JPH09219166A - 蛍光表示管 - Google Patents

蛍光表示管

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JPH09219166A
JPH09219166A JP2121896A JP2121896A JPH09219166A JP H09219166 A JPH09219166 A JP H09219166A JP 2121896 A JP2121896 A JP 2121896A JP 2121896 A JP2121896 A JP 2121896A JP H09219166 A JPH09219166 A JP H09219166A
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JP
Japan
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anode
anodes
row
predetermined
grid electrode
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Application number
JP2121896A
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English (en)
Inventor
Shuji Baba
修二 馬場
Jun Mori
順 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYUSHU NORITAKE KK
Noritake Co Ltd
Original Assignee
KYUSHU NORITAKE KK
Noritake Co Ltd
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Publication date
Application filed by KYUSHU NORITAKE KK, Noritake Co Ltd filed Critical KYUSHU NORITAKE KK
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルピッチを十分に小さくし得るグリッド電
極形状を備えた蛍光表示管を提供する。 【解決手段】 蛍光表示管50は、複数のグリッド電極
66が、所定の陽極列73aBおよび73bA,73c
Bおよび73dA,・・・と、それらに隣接する陽極列
73aA,73cA,・・・との間を通って設けられ
て、その所定の陽極列73aBおよび73bA,73c
Bおよび73dA,・・・を構成する複数の陽極70の
各々の外周の少なくとも一部に位置させられたグリッド
電極66a,66c,・・・と、そのグリッド電極66
a,66c,・・・とは電気的に絶縁させられ、所定の
陽極列73aBおよび73bA,73cBおよび73d
A,・・・と隣接する陽極列73bB,73dB,・・
・との間とを通って設けられてその所定の陽極列73a
Bおよび73bA,73cBおよび73dA,・・・を
構成する複数の陽極70の各々の外周の残部に位置させ
られた第2のグリッド電極に相当するグリッド電極66
b,66d,・・・とを、含んで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光表示管(VFD:
Vaccum Fluorescent Display)の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】基板の表示面に設けられた複数個の陽極
上に蛍光体層が固着され、その表示面の上方に位置する
陰極から発生する電子をその蛍光体層に衝突させること
によりその蛍光体層を選択的に発光させる形式の蛍光表
示管が知られている。このような蛍光表示管は、陰極か
ら発生した電子が衝突させられる蛍光体層の表面が表示
側に位置するために動作電圧が低く鮮明に表示されると
共に、発光色の異なる蛍光体層を用意することによりカ
ラー表示が可能となる等の特徴があるため、音響機器や
自動車の表示パネルの表示部品として多用されている。
【0003】上記のような蛍光表示管の一種に、基板の
表示面に設けられた複数箇所の陽極上の蛍光体層の発光
を制御するためのメッシュ状のグリッドに代えて、蛍光
体層を囲むように基板の陽極の周囲からリブ状壁を突設
してその頂部にグリッド電極を設け、蛍光体層よりも高
く位置させられたグリッド電極が蛍光体層の発光を制御
する形式のものが提案されている。例えば、特開昭62
−290050号公報等に記載された蛍光表示管がそれ
である。
【0004】上記の蛍光表示管においては、陰極から放
出された熱電子が、リブ状壁上のグリッド電極に数十ボ
ルト程度の比較的低電圧の正の加速電圧が印加されるこ
とによって、陽極上に位置する蛍光体層に向かって加速
され且つ衝突させられることから、グリッド電極により
囲まれた蛍光体層が発光させられるので、好適にダイナ
ミック駆動が行われる。このような形式の蛍光表示管に
よれば、メッシュ状のグリッドを用いないので、蛍光体
層の発光パターンが大型となるに伴って大きくされた場
合のグリッドの熱変形に起因する輝度むらや短絡等の表
示不良が解消されると共に、メッシュ状のグリッドの開
口率に関連して蛍光表示管の明るさが低くなることが解
消される利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蛍光表示管
の表示パターンとしては、「日」や「△」等の種々の所
定形状に陽極および蛍光体層が設けられた所謂キャラク
タパターン(或いはセグメントパターン)が従来から多
く用いられてきたが、近年ではグラフィック表示に用い
るための、例えば0.3 〜1.2mm 四方程度の寸法・形状の
ドット状の画素が縦横に並べられた所謂ドットマトリク
スパターン(或いはグラフィックパターン)も用いられ
ている。このドットマトリクスパターンにおいては、微
小な画素を構成するドット状の陽極が小さなピッチで密
に並ぶことから、メッシュ状のグリッドの熱変形による
輝度むら・短絡等の表示不良やその開口率に関連する輝
度の低下等を避けるために、前記公報に記載されている
ようなグリッド電極をリブ状壁上に設ける構造をとるこ
とが一層好ましい。そのため、このようにグリッド電極
をリブ状壁上に設けてドットマトリクスパターンを効率
よく且つ美しく表示するためのグリッド構造や駆動方法
が種々考えられている。
【0006】例えば、前記公報に記載されている蛍光表
示管では、図1に示されるように、ドット状の画素を構
成するための蛍光体層がそれぞれ表面に固着された複数
の陽極10が基板の表示面に千鳥状に設けられており、
その複数の陽極10の各列の間を1つ置きに通るように
一方向に沿ってグリッド電極12a,12b,・・・,
12n(以下、特に区別しない場合は単にグリッド電極
12という)が複数設けられている。この蛍光表示管に
おいては、各陽極10によって最小発光単位である1セ
ルが形成されている。また、各グリッド電極12には両
側に位置する各列の陽極10の間に伸びる複数の枝状電
極部14がその一方向と直交する他方向に沿って所定間
隔で備えられている。そのため、各々の陽極10は、1
つのグリッド電極12によって3方を囲まれることとな
っている。上記複数の陽極10は、上記他方向に沿った
各行毎に異なる陽極配線16a,16b,・・・・,1
6nに接続されており、一方、上記グリッド電極12
は、それぞれ異なるグリッド配線18a,18b,・・
・・,18nに接続されている。なお、図示はしない
が、グリッド電極12はリブ状壁上に設けられて陽極1
0上の蛍光体層よりも上方に位置させられている。
【0007】上記のように構成された蛍光表示管は、例
えば、グリッド電極12に順次走査して所定の加速電圧
を印加すると共に、その走査のタイミングに同期して点
灯すべきセルを構成する陽極10が位置する所定の陽極
配線16に所定の正電圧を印加する所謂単純マトリクス
方式により駆動させられる。このとき、所定の加速電圧
が印加されるグリッド電極12以外の他のグリッド電極
12には、もれ発光等を防止する目的で所定の消去電圧
(カットオフバイアス)が印加される。
【0008】ところが、上記の蛍光表示管では、複数の
陽極10はそれぞれ各グリッド電極12によって3方の
みが囲まれていることから、点灯すべきセルの陽極10
の1辺側には、上記の消去電圧が印加されたグリッド電
極12が位置する。そのため、点灯すべきセルの上記1
辺側が、隣接するグリッド電極12が形成する負電界の
影響によって陰ると共に、反対に消去電圧が印加されて
いるグリッド電極12に3方を囲まれた陽極10のう
ち、加速電圧が印加されたグリッド電極12に隣接する
陽極10が、その加速電圧が印加されたグリッド電極1
2が1辺側に位置することからその陽極により構成され
るセルの1辺側が発光させられて、もれ発光が生じ得る
という問題がある。
【0009】また、本願出願人等が先に出願して公開さ
れた特開平6−251732号公報には、例えば、図2
(a),(b) に示されるように、互いに平行な複数のリブ状
壁20上に設けられた長手状のグリッド電極22と互い
に平行な長手状の複数の陽極24とを立体的に交差する
ように格子状に設け、各グリッド電極22の間に位置す
る陽極24上に所定の蛍光体層26をそれぞれ形成した
蛍光表示管が記載されている。この蛍光表示管では、長
手状の陽極24がグリッド電極22で短く区分されるこ
とによって複数のセル28が形成されており、所謂デュ
アルワイヤグリッド方式によって駆動される。すなわ
ち、隣接する一対のグリッド電極22,22に同時に所
定の加速電圧を印加して順次走査すると共に、その走査
のタイミングに同期して、すなわち、点灯すべきセル2
8の両側に位置するグリッド電極22,22に加速電圧
が印加されたタイミングに合わせて、そのセル28に対
応する陽極24に所定の正電圧が印加される。しかしな
がら、この蛍光表示管においても、点灯すべきセル28
と同一の陽極24上に設けられている隣接するセル28
の一部が、加速電圧を印加されている一方のグリッド電
極22が形成する正電界の影響で発光させられるという
問題がある。
【0010】また、上記特開平6−251732号公報
には、例えば、図3(a),(b) に示されるように、ドット
状の画素を構成するための蛍光体層30がそれぞれ表面
に固着された複数の陽極32が縦横に矩形に配列される
と共に、複数の陽極32の各々の全周がそれぞれグリッ
ド電極36で囲まれ、且つ、所定の一方向に沿ったその
複数の陽極32から成る陽極列の2列毎に共通のグリッ
ド電極36に囲まれるように、そのグリッド電極36が
頂部に固着されたリブ状壁38が設けられた蛍光表示管
も示されている。この蛍光表示管においても、矩形に配
置された各陽極32によって最小発光単位であるセル3
4が構成されており、所謂アノード4重マトリクス方式
等で駆動される。すなわち、図3(a) に示されるよう
に、各陽極32に正電圧を印加するための陽極配線40
が上記一方向とは直交する他方向(行方向)に沿って各
陽極32の行毎に4つづつ設けられて、その他方向の各
行に並ぶ複数の陽極32は4つ置きに同一の陽極配線4
0に接続されている。この蛍光表示管を駆動するに際し
ては、隣接する一対のグリッド電極36,36に同時に
所定の加速電圧を順次印加して走査すると共に、その走
査のタイミングに同期してその一対のグリッド電極3
6,36に囲まれた4列の陽極列の内側に位置する2列
のうちの点灯させるセル34に対応する陽極配線40に
所定の正電圧を印加する。
【0011】上記のグリッド構造および駆動方法におい
ては、点灯させるセル34を囲むグリッド電極36には
全て加速電圧が印加されているので、その点灯させるセ
ル34には、消去電圧が印加されているグリッド電極3
6による負電界の影響が殆どなく、セル34の一部に陰
りが生じることがないと共に、その点灯させるセル34
に隣接する点灯させないセル34の陽極32には正電圧
が印加されないことから、その非点灯セル34の外周を
取り囲むグリッド電極36に加速電圧が印加されていて
も、もれ発光は生じない。
【0012】しかしながら、上記の蛍光表示管では、図
から明らかなように陽極32が2列毎にグリッド電極3
6に全体を囲まれて構成されていることから、異なるグ
リッド電極36に囲まれている隣接する一対の陽極列相
互の間には、2つのリブ状壁38およびグリッド電極3
6が存在することとなると共に、隣接するグリッド電極
36,36相互の短絡を防止するためにそれらの間隔を
十分にとる必要がある。そのため、隣接するセル34相
互の間隔のうち、異なるグリッド電極36,36に囲ま
れているセル34相互の間隔fが1つのグリッド電極3
6に囲まれているセル34相互の間隔gの3倍程度に大
きくなるという問題がある。すなわち、このグリッド構
造では、グラフィック表示に望ましい均一なセル間隔を
設けるためには、上記間隔gすなわちグリッド電極36
の中央のリブ状壁38の幅を、上記間隔fに合わせて大
きくする必要があり、セルピッチを十分に小さくするこ
とが困難であった。
【0013】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的とするところは、もれ発光や
陰りを好適に抑制するアノードマルチマトリクス方式で
駆動されるグラフィック表示用の蛍光表示管において、
セルピッチを十分に小さくし得るグリッド電極形状を備
えた蛍光表示管を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、ドット状の画素を構
成するための蛍光体層がそれぞれ表面に固着され且つ基
板の表示面に相互に所定距離隔てて配置された複数の陽
極と、それら複数の陽極をそれぞれ囲み且つ第1の方向
に相互に連続するように前記蛍光体層よりも高く突設さ
れたリブ状壁と、そのリブ状壁の頂部にその第1の方向
に沿って形成された複数のグリッド電極と、それら複数
のグリッド電極よりも上方に位置させられた陰極と、前
記第1の方向と交わる第2の方向に沿って位置する前記
複数行の陽極の行毎に所定数ずつ設けられてその行毎に
前記陽極にその所定数置きにそれぞれ接続された複数の
陽極配線とを備え、前記第1の方向に並ぶ前記複数の陽
極からそれぞれ成る複数列の陽極のうちの所定の陽極列
内の各陽極の全周と該所定の陽極列の両側に隣接する一
対の陽極列内の各陽極の少なくとも一部とを囲む、前記
複数のグリッド電極のうちの所定のグリッド電極に所定
の加速電圧を順次印加して走査することにより、前記陰
極から発生する電子を制御すると共に、前記所定の陽極
列内の所定の陽極が接続された前記陽極配線にその走査
のタイミングに同期して所定の正電圧を印加することに
より、その所定の陽極上の蛍光体層を順次発光させる形
式の蛍光表示管であって、前記複数のグリッド電極が、
(a) 前記所定の陽極列の両側に隣接する一対の陽極列の
一方とその所定の陽極列との間を通って設けられてその
所定の陽極列を構成する前記複数の陽極の各々の外周の
少なくとも一部を囲むように位置させられた第1のグリ
ッド電極と、(b) その第1グリッド電極とは電気的に絶
縁させられ、前記所定の陽極列の両側に隣接する一対の
陽極列の他方とその所定の陽極列との間を通って設けら
れてその所定の陽極列を構成する前記複数の陽極の各々
の外周のうち前記第1のグリッド電極により囲まれてい
ない残部を囲むように位置させられた第2のグリッド電
極とを、含むことにある。
【0015】
【発明の効果】このようにすれば、蛍光表示管は、複数
のグリッド電極が、所定の陽極列の両側に隣接する一対
の陽極列の一方とその所定の陽極列との間を通って設け
られてその所定の陽極列を構成する複数の陽極の各々の
外周の少なくとも一部を囲むように位置させられた第1
のグリッド電極と、その第1のグリッド電極とは電気的
に絶縁させられ、前記所定の陽極列の両側に隣接する一
対の画素列の他方とその所定の陽極列との間とを通って
設けられてその所定の陽極列を構成する複数の陽極の各
々の外周のうち前記第1のグリッド電極により囲まれて
いない残部を囲むように位置させられた第2のグリッド
電極とを、含んで構成される。そのため、上記所定の陽
極列内の陽極の各々の外周、すなわち、その陽極とそれ
に隣接する陽極列内の陽極との間には、所定の加速電圧
が印加されたグリッド電極が1つだけ存在することとな
って、陽極相互の間隔すなわちセルピッチが十分に小さ
くされる。
【0016】なお、上記の蛍光表示管は、所謂アノード
マルチマトリクス方式によって駆動することが可能であ
ることから、もれ発光が好適に抑制されるが、点灯させ
る陽極を含む上記所定の陽極列内の複数の陽極の各々
は、第1のグリッド電極と第2のグリッド電極とによっ
てその全周を囲まれることとなると共に、その所定の陽
極列の両側に隣接する陽極列内の複数の陽極の各々の外
周の一部には加速電圧を印加されたグリッド電極が位置
することとなるため、所定の陽極列内の点灯させる所定
の陽極の一部が、近傍の消去電圧が印加されたグリッド
電極の形成する負電界の影響によって陰ることも好適に
抑制される。なお、本願において「所定の陽極列」と
は、上述の説明から明らかなように、ある瞬間に同時に
点灯し得る陽極から成る陽極列をいうものとする。
【0017】しかも、上記のようにすれば、複数の陽極
の各々の間には所定の幅のグリッド電極のみが存在すれ
ば十分であって、隣接するグリッド電極相互の電気的絶
縁を確保するための発光に寄与しない無用な間隔を設け
る必要がないため、各セルの開口率〔表示部全体の面積
に対するセル面積(すなわち発光部面積)の割合〕が大
きくなって、表示部全体の面輝度が向上する。
【0018】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記複数のグリ
ッド電極は、前記所定の陽極列に含まれる第1の陽極列
内の前記複数の陽極の各々の外周の一部を所定形状で開
放するように囲むと共に、その第1の陽極列に隣接する
第2の陽極列内の前記複数の陽極の各々の外周の一部を
その所定形状で閉塞するように囲む前記第1のグリッド
電極と、その第2の陽極列内の前記複数の陽極の各々の
外周の一部を前記所定形状で開放するように囲むと共
に、前記第1の陽極列内の前記複数の陽極の各々の外周
の一部をその所定形状で閉塞するように囲む前記第2の
グリッド電極とが、前記第1の方向に沿って交互に配置
されたものである。このようにすれば、複数の陽極の各
々の外周に位置してそれらを囲むグリッド電極が、それ
ぞれ同様な電極形状および電極面積を有することとなる
ため、グリッド電極により形成される正電界が点灯させ
る全ての陽極において同様となって、各陽極の輝度が同
様となることから一層高い表示品位が得られる。
【0019】また、好適には、前記複数の陽極はそれぞ
れ同様な多角形状を為して前記第1の方向に沿って千鳥
状に設けられ、前記第1のグリッド電極および第2のグ
リッド電極は、前記第1の陽極列内および前記第2の陽
極列内の多角形状を成す前記複数の陽極の各々の外周の
一辺をそれぞれ開放するように囲むものである。このよ
うにすれば、容易に第1および第2のグリッド電極が複
数の陽極をそれぞれ同様な電極形状および電極面積で囲
むように構成できる。なお、上記多角形は例えば六角形
とされることがグリッド電極構造の設計を容易とするた
めに好ましい。
【0020】また、好適には、前記所定の陽極列は相互
に隣接して2列に並ぶ前記複数の陽極から成る2列の陽
極列であり、前記第1のグリッド電極は、それら2列の
陽極列内の複数の陽極、およびそれら2列の陽極列の両
側に隣接する前記一対の陽極列のうちの一方の隣接陽極
列内の前記複数の陽極の各々の外周の少なくとも一部を
囲むように位置させられたものであり、前記第2のグリ
ッド電極は、前記2列の陽極列内の前記複数の陽極の各
々の外周のうち前記第1のグリッド電極により囲まれて
いない残部と、それら2列の陽極列の両側に隣接する前
記一対の陽極列のうちの他方の隣接陽極列内の前記複数
の陽極の各々の外周の少なくとも一部とを囲むように位
置させられたものである。このようにすれば、複数の陽
極の行毎に設けられる陽極配線の数を適宜設定すること
により、デューティ比を高めて輝度を向上させることが
可能な、所謂アノード4重マトリクス方式等によって、
蛍光表示管を駆動できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。
【0022】図4は、本発明の一実施例の蛍光表示管5
0の一部を切り欠いて示す斜視図である。図において、
蛍光表示管50は、多数のドット状のセル52が一面に
備えられたガラス、セラミックス、ホウロウ等の絶縁体
材料から成る基板54と、枠状に形成されたガラス製の
スペーサ56と、透明なカバーガラス板58と、複数本
の陽極端子60、複数本のグリッド端子62、および陰
極端子64とを備えており、それら基板54、スペーサ
56、およびカバ−ガラス板58が相互にガラス封着さ
れることにより、それらの部材により囲まれた真空空間
が形成されている。
【0023】上記の基板54の真空空間により覆われた
一面は、蛍光表示管50の表示面として機能するもので
ある。その表示面に設けられている上記多数のドット状
のセル52は個々の形状が同様な多角形状、すなわち例
えば基板54の長手方向と略直交する一方向に沿った各
辺が 300μm 程度、残りの各辺が 200μm 程度の上記一
方向に長い偏平な六角形状とされており、その表示面上
に全体が蜂の巣(Honeycomb )状となるように設けられ
た同形状の複数のグリッド電極66によって、個々のセ
ル52の全周がそれぞれ囲まれている。この複数のグリ
ッド電極66は、上記一方向に沿って配列された相互に
隣接するセル52の2列の単位毎に、それぞれのセル5
2を囲むものが相互に連続させられて1つのグリッド端
子62に接続されている。すなわち、セル52は、上記
一方向に沿った2列の単位毎に共通のグリッド電極66
によって囲まれている。本実施例においては、上記一方
向が第1の方向に相当する。
【0024】なお、個々のセル52の形状が偏平な六角
形状とされているのは、上記一方向およびその一方向と
直交する他方向の縦横のドットピッチ(すなわちセル5
2の中心間隔)を、例えば600 μm 程度の同様な大きさ
とするためである。
【0025】また、上記多数のセル52は、個々の形状
が六角形状を為し且つ密接して設けられていることか
ら、図に明らかなように、上記一方向に沿った方向にお
いてその配列形状が千鳥状を為すこととなって、厳密に
はその一方向に沿って配列されていないが、その配列方
向は曲折しながら全体としては上記一方向に沿った方向
となっているので、以下の説明においては便宜上、共通
のグリッド電極66に囲まれている2列のセル52の各
列を「上記一方向に沿ったセル52の列」と表現する。
【0026】図5は、上記の基板54の表示面の一部を
拡大して示す斜視図である。図に示されるように、基板
54の表示面上には全体の形状が蜂の巣状を為すリブ状
壁68が突設されており、上記グリッド電極66は、こ
のリブ状壁68の頂部に、例えば20μm 程度の厚さに設
けられている。このリブ状壁68は、例えば、アルミナ
粒子等の無機フィラーを含む低融点ガラス等の絶縁体材
料から構成されたものであり、例えば60〜 150μm 程度
の幅寸法であってセル52よりも、すなわち下記の蛍光
体層72よりも高い例えば 150〜 300μm 程度の高さに
形成されている。
【0027】また、各セル52は、上記の図5に一部の
断面構造が示されるように、基板の表示面上に設けられ
た同形状の陽極70上に、同形状の蛍光体層72が積層
形成された構造となっている。この陽極70は、例えば
30μm 程度の厚さのグラファイト層から構成されたもの
であり、基板54上において各セル52毎に独立して、
すなわち相互に絶縁された状態で備えられている。ま
た、上記蛍光体層72は、例えば30μm 程度の厚さであ
って、所望の発光色に対応する1乃至数種の蛍光体から
成るものである。例えば、RGBの3色でカラー表示を
する場合には、例えば前記他方向に沿った各行のセル5
2毎に順にRGBの3色に対応する蛍光体層72が設け
られ、デルタ形状を成して相互に隣接する発光色の異な
る3つのセル52によって1画素が構成される。すなわ
ち、本実施例では、各セル52が六角形状とされている
ことから、RGBの3色によって1画素を構成する3つ
のセル52が、不規則な形状を表示するグラフィック表
示に適した所謂デルタ配列に設けられており、複数の陽
極70は、ドット状の画素を構成するための蛍光体層7
2がそれぞれ表面に固着され且つ基板54の表示面に相
互に所定距離隔てて設けられている。
【0028】図6は、前記グリッド電極66の平面形状
および各陽極70の接続状態を示す図である。図におい
て、左右方向が前記基板54の長手方向に対応する。図
から明らかなように、この基板54の長手方向と直交す
る陽極70の列方向に沿って配列された複数のグリッド
電極66は、何れも同様な形状に形成されている。これ
ら複数のグリッド電極66は、各々上記列方向に沿って
並ぶ複数の陽極70から成る陽極列73aA〜73dB
(以下、特に区別しない場合は単に陽極列73という)
の相互に隣接する2列(例えば、73aAと73aB,
73bAと73bB,・・・・)毎にその間を通って、
その2列の陽極列73内の各陽極70の六角形状の外周
の6辺のうち5辺に位置し、且つ、それら2列の陽極列
73の両側に隣接する一対の陽極列73内の各陽極70
の外周の6辺のうち1辺に位置するようにそれぞれ設け
られている。
【0029】なお、後述の駆動方法の説明において明ら
かになるように、本実施例の蛍光表示管50において
は、例えば、図に斜線で示される2列の陽極列73aB
および73bA、すなわち、あるグリッド電極66aに
各陽極70の5辺を囲まれている一対の陽極列73aA
および73aBのうちの一方(73aB)と、そのグリ
ッド電極66aに隣接してその一対の陽極列73aAお
よび73aBの内の一方(73aB)の各陽極70の残
る1辺を囲む他のグリッド電極66bに各陽極70の5
辺の囲まれている一対の陽極列73bAおよび73bB
のうちのその一方の陽極列73aBに隣接する陽極列7
3bAとが、「所定の陽極列」すなわち「ある瞬間にお
いて同時に点灯し得る陽極から成る陽極列」に相当す
る。グリッド電極66は、全て同形状に形成されている
ことから、上記のことを一般化すれば、相互に隣接する
一対のグリッド電極66,66の内側に位置する一対の
陽極列73,73が「所定の陽極列」に相当する。
【0030】したがって、複数のグリッド電極66は、
所定の陽極列73aBおよび73bA,73cBおよび
73dA,・・・の両側に隣接する一対の陽極列73a
Aおよび73bB,73cAおよび73dB,・・・の
一方(73aA,73cA,・・・)とその所定の陽極
列73aBおよび73bA,73cBおよび73dA,
・・・との間を通って設けられてその所定の陽極列73
aBおよび73bA,73cBおよび73dA,・・・
を構成する複数の陽極70の各々の外周の少なくとも一
部を囲むように位置させられた第1のグリッド電極に相
当するグリッド電極66a,66c,・・・と、そのグ
リッド電極66a,66c,・・・とは電気的に絶縁さ
せられ、上記所定の陽極列73aBおよび73bA,7
3cBおよび73dA,・・・の両側に隣接する一対の
陽極列73aAおよび73bB,73cAおよび73d
B,・・・のうちの他方(73bB,73dB,・・
・)とその所定の陽極列73aBおよび73bA,73
cBおよび73dA,・・・との間を通って設けられて
その所定の陽極列73aBおよび73bA,73cBお
よび73dA,・・・を構成する複数の陽極70の各々
の外周のうち上記第1のグリッド電極に相当するグリッ
ド電極66a,66c,・・・により囲まれていない残
部に位置させられた第2のグリッド電極に相当するグリ
ッド電極66b,66d,・・・とを含んで構成されて
いる。
【0031】更に詳しくいえば、複数のグリッド電極6
6は、前記所定の陽極列73aBおよび73bA,73
cBおよび73dA,・・・に含まれる第1の陽極列に
相当する陽極列73aB,73cB,・・・内の複数の
陽極70の各々の外周の一部を所定形状(本実施例にお
いては多角形状である六角形の一辺)で開放するように
囲むと共に、その第1の陽極列に相当する陽極列73a
B,73cB,・・・に隣接する第2の陽極列に相当す
る陽極列73bA,73dA,・・・内の複数の陽極7
0の各々の外周の一部をその所定形状で閉塞する第1の
グリッド電極に相当するグリッド電極66a,66c,
・・・と、上記第2の陽極列に相当する陽極列73b
A,73dA,・・・内の複数の陽極70の各々の外周
の一部を上記所定形状で開放するように囲むと共に、上
記第1の陽極列に相当する陽極列73aB,73cB,
・・・内の複数の陽極70の各々の外周の一部を上記所
定形状で閉塞するように囲む第2のグリッド電極に相当
するグリッド電極66b,66d,・・・とが、前記一
方向すなわち第1の方向に沿って交互に配置されて構成
されている。
【0032】また、「所定の陽極列」は、上述の説明か
ら明らかなように相互に隣接して2列に並ぶ複数の陽極
70から成る2列の陽極列73aBおよび73bA,7
3cBおよび73dA,・・・であることから、上記の
グリッド電極66の構造を更に換言すれば、前記第1の
グリッド電極に相当するグリッド電極66a,66c,
・・・は、上記2列の陽極列73aBおよび73bA,
73cBおよび73dA,・・・内の複数の陽極70、
およびその2列の陽極列73aBおよび73bA,73
cBおよび73dA,・・・の両側に隣接する前記一対
の陽極列73aAおよび73bB,73cAおよび73
dB,・・・のうちの一方の隣接陽極列に相当する陽極
列73aA,73cA,・・・内の複数の陽極70の各
々の外周の少なくとも一部(本実施例においては、六角
形のうちの5辺或いは1辺)を囲むように位置させられ
たものであり、前記第2のグリッド電極に相当するグリ
ッド電極66b,66d,・・・は、上記2列の陽極列
73aBおよび73bA,73cBおよび73dA,・
・・内の複数の陽極70の各々の外周のうち、上記第1
のグリッド電極に相当するグリッド電極66a,66
c,・・・により囲まれていない残部と、その2列の陽
極列73bA,73cBおよび73dA,・・・の両側
に隣接する一対の陽極列73aAおよび73bB,73
cAおよび73dB,・・・のうちの他方の隣接陽極列
73bB,73dB,・・・内の複数の陽極70の各々
の外周の少なくとも一部とを囲むように位置させられた
ものである。
【0033】したがって、本実施例においては、各陽極
70すなわち各セル52は、1つのグリッド電極66に
よっては何れも不完全に囲まれており、そのグリッド電
極66と、その両側に隣接する2つのグリッド電極6
6,66の何れかとによってその全周を囲まれている。
【0034】なお、上記の説明においては、グリッド電
極66a,66c,・・・が第1のグリッド電極に、グ
リッド電極66b,66d,・・・が第2のグリッド電
極にそれぞれ対応させて説明したが、前述のように、複
数のグリッド電極66は、何れも同形状に形成されてい
ることから、例えばグリッド電極66bとグリッド電極
66cとの関係においては、前者が第1のグリッド電極
に後者が第2のグリッド電極にそれぞれ相当し、その間
に位置する陽極列73bBおよび73cAの各セル52
も、上記の各陽極列73aBおよび73bA等と同様に
隣接する2つのグリッド電極66によってその外周全体
を囲まれる。したがって、本実施例においては、列方向
に沿って配置されたグリッド電極66a,66c,66
f,・・・が第1のグリッド電極および第2のグリッド
電極の何れか一方に、グリッド電極66b,66d,6
6e,・・・が第1のグリッド電極および第2のグリッ
ド電極の他方に相当し、両者の区別は特に必要ではな
い。
【0035】また、図6等から明らかなように、隣接す
るグリッド電極66に向かう各グリッド電極66の先端
部の各辺は、他の辺よりも僅かに短くされて、それら隣
接するグリッド電極66,66相互の間には、例えば 1
00μm 程度の間隔dが設けられており、これにより隣接
するグリッド電極66相互の短絡が防止されて、第1の
グリッド電極と第2のグリッド電極との電気的絶縁が確
保されている。
【0036】また、各陽極70は、基板54の長手方向
(すなわち第2の方向)に沿った行毎に設けられた4つ
の陽極配線78に、接続配線がその列方向の各陽極70
毎に順次異なって4つ置きに同一の陽極配線78となる
ようにそれぞれ接続されている。すなわち、各行の陽極
配線78は、A〜Dの4つの配線から構成されて、各行
を構成する陽極70のうち、図の最上行すなわち第1行
についてのみ図示するように、その第1行には1A〜1
Dが、第2行には2A〜2Dが、第n行にはnA〜nD
がそれぞれ備えられており、各行の陽極70の陽極70
は、図に第1行について示すように、列方向に順に1
A,1B,1C,1Dの陽極配線78に接続されてい
る。すなわち、本実施例においては、陽極配線78が行
毎に独立に設けられると共に、各行について陽極70が
4つの配線に振り分けられており、陽極配線78の数は
行数nの4倍(4n)だけ備えられている。
【0037】なお、図6においては、上記の陽極配線7
8が陽極70の側方(図の上方)に位置するように描か
れているが、実際には、陽極配線78は各陽極70の下
側に備えられている。すなわち、陽極配線78は、図4
に示される蛍光表示管50の基板54上に、基板54の
長手方向に平行な陽極70の行方向に沿って多数(4n
本)固着されたアルミニウム薄膜等から構成されてお
り、その陽極配線78全体を覆って設けられた着色顔料
を含む低融点ガラス等から成る図示しない絶縁層の上側
に、各陽極70が設けられている。そして、絶縁層のこ
の陽極70の直下となる位置に図示しないスルーホール
が設けられて、陽極70を構成するグラファイト層の一
部がそのスルーホールに入り込むことにより、陽極70
が所望の陽極配線78と電気的に接続させられている。
【0038】また、同図においては、陽極70すなわち
セル52が正六角形状に描かれていると共に、理解を容
易とするためにグリッド電極66が陽極70から離隔し
て位置するように描かれているが、実際には、前述のよ
うに陽極70は図の縦方向に長い偏平形状であると共
に、図5に示されるようにグリッド電極66は陽極70
に密接する位置に設けられている。
【0039】図4に戻って、基板54の両端部には、前
記陰極端子64を備えた一対のフィラメント支持フレー
ム74がそれぞれ固設されており、それらフィラメント
支持フレーム74の間には、直熱型カソードとして機能
する細線状の陰極(フィラメント)76が、基板54の
長手方向に平行であって基板54の表示面から離隔した
所定の高さ位置となるように張設されている。
【0040】このため、陰極76から放出された熱電子
は、その 0Vの陰極76に対して例えば60V程度の正電
圧(加速電圧)が印加されたグリッド電極66により加
速されるので、その加速電圧が印加されたグリッド電極
66により囲まれたセル52の陽極70にも正電圧が印
加されていると、熱電子がそのセル52の蛍光体層72
に衝突してその蛍光体層72が発光させられるが、陽極
70に正電圧が印加されていても、それを囲むグリッド
電極66に陰極76に対して数V程度の負の消去電圧
(カットオフバイアス)が印加されていると、熱電子が
陽極70に到達せず蛍光体層72は発光しない。したが
って、上記陰極76に電流が流されることにより熱電子
が放出された状態で、グリッド電極66に加速電圧が順
次印加されるタイミングに同期して、各セル52の陽極
70のうちの所望のものに正電圧が印加されると、所謂
ダイナミック駆動によって所望のパターンで発光表示が
行われる。
【0041】以上のように構成された蛍光表示管50
は、所謂アノード4重マトリクス方式で駆動されるもの
であり、前記図6、および、グリッド電極66および陽
極配線78へ電圧を印加するタイミングチャートを示す
図7を参照しつつ、その駆動方法を説明する。
【0042】時刻t0 においては、何れのグリッド電極
66もOFF 状態、すなわち消去電圧が印加されており、
全セル52が非点灯状態にある。時刻t1 において、グ
リッド電極66a,66bをON状態、すなわち加速電圧
を印加すると同時に、各行の陽極配線78の1B〜n
B,1C〜nCのうち、点灯すべきセル52が存在する
ものに所定の正電圧を印加することにより、その所定の
セル52(本実施例においては、図6に斜線で示される
陽極列73aB,73bA内のセル52)のみが点灯さ
せられる。なお、図7は、複数のセル52の全てを点灯
する場合のタイミングチャートであることから、1B〜
nB、1C〜nCの全てに加速電圧が印加されている
が、陽極列73aB,73bA内の一部のセル52のみ
を点灯させる場合には、そのセル52に対応する一部の
陽極配線78のみに所定の正電圧を印加すれば良い。
【0043】このとき、グリッド電極66a,66bに
よって囲まれる4列の陽極列73aA〜73bBのう
ち、内側に位置する2列の陽極列73aB,73bA内
の各セル52は、それら一対のグリッド66a,66b
によってその全周を取り囲まれており、更に、その両側
に位置する2列の陽極列73aA,73bB内の各陽極
70は、6辺のうち5辺にその加速電圧が印加されたグ
リッド電極66a,66bが位置する。そのため、その
内側に位置する2列の陽極列73aB,73bA内の各
陽極70から構成されるセル52は、加速電圧が印加さ
れたグリッド電極66によって二重に囲まれることとな
って、すなわち、両側に位置する2列の陽極列73a
A,73bB内の各陽極70を囲むグリッド電極66
が、内側に位置する2列の陽極列73aB,73bA内
の各陽極70の周囲の消去電圧が印加されたグリッド電
極66c等の形成する負電界を打ち消すための補助グリ
ッド電極として機能することとなって、その負電界の影
響による陰りが発生しない。
【0044】一方、上記4列の陽極列73aA〜73b
Bのうちの外側に位置する2列の陽極列73aA,73
bBと、更にその外側の両側に隣接する2列の陽極列
(一方の73cAのみ図示)内の各セル52には、加速
電圧が印加されたグリッド電極66a,66bが5辺ま
たは1辺に位置することとなるが、何れのセル52の陽
極70も正電圧が印加された陽極配線78には接続され
ていないことから、それら外側に位置する合計4列の陽
極列73内の各セル52は何れも発光させられない。そ
して、それらの更に外側に隣接する陽極列73cB等内
の陽極70は、正電圧が印加された陽極配線78の1B
〜nB,1C〜nCに接続されているが、その各陽極7
0を取り囲むグリッド電極66には全て消去電圧が印加
されていることから、それらの各陽極70により構成さ
れるセル52も発光させられない。すなわち、この時刻
t1 において発光させられ得るのは、図6に斜線で示さ
れる2列の陽極70により構成されるセル52のみとな
り、それらのセル52には、上述のように陰りが発生し
ない。したがって、もれ発光および陰りが好適に抑制さ
れて、高い表示品位が得られることとなる。
【0045】時刻t1 に続く時刻t2 においては、グリ
ッド電極66b,66cに加速電圧を印加すると同時
に、各行の陽極配線78の1A〜nA,1D〜nDのう
ち、点灯すべきセル52を構成する陽極70が存在する
ものに所定の正電圧を印加することにより、その所定の
セル52のみが同様に点灯させられる。このように、本
実施例においては、隣接する2つのグリッド電極66,
66に順次シフトしつつ走査して加速電圧を印加すると
同時に、その走査のタイミングに同期してその2つのグ
リッド電極66,66の内側に位置する2列の陽極列7
3内の各陽極70のうち所望の陽極70が接続されてい
る陽極配線78に所定の正電圧を印加することにより所
望のセル52のみが点灯させられるのである。
【0046】なお、本実施例の蛍光表示管50は、例え
ば、以下のようにして製造される。まず、基板54上に
例えば蒸着等によってアルミニウム薄膜を設け、これを
エッチング処理することにより、前記の陽極配線78を
形成する。次いで、この陽極配線78上に、例えば低融
点ガラスに着色顔料が混合された厚膜絶縁ペーストを用
いて、厚膜スクリーン印刷等によって所定のパターンで
絶縁層を形成する。このとき、この絶縁層には、前述の
ように陽極配線78と陽極70を構成するグラファイト
層とを電気的に接続するためのスルーホールが設けられ
る。
【0047】そして、上記の絶縁層上に、アルミナ粒子
等の無機フィラーを含む低融点ガラスペーストを繰り返
し所定のパターンで印刷、乾燥し、焼成することにより
前記リブ状壁68を形成する。このとき、本実施例にお
いては、千鳥状に配列された六角形状の陽極70を囲む
ように蜂の巣状にリブ状壁68が印刷形成されることか
ら、そのリブ状壁68の幅が全ての位置で同様となるた
め、低融点ガラスペーストを印刷・積層する際の条件が
全面で一様となって、高さの揃ったリブ状壁68が容易
に得られる。その後、例えば、そのリブ状壁68の間の
所定位置にグラファイトを主成分とする厚膜ペーストお
よび蛍光体ペーストを順次落とし込み印刷し、更に、リ
ブ状壁68の頂部に厚膜導体ペーストを印刷し、所定温
度で加熱処理することにより、陽極70,蛍光体層7
2,グリッド電極66を形成する。更に、陽極端子60
やフィラメント支持フレーム74、陰極76等を所定の
位置に設け、スペーサガラス56およびカバーガラス板
58をガラス封着して真空容器を形成することにより、
蛍光表示管50が得られる。なお、製造方法は良く知ら
れた従来の蛍光表示管と略同様であり、本実施例の理解
には必ずしも必要としないので、詳細については省略す
る。
【0048】ここで、本実施例においては、蛍光表示管
50は、複数のグリッド電極66が、所定の陽極列73
aBおよび73bA,73cBおよび73dA,・・・
の両側に隣接する一対の陽極列73aAおよび73b
B,73cAおよび73dB,・・・の一方(73a
A,73cA,・・・)と、その陽極列73aBおよび
73bA,73cBおよび73dA,・・・との間を通
って設けられて、その所定の陽極列73aBおよび73
bA,73cBおよび73dA,・・・を構成する複数
の陽極70の各々の外周の少なくとも一部を囲むように
位置させられた第1のグリッド電極に相当するグリッド
電極66a,66c,・・・と、そのグリッド電極66
a,66c,・・・とは電気的に絶縁させられ、所定の
陽極列73aBおよび73bA,73cBおよび73d
A,・・・の両側に隣接する一対の陽極列73aAおよ
び73bB,73cAおよび73dB,・・・の他方
(73bB,73dB,・・・)と、その所定の陽極列
73aBおよび73bA,73cBおよび73dA,・
・・との間とを通って設けられて、その所定の陽極列7
3aBおよび73bA,73cBおよび73dA,・・
・を構成する複数の陽極70の各々の外周のうち前記グ
リッド電極66a,66c,・・・により囲まれていな
い残部を囲むように位置させられた第2のグリッド電極
に相当するグリッド電極66b,66d,・・・とを、
含んで構成される。そのため、上記所定の陽極列73a
Bおよび73bA,73cBおよび73dA,・・・、
或いは陽極列内の陽極70の各々の外周、すなわち、そ
の陽極70とそれに隣接する陽極列73aAおよび73
bB,73cAおよび73dB,・・・内の陽極70と
の間には、所定の加速電圧が印加されたグリッド電極6
6が1つだけ存在することとなって、画素ピッチが十分
に小さくされる。
【0049】この場合において、上記所定の陽極列73
aBおよび73bA,73cBおよび73dA,・・・
内の点灯すべきセル52を構成する陽極70は全周を加
速電圧が印加されたグリッド電極66aおよび66b,
66cおよび66d,・・・により囲まれると共に、そ
の陽極列73aBおよび73bA,73cBおよび73
dA,・・・に隣接する陽極列73aAおよび73b
B,73cAおよび73dB,・・・内の陽極70を囲
むグリッド電極66にも加速電圧が印加されて補助グリ
ッド電極として機能することから、近傍の消去電圧が印
加されたグリッド電極66により形成される負電界が点
灯すべき陽極52に影響することが抑制されて、陰りが
好適に抑制される。また、加速電圧が印加されたグリッ
ド電極66に囲まれた或いはそれに隣接する陽極70の
うち非点灯セル52の陽極70には発光のための所定の
正電圧が印加されず、反対に非点灯セル52のうち陽極
70に所定の正電圧が印加されたセル52は消去電圧が
印加されたグリッド電極66に全周を囲まれることとな
るため、もれ発光も好適に抑制される。したがって、陽
極相互の間隔すなわちセルピッチを十分に小さくしつ
つ、もれ発光や陰りを好適に抑制し得る蛍光表示管が得
られる。
【0050】すなわち、アノード4重マトリクス方式に
よって蛍光表示管50を駆動する場合には、相互に隣接
する2つのグリッド電極66に同時に加速電圧が印加さ
れる。したがって、前記の図3に示される従来のグリッ
ド電極36の構造において実際の駆動を考えると、隣接
する2つのグリッド電極36,36の内側に位置する2
列の陽極32の間には、加速電圧を印加された2つのグ
リッド電極が存在することとなる。しかしながら、各セ
ル34を陰りなく点灯させるためには、そのセル34を
構成する陽極32が加速電圧を印加されたグリッド電極
36に囲まれ、且つ、消去電圧を印加されたグリッド電
極36がその陽極32に隣接していなければ十分であ
る。このことから、2列の陽極32の間に位置する2つ
のグリッド電極のうちの一方によって、両側のセル34
に陰りが生じ得ない十分な強さの正電界が形成できれ
ば、他方のグリッド電極はその2列の陽極32の境界に
関しては不要であることが明らかである。そして、上記
の条件は上記2列の陽極32を相互に短絡しない程度に
十分に接近させることで満足されることから、本実施例
の構造によって画素ピッチを十分に小さくしつつ、もれ
発光や陰りを好適に抑制できるのである。
【0051】しかも、上記のようにすれば、複数の陽極
70の各々の間には例えば60〜 150μm 程度の所定の幅
のグリッド電極66のみが存在すれば十分であって、隣
接するグリッド電極66相互の電気的絶縁を確保するた
めの発光に寄与しない無用な間隔を設ける必要がないた
め、セル52の開口率〔表示部全体の面積に対するセル
52の面積(すなわち発光部面積)の割合〕が大きくな
って、表示部全体の面輝度が向上する。
【0052】また、本実施例においては、複数のグリッ
ド電極66は、所定の陽極列73aBおよび73bA,
73cBおよび73dA,・・・に含まれる第1の陽極
列に相当する陽極列73aB,73cB,・・・内の複
数の陽極70の各々の外周の一部を、六角形の5辺を備
えた所定形状で開放するように囲むと共に、その陽極列
73aB,73cB,・・・に隣接する第2の陽極列に
相当する陽極列73bA,73dA,・・・内の複数の
陽極70の各々の外周の一部をその六角形の一辺に対応
する所定形状で閉塞するように囲む第1のグリッド電極
に対応するグリッド電極66a,66c,・・・と、そ
の第2の陽極列に相当する陽極列73bA,73dA,
・・・内の複数の陽極70の各々の外周の一部を六角形
の5辺を備えた所定形状で開放するように囲むと共に、
第1の陽極列に相当する陽極列73aB,73cB,・
・・内の複数の陽極70の各々の外周の一部をその六角
形の一辺に対応する所定形状で閉塞するように囲む第2
のグリッド電極に相当するグリッド電極66b,66
d,・・・とが、前記第1の方向に沿って交互に配置さ
れたものである。このようにすれば、複数の陽極70の
各々の外周に位置してそれらを囲むグリッド電極66が
それぞれ同様な電極形状および電極面積を有することと
なるため、グリッド電極66により形成される正電界が
点灯させる全てのセル52において同様となって、各セ
ル52の輝度が同様となることから一層高い表示品位が
得られる。
【0053】また、本実施例においては、前記複数の陽
極70はそれぞれ同様な六角形状を成して基板54の長
手方向に直交する一方向(第1の方向)に沿って千鳥状
に設けられ、前記第1のグリッド電極に対応するグリッ
ド電極66a,66c,・・・および第2のグリッド電
極に対応するグリッド電極66b,66d,・・・は、
前記第1の陽極列に相当する陽極列73aB,73c
B,・・・内および前記第2の陽極列に相当する陽極列
73bA,73dA,・・・内の六角形状を成す前記複
数の陽極70の各々の外周の一辺をそれぞれ開放するよ
うに囲むものである。このようにすれば、容易に複数の
グリッド電極66が複数の陽極70をそれぞれ同様な電
極形状および電極面積で囲むように構成できる。
【0054】また、本実施例においては、前記所定の陽
極列73aBおよび73bA,73cBおよび73d
A,・・・は相互に隣接して2列に並ぶ複数の陽極70
から成る2列の陽極列であり、前記第1のグリッド電極
に相当するグリッド電極66a,66c,・・・は、そ
れら2列の陽極列73aBおよび73bA,73cBお
よび73dA,・・・内の複数の陽極70、およびそれ
らのそれぞれ両側に隣接する一対の陽極列73aAおよ
び73bB,73aCおよび73bD,・・・のうちの
一方の隣接陽極列73aA,73aC,・・・内の複数
の陽極70の各々の外周の5辺或いは一辺を囲むように
位置させられたものであり、前記第2のグリッド電極に
相当するグリッド電極66b,66d,・・・は、前記
2列の陽極列73aBおよび73bA,73cBおよび
73dA,・・・内の複数の陽極70の各々の外周のう
ち第1のグリッド電極に相当するグリッド電極66a,
66c,・・・により囲まれていない残部である一辺或
いは5辺と、それらのそれぞれ両側に隣接する一対の陽
極列73aAおよび73bB,73aCおよび73b
D,・・・のうちの他方の隣接陽極列73bB,73b
D,・・・内の複数の陽極70の各々の外周の5辺に位
置させられたものである。このようにすれば、複数の陽
極70の行毎に設けられる陽極配線78の数を前述のよ
うに4本に設定することにより、デューティ比を高めて
輝度を向上させることが可能な、所謂アノード4重マト
リクス方式等によって、蛍光表示管50を駆動できる。
【0055】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と同様な部分は説
明を省略する。
【0056】図8は、複数の陽極により構成されるセル
80が縦横に(すなわちマトリクス状に)配列された蛍
光表示管のグリッド電極82の構成を示す図であり、前
述の実施例の図6に対応する図である。図において、グ
リッド電極82a〜82fは、それぞれ図の上下方向に
並ぶセル80の各列毎に、その各セル80の3辺にそれ
ぞれ位置するように形成されており、各セル80の残る
1辺には、隣接するグリッド電極82(グリッド電極8
2bに対してはグリッド電極82a)が位置させられて
いる。そのため、各セル80すなわち各陽極は、隣接す
る2つのグリッド電極82によって、その全周を取り囲
まれている。上記の各セル80のセルピッチすなわち各
セル80の各辺に位置するグリッド電極82の相互の間
隔は、行方向および列方向においてそれぞれ同様にされ
ている。上記のグリッド電極82は、それぞれ隣接する
2つずつ(例えば、82aと82b,82cと82d,
82eと82f)が共通のグリッド端子62(図4参
照)に接続されており、実質的に、前述の実施例と同様
に1つのグリッド電極82によって2列のセル80すな
わち2列の陽極列が囲まれている。
【0057】上記のグリッド電極82の構造において
も、各行毎に4つの陽極配線78を設けて、各行のセル
80を構成する陽極の4列置きに同一の陽極配線78に
接続することにより、前述の実施例と同様にアノード4
重マトリクス方式で駆動可能であって、もれ発光や陰り
の発生が好適に抑制されており、また、各セル80(陽
極)の間には1つのグリッド電極82のみが存在するこ
とから十分にセルピッチを小さくすることが可能であ
る。
【0058】図9は、更に別の実施例のグリッド構造を
示す図であり、図8に対応する図である。本実施例にお
いては、グリッド電極84は、1列の陽極により構成さ
れるセル86個々の全周を囲む完全グリッド部84a
と、1列のセル86個々の3辺のみを囲む不完全グリッ
ド部84bとを備えている。この不完全グリッド部84
bの隣接するグリッド電極84に向かう1辺は、完全グ
リッド部84aを構成する各辺よりも短くされて、隣接
するグリッド電極84との間に隙間が形成されており、
これにより、隣接するグリッド電極84相互の短絡を防
止しつつセルピッチが同様とされている。本実施例のグ
リッド構造においても、前述の実施例と同様にアノード
4重マトリクス方式で駆動可能であり、もれ発光や陰り
の発生が好適に抑制され、また、各セル86(陽極)の
間には1つのグリッド電極84のみが存在することから
十分にセルピッチを小さくすることが可能である。
【0059】なお、本実施例においては、完全グリッド
部84aに囲まれたセル86に形成される正電界と不完
全グリッド部84bに囲まれたセル86に形成される正
電界とは、グリッド電極84の面積および形状が同一で
ないことから、電界の強度が僅かに異なることとなっ
て、若干の輝度むらが生じ得るため、これが問題となる
場合には、図4乃至図8に示される実施例の構造を採用
することが好ましい。
【0060】図10は、更に他の実施例のグリッド電極
構造を示す図である。本実施例においては、2列の陽極
により構成されるセル88を完全に囲む完全グリッド電
極90と、2列のセル88(陽極)の3辺のみを囲む不
完全グリッド電極92とが列方向に交互に設けられてい
る。本実施例においては、完全グリッド電極90に向か
って両側に伸びる不完全グリッド電極92の各辺が、そ
の完全グリッド電極90の各辺よりも僅かに短くされて
おり、これにより、完全グリッド電極90と不完全グリ
ッド電極92との短絡を防止しつつセルピッチが均一に
保たれている。このような構造でも、アノード4重マト
リクス方式で駆動可能であり、もれ発光や陰りの発生が
好適に抑制され、また、各セル88(陽極)の間に1つ
のグリッド電極のみが存在することから、十分にセルピ
ッチを小さくすることが可能である。
【0061】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は、更に別の態様でも実施さ
れる。
【0062】例えば、前述の実施例においては、本発明
が所謂アノード4重マトリクス方式で駆動される蛍光表
示管50に適用された場合について説明したが、複数の
陽極70のうち一方向に並ぶ3列以上の複数の陽極列7
3を囲む複数のグリッド電極66等に同時に所定の加速
電圧を順次印加して走査すると共に、その加速電圧が印
加されたグリッド電極66等に囲まれた複数の陽極列7
3のうち内側に位置する陽極列73内の所定の陽極70
が接続された陽極配線78にその走査のタイミングに同
期して所定の正電圧を印加することにより、所定のセル
52等を順次点灯させる形式の蛍光表示管であれば、本
発明は適用され得る。すなわち、例えば、複数の陽極7
0の各行毎に3つの陽極配線78が設けられたアノード
3重マトリクス方式で駆動される蛍光表示管や、各行毎
に5つ以上の陽極配線78が設けられた蛍光表示管にも
本発明は適用され得るのである。
【0063】また、実施例においては、リブ状壁68の
幅が60〜 150μm 程度、高さが 150〜 300μm 程度とさ
れ、そのリブ状壁68により囲まれる陽極70の各辺の
長さ200或いは 300μm 程度とされていたが、これらの
寸法は、所望とするセルピッチや表示の精細度等に応じ
て適宜変更される。
【0064】また、図4乃至図7に示される実施例にお
いては、陽極70が六角形状に形成されると共に、グリ
ッド電極66は、2列の各陽極70の5辺をそれぞれ囲
むと共に、それに隣接する各陽極70の1辺を囲むよう
に設けられて、隣接する2つのグリッド電極66,66
によってそれらの内側に位置する2列の各陽極70の全
周が囲まれるように構成されていたが、例えば、図10
および図11に示される実施例のように、一部の陽極7
0の全周を完全に囲むグリッド電極が含まれるように構
成しても良い。
【0065】また、実施例においては、セル52,80
等の形状が六角形状或いは四角形状とされていたが、そ
の形状は適宜変更され、三角形等の他の多角形状や、円
形等に形成されていても差し支えない。但し、セルの開
口率を可及的に高めるためには、四角形状或いは六角形
状が最も好ましい。
【0066】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の蛍光表示管の要部構成を示す図である。
【図2】従来の他の蛍光表示管の要部構成を示す図であ
り、 (a)は平面図、(b) は斜視図である。
【図3】従来の他の蛍光表示管の要部構成を示す図であ
り、 (a)は平面図、(b) は斜視図である。
【図4】本発明の一実施例の蛍光表示管の構造を一部を
切り欠いて示す図である。
【図5】図4の蛍光表示管の表示面に備えられているグ
リッド電極やセル等の構造を示す斜視図である。
【図6】図4の蛍光表示管のグリッド電極の形状および
陽極の接続状態を説明する図である。
【図7】図4の蛍光表示管の駆動方法を説明するタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明の他の実施例の蛍光表示管のグリッド電
極の構造を示す平面図である。
【図9】本発明の更に他の実施例の蛍光表示管のグリッ
ド電極の構造を示す平面図である。
【図10】本発明の更に他の実施例の蛍光表示管のグリ
ッド電極の構造を示す平面図である。
【符号の説明】
50:蛍光表示管 66:グリッド電極 70:陽極 73:陽極列
フロントページの続き (72)発明者 毛利 順 福岡県朝倉郡夜須町大字三並字八ツ並2160 番地九州ノリタケ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドット状の画素を構成するための蛍光体
    層がそれぞれ表面に固着され且つ基板の表示面に相互に
    所定距離隔てて配置された複数の陽極と、該複数の陽極
    をそれぞれ囲み且つ第1の方向に相互に連続するように
    前記蛍光体層よりも高く突設されたリブ状壁と、該リブ
    状壁の頂部に該第1の方向に沿って形成された複数のグ
    リッド電極と、該複数のグリッド電極よりも上方に位置
    させられた陰極と、前記第1の方向と交わる第2の方向
    に沿って位置する前記複数行の陽極の行毎に所定数ずつ
    設けられて該行毎に前記陽極に該所定数置きにそれぞれ
    接続された複数の陽極配線とを備え、前記第1の方向に
    並ぶ前記複数の陽極からそれぞれ成る複数列の陽極のう
    ちの所定の陽極列内の各陽極の全周と該所定の陽極列の
    両側に隣接する一対の陽極列内の各陽極の少なくとも一
    部とを囲む、前記複数のグリッド電極のうちの所定のグ
    リッド電極に所定の加速電圧を順次印加して走査するこ
    とにより、前記陰極から発生する電子を制御すると共
    に、前記所定の陽極列内の所定の陽極が接続された前記
    陽極配線に該走査のタイミングに同期して所定の正電圧
    を印加することにより、該所定の陽極上の蛍光体層を順
    次発光させる形式の蛍光表示管であって、 前記複数のグリッド電極が、 前記所定の陽極列の両側に隣接する一対の陽極列の一方
    と該所定の陽極列との間を通って設けられて該所定の陽
    極列を構成する前記複数の陽極の各々の外周の少なくと
    も一部を囲むように位置させられた第1のグリッド電極
    と、 該第1グリッド電極とは電気的に絶縁させられ、前記所
    定の陽極列の両側に隣接する一対の陽極列の他方と該所
    定の陽極列との間を通って設けられて該所定の陽極列を
    構成する前記複数の陽極の各々の外周のうち前記第1の
    グリッド電極により囲まれていない残部を囲むように位
    置させられた第2のグリッド電極とを、含むことを特徴
    とする蛍光表示管。
  2. 【請求項2】 前記複数のグリッド電極は、 前記所定の陽極列に含まれる第1の陽極列内の前記複数
    の陽極の各々の外周の一部を所定形状で開放するように
    囲むと共に、該第1の陽極列に隣接する第2の陽極列内
    の前記複数の陽極の各々の外周の一部を該所定形状で閉
    塞するように囲む前記第1のグリッド電極と、 該第2の陽極列内の前記複数の陽極の各々の外周の一部
    を前記所定形状で開放するように囲むと共に、前記第1
    の陽極列内の前記複数の陽極の各々の外周の一部を該所
    定形状で閉塞するように囲む前記第2のグリッド電極と
    が、前記第1の方向に沿って交互に配置されたものであ
    る請求項1の蛍光表示管。
  3. 【請求項3】 前記複数の陽極はそれぞれ同様な多角形
    状を為して前記第1の方向に沿って千鳥状に設けられ、 前記第1のグリッド電極および第2のグリッド電極は、
    前記第1の陽極列内および前記第2の陽極列内の多角形
    状を成す前記複数の陽極の各々の外周の一辺をそれぞれ
    開放するように囲むものである請求項2の蛍光表示管。
  4. 【請求項4】 前記所定の陽極列は相互に隣接して2列
    に並ぶ前記複数の陽極から成る2列の陽極列であり、 前記第1のグリッド電極は、該2列の陽極列内の複数の
    陽極、および該2列の陽極列の両側に隣接する前記一対
    の陽極列のうちの一方の隣接陽極列内の前記複数の陽極
    の各々の外周の少なくとも一部を囲むように位置させら
    れたものであり、 前記第2のグリッド電極は、前記2列の陽極列内の前記
    複数の陽極の各々の外周のうち前記第1のグリッド電極
    により囲まれていない残部と、該2列の陽極列の両側に
    隣接する前記一対の陽極列のうちの他方の隣接陽極列内
    の前記複数の陽極の各々の外周の少なくとも一部とを囲
    むように位置させられたものである請求項1乃至3の何
    れかの蛍光表示管。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017040613A1 (en) * 2015-08-31 2017-03-09 AhuraTech LLC Coplanar electrode arrangement for electroluminescent devices

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