JPH09223501A - 電池用シート状電極 - Google Patents
電池用シート状電極Info
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- JPH09223501A JPH09223501A JP8030199A JP3019996A JPH09223501A JP H09223501 A JPH09223501 A JP H09223501A JP 8030199 A JP8030199 A JP 8030199A JP 3019996 A JP3019996 A JP 3019996A JP H09223501 A JPH09223501 A JP H09223501A
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カルボキシメチルセルロースを結着剤として
用いかつ柔軟性のある活物質層を備えた電池用シート状
電極を提供することを解決すべき課題とする。 【解決手段】 電極活物質と、少なくともカルボキシメ
チルセルロースを含む結着剤と、溶剤とからなるスラリ
ーを、金属箔(2)の表面に塗布して乾燥させることに
より、前記金属箔の表面に活物質層(3)を形成してな
る電池用シート状電極(1)であって、前記活物質層に
シラン系カップリング剤が添加されていることを特徴と
する
用いかつ柔軟性のある活物質層を備えた電池用シート状
電極を提供することを解決すべき課題とする。 【解決手段】 電極活物質と、少なくともカルボキシメ
チルセルロースを含む結着剤と、溶剤とからなるスラリ
ーを、金属箔(2)の表面に塗布して乾燥させることに
より、前記金属箔の表面に活物質層(3)を形成してな
る電池用シート状電極(1)であって、前記活物質層に
シラン系カップリング剤が添加されていることを特徴と
する
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル型の電
極群を備えた電池に用いられるシート状電極に関するも
のである。
極群を備えた電池に用いられるシート状電極に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スパイラル型の電極群を備えた
電池に用いられるシート状電極は、図1および図2に符
号1で示すように、金属箔(たとえば、銅箔、アルミニ
ウム箔、金属チタン箔等)を帯状に成形した集電体2
と、この集電体2の表面に積層された活物質層(この活
物質としては、たとえば、非水電解液リチウム二次電池
の負極である場合にはフッ化黒鉛やフッ化炭素等の炭素
質材料であり、また、正極である場合にはリチウムであ
る)3と、前記集電体2の一端部に固定されたリード端
子4とによって構成されている。
電池に用いられるシート状電極は、図1および図2に符
号1で示すように、金属箔(たとえば、銅箔、アルミニ
ウム箔、金属チタン箔等)を帯状に成形した集電体2
と、この集電体2の表面に積層された活物質層(この活
物質としては、たとえば、非水電解液リチウム二次電池
の負極である場合にはフッ化黒鉛やフッ化炭素等の炭素
質材料であり、また、正極である場合にはリチウムであ
る)3と、前記集電体2の一端部に固定されたリード端
子4とによって構成されている。
【0003】このような構成を有するシート状電極1
は、前記活物質を導電材(たとえばカーボン粉末)や結
着剤と所定の割合で混合した後に、これらの混合物に溶
剤を加えて混練することにより活物質ペーストを生成
し、この活物質ペーストを金属箔の片面あるいは両面
に、ドクターブレード法等の手段によって塗布した後
に、この活物質ペーストを乾燥させて活物質層3を形成
し、ついで、この活物質層3を前記金属箔とともに圧延
して前記活物質層3の密度を高めた後に、所定の大きさ
の帯状に切断するとともに、その長さ方向の一端部の活
物質層3を除去して前記金属箔(集電体2)を露出さ
せ、この集電体2の露出部分に、前記リード端子4を溶
接等によって固定することにより形成される。
は、前記活物質を導電材(たとえばカーボン粉末)や結
着剤と所定の割合で混合した後に、これらの混合物に溶
剤を加えて混練することにより活物質ペーストを生成
し、この活物質ペーストを金属箔の片面あるいは両面
に、ドクターブレード法等の手段によって塗布した後
に、この活物質ペーストを乾燥させて活物質層3を形成
し、ついで、この活物質層3を前記金属箔とともに圧延
して前記活物質層3の密度を高めた後に、所定の大きさ
の帯状に切断するとともに、その長さ方向の一端部の活
物質層3を除去して前記金属箔(集電体2)を露出さ
せ、この集電体2の露出部分に、前記リード端子4を溶
接等によって固定することにより形成される。
【0004】そして、このようにして形成された正負一
対のシート状電極1(1a・1b)を、図3に示すよう
に、電気絶縁材料によって形成されたセパレータ5を介
して重畳させるとともに、これらを一定方向に巻き付け
ることによって図4に示すようなスパイラル型の電極群
6とし、図示しない金属缶内に装着されることにより、
電池として組み上げられる。
対のシート状電極1(1a・1b)を、図3に示すよう
に、電気絶縁材料によって形成されたセパレータ5を介
して重畳させるとともに、これらを一定方向に巻き付け
ることによって図4に示すようなスパイラル型の電極群
6とし、図示しない金属缶内に装着されることにより、
電池として組み上げられる。
【0005】一方、前記結着剤としては、一般的にはポ
リフッ化二ビニリデン(PVDF)が多く用いられ、ま
た、溶剤として、Nーメチルピロリジノン(NMP)等
の有機溶剤が用いられている。
リフッ化二ビニリデン(PVDF)が多く用いられ、ま
た、溶剤として、Nーメチルピロリジノン(NMP)等
の有機溶剤が用いられている。
【0006】ところで、このような結着剤と溶剤を用い
た場合、前記PVDFが高価であり、電池のコスト高の
原因になり、また、NMPが有機系であることから、引
火性および刺激臭があるといった不具合がある。
た場合、前記PVDFが高価であり、電池のコスト高の
原因になり、また、NMPが有機系であることから、引
火性および刺激臭があるといった不具合がある。
【0007】そこで、従来では、前記PVDFに代え
て、水を溶剤として使用することのできるカルボキシメ
チルセルロース(CMC)を結着剤に用いることが検討
されている。
て、水を溶剤として使用することのできるカルボキシメ
チルセルロース(CMC)を結着剤に用いることが検討
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、結着剤にCMCを用いた場合、このCMC自体の
価格が安く、かつ、溶剤として無害な水が使用可能であ
ることから、製造コスト面や安全面あるいは環境面でも
好ましいものであるが、つぎのような新たな問題点が生
じている。
うに、結着剤にCMCを用いた場合、このCMC自体の
価格が安く、かつ、溶剤として無害な水が使用可能であ
ることから、製造コスト面や安全面あるいは環境面でも
好ましいものであるが、つぎのような新たな問題点が生
じている。
【0009】すなわち、前記CMCを結着剤として使用
した場合、形成される活物質層3が硬くなり、シート状
電極1の製造時における圧延工程や、切断工程、あるい
は、電極群6を製造する際の巻回工程等において、前記
活物質層3が損傷してしまいやすいといった問題点であ
る。
した場合、形成される活物質層3が硬くなり、シート状
電極1の製造時における圧延工程や、切断工程、あるい
は、電極群6を製造する際の巻回工程等において、前記
活物質層3が損傷してしまいやすいといった問題点であ
る。
【0010】たとえば、シート状電極1を巻回する場合
においては、図5に鎖線で示すように、前記活物質層3
が破断し、その破断した端部が、前記集電体12から剥
離してしまい易く、また、この剥離した部分が曲げ方向
外方へ突出してしまう。
においては、図5に鎖線で示すように、前記活物質層3
が破断し、その破断した端部が、前記集電体12から剥
離してしまい易く、また、この剥離した部分が曲げ方向
外方へ突出してしまう。
【0011】そして、このような活物質層3の破断や剥
離等が発生すると、積層される正負両シート状電極1a
・1b間の間隔が不均一になり、これに起因して、両電
極間の電池反応が不均一になって電池性能の低下を誘起
し、また、スパイラル型に巻回して電極群6を形成した
状態において、前記剥離した活物質層3によってセパレ
ータ5が破損して正極と負極とが短絡してしまうことが
想定される。
離等が発生すると、積層される正負両シート状電極1a
・1b間の間隔が不均一になり、これに起因して、両電
極間の電池反応が不均一になって電池性能の低下を誘起
し、また、スパイラル型に巻回して電極群6を形成した
状態において、前記剥離した活物質層3によってセパレ
ータ5が破損して正極と負極とが短絡してしまうことが
想定される。
【0012】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、CMCを結着剤として用いかつ柔軟性
のある活物質層を備えた電池用シート状電極を提供する
ことを解決すべき課題とする。
なされたもので、CMCを結着剤として用いかつ柔軟性
のある活物質層を備えた電池用シート状電極を提供する
ことを解決すべき課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、電極活物質と、少なくともカルボキ
シメチルセルロースを含む結着剤と、溶剤とからなるス
ラリーを、金属箔の表面に塗布して乾燥させることによ
り、前記金属箔の表面に活物質層を形成してなる電池用
シート状電極であって、前記活物質層にシラン系カップ
リング剤が添加されていることを特徴としている。
を解決するために、電極活物質と、少なくともカルボキ
シメチルセルロースを含む結着剤と、溶剤とからなるス
ラリーを、金属箔の表面に塗布して乾燥させることによ
り、前記金属箔の表面に活物質層を形成してなる電池用
シート状電極であって、前記活物質層にシラン系カップ
リング剤が添加されていることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。なお、以下の説明中、シート状電極の形状
や構造、ならびに、このシート状電極を用いて構成され
るスパイラル型の電極群の構造等は従来と同様のため、
これらについては図1ないし図4に示す符号を用いて説
明する。
て説明する。なお、以下の説明中、シート状電極の形状
や構造、ならびに、このシート状電極を用いて構成され
るスパイラル型の電極群の構造等は従来と同様のため、
これらについては図1ないし図4に示す符号を用いて説
明する。
【0015】本実施形態に係わるシート状電極1は、電
極活物質と、少なくともカルボキシメチルセルロース
(CMC)を含む結着剤と、シラン系カップリング剤
と、溶剤とを混練して形成されたスラリーを、金属箔の
表面に塗布して乾燥させることにより、前記金属箔の表
面に活物質層3を形成した構成となっている。
極活物質と、少なくともカルボキシメチルセルロース
(CMC)を含む結着剤と、シラン系カップリング剤
と、溶剤とを混練して形成されたスラリーを、金属箔の
表面に塗布して乾燥させることにより、前記金属箔の表
面に活物質層3を形成した構成となっている。
【0016】前記集電体2は、銅箔、アルミニウム箔、
あるいは、金属チタン箔等の導電性に優れた金属箔が用
いられ、また、前記結着剤としてCMCが用いられ、さ
らに前記溶剤には水が用いられる。
あるいは、金属チタン箔等の導電性に優れた金属箔が用
いられ、また、前記結着剤としてCMCが用いられ、さ
らに前記溶剤には水が用いられる。
【0017】前記シラン系カップリング剤は、前記電極
活物質と結着剤との合計重量100に対して、0.5重
量%〜3重量%の範囲内で混合されるもので、前記電極
活物質と結着剤との混合体に、溶媒としての水とともに
配合した後に所定時間混練することによって電極活物質
スラリーに生成される。
活物質と結着剤との合計重量100に対して、0.5重
量%〜3重量%の範囲内で混合されるもので、前記電極
活物質と結着剤との混合体に、溶媒としての水とともに
配合した後に所定時間混練することによって電極活物質
スラリーに生成される。
【0018】そして、このように生成された電極活物質
スラリーを、ドクターブレード法等の塗布方法によって
前記集電体2の表面に所定厚さに塗布して乾燥させるこ
とにより、前記集電体2の表面に電極活物質層3が形成
され、その後、適宜の圧延工程および切断工程を経て帯
状のシート状電極1となされる。
スラリーを、ドクターブレード法等の塗布方法によって
前記集電体2の表面に所定厚さに塗布して乾燥させるこ
とにより、前記集電体2の表面に電極活物質層3が形成
され、その後、適宜の圧延工程および切断工程を経て帯
状のシート状電極1となされる。
【0019】このようにして形成された本実施形態のシ
ート状電極1は、結着剤としてCMCが用いられている
こと、また、シラン系カップリング剤の添加量が0.5
重量%〜3重量%と少量であることから安価であり、か
つ、溶剤として水を用いることができることから引火性
や刺激臭等もなく安全な取り扱いが可能となる。また、
形成された電極活物質層3は柔軟性を有し、切断や曲げ
によっても前記電極活物質層3の剥離や破断の発生がな
い。
ート状電極1は、結着剤としてCMCが用いられている
こと、また、シラン系カップリング剤の添加量が0.5
重量%〜3重量%と少量であることから安価であり、か
つ、溶剤として水を用いることができることから引火性
や刺激臭等もなく安全な取り扱いが可能となる。また、
形成された電極活物質層3は柔軟性を有し、切断や曲げ
によっても前記電極活物質層3の剥離や破断の発生がな
い。
【0020】このように電極活物質層3に柔軟性が付与
されるのは、添加したシラン系カップリング剤によっ
て、前記スラリー中において電極活物質や導電材が均一
に分散され、また、結着剤と電極活物質や導電材との濡
れが良好になり、スラリーの均一化が促進されて結着剤
と導電材が結着剤によって一層強固に結合されること
や、前記電極活物質層3の負極活物質や結着剤の組成物
間に柔軟な変形層が形成されることの相乗作用によるも
のと想定される。
されるのは、添加したシラン系カップリング剤によっ
て、前記スラリー中において電極活物質や導電材が均一
に分散され、また、結着剤と電極活物質や導電材との濡
れが良好になり、スラリーの均一化が促進されて結着剤
と導電材が結着剤によって一層強固に結合されること
や、前記電極活物質層3の負極活物質や結着剤の組成物
間に柔軟な変形層が形成されることの相乗作用によるも
のと想定される。
【0021】そして、このシラン系カップリング剤の添
加量が0.5重量%未満であると、前述した切断や曲げ
といった加工性に対する効果が期待できず、また、3重
量%を越えて添加しても前記効果に殆ど変化がなく、添
加の増加量の分だけコストの高騰を招くだけであること
から、前記シラン系カップリング剤は、0.5重量%〜
3重量%の範囲内で使用されることが好ましい。
加量が0.5重量%未満であると、前述した切断や曲げ
といった加工性に対する効果が期待できず、また、3重
量%を越えて添加しても前記効果に殆ど変化がなく、添
加の増加量の分だけコストの高騰を招くだけであること
から、前記シラン系カップリング剤は、0.5重量%〜
3重量%の範囲内で使用されることが好ましい。
【0022】
【実施例】ついで、本発明の具体的な例について、以下
に示すように、非水電解質リチウム二次電池の負極に適
用した実施例に基づき説明する。まず、負極活物質とし
てガラス状炭素を用い、また、結着剤としてCMCを用
い、前記ガラス状炭素94.6重量部と、CMC5.4
重量部とを攪拌混合した後に、これらの混合物に、その
重量100に対して、シラン系カップリング剤であるA
−187(日本ユニカー株式会社製)2重量部と、溶剤
としての水270重量部を配合したのちに、これらを自
動乳鉢で1時間混練して負極活物質スラリーを生成す
る。
に示すように、非水電解質リチウム二次電池の負極に適
用した実施例に基づき説明する。まず、負極活物質とし
てガラス状炭素を用い、また、結着剤としてCMCを用
い、前記ガラス状炭素94.6重量部と、CMC5.4
重量部とを攪拌混合した後に、これらの混合物に、その
重量100に対して、シラン系カップリング剤であるA
−187(日本ユニカー株式会社製)2重量部と、溶剤
としての水270重量部を配合したのちに、これらを自
動乳鉢で1時間混練して負極活物質スラリーを生成す
る。
【0023】このようにして生成された負極活物質スラ
リーを、ドクターブレード法により、厚さ10μmの銅
箔上に厚さ約0.2mmに塗布し、その直後に温度10
0℃で1時間加熱して前記負極活物質スラリーを乾燥さ
せることにより、銅箔上に負極活物質層3を形成する。
リーを、ドクターブレード法により、厚さ10μmの銅
箔上に厚さ約0.2mmに塗布し、その直後に温度10
0℃で1時間加熱して前記負極活物質スラリーを乾燥さ
せることにより、銅箔上に負極活物質層3を形成する。
【0024】ついで、前記乾燥された負極活物質層3を
圧力1000kg/cm2 で圧延処理した後に、所定の
幅を有する帯状に切断することによってシート状負電極
1を得た。
圧力1000kg/cm2 で圧延処理した後に、所定の
幅を有する帯状に切断することによってシート状負電極
1を得た。
【0025】また、比較例として、本実施例からシラン
系カップリング剤のみを除去した負極活物質層を備えた
シート状電極(比較例1)と、結着剤としてPVDFを
用い、また、溶剤としてNMPを用い、シラン系カップ
リング剤の添加されていない負極活物質層を備えたシー
ト状電極(比較例2)を作成して、これらについて、図
4に示すようなスパイラル型の電極群6を形成する際の
最小巻回半径と同等の半径rを有するロッド7を用い、
このロッド7の外周に沿わせるように変形させる曲げ試
験を行った。
系カップリング剤のみを除去した負極活物質層を備えた
シート状電極(比較例1)と、結着剤としてPVDFを
用い、また、溶剤としてNMPを用い、シラン系カップ
リング剤の添加されていない負極活物質層を備えたシー
ト状電極(比較例2)を作成して、これらについて、図
4に示すようなスパイラル型の電極群6を形成する際の
最小巻回半径と同等の半径rを有するロッド7を用い、
このロッド7の外周に沿わせるように変形させる曲げ試
験を行った。
【0026】その試験結果を、他の特徴点とともに表1
に示す。
に示す。
【表1】 このように、本実施例および比較例2においては、図5
に実線で示すように、集電体2上に形成された負電極活
物質層3が、前記ロッド7の外周に沿って湾曲し、破損
や集電体2からの剥離の発生は見られなかったが、比較
例1においては、負電極活物質層3が、同図に鎖線で示
すように折損および集電体2からの剥離が発生し、巻回
不可能であった。
に実線で示すように、集電体2上に形成された負電極活
物質層3が、前記ロッド7の外周に沿って湾曲し、破損
や集電体2からの剥離の発生は見られなかったが、比較
例1においては、負電極活物質層3が、同図に鎖線で示
すように折損および集電体2からの剥離が発生し、巻回
不可能であった。
【0027】また、比較例2においては、溶剤NMPの
刺激臭等によって作業環境の悪化があり、また、使用す
る結着剤PVDFの単価が高くコスト高であるのに対し
て、本実施例においては、そのような不具合はない。
刺激臭等によって作業環境の悪化があり、また、使用す
る結着剤PVDFの単価が高くコスト高であるのに対し
て、本実施例においては、そのような不具合はない。
【0028】一方、このように形成された各シート状負
電極1を用いて非水分解液リチウム二次電池を製作し、
それぞれについて、充放電操作を繰り返し行い、充放電
サイクルと充電容量との関係を調べたところ、図6に示
す結果が得られた。この図から明らかなように、本実施
例においては、充放電サイクルに拘わりなく高い充電容
量が確保され、かつ、ほぼ一定した充電容量が確保され
る。これは、本実施例のシート状負電極1にあっては、
形成される電極活物質層3が均質化されていること、ま
た、剥離や破損がなく、電極群6を形成した場合におい
て正極との間隔が一定となり、電池作用が均一に行われ
ることによるものと考えられる。
電極1を用いて非水分解液リチウム二次電池を製作し、
それぞれについて、充放電操作を繰り返し行い、充放電
サイクルと充電容量との関係を調べたところ、図6に示
す結果が得られた。この図から明らかなように、本実施
例においては、充放電サイクルに拘わりなく高い充電容
量が確保され、かつ、ほぼ一定した充電容量が確保され
る。これは、本実施例のシート状負電極1にあっては、
形成される電極活物質層3が均質化されていること、ま
た、剥離や破損がなく、電極群6を形成した場合におい
て正極との間隔が一定となり、電池作用が均一に行われ
ることによるものと考えられる。
【0029】なお、前述した実施例は一例であって、各
構成材料の組み合わせや適用する電極あるいは電池の種
類等は種々変更可能である。たとえば、前記実施例にお
いては集電体2に銅箔を用いた例について示したが、ア
ルミニウム箔や金属チタン箔、あるいは、その他の導電
性材料からなる箔を用いることも可能であり、また、負
の電極に適用した例について示したが、正極への適用も
可能である。さらに、二次電池への適用を例示したが、
充電不可能な電池への適用ももちろん可能である。
構成材料の組み合わせや適用する電極あるいは電池の種
類等は種々変更可能である。たとえば、前記実施例にお
いては集電体2に銅箔を用いた例について示したが、ア
ルミニウム箔や金属チタン箔、あるいは、その他の導電
性材料からなる箔を用いることも可能であり、また、負
の電極に適用した例について示したが、正極への適用も
可能である。さらに、二次電池への適用を例示したが、
充電不可能な電池への適用ももちろん可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる電
池用シート状電極は、電極活物質と、少なくともカルボ
キシメチルセルロースを含む結着剤と、溶剤とからなる
スラリーを、金属箔の表面に塗布して乾燥させることに
より、前記金属箔の表面に活物質層を形成してなる電池
用シート状電極であって、前記活物質層にシラン系カッ
プリング剤が添加されていることを特徴とするもので、
前記活物質層を金属箔に積層する際に、溶媒として水を
用いるカルボキシメチルセルロースを用いた場合にあっ
ても、形成される活物質層に柔軟性を与え、電池製造時
における諸加工工程において、前記活物質層の損傷や剥
離といった不具合が発生することを防止することができ
る。
池用シート状電極は、電極活物質と、少なくともカルボ
キシメチルセルロースを含む結着剤と、溶剤とからなる
スラリーを、金属箔の表面に塗布して乾燥させることに
より、前記金属箔の表面に活物質層を形成してなる電池
用シート状電極であって、前記活物質層にシラン系カッ
プリング剤が添加されていることを特徴とするもので、
前記活物質層を金属箔に積層する際に、溶媒として水を
用いるカルボキシメチルセルロースを用いた場合にあっ
ても、形成される活物質層に柔軟性を与え、電池製造時
における諸加工工程において、前記活物質層の損傷や剥
離といった不具合が発生することを防止することができ
る。
【0031】また、形成される活物質層の組成や形状を
均一化することにより、両極間の間隔を均質にして、安
定した電池特性を得ることができる。
均一化することにより、両極間の間隔を均質にして、安
定した電池特性を得ることができる。
【図1】電池用シート状電極の一構造例を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】電池用シート状電極の一構造例を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】正負一対の電池用シート状電極を積層させた状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図4】電池用シート状電極を用いて形成されたスパイ
ラル型の電極群の一構造例を示す縦断面図である。
ラル型の電極群の一構造例を示す縦断面図である。
【図5】電池用シート状電極の可撓性の試験方法を示す
概略図である。
概略図である。
【図6】本発明ならびに従来におけるシート状電極を用
いた二次電池における充放電サイクル数と充電容量との
関係を示す性能曲線図である。
いた二次電池における充放電サイクル数と充電容量との
関係を示す性能曲線図である。
1 シート状電極 2 集電体 3 活物質層 4 リード端子 6 電極群
Claims (1)
- 【請求項1】 電極活物質と、少なくともカルボキシメ
チルセルロースを含む結着剤と、溶剤とからなるスラリ
ーを、金属箔(2)の表面に塗布して乾燥させることに
より、前記金属箔の表面に活物質層(3)を形成してな
る電池用シート状電極(1)であって、前記活物質層に
シラン系カップリング剤が添加されていることを特徴と
する電池用シート状電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030199A JPH09223501A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 電池用シート状電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8030199A JPH09223501A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 電池用シート状電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09223501A true JPH09223501A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12297086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8030199A Pending JPH09223501A (ja) | 1996-02-19 | 1996-02-19 | 電池用シート状電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09223501A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2786028A1 (fr) * | 1998-11-16 | 2000-05-19 | Denso Corp | Batterie de type stratifie et procede pour sa fabrication |
| WO2004027898A3 (en) * | 2002-09-20 | 2005-01-27 | 3M Innovative Properties Co | Anode compositions having an elastomeric binder and an adhesion promoter |
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| JPWO2013190655A1 (ja) * | 2012-06-20 | 2016-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | 電極の製造方法、および電池 |
-
1996
- 1996-02-19 JP JP8030199A patent/JPH09223501A/ja active Pending
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