JPH0921879A - 放射線平面検出器及び放射線撮像装置 - Google Patents

放射線平面検出器及び放射線撮像装置

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JPH0921879A
JPH0921879A JP7169041A JP16904195A JPH0921879A JP H0921879 A JPH0921879 A JP H0921879A JP 7169041 A JP7169041 A JP 7169041A JP 16904195 A JP16904195 A JP 16904195A JP H0921879 A JPH0921879 A JP H0921879A
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JP
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signal
radiation
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lines
signal charges
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Application number
JP7169041A
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English (en)
Inventor
Kouichirou Nabuchi
好一郎 名渕
Takayuki Tomizaki
隆之 富崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補償回路を設けることなく、積分回路の調整を
必要最小限に減らしながら画像信号に現れる固定パター
ンノイズを低減させる。 【解決手段】放射線検出部の複数のセンサ(図1のS1,
1 〜S2000,2000 )で検出された信号電荷を複数の読み
出しラインR1 〜R2000を介して並列に読み出すディジ
タルデコーダ(図1の10)、スイッチングライン(図
1のL1 〜L2000)、TFT(図1の5)と、複数の読
み出しラインR1 〜R2000の内の設定された複数ライン
(R1 〜R128 、R129 〜R256 、…)から読み出され
る複数の信号電荷を1組として並列に入力し且つその並
列入力信号を時系列的な直列信号に変換するマルチプレ
クサ15a1 〜15a16と、このマルチプレクサ15a
1 〜15a16の各々の出力経路に介挿され且つ当該マル
チプレクサ15a1 〜15a16から出力された直列信号
を積分し画素信号として出力する積分回路16a1 〜1
6a16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マトリクス状に配列さ
れ、放射線を信号電荷として検出する放射線検出部を備
えた放射線平面検出器及び放射線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医用診断における人体を透過したX線像
を撮像する手段として、X線フィルムやイメージインテ
ンシファイア(I.I.)/TVカメラ系を利用したも
の等が知られている。特に、透過X線像をI.I.を介
して光学像に変換し、この光学像をCCD等のTVカメ
ラで撮像して画像信号を生成するI.I./TVカメラ
系を利用したX線透視(撮像)システム(ディジタルフ
ルオログラフィ)は、現在でも盛んに用いられている。
【0003】一方、近年になって、X線像等の放射線像
を画像信号に変換する手段として放射線平面検出器(2
次元検出器)が提案されている。この放射線平面検出器
は、X線像を光学像に変換する薄型蛍光面と、この蛍光
面から発せられた光学像を画像信号に変換する光学像撮
像部により構成されており、I.I./TVカメラを用
いたX線撮像手段に比べて薄型にできるものである(以
下、放射線平面検出器のことを単に平面検出器とい
う)。
【0004】このような平面検出器として、例えば、U
S特許NO.5,184,018号に開示されたものが知られてい
る。この平面検出器の概略構成を図18に示す。この平
面検出器51は、例えば2000×2000のマトリク
ス状に配列されたセンサ群を有している。
【0005】この平面検出器51によれば、X線装置5
2等からの放射線(被検体Ob を透過した透過X線Xr
等)がフォトダイオード53に入射すると、その入射X
線に基づいてキャパシタ54に蓄積された電荷は、ディ
ジタルデコーダ56の制御に基づくTFT55の動作に
より、各行毎に読み出しラインR1 、R2 、…、R128
、…を介して読み出される。
【0006】例えば、第1行のセンサ群(センサS1,1
、センサS1,2 、…、センサS1,128 、…)の各キャ
パシタンスに蓄積された電荷は、そのセンサ群の各TF
T5の動作により、同時に読み出しラインR1 、R2 、
…、R128 、…を介して読み出され、各読み出しライン
毎に設けられたアンプ57a、58a、…、59a、…
を有する積分回路57、58、…、59、…を介して積
分された後、アナログマルチプレクサ60に入力する。
このマルチプレクサ60により、同時に入力された電荷
は直流信号(画像信号)として図示しない処理回路に送
られる。以下、第2行、第3行、…と各行毎に順次電荷
が読み出され、全ての行に蓄積された電荷が画像信号と
して読み出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、各読み出しライン毎にアンプを含む積分回路を
設けているため、回路構成が大規模化した。このため、
この平面検出器を搭載した装置全体の大型化、装置全体
の有効スペースの減少を招いた。
【0008】また、アンプを含む積分回路が読み出しラ
イン毎に設けられているため、各積分回路のアンプのゲ
インファクターやC(キャパシタンス)等の諸特性の相
違(ズレ)により、得られた画像信号には、その特性の
相違に起因した固定パターンノイズ(フィールドパター
ンノイズともいう)が出現してしまった。このため、表
示画像の画質の悪化及びそれに伴う視認性の悪化を招い
てしまった。この固定パターンノイズを低減するため
に、例えば、(1)オペレータによる各積分回路の調整
や(2)個々の積分回路の特性の違いを補償する補償回
路(例えば、読み出しラインの数に対応した複数の補償
アンプ、メモリ等)を設けることが考えられるが、
(1)の方法では、時間の経過によって調整がずれ一定
の画質を維持することが困難だった。また、(2)の方
法では、回路構成が複雑になるといった問題があった。
【0009】一方、TVカメラを用いた画像撮影装置や
X線撮像装置等では、撮影対象等の使用状況に応じて総
画素数、フレームレートを変更することが要求される。
しかしながら、上述した平面検出器を用いた画素(電
荷)読み出し方式では、総画素数の変更、フレームレー
トの変更には、対応していなかった。このため、撮影応
用範囲が限定され、ユーザーにとって不満であった。
【0010】本発明は、こうした事情に鑑みてなされた
もので、補償回路を少なく、しかも積分回路の調整を必
要最小限に減らしながら、画像信号に現れる固定パター
ンノイズを低減させることを第1の目的とする。また、
平面検出器を用いて総画素数及びフレームレートの変更
を可能にすることにより、撮影応用範囲の増大させると
ともに、ユーザーニーズに応えることを第2の目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した放射線平面検出器では、入射した放
射線の強度に対応した信号電荷を蓄積するセンサをマト
リクス状に配列させた放射線検出部を備えた放射線平面
検出器において、前記放射線検出部の複数のセンサの各
列毎に設けられた前記信号電荷読み出し用の複数の読み
出しラインと、前記放射線検出部の各センサで検出され
た信号電荷を前記複数の読み出しラインを介して並列に
読み出す読み出し手段と、前記複数の読み出しラインの
内の設定された複数ラインから読み出される複数の信号
電荷を1組として並列に入力し且つその並列入力信号を
時系列的な直列信号に変換する少なくとも1つの変換手
段と、この変換手段の各々の出力経路に介挿され且つ当
該変換手段から出力された直列信号を積分して画素信号
を形成する積分手段とを備えている。
【0012】特に、請求項2に記載した放射線平面検出
器では、前記各変換手段のそれぞれは、前記複数ライン
に対応する複数入力且つ単一出力タイプのマルチプレク
サを備えている。
【0013】また特に、請求項3に記載した放射線平面
検出器では、前記読み出し手段は、前記各センサ毎にス
イッチング素子を備え、当該各スイッチング素子を駆動
させることにより当該各センサから信号電荷を読み出す
ようにしている。
【0014】さらに、請求項4に記載した放射線平面検
出器では、前記センサそれぞれは、前記放射線を受けて
光信号に変換する蛍光面と、前記光信号を信号電荷とし
て検出するフォトダイオードと、前記信号電荷を蓄積す
るキャパシタとを備えるとともに、前記スイッチング素
子及び前記センサを薄膜技術により形成している。
【0015】さらにまた、請求項5に記載した放射線平
面検出器では、前記複数ラインは前記複数の読み出しラ
イン全てに対応し、前記マルチプレクサは1つである。
【0016】特に、請求項6に記載した放射線平面検出
器では、前記各マルチプレクサは、所定の出力タイミン
グに応じてそれぞれ同時に第1番目の入力ラインの信号
電荷を出力し、以下当該出力タイミングに応じて順番に
第2番目以降の入力ラインを出力するようにしている。
【0017】また、特に、請求項7に記載した放射線平
面検出器では、前記各マルチプレクサに対し、当該各マ
ルチプレクサに入力される複数の信号電荷を隣接する複
数個ずつ切り換えて出力させる制御信号を送る切り換え
制御手段を備えている。
【0018】さらに、請求項8に記載した放射線平面検
出器では、前記読み出し手段は、前記各スイッチング素
子を駆動させることにより前記各センサで検出された信
号電荷を複数行づつ読み出すとともに、前記切り換え制
御手段は、前記各マルチプレクサに対し、当該各マルチ
プレクサに入力される複数の信号電荷を、前記行数に対
応する隣接する複数個ずつ切り換えて出力させる制御信
号を送るようにしている。
【0019】さらにまた、請求項9に記載した放射線平
面検出器では、前記マルチプレクサ各々の出力経路に介
挿された積分手段それぞれを、前記各マルチプレクサか
ら所定個数の信号電荷が出力されるタイミングに応じて
リセットするリセット信号を当該各積分手段に送るリセ
ット制御手段を備えている。
【0020】また、前記目的を達成するため請求項10
に記載した放射線平面検出器では、入射した放射線の強
度に対応した信号電荷を蓄積するセンサをマトリクス状
に配列させた放射線検出部と、前記放射線検出部の複数
のセンサの各列毎に設けられた前記信号電荷読み出し用
の複数の読み出しラインと、前記放射線検出部の各セン
サ毎に設けられたスイッチング素子と、前記各スイッチ
ング素子に駆動パルスを供給して当該スイッチング素子
を駆動させることにより、前記各センサで検出された信
号電荷を前記読み出しラインを介して読み出す読み出し
制御手段と、この読み出し手段により読み出された信号
電荷に基づいて得られた画素信号をディジタル画像信号
に変換する信号変換手段とを備えた放射線平面検出器で
あって、前記複数の読み出しライン毎に設けられ、当該
読み出しラインを介して並列に読み出された信号電荷を
積分し前記画素信号を形成する積分手段と、前記フレー
ムレートを変更するフレームレート変更手段とを備える
とともに、前記読み出し制御手段は、前記フレームレー
トの変更に応じて前記駆動パルスの波高値を制御する手
段を備えている。
【0021】さらに、前記目的を達成するために、請求
項11に記載した放射線平面検出器では、入射した放射
線の強度に対応した信号電荷を蓄積するセンサをマトリ
クス状に配列させた放射線検出部と、前記放射線検出部
の複数のセンサの各列毎に設けられた前記信号電荷読み
出し用の複数の読み出しラインと、前記放射線検出部の
各センサ毎に設けられたスイッチング素子と、前記各ス
イッチング素子に駆動パルスを供給して当該スイッチン
グ素子を駆動させることにより、前記各センサで検出さ
れた信号電荷を前記複数の読み出しラインを介して並列
に読み出す読み出し制御手段と、この読み出し手段によ
り読み出された信号電荷に基づいて得られた画素信号を
所定のフレームレートに応じてサンプリングしてディジ
タル画像信号に変換する信号変換手段とを備えた放射線
平面検出器であって、前記複数の読み出しラインの内の
設定された複数ラインから読み出される複数の信号電荷
を1組として並列に入力し且つその並列入力信号を時系
列的な直列信号に変換する少なくとも1つの変換手段
と、この変換手段の各々の出力経路に介挿され且つ当該
変換手段から出力された直列信号を積分して前記画素信
号を形成する積分手段と、前記フレームレートを変更す
るフレームレート変更手段とを備えるとともに、前記読
み出し制御手段は、前記フレームレートの変更に応じて
前記駆動パルスの波高値を制御する手段を備えている。
【0022】特に、請求項12に記載した放射線平面検
出器では、前記スイッチング素子は薄膜トランジスタで
ある。
【0023】さらに、請求項13に記載した放射線平面
検出器では、前記波高値制御手段は、前記フレームレー
ト変更手段により当該フレームレートが現在のフレーム
レートに比べて速いレートに変更された場合に、前記駆
動パルスの波高値を現在の波高値に比べて高く設定する
ようにしている。
【0024】さらにまた、前記目的を達成するため請求
項14に記載した放射線平面検出器では、入射した放射
線の強度に対応した信号電荷を蓄積するセンサをマトリ
クス状に配列させた放射線検出部を備えた放射線平面検
出器において、前記放射線検出部の複数のセンサの各列
毎に設けられた前記信号電荷読み出し用の複数の読み出
しラインと、前記放射線検出部の各センサ毎に設けられ
たスイッチング素子と、前記各スイッチング素子に駆動
パルスを供給して当該スイッチング素子を駆動させるこ
とにより、前記各センサで検出された信号電荷を前記読
み出しラインを介して読み出す読み出し制御手段と、前
記読み出しライン毎に設けられ、当該読み出しラインを
介して読み出された信号電荷を積分して画素信号を形成
する積分手段とを備えるとともに、前記読み出し制御手
段は、前記放射線検出部の複数のセンサの各行から前記
積分手段までの距離に応じて前記駆動パルスの波高値を
制御する手段を備え、この波高値の制御により前記積分
手段に送られる各放射線検出部の信号電荷の時定数を略
一定の値に設定している。
【0025】また、前記目的を達成するため請求項15
に記載した放射線平面検出器では、入射した放射線の強
度に対応した信号電荷を蓄積するセンサをマトリクス状
に配列させた放射線検出部を備えた放射線平面検出器に
おいて、前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎に設
けられた前記信号電荷読み出し用の複数の読み出しライ
ンと、前記放射線検出部の各センサ毎に設けられたスイ
ッチング素子と、前記各スイッチング素子に駆動パルス
を供給して当該スイッチング素子を駆動させることによ
り、前記各センサで検出された信号電荷を前記複数の読
み出しラインを介して並列に読み出す読み出し制御手段
と、前記複数の読み出しラインの内の設定された複数ラ
インから読み出される複数の信号電荷を1組として並列
に入力し且つその並列入力信号を時系列的な直列信号に
変換する少なくとも1つの変換手段と、この変換手段の
各々の出力経路に介挿され且つ当該変換手段から出力さ
れた直列信号を積分して画素信号を形成する積分手段と
を備えるとともに、前記読み出し制御手段は、前記放射
線検出部の複数のセンサの各行から前記積分手段までの
距離に応じて前記駆動パルスの波高値を制御する手段を
備え、この波高値の制御により前記積分手段に送られる
各放射線検出部の信号電荷の時定数を略一定の値に設定
している。
【0026】特に、請求項16に記載した放射線平面検
出器では、前記スイッチング素子は薄膜トランジスタで
ある。
【0027】また、前記目的を達成するため請求項17
に記載した放射線撮像装置では、入射した被検体を透過
したX線等の放射線の強度に対応した信号電荷を蓄積す
るセンサをマトリクス状に配列させた放射線検出部を備
え、前記信号電荷に基づいて得られた画素信号に基づい
て前記被検体内を撮像するようにした放射線撮像装置に
おいて、前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎に設
けられた前記信号電荷読み出し用の複数の読み出しライ
ンと、前記放射線検出部の各センサで検出された信号電
荷を前記複数の読み出しラインを介して並列に読み出す
読み出し手段と、前記複数の読み出しラインの内の設定
された複数ラインから読み出される複数の信号電荷を1
組として並列に入力し且つその並列入力信号を時系列的
な直列信号に変換する少なくとも1つの変換手段と、こ
の変換手段の各々の出力経路に介挿され且つ当該変換手
段から出力された直列信号を積分して前記画素信号を形
成する積分手段とを備えている。
【0028】
【作用】請求項1乃至9に記載した放射線平面検出器並
びに請求項17に記載した放射線撮像装置では、放射線
検出部のマトリクス状に配列されたセンサにX線等の放
射線が入射され、その入射放射線強度に対応して当該セ
ンサにより信号電荷として検出される。また、放射線検
出部の各センサ毎にはスイッチング素子が設けられてお
り、このスイッチング素子へ読み出し制御手段から駆動
パルスが供給され当該スイッチング素子が駆動すること
により、各センサにより検出された信号電荷は、放射線
検出部の複数のセンサの各列に対応して設けられた複数
の読み出しラインを介して、読み出し手段により並列に
読み出される。この信号電荷は、放射線検出部の複数の
センサの各列に対応して設けられた複数の読み出しライ
ンを介して、読み出し手段により並列に読み出される。
【0029】複数の読み出しラインを介して並列に読み
出された複数個の信号電荷の内、設定された複数ライン
から読み出される複数の信号電荷が1組として並列に少
なくとも1つのマルチプレクサ等の変換手段に入力さ
れ、その並列入力信号は時系列的な直列信号に変換され
る。例えば、複数ラインが複数の読み出しライン全てに
対応しているとマルチプレクサは1つであり、その複数
の読み出しラインを介して送られる信号電荷は、マルチ
プレクサにより単一の直列信号に変換され、また、複数
ラインの組が複数あれば、その複数の組数に対応した数
だけマルチプレクサが存在し、各組の複数ラインを介し
て送られる信号電荷は、各マルチプレクサによりそれぞ
れ直列信号に変換される。
【0030】そして、この少なくとも1つのマルチプレ
クサ各々から出力された直列信号は、当該各マルチプレ
クサの出力経路に介挿された積分手段によりそれぞれ積
分されて画素信号が形成される。つまり、複数の読み出
しラインを介して並列に読み出された複数個の信号電荷
は、少なくとも1個のマルチプレクサにより、設定され
た複数ライン毎に直列信号として積分手段に送られ、積
分されるようになっているため、各読み出しライン毎に
積分手段を設けていた場合と比べて、その積分手段の個
数が大幅に減少する。
【0031】特に、請求項7に記載した放射線平面検出
器によれば、切り換え制御手段により、各マルチプレク
サに対し制御信号が送られ、この制御信号に応じた各マ
ルチプレクサの動作により、入力される複数の信号電荷
は隣接する複数個ずつ切り換えらられて積分手段へ出力
される。つまり、積分手段へ出力される信号電荷は、各
マルチプレクサにより隣接された複数個ずつ加算されて
出力される。また、請求項8に記載した放射線平面検出
器によれば、読み出し手段により、各スイッチング素子
が駆動されて各センサで検出された信号電荷が複数行づ
つ読み出される。このとき、切り換え制御手段により、
各マルチプレクサに対し制御信号が送られ、この制御信
号に応じた各マルチプレクサの動作により、入力される
複数の信号電荷は、前記行数に対応する隣接する複数個
ずつ切り換えらられて積分手段へ出力される。つまり、
読み出し手段による読み出しの行数に対応する隣接する
複数個ずつ信号電荷が読み出されているため、積分手段
には、「読み出し行数×マルチプレクサの読み出し個
数」分の信号電荷が加算されて出力されている。
【0032】さらに、請求項9に記載した放射線平面検
出器では、リセット制御手段からのリセット信号によ
り、前記マルチプレクサ各々の出力経路に介挿された積
分手段それぞれが前記各マルチプレクサから所定個数の
信号電荷が出力されるタイミングに応じてリセットされ
るため、積分手段により積分され形成される画素信号
は、各マルチプレクサから出力される個数分の信号電荷
が加算されている。
【0033】一方、請求項10乃至14に記載した放射
線平面検出器では、放射線検出部のマトリクス状に配列
されたセンサにX線等の放射線が入射され、その入射放
射線強度に対応して当該センサにより信号電荷として検
出される。また、放射線検出部の各センサ毎にはスイッ
チング素子である例えば薄膜トランジスタが設けられて
おり、この薄膜トランジスタへ読み出し制御手段から駆
動パルスが供給され当該薄膜トランジスタが駆動するこ
とにより、各センサにより検出された信号電荷は、放射
線検出部の複数のセンサの各列に対応して設けられた読
み出しラインを介して、読み出し制御手段により読み出
される。
【0034】読み出された複数個の信号電荷は、各複数
の読み出しライン毎に設けられた積分手段により積分さ
れるか、あるいは、少なくとも1つの変換手段により直
列信号に変換された後積分手段により積分される。そし
て積分手段により積分されて得られた画素信号は、変換
手段により例えば所定のフレームレートに応じてサンプ
リングされてディジタル画像信号に変換される。
【0035】このとき、フレームレート変更手段により
フレームレートが例えば速いレートに変更されると、波
高値制御手段により、前記フレームレートの変更に応じ
て前記薄膜トランジスタ駆動用の駆動パルスの波高値が
現在のフレームレートに対応する波高値に比べて高くな
るように設定される。
【0036】この波高値の変化により、薄膜トランジス
タのドレイン−ソース間の抵抗RDSが減少するため積分
手段の時定数が小さくなり、信号電荷の積分手段への移
動が速くなる。
【0037】さらに、請求項14乃至16に記載した放
射線平面検出器によれば、放射線検出部のマトリクス状
に配列されたセンサにX線等の放射線が入射され、その
入射放射線強度に対応して当該センサにより信号電荷と
して検出される。また、放射線検出部の各センサ毎には
スイッチング素子である例えば薄膜トランジスタが設け
られており、この薄膜トランジスタへ読み出し制御手段
から駆動パルスが供給されが当該薄膜トランジスタが駆
動することにより、各センサにより検出された信号電荷
は、放射線検出部の複数のセンサの各列に対応して設け
られた読み出しラインを介して読み出し制御手段により
読み出される。
【0038】読み出しラインを介して読み出された複数
個の信号電荷は、各複数の読み出しライン毎に設けられ
た積分手段により積分されるか、あるいは、少なくとも
1つの変換手段により直列信号に変換された後積分手段
により積分され、画素信号が形成される。
【0039】このとき、前記読み出し制御手段により、
前記放射線検出部の複数のセンサの各行から前記積分手
段までの距離に応じて前記薄膜トランジスタ駆動用の駆
動パルスの波高値が制御されているため、前記積分手段
に送られる各放射線検出部の信号電荷の時定数は略一定
の値に設定される。つまり、前記放射線検出部の各行か
ら前記積分手段までの距離の違いに係わらず時定数が略
一定に維持されるため、時定数の違いによる信号電荷の
積分手段への移動速度の違いが解消される。
【0040】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について、添付図
面を参照して説明する。なお、本実施例では、特に、被
検体を透過したX線に基づいて前記被検体内を撮像する
X線撮像装置に用いられるX線検出器について説明す
る。
【0041】(第1実施例)図1は、本願発明にかかる
X線診断装置の一部を示すものである。
【0042】X線源2は、被検体Ob に向けてX線を曝
射するものである。X線検出器1は、この被検体を透過
したX線Xr(X線像)を撮影し、画像信号に変換して
出力するものであり、入射したX線を光に変換する蛍光
面(図示せず)、この蛍光面から出力される光を電荷に
変換して蓄積するフォトセンサ群(センサ群)、このフ
ォトセンサ群に蓄積された電荷を読み出すためのディジ
タルデコーダ10及び読み出し回路12を備えている。
【0043】センサ群は、行と列から成るマトリクス状
に配列されている。本実施例におけるセンサマトリクス
は、例えば2000(行)×2000(列)で構成され
ている(なお、図1では、その一部のみが示されてい
る)。
【0044】図1におけるマトリクスの第1行では、セ
ンサS1,1 とセンサS1,2 が示されている。この第1行
には、センサS1,2 に続いて、その他の図示しないセン
サ群(図1には、第1行における128番目のセンサS
1,128 が示されている)が設けられており、第1行全体
で略2000個のセンサが設けられている。
【0045】第1行と同様にマトリクスの第2行におい
ても、センサS2,1 ,センサS2,2,及びS2,128 が示
されている。そして、第2行全体で略2000個のセン
サが設けられている。
【0046】これらの2つの行のセンサ群に引き続い
て、図示しないその他の行のセンサ群が設けられてい
る。図1では、最後の行(第2000行)のセンサ群が
示されている。この第2000行の最初のセンサはS20
00,1として示され、2番目のセンサはS2000,2として示
されている。そして、第1行及び第2行と同様に、図1
では、第2000行における全部のセンサ要素は示さ
ず、128番目のS2000,128が示されている。それぞれ
の行の最初のセンサ群は全体でマトリクスの第1列を構
成し、それぞれの行の2番目のセンサ群は全体でマトリ
クスの第2列を構成し、以下同様に、それぞれの行の2
000番目のセンサ群は全体でマトリクスの第2000
列のセンサ群を構成している。
【0047】各々のセンサは、フォトセンサ要素を有し
ている。このフォトセンサ要素には、図1に示すよう
に、フォトダイオード(PD)3が用いられている。さ
らに、各々のセンサは、上記電荷蓄積用の蓄積キャパシ
タ4と、蓄積された電荷読み出し用のスイッチング電界
効果トランジスタ5とを有している。PD3のアノード
とキャパシタ4の一方の電極は、共に負方向バイアスを
与える直流電圧源6に接続されている。PD3のカソー
ドとキャパシタ4の他方の電極は共に、スイッチング電
界効果トランジスタ5のソースターミナルに接続されて
いる。
【0048】このように、マトリクスを構成する全ての
センサ(以下、このセンサのことを画素ともいう)は、
それぞれPD3、蓄積キャパシタ4、及びスイッチング
電界効果トランジスタ5を有するとともに、これらのセ
ンサは、例えばアモルファス(非晶質)のシリコンをガ
ラス基板に吹き付けて堆積することにより製造されてい
る(以下、この製法に係る技術のことを薄膜技術とい
う)。なお、薄膜技術で製作された電界効果トランジス
タを、以下薄膜トランジスタ(TFT)5という。
【0049】センサマトリクスのそれぞれの行には、ス
イッチングラインが設けられている。図1に示したよう
に、スイッチングラインL1 は、第1行のセンサ群のた
めに設けられ、スイッチングラインL2 は、第2行のセ
ンサ群のために設けられ、さらに、スイッチングライン
L2000、第2000行のセンサ群のために設けられてい
る。これらのスイッチングラインは、対応するセンサ群
のTFT5のゲートターミナルに接続されている。スイ
ッチングラインは、関連する行のTFT5を作動させる
ようになっている。例えば、スイッチングラインL1
は、マトリクスの第1行の全てのTFT5を作動させ
る。
【0050】スイッチングラインL1 、L2 、L2000及
びその他の図示しないスイッチングラインは、ディジタ
ルデコーダ10及びマイクロプロセッサ11に制御され
るようになっている。マイクロプロセッサ11は、ディ
ジタルデコーダ10、後述する読み出し回路12、及び
入力部13に接続されている。この入力部13は、マイ
クロプロセッサ11に対し、読み出し画素数やフレーム
レート等の情報を入力可能になっている。
【0051】このマイクロプロセッサ11は、所定の読
み出しタイミング(TFT5のONタイミング)でセン
サ群から画素信号を読み出すこと等、センサ群の読み出
し動作のための統括的な制御を行なうようになってい
る。
【0052】ディジタルデコーダ10及びマイクロプロ
セッサ11は、センサ群に蓄積された電荷の読み出し動
作中に、連続してセンサマトリクスの各行を作動させる
機能を有している。例えば、マイクロプロセッサ11か
らの制御信号に応じて、ディジタルデコーダ10は、そ
の制御信号に基づくライン(ここでは、第1のスイッチ
ングラインL1 )に駆動パルスを送る。この駆動パルス
により、マトリクスの第1行のセンサ群のための第1の
スイッチングラインL1 が作動し、その結果その第1行
のTFT5が導電状態になり、続いて、第2行のセンサ
群のTFT5を作動させるためにスイッチングラインL
2 が作動される。以下、同様の動作が行なわれ、最後に
第2000行のセンサ群のTFT5が作動される。
【0053】一方、図1に部分的に示されたマトリクス
の各列には、それぞれ読み出しラインが設けられてい
る。例えば、第1列のセンサ群(図中S1,1 、S2,1 、
及びS2000,1)は、読み出しラインR1 を備えている。
同様に、第2列のセンサ群(図中S1,2 、S2,2 、及び
S2000,2)は、読み出しラインR2 を備え、そして、第
128列のセンサ群(図中S1,128 、S2,128 、及びS
2000,128)は、読み出しラインR128 を備えている。ま
た、図示しないその他の列のセンサ群も、それぞれ読み
出しラインを備えている。全ての読み出しラインR1 〜
R2000は、共に対応する列のTFT5のドレーンターミ
ナルに接続されている。例えば、第1列の読み出しライ
ンR1 は、第1列の全てのセンサ群のTFT5のドレー
ンターミナルに接続されている。これらの読み出しライ
ンR1 〜R2000の出力側は、読み出し回路12に接続さ
れている。
【0054】この読み出し回路12の概略構成を図2に
示す。
【0055】この読み出し回路12は、複数(本実施例
では、16個)のアナログマルチプレクサ15a1 〜1
5a16を備えている。この各マルチプレクサの出力側に
は、積分回路16a1 〜16a16が接続されている。各
積分回路16a1 〜16a16の出力はA/D変換器17
a1 〜17a16に接続され、各A/D変換器17a1〜
17a16の出力は、フレームメモリ18に接続されてい
る。また、読み出し回路12は、マルチプレクサ15a
1 〜15a16及び積分回路16a1 〜16a16の動作を
制御するマイクロプロセッサ19を備えている。このマ
イクロプロセッサ19は、マイクロプロセッサ11と相
互に接続されており、互いに制御指令を送受信可能にな
っている。また、マイクロプロセッサ19には、入力部
13が接続されており、この入力部13を介して当該マ
イクロプロセッサ19に対し、読み出し画素数やフレー
ムレート(サンプリングレート)等の情報を入力可能に
なっている。
【0056】16個のマルチプレクサ15a1 〜15a
16は、第1の読み出しラインR1 から16グループに分
けられた読み出しラインに対応して設けられている。す
なわち、マルチプレクサ15a1 〜15a16の内、マル
チプレクサ15a1 には、読み出しラインR1 〜R128
が接続され、マルチプレクサ15a2 には、読み出しラ
インR129 〜R256 が接続され、以下、同様にマルチプ
レクサ15a16には、読み出しラインR1921〜R2000が
接続されている。これらのマルチプレクサ15a1 〜1
5a16の各制御入力端子には、マイクロプロセッサ19
の制御出力端子が接続され、この制御入力端子を介して
当該マイクロプロセッサ19からモード信号、クロック
信号C、及びリセット信号Re1等の制御信号が入力され
ている。
【0057】また、マルチプレクサ15a1 は、各読み
出しラインR1 〜R128 に接続された例えばトランジス
タ等のスイッチング素子sw1 〜sw128 を有し、マイ
クロプロセッサ19から送られる所定のシーケンスに基
づく選択制御信号(クロック信号C(あるいはアドレス
信号)、モード信号(本実施例では、LOWレベル及び
HIGHレベルの信号の2種類あるとする))に応じ
て、各スイッチング素子sw1 〜sw128 のON(導通
状態)/OFF(遮断状態)を制御することにより、当
該マルチプレクサ15a1 から出力される信号を、読み
出しラインR1 〜R128 の一部に切り換えるようになっ
ている。特に、本実施例では、マルチプレクサ15a1
は、LOWレベルのモード信号が入力されている場合
は、クロック信号Cのあるクロックパルスの例えば立ち
下がりタイミングに合わせて読み出しラインR1 の信号
を出力信号として出力し、以下、クロックパルスの立ち
下がりに応じてその出力を順次読み出しラインR2 〜R
128 へ切り換えていくようになっている。また、HIG
Hレベルのモード信号が入力されている場合は、読み出
しラインR1 及びR2 の信号(2つのラインの信号)を
クロックパルスの例えば立ち下がりタイミングに合わせ
て出力信号として出力し、以下、クロックパルスの立ち
下がりに応じてその出力を読み出しラインR3 ,R4 、
R5 ,R6 、…、R127 ,R128 と2ラインづつ順次切
り換えていくようになっている。なお、その他のマルチ
プレクサ15a2 〜15a16も同様の構成であり、同様
の動作をするようになっている。例えば、マルチプレク
サ15a2 は、スイッチング素子sw129 〜sw256 を
有し、マルチプレクサ15a16は、スイッチング素子s
w1921〜sw2000を有している。そして、マルチプレク
サ15a2 は、LOWレベルのモード信号が入力されて
いる場合は、クロック信号Cのあるクロックパルスの例
えば立ち下がりタイミングに合わせて読み出しラインR
129 の信号を出力信号として出力し、以下、クロックパ
ルスの立ち下がりに応じてその出力を順次読み出しライ
ンR130 〜R256 へ切り換えていくようになっている。
また、HIGHレベルのモード信号が入力されている場
合は、読み出しラインR129 及びR130の信号(2つの
ラインの信号)をクロックパルスの例えば立ち下がりタ
イミングに合わせて出力信号として出力し、以下、クロ
ックパルスの立ち下がりに応じてその出力を読み出しラ
インR129 ,R130 、R131 ,R132 、…、R255 ,R
256 と2ラインづつ順次切り換えていくようになってい
る。
【0058】また、マルチプレクサ15a1 〜15a16
は、消費電力、回路スペース、ノイズレシオ等の観点か
ら、IC化することが有効と考えられるが、画素数の異
なる何種類もの薄型検出器に対応するためには、ICを
一個単独に動作させるだけではなく、数個を同期して使
用できる機能を持たせるとよい。
【0059】積分回路16a1 〜16a16は、マルチプ
レクサ15a1 〜15a16の個数に応じて設けられてい
る。すなわち、積分回路16a1 は、マルチプレクサ1
5a1 の出力ラインに接続されたアンプ20a1 と、こ
のアンプ20a1 に並列に接続された第1のキャパシタ
21a1 と、このアンプ20a1 に並列接続された、互
いに直列接続された第2のキャパシタ22a1 及び第1
のスイッチ23a1 と、さらに、アンプ20a1 に並列
に接続された第2のスイッチ24a1 とを備えている。
また、第1のスイッチ23a1 及び第2のスイッチ24
a1 には、それぞれマイクロプロセッサ19の制御出力
が接続され、マイクロプロセッサ19は、第1のスイッ
チ23a1 及び第2のスイッチ24a1 のON/OFF
を制御するようになっている。その他の積分回路16a
2 〜16a16も積分回路16a1と同様の構成であり、
例えば、積分回路16a2 は、アンプ20a2 、第1の
キャパシタ21a2 、第2のキャパシタ22a2 、第1
のスイッチ23a2 、及び第2のスイッチ24a2 を有
し、また、積分回路16a16は、アンプ20a16、第1
のキャパシタ21a16、第2の22a16、第1のスイッ
チ23a16、及び第2のスイッチ24a16を有してい
る。
【0060】積分回路16a1 において、第1のスイッ
チ23a1 がONの場合には、当該積分回路16a1 全
体は、アンプ20a1 と、マルチプレクサ15a1 によ
り選択された読み出しライン及びそのラインに対応する
TFTの抵抗値と、第1のキャパシタ21a1 及び第2
のキャパシタ22a1 の合成キャパシタンスとから構成
された積分回路となり、また、第1のスイッチ23a1
がOFFの場合には、当該積分回路16a1 全体は、ア
ンプ20a1 と、マルチプレクサ15a1 により選択さ
れた読み出しライン及びそのラインに対応するTFTの
抵抗値と、第1のキャパシタ21a1 のキャパシタンス
とから構成された積分回路となり、上記抵抗値、キャパ
シタンス(合成キャパシタンス、あるいは第1のキャパ
シタ21a2 のキャパシタンス)で定まる時定数に応じ
て、送られる信号を積分して出力するようになってい
る。つまり、マイクロプロセッサ15a1 により第1の
スイッチ23a1 のON/OFFを制御することによ
り、当該積分回路16a1 の時定数、出力信号振幅等を
切り換えられるようになっている。また、第2のスイッ
チ24a1 は、積分回路リセット用に設けられている。
すなわち、マイクロプロセッサ19からの制御信号(リ
セット信号Re2)により当該第2のスイッチング素子2
4a1 をONにすると、第1のキャパシタ21a1 及び
第2のキャパシタ22a1 の少なくとも一方に蓄積され
た電荷を放出して初期状態に戻るようになっている。な
お、その他の積分回路16a2 〜16a16も積分回路1
6a1 と同様の動作を行なうようになっている。
【0061】A/D変換器17a1 〜17a16は、マイ
クロプロセッサ19からの制御出力が接続されており、
入力部13から送られたフレームレートに基づくマイク
ロプロセッサ19の制御に応じて、各積分回路16a1
〜16a16からの出力信号(画像信号)をディジタル信
号に変換するようになっている。ディジタル信号に変換
された画像信号は、それぞれフレームメモリ18の所定
の記憶領域に記憶される。そして、この画像信号は、図
示しない画像処理回路等により必要に応じて画像処理が
施された後、図示しないモニタ回路により表示されるよ
うになっている。
【0062】次に、マルチプレクサ15a1 及び積分回
路16a1 の動作を中心に、本実施例の全体動作を説明
する。
【0063】X線透視装置2により出射され、被検体O
b を透過した透過X線Xrがセンサ群のPD3に入射す
ると、PD3は、その入射X線に基づいて可視光を受け
る。この可視光により生じた電荷は、直流電圧源6によ
り与えられた負方向バイアスにより蓄積キャパシタ4に
送られ、蓄積される。この蓄積された電荷の量(電荷
量)は、PD3に入射される放射線の強度に依存してい
る。したがって、ある与えられた時間周期後における蓄
積キャパシタ4に蓄積された電荷は、放射線強度の程度
(割合)を表している。この電荷は、ディジタルデコー
ダ10、マイクロプロセッサ11の制御に基づいて、そ
れぞれのセンサ群のTFT5を経由し、独立して各行毎
に順次読み出される。
【0064】このようにしてPD3から読み出された電
荷(画素信号)は、読み出しラインR1 〜R2000を介し
て読み出し回路12のマルチプレクサ15a1 〜15a
16に送られる。
【0065】ここで、マルチプレクサ15a1 〜15a
16及び積分回路16a1 〜16a16の動作について図3
〜図5を用いて説明する。なお、ここでは、代表して図
3に示すマルチプレクサ15a1 及び積分回路16a1
の動作について説明する。また、図4は、スイッチング
素子sw1 〜sw128 のON/OFF状態を示す図であ
り、図5は、信号電荷読み出し処理におけるクロック信
号C,第1のスイッチング素子sw1 〜第3のスイッチ
ング素子sw1 ,リセット信号Re2,及び信号電荷(画
素信号)の波形図を示している。
【0066】今、図3に示すマルチプレクサ15a1 に
対しマイクロプロセッサ19からモード信号”L”(L
OWレベルの信号)が送られているとすると、当該マル
チプレクサ15a1 の動作により、図4及び図5に示す
ように、クロック信号Cのあるクロックパルスc1の例
えば立ち下がりに同期して、読み出しラインR1 に対応
する第1のスイッチング素子sw1 がONする(なお、
ON時間は、クロック信号の1周期分の時間である)。
【0067】このスイッチング素子sw1 のONに応じ
て、第1のスイッチング素子sw1に接続された読み出
しラインR1 を介して、第1の画素信号が積分回路16
a1(スイッチ23a1 は開放状態としている)に送ら
れる。この第1の画素信号は、第1のキャパシタ21a
1 のキャパシタンスCa1と読み出しラインR1 に対応す
る抵抗値rとにより定まる時定数Tに基づいて積分さ
れ、ある時間経過後に飽和する(図5参照)。このとき
の信号振幅が1画素に対応する信号となり、A/D変換
器17a1 を介してフレームメモリ18の対応する記憶
領域に記憶される。そして、信号電荷が飽和に達した
後、若干の時間経過後(A/D変換器17a1 のサンプ
リング時間等の後処理を行なうために必要十分な時
間)、マイクロプロセッサ19から送られるリセット信
号Re2(次段のクロックパルスc2の立ち下がりより所
要時間前のタイミング)に応じて第1のキャパシタ21
a1 に蓄積された電荷が放電される。この結果、積分回
路16a1 は次の信号電荷読み出し可能状態となり、以
下、マルチプレクサ15a1 の処理により、クロック信
号Cのクロックパルスc2の立ち下がりに同期して第1
のスイッチング素子sw1 がOFFするとともに、読み
出しラインR2 に対応する第2のスイッチング素子sw
2 がONする(図4及び図5参照)。つまり、スイッチ
ング素子のONが次段のスイッチング素子に切り換えら
れる。以下、順次次段のスイッチング素子sw3 〜sw
128 (読み出しラインR3 〜R128 に対応する素子)の
ON/OFFがクロック信号Cのクロックパルスの立ち
下がりに同期して順次切り換えられながら上述した処理
を繰り返す。この結果、読み出しラインR2 〜R128 を
介して送られる画素信号がA/D変換器を介して順次フ
レームメモリ18に記憶される。なお、マイクロプロセ
ッサ19から所定のタイミングでリセット信号Re1がマ
ルチプレクサ15a1 に送られることにより、ONさせ
るスイッチング素子をいつでも最初のスイッチング素子
sw1 に設定することができる。なお、通常は、図4に
示すように、読み出しラインR128 に対応するスイッチ
ング素子sw128 がONした後は、読み出しラインR1
に対応する第1のスイッチング素子sw1 に設定される
ようになっている。
【0068】上述した処理をその他のマルチプレクサ1
5a2 〜15a16及び積分回路16a2 〜16a16も同
時に行なっている(並列処理している)ため、全ての読
み出しラインR1 〜R2000から各マルチプレクサ15a
1 〜15a16を介して画素信号が読み出されると、フレ
ームメモリ18には、1画面に対応する全ての画素信号
(画像信号)が記憶されたことになる。しかも、このフ
レームメモリ18に記憶された各読み出しラインR1 〜
R2000に対応する画像信号は、全て積分回路16a1 〜
16a16を介して増幅されている。この画像信号は、図
示しない画像処理回路、モニタ回路を介して表示に供さ
れる。
【0069】すなわち、本実施例によれば、積分回路の
個数は16個と従来の構成に比べて激減しているにもか
かわらず、当該積分回路により各読み出しライン毎に増
幅された信号電荷(画素信号)を得ることができ、画像
信号に現れれる固定パターンノイズを低減させることが
できる。したがって、各積分回路間の特性の違いによる
調整が非常に簡単になり、且つ補償回路の設置が不要と
なる。
【0070】なお、マルチプレクサ15a1 〜15a16
の処理を同時に行なったが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、マルチプレクサ15a1 (及び
積分回路16a1 )の処理を最初に行なった後、以下、
マルチプレクサ15a2 (及び積分回路16a2 )、マ
ルチプレクサ15a3 (及び積分回路16a3 )と順次
行ってもよい。
【0071】ところで、本実施例においては、マイクロ
プロセッサ19からマルチプレクサ15a1 〜15a16
に送られるモード信号を”L”から”H”(HIGHレ
ベルの信号)に切り換えることにより、画素加算(本実
施例では2画素加算)を行なうことができる。
【0072】以下、図面を参照して説明する。なお、図
6は、マルチプレクサ15a1 及び積分回路16a1 を
示す図である。また、図7は、スイッチング素子sw1
〜sw128 のON/OFF状態を示す図であり、図8
は、信号電荷読み出し処理におけるクロック信号C,第
1のスイッチング素子sw1 〜第4のスイッチング素子
sw4 ,リセット信号Re2,及び画素信号の波形図を示
している。
【0073】今、マイクロプロセッサ19からモード信
号”H”が送られていると、マルチプレクサ15a1 の
処理により、図7及び図8に示すように、クロック信号
Cのあるクロックパルスc1の例えば立ち下がりに同期
して、読み出しラインR1 に対応する第1のスイッチン
グ素子sw1 及び読み出しラインR2 に対応する第2の
スイッチング素子sw2 が同時にONする。このスイッ
チング素子sw1 及びsw2 のONに応じて、第1のス
イッチング素子sw1 に接続された読み出しラインR1
及び第2のスイッチング素子sw2 に接続された読み出
しラインRe2を介して、第1の画素信号及び第2の画素
信号が積分回路16a1 に送られる。つまり、隣接する
2つの列の画素に対応する信号電荷が加算された状態で
積分回路16a1 に送られることになる。
【0074】以下は、上述したモード信号”L”が送ら
れた場合の信号読み出し処理と同様に、積分回路16a
1 、A/D変換器17a1 を介してフレームメモリ18
の対応する記憶領域に記憶される。そして、続いて送ら
れるクロック信号Cのクロックパルスc2の立ち下がり
に同期して、マルチプレクサ15a1 の処理により、図
7及び図8に示すように、第1のスイッチング素子sw
1 及び第2のスイッチング素子sw2 が同時にOFFす
るとともに、第3のスイッチング素子sw3 (読み出し
ラインR3 に対応する素子)及び第4のスイッチング素
子sw4 (読み出しラインR4 に対応する素子)が同時
にONする。以下、隣接する2つのスイッチング素子の
ON/OFFを同時に切り換えながら上述した処理を繰
り返すことにより、2つの隣接した読み出しラインに対
応する画素信号がそれぞれ加算された状態でフレームメ
モリ18に記憶されることになる。
【0075】上述した処理をその他のマルチプレクサ1
5a2 〜15a16及び積分回路16a2 〜16a128 も
同時に行なっているため、全ての読み出しラインR1 〜
R128 から各マルチプレクサ15a1 〜15a128 介し
て画素信号が読み出されると、フレームメモリ18に
は、1画面に対応する全ての画素の画像信号が、隣接す
る2つの列の画素が加算された状態で記憶されたことに
なる。
【0076】また、この2画素加算信号電荷読み出し処
理におけるクロック信号C及びリセット信号Re2の送信
タイミング(図8参照)を画素加算を行なわない場合
(図5参照)と比べると、画素加算を行なっているにも
かかわらず、そのタイミングは変わらないことがわか
る。
【0077】この結果、フレームメモリ18には、総画
素数2000×2000のセンサ群の1/2の画素に対
応する電荷が記憶される。つまり、当該センサ群を用い
た薄型検出器の総画素数を「1/2」に変更することが
できる。すなわち、本実施例によれば、従来、薄型検出
器において対応していなかった画素数の変更に対応する
ことができる。
【0078】なお、マイクロプロセッサ11及びマイク
ロプロセッサ19の制御により、ディジタルデコーダ1
0を介して隣接する2つの行のセンサ群(第1行及び第
2行,第3行及び第4行,…)を同時にスイッチングし
て2つの行毎に信号電荷を読み出しながら、上述した画
素加算を行なえば、画像全体では22 画素づつ加算する
ことができる。すなわち、薄型検出器の当該総画素数を
「1/4」に変更することができ、しかも、加算された
後の画素形状は正方形であり、図示しない画像処理回路
におけるフィルタ処理等が実行しやすくなるといったメ
リットも生じる。
【0079】さらにまた、モード信号ラインを複数用意
し、この組み合わせに応じて同時にONするスイッチン
グ素子を変更すれば、読み出しのタイミングを変えるこ
となく、加算する画素の数をその組み合わせの数だけ増
やすことができる。例えば、モード信号ラインを4つ
(第1レベル〜第4レベル)用意し、第1レベル:通常
の1列読み出し、第2レベル:2列加算読み出し、第3
レベル:8列加算読み出し、第4レベル:16列加算読
み出し、などと設定すれば、それぞれのレベルに応じた
画素加算を実行することができる。また、このとき、そ
のモードの切り換えに応じて、ディジタルデコーダ10
により同時に読み出される行数を、例えば、第1レベ
ル:1行、第2レベル:2行、第3レベル:8行、第4
レベル:16行、と切り換えれば、加算された後の画素
形状を正方形に保持したままで、画素加算を実行するこ
とができる。
【0080】一方、上述した画素加算を実行可能なマル
チプレクサ15a1 及び積分回路16a1 の変形例を図
9〜10に示す。なお、図9に示したマルチプレクサ2
5a1 は、図3及び図6に示したマルチプレクサ15a
1 と比べて、モードの選択はできない(モード信号は送
られない)ようになっている。なお、その他の構成は、
上述した図3〜図8に示す構成と同様であるため、その
説明は省略する。
【0081】図9に示すマルチプレクサ25a1 は、上
述した図3に示すマルチプレクサ15a1 と同様に、ク
ロック信号Cのクロックパルスの立ち下がりに同期させ
て順次1つづつスイッチング素子sw1 のON/OFF
を切換えていく。したがって、マイクロプロセッサ19
からマルチプレクサ15a1 へ送られるリセット信号R
e2の送信タイミングが上記図5及び図8に示したタイミ
ングと同一の場合には、画素加算は行なわれない。
【0082】すなわち、本変形例では、マイクロプロセ
ッサ19からマルチプレクサ11へ送られるリセット信
号Re2の送信タイミングを変化させることにより、画素
加算を行なっている。ここで、本変形例の信号電荷読み
出し処理におけるクロック信号C,第1のスイッチング
素子sw1 〜第2のスイッチング素子sw2 ,リセット
信号Re2,及び信号電荷(画像信号)の波形及び出力
(動作)タイミングを示すタイムチャートを図10に示
す。
【0083】本変形例では、マイクロプロセッサ19
は、リセット信号Re2をクロック信号Cのクロックパル
スの2周期毎に、そのパルスの立ち下がりより所定時間
前のタイミングで積分回路26a1 に送るようになって
いる。今、クロック信号Cのあるクロックパルスc1の
立ち下がりに同期して、マルチプレクサ15a1 の処理
により、読み出しラインR1 に対応する第1のスイッチ
ング素子sw1 がONする。このスイッチング素子sw
1 のONに応じて、第1のスイッチング素sw1に接続
された読み出しラインR1 を介して、第1の画素信号が
積分回路26a1に送られる。この第1の画素信号は、
第1のキャパシタ21a1 のキャパシタンスCa1と読み
出しライン及びそのラインに対応する抵抗値rにより定
まる時定数Tに基づいて積分され、ある時間経過後に飽
和する。このとき、リセット信号Re2が送られていない
ため、マルチプレクサ15a1 の処理により、次段のク
ロックパルスc2の立ち下がりに同期して、第1のスイ
ッチング素子sw 1′がOFFするとともに、読み出し
ラインR2 に対応する第2のスイッチング素子sw 2′
がONする(図10参照)。つまり、積分回路26a1
はリセットされていないため、読み出しラインR2 及び
第2のスイッチング素子sw 2′を介して送られた信号
電荷は、第1番目の画素信号に重畳して積分される。し
たがって、第2の画素信号が十分に積分されたときの信
号振幅は、図10に示すように、2画素加算したものと
なる。ここで、次のクロックパルスc3の立ち下がりタ
イミングより所定時間前に積分回路26a1 にリセット
信号Re2が送られるため、このリセット信号Re2に合わ
せて、第1のキャパシタ21a1 に蓄積された電荷が放
電される。
【0084】以下、第3のスイッチング素子sw 3′及
び第4のスイッチング素子sw 4′を介して送られる画
素信号も同様にして積分回路26a1 により積分され、
以下、第5のスイッチング素子sw 5′及び第6のスイ
ッチング素子sw 6′、…と順次繰り返し積分されるこ
とにより、2画素加算が実現される。
【0085】なお、リセット信号Re2の送信タイミング
を遅く、例えば、(1)クロック信号の22 周期に1
回、(2)23 周期に1回等と設定すれば、(1)の場
合22画素加算、(2)の場合23 画素加算等、リセッ
ト信号Re2の送信タイミングに対応した画素加算が実現
できる。また、上述したように、この画素加算の加算画
素数に応じて、ディジタルデコーダ10、マイクロプロ
セッサ11を制御して、隣接する複数の行を同時に読み
出せば、加算された画素形状を正方形に保持したまま
で、画素加算が実現できる。
【0086】なお、本実施例及び変形例において、読み
出し回路12を図2のように構成したが、マルチプレク
サとして例えばマルチプレクサICを複数個(本実施例
の場合16個)使用する場合、積分回路も複数個(16
個)使用するため、積分回路16a1 〜16a16用のA
/D変換器を1つ(図中17aで示す)とし、積分回路
16a1 〜16a16とA/D変換器17aとの間に新た
なマルチプレクサ30を設けてもよい(図11参照)。
この読み出し回路12aによれば、マルチプレクサ30
は、マイクロプロセッサ19からの制御信号に応じて、
各積分回路16a1 〜16a16から送られる画素信号を
順次切り換えながらA/D変換器17aに送るようにな
っている。なお、マルチプレクサ15a1 〜15a16、
積分回路16a1 〜16a16、A/D変換器17a、及
びフレームメモリ18の構成は図2に示すものと同様で
ある。また、本実施例では、読み出しラインを16グル
ープに分け、このグループに対応して複数(16個)の
マルチプレクサを設けるとともに、各グループ内の読み
出しラインをマルチプレクサで選択する方式について述
べたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、読み出し回路は1個のマルチプレクサと1個の積分
回路とを備えていてもよい。この場合、マルチプレクサ
は、全ての読み出しラインR1 〜R2000から単一の出力
ライン(例えば第1のラインR1 )を選択し、以下順次
次段のラインに切り換える(ラインR2 、ラインR3 、
…)。そして、積分回路は、マルチプレクサから出力さ
れた信号を積分するようになっている。つまり、この構
成では、全ての読み出しラインを順次読み出すまでに時
間を要する反面、積分回路を1個設けるだけでよいた
め、回路構成が非常に小規模化する。
【0087】また、読み出し回路が複数個のマルチプレ
クサと複数個の積分回路とを備える場合、そのマルチプ
レクサ(及び積分回路)の個数は、各マルチプレクサに
割り当てられる読み出しラインの数が、2k 本(k=1,2,
…)となるように設定されていてもよい。
【0088】(第2実施例)図12は、第1実施例にお
ける1画素を構成するセンサ(PD3、蓄積キャパシタ
4、TFT5)、読み出しラインR1 、及び積分回路1
6a1 を示す模式的構成図である。図中、Ca は蓄積キ
ャパシタ4のキャパシタンスであり、RDSは、TFT5
のドレイン(D)〜ソース(S)間の抵抗値である。ま
た、図13は、マイクロプロセッサ11からディジタル
デコーダ10を介してTFT5のゲート端子(G)に送
られる駆動パルス電圧VGSの波形図を示している。な
お、その他のセンサ群の構成も図12に示す構成と同様
であり、その説明は省略する。また、その他の構成要素
は、図1及び図2に示す構成と同様であるため、その説
明は省略する。
【0089】図12及び図13によれば、TFT5のス
イッチングのON/OFFは、当該TFT5のゲート端
子(G)に送られる駆動パルス電圧VGSにより制御され
るようになっている。すなわち、駆動パルス電圧VGSの
電圧値(波高値)がVONであるときは、TFT5はON
になり、駆動電圧パルスVGSが電圧値VOFF であるとき
は、TFT5はOFFになる。
【0090】TFT5がON状態においては、蓄積キャ
パシタ4に蓄積された信号電荷(画素信号)は、時定数
「τ=Ca(RDS+RL)」の指数関数で積分回路16a1
のキャパシタ21a1 に移動する(RDSが一定のと
き)。なお、RL は、読み出しライン自身の抵抗値であ
る。
【0091】上述した時定数は、ノイズ低減の観点から
一般に小さいことが望ましいため、そのノイズ低減要求
に対応した値に設定されていた。
【0092】一方、薄型(X線)検出器を使用する際
に、被写体の動きに合わせてフレームレートを変更する
ことが要求されている。ところが、従来の薄型検出器で
は、フレームレートの変更に関わらず、信号電荷は、上
記一定の時定数「τ=Ca(RDS+RL)」で積分回路16
a1 に送られていたため、フレームレート(サンプリン
グレート)を速く設定すると、信号電荷が十分に積分回
路16a1 に移動しない状態で、A/D変換器17a1
によりサンプリングされてしまう可能性があった。この
問題のため、従来の薄型検出器は、フレームレートの変
更には対応できなかった。
【0093】本実施例は、フレームレートを変更した場
合、その変更に応じて積分回路16a1 の時定数を切り
返ることにより、上述した問題を解決し、フレームレー
トの変更に対応可能なX線検出器を提供するものであ
る。
【0094】ここで、TFT5のVGS−RDS特性を図1
4に示す。この図14によれば、TFT5は、当該TF
T5をONする駆動パルスVGSの波高値を増加(VGS=
V2)させると、RDSは減少(RDS=R2a)し、時定数
τを小さくすることが可能である。また、VGSの波高値
をを減少(VGS=V1 )させると、RDSは増加(RDS=
R1a)し、時定数τを大きくすることが可能である。
【0095】次に、上記特性を利用した本実施例の全体
動作を説明する。
【0096】今、あるフレームレート(通常の比較的ゆ
っくりした撮影時のフレームレート)で撮影中の薄型検
出器1において、通常のTFT駆動の駆動パルスの電圧
値を「VGS=V1 」とし、また、TFT5のドレイン〜
ソース間の抵抗値を「RDS=R1a」とする。このとき、
入力部13からマイクロプロセッサ11及びマイクロプ
ロセッサ19に対し、現在のフレームレートより速いフ
レームレートに設定するためのフレームレート変更指令
が送られると、マイクロプロセッサ11及びマイクロプ
ロセッサ19は、図15に示すように、それぞれ送られ
たフレームレート変更指令を読み込む(ステップS
1)。そして、マイクロプロセッサ11は、送られたフ
レームレート変更指令に基づいて、TFT5の駆動パル
スの波高値を変更後のフレームレートに最適な値「VGS
=V2 >V1 」に設定し(ステップS2)、この駆動パ
ルスVGSによりTFT5を駆動させる(ステップS
3)。一方、マイクロプロセッサ19は、送られたフレ
ームレート変更指令に基づいてA/D変換器17a1 の
サンプリングレートを変更(速く)する(ステップS
4)。以下、信号電荷の読み出しが順次行なわれて(ス
テップS5)、処理が終了する。
【0097】上述したステップS2の処理により、駆動
パルスの電圧値が「VGS=V2 >V1 」であるため、こ
のときのドレイン〜ソース間の抵抗値RDSは、「RDS=
R2a<R1a」となり(図14参照)、時定数τを小さく
することができる。したがって、通常の撮影時よりも速
く積分回路16a1 へ信号電荷を移動させることがで
き、ステップS4の処理によりA/D変換器17a1 の
サンプリングレートが変更されても、信号電荷を読み残
すことがなくなる。また、上記フレームレートを通常の
レートに戻す場合には、上記ステップS1〜ステップS
3の処理において、今度は、VGSを「VGS=V1 <V2
」に設定すれば、「RDS=R1a>R2a」となり、通常
の撮影時の状態に戻すことができる。
【0098】つまり、本実施例では、フレームレートの
変更に対応して、予め設定しておいた最適な読み出しに
基づく時定数に切り換えることにより、信号電荷の読み
残しを解消することができる。
【0099】なお、X線検出器1のその他の構成要素
は、図1及び図2に示す構成と同様であるとしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、第1実施例に示
した読み出し回路12ではなく、従来(図18)の、各
読み出しライン毎に積分回路が設けられている構成にお
いて用いても同様の効果を得ることができる。
【0100】ところで、上述した蓄積キャパシタ4から
積分回路16a1 に移動する際の時定数τに寄与するラ
イン自身の抵抗値RL は、各センサ(画素)〜積分回路
16a1 のアンプ20a1 間の読み出しラインR1 の距
離に比例して増大する。したがって、例えばスイッチン
グラインL1 に対応する第1行目のセンサ群とスイッチ
ングラインL2000に対応する第2000行目のセンサ群
とでは、読み出しラインの距離が異なり(図16参照、
なお、マルチプレクサ15a1 は省略している)、その
結果、上記RL の値が異なってしまう。
【0101】この抵抗値RL が各行のセンサ群間で異な
ってしまうことは、当該センサ群間での時定数τのバラ
ツキを生じる。しかしながら、A/D変換器17a1 の
サンプリングレートはフレームレートに対応した所定の
レートであるため、センサ群によっては、上述した信号
電荷(画素電荷)の読み残しが生じてしまっていた。
【0102】そこで、本実施例のポイントを利用した、
以下に述べる変形例では、読み出しラインの距離の違い
に応じてTFT5の駆動パルスの波高値を変化させるこ
とにより、RL の変化に応じてTFT5のドレイン〜ソ
ース間の抵抗値RDSを変化させて、時定数τを一定に保
持し、画素電荷の読み残しをなくしている。
【0103】以下、この変形例について説明する。な
お、X線検出器1の構成は、上記第2実施例と同様であ
るため、その説明は省略する。
【0104】本変形例のマイクロプロセッサ11の内部
メモリには、各行の画素群内での読み出しラインの距離
の違いによる抵抗値RL の差が予め記憶されている。本
変形例では、例えば、第1行目の画素群の読み出しライ
ンの距離における抵抗値RL1を基準とした場合において
の、当該抵抗値RL1と第2行目〜第2000行目までの
読み出しラインに応じた抵抗値RL2〜RL2000 との差
(ΔR1 (|RL1−RL2|)、ΔR2 (|RL1−RL3
|)、…、ΔR1999(|RL1−RL2000 |)が記憶され
ている。
【0105】以下、本変形例の全体動作について説明す
る。
【0106】画素群を第1行目から順次読み出していく
際、マイクロプロセッサ11は、TFT5の駆動パルス
の波高値を所定の値「VGS=V1b」に設定(TFT5の
ドレイン〜ソース間の抵抗値も「RDS=R1a」となる)
し(図17、ステップS10)、この駆動パルスVGSに
より第1行目の画素群S1,1 〜S1,2000に対応したTF
T5を駆動させる(ステップS20)。この結果、第1
行目の画素群S1,1 〜S1,2000から信号電荷がTFT5
を介して読み出される。続いて、マイクロプロセッサ1
1は、内部メモリから抵抗値ΔR1 を読み出し、この抵
抗値ΔR1 の分だけドレイン〜ソース間の抵抗値「RDS
=R1b」を減少(R1b→R2b)させるようなTFT5の
駆動パルスの波高値「VGS=V2b」を設定する(ステッ
プS30)。そして、マイクロプロセッサ11は、この
駆動パルスVGSにより第2行目の画素群S2,1 〜S2,20
00に対応したTFT5を駆動させる(ステップS4
0)。このとき、第2行目の画素群S2,1 〜S2,2000の
信号電荷が、積分回路16a1〜16a16に送られる際
の時定数τは、読み出しラインの抵抗値がΔR1 増加し
た分だけTFT5のドレイン〜ソース間の抵抗値RDSが
減少しているため、全体として、一定の値に保持されて
いる。以下、第3行目から第2000行目の画素群のT
FTが内部メモリに記憶された抵抗値ΔR2 〜ΔR1999
に応じた波高値を有する駆動パルスにより順次駆動さ
れ、第3行目から第2000行目の画素群の信号電荷が
読み出され(ステップS50)、処理が終了する。
【0107】つまり、各行の画素群の読み出しラインの
距離の違いによる抵抗値の変化をTFTの駆動パルスの
波高値を変化させることにより相殺したため、その抵抗
値の変化に起因した時定数のバラツキをなくし、画素電
荷の読み残しをなくすことができる。
【0108】なお、第2実施例及び本変形例をそれぞれ
組み合わせて用いてもよく、それぞれの効果を共に得る
ことができる。また、第2実施例及び本変形例は、第1
実施例及びその変形例と組み合わせて用いてもよく、そ
れぞれの効果を共に得ることができる。
【0109】また、本変形例は、従来(図18)の構成
である、各読み出しライン毎に積分回路が設けられてい
る構成において用いても同様の効果を得ることができ
る。
【0110】なお、本願実施例において、放射線平面検
出器としてX線検出器を用いて説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではない。すなわち、放射線はX線
に限らず、例えばγ線等その他の放射線であってもよ
い。
【0111】さらに、本願実施例は、X線源を検出する
センサとして蛍光面とフォトセンサにより構成された間
接型のX線センサを用いた場合について説明したが、X
線の強弱を直接電荷信号に変換する直接型のX線センサ
を用いる場合にも適用できる。
【0112】
【発明の効果】請求項1乃至9に記載した放射線平面検
出器並びに請求項17に記載した放射線撮像装置によれ
ば、複数の読み出しラインを介して並列に読み出された
信号電荷は、少なくとも1つの変換手段の構成要素であ
る例えばマルチプレクサにより複数ラインから読み出さ
れる複数の信号電荷ずつ時系列的に直列信号に変換され
る。そして、これらの直列信号は、当該各マルチプレク
サの出力経路に介挿された積分手段によりそれぞれ積分
されて画素信号が形成される。このため、積分手段を各
読み出しライン毎に設けることなく、複数の読み出しラ
インを介して並列に読み出された複数個の信号電荷を積
分することができ、各読み出しライン毎に積分手段を設
けていた場合の固定パターンノイズの発生を補償するた
めの補償回路や個々の積分手段の調整等が不要になる。
この結果、放射線平面検出器を搭載した装置全体を小型
化し、装置全体の有効スペースを増大させることができ
る。また、オペレータの負担を軽減させ、調整時間の短
縮に伴い全体撮像時間を減少させることができる。
【0113】特に、請求項7又は8に記載した放射線平
面検出器によれば、各積分手段により積分されて得られ
る各画素信号は、各マルチプレクサにより切り換えられ
る隣接する複数個の信号電荷の個数分、あるいは「読み
出し行数×マルチプレクサの読み出し個数」分加算され
て出力される。つまり、放射線検出部の各センサにより
検出された信号電荷の加算、すなわち画素加算を実現す
ることができるため、総画素数の変更等に対応すること
ができる。
【0114】また、特に、請求項9に記載した放射線平
面検出器では、各積分手段それぞれが各マルチプレクサ
から所定個数の信号電荷が出力されるタイミングに応じ
てリセットされるため、積分手段により積分され形成さ
れる画素信号は、各マルチプレクサから出力される個数
分の信号電荷が加算されている。つまり、放射線検出部
の各センサにより検出された信号電荷の加算、すなわち
画素加算を実現することができるため、総画素数の変更
等に対応することができる。
【0115】さらに、請求項10乃至14に記載した放
射線平面検出器によれば、フレームレートが例えば速い
レートに変更されると、読み出し制御手段の波高値制御
手段により、フレームレートの変更に応じて薄膜トラン
ジスタ等のスイッチング素子駆動用の駆動パルスの波高
値が現在のフレームレートに対応する波高値に比べて高
くなるように設定されるため、薄膜トランジスタのドレ
イン−ソース間の抵抗RDSが減少し、時定数が小さくな
る。その結果、信号電荷の積分手段への移動が速くな
り、フレームレートの変更に伴う問題であった信号電荷
の読み残しを解消するとともに、フレームレートの変更
に対応可能な放射線平面検出器を提供することができ
る。
【0116】また、請求項14乃至16に記載した放射
線平面検出器によれば、放射線検出部の複数のセンサの
各行から積分手段までの距離に応じて薄膜トランジスタ
等のスイッチング素子駆動用の駆動パルスの波高値が制
御されているため、積分手段に送られる各放射線検出部
の信号電荷の時定数は略一定の値に設定される。つま
り、放射線検出部の複数のセンサの各行から積分手段ま
での距離の違いに係わらず時定数が略一定に維持される
ため、時定数の違いによる信号電荷の積分手段への移動
速度の違いが解消される。この結果、前記移動速度の違
いに起因した信号電荷の読み残しを解消することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るX線撮像装置における2
次元的に配列されたセンサ要素を有したX線検出器の一
部を示す概略構成図。
【図2】図1における読み出し回路の概略構成を示す
図。
【図3】図2におけるマルチプレクサ、積分回路の通常
の動作を説明するための図。
【図4】図2におけるマルチプレクサのスイッチング素
子の動作を説明するための図。
【図5】図3及び図4におけるモード信号、クロック信
号、スイッチング素子、リセット信号、及び画素信号の
波形及び出力(動作)タイミングを示すタイムチャー
ト。
【図6】図2におけるマルチプレクサ、積分回路の2画
素加算時の動作を説明するための図。
【図7】図2におけるマルチプレクサのスイッチング素
子の2画素加算時の動作を説明するための図。
【図8】図6及び図7におけるモード信号、クロック信
号、スイッチング素子、リセット信号、及び画素信号の
波形及び出力(動作)タイミングを示すタイムチャー
ト。
【図9】図2におけるマルチプレクサ、積分回路の2画
素加算時の動作を説明するための図。
【図10】図9におけるクロック信号、スイッチング素
子、リセット信号、及び画素信号の波形及び出力(動
作)タイミングを示すタイムチャート。
【図11】図1における読み出し回路のその他の構成を
示す図。
【図12】実施例におけるセンサ、読み出しライン、及
び積分回路を示す模式的構成図。
【図13】ディジタルデコーダ駆動用の駆動パルス電圧
を示す波形図。
【図14】TFTのVGS−RDS特性を示すグラフ。
【図15】第2実施例におけるマイクロプロセッサ19
の処理の一例を示す概略フローチャート。
【図16】各センサと積分回路との位置関係を示す図。
【図17】変形例におけるマイクロプロセッサ11の処
理の一例を示す概略フローチャート。
【図18】従来の2次元的に配列されたセンサ要素を有
した放射線平面検出器の一部を示す概略構成図。
【符号の説明】
1 X線検出器 2 X線源 3 フォトダイオード 4 蓄積キャパシタ 5 電界効果トランジスタ 6 直流電圧源 10 ディジタルデコーダ 11 マイクロプロセッサ 12 読み出し回路 13 入力部 15a1 〜15a16 アナログマルチプレクサ 16a1 〜16a16 積分回路 17a1 〜17a16 A/D変換器 18 フレームメモリ 19 マイクロプロセッサ 20a1 〜20a16 アンプ 21a1 〜21a16 第1のキャパシタ 22a1 〜22a16 第2のキャパシタ 23a1 〜23a16 第1のスイッチ 24a1 〜24a16 第2のスイッチ L1 〜L2000 スイッチングライン R1 〜R2000 読み出しライン sw1 〜sw2000 スイッチング素子 S1,1 〜S2000,2000 センサ L,H モード信号 C クロック信号 c1 クロックパルス c2 クロックパルス Re1 リセット信号 Re2 リセット信号 RDS TFTのドレイン(D)〜ソース(S)間の抵抗
値 VGS 駆動パルス電圧 Ca 蓄積キャパシタのキャパシタンス RL1〜RL2000 読み出しラインの抵抗値

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した放射線の強度に対応した信号電
    荷を蓄積するセンサをマトリクス状に配列させた放射線
    検出部を備えた放射線平面検出器において、 前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎に設けられた
    前記信号電荷読み出し用の複数の読み出しラインと、前
    記放射線検出部の各センサで検出された信号電荷を前記
    複数の読み出しラインを介して並列に読み出す読み出し
    手段と、前記複数の読み出しラインの内の設定された複
    数ラインから読み出される複数の信号電荷を1組として
    並列に入力し且つその並列入力信号を時系列的な直列信
    号に変換する少なくとも1つの変換手段と、この変換手
    段の各々の出力経路に介挿され且つ当該変換手段から出
    力された直列信号を積分して画素信号を形成する積分手
    段とを備えたことを特徴とする放射線平面検出器。
  2. 【請求項2】 前記各変換手段のそれぞれは、前記複数
    ラインに対応する複数入力且つ単一出力タイプのマルチ
    プレクサを備えた請求項1記載の放射線平面検出器。
  3. 【請求項3】 前記読み出し手段は、前記各センサ毎に
    スイッチング素子を備え、当該各スイッチング素子を駆
    動させることにより当該各センサから信号電荷を読み出
    すようにした請求項1記載の放射線平面検出器。
  4. 【請求項4】 前記センサそれぞれは、前記放射線を受
    けて光信号に変換する蛍光面と、前記光信号を信号電荷
    として検出するフォトダイオードと、前記信号電荷を蓄
    積するキャパシタとを備えるとともに、前記スイッチン
    グ素子及び前記センサを薄膜技術により形成した請求項
    3記載の放射線平面検出器。
  5. 【請求項5】 前記複数ラインは前記複数の読み出しラ
    イン全てに対応し、前記マルチプレクサは1つである請
    求項3記載の放射線平面検出器。
  6. 【請求項6】 前記各マルチプレクサは、所定の出力タ
    イミングに応じてそれぞれ同時に第1番目の入力ライン
    の信号電荷を出力し、以下当該出力タイミングに応じて
    順番に第2番目以降の入力ラインを出力するようにした
    請求項3記載の放射線平面検出器。
  7. 【請求項7】 前記各マルチプレクサに対し、当該各マ
    ルチプレクサに入力される複数の信号電荷を隣接する複
    数個ずつ切り換えて出力させる制御信号を送る切り換え
    制御手段を備えた請求項3記載の放射線平面検出器。
  8. 【請求項8】 前記読み出し手段は、前記各スイッチン
    グ素子を駆動させることにより前記各センサで検出され
    た信号電荷を複数行づつ読み出すとともに、前記切り換
    え制御手段は、前記各マルチプレクサに対し、当該各マ
    ルチプレクサに入力される複数の信号電荷を、前記行数
    に対応する隣接する複数個ずつ切り換えて出力させる制
    御信号を送るようにした請求項7記載の放射線平面検出
    器。
  9. 【請求項9】 前記マルチプレクサ各々の出力経路に介
    挿された積分手段それぞれを、前記各マルチプレクサか
    ら所定個数の信号電荷が出力されるタイミングに応じて
    リセットするリセット信号を当該各積分手段に送るリセ
    ット制御手段を備えた請求項3記載の放射線平面検出
    器。
  10. 【請求項10】 入射した放射線の強度に対応した信号
    電荷を蓄積するセンサをマトリクス状に配列させた放射
    線検出部と、前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎
    に設けられた前記信号電荷読み出し用の複数の読み出し
    ラインと、前記放射線検出部の各センサ毎に設けられた
    スイッチング素子と、前記各スイッチング素子に駆動パ
    ルスを供給して当該スイッチング素子を駆動させること
    により、前記各センサで検出された信号電荷を前記読み
    出しラインを介して読み出す読み出し制御手段と、この
    読み出し手段により読み出された信号電荷に基づいて得
    られた画素信号をディジタル画像信号に変換する信号変
    換手段とを備えた放射線平面検出器であって、 前記複数の読み出しライン毎に設けられ、当該読み出し
    ラインを介して読み出された信号電荷を積分し前記画素
    信号を形成する積分手段と、フレームレートを変更する
    フレームレート変更手段とを備えるとともに、 前記読み出し制御手段は、前記フレームレートの変更に
    応じて前記駆動パルスの波高値を制御する手段を備えた
    ことを特徴とする放射線平面検出器。
  11. 【請求項11】 入射した放射線の強度に対応した信号
    電荷を蓄積するセンサをマトリクス状に配列させた放射
    線検出部と、前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎
    に設けられた前記信号電荷読み出し用の複数の読み出し
    ラインと、前記放射線検出部の各センサ毎に設けられた
    スイッチング素子と、前記各スイッチング素子に駆動パ
    ルスを供給して当該スイッチング素子を駆動させること
    により、前記各センサで検出された信号電荷を前記複数
    の読み出しラインを介して並列に読み出す読み出し制御
    手段と、この読み出し手段により読み出された信号電荷
    に基づいて得られた画素信号を所定のフレームレートに
    応じてサンプリングしてディジタル画像信号に変換する
    信号変換手段とを備えた放射線平面検出器であって、
    前記複数の読み出しラインの内の設定された複数ライン
    から読み出される複数の信号電荷を1組として並列に入
    力し且つその並列入力信号を時系列的な直列信号に変換
    する少なくとも1つの変換手段と、この変換手段の各々
    の出力経路に介挿され且つ当該変換手段から出力された
    直列信号を積分して前記画素信号を形成する積分手段
    と、前記フレームレートを変更するフレームレート変更
    手段とを備えるとともに、 前記読み出し制御手段は、前記フレームレートの変更に
    応じて前記駆動パルスの波高値を制御する手段を備えた
    ことを特徴とする放射線平面検出器。
  12. 【請求項12】 前記スイッチング素子は薄膜トランジ
    スタである請求項10又は11記載の放射線平面検出
    器。
  13. 【請求項13】 前記波高値制御手段は、前記フレーム
    レート変更手段により当該フレームレートが現在のフレ
    ームレートに比べて速いレートに変更された場合に、前
    記駆動パルスの波高値を現在の波高値に比べて高く設定
    するようにした請求項10記載の放射線平面検出器。
  14. 【請求項14】 入射した放射線の強度に対応した信号
    電荷を蓄積するセンサをマトリクス状に配列させた放射
    線検出部を備えた放射線平面検出器において、 前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎に設けられた
    前記信号電荷読み出し用の複数の読み出しラインと、前
    記放射線検出部の各センサ毎に設けられたスイッチング
    素子と、前記各スイッチング素子に駆動パルスを供給し
    て当該スイッチング素子を駆動させることにより、前記
    各センサで検出された信号電荷を前記読み出しラインを
    介して読み出す読み出し制御手段と、前記読み出しライ
    ン毎に設けられ、当該読み出しラインを介して読み出さ
    れた信号電荷を積分して画素信号を形成する積分手段と
    を備えるとともに、 前記読み出し制御手段は、前記放射線検出部の複数のセ
    ンサの各行から前記積分手段までの距離に応じて前記駆
    動パルスの波高値を制御する手段を備え、この波高値の
    制御により前記積分手段に送られる各放射線検出部の信
    号電荷の時定数を略一定の値に設定したことを特徴とす
    る放射線平面検出器。
  15. 【請求項15】 入射した放射線の強度に対応した信号
    電荷を蓄積するセンサをマトリクス状に配列させた放射
    線検出部を備えた放射線平面検出器において、 前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎に設けられた
    前記信号電荷読み出し用の複数の読み出しラインと、前
    記放射線検出部の各センサ毎に設けられたスイッチング
    素子と、前記各スイッチング素子に駆動パルスを供給し
    て当該スイッチング素子を駆動させることにより、前記
    各センサで検出された信号電荷を前記複数の読み出しラ
    インを介して並列に読み出す読み出し制御手段と、前記
    複数の読み出しラインの内の設定された複数ラインから
    読み出される複数の信号電荷を1組として並列に入力し
    且つその並列入力信号を時系列的な直列信号に変換する
    少なくとも1つの変換手段と、この変換手段の各々の出
    力経路に介挿され且つ当該変換手段から出力された直列
    信号を積分して画素信号を形成する積分手段とを備える
    とともに、 前記読み出し制御手段は、前記放射線検出部の複数のセ
    ンサの各行から前記積分手段までの距離に応じて前記駆
    動パルスの波高値を制御する手段を備え、この波高値の
    制御により前記積分手段に送られる各放射線検出部の信
    号電荷の時定数を略一定の値に設定したことを特徴とす
    る放射線平面検出器。
  16. 【請求項16】 前記スイッチング素子は薄膜トランジ
    スタである請求項14又は15記載の放射線平面検出
    器。
  17. 【請求項17】 入射した被検体を透過したX線等の放
    射線の強度に対応した信号電荷を蓄積するセンサをマト
    リクス状に配列させた放射線検出部を備え、前記信号電
    荷に基づいて得られた画素信号に基づいて前記被検体内
    を撮像するようにした放射線撮像装置において、 前記放射線検出部の複数のセンサの各列毎に設けられた
    前記信号電荷読み出し用の複数の読み出しラインと、前
    記放射線検出部の各センサで検出された信号電荷を前記
    複数の読み出しラインを介して並列に読み出す読み出し
    手段と、前記複数の読み出しラインの内の設定された複
    数ラインから読み出される複数の信号電荷を1組として
    並列に入力し且つその並列入力信号を時系列的な直列信
    号に変換する少なくとも1つの変換手段と、この変換手
    段の各々の出力経路に介挿され且つ当該変換手段から出
    力された直列信号を積分して前記画素信号を形成する積
    分手段とを備えたことを特徴とする放射線撮像装置。
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