JPH09219697A - 無線通信装置 - Google Patents
無線通信装置Info
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- JPH09219697A JPH09219697A JP8024328A JP2432896A JPH09219697A JP H09219697 A JPH09219697 A JP H09219697A JP 8024328 A JP8024328 A JP 8024328A JP 2432896 A JP2432896 A JP 2432896A JP H09219697 A JPH09219697 A JP H09219697A
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線回線品質の変動を的確に把握し、データ
通信の成否の可能性をより確実に且つきめ細かく予測し
て表示し得る無線通信装置を提供する。 【解決手段】 電界強度測定部102、ディジタル信号
変復調処理部103、チャネル処理部104等で得られ
る情報に基づいて回線品質測定部106が所定の時間ご
とに回線品質値を求め、回線品質記憶部107に時系列
的に記憶する。相手先との接続処理の成功/失敗時、デ
ータ転送の失敗時等に、データ通信品質学習部109
が、それまでに蓄積された回線品質値から特徴値を抽出
して学習値に反映させる。データ通信品質予測部108
が、データ通信の実行前の時点で蓄積されている回線品
質値の特徴値と、上記の学習値とを比較することによ
り、データ通信の成否の可能性等を予測して表示部11
0に表示する。
通信の成否の可能性をより確実に且つきめ細かく予測し
て表示し得る無線通信装置を提供する。 【解決手段】 電界強度測定部102、ディジタル信号
変復調処理部103、チャネル処理部104等で得られ
る情報に基づいて回線品質測定部106が所定の時間ご
とに回線品質値を求め、回線品質記憶部107に時系列
的に記憶する。相手先との接続処理の成功/失敗時、デ
ータ転送の失敗時等に、データ通信品質学習部109
が、それまでに蓄積された回線品質値から特徴値を抽出
して学習値に反映させる。データ通信品質予測部108
が、データ通信の実行前の時点で蓄積されている回線品
質値の特徴値と、上記の学習値とを比較することによ
り、データ通信の成否の可能性等を予測して表示部11
0に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPHS(Per
sonal Handy-phone System) 等の、無線回線を用いて音
声通話を行う携帯電話等を利用して、データ通信を行う
無線通信装置に適用されるものであり、より詳しくは、
データ通信の品質を予測して使用者に報知する機能を有
する無線通信装置に関する。
sonal Handy-phone System) 等の、無線回線を用いて音
声通話を行う携帯電話等を利用して、データ通信を行う
無線通信装置に適用されるものであり、より詳しくは、
データ通信の品質を予測して使用者に報知する機能を有
する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばPHS(Personal Handy-ph
one System) 等の、無線回線を用いて音声通話を行うこ
とができる携帯電話が実用化され、広く普及している。
また、上記の従来の携帯電話では、音声通話を行うだけ
でなく、無線回線を介したデータ通信を行うことも可能
である。このようなデータ通信の最も一般的な方法とし
ては、携帯電話にデータ通信用モデムを介してパーソナ
ルコンピュータ等を接続し、携帯電話からのダイヤリン
グ動作によって相手先との間に無線回線を接続し、上記
パーソナルコンピュータと相手先との間で上記のデータ
通信用モデムを介してデータ通信を行う方法等が用いら
れている。
one System) 等の、無線回線を用いて音声通話を行うこ
とができる携帯電話が実用化され、広く普及している。
また、上記の従来の携帯電話では、音声通話を行うだけ
でなく、無線回線を介したデータ通信を行うことも可能
である。このようなデータ通信の最も一般的な方法とし
ては、携帯電話にデータ通信用モデムを介してパーソナ
ルコンピュータ等を接続し、携帯電話からのダイヤリン
グ動作によって相手先との間に無線回線を接続し、上記
パーソナルコンピュータと相手先との間で上記のデータ
通信用モデムを介してデータ通信を行う方法等が用いら
れている。
【0003】また、従来の携帯電話は、通常、現在位置
における電界強度を測定して表示する機能を備えてい
る。これにより、使用者は、現在位置の電界強度が通話
が可能な程度に強いか否かを判断することができ、電界
強度が不十分であれば適当な場所に移動して、発呼ある
いは着信待ち受けを行う。
における電界強度を測定して表示する機能を備えてい
る。これにより、使用者は、現在位置の電界強度が通話
が可能な程度に強いか否かを判断することができ、電界
強度が不十分であれば適当な場所に移動して、発呼ある
いは着信待ち受けを行う。
【0004】実際に携帯電話を用いてデータ通信を行う
場合、音声通話に充分な電界強度が存在することが表示
されており、実際に音声通話は可能であるにも関わら
ず、データ通信は不可能であるという場合が往々にして
存在する。すなわち、無線回線における通信品質の劣化
の要因は、電界強度の低下のみではなく、フェージン
グ、干渉、あるいは雑音等も重要な要素である。このた
め、無線回線の品質について、電界強度のみに基づい
て、データ通信が可能か否かの判断を正確に行うことは
不可能である。
場合、音声通話に充分な電界強度が存在することが表示
されており、実際に音声通話は可能であるにも関わら
ず、データ通信は不可能であるという場合が往々にして
存在する。すなわち、無線回線における通信品質の劣化
の要因は、電界強度の低下のみではなく、フェージン
グ、干渉、あるいは雑音等も重要な要素である。このた
め、無線回線の品質について、電界強度のみに基づい
て、データ通信が可能か否かの判断を正確に行うことは
不可能である。
【0005】音声通話においては、無線回線の品質が劣
化することによりノイズの増加や音声レベルの低下が発
生したとしても、ある程度までは人間が理解できる。ま
た、特に音声をディジタル化した信号においては、一部
のデータの欠落あるいは受信エラーが発生しても、人間
の音声の周波数特性を利用した予想値による補完を行う
ことが可能である。また、その補完は、人間が理解でき
るレベルに到達できれば完璧でなくても構わない。
化することによりノイズの増加や音声レベルの低下が発
生したとしても、ある程度までは人間が理解できる。ま
た、特に音声をディジタル化した信号においては、一部
のデータの欠落あるいは受信エラーが発生しても、人間
の音声の周波数特性を利用した予想値による補完を行う
ことが可能である。また、その補完は、人間が理解でき
るレベルに到達できれば完璧でなくても構わない。
【0006】一方、例えばファイル転送等のデータ通信
の場合は、ビット単位が重要な意味を持つので、無線回
線の品質の劣化によってノイズの増加やレベルの低下が
発生した場合、致命的なエラーを招来する虞がある。ま
た、上記したような人間の音声の周波数特性を利用した
予想値による補完は適さず、厳密なエラー訂正が必要と
なる。
の場合は、ビット単位が重要な意味を持つので、無線回
線の品質の劣化によってノイズの増加やレベルの低下が
発生した場合、致命的なエラーを招来する虞がある。ま
た、上記したような人間の音声の周波数特性を利用した
予想値による補完は適さず、厳密なエラー訂正が必要と
なる。
【0007】これに対して、電界強度以外の要素からデ
ータ通信の成否の可能性を予測することを目的として、
特開平5−207544号公報には、受信信号の電界強
度情報や雑音情報から、通信路の通信品質を判定する方
法が開示されている。また、特開平5−61789号公
報には、通信相手から受信したデータの誤りの状況を検
出し、通信を行うに当り最適な状況であるか否かを表示
する方法が開示されている。
ータ通信の成否の可能性を予測することを目的として、
特開平5−207544号公報には、受信信号の電界強
度情報や雑音情報から、通信路の通信品質を判定する方
法が開示されている。また、特開平5−61789号公
報には、通信相手から受信したデータの誤りの状況を検
出し、通信を行うに当り最適な状況であるか否かを表示
する方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線回
線を介したデータ通信が可能か否かの判断をより確実な
ものとするためには、さらに下記のような課題を解決す
る必要がある。
線を介したデータ通信が可能か否かの判断をより確実な
ものとするためには、さらに下記のような課題を解決す
る必要がある。
【0009】例えば、従来の一般的なデータ通信用モデ
ムには、フレームの再送機能が付加されているものがあ
り、このようなモデムを用いている場合は、ある瞬間の
データ通信の品質からだけでは、データ通信の成否の可
能性を正確に判断することはできない。このような構成
では、使用者は、その表示をしばらく観察して状態が安
定していることを確かめてから通信を行う必要があっ
た。しかし、これはあくまでも個人の直感に頼るもので
あり、無線回線の品質は前述したように、様々な要因に
よって、有線回線に比較して変動し易いものであるた
め、確実な予測は不可能である。
ムには、フレームの再送機能が付加されているものがあ
り、このようなモデムを用いている場合は、ある瞬間の
データ通信の品質からだけでは、データ通信の成否の可
能性を正確に判断することはできない。このような構成
では、使用者は、その表示をしばらく観察して状態が安
定していることを確かめてから通信を行う必要があっ
た。しかし、これはあくまでも個人の直感に頼るもので
あり、無線回線の品質は前述したように、様々な要因に
よって、有線回線に比較して変動し易いものであるた
め、確実な予測は不可能である。
【0010】また、近年は通信機器のマルチメディア化
が進んでおり、1台の通信装置が様々な通信アプリケー
ションを搭載し、使用者の選択に応じて、例えば、音声
通話機能のみならず、FAX機能、電子メール機能、あ
るいはファイル転送機能等の種々の機能を実現すること
が可能となっている。これらの通信アプリケーション
は、互いに異なるプロトコルを有しているものもあり、
扱うデータの形態やそのデータ量も様々である。このた
め、従来のように、単純にある瞬間の無線回線の品質の
みに基づいた予測方法では、種々のデータ通信の成否の
可能性を使用者に確実に提示することは不可能である。
が進んでおり、1台の通信装置が様々な通信アプリケー
ションを搭載し、使用者の選択に応じて、例えば、音声
通話機能のみならず、FAX機能、電子メール機能、あ
るいはファイル転送機能等の種々の機能を実現すること
が可能となっている。これらの通信アプリケーション
は、互いに異なるプロトコルを有しているものもあり、
扱うデータの形態やそのデータ量も様々である。このた
め、従来のように、単純にある瞬間の無線回線の品質の
みに基づいた予測方法では、種々のデータ通信の成否の
可能性を使用者に確実に提示することは不可能である。
【0011】本発明は、無線回線の品質の変動状況をよ
り的確に把握し、使用者に対して、データ通信の成否の
可能性をより確実に、且つよりきめ細かく提示すること
により、使用者がより適切な状況でデータ通信を行うこ
とが可能な無線通信装置を提供することを目的としてい
る。
り的確に把握し、使用者に対して、データ通信の成否の
可能性をより確実に、且つよりきめ細かく提示すること
により、使用者がより適切な状況でデータ通信を行うこ
とが可能な無線通信装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の無線通信装置は、無線回
線を用いてデータ通信を行う無線通信装置において、無
線回線品質を測定する測定手段と、上記測定手段によっ
て得られた無線回線品質の測定値を時系列的に蓄積する
回線品質記憶手段と、過去のある時点からの一定期間に
上記回線品質記憶手段に蓄積された無線回線品質の測定
値に基づいてデータ通信の品質を予測する通信品質予測
手段と、上記通信品質予測手段によって予測された結果
を使用者に報知する報知手段とを備えたことを特徴とし
ている。
めに、本発明の請求項1記載の無線通信装置は、無線回
線を用いてデータ通信を行う無線通信装置において、無
線回線品質を測定する測定手段と、上記測定手段によっ
て得られた無線回線品質の測定値を時系列的に蓄積する
回線品質記憶手段と、過去のある時点からの一定期間に
上記回線品質記憶手段に蓄積された無線回線品質の測定
値に基づいてデータ通信の品質を予測する通信品質予測
手段と、上記通信品質予測手段によって予測された結果
を使用者に報知する報知手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0013】請求項1記載の構成によれば、測定手段が
無線回線品質を測定し、その測定値が記憶手段に時系列
的に記憶される。なお、測定する無線回線品質として
は、その無線回線の特性やデータ通信方式に応じて適切
なものを選択することが好ましい。さらに、通信品質予
測手段が、過去のある時点からの一定期間に上記記憶手
段に蓄積された無線回線品質の測定値に基づいてデータ
通信の品質を予測し、その予測結果を、報知手段によっ
て使用者に報知する。これにより、使用者は、データ通
信の実行に先立って、データ通信の成功の可能性を報知
手段にて確認することができ、成功の可能性が低い場合
には、より良好な状況で通信が可能な位置へ移動する
か、あるいは状況が改善されるまでデータ通信の実行を
延期する等の処置をとることが可能となる。また、上記
の予測は、所定の期間における測定値の蓄積結果から得
られるものであるため、ある瞬間のみの測定値に基づい
た予測に比較して高い信頼性を有している。この結果、
回線品質が変動し易い無線回線の状況を的確に把握し、
データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可能な無
線通信装置を提供することが可能となる。
無線回線品質を測定し、その測定値が記憶手段に時系列
的に記憶される。なお、測定する無線回線品質として
は、その無線回線の特性やデータ通信方式に応じて適切
なものを選択することが好ましい。さらに、通信品質予
測手段が、過去のある時点からの一定期間に上記記憶手
段に蓄積された無線回線品質の測定値に基づいてデータ
通信の品質を予測し、その予測結果を、報知手段によっ
て使用者に報知する。これにより、使用者は、データ通
信の実行に先立って、データ通信の成功の可能性を報知
手段にて確認することができ、成功の可能性が低い場合
には、より良好な状況で通信が可能な位置へ移動する
か、あるいは状況が改善されるまでデータ通信の実行を
延期する等の処置をとることが可能となる。また、上記
の予測は、所定の期間における測定値の蓄積結果から得
られるものであるため、ある瞬間のみの測定値に基づい
た予測に比較して高い信頼性を有している。この結果、
回線品質が変動し易い無線回線の状況を的確に把握し、
データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可能な無
線通信装置を提供することが可能となる。
【0014】請求項2記載の無線通信装置は、請求項1
記載の無線通信装置において、無線回線から受信した搬
送波を、互いに直交する同相成分および直交成分を有す
る復調信号に復調する復調手段と、上記同相成分および
直交成分の各々の振幅方向を軸とする2次元空間におい
て、上記復調信号の正規なポイントを原点に変換し、雑
音によって復調信号に生じる誤差を上記原点からの距離
として測定する誤差測定手段とをさらに備えたことを特
徴としている。
記載の無線通信装置において、無線回線から受信した搬
送波を、互いに直交する同相成分および直交成分を有す
る復調信号に復調する復調手段と、上記同相成分および
直交成分の各々の振幅方向を軸とする2次元空間におい
て、上記復調信号の正規なポイントを原点に変換し、雑
音によって復調信号に生じる誤差を上記原点からの距離
として測定する誤差測定手段とをさらに備えたことを特
徴としている。
【0015】請求項2記載の構成によれば、復調手段
が、無線回線から受信した搬送波を、互いに直交する同
相成分および直交成分を有する復調信号に復調し、誤差
測定手段が、上記の復調信号の正規なポイントを2次元
空間上の原点に変換することにより、雑音によって復調
信号に生じる誤差を、上記原点からの距離として測定す
る。これにより、雑音による誤差のみを、雑音の性質を
損なわずに観測することが可能となり、雑音の性質を容
易に測定することが可能となる。例えば、不規則に発生
するインパルス性の雑音についても、雑音が位相と振幅
とのどちらにより強く影響を及ぼしているかということ
を判定することもできる。また、誤差測定手段は、正規
なポイントを原点として雑音成分のみを抽出するため、
例えば誤差測定手段の出力を、例えばオシロスコープ等
に入力することにより、雑音の特性を目視によって容易
に確認することも可能となる。この結果、回線品質が変
動し易い無線回線の状況をより的確に把握することがで
き、データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可能
な無線通信装置を提供することが可能となる。
が、無線回線から受信した搬送波を、互いに直交する同
相成分および直交成分を有する復調信号に復調し、誤差
測定手段が、上記の復調信号の正規なポイントを2次元
空間上の原点に変換することにより、雑音によって復調
信号に生じる誤差を、上記原点からの距離として測定す
る。これにより、雑音による誤差のみを、雑音の性質を
損なわずに観測することが可能となり、雑音の性質を容
易に測定することが可能となる。例えば、不規則に発生
するインパルス性の雑音についても、雑音が位相と振幅
とのどちらにより強く影響を及ぼしているかということ
を判定することもできる。また、誤差測定手段は、正規
なポイントを原点として雑音成分のみを抽出するため、
例えば誤差測定手段の出力を、例えばオシロスコープ等
に入力することにより、雑音の特性を目視によって容易
に確認することも可能となる。この結果、回線品質が変
動し易い無線回線の状況をより的確に把握することがで
き、データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可能
な無線通信装置を提供することが可能となる。
【0016】請求項3記載の無線通信装置は、請求項1
記載の無線通信装置において、データ通信の品質を予測
するための基準とする学習値を記憶する学習値記憶手段
と、データ通信に関する所定の事象が発生した時点にお
いて、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄
積されている回線品質値の特徴を求めると共に、過去に
おける上記の所定の事象に基づいて求められ上記学習値
記憶手段に既に記憶されている学習値を、上記の特徴を
反映させた新たな学習値に更新する学習値決定手段とを
備え、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予
測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積さ
れている回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値
記憶手段に記憶されている学習値とを比較することによ
って、データ通信の品質を予測することを特徴としてい
る。
記載の無線通信装置において、データ通信の品質を予測
するための基準とする学習値を記憶する学習値記憶手段
と、データ通信に関する所定の事象が発生した時点にお
いて、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄
積されている回線品質値の特徴を求めると共に、過去に
おける上記の所定の事象に基づいて求められ上記学習値
記憶手段に既に記憶されている学習値を、上記の特徴を
反映させた新たな学習値に更新する学習値決定手段とを
備え、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予
測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積さ
れている回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値
記憶手段に記憶されている学習値とを比較することによ
って、データ通信の品質を予測することを特徴としてい
る。
【0017】請求項3記載の構成によれば、データ通信
の品質を予測するための基準とする学習値が学習値記憶
手段に記憶されており、通信品質予測手段は、データ通
信の品質の予測を行う時点以前の一定期間において回線
品質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求
め、求めた特徴と、上記学習値記憶手段に記憶されてい
る学習値とを比較することによって、データ通信の品質
の予測を行う。また、上記の学習値は、例えば、相手先
との無線回線接続処理の失敗あるいはデータ転送の失敗
等のようなデータ通信に関する所定の事象が発生した時
点において、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手
段に蓄積されている回線品質値の特徴が反映されること
により、常に更新されている。すなわち、データ通信の
品質の予測を行う際の基準が、状況に応じた学習によっ
て常に更新されることにより、データ通信の予測の信頼
性がさらに高められる。この結果、回線品質が変動し易
い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品
質の予測を確実に行うことができる無線通信装置を提供
することが可能となる。
の品質を予測するための基準とする学習値が学習値記憶
手段に記憶されており、通信品質予測手段は、データ通
信の品質の予測を行う時点以前の一定期間において回線
品質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求
め、求めた特徴と、上記学習値記憶手段に記憶されてい
る学習値とを比較することによって、データ通信の品質
の予測を行う。また、上記の学習値は、例えば、相手先
との無線回線接続処理の失敗あるいはデータ転送の失敗
等のようなデータ通信に関する所定の事象が発生した時
点において、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手
段に蓄積されている回線品質値の特徴が反映されること
により、常に更新されている。すなわち、データ通信の
品質の予測を行う際の基準が、状況に応じた学習によっ
て常に更新されることにより、データ通信の予測の信頼
性がさらに高められる。この結果、回線品質が変動し易
い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品
質の予測を確実に行うことができる無線通信装置を提供
することが可能となる。
【0018】請求項4記載の無線通信装置は、請求項3
記載の無線通信装置において、上記の所定の事象として
データ通信の相手との接続処理の終了を含み、上記学習
値記憶手段が、接続処理が正常終了した場合および異常
終了した場合の各々に対応する学習値の少なくとも一方
を記憶し、接続処理が終了する度に、上記学習値決定手
段が、接続処理が終了した時点以前の一定期間に回線品
質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求め、
該特徴を反映させることによって、記憶されている学習
値の更新を行うと共に、上記通信品質予測手段が、デー
タ通信の品質を予測する時点において、その時点以前の
一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴を求め、該
特徴と、上記学習値とを比較することによって、データ
通信の相手との接続処理の状況を予測することを特徴と
している。
記載の無線通信装置において、上記の所定の事象として
データ通信の相手との接続処理の終了を含み、上記学習
値記憶手段が、接続処理が正常終了した場合および異常
終了した場合の各々に対応する学習値の少なくとも一方
を記憶し、接続処理が終了する度に、上記学習値決定手
段が、接続処理が終了した時点以前の一定期間に回線品
質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求め、
該特徴を反映させることによって、記憶されている学習
値の更新を行うと共に、上記通信品質予測手段が、デー
タ通信の品質を予測する時点において、その時点以前の
一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴を求め、該
特徴と、上記学習値とを比較することによって、データ
通信の相手との接続処理の状況を予測することを特徴と
している。
【0019】請求項4記載の構成では、データ通信の相
手との接続処理が終了する毎に、その終了時点以前の一
定期間に回線品質記憶手段に蓄積されている回線品質値
の特徴を求め、その特徴を反映させて学習値が更新され
る。また、この学習値は、接続処理が正常終了した場合
または異常終了した場合の少なくとも一方の場合に更新
されるものであり、上記の両方の場合に更新される場合
には、各場合に応じて別個の学習値が設けられている。
つまり、上記の構成では、接続処理の終了時の回線品質
値の特徴が、終了時の状況に応じた学習値に反映され
る。
手との接続処理が終了する毎に、その終了時点以前の一
定期間に回線品質記憶手段に蓄積されている回線品質値
の特徴を求め、その特徴を反映させて学習値が更新され
る。また、この学習値は、接続処理が正常終了した場合
または異常終了した場合の少なくとも一方の場合に更新
されるものであり、上記の両方の場合に更新される場合
には、各場合に応じて別個の学習値が設けられている。
つまり、上記の構成では、接続処理の終了時の回線品質
値の特徴が、終了時の状況に応じた学習値に反映され
る。
【0020】データ通信は、一般的に、データの転送に
先立って相手先との間で回線の接続を行ってデータの転
送が可能な状態を確立する第1段階、実際にデータの転
送を行う第2段階、および相手先との接続を解除する第
3段階に大別することができ、請求項4における接続処
理は、例えば、上記の第1段階に相当する。上記の構成
では、接続処理が正常終了した場合と異常終了した場合
との少なくとも一方に応じた学習値が記憶されているの
で、データ通信の品質を予測する時点で蓄積されている
回線品質値から抽出される特徴と、上記の学習値とを比
較することにより、データ通信の品質の予測として、こ
れから実行される接続処理が成功する可能性を、より確
実に予測することができる。この結果、回線品質が変動
し易い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信
の品質の予測の確実性が向上された無線通信装置を提供
することが可能となる。
先立って相手先との間で回線の接続を行ってデータの転
送が可能な状態を確立する第1段階、実際にデータの転
送を行う第2段階、および相手先との接続を解除する第
3段階に大別することができ、請求項4における接続処
理は、例えば、上記の第1段階に相当する。上記の構成
では、接続処理が正常終了した場合と異常終了した場合
との少なくとも一方に応じた学習値が記憶されているの
で、データ通信の品質を予測する時点で蓄積されている
回線品質値から抽出される特徴と、上記の学習値とを比
較することにより、データ通信の品質の予測として、こ
れから実行される接続処理が成功する可能性を、より確
実に予測することができる。この結果、回線品質が変動
し易い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信
の品質の予測の確実性が向上された無線通信装置を提供
することが可能となる。
【0021】請求項5記載の無線通信装置は、請求項3
記載の無線通信装置において、複数種類の転送速度から
いずれかを選択してデータ通信を行う転送手段をさらに
備え、上記学習値記憶手段が、上記転送手段で設定可能
な転送速度の各々に応じた学習値をそれぞれ記憶する記
憶領域を備え、上記学習値決定手段が、データ通信に関
する所定の事象が発生した時点において、その時点以前
の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積されている回線品
質値の特徴を求め、上記時点で転送手段が選択している
転送速度に応じた記憶領域の学習値を、上記の特徴を反
映させた新たな学習値に更新すると共に、上記通信品質
予測手段が、データ通信の品質を予測する時点におい
て、その時点以前の一定期間に蓄積されている回線品質
値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記憶さ
れている学習値とを比較することにより、上記転送手段
が選択可能な転送速度を予測することを特徴としてい
る。
記載の無線通信装置において、複数種類の転送速度から
いずれかを選択してデータ通信を行う転送手段をさらに
備え、上記学習値記憶手段が、上記転送手段で設定可能
な転送速度の各々に応じた学習値をそれぞれ記憶する記
憶領域を備え、上記学習値決定手段が、データ通信に関
する所定の事象が発生した時点において、その時点以前
の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積されている回線品
質値の特徴を求め、上記時点で転送手段が選択している
転送速度に応じた記憶領域の学習値を、上記の特徴を反
映させた新たな学習値に更新すると共に、上記通信品質
予測手段が、データ通信の品質を予測する時点におい
て、その時点以前の一定期間に蓄積されている回線品質
値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記憶さ
れている学習値とを比較することにより、上記転送手段
が選択可能な転送速度を予測することを特徴としてい
る。
【0022】請求項5記載の構成によれば、データ通信
に関する所定の事象が発生した時点において求められる
特徴値は、その時点で転送手段で選択されている転送速
度に応じた記憶領域に記憶されている学習値に反映され
る。すなわち、上記の構成で用いられる学習値は、転送
手段で選択可能な転送速度の各々に応じた学習値となっ
ている。さらに、通信品質予測手段は、データ通信の品
質を予測する時点において、その時点に蓄積されている
回線品質値から抽出される特徴と、上記学習値記憶手段
に記憶されている学習値とを比較することによって、上
記転送手段が選択可能な転送速度を予測し、予測した結
果を使用者に報知する。
に関する所定の事象が発生した時点において求められる
特徴値は、その時点で転送手段で選択されている転送速
度に応じた記憶領域に記憶されている学習値に反映され
る。すなわち、上記の構成で用いられる学習値は、転送
手段で選択可能な転送速度の各々に応じた学習値となっ
ている。さらに、通信品質予測手段は、データ通信の品
質を予測する時点において、その時点に蓄積されている
回線品質値から抽出される特徴と、上記学習値記憶手段
に記憶されている学習値とを比較することによって、上
記転送手段が選択可能な転送速度を予測し、予測した結
果を使用者に報知する。
【0023】これにより、状況に応じた適切な転送速度
でデータ通信を行うことが可能となると共に、上記転送
速度を選択する基準となる学習値が、ある瞬間の回線品
質値に基づいたものではなく、一定期間蓄積された回線
品質値から抽出される特徴が反映されることによって、
常に更新されている値であるので、転送速度の選択がよ
り適切に行われることになる。この結果、回線品質が変
動し易い無線回線を用いても、データ通信の品質をより
確実に予測することができる無線通信装置を提供するこ
とが可能となる。
でデータ通信を行うことが可能となると共に、上記転送
速度を選択する基準となる学習値が、ある瞬間の回線品
質値に基づいたものではなく、一定期間蓄積された回線
品質値から抽出される特徴が反映されることによって、
常に更新されている値であるので、転送速度の選択がよ
り適切に行われることになる。この結果、回線品質が変
動し易い無線回線を用いても、データ通信の品質をより
確実に予測することができる無線通信装置を提供するこ
とが可能となる。
【0024】請求項6記載の無線通信装置は、請求項1
記載の無線通信装置において、接続処理を開始してから
終了するまでの所要時間を計測する計時手段と、過去に
おける接続処理の所要時間と、該接続処理以前の一定期
間に蓄積されている回線品質値の特徴とを学習値として
記憶する学習値記憶手段と、接続処理が終了する度に、
その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積され
ている回線品質値の特徴を求めると共に、既に学習値記
憶手段に記憶されている学習値を、上記の特徴および計
時手段で計測された所要時間を反映させた新たな学習値
に更新する学習値決定手段とを備え、上記通信品質予測
手段が、データ通信の品質を予測する時点において、そ
の時点以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の特
徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記憶されてい
る学習値とに基づいて、データ通信の品質として、接続
処理の所要時間を予測することを特徴としている。
記載の無線通信装置において、接続処理を開始してから
終了するまでの所要時間を計測する計時手段と、過去に
おける接続処理の所要時間と、該接続処理以前の一定期
間に蓄積されている回線品質値の特徴とを学習値として
記憶する学習値記憶手段と、接続処理が終了する度に、
その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積され
ている回線品質値の特徴を求めると共に、既に学習値記
憶手段に記憶されている学習値を、上記の特徴および計
時手段で計測された所要時間を反映させた新たな学習値
に更新する学習値決定手段とを備え、上記通信品質予測
手段が、データ通信の品質を予測する時点において、そ
の時点以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の特
徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記憶されてい
る学習値とに基づいて、データ通信の品質として、接続
処理の所要時間を予測することを特徴としている。
【0025】請求項6記載の構成では、データ通信を行
う度に、計時手段によって、接続処理を開始してから終
了するまでの所要時間が計測され、計測された所要時間
は、その接続処理以前の一定期間に蓄積されている回線
品質値から抽出された特徴と共に、学習値として記憶さ
れる。また、通信品質予測手段は、データ通信の品質を
予測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積
されている回線品質値から特徴を抽出し、抽出した特徴
と上記学習値記憶手段に記憶されている学習値とに基づ
いて、今回のデータ通信の接続処理の所要時間の予測を
行う。
う度に、計時手段によって、接続処理を開始してから終
了するまでの所要時間が計測され、計測された所要時間
は、その接続処理以前の一定期間に蓄積されている回線
品質値から抽出された特徴と共に、学習値として記憶さ
れる。また、通信品質予測手段は、データ通信の品質を
予測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積
されている回線品質値から特徴を抽出し、抽出した特徴
と上記学習値記憶手段に記憶されている学習値とに基づ
いて、今回のデータ通信の接続処理の所要時間の予測を
行う。
【0026】また、上記の学習値は、データ通信が行わ
れる度に、接続処理の所要時間およびその時に蓄積され
ている回線品質値の特徴に応じて、常に更新される。す
なわち、データ通信の品質としての接続処理の所要時間
を予測する基準となる学習値が、状況に応じて常に更新
されているので、予測される所要時間の信頼性をさらに
向上させることができる。この結果、回線品質が変動し
易い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信の
品質の予測を効果的に行うことができる無線通信装置を
提供することが可能となる。
れる度に、接続処理の所要時間およびその時に蓄積され
ている回線品質値の特徴に応じて、常に更新される。す
なわち、データ通信の品質としての接続処理の所要時間
を予測する基準となる学習値が、状況に応じて常に更新
されているので、予測される所要時間の信頼性をさらに
向上させることができる。この結果、回線品質が変動し
易い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信の
品質の予測を効果的に行うことができる無線通信装置を
提供することが可能となる。
【0027】請求項7記載の無線通信装置は、請求項1
記載の無線通信装置において、データ通信を開始してか
ら終了するまでの所要時間を計測する計時手段と、過去
におけるデータ通信の所要時間と、該データ通信以前の
一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴とを記憶す
る学習値記憶手段と、データ通信が終了する度に、その
時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求めると共に、既に学習値記憶手
段に記憶されている学習値を、上記の特徴および計時手
段で計測された所要時間を反映させた新たな学習値に更
新する学習値決定手段とを備え、上記通信品質予測手段
が、データ通信の品質を予測する時点において、その時
点以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴を
求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記憶されている学
習値とに基づいて、データ通信の品質として、データの
連続通信が可能な時間を予測することを特徴としてい
る。
記載の無線通信装置において、データ通信を開始してか
ら終了するまでの所要時間を計測する計時手段と、過去
におけるデータ通信の所要時間と、該データ通信以前の
一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴とを記憶す
る学習値記憶手段と、データ通信が終了する度に、その
時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求めると共に、既に学習値記憶手
段に記憶されている学習値を、上記の特徴および計時手
段で計測された所要時間を反映させた新たな学習値に更
新する学習値決定手段とを備え、上記通信品質予測手段
が、データ通信の品質を予測する時点において、その時
点以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴を
求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記憶されている学
習値とに基づいて、データ通信の品質として、データの
連続通信が可能な時間を予測することを特徴としてい
る。
【0028】請求項7記載の構成によれば、データ通信
を行う度に、データ通信を開始してから正常終了あるい
は異常終了するまでの所要時間が、計時手段によって計
測される。計測されたデータ通信の所要時間は、該デー
タ通信以前の一定期間に蓄積されている回線品質値から
抽出される特徴と共に、学習値記憶手段に学習値として
記憶される。通信品質予測手段は、データ通信の品質を
予測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積
されている回線品質から抽出される特徴と上記学習値と
に基づいて、データの連続通信が可能な時間を予測す
る。
を行う度に、データ通信を開始してから正常終了あるい
は異常終了するまでの所要時間が、計時手段によって計
測される。計測されたデータ通信の所要時間は、該デー
タ通信以前の一定期間に蓄積されている回線品質値から
抽出される特徴と共に、学習値記憶手段に学習値として
記憶される。通信品質予測手段は、データ通信の品質を
予測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積
されている回線品質から抽出される特徴と上記学習値と
に基づいて、データの連続通信が可能な時間を予測す
る。
【0029】また、上記の学習値は、データ通信が行わ
れる度に、データ通信が正常終了あるいは異常終了する
までの時間およびその時に蓄積されている回線品質値の
特徴を反映して常に更新される。すなわち、データ通信
の品質としての、連続通信が可能な時間を予測するため
の基準となる学習値が、状況に応じて常に更新されてい
るので、予測値の信頼性をさらに向上させることができ
る。この結果、回線品質が変動し易い無線回線の状況を
より的確に把握し、データ通信の品質の予測を効果的に
行うことができる無線通信装置を提供することが可能と
なる。
れる度に、データ通信が正常終了あるいは異常終了する
までの時間およびその時に蓄積されている回線品質値の
特徴を反映して常に更新される。すなわち、データ通信
の品質としての、連続通信が可能な時間を予測するため
の基準となる学習値が、状況に応じて常に更新されてい
るので、予測値の信頼性をさらに向上させることができ
る。この結果、回線品質が変動し易い無線回線の状況を
より的確に把握し、データ通信の品質の予測を効果的に
行うことができる無線通信装置を提供することが可能と
なる。
【0030】請求項8記載の無線通信装置は、請求項
3、6または7記載の無線通信装置において、複数種類
のデータ通信アプリケーションからいずれかを選択して
実行する通信実行手段を備え、上記学習値記憶手段が、
上記通信実行手段で選択可能なデータ通信アプリケーシ
ョンの各々に応じた学習値を記憶する記憶領域を備え、
上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点で、通信実行手段が選択しているデータ
通信アプリケーションに応じた記憶領域に記憶されてい
る学習値を更新すると共に、上記通信品質予測手段が、
データ通信の品質を予測する時点で、通信実行手段が選
択しているデータ通信アプリケーションに応じた記憶領
域に記憶されている学習値を用いて予測を行うことを特
徴としている。
3、6または7記載の無線通信装置において、複数種類
のデータ通信アプリケーションからいずれかを選択して
実行する通信実行手段を備え、上記学習値記憶手段が、
上記通信実行手段で選択可能なデータ通信アプリケーシ
ョンの各々に応じた学習値を記憶する記憶領域を備え、
上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点で、通信実行手段が選択しているデータ
通信アプリケーションに応じた記憶領域に記憶されてい
る学習値を更新すると共に、上記通信品質予測手段が、
データ通信の品質を予測する時点で、通信実行手段が選
択しているデータ通信アプリケーションに応じた記憶領
域に記憶されている学習値を用いて予測を行うことを特
徴としている。
【0031】請求項8記載の構成によれば、通信実行手
段で実行可能なデータ通信アプリケーションの各々に応
じた学習値が学習値記憶手段の各領域に記憶されてお
り、通信品質予測手段は、データ通信の品質を予測する
時点で、通信実行手段が選択しているデータ通信アプリ
ケーションに応じた学習値に基づいて、データ通信の品
質の予測を行う。また、上記の学習値は、データ通信に
関する所定の事象が発生した時に、その時点で選択され
ているデータ通信アプリケーションに応じたものが更新
される。例えば、回線品質が同じ条件であったとして
も、データ通信アプリケーションが異なれば、データ通
信の状況も異なる場合があり得るので、上記の構成のよ
うに、データ通信アプリケーションに応じた学習値を記
憶しておき、選択されているデータ通信アプリケーショ
ンに応じた学習値を用いて予測を行うことにより、デー
タ通信の状況をより的確に予測することが可能となる。
また、各データ通信アプリケーションに応じた学習値
は、該アプリケーションが実行されている場合において
常に更新されるため、予測の信頼性をさらに向上させる
ことができる。この結果、回線品質が変動し易い無線回
線の状況をより的確に把握し、データ通信の品質の予測
を効果的に行うことができる無線通信装置を提供するこ
とが可能となる。
段で実行可能なデータ通信アプリケーションの各々に応
じた学習値が学習値記憶手段の各領域に記憶されてお
り、通信品質予測手段は、データ通信の品質を予測する
時点で、通信実行手段が選択しているデータ通信アプリ
ケーションに応じた学習値に基づいて、データ通信の品
質の予測を行う。また、上記の学習値は、データ通信に
関する所定の事象が発生した時に、その時点で選択され
ているデータ通信アプリケーションに応じたものが更新
される。例えば、回線品質が同じ条件であったとして
も、データ通信アプリケーションが異なれば、データ通
信の状況も異なる場合があり得るので、上記の構成のよ
うに、データ通信アプリケーションに応じた学習値を記
憶しておき、選択されているデータ通信アプリケーショ
ンに応じた学習値を用いて予測を行うことにより、デー
タ通信の状況をより的確に予測することが可能となる。
また、各データ通信アプリケーションに応じた学習値
は、該アプリケーションが実行されている場合において
常に更新されるため、予測の信頼性をさらに向上させる
ことができる。この結果、回線品質が変動し易い無線回
線の状況をより的確に把握し、データ通信の品質の予測
を効果的に行うことができる無線通信装置を提供するこ
とが可能となる。
【0032】請求項9記載の無線通信装置は、請求項
3、6または7記載の無線通信装置において、上記学習
値記憶手段が、通信データの大きさに応じた学習値を記
憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定手段
が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点の通
信データの大きさに対応する記憶領域の学習値を更新す
ると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質
を予測する時点で、通信データの大きさに応じた記憶領
域の学習値を用いて予測を行うことを特徴としている。
3、6または7記載の無線通信装置において、上記学習
値記憶手段が、通信データの大きさに応じた学習値を記
憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定手段
が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点の通
信データの大きさに対応する記憶領域の学習値を更新す
ると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質
を予測する時点で、通信データの大きさに応じた記憶領
域の学習値を用いて予測を行うことを特徴としている。
【0033】請求項9記載の構成によれば、例えば通信
データの大きさに応じて通信データが複数種類に分類さ
れ、通信データの大きさに応じた学習値が学習値記憶手
段の各領域に記憶されている。通信品質予測手段は、デ
ータ通信の品質を予測する時点で、通信データの大きさ
に応じた学習値に基づいて、データ通信の品質の予測を
行う。また、データ通信に関する所定の事象が発生した
時には、その時点で通信の対象となっている通信データ
の大きさに応じた学習値が更新される。例えば、回線品
質が同じ条件であったとしても、通信するデータの大き
さが異なれば、データ通信の状況も異なる場合があり得
るので、上記の構成のように、データの大きさに応じた
学習値を記憶しておき、通信データの大きさに応じた学
習値を用いて予測を行うことにより、データ通信の状況
をより的確に予測することが可能となる。この結果、回
線品質が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握
し、データ通信の品質の予測を効果的に行うことができ
る無線通信装置を提供することが可能となる。
データの大きさに応じて通信データが複数種類に分類さ
れ、通信データの大きさに応じた学習値が学習値記憶手
段の各領域に記憶されている。通信品質予測手段は、デ
ータ通信の品質を予測する時点で、通信データの大きさ
に応じた学習値に基づいて、データ通信の品質の予測を
行う。また、データ通信に関する所定の事象が発生した
時には、その時点で通信の対象となっている通信データ
の大きさに応じた学習値が更新される。例えば、回線品
質が同じ条件であったとしても、通信するデータの大き
さが異なれば、データ通信の状況も異なる場合があり得
るので、上記の構成のように、データの大きさに応じた
学習値を記憶しておき、通信データの大きさに応じた学
習値を用いて予測を行うことにより、データ通信の状況
をより的確に予測することが可能となる。この結果、回
線品質が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握
し、データ通信の品質の予測を効果的に行うことができ
る無線通信装置を提供することが可能となる。
【0034】請求項10記載の無線通信装置は、請求項
3、6または7記載の無線通信装置において、上記学習
値記憶手段が、データ通信の相手の識別子別に学習値を
記憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定手
段が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点の
通信相手の識別子に対応する記憶領域の学習値を更新す
ると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質
を予測する時点の通信相手の識別子に応じた記憶領域の
学習値を用いて予測を行うことを特徴としている。
3、6または7記載の無線通信装置において、上記学習
値記憶手段が、データ通信の相手の識別子別に学習値を
記憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定手
段が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点の
通信相手の識別子に対応する記憶領域の学習値を更新す
ると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質
を予測する時点の通信相手の識別子に応じた記憶領域の
学習値を用いて予測を行うことを特徴としている。
【0035】請求項10記載の構成では、データ通信の
相手の識別子ごとの学習値が学習値記憶手段の各領域に
記憶されている。なお、上記の識別子としては、例えば
電話番号等が相当する。また、通信品質予測手段は、デ
ータ通信の品質を予測する時点で、データ通信を行おう
とする相手先の識別子に応じた学習値を学習値記憶手段
から取り出し、これに基づいてデータ通信の品質の予測
を行う。さらに、データ通信に関する所定の事象が発生
した時には、その時点の通信相手に関する学習値が更新
される。例えば、回線品質が同じ条件であったとして
も、通信相手が異なれば、例えばモデム等の性能が通信
相手によって異なる場合があるというような理由によっ
て、データ通信の状況が異なる場合があり得る。このた
め、上記の構成のように、通信相手ごとに学習値を記憶
しておき、通信相手に応じた学習値を用いて予測を行う
ことにより、データ通信の状況をより的確に予測するこ
とが可能となる。この結果、回線品質が変動し易い無線
回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品質の予
測を効果的に行うことができる無線通信装置を提供する
ことが可能となる。
相手の識別子ごとの学習値が学習値記憶手段の各領域に
記憶されている。なお、上記の識別子としては、例えば
電話番号等が相当する。また、通信品質予測手段は、デ
ータ通信の品質を予測する時点で、データ通信を行おう
とする相手先の識別子に応じた学習値を学習値記憶手段
から取り出し、これに基づいてデータ通信の品質の予測
を行う。さらに、データ通信に関する所定の事象が発生
した時には、その時点の通信相手に関する学習値が更新
される。例えば、回線品質が同じ条件であったとして
も、通信相手が異なれば、例えばモデム等の性能が通信
相手によって異なる場合があるというような理由によっ
て、データ通信の状況が異なる場合があり得る。このた
め、上記の構成のように、通信相手ごとに学習値を記憶
しておき、通信相手に応じた学習値を用いて予測を行う
ことにより、データ通信の状況をより的確に予測するこ
とが可能となる。この結果、回線品質が変動し易い無線
回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品質の予
測を効果的に行うことができる無線通信装置を提供する
ことが可能となる。
【0036】
〔実施の形態1〕本発明の実施に係る一形態について図
1ないし図25に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。
1ないし図25に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0037】この実施の形態では、PHSを利用して相
手先との間に無線回線を接続し、モデムによって音声化
されたデータ(見なし音声)の通信を行う無線通信装置
について説明する。PHSは、従来のいわゆるコードレ
ス電話をディジタル化したシステムであり、屋内に配置
される親機と、屋外に設置される公衆サービス基地局
と、これらの双方に無線で接続される子機とによって構
成されている。
手先との間に無線回線を接続し、モデムによって音声化
されたデータ(見なし音声)の通信を行う無線通信装置
について説明する。PHSは、従来のいわゆるコードレ
ス電話をディジタル化したシステムであり、屋内に配置
される親機と、屋外に設置される公衆サービス基地局
と、これらの双方に無線で接続される子機とによって構
成されている。
【0038】この実施の形態に係る無線通信装置は、無
線電話としての無線回線の品質を所定の時間間隔で常時
測定すると共に、測定した回線品質を時系列的に記憶
し、これらの回線品質に基づいて使用者が実行しようと
するデータ通信について、成功の可能性や所要時間等の
データ通信の品質を予測し、使用者に報知する機能を有
している。
線電話としての無線回線の品質を所定の時間間隔で常時
測定すると共に、測定した回線品質を時系列的に記憶
し、これらの回線品質に基づいて使用者が実行しようと
するデータ通信について、成功の可能性や所要時間等の
データ通信の品質を予測し、使用者に報知する機能を有
している。
【0039】なお、上記の「無線回線の品質」とは、音
声通話を行う際の無線回線の品質を指すものであるのに
対し、「データ通信の品質」とは、データ通信を行うと
いう観点から見た場合の無線回線の性能を示し、互いに
異なるものである。すなわち、上記無線通信装置は、従
来のように例えばある瞬間の電界強度のみを無線回線の
品質として捉えてこれを即データ通信の品質とするので
はなく、過去のある時点から蓄積された無線回線の品質
を用い、さらに状況に応じた学習値を予測の基準として
用いることによって、データ通信の品質の予測をより確
実に行うことを可能としたものである。
声通話を行う際の無線回線の品質を指すものであるのに
対し、「データ通信の品質」とは、データ通信を行うと
いう観点から見た場合の無線回線の性能を示し、互いに
異なるものである。すなわち、上記無線通信装置は、従
来のように例えばある瞬間の電界強度のみを無線回線の
品質として捉えてこれを即データ通信の品質とするので
はなく、過去のある時点から蓄積された無線回線の品質
を用い、さらに状況に応じた学習値を予測の基準として
用いることによって、データ通信の品質の予測をより確
実に行うことを可能としたものである。
【0040】図1は、上記の無線通信装置としての無線
通信装置100の概略構成を示すブロック図である。無
線通信装置100は、無線処理部101およびこれに内
蔵される電界強度測定部102と、ディジタル信号変復
調処理部103と、チャネル処理部104と、音声コー
デック部105と、回線品質測定部106と、回線品質
記憶部107と、データ通信品質予測部108と、デー
タ通信品質学習部109と、表示部110と、データ通
信モデム部111と、データ通信アプリケーション実行
部112とから構成されている。
通信装置100の概略構成を示すブロック図である。無
線通信装置100は、無線処理部101およびこれに内
蔵される電界強度測定部102と、ディジタル信号変復
調処理部103と、チャネル処理部104と、音声コー
デック部105と、回線品質測定部106と、回線品質
記憶部107と、データ通信品質予測部108と、デー
タ通信品質学習部109と、表示部110と、データ通
信モデム部111と、データ通信アプリケーション実行
部112とから構成されている。
【0041】上記の無線処理部101、電界強度測定部
102、ディジタル信号変復調処理部103、チャネル
処理部104、および音声コーデック部105は、PH
Sの子機(PHS電話機)に内蔵される部分であり、通
常は、一体のハードウェアとして成形される。また、こ
れらの各部は、通常は音声通話用の端末として利用され
る。
102、ディジタル信号変復調処理部103、チャネル
処理部104、および音声コーデック部105は、PH
Sの子機(PHS電話機)に内蔵される部分であり、通
常は、一体のハードウェアとして成形される。また、こ
れらの各部は、通常は音声通話用の端末として利用され
る。
【0042】回線品質測定部106、回線品質記憶部1
07、データ通信品質予測部108、データ通信品質学
習部109、表示部110、およびデータ通信モデム部
111は、データ通信に関する部分である。これらは、
PHSの子機に内蔵する形態としても良く、あるいは、
PHSの子機とは別体のハードウェアとして構成し、例
えば図示しない接続端子をさらに備えて、PHSの子機
に接続して用いる構成とすることも可能である。
07、データ通信品質予測部108、データ通信品質学
習部109、表示部110、およびデータ通信モデム部
111は、データ通信に関する部分である。これらは、
PHSの子機に内蔵する形態としても良く、あるいは、
PHSの子機とは別体のハードウェアとして構成し、例
えば図示しない接続端子をさらに備えて、PHSの子機
に接続して用いる構成とすることも可能である。
【0043】データ通信アプリケーション(以下、AP
と略記する)実行部112は、データ通信アプリケーシ
ョンを実行する部分である。データ通信アプリケーショ
ンとは、例えば、ファイル転送、ターミナル機能、FA
X通信、あるいは電子メール等の種々の通信機能を実行
するためのプログラム等からなる。上記データ通信AP
実行部112は、上述の、PHS子機と一体あるいは別
体のハードウェアに内蔵した形態としても良いし、IC
カード等のように上記ハードウェアに対して着脱可能な
形態とすることも可能である。上記データ通信AP部1
12の機能を持ったパーソナルコンピュータ等を、無線
通信装置100に外部接続する形態としても良い。
と略記する)実行部112は、データ通信アプリケーシ
ョンを実行する部分である。データ通信アプリケーショ
ンとは、例えば、ファイル転送、ターミナル機能、FA
X通信、あるいは電子メール等の種々の通信機能を実行
するためのプログラム等からなる。上記データ通信AP
実行部112は、上述の、PHS子機と一体あるいは別
体のハードウェアに内蔵した形態としても良いし、IC
カード等のように上記ハードウェアに対して着脱可能な
形態とすることも可能である。上記データ通信AP部1
12の機能を持ったパーソナルコンピュータ等を、無線
通信装置100に外部接続する形態としても良い。
【0044】また、この他に、データ通信モデム部11
1およびデータ通信AP実行部112を、例えばパーソ
ナルコンピュータ等の別体のハードウェアで構成してこ
れを無線通信装置100に外部接続し、その他のブロッ
クをPHSの子機に内蔵する形態とすることも可能であ
る。
1およびデータ通信AP実行部112を、例えばパーソ
ナルコンピュータ等の別体のハードウェアで構成してこ
れを無線通信装置100に外部接続し、その他のブロッ
クをPHSの子機に内蔵する形態とすることも可能であ
る。
【0045】ここで、上記した各ブロックの機能につい
て説明する。
て説明する。
【0046】無線処理部101は、携帯電話で使用され
る無線信号の発信、受信および変調に関する処理部であ
り、電界強度測定部102により電界強度の測定を行
う。電界強度測定部102で測定された電界強度は、音
声通話の場合に通話が可能か否かの判断基準として用い
られるだけでなく、その変動状況をデータ通信品質の測
定に用いるために、測定される毎に回線品質記憶部10
7へ転送されて記憶される。
る無線信号の発信、受信および変調に関する処理部であ
り、電界強度測定部102により電界強度の測定を行
う。電界強度測定部102で測定された電界強度は、音
声通話の場合に通話が可能か否かの判断基準として用い
られるだけでなく、その変動状況をデータ通信品質の測
定に用いるために、測定される毎に回線品質記憶部10
7へ転送されて記憶される。
【0047】ディジタル信号変復調処理部103は、無
線処理部101より入力されたIF(中間周波数)信号を
ディジタル復調し、ベースバンド信号をチャネル処理部
104へ出力する一方、チャネル処理部104から入力
されたベースバンド信号をディジタル変調して無線処理
部101へ出力する機能を有する。
線処理部101より入力されたIF(中間周波数)信号を
ディジタル復調し、ベースバンド信号をチャネル処理部
104へ出力する一方、チャネル処理部104から入力
されたベースバンド信号をディジタル変調して無線処理
部101へ出力する機能を有する。
【0048】PHSの場合、上記ディジタル信号変復調
処理部103におけるディジタル変復調の方式として4
相位相変調(π/4シフトQPSK)方式が用いられている。
なお、無線通信装置100では、復調時に得られる互い
に直交する2つの復調信号を、回線品質の測定のために
用いる。よって、ディジタル信号変復調処理部103か
ら、該復調信号等の回線品質の測定に必要な信号が、回
線品質測定部106へ出力される。
処理部103におけるディジタル変復調の方式として4
相位相変調(π/4シフトQPSK)方式が用いられている。
なお、無線通信装置100では、復調時に得られる互い
に直交する2つの復調信号を、回線品質の測定のために
用いる。よって、ディジタル信号変復調処理部103か
ら、該復調信号等の回線品質の測定に必要な信号が、回
線品質測定部106へ出力される。
【0049】チャネル処理部104は、PHSにおける
チャネルコーデック処理、PHSのデータフレームから
のデータの抽出、並びにPHSのチャネル制御等の、P
HS通信のためのプロトコルを処理する機能を有する。
チャネル処理部104は、PHSにおけるサービスの可
否を予測した結果を表示部110に表示する他に、受信
したベースバンド信号からPHSのフレーム信号を取り
出す際に、そのフレームが正しいか否かのチェックを同
時に行っているので、受信したフレームが正しいかある
いはエラーかという情報およびフレームそのもののビッ
ト情報を、回線品質の測定に利用するために、回線品質
測定部106へ出力する。
チャネルコーデック処理、PHSのデータフレームから
のデータの抽出、並びにPHSのチャネル制御等の、P
HS通信のためのプロトコルを処理する機能を有する。
チャネル処理部104は、PHSにおけるサービスの可
否を予測した結果を表示部110に表示する他に、受信
したベースバンド信号からPHSのフレーム信号を取り
出す際に、そのフレームが正しいか否かのチェックを同
時に行っているので、受信したフレームが正しいかある
いはエラーかという情報およびフレームそのもののビッ
ト情報を、回線品質の測定に利用するために、回線品質
測定部106へ出力する。
【0050】音声コーデック部105は、PHSにおい
ては、チャネル処理部104から送られたディジタルデ
ータ信号を、音声符号化方式の一つであるADPCM(Adapti
ve Differential Pulse Code Modulation)方式を用いて
音声に変換する一方、その逆に音声をディジタルデータ
信号に変換する。
ては、チャネル処理部104から送られたディジタルデ
ータ信号を、音声符号化方式の一つであるADPCM(Adapti
ve Differential Pulse Code Modulation)方式を用いて
音声に変換する一方、その逆に音声をディジタルデータ
信号に変換する。
【0051】データ通信モデム部111は、音声を伝送
する回線を用いて見なし音声によってデータ通信を行う
ために、データ信号と音声との間で変復調を行う。ま
た、このデータ通信モデム部111は、回線接続処理の
開始信号、回線接続処理の成功/失敗に関する情報、デ
ータ転送速度、並びにデータ通信途中の異常等を検知し
た場合それらの情報等の種々の情報を、データ通信品質
予測部108およびデータ通信品質学習部109へ出力
する。
する回線を用いて見なし音声によってデータ通信を行う
ために、データ信号と音声との間で変復調を行う。ま
た、このデータ通信モデム部111は、回線接続処理の
開始信号、回線接続処理の成功/失敗に関する情報、デ
ータ転送速度、並びにデータ通信途中の異常等を検知し
た場合それらの情報等の種々の情報を、データ通信品質
予測部108およびデータ通信品質学習部109へ出力
する。
【0052】データ通信AP実行部112は、データ通
信を行う場合のアプリケーションを実行すると共に、デ
ータ通信品質予測部108およびデータ通信品質学習部
109に、アプリケーションの種類、転送するデータの
サイズ、通信相手先の電話番号を出力する。
信を行う場合のアプリケーションを実行すると共に、デ
ータ通信品質予測部108およびデータ通信品質学習部
109に、アプリケーションの種類、転送するデータの
サイズ、通信相手先の電話番号を出力する。
【0053】回線品質測定部106(測定手段)は、デ
ィジタル信号変復調処理部103またはチャネル処理部
104から、前記したような無線回線の回線品質に関す
る情報を受け取り、ある一定間隔ごとに、予め定められ
た方法によって、回線品質に関する測定値(以降、回線
品質値と称する)を計算する。この回線品質値として
は、例えば、復調信号の情報、ビット誤り率、フレーム
エラー率等を挙げることができる。この回線品質値の各
々の計算方法については後に詳述する。
ィジタル信号変復調処理部103またはチャネル処理部
104から、前記したような無線回線の回線品質に関す
る情報を受け取り、ある一定間隔ごとに、予め定められ
た方法によって、回線品質に関する測定値(以降、回線
品質値と称する)を計算する。この回線品質値として
は、例えば、復調信号の情報、ビット誤り率、フレーム
エラー率等を挙げることができる。この回線品質値の各
々の計算方法については後に詳述する。
【0054】回線品質記憶部107(回線品質記憶手
段)は、上記の回線品質測定部106にて一定の時間間
隔で求められる回線品質値をそのつど入力し、これらを
順次記憶する。つまり、回線品質記憶部107には、過
去のある時点から一定の期間内に求められた回線品質値
が時系列的に順次記憶されている。
段)は、上記の回線品質測定部106にて一定の時間間
隔で求められる回線品質値をそのつど入力し、これらを
順次記憶する。つまり、回線品質記憶部107には、過
去のある時点から一定の期間内に求められた回線品質値
が時系列的に順次記憶されている。
【0055】データ通信品質予測部108(通信品質予
測手段)は、上記回線品質記憶部107に記憶されてい
る回線品質値等を利用して、使用者がこれから実行しよ
うとするデータ通信に関する種々の予測値を算出する。
これらの予測値としては、例えば、データ通信の相手先
との接続処理の成功の可能性、データ通信の相手先との
接続処理の所要時間、利用可能な通信速度(データ転送
速度)の最大値、連続して通信が可能な時間、データ通
信の成功率、必要な通信時間、見積り通信時間等を挙げ
ることができる。
測手段)は、上記回線品質記憶部107に記憶されてい
る回線品質値等を利用して、使用者がこれから実行しよ
うとするデータ通信に関する種々の予測値を算出する。
これらの予測値としては、例えば、データ通信の相手先
との接続処理の成功の可能性、データ通信の相手先との
接続処理の所要時間、利用可能な通信速度(データ転送
速度)の最大値、連続して通信が可能な時間、データ通
信の成功率、必要な通信時間、見積り通信時間等を挙げ
ることができる。
【0056】また、上記の予測値の算出に際しては、後
に詳述するが、回線品質記憶部107に記憶されている
回線品質値と、データ通信品質学習部109に記憶され
ている過去の回線品質に関する学習値との他に、データ
通信AP実行部112から入力される通信アプリケーシ
ョンの種類、データ通信を行おうとするデータのサイ
ズ、相手先に関する情報等が考慮される。
に詳述するが、回線品質記憶部107に記憶されている
回線品質値と、データ通信品質学習部109に記憶され
ている過去の回線品質に関する学習値との他に、データ
通信AP実行部112から入力される通信アプリケーシ
ョンの種類、データ通信を行おうとするデータのサイ
ズ、相手先に関する情報等が考慮される。
【0057】また、データ通信品質学習部109(学習
値決定手段)は、データ通信の品質を予測する際の基準
として用いるために、過去の回線品質に関する学習値を
記憶すると共に、データ通信に関する所定の事象が発生
する度に、その時点以前で回線品質記憶部107に記憶
されている回線品質値から特徴値を抽出し、この特徴値
を反映させることによってこの学習値を更新する。な
お、上記の所定の事象とは、例えば、相手先との接続処
理の失敗あるいは成功や、データの転送の失敗等に相当
する。
値決定手段)は、データ通信の品質を予測する際の基準
として用いるために、過去の回線品質に関する学習値を
記憶すると共に、データ通信に関する所定の事象が発生
する度に、その時点以前で回線品質記憶部107に記憶
されている回線品質値から特徴値を抽出し、この特徴値
を反映させることによってこの学習値を更新する。な
お、上記の所定の事象とは、例えば、相手先との接続処
理の失敗あるいは成功や、データの転送の失敗等に相当
する。
【0058】表示部110(報知手段)は、例えば液晶
ディスプレイ等によって構成され、データ通信品質予測
部108によって予測されたデータ通信品質を使用者に
提示する。
ディスプレイ等によって構成され、データ通信品質予測
部108によって予測されたデータ通信品質を使用者に
提示する。
【0059】データ通信モデム部111は、見なし音声
を用いたデータ通信を行う為にデータの変復調を行う部
分で、データ信号を音声を用いて送る場合に一般に使用
されているプロトコルに対応している。一般的に、使用
する通信アプリケーションによって異なるプロトコルが
採用されている場合が多いため、データ通信モデム部1
11には、使用者が使用する全てのアプリケーションの
それぞれに対応するプロトコルが準備されている必要が
ある。
を用いたデータ通信を行う為にデータの変復調を行う部
分で、データ信号を音声を用いて送る場合に一般に使用
されているプロトコルに対応している。一般的に、使用
する通信アプリケーションによって異なるプロトコルが
採用されている場合が多いため、データ通信モデム部1
11には、使用者が使用する全てのアプリケーションの
それぞれに対応するプロトコルが準備されている必要が
ある。
【0060】使用者がある通信アプリケーションを使用
する時に、データ通信AP実行部112は、データ通信
モデム部111に信号を送ることによって、そのアプリ
ケーションに対応したプロトコルを選択する。また、同
じ通信アプリケーションを用いる場合でも、モデムの種
類によって異なるプロトコルが用いられている場合があ
る為、データ通信モデム部111内には、通信相手が使
用するプロトコルが準備されている必要がある。データ
通信モデム部111は、相手との通信を行う時に、デー
タの転送を行う前に、まず、相手との接続処理中に、使
用するプロトコルを決定する。
する時に、データ通信AP実行部112は、データ通信
モデム部111に信号を送ることによって、そのアプリ
ケーションに対応したプロトコルを選択する。また、同
じ通信アプリケーションを用いる場合でも、モデムの種
類によって異なるプロトコルが用いられている場合があ
る為、データ通信モデム部111内には、通信相手が使
用するプロトコルが準備されている必要がある。データ
通信モデム部111は、相手との通信を行う時に、デー
タの転送を行う前に、まず、相手との接続処理中に、使
用するプロトコルを決定する。
【0061】データ通信モデム部111は、データ通信
中のデータ転送速度、または、初期接続処理の成功/失
敗、データ通信途中の失敗等を検知し、データ通信品質
学習部109へ入力する。この入力を契機として、デー
タ通信品質学習部109において学習が開始される。
中のデータ転送速度、または、初期接続処理の成功/失
敗、データ通信途中の失敗等を検知し、データ通信品質
学習部109へ入力する。この入力を契機として、デー
タ通信品質学習部109において学習が開始される。
【0062】また、データ通信モデム部111は、デー
タ通信の最中には、データ通信品質予測部108へ、デ
ータ転送速度を入力する。
タ通信の最中には、データ通信品質予測部108へ、デ
ータ転送速度を入力する。
【0063】データ通信AP実行部112は、使用者が
用途に応じたデータ通信を行うために複数の通信アプリ
ケーションを備え、図2に示すように、中央処理部70
1および通信用データ記憶部702からなる。データ通
信AP実行部112は、データ通信回線品質予測部10
8にて、通信アプリケーションごとの通信可能性、通信
時間等を予測するために、使用アプリケーションの種
類、転送するデータのサイズ、通信相手の電話番号等を
知らせる機能を持つ。
用途に応じたデータ通信を行うために複数の通信アプリ
ケーションを備え、図2に示すように、中央処理部70
1および通信用データ記憶部702からなる。データ通
信AP実行部112は、データ通信回線品質予測部10
8にて、通信アプリケーションごとの通信可能性、通信
時間等を予測するために、使用アプリケーションの種
類、転送するデータのサイズ、通信相手の電話番号等を
知らせる機能を持つ。
【0064】データ通信AP実行部112は、前述した
ように、独立したハードウェアとして別体化し、無線通
信装置100に対して外部接続する構成も考えられる。
例えば、それ自体が表示部を備えたコンピュータである
場合もあり、その場合、データ通信品質予測部108に
て予測されたデータ通信品質値は、アプリケーション実
行部112へ送られ、該表示部にて表示されることが可
能となる。
ように、独立したハードウェアとして別体化し、無線通
信装置100に対して外部接続する構成も考えられる。
例えば、それ自体が表示部を備えたコンピュータである
場合もあり、その場合、データ通信品質予測部108に
て予測されたデータ通信品質値は、アプリケーション実
行部112へ送られ、該表示部にて表示されることが可
能となる。
【0065】以下に、個々の通信アプリケーションにお
ける実行例の説明を行う。
ける実行例の説明を行う。
【0066】まず、FAX送受信について説明する。無
線通信を用いたFAX送受信機能は、既に製品化がなさ
れており、一般化しつつある。一般的には、送信用紙を
スキャンさせて相手にその内容を送信し、受信した内容
が用紙に印刷出力されるものが主流であるが、パーソナ
ルコンピュータで作成した図面や文書を用紙に印刷する
ことなくそのまま無線回線へFAXデータとして送信す
るものや、相手からのFAXデータを直接コンピュータ
のハードディスク等へ取り込んで、ディスプレイにも表
示するような構成も広く普及しつつある。
線通信を用いたFAX送受信機能は、既に製品化がなさ
れており、一般化しつつある。一般的には、送信用紙を
スキャンさせて相手にその内容を送信し、受信した内容
が用紙に印刷出力されるものが主流であるが、パーソナ
ルコンピュータで作成した図面や文書を用紙に印刷する
ことなくそのまま無線回線へFAXデータとして送信す
るものや、相手からのFAXデータを直接コンピュータ
のハードディスク等へ取り込んで、ディスプレイにも表
示するような構成も広く普及しつつある。
【0067】無線通信装置100は、データ通信品質の
予測によって、無線を用いてFAX送受信が可能かどう
か、また、送信したい内容がどれぐらいの時間で送信で
きるか、あるいはどの部分まで送信が可能かの予測を行
うことができる。
予測によって、無線を用いてFAX送受信が可能かどう
か、また、送信したい内容がどれぐらいの時間で送信で
きるか、あるいはどの部分まで送信が可能かの予測を行
うことができる。
【0068】図3(a)に、本無線通信装置100のハ
ードウェア構成の一例として、FAX送受信が可能な構
成とPHSとを組み合わせた例を示す。ここで、図3
(a)に示す例では、データ通信AP実行部112、デ
ータ通信モデム部111および表示部110が、FAX
送受信装置120に内蔵されている。
ードウェア構成の一例として、FAX送受信が可能な構
成とPHSとを組み合わせた例を示す。ここで、図3
(a)に示す例では、データ通信AP実行部112、デ
ータ通信モデム部111および表示部110が、FAX
送受信装置120に内蔵されている。
【0069】また、図4(a)は、本無線通信装置10
0のハードウェア構成の他の例であり、FAX送受信用
のアプリケーションを搭載したパーソナルコンピュータ
121と、PHSとを組み合わせたものである。
0のハードウェア構成の他の例であり、FAX送受信用
のアプリケーションを搭載したパーソナルコンピュータ
121と、PHSとを組み合わせたものである。
【0070】さらに、図5(a)は、無線通信装置10
0にFAX送受信用のアプリケーションが内蔵され、一
体のハードウェアとして構成された例を示す。
0にFAX送受信用のアプリケーションが内蔵され、一
体のハードウェアとして構成された例を示す。
【0071】いずれの構成においても、データ通信品質
予測部108により、適用可能な最大の通信速度、相手
先との接続処理の成功の可能性、接続処理の所要時間、
転送するデータの大きさに応じた転送所要時間、データ
の連続通信が可能な時間、あるいは送信可能なデータ量
等が予測され、予測された結果が表示部110に入力さ
れる。図3(b)、図4(b)、図5(b)の各々に、
表示部110の表示結果の一例を示した。
予測部108により、適用可能な最大の通信速度、相手
先との接続処理の成功の可能性、接続処理の所要時間、
転送するデータの大きさに応じた転送所要時間、データ
の連続通信が可能な時間、あるいは送信可能なデータ量
等が予測され、予測された結果が表示部110に入力さ
れる。図3(b)、図4(b)、図5(b)の各々に、
表示部110の表示結果の一例を示した。
【0072】なお、図4(a)に示すようにFAX送受
信装置がコンピュータの場合、送信データの大きさをデ
ータ通信AP実行部112にて把握可能なため、特に使
用者が入力する必要がないが、送信用紙によるFAX送
信の場合は、データ通信AP実行部112にて、送信枚
数、および1枚あたりの情報量(用紙サイズ、文字数、
細かさ等)を使用者が入力できる仕組みを備えているこ
とが好ましい。
信装置がコンピュータの場合、送信データの大きさをデ
ータ通信AP実行部112にて把握可能なため、特に使
用者が入力する必要がないが、送信用紙によるFAX送
信の場合は、データ通信AP実行部112にて、送信枚
数、および1枚あたりの情報量(用紙サイズ、文字数、
細かさ等)を使用者が入力できる仕組みを備えているこ
とが好ましい。
【0073】FAXデータ送信中については、データ通
信AP実行部112は、データ通信残量を常にチェック
しておき、データ通信品質予測部108に入力すること
により、予測される値を更新することができる。
信AP実行部112は、データ通信残量を常にチェック
しておき、データ通信品質予測部108に入力すること
により、予測される値を更新することができる。
【0074】次に、通信アプリケーションの他の種類と
して、ファイル転送について説明する。パーソナルコン
ピュータで作成した文書やデータ、図面を、無線通信を
用いて相手に送信したり、相手のものを取り込んだりす
るファイル転送機能は基本的なデータ通信機能の一つで
ある。
して、ファイル転送について説明する。パーソナルコン
ピュータで作成した文書やデータ、図面を、無線通信を
用いて相手に送信したり、相手のものを取り込んだりす
るファイル転送機能は基本的なデータ通信機能の一つで
ある。
【0075】本無線通信装置100では、データ通信品
質の予測を行うことにより、無線を用いてファイル転送
が可能かどうかの判断、送信の所要時間、あるいはファ
イルのどの部分まで転送できるかの予測を行うことがで
きる。
質の予測を行うことにより、無線を用いてファイル転送
が可能かどうかの判断、送信の所要時間、あるいはファ
イルのどの部分まで転送できるかの予測を行うことがで
きる。
【0076】図4(a)は、ファイル転送用の通信アプ
リケーション内蔵のパーソナルコンピュータとPHSと
を組み合わせた構成の例を示す。また、図5(a)に示
すように、無線通信装置100に専用アプリケーション
を内蔵された構成としても良い。
リケーション内蔵のパーソナルコンピュータとPHSと
を組み合わせた構成の例を示す。また、図5(a)に示
すように、無線通信装置100に専用アプリケーション
を内蔵された構成としても良い。
【0077】これらの構成においても、データ通信アプ
リケーション実行部112から、使用するアプリケーシ
ョンの種類(データ転送)、転送するデータの大きさ、
また、必要であれば転送する相手先電話番号が、データ
通信品質予測部108に入力される。
リケーション実行部112から、使用するアプリケーシ
ョンの種類(データ転送)、転送するデータの大きさ、
また、必要であれば転送する相手先電話番号が、データ
通信品質予測部108に入力される。
【0078】その結果、データ通信品質予測部108に
より、通信可能速度、データ通信の接続処理の可能性、
接続処理に必要な見積り時間、転送するデータの大きさ
による転送に必要な通信時間、データを通信する場合の
データの連続通信が可能な見積り時間(ファイル転送の
場合、連続転送可能な見積りデータ量に変換される場合
もある)が予測され、表示部110に入力され、図4
(b)または図5(b)に示すように、表示される。
より、通信可能速度、データ通信の接続処理の可能性、
接続処理に必要な見積り時間、転送するデータの大きさ
による転送に必要な通信時間、データを通信する場合の
データの連続通信が可能な見積り時間(ファイル転送の
場合、連続転送可能な見積りデータ量に変換される場合
もある)が予測され、表示部110に入力され、図4
(b)または図5(b)に示すように、表示される。
【0079】ファイル転送に関しては、送信時は、前も
ってデータの大きさを把握することができ、受信時にお
いても、相手からの情報によって、通信開始時に相手の
データのサイズを知ることができる。データ通信AP実
行部112は、データ通信中にデータ通信残量を常にチ
ェックしておき、データ通信品質予測部108に入力す
ることにより、予測される値(残りの転送時間)を更新
することができる。
ってデータの大きさを把握することができ、受信時にお
いても、相手からの情報によって、通信開始時に相手の
データのサイズを知ることができる。データ通信AP実
行部112は、データ通信中にデータ通信残量を常にチ
ェックしておき、データ通信品質予測部108に入力す
ることにより、予測される値(残りの転送時間)を更新
することができる。
【0080】次に、通信アプリケーションのさらに他の
種類として、ターミナル機能について説明する。例え
ば、外出先から、無線通信を利用して例えば自分の会社
のホストコンピュータやデータベースにアクセスし、操
作を行って、必要な情報を検索させたり、プログラムを
実行させたりすることが可能なターミナル機能を備えた
パーソナルコンピュータが知られている。現在行われて
いるパソコン通信サービスも基本的にはこの機能を用い
ている。また、ある種類の電子メールの送受信なども、
この機能を用いている場合がある。
種類として、ターミナル機能について説明する。例え
ば、外出先から、無線通信を利用して例えば自分の会社
のホストコンピュータやデータベースにアクセスし、操
作を行って、必要な情報を検索させたり、プログラムを
実行させたりすることが可能なターミナル機能を備えた
パーソナルコンピュータが知られている。現在行われて
いるパソコン通信サービスも基本的にはこの機能を用い
ている。また、ある種類の電子メールの送受信なども、
この機能を用いている場合がある。
【0081】この機能は、相手のホストコンピュータを
操作するので、大量のデータの送受信を行うよりも、短
い操作用コマンドの送信を時々行いながら、長時間通信
を行うケースが多い。無線通信装置100を用いれば、
無線を介したターミナル機能によって相手へのアクセス
が可能かどうか、また、どれぐらいの時間アクセスでき
るか等の判断を行うことができ、使用者にとっての利便
性を向上させることができる。
操作するので、大量のデータの送受信を行うよりも、短
い操作用コマンドの送信を時々行いながら、長時間通信
を行うケースが多い。無線通信装置100を用いれば、
無線を介したターミナル機能によって相手へのアクセス
が可能かどうか、また、どれぐらいの時間アクセスでき
るか等の判断を行うことができ、使用者にとっての利便
性を向上させることができる。
【0082】図4(a)に、ターミナル機能を備えた装
置(パーソナルコンピュータ)とPHSとを組み合わせ
た例を示す。この例では、データ通信AP実行部11
2、データ通信モデム部111、および表示部110が
パーソナルコンピュータ121に内蔵されている。な
お、図5(a)に示すように、無線通信装置100が一
体のハードウェアとして構成されている場合でも、ター
ミナル機能用のアプリケーションを内蔵することにより
実現は可能である。
置(パーソナルコンピュータ)とPHSとを組み合わせ
た例を示す。この例では、データ通信AP実行部11
2、データ通信モデム部111、および表示部110が
パーソナルコンピュータ121に内蔵されている。な
お、図5(a)に示すように、無線通信装置100が一
体のハードウェアとして構成されている場合でも、ター
ミナル機能用のアプリケーションを内蔵することにより
実現は可能である。
【0083】データ通信AP実行部112から、使用す
るアプリケーション(ターミナル機能)、また、必要で
あれば転送する相手先電話番号を、無線通信装置100
内のデータ通信品質予測部108へ入力する。その結
果、データ通信品質予測部108により、使用可能な転
送速度の最大値、データ通信の接続処理成功の可能性、
接続処理の所要時間、および、連続してデータ通信が可
能な時間が予測され、表示部110に入力され、表示さ
れる。
るアプリケーション(ターミナル機能)、また、必要で
あれば転送する相手先電話番号を、無線通信装置100
内のデータ通信品質予測部108へ入力する。その結
果、データ通信品質予測部108により、使用可能な転
送速度の最大値、データ通信の接続処理成功の可能性、
接続処理の所要時間、および、連続してデータ通信が可
能な時間が予測され、表示部110に入力され、表示さ
れる。
【0084】データ通信AP実行部112は、データ通
信中でも、通信前と同様に、予測される値(データ通信
可能な見積り時間)を更新することができる。
信中でも、通信前と同様に、予測される値(データ通信
可能な見積り時間)を更新することができる。
【0085】以上のように、データ通信AP実行部11
2は、各種の通信アプリケーションを備え、様々な形態
のハードウェア構成で実現することができる。
2は、各種の通信アプリケーションを備え、様々な形態
のハードウェア構成で実現することができる。
【0086】次に、表示部110について説明する。表
示部110は、データ通信品質予測部108にて予測さ
れたデータ通信品質の予測値を使用者に分かりやすい状
態で表示する。なお、データ通信品質の予測値として
は、例えば、データ転送速度の最大値、接続処理成功の
可能性、接続処理の所要時間、連続したデータ送信が可
能な時間、転送するデータの大きさに応じた転送所要時
間、データ通信の成功率等が挙げられる。これらについ
ては、後に詳述する。また、これらのデータ通信品質
は、使用している通信アプリケーションに応じて必要な
ものが選択されて予測される。
示部110は、データ通信品質予測部108にて予測さ
れたデータ通信品質の予測値を使用者に分かりやすい状
態で表示する。なお、データ通信品質の予測値として
は、例えば、データ転送速度の最大値、接続処理成功の
可能性、接続処理の所要時間、連続したデータ送信が可
能な時間、転送するデータの大きさに応じた転送所要時
間、データ通信の成功率等が挙げられる。これらについ
ては、後に詳述する。また、これらのデータ通信品質
は、使用している通信アプリケーションに応じて必要な
ものが選択されて予測される。
【0087】次に、データ通信品質の予測に関して、上
記の各ブロックが行う処理について詳細に説明する。
記の各ブロックが行う処理について詳細に説明する。
【0088】まず、回線品質測定部106が行う処理に
ついて説明する。回線品質測定部106では、以下に示
すような方法によって回線品質値を測定する。回線品質
測定部106は、データ通信の実行前あるいはデータ通
信中にかかわらず、常に所定の時間間隔で回線品質値を
測定し、測定した回線品質値を回線品質記憶部107に
出力している。なお、回線品質値の測定は、無線通信装
置100の主電源がON状態にセットされた時点から開
始される。測定された回線品質値は、回線品質記憶部1
07に記憶され、後に、データ通信の品質の予測や、学
習値の更新に用いられる。
ついて説明する。回線品質測定部106では、以下に示
すような方法によって回線品質値を測定する。回線品質
測定部106は、データ通信の実行前あるいはデータ通
信中にかかわらず、常に所定の時間間隔で回線品質値を
測定し、測定した回線品質値を回線品質記憶部107に
出力している。なお、回線品質値の測定は、無線通信装
置100の主電源がON状態にセットされた時点から開
始される。測定された回線品質値は、回線品質記憶部1
07に記憶され、後に、データ通信の品質の予測や、学
習値の更新に用いられる。
【0089】回線品質値の測定方法としては有効な方法
がいくつかあるが、ここではその中の代表的な例とし
て、以下の4種類の方法を説明する。 (a)復調信号のアイパターンをモニターし、復調信号
の誤差を求める方法。 (b)制御チャネルのフレームエラー率を測定する方
法。 (c)制御チャネルのビットエラー率を測定する方法。 (d)電界強度を測定する方法。
がいくつかあるが、ここではその中の代表的な例とし
て、以下の4種類の方法を説明する。 (a)復調信号のアイパターンをモニターし、復調信号
の誤差を求める方法。 (b)制御チャネルのフレームエラー率を測定する方
法。 (c)制御チャネルのビットエラー率を測定する方法。 (d)電界強度を測定する方法。
【0090】まず、上記の(a)復調信号のアイパター
ンのモニターにより、復調信号の誤差を測定する方法に
ついて説明する。近年の情報通信技術の発展に伴って高
速なデータ伝送が必要となり、このための技術として位
相変調方式や直交振幅変調方式が採用されている。この
ような変調方式を用いたデータ伝送を行うためにモデム
が用いられており、モデムの性能や、伝送系における雑
音や歪み等を評価するために、アイパターンモニタを用
いることが従来から知られている。
ンのモニターにより、復調信号の誤差を測定する方法に
ついて説明する。近年の情報通信技術の発展に伴って高
速なデータ伝送が必要となり、このための技術として位
相変調方式や直交振幅変調方式が採用されている。この
ような変調方式を用いたデータ伝送を行うためにモデム
が用いられており、モデムの性能や、伝送系における雑
音や歪み等を評価するために、アイパターンモニタを用
いることが従来から知られている。
【0091】ここで、比較のために、従来のアイパター
ンモニタの一例を図25(a)および(b)に示す。同
図(a)に示すように、従来のアイパターンモニタで
は、復調した同相成分と直交成分の信号を入力し、等化
器200において伝送系における雑音や歪みなどを除去
し、その出力をDA変換器202・203でアナログ信
号に変換し、波形観測器204で観測(モニタ)してい
る。すなわち、等化器200で除去しきれなかった雑音
や歪みが、正規なポイントからの誤差として、アイパタ
ーンモニタで観測できるようになっている。
ンモニタの一例を図25(a)および(b)に示す。同
図(a)に示すように、従来のアイパターンモニタで
は、復調した同相成分と直交成分の信号を入力し、等化
器200において伝送系における雑音や歪みなどを除去
し、その出力をDA変換器202・203でアナログ信
号に変換し、波形観測器204で観測(モニタ)してい
る。すなわち、等化器200で除去しきれなかった雑音
や歪みが、正規なポイントからの誤差として、アイパタ
ーンモニタで観測できるようになっている。
【0092】また、実際の伝送系では、様々な歪みや雑
音が重なりあっておこるため、雑音の要素を分離する手
法が、特開平4−315339号に開示されている。こ
の手法では、正規のポイントからの位置関係を利用し
て、観測する復調信号を制限している。このときの、回
路構成を同図(b)に示す。同図(b)において、制限
器220が復調信号と正規なポイントとを比較して、所
定の範囲内に復調信号があるときのみ、ラッチ回路22
1・222で復調信号をラッチしてアイパターンモニタ
に出力する。
音が重なりあっておこるため、雑音の要素を分離する手
法が、特開平4−315339号に開示されている。こ
の手法では、正規のポイントからの位置関係を利用し
て、観測する復調信号を制限している。このときの、回
路構成を同図(b)に示す。同図(b)において、制限
器220が復調信号と正規なポイントとを比較して、所
定の範囲内に復調信号があるときのみ、ラッチ回路22
1・222で復調信号をラッチしてアイパターンモニタ
に出力する。
【0093】しかし、同図(a)および(b)に示した
構成のいずれにおいても、復調信号における雑音の要素
を完全に分離するためには、さらに解決すべき問題が存
在している。すなわち、復調信号には、様々な歪みや雑
音が重なり合って不規則に発生するため、復調信号をそ
のまま出力していたのでは、雑音の種類を特定すること
は困難であり、また、観測する範囲を制限してしまう
と、不規則に発生する雑音を確実に観察することが難し
いという問題もある。
構成のいずれにおいても、復調信号における雑音の要素
を完全に分離するためには、さらに解決すべき問題が存
在している。すなわち、復調信号には、様々な歪みや雑
音が重なり合って不規則に発生するため、復調信号をそ
のまま出力していたのでは、雑音の種類を特定すること
は困難であり、また、観測する範囲を制限してしまう
と、不規則に発生する雑音を確実に観察することが難し
いという問題もある。
【0094】これらの問題を解決するために、本無線通
信装置100が採用したアイパターンモニタについて、
次に説明する。
信装置100が採用したアイパターンモニタについて、
次に説明する。
【0095】PHSは、変復調方式として、π/4シフト
QPSK方式を採用している。回線品質測定部106へは、
π/4シフトQPSK方式により変復調を行っているディジタ
ル信号変復調処理部103から、復調された信号の同相
成分および直交成分が入力される。回線品質測定部10
6は、後述する波形観測部を備え、この波形観測部にお
いて、上記の同相成分および直交成分に基づいて、アイ
パターンダイヤグラムに基づいた2次元空間上の復調信
号の座標を求める。
QPSK方式を採用している。回線品質測定部106へは、
π/4シフトQPSK方式により変復調を行っているディジタ
ル信号変復調処理部103から、復調された信号の同相
成分および直交成分が入力される。回線品質測定部10
6は、後述する波形観測部を備え、この波形観測部にお
いて、上記の同相成分および直交成分に基づいて、アイ
パターンダイヤグラムに基づいた2次元空間上の復調信
号の座標を求める。
【0096】図6は、時刻tに観測されるアイパターン
の例を示す。この時の正規のポイントA(t) は、下記の
(1)式で表すことができる。なお、式中のjは虚数単
位であり、直交成分の方向を表す。 A(t) =ar(t)+j* ai(t) ・・・(1) アイパターンモニタで観測する時刻tのポイントである
等化器を通った復調信号は、正規のポイントに雑音によ
る誤差が加わり(2)式として表すことができる。 Z(t) =Zr(t)+j* Zi(t) =(ar(t)+er(t))+j*( ai(t)+ei(t)) ・・・(2) 但し、 Zr(t):時刻tにおける復調信号の同相成分 Zi(t):時刻tにおける復調信号の直交成分 ar(t):時刻tにおける正規なポイントの同相成分 ai(t):時刻tにおける正規なポイントの直交成分 er(t):時刻tにおける雑音の同相成分 ei(t):時刻tにおける雑音の直交成分 である。
の例を示す。この時の正規のポイントA(t) は、下記の
(1)式で表すことができる。なお、式中のjは虚数単
位であり、直交成分の方向を表す。 A(t) =ar(t)+j* ai(t) ・・・(1) アイパターンモニタで観測する時刻tのポイントである
等化器を通った復調信号は、正規のポイントに雑音によ
る誤差が加わり(2)式として表すことができる。 Z(t) =Zr(t)+j* Zi(t) =(ar(t)+er(t))+j*( ai(t)+ei(t)) ・・・(2) 但し、 Zr(t):時刻tにおける復調信号の同相成分 Zi(t):時刻tにおける復調信号の直交成分 ar(t):時刻tにおける正規なポイントの同相成分 ai(t):時刻tにおける正規なポイントの直交成分 er(t):時刻tにおける雑音の同相成分 ei(t):時刻tにおける雑音の直交成分 である。
【0097】このとき、振幅方向の雑音成分は図6に示
すように、原点から正規なポイントへの延長線上にあ
る。すなわち、振幅方向の雑音は、 θ(t) = tan-1(ar(t)/ai(t)) の角度にある。この雑音成分を原点からの誤差として表
し、振幅方向の雑音と位相方向の雑音として表すために
は、正規のポイントを原点に変換して振幅方向を同一方
向に揃える必要がある。そのためには、(2)式より正
規のポイントの大きさだけ平行移動(引き算)し、正規
のポイントがもつ角度と逆方向にθ(t) だけ回転すれば
良い。すなわち、(Z(t) −A(t) )を−θ(t) だけ回
転することとなる。
すように、原点から正規なポイントへの延長線上にあ
る。すなわち、振幅方向の雑音は、 θ(t) = tan-1(ar(t)/ai(t)) の角度にある。この雑音成分を原点からの誤差として表
し、振幅方向の雑音と位相方向の雑音として表すために
は、正規のポイントを原点に変換して振幅方向を同一方
向に揃える必要がある。そのためには、(2)式より正
規のポイントの大きさだけ平行移動(引き算)し、正規
のポイントがもつ角度と逆方向にθ(t) だけ回転すれば
良い。すなわち、(Z(t) −A(t) )を−θ(t) だけ回
転することとなる。
【0098】正規のポイントA(t) の直交成分の符号を
逆にしたものを原点から正規のポイントまでの距離で割
った(3)式を、(2)式にかけることにより、正規の
ポイントと同じ方向の成分(角度θの成分)を角度0に
変換することができる。
逆にしたものを原点から正規のポイントまでの距離で割
った(3)式を、(2)式にかけることにより、正規の
ポイントと同じ方向の成分(角度θの成分)を角度0に
変換することができる。
【0099】 Y(t) =(ar(t)−j*ai(t))/(ar(t)2 +ai(t)2 ) ・・・(3) この(3)式は正規のポイントと逆の角度を持ち、大き
さが1であるポイントを表す。すなわち、(3)式をか
けることにより、大きさが変わらず正規のポイントの角
度だけ反対側に回転する。 (Z(t) )−A(t) )* Y(t) =(er(t)*ar(t)+ei(t)* ai(t)+j*(ri(t)* ar(t)−er(t)*ai(t)) /(ar(t)2 +ai(t)2) ・・・(4) 以上の様に(4)式で表されるポイントを表示すれば良
い。
さが1であるポイントを表す。すなわち、(3)式をか
けることにより、大きさが変わらず正規のポイントの角
度だけ反対側に回転する。 (Z(t) )−A(t) )* Y(t) =(er(t)*ar(t)+ei(t)* ai(t)+j*(ri(t)* ar(t)−er(t)*ai(t)) /(ar(t)2 +ai(t)2) ・・・(4) 以上の様に(4)式で表されるポイントを表示すれば良
い。
【0100】ここで、上記の(4)式の計算を行うため
の波形観測部の構成例を、図7のブロック図に基づいて
説明する。同図において、等価器200、判定器20
1、DA変換器202・203、波形観測器204とし
ては、例えばオシロスコープ等の周知の構成を用いるこ
とができる。
の波形観測部の構成例を、図7のブロック図に基づいて
説明する。同図において、等価器200、判定器20
1、DA変換器202・203、波形観測器204とし
ては、例えばオシロスコープ等の周知の構成を用いるこ
とができる。
【0101】次に、上記の(4)式を実現している部分
を同図に従って説明する。復調信号から雑音成分er
(t)、ei(t)を取り出すために、復調信号Zr(t)、Zi
(t)から、加算器208・209により正規のポイント
ar(t)、ai(t)をそれぞれ引くことにより、復調信号を
二次元空間の原点に平行移動している。
を同図に従って説明する。復調信号から雑音成分er
(t)、ei(t)を取り出すために、復調信号Zr(t)、Zi
(t)から、加算器208・209により正規のポイント
ar(t)、ai(t)をそれぞれ引くことにより、復調信号を
二次元空間の原点に平行移動している。
【0102】更に、雑音成分を回転するために、乗算器
210ないし213と加算器214・215で演算して
いる。この演算結果である加算器214・215の出力
を、DA変換器202・203でアナログ信号に変換
し、波形観測器204で目視によって観測することがで
きる。なお、この波形観測器204は、接続端子を介し
て着脱可能な構成としても良い。またDA変換器202
・203の入力は、スイッチ216・217によって等
価器200の出力側に切り替えることができるように構
成されており、復調信号Zr(t)、Zi(t)を波形観測器2
04で直接観測することも可能である。
210ないし213と加算器214・215で演算して
いる。この演算結果である加算器214・215の出力
を、DA変換器202・203でアナログ信号に変換
し、波形観測器204で目視によって観測することがで
きる。なお、この波形観測器204は、接続端子を介し
て着脱可能な構成としても良い。またDA変換器202
・203の入力は、スイッチ216・217によって等
価器200の出力側に切り替えることができるように構
成されており、復調信号Zr(t)、Zi(t)を波形観測器2
04で直接観測することも可能である。
【0103】なお、(4)式中の割り算を実現するため
に、基準値発生器207が設けられ、正規のポイントa
r(t)、ai(t)と同じ角度で大きさが1のar'(t) 、ai'
(t)を発生している。この基準値発生器207で発生す
るar'(t) 、ai'(t) は正規なポイントと1対1に対応
するため、判定器201内に設けて、正規なポイントを
発生するときに同時に発生することもできるが、ここで
は、判定器201の外部に設ける場合の上記基準値発生
器207の具体的な回路構成の一例を図8に示す。
に、基準値発生器207が設けられ、正規のポイントa
r(t)、ai(t)と同じ角度で大きさが1のar'(t) 、ai'
(t)を発生している。この基準値発生器207で発生す
るar'(t) 、ai'(t) は正規なポイントと1対1に対応
するため、判定器201内に設けて、正規なポイントを
発生するときに同時に発生することもできるが、ここで
は、判定器201の外部に設ける場合の上記基準値発生
器207の具体的な回路構成の一例を図8に示す。
【0104】図8は、π/4シフトQPSK方式で規定されて
いる直交振幅変調に対応する回路である。π/4シフトQP
SK方式で規定されているアイパターンの正規のポイント
は、図9に示すように、0°、45°、… 270°、 315°
の各位置にある。これを利用して、基準値発生器207
は図8に示すように設計されており、同相成分と直交成
分の絶対値の大きさが等しい場合、すなわち45°、 135
°、 225°、 315°のときは、リミッタ238で大きさ
を±1/√2に制限し、同相成分と直交成分のどちらか一
方が0である 0°、90°、 180°、 270°のときは、リ
ミッタ237で大きさを±1に制限する。この回路は、
図9と同様に45°毎に正規のポイントがあるアイパター
ンに対して適応することができる。
いる直交振幅変調に対応する回路である。π/4シフトQP
SK方式で規定されているアイパターンの正規のポイント
は、図9に示すように、0°、45°、… 270°、 315°
の各位置にある。これを利用して、基準値発生器207
は図8に示すように設計されており、同相成分と直交成
分の絶対値の大きさが等しい場合、すなわち45°、 135
°、 225°、 315°のときは、リミッタ238で大きさ
を±1/√2に制限し、同相成分と直交成分のどちらか一
方が0である 0°、90°、 180°、 270°のときは、リ
ミッタ237で大きさを±1に制限する。この回路は、
図9と同様に45°毎に正規のポイントがあるアイパター
ンに対して適応することができる。
【0105】また、上記の回路では、同相成分と直交成
分の絶対値の大きさが等しいときは、整流器231・2
32において、ar(t)、ai(t)の絶対値をとり、その絶
対値を排他的論理和233で比較し、さらに反転回路2
34によって反転させる。同相成分と直交成分の絶対値
の大きさが等しい場合、排他的論理和233の出力は0
となるので、反転回路234の出力は1になる。
分の絶対値の大きさが等しいときは、整流器231・2
32において、ar(t)、ai(t)の絶対値をとり、その絶
対値を排他的論理和233で比較し、さらに反転回路2
34によって反転させる。同相成分と直交成分の絶対値
の大きさが等しい場合、排他的論理和233の出力は0
となるので、反転回路234の出力は1になる。
【0106】また、同相成分と直交成分とのどちらか一
方が0であることを検出するために、乗算器235で積
をとる。同相成分と直交成分のどちらか一方が0である
ときは、上記乗算器235の出力は0となり、反転回路
236で反転されて1が得られる。リミッタ237・2
38の出力は、論理積239・240・241・242
で選択される。論理積239ないし242で選択された
リミッタ回路の出力は論理和243・244を通り、基
準値発生器の出力ar'(t) 、ai'(t) として出力され
る。
方が0であることを検出するために、乗算器235で積
をとる。同相成分と直交成分のどちらか一方が0である
ときは、上記乗算器235の出力は0となり、反転回路
236で反転されて1が得られる。リミッタ237・2
38の出力は、論理積239・240・241・242
で選択される。論理積239ないし242で選択された
リミッタ回路の出力は論理和243・244を通り、基
準値発生器の出力ar'(t) 、ai'(t) として出力され
る。
【0107】以上の構成によって得られるアイパターン
の例を、図10(a)ないし(c)にそれぞれ示す。同
図(a)は、伝送系に白色雑音のみがある場合で、アイ
パターンは正規のポイントから円形に散乱する。同図
(b)は、白色雑音に位相ジッタ(位相が揺らぐ雑音)
が加わった場合で、アイパターンは位相方向(直交成分
方向)に広がりのある散乱となる。同図(c)は、白色
雑音にアンプリチュードジッタ(振幅が揺らぐ雑音)が
入った場合で、アイパターンは振幅方向(同相成分方
向)に広がった散乱になる。
の例を、図10(a)ないし(c)にそれぞれ示す。同
図(a)は、伝送系に白色雑音のみがある場合で、アイ
パターンは正規のポイントから円形に散乱する。同図
(b)は、白色雑音に位相ジッタ(位相が揺らぐ雑音)
が加わった場合で、アイパターンは位相方向(直交成分
方向)に広がりのある散乱となる。同図(c)は、白色
雑音にアンプリチュードジッタ(振幅が揺らぐ雑音)が
入った場合で、アイパターンは振幅方向(同相成分方
向)に広がった散乱になる。
【0108】このように、上述の構成によれば、二次元
空間の原点を正規のポイントとして、復調信号が正規の
ポイントからどの程度ずれているかを観測することが可
能となる。つまり、二次元空間の原点のみに着目して観
測すれば良く、不規則に発生するインパルス性の雑音に
ついても、インパルスが位相と振幅のどちらに影響して
いるかを簡単に判定することができる。また、上記のア
イパターンを例えばオシロスコープ等に表示させること
により、雑音がどのような特性を持っているかを目視に
よって容易に確認することも可能となる。
空間の原点を正規のポイントとして、復調信号が正規の
ポイントからどの程度ずれているかを観測することが可
能となる。つまり、二次元空間の原点のみに着目して観
測すれば良く、不規則に発生するインパルス性の雑音に
ついても、インパルスが位相と振幅のどちらに影響して
いるかを簡単に判定することができる。また、上記のア
イパターンを例えばオシロスコープ等に表示させること
により、雑音がどのような特性を持っているかを目視に
よって容易に確認することも可能となる。
【0109】図7に示す差分計算器205は、復調信号
が正規のポイントからどの程度ずれているかを検出する
ために設けられており、一番近い正規のポイントと復調
信号の座標との誤差を求める。ここでは、差分計算器2
05が、図11に示すように、回線品質に及ぼす影響が
大きい位相方向の雑音を測定するものとする。すなわ
ち、差分計算器205は、正規のポイントの対する復調
信号の位相方向の誤差を測定し、回線品質値として回線
品質記憶部107へ出力して記憶させる。
が正規のポイントからどの程度ずれているかを検出する
ために設けられており、一番近い正規のポイントと復調
信号の座標との誤差を求める。ここでは、差分計算器2
05が、図11に示すように、回線品質に及ぼす影響が
大きい位相方向の雑音を測定するものとする。すなわ
ち、差分計算器205は、正規のポイントの対する復調
信号の位相方向の誤差を測定し、回線品質値として回線
品質記憶部107へ出力して記憶させる。
【0110】回線品質測定部106は、以上のように、
波形観測部において、2次元空間にマップされた複数の
復調信号の正規のポイントからの誤差を求めて回線品質
記憶部107に記憶させる処理を所定の時間間隔で行
う。そして、予め定められたある一定期間が経過した後
に、回線品質測定部106は、回線品質記憶部107に
記憶させたこれらの誤差の平均を求める。ここで求めら
れた平均が、過去のある時点からその時点までの回線品
質値である。回線品質が良い場合には、復調信号の正規
の点からのばらつきが少ないため、誤差の平均値は小さ
い値になるが、回線品質が悪い場合には、復調信号の正
規の点からのばらつきが大きくなるため、誤差の平均値
は大きくなる。
波形観測部において、2次元空間にマップされた複数の
復調信号の正規のポイントからの誤差を求めて回線品質
記憶部107に記憶させる処理を所定の時間間隔で行
う。そして、予め定められたある一定期間が経過した後
に、回線品質測定部106は、回線品質記憶部107に
記憶させたこれらの誤差の平均を求める。ここで求めら
れた平均が、過去のある時点からその時点までの回線品
質値である。回線品質が良い場合には、復調信号の正規
の点からのばらつきが少ないため、誤差の平均値は小さ
い値になるが、回線品質が悪い場合には、復調信号の正
規の点からのばらつきが大きくなるため、誤差の平均値
は大きくなる。
【0111】次に、(b)制御チャネルのフレームエラ
ー率を測定する方法について説明する。この場合、回線
品質測定部106には、図12に示すように、受信フレ
ームのエラー率を求めるフレームエラー率測定部301
が設けられる。フレームエラー率測定部301は、チャ
ネル処理部104から、受信フレーム内にエラーがあっ
たか否かの情報を入力し、この情報に基づいて算出した
フレームエラー率を回線品質値として回線品質記憶装置
107へ出力する。
ー率を測定する方法について説明する。この場合、回線
品質測定部106には、図12に示すように、受信フレ
ームのエラー率を求めるフレームエラー率測定部301
が設けられる。フレームエラー率測定部301は、チャ
ネル処理部104から、受信フレーム内にエラーがあっ
たか否かの情報を入力し、この情報に基づいて算出した
フレームエラー率を回線品質値として回線品質記憶装置
107へ出力する。
【0112】チャネル処理部104は、CRC復号化に
よって受信フレーム内にエラーがあるか否かを検出す
る。フレームエラー率測定部301では、予め定められ
たある一定時間内に正しく受信されたフレームの数に対
するフレームエラーの割合(フレームエラー率)を算出
し、これを回線品質値とする。なお、ここで、対象とす
る受信フレームとしては、使用者がデータ通信処理を行
う前にデータ通信品質を予測する必要があるので、PH
Sの下り制御チャネルにおける制御用のフレーム(下り
制御スロット)を用いる。この下り制御スロットの一例
は、図13(a)に示すとおりである。
よって受信フレーム内にエラーがあるか否かを検出す
る。フレームエラー率測定部301では、予め定められ
たある一定時間内に正しく受信されたフレームの数に対
するフレームエラーの割合(フレームエラー率)を算出
し、これを回線品質値とする。なお、ここで、対象とす
る受信フレームとしては、使用者がデータ通信処理を行
う前にデータ通信品質を予測する必要があるので、PH
Sの下り制御チャネルにおける制御用のフレーム(下り
制御スロット)を用いる。この下り制御スロットの一例
は、図13(a)に示すとおりである。
【0113】また、上記したようなフレームエラー率の
代わりに、フレームがエラーかどうかの情報そのものを
回線品質値として出力するようにしても良い。すなわ
ち、例えば、受信フレーム内にエラーがなければ“1”
を出力し、エラーがあれば“0”を出力するように、フ
レームエラー率測定部301を構成する。これは、フレ
ームエラー率を求める際に用いられる前記の一定時間
を、1フレームだけを受信できる時間とすることと同等
である。
代わりに、フレームがエラーかどうかの情報そのものを
回線品質値として出力するようにしても良い。すなわ
ち、例えば、受信フレーム内にエラーがなければ“1”
を出力し、エラーがあれば“0”を出力するように、フ
レームエラー率測定部301を構成する。これは、フレ
ームエラー率を求める際に用いられる前記の一定時間
を、1フレームだけを受信できる時間とすることと同等
である。
【0114】一定時間内ごとに求められた値は、回線品
質記憶部107へ出力される。また、使用者がデータ通
信を行っている間は、下り通信スロットまたは下り制御
スロットを用いてフレームエラー率の算出を行うことが
できる。PHSにおける下り通信スロットの一例は、図
13(e)に示すとおりである。
質記憶部107へ出力される。また、使用者がデータ通
信を行っている間は、下り通信スロットまたは下り制御
スロットを用いてフレームエラー率の算出を行うことが
できる。PHSにおける下り通信スロットの一例は、図
13(e)に示すとおりである。
【0115】続いて、(c)制御チャネルのビットエラ
ー率を測定する方法について説明する。この方法は、P
HSにおける回線品質の測定のために、PHSにおける
制御チャネルのフレーム内のビットエラーを測定する方
法である。この場合、回線品質測定部106は、図14
に示すように、ビットパターン照合部302および参照
ビットパターン記憶部303からなるビットエラー率測
定部304を備えている。
ー率を測定する方法について説明する。この方法は、P
HSにおける回線品質の測定のために、PHSにおける
制御チャネルのフレーム内のビットエラーを測定する方
法である。この場合、回線品質測定部106は、図14
に示すように、ビットパターン照合部302および参照
ビットパターン記憶部303からなるビットエラー率測
定部304を備えている。
【0116】上記のビットパターン照合部302は、チ
ャネル処理部104からCRC復号化される前のフレー
ム信号を入力する。なお、ここで入力するフレームは、
使用者がデータ通信処理を行う以前にデータ通信品質を
予測する必要があるため、PHSにおける特定の下り制
御チャネルを用いる。例えば、図13(b)ないし
(d)にそれぞれ示すような、SCCH、BCCH、あ
るいはPCH等を用いることができる。
ャネル処理部104からCRC復号化される前のフレー
ム信号を入力する。なお、ここで入力するフレームは、
使用者がデータ通信処理を行う以前にデータ通信品質を
予測する必要があるため、PHSにおける特定の下り制
御チャネルを用いる。例えば、図13(b)ないし
(d)にそれぞれ示すような、SCCH、BCCH、あ
るいはPCH等を用いることができる。
【0117】PHSにおいては、通常は同期に用いるた
めに、図13(b)ないし(d)に示すように、下り制
御チャネルの各スロットのプリアンブルや同期ワード上
に、一定のビットパターンが存在する。参照ビットパタ
ーン記憶部303には、このような一定のビットパター
ンが予め記憶されており、ビットパターン照合部302
は、参照ビットパターン記憶部303に記憶されている
一定のビットパターンと、チャネル処理部104から入
力したフレームのビットパターンとを比較することによ
って、フレーム中のビットエラーを検出する。
めに、図13(b)ないし(d)に示すように、下り制
御チャネルの各スロットのプリアンブルや同期ワード上
に、一定のビットパターンが存在する。参照ビットパタ
ーン記憶部303には、このような一定のビットパター
ンが予め記憶されており、ビットパターン照合部302
は、参照ビットパターン記憶部303に記憶されている
一定のビットパターンと、チャネル処理部104から入
力したフレームのビットパターンとを比較することによ
って、フレーム中のビットエラーを検出する。
【0118】また、下り制御チャネルのSCCH、BC
CH、あるいはPCH等は、例えば図13(b)ないし
(d)に示す発識別信号のように、定期的にそれぞれ同
じ情報を含んでいるものがある。従って、上記したプリ
アンブルや同期ワードの他に、このような情報をビット
エラー計測の為に利用することもできる。その他に、B
CCH内には、チャネル構造情報、システム情報などが
あり、その内容をシステムが頻繁に変更しない場合に
は、この情報に基づいてビットエラー測定を行うことも
可能である。
CH、あるいはPCH等は、例えば図13(b)ないし
(d)に示す発識別信号のように、定期的にそれぞれ同
じ情報を含んでいるものがある。従って、上記したプリ
アンブルや同期ワードの他に、このような情報をビット
エラー計測の為に利用することもできる。その他に、B
CCH内には、チャネル構造情報、システム情報などが
あり、その内容をシステムが頻繁に変更しない場合に
は、この情報に基づいてビットエラー測定を行うことも
可能である。
【0119】この場合、上記の発識別信号部分等のビッ
トパターンが、参照用のビットパターンとして参照ビッ
トパターン記憶部303に記憶される。なお、上記ビッ
トパターンは必ずしも一定ではないので、変化がある毎
に参照ビットパターン記憶部303内の参照用のビット
パターンを更新することが必要となる。しかし、受信エ
ラーによってビットパターンが変化する場合を考慮し、
ある一定回数以上同じビットパターンを受信した場合
に、参照用のビットパターンの更新を行うことが好まし
い。
トパターンが、参照用のビットパターンとして参照ビッ
トパターン記憶部303に記憶される。なお、上記ビッ
トパターンは必ずしも一定ではないので、変化がある毎
に参照ビットパターン記憶部303内の参照用のビット
パターンを更新することが必要となる。しかし、受信エ
ラーによってビットパターンが変化する場合を考慮し、
ある一定回数以上同じビットパターンを受信した場合
に、参照用のビットパターンの更新を行うことが好まし
い。
【0120】ビットパターン照合部302は、予め定め
られたある一定時間内の正しいビットに対するビットエ
ラーの割合(ビットエラー率)を計算し、計算したビッ
トエラー率を回線品質値として回線品質記憶部107へ
出力し、記憶させる。なお、使用者がデータ通信を行っ
ている間も、下り制御スロットを用いてビットエラー率
の測定を行うことが可能である。
られたある一定時間内の正しいビットに対するビットエ
ラーの割合(ビットエラー率)を計算し、計算したビッ
トエラー率を回線品質値として回線品質記憶部107へ
出力し、記憶させる。なお、使用者がデータ通信を行っ
ている間も、下り制御スロットを用いてビットエラー率
の測定を行うことが可能である。
【0121】また、上記のビットエラー率の代わりに、
ビットパターンが正しいか否かの情報そのものを回線品
質値として出力するようにしても良い。すなわち、例え
ば、ビットが正しい場合に“1”を出力し、ビットがエ
ラーであれば“0”を出力する。これは、ビットエラー
率を求める際に用いられる前記の一定時間を、1ビット
だけ受信できる時間とすることと同等である。
ビットパターンが正しいか否かの情報そのものを回線品
質値として出力するようにしても良い。すなわち、例え
ば、ビットが正しい場合に“1”を出力し、ビットがエ
ラーであれば“0”を出力する。これは、ビットエラー
率を求める際に用いられる前記の一定時間を、1ビット
だけ受信できる時間とすることと同等である。
【0122】次に、(d)電界強度を測定する方法につ
いて説明する。ある時点のみの電界強度は、前記したよ
うに、データ通信の品質と必ずしも相関関係を持たない
が、電界強度の変動の状況がデータ通信の品質に影響を
及ぼす場合がある。このため、電界強度を一定時間ごと
に電界強度測定部102にて測定し、回線品質値として
回線品質記憶部107へ出力する。なお、この電界強度
そのものが回線品質値として用いられるのではなく、後
述するが、電界強度の変動の状況等が特徴として抽出さ
れてデータ通信の品質の予測に用いられる。
いて説明する。ある時点のみの電界強度は、前記したよ
うに、データ通信の品質と必ずしも相関関係を持たない
が、電界強度の変動の状況がデータ通信の品質に影響を
及ぼす場合がある。このため、電界強度を一定時間ごと
に電界強度測定部102にて測定し、回線品質値として
回線品質記憶部107へ出力する。なお、この電界強度
そのものが回線品質値として用いられるのではなく、後
述するが、電界強度の変動の状況等が特徴として抽出さ
れてデータ通信の品質の予測に用いられる。
【0123】以上のように、復調信号の正規のポイント
からの誤差、フレームエラー率、ビットエラー率、ある
いは電界強度等が回線品質測定部106において測定さ
れ、回線品質記憶部107へ記憶される。
からの誤差、フレームエラー率、ビットエラー率、ある
いは電界強度等が回線品質測定部106において測定さ
れ、回線品質記憶部107へ記憶される。
【0124】次に、回線品質値を記憶するために設けら
れた回線品質記憶部107について説明する。回線品質
記憶部107はメモリ等により構成されており、図15
に示すように、回線品質測定部106にて一定時間間隔
で測定された回線品質値を時系列的に記憶する。なお、
記憶される回線品質値の個数は予めN個に決められてい
る。ただし、Nは1以上の整数である。つまり、回線品
質記憶部107は、N個のデータを順次に記憶するため
に、N個の記憶領域を備えている。
れた回線品質記憶部107について説明する。回線品質
記憶部107はメモリ等により構成されており、図15
に示すように、回線品質測定部106にて一定時間間隔
で測定された回線品質値を時系列的に記憶する。なお、
記憶される回線品質値の個数は予めN個に決められてい
る。ただし、Nは1以上の整数である。つまり、回線品
質記憶部107は、N個のデータを順次に記憶するため
に、N個の記憶領域を備えている。
【0125】回線品質記憶部107にN個のデータが既
に記憶されている場合、次の回線品質値が入力されてく
ると、最も古いデータが記憶されている箇所に新たなデ
ータが上書きされる。回線品質記憶部107に記憶され
ている回線品質値は、データ通信品質予測部108がデ
ータ通信品質の予測を行う際に、記憶されているN個の
データが古い順に取り出されて使用される。また、デー
タ通信開始時の接続処理成功時または失敗時や、データ
通信の失敗時等には、データ通信品質学習部109によ
る学習のために、記憶されているN個のデータが古い順
から取り出されてデータ通信品質学習部109へ送られ
る。
に記憶されている場合、次の回線品質値が入力されてく
ると、最も古いデータが記憶されている箇所に新たなデ
ータが上書きされる。回線品質記憶部107に記憶され
ている回線品質値は、データ通信品質予測部108がデ
ータ通信品質の予測を行う際に、記憶されているN個の
データが古い順に取り出されて使用される。また、デー
タ通信開始時の接続処理成功時または失敗時や、データ
通信の失敗時等には、データ通信品質学習部109によ
る学習のために、記憶されているN個のデータが古い順
から取り出されてデータ通信品質学習部109へ送られ
る。
【0126】次に、使用者が実行しようとするデータ通
信の品質を予測する処理について、詳細に説明する。無
線通信装置100は、学習値を利用してデータ通信の品
質の予測を行うことを特徴としており、この学習値は、
データ通信に関する所定の事象が発生するごとに更新さ
れるようになっている。ここでは、まず、主にデータ通
信品質学習部109が行う、学習値の更新処理について
説明する。
信の品質を予測する処理について、詳細に説明する。無
線通信装置100は、学習値を利用してデータ通信の品
質の予測を行うことを特徴としており、この学習値は、
データ通信に関する所定の事象が発生するごとに更新さ
れるようになっている。ここでは、まず、主にデータ通
信品質学習部109が行う、学習値の更新処理について
説明する。
【0127】データ通信品質学習部109は、学習値に
関して、データ通信に関する所定の事象が発生する度
に、その事象が発生した時点の状況を学習値に反映させ
るために、その時点に回線品質記憶部107に蓄積され
ている回線品質値から特徴値を抽出し、この特徴値を用
いて学習値を更新する処理を行う。
関して、データ通信に関する所定の事象が発生する度
に、その事象が発生した時点の状況を学習値に反映させ
るために、その時点に回線品質記憶部107に蓄積され
ている回線品質値から特徴値を抽出し、この特徴値を用
いて学習値を更新する処理を行う。
【0128】なお、ここで抽出される回線品質値の特徴
値とは、データ通信が成功あるいは失敗した瞬間の回線
品質値ではなく、過去のある時点からデータ通信が成功
あるいは失敗した時点までに、回線品質記憶部107に
時系列的に蓄積されている複数の回線品質値から求めら
れる。つまり、データ通信品質学習部109は、所定の
事象が発生した時点で、回線品質記憶部107に記憶さ
れているN個の回線品質値から特徴値を求める。そし
て、求めた特徴値を用いて新たな学習値を算出する。
値とは、データ通信が成功あるいは失敗した瞬間の回線
品質値ではなく、過去のある時点からデータ通信が成功
あるいは失敗した時点までに、回線品質記憶部107に
時系列的に蓄積されている複数の回線品質値から求めら
れる。つまり、データ通信品質学習部109は、所定の
事象が発生した時点で、回線品質記憶部107に記憶さ
れているN個の回線品質値から特徴値を求める。そし
て、求めた特徴値を用いて新たな学習値を算出する。
【0129】なお、データ通信の条件に応じて複数の学
習値を持つことにより、予測の確実性を向上させること
ができる。すなわち、データ通信のアプリケーション、
各アプリケーションが適用する転送速度、通信の相手
先、通信データのサイズ等の種々の条件の組合せの各々
に対応して学習値を設定することが好ましい。つまり、
これらの条件の組合せによって、回線品質に対するデー
タ通信の品質が異なることが考えられるからである。
習値を持つことにより、予測の確実性を向上させること
ができる。すなわち、データ通信のアプリケーション、
各アプリケーションが適用する転送速度、通信の相手
先、通信データのサイズ等の種々の条件の組合せの各々
に対応して学習値を設定することが好ましい。つまり、
これらの条件の組合せによって、回線品質に対するデー
タ通信の品質が異なることが考えられるからである。
【0130】また、データ通信は、大別すると、相手先
との接続処理、実際のデータ転送処理、およびデータ転
送終了後の終了処理の3段階の処理から構成されてい
る。これらの各段階において、データ通信モデム部11
1等が行う処理の内容はそれぞれ異なるため、使用者が
実行しようとするデータ通信の成功の可能性をより確実
に予測するためには、各段階の処理の成功の可能性を別
々に予測することが好ましい。
との接続処理、実際のデータ転送処理、およびデータ転
送終了後の終了処理の3段階の処理から構成されてい
る。これらの各段階において、データ通信モデム部11
1等が行う処理の内容はそれぞれ異なるため、使用者が
実行しようとするデータ通信の成功の可能性をより確実
に予測するためには、各段階の処理の成功の可能性を別
々に予測することが好ましい。
【0131】このため、無線通信装置100は、データ
通信のアプリケーション、各アプリケーションが適用す
る転送速度、通信の相手先、通信データのサイズ等の種
々の条件の組合せのそれぞれに対応して複数の学習値を
記憶すると共に、学習値の更新を行う契機となる所定の
事象として、(1) データ通信の初期に相手先との接続処
理が成功した場合、(2) データ通信の初期に相手先との
接続処理が失敗した場合、(3) 実際のデータ転送が失敗
した場合、の3種類の事象に対して学習値の更新が行わ
れる。なお、学習値は、上記3種類の事象ごとに設けら
れており、各事象が発生した場合にはその事象に対応す
る学習値が更新される学習値の更新に際しては、回線品
質記憶部107の複数個の回線品質値から種々の特徴値
が抽出されると共に、その他の必要な情報がデータ通信
モデム部111等から取得されて用いられる。上記の
(1) 、(2) 、および(3) のそれぞれの場合に更新される
学習値の例について説明する。
通信のアプリケーション、各アプリケーションが適用す
る転送速度、通信の相手先、通信データのサイズ等の種
々の条件の組合せのそれぞれに対応して複数の学習値を
記憶すると共に、学習値の更新を行う契機となる所定の
事象として、(1) データ通信の初期に相手先との接続処
理が成功した場合、(2) データ通信の初期に相手先との
接続処理が失敗した場合、(3) 実際のデータ転送が失敗
した場合、の3種類の事象に対して学習値の更新が行わ
れる。なお、学習値は、上記3種類の事象ごとに設けら
れており、各事象が発生した場合にはその事象に対応す
る学習値が更新される学習値の更新に際しては、回線品
質記憶部107の複数個の回線品質値から種々の特徴値
が抽出されると共に、その他の必要な情報がデータ通信
モデム部111等から取得されて用いられる。上記の
(1) 、(2) 、および(3) のそれぞれの場合に更新される
学習値の例について説明する。
【0132】まず、(1) 接続処理が成功した場合は、次
の(ア) ないし (キ)の学習値が更新される。また、これら
の学習値は、データ転送速度および通信アプリケーショ
ンの条件の組合せの各々に応じて記憶されている。すな
わち、使用可能なデータ転送速度が5種類、通信アプリ
ケーションが4種類ある場合には、これらの組合せであ
る20種類の条件に対応する学習値が存在することとな
る。なお、下記の回線品質値とは、いずれも回線品質記
憶部107に記憶されているN個の回線品質値を指す。 (ア) 回線品質値の平均 (イ) 回線品質値の変動値の平均 (ウ) 回線品質値の最小値 (エ) 回線品質値の最大値 (オ) 回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動した
回数 (カ) 回線品質値が境界値を下回った回数 (キ) 接続処理の開始から接続完了までの時間 上記の(ア) ないし(カ) は、上記した回線品質記憶部10
7から抽出される特徴値を用いて更新される。
の(ア) ないし (キ)の学習値が更新される。また、これら
の学習値は、データ転送速度および通信アプリケーショ
ンの条件の組合せの各々に応じて記憶されている。すな
わち、使用可能なデータ転送速度が5種類、通信アプリ
ケーションが4種類ある場合には、これらの組合せであ
る20種類の条件に対応する学習値が存在することとな
る。なお、下記の回線品質値とは、いずれも回線品質記
憶部107に記憶されているN個の回線品質値を指す。 (ア) 回線品質値の平均 (イ) 回線品質値の変動値の平均 (ウ) 回線品質値の最小値 (エ) 回線品質値の最大値 (オ) 回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動した
回数 (カ) 回線品質値が境界値を下回った回数 (キ) 接続処理の開始から接続完了までの時間 上記の(ア) ないし(カ) は、上記した回線品質記憶部10
7から抽出される特徴値を用いて更新される。
【0133】また、(2) 接続処理が失敗した場合は、次
の(ク) ないし (ソ)に示す学習値が更新される。これらの
学習値は、データ転送速度、通信の相手先、および通信
アプリケーションの条件の組合せの各々に応じて記憶さ
れている。 (ク) 回線品質値の平均 (ケ) 回線品質値の変動値の平均 (コ) 回線品質値の最小値 (サ) 回線品質値の最大値 (シ) 接続処理が失敗した瞬間の回線品質値 (ス) 回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動した
回数 (セ) 回線品質値が境界値を下回った回数 (ソ) 接続処理を開始してから失敗するまでの時間 上記の(ク) ないし(セ) は、上記した回線品質記憶部10
7から抽出される特徴値を用いて更新される。
の(ク) ないし (ソ)に示す学習値が更新される。これらの
学習値は、データ転送速度、通信の相手先、および通信
アプリケーションの条件の組合せの各々に応じて記憶さ
れている。 (ク) 回線品質値の平均 (ケ) 回線品質値の変動値の平均 (コ) 回線品質値の最小値 (サ) 回線品質値の最大値 (シ) 接続処理が失敗した瞬間の回線品質値 (ス) 回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動した
回数 (セ) 回線品質値が境界値を下回った回数 (ソ) 接続処理を開始してから失敗するまでの時間 上記の(ク) ないし(セ) は、上記した回線品質記憶部10
7から抽出される特徴値を用いて更新される。
【0134】さらに、(3) データ転送が失敗した場合
は、次の(タ) ないし (ヌ)が特徴値として学習される。こ
れらの学習値は、データ転送速度、通信の相手先、およ
び通信アプリケーションの条件の組合せの各々に応じて
記憶されている。 (タ) 回線品質値の平均 (チ) 回線品質値の変動値の平均 (ツ) 回線品質値の最小値 (テ) 回線品質値の最大値 (ト) データ通信が失敗した瞬間の回線品質値 (ナ) 回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動した
回数 (ニ) 回線品質値が境界値を下回った回数 (ヌ) データ転送を開始してから失敗するまでの時間(連
続転送時間) 上記の(タ) ないし(ニ) は、上記した回線品質記憶部10
7から抽出される特徴値を用いて更新される。
は、次の(タ) ないし (ヌ)が特徴値として学習される。こ
れらの学習値は、データ転送速度、通信の相手先、およ
び通信アプリケーションの条件の組合せの各々に応じて
記憶されている。 (タ) 回線品質値の平均 (チ) 回線品質値の変動値の平均 (ツ) 回線品質値の最小値 (テ) 回線品質値の最大値 (ト) データ通信が失敗した瞬間の回線品質値 (ナ) 回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動した
回数 (ニ) 回線品質値が境界値を下回った回数 (ヌ) データ転送を開始してから失敗するまでの時間(連
続転送時間) 上記の(タ) ないし(ニ) は、上記した回線品質記憶部10
7から抽出される特徴値を用いて更新される。
【0135】なお、上記の境界値とは、過去に接続処理
の失敗またはデータ転送の失敗が起こった時点の回線品
質値の学習値とする。なお、この境界値は、データ転送
速度ごとに計算されるが、使用者が任意に値の設定を行
うようにしても良い。また、(ヌ) については、(タ) の値
と、接続処理成功時点の回線品質値の差がある一定基準
以下の場合にのみ算出される。
の失敗またはデータ転送の失敗が起こった時点の回線品
質値の学習値とする。なお、この境界値は、データ転送
速度ごとに計算されるが、使用者が任意に値の設定を行
うようにしても良い。また、(ヌ) については、(タ) の値
と、接続処理成功時点の回線品質値の差がある一定基準
以下の場合にのみ算出される。
【0136】上記した各学習値に対応する特徴値を、図
16に示す。上記の(ア)(ク)(タ) に反映される特徴値は、
回線品質記憶部107に記憶されているN個の回線品質
値の平均である。また、(イ)(ケ)(チ) に反映される特徴値
は、上記N個の回線品質値においてそれぞれ時系列的に
隣り合うデータ同士の差の絶対値を求め、さらにそれら
を平均したものである。(ウ)(コ)(ツ) および(エ)(サ)(テ) に
反映される特徴値は、N個の回線品質値の内の最小値お
よび最大値である。(オ)(ス)(ナ) は、回線品質値が境界値
より上の状態から境界値より下の状態に変動した回数で
ある。(カ)(セ)(ニ) は、N個の回線品質値の内で、境界値
よりも下の状態である回線品質値の個数である。
16に示す。上記の(ア)(ク)(タ) に反映される特徴値は、
回線品質記憶部107に記憶されているN個の回線品質
値の平均である。また、(イ)(ケ)(チ) に反映される特徴値
は、上記N個の回線品質値においてそれぞれ時系列的に
隣り合うデータ同士の差の絶対値を求め、さらにそれら
を平均したものである。(ウ)(コ)(ツ) および(エ)(サ)(テ) に
反映される特徴値は、N個の回線品質値の内の最小値お
よび最大値である。(オ)(ス)(ナ) は、回線品質値が境界値
より上の状態から境界値より下の状態に変動した回数で
ある。(カ)(セ)(ニ) は、N個の回線品質値の内で、境界値
よりも下の状態である回線品質値の個数である。
【0137】なお、接続処理成功に関する境界値として
は、接続処理失敗に関する境界値と同じ値を用いること
ができる。また、データ通信モデム部111において伝
送速度が高速から低速へ切り替わった場合も、接続処理
の失敗に相当するものと考え、上記の(ク) ないし(ソ) の
それぞれが求められる。
は、接続処理失敗に関する境界値と同じ値を用いること
ができる。また、データ通信モデム部111において伝
送速度が高速から低速へ切り替わった場合も、接続処理
の失敗に相当するものと考え、上記の(ク) ないし(ソ) の
それぞれが求められる。
【0138】以上のように、接続処理の成功/失敗また
はデータ通信の失敗が発生する毎に、回線品質記憶部1
07に記憶されているN個の回線品質値から特徴値が抽
出される。これと同時に、データ通信品質学習部109
が、このように求められた特徴値に基づいて、各特徴値
の学習値を更新する。すなわち、下記の数1により、過
去にデータ通信品質学習部109にて求められて記憶さ
れている学習値がそれぞれ更新される。
はデータ通信の失敗が発生する毎に、回線品質記憶部1
07に記憶されているN個の回線品質値から特徴値が抽
出される。これと同時に、データ通信品質学習部109
が、このように求められた特徴値に基づいて、各特徴値
の学習値を更新する。すなわち、下記の数1により、過
去にデータ通信品質学習部109にて求められて記憶さ
れている学習値がそれぞれ更新される。
【0139】
【数1】
【0140】これら記憶された学習値は、データ通信品
質予測部108にて、データ通信品質の予測を行うとき
に、予測の基準として取り出される。また、データ通信
を行う時に、その相手の電話番号に応じた学習値が既に
存在する場合、使用者の選択により、その学習値も合わ
せて取り出される。
質予測部108にて、データ通信品質の予測を行うとき
に、予測の基準として取り出される。また、データ通信
を行う時に、その相手の電話番号に応じた学習値が既に
存在する場合、使用者の選択により、その学習値も合わ
せて取り出される。
【0141】ここで、データ通信品質学習部109の構
成について、図17を参照しながら説明する。データ通
信品質学習部109は、特徴値抽出部641、学習値算
出部642、条件記憶部643、計時部644、および
学習値記憶部645(学習値記憶手段)を備えている。
成について、図17を参照しながら説明する。データ通
信品質学習部109は、特徴値抽出部641、学習値算
出部642、条件記憶部643、計時部644、および
学習値記憶部645(学習値記憶手段)を備えている。
【0142】特徴値抽出部641は、回線品質記憶部1
07に記憶されているN個の回線品質値を入力し、これ
らの回線品質値から、データ通信品質における特徴値を
抽出する。
07に記憶されているN個の回線品質値を入力し、これ
らの回線品質値から、データ通信品質における特徴値を
抽出する。
【0143】条件記憶部643は、データ通信AP実行
部112から、使用されるアプリケーションの種類およ
び通信相手の電話番号等を取得して記憶することに加え
て、データ通信モデム部111から、接続処理開始信
号、並びに接続処理の成功/失敗、データ通信の失敗等
の通知信号、データ転送速度等を取得する。
部112から、使用されるアプリケーションの種類およ
び通信相手の電話番号等を取得して記憶することに加え
て、データ通信モデム部111から、接続処理開始信
号、並びに接続処理の成功/失敗、データ通信の失敗等
の通知信号、データ転送速度等を取得する。
【0144】また、学習値算出部642は、データ通信
品質予測部108がデータ通信品質の予測を行うために
条件記憶部643に使用する通信APの種類や通信相手
の電話番号を入力すると、その条件に見合った学習値を
学習値記憶部645より取り出し、データ通信品質予測
部108へ送る。さらに、学習値算出部642は、接続
処理の成功/失敗、またはデータ通信の失敗が生じる度
に、条件記憶部643に記憶された条件に合致する学習
値を学習値記憶部645より取り出し、特徴値抽出部6
41により抽出された特徴値を反映させて学習値を更新
し、その結果を学習値記憶部645に再び記憶させる。
品質予測部108がデータ通信品質の予測を行うために
条件記憶部643に使用する通信APの種類や通信相手
の電話番号を入力すると、その条件に見合った学習値を
学習値記憶部645より取り出し、データ通信品質予測
部108へ送る。さらに、学習値算出部642は、接続
処理の成功/失敗、またはデータ通信の失敗が生じる度
に、条件記憶部643に記憶された条件に合致する学習
値を学習値記憶部645より取り出し、特徴値抽出部6
41により抽出された特徴値を反映させて学習値を更新
し、その結果を学習値記憶部645に再び記憶させる。
【0145】学習値記憶部645には、過去に行った学
習の結果としての学習値が、データ通信の条件ごとにそ
れぞれ記憶されている。ここでは、通信相手、通信アプ
リケーション、およびデータ転送速度の各種条件の組合
せに応じて学習値が記憶されている。記憶されている学
習値は、新たに学習値を算出するときに取り出される
他、データ通信品質予測部108にてデータ通信品質の
予測を行うときに、データ通信品質予測部108より指
定された条件に適する学習値が、学習値算出部642に
よって取り出され、データ通信品質予測部108に出力
される。
習の結果としての学習値が、データ通信の条件ごとにそ
れぞれ記憶されている。ここでは、通信相手、通信アプ
リケーション、およびデータ転送速度の各種条件の組合
せに応じて学習値が記憶されている。記憶されている学
習値は、新たに学習値を算出するときに取り出される
他、データ通信品質予測部108にてデータ通信品質の
予測を行うときに、データ通信品質予測部108より指
定された条件に適する学習値が、学習値算出部642に
よって取り出され、データ通信品質予測部108に出力
される。
【0146】ここで、データ通信品質学習部109が接
続処理時に行う学習の手順を、図18のフローチャート
に基づいて説明すると、以下のとおりである。
続処理時に行う学習の手順を、図18のフローチャート
に基づいて説明すると、以下のとおりである。
【0147】通信アプリケーションが処理を開始すると
き、データ通信品質学習部109は、その通信アプリケ
ーションの種類および通信相手先の電話番号を、データ
通信アプリケーション実行部112から取得し、条件記
憶部643に記憶する(ステップ1、以下ではS1のよ
うに表記する)。
き、データ通信品質学習部109は、その通信アプリケ
ーションの種類および通信相手先の電話番号を、データ
通信アプリケーション実行部112から取得し、条件記
憶部643に記憶する(ステップ1、以下ではS1のよ
うに表記する)。
【0148】次に、モデムによって通信相手先との接続
処理が開始されると、接続処理開始信号及びデータ転送
速度の情報をデータ通信モデム部111から入力し(S
2)、計時部644は、上記の接続処理開始信号に合わ
せてタイマーをリセットし、接続処理の所要時間の計測
を開始する(S3)。
処理が開始されると、接続処理開始信号及びデータ転送
速度の情報をデータ通信モデム部111から入力し(S
2)、計時部644は、上記の接続処理開始信号に合わ
せてタイマーをリセットし、接続処理の所要時間の計測
を開始する(S3)。
【0149】その後、データ通信モデム部111より相
手先との接続処理成功の信号を受け取った場合(S4に
おいてYES)は、接続処理成功に関する学習値の更新
処理を行う(S5)。このS5の処理の詳細については
後述する。一方、データ通信モデム部111より接続処
理失敗の信号あるいは転送速度を高速から低速へ切り替
えたことを通知する信号を受け取った場合(S4におい
てNO)には、接続処理失敗に関する学習値の更新処理
を行う(S6)。このS6の処理の詳細についても後述
する。
手先との接続処理成功の信号を受け取った場合(S4に
おいてYES)は、接続処理成功に関する学習値の更新
処理を行う(S5)。このS5の処理の詳細については
後述する。一方、データ通信モデム部111より接続処
理失敗の信号あるいは転送速度を高速から低速へ切り替
えたことを通知する信号を受け取った場合(S4におい
てNO)には、接続処理失敗に関する学習値の更新処理
を行う(S6)。このS6の処理の詳細についても後述
する。
【0150】接続処理が成功した場合には、データ通信
処理が続行されるので、S5の終了後、データ通信モデ
ム部111からデータ通信処理の開始信号およびデータ
転送速度を取得する(S7)。さらに、計時部644
は、上記の開始信号に合わせてタイマーをリセットし、
通信処理の所要時間の計測を開始する(S8)。
処理が続行されるので、S5の終了後、データ通信モデ
ム部111からデータ通信処理の開始信号およびデータ
転送速度を取得する(S7)。さらに、計時部644
は、上記の開始信号に合わせてタイマーをリセットし、
通信処理の所要時間の計測を開始する(S8)。
【0151】その後、データ通信モデム部111からデ
ータ通信の失敗を知らせる信号または転送速度が高速か
ら低速へ切り替わったことを通知する信号を受け取った
場合(S9においてNO)は、データ通信失敗に関する
学習値を更新する処理を行う(S10)。このS10の
処理の詳細についても後述する。
ータ通信の失敗を知らせる信号または転送速度が高速か
ら低速へ切り替わったことを通知する信号を受け取った
場合(S9においてNO)は、データ通信失敗に関する
学習値を更新する処理を行う(S10)。このS10の
処理の詳細についても後述する。
【0152】ここで、上記のS5の処理の詳細につい
て、図19に示すフローチャートを参照しながら説明す
ると以下のとおりである。
て、図19に示すフローチャートを参照しながら説明す
ると以下のとおりである。
【0153】まず、転送速度および通信APの種類に応
じて、学習の対象を決定する(S101)。次に、計時
部644のタイマーを停止し、接続処理の所要時間の計
測を停止し、この計測結果に基づいて接続処理所要時間
の学習値を更新する(S102)。すなわち、学習値算
出部642が、学習値記憶部645に学習値として記憶
されている接続処理の所要時間を取得し、これに今回の
計測結果を反映させた新たな学習値を求め、学習値記憶
部645に格納する。
じて、学習の対象を決定する(S101)。次に、計時
部644のタイマーを停止し、接続処理の所要時間の計
測を停止し、この計測結果に基づいて接続処理所要時間
の学習値を更新する(S102)。すなわち、学習値算
出部642が、学習値記憶部645に学習値として記憶
されている接続処理の所要時間を取得し、これに今回の
計測結果を反映させた新たな学習値を求め、学習値記憶
部645に格納する。
【0154】次に、特徴値抽出部641が、回線品質記
憶部107から、現時点までの所定の時間内に順次格納
されたN個の回線品質値を取り出す(S103)。学習
値算出部642は、これらN個の回線品質値の平均を計
算し、学習値記憶部645に学習値として記憶されてい
る過去の回線品質値の平均を取得し、これに今回の平均
を反映させて新たな学習値を求め、学習値記憶部645
に格納する。
憶部107から、現時点までの所定の時間内に順次格納
されたN個の回線品質値を取り出す(S103)。学習
値算出部642は、これらN個の回線品質値の平均を計
算し、学習値記憶部645に学習値として記憶されてい
る過去の回線品質値の平均を取得し、これに今回の平均
を反映させて新たな学習値を求め、学習値記憶部645
に格納する。
【0155】以下、同様に、S104ないしS108に
おいて、回線品質記憶部107から取得した回線品質値
N個から、その変動値の平均、最大値および最小値、回
線品質値が境界値以下へ変動した回数、回線品質値が境
界値を下回った回数をそれぞれ求めると共に、学習値記
憶部645から取得した学習値にこれらの値を反映させ
て更新する。
おいて、回線品質記憶部107から取得した回線品質値
N個から、その変動値の平均、最大値および最小値、回
線品質値が境界値以下へ変動した回数、回線品質値が境
界値を下回った回数をそれぞれ求めると共に、学習値記
憶部645から取得した学習値にこれらの値を反映させ
て更新する。
【0156】また、図18のS6およびS10の処理の
詳細は、図20および図21にそれぞれ示すフローチャ
ートのとおりである。
詳細は、図20および図21にそれぞれ示すフローチャ
ートのとおりである。
【0157】次に、上記のとおりに学習された学習値を
用いて、主にデータ通信品質予測部108が実行するデ
ータ品質の予測処理について説明する。
用いて、主にデータ通信品質予測部108が実行するデ
ータ品質の予測処理について説明する。
【0158】データ通信品質予測部108は、回線品質
記憶部107に記憶されている現在の回線品質値に関す
る一定期間のデータから必要な特徴値を取り出す。ま
た、データ通信品質学習部109から、データ通信品質
を予測する基準となる学習値を取り出す。この場合、通
信の相手先の電話番号に対する接続処理成功時、接続処
理失敗時、データ通信失敗時に関する学習値が過去に学
習されている場合は、該学習値を取り出す。
記憶部107に記憶されている現在の回線品質値に関す
る一定期間のデータから必要な特徴値を取り出す。ま
た、データ通信品質学習部109から、データ通信品質
を予測する基準となる学習値を取り出す。この場合、通
信の相手先の電話番号に対する接続処理成功時、接続処
理失敗時、データ通信失敗時に関する学習値が過去に学
習されている場合は、該学習値を取り出す。
【0159】データ通信モデム部111からは、データ
通信開始の信号、データ通信中であれば、設定されてい
る転送速度が入力される。データ通信AP実行部112
からは、使用する通信アプリケーションの種類、転送す
るデータのサイズ、相手先の電話番号が入力される。デ
ータ通信品質予測部108は、このように入力された条
件に基づいて、データ通信品質を予測する。
通信開始の信号、データ通信中であれば、設定されてい
る転送速度が入力される。データ通信AP実行部112
からは、使用する通信アプリケーションの種類、転送す
るデータのサイズ、相手先の電話番号が入力される。デ
ータ通信品質予測部108は、このように入力された条
件に基づいて、データ通信品質を予測する。
【0160】データ通信品質として予測する値は、例え
ば、相手先との接続処理の成功可能性、相手先との接続
処理の所要時間、適用可能な最大のデータ転送速度、デ
ータの連続通信が可能な時間、使用するデータ通信アプ
リケーションの種類に応じた通信の成功率、データ転送
の所要時間、回線が相手先と接続されている時間等であ
る。
ば、相手先との接続処理の成功可能性、相手先との接続
処理の所要時間、適用可能な最大のデータ転送速度、デ
ータの連続通信が可能な時間、使用するデータ通信アプ
リケーションの種類に応じた通信の成功率、データ転送
の所要時間、回線が相手先と接続されている時間等であ
る。
【0161】また、これらの予測は、過去に、相手先の
電話番号に対する学習が行われて既に学習値が存在する
場合には、使用者の選択により、その学習値に応じた予
測を行うことも可能である。
電話番号に対する学習が行われて既に学習値が存在する
場合には、使用者の選択により、その学習値に応じた予
測を行うことも可能である。
【0162】また、上記した予測値は、データ通信の開
始前に予想されるものであり、データ通信が実行されて
いる最中は、データ通信モデム部111から取得される
データ通信速度が、データ通信速度の予測値に変わって
用いられ、その他の予測値を更新するために使用され
る。予測された値は、表示部110によって使用者に随
時通知される。
始前に予想されるものであり、データ通信が実行されて
いる最中は、データ通信モデム部111から取得される
データ通信速度が、データ通信速度の予測値に変わって
用いられ、その他の予測値を更新するために使用され
る。予測された値は、表示部110によって使用者に随
時通知される。
【0163】ここで、データ通信品質予測部108の構
成およびその動作について、さらに詳しく説明する。デ
ータ品質予測部108は、図22に示すように、特徴値
抽出部821、データ通信品質予測値算出部822、学
習値記憶部823、条件記憶部824からなる。
成およびその動作について、さらに詳しく説明する。デ
ータ品質予測部108は、図22に示すように、特徴値
抽出部821、データ通信品質予測値算出部822、学
習値記憶部823、条件記憶部824からなる。
【0164】特徴値抽出部821では、データ通信品質
学習部109の特徴値抽出部641と同様の方法で、回
線品質記憶部107から取り出されたN個の回線品質値
のデータから特徴値が抽出される。
学習部109の特徴値抽出部641と同様の方法で、回
線品質記憶部107から取り出されたN個の回線品質値
のデータから特徴値が抽出される。
【0165】条件記憶部824は、データ通信AP実行
部112から、通信アプリケーションの種類、通信相手
の電話番号を入力して記憶し、これに基づいて、データ
通信品質学習部109より条件に適した学習値を取り出
す。学習値記憶部823は、データ通信品質学習部10
9より取り出した学習値を一時記憶し、データ通信品質
の予測の計算に用いる。
部112から、通信アプリケーションの種類、通信相手
の電話番号を入力して記憶し、これに基づいて、データ
通信品質学習部109より条件に適した学習値を取り出
す。学習値記憶部823は、データ通信品質学習部10
9より取り出した学習値を一時記憶し、データ通信品質
の予測の計算に用いる。
【0166】データ通信品質予測値算出部822は、特
徴値抽出部821から取り出された特徴値と、学習値記
憶部823に記憶されている学習値をもとに、データ通
信品質の予測値の算出を行い、表示部110に出力す
る。また、場合によっては、算出した予測値を、データ
通信AP実行部112へも出力する。
徴値抽出部821から取り出された特徴値と、学習値記
憶部823に記憶されている学習値をもとに、データ通
信品質の予測値の算出を行い、表示部110に出力す
る。また、場合によっては、算出した予測値を、データ
通信AP実行部112へも出力する。
【0167】図23に基づいて、データ通信品質の予測
の手順を説明する。
の手順を説明する。
【0168】データ通信AP実行部112より、使用す
る通信アプリケーションの種類、通信相手の電話番号、
通信するデータのサイズが前もって送られる(S2
1)。その後、使用者がデータ通信品質の予測を行う時
点で、特徴値抽出部821が、回線品質記憶部107か
らN個の回線品質値のデータを取り出し、そのデータに
おける特徴値を抽出する(S22)。ここで、抽出する
特徴値は、前述したように、N個の回線品質値の平均、
変動値の平均、最大値、最小値、境界値以下に変動した
回数、境界値以下となった回数等である。
る通信アプリケーションの種類、通信相手の電話番号、
通信するデータのサイズが前もって送られる(S2
1)。その後、使用者がデータ通信品質の予測を行う時
点で、特徴値抽出部821が、回線品質記憶部107か
らN個の回線品質値のデータを取り出し、そのデータに
おける特徴値を抽出する(S22)。ここで、抽出する
特徴値は、前述したように、N個の回線品質値の平均、
変動値の平均、最大値、最小値、境界値以下に変動した
回数、境界値以下となった回数等である。
【0169】さらに、データ通信条件に応じた学習値
を、データ通信品質学習部109から取り出す(S2
3)。前記の特徴値と上記の学習値とを用いて、以下の
データ通信の品質に関して予測値を求める。なお、通信
相手の電話番号に応じた予測を行うかどうかは、使用者
が予め選択する。
を、データ通信品質学習部109から取り出す(S2
3)。前記の特徴値と上記の学習値とを用いて、以下の
データ通信の品質に関して予測値を求める。なお、通信
相手の電話番号に応じた予測を行うかどうかは、使用者
が予め選択する。
【0170】次に、適用可能な最大のデータ通信速度の
予測を行う。まず、通信アプリケーションの種類によっ
ては、使用する通信速度が制限されるものがあるので、
それらのアプリケーションについては、通信速度の選択
範囲を、使用可能な通信速度の候補だけに絞る(S2
4)。
予測を行う。まず、通信アプリケーションの種類によっ
ては、使用する通信速度が制限されるものがあるので、
それらのアプリケーションについては、通信速度の選択
範囲を、使用可能な通信速度の候補だけに絞る(S2
4)。
【0171】その後、S22で抽出された特徴値の中
の、回線品質値が境界値以下となった回数と、通信速度
の候補のそれぞれに対応する学習値の中の、接続処理失
敗時の境界値以下となった回数とを比較し、前者が後者
以下であるという条件を満たす通信速度を選択する(S
25)。ここで、全ての候補が条件を満していない場
合、接続処理は不可能であると予測する(S26)。
の、回線品質値が境界値以下となった回数と、通信速度
の候補のそれぞれに対応する学習値の中の、接続処理失
敗時の境界値以下となった回数とを比較し、前者が後者
以下であるという条件を満たす通信速度を選択する(S
25)。ここで、全ての候補が条件を満していない場
合、接続処理は不可能であると予測する(S26)。
【0172】S25で選ばれた転送速度については、次
の方法で、さらに接続処理の可能性が判断される。S2
2で抽出されている特徴値の中の、回線品質値が境界値
以上から境界値以下へ変動した回数と、S25で選択さ
れた通信速度の候補に対する学習値の中の、接続処理失
敗時の回線品質値が境界値以上から境界値以下に変動し
た回数とを比較し、前者が後者以下であるという条件を
満たす通信速度を選択する(S27)。ここで、全ての
候補が条件を満していない場合(S28にてNO)、接
続処理は不可能であると予測する(S37)。
の方法で、さらに接続処理の可能性が判断される。S2
2で抽出されている特徴値の中の、回線品質値が境界値
以上から境界値以下へ変動した回数と、S25で選択さ
れた通信速度の候補に対する学習値の中の、接続処理失
敗時の回線品質値が境界値以上から境界値以下に変動し
た回数とを比較し、前者が後者以下であるという条件を
満たす通信速度を選択する(S27)。ここで、全ての
候補が条件を満していない場合(S28にてNO)、接
続処理は不可能であると予測する(S37)。
【0173】さらに、S22で抽出されている特徴値の
中の、回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動し
た回数と、S27で選択された通信速度の候補に対する
学習値の中の、接続処理成功時の境界値以上から境界値
以下へ変動した回数とを比較し、前者が後者以下である
条件を満たす通信速度を選択する(S29)。
中の、回線品質値が境界値以上から境界値以下へ変動し
た回数と、S27で選択された通信速度の候補に対する
学習値の中の、接続処理成功時の境界値以上から境界値
以下へ変動した回数とを比較し、前者が後者以下である
条件を満たす通信速度を選択する(S29)。
【0174】S29を終了した時点で、通信速度が一つ
に絞られた場合、その通信速度を予測通信速度とする。
あるいは、選択候補がなければ(S30にてNO)、S
37へ移行し、データ通信は不可能であると予測する。
あるいは、通信速度の候補が一つに絞りきれない場合に
は、抽出された特徴値の中の回線品質値の平均が、接続
処理成功時の回線品質値の平均の学習値に最も近い通信
速度が、予測通信速度として決定される(S31)。な
お、場合によっては、ここで予測通信速度を一つに絞ら
ずに、候補として残った複数の通信速度について以下の
予測を継続してもよい。
に絞られた場合、その通信速度を予測通信速度とする。
あるいは、選択候補がなければ(S30にてNO)、S
37へ移行し、データ通信は不可能であると予測する。
あるいは、通信速度の候補が一つに絞りきれない場合に
は、抽出された特徴値の中の回線品質値の平均が、接続
処理成功時の回線品質値の平均の学習値に最も近い通信
速度が、予測通信速度として決定される(S31)。な
お、場合によっては、ここで予測通信速度を一つに絞ら
ずに、候補として残った複数の通信速度について以下の
予測を継続してもよい。
【0175】なお、S29、S30の処理において、常
に選択候補が無くなってしまう場合は、この処理を行わ
ず、S28からS31にスキップするような手順として
も良い。
に選択候補が無くなってしまう場合は、この処理を行わ
ず、S28からS31にスキップするような手順として
も良い。
【0176】次に、上記S31までの処理で選ばれた通
信速度に対して、接続処理成功の可能性を次の数2に基
づいて予測する(S32)。すなわち、学習値として記
憶されている、接続処理成功時の回線品質値の変動値の
平均を、今回特徴値として求めた回線品質値の変動値の
平均で割ることにより、接続処理成功の可能性が算出さ
れる。ただし、この可能性は100%を超えないものと
する。
信速度に対して、接続処理成功の可能性を次の数2に基
づいて予測する(S32)。すなわち、学習値として記
憶されている、接続処理成功時の回線品質値の変動値の
平均を、今回特徴値として求めた回線品質値の変動値の
平均で割ることにより、接続処理成功の可能性が算出さ
れる。ただし、この可能性は100%を超えないものと
する。
【0177】
【数2】
【0178】次に、接続処理の所要時間を次の数3に基
づいて予測する(S33)。
づいて予測する(S33)。
【0179】
【数3】
【0180】さらに、データの連続転送が可能な時間を
次の数4に基づいて予測する(S34)。
次の数4に基づいて予測する(S34)。
【0181】
【数4】
【0182】また、データ転送の所要時間を次の数5に
基づいて予測する(S35)。
基づいて予測する(S35)。
【0183】
【数5】
【0184】また、データ通信の成功率を次の数6に基
づいて予測する(S36)。
づいて予測する(S36)。
【0185】
【数6】
【0186】以上の手順により、データ通信の品質に関
する種々の予測値を求めることができる。求められた予
測値は、表示部110に送られ、使用者に対して分かり
やすい状態で表示される。
する種々の予測値を求めることができる。求められた予
測値は、表示部110に送られ、使用者に対して分かり
やすい状態で表示される。
【0187】求められた予測値の表示例について、図2
3(a)ないし(c)に基づいて説明する。ここでは、
無線通信装置100が、同図(b)ないし(c)に示す
ように、PHSの子機と一体のハードウェアとして構成
されており、表示部110を、上記の子機に内蔵された
液晶ディスプレイ901によって構成した例について説
明する。
3(a)ないし(c)に基づいて説明する。ここでは、
無線通信装置100が、同図(b)ないし(c)に示す
ように、PHSの子機と一体のハードウェアとして構成
されており、表示部110を、上記の子機に内蔵された
液晶ディスプレイ901によって構成した例について説
明する。
【0188】同図(a)および(b)に示すように、上
記の子機は、通常の電話機と同様にダイヤルキー902
と、使用者が各種の操作指示を行うための操作キー90
3とを備えている。使用者は操作キー903を操作する
ことにより、データ通信に関する操作の指示を無線通信
装置100に対して行うことができる。
記の子機は、通常の電話機と同様にダイヤルキー902
と、使用者が各種の操作指示を行うための操作キー90
3とを備えている。使用者は操作キー903を操作する
ことにより、データ通信に関する操作の指示を無線通信
装置100に対して行うことができる。
【0189】同図(c)は上記の液晶ディスプレイ90
1の表示例を拡大して示すものである。ここでは、液晶
ディスプレイ901上に、電界強度、接続処理成功の可
能性、データ通信の成功率が棒状のグラフでそれぞれ表
示され、選択可能な最大通信速度、接続処理の所要時
間、データ転送の所要時間については、上記の棒状のグ
ラフの下に数字で各々表示されている。
1の表示例を拡大して示すものである。ここでは、液晶
ディスプレイ901上に、電界強度、接続処理成功の可
能性、データ通信の成功率が棒状のグラフでそれぞれ表
示され、選択可能な最大通信速度、接続処理の所要時
間、データ転送の所要時間については、上記の棒状のグ
ラフの下に数字で各々表示されている。
【0190】また、同図(b)に示す子機では、表示が
LED904および液晶ディスプレイ901で行われた
例であり、電界強度、接続処理成功の可能性、データ通
信の成功率のそれぞれの予測値がある一定の値以上の場
合に、対応するLED904が点灯されるように構成さ
れている。選択可能な最大通信速度、接続処理の所要時
間、データ転送の所要時間については、使用者が操作キ
ー903を操作することにより、液晶ディスプレイ90
1上に、同図(c)に示すように数字で表示される。ま
た、使用者は、操作キー903の操作によって、通信相
手ごとの予測を行うかどうかの選択を行うことができ
る。
LED904および液晶ディスプレイ901で行われた
例であり、電界強度、接続処理成功の可能性、データ通
信の成功率のそれぞれの予測値がある一定の値以上の場
合に、対応するLED904が点灯されるように構成さ
れている。選択可能な最大通信速度、接続処理の所要時
間、データ転送の所要時間については、使用者が操作キ
ー903を操作することにより、液晶ディスプレイ90
1上に、同図(c)に示すように数字で表示される。ま
た、使用者は、操作キー903の操作によって、通信相
手ごとの予測を行うかどうかの選択を行うことができ
る。
【0191】以上のように、本実施の形態1における無
線通信装置100は、所定の時間間隔で無線回線の品質
の測定を行い、測定した回線品質値を回線品質記憶部1
07に時系列的に蓄積する。そして、データ通信の品質
の予測を行う際には、過去のある時点からその予測を行
う時点までに蓄積されているN個の回線品質値を回線品
質記憶部107から取り出して、これらの回線品質値の
特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて、データ通信の
品質の予測を行う構成である。
線通信装置100は、所定の時間間隔で無線回線の品質
の測定を行い、測定した回線品質値を回線品質記憶部1
07に時系列的に蓄積する。そして、データ通信の品質
の予測を行う際には、過去のある時点からその予測を行
う時点までに蓄積されているN個の回線品質値を回線品
質記憶部107から取り出して、これらの回線品質値の
特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて、データ通信の
品質の予測を行う構成である。
【0192】すなわち、従来のように、ある瞬間の回線
品質のみに基づいて予測を行うのではなく、過去のある
時点から継続して測定されて蓄積されている回線品質の
状況に基づいた予測を行うことにより、予測結果の信頼
性を従来よりも向上させることができる。
品質のみに基づいて予測を行うのではなく、過去のある
時点から継続して測定されて蓄積されている回線品質の
状況に基づいた予測を行うことにより、予測結果の信頼
性を従来よりも向上させることができる。
【0193】また、上記無線通信装置100は、データ
通信の品質の予測を行うための基準とする学習値を持っ
ており、相手先との接続処理の成功/失敗、あるいはデ
ータ転送処理の失敗というような、予め定められた所定
の事象が発生した時に、上記と同様に、蓄積されている
回線品質値の特徴を抽出し、抽出した特徴値を反映させ
て上記の学習値を更新する。また、この学習値は、デー
タ通信の条件に応じて複数種類用意されており、その事
象が発生した時のデータ通信条件に応じた学習値を更新
するように構成されているので、過去のデータ通信の実
行状況が、学習値に適切に反映されるようになってい
る。これにより、状況に応じた適切な予測を行うことが
可能となり、使用者がデータ通信の状況をより的確に把
握することが可能な無線通信装置を提供することができ
るという効果を奏する。
通信の品質の予測を行うための基準とする学習値を持っ
ており、相手先との接続処理の成功/失敗、あるいはデ
ータ転送処理の失敗というような、予め定められた所定
の事象が発生した時に、上記と同様に、蓄積されている
回線品質値の特徴を抽出し、抽出した特徴値を反映させ
て上記の学習値を更新する。また、この学習値は、デー
タ通信の条件に応じて複数種類用意されており、その事
象が発生した時のデータ通信条件に応じた学習値を更新
するように構成されているので、過去のデータ通信の実
行状況が、学習値に適切に反映されるようになってい
る。これにより、状況に応じた適切な予測を行うことが
可能となり、使用者がデータ通信の状況をより的確に把
握することが可能な無線通信装置を提供することができ
るという効果を奏する。
【0194】〔実施の形態2〕本発明の実施の係る他の
形態について説明すれば、下記のとおりである。
形態について説明すれば、下記のとおりである。
【0195】この実施の形態では、PHSを利用してベ
アラデータ通信を行うための構成について説明する。
アラデータ通信を行うための構成について説明する。
【0196】PHSを利用したベアラデータ通信の場
合、上記した実施の形態1で説明したようなモデムによ
る見なし音声を用いる場合と異なり、例えば受信データ
を一度音声に戻し、さらにモデムにてデータに変換する
といった操作が必要なくなるので、実施の形態1におい
て図1に示した音声コーデック部105は不要となり、
データ通信モデム部111の構成も前記の構成とは異な
るものとなる。
合、上記した実施の形態1で説明したようなモデムによ
る見なし音声を用いる場合と異なり、例えば受信データ
を一度音声に戻し、さらにモデムにてデータに変換する
といった操作が必要なくなるので、実施の形態1におい
て図1に示した音声コーデック部105は不要となり、
データ通信モデム部111の構成も前記の構成とは異な
るものとなる。
【0197】公衆PHSを通して公衆回線上の既存のみ
なし音声用モデムにデータを送信する場合について以下
に説明する。PHS電話機から送られるベアラデータ
は、PHSの基地局、交換局、ISDNを経由して、ベ
アラデータを見なし音声モデム用のデータに変換するモ
デムプールと呼ばれる設備につながり、ここで音声モデ
ム用のデータに変換される。その後、公衆回線上の相手
のモデムへ送られる形となる。
なし音声用モデムにデータを送信する場合について以下
に説明する。PHS電話機から送られるベアラデータ
は、PHSの基地局、交換局、ISDNを経由して、ベ
アラデータを見なし音声モデム用のデータに変換するモ
デムプールと呼ばれる設備につながり、ここで音声モデ
ム用のデータに変換される。その後、公衆回線上の相手
のモデムへ送られる形となる。
【0198】公衆PHSまたは構内PHSを通して公衆
(構内)ネットワークへベアラデータを送信する場合、
PHS電話機から送られるベアラデータは、PHSの基
地局および交換局を通して、接続しているネットワーク
の種類(例えばX.25、ISDN等)に適したデータ形式
に変換され、送信される。その後、ネットワーク上の相
手のホストコンピュータ等に接続される。
(構内)ネットワークへベアラデータを送信する場合、
PHS電話機から送られるベアラデータは、PHSの基
地局および交換局を通して、接続しているネットワーク
の種類(例えばX.25、ISDN等)に適したデータ形式
に変換され、送信される。その後、ネットワーク上の相
手のホストコンピュータ等に接続される。
【0199】上記したような、ベアラデータが送受信さ
れる無線回線においても、回線品質値として、実施の形
態1で説明したのと同様に、(a)復調信号のアイパタ
ーンをモニターし、復調信号の誤差を求める方法、
(b)制御チャネルのフレームエラー率を測定する方
法、(c)制御チャネルのビットエラー率を測定する方
法、(d)電界強度を測定する方法、の4つの方法を用
いることが可能であり、前記の実施の形態1と同様に、
データ通信品質の予測を行うことができる。
れる無線回線においても、回線品質値として、実施の形
態1で説明したのと同様に、(a)復調信号のアイパタ
ーンをモニターし、復調信号の誤差を求める方法、
(b)制御チャネルのフレームエラー率を測定する方
法、(c)制御チャネルのビットエラー率を測定する方
法、(d)電界強度を測定する方法、の4つの方法を用
いることが可能であり、前記の実施の形態1と同様に、
データ通信品質の予測を行うことができる。
【0200】〔実施の形態3〕本発明の実施の形態に係
るさらに他の構成について説明すれば、以下のとおりで
ある。
るさらに他の構成について説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0201】ここでは、ディジタルセルラー方式の携帯
電話を用いたベアラデータ通信を行う場合について説明
する。ディジタルセルラー方式の携帯電話を用いたベア
ラデータ通信サービスは、通信相手として、同じディジ
タル携帯電話、公衆電話回線上の既存のみなし音声用モ
デムにデータを送信することを想定しており、携帯電話
機から送られるベアラデータは、基地局および交換局を
通して、通信相手が公衆回線上の場合は、ベアラデータ
を見なし音声モデム用のデータに変換するモデムプール
と呼ばれる設備に送られ、音声モデム用の形式に変換さ
れた後、通信相手のモデムへと送られる形となる。
電話を用いたベアラデータ通信を行う場合について説明
する。ディジタルセルラー方式の携帯電話を用いたベア
ラデータ通信サービスは、通信相手として、同じディジ
タル携帯電話、公衆電話回線上の既存のみなし音声用モ
デムにデータを送信することを想定しており、携帯電話
機から送られるベアラデータは、基地局および交換局を
通して、通信相手が公衆回線上の場合は、ベアラデータ
を見なし音声モデム用のデータに変換するモデムプール
と呼ばれる設備に送られ、音声モデム用の形式に変換さ
れた後、通信相手のモデムへと送られる形となる。
【0202】ディジタル方式の携帯電話を利用したベア
ラデータ通信の場合、無線におけるデータ変復調方式が
問題となる。実施の形態1で例示したPHSと同様に、
直交変復調方式を採用している場合は、無線回線の品質
を測定する方法として、実施の形態1の構成と同様に、
(a)復調信号のアイパターンをモニターし、復調信号
の誤差を求める方法、(b)制御チャネルのフレームエ
ラー率を測定する方法、(c)制御チャネルのビットエ
ラー率を測定する方法、(d)電界強度を測定する方
法、の4種類の方法が全て適用できる。また、データ変
復調方式が直交変復調方式以外の場合には、上記の
(b)ないし(d)の方法を適用することができる。
ラデータ通信の場合、無線におけるデータ変復調方式が
問題となる。実施の形態1で例示したPHSと同様に、
直交変復調方式を採用している場合は、無線回線の品質
を測定する方法として、実施の形態1の構成と同様に、
(a)復調信号のアイパターンをモニターし、復調信号
の誤差を求める方法、(b)制御チャネルのフレームエ
ラー率を測定する方法、(c)制御チャネルのビットエ
ラー率を測定する方法、(d)電界強度を測定する方
法、の4種類の方法が全て適用できる。また、データ変
復調方式が直交変復調方式以外の場合には、上記の
(b)ないし(d)の方法を適用することができる。
【0203】また、(b)および(c)の方法において
は、ディジタルセルラー電話における制御チャネルのフ
ォーマットを利用することができる。
は、ディジタルセルラー電話における制御チャネルのフ
ォーマットを利用することができる。
【0204】すなわち、ディジタルセルラー方式の携帯
電話を利用したベアラデータ通信が行われている無線回
線を用いる無線通信装置では、無線回線の品質の測定方
法が前記実施の形態1の構成と若干異なる可能性はある
ものの、測定した回線品質値を用いて学習値を求めるこ
とにより、前記実施の形態1と同様に、データ通信の品
質の予測を行うことが可能である。
電話を利用したベアラデータ通信が行われている無線回
線を用いる無線通信装置では、無線回線の品質の測定方
法が前記実施の形態1の構成と若干異なる可能性はある
ものの、測定した回線品質値を用いて学習値を求めるこ
とにより、前記実施の形態1と同様に、データ通信の品
質の予測を行うことが可能である。
【0205】〔実施の形態4〕本発明の実施の形態に係
るさらに他の構成について説明すれば、以下のとおりで
ある。
るさらに他の構成について説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0206】ここでは、アナログ方式の携帯電話を用
い、モデムによってデータを見なし音声に変換して通信
する場合について説明する。アナログ方式の携帯電話を
利用した場合、使用形態は、前記した実施の形態1のP
HSを利用した構成と同様であり、公衆回線を通じて相
手のモデムと見なし音声によるデータ通信を行う。
い、モデムによってデータを見なし音声に変換して通信
する場合について説明する。アナログ方式の携帯電話を
利用した場合、使用形態は、前記した実施の形態1のP
HSを利用した構成と同様であり、公衆回線を通じて相
手のモデムと見なし音声によるデータ通信を行う。
【0207】ただし、アナログ方式の携帯電話を利用す
る場合、変復調方式がPHSとは異なるため、前記実施
の形態1で説明した無線回線の品質を測定する4種類の
方法、すなわち、(a)復調信号のアイパターンをモニ
ターし、復調信号の誤差を求める方法、(b)制御チャ
ネルのフレームエラー率を測定する方法、(c)制御チ
ャネルのビットエラー率を測定する方法、(d)電界強
度を測定する方法、の内、(a)の方法は使用できな
い。ただし、(b)ないし(d)の方法を用いて無線回
線の品質を測定することが可能である。
る場合、変復調方式がPHSとは異なるため、前記実施
の形態1で説明した無線回線の品質を測定する4種類の
方法、すなわち、(a)復調信号のアイパターンをモニ
ターし、復調信号の誤差を求める方法、(b)制御チャ
ネルのフレームエラー率を測定する方法、(c)制御チ
ャネルのビットエラー率を測定する方法、(d)電界強
度を測定する方法、の内、(a)の方法は使用できな
い。ただし、(b)ないし(d)の方法を用いて無線回
線の品質を測定することが可能である。
【0208】(b)および(c)の方法については、ア
ナログ方式の携帯電話における制御チャネルのフォーマ
ットを利用することができる。
ナログ方式の携帯電話における制御チャネルのフォーマ
ットを利用することができる。
【0209】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
無線通信装置は、無線回線品質を測定する測定手段と、
上記測定手段によって得られた無線回線品質の測定値を
時系列的に蓄積する回線品質記憶手段と、過去のある時
点からの一定期間に上記回線品質記憶手段に蓄積された
無線回線品質の測定値に基づいてデータ通信の品質を予
測する通信品質予測手段と、上記通信品質予測手段によ
って予測された結果を使用者に報知する報知手段とを備
えた構成である。
無線通信装置は、無線回線品質を測定する測定手段と、
上記測定手段によって得られた無線回線品質の測定値を
時系列的に蓄積する回線品質記憶手段と、過去のある時
点からの一定期間に上記回線品質記憶手段に蓄積された
無線回線品質の測定値に基づいてデータ通信の品質を予
測する通信品質予測手段と、上記通信品質予測手段によ
って予測された結果を使用者に報知する報知手段とを備
えた構成である。
【0210】これにより、使用者は、データ通信の実行
前や実行中に、データ通信の成功の可能性を報知手段に
て確認することができ、成功の可能性が低い場合には、
より良好な状況で通信が可能な位置へ移動するか、ある
いは状況が改善されるまでデータ通信の実行を延期する
等の処置をとることが可能となる。また、上記の予測
は、所定の期間における測定値の蓄積結果から得られる
ものであるため、ある瞬間のみの測定値に基づいた予測
に比較して高い信頼性を有している。この結果、回線品
質が変動し易い無線回線の状況を的確に把握することが
でき、データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可
能な無線通信装置を提供することができるという効果を
奏する。
前や実行中に、データ通信の成功の可能性を報知手段に
て確認することができ、成功の可能性が低い場合には、
より良好な状況で通信が可能な位置へ移動するか、ある
いは状況が改善されるまでデータ通信の実行を延期する
等の処置をとることが可能となる。また、上記の予測
は、所定の期間における測定値の蓄積結果から得られる
ものであるため、ある瞬間のみの測定値に基づいた予測
に比較して高い信頼性を有している。この結果、回線品
質が変動し易い無線回線の状況を的確に把握することが
でき、データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可
能な無線通信装置を提供することができるという効果を
奏する。
【0211】請求項2記載の無線通信装置は、無線回線
から受信した搬送波を、互いに直交する同相成分および
直交成分を有する復調信号に復調する復調手段と、上記
同相成分および直交成分の各々の振幅方向を軸とする2
次元空間において、上記復調信号の正規なポイントを原
点に変換し、雑音によって復調信号に生じる誤差を上記
原点からの距離として測定する誤差測定手段とをさらに
備えた構成である。
から受信した搬送波を、互いに直交する同相成分および
直交成分を有する復調信号に復調する復調手段と、上記
同相成分および直交成分の各々の振幅方向を軸とする2
次元空間において、上記復調信号の正規なポイントを原
点に変換し、雑音によって復調信号に生じる誤差を上記
原点からの距離として測定する誤差測定手段とをさらに
備えた構成である。
【0212】これにより、雑音による誤差のみを、雑音
の性質を損なわずに観測することが可能となり、雑音の
性質を容易に測定することができる。この結果、回線品
質が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握するこ
とができ、データ通信の品質の予測を効果的に行うこと
が可能な無線通信装置を提供することができるという効
果を奏する。
の性質を損なわずに観測することが可能となり、雑音の
性質を容易に測定することができる。この結果、回線品
質が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握するこ
とができ、データ通信の品質の予測を効果的に行うこと
が可能な無線通信装置を提供することができるという効
果を奏する。
【0213】請求項3記載の無線通信装置は、データ通
信の品質を予測するための基準とする学習値を記憶する
学習値記憶手段と、データ通信に関する所定の事象が発
生した時点において、その時点以前の一定期間に回線品
質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求める
と共に、過去における上記の所定の事象に基づいて求め
られ上記学習値記憶手段に既に記憶されている学習値
を、上記の特徴を反映させた新たな学習値に更新する学
習値決定手段とを備え、上記通信品質予測手段が、デー
タ通信の品質を予測する時点において、その時点以前の
一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴を求め、該
特徴と上記学習値記憶手段に記憶されている学習値とを
比較することによって、データ通信の品質を予測する構
成である。
信の品質を予測するための基準とする学習値を記憶する
学習値記憶手段と、データ通信に関する所定の事象が発
生した時点において、その時点以前の一定期間に回線品
質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求める
と共に、過去における上記の所定の事象に基づいて求め
られ上記学習値記憶手段に既に記憶されている学習値
を、上記の特徴を反映させた新たな学習値に更新する学
習値決定手段とを備え、上記通信品質予測手段が、デー
タ通信の品質を予測する時点において、その時点以前の
一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴を求め、該
特徴と上記学習値記憶手段に記憶されている学習値とを
比較することによって、データ通信の品質を予測する構
成である。
【0214】これにより、データ通信の品質を予測する
ための基準とする学習値が、無線回線の状況に応じた学
習によって常に更新されることにより、データ通信の予
測の信頼性がさらに高められる。この結果、回線品質が
変動し易い無線回線の状況をより的確に把握し、データ
通信の品質の予測を確実に行うことができる無線通信装
置を提供することができるという効果を奏する。
ための基準とする学習値が、無線回線の状況に応じた学
習によって常に更新されることにより、データ通信の予
測の信頼性がさらに高められる。この結果、回線品質が
変動し易い無線回線の状況をより的確に把握し、データ
通信の品質の予測を確実に行うことができる無線通信装
置を提供することができるという効果を奏する。
【0215】請求項4記載の無線通信装置は、上記の所
定の事象としてデータ通信の相手との接続処理の終了を
含み、上記学習値記憶手段が、接続処理が正常終了した
場合および異常終了した場合の各々に対応する学習値の
少なくとも一方を記憶し、接続処理が終了する度に、上
記学習値決定手段が、接続処理が終了した時点以前の一
定期間に回線品質記憶手段に蓄積されている回線品質値
の特徴を求め、該特徴を反映させることによって、記憶
されている学習値の更新を行うと共に、上記通信品質予
測手段が、データ通信の品質を予測する時点において、
その時点以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の
特徴を求め、該特徴と、上記学習値とを比較することに
よって、データ通信の相手との接続処理の状況を予測す
る構成である。
定の事象としてデータ通信の相手との接続処理の終了を
含み、上記学習値記憶手段が、接続処理が正常終了した
場合および異常終了した場合の各々に対応する学習値の
少なくとも一方を記憶し、接続処理が終了する度に、上
記学習値決定手段が、接続処理が終了した時点以前の一
定期間に回線品質記憶手段に蓄積されている回線品質値
の特徴を求め、該特徴を反映させることによって、記憶
されている学習値の更新を行うと共に、上記通信品質予
測手段が、データ通信の品質を予測する時点において、
その時点以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の
特徴を求め、該特徴と、上記学習値とを比較することに
よって、データ通信の相手との接続処理の状況を予測す
る構成である。
【0216】これにより、データ通信の相手との接続処
理が正常終了あるいは異常終了する度に、蓄積されてい
る回線品質値の特徴を反映させて学習値が更新される。
つまり、接続処理が正常終了した場合と異常終了した場
合との少なくとも一方において、学習値の更新を行うこ
とにより、これから実行される接続処理が成功する可能
性をより確実に予測することができる。また、接続処理
が正常終了した場合、あるいは異常終了した場合のそれ
ぞれの場合に応じて別個の学習値を設け、それぞれ更新
することにより、接続処理の成功あるいは失敗が起こっ
た際の回線品質を、その後の予測値の判断材料としてさ
らに有効に利用することができる。この結果、回線品質
が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握し、デー
タ通信の品質の予測の確実性が向上された無線通信装置
を提供することが可能となるという効果を奏する。
理が正常終了あるいは異常終了する度に、蓄積されてい
る回線品質値の特徴を反映させて学習値が更新される。
つまり、接続処理が正常終了した場合と異常終了した場
合との少なくとも一方において、学習値の更新を行うこ
とにより、これから実行される接続処理が成功する可能
性をより確実に予測することができる。また、接続処理
が正常終了した場合、あるいは異常終了した場合のそれ
ぞれの場合に応じて別個の学習値を設け、それぞれ更新
することにより、接続処理の成功あるいは失敗が起こっ
た際の回線品質を、その後の予測値の判断材料としてさ
らに有効に利用することができる。この結果、回線品質
が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握し、デー
タ通信の品質の予測の確実性が向上された無線通信装置
を提供することが可能となるという効果を奏する。
【0217】請求項5記載の無線通信装置は、複数種類
の転送速度からいずれかを選択してデータ通信を行う転
送手段をさらに備え、上記学習値記憶手段が、上記転送
手段で設定可能な転送速度の各々に応じた学習値をそれ
ぞれ記憶する記憶領域を備え、上記学習値決定手段が、
データ通信に関する所定の事象が発生した時点におい
て、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積
されている回線品質値の特徴を求め、上記時点で転送手
段が選択している転送速度に応じた記憶領域の学習値
を、上記の特徴を反映させた新たな学習値に更新すると
共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予
測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積さ
れている回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値
記憶手段に記憶されている学習値とを比較することによ
り、上記転送手段が選択可能な転送速度を予測する構成
である。
の転送速度からいずれかを選択してデータ通信を行う転
送手段をさらに備え、上記学習値記憶手段が、上記転送
手段で設定可能な転送速度の各々に応じた学習値をそれ
ぞれ記憶する記憶領域を備え、上記学習値決定手段が、
データ通信に関する所定の事象が発生した時点におい
て、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積
されている回線品質値の特徴を求め、上記時点で転送手
段が選択している転送速度に応じた記憶領域の学習値
を、上記の特徴を反映させた新たな学習値に更新すると
共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予
測する時点において、その時点以前の一定期間に蓄積さ
れている回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値
記憶手段に記憶されている学習値とを比較することによ
り、上記転送手段が選択可能な転送速度を予測する構成
である。
【0218】すなわち、転送速度を選択する基準となる
学習値が、ある瞬間の回線品質値に基づいたものではな
く、一定期間蓄積された回線品質値から抽出される特徴
が反映されることによって、常に更新されているので、
転送速度の選択がより適切に行われることになる。この
結果、回線品質が変動し易い無線回線を用いても、デー
タ通信の品質を適切に予測することが可能な無線通信装
置を提供することが可能となるという効果を奏する。
学習値が、ある瞬間の回線品質値に基づいたものではな
く、一定期間蓄積された回線品質値から抽出される特徴
が反映されることによって、常に更新されているので、
転送速度の選択がより適切に行われることになる。この
結果、回線品質が変動し易い無線回線を用いても、デー
タ通信の品質を適切に予測することが可能な無線通信装
置を提供することが可能となるという効果を奏する。
【0219】請求項6記載の無線通信装置は、接続処理
を開始してから終了するまでの所要時間を計測する計時
手段と、過去における接続処理の所要時間と、該接続処
理以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴と
を学習値として記憶する学習値記憶手段と、接続処理が
終了する度に、その時点以前の一定期間に回線品質記憶
手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求めると共
に、既に学習値記憶手段に記憶されている学習値を、上
記の特徴および計時手段で計測された所要時間を反映さ
せた新たな学習値に更新する学習値決定手段とを備え、
上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点において、その時点以前の一定期間に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手
段に記憶されている学習値とに基づいて、データ通信の
品質として、接続処理の所要時間を予測する構成であ
る。
を開始してから終了するまでの所要時間を計測する計時
手段と、過去における接続処理の所要時間と、該接続処
理以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴と
を学習値として記憶する学習値記憶手段と、接続処理が
終了する度に、その時点以前の一定期間に回線品質記憶
手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求めると共
に、既に学習値記憶手段に記憶されている学習値を、上
記の特徴および計時手段で計測された所要時間を反映さ
せた新たな学習値に更新する学習値決定手段とを備え、
上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点において、その時点以前の一定期間に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手
段に記憶されている学習値とに基づいて、データ通信の
品質として、接続処理の所要時間を予測する構成であ
る。
【0220】これにより、データ通信が行われる度に、
接続処理の所要時間およびその時に蓄積されている回線
品質値の特徴に応じて、学習値が常に更新される。すな
わち、データ通信の品質としての接続処理の所要時間を
予測する基準となる学習値が、状況に応じて常に更新さ
れているので、予測される所要時間の信頼性をさらに向
上させることができる。この結果、回線品質が変動し易
い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品
質の予測を効果的に行うことができる無線通信装置を提
供することができるという効果を奏する。
接続処理の所要時間およびその時に蓄積されている回線
品質値の特徴に応じて、学習値が常に更新される。すな
わち、データ通信の品質としての接続処理の所要時間を
予測する基準となる学習値が、状況に応じて常に更新さ
れているので、予測される所要時間の信頼性をさらに向
上させることができる。この結果、回線品質が変動し易
い無線回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品
質の予測を効果的に行うことができる無線通信装置を提
供することができるという効果を奏する。
【0221】請求項7記載の無線通信装置は、データ通
信を開始してから終了するまでの所要時間を計測する計
時手段と、過去におけるデータ通信の所要時間と、該デ
ータ通信以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の
特徴とを記憶する学習値記憶手段と、データ通信が終了
する度に、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段
に蓄積されている回線品質値の特徴を求めると共に、既
に学習値記憶手段に記憶されている学習値を、上記の特
徴および計時手段で計測された所要時間を反映させた新
たな学習値に更新する学習値決定手段とを備え、上記通
信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する時点に
おいて、その時点以前の一定期間に蓄積されている回線
品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記
憶されている学習値とに基づいて、データ通信の品質と
して、データの連続通信が可能な時間を予測する構成で
ある。
信を開始してから終了するまでの所要時間を計測する計
時手段と、過去におけるデータ通信の所要時間と、該デ
ータ通信以前の一定期間に蓄積されている回線品質値の
特徴とを記憶する学習値記憶手段と、データ通信が終了
する度に、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段
に蓄積されている回線品質値の特徴を求めると共に、既
に学習値記憶手段に記憶されている学習値を、上記の特
徴および計時手段で計測された所要時間を反映させた新
たな学習値に更新する学習値決定手段とを備え、上記通
信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する時点に
おいて、その時点以前の一定期間に蓄積されている回線
品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手段に記
憶されている学習値とに基づいて、データ通信の品質と
して、データの連続通信が可能な時間を予測する構成で
ある。
【0222】これにより、データ通信を行う度に、デー
タ通信を開始してから正常終了あるいは異常終了するま
での所要時間が、計時手段によって計測され、計測され
たデータ通信の所要時間は、該データ通信以前の一定期
間に蓄積されている回線品質値から抽出される特徴と共
に、学習値として記憶される。さらに、この特徴と学習
値とに基づいて、データの連続通信が可能な時間が予測
される。また、上記の学習値は、データ通信が行われる
度に、状況に応じて常に更新されているので、予測値の
信頼性をさらに向上させることができる。この結果、回
線品質が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握
し、データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可能
な無線通信装置を提供できるという効果を奏する。
タ通信を開始してから正常終了あるいは異常終了するま
での所要時間が、計時手段によって計測され、計測され
たデータ通信の所要時間は、該データ通信以前の一定期
間に蓄積されている回線品質値から抽出される特徴と共
に、学習値として記憶される。さらに、この特徴と学習
値とに基づいて、データの連続通信が可能な時間が予測
される。また、上記の学習値は、データ通信が行われる
度に、状況に応じて常に更新されているので、予測値の
信頼性をさらに向上させることができる。この結果、回
線品質が変動し易い無線回線の状況をより的確に把握
し、データ通信の品質の予測を効果的に行うことが可能
な無線通信装置を提供できるという効果を奏する。
【0223】請求項8記載の無線通信装置は、複数種類
のデータ通信アプリケーションからいずれかを選択して
実行する通信実行手段を備え、上記学習値記憶手段が、
上記通信実行手段で選択可能なデータ通信アプリケーシ
ョンの各々に応じた学習値を記憶する記憶領域を備え、
上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点で、通信実行手段が選択しているデータ
通信アプリケーションに応じた記憶領域に記憶されてい
る学習値を更新すると共に、上記通信品質予測手段が、
データ通信の品質を予測する時点で、通信実行手段が選
択しているデータ通信アプリケーションに応じた記憶領
域に記憶されている学習値を用いて予測を行う構成であ
る。
のデータ通信アプリケーションからいずれかを選択して
実行する通信実行手段を備え、上記学習値記憶手段が、
上記通信実行手段で選択可能なデータ通信アプリケーシ
ョンの各々に応じた学習値を記憶する記憶領域を備え、
上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点で、通信実行手段が選択しているデータ
通信アプリケーションに応じた記憶領域に記憶されてい
る学習値を更新すると共に、上記通信品質予測手段が、
データ通信の品質を予測する時点で、通信実行手段が選
択しているデータ通信アプリケーションに応じた記憶領
域に記憶されている学習値を用いて予測を行う構成であ
る。
【0224】これにより、実行可能なデータ通信アプリ
ケーションの各々に応じた学習値が学習値記憶手段の各
領域に記憶され、データ通信の品質を予測する時点で、
通信実行手段が選択しているデータ通信アプリケーショ
ンに応じた学習値に基づいて、データ通信の品質の予測
が行われる。また、上記の学習値は、データ通信に関す
る所定の事象が発生した時に、その時点で選択されてい
るデータ通信アプリケーションに応じたものが更新され
るので、データ通信の状況を、データ通信アプリケーシ
ョンの種類に応じてより的確に予測することが可能とな
る。また、各データ通信アプリケーションに応じた学習
値は、該アプリケーションが実行されている場合におい
て常に更新されるため、予測の信頼性をさらに向上させ
ることができる。この結果、回線品質が変動し易い無線
回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品質の予
測を効果的に行うことができる無線通信装置を提供する
ことが可能となるという効果を奏する。
ケーションの各々に応じた学習値が学習値記憶手段の各
領域に記憶され、データ通信の品質を予測する時点で、
通信実行手段が選択しているデータ通信アプリケーショ
ンに応じた学習値に基づいて、データ通信の品質の予測
が行われる。また、上記の学習値は、データ通信に関す
る所定の事象が発生した時に、その時点で選択されてい
るデータ通信アプリケーションに応じたものが更新され
るので、データ通信の状況を、データ通信アプリケーシ
ョンの種類に応じてより的確に予測することが可能とな
る。また、各データ通信アプリケーションに応じた学習
値は、該アプリケーションが実行されている場合におい
て常に更新されるため、予測の信頼性をさらに向上させ
ることができる。この結果、回線品質が変動し易い無線
回線の状況をより的確に把握し、データ通信の品質の予
測を効果的に行うことができる無線通信装置を提供する
ことが可能となるという効果を奏する。
【0225】請求項9記載の無線通信装置は、上記学習
値記憶手段が、通信データの大きさに応じた学習値を記
憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定手段
が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点の通
信データの大きさに対応する記憶領域の学習値を更新す
ると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質
を予測する時点で、通信データの大きさに応じた記憶領
域の学習値を用いて予測を行う構成である。
値記憶手段が、通信データの大きさに応じた学習値を記
憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定手段
が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点の通
信データの大きさに対応する記憶領域の学習値を更新す
ると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品質
を予測する時点で、通信データの大きさに応じた記憶領
域の学習値を用いて予測を行う構成である。
【0226】これにより、通信データの大きさに応じた
学習値に基づいて、データ通信の品質の予測が行われ、
データ通信に関する所定の事象が発生した時には、その
時点で通信の対象となっている通信データの大きさに応
じた学習値が更新される。この結果、データ通信の状況
を、データの大きさに応じてより的確に予測することが
可能となり、回線品質が変動し易い無線回線の状況をよ
り的確に把握し、データ通信の品質の予測をさらに効果
的に行うことが可能な無線通信装置を提供することがで
きるという効果を奏する。
学習値に基づいて、データ通信の品質の予測が行われ、
データ通信に関する所定の事象が発生した時には、その
時点で通信の対象となっている通信データの大きさに応
じた学習値が更新される。この結果、データ通信の状況
を、データの大きさに応じてより的確に予測することが
可能となり、回線品質が変動し易い無線回線の状況をよ
り的確に把握し、データ通信の品質の予測をさらに効果
的に行うことが可能な無線通信装置を提供することがで
きるという効果を奏する。
【0227】請求項10記載の無線通信装置は、上記学
習値記憶手段が、データ通信の相手の識別子別に学習値
を記憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定
手段が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点
の通信相手の識別子に対応する記憶領域の学習値を更新
すると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品
質を予測する時点の通信相手の識別子に応じた記憶領域
の学習値を用いて予測を行う構成である。
習値記憶手段が、データ通信の相手の識別子別に学習値
を記憶する複数種類の記憶領域を備え、上記学習値決定
手段が、データ通信に関する所定の事象が発生した時点
の通信相手の識別子に対応する記憶領域の学習値を更新
すると共に、上記通信品質予測手段が、データ通信の品
質を予測する時点の通信相手の識別子に応じた記憶領域
の学習値を用いて予測を行う構成である。
【0228】これにより、データ通信の相手の識別子ご
との学習値が学習値記憶手段の各領域に記憶され、デー
タ通信の品質を予測する時点で、データ通信を行おうと
する相手先の識別子に応じた学習値に基づいてデータ通
信の品質が予測される。さらに、データ通信に関する所
定の事象が発生した時には、その時点の通信相手に関す
る学習値が更新される。この結果、データ通信の状況
を、通信相手に応じてより的確に予測することが可能と
なる。この結果、回線品質が変動し易い無線回線の状況
をより的確に把握し、データ通信の品質の予測を効果的
に行うことができる無線通信装置を提供することが可能
となるという効果を奏する。
との学習値が学習値記憶手段の各領域に記憶され、デー
タ通信の品質を予測する時点で、データ通信を行おうと
する相手先の識別子に応じた学習値に基づいてデータ通
信の品質が予測される。さらに、データ通信に関する所
定の事象が発生した時には、その時点の通信相手に関す
る学習値が更新される。この結果、データ通信の状況
を、通信相手に応じてより的確に予測することが可能と
なる。この結果、回線品質が変動し易い無線回線の状況
をより的確に把握し、データ通信の品質の予測を効果的
に行うことができる無線通信装置を提供することが可能
となるという効果を奏する。
【図1】本発明の実施に係る一形態としての無線通信装
置の概略構成を示すブロック図である。
置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記無線通信装置が備えるデータ通信アプリケ
ーション実行部と、それに関連するブロックとの関係を
示すブロック図である。
ーション実行部と、それに関連するブロックとの関係を
示すブロック図である。
【図3】同図(a)は、上記無線通信装置のハードウェ
ア構成の一例を示す説明図であり、同図(b)は、使用
者に予測結果を提示する表示画面の一例を示す説明図で
ある。
ア構成の一例を示す説明図であり、同図(b)は、使用
者に予測結果を提示する表示画面の一例を示す説明図で
ある。
【図4】同図(a)は、上記無線通信装置のハードウェ
ア構成の他の例を示す説明図であり、同図(b)は、使
用者に予測結果を提示する表示画面の他の例を示す説明
図である。
ア構成の他の例を示す説明図であり、同図(b)は、使
用者に予測結果を提示する表示画面の他の例を示す説明
図である。
【図5】同図(a)は、上記無線通信装置のハードウェ
ア構成のさらに他の例を示す説明図であり、同図(b)
は、使用者に予測結果を提示する表示画面のさらに他の
例を示す説明図である。
ア構成のさらに他の例を示す説明図であり、同図(b)
は、使用者に予測結果を提示する表示画面のさらに他の
例を示す説明図である。
【図6】ある時刻における復調信号のアイパターンの正
規な位置と、上記復調信号に含まれる誤差とを示す説明
図である。
規な位置と、上記復調信号に含まれる誤差とを示す説明
図である。
【図7】アイパターンの観測を行うための回路の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】基準値発生器の構成を示す回路図である。
【図9】PHSで採用されているπ/4シフトQPSK方式に
おけるアイパターンを示す説明図である。
おけるアイパターンを示す説明図である。
【図10】同図(a)は、復調信号に白色雑音が含まれ
る場合に観測されるアイパターン、同図(b)は、復調
信号に白色雑音と位相ジッタとが含まれる場合に観測さ
れるアイパターン、同図(c)は、復調信号に白色雑音
とアンプリチュードジッタとが含まれる場合に観測され
るアイパターンをそれぞれ示す説明図である。
る場合に観測されるアイパターン、同図(b)は、復調
信号に白色雑音と位相ジッタとが含まれる場合に観測さ
れるアイパターン、同図(c)は、復調信号に白色雑音
とアンプリチュードジッタとが含まれる場合に観測され
るアイパターンをそれぞれ示す説明図である。
【図11】復調信号に含まれる誤差の測定方法を示す説
明図である。
明図である。
【図12】回線品質値としてフレームエラー率を測定す
る場合の、回線品質測定部の構成およびその他のブロッ
クとの関係を示すブロック図である。
る場合の、回線品質測定部の構成およびその他のブロッ
クとの関係を示すブロック図である。
【図13】同図(a)および(e)は、回線品質値を測
定する対象となる下り制御スロットの一例をそれぞれ示
す説明図であり、同図(b)ないし(d)は、回線品質
値を測定する対象となる制御チャネルの一例をそれぞれ
示す説明図である。
定する対象となる下り制御スロットの一例をそれぞれ示
す説明図であり、同図(b)ないし(d)は、回線品質
値を測定する対象となる制御チャネルの一例をそれぞれ
示す説明図である。
【図14】回線品質値としてビットエラー率を測定する
場合の、回線品質測定部の構成およびその他のブロック
との関係を示すブロック図である。
場合の、回線品質測定部の構成およびその他のブロック
との関係を示すブロック図である。
【図15】回線品質記憶部の構成と、他のブロックとの
関係とを示す説明図である。
関係とを示す説明図である。
【図16】回線品質記憶部に記憶されているN個の回線
品質値から抽出される種々の特徴値の例を示す説明図で
ある。
品質値から抽出される種々の特徴値の例を示す説明図で
ある。
【図17】上記無線通信装置において、学習値の更新処
理を行う主なブロックと、これらのブロックの間でやり
とりされる主要なデータとを示す説明図である。
理を行う主なブロックと、これらのブロックの間でやり
とりされる主要なデータとを示す説明図である。
【図18】学習値の更新処理の手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図19】図18に示すフローチャート中のS5の処理
の詳細を示すフローチャートである。
の詳細を示すフローチャートである。
【図20】図18に示すフローチャート中のS6の処理
の詳細を示すフローチャートである。
の詳細を示すフローチャートである。
【図21】図18に示すフローチャート中のS10の処
理の詳細を示すフローチャートである。
理の詳細を示すフローチャートである。
【図22】上記無線通信装置において、データ通信品質
の予測の処理を行う主なブロックと、これらのブロック
同士の間でやりとりされる主要なデータとを示す説明図
である。
の予測の処理を行う主なブロックと、これらのブロック
同士の間でやりとりされる主要なデータとを示す説明図
である。
【図23】データ通信品質の予測処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図24】同図(a)および(b)は、図1に示した各
ブロックをPHSの子機に集約した場合のハードウェア
構成の外観を概略的に示す説明図であり、同図(c)
は、上記ハードウェア構成が備えているディスプレイの
表示画面の一例を示す説明図である。
ブロックをPHSの子機に集約した場合のハードウェア
構成の外観を概略的に示す説明図であり、同図(c)
は、上記ハードウェア構成が備えているディスプレイの
表示画面の一例を示す説明図である。
【図25】同図(a)および(b)は、従来のアイパタ
ーンモニタの構成例をそれぞれ示すブロック図である。
ーンモニタの構成例をそれぞれ示すブロック図である。
106 回線品質測定部(測定手段) 107 回線品質記憶部(回線品質記憶手段) 108 データ通信品質予測部(通信品質予測手段) 110 表示部(報知手段) 109 データ通信品質学習部(学習値決定手段) 645 学習値記憶部(学習値記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 27/18 H04B 7/26 K 109M
Claims (10)
- 【請求項1】無線回線を用いてデータ通信を行う無線通
信装置において、 無線回線品質を測定する測定手段と、 上記測定手段によって得られた無線回線品質の測定値を
時系列的に蓄積する回線品質記憶手段と、 過去のある時点からの一定期間に上記回線品質記憶手段
に蓄積された無線回線品質の測定値に基づいてデータ通
信の品質を予測する通信品質予測手段と、 上記通信品質予測手段によって予測された結果を使用者
に報知する報知手段とを備えたことを特徴とする無線通
信装置。 - 【請求項2】無線回線から受信した搬送波を、互いに直
交する同相成分および直交成分を有する復調信号に復調
する復調手段と、 上記同相成分および直交成分の各々の振幅方向を軸とす
る2次元空間において、上記復調信号の正規なポイント
を原点に変換し、雑音によって復調信号に生じる誤差を
上記原点からの距離として測定する誤差測定手段とをさ
らに備えたことを特徴とする請求項1記載の無線通信装
置。 - 【請求項3】データ通信の品質を予測するための基準と
する学習値を記憶する学習値記憶手段と、 データ通信に関する所定の事象が発生した時点におい
て、その時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積
されている回線品質値の特徴を求めると共に、過去にお
ける上記の所定の事象に基づいて求められ上記学習値記
憶手段に既に記憶されている学習値を、上記の特徴を反
映させた新たな学習値に更新する学習値決定手段とを備
え、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点において、その時点以前の一定期間に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手
段に記憶されている学習値とを比較することによって、
データ通信の品質を予測することを特徴とする請求項1
記載の無線通信装置。 - 【請求項4】上記の所定の事象としてデータ通信の相手
との接続処理の終了を含み、上記学習値記憶手段が、接
続処理が正常終了した場合および異常終了した場合の各
々に対応する学習値の少なくとも一方を記憶し、接続処
理が終了する度に、上記学習値決定手段が、接続処理が
終了した時点以前の一定期間に回線品質記憶手段に蓄積
されている回線品質値の特徴を求め、該特徴を反映させ
ることによって、記憶されている学習値の更新を行うと
共に、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点において、その時点以前の一定期間に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求め、該特徴と、上記学習値とを
比較することによって、データ通信の相手との接続処理
の状況を予測することを特徴とする請求項3記載の無線
通信装置。 - 【請求項5】複数種類の転送速度からいずれかを選択し
てデータ通信を行う転送手段をさらに備え、 上記学習値記憶手段が、上記転送手段で設定可能な転送
速度の各々に応じた学習値をそれぞれ記憶する記憶領域
を備え、 上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点において、その時点以前の一定期間に回
線品質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求
め、上記時点で転送手段が選択している転送速度に応じ
た記憶領域の学習値を、上記の特徴を反映させた新たな
学習値に更新すると共に、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点において、その時点以前の一定期間に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手
段に記憶されている学習値とを比較することにより、上
記転送手段が選択可能な転送速度を予測することを特徴
とする請求項3記載の無線通信装置。 - 【請求項6】接続処理を開始してから終了するまでの所
要時間を計測する計時手段と、 過去における接続処理の所要時間と、該接続処理以前の
一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴とを学習値
として記憶する学習値記憶手段と、 接続処理が終了する度に、その時点以前の一定期間に回
線品質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を求
めると共に、既に学習値記憶手段に記憶されている学習
値を、上記の特徴および計時手段で計測された所要時間
を反映させた新たな学習値に更新する学習値決定手段と
を備え、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点において、その時点以前の一定期間に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手
段に記憶されている学習値とに基づいて、データ通信の
品質として、接続処理の所要時間を予測することを特徴
とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項7】データ通信を開始してから終了するまでの
所要時間を計測する計時手段と、 過去におけるデータ通信の所要時間と、該データ通信以
前の一定期間に蓄積されている回線品質値の特徴とを記
憶する学習値記憶手段と、 データ通信が終了する度に、その時点以前の一定期間に
回線品質記憶手段に蓄積されている回線品質値の特徴を
求めると共に、既に学習値記憶手段に記憶されている学
習値を、上記の特徴および計時手段で計測された所要時
間を反映させた新たな学習値に更新する学習値決定手段
とを備え、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点において、その時点以前の一定期間に蓄積されてい
る回線品質値の特徴を求め、該特徴と上記学習値記憶手
段に記憶されている学習値とに基づいて、データ通信の
品質として、データの連続通信が可能な時間を予測する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項8】複数種類のデータ通信アプリケーションか
らいずれかを選択して実行する通信実行手段を備え、 上記学習値記憶手段が、上記通信実行手段で選択可能な
データ通信アプリケーションの各々に応じた学習値を記
憶する記憶領域を備え、 上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点で、通信実行手段が選択しているデータ
通信アプリケーションに応じた記憶領域に記憶されてい
る学習値を更新すると共に、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点で、通信実行手段が選択しているデータ通信アプリ
ケーションに応じた記憶領域に記憶されている学習値を
用いて予測を行うことを特徴とする請求項3、6または
7記載の無線通信装置。 - 【請求項9】上記学習値記憶手段が、通信データの大き
さに応じた学習値を記憶する複数種類の記憶領域を備
え、 上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点の通信データの大きさに対応する記憶領
域の学習値を更新すると共に、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点で、通信データの大きさに応じた記憶領域の学習値
を用いて予測を行うことを特徴とする請求項3、6また
は7記載の無線通信装置。 - 【請求項10】上記学習値記憶手段が、データ通信の相
手の識別子別に学習値を記憶する複数種類の記憶領域を
備え、 上記学習値決定手段が、データ通信に関する所定の事象
が発生した時点の通信相手の識別子に対応する記憶領域
の学習値を更新すると共に、 上記通信品質予測手段が、データ通信の品質を予測する
時点の通信相手の識別子に応じた記憶領域の学習値を用
いて予測を行うことを特徴とする請求項3、6または7
記載の無線通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8024328A JPH09219697A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8024328A JPH09219697A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 無線通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09219697A true JPH09219697A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12135123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8024328A Pending JPH09219697A (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 無線通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09219697A (ja) |
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