JPH09219942A - バーニアモータ - Google Patents
バーニアモータInfo
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- JPH09219942A JPH09219942A JP8025031A JP2503196A JPH09219942A JP H09219942 A JPH09219942 A JP H09219942A JP 8025031 A JP8025031 A JP 8025031A JP 2503196 A JP2503196 A JP 2503196A JP H09219942 A JPH09219942 A JP H09219942A
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- Japan
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- winding
- slots
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- torque
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 71
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 永久磁石を用いたバーニアモータのトルクを
同一寸法でより大きくすること。 【解決手段】 固定子鉄心に巻線を納めるスロットのほ
かに巻線を納めないスロットを設けること、固定子巻線
を三相分数スロット巻線とすること、あるいはその両者
を併用する。
同一寸法でより大きくすること。 【解決手段】 固定子鉄心に巻線を納めるスロットのほ
かに巻線を納めないスロットを設けること、固定子巻線
を三相分数スロット巻線とすること、あるいはその両者
を併用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石を用いた
バーニアモータの性能を改善し、高トルクを得るように
したバーニアモータに関する。
バーニアモータの性能を改善し、高トルクを得るように
したバーニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の永久磁石を用いたバーニアモータ
の一種として、Z1 個のスロットに極対数Pの三相巻線
が納められた固定子鉄心と、それぞれZ2 個のN極及び
S極永久磁石を交互に配置して表面に設けた回転子鉄心
とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1 −Pなる関係に
形成し、上記固定子スロットにはすべて巻線が納めら
れ、また該三相巻線は整数スロット巻線でなくてはなら
ないとしているものがある。(例えば J-F.Llibre,D.Ma
tt ´´High Performance Vernier Rluctance Magnet M
achine,Application to Electric Vehicle´´ Proceed
ings of 6thEuropean Conference on Power Electroni
cs and Applications,p.2.889,Sept.1995参照)
の一種として、Z1 個のスロットに極対数Pの三相巻線
が納められた固定子鉄心と、それぞれZ2 個のN極及び
S極永久磁石を交互に配置して表面に設けた回転子鉄心
とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1 −Pなる関係に
形成し、上記固定子スロットにはすべて巻線が納めら
れ、また該三相巻線は整数スロット巻線でなくてはなら
ないとしているものがある。(例えば J-F.Llibre,D.Ma
tt ´´High Performance Vernier Rluctance Magnet M
achine,Application to Electric Vehicle´´ Proceed
ings of 6thEuropean Conference on Power Electroni
cs and Applications,p.2.889,Sept.1995参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のバーニアモータ
においても、同一寸法の通常のモータに比べて高トルク
を発生させることができるが、同じ用途に対してモータ
の寸法をさらに小形軽量にできれば、装置全体の小形化
とコストの低減が可能となる。このためには、同一寸法
でより高いトルクを発生させることが必要である。
においても、同一寸法の通常のモータに比べて高トルク
を発生させることができるが、同じ用途に対してモータ
の寸法をさらに小形軽量にできれば、装置全体の小形化
とコストの低減が可能となる。このためには、同一寸法
でより高いトルクを発生させることが必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】永久磁石を用いたバーニ
アモータにおいて、極対数Pの多相巻線を納めるスロッ
トの他に固定子歯のギャップ面に巻線を納めない小スロ
ットを設け、この小スロットと巻線のスロットとを加え
た総数Z1 のスロットを有する固定子鉄心と、それぞれ
Z2 個のN極及びS極の永久磁石を交互に配置して表面
に設けた回転子鉄心とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =
Z1 −Pなる関係を有するように形成したことを特徴と
する。
アモータにおいて、極対数Pの多相巻線を納めるスロッ
トの他に固定子歯のギャップ面に巻線を納めない小スロ
ットを設け、この小スロットと巻線のスロットとを加え
た総数Z1 のスロットを有する固定子鉄心と、それぞれ
Z2 個のN極及びS極の永久磁石を交互に配置して表面
に設けた回転子鉄心とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =
Z1 −Pなる関係を有するように形成したことを特徴と
する。
【0005】永久磁石を用いたバーニアモータにおい
て、Z1 個のスロットに極対数Pの三相巻線が納められ
た固定子鉄心と、それぞれZ2 個のN極及びS極の永久
磁石を交互に配置して表面に設けた回転子鉄心とを、Z
2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1−Pなる関係に形成し、
上記三相巻線を分数スロット巻線としたことを特徴とす
る。
て、Z1 個のスロットに極対数Pの三相巻線が納められ
た固定子鉄心と、それぞれZ2 個のN極及びS極の永久
磁石を交互に配置して表面に設けた回転子鉄心とを、Z
2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1−Pなる関係に形成し、
上記三相巻線を分数スロット巻線としたことを特徴とす
る。
【0006】永久磁石を用いたバーニアモータにおい
て、極対数Pの三相巻線を納めるスロットの他に固定子
歯のギャップ面に巻線を納めない小スロットを設け、こ
の小スロットと巻線のスロットとを加えた総数Z1 のス
ロットを有する固定子鉄心と、それぞれZ2 個のN極及
びS極の永久磁石を交互に配置して表面に設けた回転子
鉄心とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1 −Pなる関
係を有するように形成し、上記三相巻線を分数スロット
巻線としたことを特徴とする。
て、極対数Pの三相巻線を納めるスロットの他に固定子
歯のギャップ面に巻線を納めない小スロットを設け、こ
の小スロットと巻線のスロットとを加えた総数Z1 のス
ロットを有する固定子鉄心と、それぞれZ2 個のN極及
びS極の永久磁石を交互に配置して表面に設けた回転子
鉄心とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1 −Pなる関
係を有するように形成し、上記三相巻線を分数スロット
巻線としたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】永久磁石を用いたバーニアモータ
がトルクを発生するためには、固定子鉄心のスロット数
をZ1 とし、回転子表面に設けられた永久磁石のN極と
S極を一対として数えた磁石の極対数をZ2 とすると、
この両者と巻線の極対数Pとの間に次式(1),(2)
の関係が成立することが必要である。 Z2 =Z1 +P (1) または Z2 =Z1 −P (2) このような関係が成立すれば、永久磁石とスロットによ
るギャップパーミアンス脈動の作用で生ずる磁束密度に
は、P極対の空間分布の成分がある。この磁束密度と固
定子電流によって生ずるP極対の基本波起磁力との作用
でトルクを発生する。
がトルクを発生するためには、固定子鉄心のスロット数
をZ1 とし、回転子表面に設けられた永久磁石のN極と
S極を一対として数えた磁石の極対数をZ2 とすると、
この両者と巻線の極対数Pとの間に次式(1),(2)
の関係が成立することが必要である。 Z2 =Z1 +P (1) または Z2 =Z1 −P (2) このような関係が成立すれば、永久磁石とスロットによ
るギャップパーミアンス脈動の作用で生ずる磁束密度に
は、P極対の空間分布の成分がある。この磁束密度と固
定子電流によって生ずるP極対の基本波起磁力との作用
でトルクを発生する。
【0008】このトルクを基本波トルクと言い、そのピ
ーク値をTm1として表わす。しかし、永久磁石の極対数
はZ2 であるので、この極対数の磁束密度は上記の作用
で生じた極対数の磁束密度成分よりもかなり大きい値を
もっているので、これと同じ空間分布の起磁力高調波成
分との作用でもトルクを生ずる。このトルクを高調波ト
ルクと言い、そのピーク値をTm(Z2/P) として表わす。
この両者の和が永久磁石を用いたバーニアモータのトル
クとなり、そのピーク値をTm とする。発明者が理論解
析に基づいて導出した、これらのトルクのピーク値は次
式(3)〜(5)で表わされる。
ーク値をTm1として表わす。しかし、永久磁石の極対数
はZ2 であるので、この極対数の磁束密度は上記の作用
で生じた極対数の磁束密度成分よりもかなり大きい値を
もっているので、これと同じ空間分布の起磁力高調波成
分との作用でもトルクを生ずる。このトルクを高調波ト
ルクと言い、そのピーク値をTm(Z2/P) として表わす。
この両者の和が永久磁石を用いたバーニアモータのトル
クとなり、そのピーク値をTm とする。発明者が理論解
析に基づいて導出した、これらのトルクのピーク値は次
式(3)〜(5)で表わされる。
【0009】
【数1】
【0010】である。ただし、Pは極対数、Z2 は回転
子の永久磁石の極対数、Dは固定子鉄心のエアギャップ
側の直径、la は鉄心有効長、Nは固定子巻線の直列導
体数、Iは固定子電流の実効値、qは固定子巻線の毎極
毎相のスロット数、aは1個の歯に設けられた小スロッ
トの数に1を加えた整数、kw1及びkw(Z2/P) はそれぞ
れ基本波および(Z2 /P)次高調波に対する巻線係
数、Bm1は永久磁石とスロットによるギャップパーミア
ンス脈動によって生ずる基本波磁束密度のピーク値、B
m(Z2/P) は回転子表面に設けられた永久磁石自体のつく
るZ2 /P次高調波磁束密度のピーク値である。
子の永久磁石の極対数、Dは固定子鉄心のエアギャップ
側の直径、la は鉄心有効長、Nは固定子巻線の直列導
体数、Iは固定子電流の実効値、qは固定子巻線の毎極
毎相のスロット数、aは1個の歯に設けられた小スロッ
トの数に1を加えた整数、kw1及びkw(Z2/P) はそれぞ
れ基本波および(Z2 /P)次高調波に対する巻線係
数、Bm1は永久磁石とスロットによるギャップパーミア
ンス脈動によって生ずる基本波磁束密度のピーク値、B
m(Z2/P) は回転子表面に設けられた永久磁石自体のつく
るZ2 /P次高調波磁束密度のピーク値である。
【0011】上記(4)式から明らかなように、基本波
トルクTm1の式にはZ2 /Pが乗じられているので、こ
の値を大きくすることが望ましい。しかし、(1)式ま
たは(2)式の関係があるので、Z2 を大きくするため
には固定子スロット数Z1 も大きくする必要がある。従
来の構造ではすべての固定子スロットに巻線が納められ
ているので、スロットの占有する面積が大きくなる。こ
のため、Z2 の数を増加させるためには固定子鉄心の内
径および外径を大きくすることが必要となり、モータの
寸法が大きくなると言う欠点がある。
トルクTm1の式にはZ2 /Pが乗じられているので、こ
の値を大きくすることが望ましい。しかし、(1)式ま
たは(2)式の関係があるので、Z2 を大きくするため
には固定子スロット数Z1 も大きくする必要がある。従
来の構造ではすべての固定子スロットに巻線が納められ
ているので、スロットの占有する面積が大きくなる。こ
のため、Z2 の数を増加させるためには固定子鉄心の内
径および外径を大きくすることが必要となり、モータの
寸法が大きくなると言う欠点がある。
【0012】発明者の研究によれば、上記の基本波トル
クは、永久磁石と固定子スロットによるギャップパーミ
アンス脈動の作用で生ずる基本波磁束密度Bm1と固定子
電流Iのつくる基本波起磁力によって生ずるので、固定
子スロットの役割の一つはギャップパーミアンスの脈動
を生ぜしめることにある点に鑑み、本発明は巻線を納め
るスロットのほかに、固定子鉄心の歯のエアギャップに
面した部分に巻線を納めない小スロットを設けて、これ
らの両方のスロットの総数をZ1 として(1)または
(2)式の関係を満足するようにZ2 及びPを形成する
ことによって、固定子鉄心の寸法を大きくすることな
く、Z1 及びZ2 の値を増加して、大きなトルクを得る
ことができるようにするものである。
クは、永久磁石と固定子スロットによるギャップパーミ
アンス脈動の作用で生ずる基本波磁束密度Bm1と固定子
電流Iのつくる基本波起磁力によって生ずるので、固定
子スロットの役割の一つはギャップパーミアンスの脈動
を生ぜしめることにある点に鑑み、本発明は巻線を納め
るスロットのほかに、固定子鉄心の歯のエアギャップに
面した部分に巻線を納めない小スロットを設けて、これ
らの両方のスロットの総数をZ1 として(1)または
(2)式の関係を満足するようにZ2 及びPを形成する
ことによって、固定子鉄心の寸法を大きくすることな
く、Z1 及びZ2 の値を増加して、大きなトルクを得る
ことができるようにするものである。
【0013】また(3)式ではこのモータのトルクのピ
ーク値Tm は基本波トルクTm1と高調波トルクT
m(Z2/P) との和の形で示されているが、後者は前者とは
常に方向が反対であることが理論的に確かめられてい
る。従ってモータとしてのトルクのピーク値Tm を大き
くするためには、高調波トルクTm(Z2/P) はできるだけ
小さいことが望ましい。
ーク値Tm は基本波トルクTm1と高調波トルクT
m(Z2/P) との和の形で示されているが、後者は前者とは
常に方向が反対であることが理論的に確かめられてい
る。従ってモータとしてのトルクのピーク値Tm を大き
くするためには、高調波トルクTm(Z2/P) はできるだけ
小さいことが望ましい。
【0014】(5)式から明らかなように、Tm(Z2/P)
の値に影響を与えるのは磁束密度Bm(Z2/P) と巻線係数
km(Z2/P) であるが、前者は永久磁石によって決まり、
これを小さくするとBm1も小さくなって有効な基本波ト
ルクTm1も減少する結果となるので、Tm(Z2/P) を小さ
くするには固定子巻線の巻線係数km(Z2/P) を小さくす
ることが必要である。
の値に影響を与えるのは磁束密度Bm(Z2/P) と巻線係数
km(Z2/P) であるが、前者は永久磁石によって決まり、
これを小さくするとBm1も小さくなって有効な基本波ト
ルクTm1も減少する結果となるので、Tm(Z2/P) を小さ
くするには固定子巻線の巻線係数km(Z2/P) を小さくす
ることが必要である。
【0015】しかし、固定子巻線が整数スロットの場合
には、Z1 =6aqPとして表わしたときに、毎極毎相
のスロット数qは整数となる。この場合、(1),
(2)式の関係があるので、 Z2 /P=6aq+1 (6) または Z2 /P=6aq−1 (7) となり、永久磁石自体のつくる磁束密度の空間分布の次
数Z1 /Pと、固定子電流のつくる起磁力に含まれる
(6aq+1)次または(6aq−1)次の高調波成分
との次数が一致するのでトルクを生ずることになる。こ
の高調波起磁力の大きさは巻線係数km(Z2/P) によって
影響を受けるので、トルクTm(Z2/P) の式にこの係数が
含まれている。
には、Z1 =6aqPとして表わしたときに、毎極毎相
のスロット数qは整数となる。この場合、(1),
(2)式の関係があるので、 Z2 /P=6aq+1 (6) または Z2 /P=6aq−1 (7) となり、永久磁石自体のつくる磁束密度の空間分布の次
数Z1 /Pと、固定子電流のつくる起磁力に含まれる
(6aq+1)次または(6aq−1)次の高調波成分
との次数が一致するのでトルクを生ずることになる。こ
の高調波起磁力の大きさは巻線係数km(Z2/P) によって
影響を受けるので、トルクTm(Z2/P) の式にこの係数が
含まれている。
【0016】整数スロットの場合、(6),(7)式で
示される次数の巻線係数km(Z2/P)は基本波の巻線係数
kw1と同じ値になることはよく知られている。(4)式
で示されているようにkw1は基本波トルクTm1の式に含
まれており、この巻線係数を小さくすると有効なトルク
も小さくなるので、通常は1に近い値になるような巻線
の設計が行われている。
示される次数の巻線係数km(Z2/P)は基本波の巻線係数
kw1と同じ値になることはよく知られている。(4)式
で示されているようにkw1は基本波トルクTm1の式に含
まれており、この巻線係数を小さくすると有効なトルク
も小さくなるので、通常は1に近い値になるような巻線
の設計が行われている。
【0017】従ってkm(Z2/P) 1に近い値となり、整数
スロットの場合には、巻線係数によって高調波トルクを
小さくすることは不可能である。一般にBm(Z2/P) は永
久磁石自体の作る磁束密度であるので、固定子スロット
パーミアンス脈動との作用で生ずるBm1よりかなり大き
い値となる。(4)及び(5)式においてTm1とT
m(Z2/P) とを比較してみると、整数スロットでk
m(Z2/P) =kw1の場合には、Tm1はZ2 /PとBm1の積
に比例し、Tm(Z2/P) はBm(Z2/P) に比例するので、Z
2 /Pの値にもよるが、Tm(Z2/P)がTm1の30%以上
となる場合もあり、これがTm1とは反対方向になるの
で、有効トルクが減少する。
スロットの場合には、巻線係数によって高調波トルクを
小さくすることは不可能である。一般にBm(Z2/P) は永
久磁石自体の作る磁束密度であるので、固定子スロット
パーミアンス脈動との作用で生ずるBm1よりかなり大き
い値となる。(4)及び(5)式においてTm1とT
m(Z2/P) とを比較してみると、整数スロットでk
m(Z2/P) =kw1の場合には、Tm1はZ2 /PとBm1の積
に比例し、Tm(Z2/P) はBm(Z2/P) に比例するので、Z
2 /Pの値にもよるが、Tm(Z2/P)がTm1の30%以上
となる場合もあり、これがTm1とは反対方向になるの
で、有効トルクが減少する。
【0018】このように整数スロットの場合には有効ト
ルクの減少は避けられない。そこで、本発明ではk
m(Z2/P) の値を小さくするために分数スロットの巻線を
使用するものである。分数スロットの三相巻線において
は、含まれる高調波の次数の種類は増えるが、各次数の
巻線係数は著しく小さくなるので、(6)または(7)
式で示される次数の巻線も小さくすることができ、その
結果有害な高調波トルクTm(Z2/P) の値を小さくし、有
効トルクを増加することができる。
ルクの減少は避けられない。そこで、本発明ではk
m(Z2/P) の値を小さくするために分数スロットの巻線を
使用するものである。分数スロットの三相巻線において
は、含まれる高調波の次数の種類は増えるが、各次数の
巻線係数は著しく小さくなるので、(6)または(7)
式で示される次数の巻線も小さくすることができ、その
結果有害な高調波トルクTm(Z2/P) の値を小さくし、有
効トルクを増加することができる。
【0019】本発明は、固定子鉄心に巻線スロットのみ
を有する場合だけでなく、固定子鉄心の歯の表面に小ス
ロットを設けた場合にも、三相巻線を分数スロット巻線
とすることによって、一層の有効トルクの増大を実現す
るものである。実施例について断面を示す図面を参照し
ながら説明すると、図1において固定子鉄心10には極
対数Pの三相の整数スロット巻線11を納めるスロット
13のほかに、歯のエアギャップに面した部分に小スロ
ット14を設けてあり、両スロットを合計した総数をZ
1 とする。一方回転子鉄心20の外周表面にはそれぞれ
Z2 個のN極の永久磁石21aとS極の永久磁石21b
とが交互に配置されて接着されていて、Z2 =Z1 +P
またはZ2 =Z1 −Pの関係が成り立つようにしてあ
る。図1の実施例は三相巻線の例を示してあるが、二
相、六相あるいはそれ以外でも回転磁界をつくることの
できる任意の相数が使用できる。
を有する場合だけでなく、固定子鉄心の歯の表面に小ス
ロットを設けた場合にも、三相巻線を分数スロット巻線
とすることによって、一層の有効トルクの増大を実現す
るものである。実施例について断面を示す図面を参照し
ながら説明すると、図1において固定子鉄心10には極
対数Pの三相の整数スロット巻線11を納めるスロット
13のほかに、歯のエアギャップに面した部分に小スロ
ット14を設けてあり、両スロットを合計した総数をZ
1 とする。一方回転子鉄心20の外周表面にはそれぞれ
Z2 個のN極の永久磁石21aとS極の永久磁石21b
とが交互に配置されて接着されていて、Z2 =Z1 +P
またはZ2 =Z1 −Pの関係が成り立つようにしてあ
る。図1の実施例は三相巻線の例を示してあるが、二
相、六相あるいはそれ以外でも回転磁界をつくることの
できる任意の相数が使用できる。
【0020】図2は固定子鉄心10には極対数Pの三相
の分数スロット巻線12を納めるZ1 個のスロット13
が設けられ、回転子鉄心20の外周表面にはそれぞれZ
2個のN極の永久磁石21aとS極の永久磁石21bと
が交互に配置されて接着されていて、Z2 =Z1 +Pま
たはZ2 =Z1 −Pの関係が成り立つようにしてある。
の分数スロット巻線12を納めるZ1 個のスロット13
が設けられ、回転子鉄心20の外周表面にはそれぞれZ
2個のN極の永久磁石21aとS極の永久磁石21bと
が交互に配置されて接着されていて、Z2 =Z1 +Pま
たはZ2 =Z1 −Pの関係が成り立つようにしてある。
【0021】図3は固定子鉄心10には極対数Pの三相
の分数スロット巻線12を納めるスロット13のほか
に、歯のエアギャップに面した部分に小スロット14を
設けてあり、両スロットを合計した総数をZ1 とする。
一方回転子鉄心20の外周表面にはそれぞれZ2 個のN
極の永久磁石21aとS極の永久磁石21bとが交互に
配置されて接着されていて、Z2 =Z1 +PまたはZ2
=Z1 −Pの関係が成り立つようにしてある。
の分数スロット巻線12を納めるスロット13のほか
に、歯のエアギャップに面した部分に小スロット14を
設けてあり、両スロットを合計した総数をZ1 とする。
一方回転子鉄心20の外周表面にはそれぞれZ2 個のN
極の永久磁石21aとS極の永久磁石21bとが交互に
配置されて接着されていて、Z2 =Z1 +PまたはZ2
=Z1 −Pの関係が成り立つようにしてある。
【0022】図には記載してないが、いずれの場合も、
永久磁石に作用する遠心力によって永久磁石が鉄心表面
から離れるおそれのある場合には、非磁性の材料で永久
磁石の外側をバインドしたり、非磁性の円筒で覆ったり
することによってこれを防止する。上記の実施例はいず
れも回転子が内側にあるインナロータ形で説明したが、
回転子が外側にあるアウタロータ形にも適用できること
は勿論である。
永久磁石に作用する遠心力によって永久磁石が鉄心表面
から離れるおそれのある場合には、非磁性の材料で永久
磁石の外側をバインドしたり、非磁性の円筒で覆ったり
することによってこれを防止する。上記の実施例はいず
れも回転子が内側にあるインナロータ形で説明したが、
回転子が外側にあるアウタロータ形にも適用できること
は勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。このモ
ータのトルクは(4)式から明らかなように、回転子表
面に設けた永久磁石の極対数Z2 に比例するという一つ
の要因があるが、Z2 と固定子スロット数Z1 との間に
(1),(2)式の関係が必要なので、Z2 を増加する
ためにはZ1 も増やす必要がある。この関係式において
要求されるZ1 の数はそれによってギャップパーミアン
スに生ずる脈動を利用してトルクを発生させるためのも
のであるから、必ずしもすべてが巻線を納めるスロット
である必要はない。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。このモ
ータのトルクは(4)式から明らかなように、回転子表
面に設けた永久磁石の極対数Z2 に比例するという一つ
の要因があるが、Z2 と固定子スロット数Z1 との間に
(1),(2)式の関係が必要なので、Z2 を増加する
ためにはZ1 も増やす必要がある。この関係式において
要求されるZ1 の数はそれによってギャップパーミアン
スに生ずる脈動を利用してトルクを発生させるためのも
のであるから、必ずしもすべてが巻線を納めるスロット
である必要はない。
【0024】本発明では、固定子鉄心に巻線を納めるス
ロットのほかに、歯のエアギャップ側の鉄心表面に巻線
を納めない小スロットを設けることによって必要な効果
をあげようとするものである。スロットに巻線を納める
場合には、巻線のためのスペースが必要であるが、歯の
表面に設けた巻線を納めない小スロットも加えてトルク
発生に必要なスロット数とすることで、巻線に必要なス
ペースを減らして鉄心寸法を小さくしてモータを小形に
できる。またコイルの本数が減少するので製造のコスト
を低減する効果もある。
ロットのほかに、歯のエアギャップ側の鉄心表面に巻線
を納めない小スロットを設けることによって必要な効果
をあげようとするものである。スロットに巻線を納める
場合には、巻線のためのスペースが必要であるが、歯の
表面に設けた巻線を納めない小スロットも加えてトルク
発生に必要なスロット数とすることで、巻線に必要なス
ペースを減らして鉄心寸法を小さくしてモータを小形に
できる。またコイルの本数が減少するので製造のコスト
を低減する効果もある。
【0025】発明者は理論解析によって、永久磁石によ
る高調波トルクが基本波トルクと方向が必ず反対方向に
なることを発見したので、本発明は固定子に三相分数ス
ロット巻線を使用して高調波トルクを小さくするもので
ある。これによって、三相整数スロットの場合に比し、
同一寸法でも有効なトルクを増大できる効果がある。さ
らに、本発明では、固定子鉄心に巻線を納めるスロット
のほかに、歯のエアギャップ側の鉄心表面に巻線を納め
ない小スロットを設けた場合にも、三相分数スロット巻
線とすることによって上記の効果を合わせて実現できる
ので、一層大きな効果を上げることができる。
る高調波トルクが基本波トルクと方向が必ず反対方向に
なることを発見したので、本発明は固定子に三相分数ス
ロット巻線を使用して高調波トルクを小さくするもので
ある。これによって、三相整数スロットの場合に比し、
同一寸法でも有効なトルクを増大できる効果がある。さ
らに、本発明では、固定子鉄心に巻線を納めるスロット
のほかに、歯のエアギャップ側の鉄心表面に巻線を納め
ない小スロットを設けた場合にも、三相分数スロット巻
線とすることによって上記の効果を合わせて実現できる
ので、一層大きな効果を上げることができる。
【0026】このように、本発明は高トルクのモータを
小形軽量で低コストにできるという効果がある。このこ
とは、この種のモータを使用する種々の機械装置の小形
化とコストの低減によって、産業界に大きな貢献をする
ものである。
小形軽量で低コストにできるという効果がある。このこ
とは、この種のモータを使用する種々の機械装置の小形
化とコストの低減によって、産業界に大きな貢献をする
ものである。
【図1】巻線を納めない小スロットを有する、永久磁石
を用いたバーニアモータの断面図
を用いたバーニアモータの断面図
【図2】三相分数スロット巻線を有する、永久磁石を用
いたバーニアモータの断面図
いたバーニアモータの断面図
【図3】巻線を納めない小スロットと三相分数スロット
巻線を有する、永久磁石を用いたバーニアモータの断面
図
巻線を有する、永久磁石を用いたバーニアモータの断面
図
10:固定子鉄心 11:整数スロット巻線 12:分数スロット巻線 13:巻線を納めるスロット 14:巻線を納めない小スロット 20:回転子鉄心 21a:N極永久磁石 21b:S極永久磁石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (3)
- 【請求項1】極対数Pの多相巻線を納めるスロットの他
に固定子歯のギャップ面に巻線を納めない小スロットを
設け、この小スロットと巻線のスロットとを加えた総数
Z1のスロットを有する固定子鉄心と、それぞれZ2 個
のN極及びS極の永久磁石を交互に配置して表面に設け
た回転子鉄心とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1−
Pなる関係を有するように形成したことを特徴とするバ
ーニアモータ。 - 【請求項2】Z1 個のスロットに極対数Pの三相巻線が
納められた固定子鉄心と、それぞれZ2 個のN極及びS
極の永久磁石を交互に配置して表面に設けた回転子鉄心
とを、Z2 =Z1 +PまたはZ2 =Z1 −Pなる関係に
形成し、上記三相巻線を分数スロット巻線としたことを
特徴とするバーニアモータ。 - 【請求項3】請求項1において、多相巻線として三相分
数スロット巻線を用いることを特徴とするバーニアモー
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025031A JPH09219942A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | バーニアモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8025031A JPH09219942A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | バーニアモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09219942A true JPH09219942A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12154551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8025031A Pending JPH09219942A (ja) | 1996-02-13 | 1996-02-13 | バーニアモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09219942A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100375178C (zh) * | 2003-10-21 | 2008-03-12 | 松下电器产业株式会社 | 主轴马达 |
| US7928624B2 (en) | 2006-12-21 | 2011-04-19 | Kone Corporation | Electric motor |
| CN103178668A (zh) * | 2013-03-06 | 2013-06-26 | 华中科技大学 | 径向磁场双定子游标电机 |
| CN104917348A (zh) * | 2015-05-31 | 2015-09-16 | 河北弛神电机制造有限公司 | 电动车用大功率奇数分数槽电机 |
| CN106602823A (zh) * | 2017-02-23 | 2017-04-26 | 武汉理工大学 | 一种双爪极定子聚磁式游标电机 |
| CN107565717A (zh) * | 2017-09-01 | 2018-01-09 | 华中科技大学 | 一种爪极游标永磁电机 |
| CN112186913A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-01-05 | 东南大学 | 一种二十四槽二十二对极双三相游标电机 |
-
1996
- 1996-02-13 JP JP8025031A patent/JPH09219942A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100375178C (zh) * | 2003-10-21 | 2008-03-12 | 松下电器产业株式会社 | 主轴马达 |
| US7928624B2 (en) | 2006-12-21 | 2011-04-19 | Kone Corporation | Electric motor |
| CN103178668A (zh) * | 2013-03-06 | 2013-06-26 | 华中科技大学 | 径向磁场双定子游标电机 |
| CN104917348A (zh) * | 2015-05-31 | 2015-09-16 | 河北弛神电机制造有限公司 | 电动车用大功率奇数分数槽电机 |
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| CN107565717A (zh) * | 2017-09-01 | 2018-01-09 | 华中科技大学 | 一种爪极游标永磁电机 |
| CN112186913A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-01-05 | 东南大学 | 一种二十四槽二十二对极双三相游标电机 |
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