JPH09221036A - ワイヤーハーネス用の搬送台車 - Google Patents

ワイヤーハーネス用の搬送台車

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JPH09221036A
JPH09221036A JP2806196A JP2806196A JPH09221036A JP H09221036 A JPH09221036 A JP H09221036A JP 2806196 A JP2806196 A JP 2806196A JP 2806196 A JP2806196 A JP 2806196A JP H09221036 A JPH09221036 A JP H09221036A
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JP
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wire harness
plate
wire
base plate
columns
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JP2806196A
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English (en)
Inventor
Shinya Saito
信哉 斎藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワイヤーハーネス(サブアッセンブリを含む)
を容易に収容・搬送でき、しかも容易に取り出すことが
できる搬送台車を提供する。 【解決手段】台板2の四隅に支柱4,5,6,7を設
け、支柱4,5,6,7の上端部分に、左右方向に沿っ
て上連結体12を配置した。上連結体12に電線フック
13を設けた。支柱4,5,6,7の中間部分に、第
1,第2および第3中間連結棒14,15,16を設け
た。台板2に移動用のキャスタ17を取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤーハーネ
ス用の搬送台車に関するものである。より詳しくは、組
み立てられたワイヤーハーネス(サブアッセンブリを含
む)を搬送するために用いられる台車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーハーネスは、システマチックに
配線された電気配線ユニットであり、自動車や電気機器
等の部品として使用されるものである。また、ワイヤー
ハーネスは、多数の電線,コネクタ,クランプ等を含ん
で構成されているが、これら多数の電線等は、一度に一
まとめにして組み立てられるものではない。すなわち、
ワイヤーハーネスは、複数のサブアッセンブリに分けら
れており、これらサブアッセンブリを結束(本結束)す
ることによって構成されている。
【0003】ワイヤーハーネスの製造において、サブア
ッセンブリが組み立てられると、これを本結束する工程
(本結束ライン)まで搬送しなければならない。また、
組み立てが完了した製品としてのワイヤーハーネスは、
これを客先まで運搬しなければならない。このため、従
来から、組み立てられたワイヤーハーネスやサブアッセ
ンブリ(以下、「ワイヤーハーネス等」という。)は、
これらを搬送用の箱に収容して搬送・運搬していた。す
なわち、多数の電線を含むワイヤーハーネス等を適宜巻
き回す等してコンパクトにし、これを搬送用の箱に数個
づつ収容して搬送・運搬していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワイヤーハ
ーネス等は、多数の電線を含んでおり、極めて複雑な枝
形状を呈している。このため、これを巻き回した状態で
搬送用の箱に収容すると、電線同士が絡まってしまい、
現場でワイヤーハーネス等を搬送用の箱から取り出し難
くなったり、コネクタ等に損傷を与えてしまう場合があ
るという問題があった。
【0005】また、ワイヤーハーネス等を巻き回して搬
送用の箱に収容する作業は、作業者にとって面倒な作業
であった。さらに、搬送する際には、搬送用の箱を積み
重ねて台車等に積載しなければならないが、この作業も
作業者にとって面倒なものであった。しかも、現場にお
いて、搬送用の箱からワイヤーハーネス等を取り出す際
には、作業者は、一々腰をかがめて取り出さなければな
らず、ワイヤーハーネス等の取出作業がしにくかった。
このように、従来の搬送用の箱は、ワイヤーハーネス等
の収容・搬送・取り出しに際して不便が多いという問題
があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、複数のワイヤ
ーハーネスを簡単且つ容易に収容し、搬送し、取り出す
ことができるワイヤーハーネス用の搬送台車を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、請求項1に係るワイヤーハーネス用の搬送台車
は、矩形の台板と、台板の四隅に立設された支柱と、台
板の左側の2つの支柱の上端部同士を連結する第1の連
結棒と、台板の右側の2つの支柱の上端部同士を連結す
る第2の連結棒と、第1および第2の連結棒の略中央部
間に左右方向に架け渡された第3の連結棒と、第3の連
結棒に設けられた複数の電線フックと、上記左側の2つ
の支柱間に配置された壁面を構成する第1の壁面部材
と、上記右側の2つの支柱間に配置された壁面を構成す
る第2の壁面部材と、上記奥側の2つの支柱間に配置さ
れた壁面を構成する第3の壁面部材と、台板に設けられ
た移動用キャスタとを有することを特徴とするものであ
る。
【0008】この構成によれば、組み立てられたワイヤ
ーハーネス等の電線束部分を電線フックに引っ掛けるこ
とにより、台板上でワイヤーハーネス等を吊り下げた状
態で保持することができる。電線フックは、複数設けら
れているから、一の搬送台車に所定数のワイヤーハーネ
ス等を保持することができる。しかも、搬送台車の前面
側は開放されているから、ワイヤーハーネス等を束ねた
り巻き回したりしてコンパクトにすることなく、組み立
てられたワイヤーハーネス等をそのまま前面側(作業者
にとって手前側)から容易に搬送台車内に収容すること
ができる。
【0009】また、保持されたワイヤーハーネス等が搬
送中に揺れ動いた場合、当該ワイヤーハーネス等は、第
1ないし第3の壁面部材に当接する。これにより、ワイ
ヤーハーネス等の搬送中の揺れを抑えて外側に飛び出し
たりするのを防止することができる。さらに、各ワイヤ
ーハーネス等は、電線フックに引っ掛けられて吊り下げ
られているだけでから、作業者は、腰をかがめたりする
ことなく、立ったまま搬送台車から容易にワイヤーハー
ネス等を取り出すことができる。加えて、キャスタが設
けられているから、搬送台車の移動が極めて容易であ
る。
【0010】本発明の目的を達成するため、請求項2に
係るワイヤーハーネス用の搬送台車は、請求項1記載の
ワイヤーハーネス用の搬送台車において、台板の上面部
に、衝撃を吸収し得る衝撃吸収シートが敷設されている
ことを特徴とするものである。この構成によれば、請求
項1に係る発明と同様の作用を奏する。加えて、ワイヤ
ーハーネス等の搬送中に、コネクタ等が台板と接触して
衝撃を受けた場合であっても、この衝撃を衝撃吸収シー
トによって吸収することができる。
【0011】本発明の目的を達成するため、請求項3に
係るワイヤーハーネス用の搬送台車は、矩形の台板と、
台板の上面の4つの辺部から上方に立ち上げられた左側
壁面板,右側壁面板,手前側壁面板および奥側壁面板
と、奥側壁面板に延設され、上方に延ばされた延設板
と、延設板に設けられた複数の電線フックと、台板に設
けられた移動用キャスタとを有することを特徴とするも
のである。
【0012】この構成によれば、組み立てられたワイヤ
ーハーネス等の電線束部分を電線フックに引っ掛けるこ
とにより、台板上でワイヤーハーネス等を吊り下げた状
態で保持することができる。このように、組み立てられ
たワイヤーハーネス等をそのままフックに引っ掛けるだ
けで、容易に搬送台車内に収容することができる。この
とき、電線フックは、複数設けられているから、一の搬
送台車に所定数のワイヤーハーネス等を保持することが
できる。
【0013】台板上には、当該台板と各壁面部材とによ
って所定の収容空間が形成されているから、吊り下げら
れたワイヤーハーネス等の下部は、この収容空間に収容
される。これにより、搬送中にワイヤーハーネス等が揺
れ動いても、この揺れを抑えて外側に飛び出したりする
のを防止することができる。さらに、各ワイヤーハーネ
ス等は、電線フックに引っ掛けられて吊り下げられてい
るだけでから、作業者は、腰をかがめたりすることな
く、立ったまま搬送台車から容易にワイヤーハーネス等
を取り出すことができる。加えて、キャスタが設けられ
ているから、搬送台車の移動が極めて容易である。
【0014】本発明の目的を達成するため、請求項4に
係るワイヤーハーネス用の搬送台車は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のワイヤーハーネス用の搬送台車に
おいて、所定の吊り下げ手段と係合可能な係合部が、さ
らに設けられていることを特徴とするものである。この
構成によれば、請求項1ないし3のいずれかに係る発明
と同様の作用を奏する。加えて、係合部に所定の吊り下
げ手段を係合させることによって、搬送台車自体を吊り
下げて運搬することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。第1の実施形態 図1は、この発明の第1の実施形態に係るワイヤーハー
ネス用の搬送台車(以下、「搬送台車」という。)の斜
視図である。
【0016】同図を参照して、この搬送台車1は、組み
立てられたワイヤーハーネスをたとえば客先まで運搬す
る際に、また、ワイヤーハーネスの製造工程において、
先に組み立てられたサブアッセンブリを本結束を行うラ
インまで搬送する際に使用する台車である。搬送台車1
は、台板2を含む基部3と、台板2の四隅に設けられた
支柱4,5,6,7と、各支柱4,5,6,7の上端
8,9,10,11に連結された略H型形状の上連結体
12と、上連結体12に複数設けられた電線フック13
と、支柱4と支柱5とを連結する第1中間連結棒14
と、支柱5と支柱6とを連結する第2中間連結棒15
と、支柱6と支柱7とを連結する第3中間連結棒16
と、台板2に設けられた移動用キャスタ17とを有す
る。
【0017】上連結体12について詳しく説明すると、
上連結体12は、支柱4の上端8と支柱5の上端9とを
連結する第1の棒25と、支柱6の上端10と支柱7の
上端11とを連結する第2の棒26と、第1および第2
の棒25,26の中央部に、左右方向に架け渡すように
連結された渡し棒27とを有している。本実施形態で
は、第1および第2の棒25,26は、角パイプにより
構成され、渡し棒27は、丸パイプにより構成されてい
る。なお、第1および第2の棒25,26並びに渡し棒
27を同じ角パイプで構成することもできるし、同じ丸
パイプで構成することもできる。
【0018】基部3は、台板2と台板2の周縁部に、上
方へ立ち上がるように設けられた枠板18とを有してい
る。台板2は、底板19と、底板19上に配置された枠
20とを有している。枠20は、本実施形態では、いわ
ゆるアングル部材を用いて組み立てられている。この枠
20は、台板2のフレームを構成しており、これによ
り、台板2の強度アップを図っている。なお、枠20
は、他の材料、たとえば角パイプ等を用いて構成するこ
ともできる。また、枠20は、無くすことも可能であ
る。
【0019】底板19の上面に、ゴム板21が配置され
ている。ゴム板21は、矩形状をしており、枠20の内
側にぴったりと嵌め込まれている。このゴム板21は、
電線フック13によってワイヤーハーネス等を引っ掛け
て吊り下げた際に、ワイヤーハーネス等に含まれるコネ
クタ等が堅い底板19とぶつかって衝撃を受けた場合で
も、この衝撃を吸収してコネクタ等が損傷を受けるのを
防止している。なお、上記枠部材20を無くした場合に
は、ゴム板21を底板19に、たとえば接着剤等を用い
て直接取り付けることもできる。また、ゴム板21に代
えて、人工芝や布、その他弾性を有するシート等の衝撃
を吸収し得る部材を敷設することもできる。さらに、コ
ネクタが床板19に接触することが稀である場合には、
ゴム板21を省略すこともできる。
【0020】底板19の下面側の四隅に移動用キャスタ
17が設けられている。これにより、搬送台車1を、楽
に自由に移動させることができるようになっている。な
お、移動用キャスタ17は、一般に使用されている既知
の構造のものであるから、その説明は省略する。枠板1
8は、平板からなり、図に示すように台板2の周りを取
り囲んでいる。そして、この枠板18によって取り囲ま
れた空間内に、吊り下げられたワイヤーハーネス等の下
端部が収容されるようになっている。従って、吊り下げ
られたワイヤーハーネスの下端部は、搬送台車1の移動
中、すなわちワイヤーハーネス等の搬送中に揺れ動いて
外側にはみ出すことを防止することができる。ただし、
本実施形態に係る搬送台車1では、ワイヤーハーネス等
がそれほど大きく揺れ動くということは考えにくいの
で、この枠板18は、省略することもできる。
【0021】支柱4,5,6,7は、本実施形態では、
角パイプが用いられている。なお、角パイプに代えて通
常の丸パイプ等を使用することもできる。各支柱4,
5,6,7は、枠20の四隅に連結されて上方へ立ち上
げられている。また、各支柱4,5,6,7と上記枠板
18とは、溶接または接着剤等によって固着されてい
る。このようにすれば、枠板18は、支柱4,5,6,
7と台板2との連結部分の強度アップに寄与することが
できる。
【0022】第1中間連結棒14,第2中間連結棒15
および第3中間連結棒16は、本実施形態では、支柱
4,5,6,7と同じ材料、すなわち角パイプにより構
成されており、それぞれ底板19から同じ高さの位置に
設けられている。これら中間連結棒14,15,16と
各支柱4,5,6,7とによって、ワイヤーハーネス等
を収容するための、いわば収容枠が形成されている。ま
た、これら中間連結棒14,15,16によって、搬送
台車1全体としての剛性がアップする。しかも、吊り下
げられたワイヤーハーネスが搬送中に揺れ動いて外側に
はみ出すことを防止することもできる。なお、各中間連
結棒14,15,16の取り付け高さは、本実施形態の
ように互いに一致させる必要はなく、各中間連結棒1
4,15,16の取り付け高さを変えることもできる。
また、角パイプに代えて丸パイプ等を採用することもで
きる。
【0023】図2は、電線フック13の正面図である。
図2を参照して、電線フック13について説明する。電
線フック13は、丸棒により構成されており、上記渡し
棒27(図1参照)に取り付けられている。具体的に説
明すると、電線フック13は、渡し棒27を挿通し得る
支持部30と、支持部30と一体的に形成されたJ字状
の掛け部31とを有している。支持部30は、丸棒を円
形に曲げることによって形成されている。支持部30の
内径32は、渡し棒27の外径に対応している。これに
より、電線フック13は、渡し棒27の長手方向に沿っ
てスライド自在な状態で渡し棒27に支持されている。
【0024】また、本実施形態では、10本の電線フッ
ク13が装備されている。これにより、当該搬送台車1
は、10個体のワイヤーハーネス等を搬送することがで
きる。従って、多数のワイヤーハーネス等を搬送する際
に、ワイヤーハーネス等の個体数の管理がしやすいとい
う利点がある。なお、電線フック13の本数は、10本
に限らず、もっと多数装備することもできる。また、各
電線フック13を、渡し棒27に対して固定することも
できる。
【0025】再び図1を参照して、参照符号40,4
1,42は、壁面部材を示している。各壁面部材40,
41,42は、平板により構成されている。壁面部材4
0は、支柱4と支柱5とに当てがうようにして取り付け
られ、壁面部材41は、支柱5と支柱6とに当てがうよ
うにして取り付けられている。また、壁面部材42は、
支柱6と支柱7とに当てがうようにして取り付けられて
いる。これら壁面部材40,41,42によって、台板
2の左側,奥側および右側に壁面が構成され、これによ
り、電線フック13に吊り下げられたワイヤーハーネス
等を収容する収容空間45が形成されている。これによ
り、搬送中のワイヤーハーネス等が搬送台車1から飛び
出してしまうのを確実に防止することができる共に、上
記第1,第2および第3中間連結棒14,15,16と
協働して、搬送台車1全体の剛性アップに寄与すること
ができる。
【0026】また、壁面部材40,41,42に代え
て、第1,第2および第3中間連結棒14,15,16
をもっと多数設けることもできるし、壁面部材40,4
1,42に代えて、ネット状のものを設けることもでき
る。もっとも、上述したように、本実施形態に係る搬送
台車1では、ワイヤーハーネス等がそれほど大きく揺れ
動くということは考えにくいので、この枠板18は、省
略することもできる。
【0027】以上のようにこの実施形態によれば、組み
立てられたワイヤーハーネスWHの電線束部分を電線フ
ック13の掛け部31に引っ掛け、台板2上でワイヤー
ハーネス等を吊り下げた状態で保持できるから(図1参
照)、従来のように、ワイヤーハーネスWHを一々箱詰
めし、これを積み重ねて台車に積載するするという煩わ
しい作業をする必要がない。また、ワイヤーハーネスW
Hを吊り下げた状態で保持できるから、ワイヤーハーネ
スWHの電線同士が絡まったりすることがない。しか
も、吊り下げた状態で保持するから、従来のように、ワ
イヤーハーネスWHを束ねたり、巻き回したりしてコン
パクトに形成する必要もない。
【0028】さらに、支柱4と支柱7との間には、中間
連結棒が設けられていない。すなわち、搬送台車1の前
面側には中間連結棒が設けられていないから、組み立て
られたワイヤーハーネスWHをそのまま前面側(作業者
にとって手前側)から容易に搬送台車1内に収容するこ
とができる。また、キャスタ17が設けられているか
ら、搬送台車1の手押しによる移動が極めて容易であ
り、ワイヤーハーネスWHを楽に搬送することができ
る。
【0029】しかも、ワイヤーハーネスWHが客先や現
場に搬送された場合、電線フック13に引っ掛けられて
いるワイヤーハーネスWHを外すという簡単な作業によ
って、簡単にワイヤーハーネスWHを搬送台車1から取
り出すことができる。つまり、従来のように、箱詰めさ
れたワイヤーハーネスWHを一々腰をかがめて取り出す
という煩わしい動作をする必要がない。
【0030】このように、搬送台車1へのワイヤーハー
ネスWHの収容作業,搬送作業および取出作業を簡単且
つ円滑に進めることができる。特に、本実施形態では、
壁面部材40,41,42によって形成される収容空間
45内にワイヤーハーネスWHが収容されるから、搬送
中のワイヤーハーネスWHが搬送台車1から飛び出して
しまうのを確実に防止することができると共に、搬送中
に電線同士が絡み合ってしまうことを防止することがで
きる。従って、ワイヤーハーネスWHの搬送および取出
作業を一層円滑に進めることができるという利点があ
る。
【0031】第2の実施形態 次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3
は、第2の実施形態に係る搬送台車60であって、第1
の実施形態と同様、組み立てられたワイヤーハーネス等
をたとえば客先まで運搬等する際に使用する台車であ
る。同図を参照して、この搬送台車60は、箱状に形成
された基部61と、基部61の奥側(背面側)に上方に
延設された電線掛け部62とを有しており、電線掛け部
62の電線フック63にワイヤーハーネスWHの一端側
(上部)を引っ掛けて吊り下げ、ワイヤーハーネスWH
の他端側(下部)を基部61内に収容した状態で保持す
るようになっている。
【0032】基部61は、矩形の台板66と、台板66
の上面の4つの辺部から上方に立ち上げられた左壁面板
67,右壁面板68,手前壁面板69および奥壁面板7
0と、台板66の四隅に設けられた移動用のキャスター
71とを有している。本実施形態では、基部61の剛性
を向上させるために、たとえば角パイプで構成された上
フレーム72および下フレーム73を備えている。両フ
レーム72,73は、共に略コ字状に形成されており、
下フレーム73は台板66上に固定配置され、上フレー
ム72は、下フレーム73の上方に対向配置されてい
る。上記各壁面板67,68,69は、対向された上下
フレーム72,73を連結すると共に、上下フレーム7
2,73の周囲(左側,手前側および右側)を取り囲む
ようにして配置されている。なお、キャスター71は、
上記第1の実施形態で示したのと同様のものである。
【0033】電線掛け部62は、掛け板74と、掛け板
74に設けられた4本の電線フック63と、吊り下げ用
の吊り下げ部材75とを有している。本実施形態では、
掛け板74は、上記奥壁面板70と一体的に設けられて
いる。つまり、掛け板74と奥壁面板70とは、いわゆ
る一枚ものでできている。この電線掛け部62も、その
剛性を向上させるために、2本のフレーム76を有して
いる。詳しく説明すると、フレーム76は、台板66の
奥側の左端および右端に立設されており、所定の高さを
有している。そして、上フレーム72および下フレーム
73のそれぞれの両端部が、フレーム76に固定されて
いる。掛け板74(奥壁面板70)は、このフレームの
後方側に当てがわれて固定されている。なお、上述の各
フレーム72,73,76は、左側壁板67,右側壁板
68,手前側壁板69および掛け板74(奥側壁板7
0)が十分な強度を有していれば、無くすこともでき
る。
【0034】各電線フック63は、掛け板74の所定位
置に並設されており、本実施形態では、丸棒によって構
成されている。電線フック63を丸棒により構成したの
は、本実施形態に係る搬送台車60によって吊り下げら
れるワイヤーハーネスWHは、一端側にアース用の端子
64が圧着されており、他端側には、コネクタ65が設
けられているタイプのものを対象としたからである。つ
まり、アース用の端子64(一般に円環状のもの)に電
線フック63を挿通することによって、ワイヤーハーネ
スWHを吊り下げるようになっている。なお、電線フッ
ク63は、4本に限らず、もっと多数設けることもでき
る。また、ワイヤーハーネスWHの一端側に他の形状の
端子が設けられる場合には、当該端子の形状に応じて電
線フックの形状を設計変更すれば良い。
【0035】次に、吊り下げ部材75は、所要の吊り下
げ手段、たとえばフォークリフトによって搬送台車60
自体を吊り下げるためのものである。吊り下げ部材75
は、電線掛け部62の上端、すなわち掛け板74および
フレーム76の上端に取り付けられた平板77と、平板
77の左右の端部に突設された係合片78とを有してい
る。平板77は、搬送台車60を吊り下げるための所定
の強度を得るため、所定の板厚を有している。もっと
も、平板77に代えて、角パイプやアングル部材により
構成した枠状の部材を取り付けることもできる。要する
に、搬送台車60自体を吊り下げるための十分な強度と
剛性を確保できれば良い。
【0036】係合片78は、略コ字状に形成されてお
り、平板77に取り付けられることによって、フォーク
リフトの爪を挿入できる爪挿入孔79が形成されてい
る。つまり、フォークリフトによって搬送台車60を吊
り下げる際には、フォークリフトの爪を右側または左側
から両爪挿入孔79に挿入して持ち上げれば良い。ま
た、平板77の前端部には、品番表示板80が備えられ
ており、こえにより、搬送するワイヤーハーネス等WH
の品番を表示することができるようになっている。
【0037】本実施形態によれば、組み立てられたワイ
ヤーハーネスWHの端子64を電線フック63に引っ掛
けるだけで、当該ワイヤーハーネスWHを台板66上で
吊り下げた状態で保持することができるから、搬送台車
60内への収容が極めて簡単である。その一方、各ワイ
ヤーハーネスWHは、電線フック63に引っ掛けられて
いるだけでから、作業者は、腰をかがめたりすることな
く、立ったまま搬送台車60から容易に取り出すことが
できる。
【0038】また、ワイヤーハーネスWHを吊り下げた
状態では、ワイヤーハーネスWHの下部65は、基部6
1内に収容される。これにより、搬送中にワイヤーハー
ネスWHが揺れ動いても、この揺れを抑えて外側に飛び
出したりするのを防止することができる。加えて、キャ
スタ71が設けられているから、搬送台車60を手押し
で容易に移動させることができる上、フォークリフト等
によって搬送台車60自体を吊り下げて運搬することが
できる。従って、上記第1の実施形態に係る搬送台車1
と同様の効果を奏する。
【0039】なお、この発明は上記2つの実施形態に限
定されるものではなく、たとえば、第1の実施形態に係
る搬送台車1の底板19を鋼板により構成することによ
って、搬送台車1をフォークリフト等で抱えた状態で運
搬することも可能である。なお、このとき、底板19に
は、フォークリフトの爪が挿入される爪挿入部を形成し
ておくことが好ましい。また、この爪挿入部を第1およ
び第2の棒25,26(図1参照)に設けることもでき
る。その他、この発明の範囲内で種々の設計変更を施す
ことができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、組み立て
られたワイヤーハーネス等を手前側から順次電線フック
に引っ掛けることによって、搬送中のワイヤーハーネス
等の電線同士の絡みつきや飛び出しを防止して、所定数
のワイヤーハーネス等を簡単且つ容易に収容することが
できる。つまり、従来のように、ワイヤーハーネス等を
一々箱詰めするという煩わしい作業をする必要がない。
しかも、キャスタにより楽に搬送することができ、従来
のように、箱詰めしたワイヤーハーネス等を積み重ねて
台車に積載するという煩わしい作業をする必要がない。
一方、現場に搬送された場合、電線フックに引っ掛けら
れているワイヤーハーネス等を外すだけで簡単にワイヤ
ーハーネス等を取り出すことができ、従来のように、一
々腰をかがめて箱詰めされたワイヤーハーネス等を取り
出すという煩わしい動作をする必要がない。
【0041】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様の効果を奏する。加えて、衝撃吸収シー
トにより、搬送中にコネクタ等が台板と接触して損傷を
受けることがなく、安全に搬送・運搬することができ
る。請求項3に係る発明によれば、組み立てられたワイ
ヤーハーネス等を順次電線フックに引っ掛けるだけで、
搬送中のワイヤーハーネス等の電線同士の絡みつきや飛
び出しを防止して、所定数のワイヤーハーネス等を簡単
且つ容易に収容することができる。つまり、従来のよう
に、ワイヤーハーネス等を一々箱詰めするという煩わし
い作業をする必要がない。しかも、キャスタにより楽に
搬送することができ、従来のように、箱詰めしたワイヤ
ーハーネス等を積み重ねて台車に積載するという煩わし
い作業をする必要がない。一方、現場に搬送された場
合、電線フックに引っ掛けられているワイヤーハーネス
等を外すだけで簡単にワイヤーハーネス等を取り出すこ
とができ、従来のように、一々腰をかがめて箱詰めされ
たワイヤーハーネス等を取り出すという煩わしい動作を
する必要がない。
【0042】請求項4に係る発明によれば、請求項1な
いし3に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、所定
の吊り下げ手段、たとえばフォークリフト等によって搬
送台車を簡単に移動させることができ、トラック等への
積み込みを容易に行うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る搬送台車の斜視
図である。
【図2】電線フックの正面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る搬送台車の斜視
図である。
【符号の説明】
1 搬送台車 2 台板 4 支柱 5 支柱 6 支柱 7 支柱 8 上端 9 上端 10 上端 11 上端 12 上連結棒 13 電線フック 14 第1中間連結棒 15 第2中間連結棒 16 第3中間連結棒 17 移動用キャスタ 40 壁面部材 41 壁面部材 42 壁面部材 60 搬送台車 63 電線フック 66 台板 67 左壁面板 68 右壁面板 69 手前壁面板 70 奥壁面板 71 キャスタ 74 掛け板 78 係合片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形の台板と、台板の四隅に立設された支
    柱と、台板の左側の2つの支柱の上端部同士を連結する
    第1の連結棒と、台板の右側の2つの支柱の上端部同士
    を連結する第2の連結棒と、第1および第2の連結棒の
    略中央部間に左右方向に架け渡された第3の連結棒と、
    第3の連結棒に設けられた複数の電線フックと、上記左
    側の2つの支柱間に配置された壁面を構成する第1の壁
    面部材と、上記右側の2つの支柱間に配置された壁面を
    構成する第2の壁面部材と、上記奥側の2つの支柱間に
    配置された壁面を構成する第3の壁面部材と、台板に設
    けられた移動用キャスタとを有することを特徴とするワ
    イヤーハーネス用の搬送台車。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイヤーハーネス用の搬送
    台車において、 台板の上面部に、衝撃を吸収し得る衝撃吸収シートが敷
    設されていることを特徴とするワイヤーハーネス用の搬
    送台車。
  3. 【請求項3】矩形の台板と、台板の上面の4つの辺部か
    ら上方に立ち上げられた左側壁面板,右側壁面板,手前
    側壁面板および奥側壁面板と、奥側壁面板に延設され、
    上方に延ばされた延設板と、延設板に設けられた複数の
    電線フックと、台板に設けられた移動用キャスタとを有
    することを特徴とするワイヤーハーネス用の搬送台車。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のワイ
    ヤーハーネス用の搬送台車において、 所定の吊り下げ手段と係合可能な係合部が、さらに設け
    られていることを特徴とするワイヤーハーネス用の搬送
    台車。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095122A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Takeda Sangyo Kk 自転車運搬具又は自転車運搬装置
CN102514604A (zh) * 2011-12-20 2012-06-27 江森自控(芜湖)汽车饰件有限公司 汽车内饰件生产辅具
JP2013230915A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Yazaki Corp フレキシブルチューブ外装電線の工程搬送用吊りハンガー
CN107618731A (zh) * 2017-08-25 2018-01-23 芜湖顺成电子有限公司 可分类的电线束线架
CN117262868A (zh) * 2023-10-11 2023-12-22 河南天海电器有限公司 一种线束生产过程中的缓存储装置及使用方法

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