JPH09220810A - インクジェット記録ヘッド清掃装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド清掃装置

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Publication number
JPH09220810A
JPH09220810A JP3031096A JP3031096A JPH09220810A JP H09220810 A JPH09220810 A JP H09220810A JP 3031096 A JP3031096 A JP 3031096A JP 3031096 A JP3031096 A JP 3031096A JP H09220810 A JPH09220810 A JP H09220810A
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JP
Japan
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cleaning member
recording head
cleaning
port surface
ink
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Application number
JP3031096A
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English (en)
Inventor
Noboru Inoue
暢 井上
Masao Yamada
昌雄 山田
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドの吐出口面を板状の清掃部材で拭
ってインクを除去する装置において、清掃部材に破損部
分があってもインクの掻き残りが生じないようにする。 【解決手段】 記録ヘッド1の移動方向に対して直角に
配置された回転軸34に、記録ヘッド1の吐出口面3の
幅よりも長い清掃部材32を保持させ、且つその回転軸
34に雄ねじ34aを形成して、軸受35Aに設けた雌
ねじに噛み合わせる構成とし、清掃部材32の上に記録
ヘッド1を通過させて吐出口面清掃を行った後、次の清
掃動作までに回転軸34を回転させて清掃部材32を軸
線方向に移動させることにより、清掃動作毎に清掃部材
32の吐出口面3に対する当接位置を変更させ、吐出口
面をむらなく清掃可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファク
シミリ等の記録部として使用されるインクジェット記録
ヘッドのインク吐出口面を清掃するためのインクジェッ
ト記録ヘッド清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドには、その吐
出口からのインクの飛び散り、記録時のインクの記録媒
体からの跳ね返り、気象条件の変化による吐出口からの
インク漏れ等により、吐出口近傍がインクにより汚れ、
そのインク汚れにより吐出インクの方向が変えられて印
字不良を起こす問題があった。また、インク汚れに紙粉
等のゴミが付着し、吐出方向を変化させたり、ひどい場
合は、目詰まりを生じさせて印字不良を起こすといった
問題もあった。
【0003】そこでこの問題を解決するために、従来よ
りインクジェット記録ヘッド清掃装置を設けることが知
られている。図7は従来のインクジェット記録ヘッド及
びその清掃装置等を示すもので、1はインクジェット記
録ヘッド(以下記録ヘッドと略称する)、2はインクを
吐出する吐出口、3は吐出口面、4は記録ヘッド1を摺
動可能に保持するガイドシャフト、5は記録ヘッド1を
ガイドシャフト4に沿って左右に往復動させる駆動ベル
ト、6はインクジェット記録ヘッド清掃装置である。こ
のインクジェット記録ヘッド清掃装置6は、ゴム等の弾
性材料で作られた板状の清掃部材7と、その清掃部材7
を支持した受け部材8と、清掃部材7を、その先端が吐
出口面3に当接する作動位置と、吐出口面3から離れた
待機位置とになるように上下動させるよう受け部材8に
接続されたソレノイド10等を備えており、清掃時には
図8、図9に示すように、清掃部材7を上昇した作動位
置とし、その状態で記録ヘッド1を左方に移動させるこ
とにより、清掃部材7の先端の掻き取り用のエッジ7a
が、記録ヘッド1の吐出口面3に当接した状態で相対的
に移動し、その吐出口面3を拭って、付着していたイン
ク9やごみ等を除去していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
清掃装置には問題点のあることが判明した。すなわち、
図6に示すように、清掃部材7で吐出口面3に付着して
いたインク9を掻き取る時において、記録ヘッドに硬い
異物が付着していた場合、清掃部材7はゴム等の弾性部
材で形成されているため、インク掻き取り時に異物によ
って清掃部材7のエッジに傷が発生し、破損部分26を
生じることがある。また、1回の清掃動作では清掃部材
7に破損部分を生じないとしても、清掃動作の都度、清
掃部材7の同じ位置が吐出口面3の同じ位置を通過し、
同じ異物に接触して破損部分26を生じることがある。
このような破損部分26を生じると、記録ヘッドに付着
したインクが、掻き取り動作時に清掃部材7の破損部分
26から漏れ、吐出口面3に掻き残りインク27として
残ってしまう。しかも、清掃部材7の吐出口面3への当
接位置は、清掃動作の都度、同じであるため、毎回破損
部分26が吐出口面3の同じ位置を通過し、同じ位置に
インクを掻き残すこととなり、この位置にインクが累積
され、残ってしまう。このようにして残ったインク27
がその後、乾燥し、固化して、吐出口2の目詰まりや吐
出不良を起こし、印字品質を損なうという問題となって
いた。
【0005】また、長期に渡って装置を使用している場
合、清掃部材7のエッジが部分的に劣化し、異物による
破損時と同様の問題を発生する場合があった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、清掃部材が部分的に破損したり、劣化したりす
ることを防止でき、しかも、例え破損、劣化を生じたと
しても、吐出口面の掻き残りインクの固化によるトラブ
ルを少なくしうるインクジェット記録ヘッド清掃装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するために、清掃部材の記録ヘッド吐出口面に対
する当接位置を、清掃時毎に変え得るように構成したも
のである。この構成により、清掃部材が吐出口面を掻き
取って行く吐出口面清掃時毎に、その清掃部材の吐出口
面に対する当接位置を変化させることができ、それによ
って、清掃部材の破損や劣化を抑制でき、また、清掃部
材に破損部分があってインクの掻き残しがあっても、次
回の吐出口面清掃時には清掃部材の破損の無い部分が、
前回掻き残したインクを拭き取って除去することがで
き、掻き残しインキの累積を防止して、吐出口の目詰ま
りや吐出不良による印字品質の劣化を防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、インクジェット記録ヘ
ッドの吐出口面に当接し且つその吐出口面に対して相対
的に移動して、その吐出口面を清掃する清掃部材を備え
たインクジェット記録ヘッド清掃装置において、前記清
掃部材の前記吐出口面に対する当接位置を変化させる当
接位置変更手段を設けるという構成を備えたものであ
る。ここで、清掃部材が吐出口面に相対的に移動して吐
出口面を清掃する動作は、清掃部材と記録ヘッドのいず
れを移動させる構成で行ってもよいが、通常記録ヘッド
は駆動機構によって一定位置を往復動する構成となって
いるので、その駆動機構を利用して記録ヘッドを移動さ
せ、清掃部材は移動中の記録ヘッドの吐出口面に当接し
うる位置で停止させておく構成とすることが、装置構成
を簡略化できるので好ましい。また、当接位置変更手段
としても、清掃部材と記録ヘッドのいずれを移動させて
当接位置を変更させる構成としてもよいが、前記したよ
うに記録ヘッドは一定位置で往復動するので、清掃部材
を記録ヘッドが往復動する方向に対して交差する方向
に、好ましくは直角方向に移動させる機構を設け、その
機構を当接位置変更手段とすることが、装置構成を簡略
化できる上から好ましい。清掃部材としては、吐出口面
の清掃に使用するエッジの長さが吐出口面の幅よりも長
いものが使用される。
【0009】本発明のインクジェット記録ヘッド清掃装
置では、清掃部材が吐出口面に当接した状態でその吐出
口面に対して相対的に移動して清掃した後、次回の清掃
に先立って、前記当接位置変更手段が清掃部材の吐出口
面に対する当接位置を前回とは異なる位置に変更し、そ
の状態で清掃を行うことができる。従って、清掃部材が
吐出口面に当接して移動し、吐出口面を清掃する毎に、
清掃部材の吐出口面に対する当接位置が変化し、清掃部
材の清掃用のエッジの全体を有効に利用して清掃部材の
破損や劣化を抑制でき、また、清掃部材に破損部分があ
ってインクの掻き残しがあっても、次回の清掃動作時に
は清掃部材の破損の無い部分が、前回掻き残したインク
を拭き取って除去することとなり、掻き残しインクの累
積を防止して、吐出口の目詰まりや吐出不良による印字
品質の劣化を防止できる。
【0010】ここで、吐出口面清掃時毎の清掃部材の当
接位置の変位量としては、清掃部材に生じる恐れのある
破損部分の幅よりも大きい範囲で、適当に設定すればよ
い。吐出口面の清掃動作は、通常、記録ヘッドによる記
録動作が終了した後、1回行われるが、必要に応じ、複
数回繰り返し行っても良く、その場合清掃時毎に当接位
置を変えて清掃動作を繰り返すことにより、インク掻き
残しを防止できる。
【0011】
【実施例】図5は、本発明の実施例によるインクジェッ
ト記録ヘッド清掃装置を備えたインクジェット記録装置
の概略構成を示すものであり、図7に示す従来例と同一
部品には同一符号を付けて示している。図5において、
11は記録紙12を収納した着脱式のカセット、13は
カセット11内の記録紙12を1枚ずつ繰り出すピック
アップローラ、14は繰り出された記録紙12を反転さ
せ、水平に記録位置を通って送り出す送りローラ、15
はその送りローラ14を回転駆動するモータ、16、1
7はそれぞれ記録紙を送りローラ14に押し付ける第一
ピンチローラ及び第二ピンチローラ、18、19は送り
出される記録紙の下面を支持して案内するガイド、2
0、21はそれぞれ記録済の記録紙を送り出す第一搬送
ローラ及び第二搬送ローラ、22、23はそれぞれ記録
紙を第一搬送ローラ20及び第二搬送ローラ21に押し
付ける押えローラである。
【0012】1は記録ヘッドであり、送りローラ14の
上方に、送りローラ14に対して平行に配置されたガイ
ドシャフト4に摺動可能に保持されている。また、その
ガイドシャフト4に平行になるように駆動ベルト5が配
置され、記録ヘッド1に連結されると共にキャリッジモ
ータ25で正逆両方向に駆動されるようになっている。
この記録ヘッド1は、その下端に、インクを吐出する複
数の吐出口2を形成した吐出口面3を備えており(図4
参照)、キャリッジモータ25によってガイドシャフト
4に沿って往復動し、その下方に位置する記録紙12に
対してインクジェットによる記録を行うものである。
【0013】ここで、ガイドシャフト4及び駆動ベルト
5は、記録ヘッド1を記録紙12の走行位置(幅)より
も外側に外れた位置にまで移動させることができるよう
な長さに設定されており、記録ヘッド1の初期位置を、
記録紙12の走行位置を外れた位置に設定している。そ
して、その初期位置に、本発明の実施例によるインクジ
ェット記録ヘッド清掃装置31が設けられている。
【0014】図1はそのインクジェット記録ヘッド清掃
装置31及び記録ヘッド1を示す概略斜視図、図2はそ
のインクジェット記録ヘッド清掃装置31の動作を説明
する概略正面図であり、一部を断面で示している。イン
クジェット記録ヘッド清掃装置31はゴム等の弾性材料
で作られた板状の清掃部材32と、その清掃部材32の
下端を嵌め込んで支持した受け部材33と、その受け部
材33を回転させる軸となる回転軸34と、その回転軸
34の一端近傍を保持する軸受35Aと、他端近傍を回
転自在に且つ軸線方向に移動自在に保持する軸受35B
と、回転軸34に取り付けられ、回転を伝える軸ギヤ3
6と、清掃部材32を回転させる駆動源であるモータ3
7と、モータ軸に接続され且つ軸ギヤ36と噛み合うモ
ータギヤ38等を備えている。ここで使用するモータ3
7としては、回転角を任意に制御可能な構成のものであ
り、通常、パルスモータが使用される。また、モータギ
ヤ38は、後述するように回転軸34が軸方向に移動
し、それに連れて軸ギヤ36が二点鎖線36′で示す位
置まで移動した時にもその軸ギヤ36と噛み合いを保つ
ことができるよう、長い形状となっている。
【0015】清掃部材32は回転軸34の軸線に平行に
取り付けられており、その回転軸34は記録ヘッド1の
移動方向に対して直角な方向に配置され、且つ清掃部材
32を回転軸34の上側で直立状態となる位置即ち作動
位置P1に回転させた時には、その清掃部材32で上方
を通過する記録ヘッド1の吐出口面3を清掃しうる位置
に配置されている。ここで使用する清掃部材32は、吐
出口面3の清掃に使用するエッジ32aの長さが、清掃
すべき吐出口面3の幅よりも大きく設定されており、そ
の清掃部材32を回転軸34の軸線方向に移動させて
も、そのエッジ32aで吐出口面3を清掃可能としてい
る。回転軸34の一端には雄ねじ34aが形成されてお
り、軸受35Aはその雄ねじ34aに噛み合って支持す
る雌ねじを備えている。従って、回転軸34を回転させ
ると、雄ねじ34aと軸受35Aの雌ねじとの噛み合い
により、回転軸34は軸線方向に移動し、その回転軸3
4に保持されている清掃部材32も回転すると共に軸線
方向に移動し、清掃部材32の吐出口面3に対する当接
位置が変化する。この回転軸34に形成された雄ねじ3
4a、それに噛み合う雌ねじを備えた軸受35A、回転
軸34を回転駆動するモータ37等は、清掃部材の吐出
口面に対する当接位置を変化させる当接位置変更手段を
構成する。
【0016】次に、上記構成の清掃装置31による動作
を説明する。清掃を行わない通常の記録動作時には、清
掃部材32は記録ヘッド1の吐出口面3に接触しない下
方の待機位置(P2、P3、P4等)で待機している。
記録後等で、記録ヘッド1の吐出口面3の清掃を行う場
合、記録ヘッド1が清掃装置31に戻ってくるが、その
記録ヘッド1が清掃装置31に達する前に、モータ37
が回転してモータギヤ38、軸ギヤ36を介して回転軸
34を回転させ、清掃部材32を記録ヘッド1に当接可
能な作動位置P1に移動させ、その位置で停止する。こ
の時、清掃部材32は図2に実線で示す位置にあるもの
とする。すなわち、清掃部材32の一端がA位置にあ
り、清掃部材32の領域aが記録ヘッド1の吐出口面3
に当接しうる位置となっている。
【0017】清掃部材32が作動位置P1に停止した
後、記録ヘッド1が移動してきて、清掃部材32の上方
を通過する。この時、図3(a)に示すように、清掃部
材32の先端が記録ヘッド1の吐出口面3に当接し、清
掃部材32の弾性により清掃部材のエッジ32aが吐出
口面3に強く押し付けられ、その吐出口面3に付着して
いたインク40やゴミ等を拭き取り、除去する。その
後、図3(b)に示すように、清掃部材32の上を記録
ヘッド1が通り過ぎ、清掃部材32が元の直立した状態
に戻って1回の清掃動作が終了する。
【0018】図1、図2において、記録ヘッド1が清掃
部材32の上を通り過ぎて吐出口面清掃を行った後、モ
ータ37が作動して回転軸34をモータ37側から見て
時計方向に回転させ、清掃部材32を下方の待機位置、
例えば回転軸34の真下である待機位置P3に移動さ
せ、この状態で、次の清掃動作に備える。ここで、回転
軸34の軸受35Aに対する当接部分は雄ねじ34aと
なっているので、回転軸34の回転に伴い回転軸34が
軸線方向に移動し、待機位置P3の清掃部材32の一端
は、作動位置P1にある清掃部材32の一端が位置して
いたA点よりも、雄ねじ34aのピッチの半分だけ、モ
ータ37から遠ざかる方向に移動したA′点となってい
る。記録時には、記録ヘッド1は待機位置P3にある清
掃部材32を上を通って記録位置に移動し、所定の記録
を行う。
【0019】そして、次回の清掃動作を行う場合には、
記録ヘッド1が清掃装置31に戻って来る前に、再びモ
ータ37が作動して回転軸34を先程と同方向に即ちモ
ータ37側から見て時計方向に回転させ、清掃部材32
を作動位置P1に移動させる。このため、作動位置P1
に戻った清掃部材32は、その1端が元のA点から雄ね
じ34aの1ピッチ分だけ移動したB点となっており、
その分だけ、記録ヘッド1の吐出口面3に当接可能な領
域がずれることとなる。この状態で、記録ヘッド1が清
掃部材32の上方を通過し、清掃部材32のエッジ32
aが吐出口面3に当接して相対的に移動し、吐出口面3
を清掃する。かくして、清掃部材32の吐出口面3に対
する当接位置が、前回の吐出口面清掃時とは異なる状態
で吐出口面の清掃が行われる。
【0020】以下、同様な動作を、清掃動作毎に繰り返
し行うことにより、清掃部材32の一端の位置をA→B
→C→D→E・・・→Iと毎回移動させる。ここで、A
とIの位置が清掃部材の移動範囲の両端とすると、清掃
部材32が端の位置であるIまで来た時点で、モータ3
7の回転方向を逆とし、今度は、清掃部材32を、I→
・・・E→D→C→Bと元の位置へ戻して行き、A点に
達した時点で再びモータ37の回転方向を反対方向とす
る。このようにして、清掃部材32が記録ヘッド1の吐
出口面3を清掃する際、その清掃部材32の吐出口面3
の当接位置を、清掃動作毎に異ならせて清掃が行われ
る。なお、清掃部材32を上記したように、作動位置か
ら待機位置に、また待機位置から作動位置に移動させ、
且つ清掃部材32を軸線方向に移動させるためのモータ
37の回転制御は、図示していない制御回路、制御ソフ
トにより行われる。
【0021】以上に説明したように、上記実施例では、
清掃部材32が吐出口面3を清掃する都度、清掃部材3
2の吐出口面3に対する当接位置が変化するため、例え
吐出口面3の或る位置に硬い異物が付着していたとして
も、その異物に接触する清掃部材32の位置が毎回変化
し、このため清掃部材32に傷が付きにくく、そのうち
に異物を拭き取り、除去できるため、結局、清掃部材3
2に破損部分が生じにくい。更に、清掃部材32の長い
エッジ32aのほぼ全域が吐出口面3の清掃に使用され
るため、単に吐出口面3の幅と同じ長さの清掃部材を用
いて清掃する場合に比べて劣化しにくく、清掃部材の寿
命を長くできる。
【0022】次に、図4(a)に示すように、清掃部材
32に異物による破損部分41が発生した場合、掻き取
り動作時に、破損部分41が通過する位置に掻き残りイ
ンク42が残る。しかしながら、次回の清掃時には、清
掃部材32の吐出口面3に対する当接位置が変化するた
め、図4(b)に示すように、吐出口面3の掻き残りイ
ンク42があった部分には清掃部材32の正常な部分が
当接して移動し、その掻き残りインク42を掻き取り除
去する。このため、従来のように吐出口面3の1ヶ所に
掻き残りインク42が蓄積されてゆき、それが乾燥固化
して吐出口2を詰まらせるということがなく、微かな掻
き残りインク42が残るのみであって、インク吐出口2
を塞いで吐出不良を生じるということがほとんどなく、
常に正常なインク吐出を行って画像記録を行うことがで
きる。
【0023】なお、上記実施例の動作説明では、記録動
作終了後に記録ヘッド1が清掃部材32の上を1回移動
し、その吐出口面3を清掃部材32が1回拭い取ること
により1回の清掃動作を終了し、その後、記録ヘッド1
は記録位置へ移動して記録動作を行っている。従って、
図4(a)に示すように、破損部分41がある場合、吐
出口面3には微少な掻き残りインク42が残ることがあ
り、その掻き残りインク42が、次回の記録動作までの
時間が長い場合などに乾燥固化して吐出口2に悪影響を
与える場合がある。その場合には、このようなトラブル
を無くすため、清掃部材32の上方を記録ヘッド1を複
数回移動させて清掃部材32による吐出口面3の拭き取
り動作を複数回繰り返し行い、しかも各拭き取り動作時
に清掃部材32の位置を変化させるという方法を採用す
ることが好ましい。この方法を採用すると、図4(a)
に示すように1回目の拭き取り時に掻き残りインク42
があっても、次回の拭き取り時に図4(b)に示すよう
にその掻き残りインク42を拭き取ることができ、吐出
口面3をむらなく清掃して掻き残りインクによるトラブ
ルを一層確実に防止できる利点が得られる。
【0024】また上記実施例では、清掃部材32をA→
B→Cのように雄ねじ34aの1ピッチずつ順次移動さ
せ、清掃部材32の吐出口面3に対する当接位置を変化
させているが、清掃部材32の吐出口面3に対する当接
位置を変化させる順序及び距離は任意であり、清掃部材
32をランダムに移動させても良いことは言うまでもな
い。また、回転軸34を回転させて清掃部材32を移動
させるためのモータ37としては、回転角を制御可能な
パルスモータが好適であるが、これに限らず、他のモー
タを使用することも可能である。すなわち、回転軸34
の回転駆動及び制御には、モータの種別を問わず、ロー
タリーエンコーダ等のセンサ制御による回転角の制御を
行う構成としても良いし、また専用の回転モータを使用
せず、記録装置に設けている他の駆動モータ(例えば、
インクヘッド駆動用モータ、給紙用モータ等)を、クラ
ッチを切り替えることにより駆動を切り替えて回転軸3
4を回転させる構成としてもよい。
【0025】更に、上記実施例では、回転軸38に1個
の受け部材33を設け、1個の清掃部材32を保持させ
ているが、この代わりに回転軸38に放射状に複数の、
例えば2乃至3個の清掃部材32を保持させることも可
能である。このように複数の清掃部材32を放射状に設
けた場合には、清掃動作毎に複数の清掃部材32を順次
作動位置に移動させて使用することにより、各清掃部材
32の使用頻度を少なくでき、各清掃部材32の破損や
劣化を一層少なくできる。しかも、図4(a)に示すよ
うに、一つの清掃部材32で吐出口面3を掻き取った際
に、その清掃部材32に破損部分41があって掻き残り
インク42が残ったとしても、次の回の清掃時には別の
清掃部材32が吐出口面を拭き取ることとなるので、残
っていた掻き残りインク42を拭き取り除去できるとい
う効果が得られる。
【0026】また、前記実施例では、清掃部材32を作
動位置と待機位置とに移動させるために回転軸34の回
転を利用し、更に、その回転軸34に形成した雄ねじ3
4aと軸受35Aの雌ねじとの噛み合いによって回転軸
34を軸線方向にも移動させて清掃部材32の吐出口面
3に対する当接位置を変化させる構成としているが、本
発明はこの構成に限らず、清掃部材32を作動位置と退
避位置とに移動させる機構と、清掃部材32の吐出口面
3に対する当接位置を変化させる機構とをそれぞれ別個
に設けてもよい。しかし、実施例の構成とすると、回転
軸34の回転のみで、清掃部材32を作動位置と待機位
置とに移動させ、且つその清掃部材32の吐出口面3に
対する当接位置を変化させることができるので、清掃部
材32を移動させるための構造及び制御を簡略化できる
利点が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、記録ヘッドの吐出口面に当接して吐出口面を清掃す
る清掃部材の、吐出口面に対する当接位置を変化させる
当接位置変更手段を設けたことにより、清掃部材による
吐出口面清掃時毎に清掃部材が吐出口面を掻き取って行
く際の当接位置を変化させることができ、これにより、
清掃部材の破損や劣化を抑制して清掃部材の寿命を長く
することができ、また、清掃部材に破損部分があってイ
ンクの掻き残りがあっても、次回の掻き取り時には清掃
部材の破損の無い部分が、前回掻き残したインクを拭き
取って除去することができ、掻き残りインキの累積を防
止して、吐出口の目詰まりや吐出不良による印字品質の
劣化を防止できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるインクジェット記録ヘッ
ド清掃装置及び記録ヘッドを示す概略斜視図
【図2】図1に示すインクジェット記録ヘッド清掃装置
の動作を説明する概略正面図
【図3】(a)、(b)はそれぞれ、図1に示す実施例
のインクジェット記録ヘッド清掃装置の動作を説明する
概略側面図
【図4】(a)、(b)はそれぞれ、図1に示す実施例
のインクジェット記録ヘッド清掃装置31の動作を説明
する概略斜視図
【図5】図1に示すインクジェット記録ヘッド清掃装置
を備えたインクジェット記録装置の概略構成を示す斜視
【図6】従来のインクジェット記録ヘッド清掃装置の清
掃動作を説明する概略斜視図
【図7】従来のインクジェット記録ヘッド清掃装置及び
記録ヘッドを、清掃動作の前の状態で示す概略斜視図
【図8】従来のインクジェット記録ヘッド清掃装置及び
記録ヘッドを、清掃動作中の状態で示す概略斜視図
【図9】(a)、(b)はそれぞれ、図7、図8に示す
従来のインクジェット記録ヘッド清掃装置の動作を説明
する概略側面図
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 吐出口 3 吐出口面 4 ガイドシャフト 5 駆動ベルト 31 インクジェット記録ヘッド清掃装置 32 清掃部材 32a エッジ 33 受け部材 34 回転軸 34a 雄ねじ 35A、35B 軸受 36 軸ギヤ 37 モータ 38 モータギヤ 41 破損部分 42 掻き残りインク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドの吐出口面に
    当接し且つその吐出口面に対して相対的に移動して、そ
    の吐出口面を清掃する清掃部材と、その清掃部材の前記
    吐出口面に対する当接位置を変化させる当接位置変更手
    段とを備えたことを特徴とするインクジェット記録ヘッ
    ド清掃装置。
  2. 【請求項2】 インクジェット記録ヘッドの吐出口面に
    当接し且つその吐出口面に対して相対的に移動して、そ
    の吐出口面を清掃する清掃部材と、その清掃部材の前記
    吐出口面に対する当接位置を変化させる当接位置変更手
    段とを備え、前記清掃部材の前記吐出口面に対する当接
    位置を1清掃動作毎に複数回変化させ、拭き取り動作行
    うようにしたことを特徴とするインクジェット記録ヘッ
    ド清掃装置。
JP3031096A 1996-02-19 1996-02-19 インクジェット記録ヘッド清掃装置 Pending JPH09220810A (ja)

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