ップを含め(たとえば、直線性およびエネルギーに関す
る)周知の補正係数を使用して放出データが補正され
る。次いで論理ブロック536で、本発明は、診断の必
要に応じて、(周知の再構成手順を使用して)補正され
た放出データを再構成し、再構成済みデータを表示す
る。
【0107】V.SFOV放射獲得を使用するLFOV
透過獲得 本発明は、従来技術のシステムで行われた透過情報の再
構成に関連する切り取りをなくすことに関する実施形態
も含む。透過画像情報の切り取りが行われるのは、全身
を撮像するのに必要な視野よりも小さな視野を使用して
透過情報を収集するときである。放射情報もこの小視野
(SFOV)によって収集される。この結果、放出デー
タの解像度が高くなるが、透過走査中に全身が走査され
ず、透過データの切り取りという結果になる。その場
合、直接には走査されなかった身体の領域の透過データ
を予想するために特殊なアルゴリズムが必要になる。透
過データを補足するために身体の輪郭情報が使用され
る。
【0108】本発明は、大視野シンチレーション検出器
(たとえば20インチ(50.8cm)×15インチ
(38.1cm))を使用するものであり、したがっ
て、大視野獲得(LFOV)走査を使用して透過データ
を収集することができる。しかし、小さな器官(たとえ
ば心臓)を撮像する際に画質を向上させるには、本発明
によって、小視野を有するロービング・ズーム領域を使
用して放出データを収集することができる。本発明内で
ロービング・ズーム領域を使用して放出データを獲得す
ることは、1994年4月19日に発行された「Appara
tus and Method forAutomatic Tracking of a Zoomed S
can Area in a Medical Camera System」と題する米国
特許第5304806号に記載された技法に類似するも
のである。
【0109】LFOV透過走査が行われるので、全身が
走査され、透過切り取りは必要とされない。さらに、S
FOV放射窓が使用されるので、結果として得られる放
出画像の画質は高い。さらに、透過切り取りが行われな
いので、(たとえば、SFOV透過走査では収集されな
い透過データを予想するために)従来技術で行われた近
似および補正は必要とされない。そのため、本発明は、
高品質の放出画像だけでなく、完全で正確な透過マップ
(たとえば、非一様な減衰補正マップ)も提供するとい
う有利な結果をもたらす。
【0110】本発明では、LFOV透過獲得走査および
SFOV放射獲得走査を使用するので、一般に、透過走
査による画素の数または放出走査による画素の数が一定
であるため、透過データの画素寸法と放出データの画素
寸法とは異なる。すなわち、透過走査に関する画素寸法
は放出走査に関する画素寸法よりも大きい。本発明の範
囲および趣旨内で多数の異なるマトリックス寸法を使用
することができるが、議論のためだけに特定の例示的な
寸法を例示する。たとえば、本発明は64×64撮像マ
トリックスを使用して、透過走査のために検出器の全視
野(たとえば20インチ(50.8cm)×15インチ
(38.1cm))をカバーすることができる。本発明
は、64×64撮像マトリックスを使用して、特定の所
望の器官(たとえば心臓)をたとえば10インチ(2
5.4cm)×10インチまたは15インチ(38.1
cm)×15インチの撮像領域にわたって包含する(た
とえば心臓検査用の)小視野をカバーすることもでき
る。
【0111】前述のように、放出データ獲得に関する画
素寸法は、透過獲得の場合よりも小さく、したがって、
所望の器官の撮像に関してより高い解像度をもたらす。
SFOV放射窓は、米国特許第5304806号で参照
されたロービング・ズーム窓または領域である。画素は
ズーム領域内の方が小さいので、放出画像の方がより大
きく見え、したがって「拡大」される。さらに、ズーム
領域は、(前述のように)ECT回転中に、シンチレー
ション検出器が身体の周りで回転するにつれてこの検出
器の視野内で所望の器官を追跡するためにこのシンチレ
ーション検出器の表面に対して領域あるいは窓が変位す
るので、「ロービング」ズーム領域と呼ばれる。
【0112】断層撮像再構成の場合、各回転角度または
ECT角度で撮像された画像が、固定された回転の中心
を有し、撮像中の対象がその回転の中心に対して固定さ
れることが理解されよう。しかし、ロービング・ズーム
領域に関しては、放射獲得窓が検出器表面に対して変位
し器官を追跡するので、撮像中の器官が「仮想の」回転
の中心になるという点で、放射断層撮像は実際上、「仮
想の」回転の中心を有する。さらに、この「仮想の」回
転の中心は、ガントリ50および検出器機構によって特
定される実際の物理的な回転の中心と同じにならないこ
とがある。撮像中の器官が物理的な回転の中心にある場
合、ズーム領域を移動する必要はまったくないことが理
解されよう。
【0113】検出器表面のロービング・ズーム領域を通
じて放射獲得データを撮像できるようにする本発明の実
施形態内では、(同時に得られた)透過獲得データは、
撮像中の器官によって特定される「仮想の」回転の中心
を考慮に入れるように空間的に移動または補正される。
すなわち、ロービング・ズーム領域が(たとえば、「仮
想」回転中心を追跡するために)所定の回転角度に対し
てある量だけ変位すると、その角度に関して収集される
透過データは、過度に移動または補正され、したがって
真の回転の中心からのこの変位を考慮に入れたデータと
はならない。このように、透過データの再構成時にも放
出データの再構成時にも、同じ身体の同じ部分が同じ位
置に再構成される。減衰補正マップは、放射再構成マッ
プと空間的に一致または整合する。
【0114】また、透過画素は放出画素よりも大きいの
で、一般に、本発明は透過データのある形の線形補間を
実行し放出画素と同じ寸法の放出画素を生成する。この
場合も、これは、放出データを適切に補正するために透
過マップの解像度と放出データの解像度が同じになるよ
うに行われる。
【0115】図20および図21は、LFOV透過走査
をSFOV放出走査と共に実行するために本発明によっ
て使用されるプロセス610の処理図を示すものであ
る。コンピュータ・システム112が、シンチレーショ
ン検出器10および12ならびに信号処理獲得ハードウ
ェア120によって実行される実際のデータ獲得ステッ
プとは別に、下記で説明する多数のタスクを実行するこ
とが理解されよう。プロセス610が、単一検出器構成
でも二重検出器構成でも使用できることが理解されよ
う。しかし、下記では、例示のために二重検出器を含む
実施形態について説明する。単一検出器システム内の実
施形態は、二重検出器プロセスから容易に決定すること
ができる。
【0116】LFOV透過をSFOV放射と共に実行す
るには、プロセス610を開始し、論理ブロック615
で、ガントリを走査の最初のECT角度に位置決めす
る。検出器10および12を互いに90°に配向させ
る。このECT角度では、線源20および22を使用し
て全身に対して透過走査が実行され、検出器10および
12の全視野にわたる撮像情報(たとえば透過データ)
が記録される。患者に対する透過放射線照射を低減させ
るためにこのステップ615で走査速度を決定できるこ
とが理解されよう。すなわち、前走査を実行し、それに
続いて最小継続時間の透過走査を実行することができ
る。その場合、透過獲得は、検出器の視野全体(たとえ
ば20インチ(50.8cm)×15インチ(38.1
cm))に基づくものなのでLFOVに基づいて行われ
る。透過情報に関する(検出器当たりの)例示的なマト
リックス寸法獲得は64×64画素であるが、これはプ
ログラム可能である。
【0117】検出器の非妨害部分のカウント密度を減少
させるために、図10に示したように可変フィルタ・ア
センブリ22を使用することを論理ブロック615の透
過走査に含めることができることが理解されよう。その
ような場合、コンピュータ・システムは対象の身体の輪
郭を得て、次いで使用すべき妥当なフィルタを選択す
る。
【0118】図20の論理ブロック617で、米国特許
第5304806号に記載されたように、最初のECT
角度での(たとえば、シンチレーション検出器に対す
る)ロービング・ズーム窓の最初の位置が判定される。
使用する倍率の大きさを決定するロービング・ズーム窓
の妥当な寸法も選択される。放射窓の例示的な寸法は1
0インチ(25.4cm)×10インチおよび15イン
チ(38.1cm)×15インチであるが、これはプロ
グラム可能である。論理ブロック617で、各検出器1
0、12のロービング・ズーム窓領域のみから放出デー
タが得られる。論理ブロック615の透過データ獲得と
論理ブロック617の放出データ獲得を同時に行うこと
ができることが理解されよう。さらに、本発明のこの実
施形態によって、論理ブロック615および617で、
必要に応じて、クロストークをなくする前述の方法を使
用できることが理解されよう。その場合、放射獲得は、
ロービング・ズーム領域を介して得られるデータにしか
関係しないのでSFOVに基づいて行われる。放射情報
に関する例示的なマトリックス寸法獲得は(検出器当た
り)64×64画素であるが、これはプログラム可能で
ある。
【0119】図24および図25は、放出走査時のロー
ビング・ズーム窓の移動を示す。図24Cは、検出器1
0の視野635内の最初の位置(i,k)に位置するロ
ービング・ズーム窓641を示す。心臓643の画像が
表示されている。図25は、異なるECT角度での同じ
構成を示す。ロービング・ズーム領域641は、あるd
i値およびdk値だけ変位している。図のように、ロー
ビング・ズーム領域641は、心臓643の画像が各E
CT回転角度ごとにズーム領域の視野に残るように心臓
を追跡するために上向きに変位されている。ECT走査
の完了時には、各回転角度(theta)に対する各ロ
ービング・ズーム領域ごとに異なる変位(diおよびd
k)が存在する。たとえば、検出器10および検出器1
2のロービング・ズーム領域にはdi(theta)お
よびdk(theta)が存在する。これらはメモリに
記憶される。メモリ内に下記のデータセットを生成する
ことができる。
【0120】
【表1】
【0121】図20を参照する。十分な透過カウントお
よび放出カウントが得られる所定の撮像継続時間の後、
論理ブロック619で、本発明は放出画像カウントをメ
モリ装置にデータセット・マトリックスとして記憶し、
現ECT角度によってこの情報を参照する。論理ブロッ
ク619でも、本発明は透過画像カウントをメモリ装置
にデータセット・マトリックスとして記憶し、現ECT
角度によってこの情報を参照する。次いで論理ブロック
621で、本発明は、ECT走査が完了したかどうかを
判定する。そうでない場合、新しい回転角度が決定さ
れ、検出器10および12がこの新しい角度へうまく回
転するようにガントリ構造50が位置決めされる。処理
は次いで論理ブロック615に戻り、この新しいECT
角度に対する透過走査の画像データセット・マトリック
スおよび放出走査の画像データセット・マトリックスを
完成し記憶することができる。
【0122】論理ブロック621で、最後のECT角度
に対する走査が完了した場合、処理は論理ブロック62
3へ進み、各検出器および各ECT角度ごとの透過デー
タセット・マトリックスが、ロービング・ズーム領域に
よって特定された仮想の回転の中心を考慮に入れるよう
に空間的に補正される。ロービング・ズーム領域は、検
出器の視野を横切って移動して所望の器官を追跡するこ
とによって実際上、ガントリ構造の実際の回転の中心と
は異なる仮想の回転の中心を生成するように働く。仮想
の回転の中心は、所望の対象(たとえば、心臓検査にお
ける心臓)に心合わせする。しかし、ECT走査はガン
トリの実際の回転の中心に基づく全視野走査であるの
で、透過情報LFOVがECT走査中に空間的に調整さ
れる(たとえば、移動する)ことはない。したがって、
透過情報は、ガントリの回転の中心に基づいて得られ、
放出データは仮想の回転の中心に基づいて収集される。
透過画像データを適切に放出画像データに適用するに
は、断層撮像再構成後に、これらのデータを類似の回転
の中心に基づくものにしなければならない。
【0123】図20の論理ブロック621で、透過デー
タと放出データを適切に再構成するために、それらのデ
ータが合致するように、透過データが、仮想の回転の中
心に基づくものとなるように調整または補正される。し
たがって、各角度(theta)ごとに、透過データセ
ット・マトリックスは、その角度thetaに対するロ
ービング・ズーム領域の変位量(たとえば、di(th
eta),dk(theta))に従って空間的にずれ
る。この効果の一例を所定の回転角度に関して図22お
よび図23に示す。図22は、補償が施されていない検
出器10の透過走査に関するデータセット・マトリック
スを示すものである。図23は、この生透過データが、
ロービング・ズーム運動を考慮に入れるように所与の角
度thetaに対してdiおよびdkだけずれることを
示すものである。本発明は、各角度thetaに対する
各検出器の各データセット・マトリックスごとに補償を
実行することによって実際上、透過データがガントリの
回転の中心ではなく仮想の回転の中心(たとえば器官)
に基づくものになるように透過データを変換する。論理
ブロック621の再位置決めが完了した後、透過データ
・マトリックスはメモリに記憶される。
【0124】図20の論理ブロック625で、本発明
は、透過データセット・マトリックスの画素寸法をズー
ム領域画素寸法に合致するように調整する。たとえば、
ズーム領域画素が1.0よりも大きなある倍率M(たと
えば1.5倍)であると仮定すると、透過走査の画素
は、本発明によって寸法が減少され、かつ数が増加さ
れ、透過走査の画素寸法と放出走査の画素寸法が合致す
るまで線形補間手順を使用して補間される。たとえば、
マトリックス寸法64×64の透過データセット・マト
リックスが得られると仮定する。本発明は、このマトリ
ックスをより大きなマトリックス・データセット(例え
ば128×128)に変換し、それによって実際上、透
過データセット・マトリックスの個別の画素の寸法を減
少させるが、その数を増加させる。しかし、放出データ
の倍率(たとえばM)は2倍よりも小さいことがあるの
で、新しい透過マトリックスは完全に充填できるわけで
はない。
【0125】一例として図26を参照する。例示的な透
過データセット・マトリックスが(64×64画素のマ
トリックスで構成された)705として示されている。
マトリックス705の画像データは、本発明によって
(たとえば、128×128のマトリックスで構成され
た)より大きなマトリックス706に変換される。マト
リックス705の透過画像データは領域715に記録さ
れ、境界710は、ズーム倍率(M)が2よりも小さい
場合には空になる。たとえば、ズーム倍率が1.5であ
る場合、マトリックス705内の各画素は、その近傍の
画素によって線形補間される。この場合、領域715が
完成され透過データが1.5ズーム倍率に調整されるま
で、隣接する2つの画素がその間に追加画素を作成す
る。しかし、マトリックス706は、両方の次元におけ
る大きさがマトリックス705と同じであり、かつM=
1.5なので、マトリックス706の境界710には依
然として有効なデータは含まれない。
【0126】第1のマトリックス705のある画像を、
第1のマトリックスと比べて、それぞれ、寸法がより小
さな、より多くの画素を含む第2のマトリックス706
に変換するいくつかの異なる技法があることが理解され
よう。いくつかの周知の方法のうちのどれでも、本発明
の範囲内で矛盾なしに実施することができる。図20の
ステップ625の重要な態様は、透過画像情報の画素寸
法が放出画像情報の画素寸法に合致するように調整され
ることである。ステップ625は、各回転角度に対する
各検出器の各透過データセット・マトリックスごとに実
行され、結果はメモリに記憶される。
【0127】本発明のプロセス610は、図21のステ
ップ627に続くものであり、ステップ627で、本発
明は透過情報の再構成を行って非一様減衰補正マップを
作成する。それぞれの異なるECT角度で得られた画像
情報を再構成するプロセスおよび手順が周知のものであ
ることが理解されよう。いくつかの異なる周知の再構成
手順のうちのどれでも、本発明の範囲内で矛盾なしに使
用することができる。例示的な手順として、本発明は透
過再構成のための最尤期待値最大化反復(MLEM)プ
ロセスを実行する。MLEMプロセスによれば、各回転
角度に対する各検出器の各透過データセットが(たとえ
ば、ロービング・ズーム変位および画素寸法を補正され
た後)、メモリから呼び出され、それを使用して透過再
構成マップが生成される。透過再構成はいくつかの異な
る方法で実行できるが、本発明の実施形態の下では、ス
ライスを介して実行され、再構成画像はメモリに記憶さ
れる。LFOVを使用して透過走査が行われたので、従
来技術とは異なり、ステップ627中、透過データの再
構成において切り取りは行われない。
【0128】次いでステップ629で、本発明は、各回
転角度に対する各検出器のロービング・ズーム領域を介
して収集された放出データを使用して放射再構成を実行
する。(たとえば、MLEMプロセスを使用する)再構
成時には、周知の手順を使用して身体の非一様減衰を補
正することによって透過再構成マップが適用される。透
過再構成は、ロービング・ズーム変位を補正され(たと
えばステップ623)、画素寸法を補正され(たとえば
ステップ625)ているので、放射再構成に非一様減衰
補正マップとして直接適用することができる。放射再構
成/補正は、いくつかの異なる方法で実行できるが、本
発明の一実施形態の下では、スライスごとに実行され、
再構成画像はメモリに記憶される。
【0129】ステップ629の完了時に、身体の非一様
減衰が補正された所望の器官の再構成が行われる。比較
的小さな画素寸法を使用してSFOV放出走査を行った
ので、この再構成は高画質のものとなる。さらに、透過
走査をLFOVの下で行ったので、本発明では透過切り
取りのためのエラーは発生しなかった。したがって、放
出画像は、ステップ627の完全な透過再構成によって
非一様減衰がより正確に補正されているので、より画質
の高いものとなる。
【0130】次いで図21の論理ブロック631で、本
発明によって、放射再構成画像のそれぞれの異なる「ス
ライス」を診断のために(たとえば、CRT、プリン
タ、ハードコピー装置、ディスク・ドライブ記憶域など
上に)表示することができ、それぞれの異なるスライス
を、周知のようにユーザ入力を介して選択し表示するこ
とができる。
【0131】本明細書では、本発明のフロー610が、
本発明の獲得処理または「フロント・エンド」処理中に
様々な視野(たとえば、LFOVおよびSFOV)を提
供することとして記載されていることが理解されよう。
次いで獲得後、この情報は、前述のようにコンピュータ
・システムによって処理される。しかし、ある種の状況
では、何らかの視野の適用を処理側または「バック・エ
ンド」で行うことができる。言い換えると、ある種の検
出器システムは、各検出器ヘッドごとに最大解像度40
96×4096を提供する。本発明は、各検出器から可
能なデータの合計を得て(適当な記憶域および適当な処
理速度が提供されると仮定する)、次いで、得られたデ
ータのうちのいくつかを破棄して残りの画像データを特
定の所望の画素寸法に適合するように処理し配置するこ
とによって視野を電子的にこのデータに適用することに
よって実施することもできる。
【0132】本発明に記載した視野(透過用のLFOV
および放射用のSFOV)を「バック・エンド」処理段
で適用する本発明の実施形態が、本明細書に記載した本
発明の範囲内であることが理解されよう。
【0133】本発明を特定の実施形態で説明したが、本
発明がそのような実施形態によって制限されるものと解
釈すべきものではなく、特許請求の範囲に従って解釈す
べきものであることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走査向けに構成された線源アセンブリと90
°構成での検出器とを含む本発明の二重ヘッド検出器シ
ステムの図である。
【図2】 保管のために引き込まれた線源アセンブリと
180°構成での検出器とを含む本発明の二重ヘッド検
出器システムの図である。
【図3】 本発明の一実施形態の線源アセンブリの断面
図である。
【図4】 本発明の検出器システム電子機器に結合され
た汎用コンピュータ・システムのブロック図である。
【図5】 本発明内の高速走査動作を実行する例示的な
構造の図である。
【図6】 本発明内の高速走査動作を実行する処理ステ
ップを示す流れ図である。
【図7】 本発明の走査速度動作内の所与の患者プロフ
ァイルに関するカウント密度関係を示す図である。
【図8】 本発明の可変フィルタ構造の前面断面図であ
る。
【図9】 本発明の可変フィルタ構造の断面側面図であ
る。
【図10】 可変フィルタ構造を有する本発明の線源ア
センブリの側面断面図である。
【図11】 可変フィルタ構造を含む本発明の線源アセ
ンブリの外側斜視図を示し、かつ制御ロッドおよび始動
モータを示す図である。
【図12】 本発明の可変フィルタ実施形態をECTセ
ッションに使用することを示す流れ図である。
【図13】 本発明の横配向二重線源透過走査構造の透
過走査工程を示す図である。
【図14】 透過側方散乱の影響と、本発明の横配向二
重線源透過走査構造を使用して透過散乱の影響をなくす
ることを示す図(A)と、放射/透過エネルギー・レベ
ル光子に関する光電ピーク・エネルギー分布を示す図
(B)である。
【図15】 放射横散乱の影響と、本発明の横配向二重
線源透過走査構造の代替実施形態を使用して放射散乱の
影響をなくすることを示す図(A)と、放射/透過エネ
ルギー・レベル光子に関する光電ピーク・エネルギー分
布を示す図(B)である。
【図16】 本発明の横配向二重線源透過走査構造と軸
方向構造との間の違いを示す断面図である。
【図17】 本発明の追跡ズーム窓および走査透過検出
窓を示す図である。
【図18】 本発明の追跡ズーム領域および走査透過検
出窓実施形態の動作流れ図である。
【図19】 本発明の追跡ズーム領域および走査透過検
出窓実施形態の動作流れ図である。
【図20】 LFOV放出画像を得るために本発明によ
って実行されるタスクの処理流れ図である。
【図21】 SFOV放出画像を得るために本発明によ
って実行されるタスクの処理流れ図である。
【図22】 放出走査に使用されるロービング・ズーム
領域の空間位置に応じて透過データを調整する本発明の
ステップを示す図である。
【図23】 放出走査に使用されるロービング・ズーム
領域の空間位置に応じて透過データを調整する本発明の
ステップを示す図である。
【図24】 本発明によって放出走査にロービング・ズ
ーム領域を使用することを示す図である。
【図25】 本発明によって放出走査にロービング・ズ
ーム領域を使用することを示す図である。
【図26】 透過データセット・マトリックスの画素寸
法を放出データセット・マトリックスの画素寸法に合致
するように調整するために本発明によって実行される変
換を示す図である。
【符号の説明】
5 患者 10 シンチレーション検出器 10a 領域 20 線源アセンブリ 22a シャッタ 22b 放射線放射源またはロッド 22c スロット 22d 上方カバー 22e 鉛遮蔽 22f 下方カバー 22ab 鉛遮蔽 22ac 鋼製配管 24 レール 50 ガントリ・リング 100 アドレス/データ・バス 101 プロセッサ 102 ランダム・アクセス・メモリ 103 読取り専用メモリ 104 データ記憶装置 105 ディスプレイ 106 英数字入力装置 112 コンピュータ・システム 120 信号処理ハードウェア 301 フィルタ 310 制御ジャンクション 312 制御ロッド 401 光電ピーク 402 陰影付き領域 410 透過窓領域 425 コリメータ 434 経路 452 ズーム領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/439222 (32)優先日 1995年5月11日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 マイケル・ジョイ・ジャニキー アメリカ合衆国 95124 カリフォルニア 州・サンホゼ・タフト ドライブ・5293 (72)発明者 トーマス・エフ・ラング アメリカ合衆国 94555 カリフォルニア 州・フレモント・ソーラ コモン・4159 (72)発明者 ジョン・アール・リービッグ アメリカ合衆国 92126 カリフォルニア 州・サンホゼ・シール アヴェニュ・ 1025・アパートメント1 (72)発明者 ジェイ・キーナン・ブラウン アメリカ合衆国 95125 カリフォルニア 州・サンホゼ・パイン アヴェニュ・1006 (72)発明者 クシャオハン・ワング アメリカ合衆国 94502 カリフォルニア 州・アラメダ・ラット ロード・101

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象に関連する透過データを収集する装
    置であって、 放射線を検出し画像情報を報告する放射線検出器と、 透過放射線を前記対象を通して前記放射線検出器へ放出
    する放射線源と、 前記放射線検出器から情報を受け取るように結合され、
    前記放射線源を制御するように結合され、第1の継続時
    間の間前記対象に対して第1の透過前走査を実行するよ
    うに前記放射線源を制御し、第1の透過前走査に応答し
    て第1のカウント密度情報を生成するプロセッサとを備
    え、 前記プロセッサが、前記第1のカウント密度情報に基づ
    いて第2の透過走査フェーズ用の第2の継続時間を算出
    し、 前記プロセッサが、前記第2の継続時間の間前記対象に
    対して前記第2の透過走査フェーズを実行するように前
    記放射線源を制御し、第2の透過走査フェーズに応答し
    て第2のカウント密度情報を生成し、前記第2の継続時
    間が、前記第2のカウント密度情報を生成するのに必要
    な対象照射の最小継続時間を表すことを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項2】 放射線を受け取り画像情報を報告するシ
    ンチレーション検出器と、透過放射線を対象を通して前
    記シンチレーション検出器へ放出する放射線源と、コン
    ピュータ・システムとを有する核カメラ・システムにお
    いて、前記対象に関する透過データを収集するためにコ
    ンピュータが実施する方法であって、 第1の所定の継続時間にわたって前記対象に対して第1
    の透過前走査を実行するように前記放射線源を制御し、
    第1の透過前走査に応答して第1のカウント密度情報を
    生成するステップと、 前記第1のカウント密度情報に基づいて第2の透過走査
    フェーズ用の第2の継続時間を算出するステップと、 前記第2の継続時間にわたって前記対象に対して前記第
    2の透過走査フェーズを実行するように前記放射線源を
    制御し、第2の透過走査フェーズに応答して第2のカウ
    ント密度情報を生成するステップとを含み、前記第2の
    継続時間が、前記第2のカウント密度情報を生成するの
    に必要な前記対象の最小照射継続時間を表すことを特徴
    とする方法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記第2のカウント密度情報に
    基づいて、放出走査時に得られた画像データを補正する
    際に使用すべき1組の減衰補正係数を生成するステップ
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 身体を撮像する装置であって、 前記身体から放出されると共に前記身体を透過する放射
    線に応答して画像情報を生成する検出器と、 前記検出器に結合された、前記検出器から報告された前
    記画像情報を得るためのコンピュータ・システムと、 透過放射線を、前記検出器が透過画像情報として検出で
    きるように前記身体を通して放出する放射線源とを備
    え、 前記コンピュータ・システムが、前記検出器の大視野に
    基づいて前記透過画像情報を得、 前記検出器の一部で構成された小視野に基づいて放出画
    像情報を得ることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 前記身体が前記放射線源と前記検出器と
    の間に配設され、前記検出器の非妨害部分が、前記身体
    によって放射線から直接遮蔽されることのない前記検出
    器の部分であり、 様々な形状の複数の放射線フィルタを備え、前記身体の
    体型に基づいて選択された特定の放射線フィルタを自動
    的に設置することによって前記検出器の前記非妨害部分
    内で検出されるカウント密度を減少させ、前記放射線源
    を部分的に減衰させるフィルタ・アセンブリを備えるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記身体から放出され前記身体を透過す
    る放射線に応答する検出器と、透過放射線を、前記検出
    器が透過画像情報として検出できるように前記身体を通
    して放出する放射線源と、前記検出器から報告された画
    像情報を得るために前記検出器に結合されたコンピュー
    タ・システムとを有する核カメラ・システムで放出画像
    データを補正する方法であって、 前記身体全体を包含する前記検出器の大視野に基づいて
    前記透過画像情報を得て、透過切り取りを回避するステ
    ップと、 前記検出器の一部に基づく小視野に基づいて前記身体の
    一部の放出画像情報を得るステップを含むことを特徴と
    する方法。
  7. 【請求項7】 放射線検出器の非妨害部分のカウント・
    レートを減少させる装置であって、前記非妨害部分が、
    対象によって放射線から直接遮蔽されることのない前記
    放射線検出器の部分であり、前記装置が、 前記放射線検出器に放射線を照射するために前記放射線
    検出器に位置合わせされた放射線源と、 複数の放射線フィルタを備え、特定の放射線フィルタを
    自動的に設置することによって前記放射線検出器の前記
    非妨害部分内で検出されるカウント密度を減少させ、前
    記放射線源を部分的に減衰させるフィルタ・アセンブリ
    を備えることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記放射線検出器の視野を横切
    って前記放射線源を変位させる機構を備えることを特徴
    とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記放射線源から放出された放
    射線に応答して前記放射線検出器からのカウント密度情
    報を受け取り、かつ前記カウント密度情報に基づいて前
    記対象の透過マップを求め、かつ前記透過マップに基づ
    いて1組の非一様減衰補正係数を生成するコンピュータ
    ・システムを備えることを特徴とする請求項7に記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 対象の透過データを収集する装置であ
    って、 ガントリ構造に取り付けられ、垂直に配置される第1の
    コリメート検出器および第2のコリメート検出器と、 前記第1の検出器の視野を横切って走査するように前記
    ガントリに取り付けられた第1の線源と、 前記第2の検出器の視野を横切って走査するように前記
    ガントリ構造に取り付けられた第2の線源と、 前記第1の線源から放出された透過放射線を受け取るた
    めに前記第1の検出器の前記視野の一部内に特定された
    第1の透過検出窓と、 前記第2の線源から放出された透過放射線を受け取るた
    めに前記第2の検出器の前記視野の一部内に特定された
    第2の透過検出窓とを備え、 前記第1の線源、前記第2の線源、前記第1の透過検出
    窓、前記第2の透過検出窓が個別の長軸を有し、すべて
    の前記個別の長軸が単一の空間平面内に含まれることを
    特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記第1の検出器および前記
    第2の検出器の前記視野を横切って前記第1の線源およ
    び前記第2の線源を同期的に走査させる走査機構を備え
    ることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 さらに、 前記第1の線源に同期して、前記第1の検出器の前記視
    野を横切って前記第1の透過検出窓を走査する手段と、 前記第2の線源に同期して、前記第2の検出器の前記視
    野を横切って前記第2の透過検出窓を走査する手段とを
    備えることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 さらに、 前記第1の透過検出窓および前記第2の透過検出窓によ
    って収集された透過データを含む記憶メモリと、 記憶メモリに結合され、前記透過データに基づいて1組
    の非一様減衰補正係数を生成するコンピュータ・システ
    ムとを備えることを特徴とする請求項10に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 対象から透過データを収集するガンマ
    ・カメラ・システムであって、 ガントリ構造上に取り付けられた、前記対象に関連する
    透過放射線および放出放射線を検出するための第1のコ
    リメート検出器および第2のコリメート検出器と、 前記ガントリに取り付けられた、前記第1の検出器を横
    切って走査するための第1の透過線源と、 前記ガントリ構造に取り付けられ、前記第2の検出器を
    横切って走査するための第2の透過線源であって、前記
    第1の透過線源と前記第2の透過線源は、前記対象の長
    軸に沿って走査を行い、前記長軸に対して横方向に配置
    されたままになる第2の透過線源と、 前記第1の検出器内に電子的に特定された、前記第1の
    透過線源から放出された透過放射線を受け取るように前
    記第1の透過線源に同期して走査を行うための第1の透
    過検出窓と、 前記第2の検出器内に電子的に特定された、前記第2の
    透過線源から放出された透過放射線を受け取るように前
    記第2の透過線源に同期して走査を行うための第2の透
    過検出窓であって、前記第1の透過検出窓および前記第
    2の透過検出窓は、前記対象の前記長軸に対して横方向
    に配置されたままになる第2の透過検出窓と、 前記透過放射線および放出放射線から透過カウントおよ
    び放出カウントを受け取るように結合され、前記カウン
    トをメモリに記憶するコンピュータ・システムとを備え
    ることを特徴とするガンマ・カメラ・システム。
  15. 【請求項15】 ガンマ・カメラ・システムにおいて、
    長軸を有する対象に関する透過データを収集する方法で
    あって、 第1のコリメート検出器および第2のコリメート検出器
    によって透過放射線および放出放射線を検出するステッ
    プと、 第1の線源を前記第1の検出器の視野を横切って走査さ
    せるステップと、 前記第1の線源に同期して、第2の線源を前記第2の検
    出器の視野を横切って走査させるステップと、 長軸を含み、前記第1の線源から放出された透過放射線
    を受け取る、前記第1の検出器の表面上の第1の透過検
    出窓を、前記第1の線源に同期して走査するステップ
    と、 長軸を含み、前記第2の線源から放出された透過放射線
    を受け取る、前記第2の検出器の表面上の第2の透過検
    出窓を、前記第2の線源に同期して走査するステップと
    を含み、 前記走査時に、第1の透過検出窓と前記第2の透過検出
    窓の前記長軸が共に、前記対象の前記長軸に対して横方
    向に配置されたままになることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 さらに、 前記透過放射線および放出放射線から透過カウントおよ
    び放出カウントを収集するステップと、 前記放出カウントと前記透過カウントをメモリ装置に記
    憶するステップと、 前記透過カウントから非一様減衰補正マップを生成する
    ステップとを含むことを特徴とする請求項15に記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 さらに、 前記第1の検出器および前記第2の検出器をECT走査
    用の回転角度へ回転させるステップと、 前記対象が第1のズーム窓の視野に入るように、前記回
    転角度に基づいて前記第1の検出器の前記表面の一部内
    に前記第1のズーム窓を決定するステップと、 前記対象が第2のズーム窓の視野に入るように、前記回
    転角度に基づいて前記第2の検出器の前記表面の一部内
    に前記第2のズーム窓を決定するステップと、 前記回転角度に対して前記第1のズーム窓および前記第
    2のズーム窓内で検出された放出データを収集するステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項15に記載の方
    法。
JP14117596A 1995-05-11 1996-05-13 改良型ガンマ・カメラ撮像システム Expired - Fee Related JP4028903B2 (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/439,222 US5596197A (en) 1995-05-11 1995-05-11 Dual synchronized sliding transmission detection windows for dual transmission line sources
US08/439111 1995-05-11
US08/439222 1995-05-11
US08/439134 1995-05-11
US08/439,111 US5629971A (en) 1995-05-11 1995-05-11 Scan speed for transmission exposure reduction in a nuclear medicine camera
US08/439,134 US5552606A (en) 1995-05-11 1995-05-11 Variable filters used with radiation source to reduce unobstructed detector area
US08/438834 1995-05-11
US08/438,834 US5598003A (en) 1995-05-11 1995-05-11 Large field of view transmission and small field of view emission scan within gamma camera system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0921876A true JPH0921876A (ja) 1997-01-21
JP4028903B2 JP4028903B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=27503865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14117596A Expired - Fee Related JP4028903B2 (ja) 1995-05-11 1996-05-13 改良型ガンマ・カメラ撮像システム

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0747728B1 (ja)
JP (1) JP4028903B2 (ja)
DE (1) DE69625546T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504525A (ja) * 2006-09-21 2010-02-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 軌道の最適化を有する心臓spectシステム
JP2014507988A (ja) * 2011-01-27 2014-04-03 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ Spect/ctシステムのための反復コーンビームct再構成のための打ち切り補正

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6380540B1 (en) 1997-01-29 2002-04-30 Ge Medical Systems Israel, Ltd. Radiation imaging using simultaneous emission and transmission
FR2810769B1 (fr) * 2000-06-23 2002-10-11 Biospace Instr Procede et dispositif d'imagerie radiographique pour la reconstitution tridimensionnelle a faible dose d'irradiation
CN111493909B (zh) * 2020-04-30 2023-10-03 上海联影医疗科技股份有限公司 医学图像扫描方法、装置、计算机设备和存储介质

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5379333A (en) * 1993-11-19 1995-01-03 General Electric Company Variable dose application by modulation of x-ray tube current during CT scanning
US5400378A (en) * 1993-11-19 1995-03-21 General Electric Company Dynamic dose control in multi-slice CT scan

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504525A (ja) * 2006-09-21 2010-02-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 軌道の最適化を有する心臓spectシステム
JP2014507988A (ja) * 2011-01-27 2014-04-03 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ Spect/ctシステムのための反復コーンビームct再構成のための打ち切り補正

Also Published As

Publication number Publication date
DE69625546D1 (de) 2003-02-06
EP0747728A2 (en) 1996-12-11
EP0747728B1 (en) 2003-01-02
EP0747728A3 (en) 1998-06-24
DE69625546T2 (de) 2003-11-20
JP4028903B2 (ja) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8280135B2 (en) System and method for highly attenuating material artifact reduction in x-ray computed tomography
US6765983B2 (en) Method and apparatus for imaging a region of dynamic tissue
US5552606A (en) Variable filters used with radiation source to reduce unobstructed detector area
US6568851B2 (en) X-ray CT scanner
US6366638B1 (en) Methods and apparatus for CT scout image processing
US7920670B2 (en) Keyhole computed tomography
US7031425B2 (en) Methods and apparatus for generating CT scout images
EP1306807A2 (en) A tomographic image reconstruction method for tomosynthesis
US8031830B2 (en) X-ray CT apparatus and method of controlling a collimator and an angle to acquire X-ray data
EP2793702B1 (en) Dental imaging with photon-counting detector
US6876718B2 (en) Scatter correction methods and apparatus
JP2005013738A (ja) トモシンセシス用途における対象物を走査するためのシステム及び方法
US6654440B1 (en) Methods and apparatus for computed tomography scanning using a two-dimensional radiation source
US20220071578A1 (en) Improved method of acquiring a radiographic scan of a region-of-interest in a metal containing object
US5629971A (en) Scan speed for transmission exposure reduction in a nuclear medicine camera
JP3313611B2 (ja) 放射線断層撮影方法および装置
US6728331B1 (en) Method and system for trauma application of CT imaging
JP4585158B2 (ja) X線ctスキャナ
US11000242B1 (en) Methods and systems for collimators of a CT detector
US5598003A (en) Large field of view transmission and small field of view emission scan within gamma camera system
US5596197A (en) Dual synchronized sliding transmission detection windows for dual transmission line sources
US6418183B1 (en) Methods and apparatus for two-pass CT imaging
JP4028903B2 (ja) 改良型ガンマ・カメラ撮像システム
US6463117B1 (en) Methods and apparatus for tilted helical image reconstruction in CT imaging
EP4459328A2 (en) Systems and methods for spect detector calibration

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071015

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees