JPH09223201A - Idコード照合方式 - Google Patents
Idコード照合方式Info
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- JPH09223201A JPH09223201A JP8030513A JP3051396A JPH09223201A JP H09223201 A JPH09223201 A JP H09223201A JP 8030513 A JP8030513 A JP 8030513A JP 3051396 A JP3051396 A JP 3051396A JP H09223201 A JPH09223201 A JP H09223201A
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- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 3
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、データキャリアにおけるIDコー
ドの照合範囲を、リーダライタからの照合範囲指定コー
ドにより指定するため、照合領域を任意に可変すること
ができる。 【解決手段】 リーダライタ20の照合範囲指定部26
で生成された照合範囲指定コードは、データキャリア1
に設けられた照合範囲検出部10で検出され、その内容
に対応した照合指定信号S4a〜S4dが出力されると
ともに、照合部2a〜2dでは指定されたもののみ照合
動作を行ないその結果に応じて、また指定外の照合部で
は無条件に、それぞれ一致信号S1a〜S1dを出力す
る。
ドの照合範囲を、リーダライタからの照合範囲指定コー
ドにより指定するため、照合領域を任意に可変すること
ができる。 【解決手段】 リーダライタ20の照合範囲指定部26
で生成された照合範囲指定コードは、データキャリア1
に設けられた照合範囲検出部10で検出され、その内容
に対応した照合指定信号S4a〜S4dが出力されると
ともに、照合部2a〜2dでは指定されたもののみ照合
動作を行ないその結果に応じて、また指定外の照合部で
は無条件に、それぞれ一致信号S1a〜S1dを出力す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リーダライタとの
間で電磁波により交信を行なうデータキャリアが、リー
ダライタから送信されたIDコードを受信してあらかじ
め内部メモリーに記憶された個々の識別用IDコードと
の照合を行なうIDコード照合方式に関するものであ
る。
間で電磁波により交信を行なうデータキャリアが、リー
ダライタから送信されたIDコードを受信してあらかじ
め内部メモリーに記憶された個々の識別用IDコードと
の照合を行なうIDコード照合方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のデータキャリアとリーダライタに
よるIDコード照合方式を、図8を用いて説明する。ま
ず内部構成であるが、リーダライタ20は、各適用シス
テムの仕様に基づきシステム全体の基本動作をつかさど
るとともに各々の動作に応じて処理内容を指示する演算
部21、この演算部21からの指示内容により基本動作
指示コード(コマンドコード)、IDコードおよびその
他のデータからなる一連のコマンドブロックを生成し送
信データとしてデータキャリア1に対して送信すると共
に、前記データキャリア1からの返信データを受信する
など、コマンドの送受信手順を制御する通信制御部2
2、送信データの”0”ないしは”1”の各ビット情報
に基づきキャリア信号の変調を行なう変調部24、返信
信号を復調する復調部25、データキャリア1への電源
供給および動作クロック用キャリア信号を生成するクロ
ック発生部23、前記変調部24からの送信信号および
キャリア信号を送信するとともに、返信信号を受信する
アンテナコイルL2から構成されている。
よるIDコード照合方式を、図8を用いて説明する。ま
ず内部構成であるが、リーダライタ20は、各適用シス
テムの仕様に基づきシステム全体の基本動作をつかさど
るとともに各々の動作に応じて処理内容を指示する演算
部21、この演算部21からの指示内容により基本動作
指示コード(コマンドコード)、IDコードおよびその
他のデータからなる一連のコマンドブロックを生成し送
信データとしてデータキャリア1に対して送信すると共
に、前記データキャリア1からの返信データを受信する
など、コマンドの送受信手順を制御する通信制御部2
2、送信データの”0”ないしは”1”の各ビット情報
に基づきキャリア信号の変調を行なう変調部24、返信
信号を復調する復調部25、データキャリア1への電源
供給および動作クロック用キャリア信号を生成するクロ
ック発生部23、前記変調部24からの送信信号および
キャリア信号を送信するとともに、返信信号を受信する
アンテナコイルL2から構成されている。
【0003】また、データキャリア1は、前記リーダラ
イタ20のアンテナコイルL2との電磁波による交信を
つかさどるアンテナコイルL1、このアンテナコイルL
1により受信したキャリア信号をコンデンサおよびダイ
オードからなる整流回路で整流し、定電圧回路で直流動
作電源とする整流・定電圧部6、前記アンテナコイル1
で受信したリーダライタ20からの送信信号を復調し、
受信データS3として出力する復調部7、前記リーダラ
イタ20への返信データを変調する変調部8、個々の識
別用IDコードが記憶されているIDコード領域5を含
むデータ記憶部としてのメモリー4、リーダライタ20
からの一連のコマンドブロックのうち、IDコードに該
当する受信データを一時的に保持する受信IDコードラ
ッチ部3、この受信IDコードラッチ部3の内容と、前
記メモリー4の中のIDコード領域5の内容を読み出し
て照合を行なう照合部2、リーダライタ20からのコマ
ンドブロックの受信、各コマンドに応じた前記メモリー
4へのデータの書き込みあるいは読み出し、前記照合部
2でのIDコードの照合結果に基づくリーダライタ20
への返信動作など、データキャリア1全体の基本動作を
つかさどる制御部9から構成されている。
イタ20のアンテナコイルL2との電磁波による交信を
つかさどるアンテナコイルL1、このアンテナコイルL
1により受信したキャリア信号をコンデンサおよびダイ
オードからなる整流回路で整流し、定電圧回路で直流動
作電源とする整流・定電圧部6、前記アンテナコイル1
で受信したリーダライタ20からの送信信号を復調し、
受信データS3として出力する復調部7、前記リーダラ
イタ20への返信データを変調する変調部8、個々の識
別用IDコードが記憶されているIDコード領域5を含
むデータ記憶部としてのメモリー4、リーダライタ20
からの一連のコマンドブロックのうち、IDコードに該
当する受信データを一時的に保持する受信IDコードラ
ッチ部3、この受信IDコードラッチ部3の内容と、前
記メモリー4の中のIDコード領域5の内容を読み出し
て照合を行なう照合部2、リーダライタ20からのコマ
ンドブロックの受信、各コマンドに応じた前記メモリー
4へのデータの書き込みあるいは読み出し、前記照合部
2でのIDコードの照合結果に基づくリーダライタ20
への返信動作など、データキャリア1全体の基本動作を
つかさどる制御部9から構成されている。
【0004】ここでIDコードとは、個々のデータキャ
リアの識別用として使用されるコードであり、一般的に
各データキャリア毎に全て異なるため、使用するデータ
キャリアの数量が多いほど、IDコードも大きなものと
なる。本従来例では、データキャリア1内部でのデータ
の処理単位を1バイト(8ビット)とし、IDコードの
大きさを4バイトとして、前記受信IDコードラッチ部
3のID0、ID1、ID2、ID3に1バイトづつ格
納されるものとする。メモリー4は、制御部9からの許
可信号S2の制御の下、前記受信データS3のうちの書
き込みデータを記憶保持する。なお、図8には明示され
ていないが、処理内容によっては、記憶内容を読み出し
てリーダライタ20へ送信することもある。このメモリ
ー4のうちの一部は、IDコード領域5として使用さ
れ、個々のデータキャリアに対応したIDコードがあら
かじめ書き込まれており、前述と同様な理由から、この
IDコード領域6のID0、ID1、ID2、ID3に
1バイトづつ記憶保持されている。
リアの識別用として使用されるコードであり、一般的に
各データキャリア毎に全て異なるため、使用するデータ
キャリアの数量が多いほど、IDコードも大きなものと
なる。本従来例では、データキャリア1内部でのデータ
の処理単位を1バイト(8ビット)とし、IDコードの
大きさを4バイトとして、前記受信IDコードラッチ部
3のID0、ID1、ID2、ID3に1バイトづつ格
納されるものとする。メモリー4は、制御部9からの許
可信号S2の制御の下、前記受信データS3のうちの書
き込みデータを記憶保持する。なお、図8には明示され
ていないが、処理内容によっては、記憶内容を読み出し
てリーダライタ20へ送信することもある。このメモリ
ー4のうちの一部は、IDコード領域5として使用さ
れ、個々のデータキャリアに対応したIDコードがあら
かじめ書き込まれており、前述と同様な理由から、この
IDコード領域6のID0、ID1、ID2、ID3に
1バイトづつ記憶保持されている。
【0005】照合部2では、受信したIDコードが格納
されている前記受信IDコードラッチ部3のID0〜I
D3の内容と、前記メモリー4のIDコード領域5のI
D0〜ID3の内容とが、1バイトづつ同じ番号同士が
照合され結果が出力される。即ち、前記受信IDコード
ラッチ部3のID0の内容と、前記IDコード領域5の
記憶保持内容ID0とが、ID0照合部2aで照合さ
れ、一致している場合にはID0一致信号S1aが出力
される。同様に、ID1、ID2およびID3の内容に
ついても、それぞれID1照合部2b、ID2照合部2
c、およびID3照合部2dにおいて照合され、一致し
ていればID1一致信号S1b、ID2一致信号S1c
またはID3一致信号S1dが出力される。一致信号S
1a〜S1dが全て出力された場合のみ、IDコードの
照合結果が一致しているものとみなされる。
されている前記受信IDコードラッチ部3のID0〜I
D3の内容と、前記メモリー4のIDコード領域5のI
D0〜ID3の内容とが、1バイトづつ同じ番号同士が
照合され結果が出力される。即ち、前記受信IDコード
ラッチ部3のID0の内容と、前記IDコード領域5の
記憶保持内容ID0とが、ID0照合部2aで照合さ
れ、一致している場合にはID0一致信号S1aが出力
される。同様に、ID1、ID2およびID3の内容に
ついても、それぞれID1照合部2b、ID2照合部2
c、およびID3照合部2dにおいて照合され、一致し
ていればID1一致信号S1b、ID2一致信号S1c
またはID3一致信号S1dが出力される。一致信号S
1a〜S1dが全て出力された場合のみ、IDコードの
照合結果が一致しているものとみなされる。
【0006】制御部9は、前記一致信号S1a〜S1d
を検出するとともに、その検出結果に基づく前記メモリ
ー4への受信データS3の書き込み等を行なうための許
可信号S2の出力制御を行なう。即ち、IDコードの照
合結果が一致している場合には、許可信号S2を出力し
て、メモリー4へ受信データS3の書き込みを行なう。
また、照合結果が不一致の場合には、前記リーダライタ
20に対しその旨を送信すると同時に、許可信号S2を
出力しないまま内部処理を終了させる。このほか、制御
部9では、受信データS3のうちのコマンドコードの検
出、このコマンドコードの内容に基づく受信データバイ
ト数の管理、同各種タイミング信号出力や、受信時の通
信エラー検出などの制御が行なわれる。
を検出するとともに、その検出結果に基づく前記メモリ
ー4への受信データS3の書き込み等を行なうための許
可信号S2の出力制御を行なう。即ち、IDコードの照
合結果が一致している場合には、許可信号S2を出力し
て、メモリー4へ受信データS3の書き込みを行なう。
また、照合結果が不一致の場合には、前記リーダライタ
20に対しその旨を送信すると同時に、許可信号S2を
出力しないまま内部処理を終了させる。このほか、制御
部9では、受信データS3のうちのコマンドコードの検
出、このコマンドコードの内容に基づく受信データバイ
ト数の管理、同各種タイミング信号出力や、受信時の通
信エラー検出などの制御が行なわれる。
【0007】さて、リーダライタ20の演算部21から
の指示内容に基づき通信制御部22で生成された一連の
コマンドブロックは、送信データとして変調部24で変
調され、アンテナコイルL2から発せられる。この電磁
波はデータキャリア1のアンテナコイルL1を介して復
調部3で受信データS3に復調され、リーダライタ20
からの一連のコマンドブロックとして制御部9で受信さ
れるとともに、IDコードに該当する受信データS3が
受信IDコードラッチ部3に一時的に保持された後、照
合部2においてメモリー4のIDコード領域5の内容と
照合され、その結果が前記制御部9に出力される。前記
照合部2での照合結果が不一致である場合には、前記リ
ーダライタ20に対し返信データとして不一致であると
の情報を返信する。ここで、リーダライタ20は、デー
タキャリア1のメモリー4に記憶されているIDコード
の内容を事前に知らないものとする。このことは次のよ
うな場合が該当する。即ちデータキャリア1が、メモリ
ー4に記憶されているIDコードの内容を無条件に前記
リーダライタ20に対して返信する機能をもっていない
場合、あるいはこの機能を有していてもリーダライタ2
0との交信エリア内に2枚以上のデータキャリアが存在
するために返信データが混信し、前記リーダライタ20
で正確なIDコードの受信を行なうことができなかった
場合などである。こういった場合に、前記リーダライタ
20はまずIDコードを任意の内容としてコマンドブロ
ックを送信する。データキャリア1ではこれを受信し照
合部2において照合した後、不一致である場合には前述
のごとく不一致であるとの情報を返信する。前記リーダ
ライタ20ではこの情報を受け、前回と異なるIDコー
ドの内容で送信を行なう。これを照合結果が一致するま
で繰り返し行ない、前記データキャリア1に対しメモリ
ー4へのデータの書き込み等の処理が完了することにな
る。
の指示内容に基づき通信制御部22で生成された一連の
コマンドブロックは、送信データとして変調部24で変
調され、アンテナコイルL2から発せられる。この電磁
波はデータキャリア1のアンテナコイルL1を介して復
調部3で受信データS3に復調され、リーダライタ20
からの一連のコマンドブロックとして制御部9で受信さ
れるとともに、IDコードに該当する受信データS3が
受信IDコードラッチ部3に一時的に保持された後、照
合部2においてメモリー4のIDコード領域5の内容と
照合され、その結果が前記制御部9に出力される。前記
照合部2での照合結果が不一致である場合には、前記リ
ーダライタ20に対し返信データとして不一致であると
の情報を返信する。ここで、リーダライタ20は、デー
タキャリア1のメモリー4に記憶されているIDコード
の内容を事前に知らないものとする。このことは次のよ
うな場合が該当する。即ちデータキャリア1が、メモリ
ー4に記憶されているIDコードの内容を無条件に前記
リーダライタ20に対して返信する機能をもっていない
場合、あるいはこの機能を有していてもリーダライタ2
0との交信エリア内に2枚以上のデータキャリアが存在
するために返信データが混信し、前記リーダライタ20
で正確なIDコードの受信を行なうことができなかった
場合などである。こういった場合に、前記リーダライタ
20はまずIDコードを任意の内容としてコマンドブロ
ックを送信する。データキャリア1ではこれを受信し照
合部2において照合した後、不一致である場合には前述
のごとく不一致であるとの情報を返信する。前記リーダ
ライタ20ではこの情報を受け、前回と異なるIDコー
ドの内容で送信を行なう。これを照合結果が一致するま
で繰り返し行ない、前記データキャリア1に対しメモリ
ー4へのデータの書き込み等の処理が完了することにな
る。
【0008】今、データキャリア1に記憶されているI
Dコードが16を表わすコード、即ち00000010
H(16進数4バイト表記、以下同じ)であったとす
る。リーダライタ20からはIDコードの最小値として
0を表わすコード、即ち00000000Hが送信され
た場合、前記データキャリア1の照合部2での照合結果
が一致せず、不一致情報の返信が行なわれる。すると前
記リーダライタ20では、次のIDコードとして1(0
0000001H)が送信されるものの同様にして不一
致情報が返信されるため、以降2、3、4と、昇順にI
Dコードの内容を変えるものとすると、このIDコード
の送信、不一致情報の返信動作を15回繰り返すことに
なる。16回目にIDコードとして16を表わすコード
を送り照合結果が一致するため、この場合には16回の
照合動作が必要となることがわかる。同様な考え方をす
れば、前記データキャリアのIDコードがFFFFFF
FFHであった場合には、実に43億回もの照合動作を
しなければならない。上述ではIDコードの照合順序と
して、IDコードの取りえる最小値(0)から昇順で行
なった例を示したが、最大値(FFFFFFFFH)か
らの降順あるいはその他の順序で行なっても、照合結果
が一致するまでの回数としては、最高IDコードの組み
合わせの数だけ必要となるのは言うまでもない。
Dコードが16を表わすコード、即ち00000010
H(16進数4バイト表記、以下同じ)であったとす
る。リーダライタ20からはIDコードの最小値として
0を表わすコード、即ち00000000Hが送信され
た場合、前記データキャリア1の照合部2での照合結果
が一致せず、不一致情報の返信が行なわれる。すると前
記リーダライタ20では、次のIDコードとして1(0
0000001H)が送信されるものの同様にして不一
致情報が返信されるため、以降2、3、4と、昇順にI
Dコードの内容を変えるものとすると、このIDコード
の送信、不一致情報の返信動作を15回繰り返すことに
なる。16回目にIDコードとして16を表わすコード
を送り照合結果が一致するため、この場合には16回の
照合動作が必要となることがわかる。同様な考え方をす
れば、前記データキャリアのIDコードがFFFFFF
FFHであった場合には、実に43億回もの照合動作を
しなければならない。上述ではIDコードの照合順序と
して、IDコードの取りえる最小値(0)から昇順で行
なった例を示したが、最大値(FFFFFFFFH)か
らの降順あるいはその他の順序で行なっても、照合結果
が一致するまでの回数としては、最高IDコードの組み
合わせの数だけ必要となるのは言うまでもない。
【0009】応用システムによっては、照合対象として
IDコードの全領域は必要なく一部の領域で済む場合も
ある。例えば建物あるいは部屋への入場管理システムに
適用する際、入場対象者にランク付けするとともに個々
に携帯するデータキャリアに対して対応するランク情報
を記憶させ、入口に設置されたリーダライタごとに前記
ランク情報に応じて入場の許可/禁止を行なう場合であ
る。このような場合、例えば前記IDコード4バイトの
うち、個々のデータキャリアの識別用のIDコードとし
て3バイトをあてがい、残りの1バイトを前記ランク情
報として使用するものとすると、入場制限に必要なもの
はランク情報であり、データキャリアの仕様でいえば照
合範囲として前記ランク情報1バイト分を対象としたI
D照合機能を有していることが必要とされる。この際、
前述の説明から照合結果が一致するまでの回数として
は、最高でも1バイトの組み合わせの数、即ち256回
の照合動作を行なえばよいことがわかる。なお、照合対
象としてIDコードの全領域とし、前述のごとく4バイ
トのIDコードを特定した後そのIDコードを基にリー
ダライタ側で対象者のランクを検索して入場制限を行な
う方法も考えられるが、IDコードを得るまでに時間が
かかり得策ではない。
IDコードの全領域は必要なく一部の領域で済む場合も
ある。例えば建物あるいは部屋への入場管理システムに
適用する際、入場対象者にランク付けするとともに個々
に携帯するデータキャリアに対して対応するランク情報
を記憶させ、入口に設置されたリーダライタごとに前記
ランク情報に応じて入場の許可/禁止を行なう場合であ
る。このような場合、例えば前記IDコード4バイトの
うち、個々のデータキャリアの識別用のIDコードとし
て3バイトをあてがい、残りの1バイトを前記ランク情
報として使用するものとすると、入場制限に必要なもの
はランク情報であり、データキャリアの仕様でいえば照
合範囲として前記ランク情報1バイト分を対象としたI
D照合機能を有していることが必要とされる。この際、
前述の説明から照合結果が一致するまでの回数として
は、最高でも1バイトの組み合わせの数、即ち256回
の照合動作を行なえばよいことがわかる。なお、照合対
象としてIDコードの全領域とし、前述のごとく4バイ
トのIDコードを特定した後そのIDコードを基にリー
ダライタ側で対象者のランクを検索して入場制限を行な
う方法も考えられるが、IDコードを得るまでに時間が
かかり得策ではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の項で説明
したように、データキャリアを使用した応用システムで
は、IDコードが記憶された領域の全てのIDコードの
照合が必要とされる場合のほかに、前記IDコード記憶
領域のうちの一部のIDコードを照合するだけで成り立
つ場合があるが、従来のIDコード照合方式では、使用
目的に応じて照合範囲を可変させることができず、適用
システムごとに照合領域が固定的に決められた専用のデ
ータキャリアが必要であった。
したように、データキャリアを使用した応用システムで
は、IDコードが記憶された領域の全てのIDコードの
照合が必要とされる場合のほかに、前記IDコード記憶
領域のうちの一部のIDコードを照合するだけで成り立
つ場合があるが、従来のIDコード照合方式では、使用
目的に応じて照合範囲を可変させることができず、適用
システムごとに照合領域が固定的に決められた専用のデ
ータキャリアが必要であった。
【0011】また一方、リーダライタが送信するIDコ
ードの内容について言えば、リーダライタが個々のデー
タキャリアに記憶されているIDコードの内容を知らな
い場合、即ちデータキャリアが、記憶しているIDコー
ドの内容を無条件に前記リーダライタに対して返信する
機能をもっていない場合、あるいはこの機能を有してい
ても電磁波で交信を行なうという特性上、リーダライタ
との交信エリア内に2枚以上のデータキャリアが存在す
ることにより返信データが混信し、前記リーダライタで
正確なIDコードの受信を行なうことができなかった場
合などには、リーダライタは交信エリア内にあるデータ
キャリアに対し、あらゆる組み合わせのIDコードを順
番に送信していくためかなりの回数の照合動作が必要と
なり、前記データキャリアのIDコードが照合一致する
までには長い時間を要することになる。
ードの内容について言えば、リーダライタが個々のデー
タキャリアに記憶されているIDコードの内容を知らな
い場合、即ちデータキャリアが、記憶しているIDコー
ドの内容を無条件に前記リーダライタに対して返信する
機能をもっていない場合、あるいはこの機能を有してい
ても電磁波で交信を行なうという特性上、リーダライタ
との交信エリア内に2枚以上のデータキャリアが存在す
ることにより返信データが混信し、前記リーダライタで
正確なIDコードの受信を行なうことができなかった場
合などには、リーダライタは交信エリア内にあるデータ
キャリアに対し、あらゆる組み合わせのIDコードを順
番に送信していくためかなりの回数の照合動作が必要と
なり、前記データキャリアのIDコードが照合一致する
までには長い時間を要することになる。
【0012】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、どのような応用システムに対しても柔軟に適用で
き、かつすばやくIDコードの照合を行なうことが可能
なID照合方式を提供するものである。
決し、どのような応用システムに対しても柔軟に適用で
き、かつすばやくIDコードの照合を行なうことが可能
なID照合方式を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、電磁波により交信を行なうデータキ
ャリアおよびリーダライタであって、前記データキャリ
アは、内部メモリーにあらかじめ個々の識別用IDコー
ドを記憶しており、前記リーダライタから送信されたI
Dコードを受信して前記内部メモリーに記憶されたID
コードとの照合を行なうIDコード照合方式において、
リーダライタには、IDコード送信手段と、前記データ
キャリアのIDコードが記憶されている領域のうちの一
部ないしは全部の領域を任意に指定可能な照合範囲指定
コードを送信する照合範囲指定手段とを有し、データキ
ャリアにあっては、前記リーダライタから送信された照
合範囲指定コードおよびIDコードを受信した際、内部
メモリーに記憶されたIDコードのうちの指定された領
域のIDコードのみと照合を行なう照合制御手段を有す
ることを特徴とする。
ために、本発明は、電磁波により交信を行なうデータキ
ャリアおよびリーダライタであって、前記データキャリ
アは、内部メモリーにあらかじめ個々の識別用IDコー
ドを記憶しており、前記リーダライタから送信されたI
Dコードを受信して前記内部メモリーに記憶されたID
コードとの照合を行なうIDコード照合方式において、
リーダライタには、IDコード送信手段と、前記データ
キャリアのIDコードが記憶されている領域のうちの一
部ないしは全部の領域を任意に指定可能な照合範囲指定
コードを送信する照合範囲指定手段とを有し、データキ
ャリアにあっては、前記リーダライタから送信された照
合範囲指定コードおよびIDコードを受信した際、内部
メモリーに記憶されたIDコードのうちの指定された領
域のIDコードのみと照合を行なう照合制御手段を有す
ることを特徴とする。
【0014】また、リーダライタの前記IDコード送信
手段は、IDコードのうちの前記照合範囲指定コードに
より指定された領域のIDコードのみを送信することを
特徴とする。
手段は、IDコードのうちの前記照合範囲指定コードに
より指定された領域のIDコードのみを送信することを
特徴とする。
【0015】また、データキャリアの前記照合制御手段
での照合結果が不一致の場合には、前記内部メモリーへ
の書き込みまたは読み出しを禁止するとともにリーダラ
イタへの返信は行なわないことを特徴とする。
での照合結果が不一致の場合には、前記内部メモリーへ
の書き込みまたは読み出しを禁止するとともにリーダラ
イタへの返信は行なわないことを特徴とする。
【0016】さらに、リーダライタは、前記照合範囲指
定手段に対しデータキャリアの前記IDコード記憶領域
の指定範囲が先頭の1ビットから始まり順次1ビットづ
つ先頭からの指定範囲を増加させながらその都度照合範
囲指定コードとして送信を行なうように制御する順序制
御手段と、前記リーダライタから送信が行なわれる度に
データキャリアからの返信の有無および返信時の返信デ
ータの内容を監視し、次の送信の実行指示および送信す
るIDコード内容指定を行なう返信監視手段とを有する
ことを特徴とする。
定手段に対しデータキャリアの前記IDコード記憶領域
の指定範囲が先頭の1ビットから始まり順次1ビットづ
つ先頭からの指定範囲を増加させながらその都度照合範
囲指定コードとして送信を行なうように制御する順序制
御手段と、前記リーダライタから送信が行なわれる度に
データキャリアからの返信の有無および返信時の返信デ
ータの内容を監視し、次の送信の実行指示および送信す
るIDコード内容指定を行なう返信監視手段とを有する
ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明を表す機能ブロッ
ク線図である。リーダライタ20のうち、データキャリ
ア1との基本的な通信動作をつかさどる部分、即ち演算
部21からの指示内容によりコマンドコード、IDコー
ドおよびその他のデータからなる一連のコマンドブロッ
クを生成し送信データとしてデータキャリア1に対して
送信すると共に、前記データキャリア1からの返信デー
タを受信するなど、コマンドの送受信手順を制御する通
信制御部22、送信データの内容に基づきキャリア信号
の変調を行なう変調部24、返信信号を復調する復調部
25、データキャリア1への電源供給および動作クロッ
ク用キャリア信号を生成するクロック発生部23、前記
変調部24からの送信信号およびキャリア信号を送信す
るとともに、返信信号を受信するアンテナコイルL2
は、従来例で説明したものと同一である。また、データ
キャリア1の中で、前記リーダライタ20のアンテナコ
イルL2との電磁波による交信をつかさどるアンテナコ
イルL1、このアンテナコイルL1により受信したキャ
リア信号を整流し定電圧回路で直流動作電源とする整流
・定電圧部6、前記リーダライタ20からの送信信号を
復調し受信データS3として出力する復調部7、前記リ
ーダライタ20への返信データを変調する変調部8、個
々の識別用IDコードが記憶されているIDコード領域
5を含むデータ記憶部としてのメモリー4、受信した一
連のコマンドブロックのうちIDコードを一時的に保持
する受信IDコードラッチ部3の各部もまた、従来例で
説明したものと同一である。なお制御部9では、コマン
ドブロックの受信およびその各コマンドに応じた前記メ
モリー4へのデータの書き込みあるいは読み出しなど、
従来例で説明したようなデータキャリア1全体の基本動
作をつかさどる機能を有しているが、IDコードの照合
結果に基づくリーダライタ20への返信動作として、照
合不一致の場合には返信は行なわず一致している場合の
み各コマンドに応じた情報を返信するようになってい
る。
に基づいて説明する。図1は、本発明を表す機能ブロッ
ク線図である。リーダライタ20のうち、データキャリ
ア1との基本的な通信動作をつかさどる部分、即ち演算
部21からの指示内容によりコマンドコード、IDコー
ドおよびその他のデータからなる一連のコマンドブロッ
クを生成し送信データとしてデータキャリア1に対して
送信すると共に、前記データキャリア1からの返信デー
タを受信するなど、コマンドの送受信手順を制御する通
信制御部22、送信データの内容に基づきキャリア信号
の変調を行なう変調部24、返信信号を復調する復調部
25、データキャリア1への電源供給および動作クロッ
ク用キャリア信号を生成するクロック発生部23、前記
変調部24からの送信信号およびキャリア信号を送信す
るとともに、返信信号を受信するアンテナコイルL2
は、従来例で説明したものと同一である。また、データ
キャリア1の中で、前記リーダライタ20のアンテナコ
イルL2との電磁波による交信をつかさどるアンテナコ
イルL1、このアンテナコイルL1により受信したキャ
リア信号を整流し定電圧回路で直流動作電源とする整流
・定電圧部6、前記リーダライタ20からの送信信号を
復調し受信データS3として出力する復調部7、前記リ
ーダライタ20への返信データを変調する変調部8、個
々の識別用IDコードが記憶されているIDコード領域
5を含むデータ記憶部としてのメモリー4、受信した一
連のコマンドブロックのうちIDコードを一時的に保持
する受信IDコードラッチ部3の各部もまた、従来例で
説明したものと同一である。なお制御部9では、コマン
ドブロックの受信およびその各コマンドに応じた前記メ
モリー4へのデータの書き込みあるいは読み出しなど、
従来例で説明したようなデータキャリア1全体の基本動
作をつかさどる機能を有しているが、IDコードの照合
結果に基づくリーダライタ20への返信動作として、照
合不一致の場合には返信は行なわず一致している場合の
み各コマンドに応じた情報を返信するようになってい
る。
【0018】さて本発明を実現するための機能として、
リーダライタ20には演算部21としてIDコード全領
域のうちの照合対象となる領域の範囲を指定するための
照合範囲指定コードを生成する照合範囲指定部26、お
よびこの照合範囲指定部26の内容に応じたIDコード
を生成するIDコード生成部27が、またデータキャリ
ア1には前記照合範囲指定コードを検出しその内容に基
づき照合部2に対して照合箇所を指示する照合範囲検出
部10が新たに付加されている。まず、照合範囲検出部
10は、受信データS3のうち前記照合範囲指定コード
を検出し、そのコード内容に応じて照合指定信号S4a
〜S4dを出力するように構成されているものである。
例えば、前記照合範囲指定コードとして、ある1バイト
(8ビット)のデータのうちの4ビットをあてがうもの
とすると、この照合範囲指定コード4ビットのそれぞれ
のビットが前記照合指定信号S4a〜S4dの各々の信
号に対応しており、各ビットが、 ”0”か、あるい
は”1”かにより、前記照合指定信号S4a〜S4dを
出力または非出力状態にする。ほかにも、前記照合範囲
検出部10の構成として、前記照合範囲指定コードを1
ビットとし、”0”の場合には前記照合指定信号S4a
〜S4dの全てが出力され、”1”の場合には特定の1
つの信号が出力されるようにしてもよい。
リーダライタ20には演算部21としてIDコード全領
域のうちの照合対象となる領域の範囲を指定するための
照合範囲指定コードを生成する照合範囲指定部26、お
よびこの照合範囲指定部26の内容に応じたIDコード
を生成するIDコード生成部27が、またデータキャリ
ア1には前記照合範囲指定コードを検出しその内容に基
づき照合部2に対して照合箇所を指示する照合範囲検出
部10が新たに付加されている。まず、照合範囲検出部
10は、受信データS3のうち前記照合範囲指定コード
を検出し、そのコード内容に応じて照合指定信号S4a
〜S4dを出力するように構成されているものである。
例えば、前記照合範囲指定コードとして、ある1バイト
(8ビット)のデータのうちの4ビットをあてがうもの
とすると、この照合範囲指定コード4ビットのそれぞれ
のビットが前記照合指定信号S4a〜S4dの各々の信
号に対応しており、各ビットが、 ”0”か、あるい
は”1”かにより、前記照合指定信号S4a〜S4dを
出力または非出力状態にする。ほかにも、前記照合範囲
検出部10の構成として、前記照合範囲指定コードを1
ビットとし、”0”の場合には前記照合指定信号S4a
〜S4dの全てが出力され、”1”の場合には特定の1
つの信号が出力されるようにしてもよい。
【0019】照合部2では、前記照合範囲検出部10か
らの前記照合指定信号S4a〜S4dにより、出力され
ている信号に対応したIDコードのバイトのみ照合を行
ない、ほかは照合結果の如何にかかわらず照合一致した
ものとみなす。なお、前記照合部2の基本的な動作は、
前記照合指定信号S4a〜S4dにより照合結果の出力
が制御されること以外は、従来例で説明した図8の照合
部2と同じである。
らの前記照合指定信号S4a〜S4dにより、出力され
ている信号に対応したIDコードのバイトのみ照合を行
ない、ほかは照合結果の如何にかかわらず照合一致した
ものとみなす。なお、前記照合部2の基本的な動作は、
前記照合指定信号S4a〜S4dにより照合結果の出力
が制御されること以外は、従来例で説明した図8の照合
部2と同じである。
【0020】例えば今、照合範囲指定コードによりID
コードのID0〜ID3のうちのID0〜ID2までが
指定されたとすると、前記照合範囲検出部10からは、
ID0照合指定信号S4a、ID1照合指定信号S4
b、およびID2照合指定信号S4cが出力される。前
記照合部2では、受信したIDコードが格納されている
受信IDコードラッチ部3のID0〜ID3の内容と、
メモリー4のIDコード領域5のID0〜ID3の内容
との照合が行なわれ、ID0照合部2a、ID1照合部
2b、およびID2照合部2cからは、それぞれの照合
結果に応じて、一致していればID0一致信号S1a、
ID1一致信号S1bまたはID2一致信号S1c信号
が、ID3照合部2dからは照合結果に関係なくID3
一致信号S1dが出力される。即ち、IDコードの指定
された範囲のみ一致していれば、IDコードの照合結果
が一致しているものとみなされることになる。なお、リ
ーダライタ20から送信されるIDコードとして、ID
0〜ID3の全てでもよいが、前記照合範囲指定コード
により指定された領域のIDコード、すなわちID0〜
ID2のみでも構わない。
コードのID0〜ID3のうちのID0〜ID2までが
指定されたとすると、前記照合範囲検出部10からは、
ID0照合指定信号S4a、ID1照合指定信号S4
b、およびID2照合指定信号S4cが出力される。前
記照合部2では、受信したIDコードが格納されている
受信IDコードラッチ部3のID0〜ID3の内容と、
メモリー4のIDコード領域5のID0〜ID3の内容
との照合が行なわれ、ID0照合部2a、ID1照合部
2b、およびID2照合部2cからは、それぞれの照合
結果に応じて、一致していればID0一致信号S1a、
ID1一致信号S1bまたはID2一致信号S1c信号
が、ID3照合部2dからは照合結果に関係なくID3
一致信号S1dが出力される。即ち、IDコードの指定
された範囲のみ一致していれば、IDコードの照合結果
が一致しているものとみなされることになる。なお、リ
ーダライタ20から送信されるIDコードとして、ID
0〜ID3の全てでもよいが、前記照合範囲指定コード
により指定された領域のIDコード、すなわちID0〜
ID2のみでも構わない。
【0021】以上述べてきた図1の機能ブロック線図に
基づく本発明によるID照合方式の動作を、いくつかの
具体的な応用例を用いてわかりやすく説明する。まず、
図2において応用システムの一つとして書籍の検索に適
用した場合を例にとる。このシステムは例えば図書館な
どにおいて書棚に並んだ多数の蔵書の中から特定の書籍
をすばやく捜し出すときに用いられる。各書籍はその背
表紙にデータキャリア1が各々1つずつ取り付けられた
状態で書棚に整然と並べられており、同時に前記データ
キャリアのメモリー4には各データキャリア毎に全て異
なるIDコード4バイトが記憶されているものとする。
合わせてこのIDコードは各書籍と1対1で対応付けら
れパソコンないしは台帳で管理されているものとする。
なお前記データキャリアのメモリー4には、IDコード
のほかに必要に応じて書籍の購入日や金額のデータ、貸
し出した日付けや回数等の履歴データを記憶させておい
てもよい。一方リーダライタ20は、IDコード生成部
27としてIDコード入力スイッチが設けられており、
このスイッチの入力状態に応じて検索すべきIDコード
が生成されるようになっている。また本システムにおい
ては、照合範囲指定部26で生成される照合範囲指定コ
ードとして、IDコードの照合対象となる領域の範囲を
IDコード全領域を指定するものとなる。図2(a)は
書籍の検索時の様子を表わしており、当該書籍のIDコ
ードをリーダライタ20に内蔵されたアンテナコイルL
2から連続的に送信しながら、各書籍に取り付けられた
データキャリアの上を順次走査していくものとする。確
認ランプは、IDコードの照合結果に基づくデータキャ
リア1からの返信の有無をLED等で確認できるように
したものであり、前記リーダライタ20が目的とする書
籍にきたところで点灯するようになっている。図2
(b)は、図2(a)におけるリーダライタ20を位置
X1、X2、X3の順に動かしながら、各データキャリ
アを順次走査している様子を示すとともに、アンテナコ
イルL2の交信エリアと、1a、1b、1cの各データ
キャリアとの位置関係を表わしている。
基づく本発明によるID照合方式の動作を、いくつかの
具体的な応用例を用いてわかりやすく説明する。まず、
図2において応用システムの一つとして書籍の検索に適
用した場合を例にとる。このシステムは例えば図書館な
どにおいて書棚に並んだ多数の蔵書の中から特定の書籍
をすばやく捜し出すときに用いられる。各書籍はその背
表紙にデータキャリア1が各々1つずつ取り付けられた
状態で書棚に整然と並べられており、同時に前記データ
キャリアのメモリー4には各データキャリア毎に全て異
なるIDコード4バイトが記憶されているものとする。
合わせてこのIDコードは各書籍と1対1で対応付けら
れパソコンないしは台帳で管理されているものとする。
なお前記データキャリアのメモリー4には、IDコード
のほかに必要に応じて書籍の購入日や金額のデータ、貸
し出した日付けや回数等の履歴データを記憶させておい
てもよい。一方リーダライタ20は、IDコード生成部
27としてIDコード入力スイッチが設けられており、
このスイッチの入力状態に応じて検索すべきIDコード
が生成されるようになっている。また本システムにおい
ては、照合範囲指定部26で生成される照合範囲指定コ
ードとして、IDコードの照合対象となる領域の範囲を
IDコード全領域を指定するものとなる。図2(a)は
書籍の検索時の様子を表わしており、当該書籍のIDコ
ードをリーダライタ20に内蔵されたアンテナコイルL
2から連続的に送信しながら、各書籍に取り付けられた
データキャリアの上を順次走査していくものとする。確
認ランプは、IDコードの照合結果に基づくデータキャ
リア1からの返信の有無をLED等で確認できるように
したものであり、前記リーダライタ20が目的とする書
籍にきたところで点灯するようになっている。図2
(b)は、図2(a)におけるリーダライタ20を位置
X1、X2、X3の順に動かしながら、各データキャリ
アを順次走査している様子を示すとともに、アンテナコ
イルL2の交信エリアと、1a、1b、1cの各データ
キャリアとの位置関係を表わしている。
【0022】検索を始めようとする場合には、まず検索
すべき書籍に対して与えられたIDコードをパソコンな
いしは台帳等の管理資料から捜し出した後、リーダライ
タ20のIDコード入力スイッチ20aを操作して前記
IDコードの設定を行なう。前記リーダライタ20では
IDコード入力スイッチ20aの設定状態により、ID
コード生成部27において照合すべきIDコードの生成
を行なう。照合範囲指定部26では前述の通り、IDコ
ードの照合対象となる領域の範囲としてIDコード全領
域を指定するように照合範囲指定コードを生成する。演
算部21ではこの他にデータキャリア1に対する処理内
容の指示およびその処理内容によっては送信データの指
定等を行なうが、わかりやすく説明するために本システ
ムでは単にIDコードの照合を行ない一致していればそ
の旨返信を行なうだけのコマンドを用いるものとする。
通信制御部22では、演算部21からの以上の指示を受
け、コマンドコード、IDコードおよび照合範囲指定コ
ードからなるコマンドブロックを生成し送信を行なった
後、返信データの有無を監視しその内容を前記演算部2
1に知らせる。返信データがない場合、即ちリーダライ
タ20との交信エリア内にデータキャリア1が存在しな
い場合もしくは交信エリア内にあってもデータキャリア
1での照合結果が不一致であり返信が行なわれない場合
には、前記リーダライタ20の演算部21は通信制御部
22に対し再度同じ指示を与えることで、前回と同じコ
マンドブロックの送信が行なわれ以降これを繰り返す。
当該データキャリア1が交信エリアに入り、返信データ
を受信すると、前記演算部21はこれを検知し確認ラン
プを点灯させて当該データキャリアの検索が行なわれた
ことを知らせる。
すべき書籍に対して与えられたIDコードをパソコンな
いしは台帳等の管理資料から捜し出した後、リーダライ
タ20のIDコード入力スイッチ20aを操作して前記
IDコードの設定を行なう。前記リーダライタ20では
IDコード入力スイッチ20aの設定状態により、ID
コード生成部27において照合すべきIDコードの生成
を行なう。照合範囲指定部26では前述の通り、IDコ
ードの照合対象となる領域の範囲としてIDコード全領
域を指定するように照合範囲指定コードを生成する。演
算部21ではこの他にデータキャリア1に対する処理内
容の指示およびその処理内容によっては送信データの指
定等を行なうが、わかりやすく説明するために本システ
ムでは単にIDコードの照合を行ない一致していればそ
の旨返信を行なうだけのコマンドを用いるものとする。
通信制御部22では、演算部21からの以上の指示を受
け、コマンドコード、IDコードおよび照合範囲指定コ
ードからなるコマンドブロックを生成し送信を行なった
後、返信データの有無を監視しその内容を前記演算部2
1に知らせる。返信データがない場合、即ちリーダライ
タ20との交信エリア内にデータキャリア1が存在しな
い場合もしくは交信エリア内にあってもデータキャリア
1での照合結果が不一致であり返信が行なわれない場合
には、前記リーダライタ20の演算部21は通信制御部
22に対し再度同じ指示を与えることで、前回と同じコ
マンドブロックの送信が行なわれ以降これを繰り返す。
当該データキャリア1が交信エリアに入り、返信データ
を受信すると、前記演算部21はこれを検知し確認ラン
プを点灯させて当該データキャリアの検索が行なわれた
ことを知らせる。
【0023】データキャリア1のうち交信エリア内にあ
るものは、前記リーダライタ20からのコマンドブロッ
クを受信して、照合範囲検出部10で前記照合範囲指定
コードを検出するとともに、受信した前記IDコードを
受信IDコードラッチ部3に保持し、この内容とメモリ
ー4にあらかじめ記憶されている自身のIDコードの内
容とを照合部2において照合を行なう。ここで、前記照
合範囲指定コードとして4バイトのIDコード全領域を
照合対象にしていることから、前記照合範囲検出部10
からは照合指定信号S4a〜S4d全てが出力されるた
め、前記受信IDコードラッチ部3に保持されているI
DコードのID0、ID1、ID2およびID3の各バ
イトの内容と、前記メモリー4のIDコード領域5の対
応する各バイトの内容とが、IDコードの各バイトの照
合部2a〜2dで照合されるとともに、各々の照合結果
に応じて一致信号S1a〜S1dが出力される。制御部
9ではこれら一致信号S1a〜S1dを監視し、全て出
力されている場合には、即ちID0〜ID3のどの照合
結果も全て一致している場合には、前記リーダライタ2
0に対してその旨返信を行なうが、ひとつないしは全部
が出力されない場合には一切の返信動作は行なわない。
なお、前記リーダライタ20からのコマンドブロックと
して照合動作のみを行なうようにコマンドコードが指定
されていることから、前記制御部9では、照合結果に応
じた返信または無返信の処理を行なった後、コマンドブ
ロックの受信待機状態に移行するとともに、交信エリア
から外れ前記データキャリア20からの電力供給が断た
れるまで上記動作を繰り返す。
るものは、前記リーダライタ20からのコマンドブロッ
クを受信して、照合範囲検出部10で前記照合範囲指定
コードを検出するとともに、受信した前記IDコードを
受信IDコードラッチ部3に保持し、この内容とメモリ
ー4にあらかじめ記憶されている自身のIDコードの内
容とを照合部2において照合を行なう。ここで、前記照
合範囲指定コードとして4バイトのIDコード全領域を
照合対象にしていることから、前記照合範囲検出部10
からは照合指定信号S4a〜S4d全てが出力されるた
め、前記受信IDコードラッチ部3に保持されているI
DコードのID0、ID1、ID2およびID3の各バ
イトの内容と、前記メモリー4のIDコード領域5の対
応する各バイトの内容とが、IDコードの各バイトの照
合部2a〜2dで照合されるとともに、各々の照合結果
に応じて一致信号S1a〜S1dが出力される。制御部
9ではこれら一致信号S1a〜S1dを監視し、全て出
力されている場合には、即ちID0〜ID3のどの照合
結果も全て一致している場合には、前記リーダライタ2
0に対してその旨返信を行なうが、ひとつないしは全部
が出力されない場合には一切の返信動作は行なわない。
なお、前記リーダライタ20からのコマンドブロックと
して照合動作のみを行なうようにコマンドコードが指定
されていることから、前記制御部9では、照合結果に応
じた返信または無返信の処理を行なった後、コマンドブ
ロックの受信待機状態に移行するとともに、交信エリア
から外れ前記データキャリア20からの電力供給が断た
れるまで上記動作を繰り返す。
【0024】今、ある人がリーダライタ20のIDコー
ド入力スイッチの操作を終え、検索すべきIDコードを
含むコマンドブロックを連続的に送信している状態で、
前記リーダライタ20を書棚の端にある書籍に取り付け
られたデータキャリア1aに近付けたとすると、前記リ
ーダライタ20は図2(b)のX1の位置にあり、この
とき交信エリア内にはデータキャリア1aのみが存在し
ている。データキャリア1aに記憶されているIDコー
ドは、検索すべきIDコードと異なっているものとする
と、このデータキャリア1aからの返信は無く、確認ラ
ンプも点灯しないため、前記リーダライタ20を矢印の
方向へと移動させていく。X2の位置において、前記デ
ータキャリア1aがまだ交信エリア内にある状態で、隣
の書籍に取り付けられているデータキャリア1bが同通
信領域内に入ってくる。このデータキャリア1bもま
た、検索すべきIDコードと異なるIDコードが記憶さ
れているものとすると同様に返信は行なわれず、前記リ
ーダライタ20では何も受信されない。さらに移動して
X3の位置にくると、今度はデータキャリア1cが交信
エリア内に入ってくる。このデータキャリア1cが取り
付けられた書籍が検索すべきものであったとすると、デ
ータキャリア1cに記憶されたIDコードと送信された
IDコードとの照合結果が一致し、前記データキャリア
1cからの返信が行なわれることになる。この時、デー
タキャリア1aは既に交信エリアから外れており、一方
データキャリア1bは同領域内にあるもののIDコード
が異なっているため返信は行なわず、結果としてリーダ
ライタ20では当該データキャリア1cからの返信デー
タのみ受信するため確認ランプが点灯する。以上のよう
にして検索が完了することになる。なお、図2(b)で
は、交信エリア内に同時に存在するデータキャリアの数
を説明の都合上2つとしてあるが、検索すべきIDコー
ドが記憶されたデータキャリアは1つであり同時に複数
のデータキャリアが返信動作を行なうことによる混信は
発生しないため、2つより多くてもなんら問題はない。
ド入力スイッチの操作を終え、検索すべきIDコードを
含むコマンドブロックを連続的に送信している状態で、
前記リーダライタ20を書棚の端にある書籍に取り付け
られたデータキャリア1aに近付けたとすると、前記リ
ーダライタ20は図2(b)のX1の位置にあり、この
とき交信エリア内にはデータキャリア1aのみが存在し
ている。データキャリア1aに記憶されているIDコー
ドは、検索すべきIDコードと異なっているものとする
と、このデータキャリア1aからの返信は無く、確認ラ
ンプも点灯しないため、前記リーダライタ20を矢印の
方向へと移動させていく。X2の位置において、前記デ
ータキャリア1aがまだ交信エリア内にある状態で、隣
の書籍に取り付けられているデータキャリア1bが同通
信領域内に入ってくる。このデータキャリア1bもま
た、検索すべきIDコードと異なるIDコードが記憶さ
れているものとすると同様に返信は行なわれず、前記リ
ーダライタ20では何も受信されない。さらに移動して
X3の位置にくると、今度はデータキャリア1cが交信
エリア内に入ってくる。このデータキャリア1cが取り
付けられた書籍が検索すべきものであったとすると、デ
ータキャリア1cに記憶されたIDコードと送信された
IDコードとの照合結果が一致し、前記データキャリア
1cからの返信が行なわれることになる。この時、デー
タキャリア1aは既に交信エリアから外れており、一方
データキャリア1bは同領域内にあるもののIDコード
が異なっているため返信は行なわず、結果としてリーダ
ライタ20では当該データキャリア1cからの返信デー
タのみ受信するため確認ランプが点灯する。以上のよう
にして検索が完了することになる。なお、図2(b)で
は、交信エリア内に同時に存在するデータキャリアの数
を説明の都合上2つとしてあるが、検索すべきIDコー
ドが記憶されたデータキャリアは1つであり同時に複数
のデータキャリアが返信動作を行なうことによる混信は
発生しないため、2つより多くてもなんら問題はない。
【0025】次の応用例として、別のシステムに適用し
たものについて説明する。まず、図3においてこのシス
テムは、特定の敷地、建物あるいは室内へのゲート入退
場管理で使用されるものとする。ゲートAにはリーダラ
イタ20が組み込まれておりデータキャリア1との交信
を行なうほかに、ドアの開閉や必要に応じて入退場者へ
の情報表示、音声アナウンス等を行なう機能を有してい
てもよい。データキャリア1は入退場者が腕などに装着
して携行しており、ゲートA通過時にアンテナコイルL
2にかざして交信を行ない、IDコードの照合結果によ
り入退場の可否判定を受けるものであり、そのIDコー
ドの内容により通過できるゲートが限られるものとす
る。逆に言えば、ゲートには各ゲート毎にあらかじめ決
められた所定のIDコードが入力されており、該当する
IDコードの記憶されているデータキャリアを携行した
場合のみドアを開け通過させるようになっている。説明
をわかりやすくするために、本システムでは入場時にお
いて上記のような通過制限を行ない、退場時は無条件に
通過させるものとする。また、入場管理の対象を入場者
の所属部門とし、入場可能な所属部門の識別用のコード
が、各ゲート毎にあらかじめ入力されているものとす
る。これにより、データキャリア1のIDコードとして
は、4バイトのうちの3バイトを個人識別用のコード、
残りの1バイトを前記所属部門の識別用のコードにあて
るものとする。図3(a)では、データキャリアを携行
した二人の人があるゲートを通過しようとしている様子
を表わしている。また、図3(b)は本システムで使用
するデータキャリア1のIDコードの内容を表わしてお
り、メモリー4のIDコード領域5のID0〜ID3の
4バイトのうち、ID1、ID2およびID3の3バイ
トを個人識別用、ID0の1バイトを所属部門識別用と
して各々所定の内容が記憶されていることを示してい
る。
たものについて説明する。まず、図3においてこのシス
テムは、特定の敷地、建物あるいは室内へのゲート入退
場管理で使用されるものとする。ゲートAにはリーダラ
イタ20が組み込まれておりデータキャリア1との交信
を行なうほかに、ドアの開閉や必要に応じて入退場者へ
の情報表示、音声アナウンス等を行なう機能を有してい
てもよい。データキャリア1は入退場者が腕などに装着
して携行しており、ゲートA通過時にアンテナコイルL
2にかざして交信を行ない、IDコードの照合結果によ
り入退場の可否判定を受けるものであり、そのIDコー
ドの内容により通過できるゲートが限られるものとす
る。逆に言えば、ゲートには各ゲート毎にあらかじめ決
められた所定のIDコードが入力されており、該当する
IDコードの記憶されているデータキャリアを携行した
場合のみドアを開け通過させるようになっている。説明
をわかりやすくするために、本システムでは入場時にお
いて上記のような通過制限を行ない、退場時は無条件に
通過させるものとする。また、入場管理の対象を入場者
の所属部門とし、入場可能な所属部門の識別用のコード
が、各ゲート毎にあらかじめ入力されているものとす
る。これにより、データキャリア1のIDコードとして
は、4バイトのうちの3バイトを個人識別用のコード、
残りの1バイトを前記所属部門の識別用のコードにあて
るものとする。図3(a)では、データキャリアを携行
した二人の人があるゲートを通過しようとしている様子
を表わしている。また、図3(b)は本システムで使用
するデータキャリア1のIDコードの内容を表わしてお
り、メモリー4のIDコード領域5のID0〜ID3の
4バイトのうち、ID1、ID2およびID3の3バイ
トを個人識別用、ID0の1バイトを所属部門識別用と
して各々所定の内容が記憶されていることを示してい
る。
【0026】さて、図3(a)においてこのゲートAに
は入場を許可する所属部門識別コードがあらかじめ入力
されており、内蔵されたリーダライタ20のIDコード
生成部27では、前記所属部門識別コードの入力状態に
応じて照合すべきIDコードの生成を行なう。本システ
ムでは前述の通り、入場管理の対象を入場者の所属部門
としていることから、IDコード4バイトの領域うちの
所属部門識別コード1バイトの領域のみ照合すればよい
ため、照合範囲指定部26ではIDコードの照合対象と
なる領域の範囲としてID0を指定するように照合範囲
指定コードを生成する。リーダライタ20のその他の部
分については、前述の書籍の検索に応用した例の動作と
ほぼ同じである。即ち、演算部21ではデータキャリア
1に対する処理内容としてIDコードの照合のみ行なう
コマンドを実行するよう指示し、通信制御部22ではこ
れを受け、コマンドコード、IDコードおよび照合範囲
指定コードからなるコマンドブロックを生成し送信を行
なった後、返信データの有無を監視しその内容を前記演
算部21に知らせる。返信データがない場合、即ちリー
ダライタ20との交信エリア内にデータキャリア1が存
在しない場合もしくは交信エリア内にあってもデータキ
ャリア1での照合結果が不一致であり返信が行なわれな
い場合には、前記リーダライタ20の演算部21は通信
制御部22に対し再度同じ指示を与えることで、前回と
同じコマンドブロックの送信が行なわれ以降これを繰り
返す。当該データキャリア1が交信エリアに入り、返信
データを受信すると、前記演算部21はこれを検知する
とともにドアを開放し入場を許可する。
は入場を許可する所属部門識別コードがあらかじめ入力
されており、内蔵されたリーダライタ20のIDコード
生成部27では、前記所属部門識別コードの入力状態に
応じて照合すべきIDコードの生成を行なう。本システ
ムでは前述の通り、入場管理の対象を入場者の所属部門
としていることから、IDコード4バイトの領域うちの
所属部門識別コード1バイトの領域のみ照合すればよい
ため、照合範囲指定部26ではIDコードの照合対象と
なる領域の範囲としてID0を指定するように照合範囲
指定コードを生成する。リーダライタ20のその他の部
分については、前述の書籍の検索に応用した例の動作と
ほぼ同じである。即ち、演算部21ではデータキャリア
1に対する処理内容としてIDコードの照合のみ行なう
コマンドを実行するよう指示し、通信制御部22ではこ
れを受け、コマンドコード、IDコードおよび照合範囲
指定コードからなるコマンドブロックを生成し送信を行
なった後、返信データの有無を監視しその内容を前記演
算部21に知らせる。返信データがない場合、即ちリー
ダライタ20との交信エリア内にデータキャリア1が存
在しない場合もしくは交信エリア内にあってもデータキ
ャリア1での照合結果が不一致であり返信が行なわれな
い場合には、前記リーダライタ20の演算部21は通信
制御部22に対し再度同じ指示を与えることで、前回と
同じコマンドブロックの送信が行なわれ以降これを繰り
返す。当該データキャリア1が交信エリアに入り、返信
データを受信すると、前記演算部21はこれを検知する
とともにドアを開放し入場を許可する。
【0027】一方データキャリア1での、前記リーダラ
イタ20からのコマンドブロックの受信、受信した前記
IDコードのIDコードラッチ部3での保持、および照
合部2での照合結果に基づく制御部9での返信動作もま
た、前述の書籍の検索に応用した例の動作と同じであ
る。照合範囲検出部10では前記照合範囲指定コードの
検出を行なうが、4バイトのIDコードのうちID0の
1バイトを照合対象にしていることから、前記照合範囲
検出部10からは照合指定信号S4aのみが出力される
ため、前記受信IDコードラッチ部3に保持されている
IDコードのうちのID0の内容と、メモリー4のID
コード領域5のID0の内容とが照合部2aで照合さ
れ、その照合結果に応じて一致信号S1aが出力され
る。この時、ID1、ID2およびID3は照合対象と
なっていないことから、2a、2bおよび2cの各照合
部からの一致信号S1b、S1cおよびS1dは常に出
力状態となっており一致しているものとみなされる。な
お、リーダライタ20から送信されるIDコードのバイ
ト数として、照合範囲指定コードで指定されたバイト数
即ち本システムでは対象となるID0の1バイトのみと
するか、または、指定されたバイト数以上のもの即ち本
システムでのID1〜ID3の3バイトはダミーコード
として付加し4バイト全てのIDコードを送信するか
は、リーダライタ20とデータキャリア1との間の交信
のプロトコルを決めさえすればどちらでも一向に構わな
い。
イタ20からのコマンドブロックの受信、受信した前記
IDコードのIDコードラッチ部3での保持、および照
合部2での照合結果に基づく制御部9での返信動作もま
た、前述の書籍の検索に応用した例の動作と同じであ
る。照合範囲検出部10では前記照合範囲指定コードの
検出を行なうが、4バイトのIDコードのうちID0の
1バイトを照合対象にしていることから、前記照合範囲
検出部10からは照合指定信号S4aのみが出力される
ため、前記受信IDコードラッチ部3に保持されている
IDコードのうちのID0の内容と、メモリー4のID
コード領域5のID0の内容とが照合部2aで照合さ
れ、その照合結果に応じて一致信号S1aが出力され
る。この時、ID1、ID2およびID3は照合対象と
なっていないことから、2a、2bおよび2cの各照合
部からの一致信号S1b、S1cおよびS1dは常に出
力状態となっており一致しているものとみなされる。な
お、リーダライタ20から送信されるIDコードのバイ
ト数として、照合範囲指定コードで指定されたバイト数
即ち本システムでは対象となるID0の1バイトのみと
するか、または、指定されたバイト数以上のもの即ち本
システムでのID1〜ID3の3バイトはダミーコード
として付加し4バイト全てのIDコードを送信するか
は、リーダライタ20とデータキャリア1との間の交信
のプロトコルを決めさえすればどちらでも一向に構わな
い。
【0028】今、入場を許可すべき所属部門識別コード
からなるIDコードを含むコマンドブロックをアンテナ
コイルL2から連続的に送信しているゲートの交信エリ
ア内に、データキャリア1fを携行している人とデータ
キャリア1gを携行している人が二人同時に入ってきた
とする。データキャリア1fにはこのゲートでの入場を
許可する所属部門識別コードが、データキャリア1gに
はこのゲートには該当しない別の所属部門識別コードが
記憶されているものとすると、前記データキャリア1f
からは、IDコードの照合結果が一致することにより返
信が行なわれ、一方のデータキャリア1gからは、照合
結果が不一致のため返信は行なわれない。その結果、リ
ーダライタ20ではこの返信信号を受信することで入場
を許可しドアを開放する。
からなるIDコードを含むコマンドブロックをアンテナ
コイルL2から連続的に送信しているゲートの交信エリ
ア内に、データキャリア1fを携行している人とデータ
キャリア1gを携行している人が二人同時に入ってきた
とする。データキャリア1fにはこのゲートでの入場を
許可する所属部門識別コードが、データキャリア1gに
はこのゲートには該当しない別の所属部門識別コードが
記憶されているものとすると、前記データキャリア1f
からは、IDコードの照合結果が一致することにより返
信が行なわれ、一方のデータキャリア1gからは、照合
結果が不一致のため返信は行なわれない。その結果、リ
ーダライタ20ではこの返信信号を受信することで入場
を許可しドアを開放する。
【0029】以上までに述べた2つの応用例からもわか
るように、図1の機能ブロック線図に基づく本発明によ
るID照合方式においては、データキャリア1のIDコ
ードの照合領域は、リーダライタ20の照合範囲指定部
26で生成されコマンドブロックとして送信される照合
範囲指定コードの内容に基づき任意に指定することが可
能であり、上記2つの利用形態の異なった応用システム
に対して適用することが可能となる。
るように、図1の機能ブロック線図に基づく本発明によ
るID照合方式においては、データキャリア1のIDコ
ードの照合領域は、リーダライタ20の照合範囲指定部
26で生成されコマンドブロックとして送信される照合
範囲指定コードの内容に基づき任意に指定することが可
能であり、上記2つの利用形態の異なった応用システム
に対して適用することが可能となる。
【0030】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。前述の実施の形態の説明の際に用いた2つの応
用例のうち、図3で示したゲート入退場管理において、
ゲートの交信エリア内に入ってきた二人は同じ部門に所
属しておりデータキャリア1fおよび同1gに記憶され
た所属部門識別コードが同一で、しかもこのゲートでの
入場許可の対象となっているものであったとする。この
場合、リーダライタ20から送信されたコマンドブロッ
クに対し前記データキャリア1fおよび1g両方が同時
に返信を行ない、その結果混信して前記リーダライタ2
0では正常な受信が行なえないことになる。この解決方
法として、同じ所属部門であっても各人ごとに全て異な
っている個人識別用コードを使用した照合方法、即ちリ
ーダライタ20から送信するコマンドブロックのうち、
IDコードの内容および照合範囲指定コードによる照合
範囲指定の対象を個人識別用コードとし、所定のIDコ
ードに対して複数のデータキャリアのなかの1つだけが
返信を行なうようにすることで個々のデータキャリアを
特定する方法が考えられるが、従来例で述べた手順で
は、あらゆる組み合わせのIDコードを順番に送信して
いくためかなりの回数の照合動作が必要となってしまう
ため、ここでは以下に示すような手順でIDコードの照
合動作を行なう。
明する。前述の実施の形態の説明の際に用いた2つの応
用例のうち、図3で示したゲート入退場管理において、
ゲートの交信エリア内に入ってきた二人は同じ部門に所
属しておりデータキャリア1fおよび同1gに記憶され
た所属部門識別コードが同一で、しかもこのゲートでの
入場許可の対象となっているものであったとする。この
場合、リーダライタ20から送信されたコマンドブロッ
クに対し前記データキャリア1fおよび1g両方が同時
に返信を行ない、その結果混信して前記リーダライタ2
0では正常な受信が行なえないことになる。この解決方
法として、同じ所属部門であっても各人ごとに全て異な
っている個人識別用コードを使用した照合方法、即ちリ
ーダライタ20から送信するコマンドブロックのうち、
IDコードの内容および照合範囲指定コードによる照合
範囲指定の対象を個人識別用コードとし、所定のIDコ
ードに対して複数のデータキャリアのなかの1つだけが
返信を行なうようにすることで個々のデータキャリアを
特定する方法が考えられるが、従来例で述べた手順で
は、あらゆる組み合わせのIDコードを順番に送信して
いくためかなりの回数の照合動作が必要となってしまう
ため、ここでは以下に示すような手順でIDコードの照
合動作を行なう。
【0031】図4は本発明の他の実施の形態を表す機能
ブロック線図である。前に説明した実施の形態では、図
3に示したごとくIDコードの照合領域として、ID0
〜ID3の4バイトのIDコードに対し、データキャリ
ア1はリーダライタ20からの照合範囲指定コードに基
づくID0照合指定信号S4a〜ID3照合指定信号S
4dの出力状態により、ID0照合部2a〜ID3照合
部2dの各部を最小1バイト単位で指定していたが、本
実施の形態ではこれをさらに細かく1ビット単位で指定
可能な構成としている。即ち図4のデータキャリア1に
おいて、ID3照合部2dはb7照合部2e〜b0照合
部2lの8個からなり、それぞれID3のb7〜b0の
各ビットに対応しているとともに、b7照合指定信号S
4e〜b0照合指定信号S4lの出力状態により照合を
行ない、それぞれの照合結果に応じてb7一致信号S1
e〜b0一致信号S1lが出力するように構成されてい
る。なお、図4では省略してあるが、他の照合部2a、
2b、2cでも前記ID3照合部2dと同様に1ビット
単位で照合可能な構成になっている。一方リーダライタ
20では演算部21として、データキャリア1からの返
信の有無により送信したIDコードが有効な内容である
か否かを判定するIDコード判定部28、およびこのI
Dコード判定部28からの判定結果を基にIDコードお
よび照合範囲指定コードの送信順序を制御する順序制御
部29が新たに付加された構成となっている。前記ID
コード判定部28は、送信したIDコードに対するデー
タキャリア1からの返信の有無を監視するとともに、返
信がない場合にはその時送信したIDコードを有するデ
ータキャリア1が交信エリア内に存在しないものと判断
して当該IDコードは無効と判定し、また返信がある場
合にはその時送信したIDコードを有するデータキャリ
ア1が存在するものとして当該IDコードを有効と判定
し、この判定結果をIDコード生成部27に知らせる。
前記IDコード生成部27では無効と判定されたIDコ
ードは削除し、有効となった場合には当該IDコードを
基に次回送信するIDコードを生成して記憶保持する。
前記順序制御部29は、前記IDコード生成部27に対
し次に送信すべきIDコードの指定をするとともに、前
記IDコード判定部28からの判定結果を受けるごとに
IDコードの照合領域を拡大していき、その都度照合範
囲指定部26に対して指示をする。即ちIDコードの照
合範囲としては、まず始めにIDコードの先頭の1ビッ
トを指定し、次に前記IDコードの先頭の2ビット、以
降1ビットづつ増しながら順次照合範囲を広げていくよ
うにする。前記照合範囲指定部26では、前記順序制御
部29からの指示内容により照合範囲指定コードが生成
され、これに対応した前記IDコード生成部27で生成
されたIDコードとともに、コマンドブロックとして送
信が行なわれる。なお、前記照合範囲指定部26で生成
される照合範囲指定コードとしては、IDコードの特定
のビット、およびビット数を指定するようにエンコード
されており、IDコードの照合領域をある1ビットから
連続した所定の長さのビット数までの範囲で指定できる
ようになっているものとする。また、通信制御部22か
らのコマンドブロックのうちのコマンドコードとして、
データキャリア1のメモリー4に記憶されているIDコ
ード領域5の内容の読み出しおよび返信の動作を行なう
ようなIDコード読み出しコマンドが指定されるものと
する。
ブロック線図である。前に説明した実施の形態では、図
3に示したごとくIDコードの照合領域として、ID0
〜ID3の4バイトのIDコードに対し、データキャリ
ア1はリーダライタ20からの照合範囲指定コードに基
づくID0照合指定信号S4a〜ID3照合指定信号S
4dの出力状態により、ID0照合部2a〜ID3照合
部2dの各部を最小1バイト単位で指定していたが、本
実施の形態ではこれをさらに細かく1ビット単位で指定
可能な構成としている。即ち図4のデータキャリア1に
おいて、ID3照合部2dはb7照合部2e〜b0照合
部2lの8個からなり、それぞれID3のb7〜b0の
各ビットに対応しているとともに、b7照合指定信号S
4e〜b0照合指定信号S4lの出力状態により照合を
行ない、それぞれの照合結果に応じてb7一致信号S1
e〜b0一致信号S1lが出力するように構成されてい
る。なお、図4では省略してあるが、他の照合部2a、
2b、2cでも前記ID3照合部2dと同様に1ビット
単位で照合可能な構成になっている。一方リーダライタ
20では演算部21として、データキャリア1からの返
信の有無により送信したIDコードが有効な内容である
か否かを判定するIDコード判定部28、およびこのI
Dコード判定部28からの判定結果を基にIDコードお
よび照合範囲指定コードの送信順序を制御する順序制御
部29が新たに付加された構成となっている。前記ID
コード判定部28は、送信したIDコードに対するデー
タキャリア1からの返信の有無を監視するとともに、返
信がない場合にはその時送信したIDコードを有するデ
ータキャリア1が交信エリア内に存在しないものと判断
して当該IDコードは無効と判定し、また返信がある場
合にはその時送信したIDコードを有するデータキャリ
ア1が存在するものとして当該IDコードを有効と判定
し、この判定結果をIDコード生成部27に知らせる。
前記IDコード生成部27では無効と判定されたIDコ
ードは削除し、有効となった場合には当該IDコードを
基に次回送信するIDコードを生成して記憶保持する。
前記順序制御部29は、前記IDコード生成部27に対
し次に送信すべきIDコードの指定をするとともに、前
記IDコード判定部28からの判定結果を受けるごとに
IDコードの照合領域を拡大していき、その都度照合範
囲指定部26に対して指示をする。即ちIDコードの照
合範囲としては、まず始めにIDコードの先頭の1ビッ
トを指定し、次に前記IDコードの先頭の2ビット、以
降1ビットづつ増しながら順次照合範囲を広げていくよ
うにする。前記照合範囲指定部26では、前記順序制御
部29からの指示内容により照合範囲指定コードが生成
され、これに対応した前記IDコード生成部27で生成
されたIDコードとともに、コマンドブロックとして送
信が行なわれる。なお、前記照合範囲指定部26で生成
される照合範囲指定コードとしては、IDコードの特定
のビット、およびビット数を指定するようにエンコード
されており、IDコードの照合領域をある1ビットから
連続した所定の長さのビット数までの範囲で指定できる
ようになっているものとする。また、通信制御部22か
らのコマンドブロックのうちのコマンドコードとして、
データキャリア1のメモリー4に記憶されているIDコ
ード領域5の内容の読み出しおよび返信の動作を行なう
ようなIDコード読み出しコマンドが指定されるものと
する。
【0032】まず最初に、リーダライタ20において、
順序制御部29はIDコードの照合領域として、先頭の
1ビット、即ちID3のビット7(b7)を照合対象と
するように照合範囲指定部26およびIDコード生成部
27に指示する。前記IDコード生成部27では前記照
合対象となるIDコードの内容が”1”となるようなI
Dコードを生成し、前記照合範囲指定部26において生
成された照合範囲指定コードとともに、コマンドコード
をIDコード読み出しコマンドとしたコマンドブロック
として通信制御部22から送信される。データキャリア
1においてはこのコマンドブロックを受信して、照合範
囲検出部10では前記照合範囲指定コードを検出しID
3のb7照合指定信号S4eのみを出力し、IDコード
ラッチ部3では受信した前記IDコードを一時的に保持
することでID3のb7の保持内容は”1”となり、こ
の内容とメモリー4のIDコード領域5のID3のb7
の記憶内容とが、ID3のb7照合部2eにおいて照合
され結果がID3のb7一致信号S1eとして出力され
る。IDコードのその他の領域、即ちID3のb6〜b
0およびID2、ID1、ID0のそれぞれのb7〜b
0の各ビットについては照合は行なわれず、常に照合結
果が一致したものとして、各ビットの照合部からの一致
信号は出力状態となる。ここで、前記メモリー4のID
コード領域5のID3のb7の記憶内容が”1”であっ
たとすると、前記ID3のb7照合部2eからのb7一
致信号S1eは出力され、制御部9では全ビットで照合
結果が一致したものとみなされて、前述のとおりメモリ
ー4に記憶されているIDコード領域5の内容を読み出
した後この内容をリーダライタ20に対して返信する。
また、前記メモリー4のIDコード領域5のID3のb
7の記憶内容が”0”であった場合にはメモリー4の内
容は読み出さず返信も行なわれない。いま仮にリーダラ
イタ20との交信エリア内に複数枚のデータキャリア1
が存在しているものとすると、前記IDコードの照合対
象、即ちメモリー4のIDコード領域5のID3のb7
の記憶内容が”1”となるデータキャリア1が2つ以上
ある場合には、それぞれのデータキャリアからの返信が
同時になされ混信するために、リーダライタ20では通
信エラーとなって、個々のデータキャリアの正確な返信
内容は受信することができない。リーダライタ20で
は、データキャリア1からの返信の有無および返信があ
った場合でも混信による通信エラーの有無を検出し、通
信制御部22を通して演算部21に知らされる。前記演
算部21のIDコード判定部28では、前記通信制御部
22からのこれらの情報に応じて、送信したIDコード
が有効であるか否か判定を行なう。まず、返信はあるが
その内容が通信エラーであった場合には、前記照合対象
となるIDコードの内容が”1”となるデータキャリア
1が少なくとも2つ以上は存在しているため有効と判定
され、前記IDコード生成部27では当該IDコードの
内容を基に次回送信するIDコードを生成して記憶保持
する。返信がない場合には、前記照合対象となるIDコ
ードの内容が”1”となるデータキャリア1は存在しな
いものと判定され、前記IDコード生成部27では当該
IDコードが記憶内容から削除される。なお、返信があ
ってしかもその内容が正常に受信できた場合には複数の
データキャリアのうちの1つのIDコードが特定できた
ことになる。この時前記IDコード判定部28では有効
と判定されるものの、前記照合対象となるIDコードの
内容が”1”となるデータキャリア1はこの他には存在
しないことから、前記IDコード生成部27に対して当
該IDコードを記憶内容から削除するよう指示する。返
信の内容に応じた以上のような動作の後、リーダライタ
20ではIDコードの照合領域は前回と同じくID3の
b7とし、照合対象となるIDコードの内容を今度は”
0”として送信を行なう。データキャリア1では照合対
象となるIDコードの内容を”0”として前回と同じ照
合および返信動作を行なう。返信内容により、前記リー
ダライタ20は前述と同様にして、返信はあるがその内
容が通信エラーであった場合には有効と判定し当該ID
コードの内容を基に次回送信するIDコードを生成して
記憶保持する。また、返信がない場合もしくは返信内容
を正常に受信できた場合にはには、当該IDコードが記
憶内容から削除される。このようにして、IDコードの
先頭の1ビットについて”1”および”0”の各内容で
照合を行ない、データキャリア1からの返信内容が通信
エラーである場合には、当該IDコードの内容を基に次
回送信するIDコードを生成して記憶保持する。
順序制御部29はIDコードの照合領域として、先頭の
1ビット、即ちID3のビット7(b7)を照合対象と
するように照合範囲指定部26およびIDコード生成部
27に指示する。前記IDコード生成部27では前記照
合対象となるIDコードの内容が”1”となるようなI
Dコードを生成し、前記照合範囲指定部26において生
成された照合範囲指定コードとともに、コマンドコード
をIDコード読み出しコマンドとしたコマンドブロック
として通信制御部22から送信される。データキャリア
1においてはこのコマンドブロックを受信して、照合範
囲検出部10では前記照合範囲指定コードを検出しID
3のb7照合指定信号S4eのみを出力し、IDコード
ラッチ部3では受信した前記IDコードを一時的に保持
することでID3のb7の保持内容は”1”となり、こ
の内容とメモリー4のIDコード領域5のID3のb7
の記憶内容とが、ID3のb7照合部2eにおいて照合
され結果がID3のb7一致信号S1eとして出力され
る。IDコードのその他の領域、即ちID3のb6〜b
0およびID2、ID1、ID0のそれぞれのb7〜b
0の各ビットについては照合は行なわれず、常に照合結
果が一致したものとして、各ビットの照合部からの一致
信号は出力状態となる。ここで、前記メモリー4のID
コード領域5のID3のb7の記憶内容が”1”であっ
たとすると、前記ID3のb7照合部2eからのb7一
致信号S1eは出力され、制御部9では全ビットで照合
結果が一致したものとみなされて、前述のとおりメモリ
ー4に記憶されているIDコード領域5の内容を読み出
した後この内容をリーダライタ20に対して返信する。
また、前記メモリー4のIDコード領域5のID3のb
7の記憶内容が”0”であった場合にはメモリー4の内
容は読み出さず返信も行なわれない。いま仮にリーダラ
イタ20との交信エリア内に複数枚のデータキャリア1
が存在しているものとすると、前記IDコードの照合対
象、即ちメモリー4のIDコード領域5のID3のb7
の記憶内容が”1”となるデータキャリア1が2つ以上
ある場合には、それぞれのデータキャリアからの返信が
同時になされ混信するために、リーダライタ20では通
信エラーとなって、個々のデータキャリアの正確な返信
内容は受信することができない。リーダライタ20で
は、データキャリア1からの返信の有無および返信があ
った場合でも混信による通信エラーの有無を検出し、通
信制御部22を通して演算部21に知らされる。前記演
算部21のIDコード判定部28では、前記通信制御部
22からのこれらの情報に応じて、送信したIDコード
が有効であるか否か判定を行なう。まず、返信はあるが
その内容が通信エラーであった場合には、前記照合対象
となるIDコードの内容が”1”となるデータキャリア
1が少なくとも2つ以上は存在しているため有効と判定
され、前記IDコード生成部27では当該IDコードの
内容を基に次回送信するIDコードを生成して記憶保持
する。返信がない場合には、前記照合対象となるIDコ
ードの内容が”1”となるデータキャリア1は存在しな
いものと判定され、前記IDコード生成部27では当該
IDコードが記憶内容から削除される。なお、返信があ
ってしかもその内容が正常に受信できた場合には複数の
データキャリアのうちの1つのIDコードが特定できた
ことになる。この時前記IDコード判定部28では有効
と判定されるものの、前記照合対象となるIDコードの
内容が”1”となるデータキャリア1はこの他には存在
しないことから、前記IDコード生成部27に対して当
該IDコードを記憶内容から削除するよう指示する。返
信の内容に応じた以上のような動作の後、リーダライタ
20ではIDコードの照合領域は前回と同じくID3の
b7とし、照合対象となるIDコードの内容を今度は”
0”として送信を行なう。データキャリア1では照合対
象となるIDコードの内容を”0”として前回と同じ照
合および返信動作を行なう。返信内容により、前記リー
ダライタ20は前述と同様にして、返信はあるがその内
容が通信エラーであった場合には有効と判定し当該ID
コードの内容を基に次回送信するIDコードを生成して
記憶保持する。また、返信がない場合もしくは返信内容
を正常に受信できた場合にはには、当該IDコードが記
憶内容から削除される。このようにして、IDコードの
先頭の1ビットについて”1”および”0”の各内容で
照合を行ない、データキャリア1からの返信内容が通信
エラーである場合には、当該IDコードの内容を基に次
回送信するIDコードを生成して記憶保持する。
【0033】次に、順序制御部29はIDコードの照合
範囲を1ビット広げ、照合領域としてIDコードの先頭
の1ビットから2ビット目まで、即ちID3のビット7
(b7)、ビット6(b6)を照合対象とし照合範囲指
定部26およびIDコード生成部27に指示する。前記
IDコード生成部27では前記照合対象となるIDコー
ドの内容として、IDコード判定部28において前回有
効と判定され記憶保持した内容はそのままで、新たに照
合対象となったb6の内容を”1”とするようなIDコ
ードを生成する。前記照合範囲指定部26ではID3の
b7、およびそのビットからb6までの連続した長さの
ビット数である2を指定するような照合範囲指定コード
を生成し、前記IDコード生成部27において生成され
たIDコードとともに、前述と同じくコマンドコードを
IDコード読み出しコマンドとしたコマンドブロックと
して通信制御部22から送信される。データキャリア1
においてはこのコマンドブロックの受信、前記照合範囲
指定コードの検出、受信した前記IDコードの一時的な
保持が行なわれるが、照合範囲検出部10からはID3
のb7から2ビット分の照合指定信号、即ちb7照合指
定信号S4eおよびb6照合指定信号S4fが出力さ
れ、IDコードラッチ部3でのID3のb7の保持内容
およびb6の保持内容”1”と、メモリー4のIDコー
ド領域5のID3のb7およびb6の記憶内容とが、I
D3のb7照合部2eおよびb6照合部2fにおいて照
合され、その照合結果がID3のb7一致信号S1eお
よびb6一致信号S1fとして出力されるが、両者が出
力された場合のみ照合結果が一致したものとみなされ
て、メモリー4に記憶されているIDコード領域5の内
容を読み出した後この内容をリーダライタ20に対して
返信を行なう。リーダライタ20では前述と同じく、デ
ータキャリア1からの返信内容が通信エラーの時には当
該IDコードの内容を基に次回送信するIDコードを生
成し記憶保持するなど、返信および通信エラーの有無に
応じた動作を行なう。さらにIDコードの照合領域は前
回と同じくID3のb7およびb6とし、照合対象とな
るIDコードの内容のうちb6の内容を今度は”0”と
して送信を行なった後、同様にデータキャリア1からの
返信内容に応じた動作を行なうことになる。IDコード
の照合領域をID3のb7およびb6とした上記照合動
作を行なった後、照合領域をさらに1ビット広げID3
のb7、b6およびb5とし、前回までに通信エラーと
なって記憶保持されたIDコードの内容それぞれに対し
て、新たに照合対象となったID3のb5の内容を”
1”および”0”とした各場合において、上記と同様な
照合動作を行ない、これをID3のb0まで繰り返し、
続けてID2のb7およびb6、b5、b4の順にID
2のb0まで行ない、さらに続けてID1のb7、b
6、b5とID1のb0まで、個人識別用コードとして
割り当てられたIDコードの領域に対して実行する。こ
のようにして、IDコードの先頭の1ビットから始め、
順次1ビットづつ照合範囲を拡大していくとともに、照
合領域として新たに指定された1ビットの照合対象の内
容を”1”および”0”として前回記憶保持されたID
コードの内容に加えて新たなIDコードとし、その各内
容で照合動作を行なった後データキャリア1からの返信
内容が通信エラーである場合には、そのIDコードを有
するデータキャリア1が複数存在するものとして当該I
Dコードの内容を記憶保持する。その後前記IDコード
の照合範囲をさらに1ビット拡大して上記と同様な照合
動作を繰り返していくが、途中データキャリア1からの
返信がありしかも混信がなく正常に受信できた場合およ
び返信がなかった場合には、当該IDコードはその内容
が確定するため上記照合動作の対象から削除され、最終
的に通信エラーがなくなった時点で交信エリア内の全て
のデータキャリア1のIDコードが判明し、照合動作が
完了することになる。
範囲を1ビット広げ、照合領域としてIDコードの先頭
の1ビットから2ビット目まで、即ちID3のビット7
(b7)、ビット6(b6)を照合対象とし照合範囲指
定部26およびIDコード生成部27に指示する。前記
IDコード生成部27では前記照合対象となるIDコー
ドの内容として、IDコード判定部28において前回有
効と判定され記憶保持した内容はそのままで、新たに照
合対象となったb6の内容を”1”とするようなIDコ
ードを生成する。前記照合範囲指定部26ではID3の
b7、およびそのビットからb6までの連続した長さの
ビット数である2を指定するような照合範囲指定コード
を生成し、前記IDコード生成部27において生成され
たIDコードとともに、前述と同じくコマンドコードを
IDコード読み出しコマンドとしたコマンドブロックと
して通信制御部22から送信される。データキャリア1
においてはこのコマンドブロックの受信、前記照合範囲
指定コードの検出、受信した前記IDコードの一時的な
保持が行なわれるが、照合範囲検出部10からはID3
のb7から2ビット分の照合指定信号、即ちb7照合指
定信号S4eおよびb6照合指定信号S4fが出力さ
れ、IDコードラッチ部3でのID3のb7の保持内容
およびb6の保持内容”1”と、メモリー4のIDコー
ド領域5のID3のb7およびb6の記憶内容とが、I
D3のb7照合部2eおよびb6照合部2fにおいて照
合され、その照合結果がID3のb7一致信号S1eお
よびb6一致信号S1fとして出力されるが、両者が出
力された場合のみ照合結果が一致したものとみなされ
て、メモリー4に記憶されているIDコード領域5の内
容を読み出した後この内容をリーダライタ20に対して
返信を行なう。リーダライタ20では前述と同じく、デ
ータキャリア1からの返信内容が通信エラーの時には当
該IDコードの内容を基に次回送信するIDコードを生
成し記憶保持するなど、返信および通信エラーの有無に
応じた動作を行なう。さらにIDコードの照合領域は前
回と同じくID3のb7およびb6とし、照合対象とな
るIDコードの内容のうちb6の内容を今度は”0”と
して送信を行なった後、同様にデータキャリア1からの
返信内容に応じた動作を行なうことになる。IDコード
の照合領域をID3のb7およびb6とした上記照合動
作を行なった後、照合領域をさらに1ビット広げID3
のb7、b6およびb5とし、前回までに通信エラーと
なって記憶保持されたIDコードの内容それぞれに対し
て、新たに照合対象となったID3のb5の内容を”
1”および”0”とした各場合において、上記と同様な
照合動作を行ない、これをID3のb0まで繰り返し、
続けてID2のb7およびb6、b5、b4の順にID
2のb0まで行ない、さらに続けてID1のb7、b
6、b5とID1のb0まで、個人識別用コードとして
割り当てられたIDコードの領域に対して実行する。こ
のようにして、IDコードの先頭の1ビットから始め、
順次1ビットづつ照合範囲を拡大していくとともに、照
合領域として新たに指定された1ビットの照合対象の内
容を”1”および”0”として前回記憶保持されたID
コードの内容に加えて新たなIDコードとし、その各内
容で照合動作を行なった後データキャリア1からの返信
内容が通信エラーである場合には、そのIDコードを有
するデータキャリア1が複数存在するものとして当該I
Dコードの内容を記憶保持する。その後前記IDコード
の照合範囲をさらに1ビット拡大して上記と同様な照合
動作を繰り返していくが、途中データキャリア1からの
返信がありしかも混信がなく正常に受信できた場合およ
び返信がなかった場合には、当該IDコードはその内容
が確定するため上記照合動作の対象から削除され、最終
的に通信エラーがなくなった時点で交信エリア内の全て
のデータキャリア1のIDコードが判明し、照合動作が
完了することになる。
【0034】以上のIDコードの照合動作を、フローチ
ャートを用いて分かりやすく説明する。図5〜図7は図
4の機能ブロック線図の動作の流れを示すものであり、
IDコードの照合領域の指定手順を中心として表わして
いる。本説明では、IDコードをb0〜bmまでの連続
したm+1ビットとしバイト単位での区切りはないもの
とする。例えば図4の説明で用いたIDコードのうちの
ID3、ID2およびID1の3バイトであたえられた
個人識別用コードは、図5においてはb0〜b23の連
続した24ビットとなる。また、IDコードの照合範囲
の指定順序としてIDコードの最下位ビットb0からb
1、b2、b3の順に上位のビットへと拡大させていく
ものとする。さて、図5は説明を簡潔にするために用い
た簡略記号とその内容について表わしたものである。照
合動作のある時点において、IDコードの照合領域をb
0を先頭にbnまでのn+1ビットとした場合、照合対
象となるIDコードの内容は、b0〜bn−1までの前
回記憶保持している内容(図中では*で示されている)
にbnの内容として”1”および”0”を加えたものと
なるが、このうちbnの内容を”1”とした時のIDコ
ードをIDn(1)、bnを”0”とした時をIDn
(0)と略記する。また、この時点での照合動作を表わ
すフローチャートを図6に示した。まずステップ100
でリーダライタ20はIDコードの照合領域をb0から
bnと指定し、bnの内容を”1”としたIDコードI
Dn(1)を送信する。ステップ101ではデータキャ
リア1からの返信を確認し、返信がない場合にはそのま
まステップ104に進んでbnの内容を”0”とした次
のIDコードの送信が行なわれ、返信があってしかもそ
の内容が正常に受信できた場合にはステップ108で複
数の中の1つのデータキャリア1のIDコードを検出し
た後やはりステップ104へと進むが、いずれの場合に
もIDn(1)は記憶保持されず、以降の照合動作の対
象からは削除されることになる。データキャリア1から
の返信を受信した結果通信エラーとなった場合にはステ
ップ102へと進み当該IDコードの内容IDn(1)
を記憶保持するとともに、ステップ103でIDn
(1)が有効であることを示すフラグFn(1)をオン
にしてからステップ104へと進む。次にステップ10
4ではIDコードの照合領域はb0からbnとしたま
ま、今度はbnの内容を”0”としたIDコードIDn
(0)を送信する。ステップ105ではデータキャリア
1からの返信を確認し、前記ステップ101と同様に、
返信がない場合にはそのままステップ110へ、返信を
正常に受信した場合にはステップ109でIDコードを
検出した後ステップ110へ進み、いずれもIDn
(0)の記憶保持は行なわれない。また返信内容が通信
エラーである場合には、ステップ106でIDn(0)
を記憶保持し、ステップ107でIDn(0)が有効で
あることを示すフラグFn(0)をオンとした後ステッ
プ110へと進む。ステップ110では前記フラグFn
(1)およびFn(0)の内容により、オンである場合
にはそれぞれ記憶保持したIDn(1)ないしはIDn
(0)を基に、次のビットbn+1に対する上記と同様
な照合動作を行なうべく次段のステップへと進むことに
なる。なお前記フラグFn(1)およびFn(0)がい
ずれもオンとなっていない場合には、前記ステップ10
8、109においてIDコードが検出されたか、もしく
は照合動作途中でデータキャリア1が交信エリアから外
れることにより返信が途絶えたものとみなされて、ID
コードの上記照合対象に関するこれまでの照合動作はこ
こで停止することになる。参考までに、IDコードの照
合開始から、その照合範囲を順次1ビットづつ拡大させ
ながら照合を行なって行く様子を図7にフローチャート
で示した。ここでは、いままで述べてきた、IDコード
の照合領域をbnまでのn+1ビットとした時点での照
合動作のフローチャートをIDnと略記している。
ャートを用いて分かりやすく説明する。図5〜図7は図
4の機能ブロック線図の動作の流れを示すものであり、
IDコードの照合領域の指定手順を中心として表わして
いる。本説明では、IDコードをb0〜bmまでの連続
したm+1ビットとしバイト単位での区切りはないもの
とする。例えば図4の説明で用いたIDコードのうちの
ID3、ID2およびID1の3バイトであたえられた
個人識別用コードは、図5においてはb0〜b23の連
続した24ビットとなる。また、IDコードの照合範囲
の指定順序としてIDコードの最下位ビットb0からb
1、b2、b3の順に上位のビットへと拡大させていく
ものとする。さて、図5は説明を簡潔にするために用い
た簡略記号とその内容について表わしたものである。照
合動作のある時点において、IDコードの照合領域をb
0を先頭にbnまでのn+1ビットとした場合、照合対
象となるIDコードの内容は、b0〜bn−1までの前
回記憶保持している内容(図中では*で示されている)
にbnの内容として”1”および”0”を加えたものと
なるが、このうちbnの内容を”1”とした時のIDコ
ードをIDn(1)、bnを”0”とした時をIDn
(0)と略記する。また、この時点での照合動作を表わ
すフローチャートを図6に示した。まずステップ100
でリーダライタ20はIDコードの照合領域をb0から
bnと指定し、bnの内容を”1”としたIDコードI
Dn(1)を送信する。ステップ101ではデータキャ
リア1からの返信を確認し、返信がない場合にはそのま
まステップ104に進んでbnの内容を”0”とした次
のIDコードの送信が行なわれ、返信があってしかもそ
の内容が正常に受信できた場合にはステップ108で複
数の中の1つのデータキャリア1のIDコードを検出し
た後やはりステップ104へと進むが、いずれの場合に
もIDn(1)は記憶保持されず、以降の照合動作の対
象からは削除されることになる。データキャリア1から
の返信を受信した結果通信エラーとなった場合にはステ
ップ102へと進み当該IDコードの内容IDn(1)
を記憶保持するとともに、ステップ103でIDn
(1)が有効であることを示すフラグFn(1)をオン
にしてからステップ104へと進む。次にステップ10
4ではIDコードの照合領域はb0からbnとしたま
ま、今度はbnの内容を”0”としたIDコードIDn
(0)を送信する。ステップ105ではデータキャリア
1からの返信を確認し、前記ステップ101と同様に、
返信がない場合にはそのままステップ110へ、返信を
正常に受信した場合にはステップ109でIDコードを
検出した後ステップ110へ進み、いずれもIDn
(0)の記憶保持は行なわれない。また返信内容が通信
エラーである場合には、ステップ106でIDn(0)
を記憶保持し、ステップ107でIDn(0)が有効で
あることを示すフラグFn(0)をオンとした後ステッ
プ110へと進む。ステップ110では前記フラグFn
(1)およびFn(0)の内容により、オンである場合
にはそれぞれ記憶保持したIDn(1)ないしはIDn
(0)を基に、次のビットbn+1に対する上記と同様
な照合動作を行なうべく次段のステップへと進むことに
なる。なお前記フラグFn(1)およびFn(0)がい
ずれもオンとなっていない場合には、前記ステップ10
8、109においてIDコードが検出されたか、もしく
は照合動作途中でデータキャリア1が交信エリアから外
れることにより返信が途絶えたものとみなされて、ID
コードの上記照合対象に関するこれまでの照合動作はこ
こで停止することになる。参考までに、IDコードの照
合開始から、その照合範囲を順次1ビットづつ拡大させ
ながら照合を行なって行く様子を図7にフローチャート
で示した。ここでは、いままで述べてきた、IDコード
の照合領域をbnまでのn+1ビットとした時点での照
合動作のフローチャートをIDnと略記している。
【0035】まず始めにステップ200において、nの
値が0である場合、即ちIDコードの照合領域をb0と
し、その内容が”1”および”0”のそれぞれの場合に
ついて照合動作を行なう。通信エラーがあり交信エリア
内に当該IDコードを有するデータキャリアが2つ以上
存在する場合には、次のステップ201もしくは20
2、あるいはその両方のステップへと進むことになる。
いま、交信エリア内に、b0の内容が”1”であるID
コードを有するデータキャリアが2つ以上存在し、b0
が”0”であるものが1つだけであったとすると、ID
0(1)を基にしたつぎのビットの照合動作ID1がス
テップ201で行なわれるが、b0の内容が”0”であ
るデータキャリアのIDコードは1つだけであり、リー
ダライタ20は返信されたIDコードを正常に受信する
ことでそのIDコードの内容が確定することから、ステ
ップ202でのID0(0)に基づく照合動作ID1は
実行されないことになる。逆にb0の内容が”1”であ
るIDコードを有するデータキャリアが1つだけ存在
し、b0が”0”であるものが2つ以上あったとする
と、ステップ201は実行されずに、ステップ202で
つぎのビットb1の照合動作ID1が実行されることに
なる。また、b0の内容が”1”または”0”となるI
Dコードを有するデータキャリアがそれぞれ1つづつ、
もしくはどちらかが1つで他の一方が存在しないような
場合には、その時点で全てのデータキャリアのIDコー
ドが確定して照合動作が終了することになる。前記ステ
ップ200におけるID0の照合動作の結果により前記
ステップ201ないしはステップ202でのID1の照
合動作を行ない、つぎにこの結果に応じてID2の照合
動作がステップ203〜206のいずれかで行なわれ、
さらにID3の照合動作がステップ207、208等で
行なわれ、以降順次ビットnを拡大させながら最大ID
mまで照合動作を行なっていく。
値が0である場合、即ちIDコードの照合領域をb0と
し、その内容が”1”および”0”のそれぞれの場合に
ついて照合動作を行なう。通信エラーがあり交信エリア
内に当該IDコードを有するデータキャリアが2つ以上
存在する場合には、次のステップ201もしくは20
2、あるいはその両方のステップへと進むことになる。
いま、交信エリア内に、b0の内容が”1”であるID
コードを有するデータキャリアが2つ以上存在し、b0
が”0”であるものが1つだけであったとすると、ID
0(1)を基にしたつぎのビットの照合動作ID1がス
テップ201で行なわれるが、b0の内容が”0”であ
るデータキャリアのIDコードは1つだけであり、リー
ダライタ20は返信されたIDコードを正常に受信する
ことでそのIDコードの内容が確定することから、ステ
ップ202でのID0(0)に基づく照合動作ID1は
実行されないことになる。逆にb0の内容が”1”であ
るIDコードを有するデータキャリアが1つだけ存在
し、b0が”0”であるものが2つ以上あったとする
と、ステップ201は実行されずに、ステップ202で
つぎのビットb1の照合動作ID1が実行されることに
なる。また、b0の内容が”1”または”0”となるI
Dコードを有するデータキャリアがそれぞれ1つづつ、
もしくはどちらかが1つで他の一方が存在しないような
場合には、その時点で全てのデータキャリアのIDコー
ドが確定して照合動作が終了することになる。前記ステ
ップ200におけるID0の照合動作の結果により前記
ステップ201ないしはステップ202でのID1の照
合動作を行ない、つぎにこの結果に応じてID2の照合
動作がステップ203〜206のいずれかで行なわれ、
さらにID3の照合動作がステップ207、208等で
行なわれ、以降順次ビットnを拡大させながら最大ID
mまで照合動作を行なっていく。
【0036】図7に示したm+1ビットからなるIDコ
ードの照合手順において、あるIDコードに対するリー
ダライタ20からの送信、データキャリア1からの返信
を1回として、その照合動作の回数を調べてみると、I
Dnはbnの内容として”1”および”0”の2回の照
合動作を行なっていることから、ID0についてはステ
ップ200で2回の照合動作、ID1はステップ20
1、202それぞれ2回で計4回、以下同様にID2は
8回、ID3は16回となり、IDm−1は2のm乗回
となるため、nの値が0からmまでの全ての照合動作が
行なわれたとすると、全体としては2+2*2+2*2
*2+……+2*(2のm乗)となるため、照合動作の
回数の最大値Tmaxは数1で与えられる。
ードの照合手順において、あるIDコードに対するリー
ダライタ20からの送信、データキャリア1からの返信
を1回として、その照合動作の回数を調べてみると、I
Dnはbnの内容として”1”および”0”の2回の照
合動作を行なっていることから、ID0についてはステ
ップ200で2回の照合動作、ID1はステップ20
1、202それぞれ2回で計4回、以下同様にID2は
8回、ID3は16回となり、IDm−1は2のm乗回
となるため、nの値が0からmまでの全ての照合動作が
行なわれたとすると、全体としては2+2*2+2*2
*2+……+2*(2のm乗)となるため、照合動作の
回数の最大値Tmaxは数1で与えられる。
【数1】 しかしながらこれは、交信エリア内に存在するデータキ
ャリアとして、m+1ビットのIDコードの全ての組み
合わせをもつような場合であり、実際には交信エリア内
に同時に存在するデータキャリアの数は限られることが
多い。交信エリア内のデータキャリアの数Pにより、上
記数1は次の数2のようになる。
ャリアとして、m+1ビットのIDコードの全ての組み
合わせをもつような場合であり、実際には交信エリア内
に同時に存在するデータキャリアの数は限られることが
多い。交信エリア内のデータキャリアの数Pにより、上
記数1は次の数2のようになる。
【数2】 ここで、INT(P/2)とはPを2で割った時の整数
部分の値であり、MINとは[]内のどちらか値の小さ
いほうを取ることを表わしている。上記数2が成立する
ことは、次のような条件から容易に想像される。即ち、
照合動作の回数が多くなるようなIDコードの条件とし
て、 b0からbm−1までの内容は同一で、bmの内容が
異なるような2つづつの組み合わせとし、照合動作を照
合領域の最終ビットbmまで行なう。 上記のb0からbm−1のうち任意の連続した局所
的なビット列の内容が、各組み合わせ毎にできるだけ異
なるようにする。 となるような組み合わせのIDコードを有する場合であ
る。この時IDnの照合回数の最大値は2の(n+1)
乗となるものの、データキャリアの数がPの場合には上
記より通信エラーとなるIDコードの組み合わせの数
は最大P/2(ここでPは偶数とする)であり、その各
組み合わせに対してbnの内容を”0”および”1”と
した2回の照合動作を行なうことから照合動作の回数は
最大でも(P/2)*2までとなるため、データキャリ
アの数がPの場合のIDnの照合回数の最大値として
は、2の(n+1)乗または(P/2)*2のどちらか
小さいほうに制限されることになる。ちなみにPが奇数
の時には、IDコードの2つづつの組み合わせに対して
1つだけ余ることになり、IDmの照合動作を行なう前
にIDコードの内容が確定することから、IDコードの
組み合わせの数をINT(P/2)として算出すること
になる。以上述べてきたことついて、いくつかの具体的
な例を上げてシミュレーションを行ない、IDコードの
照合手順および照合動作の回数について確かめてみる。
部分の値であり、MINとは[]内のどちらか値の小さ
いほうを取ることを表わしている。上記数2が成立する
ことは、次のような条件から容易に想像される。即ち、
照合動作の回数が多くなるようなIDコードの条件とし
て、 b0からbm−1までの内容は同一で、bmの内容が
異なるような2つづつの組み合わせとし、照合動作を照
合領域の最終ビットbmまで行なう。 上記のb0からbm−1のうち任意の連続した局所
的なビット列の内容が、各組み合わせ毎にできるだけ異
なるようにする。 となるような組み合わせのIDコードを有する場合であ
る。この時IDnの照合回数の最大値は2の(n+1)
乗となるものの、データキャリアの数がPの場合には上
記より通信エラーとなるIDコードの組み合わせの数
は最大P/2(ここでPは偶数とする)であり、その各
組み合わせに対してbnの内容を”0”および”1”と
した2回の照合動作を行なうことから照合動作の回数は
最大でも(P/2)*2までとなるため、データキャリ
アの数がPの場合のIDnの照合回数の最大値として
は、2の(n+1)乗または(P/2)*2のどちらか
小さいほうに制限されることになる。ちなみにPが奇数
の時には、IDコードの2つづつの組み合わせに対して
1つだけ余ることになり、IDmの照合動作を行なう前
にIDコードの内容が確定することから、IDコードの
組み合わせの数をINT(P/2)として算出すること
になる。以上述べてきたことついて、いくつかの具体的
な例を上げてシミュレーションを行ない、IDコードの
照合手順および照合動作の回数について確かめてみる。
【0037】表1、表2および表3は、交信エリア内の
データキャリアの数Pとして、それぞれP=2、P=4
およびP=8の場合について、各データキャリア毎に具
体的なIDコードを設定して照合動作のシミュレーショ
ンを行なったものである。各表aは各データキャリア毎
にあらかじめ記憶されているIDコードの内容を示した
ものであり、各表bでそれらデータキャリアのIDコー
ドの照合を行なって行く様子を表わした。なお、説明を
分かりやすくするために、ここではIDコードをb0か
らb7までの8ビットとし、IDコードの照合範囲の指
定順序も前述の図5のフローチャートを用いた説明と同
じくIDコードの最下位ビットb0からb1、b2、b
3の順にb7まで上位のビットへと拡大させていくもの
とした。
データキャリアの数Pとして、それぞれP=2、P=4
およびP=8の場合について、各データキャリア毎に具
体的なIDコードを設定して照合動作のシミュレーショ
ンを行なったものである。各表aは各データキャリア毎
にあらかじめ記憶されているIDコードの内容を示した
ものであり、各表bでそれらデータキャリアのIDコー
ドの照合を行なって行く様子を表わした。なお、説明を
分かりやすくするために、ここではIDコードをb0か
らb7までの8ビットとし、IDコードの照合範囲の指
定順序も前述の図5のフローチャートを用いた説明と同
じくIDコードの最下位ビットb0からb1、b2、b
3の順にb7まで上位のビットへと拡大させていくもの
とした。
【表1】 まず、表1aでは2つのデータキャリアAおよびBのI
Dコードの内容として、前述の照合動作の回数が多くな
るようなIDコードの条件を満たすように設定されて
いる。即ちb0からb6までの内容は、前記データキャ
リアAとBで同一とし、b7の内容を前記データキャリ
アAでは”1”、Bでは”0”とした。なお、ここでは
b0からb6までの内容を各ビットとも”1”とした
が、”0”であっても、また”1”と”0”が混在して
いても、前記データキャリアAとBで同一でありさえす
れば照合動作の回数は同じになる。上記内容のIDコー
ドを有するデータキャリアAとBが交信エリア内に同時
に存在している場合のIDコードの照合動作を表1bに
示し、前記各IDコードの内容が確定するまでの様子を
シミュレーションした。ステップ300および301で
は、IDコードの照合領域としてまずb0を指定し、そ
の内容を”1”および”0”としてそれぞれについて照
合動作を行なった場合の、データキャリアからの返信内
容の受信結果を表わしている。ちなみに、このステップ
300および301は、前述の説明で用いた図7のフロ
ーチャートでいえばステップ200に該当する部分であ
る。前記ステップ300で、b0の内容を”1”とした
照合動作の結果、前記データキャリアA、Bともその内
容が”1”となるIDコードを有していることから同時
に返信がなされ混信するため、リーダライタでの受信結
果として表中の返信内容の項には「通信エラー」と記し
てある。次に前記ステップ301で、b0の内容を”
0”として照合動作を行なうがいづれのデータキャリア
からも返信がないことから返信内容は「なし」となる。
次にステップ302に移り、IDコードの照合領域を1
ビット増やしてb1までとし、前回通信エラーとなった
IDコードの内容を基にb1の内容を”1”とした(b
0,b1)=(1,1)となるIDコードで照合動作を
行なうも「通信エラー」となり、さらにステップ303
に移ってb1の内容を今度は”0”として(b0,b
1)=(1,0)となるIDコードで照合を行ない返信
「なし」の結果を得ることになる。続いてステップ30
4、305ではIDコードの照合領域をb2に広げ、前
回通信エラーとなったIDコードの内容(b0,b1)
=(1,1)を基にb2の内容として前記ステップ30
4では”1”、前記ステップ305では”0”を加え
て、それぞれて照合動作を行ない、以降ステップ30
6、307とステップ313までIDコードの照合領域
を1ビットづつ拡大させながら前述と同様に、返信内容
に応じた照合動作を繰り返す。ステップ314ではID
コードの照合領域を最終ビットb7までとし、その内容
を”1”として照合動作を行なったところである。その
結果前記データキャリアAからのみ返信が行なわれるた
めこれを正常に受信するとともにIDコードの内容が確
定する。次のステップ315では他方のデータキャリア
BのIDコードが確定し、照合動作が完了することにな
る。
Dコードの内容として、前述の照合動作の回数が多くな
るようなIDコードの条件を満たすように設定されて
いる。即ちb0からb6までの内容は、前記データキャ
リアAとBで同一とし、b7の内容を前記データキャリ
アAでは”1”、Bでは”0”とした。なお、ここでは
b0からb6までの内容を各ビットとも”1”とした
が、”0”であっても、また”1”と”0”が混在して
いても、前記データキャリアAとBで同一でありさえす
れば照合動作の回数は同じになる。上記内容のIDコー
ドを有するデータキャリアAとBが交信エリア内に同時
に存在している場合のIDコードの照合動作を表1bに
示し、前記各IDコードの内容が確定するまでの様子を
シミュレーションした。ステップ300および301で
は、IDコードの照合領域としてまずb0を指定し、そ
の内容を”1”および”0”としてそれぞれについて照
合動作を行なった場合の、データキャリアからの返信内
容の受信結果を表わしている。ちなみに、このステップ
300および301は、前述の説明で用いた図7のフロ
ーチャートでいえばステップ200に該当する部分であ
る。前記ステップ300で、b0の内容を”1”とした
照合動作の結果、前記データキャリアA、Bともその内
容が”1”となるIDコードを有していることから同時
に返信がなされ混信するため、リーダライタでの受信結
果として表中の返信内容の項には「通信エラー」と記し
てある。次に前記ステップ301で、b0の内容を”
0”として照合動作を行なうがいづれのデータキャリア
からも返信がないことから返信内容は「なし」となる。
次にステップ302に移り、IDコードの照合領域を1
ビット増やしてb1までとし、前回通信エラーとなった
IDコードの内容を基にb1の内容を”1”とした(b
0,b1)=(1,1)となるIDコードで照合動作を
行なうも「通信エラー」となり、さらにステップ303
に移ってb1の内容を今度は”0”として(b0,b
1)=(1,0)となるIDコードで照合を行ない返信
「なし」の結果を得ることになる。続いてステップ30
4、305ではIDコードの照合領域をb2に広げ、前
回通信エラーとなったIDコードの内容(b0,b1)
=(1,1)を基にb2の内容として前記ステップ30
4では”1”、前記ステップ305では”0”を加え
て、それぞれて照合動作を行ない、以降ステップ30
6、307とステップ313までIDコードの照合領域
を1ビットづつ拡大させながら前述と同様に、返信内容
に応じた照合動作を繰り返す。ステップ314ではID
コードの照合領域を最終ビットb7までとし、その内容
を”1”として照合動作を行なったところである。その
結果前記データキャリアAからのみ返信が行なわれるた
めこれを正常に受信するとともにIDコードの内容が確
定する。次のステップ315では他方のデータキャリア
BのIDコードが確定し、照合動作が完了することにな
る。
【0038】ここで照合動作の回数を見てみると、b0
を照合対象とした場合の照合動作はステップ300およ
びステップ301の2回、b1を照合対象とした場合に
はステップ302およびステップ303の2回、以下b
2については2回、b3も2回、b4、b5、b6およ
びb7についてもそれぞれ2回づつであり、合計2+2
+2+2+2+2+2+2=16となり、8ビットのI
Dコードを持つデータキャリアが交信エリア内に2つ存
在している場合には、最大16回の照合動作でそれぞれ
のIDコードを確定することができることがわかる。
を照合対象とした場合の照合動作はステップ300およ
びステップ301の2回、b1を照合対象とした場合に
はステップ302およびステップ303の2回、以下b
2については2回、b3も2回、b4、b5、b6およ
びb7についてもそれぞれ2回づつであり、合計2+2
+2+2+2+2+2+2=16となり、8ビットのI
Dコードを持つデータキャリアが交信エリア内に2つ存
在している場合には、最大16回の照合動作でそれぞれ
のIDコードを確定することができることがわかる。
【0039】次に表2bでは、表2aで示したIDコー
ドを有するA、B、CおよびDの4つのデータキャリア
が交信エリア内に存在する場合について照合動作をシミ
ュレーションしてみた。
ドを有するA、B、CおよびDの4つのデータキャリア
が交信エリア内に存在する場合について照合動作をシミ
ュレーションしてみた。
【表2】 各ビット毎に照合を行なっていく様子は前述までに説明
した内容とほぼ同じであるが、b0を対象としたステッ
プ400およびステップ401での照合動作の結果、そ
のビットの内容が ”1”および”0”のいづれの場合
も「通信エラー」となり、それらIDコードの内容を基
にしたステップ402、403、あるいはステップ40
4、405の照合動作が行なわれることから、b1を照
合対象とした照合動作の回数は4回となることがわか
る。そのため4つのデータキャリアのIDコードを全て
確定するまでには、2+4+4+4+4+4+4+4=
30となり、最大30回の照合動作が必要となることが
わかる。
した内容とほぼ同じであるが、b0を対象としたステッ
プ400およびステップ401での照合動作の結果、そ
のビットの内容が ”1”および”0”のいづれの場合
も「通信エラー」となり、それらIDコードの内容を基
にしたステップ402、403、あるいはステップ40
4、405の照合動作が行なわれることから、b1を照
合対象とした照合動作の回数は4回となることがわか
る。そのため4つのデータキャリアのIDコードを全て
確定するまでには、2+4+4+4+4+4+4+4=
30となり、最大30回の照合動作が必要となることが
わかる。
【表3】 表3に示したAからFまでの6つのデータキャリアの場
合についても同様で、この場合にはステップ500から
ステップ541まで、2+4+6+6+6+6+6+6
=42となり、最大で42回の照合動作が必要となって
いる。いずれの場合においても、照合動作の回数の最大
値として、前記数2が適用可能なことは明らかである。
合についても同様で、この場合にはステップ500から
ステップ541まで、2+4+6+6+6+6+6+6
=42となり、最大で42回の照合動作が必要となって
いる。いずれの場合においても、照合動作の回数の最大
値として、前記数2が適用可能なことは明らかである。
【0040】同様に表4ではAからHまでの8つのデー
タキャリアが交信エリア内に存在する場合についてシミ
ュレーションを行なった。
タキャリアが交信エリア内に存在する場合についてシミ
ュレーションを行なった。
【表4】 表4aに示した各IDコードの内容として、やはり前述
の照合動作の回数が多くなるようなIDコードの条件
を満たすように設定されており、データキャリアAと
B、CとD、EとFおよびGとHの各組み合わせ毎に、
IDコードのb0からb6までの内容を同一のものと
し、b7の内容を一方のデータキャリアでは”1”、他
方のデータキャリアは”0”とした。また前記条件のう
ちについては、b0からb6までのうち任意の連続し
た局所的なビット列、例えばb0からb2、またはb4
からb6といったどの3ビット分をとってみても、上記
各組み合わせ間では同じ内容にならないようになってお
り上記条件が満たされていることがわかる。照合動作
の回数としては、表4bのステップ600からステップ
653まで照合対象となるビット毎にその照合動作回数
を加算して、2+4+8+8+8+8+8+8=54と
なり前記数2が当てはまるとともに、最大54回の照合
動作が必要であることがわかる。以上のように、データ
キャリアが交信エリア内に2つ存在する場合の照合動作
の回数は最大16回、4つのデータキャリアでは同30
回、6つでは同42回、8つの場合には同54回で済む
のに対して、従来の技術で述べたIDコードの照合方式
はIDコードの最小値0から始まり1、2、3と、昇順
にIDコードの内容を変えながら照合動作を行なってい
くものであり、8ビットのIDコードではデータキャリ
アの数によらず最大256回の照合動作が必要となる。
の照合動作の回数が多くなるようなIDコードの条件
を満たすように設定されており、データキャリアAと
B、CとD、EとFおよびGとHの各組み合わせ毎に、
IDコードのb0からb6までの内容を同一のものと
し、b7の内容を一方のデータキャリアでは”1”、他
方のデータキャリアは”0”とした。また前記条件のう
ちについては、b0からb6までのうち任意の連続し
た局所的なビット列、例えばb0からb2、またはb4
からb6といったどの3ビット分をとってみても、上記
各組み合わせ間では同じ内容にならないようになってお
り上記条件が満たされていることがわかる。照合動作
の回数としては、表4bのステップ600からステップ
653まで照合対象となるビット毎にその照合動作回数
を加算して、2+4+8+8+8+8+8+8=54と
なり前記数2が当てはまるとともに、最大54回の照合
動作が必要であることがわかる。以上のように、データ
キャリアが交信エリア内に2つ存在する場合の照合動作
の回数は最大16回、4つのデータキャリアでは同30
回、6つでは同42回、8つの場合には同54回で済む
のに対して、従来の技術で述べたIDコードの照合方式
はIDコードの最小値0から始まり1、2、3と、昇順
にIDコードの内容を変えながら照合動作を行なってい
くものであり、8ビットのIDコードではデータキャリ
アの数によらず最大256回の照合動作が必要となる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
請求項1によれば、IDコードの照合領域として、その
一部ないしは全部の範囲をリーダライタから任意に指定
することができるために、使用目的に応じて照合領域を
可変させるだけでどのような応用システムにも適用で
き、さらに本発明の請求項4によれば、交信エリア内に
複数のデータキャリアが存在する場合のIDコードの照
合手順として、照合領域を順次1ビットづつ拡大させな
がら照合を行なっていく方式とすることで照合動作の回
数を従来に較べて少なくしIDコードを確定するまでに
要する時間を大幅に短縮することができるような高性能
のデータキャリアを提供するのに大きな効果がある。
請求項1によれば、IDコードの照合領域として、その
一部ないしは全部の範囲をリーダライタから任意に指定
することができるために、使用目的に応じて照合領域を
可変させるだけでどのような応用システムにも適用で
き、さらに本発明の請求項4によれば、交信エリア内に
複数のデータキャリアが存在する場合のIDコードの照
合手順として、照合領域を順次1ビットづつ拡大させな
がら照合を行なっていく方式とすることで照合動作の回
数を従来に較べて少なくしIDコードを確定するまでに
要する時間を大幅に短縮することができるような高性能
のデータキャリアを提供するのに大きな効果がある。
【図1】本発明の実施の形態の構成を表す機能ブロック
線図である。
線図である。
【図2】本発明の実施の形態で説明した応用システムに
基づく、実際の使用状態を説明した図である。
基づく、実際の使用状態を説明した図である。
【図3】本発明の実施の形態で説明した他の応用システ
ムに基づく、実際の使用状態を説明した図である。
ムに基づく、実際の使用状態を説明した図である。
【図4】本発明の他の実施の形態の構成を表す機能ブロ
ック線図である。
ック線図である。
【図5】図4で示された構成の動作の流れを表わす図で
ある。
ある。
【図6】図4で示された構成の動作の流れを表わすフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】図4で示された構成の動作の流れを表わすフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】従来の技術の構成を表す機能ブロック線図であ
る。
る。
1 データキャリア 2 照合部 3 受信IDコードラッチ部 10 照合範囲検出部 20 リーダライタ 26 照合範囲指定部 27 IDコード生成部 28 IDコード判定部 29 順序制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 電磁波により交信を行なうデータキャリ
アおよびリーダライタであって、前記データキャリア
は、内部メモリーにあらかじめ個々の識別用IDコード
を記憶しており、前記リーダライタから送信されたID
コードを受信して前記内部メモリーに記憶されたIDコ
ードとの照合を行なうIDコード照合方式において、リ
ーダライタには、IDコード送信手段と、前記データキ
ャリアのIDコードが記憶されている領域のうちの一部
ないしは全部の領域を任意に指定可能な照合範囲指定コ
ードを送信する照合範囲指定手段とを有し、データキャ
リアにあっては、前記リーダライタから送信された照合
範囲指定コードおよびIDコードを受信した際、内部メ
モリーに記憶されたIDコードのうちの指定された領域
のIDコードのみと照合を行なう照合制御手段を有する
ことを特徴としたIDコード照合方式。 - 【請求項2】 請求項1記載のIDコード照合方式にお
いて、リーダライタの前記IDコード送信手段は、ID
コードのうちの前記照合範囲指定コードにより指定され
た領域のIDコードのみを送信することを特徴としたI
Dコード照合方式。 - 【請求項3】 請求項1記載のIDコード照合方式にお
いて、データキャリアの前記照合制御手段での照合結果
が不一致の場合には、前記内部メモリーへの書き込みま
たは読み出しを禁止するとともにリーダライタへの返信
は行なわないことを特徴としたIDコード照合方式。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2および請求項3記載
のIDコード照合方式において、リーダライタは、前記
照合範囲指定手段に対しデータキャリアの前記IDコー
ド記憶領域の指定範囲が先頭の1ビットから始まり順次
1ビットづつ先頭からの指定範囲を増加させながらその
都度照合範囲指定コードとして送信を行なうように制御
する順序制御手段と、前記リーダライタから送信が行な
われる度にデータキャリアからの返信の有無および返信
時の返信データの内容を監視し、次の送信の実行指示お
よび送信するIDコード内容指定を行なう返信監視手段
とを有することを特徴としたIDコード照合方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030513A JPH09223201A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | Idコード照合方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030513A JPH09223201A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | Idコード照合方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09223201A true JPH09223201A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12305901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8030513A Pending JPH09223201A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | Idコード照合方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09223201A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002230491A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icタグを用いた書類または物品の検索方法と当該方法に使用する非接触icタグリーダ |
| WO2004006457A1 (ja) * | 2002-07-04 | 2004-01-15 | Lsi Japan Co., Ltd. | 複数idのマルチリード方法 |
| JP2007233497A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | Rfidタグを用いた弁管理システム |
| JP2007312979A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Ishida Co Ltd | 売価表示システム |
| JP2011175679A (ja) * | 1998-08-14 | 2011-09-08 | Three M Innovative Properties Co | 無線周波数識別システムに対する用途 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8030513A patent/JPH09223201A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011175679A (ja) * | 1998-08-14 | 2011-09-08 | Three M Innovative Properties Co | 無線周波数識別システムに対する用途 |
| JP2012195013A (ja) * | 1998-08-14 | 2012-10-11 | Three M Innovative Properties Co | 無線周波数識別システムに対する用途 |
| JP2002230491A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 非接触icタグを用いた書類または物品の検索方法と当該方法に使用する非接触icタグリーダ |
| WO2004006457A1 (ja) * | 2002-07-04 | 2004-01-15 | Lsi Japan Co., Ltd. | 複数idのマルチリード方法 |
| US7429912B2 (en) | 2002-07-04 | 2008-09-30 | Lsi Japan Co., Ltd. | Method for multi-reading a plurality of IDs |
| JP2007233497A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Hitachi Ltd | Rfidタグを用いた弁管理システム |
| JP2007312979A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Ishida Co Ltd | 売価表示システム |
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