JPH09220415A - フィルタ - Google Patents

フィルタ

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JPH09220415A
JPH09220415A JP8052506A JP5250696A JPH09220415A JP H09220415 A JPH09220415 A JP H09220415A JP 8052506 A JP8052506 A JP 8052506A JP 5250696 A JP5250696 A JP 5250696A JP H09220415 A JPH09220415 A JP H09220415A
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filter element
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sheet
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Satoru Nozaki
哲 野崎
Kazuya Okada
和也 岡田
Tsutomu Shirai
努 白井
Michiomi Suzuki
徹臣 鈴木
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Unicharm Corp
IHARA KOATSU TSUGITE KOGYO KK
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Unicharm Corp
IHARA KOATSU TSUGITE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚れた食用油を効率よくろ過、脱臭・脱色す
る。 【解決手段】20〜80重量%のセルロース繊維と、2
0〜80重量%の活性白土と、0〜4重量%の結合剤
と、0〜40重量%の活性炭とを含み、20〜150g
/m2の目付と、シート面に凹凸とを有するシート状フ
ィルタエレメントが、見掛け密度0.20〜0.40g
/cm3となるように重ね合わせられ、かつ、重なり合
うフィルタエレメントの縁部が平滑な面を形成するよう
に切り揃えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルタに関
し、特に、使用して汚れた食用油を再生するのに好適な
フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セルロース繊維と活性白土や活性
炭等の吸着材とからなるシート状のフィルタを使用して
汚れた食用油を再生する技術が特開昭56−16682
0号,特開昭57−187012号,特開平3−776
15号公報等によって公知である。食用油は、固形分が
フィルタに捕捉される他に、吸着剤によって脱臭・脱色
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のフィルタ
は、フィルタ上に残る固形分で目が詰まり、油のろ過速
度が低下し易い。また、油の脱臭・脱色の程度は、吸着
剤との接触時間によって左右されるから、一枚のシート
状フィルタを透過させるだけで十分に長い接触時間を得
ることは難しい。フィルタを複数枚重ねることで、その
時間を長くすることは可能であるが、最上層のフィルタ
が目詰まりするとろ過速度が低下してしまうから、この
ようなろ過方法は効率的とはいい難い。
【0004】そこでこの発明は、吸着剤との接触時間を
長くすることが容易であって、しかも目詰まりし難いフ
ィルタを得ることを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明に係るフィルタにおいては、20〜80重
量%のセルロース繊維と、20〜80重量%の活性白土
と、0〜4重量%の結合剤と、0〜40重量%の活性炭
とを含み、20〜150g/m2の目付と、シート面に
凹凸とを有するシート状フィルタエレメントが、見掛け
密度0.20〜0.40g/cm3となるように重ね合
わせられ、かつ、重なり合う前記フィルタエレメントの
縁部が切り揃えられて平滑な面を形成していることを特
徴としている。
【0006】
【実施例】添付の図面を参照して、この発明にかかるフ
ィルタの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0007】図1に斜視図で示すフィルタ1は、円筒状
の巻心2にフィルタエレメント(ろ紙)3を巻きつけ、
巻心2の上端にキャップ4を嵌めた円柱状体である。フ
ィルタ1は、上下端面6,7と、周面8とを有し、両端
面6,7は平滑面となるようにフィルタエレメント3の
縁部が切り揃えられている。周面8にはフィルタエレメ
ント3の末端部9があり、該末端部9が必要に応じてそ
の下に位置するフィルタエレメント3に接合されてい
る。巻心2の下端は開放状態にあり、必要ならここにも
キャップ4を嵌めることができる。
【0008】図2は、使用済みの食用油をろ過するため
の容器11に収納されたフィルタ1の部分破断側面図で
ある。フィルタ1は、プラスチック製メッシュ地の袋1
0に入れられたうえで、円筒状のろ過容器11に収納さ
れている。容器11は、本体12と蓋13とからなり、
ろ過作業中には、これら本体12と蓋13とが適宜の手
段(図示せず)により、密閉状態に保たれている。本体
12は、周壁15に食用油の導入口16,底壁17に排
出口18を有し、底壁17は中央部19とそれよりも高
い周縁段差部20とを有する。蓋13の内面には、垂下
部21があって、収納したフィルタ1の上端面6に圧接
可能であり、それによってフィルタ1の下端面7が容器
11の段差部20に密着する。
【0009】ろ過すべき食用油は、導入口16から入
り、矢印A〜Fで示す方向へ流れる。フィルタ1では、
上端面6から下端面7に向かって流れ、ろ過された油が
下端面7から排出口18を経て外に出る。油は、フィル
タ1において、周面からも浸入可能であるが、フィルタ
エレメント3が幾重にも重なり合っているので、その浸
入量は、上端面6からの量に比べると無視できる。
【0010】このように構成されるフィルタ1のフィル
タエレメント3は、20〜80重量%のセルロース繊維
と、20〜80重量%の活性白土と、これら繊維と活性
白土とを結合させるための0〜4重量%の樹脂結合剤
と、さらに必要に応じて添加される0〜40重量%の活
性炭とを含むもので、20〜150g/m2の目付を有
し、クレープ加工およびエンボス加工のいずれかが施さ
れている。そのクレープまたはエンボス加工は、その付
与率を5〜20%にすることが好ましい。フィルタエレ
メント3を巻心2に巻きとるときには、互いに重なり合
うフィルタエレメント3の見掛けの密度が0.20〜
0.40g/cm3となるように巻き取り条件を調整す
る。巻心2には、慣用の紙管やプラスチックパイプ等の
心材が使用され、キャップ4には、プラスチックや金属
などの加工品が使用される。
【0011】このフィルタ1で油がろ過される機構は、
次のように考えられる。フィルタエレメント3は、クレ
ープ加工およびエンボス加工のいずれかによってシート
面に凹凸を有するから、巻きとられて重なり合うフィル
タエレメント3どうしの間には、互いに接触する部位と
離間する部位とが生じる。そのときに、フィルタエレメ
ント3の目付と見掛けの密度とが前記条件であると、前
記接触する部位が間欠的に存在し、前記離間する部位が
適度の離間距離を有し、フィルタ1の上下端面6,7間
で複雑に屈曲する油の通路が形成される。図3は、かか
る通路100の模式図である。通路100は、重なり合
うフィルタエレメント3Aと3Bとによって画成され、
多数の屈曲部位101や直状部位102を有する。汚れ
た油がフィルタ1の上端面6から通路100に浸入する
際に、油中の固形分105は、その上端面6で捕捉され
る他に、通路100の屈曲部位101や直状部位102
に付着することによって捕捉される。屈曲部位101で
は、通路100の傾斜が緩やかで、油の流れが遅くなる
から、そこでの捕捉量は特に多くなる。
【0012】このように屈曲する通路100は、円柱状
のフィルタ1の丈に比べ、距離が非常に長くなり得る。
それゆえ、この通路100を流れる汚れた油は、フィル
タエレメント3に含まれる吸着剤である活性白土や活性
炭に長時間接触することが可能になり、その時間に応じ
て脱臭・脱色の程度が進むことになる。
【0013】図2において、使用済みのフィルタ1は、
袋10の頂部10Aを摘持して容器11から簡単に取り
出すことができる。
【0014】図4は、この発明の一実施態様を示す図で
ある。図の(A)に示すように、フィルタエレメント3
は、一枚一枚がドーナツ状であって、それが多数積み重
ねられて柱状体となり、周面30が画成されるとともに
中央へ上下方向に延びる管路31が画成される。(B)
に示すように、柱状体は、頂部固定板32と、底部固定
板33と、これら両板32,33を連結する棒状または
帯状の固定具34とによって、見掛け密度が0.20〜
0.40g/cm3となるように挟持されている。
(B)のC−C線断面図である(C)に示すように、底
部固定板33の中央には、管路31とほぼ同径の排出口
35がある。このフィルタ1を図2と同様な容器11に
収納して使用すると、油は、フィルタ1の周面8にのぞ
むフィルタエレメント3の縁部からフィルタエレメント
3どうしの間に浸入し、図3と同様な機構によってろ過
されて管路31へと進み、排出口35を経て容器11の
外に出る。このフィルタ1では、フィルタエレメント3
の形状をドーナツ型の他に、長方形や正方形など、適宜
の形状にすることができる。
【0015】この発明にかかるフィルタ1において、重
なり合うフィルタエレメント3は、見掛け密度が0.2
0g/cm3より小さいと、フィルタエレメント3どう
しの離間寸法が大きくなりすぎて、フィルタ1保存中の
湿度変化に伴う伸縮が生じ易くなったり、油の圧力によ
るフィルタエレメント3の変形が生じ易くなったりす
る。そのために、フィルタ1は所要の形状を保つことが
難しくなる。また、見掛け密度が0.40g/cm3よ
り大きいと、フィルタエレメント3どうしの離間寸法が
小さくなりすぎる。それにより、図1のフィルタ1であ
れば、油中の固形分の多くが上端面6で捕捉されて該上
端面6を塞ぎ、ろ過速度が低下し易くなる。また、油は
高圧をかけて流さねばならないから、その圧力によって
フィルタエレメント3を損傷することが多くなる。
【0016】フィルタエレメント3に使用するセルロー
ス繊維は、木材パルプが好ましい。また、この繊維を補
強するために、フィルタエレメント3の10重量%を限
度として、合成繊維を混合することもできる。
【0017】フィルタエレメント3の活性白土の量が2
0重量%より少ないと、油と活性白土との十分な接触時
間を確保するために、例えば図1のフィルタ1であれ
ば、その丈を長くしなければならないことがある。それ
により、フィルタ容器11が徒に大きなものとなる。ま
た、活性白土の量が80重量%より多くなると、フィル
タエレメント3の強度が著しく低下し、紙としての形態
を維持することが難しくなる。活性白土および活性炭
は、200メッシュ通過のものが85%以上となる粒径
であることが好ましく、それによってフィルタエレメン
ト3の抄紙が容易となり、また、吸着剤の使用量と対比
したときの吸着効率が高くなる。
【0018】フィルタエレメント3の目付が20g/m
2より小さいと、フィルタエレメント3は薄すぎてシー
トとしての強度を保つことができない。また、目付が1
50g/m2よりも大きいと、フィルタエレメント3は
厚くなり過ぎて、シートの中心部に吸着力があるにもか
かわらず、シートの表面部の吸着量が飽和に達してしま
い、フィルタ1の交換が必要になるという場合が生じ
る。
【0019】樹脂結合剤は、活性白土や活性炭をセルロ
ース繊維に結合し、所要量の吸着剤を含有するフィルタ
エレメント3の抄造を容易にするとともに、これら吸着
剤がフィルタエレメント3から脱落するのを防止するた
めのもので、それにはカチオン型やアニオン型の高分子
凝集剤を使用することができる。
【0020】フィルタ1をメッシュ地の袋10に入れる
ときには、袋10の頂点に長さ20mm以上の摘持部1
0Aがあると、フィルタ1を容器11に出し入れするこ
とが容易になる。また、メッシュ地としてプラスチック
製ネットを使用すると、伸縮性があって、フィルタ1周
面にフィットし易い袋10を得ることができる。
【0021】このように構成されるフィルタ1は、食用
油の他に、工業油やその他の液体のろ過に使用すること
ができる。
【0022】フィルタエレメント3とフィルタ1とを製
造するための具体的な一例は次のとおりである。パルプ
100重量部と、粉末状活性白土(日本活性白土株式会
社製活性白土SA−35)200重量部との混合物を、
約2重量%の濃度となるように水に分散させた後、カチ
オン型凝集剤として「ファイレックスRC−104(明
成化学工業株式会社製)」2重量部と、アニオン型凝集
剤として「ファイレックスM(同社製)」1.7重量部
とを順次添加して撹拌する。この混合液を大量の水で希
釈し、慣用の抄紙機で抄紙してクレープ加工を施し、ク
レープ率15%,目付50g/m2,厚さ0.27mm
のフィルタエレメントを得た。このフィルタエレメント
の強熱減量法による活性白土含有量は、63.4重量%
であった。
【0023】次に、このフィルタエレメントを幅160
mm,長さ56mの寸法で直径44mmの紙管に一様な
力で巻きとり、直径115mm,重量505g(紙管重
量90gを含む)のロールとし、紙管の一端にナイロン
樹脂製キャップを嵌めてフィルタ1を得た。このフィル
タ1を市販のプラスチック製ネットでできた長さ370
mmのみかん袋10に入れ、フィルタ1の頂部の上方に
長さ約55mmの摘持部10Aを形成した。
【0024】
【発明の効果】この発明にかかるフィルタは、セルロー
ス繊維と吸着剤とを含み、クレープ加工やエンボス加工
による凹凸をシート面に有するフィルタエレメントが重
ね合わせてあるから、全体が比較的小さくても大きなろ
過面積を得ることができる。それにより、このフィルタ
は、容易に目詰まりすることがなく、しかも汚れた食用
油の固形分を効果的に捕捉することができる。また、こ
のフィルタでは、その油が長い時間にわたって吸着剤と
接触可能であるから、脱臭・脱色が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタの斜視図。
【図2】容器に収納したフィルタの部分破断側面図。
【図3】フィルタの模式的な部分拡大断面図。
【図4】フィルタの一実施態様を示す図面であって、
(A)はフィルタエレメントを重ねた状態の斜視図、
(B)はフィルタの斜視図、(C)は(B)のC−C線
断面図。
【符号の説明】
1 フィルタ 2 心材(巻心) 3 シート状フィルタエレメント 6 縁部(上端面) 7 縁部(下端面) 30 縁部(周面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 徹臣 東京都品川区大井4丁目13番17号 伊原高 圧継手工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】20〜80重量%のセルロース繊維と、2
    0〜80重量%の活性白土と、0〜4重量%の結合剤
    と、0〜40重量%の活性炭とを含み、20〜150g
    /m2の目付と、シート面に凹凸とを有するシート状フ
    ィルタエレメントが、見掛け密度0.20〜0.40g
    /cm3となるように重ね合わせられ、かつ、重なり合
    う前記フィルタエレメントの縁部が切り揃えられて平滑
    な面を形成していることを特徴とするフィルタ。
  2. 【請求項2】前記フィルタエレメントのシート面におけ
    る凹凸が、クレープおよびエンボスのいずれかである請
    求項1に記載のフィルタ。
  3. 【請求項3】前記フィルタは、前記フィルタエレメント
    が心材に巻かれて円柱状を呈し、両端が平滑に切り揃え
    られている請求項1記載のフィルタ。
  4. 【請求項4】前記フィルタは、互いに平行な頂面板と底
    面板との間に前記フィルタエレメントが多数枚重ねられ
    るとともに、それらの板を介して上下方向から加圧保持
    された柱状体であって、該柱状体の周面を形成する前記
    フィルタエレメントの縁部が平滑に切り揃えられてお
    り、かつ、該柱状体の中心部に前記重ねられたフィルタ
    エレメントと前記頂面板と底面板のいずれか一方とを貫
    通する管路が形成されている請求項1記載のフィルタ。
  5. 【請求項5】前記フィルタが透液性のメッシュ地の袋に
    納められ、該袋が前記フィルタの頂部よりも上に長さ2
    0mm以上の摘持可能な部位を有している請求項1〜4
    のいずれかに記載のフィルタ。
  6. 【請求項6】前記フィルタエレメントにおけるクレープ
    率またはエンボス率が5〜20%である請求項1〜5の
    いずれかに記載のフィルタ。
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