JPH09222947A - 座標入力装置 - Google Patents
座標入力装置Info
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- JPH09222947A JPH09222947A JP2965696A JP2965696A JPH09222947A JP H09222947 A JPH09222947 A JP H09222947A JP 2965696 A JP2965696 A JP 2965696A JP 2965696 A JP2965696 A JP 2965696A JP H09222947 A JPH09222947 A JP H09222947A
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Abstract
S/Nを持つ座標検出信号を得て高精度な座標検出を行
う。 【解決手段】 M系列発生回路2でM系列信号mを発生
させ、列電極駆動回路3または行電極駆動回路4により
順次M系列信号mを遅延させて、列電極群6または行電
極群7に印加する。相関演算器11において、電子ペン
8の検出電極に誘起した静電誘導電圧を増幅して検出さ
れた検出信号と、上記M系列信号mとの相関をとること
によって、検出回路9から電子ペン8の指示位置を座標
信号として検出する。
Description
ードプロセッサなどに使用される座標入力装置に関する
ものである。
所定の入力を行うための入力装置の一つとして、ペンや
指などの指示により図形や文字認識、コマンド実行が行
えるタブレットが良く知られている。また、タブレット
がさらに進化したものとして、液晶パネル等の電極構造
や駆動回路を共用化して安価な構成とした表示一体型タ
ブレット装置が特開平5−53726号公報や特開平6
−314166号公報に開示されている。
は、高速かつ高精度の座標検出である。最近では、表示
装置の画素が小さくなっている、すなわち、表示が細か
くなっているなどの理由から座標検出のさらなる高精度
化が望まれている。
力装置の高速化と高精度化とは相反する効果であるた
め、従来の座標入力装置では高速な座標検出を維持した
まま座標検出精度をあげることができないという問題を
有している。すなわち、高速に座標検出を行う場合には
周波数帯域を広げないといけないので、精度が落ちてし
まう。
型の装置においてはさらに以下の理由によって座標検出
精度が悪くなっている。例えば、上記特開平5−537
26号公報の構成は、表示期間と座標検出期間を時分割
で行うことにより、表示と座標検出機能の両立を図って
いる。このとき、座標検出動作が表示に影響を与えない
ように、座標検出期間を極力短く設定している。また検
出のための印加電圧は、表示の駆動ドライバーの耐圧で
制限されているため、あまり高い印加電圧は与えられな
い。さらに、デューティタイプの液晶の場合、片側の透
明電極群はもう一方の電極群のすきまを通じて、電子ペ
ンの先端電極との静電結合利用した方式であるので、微
小な検出電圧しか得られない。これらの結果、上記表示
一体型タブレット装置ではS/Nの悪い座標検出信号し
か得ることができない。
には、アドレッシング方式であるTFT液晶パネルにタ
ブレット機能を付加した構成が示されている。TFT液
晶は、表示品位の改善を行うべく、ゲート電極やソース
電極幅を狭くして画素電極の面積を広げて開口率を向上
させる方向にある。この場合も座標検出信号は電子ペン
の先端電極とゲート電極またはソース電極との間の結合
容量に比例して検出されるので、開口率の向上とともに
結合容量が小さくなり、検出信号のS/Nが悪化する。
なお、TFT液晶についても、表示に影響を与えないよ
うに、座標検出期間を極力短くしなければならないのは
言うまでもない。
ンに電源を供給して座標検出信号を出力するために、電
子ペンの接続線は必須である。したがって、操作者が電
子ペンを操作する際にこの接続線が邪魔になり操作性を
著しく低下させていた。
ーサを挿入し、ペン先や指で押圧することで、検出電極
間に流れる電流から指示した座標を知ることができる感
圧方式のタブレットも提案されている。しかしながら、
この構成では、透明電極の透過率や反射による視認性の
問題や、指とペンを同時に使用できないなどの問題があ
る。
先や指との静電結合容量を測定することで、ペン入力機
能を実現する構成が米国特許USPat.463972
0に提案されている。しかしながら、この構成では、同
じ平面上に液晶電極を交差させるため構造や駆動方法が
複雑になるという欠点がある。
めになされたもので、その目的は、検出速度を低下させ
ることなく、検出精度の高い座標入力装置を提供するこ
とにある。
の入力を可能とするとともに、指およびペンによる操作
入力を同時に行うことができる座標入力装置を提供する
ことにある。
めに、本発明の請求項1に記載の座標入力装置は、基板
上に所定間隔で配列された第1電極群(例えば、列電極
群)と、該第1電極群とは絶縁されると共に交差して所
定間隔で配列された第2電極群(例えば、行電極群)
と、自己相関関数がパルス的な疑似ランダム信号を発生
する疑似ランダム信号発生手段(例えば、M系列発生回
路)と、上記疑似ランダム信号に対応した電圧を第1電
極群の各電極に順次印加する第1順次駆動手段(例え
ば、列電極駆動回路)と、上記疑似ランダム信号に対応
した電圧を第2電極群の各電極に順次印加する第2順次
駆動手段(例えば、行電極駆動回路)と、上記第1ある
いは第2電極群と静電結合して、上記第1および第2電
極群上の座標位置を指示する指示手段(例えば、電子ペ
ン)と、該指示手段から出力される検出信号と上記疑似
ランダム信号発生手段で発生した疑似ランダム信号との
相関をとる相関検出手段(例えば、相関演算器)と、該
相関検出手段で検出された検出信号の極値となる時間差
を求め、該時間差に対応する座標値を指示座標として出
力する座標出力手段(例えば、座標検出回路および出力
回路)とを有することを特徴としている。
手段で発生した疑似ランダム信号はまず第1順次駆動手
段に入力される。そして、第1順次駆動手段にて順次時
間遅延させられて、第1電極群に疑似ランダム信号に対
応した電圧変化が与えられる。つまり、第1電極群にお
ける隣合う電極には少しづつ時間遅延量の異なる電圧変
化が与えられることになる。第1および第2電極群の任
意の位置を指示手段によって指示すると、第1電極群と
指示手段とが静電結合して第1電極群の電位変化が指示
手段で検出される。この検出信号は相関検出手段に入力
されて、相関検出手段で疑似ランダム信号との相関がと
られる。その後、座標出力手段によって検出信号の極値
となる時間差が求められ、その時間差に対応する座標値
が第1電極方向の指示座標として出力される。
似ランダム信号を発生し、第2順次駆動手段に入力され
る。そして、上記第1電極の場合と同様にして座標出力
手段から第2電極方向の指示座標が出力される。
電極群と第2電極群に常に電位が変化する疑似ランダム
信号を印加しているので、座標検出する際に相関演算を
行うことで、時間的に分散した信号エネルギーを圧縮し
て一点に集めることができる。これにより、他のランダ
ムノイズのような信号との抑圧比を飛躍的に高めること
ができ、高いS/Nを得ることができる。この結果、検
出速度を低下させることなく、検出精度の高い座標入力
が可能になる。
るので、第1順次駆動手段および第2順次駆動手段とも
低い耐圧の駆動手段とすることが可能となる。これによ
り、座標入力装置の携帯化が進む中での低電圧化の要求
にも応じることが可能となる。
に所定間隔で配列された第1電極群と、該第1電極群と
は絶縁されると共に交差して所定間隔で配列された第2
電極群と、自己相関関数がパルス的な疑似ランダム信号
を発生する疑似ランダム信号発生手段と、上記疑似ラン
ダム信号に対応した電圧を第1電極群の各電極に順次印
加する第1順次駆動手段と、上記疑似ランダム信号に対
応した電圧を第2電極群の各電極に順次印加する第2順
次駆動手段と、上記第1あるいは第2順次駆動手段によ
り駆動された電極群と静電結合することによって、駆動
されていない電極群とも静電結合して、上記第1および
第2電極群上の座標位置を指示する指示手段(例えば、
指)と、上記駆動されていない電極群で誘起された検出
信号と上記疑似ランダム信号発生手段で発生した疑似ラ
ンダム信号との相関をとる相関検出手段と、該相関検出
手段で検出された検出信号の極値となる時間差を求め、
該時間差に対応する座標値を指示座標として出力する座
標出力手段とを有することを特徴としている。
手段で発生した疑似ランダム信号はまず第1順次駆動手
段に入力される。そして、第1順次駆動手段にて順次時
間遅延させられて、第1電極群に疑似ランダム信号に対
応した電圧変化が与えられる。つまり、第1電極群にお
ける隣合う電極には少しづつ時間遅延量の異なる電圧変
化が与えられることになる。第1および第2電極群のあ
る位置を指示手段によって指示すると、第1電極群と指
示手段とは静電結合し、第1電極群の電位変化が指示手
段に誘起される。同時に指示手段は第2電極群とも静電
結合するので、指示手段に誘起された電位変化は第2電
極群にも誘起される。第2電極群に誘起された検出信号
は相関検出手段に入力されて、相関検出手段で疑似ラン
ダム信号との相関がとられる。その後、座標出力手段に
よって検出信号の極値となる時間差が求められ、その時
間差に対応する座標値が第1電極方向の指示座標として
出力される。
似ランダム信号を発生し、第2順次駆動手段に入力され
る。そして、上記第1電極の場合と同様にして座標出力
手段から第2電極方向の指示座標が出力される。
電極群と第2電極群に常に電位が変化する疑似ランダム
信号を印加しているので、座標検出する際に相関演算を
行うことで、時間的に分散した信号エネルギーを圧縮し
て一点に集めることができる。これにより、他のランダ
ムノイズのような信号との抑圧比を飛躍的に高めること
ができ、高いS/Nを得ることができる。
されていない指やコードレスペンなどの指示手段を用い
た場合には、指示手段と第1電極群あるいは第2電極群
との結合が非常に小さいので検出できる電圧レベルも非
常に小さいが、このような場合でも高いS/Nを得るこ
とが可能となる。
2に記載の構成に加えて、上記第1あるいは第2電極群
と静電結合して、上記第1および第2電極群上の座標位
置を指示する他の指示手段と、該他の指示手段から出力
される検出信号と上記疑似ランダム信号発生手段で発生
した疑似ランダム信号との相関をとる他の相関検出手段
と、該他の相関検出手段で検出された検出信号の極値と
なる時間差を求め、該時間差に対応する座標値を指示座
標として出力する他の座標出力手段とを有することを特
徴としている。
他の指示手段によって指示すると、第1または第2電極
群と他の指示手段とが静電結合して第1または第2電極
群の電位変化が他の指示手段で検出される。この検出信
号は他の相関検出手段に入力されて疑似ランダム信号と
の相関がとられ、他の座標出力手段によって第1または
第2電極方向の指示座標が出力される。
つの指示手段による指示位置を求める際に、第1・2電
極群、疑似ランダム信号発生手段、および第1・2順次
駆動手段を共通の構成要素として利用している。したが
って、簡単な構成で同時に2つの指示手段によって座標
を検出することができる。また、相関検出手段および座
標出力手段は各指示手段に対応して設けられているの
で、高速に座標検出を行うことが可能となる。
2に記載の構成に加えて、上記第1あるいは第2電極群
と静電結合して、上記第1および第2電極群上の座標位
置を指示する他の指示手段と、該他の指示手段から出力
される検出信号と、上記駆動されていない電極群で誘起
された検出信号とを上記相関検出手段に選択的に入力す
るスイッチング手段とを有することを特徴としている。
他の指示手段によって指示すると、第1または第2電極
群と他の指示手段とが静電結合して第1または第2電極
群の電位変化が他の指示手段で検出される。この検出信
号はスイッチング手段によって相関検出手段に入力され
る。一方、電極群の任意の位置を指示手段によって指示
した場合には、駆動されていない電極群で誘起された検
出信号がスイッチング手段によって相関検出手段に入力
される。
つの指示手段による指示位置を求める際に、スイッチン
グ手段を切り替えることによって指示手段以外の構成を
共通の構成要素として利用している。したがって、簡単
な構成で2つの指示手段による座標検出を行うことがで
きる。
4に記載の構成に加えて、上記スイッチング手段が2つ
の検出信号の選択を時分割で行うことを特徴としてい
る。
検出信号を時分割で選択しているので、同時に2つの指
示手段による座標検出が可能となる。
1ないし5のいずれかに記載の構成に加えて、上記座標
出力手段から出力された指示座標を受けてアプリケーシ
ョンプログラムを駆動して表示データを発生する情報処
理装置と、該情報処理装置から出力される表示データに
基づいて第1あるいは第2順次駆動手段を駆動する制御
信号を発生する表示制御手段と、該表示制御手段からの
制御信号と上記疑似ランダム信号発生手段からの疑似ラ
ンダム信号とを時分割で選択する切り替え手段と、上記
第1および第2電極群を用いて液晶表示を行う表示手段
とを備え、上記切り替え手段にて制御信号が選択された
表示期間には、第1あるいは第2順次駆動手段からの電
気信号によって、液晶の光透過率を制御して画像を表示
することを特徴としている。
替え手段が疑似ランダム信号発生手段を選択することに
よって指示手段による指示座標が得られる。一方、表示
期間には切り替え手段は表示制御手段を選択する。この
とき、情報処理装置は上記指示座標に基づいて表示デー
タを発生して表示制御手段へ送出している。この表示デ
ータが表示制御回路を介して第1または第2順次駆動手
段を制御する。そして、表示手段は第1または第2順次
駆動手段からの電気信号によって光透過率を制御して画
像を表示する。
装置では、座標検出動作が表示に影響を与えないように
座標検出期間を極力短く設定しているので、座標検出精
度が低下していたが、本発明の座標入力装置では検出信
号と疑似ランダム信号との相関演算を行っているので短
い座標検出期間でも良好な座標検出精度を得ることがで
きる。
して時分割で各構成要素を利用しても高精度の検出を行
うことができるので、座標入力装置を簡単な構成とする
ことができる。これにより、座標入力装置を小型化する
ことが可能となる。
きるので、第1順次駆動手段および第2順次駆動手段と
も低い耐圧の駆動手段とすることが可能となる。これに
より、座標入力装置の携帯化が進む中での低電圧化の要
求にも応じることが可能となる。
6に記載の構成に加えて、上記表示手段が、第1および
第2電極群に接続される複数のスイッチング素子と、該
スイッチング素子が接続された複数の画素電極がマトリ
クス状に配置された透明画素電極と、該透明画素電極に
対向して設けられ、間に液晶が挟入された対向電極とを
備え、上記切り替え手段にて疑似ランダム信号が選択さ
れた座標検出期間には、上記スイッチング素子が導通状
態とならない電圧を第1電極群あるいは第2電極群に印
加することを特徴としている。
制御手段が選択された表示期間には、スイッチング素子
に第1電極によって1行分の表示輝度に対応する電圧が
印加される一方、第2電極方向に順次走査されて第2電
極に接続されたスイッチング素子がON状態となる。そ
して、第1電極の電圧が透明画素電極を介して液晶に充
電される。
が選択された座標検出期間には、第1・第2電極群にそ
れぞれ順次電圧を印加して座標検出を行う。このとき、
上記スイッチング素子が導通状態とならない電圧を第1
電極群あるいは第2電極群に印加するので、液晶に充電
した画像データが放電して失われることがない。
液晶を使用した場合には、画像表示の開口率をあげるた
めに第1電極群および第2電極群の面積を極力狭くする
ので、第1電極群あるいは第2電極群と指示手段との電
気的結合が小さくなってしまい高精度の座標検出ができ
ないが、本発明の座標入力装置は、疑似ランダム信号に
よる相関検出によって表示の開口率をあげても精度の高
い検出信号を得ることができる。
6に記載の構成に加えて、上記表示手段が、第1電極群
が配置された第1透明基板と、該第1透明基板に対向し
て設けられ第2電極群が配置された第2透明基板とを備
え、2つの透明基板の間に液晶を挟入して、第1電極群
と第2電極群の実効的印加電圧で液晶の光学的性質を制
御することを特徴としている。
の交差する領域で画素が形成される。そして、第2電極
群をアクティブにして画素マトリクスの行を選択する一
方、第1電極群に表示データに応じた信号を出力するこ
とによって、液晶表示が行われる。
極群と第2電極群が交差して液晶を挟入する面積をでき
るだけ大きくとるので、指示手段との電気的結合が、近
接する表側の電極群とは大きな結合となるが、反対側の
電極群は表側の電極群のすきまを通して結合するため非
常に小さい結合となっている。しかしながら、この場合
でも本発明の座標入力装置は、疑似ランダム信号の相関
検出により、低い電圧駆動でも精度の高い検出信号を得
ることができる。
1ないし8のいずれかに記載の構成に加えて、上記相関
検出手段と座標出力手段との間に配置され、相関検出手
段からの出力の高域周波数成分を抑圧するローパスフィ
ルタ手段を備えることを特徴としている。
される検出信号は低周波成分を多く含む一方、ランダム
ノイズ成分は高い周波数成分に分布している。これは以
下の性質による。つまり、第1電極群あるいは第2電極
群に印加された少しづつ遅延した疑似ランダム信号を電
気的に結合して指示手段で検出することは空間的ローパ
スフィルタと等価であり、ここで、疑似ランダム信号に
よる相関検出を行うと、検出信号のエネルギーは集めら
れてかつ低域周波数成分を多く含み、ランダムノイズ成
分は集められずに高い周波数成分に分布したままとな
る。
た検出信号の中から、ローパスフィルタ手段によって座
標検出信号成分である低周波成分のみを抽出すること
で、さらにS/Nの高い検出信号が得られ、高精度な座
標検出を行うことが可能となる。
項9に記載の構成に加えて、上記ローパスフィルタ手段
が指示手段による結合容量に基づいた重みを加えたマッ
チドフィルタであることを特徴としている。
合容量による重み付けがなされているので、相関検出手
段からの出力のS/Nを最大にすることができる。ま
た、指示手段が座標入力装置の端を指示したときでも相
関検出手段からの出力を左右が対象な関数とすることが
できるので、座標決定する際にパルスとして検出し易
く、ノイズや検出出力の変動に対して安定な座標検出を
行うことができる。
項10に記載の構成に加えて、上記座標出力手段がマッ
チドフィルタからの出力信号に対して2次曲線補完を行
う補正手段を備える構成である。
の出力信号に対して2次曲線補完を行って座標決定する
ので、ノイズや検出出力の変動に対して検出座標の変動
が少ない座標入力装置を構成することができる。
項9に記載の構成に加えて、上記ローパスフィルタ手段
は、無限インパルス型フィルタであることを特徴として
いる。
の有限インパルス型のフィルタと比較して非常に簡単な
回路で構成できるので、携帯型の座標入力装置を構成す
る際などに有利である。
項1ないし12のいずれかに記載の構成に加えて、上記
疑似ランダム信号が2値レベルだけをとりうる2値系列
信号であり、上記相関検出手段が、相関検出手段に入力
されデジタル信号に変換された検出信号を順次遅延させ
て出力する遅延手段と、2値系列信号の高レベルの係数
に対応した遅延手段の各出力を加算する第1加算手段
と、2値系列信号の低レベルの係数に対応した遅延手段
の各出力を加算する第2加算手段と、2つの加算手段の
出力の差分を計算する減算手段とからなることを特徴と
している。
値レベルだけをとりうる2値系列信号であるので、相関
検出手段を遅延手段および加減算器で構成できる。この
結果、高速で動作する消費電力の小さい携帯型の座標入
力装置を構成することができる。
項1ないし12のいずれかに記載の構成に加えて、上記
相関検出手段が、相関検出手段に入力されたアナログ信
号である検出信号を順次遅延させて出力するアナログ遅
延手段と、該アナログ遅延手段からの各出力が入力され
疑似ランダム信号の係数に対応した値を持つ複数のイン
ピーダンス素子と、該インピーダンス素子の値によって
積算が決定される増幅手段とからなることを特徴として
いる。
式で処理する相関検出手段を容易に実現することができ
る。相関検出手段を簡単な構成とすることができるの
で、結果として携帯型の座標入力装置を構成する際など
に有利である。
項14に記載の構成に加えて、上記インピーダンス素子
がコンデンサであり、上記増幅手段が相補型MOS回路
であることを特徴としている。
コンデンサに、増幅手段を相補型MOS回路にしている
ので、消費電力が小さく高速に動作する相関検出手段を
構成することができる。この結果、高速で動作する消費
電力の小さい携帯型の座標入力装置を構成する際に有利
となる。
項1ないし15のいずれかに記載の構成に加えて、上記
疑似ランダム信号がM系列信号であることを特徴として
いる。
系列信号としているので、回路規模の小さい疑似ランダ
ム信号発生手段を構成することができる。この結果、高
速で動作する消費電力の小さい携帯型の座標入力装置を
構成する際に有利となる。
項1ないし12、14、または15のいずれかに記載の
構成に加えて、上記疑似ランダム信号がアナログ信号で
あることを特徴としている。
ナログ信号としているので、回路規模の小さい疑似ラン
ダム信号発生手段を構成することができる。この結果、
高速で動作する消費電力の小さい携帯型の座標入力装置
を構成する際に有利となる。
し図24に基づいて説明すれば、以下の通りである。本
実施の形態にかかる座標入力装置は、スペクトラム拡散
技術を利用して座標検出を行うものである。
タイミング発生回路1、M系列(Maximum Length Code)
発生回路2、列電極駆動回路3、行電極駆動回路4、座
標入力パネル基板5、列電極群6、行電極群7、電子ペ
ン8、検出回路9、およびコンピュータ15により構成
される。
ール樹脂、ポリエチレンテレフタレート、またはアクリ
ルなどの電気的絶縁体をベースとした平板である。上記
座標入力パネル基板5の片面あるいは両面に互いに直交
するように列電極群(第1電極群)6と行電極群(第2
電極群)7が配置され、両電極群間は電気的に絶縁して
いる。
電極をS1ないしSaで示す。行電極群7はb個の行電
極からなり、各行電極をG1ないしGbで示す。なお、
列電極と行電極との数は等しくてもよい。
動する制御信号を発生させており、その制御信号をM系
列発生回路2、列電極駆動回路3、行電極駆動回路4、
および検出回路9に供給している。このタイミング発生
回路1で発生したタイミングに基づいてシステム全体が
動作する。上記制御信号にはクロックck1・ck2、
後述の座標検出サイクル信号d、列座標(X)検出期間
信号xd、行座標(Y)検出期間信号ydなどがある。
段)2は、上記制御信号に基づいて自己相関関数がパル
ス的なM系列信号mを発生させる回路である。M系列信
号mは白色性の強いノイズで、時間差が0の時のみ自己
相関が“1”で、時間差が0以外の時には“0”となる
関数である。
よび行電極駆動回路(第2順次駆動手段)4は、上記M
系列信号mに対応した電圧を列電極群6および行電極群
7にそれぞれ印加する。
6および行電極群7と静電結合する後述の検出電極81
を有し(図14参照)、座標入力パネル基板5上の座標
位置を指示する。言い換えれば、電子ペン8は、行電極
駆動回路4および列電極駆動回路3による電位変化を受
けて検出電極81に誘起された検出電圧vdを増幅して
出力する。
て電子ペン8が指示する座標値を出力する回路であり、
A/D変換器10、相関演算器11、LPF(ローパス
フィルタ)12、座標検出回路13、および出力回路1
4からなる。
jビットのデジタルデータadoに変換して、後段の相
関演算器11の一方の入力端子に供給する。相関演算器
11のもう一方の入力端子には、タイミング発生回路1
から出力されているM系列初期化パルスrmが供給され
る。
デジタルデータadoとM系列発生回路2で発生させた
M系列と同じ次数のM系列とを、M系列初期化パルスr
mを基準にして相関演算を行う。そして、順次、出力d
(τ)を出力し、LPF12に供給する。
相関演算器11の出力d(τ)の高周波数成分を抑圧し
て出力ds(τ)を座標検出回路13に供給する。
値となる時間差を求め、その時間差に対応する位置を求
め、X・Y座標として出力回路14に供給する。出力回
路14は、上記X・Y座標値を指示座標としてコンピュ
ータ15に出力する。なお、請求項1に記載の座標出力
手段は、座標検出回路13および出力回路14に対応す
る。
出された座標値に基づいて対応する位置のディスプレイ
上の画素の表示色を変更してあたかもペンで絵を描くよ
うな効果を得たり、座標値に基づいて対応するアプリケ
ーションプログラムを駆動したりする。
を示す。電子ペン8が指示する座標を検出する周期は座
標検出期間Tdで示され、これはX座標検出期間Txと
Y座標検出期間Tyとからなる。
の各々の最初のタイミングにはタイミング発生回路1か
らM系列初期化パルスrmが出力され、M系列発生回路
2、列電極駆動回路3、および行電極駆動回路4に供給
される。M系列発生回路2にM系列初期化パルスrmが
入力されると、M系列発生回路2は初期化され、引き続
いてタイミング発生回路1から供給されるクロックck
1に従って、M系列信号mを発生する。
号mは、X座標検出期間Txには列電極駆動回路3に供
給され、列電極駆動回路3に内蔵されたシフトレジスタ
により、タイミング発生回路1から供給されるクロック
ck2に同期して遅延される。遅延したM系列信号mに
対応した列電極信号(電圧)s1〜saが順次列電極S
1ないしSaに印加される。
M系列初期化パルスrmが発生し、M系列発生回路2を
初期化して再びM系列信号mを発生させる。M系列信号
mは行電極駆動回路4に入力され、行電極駆動回路4に
内蔵されたシフトレジスタにより、タイミング発生回路
1から供給されるクロックck2に同期して遅延され
る。遅延したM系列信号mに対応した行電極信号(電
圧)g1〜gbが順次行電極G1ないしGbに印加され
る。なお、図2では、列電極信号sa=s14、行電極
信号gb=g13としている。
成された列電極群6および行電極群7にM系列信号mの
電位パターンが現れ、時間とともにそのパターンが移動
していく。
圧vdおよび検出回路9内の各出力について詳細に説明
する。
電極81、増幅器82、入力容量83、入力抵抗84、
およびペンケース85により構成される。電子ペン8の
先端に位置する検出電極81は金属などの導電体であ
り、保護パネル86、空気層87、および座標入力パネ
ル基板5などの絶縁体を介して、列電極群6や行電極群
7と静電的に結合する。
電極群7との結合状態を示す。図3では省略されている
が、検出電極81はすべての行電極G1〜Gbおよび列
電極S1〜Saと同時に静電結合をしている。このと
き、電子ペン8の位置が図3のような状態では、検出電
極81が列電極S3および行電極G1に最も近接してい
るので、これらの電極との結合容量が最も大きくなる。
変化は全くないので、等価回路は簡略化できる。図4に
検出電極81と列電極S1〜S7との結合だけを抜き出
した等価回路を示す。上述のように、検出電極81は列
電極S3に最も近接しているので列電極S3との結合容
量Cs3が最も大きく、検出電極81と列電極との距離
が離れるにしたがって結合容量は小さくなっていく。し
たがって、横軸にX座標(列電極)をとり、縦軸に検出
電極81と列電極との結合容量を示すと、図5のグラフ
のように単峰性の特性を示す。
は、入力抵抗84が入力容量83に比較して無視できる
周波数においては、下記の式で表される。 vd=(Cs1×s1+Cs2×s2+・・・・+Csb×sb) /(ΣCsi+ΣCgi+Cd) ………………(1) ただし、ΣCsiは検出電極81と各列電極との結合容
量の和、ΣCgiは各行電極との結合容量の和、Cdは
電子ペン8の入力容量である。
期間TxにはX座標位置に対応して遅延したM系列信号
mが列電極群6に印加されている。電圧(列電極信号)
siを任意の列電極Siに印加する電圧とし、クロック
ck2の周期をΔt2 とすると、電圧siは以下の式で
表される。 si(t)=m(t−Δt2 ×i) ………………(2) ただし、m(t)はM系列信号mを時間の関数として表
したもの、すなわち、M系列発生回路2の出力波形を示
す。
も大きいので、検出電極81に誘起される検出電圧vd
は、列電極S3に印加された電圧s3の影響を最も強く
受けている。したがって、検出電圧vdは電圧s3の電
位変化であるm(t−Δt2×3)の成分が最も多くな
る。つまり、図4の場合では、検出電圧vdはほぼ
(2)式で示す電圧s3(t)に等しく、遅延したM系
列信号mとなっている。
としてモデルを連続系で扱うと、(1)式より検出電圧
vd(t)は以下のように表される。 vd(t)=∫h(x)m(t−x)dx ………………(3) ただし、(3)式は実際には離散系なので∫はΣで表さ
れる。
は2値系列信号であり、例えば図10に示すように、シ
フトレジスタと排他的論理和とを用いて簡単に作ること
ができる。ただし、シフトレジスタの中間部分から取り
出されている帰還タップはレジスタのどの位置から取り
出してもよいわけでなく、特定の少数の組み合わせを使
った場合にのみ取り出されるデータ系列をM系列と呼
ぶ。
る。 1周期に含まれる“0”と“1”の数の割合が一定
で、k段のシフトレジスタを使ったとすれば“1”の数
が2k-1 個、“0”の数が(2k-1 )−1個になる。す
なわち、“0”の数が1つ少ない。 系列中に“0”または“1”が連続して現れるとき
の連続の長さをLとすると、系列1周期中に長さLの連
続が発生する頻度は、長さL+1の頻度の2倍になる。 発生されたあるM系列と、レジスタの初期値だけが
違う同じM系列のデータを加算すると、もとのM系列を
時間的にずらせただけの同一の系列ができる。
を時間的にずらせたものの積は再びM系列になるので、
の性質より相関値がほぼ“0”になる。ただし、2つ
の波形の時間ずれがないときは同一の波形であるので相
関値は“1”である。言い換えれば、相関値が“1”の
ときには2つの波形は完全に一致し、“0”のときには
2つの波形の各時刻における瞬間値に類似性が見られな
いことを意味する。
トレジスタの段数、aiを係数、Xk-i を帰還タップか
らの出力とすると、M系列信号{Xk }(=m)は次式
で表される(図10参照)。 Xk =(a1×Xk-1 )∧(a2×Xk-2 )∧・・∧(an×Xk-n ) ………………(4) ただし、aiおよびXk-i は0又は1、∧は排他的論理
和である。
は、 d(τ)=∫vd(t)m(t−τ)dt ………………(5) で表され、(3)式より d(τ)=∫∫h(x)m(t−x)m(t−τ)dtdx ……(6) となる。(6)式において、以下の(7)式を満足する
m(t)を用いると、 δ(τ)=∫m(t)m(t−τ)dt ………………(7) (6)式のd(τ)は、 d(τ)=∫h(x)δ(τ−x)dx =h(τ) ………………(8) が得られる。
較する2つの周期関数が同一である場合に自身の波形が
それを時間的にずらせたものとどの程度類似性を有する
かを示している。(8)式より、検出電圧vd(t)と
M系列信号m(t)の相関をとると、検出電極81と列
電極群6との静電結合分布関数である図5のh(τ)
(=h(x))そのものが復元できることになる。
(8)式よりd(τ)=h(τ)なので、LPF12を
介して求められた出力ds(τ)の極大値をとる位置τ
を座標検出回路13で検出すると、その位置τが電子ペ
ン8の指示した列電極方向の座標、すなわちX座標とな
る。
すように、列電極群6には電位変化が与えられない。し
たがって、電子ペン8の検出電極81に誘起する検出電
圧vdは、図9の等価回路から導かれ、(1)式と同様
に、 vd=(Cg1×g1+Cg2×g2+・・・・+Cgb×gb) /(ΣCsi+ΣCgi+Cd) ………………(9) となる。検出電圧vdは、X座標検出期間Txの場合と
同様に、増幅器82で増幅されてA/D変換器10に入
力され、デジタル化される。そして、相関演算器11で
M系列信号mと相関が取られ、LPF12でノイズが抑
圧され、座標検出回路13で極大値をもつピーク位置τ
を検出して、電子ペン8が指示する行電極方向の座標、
すなわちY座標が検出される。
増幅器82の入力部では、熱雑音やショットノイズなど
によるランダムノイズが発生するので、検出結果に重大
な影響を与える。発生したランダムノイズをn(t)と
すると、相関演算器11の出力d(τ)は、(8)式の
代わりに、 d(τ)=h(τ)+∫n(t)m(t−τ)dt ……………(10) と表される。
系列信号mでコンボルーション変換されたものを意味
し、変換されたものはあらゆる周波数成分を有するラン
ダムノイズとなる。(10)式の第1項はh(τ)であ
り、図6に示すように、低域周波数成分を多く含む信号
である。したがって、実際の相関演算器11の出力d
(τ)の周波数スペクトラムは図6に示す2つの成分の
和となる。この場合、出力d(τ)に図7に示すような
高域周波数成分を抑圧するLPF12を施すと、図8の
ように高域のノイズのみが多く抑圧され、S/Nの高い
検出信号が得られる。
路について詳細に説明する。
イミングチャートとを用いて説明する。図10の構成
は、次数が6のM系列で26 −1=63の繰り返し周期
を持つM系列を発生する。
きフリップフロップ21〜26と、排他的論理和27と
から構成される。フリップフロップ21と26の端子Q
は排他的論理和27の入力端子に接続される。排他的論
理和27の出力端子はフリップフロップ21の端子Dに
接続されているとともに、M系列発生回路2の出力端子
となっており、M系列信号mを出力する。各フリップフ
ロップの端子CKにはタイミング発生回路1からクロッ
クck1が供給され、各フリップフロップの端子Sには
M系列初期化パルスrmが供給される。
“1”になるとクロックck1の立ち上がりで、フリッ
プフロップ21〜26の端子Dが“1”にセットされ
る。次のクロックck1の立ち上がりまでは、フリップ
フロップ21の端子Dとフリップフロップ26の端子D
が“1”なので、排他的論理和27の出力は“0”とな
り、M系列信号mは“0”となる。クロックck1の次
の立ち上がりでは、フリップフロップ21には直前の排
他的論理和27の出力である“0”がセットされ、フリ
ップフロップ22〜26には直前にフリップフロップ2
1〜25に保持されていたデータが右方向へシフトして
“1”がセットされる。フリップフロップ21の端子D
は“0”でフリップフロップ26の端子Dは“1”とな
っているので、排他的論理和27の出力は“1”とな
り、このクロックサイクルではM系列信号mは“1”と
なる。なお、図11の21Dないし26Dは、フリップ
フロップ21〜26の端子Dに入力される信号を示して
いる。
図11のように、“0101011001101110
110100100111000・・”で表されるM系
列信号mを列電極駆動回路3および行電極駆動回路4に
出力する。上記のパターンはクロックck1の63クロ
ック周期で繰り返す。
で説明しているが、他の次数で構成するときは、表1に
基づいて図10の構成を変えればよい。表1は他の次数
のM系列を発生させる場合のM系列発生回路2を構成す
る際の指標になる係数表である。
路 列電極駆動回路3は、図12に示すように、ANDゲー
ト100、a個のDフリップフロップ101〜10a、
およびa個のアナログスイッチ111〜11aから構成
される。
回路1からX検出期間信号xdとM系列信号mが入力さ
れている。X検出期間信号xdはX座標検出期間に
“1”になり、ANDゲート100はM系列信号mを通
過させて、フリップフロップ101の入力端子Dに供給
する。フリップフロップ101〜10aはシフトレジス
タを構成しており、クロックck2に同期して入力され
たデータが右シフトしていく。各フリップフロップの出
力端子Qは次段のフリップフロップの入力端子Dと接続
されるとともにアナログスイッチ111〜11aの制御
端子Uにも接続されている。
子Uに“0”が入力されるとa側に接続され、“1”が
入力されるとb側に接続される。したがって、フリップ
フロップ101〜10aの出力が“0”の時にはa側に
接続されている電圧V0が、“1”の時にはb側に接続
されている電圧V1が列電極群6に印加される。シフト
レジスタには次々とM系列信号mがシフトされてくるの
で、M系列信号mに対応して電圧V0とV1の電位パタ
ーンが列電極群6に印加される。
に、ANDゲート120、b個のDフリップフロップ1
21〜12b、およびb個のアナログスイッチ131〜
13bから構成される。行電極駆動回路4の構成は列電
極駆動回路3とほとんど同一で、X検出期間信号xdが
Y検出期間信号ydになっているのと、駆動する電極が
列電極群6から行電極群7に代わっているだけである。
Y検出期間信号ydはY座標検出期間に“1”になる信
号で、この期間だけ行電極駆動回路4が動作する。
1は、jビットのn個のフリップフロップ(遅延手段)
31〜3n、各中間出力を加算する加算器(加算手段)
40・41、および2個の加算器出力の差分を計算する
減算器(減算手段)42から構成される。ただし、上記
nはM系列の繰り返し周期以上の個数であり、本実施の
形態ではnは63である。
doはフリップフロップ3nの端子Dに入力され、クロ
ックck1によって順次後段のフリップフロップにjビ
ットのデータがシフトされていく。相関演算器11の入
力端子(フリップフロップ3nの端子D)に印加された
デジタルデータをado(t)とすると、i番目のフリ
ップフロップの出力端子Qiに現れるデジタルデータは
ado(t−i)である。
M系列発生回路2の項目で示したように下記のように表
される。 {m1,m2,・・・・m63}={0,1,0,・・・1} …(11) 各フリップフロップの出力端子Qは、(11)式の
“1”に対応する端子が加算器40の入力端子に接続さ
れ、“0”に対応する端子が加算器41の入力端子に接
続される。
に対応しているので加算器41の入力端子に、フリップ
フロップ32はm2=1に対応しているので加算器40
の入力端子に接続される。このように接続すると、加算
器40と加算器41の出力S1およびS2は、以下の計
算結果から得られる。
1・S2は減算器42の入力端子に供給されており、減
算器42では、 d(τ)=S1−S2 =Σado{t−(2k −i)}×(2×mi−1)…(14) の計算を行い、d(τ)として出力する。
チャートを図16に示す。クロックck1とM系列初期
化パルスrmはタイミング発生回路1から出力される制
御信号で、フリップフロップ31〜3nに供給されてい
る。M系列初期化パルスrmはクロックck1の1周期
分だけ“1”となるパルスで、フリップフロップ31〜
3nの同期リセット端子Rに入力され、クロックck1
の立ち上がりのタイミングで全フリップフロップの内容
が“0”になり、各フリップフロップのQ端子出力ad
o(t−i)はすべて“0”になる(ただし、i=1〜
63)。
最も近接しているとすると、A/D変換器10を介した
電子ペン8からのデジタルデータado(t)は、図1
6の5段目のように列電極S3の電位変化によく似た波
形となる。フリップフロップ3nに入力されたデジタル
データado(t)はクロックck1に同期して右シフ
トしていく。
力はそれぞれ、図16の6段目から8段目のように、a
do(t−1)、・・・、ado(t−62)、ado
(t−63)と遅延したデータが現れる。もともと列電
極S3に印加された電圧はM系列信号m(t)から3ク
ロック分遅れた信号であるから、減算器42の出力には
M系列初期化パルスrmから1+63+3=67クロッ
ク遅れた位置でのみ“1”となる。これはM系列の自己
相関が時間差が0の時のみ“1”になる性質からくる。
電極との結合容量は図5のようになっているので、図1
6の電子ペン8のデジタルデータado(t)の出力波
形は空間的ローパスフィルタと等価な効果を受け、図1
7のように滑らかな波形となる。したがって、各フリッ
プフロップの出力ado(t−i)も滑らかな波形とな
る。この結果、減算器42から得られる出力d(τ)も
M系列初期化パルスrmから1+63+3=67クロッ
ク遅延した位置をピークとする滑らかな波形となる。こ
こで得られる出力d(τ)は(10)式で与えられる。
d(τ)には電子ペン8の増幅器82で発生するランダ
ムノイズのM系列変換されたものが含まれており、出力
d(τ)の成分はやはりあらゆる周波数成分を持つラン
ダムノイズになっている。出力d(τ)のランダム成分
が大きいとき、座標検出回路13でピークの位置τを見
つけるときに、検出誤差の劣化や誤検出につながってし
まう。
(τ)で表される座標信号成分は図6に掲げるように低
域周波数成分を多く持っており、第2項のランダムノイ
ズ成分は低域から高域周波数成分に広がった信号であ
る。したがって、h(τ)を主に通過させるローパスフ
ィルタを使用することでS/Nを向上させることができ
る。
F12は、m−1個のjビットのフリップフロップ51
〜5m−1、m個の乗算器61〜6m、および加算器7
0を有する。
後段の入力端子Dに接続され、フリップフロップ5m−
1の入力端子Dには相関演算器11の出力d(τ)が供
給される。また、各フリップフロップには、タイミング
発生回路1からのクロックck1とM系列初期化パルス
rmが供給される。
リップフロップ51〜5m−1の出力端子Qが接続され
る。また、乗算器6mの入力端子Dには出力d(τ)が
入力される。乗算器61〜6mの入力端子Kにはあらか
じめ定められた定数k1 〜km が入力される。乗算器6
1〜6mは、それぞれ、 S=D×K ……………(15) で表される乗算結果を出力する。
算器70の入力端子と接続されているので、加算器70
はそれらの和を計算しds(τ)として出力する。その
結果ds(τ)は、 ds(τ)=Σd(τ−i)×km-i ……………(16) で表される。ただし、i=0〜m−1である。
掲げる係数を与えると、LPF12はマッチドフィルタ
となり、S/Nを最大にとることができる。だたし、j
=1〜mである。 kj=Csj/(Cs1+Cs2+・・・+Csa) …………(17) なお、回路規模を極力小さくするため、係数kjが小さ
いところは無視して回路を構成してもよい。
数の指標例を表2を示す。各係数kjを0.1 、0.2 、0.
4 、0.2 、0.1 とすると、動作タイミングチャートは図
19の最下段のようになる。すなわち、LPF12の出
力ds(τ)は、M系列初期化パルスrmから1+63
+3+2=69クロック遅れた位置にピークをもつ波形
となる。なお、図19の61Dないし65Dは、乗算器
61〜65の入力端子Dに入力される信号を示してい
る。
タとすると、相関演算器11からの出力d(τ)のS/
Nを最大にすることができる。また、理想的なマッチド
フィルタを使用したとき、電子ペン8が座標入力パネル
基板5の端を指示したときでも出力ds(τ)はτに対
して対象な形となる関数になる。したがって、座標決定
する際にパルスとして検出し易く、ノイズや検出出力の
変動に対して安定な座標検出を行うことができる。
例を示したが、全体としてローパスフィルタの機能を果
たせば、回路規模を削減するため係数kjを“1”や
“0”といった単純な係数にしてもよい。また、このL
PF12の構成は上記FIR(有限インパルス)型だけ
ではなく、IIR(無限インパルス)型にすることもで
きる。この場合、さらに回路規模を削減し、なおかつS
/Nの改善効果を発揮することも可能である。
び図21のタイミングチャートに基づいて説明する。座
標検出回路13は、同期リセット端子R付jビットのフ
リップフロップ71・72、リセット端子Rおよびイネ
ーブル端子EN付のnビットのフリップフロップ73・
74・75、比較器76、同期リセット端子R付kビッ
トアップカウンタ77、イネーブル端子EN付のkビッ
トフリップフロップ78、および補正回路(補正手段)
79を有する。
初期化パルスrmが供給されると、フリップフロップ7
1ないし75とアップカウンタ77とがリセットされ、
すべての出力端子Qからの出力は“0”となる。フリッ
プフロップ74の出力端子Qは比較器76の入力端子a
に、フリップフロップ71の出力端子Qは比較器76の
入力端子bに接続されているので、比較器76の出力端
子a<bからは“0”が出力される。したがって、フリ
ップフロップ73・74・75・78のイネーブル端子
ENが“0”となり、イネーブル状態となる。
ロップ71・73の入力端子Dに供給されているので、
クロックck1に同期してフリップフロップ71・72
にデータがシフトしていく。フリップフロップ71の出
力端子Qには出力ds(τ)の1クロック周期だけ遅延
したデータが出力され、比較器76の入力端子bに入力
されている。フリップフロップ74は“0”を出力して
おり、比較器76の入力端子aに入力しているので、フ
リップフロップ71が“0”より大きくなるまで、比較
器76の出力は“0”を保っている。
プ71の出力71Q(b)が“0”より大きくなると、
比較器76の出力76a<b(EN)は“1”になり、
クロックck1の次の立ち上がりのタイミングで、フリ
ップフロップ73ないし75をイネーブルにして、フリ
ップフロップ73はds(τ)を、フリップフロップ7
4はds(τ−△t2 )を、フリップフロップ75はd
s(τ−2×△t2 )のデータをラッチする。
パルスrmでリセットされた後、クロックck1によっ
てカウントアップしており、比較器76の出力76a<
b(EN)が“1”になると、アップカウンタ77の後
段に接続されたフリップフロップ78のイネーブル端子
ENも“1”になり、イネーブルとなってアップカウン
タ77のデータをラッチしてデータADRとして補正回
路79に出力する。
よりフリップフロップ71のデータds(τ−△t2 )
が大きくなると、上述するように比較器76の出力が
“1”になり、フリップフロップ73ないし75のデー
タとフリップフロップ78のカウントデータが更新され
ていく。もし、フリップフロップ74に記憶されている
データより、フリップフロップ71のデータds(τ−
△t2 )が小さくなると、比較器76は再び“0”にな
り、フリップフロップ73ないし76はディセーブルと
なって、データを更新せず以前のデータを保持したまま
となる。
s(τ)の最大値M2=ds(τma x )はフリップフロ
ップ74に、その直前のデータM3=ds(τmax −△
t2)はフリップフロップ75に、またその直後のデー
タM1=ds(τmax +△t2 )はフリップフロップ7
3に保持され、補正回路79に供給される。また、同時
に、最大値M2が取り込まれたタイミングとして、アッ
プカウンタ77の値が座標値としてフリップフロップ7
8に保持され、データADRとして補正回路79に供給
される。
3のデータを代入することによって、入力されたデータ
ADRを補正して、さらに精度の高いk+αビットの出
力PADRを出力する。すなわち、出力PADRは、 PADR=ADR+(M3−M1)/(2×M2−M1−M3)/2 ……………(18) と補正される。
倍器90、減算器91・92、加算器93・94、除算
器95、1/2倍器96により構成できる。なお、2倍
器90および1/2倍器96は結線によるビットシフト
で構成してもよい。
ことで、(18)式に基づいて正確なピーク位置を検出
することができる。特に、LPF12にマッチドフィル
タを採用すると、LPF12の出力ds(τ)はτにつ
いて対象な関数となるので、(18)式の2次曲線補完
による検出精度はさらに向上する。
イミングチャートに基づいて説明する。出力回路14
は、k+αビットのイネーブル端子EN付フリップフロ
ップ97・98、およびコンピュータ15とのインター
フェース99を有する。
ル端子ENには、制御信号xenおよび制御信号yen
がぞれぞれ入力される。制御信号xenは、タイミング
発生回路1から供給され、座標検出期間Tdと周期を同
じくしてX座標検出期間Txの最後に発生するパルスで
ある。制御信号yenはタイミング発生回路1から供給
され、座標検出期間Tdと周期を同じくしてY座標検出
期間Tyの最後に発生するパルスである。
信号mで駆動され、電子ペン8に静電誘起した信号を相
関演算器11で検出した後、LPF12を介し、信号の
ピーク位置を座標検出回路13が計算をする。この一連
の動作が完了すると、座標検出回路13の出力PADR
には検出したX座標が確定している。出力PADRはフ
リップフロップ97の入力端子Dに入力されており、制
御信号xenは出力PADRが確定した後“1”とな
り、フリップフロップ97にその値が記憶され、X座標
値XADRとしてインターフェース99に出力される。
信号mで駆動され、電子ペン8に静電誘起した信号を相
関演算器11で検出した後、LPF12を介し、信号の
ピーク位置を座標検出回路13が計算をする。この一連
の動作が完了すると、座標検出回路13の出力PADR
には検出したY座標が確定している。出力PADRはフ
リップフロップ98の入力端子Dに入力されており、制
御信号yenは出力PADRが確定した後“1”とな
り、フリップフロップ98にその値が記憶され、Y座標
値YADRとしてインターフェース99に出力される。
9には、RS(Recommanded Standard) 232CやGP
IB (汎用インターフェイスバス) などの各種規格に基
づく方法や、コンピュータ15の入出力バスに直結する
方法がある。
置は、M系列発生回路2から発生させたM系列信号mを
行電極や列電極に順次印加することによって、電子ペン
8に電圧を誘起させ、その検出電圧とM系列信号mとの
相関を取る構成である。つまり、走査信号としてある周
期を持った信号、すなわち、常に電位が変化するM系列
信号mを利用して相関演算を行うことによって、座標検
出を行っている。
間的に散らばっていた信号エネルギーを圧縮して一点に
集めることができる。言い換えれば、信号のエネルギー
密度が高くなる。このとき、必要な検出信号に対しては
時間的に分散した信号エネルギーを集め、ランダムノイ
ズのような他の妨害信号に対しては信号エネルギーを集
めないといった効果があるので、飛躍的に検出信号のS
/Nを向上させることが可能となる。
列電極をドライブすることができる。これにより、座標
入力装置の携帯化が進む中での低電圧化の要求にも応じ
ることが可能となる。また、光学的な高開口率を持つ細
い行電極や列電極を有する液晶パネル、プラズマディス
プレイ、およびELに対してでも、実用に耐える座標検
出ができる座標入力装置を提供することが可能となる。
さらに、座標検出専用に行電極や列電極の電極幅を十分
にとると、平面的な座標だけでなく、検出電圧を大きさ
を評価することで高さ方向の座標も精度良く検出するこ
とが可能となる。
ついて図25ないし図31に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態
の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
子ペンで座標を検出する代わりに指や金属ケースを先端
に持つコードレスペンで指示した座標を検出する構成で
ある。
は、実施の形態1の列電極駆動回路3、行電極駆動回路
4、および電子ペン8の代わりに列電極駆動回路17、
行電極駆動回路18、および指16を備えるとともに、
アナログスイッチ20と増幅回路19を加えた構成であ
る。
18は、前記列電極駆動回路3および行電極駆動回路4
に検出出力機能が付加されたものである。増幅回路19
は、図29に示すように、増幅器192、入力容量19
3、および入力抵抗194からなる。これは、実施の形
態1の電子ペン8内の増幅器82、入力容量83、およ
び入力抵抗84とそれぞれ同じものである。また、指1
6は、それ以外に金属片などの導電体としてもよい。
行電極駆動方法は実施の形態1と同じであるが、信号を
検出する電極として電子ペン8の検出電極81の代わり
に、行電極群7または列電極群6を利用することにな
る。すなわち、列電極群6をM系列信号mで駆動してい
るX座標検出期間Txには、行電極群7が検出電極とし
て動作し、アナログスイッチ20と増幅回路19を介し
て、検出回路9に検出信号が供給される。逆に、行電極
群7をM系列信号mで駆動しているY座標検出期間Ty
には、列電極群6が検出電極として動作し、アナログス
イッチ20と増幅回路19を介して、検出回路9に検出
信号が供給される。
図27に行電極駆動回路18の構成例を示す。また、こ
れらの動作を図28のタイミングチャートを参照して説
明する。
極駆動回路3のDフリップフロップ101〜10aをリ
セット端子R付のフリップフロップ101’〜10a’
とし、アナログスイッチ110を加えた構成である。ま
た、行電極駆動回路18は図13の行電極駆動回路4の
Dフリップフロップ121〜12bをリセット端子R付
のフリップフロップ121’〜12b’とし、アナログ
スイッチ130を加えた構成である。
xdが“1”で、列電極駆動回路17におけるアナログ
スイッチ110はb側に接続される。アナログスイッチ
111〜11aの端子aには電圧V0が印加されるの
で、図12の列電極駆動回路3と全く同等の機能を果た
す。
で、行電極駆動回路18におけるアナログスイッチ13
0はa側と接続される。また、アナログスイッチ131
〜13bはa側に接続されており、結線を通じて行電極
群7は全てショートされ、アナログスイッチ130の端
子cに接続されている。
rmが入力されるとフリップフロップ121’〜12
b’はリセットされて全て“0”にセットされる。Y検
出期間信号ydはX座標検出期間Txの間は“0”であ
るからANDゲート120の出力は常に“0”を出力
し、フリップフロップ121’〜12b’はクロックc
k2が入力されても“0”を保持したままとなる。
は全てショートされ行電極群7に誘起された電圧は出力
xsigとして行電極駆動回路18から前記アナログス
イッチ20の端子bに供給される。アナログスイッチ2
0の制御端子UにはX検出期間信号xdが印加されてお
り、X座標検出期間Txには“1”であるのでアナログ
スイッチ20はb側に接続しており、行電極駆動回路1
8からの出力xsigは増幅回路19の入力端子に供給
される。
7と行電極駆動回路18とが上記と逆の動作を行う。こ
れにより、アナログスイッチ20はa側に接続され、列
電極駆動回路17からの出力ysigは増幅回路19の
入力端子に供給される。
べての行電極が行電極駆動回路18とアナログスイッチ
20を介して増幅回路19に接続されている状態の等価
回路で、指を近づけて位置を指示したときの電気的結合
状態を示す。
されており、列電極Siは行電極Gjとの結合容量を介
して増幅器192の入力端子に接続されている。また、
指16と列電極Siとは結合容量Csyiで、指16と
全行電極とは結合容量Cgyで静電結合している。
を座標入力パネル基板5から遠ざけたときは、結合容量
CsyiとCgyとは非常に小さい値となる。したがっ
て、列電極と行電極との結合容量は、Csgi=ΣCs
gij(Σはjについて総和をとる)とすると、列電極
と行電極の交差構造が座標入力パネル基板全域にわたっ
て均一であれば、Csg1=Csg2= … =Csg
7となる。この場合、結合分布関数h(τ)は図31
(a)に示すように平坦になる。
づけると、列電極から出ている電気力線はその一部が指
16の方に吸い寄せられ、結果として指16と列電極S
iとの結合容量Csyiは大きくなり、指16の近くに
配置する結合容量Csgiは小さくなる。したがって、
このときは静電結合分布関数h(τ)は、図31(b)
に示すように、指16がある位置に対応する結合容量C
sgiが極小値を持つ。
される検出電圧vdは、増幅回路19の入力容量Cdの
効果により、 vd=(Csg1×s1+Csg2×s2+・・+Csga×sa) /(Csg1+Csg2+・・+Csga+Cd) ……(19) と表される。
Csgij=Csgjとすると、増幅器192の入力端
子に誘起する検出電圧vdは、 vd=(Cgs1×g1+Cgs2×g2+・・+Cgsb×gb) /(Cgs1+Cgs2+・・+Cgsb+Cd) ……(20) となる。
及び(9)式と同様の形式であり、検出回路9の動作に
ついては、座標検出回路13の機能が最大値M2を求め
る変わりに最小値M2’を求めるように構成を変更すれ
ばよいだけで、他の動作原理は実施の形態1と同じであ
る。
置は、自己相関関数がパルス的なM系列信号を用い相関
検出を行うことにより、指16やコードレスペンによる
座標検出を行う構成である。この構成では、指16など
をパネル基板に近接させるとその付近の行電極と列電極
との結合が小さくなるが、その変化が非常に小さいの
で、検出できる電圧のレベルが非常に小さい。本実施の
形態ではこのような小さい検出信号でもM系列信号mを
用い相関検出を行うことによって、従来の手法に比較し
て、高いS/N比を得ることができる。
源電圧で行電極あるいは列電極をドライブすることがで
きる。また、光学的な高開口率を持つ細い行電極や列電
極を有する液晶パネル、プラズマディスプレイ、および
ELに対してでも、実用に耐える座標検出ができる座標
入力装置を提供することができる。さらに、座標検出専
用に行電極や列電極の電極幅を十分にとると、平面的な
座標だけでなく、検出電圧を大きさを評価することで高
さ方向の座標も精度良く検出することが可能となる。
ついて図32および図33に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態
の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
入力とペン入力が同時に入力できるように構成されてい
る。上記座標入力装置は、実施の形態2の構成に、電子
ペン8と電子ペン8が指示する位置を検出する検出回路
9’とを付加している。検出回路9’は検出回路9と同
じ構成である。
ャートである。指入力については実施の形態2と同じ動
作をし、電子ペン8によるペン入力は実施の形態1と同
じ動作をする。このとき、電子ペン8による検出の際に
は、指16による検出の際の列電極信号をX座標検出の
ために、行電極信号をY座標検出のために共用する。
置は、走査信号を共用化することで、指入力時とペン入
力時とで、行電極群7、列電極群6、M系列発生回路
2、行電極駆動回路18、および列電極駆動回路17を
共通の構成要素として利用しているので、簡単な構成と
することができる。また、検出回路9’を並列的に付加
することで高速に座標入力ができる。
ついて図34ないし図36に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態
の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
施の形態3をさらに進化させ、指入力の座標検出動作と
ペン入力の座標検出動作を時分割動作させることで、検
出回路をも共用化するものである。
に、実施の形態2の構成にアナログスイッチ30を加え
るとともに、出力回路14を出力回路14’に変更す
る。
0は、指16あるいは電子ペン8によって検出された検
出信号を選択的に検出回路9に入力させるためのもので
ある。
出力回路14’は、k+αビットのイネーブル端子EN
付フリップフロップ140ないし143、およびコンピ
ュータ15とのインターフェース99を有する。ここで
は、検出座標として指の指示位置であるXADRYBと
YADRYB、電子ペン8の指示位置であるXADRP
とYADRPをラッチする。
トを用いて説明する。座標検出期間Tdは検出サイクル
で、指座標検出期間Tdybとペン座標検出期間Tdp
enから構成される。
イッチ30の制御端子Uにタイミング発生回路1から供
給される指検出期間信号ybが“1”となって入力さ
れ、アナログスイッチ30はb側が接続されて指座標検
出動作モードになる。すなわち、増幅回路19の出力が
検出回路9に入力される。指座標検出期間Tdybにお
ける検出回路9の動作は実施の形態2と同じである。た
だし、出力回路14’は制御信号ybxenとybye
nとによって制御されて、それぞれ座標検出回路13の
出力PADRから、所定のタイミングで指16のX座標
XADRYBをフリップフロップ140に、Y座標YA
DRYBをフリップフロップ141にラッチする。
検出期間信号ybが“0”となりアナログスイッチ30
はa側に接続されて電子ペン座標検出動作モードにな
る。すなわち、電子ペン8の出力が検出回路9に供給さ
れる。ペン座標検出期間Tdpenにおける検出回路9
の動作は実施の形態1と同じである。ただし、出力回路
14’は制御信号penxenとpenyenとによっ
て制御されて、それぞれ座標検出回路13の出力PAD
Rから、所定のタイミングで電子ペン8のX座標XAD
RPをフリップフロップ142に、Y座標YADRPを
フリップフロップ143にラッチする。
置は、アナログスイッチ30を設けることによって指入
力時とペン入力時とで検出回路9を共用化して、座標検
出を行う構成である。これにより、座標入力装置の回路
規模を大幅に削減することができる。また、座標検出期
間Tdを指座標検出期間Tdybとペン座標検出期間T
dpenとに分けて時分割動作をさせて座標検出を行っ
ているので、指入力とペン入力とを同時に行うことが可
能となる。
ついて図37ないし図40に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態
の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
FT(薄膜トランジタ)液晶表示装置に実施の形態4の
指入力および電子ペン入力機能を付加したもので、TF
T液晶パネルの行電極群、列電極群、行電極駆動回路、
および列電極駆動回路を共用化している。
入力パネル基板5がTFT液晶表示パネル(表示手段)
5’に置き代わるとともに、表示制御回路(表示制御手
段)201および切り替え回路(切り替え手段)202
が付加されている。
T基板203、対向基板205、および対向基板205
の上に形成された透明な対向電極204から構成され
る。TFT基板203の対向電極204側には行電極群
7および列電極群6が互いに交差するように配置され、
その交点にはTFT(スイッチング素子)206が配置
される。TFT206のゲートは行電極と接続され、ソ
ースは列電極と接続され、ドレインは画素電極207に
接続されている。列電極群6は列電極駆動回路17に接
続され、行電極群7は行電極駆動回路18に接続されて
いる。画素電極207と対向電極204との間には液晶
が封入されている。
報処理装置)15から出力された画像データを、TFT
液晶表示パネル5’を表示デバイスとして駆動する制御
信号および画像データに変換する。表示制御回路201
は切り替え回路202の一方の入力端子に接続されてお
り、後述する表示期間Tdspには表示制御回路201
の出力を行電極駆動回路18と列電極駆動回路17とに
供給する。また、M系列発生回路2は切り替え回路20
2のもう一方の入力端子に接続されており、座標検出期
間TdにはM系列発生回路2の出力を行電極駆動回路1
8と列電極駆動回路17とに供給する。
チャートである。なお、表示期間Tdspにおける、T
FT液晶の表示駆動方法についてはよく知られているの
で、表示についての動作は省略している。
作サイクルTcは、表示期間Tdspと座標検出期間T
dから構成される。システム動作サイクルTcは垂直同
期信号Vdに、表示期間Tdspおよび座標検出期間T
dは検出期間信号detにそれぞれ制御される。表示期
間TdspにはTFT液晶表示パネル5’が表示動作モ
ードになり、座標検出期間TdにはTFT液晶表示パネ
ル5’が指入力や電子ペン入力をする座標入力デバイス
として動作する。また、座標検出期間Tdは実施の形態
4と同様に、指座標検出期間Tdybとペン座標検出期
間Tdpenからなる。
機能と座標入力機能とを両立させるためには、以下に説
明するように、TFT206に印加する電圧の工夫が必
要となる。
を示す。表示期間Tdspには、列電極S1によって1
行分の表示輝度に対応する電圧がTFT206に印加さ
れる。それと同時に水平クロック信号chと同期して、
行方向に順次行電極G1ないしGbが走査される。それ
によって、各行電極に接続されるTFT206がONと
なって、列電極S1の表示データに対応する電圧が画素
電極207を介して液晶に充電される。なお、図40で
は、画素電極P1bは1列b行目の画素電極を意味す
る。このようにして、すべての画素に充電を完了する。
Vf0とする。これらの電圧は、図39に示すTFT2
06のドレイン電流対ゲート電圧特性により、TFT2
06のゲートにゲート電圧Vnを印加すればTFT20
6はON状態、またカットオフ電圧−Vf0を印加すれ
ばOFF状態となるものである。
や電子ペン8の座標を検出するためのM系列信号mを列
電極群6や行電極群7に印加するが、このときにTFT
206がONしないように電位を決定しなければならな
い。これは、座標検出期間TdにTFT206がONす
ると、表示期間Tdspに液晶に充電した画像データが
放電して失われてしまうからである。
検出期間Txには、列電極群6の電位(例えば、図26
のV0およびV1)を0〔V〕とVs1とし、行電極群
7はすべて−Vf0にする。また、行電極群7を走査す
るY座標検出期間Tyには、すべての列電極群6を0
〔V〕にして、行電極群7の電位(例えば、図27のV
0およびV1)を−Vf0と−Vf1に選ぶ。ここで、
Vs1、−Vf0、および−Vf1は、図39に示すよ
うに、TFT206がONしない電位である。
走査することが可能となる。このとき、X座標検出期間
Txには行電極群7に接続する増幅回路19の入力バイ
アスは−Vf0に、またY座標検出期間Tyには列電極
群6に接続する増幅回路19の入力バイアスは0Vにす
るのは言うまでもない。
には行電極群7あるいは列電極群6に印加されたM系列
信号mに起因して列電極群6あるいは行電極群7に誘導
電圧が誘起され、電子ペン8を使用した場合にはその検
出電極に誘導電圧が誘起される。検出回路9はこれら検
出信号とM系列信号mとの相関をとり、適当なLPF1
2でノイズを除去し、指16あるいは電子ペン8の指示
座標を検出する。
に入力され、これら座標値に基づいてTFT液晶表示パ
ネル5’上における指16あるいは電子ペン8の先端位
置に点画像を表示するための表示データ信号が生成され
て表示制御回路201に入力される。その結果、タイミ
ング発生回路1の制御に基づいた切り替え回路202に
より表示制御回路201が選択され、その後列電極駆動
回路17および行電極駆動回路18の動作によってTF
T液晶表示パネル5’上における指16または電子ペン
8の先端位置に点画像が表示される。
置は、M系列信号による相関検出手法を適用して座標検
出を行うとともに、表示機能も備えた構成である。この
とき、相関演算を行うことにより高いS/Nを得ること
ができるので、電極を極端に狭くして開口率を大きくし
た表示デバイスの場合でも、検出精度が高くかつ検出ス
ピードも速くすることが可能となる。また、座標検出期
間を極力短く設定しても表示に影響を与えることもな
い。さらに、時分割で表示と座標検出とを行うことによ
って、表示デバイスの構造や駆動回路を座標検出のもの
と共通に利用しているので、構成を簡単にすることがで
きる。この結果、透過率が高く視認性がよく、軽量薄型
で安価な表示一体型の座標入力装置を提供することがで
きる。
TFT液晶パネルの例で説明したが、他のSTN液晶パ
ネルやMIM型液晶パネル、ELパネル、およびプラズ
マディスプレイなどの、表示をするために電圧を印加す
る電極群とその電極群を駆動するシフトレジスタとを、
表示と座標入力のために共用できる構成のものは、上記
同様にM系列信号による相関検出手法を適用することが
できる。
は、列電極群が配置された透明基板と、この透明基板に
対向して設けられ行電極群が配置された透明基板とを備
え、2つの透明基板の間に液晶を挟入して、列電極群と
行電極群の実効的印加電圧で液晶の光学的性質を制御す
る構成となる。この構成によれば、行および列電極群の
交差する領域で画素が形成される。そして、列電極群を
アクティブにして画素マトリクスの行を選択する一方、
行電極群に表示データに応じた信号を出力することによ
って、液晶表示が行われる。
通常、表示の開口率をあげるため、列電極群と行電極群
が交差して液晶を挟入する面積をできるだけ大きくとる
ので、ペンとの電気的結合が、近接する表側の電極群と
は大きな結合となるが、反対側の電極群は表側の電極群
のすきまを通して結合するため非常に小さい結合となっ
ている。しかしながら、この場合でも本実施の形態の座
標入力装置は、M系列信号による相関検出により、低い
電圧駆動でも精度の高い検出信号を得ることができる。
列信号mを用いたが上記信号に限られることはなく、
(7)式を満足するような、自己相関関数がパルス的な
PN系列( Pseudo random noise )であればなんでもよ
い。このPN系列には2値関数とアナログ関数とがあ
る。
列、バーカーコード、フランクコード、および相補系列
コードなどがあり、これらを使ってもよい。しかしなが
ら、M系列はτ=0以外の特性がすなおでありS/Nが
よいので、M系列の方が望ましい。また、2つのM系列
を合成することによって形成されるGold系列などに
比べて、M系列は図10のように構成が単純で回路規模
が小さくなるというメリットがある。
およびホワイトノイズ信号を利用することができる。な
お、アナログ関数の場合は次の実施の形態6で詳細に説
明する。
(7)式を満足する他の関数を採用したとき、検出回路
9における相関演算器11も採用した関数に対応する回
路にしなければならない。しかし、相関演算器11は積
和演算なので、図18に基づいて容易に構成することが
できる。この場合もM系列のような2値系列を使用する
と、相関演算器11の回路構成は、積の係数が±1の積
和であるため回路規模は小さく、また高速に演算するこ
とができる。
ついて図41ないし図46に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態
の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記
し、その説明を省略する。
ナログ方式で相関演算を行うことによって座標検出を行
う構成である。
は、実施の形態4のM系列発生回路2、行電極駆動回路
17、および列電極駆動回路18の代わりにホワイトノ
イズ発生回路2’、行電極駆動回路17’、および列電
極駆動回路18’を配置するとともに、検出回路9内に
A/D変換器10’を付加している。
ノイズnを発生させ、それを行電極駆動回路17’ある
いは列電極駆動回路18’と、A/D変換器10’とに
供給する。このとき、ホワイトノイズ発生回路2’に初
期化パルスを供給する必要はない。
駆動回路18’はアナログ遅延方式となっており、、ホ
ワイトノイズnを順次行電極および列電極にそれぞれ遅
延させる。
スイッチ30の出力と、ホワイトノイズ発生回路2’と
のデジタル相関をとるために、ホワイトノイズnはA/
D変換器10’でデジタル信号に変換してから相関演算
器11’に入力している。
成例を示す。ホワイトノイズ発生回路2’は、ツェナー
ダイオード170、抵抗器171、コンデンサ172、
増幅器173、およびLPF174からなる。抵抗器1
71はツェナーダイオード170に流れる電流を制限す
る抵抗である。ツェナーダイオード170で発生したノ
イズはコンデンサ172で直流成分が除去された後、増
幅器173で増幅され、LPF174に入力されて、所
定の帯域幅のホワイトノイズnとして出力される。
電極駆動回路18’の構成例を示す。これらの駆動回路
は、入力バッファアンプ180、CCD181、CCD
181各段の出力をバッファするCCD出力バッファア
ンプ182、およびスイッチング素子群183からな
る。
ールドしてシフトしていく働きがあるので、図46の回
路は全体として、中間タップ付きのアナログ遅延素子と
して動作する。
スイッチング素子群183はタイミング発生回路1から
出力されるX検出期間信号xdあるいはY検出期間信号
ydに制御されて右側に切り替わり、列電極群6あるい
は行電極群7に接続される。
動回路18’を駆動し、ホワイトノイズ発生回路2’か
ら供給されたホワイトノイズnが入力バッファアンプ1
80を介してCCD181に入力され電荷量に変換され
る。一方、CCD181にはタイミング発生回路1より
クロックck1が供給されており、このクロックck1
に同期して、変換された電荷がCCD181の中を転送
していく。CCD181は各段に保持している電荷量を
電圧に変換して出力するタップがあり、このタップに接
続されているCCD出力バッファアンプ182でバッフ
ァされてスイッチング素子群183を介して列電極に出
力される。一方、Y座標検出期間Tyには行電極駆動回
路17’を駆動して、上記同様に、遅延したホワイトノ
イズnを順次行電極に出力する。
極駆動回路18’におけるスイッチング素子群183は
左側に切り替わりアナログスイッチ20に接続され、行
電極駆動回路17’におけるスイッチング素子群183
は右側に切り替わり行電極に接続される。一方、Y座標
検出期間Tyには、逆に列電極駆動回路18’における
スイッチング素子群183は列電極に接続され、行電極
駆動回路17’におけるスイッチング素子群183はア
ナログスイッチ20に接続される。
2’や駆動回路をアナログ素子で構成することで、座標
入力装置を簡単な構成とすることができる。これによ
り、回路規模を削減しかつ高精度な座標入力装置を構成
することが可能となる。
算器11は加減算器で構成されているが、DSP(Digi
tal Signal Processor) やCPU(Central Processing
Unit) で相関処理を行ってもよい。また、相関演算器は
デジタル方式だけでなく、図41に示すように電子ペン
8(あるいは指など)からの出力をA/D変換をする前
にアナログ方式で処理する相関演算器11’としてもよ
い。図44の構成に相関演算器11’を適用すると、さ
らに検出回路9の回路規模を簡単にすることができる。
ように、バッファアンプ150、CCD151、バッフ
ァアンプ群152、各積係数に対応したインピーダンス
素子153、オペアンプ154・155・156、帰還
インピーダンス素子157・158とからなる。なお、
請求項14に記載のアナログ遅延手段はバッファアンプ
150、CCD151、およびバッファアンプ群152
に対応し、増幅手段はオペアンプ154・155・15
6および帰還インピーダンス素子157・158に対応
する。
ナログ出力をクロックck1に同期して右にシフトさせ
る。CCD150の中間タップ出力はそれぞれバッファ
アンプ群152の各アンプに入力される。バッファアン
プ群152の各出力には、Z1〜Znで表される入力抵
抗を持つインピーダンス素子153が接続されている。
式のaiの符号が正のときはオペアンプ155のマイナ
ス端子に入力し、負の時はオペアンプ154のマイナス
端子に接続する。すると、オペアンプ156の出力d
(τ)は、 d(τ)=Σvd(t−△t2 ×i)×ai ……………(21) で表される。なお、Ziは任意の入力抵抗、Z0は帰還
インピーダンス素子157・158の帰還抵抗である。
S構成とし、インピーダンス素子をコンデンサとする
と、常時不要な定常電流を消費しないのでよい。
を図43に示す。オペアンプ154はPchMOSトラ
ンジスタTR1〜TR3、NchMOSトランジスタT
R4〜TR6、ダンピング抵抗Rc1・Rc2、位相補
償抵抗Rc3、および位相補償コンデンサCcから構成
される。
3ケ直列に接続した構成と等価で、オペアンプ154の
入力端子と出力端子は電源電圧Vddの半分の電位Vd
d/2付近でアナログアンプとして動作する。帰還抵抗
Z0はコンデンサC2、入力抵抗Z1はコンデンサC1
で形成され、スイッチSW1がONでスイッチSW2と
スイッチSW3がOFFの時、伝達関数は Vout/Vin=C1/C2 ……………(22) となる。
てはバイアスが決定されないので、最初にリフレッシュ
制御端子RFRにパルスを印加することでスイッチSW
1及びSW2をショートし、スイッチSW3をオープン
にすることで、コンデンサC1およびC2の電荷を放電
する。放電後はVin=Voutを初期値として動作す
るので、帰還抵抗Z0にコンデンサC2を適用しても動
作バイアスが確定する。動作状態ではスイッチSW3を
ショートにしスイッチSW1およびSW2はオープンに
制御する。
て、積算がインピーダンス素子の値で決定でき、構成が
簡単で高速に動作し、しかも消費電流が少ないので、座
標入力装置付携帯型情報機器を構成する際に有利であ
る。
11’の構成として、オペアンプによるアナログニュー
ロ構成以外に、SAW(Surface Acoustic Wave)素子を
用いても同様の効果が得られる。
の座標入力装置は、基板上に所定間隔で配列された第1
電極群と、該第1電極群とは絶縁されると共に交差して
所定間隔で配列された第2電極群と、自己相関関数がパ
ルス的な疑似ランダム信号を発生する疑似ランダム信号
発生手段と、上記疑似ランダム信号に対応した電圧を第
1電極群の各電極に順次印加する第1順次駆動手段と、
上記疑似ランダム信号に対応した電圧を第2電極群の各
電極に順次印加する第2順次駆動手段と、上記第1ある
いは第2電極群と静電結合して、上記第1および第2電
極群上の座標位置を指示する指示手段と、該指示手段か
ら出力される検出信号と上記疑似ランダム信号発生手段
で発生した疑似ランダム信号との相関をとる相関検出手
段と、該相関検出手段で検出された検出信号の極値とな
る時間差を求め、該時間差に対応する座標値を指示座標
として出力する座標出力手段とを有する構成である。
群の各々の電極が同時に電位変化をおこしており、相関
をとることで効率良くエネルギーを集めることと等価に
なるので、ノイズの少ない良好な座標信号が得られる。
その結果、指示手段とパネル基板との距離が離れていて
も、また、高速に走査しても良好な座標検出精度が得ら
れるという効果を奏する。
に所定間隔で配列された第1電極群と、該第1電極群と
は絶縁されると共に交差して所定間隔で配列された第2
電極群と、自己相関関数がパルス的な疑似ランダム信号
を発生する疑似ランダム信号発生手段と、上記疑似ラン
ダム信号に対応した電圧を第1電極群の各電極に順次印
加する第1順次駆動手段と、上記疑似ランダム信号に対
応した電圧を第2電極群の各電極に順次印加する第2順
次駆動手段と、上記第1あるいは第2順次駆動手段によ
り駆動された電極群と静電結合することによって、駆動
されていない電極群とも静電結合して、上記第1および
第2電極群上の座標位置を指示する指示手段と、上記駆
動されていない電極群で誘起された検出信号と上記疑似
ランダム信号発生手段で発生した疑似ランダム信号との
相関をとる相関検出手段と、該相関検出手段で検出され
た検出信号の極値となる時間差を求め、該時間差に対応
する座標値を指示座標として出力する座標出力手段とを
有する構成である。
もう一方の電極に誘起する電圧を検出するので、結合が
小さく検出信号も非常に小さいが、相関をとることで効
率良くエネルギーを集めることと等価になり、ノイズの
少ない良好な座標信号が得られる。その結果、指や操作
性を損なうコードがない電池レスのペンでの入力が可能
になる。また、これらの指示手段とパネル基板との距離
が離れていても良好な座標検出精度が得られるという効
果を奏する。
2に記載の構成に加えて、上記第1あるいは第2電極群
と静電結合して、上記第1および第2電極群上の座標位
置を指示する他の指示手段と、該他の指示手段から出力
される検出信号と上記疑似ランダム信号発生手段で発生
した疑似ランダム信号との相関をとる他の相関検出手段
と、該他の相関検出手段で検出された検出信号の極値と
なる時間差を求め、該時間差に対応する座標値を指示座
標として出力する他の座標出力手段とを有する構成であ
る。
高速に2つの指示手段による座標入力が可能となるとい
う効果を奏する。
2に記載の構成に加えて、上記第1あるいは第2電極群
と静電結合して、上記第1および第2電極群上の座標位
置を指示する他の指示手段と、該他の指示手段から出力
される検出信号と、上記駆動されていない電極群で誘起
された検出信号とを上記相関検出手段に選択的に入力す
るスイッチング手段とを有する構成である。
さらに簡単な構成で2つの指示手段による高精度の座標
入力が可能となるという効果を奏する。
4に記載の構成に加えて、上記スイッチング手段が2つ
の検出信号の選択を時分割で行う構成である。
号を時分割で選択しているので、同時に2つの指示手段
による座標検出が可能となるという効果を奏する。
1ないし5のいずれかに記載の構成に加えて、上記座標
出力手段から出力された指示座標を受けてアプリケーシ
ョンプログラムを駆動して表示データを発生する情報処
理装置と、該情報処理装置から出力される表示データに
基づいて第1あるいは第2順次駆動手段を駆動する制御
信号を発生する表示制御手段と、該表示制御手段からの
制御信号と、上記疑似ランダム信号発生手段からの疑似
ランダム信号とを時分割で選択する切り替え手段と、上
記第1および第2電極群を用いて液晶表示を行う表示手
段とを備え、上記切り替え手段にて制御信号が選択され
た表示期間には、第1あるいは第2順次駆動手段からの
電気信号によって、液晶の光透過率を制御して画像を表
示する構成である。
各構成要素を時分割で共用しているので、簡単な構成で
表示機能と高精度な座標入力とが可能になるという効果
を奏する。
6に記載の構成に加えて、上記表示手段が、第1および
第2電極群に接続される複数のスイッチング素子と、該
スイッチング素子が接続された複数の画素電極がマトリ
クス状に配置された透明画素電極と、該透明画素電極に
対向して設けられ、間に液晶が挟入された対向電極とを
備え、上記切り替え手段にて疑似ランダム信号が選択さ
れた座標検出期間には、上記スイッチング素子が導通状
態とならない電圧を第1電極群あるいは第2電極群に印
加する構成である。
と液晶を使用しているので、第1電極群と第2電極群の
面積を極力減らして表示の開口率をあげることができ
る。この場合、座標検出信号が非常に小さくなるが、疑
似ランダム信号の相関検出により、低い電圧駆動でも精
度の高い検出信号を得ることができるという効果を奏す
る。
6に記載の構成に加えて、上記表示手段が、第1電極群
が配置された第1透明基板と、該第1透明基板に対向し
て設けられ第2電極群が配置された第2透明基板とを備
え、2つの透明基板の間に液晶を挟入して、第1電極群
と第2電極群の実効的印加電圧で液晶の光学的性質を制
御する構成である。
第1電極群と第2電極群の交差して液晶を挟入する面積
をできるだけ大きくとる場合でも、疑似ランダム信号の
相関検出により、精度の高い検出信号を得ることができ
るという効果を奏する。
1ないし8のいずれかに記載の構成に加えて、上記相関
検出手段と座標出力手段との間に配置され、相関検出手
段からの出力の高域周波数成分を抑圧するローパスフィ
ルタ手段を備える構成である。
ノイズが効率よく除去され、高精度な座標入力が可能に
なるという効果を奏する。
項9に記載の構成に加えて、上記ローパスフィルタ手段
が指示手段による結合容量に基づいた重みを加えたマッ
チドフィルタである構成である。
されているので、検出信号が左右対称の関数となり、ノ
イズに対して安定な検出ができるという効果を奏する。
項10に記載の構成に加えて、上記座標出力手段がマッ
チドフィルタからの出力信号に対して2次曲線補完を行
う補正手段を備える構成である。
信号に対して2次曲線補完を行って座標決定するので、
ノイズや検出出力の変動に対して検出座標の変動が少な
い座標入力装置を構成することができるという効果を奏
する。
項9に記載の構成に加えて、上記ローパスフィルタ手段
が無限インパルス型フィルタである構成である。
インパルス型のフィルタと比較して非常に簡単な回路で
構成できるので、携帯型の座標入力装置を構成する際に
有利であるという効果を奏する。
項1ないし12のいずれかに記載の構成に加えて、上記
疑似ランダム信号が2値レベルだけをとりうる2値系列
信号であり、上記相関検出手段が、相関検出手段に入力
されデジタル信号に変換された検出信号を順次遅延させ
て出力する遅延手段と、2値系列信号の高レベルの係数
に対応した遅延手段の各出力を加算する第1加算手段
と、2値系列信号の低レベルの係数に対応した遅延手段
の各出力を加算する第2加算手段と、2つの加算手段の
出力の差分を計算する減算手段とからなる構成である。
ルだけをとりうる2値系列信号であるので、相関検出手
段を加減算器のみで構成できる。この結果、高速で動作
する消費電力の小さい携帯型の座標入力装置を構成する
際に有利であるという効果を奏する。
項1ないし12のいずれかに記載の構成に加えて、上記
相関検出手段が、相関検出手段に入力されたアナログ信
号である検出信号を順次遅延させて出力するアナログ遅
延手段と、該アナログ遅延手段からの各出力が入力され
疑似ランダム信号の係数に対応した値を持つ複数のイン
ピーダンス素子と、該インピーダンス素子の値によって
積算が決定される増幅手段とからなる構成である。
相関検出手段を実現することができるという効果を奏す
る。
項14に記載の構成に加えて、上記インピーダンス素子
がコンデンサであり、上記増幅手段が相補型MOS回路
である構成である。
する相関検出手段を構成することができるので、高速で
動作する消費電力の小さい携帯型の座標入力装置を構成
する際に有利であるという効果を奏する。
項1ないし15のいずれかに記載の構成に加えて、上記
疑似ランダム信号がM系列信号である構成である。
い発生手段で発生させることができるので、高速で動作
する消費電力の小さい携帯型の座標入力装置を構成する
際に有利となるという効果を奏する。
項1ないし15のいずれかに記載の構成に加えて、上記
疑似ランダム信号がアナログ信号である構成である。
信号としているので、回路規模の小さい疑似ランダム信
号発生手段を構成することができる。この結果、高速で
動作する消費電力の小さい携帯型の座標入力装置を構成
する際に有利になるという効果を奏する。
置の構成を示すブロック図である。
ートである。
静電結合の状態を示す説明図である。
静電結合状態の等価回路を示す回路図である。
ラフである。
周波数スペクトラムを示すグラフである。
性を示すグラフである。
グラフである。
静電結合状態の等価回路を示す回路図である。
構成を示す回路図である。
チャートである。
構成を示す回路図である。
構成を示す回路図である。
保護パネルおよび座標入力パネル基板との配置関係を示
す構成図である。
を示す回路図である。
動作を示すタイミングチャートである。
の検出波形の場合の上記相関演算器の動作を示すタイミ
ングチャートである。
合の構成を示す回路図である。
タイミングチャートである。
成を示す回路図である。
ャートである。
示す回路図である。
示す回路図である。
トである。
装置の構成を示すブロック図である。
構成を示す回路図である。
構成を示す回路図である。
ャートである。
電圧が印加されたときの、指と列電極および行電極との
静電結合状態の等価回路を示す回路図である。
であり、(a)は座標入力パネル基板から指を遠ざけた
場合、(b)は座標入力パネル基板に指を近づけた場合
である。
装置の構成を示すブロック図である。
ャートである。
装置の構成を示すブロック図である。
示す回路図である。
ャートである。
装置の構成を示すブロック図である。
ャートである。
電流対ゲート電圧特性を示すグラフである。
作を示すタイミングチャートである。
る。
図である。
MOSトランジスタだけで構成した場合の回路図であ
る。
装置の構成を示すブロック図である。
生回路の構成を示す回路図である。
るいは行電極駆動回路の構成を示す回路図である。
Claims (17)
- 【請求項1】基板上に所定間隔で配列された第1電極群
と、 該第1電極群とは絶縁されると共に交差して所定間隔で
配列された第2電極群と、 自己相関関数がパルス的な疑似ランダム信号を発生する
疑似ランダム信号発生手段と、 上記疑似ランダム信号に対応した電圧を第1電極群の各
電極に順次印加する第1順次駆動手段と、 上記疑似ランダム信号に対応した電圧を第2電極群の各
電極に順次印加する第2順次駆動手段と、 上記第1あるいは第2電極群と静電結合して、上記第1
および第2電極群上の座標位置を指示する指示手段と、 該指示手段から出力される検出信号と上記疑似ランダム
信号発生手段で発生した疑似ランダム信号との相関をと
る相関検出手段と、 該相関検出手段で検出された検出信号の極値となる時間
差を求め、該時間差に対応する座標値を指示座標として
出力する座標出力手段とを有することを特徴とする座標
入力装置。 - 【請求項2】基板上に所定間隔で配列された第1電極群
と、 該第1電極群とは絶縁されると共に交差して所定間隔で
配列された第2電極群と、 自己相関関数がパルス的な疑似ランダム信号を発生する
疑似ランダム信号発生手段と、 上記疑似ランダム信号に対応した電圧を第1電極群の各
電極に順次印加する第1順次駆動手段と、 上記疑似ランダム信号に対応した電圧を第2電極群の各
電極に順次印加する第2順次駆動手段と、 上記第1あるいは第2順次駆動手段により駆動された電
極群と静電結合することによって、駆動されていない電
極群とも静電結合して、上記第1および第2電極群上の
座標位置を指示する指示手段と、 上記駆動されていない電極群で誘起された検出信号と上
記疑似ランダム信号発生手段で発生した疑似ランダム信
号との相関をとる相関検出手段と、 該相関検出手段で検出された検出信号の極値となる時間
差を求め、該時間差に対応する座標値を指示座標として
出力する座標出力手段とを有することを特徴とする座標
入力装置。 - 【請求項3】上記第1あるいは第2電極群と静電結合し
て、上記第1および第2電極群上の座標位置を指示する
他の指示手段と、 該他の指示手段から出力される検出信号と上記疑似ラン
ダム信号発生手段で発生した疑似ランダム信号との相関
をとる他の相関検出手段と、 該他の相関検出手段で検出された検出信号の極値となる
時間差を求め、該時間差に対応する座標値を指示座標と
して出力する他の座標出力手段とを有することを特徴と
する請求項2に記載の座標入力装置。 - 【請求項4】上記第1あるいは第2電極群と静電結合し
て、上記第1および第2電極群上の座標位置を指示する
他の指示手段と、 該他の指示手段から出力される検出信号と、上記駆動さ
れていない電極群で誘起された検出信号とを上記相関検
出手段に選択的に入力するスイッチング手段とを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の座標入力装置。 - 【請求項5】上記スイッチング手段は、2つの検出信号
の選択を時分割で行うことを特徴とする請求項4に記載
の座標入力装置。 - 【請求項6】上記座標出力手段から出力された指示座標
を受けてアプリケーションプログラムを駆動して表示デ
ータを発生する情報処理装置と、 該情報処理装置から出力される表示データに基づいて第
1あるいは第2順次駆動手段を駆動する制御信号を発生
する表示制御手段と、 該表示制御手段からの制御信号と、上記疑似ランダム信
号発生手段からの疑似ランダム信号とを時分割で選択す
る切り替え手段と、 上記第1および第2電極群を用いて液晶表示を行う表示
手段とを備え、 上記切り替え手段にて制御信号が選択された表示期間に
は、第1あるいは第2順次駆動手段からの電気信号によ
って、液晶の光透過率を制御して画像を表示することを
特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の座標入
力装置。 - 【請求項7】上記表示手段は、第1および第2電極群に
接続される複数のスイッチング素子と、該スイッチング
素子が接続された複数の画素電極がマトリクス状に配置
された透明画素電極と、該透明画素電極に対向して設け
られ間に液晶が挟入された対向電極とを備え、 上記切り替え手段にて疑似ランダム信号が選択された座
標検出期間には、上記スイッチング素子が導通状態とな
らない電圧を第1電極群あるいは第2電極群に印加する
ことを特徴とする請求項6に記載の座標入力装置。 - 【請求項8】上記表示手段は、第1電極群が配置された
第1透明基板と、該第1透明基板に対向して設けられ第
2電極群が配置された第2透明基板とを備え、 2つの透明基板の間に液晶を挟入して、第1電極群と第
2電極群の実効的印加電圧で液晶の光学的性質を制御す
ることを特徴とする請求項6に記載の座標入力装置。 - 【請求項9】上記相関検出手段と座標出力手段との間に
配置され、相関検出手段からの出力の高域周波数成分を
抑圧するローパスフィルタ手段を備えることを特徴とす
る請求項1ないし8のいずれかに記載の座標入力装置。 - 【請求項10】上記ローパスフィルタ手段は、指示手段
による結合容量に基づいた重みを加えたマッチドフィル
タであることを特徴とする請求項9に記載の座標入力装
置。 - 【請求項11】上記座標出力手段は、マッチドフィルタ
からの出力信号に対して2次曲線補完を行う補正手段を
備えることを特徴とする請求項10に記載の座標入力装
置。 - 【請求項12】上記ローパスフィルタ手段は、無限イン
パルス型フィルタであることを特徴とする請求項9に記
載の座標入力装置。 - 【請求項13】上記疑似ランダム信号は2値レベルだけ
をとりうる2値系列信号であり、 上記相関検出手段は、相関検出手段に入力されデジタル
信号に変換された検出信号を順次遅延させて出力する遅
延手段と、2値系列信号の高レベルの係数に対応した遅
延手段の各出力を加算する第1加算手段と、2値系列信
号の低レベルの係数に対応した遅延手段の各出力を加算
する第2加算手段と、2つの加算手段の出力の差分を計
算する減算手段とからなることを特徴とする請求項1な
いし12のいずれかに記載の座標入力装置。 - 【請求項14】上記相関検出手段は、相関検出手段に入
力されたアナログ信号である検出信号を順次遅延させて
出力するアナログ遅延手段と、該アナログ遅延手段から
の各出力が入力され疑似ランダム信号の係数に対応した
値を持つ複数のインピーダンス素子と、該インピーダン
ス素子の値によって積算が決定される増幅手段とからな
ることを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記
載の座標入力装置。 - 【請求項15】上記インピーダンス素子はコンデンサで
あり、上記増幅手段は相補型MOS回路であることを特
徴とする請求項14に記載の座標入力装置。 - 【請求項16】上記疑似ランダム信号は、M系列信号で
あることを特徴とする請求項1ないし15のいずれかに
記載の座標入力装置。 - 【請求項17】上記疑似ランダム信号は、アナログ信号
であることを特徴とする請求項1ないし12、14、ま
たは15のいずれかに記載の座標入力装置。
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