JPH09222750A - 画像形成方法及び画像形成用トナー - Google Patents
画像形成方法及び画像形成用トナーInfo
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- JPH09222750A JPH09222750A JP5078896A JP5078896A JPH09222750A JP H09222750 A JPH09222750 A JP H09222750A JP 5078896 A JP5078896 A JP 5078896A JP 5078896 A JP5078896 A JP 5078896A JP H09222750 A JPH09222750 A JP H09222750A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来よりも省エネルギーで定着可能なトナー
像定着方法を提供すること、省エネルギー定着を可能に
し、低温定着性であって、且つ、優れた熱保存性を有
し、小粒径トナーであって地汚れ、トナー飛散が無いト
ナーを提供すること。 【解決手段】 トナー像を担持した像受容媒体を2本の
ローラー間を通すことで、トナー像の加熱定着を行なう
画像形成方法であって、トナー像に接触するローラーの
基体が肉厚1.0mm以下である円筒を用い、且つ、2
本のローラー間の面圧(ローラー加重/接触面積)が1
50,000Pa以下であることを特徴とする画像形成
方法。
像定着方法を提供すること、省エネルギー定着を可能に
し、低温定着性であって、且つ、優れた熱保存性を有
し、小粒径トナーであって地汚れ、トナー飛散が無いト
ナーを提供すること。 【解決手段】 トナー像を担持した像受容媒体を2本の
ローラー間を通すことで、トナー像の加熱定着を行なう
画像形成方法であって、トナー像に接触するローラーの
基体が肉厚1.0mm以下である円筒を用い、且つ、2
本のローラー間の面圧(ローラー加重/接触面積)が1
50,000Pa以下であることを特徴とする画像形成
方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法、静電印刷法など静電潜像をトナー現像により画
像を形成する新規画像形成方法及び静電潜像を現像する
ときに用いられる静電荷像現像用乾式トナーに関する。
記録法、静電印刷法など静電潜像をトナー現像により画
像を形成する新規画像形成方法及び静電潜像を現像する
ときに用いられる静電荷像現像用乾式トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2,297,691号明細書、特公昭49−23910
号公報、及び特公昭43−24748号公報などに各種
の方法が記載されているが、一般には光導電性物質を利
用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成
し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必要に応じ
て紙などにトナー粉像を転写した後加熱、加圧或いは溶
剤蒸気などにより定着し、コピー画像を得るものであ
る。
2,297,691号明細書、特公昭49−23910
号公報、及び特公昭43−24748号公報などに各種
の方法が記載されているが、一般には光導電性物質を利
用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成
し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必要に応じ
て紙などにトナー粉像を転写した後加熱、加圧或いは溶
剤蒸気などにより定着し、コピー画像を得るものであ
る。
【0003】電気的潜像を現像する方式には大別して、
絶縁性有機液体中に各種の顔料や染料を微細に分散させ
た現像剤を用いる液体現像方式とカスケード法、磁気ブ
ラシ法、パウダークラウド法などのように天然又は合成
樹脂にカーボンブラックなどの着色剤を分散したトナー
を用いる乾式現像方式がある。定着方式としては、その
エネルギー効率のよさから加熱ヒートローラー方式が広
く一般に用いられている。また、近年の省エネルギーの
ための低温定着や高速複写のように定着時にトナーに与
えられる熱エネルギーは小さくなる傾向にある。
絶縁性有機液体中に各種の顔料や染料を微細に分散させ
た現像剤を用いる液体現像方式とカスケード法、磁気ブ
ラシ法、パウダークラウド法などのように天然又は合成
樹脂にカーボンブラックなどの着色剤を分散したトナー
を用いる乾式現像方式がある。定着方式としては、その
エネルギー効率のよさから加熱ヒートローラー方式が広
く一般に用いられている。また、近年の省エネルギーの
ための低温定着や高速複写のように定着時にトナーに与
えられる熱エネルギーは小さくなる傾向にある。
【0004】このような低温定着に使用されるトナー
は、一般に低軟化点の樹脂やワックスを用いることによ
り低温定着性を改良することが試みられている。しかし
ながら、このような低温定着トナーは、熱的に弱いため
使用している機械の熱や保存時の熱により固まる、いわ
ゆるブロッキングを起こすことが知られている。また、
十分な定着温度範囲を確保することも難しく、低温定着
性がよい割に比較的熱保存性がよいといわれているポリ
エステル樹脂を使用しても、未だにこの課題を解決した
トナーは得られていない。
は、一般に低軟化点の樹脂やワックスを用いることによ
り低温定着性を改良することが試みられている。しかし
ながら、このような低温定着トナーは、熱的に弱いため
使用している機械の熱や保存時の熱により固まる、いわ
ゆるブロッキングを起こすことが知られている。また、
十分な定着温度範囲を確保することも難しく、低温定着
性がよい割に比較的熱保存性がよいといわれているポリ
エステル樹脂を使用しても、未だにこの課題を解決した
トナーは得られていない。
【0005】これらの問題を解決するものとして、特性
の異なる2種類のポリエステル樹脂を用いる方法が考案
されている。例えば、非線状ポリエステルと線状ポリエ
ステルを混合させる方法(特開昭60−90344号公
報)、Tg50℃以上、軟化温度200℃以下の架橋ポ
リエステルと軟化温度150℃以下Mw3,000〜5
0,000で直鎖ポリエステルを混合させる方法(特開
昭64−15755号公報)、Mw5,000以上、分
散比20以上の非線状高分子ポリエステルとMw1,0
00〜5,000、分散比4以下の非線状ポリエステル
を含有させる方法(特開平2−82267号公報)、酸
価5〜60の線状ポリエステルと、酸価5未満の非線状
ポリエステルからなる有機金属化合物を含有させる方法
(特開平3−229264号公報)、飽和ポリエステル
で酸価の比が1.5以上の異なるポリエステルを混合使
用する方法(特開平3−41470号公報)等である。
の異なる2種類のポリエステル樹脂を用いる方法が考案
されている。例えば、非線状ポリエステルと線状ポリエ
ステルを混合させる方法(特開昭60−90344号公
報)、Tg50℃以上、軟化温度200℃以下の架橋ポ
リエステルと軟化温度150℃以下Mw3,000〜5
0,000で直鎖ポリエステルを混合させる方法(特開
昭64−15755号公報)、Mw5,000以上、分
散比20以上の非線状高分子ポリエステルとMw1,0
00〜5,000、分散比4以下の非線状ポリエステル
を含有させる方法(特開平2−82267号公報)、酸
価5〜60の線状ポリエステルと、酸価5未満の非線状
ポリエステルからなる有機金属化合物を含有させる方法
(特開平3−229264号公報)、飽和ポリエステル
で酸価の比が1.5以上の異なるポリエステルを混合使
用する方法(特開平3−41470号公報)等である。
【0006】また、近年ますます高画質化が進み、トナ
ー粒径は小さくなる傾向にある。しかし、トナー粒径が
小さくなると、トナー材料の分散不良に起因する種々の
トラブルが発生する。特に問題となるのは、機械内での
トナー飛散とコピー画像の地汚れ現象である。これらの
問題を解決する方法として、二成分トナー中に磁性体を
添加する方法が考案されている。例えば、トナー中に磁
性体と導電性微粉末を含有する二成分現象剤(特開昭5
8−216256号公報)、磁性体粒子及び縮合ポリエ
ステル樹脂を含有するトナーとキャリアを有する二成分
系磁性現像剤(特開平3−42675号公報)等であ
る。しかしながら、これらの磁性体は平均粒径が大きい
ため磁性体が不均一分散となりやすく、小粒径トナーに
対しては不十分である。
ー粒径は小さくなる傾向にある。しかし、トナー粒径が
小さくなると、トナー材料の分散不良に起因する種々の
トラブルが発生する。特に問題となるのは、機械内での
トナー飛散とコピー画像の地汚れ現象である。これらの
問題を解決する方法として、二成分トナー中に磁性体を
添加する方法が考案されている。例えば、トナー中に磁
性体と導電性微粉末を含有する二成分現象剤(特開昭5
8−216256号公報)、磁性体粒子及び縮合ポリエ
ステル樹脂を含有するトナーとキャリアを有する二成分
系磁性現像剤(特開平3−42675号公報)等であ
る。しかしながら、これらの磁性体は平均粒径が大きい
ため磁性体が不均一分散となりやすく、小粒径トナーに
対しては不十分である。
【0007】また、低消費エネルギー型定着の実現ニー
ズに対応して、定着装置の改良が必要となり、熱エネル
ギー効率を高めるため、トナー像支持面と接触する側の
ローラーの厚みを1.0mm以下とした定着装置の開発
によりエネルギー効率を極めて高くすることが望まし
い。しかし、ローラー自身の機械的強度が弱くなり、ロ
ーラー間に大きな荷重を加えるとローラーが変形するた
め、大きな荷重が加えられない。このため、このような
定着装置を支障なく実際に作動させるためには、トナー
は従来のトナーとは比較にならない程の低温定着化を実
現するものでなければならない。そして、近年、低温定
着化に対する必要性はますます進み、しかも前記のよう
な薄厚ローラー、低荷重の定着装置を実際に使用しよう
とした場合、従来の技術では十分な低温定着性、定着温
度範囲の確保と熱保存の両立は難しくなる。
ズに対応して、定着装置の改良が必要となり、熱エネル
ギー効率を高めるため、トナー像支持面と接触する側の
ローラーの厚みを1.0mm以下とした定着装置の開発
によりエネルギー効率を極めて高くすることが望まし
い。しかし、ローラー自身の機械的強度が弱くなり、ロ
ーラー間に大きな荷重を加えるとローラーが変形するた
め、大きな荷重が加えられない。このため、このような
定着装置を支障なく実際に作動させるためには、トナー
は従来のトナーとは比較にならない程の低温定着化を実
現するものでなければならない。そして、近年、低温定
着化に対する必要性はますます進み、しかも前記のよう
な薄厚ローラー、低荷重の定着装置を実際に使用しよう
とした場合、従来の技術では十分な低温定着性、定着温
度範囲の確保と熱保存の両立は難しくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を我々は
ある2種類の特性の異なるポリエステル樹脂を用いるこ
とにより解決できることを見い出し、而して新規画像形
成方法を実現させた。また、この2種類の特性の異なる
ポリエステル樹脂の分散状態によりトナーの特性を改良
することができることを見い出した。
ある2種類の特性の異なるポリエステル樹脂を用いるこ
とにより解決できることを見い出し、而して新規画像形
成方法を実現させた。また、この2種類の特性の異なる
ポリエステル樹脂の分散状態によりトナーの特性を改良
することができることを見い出した。
【0009】したがって、本発明の第1の課題は、従来
よりも省エネルギーで定着可能なトナー像定着方法を提
供することにある。第2の課題は、省エネルギー定着を
可能にする優れた低温定着性トナーを提供することにあ
る。第3の課題は、低温定着性であって、且つ、優れた
熱保存性を有するトナーを提供することにある。また、
本発明の更なる課題は、小粒径トナーにおいて地汚れ、
トナー飛散が無いトナーを提供することにある。
よりも省エネルギーで定着可能なトナー像定着方法を提
供することにある。第2の課題は、省エネルギー定着を
可能にする優れた低温定着性トナーを提供することにあ
る。第3の課題は、低温定着性であって、且つ、優れた
熱保存性を有するトナーを提供することにある。また、
本発明の更なる課題は、小粒径トナーにおいて地汚れ、
トナー飛散が無いトナーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような本発明の目的
は、(1)「トナー像を担持した像受容媒体を2本のロ
ーラー間を通すことで、トナー像の加熱定着を行なう画
像形成方法であって、トナー像に接触するローラーの基
体が肉厚1.0mm以下である円筒を用い、且つ、2本
のローラー間の面圧(ローラー加重/接触面積)が15
0,000Pa以下であることを特徴とする画像形成方
法」により達成される。
は、(1)「トナー像を担持した像受容媒体を2本のロ
ーラー間を通すことで、トナー像の加熱定着を行なう画
像形成方法であって、トナー像に接触するローラーの基
体が肉厚1.0mm以下である円筒を用い、且つ、2本
のローラー間の面圧(ローラー加重/接触面積)が15
0,000Pa以下であることを特徴とする画像形成方
法」により達成される。
【0011】また、前記本発明の目的は、(2)「2種
の熱可塑性ポリエステル樹脂が含有され、ポリエステル
樹脂Aがポリエステル樹脂B中に不連続層を形成してい
ることを特徴とする画像形成用トナー。」、(3)「前
記ポリエステル樹脂Aのガラス転移温度と分子量が前記
ポリエステルBよりも高く、且つ、該ポリエステル樹脂
A中にテトラヒドロフラン不溶分を含有してなることを
特徴とする、前記(2)記載の画像形成用トナー。」、
(4)「磁性材料を含有することを特徴とする、前記
(2)又は(3)の何れかに記載の画像形成用トナ
ー。」、(5)「前記磁性体の粒径が0.01〜0.2
μmであることを特徴とする、前記(4)記載の画像形
成用トナー。」、(6)「前記ポリエステル樹脂Aの酸
価が20mgKOH/g以下であり、且つ、前記ポリエ
ステル樹脂Bの酸価が20mgKOH/g以上であるこ
とを特徴とする、前記(2)又は(3)の何れかに記載
の画像形成用トナー。」、(7)「前記ポリエステル樹
脂Bのガラス転移温度が52〜60℃であることを特徴
とする、前記(3)又は(6)の何れかに記載の画像形
成用トナー。」、(8)「前記ポリエステル樹脂Aのテ
トラヒドロフラン不溶分が5〜60重量%であることを
特徴とする、前記(3)又は(6)の何れかに記載の画
像形成用トナー。」、(9)「脱遊離脂肪酸型カルナウ
バワックスを含有することを特徴とする前記(2)乃至
(8)のうちの何れか1項に記載の画像形成用トナ
ー。」、(10)「水素添加率が50%以上の水添石油
樹脂を含有することを特徴とする前記(2)乃至(9)
のうちの何れか1項に記載の画像形成用トナー。」によ
り達成される。
の熱可塑性ポリエステル樹脂が含有され、ポリエステル
樹脂Aがポリエステル樹脂B中に不連続層を形成してい
ることを特徴とする画像形成用トナー。」、(3)「前
記ポリエステル樹脂Aのガラス転移温度と分子量が前記
ポリエステルBよりも高く、且つ、該ポリエステル樹脂
A中にテトラヒドロフラン不溶分を含有してなることを
特徴とする、前記(2)記載の画像形成用トナー。」、
(4)「磁性材料を含有することを特徴とする、前記
(2)又は(3)の何れかに記載の画像形成用トナ
ー。」、(5)「前記磁性体の粒径が0.01〜0.2
μmであることを特徴とする、前記(4)記載の画像形
成用トナー。」、(6)「前記ポリエステル樹脂Aの酸
価が20mgKOH/g以下であり、且つ、前記ポリエ
ステル樹脂Bの酸価が20mgKOH/g以上であるこ
とを特徴とする、前記(2)又は(3)の何れかに記載
の画像形成用トナー。」、(7)「前記ポリエステル樹
脂Bのガラス転移温度が52〜60℃であることを特徴
とする、前記(3)又は(6)の何れかに記載の画像形
成用トナー。」、(8)「前記ポリエステル樹脂Aのテ
トラヒドロフラン不溶分が5〜60重量%であることを
特徴とする、前記(3)又は(6)の何れかに記載の画
像形成用トナー。」、(9)「脱遊離脂肪酸型カルナウ
バワックスを含有することを特徴とする前記(2)乃至
(8)のうちの何れか1項に記載の画像形成用トナ
ー。」、(10)「水素添加率が50%以上の水添石油
樹脂を含有することを特徴とする前記(2)乃至(9)
のうちの何れか1項に記載の画像形成用トナー。」によ
り達成される。
【0012】以下本発明を詳細に説明する。本発明の画
像形成方法におけるトナー像の定着は、紙等の転写シー
トのトナー像支持面と接触する側の定着ローラー基体の
厚みが1.0mm以下で、2本のローラー間に加わる面
圧(ローラー荷重/接触面積)が1.5×105Pa以
下である定着装置を用いて実現される。
像形成方法におけるトナー像の定着は、紙等の転写シー
トのトナー像支持面と接触する側の定着ローラー基体の
厚みが1.0mm以下で、2本のローラー間に加わる面
圧(ローラー荷重/接触面積)が1.5×105Pa以
下である定着装置を用いて実現される。
【0013】そして、このような定着は、樹脂成分とし
て2種の熱可塑性ポリエステルが含有され、ポリエステ
ル樹脂Aのガラス転移点(Tg)、分子量がポリエステ
ル樹脂BのTg、分子量よりも高く且つ該ポリエステル
樹脂A中にテトラヒドロフラン(THF)不溶分を含有
してなるトナーを用いることにより、確実に実行し得
る。したがって、かようなトナーは本発明の前記画像形
成方法に特に適しているが、従来の画像形成方法を実施
するためにも無論使用することができる。
て2種の熱可塑性ポリエステルが含有され、ポリエステ
ル樹脂Aのガラス転移点(Tg)、分子量がポリエステ
ル樹脂BのTg、分子量よりも高く且つ該ポリエステル
樹脂A中にテトラヒドロフラン(THF)不溶分を含有
してなるトナーを用いることにより、確実に実行し得
る。したがって、かようなトナーは本発明の前記画像形
成方法に特に適しているが、従来の画像形成方法を実施
するためにも無論使用することができる。
【0014】そして、該トナーとしては、平均粒径が
0.01〜0.2μmの磁性材料を重量基準で20〜4
0%含有するものがより好ましく、酸価が20mgKO
H/g未満でTHF不溶分が5〜60重量%のポリエス
テル樹脂Aと、酸価が20mgKOH/gを超えTgが
52〜60℃のポリエステル樹脂Bを含有するものが更
により好ましい。
0.01〜0.2μmの磁性材料を重量基準で20〜4
0%含有するものがより好ましく、酸価が20mgKO
H/g未満でTHF不溶分が5〜60重量%のポリエス
テル樹脂Aと、酸価が20mgKOH/gを超えTgが
52〜60℃のポリエステル樹脂Bを含有するものが更
により好ましい。
【0015】また、本発明の好ましい形態として、前記
トナーは樹脂成分として脱遊離脂肪酸型カルナウバワッ
クスを含有することができ、更に好ましい形態として、
前記トナーの樹脂成分として、水素添加率が50%以上
の水添石油樹脂を含有することができる。
トナーは樹脂成分として脱遊離脂肪酸型カルナウバワッ
クスを含有することができ、更に好ましい形態として、
前記トナーの樹脂成分として、水素添加率が50%以上
の水添石油樹脂を含有することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。図1には本発明に用いられる定着装置の1例が示
される。この例において、定着ローラー(1)はアルミ
ニウム、鉄、ステンレス又は真鍮のような良熱伝導体か
ら構成された金属シリンダー(3)の表面にRTV(常
温加硫型シリコン)、シリコンゴム、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(PF
A)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のよう
なオフセット防止層(4)が被覆されている。加熱シリ
ンダー(3)の内部には加熱ランプ(5)が配置されて
いる。他方の加圧ローラー(2)の金属シリンダー
(6)は定着ローラー(1)と同じ材質が用いられる場
合が多く、その表面にはPFA、PTFEなどのオフセ
ット防止層(7)が被覆されている。
する。図1には本発明に用いられる定着装置の1例が示
される。この例において、定着ローラー(1)はアルミ
ニウム、鉄、ステンレス又は真鍮のような良熱伝導体か
ら構成された金属シリンダー(3)の表面にRTV(常
温加硫型シリコン)、シリコンゴム、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル(PF
A)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のよう
なオフセット防止層(4)が被覆されている。加熱シリ
ンダー(3)の内部には加熱ランプ(5)が配置されて
いる。他方の加圧ローラー(2)の金属シリンダー
(6)は定着ローラー(1)と同じ材質が用いられる場
合が多く、その表面にはPFA、PTFEなどのオフセ
ット防止層(7)が被覆されている。
【0017】また、必ずしも必要ではないが、加圧ロー
ラー(2)の内部には加熱ランプ(8)が配置されてい
る。定着ローラー(1)と加圧ローラー(2)は図示し
てはいないが、両端のバネにより圧接され、回転する。
この定着ローラー(1)と加圧ローラー(2)の間にト
ナー像(T)の付着した支持体(S)(紙等の転写シー
ト)を通過させ定着を行なう。
ラー(2)の内部には加熱ランプ(8)が配置されてい
る。定着ローラー(1)と加圧ローラー(2)は図示し
てはいないが、両端のバネにより圧接され、回転する。
この定着ローラー(1)と加圧ローラー(2)の間にト
ナー像(T)の付着した支持体(S)(紙等の転写シー
ト)を通過させ定着を行なう。
【0018】本発明に用いられる定着装置は、定着ロー
ラーの金属シリンダーの厚みを1.0mm以下とするこ
とにより、定着ローラーの温度立ち上がり特性を改善し
たものであり、極めて短時間で所定の温度まで立ち上げ
ることができる。好ましい金属シリンダーの厚みは、用
いる材料の強度、熱伝導率により異なるが0.2〜0.
7mmが好ましい。また、定着ローラーと加圧ローラー
間に加える荷重(面圧)は1.5×105Pa以下であ
ることが好ましい。
ラーの金属シリンダーの厚みを1.0mm以下とするこ
とにより、定着ローラーの温度立ち上がり特性を改善し
たものであり、極めて短時間で所定の温度まで立ち上げ
ることができる。好ましい金属シリンダーの厚みは、用
いる材料の強度、熱伝導率により異なるが0.2〜0.
7mmが好ましい。また、定着ローラーと加圧ローラー
間に加える荷重(面圧)は1.5×105Pa以下であ
ることが好ましい。
【0019】面圧はローラー両端に加えられる荷重をロ
ーラー接触面積で割った値である。ローラー接触面積は
定着温度まで加熱したローラー間にOHP用紙のような
加熱により表面性の大きく変化するシートを通過させ、
途中で停止し、数十秒後排出し表面性の変化した箇所の
面積として求める。ローラー面圧は高いほうがトナー像
の定着には有利であるが、前記金属シリンダーの厚みを
1.0mm以下とした定着装置ではローラーの歪みを招
くため大荷重は加えられず、その荷重は1.5×105
Pa以下であり、好ましくは0.4〜1.0×105P
a以下である。
ーラー接触面積で割った値である。ローラー接触面積は
定着温度まで加熱したローラー間にOHP用紙のような
加熱により表面性の大きく変化するシートを通過させ、
途中で停止し、数十秒後排出し表面性の変化した箇所の
面積として求める。ローラー面圧は高いほうがトナー像
の定着には有利であるが、前記金属シリンダーの厚みを
1.0mm以下とした定着装置ではローラーの歪みを招
くため大荷重は加えられず、その荷重は1.5×105
Pa以下であり、好ましくは0.4〜1.0×105P
a以下である。
【0020】本発明に用いられるトナーは樹脂成分とし
て、ポリエステル樹脂Aがポリエステル樹脂B中に不連
続相を形成し、ポリエステル樹脂AのTg(ガラス転移
温度)、分子量がポリエステル樹脂Bより高く、ポリエ
ステル樹脂A中にTHF(テトラヒドロフラン)不溶分
を含有する樹脂を含有するものである。本発明で用いら
れるポリエステル樹脂は、アルコールとカルボン酸との
縮重合によって得られる。
て、ポリエステル樹脂Aがポリエステル樹脂B中に不連
続相を形成し、ポリエステル樹脂AのTg(ガラス転移
温度)、分子量がポリエステル樹脂Bより高く、ポリエ
ステル樹脂A中にTHF(テトラヒドロフラン)不溶分
を含有する樹脂を含有するものである。本発明で用いら
れるポリエステル樹脂は、アルコールとカルボン酸との
縮重合によって得られる。
【0021】使用されるアルコールとしては、例えばエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のグリコール
類、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン、及びビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノー
ル類、その他二価のアルコール単量体、三価以上の多価
アルコール単量体を挙げることができる。
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のグリコール
類、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン、及びビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノー
ル類、その他二価のアルコール単量体、三価以上の多価
アルコール単量体を挙げることができる。
【0022】また、カルボン酸としては、例えばマレイ
ン酸、フマール酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、コハク酸、マロン酸等の二価の有機酸単量体、
1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベ
ンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサント
リカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン
酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジ
カルボキシル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,
2,7,8−オクタンテトラカルボン酸等の三価以上の
多価カルボン酸単量体を挙げることができる。
ン酸、フマール酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、コハク酸、マロン酸等の二価の有機酸単量体、
1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベ
ンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサント
リカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン
酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジ
カルボキシル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,
2,7,8−オクタンテトラカルボン酸等の三価以上の
多価カルボン酸単量体を挙げることができる。
【0023】本発明では、ポリエステル樹脂Aがポリエ
ステル樹脂B中に不連続相を形成する必要がある。不連
続相を形成することにより、ポリエステルAとBのお互
いの異なった特性が発揮され、低温定着性、定着温度範
囲の確保、熱保存性の向上が可能となる。不連続相を形
成しない場合は、ポリエステル樹脂AとBの中間の特性
を示し、低温定着性、定着温度範囲の確保、熱保存性は
向上しない。不連続相となるポリエステル樹脂Aの大き
さ(分散径)は、2〜500μm3である。2μm3以下
の場合、熱保存性が悪化する。また、500μm3以上
の場合、低温定着性、定着温度範囲の確保が難しくな
る。分散径は、トナーをマイクロトームを用い薄層化
し、透過型電子顕微鏡(TEM)により観察する。この
方法では、分散しているポリエステルAの中心を必ずし
もとらえられないが、サンプル数を増やせば測定でき
る。ポリエステル樹脂Aをポリエステル樹脂B中に不連
続にするには、特に難しくはなく、混練条件(温度、時
間等)や配合比により調節できる。
ステル樹脂B中に不連続相を形成する必要がある。不連
続相を形成することにより、ポリエステルAとBのお互
いの異なった特性が発揮され、低温定着性、定着温度範
囲の確保、熱保存性の向上が可能となる。不連続相を形
成しない場合は、ポリエステル樹脂AとBの中間の特性
を示し、低温定着性、定着温度範囲の確保、熱保存性は
向上しない。不連続相となるポリエステル樹脂Aの大き
さ(分散径)は、2〜500μm3である。2μm3以下
の場合、熱保存性が悪化する。また、500μm3以上
の場合、低温定着性、定着温度範囲の確保が難しくな
る。分散径は、トナーをマイクロトームを用い薄層化
し、透過型電子顕微鏡(TEM)により観察する。この
方法では、分散しているポリエステルAの中心を必ずし
もとらえられないが、サンプル数を増やせば測定でき
る。ポリエステル樹脂Aをポリエステル樹脂B中に不連
続にするには、特に難しくはなく、混練条件(温度、時
間等)や配合比により調節できる。
【0024】また、ポリエステル樹脂AのTgと分子量
はポリエステル樹脂Bより高いことが必要である。ポリ
エステル樹脂AのTgと分子量で定着温度範囲を確保
し、ポリエステル樹脂BのTgと分子量により低温定着
化を図っている。したがって、ポリエステル樹脂AとB
のTgと分子量が同じであったり、逆である(Bの方が
高い)場合、このような効果は得られない。ポリエステ
ル樹脂Aは重量平均分子量が3,000〜50,00
0、Tgが54〜65℃のものが好ましい。また、ポリ
エステル樹脂Bの重量平均分子量は2,000〜40,
000が好ましい。ポリエステル樹脂の分子量とTgが
前記範囲を越えると低温定着性、定着温度範囲の確保、
熱保存性に問題が生じる。
はポリエステル樹脂Bより高いことが必要である。ポリ
エステル樹脂AのTgと分子量で定着温度範囲を確保
し、ポリエステル樹脂BのTgと分子量により低温定着
化を図っている。したがって、ポリエステル樹脂AとB
のTgと分子量が同じであったり、逆である(Bの方が
高い)場合、このような効果は得られない。ポリエステ
ル樹脂Aは重量平均分子量が3,000〜50,00
0、Tgが54〜65℃のものが好ましい。また、ポリ
エステル樹脂Bの重量平均分子量は2,000〜40,
000が好ましい。ポリエステル樹脂の分子量とTgが
前記範囲を越えると低温定着性、定着温度範囲の確保、
熱保存性に問題が生じる。
【0025】ポリエステル樹脂BはTgが特に重要であ
り、52〜60℃の範囲のものである必要がある。52
℃以下の場合熱保存性が悪化し、60℃以上の場合低温
定着性が悪化する。本発明の重量平均分子量はゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定
した。また、ガラス転移温度Tgは示差走査熱量計(D
SC)により測定した。なお、ポリエステル樹脂Aの平
均分子量はTHF不溶分を除いた値である。
り、52〜60℃の範囲のものである必要がある。52
℃以下の場合熱保存性が悪化し、60℃以上の場合低温
定着性が悪化する。本発明の重量平均分子量はゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測定
した。また、ガラス転移温度Tgは示差走査熱量計(D
SC)により測定した。なお、ポリエステル樹脂Aの平
均分子量はTHF不溶分を除いた値である。
【0026】本発明に用いられる磁性体は、平均粒径が
極めて重要である。磁性体粒径が0.2μm以上の場
合、トナー中に均一分散することが難しく、分散不良と
なり、地汚れ、トナー飛散が発生する。磁性体粒径は小
さい方が分散に有利であるが、0.01μm以下となる
と単結晶となり、磁性が低下するため使用不可となる。
用いられる磁性材料としては、磁性を示す物質であれば
全て使用できるが、特にフェライト、マグネタイトが挙
げられるが、少量のニッケル、コバルト等を添加しても
よい。
極めて重要である。磁性体粒径が0.2μm以上の場
合、トナー中に均一分散することが難しく、分散不良と
なり、地汚れ、トナー飛散が発生する。磁性体粒径は小
さい方が分散に有利であるが、0.01μm以下となる
と単結晶となり、磁性が低下するため使用不可となる。
用いられる磁性材料としては、磁性を示す物質であれば
全て使用できるが、特にフェライト、マグネタイトが挙
げられるが、少量のニッケル、コバルト等を添加しても
よい。
【0027】本発明のトナーにおいては、マグネタイト
を使用することが好ましい。磁性体の平均粒径の測定
は、小粒径のため、レーザー法等で測定することは難し
く、走査型電子顕微鏡(SEM)写真により測定する。
本発明のトナー中の磁性体の含有量は重量基準で20〜
40%にすることが必要である。含有量が20%以下の
場合、磁性材料を添加した効果が殆ど現れないため、地
汚れ、トナー飛散に対する改良効果が少ない。また、4
0%以上の場合、現像部において、トナーが磁気ブラシ
から離れられなくなり、現像量が低下し画像濃度の低下
を招く。また、定着性も悪化する。
を使用することが好ましい。磁性体の平均粒径の測定
は、小粒径のため、レーザー法等で測定することは難し
く、走査型電子顕微鏡(SEM)写真により測定する。
本発明のトナー中の磁性体の含有量は重量基準で20〜
40%にすることが必要である。含有量が20%以下の
場合、磁性材料を添加した効果が殆ど現れないため、地
汚れ、トナー飛散に対する改良効果が少ない。また、4
0%以上の場合、現像部において、トナーが磁気ブラシ
から離れられなくなり、現像量が低下し画像濃度の低下
を招く。また、定着性も悪化する。
【0028】本発明に用いられるポリエステル樹脂Aの
酸価は20mgKOH/g以下が好ましく、更に好まし
くは0.1〜18mgKOH/gの範囲である。酸価が
20mgKOH/g以上の場合トナー帯電量の環境(特
に湿度)依存性が大きくなる。また、ポリエステル樹脂
Bの酸価は20mgKOH/g以上が好ましく、更に好
ましくは25〜60mgKOH/gである。酸価が20
mgKOH/g以下の場合、紙等の支持体とトナーの接
着力が弱くなり、低温定着性が悪化する。ポリエステル
樹脂BのTgは52〜60℃が好ましく、更に好ましく
は54〜58℃である。Tgが52℃以下の場合、熱保
存性が悪化し、60℃以上の場合低温定着性が悪化す
る。
酸価は20mgKOH/g以下が好ましく、更に好まし
くは0.1〜18mgKOH/gの範囲である。酸価が
20mgKOH/g以上の場合トナー帯電量の環境(特
に湿度)依存性が大きくなる。また、ポリエステル樹脂
Bの酸価は20mgKOH/g以上が好ましく、更に好
ましくは25〜60mgKOH/gである。酸価が20
mgKOH/g以下の場合、紙等の支持体とトナーの接
着力が弱くなり、低温定着性が悪化する。ポリエステル
樹脂BのTgは52〜60℃が好ましく、更に好ましく
は54〜58℃である。Tgが52℃以下の場合、熱保
存性が悪化し、60℃以上の場合低温定着性が悪化す
る。
【0029】ポリエステル樹脂AのTHF不溶分は5〜
60重量%が好ましく、更に好ましくは、10〜50重
量%が好ましい。THF(テトラヒドロフラン)不溶分
はポリエステル樹脂AをTHFに溶解し、不溶分を25
0メッシュの金網で濾過して分離し、その割合を測定し
たものである。THF不溶分が5重量%以下の場合、定
着温度範囲が狭くなり、60重量%以上の場合低温定着
性が悪化する。
60重量%が好ましく、更に好ましくは、10〜50重
量%が好ましい。THF(テトラヒドロフラン)不溶分
はポリエステル樹脂AをTHFに溶解し、不溶分を25
0メッシュの金網で濾過して分離し、その割合を測定し
たものである。THF不溶分が5重量%以下の場合、定
着温度範囲が狭くなり、60重量%以上の場合低温定着
性が悪化する。
【0030】本発明のトナーには樹脂成分として、脱遊
離脂肪酸型カルナルバワックスを含有することが有効で
ある。脱遊離脂肪酸型カルナウバワックスは通常のカル
ナウバワックスから遊離脂肪酸を除いたもので、これに
よりトナー中への分散が小さくなり、優れた離型効果を
発揮する。特に本発明のトナーでは離型剤はポリエステ
ル樹脂B中に分散することが重要であり、脱遊離脂肪酸
型カルナウバワックスは極めて均一に分散することがで
きる。脱遊離脂肪酸型カルナウバワックスのトナー中へ
の添加量は2〜20重量%、好ましくは3〜10重量%
である。
離脂肪酸型カルナルバワックスを含有することが有効で
ある。脱遊離脂肪酸型カルナウバワックスは通常のカル
ナウバワックスから遊離脂肪酸を除いたもので、これに
よりトナー中への分散が小さくなり、優れた離型効果を
発揮する。特に本発明のトナーでは離型剤はポリエステ
ル樹脂B中に分散することが重要であり、脱遊離脂肪酸
型カルナウバワックスは極めて均一に分散することがで
きる。脱遊離脂肪酸型カルナウバワックスのトナー中へ
の添加量は2〜20重量%、好ましくは3〜10重量%
である。
【0031】また、本発明ではトナーの樹脂成分とし
て、水素添加率が50%以上の水添石油樹脂を含有する
ことが有効である。本発明に用いられる水添石油樹脂は
水素添加率50%以上が好ましく、更に好ましくは75
%以上である。水素添加率が50%以下の場合でも、低
温定着性は問題ないが、熱保存性が悪化する。水添石油
樹脂の組成としては、ジシクロペンタジエンとC6〜C
8の芳香族炭化水素からなることが好ましい。石油樹脂
は、ナフサ分解によりエチレン、アセチレン、プロピレ
ンなどを生産する際に副生産される分解油留分を、精製
することにより得られ、例えばC5〜C6の脂肪族石油
樹脂、C6〜C8の芳香族石油樹脂、脂肪族−芳香族重
合型石油樹脂がある。また、主原料はシクロペンタジエ
ンと高級オレフィン系炭化水素とがある。
て、水素添加率が50%以上の水添石油樹脂を含有する
ことが有効である。本発明に用いられる水添石油樹脂は
水素添加率50%以上が好ましく、更に好ましくは75
%以上である。水素添加率が50%以下の場合でも、低
温定着性は問題ないが、熱保存性が悪化する。水添石油
樹脂の組成としては、ジシクロペンタジエンとC6〜C
8の芳香族炭化水素からなることが好ましい。石油樹脂
は、ナフサ分解によりエチレン、アセチレン、プロピレ
ンなどを生産する際に副生産される分解油留分を、精製
することにより得られ、例えばC5〜C6の脂肪族石油
樹脂、C6〜C8の芳香族石油樹脂、脂肪族−芳香族重
合型石油樹脂がある。また、主原料はシクロペンタジエ
ンと高級オレフィン系炭化水素とがある。
【0032】本発明では、ジシクロペンタジエンとC6
〜C8の芳香族炭化水素からなる石油樹脂を用いること
が重要である。他の組成の石油樹脂でも低温定着性は問
題ないが、熱保存性が悪化する。
〜C8の芳香族炭化水素からなる石油樹脂を用いること
が重要である。他の組成の石油樹脂でも低温定着性は問
題ないが、熱保存性が悪化する。
【0033】本発明に用いられる水添石油樹脂の環球式
軟化点は90〜140℃の範囲が好ましく、更に好まし
くは100〜130℃である。軟化点が90℃以下の場
合低温定着性は問題ないが、熱保存性が悪化する。ま
た、軟化点が140℃以上の場合熱保存性は問題ないが
低温定着性が悪化する。なお、環球式軟化点の測定はJ
IS K6863−1994(ホットメルト接着剤の軟
化点試験方法)に準じて測定した。
軟化点は90〜140℃の範囲が好ましく、更に好まし
くは100〜130℃である。軟化点が90℃以下の場
合低温定着性は問題ないが、熱保存性が悪化する。ま
た、軟化点が140℃以上の場合熱保存性は問題ないが
低温定着性が悪化する。なお、環球式軟化点の測定はJ
IS K6863−1994(ホットメルト接着剤の軟
化点試験方法)に準じて測定した。
【0034】本発明の水添石油樹脂の含有量はトナー樹
脂成分として、5〜50重量部が好ましく、更に好まし
くは5〜30重量部である。含有量が5重量部以下の場
合、低温定着性の改良効果が少なく、また粉砕性向上に
よる生産性の向上効果も少ない。また逆に含有量が50
重量部以上の場合、熱保存性が悪化する。
脂成分として、5〜50重量部が好ましく、更に好まし
くは5〜30重量部である。含有量が5重量部以下の場
合、低温定着性の改良効果が少なく、また粉砕性向上に
よる生産性の向上効果も少ない。また逆に含有量が50
重量部以上の場合、熱保存性が悪化する。
【0035】本発明においては、ポリエステル樹脂以外
の樹脂の併用も可能である。本発明に使用可能な他の樹
脂としては、例えばポリスチレン、クロロポリスチレ
ン、ポリ−α−スチルスチレン、スチレン−コロロスチ
レン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体
(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸フェニル共重合体)、スチレン−メ
タクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸フェニル共重合体)、スチレン−α−ク
ロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹
脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共
重合体)、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリウレ
タン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂等があるが、これらの樹脂は単独使用に
限らず、2種以上併用することもできる。また、これら
の製造法も特に限定されるものではなく、塊状重合、溶
液重合、乳化重合、懸濁重合のいずれも利用できる。
の樹脂の併用も可能である。本発明に使用可能な他の樹
脂としては、例えばポリスチレン、クロロポリスチレ
ン、ポリ−α−スチルスチレン、スチレン−コロロスチ
レン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体
(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−ア
クリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸フェニル共重合体)、スチレン−メ
タクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸
メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸フェニル共重合体)、スチレン−α−ク
ロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹
脂(スチレン又はスチレン置換体を含む単重合体又は共
重合体)、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリウレ
タン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エ
チルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂等があるが、これらの樹脂は単独使用に
限らず、2種以上併用することもできる。また、これら
の製造法も特に限定されるものではなく、塊状重合、溶
液重合、乳化重合、懸濁重合のいずれも利用できる。
【0036】本発明のトナーは、上記ポリエステル樹
脂、脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス、水添石油樹脂
等の樹脂成分の他に必要に応じて着色剤、帯電制御剤、
他の離型剤、流動性改良剤などを配合することも可能で
ある。
脂、脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス、水添石油樹脂
等の樹脂成分の他に必要に応じて着色剤、帯電制御剤、
他の離型剤、流動性改良剤などを配合することも可能で
ある。
【0037】着色剤としては、カーボンブラック、ラン
プブラック、鉄黒、アニリンブルー、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエローG、ロ
ーガミン6Gレーキ、カルコオイルブルー、クロムイエ
ロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、ローズベン
ガル、トリアリルメタン系染料等の染顔料など、従来公
知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合して使用でき
る。これらの着色剤の使用量は、トナー樹脂成分に対
し、1〜30重量部、好ましくは3〜20重量部であ
る。
プブラック、鉄黒、アニリンブルー、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエローG、ロ
ーガミン6Gレーキ、カルコオイルブルー、クロムイエ
ロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、ローズベン
ガル、トリアリルメタン系染料等の染顔料など、従来公
知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合して使用でき
る。これらの着色剤の使用量は、トナー樹脂成分に対
し、1〜30重量部、好ましくは3〜20重量部であ
る。
【0038】帯電制御剤としては、ニグロシン染料、金
属錯塩型染料、第四級アンモニウム塩等の従来公知のい
かなる極性制御剤も単独あるいは混合して使用できる。
これらの極性制御剤の使用量は、トナー樹脂成分に対
し、0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部であ
る。
属錯塩型染料、第四級アンモニウム塩等の従来公知のい
かなる極性制御剤も単独あるいは混合して使用できる。
これらの極性制御剤の使用量は、トナー樹脂成分に対
し、0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部であ
る。
【0039】脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス以外の
離型剤としては、固形シリコーンワックス、高級脂肪酸
高級アルコール、モンタン系エステルワックス、酸化ラ
イスワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、従来
公知のいかなる離型剤をも混合して混合して使用でき
る。これらの離型剤の使用量は、トナー樹脂成分に対
し、1〜20重量部、好ましくは3〜10重量部であ
る。
離型剤としては、固形シリコーンワックス、高級脂肪酸
高級アルコール、モンタン系エステルワックス、酸化ラ
イスワックス、低分子量ポリプロピレンワックス、従来
公知のいかなる離型剤をも混合して混合して使用でき
る。これらの離型剤の使用量は、トナー樹脂成分に対
し、1〜20重量部、好ましくは3〜10重量部であ
る。
【0040】流動性改良剤としては、酸化ケイ素、酸化
チタン、炭化ケイ素、酸化アルミニウム、チタン酸バリ
ウム等従来公知のいかなる流動性改良剤をも単独あるい
は混合して使用できる。これらの流動性改良剤の使用量
は、トナー重量に対し、0.1〜5重量部、好ましくは
0.5〜2重量部である。
チタン、炭化ケイ素、酸化アルミニウム、チタン酸バリ
ウム等従来公知のいかなる流動性改良剤をも単独あるい
は混合して使用できる。これらの流動性改良剤の使用量
は、トナー重量に対し、0.1〜5重量部、好ましくは
0.5〜2重量部である。
【0041】本発明のトナーの製造方法としては、従来
公知の方法でよく、ポリエステル樹脂、磁性体、脱遊離
脂肪酸型カルナウバワックス、水添石油樹脂等の樹脂成
分、その他必要に応じて着色剤、帯電制御剤等をミキサ
ー等で混合した後、熱二本ロールやエクストルーダーな
どの混練機にて溶融混練した後、冷却固化し、これをジ
ェットミル等の粉砕機で粉砕し分級する。その後必要に
応じ、流動性改良剤をミキサー等を用いて混合すればよ
い。
公知の方法でよく、ポリエステル樹脂、磁性体、脱遊離
脂肪酸型カルナウバワックス、水添石油樹脂等の樹脂成
分、その他必要に応じて着色剤、帯電制御剤等をミキサ
ー等で混合した後、熱二本ロールやエクストルーダーな
どの混練機にて溶融混練した後、冷却固化し、これをジ
ェットミル等の粉砕機で粉砕し分級する。その後必要に
応じ、流動性改良剤をミキサー等を用いて混合すればよ
い。
【0042】
【実施例】以下、実施例に基いて本発明を説明する。実
施例中の部は重量部を表わす。 実施例1 トナーの作成 ポリエステル樹脂(A) 35部 (重量平均分子量 12000、Tg 59℃、 THF不溶分3%、酸価 25mgKOH/g) ポリエステル樹脂(B) 30部 (重量平均分子量 5500、Tg 50℃、 酸価 5mgKOH/g) 磁性体 25部 (平均粒径 0.05μm) 低分子量ポリプロピレン 5部 (ビスコール550P:三洋化成) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
施例中の部は重量部を表わす。 実施例1 トナーの作成 ポリエステル樹脂(A) 35部 (重量平均分子量 12000、Tg 59℃、 THF不溶分3%、酸価 25mgKOH/g) ポリエステル樹脂(B) 30部 (重量平均分子量 5500、Tg 50℃、 酸価 5mgKOH/g) 磁性体 25部 (平均粒径 0.05μm) 低分子量ポリプロピレン 5部 (ビスコール550P:三洋化成) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
【0043】上記の材料の混合物をエクストルーダーを
用いて混練した。この混練物をジェット粉砕にて粉砕し
その後分級し、体積平均粒径8.5μmのトナーを得
た。このトナー100重量部に対し、酸化ケイ素(R−
972 日本アエロジル社製)0.5重量部をヘンシェ
ルミキサーを用いて混合し本発明のトナーを得た。
用いて混練した。この混練物をジェット粉砕にて粉砕し
その後分級し、体積平均粒径8.5μmのトナーを得
た。このトナー100重量部に対し、酸化ケイ素(R−
972 日本アエロジル社製)0.5重量部をヘンシェ
ルミキサーを用いて混合し本発明のトナーを得た。
【0044】比較例1 トナーの作成 ポリエステル樹脂 70部 (重量平均分子量 8500、Tg 55℃、 THF不溶分0重量%、酸価 20mgKOH/g、 酸価 5mgKOH/g) 磁性体 25部 (平均粒径 0.4μm) 低分子量ポリプロピレン 5部 (ビスコール550P:三洋化成) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
【0045】実施例1と同様に上記の材料の混合物をエ
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径1
0.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972 日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し比較
例のトナーを得た。
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径1
0.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972 日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し比較
例のトナーを得た。
【0046】◎低温定着性の評価 トナー3.0重量部とシリコンコートキャリア97.0
重量部で二成分現像剤を調整し、イマジオMf530
(リコー製複写機)にて定着温度を変えマクベス濃度計
による画像濃度が1.2となるようなコピー画像を得
た。
重量部で二成分現像剤を調整し、イマジオMf530
(リコー製複写機)にて定着温度を変えマクベス濃度計
による画像濃度が1.2となるようなコピー画像を得
た。
【0047】各温度のコピー画像を砂消しゴムを装着し
たクロックメーターにより10回擦り、その前後の画像
濃度を測定し下記式にて定着率を求めた。 砂消しゴム10回後の画像濃度/前の画像濃度×100
=定着率(%) ここで、定着率70%以上を達成する温度を定着下限温
度とする。
たクロックメーターにより10回擦り、その前後の画像
濃度を測定し下記式にて定着率を求めた。 砂消しゴム10回後の画像濃度/前の画像濃度×100
=定着率(%) ここで、定着率70%以上を達成する温度を定着下限温
度とする。
【0048】◎定着温度範囲の評価 トナー3.0重量部とシリコンコートキャリア97.0
重量部で二成分現像剤を調整し、イマジオMf530
(リコー製複写機、但しシリコンオイル塗布機能は取り
外したもの)にて定着温度を変え画像上のホットオフセ
ットの発生を確認する。ここでは、定着下限温度〜ホッ
トオフセット発生温度の範囲を定着温度範囲と称する。
重量部で二成分現像剤を調整し、イマジオMf530
(リコー製複写機、但しシリコンオイル塗布機能は取り
外したもの)にて定着温度を変え画像上のホットオフセ
ットの発生を確認する。ここでは、定着下限温度〜ホッ
トオフセット発生温度の範囲を定着温度範囲と称する。
【0049】◎熱保存性の評価 ガラス容器にトナーを充填し、60℃の恒温槽にて4時
間放置する。このトナーを24℃に冷却し針入度試験
(JIS K2235−1991)にて針入度を測定す
る。この値が大きいトナーほど、熱に対する保存性が優
れている。
間放置する。このトナーを24℃に冷却し針入度試験
(JIS K2235−1991)にて針入度を測定す
る。この値が大きいトナーほど、熱に対する保存性が優
れている。
【0050】◎地汚れの評価 トナー3.0重量部とシリコンコートキャリア97.0
重量部で二成分現像剤を調整し、イマジオMf530
(リコー製複写機、但しシリコンオイル塗布機能は取り
外したもの)にてコピーを行ない、50,000枚コピ
ー後の画像地肌部をマクベス濃度計にて画像濃度を測定
して求める。地汚れの全くない状態のマクベス濃度は
0.06であり、地汚れが悪くなるほど、値は大きくな
る。
重量部で二成分現像剤を調整し、イマジオMf530
(リコー製複写機、但しシリコンオイル塗布機能は取り
外したもの)にてコピーを行ない、50,000枚コピ
ー後の画像地肌部をマクベス濃度計にて画像濃度を測定
して求める。地汚れの全くない状態のマクベス濃度は
0.06であり、地汚れが悪くなるほど、値は大きくな
る。
【0051】◎トナー飛散 地汚れ評価時のイマジオMf530の50,000枚コ
ピー後の現像スリーブ上方の現像器に飛散したトナーを
テープに転写しマクベス濃度計により画像濃度を測定。
トナー飛散の全くない状態のマクベス濃度は0.12で
あり、トナー飛散が悪くなるほど、値は大きくなる。実
施例1と比較例1の低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
ピー後の現像スリーブ上方の現像器に飛散したトナーを
テープに転写しマクベス濃度計により画像濃度を測定。
トナー飛散の全くない状態のマクベス濃度は0.12で
あり、トナー飛散が悪くなるほど、値は大きくなる。実
施例1と比較例1の低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
【0052】実施例2 トナーの作成 ポリエステル樹脂(A) 35部 (重量平均分子量 12000、Tg 59℃、 THF不溶分3%、酸価 5mgKOH/g) ポリエステル樹脂(B) 25部 (重量平均分子量 5500、Tg 50℃、 酸価 25mgKOH/g) 磁性体 30部 (平均粒径 0.03μm) 低分子量ポリプロピレン 5部 (ビスコール550P:三洋化成) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
【0053】実施例1と同様に上記の材料の混合物をエ
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
8.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
8.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
【0054】実施例3 トナーの作成 ポリエステル樹脂(A) 35部 (重量平均分子量 10000、Tg 59℃、 THF不溶分3%、酸価 5mgKOH/g) ポリエステル樹脂(B) 20部 (重量平均分子量 4500、Tg 55℃、 酸価 25mgKOH/g) 磁性体 35部 (平均粒径 0.02μm) 低分子量ポリプロピレン 5部 (ビスコール550P:三洋化成) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
【0055】実施例1と同様に上記の材料の混合物をエ
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
7.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
7.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
【0056】実施例4 トナーの作成 ポリエステル樹脂(A) 35部 (重量平均分子量 15000、Tg 59℃、 THF不溶分45%、酸価 5mgKOH/g) ポリエステル樹脂(B) 25部 (重量平均分子量 4000、Tg 55℃、 酸価 35mgKOH/g) 磁性体 30部 (平均粒径 0.02μm) 低分子量ポリプロピレン 5部 (ビスコール550P:三洋化成) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
【0057】実施例1と同様に上記の材料の混合物をエ
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
7.0μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
7.0μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
【0058】実施例5 トナーの作成 ポリエステル樹脂(A) 35部 (重量平均分子量 15000、Tg 59℃、 THF不溶分45%、酸価 5mgKOH/g) ポリエステル樹脂(B) 25部 (重量平均分子量 4000、Tg 55℃、 酸価 35mgKOH/g) 磁性体 30部 (平均粒径 0.2μm) 脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス 5部 (融点 82℃、酸価 1) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
【0059】実施例1と同様に上記の材料の混合物をエ
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
7.0μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
7.0μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
【0060】実施例6 トナーの作成 ポリエステル樹脂(A) 35部 (重量平均分子量 15000、Tg 59℃、 THF不溶分45%、酸価 5mgKOH/g) ポリエステル樹脂(B) 25部 (重量平均分子量 4000、Tg 55℃、 酸価 35mgKOH/g) 水添石油樹脂 10部 (軟化点 110℃、水添率 95% 組成 ジシクロペンタジエン+芳香族系) 磁性体 20部 (平均粒径 0.2μm) 脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス 5部 (融点 82℃、酸価 1) カーボンブラック 3部 (♯44 三菱化成社製) 金属錯塩型染料 2部
【0061】実施例1と同様に上記の材料の混合物をエ
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
6.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
クストルーダーを用いて混練した。次に、この混練物を
ジェット粉砕にて粉砕しその後分級し、体積平均粒径
6.5μmのトナーを得た。このトナー100重量部に
対し、酸化ケイ素(R−972日本アエロジル社製)
0.5重量部をヘンシェルミキサーを用いて混合し実施
例のトナーを得た。低温定着性、定着温度範囲、熱保存
性、地汚れ、トナー飛散の評価結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的に説明したよう
に、本発明の画像形成用トナーは充分な低温定着性、定
着温度範囲の確保と熱保存性が同時に優れ、トナー飛散
が少なく地肌汚れがない画像を得ることができ、斯して
このトナーの使用により、トナー像を担持した像受容媒
体を2本のローラー間を通すことで、トナー像の加熱定
着を行なう画像形成方法であって、トナー像に接触する
ローラーの基体が肉厚1.0mm以下である円筒を用
い、且つ、2本のローラー間の面圧(ローラー加重/接
触面積)が150,000Pa以下であることを特徴と
する画像形成方法が円滑確実に実行可能となるという極
めて優れた効果を奏する。
に、本発明の画像形成用トナーは充分な低温定着性、定
着温度範囲の確保と熱保存性が同時に優れ、トナー飛散
が少なく地肌汚れがない画像を得ることができ、斯して
このトナーの使用により、トナー像を担持した像受容媒
体を2本のローラー間を通すことで、トナー像の加熱定
着を行なう画像形成方法であって、トナー像に接触する
ローラーの基体が肉厚1.0mm以下である円筒を用
い、且つ、2本のローラー間の面圧(ローラー加重/接
触面積)が150,000Pa以下であることを特徴と
する画像形成方法が円滑確実に実行可能となるという極
めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる定着装置を説明した図であ
る。
る。
1 定着ローラー 2 加圧ローラー 3 加熱シリンダー 4 オフセット防止層 5 加熱ランプ 6 金属シリンダー 7 オフセット防止層 8 加熱ランプ S 支持体 T トナー像
Claims (10)
- 【請求項1】 トナー像を担持した像受容媒体を2本の
ローラー間を通すことで、トナー像の加熱定着を行なう
画像形成方法であって、トナー像に接触するローラーの
基体が肉厚1.0mm以下である円筒を用い、且つ、2
本のローラー間の面圧(ローラー加重/接触面積)が1
50,000Pa以下であることを特徴とする画像形成
方法。 - 【請求項2】 2種の熱可塑性ポリエステル樹脂が含有
され、ポリエステル樹脂Aがポリエステル樹脂B中に不
連続層を形成していることを特徴とする画像形成用トナ
ー。 - 【請求項3】 前記ポリエステル樹脂Aのガラス転移温
度と分子量が前記ポリエステルBよりも高く、且つ、該
ポリエステル樹脂A中にテトラヒドロフラン不溶分を含
有してなることを特徴とする、請求項2記載の画像形成
用トナー。 - 【請求項4】 磁性材料を含有することを特徴とする、
請求項2又は請求項3の何れかに記載の画像形成用トナ
ー。 - 【請求項5】 前記磁性体の粒径が0.01〜0.2μ
mであることを特徴とする、請求項4記載の画像形成用
トナー。 - 【請求項6】 前記ポリエステル樹脂Aの酸価が20m
gKOH/g以下であり、且つ、前記ポリエステル樹脂
Bの酸価が20mgKOH/g以上であることを特徴と
する、請求項2又は請求項3の何れかに記載の画像形成
用トナー。 - 【請求項7】 前記ポリエステル樹脂Bのガラス転移温
度が52〜60℃であることを特徴とする、請求項3又
は請求項6の何れかに記載の画像形成用トナー。 - 【請求項8】 前記ポリエステル樹脂Aのテトラヒドロ
フラン不溶分が5〜60重量%であることを特徴とす
る、請求項3又は請求項6の何れかに記載の画像形成用
トナー。 - 【請求項9】 脱遊離脂肪酸型カルナウバワックスを含
有することを特徴とする請求項2乃至請求項8のうちの
何れか1項に記載の画像形成用トナー。 - 【請求項10】 水素添加率が50%以上の水添石油樹
脂を含有することを特徴とする請求項2乃至請求項9の
うちの何れか1項に記載の画像形成用トナー。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078896A JPH09222750A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 画像形成方法及び画像形成用トナー |
| US08/710,255 US6168894B1 (en) | 1995-09-14 | 1996-09-13 | Image forming method and dry toner therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5078896A JPH09222750A (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 画像形成方法及び画像形成用トナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09222750A true JPH09222750A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12868560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5078896A Pending JPH09222750A (ja) | 1995-09-14 | 1996-02-15 | 画像形成方法及び画像形成用トナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09222750A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002156789A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-05-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法 |
| JP2002229265A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー、バインダー樹脂、マスターバッチ顔料、現像剤、及びそれらの製造方法、並びに電子写真画像形成方法及び装置 |
| JP2002278349A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| US6946228B2 (en) | 1999-03-24 | 2005-09-20 | Kao Corporation | Toner for development of electrostatic latent images |
| JP2006276044A (ja) * | 2004-03-18 | 2006-10-12 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、定着方法、画像形成装置及び画像形成方法 |
| US7379696B2 (en) | 2004-04-30 | 2008-05-27 | Ricoh Company Limited | Toner for developing electrostatic image, fixing method for fixing image formed of the toner, and image forming method and process cartridge using the toner |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP5078896A patent/JPH09222750A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6946228B2 (en) | 1999-03-24 | 2005-09-20 | Kao Corporation | Toner for development of electrostatic latent images |
| JP2002156789A (ja) * | 2000-11-22 | 2002-05-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法 |
| JP2002229265A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-14 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用トナー、バインダー樹脂、マスターバッチ顔料、現像剤、及びそれらの製造方法、並びに電子写真画像形成方法及び装置 |
| JP2002278349A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| JP2006276044A (ja) * | 2004-03-18 | 2006-10-12 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに、現像剤、トナー入り容器、プロセスカートリッジ、定着方法、画像形成装置及び画像形成方法 |
| US7379696B2 (en) | 2004-04-30 | 2008-05-27 | Ricoh Company Limited | Toner for developing electrostatic image, fixing method for fixing image formed of the toner, and image forming method and process cartridge using the toner |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041215 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050214 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050316 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070618 |